JP4818817B2 - 結像型光エンコーダ - Google Patents

結像型光エンコーダ Download PDF

Info

Publication number
JP4818817B2
JP4818817B2 JP2006156289A JP2006156289A JP4818817B2 JP 4818817 B2 JP4818817 B2 JP 4818817B2 JP 2006156289 A JP2006156289 A JP 2006156289A JP 2006156289 A JP2006156289 A JP 2006156289A JP 4818817 B2 JP4818817 B2 JP 4818817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illumination
scale
imaging
lens
fov
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006156289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007003518A (ja
Inventor
ヘルベルト アルテンドルフ エリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Publication of JP2007003518A publication Critical patent/JP2007003518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4818817B2 publication Critical patent/JP4818817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D5/00Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
    • G01D5/26Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light
    • G01D5/32Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light
    • G01D5/34Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells
    • G01D5/347Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable characterised by optical transfer means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light with attenuation or whole or partial obturation of beams of light the beams of light being detected by photocells using displacement encoding scales
    • G01D5/34707Scales; Discs, e.g. fixation, fabrication, compensation
    • G01D5/34715Scale reading or illumination devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optical Transform (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、結像型光エンコーダに係り、特に、周期性スケールを含む、一次元及び二次元スケールの望ましい測定像を生成する照明の構成に関する。
読み取りヘッド中の光検出器系に、スケールパターンの像を与えるレンズを含む比較的単純な光学系を有する読み取りヘッドを用いた様々な光エンコーダが知られている。インコヒーレントな光とレンズ光学系を用いて、スケールパターンを光検出器上に結像させて、そして、スケールパターンの相対又は絶対変位を測定する、このタイプのシステムは、結像型エンコーダと呼ばれている。このようなシステムの1つは、特許文献1に開示されており、ここで引用して本明細書中に取り込む。特許文献1に記載されたシステムは、周期的なスリットパターンを有するエンコーダ板を含む。光源が、このスリットパターンを照明して、一次の縞の像を形成する。レンズは、この一次の縞の像を、与えられた拡大率で投影して、第2面に沿ってシフトする第2の拡大された縞の像を形成する。固定された受光ユニットは、第2面上で固定された周期性マスクパターン(インデックス格子)を通して、シフトする像を受光する。更にテレセントリック開口を含む比較的単純な光学系を用いた、いくつかの結像型光エンコーダ読み取りヘッドが知られている。テレセントリック開口は、物体距離の望ましい範囲を超えて比較的一定な拡大率を与える。
ユーザは、一般に、結像型光エンコーダ及び変位センサを含む光エンコーダの読み取りヘッド及びスケールが、できる限りコンパクトであることを好む。例えば、より小さな光エンコーダは、様々なアプリケーション中に組み込むのに、より便利である。
米国特許第5539519号明細書 Modern Optical Engineering,p.471,Third edition,Warren Smith,McGraw−Hill,2000
しかしながら、読み取りヘッド及びスケールのサイズを小さくすると、通常、工業的な環境において予想される汚染、アライメント及び他の変動に関して、精度のロバスト性が比較的小さくなる。従って、読み取りヘッド及びスケールのサイズが小さくなるに従って、精度を可能な限りロバストに維持するために、結像系、光検出器系及び照明系を含むエンコーダ設計の各側面が、より厳しくなる。特に、小さな結像型光エンコーダ用の照明系に関する、可能性のある問題及び改良については、評価が不足していた。
