JP4818437B2 - コード変換装置及び受信機及びコード変換方法 - Google Patents

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Description

本発明は、コード変換装置及び受信機及びコード変換方法に関するものである。
スペクトラム拡散された信号の到来時刻や到来方位を推定する場合、逆拡散の性質を有効に利用しようとすると、標本数が多くなり計算量が多くなる。一例として、GPS(Global・Positioning・System)信号のマルチパスを推定する場合が挙げられる。標本数を少なくするため、例えばVision・Correlator(登録商標)のように、拡散符号列(コード)の符号が反転する部分(以下、「符号反転部」という)の波形を抽出して解析することで、マルチパスを推定する技術がある(特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2004/0208236号明細書
上記の従来技術では、受信した符号変調信号における拡散符号列の符号反転部の波形を抽出して平均した波形を解析するため、抽出した波形の両端でコード遅延に起因する異なる符号の波形を含む場合があり、推定精度が劣化する、という課題があった。また、抽出した波形は両端の符号が異なり、連続的な周期関数として取り扱えないため、解析が困難になる、という課題があった。さらに、符号反転部だけを利用し、同一の符号が連続する部分を利用しないため、感度(即ち、精度)が劣化する、という課題があった。
本発明は、例えば、拡散符号列の一部を表すパターン符号列を重複させながらつなぎ合わせて生成した符号列を使って、受信した符号変調信号を標本数の少ない信号に変換することにより、受信した符号変調信号の到来時刻や到来方位を少ない計算量で精度よく推定することを目的とする。
本発明の一の態様に係るコード変換装置は、
n(nはn≧2となる整数)種類の符号を要素とする集合Aの要素m(mはm≧4dとなる整数、dはd≧1となる整数)個で構成された拡散符号列により変調された変調信号を所定のサンプリング周期でサンプリングした第1信号を入力する信号入力部と、
前記集合Aの要素4d個で構成されたn4d種類のパターン符号列それぞれの中心に位置する2d個の符号を連結した変換符号列であって、当該パターン符号列と前記変換符号列とで当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号が同じ符号になるように構成された変換符号列を記憶する符号列記憶部と、
前記信号入力部により入力された第1信号に対して前記拡散符号列の符号周期で符号を割り当てた入力符号列x・・・xに含まれる2d個の符号ごとに、当該2d個の符号と当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号とで構成された部分符号列に一致するパターン符号列を、前記パターン符号列の中から特定する符号列特定部と、
前記符号列特定部により前記入力符号列に含まれる2d個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、前記信号入力部により入力された第1信号にて当該2d個の符号が割り当てられた部分である部分信号を加算してパターン信号を生成する信号生成部と、
前記信号生成部によりパターン符号列ごとに生成されたパターン信号を、前記符号列記憶部に記憶された変換符号列にて当該パターン符号列の中心に位置する2d個の符号が配置された順番と同じ順番で連結して第2信号を生成する信号変換部とを備えることを特徴とする。
前記符号列記憶部は、パターン符号列p=bi,1i,2・・・bi,4d(i=1,2,・・・,n4d)を、
k,2d+1k,2d+2・・・bk,4d=bk+1,1k+1,2・・・bk+1,2d(k=1,2,・・・,n4d−1)
かつ
Figure 0004818437
となるように設定し、前記パターン符号列pそれぞれの中心に位置する2d個の符号をiの昇順に連結した変換符号列
Figure 0004818437
を記憶することを特徴とする。
前記信号入力部は、集合A={−1,1}(n=2)の要素m個で構成された拡散符号列により変調された変調信号を前記所定のサンプリング周期でサンプリングした第1信号を入力し、
前記符号列記憶部は、パターン符号列p=bi,1i,2i,3i,4(bi,1=1、i=1,2,・・・,8、d=1)を、反転(即ち、p=−bi,1−bi,2−bi,3−bi,4と置き換えること)を許しながら、bk,3k,4=bk+1,1k+1,2(k=1,2,・・・,7)かつb8,38,4=b1,11,2となるように設定し、前記パターン符号列pそれぞれの中心に位置する2個の符号をiの昇順に連結した変換符号列c・・・c16=b1,21,32,22,3・・・b8,28,3を記憶し、
前記符号列特定部は、前記入力符号列に含まれる2個の符号ごとに、当該2個の符号と当該2個の符号の前後に位置する各1個の符号とで構成された部分符号列と当該部分符号列を構成する符号を反転した反転符号列とのいずれかに一致するパターン符号列を、前記パターン符号列pの中から特定し、
前記信号生成部は、前記符号列特定部により前記入力符号列に含まれる2個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、前記信号入力部により入力された第1信号にて当該2個の符号が割り当てられた部分である部分信号を、当該パターン符号列が反転符号列に一致するパターン符号列として前記符号列特定部により特定されていた場合には当該部分信号を反転した上で、加算してパターン信号を生成することを特徴とする。
前記信号生成部は、パターン符号列ごとに加算する部分信号の数を略均等にすることを特徴とする。
前記信号入力部は、前記第1信号を、前記符号列記憶部と前記符号列特定部とが実装されたコード変換テーブルに入力し、
前記コード変換テーブルは、前記信号入力部により入力された第1信号を用いて、パターン符号列ごとに、前記信号生成部により加算される部分信号を出力し、
前記信号生成部は、パターン符号列ごとに、前記コード変換テーブルにより出力された部分信号を加算してパターン信号を生成することを特徴とする。
本発明の一の態様に係る受信機は、
n(nはn≧2となる整数)種類の符号を要素とする集合Aの要素m(mはm≧4dとなる整数、dはd≧1となる整数)個で構成された拡散符号列により変調された変調信号を受信する信号受信部と、
前記信号受信部により受信された変調信号から所定のサンプリング周期でサンプリングされたデジタル信号として、ベースバンド信号である第1信号を生成するベースバンド信号取得部と、
前記ベースバンド信号取得部により生成された第1信号を入力する信号入力部と、
前記集合Aの要素4d個で構成されたn4d種類のパターン符号列それぞれの中心に位置する2d個の符号を連結した変換符号列であって、当該パターン符号列と前記変換符号列とで当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号が同じ符号になるように構成された変換符号列を記憶する符号列記憶部と、
前記信号入力部により入力された第1信号に対して前記拡散符号列の符号周期で符号を割り当てた入力符号列x・・・xに含まれる2d個の符号ごとに、当該2d個の符号と当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号とで構成された部分符号列に一致するパターン符号列を、前記パターン符号列の中から特定する符号列特定部と、
前記符号列特定部により前記入力符号列に含まれる2d個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、前記信号入力部により入力された第1信号にて当該2d個の符号が割り当てられた部分である部分信号を加算してパターン信号を生成する信号生成部と、
