JP4817893B2 - ローラクランプ - Google Patents

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Description

本発明は、チューブ内を流れる医療用の液体の流量を調整するためのローラクランプに関する。
従来から、患者に対して薬液や血液等の液体を、チューブを備えた輸液ラインまたは輸血ラインを用いて供給することが行われている。このような場合に、チューブ内を流れる液体の流量を適正量に調整するための流量調整器が用いられており、この流量調整器の中に、ローラを用いたローラクランプがある(例えば、特許文献1参照)。このローラクランプは、底板の両側に設けた一対の側壁の内面にそれぞれ案内溝を設け、この両案内溝に支軸を掛け渡した状態でローラが底板の長手方向に沿って移動可能になっている。
また、底板の表面と案内溝との間の高さを、底板の長手方向に沿った部分で変えるとともに、底板の上面に、平面状の溝と平面状の溝の両縁部に沿った突条部とを底板の長手方向に沿って設けている。そして、底板とローラとの間にチューブを設置した状態で、底板に対するローラの位置を変更することによりチューブ内を流れる液体の流量を調整できるようにしている。
特開平6―109147号公報
しかしながら、前述した従来のローラクランプでは、液体が供給される患者が寝返りをうったり、チューブに物や人が接触したりして、チューブが突発的に引っ張られると、ローラの位置が変動してチューブ内を流れる液体の流量に変化が生じることがある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、その目的は、チューブ内を流れる液体の流量を設定量に保つことのできるローラクランプを提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係るローラクランプの構成上の特徴は、一方から他方に延びる底部と、底部の長手方向に沿った両縁部から上方に延び、対向する内面に、底部との間の高さが一方から他方に向って異なるように設定されたガイド溝がそれぞれ形成された一対の側壁部とで構成されたチューブ設置部と、一対の側壁部に掛け渡され両ガイド溝に両端部が移動可能に支持された中心軸部と、中心軸部の軸方向の中心側に設けられ、中心軸部を中心として回転しながら両ガイド溝に沿って移動することによりチューブ設置部に設置され内部に液体が流れるチューブを底部に押圧して、チューブ内を流れる液体の流量を調整するローラ部とで構成された流量調整ローラとを備えたローラクランプにおいて、チューブ設置部における流量調整ローラの移動範囲から底部の長手方向に沿って所定間隔を保った部分の幅および高さをチューブ設置部の他の部分の幅および高さよりも長くして、所定間隔を保った部分に、チューブを巻き付けるためのチューブ巻回用軸部を設け、さらに、チューブ巻回用軸部の軸方向の中央に周面に沿って延びる突部を形成したことにある。
前述したように構成した本発明に係るローラクランプでは、チューブ設置部の底部と両側壁部のガイド溝との間の高さ方向の長さが一方から他方に向って異なるようにして、チューブ設置部の底部に対する流量調整ローラの位置を変更することによって、チューブ内を流れる液体の流量を調整するようにしている。また、チューブをチューブ巻回用軸部に巻き付けることによって、チューブ設置部の底部と流量調整ローラとによって挟まれた状態のチューブや流量調整ローラに位置ずれが生じないようにしている。このため、チューブに設定された一定量の液体を安定した状態で流すことができる。
また、ローラクランプが取り付けられるチューブは、医療用の液体が収容される容器と液体が供給される患者との間に設置されるものであり、チューブ巻回用軸部を、チューブ設置部における流量調整ローラよりも患者に近い部分に位置させた状態で、ローラクランプはチューブに取り付けられる。これによると、チューブが患者に近い側から引っ張られたときに、まず、チューブ巻回用軸部のチューブが巻き付けられた部分によって、チューブを引っ張る力が吸収されるため、その引っ張る力がチューブにおけるチューブ設置部の底部と流量調整ローラとで挟まれた部分まで届き難くなる。このため、流量調整ローラやチューブに位置ずれが生じ難くなって、チューブ内の流量に変化が生じることを防止できる。