本発明により、結像型光エンコーダの照明の構成が提供される。一次元(1D)又は二次元(2D)スケールの特徴の直接的なインコヒーレントな結像を使用したエンコーダ又は他の変位検知システムは、カスタムメイドの光検出器アレイ又は2Dカメラセンサ等の光検出器での均一な照度(光出力/面積)を持つスケール又は物体像から利益を得ることができる。例えば、そのような場合、様々な光検出器素子での信号の振幅は類似しており、通常、変位測定精度を向上する。この要因は、比較的少ないスケールの周期が、比較的小さな読み取りヘッドによって結像されるときに、より重要になる。何故ならば、結果として生じる測定信号は、より少ないスケールの特徴を平均しており、従って、個々のスケールの特徴から発生する信号の寄与中での収差又は変動によって、相対的に、より大きく歪められるからである。更に、相対的に、より均一な像に対しては、汚染又はミスアライメントが、そうでなければ測定信号の不均衡な量に寄与する像の「高強度」部分をぼかしたり、ずらす可能性が低くなることが評価されねばならない。そのような「高強度」部分が(不均一な像中に)存在すれば、それらが、ぼかされたりずらされた場合、測定精度は不均衡に低められる。
均一な像を生成する際に、スケール又は物体の照明は重要な要素である。テレセントリック結像系を用いた結像型光エンコーダにおいて、最適な照明の構成の1つは、スケール又は物体からの反射又は散乱光が、光軸を囲む視野(FOV)中で一定の放射(単位照射面積当り単位立体角当りの放射出力)を持つことである。これは、多くの従来の結像アプリケーションにおいて与えられた、視野(FOV)内の角度に関して輝度又は放射が一定であるという、散乱又は反射光のランバート(Lambert)の照明分布と異なる。例えば、ランバートの照明分布は、光源が結像レンズ上に再び結像される状況を生じ得る(非特許文献1中に記載されたケーラー(Koehler)照明参照)。テレセントリック系において、様々な環境下での均一な結像の照明は困難である。
周期性スケールが照明され結像されるので、他の問題が生じる。この問題は、照明のコヒーレンスに関する。特に、照明がコヒーレント又は部分的にコヒーレントであると、周期性スケールから生じる自己像(トールボット(Talbot)像として知られる)が、光検出器に生じる。そのような自己像は、特定の光エンコーダにおいては意図的に利用されているが、結像型光エンコーダの場合、完全に又は部分的に形成された自己像は、意図された「インコヒーレント」なスケール像を混乱させ、結像型光エンコーダの精度を低下又は損う。従って、視野にわたって十分にインコヒーレントな照明となるように、結像型光エンコーダの照明系を設計することが望ましい。
本発明の1つの側面によれば、テレセントリック結像光学系を用いたときに、照明の構成がスケール及び二次元(2D)構造の均一な明度像を発生する。
本発明の他の側面によれば、照明の構成は、視野にわたって実質的にインコヒーレントな照明を発生し、これにより可能性のある自己像が抑止される。
本発明の他の側面によれば、1つの実施例において、視野(FOV)にわたって均一な照明状態を発生するための1つの方法は、平行光線化又は準平行光線化されたビームを伴う照明を与えることを含む。そのような平行ビームは、集光レンズの焦点面に比較的小さな(例えば平行光線化する集光レンズの焦点距離に対して比較的小さな)光源発光素子を配置することによって形成される。いくつかのLEDは、集光レンズの焦点距離に比べて小さな有効発光素子(LEDランプレンズの効果を含んでも含まなくても良い)を有し、直接用いることができる。より大きな光源は、必要であれば、先ず、減少されたサイズの発光素子を与える適切なピンホール開口を通過することができる。理想的には、視野は、集光レンズの直径に比べて十分に小さい。レンズ焦点距離fに対する有効光源又は発光素子サイズwの比が、照明ビーム中の平行光線化の度合及びコヒーレンスの両者に関係する。一般に、この比は大きすぎても小さすぎても望ましくない。この比w/fが、視野にわたって均一な照明を保証し、且つ、視野内の照明光のコヒーレンスを十分に抑止する範囲内にあることが望ましい。様々に実施例において、この比w/fが、後で示す(5)式に示される範囲内にあることが有利である。
本発明の他の側面によれば、様々な実施例において、ピッチPを有する周期性スケールパターンを照明するときに、照明が、10*Pよりも大きな寸法、又は、より安全を見て6*Pよりも大きな寸法、又は、更に安全を見て、Pよりも大きな寸法にわたって視野中でインコヒーレントであることが有利である。
本発明の他の側面によれば、様々な実施例において、視野内の照明の均一性を向上し又は保証するために、比w/fが、後で示す(4)式に表わされる条件を満足することが有利である。
本発明の他の側面によれば、様々な実施例において、視野内の照明の均一性を向上し又は保証するために、結像された視野の寸法が、集光レンズの開放口の直径よりも小さく、又は、より安全には、十分に小さいことが有利である。
本発明の他の側面によれば、様々な実施例において、テレセントリック系を照明する方法が、平行光線化又は略平行光線化するレンズから放射された光の光路中に配置された拡散板を含む。拡散特性を適切に選択することにより、レンズを出た光の平行性及び拡散板からスケール迄の相対的に小さな距離によって、この構成は平行光線化又は略平行光線化レンズの開放口よりも僅かに大きなビーム直径に集中された照明を伴う均一な拡散照明を発生する。この構成は、例え光源及び集光レンズが、光が拡散板に到達する前に高いコヒーレンスを与えていても、ミスアライメントに対して比較的感度が低く、コヒーレンスの影響が、より少ない。この構成は、光源からの光強度が十分にあり、エンコーダ読み取りヘッドのミスアライメントが、検出器での公称像強度の大きさ及び均一性に関して最小の効果を持つことが望ましいときに好適である。ミスアライメントが小さいと予想され、システムができる限り使用可能な大きな光強度を必要するときには、拡散板を用いない実施例が好適である。拡散板を持つ実施例において、平行光線中にいくらかの拡がりを持つハイブリッド構成を生じさせるために高ゲインの拡散板を用いることができる。平行光線中のより高い拡がりは、ランバート拡散板を用いて達成することもできる。