前記信号生成部によりパターン符号列ごとに生成されたパターン信号を、前記符号列記憶部に記憶された変換符号列にて当該パターン符号列の中心に位置する2d個の符号が配置された順番と同じ順番で連結して第2信号を生成する信号変換部とを備えることを特徴とする。
前記ベースバンド信号取得部は、前記第1信号と前記拡散符号列を前記所定のサンプリング周期でサンプリングした符号列との相関を演算して前記入力符号列の開始位置を算出し、
前記符号列特定部は、前記ベースバンド信号取得部により算出された開始位置以降の2d個の符号ごとに、パターン符号列を特定することを特徴とする。
前記ベースバンド信号取得部は、前記所定のサンプリング周期を、当該サンプリング周波数が前記拡散符号列の符号周波数の整数倍となるように設定又は変換することを特徴とする。
前記受信機は、さらに、
前記信号入力部により入力された第1信号の振幅及び位相及び遅延の中の少なくとも1つとして、前記信号変換部により生成された第2信号の振幅及び位相及び遅延の中で該当するものを計算する信号推定部を備えることを特徴とする。
前記信号入力部は、マルチパスを含む第1信号を入力し、
前記信号推定部は、前記信号変換部により生成された第2信号の振幅及び位相及び遅延の中で該当するものを計算して前記第1信号のマルチパスを推定することを特徴とする。
本発明の一の態様に係るコード変換方法は、
プロセッサが、n(nはn≧2となる整数)種類の符号を要素とする集合Aの要素m(mはm≧4dとなる整数、dはd≧1となる整数)個で構成された拡散符号列により変調された変調信号を所定のサンプリング周期でサンプリングした第1信号を入力し、
メモリが、前記集合Aの要素4d個で構成されたn4d種類のパターン符号列それぞれの中心に位置する2d個の符号を連結した変換符号列であって、当該パターン符号列と前記変換符号列とで当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号が同じ符号になるように構成された変換符号列を記憶し、
前記プロセッサが、前記第1信号に対して前記拡散符号列の符号周期で符号を割り当てた入力符号列x・・・xに含まれる2d個の符号ごとに、当該2d個の符号と当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号とで構成された部分符号列に一致するパターン符号列を、前記パターン符号列の中から特定し、
前記プロセッサが、前記入力符号列に含まれる2d個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、前記第1信号にて当該2d個の符号が割り当てられた部分である部分信号を加算してパターン信号を生成し、
前記プロセッサが、パターン符号列ごとに生成されたパターン信号を、前記メモリに記憶された変換符号列にて当該パターン符号列の中心に位置する2d個の符号が配置された順番と同じ順番で連結して第2信号を生成することを特徴とする。
本発明の一の態様によれば、コード変換装置において、
信号入力部が、n(nはn≧2となる整数)種類の符号を要素とする集合Aの要素m(mはm≧4dとなる整数、dはd≧1となる整数)個で構成された拡散符号列により変調された変調信号を所定のサンプリング周期でサンプリングした第1信号を入力し、
符号列記憶部が、前記集合Aの要素4d個で構成されたn4d種類のパターン符号列それぞれの中心に位置する2d個の符号を連結した変換符号列であって、当該パターン符号列と前記変換符号列とで当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号が同じ符号になるように構成された変換符号列を記憶し、
符号列特定部が、前記信号入力部により入力された第1信号に対して前記拡散符号列の符号周期で符号を割り当てた入力符号列x・・・xに含まれる2d個の符号ごとに、当該2d個の符号と当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号とで構成された部分符号列に一致するパターン符号列を、前記パターン符号列の中から特定し、
信号生成部が、前記符号列特定部により前記入力符号列に含まれる2d個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、前記信号入力部により入力された第1信号にて当該2d個の符号が割り当てられた部分である部分信号を加算してパターン信号を生成し、
信号変換部が、前記信号生成部によりパターン符号列ごとに生成されたパターン信号を、前記符号列記憶部に記憶された変換符号列にて当該パターン符号列の中心に位置する2d個の符号が配置された順番と同じ順番で連結して第2信号を生成することにより、
受信した符号変調信号の到来時刻や到来方位を少ない計算量で精度よく推定することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るコード変換装置100の構成を示すブロック図である。図2は、コード変換装置100の動作(即ち、コード変換方法)を示すフローチャートである。
図1において、コード変換装置100は、信号入力部101、符号列記憶部102、符号列特定部103、信号生成部104、信号変換部105を備える。図2において、コード変換装置100は、図1に示した各部を用いて、ステップS101〜S104のコード変換処理を実行する。
本実施の形態では、コード変換処理において、予め定まったn(nはn≧2となる整数)種類の符号の集合Aの要素m(mはm≧4dとなる整数、dはd≧1となる整数)個の順列で表現される符号列x・・・xが用いられる。符号列x・・・xの任意の位置の連続する4d個の符号から構成される符号列は、n4d種類のパターン符号列p=bi,1i,2・・・bi,4d(i=1,2,・・・,n4d)で表現することができる。パターン符号列pは、
k,2d+1k,2d+2・・・bk,4d=bk+1,1k+1,2・・・bk+1,2d(k=1,2,・・・,n4d−1)
かつ
Figure 0004818437
となるように並び替えて定義される。
パターン符号列pの並び替えアルゴリズムの一例を図3に示す。この例では、2d個の符号から構成されるn2d種類の符号列q・・・q(s=n2d)を使ってパターン符号列pを並び替える処理を擬似プログラムで表現している。なお、擬似プログラム中の“・”は符号列の連結を表す。
s=4とした場合、並び替え前のパターン符号列pは、q、q、q、q、q、q、q、q、q、q、q、q、q、q、q、qの16種類となる。この場合、図3に示した並び替えアルゴリズムでは、
(1)p=q・qが設定される。
(2)p=q・q、p=q・qが設定される。
(3)p=q・q、p=q・qが設定される。
(4)p=q・qが設定されるが、その次にq・qではなく、p=q・qが設定される。
(5)p=q・qが設定される。
(6)p=q・q、p10=q・qが設定される。
(7)p11=q・qが設定されるが、その次にq・q(既にpとして設定済)ではなく、p12=q・qが設定される。
(8)p13=q・qが設定される。
(9)p14=q・qが設定されるが、その次にq・q(既にp12として設定済)ではなく、p15=q・qが設定される。
(10)p16=q・qが設定される。
なお、パターン符号列pを、前述した条件を満たすように並び替えられるのであれば、図3に示したものとは異なる並び替えアルゴリズムを用いてもよい。
本実施の形態において、コード変換装置100は、コード変換処理として、符号列x・・・xに対応するコード長mの拡散符号列で変調された信号(以下、「受信信号」という)を、上記のように並び替えて定義されたパターン符号列pの中心2d個の符号をつなぎ合わせた符号列
Figure 0004818437