また、突発的に、チューブが引っ張られても、チューブにおけるチューブ巻回用軸部に巻き付けられた部分、またはチューブ設置部の底部と流量調整ローラとによって挟まれた部分が一時的に伸長して細くなるだけで、流量調整ローラやチューブの位置に変動は生じ難くなる。すなわち、チューブにおけるチューブ巻回用軸部に巻き付けられた部分がローラクランプの外側に向って引っ張られたときには、チューブにおけるチューブ巻回用軸部に巻き付けられた部分が細くなって、チューブ内を流れる液体の流量が減少するが、チューブを引っ張る力から解放されたときに、チューブは元の状態に復元して、内部を流れる液体の流量は設定された流量に戻る。この場合、チューブにおける底部と流量調整ローラとによって挟まれた部分には影響は生じない。
このように、ローラクランプを構成したため、チューブによほど大きな力が加わらない限り、チューブ内を流れる液体の流量は設定した流量に維持される。すなわち、チューブは、チューブ設置部の底部と流量調整ローラとの間およびチューブ巻回用軸部の周面にそれぞれ係合した状態になっているため、チューブ設置部の底部と流量調整ローラとの間に係合した部分と、チューブ巻回用軸部の周面に係合した部分との双方に位置ずれが生じない限りチューブ内を流れる液体の流量に変動は生じなくなる。また、本発明におけるチューブ巻回用軸部は、両側壁部に掛け渡してもよいし、チューブ設置部の底部から上方に向って延ばしてもよい。また、チューブ巻回用軸部はチューブ設置部に対して固定してもよいし、軸周り方向に回転可能な状態でチューブ設置部に取り付けてもよい。
また、本発明に係るローラクランプの他の構成上の特徴は、チューブ巻回用軸部を軸周り方向に回転可能にしたことにある。これによると、ローラクランプをチューブに沿って移動させる際の操作が容易になる。
また、本発明に係るローラクランプのさらに他の構成上の特徴は、チューブ巻回用軸部を回転方向における所定位置で固定できるようにしたことにある。これによると、チューブ巻回用軸部を回転方向における所定の位置に固定できるため、チューブ巻回用軸部が不用意に回転することがなくなり、チューブの位置ずれを防止できる。
また、本発明に係るローラクランプのさらに他の構成上の特徴は、チューブ巻回用軸部におけるチューブが巻き付けられる部分の断面形状を三角形または円形にしたことにある。チューブ巻回用軸部におけるチューブが巻き付けられる部分の断面形状は、四角形以上の多角形にすることもできるが、三角形や円形にすることが好ましい。チューブ巻回用軸部におけるチューブが巻き付けられる部分の断面形状を三角形にするとチューブ巻回用軸部とチューブとの間に生じる摩擦が大きくなりチューブに位置ずれを生じさせないより好ましいローラクランプを得ることができる。また、チューブ巻回用軸部におけるチューブが巻き付けられる部分の断面形状を円形にすると、チューブを巻き付け易くなり、チューブの巻き付けられた部分に変形が生じ難くなる。
以下、本発明の一実施形態に係るローラクランプを図面を用いて詳しく説明する。図1ないし図3は、同実施形態に係るローラクランプRCを示しており、このローラクランプRCはチューブT内を流れる薬液等の液体の流量を調整するために用いられるものである。すなわち、ローラクランプRCは、略樋状に形成されたチューブ設置部10に、チューブTを押圧してチューブT内を流れる液体の流量を調整する流量調整ローラ20と、チューブTが巻き付けられることによりチューブTがチューブ設置部10内で位置ずれすることを防止するチューブ巻回用軸部30とを設けて構成されている。
チューブ設置部10は、細長い板状の底部11の長手方向に沿った両縁部から側壁部12,13をそれぞれ立ち上げて略樋状に形成されている。底部11は、基端側部分(ここでは、チューブT内を流れる液体の上流側に相当する部分を基端側とし、基端側は図1および図2の左側に該当する。)から中央側部分にかけての部分の幅が小さく、先端側部分(図1および図2の右側部分)の幅が大きく設定されており、基端側の幅狭部11aと先端側の幅広部11bとの間に、幅狭部11aから幅広部11bにかけて徐々に幅が広くなったテーパ部11cが形成されている。