小型の結像型光エンコーダに用いるのに好適な、均一な照明が可能で、ミスアライメントの影響を受けにくいロバストな光源を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、反射型スケール格子116と共に動作可能で、ここに開示した本発明に係る照明系の特徴を取り込むことが可能な結像型光エンコーダシステムの1つの例を与える読み取りヘッド100の図である。図1は、スケール格子116の測定軸に対してほぼ平行な方向に沿い(即ち、測定軸は図の面に入ったり出たりするように延びる)、且つ、読み取りヘッド結像系の光軸及び読み取りヘッド照明系に対してほぼ垂直であって、システムの組み立てられた光学部品及び光路を示す。読み取りヘッド100の反射型構成において、光源114は、結像レンズ123、テレセントリック構成中に配置される開口121、及び、検出器アセンブリ122と同様に、反射型スケール格子116のほぼ上方に位置される。読み取りヘッド100は、反射型スケール格子116を上方から照明するように動作する。この実施例において、光源114は、スケール格子116を、説明のためのみであって、限定されない角度105で照明する。光源114からの照明光137は、平行光線化又は準平行光線化する照明レンズ136を通過して、スケール格子116の面での視野(FOV)寸法150の周りの限定された照明領域138内に、利用可能な光出力を集中させる。照明レンズ136は、後で詳細に説明するように、スケール格子116のFOVから公称距離Lのところに配置されて示されている。限定された照明領域138は、読み取りヘッド100とスケール格子116間のギャップ及び様々なミスアライメントに対する望ましい許容範囲をカバーしFOVが十分に照明されるのを保証するのに十分な大きさとされる。
1つの実施例において、反射型スケール格子116は、周期的な格子線及びスペースを備える。様々な実施例において、格子線は、光源114からの光137を反射又は拡散反射し、レンズ123が反射光139を収束し、検出器アセンブリ122によって受光されるスケール像中に、対応するより明るい領域を与えるように製造される。これに対して、スペースは、様々な他の実施例において、光137を十分に吸収するか、光軸129から逸らすか、又は、透過し、検出器アセンブリ122によって受光されないように製造される。従って、スペースは、反射又は拡散反射線によって与えられる明るい領域に対して強いコントラストを与える、検出器アセンブリ122によって受光される像の暗い領域を与える。様々な実施形態において、スケール格子パターンは、実質的に面状又は平坦な線及びスペースからなる。様々な他の実施例において、スケール格子パターンは、検出器アセンブリ122によって受光されるスケール格子パターンの像の明暗領域間のコントラストを与え、及び/又は、高めるために、光源光の入射角を考慮して設計された回折格子要素を含む。読み取りヘッド100及びスケール格子116は、米国特許出願第10/804,636号明細書中に、より詳細に記載されているので、ここで引用して全て取り込む。
図2は、一般的な片側テレセントリック結像系200を示す図である。この結像系200は、スケール物体210、結像レンズ225、テレセントリック開口230、光軸280、及び、検出器/像面240を含む。開口絞り230は、光軸280に沿って、結像レンズ225の後方焦点面に配置される。図2は、スケール物体210上の各物体点211を光軸280と平行な方向に沿って離れて、開口230の中心を通過する1つの典型的な主光線270を示している。そのような各主光線270は、対応する各像点271で検出器/像面240に到達する。開口230は、又、図2中に示したように、そのような各像点271が、スケール物体210上の各物体点211を、各主光線270の周りの光の各円錐内(角度α内)で離れた他の光線を受光するのを許容する。
既に示したように、位置エンコーダの精度は、各像点271が、結像系200の視野(FOV)250内の公称で同じ反射率を持つスケール物体210の部分に対して公称で同じ像強度を与えるときに増強される。この結像系200は、スケール物体210上に入射する照明が、各物体点211の光の各円錐内に反射されて利用される照明光線に同じ量のエネルギが含まれるように均一に設計されるととき、理想的に満足される。テレセントリック開口絞り230のサイズ及び光軸280に沿う様々な光学部品間の間隔が、スケール物体210を離れ、結像レンズ225によって集められる光線の拡がり角(角度α)を決定し、検出器/像面240での各像点271の像強度を与える。
既に説明した小型の結像型エンコーダに関して、周期性スケール物体がコヒーレント又は部分的にコヒーレントな光で照明されると、周期性スケールから生じる自己像(トールボット像としても知られる)が、周期性スケールパターンの面から、ある距離だけ離れた自己像面上に発生し、これらの面間に、より弱い、又は、ぼけた自己像が発生する。例えエンコーダ読み取りヘッドが、最初に、このスケール像面を避けるスケールからの距離に取り付けられても、取り付けの妨げやスケールの平坦性の欠如が、スケールからの距離を十分に変えて、自己像を、いくらかの度合で導入することがある。結像型光エンコーダの場合、完全に又は部分的に形成された自己像は、意図された「インコヒーレント」なスケール像を分断し、結像型光エンコーダの精度を損う。従って、結像型光エンコーダのために与えられる照明は、既に述べたように、比較的均一であるだけでなく、自己像が発生しないようにFOVにわたって十分にインコヒーレントであることが望ましい。小型の結像型エンコーダにおいては、寸法が小さく、光路長が短いため、照明の配置に特別な注意が払われなければ、一般的に用いられた光源からコヒーレンス効果が発生する。しかしながら、以下に説明する特定の設計関係に従えば、そのような可能性のあるコヒーレント照明効果が制御され、又は除去される。