に対応するコード長2dn4dの信号(以下、「変換後信号」という)に変換する処理を実行する。コード変換処理の開始時点では、受信信号が既にベースバンド信号に変換され、コード開始位置がおおよそ分かっている(即ち、推定されている)ものとする。コード変換装置100は、このコード開始位置を、後述するコード変換開始位置として扱う。コード変換装置100は、長さ2dの部分拡散符号列で変調された受信信号を単位としてコード変換処理を実行する。ただし、コード変換装置100は、長さ2dの部分拡散符号列の両側にある、それぞれ長さdの部分拡散符号列も併せて考慮する。つまり、コード変換装置100は、長さ4dの部分拡散符号列に一致するパターン符号列を探し、中心の長さ2dの部分拡散符号列で変調された受信信号を、変換後信号のc2d(iー1)+12d(iー1)+2・・・c2d(iー1)+2dの位置に加算する。コード変換装置100は、この操作を、長さ2dの部分拡散符号列で変調された受信信号分だけ移動させながら繰り返す。コード変換装置100は、最後に、変換後信号を、加算した回数で除算してもよい。
以下、コード変換装置100の動作について説明する。
図2において、信号入力部101は、所定の拡散符号列により変調された変調信号を所定のサンプリング周期でサンプリングした第1信号(即ち、受信信号)を入力する(ステップS101)。所定の拡散符号列とは、前述したように、n種類の符号を要素とする集合Aの要素m個で構成された拡散符号列のことである。符号列記憶部102は、所定の変換符号列を記憶しているものとする。所定の変換符号列とは、集合Aの要素4d個で構成されたn4d種類のパターン符号列pそれぞれの中心に位置する2d個の符号を連結した変換符号列であって、当該パターン符号列と変換符号列とで当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号が同じ符号になるように構成された変換符号列のことである。n4d種類のパターン符号列p=bi,1i,2・・・bi,4dは、前述したように、
k,2d+1k,2d+2・・・bk,4d=bk+1,1k+1,2・・・bk+1,2d
かつ
Figure 0004818437
となるように設定されている。よって、変換符号列は、前述したように、パターン符号列pそれぞれの中心に位置する2d個の符号をiの昇順に連結したもの、即ち、
Figure 0004818437
となる。
符号列特定部103は、信号入力部101により入力された受信信号に対して上記所定の拡散符号列の符号周期で符号を割り当てた入力符号列x・・・x(即ち、受信信号を上記所定の拡散符号列の符号周期で符号化した入力符号列)に含まれる2d個の符号ごとに、当該2d個の符号と当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号とで構成された部分符号列に一致するパターン符号列を、パターン符号列pの中から特定する(ステップS102)。例えば、コード変換開始位置を入力符号列の1番目とした場合、まず、符号列特定部103は、入力符号列の(d+1)番目〜3d番目に位置する2d個の符号xd+1d+2・・・x3dについてパターン符号列を特定する。つまり、符号列特定部103は、2d個の符号xd+1d+2・・・x3dとそれらの前後に位置する各d個の符号x・・・x、x3d+13d+2・・・x4dとで構成された部分符号列x・・・x4dに一致するパターン符号列を、パターン符号列pの中から特定する。以降、符号列特定部103は、入力符号列の(3d+1)番目〜5d番目に位置する2d個の符号、(5d+1)番目〜7d番目に位置する2d個の符号、・・・という順番で各2d個の符号についてパターン符号列を特定していく。なお、コード変換開始位置は入力符号列の1番目でなくともよい。具体的には、コード変換開始位置は、入力符号列の1番目〜d番目のいずれか、あるいは、前の受信信号に対応する入力符号列y・・・y(以下、「前の入力符号列」という)の(m−d+1)番目〜m番目のいずれかとしてもよい。例えば、コード変換開始位置を前の入力符号列の(m−d+1)番目とした場合、まず、符号列特定部103は、入力符号列の1番目〜2d番目に位置する2d個の符号x・・・x2dについてパターン符号列を特定する。つまり、符号列特定部103は、2d個の符号x・・・x2dとそれらの前後に位置する各d個の符号ym−d+1m−d+2・・・y、x2d+12d+2・・・x3dとで構成された部分符号列ym−d+1m−d+2・・・y・・・x3dに一致するパターン符号列を、パターン符号列pの中から特定する。以降、符号列特定部103は、入力符号列の(2d+1)番目〜4d番目に位置する2d個の符号、(4d+1)番目〜6d番目に位置する2d個の符号、・・・という順番で各2d個の符号についてパターン符号列を特定していく。
信号生成部104は、符号列特定部103により入力符号列に含まれる2d個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、信号入力部101により入力された受信信号にて当該2d個の符号が割り当てられた部分(即ち、当該2d個の符号で符号化された部分)である部分信号を加算してパターン信号を生成する(ステップS103)。例えば、コード変換開始位置を入力符号列の1番目とした場合、まず、信号生成部104は、符号列特定部103により入力符号列の(d+1)番目〜3d番目に位置する2d個の符号xd+1d+2・・・x3dについて特定されたパターン符号列について部分信号を加算する。このとき、最初の加算であるため、信号生成部104は、当該パターン符号列に対応するパターン信号として、2d個の符号xd+1d+2・・・x3dに対応する部分信号を単にRAM217に保存する。次に、信号生成部104は、符号列特定部103により入力符号列の(3d+1)番目〜5d番目に位置する2d個の符号x3d+13d+2・・・x5dについて特定されたパターン符号列について部分信号を加算する。このとき、当該パターン符号列に対応するパターン信号が既にRAM217に保存されていれば、信号生成部104は、そのパターン信号をRAM217から読み出し、2d個の符号x3d+13d+2・・・x5dに対応する部分信号をそのパターン信号に加算したものをRAM217に保存する。一方、当該パターン符号列に対応するパターン信号が未だRAM217に保存されていなければ、最初の加算であるため、信号生成部104は、当該パターン符号列に対応するパターン信号として、2d個の符号x3d+13d+2・・・x5dに対応する部分信号を単にRAM217に保存する。以降、信号生成部104は、符号列特定部103により入力符号列の(5d+1)番目〜7d番目に位置する2d個の符号、(7d+1)番目〜9d番目に位置する2d個の符号、・・・という順番で各2d個の符号について特定されたパターン符号列のそれぞれについて部分信号を加算していく。これにより、最終的には、各パターン符号列に対応するパターン信号がRAM217に保存されることになる。
信号変換部105は、信号生成部104によりパターン符号列ごとに生成されたパターン信号を、符号列記憶部102に記憶された変換符号列にて当該パターン符号列の中心に位置する2d個の符号が配置された順番と同じ順番で連結して第2信号(即ち、変換後信号)を生成する(ステップS104)。つまり、信号変換部105は、各パターン符号列に対応するパターン信号をRAM217から読み出し、変換符号列に対応する順番で各パターン信号を連結したものを、変換後信号としてRAM217に保存する。なお、ステップS103とステップS104の処理は同時に実行されてもよい。つまり、ステップS103にて各パターン符号列についての部分信号の加算が完了した時点で、各パターン信号が変換符号列に対応する順番で連結された状態でRAM217に保存されるようにしてもよい。