また、図4に示したように、幅狭部11aは、基端側から先端側にかけて徐々に高さが高くなる傾斜面に形成され、幅広部11bは、幅狭部11aよりも高さの低い位置に位置する水平面に形成されている。そして、テーパ部11cは、幅狭部11aの先端側端部と幅広部11bの基端側端部とを結ぶ急な傾斜面に形成されている。また、幅狭部11aの上面における幅方向の中央には、幅狭部11aの傾斜に沿って基端側から先端側に行くほど高さが高くなったチューブT押圧用の溝部11dが形成されている。
側壁部12,13は、底部11を挟んで対称に形成されており、ともに上端縁部が同一面上に位置するように真っ直ぐに形成されている。そして、側壁部12,13は、底部11の幅狭部11aに対応する基端側から中央部にかけての部分の高さ方向の長さが短く、底部11の幅広部11bに対応する先端側部分の高さ方向の長さが長く設定されている。また、側壁部12,13における底部11のテーパ部11cに対応する部分は、基端側から先端側に向って互いの間隔を広げるようにして配置され、その下端縁部は、テーパ部11cの傾斜に沿った傾斜部に形成されている。
すなわち、このチューブ設置部10は、基端部から中央部にかけての部分が、幅および高さ方向の長さがともに小さく設定された細長い略樋状に形成され、先端側部分が幅および高さ方向の長さがともに大きく設定され底部が下方に突出した長さの短い樋状に形成されている。そして、側壁部12,13の対向する内面には、図4および図5に示したようにガイド溝14,15が形成されている。ガイド溝14は、図4に示したように、側壁部12の上端縁部から所定距離を保って、側壁部12の上端縁部に沿うようにして側壁部12の基端部から先端部に向かって延びている。また、ガイド溝14の基端部近傍は、外部側に行くほど上下方向の幅がやや大きくなるように形成されている。
このように、底部11は基端部から先端側に向って徐々に高さが高くなる傾斜面に形成され、ガイド溝14は水平に形成されているため、ガイド溝14と底部11の上面との間の長さは、基端部側ほど大きく、先端部側に近くにしたがって徐々に小さくなる。なお、図示していないが、側壁部13に形成されたガイド溝15は、ガイド溝14と対向する位置に、ガイド溝14と対称の形状に形成されている。また、側壁部12の先端側部分を構成する幅広面12aの略中央には、チューブ巻回用軸部30の一方に設けられた支軸32を支持する支持穴16が形成され、側壁部13の先端側部分を構成する幅広面13aの略中央には、チューブ巻回用軸部30の他方に設けられた回転止部33を取り付けるための穴部17が形成されている。
そして、幅広面13aの表面における穴部17の周囲には、複数の係合凹部17aが間隔を保って形成されている。また、幅広面12aの上端縁部における支持穴16の上方に位置する部分には、側壁部13側に向って突出する表面が曲面状の抜け止め突起12bが形成され、幅広面13aの上端縁部における穴部17の上方に位置する部分には、側壁部12側に向って突出する表面が曲面状の抜け止め突起13bが形成されている。
そして、チューブ設置部10の先端部には、チューブTを通過させるための凹部18aが形成された仕切り部18が設けられている。この仕切り部18の凹部18aの上端部は開放されて外部に通じている。そして、仕切り部18の上端中央における開放された部分に突起18b,18cが互いに近づくように対向して延びている。この突起18b,18c間の隙間の長さは、チューブTの直径よりもやや小さく設定されており、チューブTを径方向に押し潰すことにより、突起18b,18c間の隙間を通過させることができる。
流量調整ローラ20は、厚みが側壁部12,13間の間隔よりもやや小さな円板状のローラ部21と、ローラ部21の中心軸に沿ってローラ部21の両側に突出する中心軸部22とで構成されている。そして、ローラ部21の周面には、軸方向に延びる滑り止め用の突条23が円周方向に沿って複数形成されている。また、中心軸部22の直径は、ガイド溝14,15の上下方向の幅よりも小さく設定されている。したがって、流量調整ローラ20は、チューブ設置部10内で多少の幅で上下移動可能な状態でチューブ設置部10の基端部と先端部側部分との間を移動することができる。また、説明の便宜上、図5には、チューブTを示していないが、チューブTをローラクランプRCに取り付けた場合には、チューブTはローラ部21と溝部11dとの間に形成される隙間に位置するようになる。