結像型エンコーダのための他の照明の配慮は出力の要求である。概して、照明が十分な像の明るさ及びコントラストを与える限り、出力は低いほど良い。従って、照明光は捨てられないことが一般的に望ましい。テレセントリック結像系に対する図2に関する検討に従って、スケール物体から反射された角度αの外側の照明は検出器/像面に到達せず、捨てられる。この基準によれば、結像系の光軸に平行に反射された十分に平行光線化された照明が望ましい。しかしながら、十分に平行光線化された照明は、後で詳細に説明するように、より拡散された照明よりも、コヒーレンス効果に、より寄与し易い。従って、様々な望ましいエンコーダ照明の特徴間で衝突がある。以下で説明する特定の設計の関係は、小型の結像型エンコーダのための様々な特徴間の望ましいトレードオフを与える。
図3は、本発明による結像型光エンコーダのための照明構成300の第1実施例の図である。この照明構成300は、集光レンズ320から距離Lの位置に配置されたスケール物体310と、該レンズ320から焦点距離fの位置に配置された、公称寸法wを有する発光領域の光源390を含む。スケール物体310上のFOV寸法350は、スケール物体310を結像する光学系(図示省略)の特性によって規定される。例えば、FOVは結像光学の拡大率及び視野絞りのサイズ(例えば検出器寸法)によって規定される。FOVは結像レンズの光学性能に基づいても限定される。この場合、FOVを検出器寸法より小さな寸法に制限するために、機械的又はソフトウェアの視野絞りが与えられる。小型の結像型エンコーダのFOVに関する様々な配慮が以下で検討される。どの場合においても、小型の結像型エンコーダのための照明光学系は、以下で述べるように、特定のFOVに対して有利に設計することができる。
光軸から離れる小さな角度誤差を無視すると、レンズ320の面内の各点は、全角度領域Rにわたる発光領域からの光線を受光する。角度R(単位ラジアン)は、比w/fにほぼ等しい。レンズ320が公称のコリメートレンズであるとき、角度Rは比較的小さく、角度βは角度Rにほぼ等しい。従って、スケール物体310上のFOV350内の各点は、w/fにほぼ等しい全角度範囲βにわたる発光領域からの光線を受光する。既に述べたように、小型の結像型エンコーダに対しては、より低い出力要求が通常有利であり、照明光が捨てられないことが一般的に望ましい。更に、テレセントリック結像系では、スケール物体から反射された角度αの外側の照明は検出器/像面に到達せず、捨てられる。従って、以下で説明する様々な設計条件を満足することに加えて、照明構成は、他の設計条件で許される範囲で、角度αをできるだけ小さく超える(又は全く超えない)角度βを与えるべきである。
既に検討したコヒーレンス条件に関して、ファン・シテル−ツェルニケ(Van Cittert−Zernicke)理論に基づけば、光源390からの照明が少なくとも部分的にコヒーレントである公称の「コヒーレンス範囲」寸法dは、レンズ320の面において、(光軸から離れる小さな角度誤差を無視すると)次のように見積もられる。
d=1.22*λ/(w/2f) …(1)
ここでλは光源の公称波長、w及びfは、図3に例示したように、公称の発光器寸法及びレンズ焦点距離である。
レンズ320が公称のコリメートレンズであるとき、レンズ320を離れる光のほぼ平行な性質、及び、小型の結像型エンコーダで典型的であるFOVに対する相対的に短い光路長Lによって、FOVの面での「コヒーレンス範囲」のサイズを寸法dによって近似することができる。コヒーレント照明を避けるため、dはFOV寸法350よりも小さくなければならない。例えば、dが最大でFOV寸法の1/4、FOV寸法の1/8、又は、それ以下であることが望ましい。従って、小型の結像型に対する照明系は、次式のように構成されることが望ましい。
(w/f)>2.44*λ/(FOV/k) …(2)
ここで、FOVは公称のFOV寸法、kは、1以上の実数であり、kは、望ましくは4以上、他の設計条件が許せば8以上であることが更に好ましい。多くの光源に対して、光源の出力スペクトルの強度の重み付けにより平均化された波長を波長λとすることができる。しかしながら、不規則な出力スペクトルを有する光源に対しては、大きな自己像効果を発生するのに十分なエネルギを含む波長に対して、(2)、(3)及び/又は(5)(後述)式の条件を満足するのが有利である。
自己像の抑止に関して、スケール物体310上のFOV内の周期的スケールパターンのピッチPも考慮される。小さな格子のシミュレーションは、コヒーレント照明を伴う10以上の近接する線対の照明が、実質的な干渉効果を発生することを示唆している。従って、FOV内の周期性スケールパターンから発生する自己像を抑制又は除去するために、dは10*P以下でなければならない。例えば、十分な設計マージンのために、dが6*P以下、又は1*P以下であることが望ましい。従って、小型の結像型の照明系は次式を満足するように設計することが望ましい。
(w/f)>2.44*λ/(n*P) …(3)
ここで、nは0よりも大きくて10以下の実数であり、nは、望ましくは6以下、他の設計条件が許せば1以下であることが更に望ましい。
すでに検討した照明の均一性の配慮に関して、光源寸法及び照明光学構成に関し、FOVのところで寸法dBLUR=(w/f)*Lを持つぼけ領域(blur disk)について考慮する。FOV寸法350を横断する照度又は強度分布は、FOV寸法350によってサンプルされた、レンズ320の開放口Dを伴なうぼけ領域の畳み込みの部分によって与えられる。ぼけ領域の寸法dBLURがFOV寸法350及び直径Dよりも小さく、直径DがFOV寸法350よりも十分に大きいと、FOVを横断する照度はほぼ均一となる。従って、FOVの所でのほぼ均一な照明に必要な一組の条件は、次のようにして表わされる。
(w/f)<(FOV/L)<(D/L) …(4)
ここで、FOVは公称のFOV寸法である。図3に示される構成に対して、FOV寸法350は、他の設計条件が許せば、集光レンズ320の開放口直径Dよりも理想的には十分に小さい。例えば、他の設計条件が許せば、開放口直径DがFOV寸法の1.5倍以上であることが有利である。
前記の考慮によれば、比w/fが大きすぎたり又は小さすぎることは一般的に望ましくない。要するに、(2)式の条件が破られると、光源はほぼ仮想的な点光源となり、コヒーレンス効果及びミスアライメントに対する感度が問題となりうる。(3)式の条件が破られると、周期性スケール構造から生じる自己像が、エンコーダの検出器での望ましい従来のスケール像を分断する。(4)式の条件が破られると、十分な平行性の欠如が、視野350の端における像輝度の低下を生じる。これらの理由で、小型の結像系のエンコーダは、比w/fが次式の範囲に入るようにされた、図3に示されたような照明系を用いることが有利である。