上記のように、コード変換装置100は、長さ2dの部分拡散符号列で変調された受信信号単位で当該部分拡散符号列が一致している受信信号同士を足し合わせる際に、長さ2dの部分拡散符号列の両側にある、それぞれ長さdの部分拡散符号列も一致していることを保証している。そのため、コード変換装置100は、コード変換開始位置を基準として、±d符号長以内の相対コード遅延を持つ複数の信号の相対的な信号強度とコード遅延と搬送波位相とを変化させずに、連続した周期関数としての性質を維持したまま、受信した符号変調信号(即ち、受信信号)を少ない標本数の信号(即ち、変換後信号)に変換することができる。これにより、例えば、受信した符号変調信号の到来時刻や到来方位を少ない計算量で精度よく推定することが可能となる。
以上のように、本実施の形態に係るコード変換装置100は、
予め定まったn種類の記号(即ち、符号)の集合Aの要素m個で構成された記号列x・・・xに対応する拡散符号列で変調された信号を受信する系で利用されるものであり、
記号列x・・・xの任意の位置の連続する4d個の記号から構成される記号列は、n4d種類のパターン記号列p=bi,1i,2・・・bi,4dで表現され、
パターン記号列pは、
k,2d+1k,2d+2・・・bk,4d=bk+1,1k+1,2・・・bk+1,2d
かつ
Figure 0004818437
となるように定義することができ、
パターン記号列pの中心2d個の記号をつなぎ合わせた記号列
Figure 0004818437
と記号列x・・・xとパターン記号列の集合{p}を使って、コード長mの拡散符号列で変調された受信信号をコード長2dn4dの信号に変換することを特徴とする。
これにより、±d符号長以内の相対コード遅延を持つ到来信号の相対的な信号強度とコード遅延と搬送波位相とを変化させずに、連続した周期関数としての性質を維持したまま、受信信号を少ない標本数の信号に変換することができる。
実施の形態2.
本実施の形態は、実施の形態1に係るコード変換方法を、受信信号のマルチパス(以下、「到来信号」又は「到来波」ともいう)を推定する方法へ適用したものである。なお、本実施の形態と同様に、実施の形態1に係るコード変換方法を、アレイアンテナなどで受信される複数の信号の到来時刻や到来方位を推定する方法へ適用することも可能である。
以下では、本実施の形態を、GPS(Global・Positioning・System)を利用する測位装置に適用した例について説明する。なお、本実施の形態は、他の通信方式や他の測位方式を利用する装置にも適用可能である。
図4は、本実施の形態に係る受信機200(即ち、GPSを利用する測位装置)の構成を示すブロック図である。図5は、受信機200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図6は、受信機200の動作(即ち、マルチパスを推定することにより高精度な測位を行う方法)を示すフローチャートである。
図4において、受信機200は、実施の形態1と同様のコード変換装置100のほか、信号受信部201、周波数変換部202、A/D(アナログ/デジタル)変換部203、信号処理部204、信号記憶部205、信号推定部206、伝播遅延時間算出部207、位置算出部208を備える。周波数変換部202、A/D変換部203、信号処理部204は、ベースバンド信号取得部209を構成している。
図5において、アンテナ211、RF(Radio・Frequency)モジュール212、A/D変換回路213、信号処理回路214は順に、信号受信部201、周波数変換部202、A/D変換部203、信号処理部204の実装例である。CPU215(Central・Processing・Unit)は、プロセッサの一例である。CPU215は、ROM216(Read・Only・Memory)、RAM217(Random・Access・Memory)とバス218を介して接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。ROM216は、不揮発性メモリの一例である。RAM217は、揮発性メモリの一例である。これらは、メモリの一例である。ROM216は、フラッシュメモリなど、他の不揮発性メモリにより代替可能である。ROM216には、プログラム群が予め記憶されている。プログラム群には、コード変換装置100の各部、信号推定部206、伝播遅延時間算出部207、位置算出部208の機能を実行するプログラムが含まれる。プログラムは、CPU215により読み出され実行される。RAM217には、データ群が記憶される。データ群には、コード変換装置100の各部、信号推定部206、伝播遅延時間算出部207、位置算出部208によって入力、使用、変換、抽出、検索、参照、比較、制御、生成、算出、出力されるデータや情報や信号や変数やパラメータが含まれる。データや情報や信号や変数やパラメータの中には、ROM216に予め記憶されているものもあり、これらは、読み書き回路を介してCPU215によりRAM217に読み出され、CPU215の処理(例えば、入力、使用、変換、抽出、検索、参照、比較、制御、生成、算出、出力処理)に用いられる。
本実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜工程」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。例えば、「〜部」として説明するものは、ROM216に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、素子、デバイス、基板、配線などのハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実現されていても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、ROM216などの記録媒体に記憶される。このプログラムはCPU215により読み出され、CPU215により実行される。つまり、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
コード変換装置100の各部は、上記のように、ROM216に保存され、CPU215で実行されるプログラムとして実装されてもよいし、信号処理回路214に実装されてもよい。
以下、受信機200の動作について説明する。
図6において、アンテナ211(即ち、信号受信部201)は、複数のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信する(ステップS201)。ベースバンド信号取得部209は、アンテナ211で受信されたGPS信号から所定のサンプリング周期でサンプリングされたデジタル信号として、第1信号(即ち、ベースバンド信号)を生成する(ステップS202〜S204)。詳述すると、RFモジュール212(即ち、周波数変換部202)は、アンテナ211で受信されたGPS信号の中心周波数を所定の中間周波数に変換して中間信号を生成する(ステップS202)。A/D変換回路213(即ち、A/D変換部203)は、RFモジュール212で生成された中間信号を上記所定のサンプリング周期でサンプリングしてデジタル信号を生成する(ステップS203)。信号処理回路214(即ち、信号処理部204)は、A/D変換回路213で生成されたデジタル信号から上記所定の中間周波数を除去してベースバンド信号を生成する。そして、信号処理回路214は、ベースバンド信号から航法データを復調する。信号処理回路214は、ベースバンド信号及び航法データをRAM217(即ち、信号記憶部205)に保存する(ステップS204)。なお、ベースバンド信号取得部209は、RFモジュール212、A/D変換回路213、信号処理回路214から構成する代わりに、例えば、ダイレクトコンバージョン方式により、中間周波数を用いずにベースバンド信号を生成するように構成してもよい。
コード変換装置100は、ステップS204でRAM217に保存されたベースバンド信号を、前述したコード変換処理を実行することにより、第2信号(即ち、変換後信号)に変換してRAM217に保存する(ステップS101〜S104)。
信号推定部206、伝播遅延時間算出部207、位置算出部208は、プログラムとしてROM216に予め保存されており、CPU215で読み出されて実行される。信号推定部206は、コード変換装置100(具体的には、信号変換部105)によってRAM217に保存された変換後信号に含まれる直接波及び(もし含まれていれば)マルチパス波それぞれのコード遅延量を推定する(ステップS205)。伝播遅延時間算出部207は、信号推定部206によって推定された直接波のコード遅延量とステップS204でRAM217に保存された航法データを用いて、直接波の伝播遅延時間を算出する(ステップS206)。位置算出部208は、伝播遅延時間算出部207によって算出された複数のGPS衛星からの直接波の伝播遅延時間とステップS204でRAM217に保存された航法データを用いて、受信機200の位置を算出する(ステップS207)。
ステップS205にて従来技術を適用した場合、信号推定部206は、ステップS204でRAM217に保存されたベースバンド信号を用いて各到来信号のコード遅延量を推定することになる。そのため、上記のように、コード変換装置100によってRAM217に保存された変換後信号を用いる場合と比べて、計算量が増大してしまう。
以下では、本実施の形態におけるコード変換処理の詳細について説明するが、その前に、受信信号のマルチパスを推定する方法について具体的に説明する。
信号推定部206は、以下に説明する最尤推定問題を解く手段とすることができる。なお、以下で用いる記号は、実施の形態1の説明で用いたものとは別の記号とする。
サンプリング間隔Tでサンプリングされたベースバンド信号モデルを次式(1)で表す。
Figure 0004818437
ここで、Pは到来信号数を表し、α、θ、τは順に、p番目の到来信号の振幅、初期位相、コード遅延量を表す。iは虚数単位である。jはサンプリング時点のインデックスを表す。m(t)は信号帯域幅に合わせて帯域制限されたC−A(Coarse−Acquisition)コード(即ち、拡散符号列)を表す。
Figure 0004818437
とする。
計算を容易にするため、実際には式(1)と等価な次式(2)を用いることができる。
Figure 0004818437
以降、
Figure 0004818437
とする。
式(2)を離散フーリエ変換した式は次式(3)となる。
Figure 0004818437
ここで、M(ω)はm(jT)を離散フーリエ変換したものである。
受信したベースバンド信号をr(j)、それを離散フーリエ変換したものをR(ω)とする。
Figure 0004818437
と仮定する。ここで、n(j)は複素数のホワイトノイズである。時間領域信号を対象とした最尤推定においては、次式(4)を最小とする
Figure 0004818437
を求める。
Figure 0004818437
しかしながら、式(4)において、コード遅延量τをkT(kは整数)ではない値(即ち、Tの整数倍でない値)として求める場合、m(jT−τ)の算出に多くの計算量を要することとなる。一方、コード遅延量τをkTとして式(4)の最小化を行う場合、計算誤差が生じることとなる。また、この場合、各到来信号のτの組み合わせを探索しようとしたとき、到来信号数Pが大きくなると計算量の爆発を招く。コード遅延量τをkTに丸める処理を入れて非線形最小化手法を用いようとしても、計算の不安定性を招く可能性がある。
そこで、上記のような課題を解決するため、周波数領域で最尤推定を行うことが考えられる。つまり、次式(5)を最小化する方法を用いることができる。
Figure 0004818437
信号推定部206は、式(4)もしくは式(5)の最小化問題を解くことで、各到来信号のコード遅延量だけでなく、各到来信号の振幅や位相も推定することができる。実際には、信号推定部206は、GPS信号からサンプリングされたベースバンド信号を、変換後信号で置き換えるとともに、帯域制限されたC−Aコードを、コード変換したC−Aコードで置き換えた上で、式(4)もしくは式(5)の最小化問題を解くことで、変換後信号に含まれる到来波の各々の遅延や振幅や位相を求める。信号推定部206は、元の各到来信号の遅延や振幅や位相の代わりに求めた、変換後信号に含まれる到来波の各々の遅延や振幅や位相に基づいて、マルチパスを推定することができる。
以下、式(4)もしくは式(5)の最小化問題の計算量を少なくする方法として、本実施の形態におけるコード変換処理の詳細について説明する。なお、以下で用いる記号は、実施の形態1の説明で用いたものと共通の記号とする。
GPS信号は、符号の集合A={−1,1}(即ち、n=2)であるBPSK(二位相偏移変調)信号である。拡散符号列であるC−Aコードは、長さ1023(即ち、m=1023)の符号列x・・・x1023で表現される。GPS信号において、直接波に対して相対コード遅延が1符号長以上であるマルチパス波は、直接波のコード遅延推定にほとんど影響を与えない。したがって、±1符号長以内の相対コード遅延を持つ到来信号の相対的な信号強度(即ち、振幅)とコード遅延と搬送波位相とを変化させずに、連続した周期関数としての性質を維持したまま、少ない標本数の信号に変換することができる本実施の形態におけるコード変換処理が有効である。
符号列x・・・x1023の任意の位置の連続する4個(即ち、d=1)の符号から構成される符号列は、次式(6)の24−1(=8)種類のパターン符号列p=bi,1i,2i,3i,4(bi,1=1、i=1,2,・・・,8)とその反転したパターン符号列とで表現される。
Figure 0004818437
パターン符号列pは、反転をゆるしながら、bk、3k,4=bk+1,1k+1,2(k=1,2,・・・,7)かつb8,38,4=b1,11,2となるように並び替えて、次式(7)のように定義することができる。
Figure 0004818437
なお、パターン符号列pを、bk、3k,4=bk+1,1k+1,2かつb8,38,4=b1,11,2となるように並び替えられるのであれば、式(7)とは別のパターン符号列を用いてもよい。
式(7)のパターン符号列pの中心2個の符号をつなぎ合わせた符号列c・・・c16=b1,21,32,22,3・・・b8,28,3は、次式(8)となる。
Figure 0004818437
本実施の形態において、コード変換装置100は、コード変換処理として、符号列x・・・x1023に対応するコード長1023のC−Aコードで変調された受信信号を、上記のように並び替えて定義されたパターン符号列pの中心2個の符号をつなぎ合わせた符号列c・・・c16に対応するコード長16の信号(即ち、変換後信号)に変換する処理を実行する。コード変換処理の開始時点では、受信信号が既にベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号とC−Aコードとの相関演算によりコード開始位置がおおよそ分かっている(即ち、推定されている)ものとする。コード変換装置100は、このコード開始位置をコード変換開始位置として扱う。つまり、コード変換開始位置としては、通常のGPS受信機が備える相関器を利用して算出される受信信号のコード開始位置を用いることができる。コード変換装置100は、長さ2の部分拡散符号列で変調された受信信号を単位としてコード変換処理を実行する。ただし、コード変換装置100は、長さ2の部分拡散符号列の両側にある、それぞれ長さ1の部分拡散符号列も併せて考慮する。つまり、コード変換装置100は、長さ4の部分拡散符号列に一致するパターン符号列を探し、中心の長さ2の部分拡散符号列で変調された受信信号を、変換後信号のc2(iー1)+12(iー1)+2の位置に加算する。コード変換装置100は、長さ4の部分拡散符号列に一致するパターン符号列を探す際、長さ4の部分拡散符号列が反転させたpと一致した場合は、中心の長さ2の部分拡散符号列で変調された受信信号を反転させた上で、変換後信号のc2(iー1)+12(iー1)+2の位置に加算する。コード変換装置100は、この操作を、長さ2の部分拡散符号列で変調された受信信号分だけ移動させながら繰り返す。コード変換装置100は、最後に、変換後信号を、加算した回数で除算してもよい。