2.44*λ/(FOV/k)<(w/f)<(D/L) …(5)
理想的には、(3)式及び(4)式に示される他の望ましい条件も又満足される。与えられたw/fの値に対して、(5)式の右側から次式が有利であるとも言える。
(w/f)*L<D …(6)
この条件は、距離Lの不適切に大きな値のところで発生する光源の近接再結像(near re-imaging)を防ぐ。図3の構成について、wL/fは、他の設計条件が許せば、集光レンズ320の開放口直径Dよりも理想的には十分に小さい。そのような場合、例えwL/fがFOV寸法とほぼ等しくとも、FOV寸法にわたってほぼ均一な照明が与えられる。
(4)及び/又は(5)式の条件を満足することに関して、いくつかのLEDは、集光レンズの焦点距離に比べて小さな有効発光要素(LEDランプレンズの効果を含んでも含まなくてもよい)を有し、直接用いることができる。より大きな光源は、必要であれば、先ず、小さなサイズを持つ発光要素を与えるために適当なピンホール開口を通過させることができる。
発光器(必要ならば限定開口を含むことができる)の有効面が集光レンズのほぼ焦点距離に位置された、平行光線化、又は、ほぼ平行光線化された照明の構成が、これまでに検討された。これに対して、発光器の有効面が集光レンズの焦点距離からずらされた構成では角度分布を発生し、レンズを出た光の方向は、レンズの開口、従って、FOVを横断する方向に変動する。発光器をレンズの焦点距離の位置から少しずらした構成は、コヒーレンス及び平行光線化の度合を修正する追加の柔軟性を許容する。しかしながら、レンズの焦点距離から大きくずらすと、図4及び図5に示すように、望ましくない照明の不均一性を生じる。
図4、図5及び図6は、各照明構成に対する像面内の視野を横断する照度分布を示す。図4は、発光器からコリメート用集光レンズまでの距離よりも焦点距離が短い望ましくない照明構成で生じた結果を示す。図に示されるように、発光器の像が発生し、LEDダイの中心をカバーする電極構造による分布中心近傍の照度低下を伴なっている。小さな結像型エンコーダでのそのような構成は、従って不均一な照明を発生し、適当でない。
図5は、発光器からコリメート用集光レンズ迄の距離よりも焦点距離が長い、望ましくない照明構成における照度分布500の図である。図5に示されるように、分布の中心における照度が、分布の周辺よりもかなり高くなっている。小型の結像型エンコーダに対するそのような照明構成は、従って不均一な照明を発生し、適当でない。
図6は、発光器からコリメート用集光レンズ迄の距離と焦点距離が、ほぼ同じであり、(4)式の条件に適合する望ましい照明構成における照度分布600の図である。図6に示されるように、望ましい照明の均一性が達成されている。
図7は、本発明による結像型光エンコーダのための照明の構成700の第2実施例の図である。この照明構成700は照明構成300と同様であり、コリメートレンズであることができる集光レンズ720から距離Lの位置に配置されたスケール物体710と、公称寸法wを有する発光領域を持つ光源790を含んでいる。スケール物体710上のFOV寸法750は、スケール物体710を結像する光学系(図示省略)の特性によって規定される。更に、照明構成700は、集光レンズ720とスケール物体710の間に配置された拡散板715を含む。この拡散板715は、スケール物体710に対する照明系光学要素のピッチ又はロールアライメントの変化による照度分布の変化を低減するのに利用される。そのようなミスアライメントは、FOVを横断する照明分布をずらし、照明分布の端で不均一な部分をFOV内に出現させる。拡散板は、分布の端を円滑化及び又は/延長し、そのようなミスアライメントによるFOV照明内の変化を低減させる。レンズ720を出た光の平行、又は、ほぼ平行な性質、及び、小型の結像型エンコーダで典型的な、レンズ720及び拡散板715からスケール物体710迄の比較的短い寸法によって、構成700は、レンズ720の開放口の直径Dとほぼ同じ直径の均一な拡散照明をスケール物体710に生成する。又、拡散板の特性とレンズ720及び拡散板715からスケール物体710までの寸法の組合せに依存する量だけ、照明野は、いくらか大きくてもよい。
図7の照明構成700は、図3の照明構成300と同様であり、拡散板715がコリメートレンズ720の後ろに追加されている。照明構成700は、いくつかの場合において、照明構成300よりも効率が低いが、ミスアライメントに対する感度も低く、コヒーレンスの影響も起りにくい。また、図8に示すとおり、コリメートレンズ720の前に拡散板715を追加してもよい。
あるアプリケーションにおいて、光源からの光強度が十分以上にあり、ミスアライメントに対する感度が望ましくない場合には、照明構成700は照明構成300よりも好ましい。一方、ミスアライメントが小さいと予想され、システムが少しでも多くの使用可能な光強度を必要とするときには、照明構成300の方が好ましい。
図9は、拡散板815を通過した光の散乱を示す光学配列800の図である。既に述べたように、拡散板815は、ピッチ及び/又はロールミスアライメントによる照明分布の変動及び/又は不均一性を低減するのに役立つ。換言すれば、アライメント誤差が発生した場合、拡散板815は均一な照度分布を維持するのを保証するのに役立つ。図9中に示したように、光源(LED発光器のような)からの光ビーム892は、点893で拡散板815を通過し、拡散された光ビーム894を形成する。拡散板は、拡散光ビーム894が、図9中に示すように、照明エネルギの殆ど又は全てを、望ましい全角度範囲β´内に集中するように設計又は選択されることができる。更に、図9に概念的に示したように、拡散板は、各点893が公称上同じ拡散光散乱断面を与えるように、望ましくは設計される。拡散板815は、更に、公称上均一である光ビーム892の分布を受けるように位置される。従って、角度β´中に含まれる光線の束は、拡散光ビーム894のそれぞれに対して公称上同じ角度強度分布及び/又は角度放射束分布をもたらす。従って、スケール物体810上のFOV内の各点は、その照明を与える各拡散光ビーム894から光線の同じ分布を受け取る。スケール物体810で反射された各光ビーム896は、全角度範囲β´に渡ってほぼ同じ角度強度分布を与え、望ましい公称上均一な像の光を与える。図2を参照して既に説明し、更に以下で図10を参照するように、テレセントリック結像系は、結像系の光軸に対して角度α内に整向された光ビーム896の光線を「選択」する。既に述べたように、スケール物体810上の各点の反射光ビーム896は、ほぼ同じ角度強度分布を与えるので、スケール物体810に対して光軸が整向していなくても、この整向していない光軸に対して角度α内で受光した光は、(β´がα以上である限り)FOVに渡って均一のままである。従って、図9によって示されるように、拡散板815は、ミスアライメントが発生した場合にも、均一な照明を発生するのに役に立つ。
同様に、拡散板815は他の目的でも有利である。例えば、(2)−(6)式を参照して説明した条件を達成するのを不可能とする様々な部品を用いることが望ましいかもしれない。例えば、コストがより低い、又は、より小さな小型の結像型エンコーダの構成を可能とする部品を用いることが望ましいかもしれない。そのような場合、拡散板715は、既に説明した利点に加えて、望ましい均一な照明を与えるために、そのような部品及び/又は構成によって生じる、望ましくない平行度及びコヒーレンスを防ぐ。更に、可能性のある迷光及びゴースト像効果が、光学系及びそのサポートの結像構造の副次効果として発生しても、そのような効果が照明を拡散することによって軽減される。
角度β´に関して、設計上考慮すべき1つの事項は、角度β´が、結像型エンコーダ読み取りヘッドの結像部の光軸にほぼ沿う反射結像光線を、スケール物体810に対する読み取りヘッドの予想されるミスアライメント角度の全範囲に渡って与えるのに十分な大きさであるべきであるということである。もう1つの設計上注意すべき事項は、既に述べたように、小型の結像型エンコーダに対しては、低い出力要求が通常有利であり、照明光が捨てられないことが望ましいということである。テレセントリック結像系においては、スケール物体から角度αの外側に反射された照明は、検出器/像面に到達せず、捨てられる。従って、ここで述べた様々な他の設計条件を満足することに加えて、拡散板が、角度αをできるだけ小さく超えた角度β´を与えるが、ミスアライメントの予想される範囲に対応するに十分な大きさであることである。角度β´は、拡散板815の特性を適切に選ぶことにより制御される。様々な光学部品供給者は、上記の様々な望ましい設計条件に対応する特性を持つ拡散板を設計して供給する用意がある。1例として、望ましい拡散特性を与えるために、カスタム設計された小型の拡散性光学要素が設計され、製造されうる。他の例として、角度β´は比較的小さくてよいので、適切な表面粗度を持つ均一な組織の拡散板が、ほぼ望ましい特性を与えることができる。
図10は、結像型エンコーダ用の照明構成に関して更なる設計上の考慮を説明するための、結像系に関連する照明系の該当部分を示す。この考慮は、拡散板を備えた、又は、備えない構成に適用される。図10中に示される「透過」構成は、図1に示されるように、「折り返されていない」反射型の結像型エンコーダ構成の骨格を示す。図10において、(A)中のレンズ920(又は(B)中のレンズ920´)と拡散板間の分離は無視され、一方又は両方の部品が、図10中のスケール物体910上のFOVへの距離と一致する、スケール物体910から基本的に距離Lの位置に示されている。角度αは、図2を参照して先に説明した角度αと同じである。即ち、角度αよりも大きな角度の光線は、図2中に示されたように、テレセントリック結像系200の像面での強度分布に寄与しない。従って、角度α内の光線のみが次の検討に該当する。
図10(A)は、FOV寸法950が開放口寸法D−Lαよりも小さい低い場合の構成を示す。従って、FOV内の各点は、均一に照明される。即ち、角度αの全範囲に渡る照明を受光し、この照明を角度αの全範囲に渡って反射し、テレセントリック結像系レンズ925を通して公称上均一な照明像を投影する。これに対して、図10(B)は、FOV寸法950´が開放口直径D−Lα以上である望ましくない構成を示す。特に、この特別な例では、FOV寸法950´は開放口直径Dと等しい。従って、FOVの端の点は望ましくなく不均一に照明される。即ち、それらは角度αの全範囲の半分のみの照明を受光する。同様に、この照明は角度αの範囲の半分のみ公称上反射され、テレセントリック結像系レンズ925を通して、その周辺で照明が減少された像を投影する。従って、既に説明したように他の設計条件に適合することに加えて、与えられた寸法L及びテレセントリック結像系の全入射角α[単位:ラジアン]に対して、他の設計条件が許せば、照明系が次のように与えられることが有利である。
D>FOV+(L*α) …(7)
様々な実施例において、視野内でほぼ均一な照明を与えるために、照明構成は、上記の様々な設計条件を、それぞれ独立して又は組み合わせて満足することができる。様々な実施例において、照明の均一性は、視野を横断する方向に最大で15%、10%、5%又はそれ以下で変動するように与えることができる。結像系が全入射角αを持つテレセントリック結像配置を含む場合には、照明の均一性は、α以下の各角度に対して、各角度に沿ってFOVに与えられる照明の強度分布が、視野を横断する方向に最大で15%、10%、5%又はそれ以下で変動するものを含むことができる。一般的に、上記の様々な設計条件が組合せで満足されたときに、より良い、及び/又は、よりロバストな照明の均一性が与えられる。
本発明の好適な実施例が示され説明されていたが、本発明の精神及び権利範囲を離れることなく、様々な変化を行うことができる。