以下、本実施の形態におけるコード変換処理を、図2を用いて具体的に説明する。なお、コード変換処理が実行される前に、ステップS204にて、信号処理回路214が、ベースバンド信号とC−Aコードを所定のサンプリング周期(ベースバンド信号と同じサンプリング周期)でオーバーサンプリングしたものとの相関を演算することで、入力符号列x・・・x1023の開始位置(即ち、コード開始位置)を算出しているものとする。
図2において、信号入力部101は、集合A={−1,1}の要素1023個で構成されたC−Aコードにより変調されたGPS信号を所定のサンプリング周期でサンプリングした第1信号(即ち、ベースバンド信号)をRAM217から読み出して入力する(ステップS101)。符号列記憶部102は、パターン符号列p=bi,1i,2i,3i,4を、bk,3k,4=bk,1k,2かつb8,38,4=b1,11,2となるように設定し、パターン符号列pそれぞれの中心に位置する2個の符号をiの昇順に連結した変換符号列c・・・c16=b1,21,32,22,3・・・b8,28,3を記憶しているものとする。
符号列特定部103は、信号処理回路214により算出されたコード開始位置以降の2個の符号ごとに、当該2個の符号と当該2個の符号の前後に位置する各1個の符号とで構成された部分符号列と当該部分符号列を構成する符号を反転した反転符号列とのいずれかに一致するパターン符号列を、パターン符号列pの中から特定する(ステップS102)。
信号生成部104は、符号列特定部103により入力符号列に含まれる2個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、信号入力部101により入力されたベースバンド信号にて当該2個の符号が割り当てられた部分である部分信号を加算してパターン信号を生成する(ステップS103)。ただし、信号生成部104は、当該パターン符号列が反転符号列に一致するパターン符号列として符号列特定部103により特定されていた場合には、当該部分信号を反転した上で、加算してパターン信号を生成する。
信号変換部105は、信号生成部104によりパターン符号列ごとに生成されたパターン信号を、符号列記憶部102に記憶された変換符号列にて当該パターン符号列の中心に位置する2個の符号が配置された順番と同じ順番で連結して第2信号(即ち、変換後信号)を生成し、変換後信号をRAM217に保存する(ステップS104)。
このようにコード変換処理が実行された後、ステップS205にて、信号推定部206は、ステップS204でRAM217に保存されたベースバンド信号(即ち、信号入力部101により入力された第1信号)の振幅及び位相及び遅延(もしくは、これらの中で必要なもの)として、ステップS104でRAM217に保存された変換後信号(即ち、信号変換部105により生成された第2信号)の振幅及び位相及び遅延(もしくは、これらの中で必要なもの)を計算する。ベースバンド信号がマルチパス成分を含んでいる場合においても、信号推定部206は、変換後信号から各到来波の振幅及び位相及び遅延(もしくは、これらの中で必要なもの)を計算することにより、直接波の遅延を精確に算出することができる。
コード変換装置100が、上記のように元のベースバンド信号を、コード変換したベースバンド信号で置き換えるとともに、元のC−Aコードを、同様にコード変換したC−Aコードで置き換えることによって、処理する信号の長さが約1.6%まで短くなるため、式(4)もしくは式(5)の最小化問題を解くための計算量を大幅に減らすことができる。
コード変換装置100によるベースバンド信号から変換後信号への変換処理の一例(即ち、コード変換結果の一例)を図7に示す。この例では、コード変換装置100は、第1到来波と第1到来波に対して半符号長のコード遅延がある第2到来波が含まれたベースバンド信号に対して、コード変換処理を施している。なお、説明を簡単にするため、コード変換開始位置は、第1到来波のコード開始位置としている。図7から、コード変換処理が施されたベースバンド信号(即ち、変換後信号)においても、第1到来波と第2到来波の相対的な信号強度と相対コード遅延は変化せず、第1到来波、第2到来波ともに、連続した周期関数としての性質を維持したまま、少ない標本数の信号に変換されていることが分かる。なお、説明を簡単にするため、第1到来波と第2到来波の搬送波位相を同相としているが、第1到来波と第2到来波の搬送波位相が異なっている場合であっても、コード変換処理の実行前と実行後では相対的な搬送波位相は変化しない。
以上のように、本実施の形態に係るコード変換装置100は、
記号(即ち、符号)の集合A={−1,1}である二位相偏移変調である場合に、記号列x・・・xの任意の位置の連続する4個の記号から構成される記号列は、24−1種類のパターン記号列p=bi,1i,2i,3i,4(ただし、bi,1=1)とその反転したパターン記号列で表現され、
パターン記号列pは、反転をゆるしながら、bk、3k,4=bk+1,1k+1,2かつb8,38,4=b1,11,2となるように並び替えることができ、
パターン記号列pの中心2個の記号をつなぎ合わせた記号列c・・・c16=b1,21,32,22,3・・・b8,28,3と記号列x・・・xとパターン記号列の集合{p}を使って、コード長mの拡散符号で変調された受信信号をコード長16の信号に変換することを特徴とする。
これにより、受信した符号変調信号が二位相偏移変調信号であり、±1符号長以内のコード遅延を解析することが難しい場合に、±1符号長以内の相対コード遅延を持つ到来信号の相対的な信号強度とコード遅延と搬送波位相とを変化させずに、連続した周期関数としての性質を維持したまま、受信信号を、実施の形態1に係るコード変換装置と比べて、さらに半分の標本数の信号に変換することができる。
また、本実施の形態に係るコード変換装置100は、受信信号のコード開始位置を相関演算により算出し、コード開始位置をコード変換開始位置として用いることを特徴とする。
これにより、受信した符号変調信号からコード変換開始位置を容易に決定することができる。
本実施の形態において、正確にコード変換処理を実行するためには、受信信号のサンプリング周波数が拡散符号速度の整数倍であることが望ましい。この場合、ベースバンド信号取得部209は、前述した所定のサンプリング周期を、当該サンプリング周波数(即ち、所定のサンプリング周期の逆数)がC−Aコード(即ち、拡散符号列)の符号周波数の整数倍となるように設定又は変換する。具体的には、例えばA/D変換回路213(即ち、A/D変換部203)が、サンプリング周波数をC−Aコードの符号周波数の整数倍に設定する。そして、図6のステップS203にて、A/D変換回路213は、RFモジュール212で生成された中間信号を、設定したサンプリング周波数でサンプリングしてデジタル信号を生成する。あるいは、例えば信号処理回路214(即ち、信号処理部204)が、サンプリング周波数をC−Aコードの符号周波数の整数倍に変換してもよい。この場合、図6のステップS204にて、信号処理回路214は、A/D変換回路213で生成されたデジタル信号のサンプリング周波数をC−Aコードの符号周波数の整数倍に変換してサンプリングした上で、そのデジタル信号から中間周波数を除去してベースバンド信号である第1信号を生成する。
実施の形態3.