反射型スケールと共に動作可能な読み取りヘッドの一例の組み立てられた光学部品及び光路を示す、リニアエンコーダの測定軸に沿う断面図 一般的な単一テレセントリック結像系を示す図 本発明による結像型光エンコーダのための照明の構成の様々な実施例を説明するために用いられる様々なパラメータを示す図 不十分な焦点距離を持つ集束レンズを備えたLEDを利用した光学系の像面を横断する照度分布を示す図 長すぎる焦点距離を持つ集束レンズを備えたLEDを利用した光学系の像面を横断する照度分布の図 適切な焦点距離を持つ集束レンズを備えたLEDを利用した光学系の像面を横断する照度分布を示す図 拡散板が用いられた本発明の結像型光エンコーダのための照明の構成の他の実施例を説明するための様々なパラメータを示す図 光源とコリメートレンズとの間に拡散板を配設した実施例を示す図 拡散板を通って散乱される光線の望ましい型を示す図 結像型エンコーダの様々な照明の構成のための設計上の配慮の例を示す図
符号の説明
100…読み取りヘッド
114、390、790…光源
121…開口
122…検出器アセンブリ
136…照明レンズ
137…照明光
150、350、360、750、950、950´…視野(FOV)寸法
200…片側テレセントリック光学系
210、310、710、810、910…スケール物体
225…結像レンズ
230…テレセントリック開口(開口絞り)
240…検出器/像面
250…視野(FOV)
300、700…照明構成
320、720…集光レンズ
715、815…拡散板
800…光学配列
892、894、896…光ビーム
920、920´…レンズ
925…テレセントリック結像系レンズ

Claims (7)

  1. 2つの部材間の相対変位を測定するための装置であって、
    (a)測定軸方向に沿って延びるスケールと、
    (b)該スケールが照明された時に、スケール上の視野からスケール像の光を受け取って、光検出器に像を与えるように設計された、
    (i)結像部、及び、
    (ii)前記視野に照明を与えるための、スケールから公称距離Lの位置に配置された焦点距離fのレンズと発光素子を有する光源を備えた照明部を有する読み取りヘッドとを備え、
    前記発光素子の有効位置が、ほぼ前記レンズの焦点面にあるように前記光源が配置され、
    前記視野に与えられる照明がインコヒーレントであるように前記照明部が構成され、
    前記視野が寸法FOVを持ち、前記発光素子が有効幅wを持って波長λの放射を発生し、前記照明部がw/f>2.44*λ/(FOV/k)(ここでkは1以上の実数)であるように構成され、
    前記視野に与えられる照明が視野にわたってほぼ均一とされていることを特徴とする結像型光エンコーダ。
  2. 請求項において、前記レンズが開放口Dを有し、w/fがD/Lより小さい結像型光エンコーダ。
  3. 請求項において、w/fがFOV/Lより小さい結像型光エンコーダ。
  4. 請求項1において、前記スケールがピッチPの周期性格子構造を含み、前記発光素子が、有効幅wを持って波長λの放射を発生し、前記照明部がw/f>2.44*λ/(n*P)(ここで、nは0よりも大きくて10以下の実数)であるように構成されている結像型光エンコーダ。
  5. 請求項1において、前記光源がLEDを備え、該LEDがLEDレンズを含み、前記光源が制限開口を含む結像型光エンコーダ。
  6. 請求項1において、前記結像部が全入射角αを持つテレセントリック結像系を備え、前記視野が寸法FOVを持ち、前記レンズが開放口Dを持ち、L<(D−FOV)/αであるように構成されている結像型光エンコーダ。
  7. 請求項1において、前記照明部が、前記レンズからの光を受光して視野を照明するように位置された拡散板を更に備えた結像型光エンコーダ。
JP2006156289A 2005-06-20 2006-06-05 結像型光エンコーダ Active JP4818817B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/157,357 US7227124B2 (en) 2005-06-20 2005-06-20 Illumination configuration for imaging-type optical encoders
US11/157357 2005-06-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007003518A JP2007003518A (ja) 2007-01-11
JP4818817B2 true JP4818817B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=37116254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006156289A Active JP4818817B2 (ja) 2005-06-20 2006-06-05 結像型光エンコーダ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7227124B2 (ja)
EP (1) EP1736737B1 (ja)
JP (1) JP4818817B2 (ja)
CN (1) CN1896695B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4863803B2 (ja) * 2006-07-28 2012-01-25 株式会社ミツトヨ 光学式エンコーダ
GB0906258D0 (en) 2009-04-08 2009-05-20 Renishaw Plc Position encoder apparatus
GB0906257D0 (en) * 2009-04-08 2009-05-20 Renishaw Plc Position encoder apparatus
US8094323B2 (en) * 2009-06-26 2012-01-10 Mitutoyo Corporation Displacement encoder including phosphor illumination source
CN102331250B (zh) * 2011-06-17 2013-04-17 西安电子科技大学 无需大气消光系数的红外小目标距离估计方法
CN105814408B (zh) * 2013-10-01 2018-06-12 瑞尼斯豪公司 编码器设备和编码器读头
CA2932468A1 (en) * 2013-12-27 2015-07-02 Sensofar Medical, S.L. Device and method for optically inspecting and analysing stent-like objects
US11874144B2 (en) * 2020-07-28 2024-01-16 Li Lin Displacement measurement system
US11825182B2 (en) * 2020-10-12 2023-11-21 Waymo Llc Camera module with IR LEDs for uniform illumination

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IN168444B (ja) * 1986-08-15 1991-04-06 Mitutoyo Mfg Co Ltd
US4943716A (en) * 1988-01-22 1990-07-24 Mitutoyo Corporation Diffraction-type optical encoder with improved detection signal insensitivity to optical grating gap variations
CN1022776C (zh) * 1990-10-25 1993-11-17 刘光万 采用光传感方式的位移检测方法及装置
JP3089055B2 (ja) * 1991-08-14 2000-09-18 日本電産コパル株式会社 光学式変位検出装置
GB0004120D0 (en) * 2000-02-23 2000-04-12 Renishaw Plc Opto-electronic scale reading apparatus
US7186969B2 (en) * 2003-02-12 2007-03-06 Mitutoyo Corporation Optical configuration for imaging-type optical encoders

Also Published As

Publication number Publication date
CN1896695B (zh) 2011-01-26
CN1896695A (zh) 2007-01-17
US7227124B2 (en) 2007-06-05
US20060284062A1 (en) 2006-12-21
EP1736737A2 (en) 2006-12-27
EP1736737A3 (en) 2009-04-29
EP1736737B1 (en) 2014-08-13
JP2007003518A (ja) 2007-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4818817B2 (ja) 結像型光エンコーダ
JP6387964B2 (ja) 計測装置
US20090080194A1 (en) Fluorescence filtering system and method for molecular imaging
JP6214042B2 (ja) Euvリソグラフィ系
WO2012042943A1 (ja) 投光ビームの調整方法
JP2011147105A (ja) 線状光源
JP2009225414A (ja) 照明装置および画像読取装置
EP3460386B1 (en) Displacement sensor
KR101620594B1 (ko) 다기능 분광장치
JP6241061B2 (ja) 形状計測装置
CN111190159A (zh) 用于激光雷达传感器的构件和激光雷达传感器
JP6981068B2 (ja) 照明装置
EP4198500A1 (en) Foreign substance/defect inspection device, image generation device in foreign substance/defect inspection, and foreign substance/defect inspection method
JP2011022553A (ja) 照明光学系
EP4174476A1 (en) Foreign substance/defect inspection device, image generation device in foreign substance/defect inspection, and foreign substance/defect inspection method
JP4126848B2 (ja) 測光装置
JP2013074600A5 (ja)
TWI386682B (zh) 用於產生實質均勻之斑點圖案的方法與系統
JP4232648B2 (ja) 反射光測定装置
US20230392924A1 (en) Condenser unit for providing directed lighting of an object to be measured positioned in a measured object position, imaging device and method for recording a silhouette contour of at least one object to be measured in a measuring field using an imaging device and use of an attenuation element
CN212341675U (zh) 定位测量装置、定位调节装置以及激光系统
JP7483016B2 (ja) 測距装置
JP4906626B2 (ja) 光電センサ
JP3593030B2 (ja) 投光ユニット及び光電センサ
JP7171454B2 (ja) 検査装置、照明装置、及びシェーディング抑制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110831

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4818817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250