パターン符号列pに含まれる各パターン符号列の出現頻度は均等ではないため、各パターン符号列の利用回数を均等にすることにより、コード変換処理が施された信号のノイズを均質にすることができる。本実施の形態では、図2のステップS103にて、信号生成部104は、パターン符号列ごとに加算する部分信号の数を均等にする。具体的には、信号生成部104は、符号列特定部103により特定されたパターン符号列ごとに、部分信号を加算する回数を一定数に制限する。ここでいう一定数は、全てのパターン符号列に対して予め共通に設定された閾値としてもよいし、あるパターン符号列について部分信号を加算する回数が全てのパターン符号列の中で最も少ない場合、そのパターン符号列について部分信号を加算する回数としてもよい。
以上のように、本実施の形態に係るコード変換装置100は、各パターン記号列の利用回数を均等にすることを特徴とする。
これにより、コード変換が施された信号のノイズを均質にすることができる。
実施の形態4.
コード変換処理は、長さ2dの部分拡散符号列で変調されたベースバンド信号を単位としているため、前述したように、コード変換開始位置は長さ1から長さ2d−1の符号分だけずらすことができる。本実施の形態では、コード変換開始位置として、信号生成部104がパターン符号列ごとに加算する部分信号の数ができるだけ均等になるような位置を示すコード変換開始位置データが予めメモリ(例えば、実施の形態2におけるROM216)に記憶されている。図2のステップS102にて、符号列特定部103は、コード変換開始位置データをメモリから読み出して、コード変換開始位置データが示す位置にある2d個の符号から、パターン符号列の特定を開始する。
以上のように、本実施の形態に係るコード変換装置100は、コード変換開始位置データを保持していることを特徴とする。
これにより、各パターン記号列の利用回数を略均等にして、コード変換が施された信号のノイズを均質にすることができる。
実施の形態5.
パターン符号列pに含まれる各パターン符号列の出現順が決まっている場合には(例えば、GPS信号の場合)、コード変換装置100は、コード変換テーブルを利用してコード変換処理を実行してもよい。そうすることにより、コード変換装置100がCPU215とROM216で実現されている場合、高速にコード変換処理を実行することができる。本実施の形態では、図2のステップS101にて、信号入力部101は、ベースバンド信号を、符号列記憶部102と符号列特定部103とが実装されたコード変換テーブルに入力する。図2のステップS102にて、コード変換テーブルは、信号入力部101により入力されたベースバンド信号を用いて、パターン符号列ごとに、信号生成部104により加算される部分信号を出力する。図2のステップS103にて、信号生成部104は、パターン符号列ごとに、コード変換テーブルにより出力された部分信号を加算してパターン信号を生成する。
以上のように、本実施の形態に係るコード変換装置100は、コード変換テーブルに従いコード変換処理を実行することを特徴とする。
これにより、高速にコード変換処理を実行することができる。
実施の形態1に係るコード変換装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るコード変換装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるパターン符号列の並べ替えアルゴリズムの一例を示す擬似プログラムである。 実施の形態2に係る受信機の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る受信機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る受信機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2における第1信号から第2信号への変換処理の一例を示す図である。
符号の説明
100 コード変換装置、101 信号入力部、102 符号列記憶部、103 符号列特定部、104 信号生成部、105 信号変換部、200 受信機、201 信号受信部、202 周波数変換部、203 A/D変換部、204 信号処理部、205 信号記憶部、206 信号推定部、207 伝播遅延時間算出部、208 位置算出部、209 ベースバンド信号取得部、211 アンテナ、212 RFモジュール、213 A/D変換回路、214 信号処理回路、215 CPU、216 ROM、217 RAM、218 バス。

Claims (11)

  1. n(nはn≧2となる整数)種類の符号を要素とする集合Aの要素m(mはm≧4dとなる整数、dはd≧1となる整数)個で構成された拡散符号列により変調された変調信号を所定のサンプリング周期でサンプリングした第1信号を入力する信号入力部と、
    前記集合Aの要素4d個で構成されたn4d種類のパターン符号列それぞれの中心に位置する2d個の符号を連結した変換符号列であって、当該パターン符号列と前記変換符号列とで当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号が同じ符号になるように構成された変換符号列を記憶する符号列記憶部と、
    前記信号入力部により入力された第1信号に対して前記拡散符号列の符号周期で符号を割り当てた入力符号列x・・・xに含まれる2d個の符号ごとに、当該2d個の符号と当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号とで構成された部分符号列に一致するパターン符号列を、前記パターン符号列の中から特定する符号列特定部と、
    前記符号列特定部により前記入力符号列に含まれる2d個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、前記信号入力部により入力された第1信号にて当該2d個の符号が割り当てられた部分である部分信号を加算してパターン信号を生成する信号生成部と、
    前記信号生成部によりパターン符号列ごとに生成されたパターン信号を、前記符号列記憶部に記憶された変換符号列にて当該パターン符号列の中心に位置する2d個の符号が配置された順番と同じ順番で連結して第2信号を生成する信号変換部とを備えることを特徴とするコード変換装置。
  2. 前記符号列記憶部は、パターン符号列p=bi,1i,2・・・bi,4d(i=1,2,・・・,n4d)を、
    k,2d+1k,2d+2・・・bk,4d=bk+1,1k+1,2・・・bk+1,2d(k=1,2,・・・,n4d−1)
    かつ
    Figure 0004818437
    となるように設定し、前記パターン符号列pそれぞれの中心に位置する2d個の符号をiの昇順に連結した変換符号列
    Figure 0004818437
    を記憶することを特徴とする請求項1に記載のコード変換装置。
  3. 前記信号入力部は、集合A={−1,1}(n=2)の要素m個で構成された拡散符号列により変調された変調信号を前記所定のサンプリング周期でサンプリングした第1信号を入力し、
    前記符号列記憶部は、パターン符号列p=bi,1i,2i,3i,4(bi,1=1、i=1,2,・・・,8、d=1)を、反転(即ち、p=−bi,1−bi,2−bi,3−bi,4と置き換えること)を許しながら、bk,3k,4=bk+1,1k+1,2(k=1,2,・・・,7)かつb8,38,4=b1,11,2となるように設定し、前記パターン符号列pそれぞれの中心に位置する2個の符号をiの昇順に連結した変換符号列c・・・c16=b1,21,32,22,3・・・b8,28,3を記憶し、
    前記符号列特定部は、前記入力符号列に含まれる2個の符号ごとに、当該2個の符号と当該2個の符号の前後に位置する各1個の符号とで構成された部分符号列と当該部分符号列を構成する符号を反転した反転符号列とのいずれかに一致するパターン符号列を、前記パターン符号列pの中から特定し、
    前記信号生成部は、前記符号列特定部により前記入力符号列に含まれる2個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、前記信号入力部により入力された第1信号にて当該2個の符号が割り当てられた部分である部分信号を、当該パターン符号列が反転符号列に一致するパターン符号列として前記符号列特定部により特定されていた場合には当該部分信号を反転した上で、加算してパターン信号を生成することを特徴とする請求項2に記載のコード変換装置。
  4. 前記信号生成部は、パターン符号列ごとに加算する部分信号の数を略均等にすることを特徴とする請求項1に記載のコード変換装置。
  5. 前記信号入力部は、前記第1信号を、前記符号列記憶部と前記符号列特定部とが実装されたコード変換テーブルに入力し、
    前記コード変換テーブルは、前記信号入力部により入力された第1信号を用いて、パターン符号列ごとに、前記信号生成部により加算される部分信号を出力し、
    前記信号生成部は、パターン符号列ごとに、前記コード変換テーブルにより出力された部分信号を加算してパターン信号を生成することを特徴とする請求項1に記載のコード変換装置。
  6. n(nはn≧2となる整数)種類の符号を要素とする集合Aの要素m(mはm≧4dとなる整数、dはd≧1となる整数)個で構成された拡散符号列により変調された変調信号を受信する信号受信部と、
    前記信号受信部により受信された変調信号から所定のサンプリング周期でサンプリングされたデジタル信号として、ベースバンド信号である第1信号を生成するベースバンド信号取得部と、
    前記ベースバンド信号取得部により生成された第1信号を入力する信号入力部と、
    前記集合Aの要素4d個で構成されたn4d種類のパターン符号列それぞれの中心に位置する2d個の符号を連結した変換符号列であって、当該パターン符号列と前記変換符号列とで当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号が同じ符号になるように構成された変換符号列を記憶する符号列記憶部と、
    前記信号入力部により入力された第1信号に対して前記拡散符号列の符号周期で符号を割り当てた入力符号列x・・・xに含まれる2d個の符号ごとに、当該2d個の符号と当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号とで構成された部分符号列に一致するパターン符号列を、前記パターン符号列の中から特定する符号列特定部と、
    前記符号列特定部により前記入力符号列に含まれる2d個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、前記信号入力部により入力された第1信号にて当該2d個の符号が割り当てられた部分である部分信号を加算してパターン信号を生成する信号生成部と、
    前記信号生成部によりパターン符号列ごとに生成されたパターン信号を、前記符号列記憶部に記憶された変換符号列にて当該パターン符号列の中心に位置する2d個の符号が配置された順番と同じ順番で連結して第2信号を生成する信号変換部とを備えることを特徴とする受信機。
  7. 前記ベースバンド信号取得部は、前記第1信号と前記拡散符号列を前記所定のサンプリング周期でサンプリングした符号列との相関を演算して前記入力符号列の開始位置を算出し、
    前記符号列特定部は、前記ベースバンド信号取得部により算出された開始位置以降の2d個の符号ごとに、パターン符号列を特定することを特徴とする請求項6に記載の受信機。
  8. 前記ベースバンド信号取得部は、前記所定のサンプリング周期を、前記所定のサンプリング周期の逆数であるサンプリング周波数が前記拡散符号列の符号周波数の整数倍となるように設定又は変換することを特徴とする請求項6に記載の受信機。
  9. 前記受信機は、さらに、
    前記信号入力部により入力された第1信号の振幅及び位相及び遅延の中の少なくとも1つとして、前記信号変換部により生成された第2信号の振幅及び位相及び遅延の中で該当するものを計算する信号推定部を備えることを特徴とする請求項6に記載の受信機。
  10. 前記信号入力部は、マルチパスを含む第1信号を入力し、
    前記信号推定部は、前記信号変換部により生成された第2信号の振幅及び位相及び遅延の中で該当するものを計算して前記第1信号のマルチパスを推定することを特徴とする請求項9に記載の受信機。
  11. プロセッサが、n(nはn≧2となる整数)種類の符号を要素とする集合Aの要素m(mはm≧4dとなる整数、dはd≧1となる整数)個で構成された拡散符号列により変調された変調信号を所定のサンプリング周期でサンプリングした第1信号を入力し、
    メモリが、前記集合Aの要素4d個で構成されたn4d種類のパターン符号列それぞれの中心に位置する2d個の符号を連結した変換符号列であって、当該パターン符号列と前記変換符号列とで当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号が同じ符号になるように構成された変換符号列を記憶し、
    前記プロセッサが、前記第1信号に対して前記拡散符号列の符号周期で符号を割り当てた入力符号列x・・・xに含まれる2d個の符号ごとに、当該2d個の符号と当該2d個の符号の前後に位置する各d個の符号とで構成された部分符号列に一致するパターン符号列を、前記パターン符号列の中から特定し、
    前記プロセッサが、前記入力符号列に含まれる2d個の符号ごとに特定されたパターン符号列ごとに、前記第1信号にて当該2d個の符号が割り当てられた部分である部分信号を加算してパターン信号を生成し、
    前記プロセッサが、パターン符号列ごとに生成されたパターン信号を、前記メモリに記憶された変換符号列にて当該パターン符号列の中心に位置する2d個の符号が配置された順番と同じ順番で連結して第2信号を生成することを特徴とするコード変換方法。
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