チューブ巻回用軸部30は、軸本体31の一方の端部に支軸32を設けるとともに、他方の端部に回転止部33を設けて構成されている。軸本体31は、各辺が外部側に向って膨らんだ略三角形に断面が形成された棒状の軸で構成されている。そして、軸本体31の軸方向における中央部には、軸本体の周面に沿って延びる略リング状の突部34が形成されている。また、支軸32は、側壁部12の支持穴16に回転可能な状態で支持されている。回転止部33は、支軸32と直径が略等しい軸部33aの先端部の外周に、一定間隔を保って3個の係合突起33bを設けて構成されている。
各係合突起33bは、側壁部13の穴部17よりも外部側に位置しており、穴部17の周囲に形成された複数の係合凹部17aにそれぞれ係合可能になっている。したがって、チューブ巻回用軸部30は、側壁部13側から支軸32を穴部17内に入れ、各係合突起33bを、それぞれ係合凹部17aに係合させることにより、チューブ設置部10に取り付けることができる。また、各係合突起33bと各係合凹部17aとの係合部分を変更して係合させることもできる。なお、このチューブ巻回用軸部30の軸本体31にチューブTを一回巻いたときに、二重になったチューブTの両縁部は、抜け止め突起12b,13bによってチューブ設置部10内から抜け止めされる。また、その際、二重になったチューブTは、突部34によって軸本体31の両側にガイドされる。
このように構成されたローラクランプRCの軸本体31には、製造の段階で、チューブTの所定部分が巻き付けられる。そして、チューブTにおける軸本体31に巻き付けられた部分は、突部34を挟んで軸本体31の両側に位置した状態で、軸本体31の周面に対して弛むことなく巻き付けられる。そして、ローラクランプRCを使用する場合には、チューブTの上流端を、薬液が収容された容器に接続し、チューブTの下流端を患者の体に穿刺して留置する留置針等の穿刺部材に接続する。
つぎに、容器からチューブT内に薬液を流し、チューブT内の空気を外部に放出させたのちに、流量調整ローラ20をチューブ設置部10の先端部側に位置させて薬液の流れを停止させる。その状態で、患者の体における所定の部位に穿刺部材を穿刺して、流量調整ローラ20をチューブ設置部10の基端部側に徐々に移動させて、チューブT内を流れる薬液の流量が適正量になるようにする。そして、チューブTにおける軸本体31に巻き付いた部分が引っ張られもせず、緩みもしない状態になるようにチューブTにおける流量調整ローラ20とチューブ巻回用軸部30との間の部分の引っ張り具合を調整する。
この場合、必要に応じて、チューブ巻回用軸部30を少しだけ外部側に引っ張って各係合突起33bと各係合凹部17aとの係合を解除させた状態でチューブ巻回用軸部30を回転することができる。これによって、容器から患者の体内に、設定された一定流量の薬液が供給される。この患者への薬液の供給の際、患者が不用意に移動してチューブTが引っ張られる等しても、チューブTを引っ張る力がチューブ巻回用軸部30の部分で止まり、流量調整ローラ20には届かなくなる。
このため、一時的に、薬液の流量が減少するだけで、チューブTを引っ張る力がなくなると、薬液の流量は元の流量に戻る。また、チューブT内を流れる薬液の流量を変更する場合には、流量調整ローラ20を、流量が変更しようとする流量になる位置に移動させる。そして、チューブTの引っ張り具合を調整して、チューブTが引っ張られても流量調整ローラ20が容易に移動しないようにする。
以上のように、本実施形態に係るローラクランプRCでは、チューブ設置部10に対する流量調整ローラ20の位置を変更することによって、チューブT内を流れる薬液の流量を調整できるとともに、チューブTをチューブ巻回用軸部30の軸本体31に巻き付けることによって、チューブTにおけるチューブ設置部10の底部11と流量調整ローラ20とによって挟まれた部分や流量調整ローラ20に位置ずれが生じないようにしている。このため、チューブTに設定量の薬液を安定して流すことができる。
また、突発的に、チューブTが引っ張られても、チューブTにおけるチューブ巻回用軸部30に巻き付けられた部分が一時的に伸長して細くなるだけで、流量調整ローラ20やチューブTの位置に変動は生じ難くなる。さらに、ローラクランプRCでは、チューブ巻回用軸部30を回転可能にするとともに、各係合突起33bと各係合凹部17aとを係合させることにより所定位置で固定できるようにしている。このため、チューブTに沿ってローラクランプRCを移動させる際の操作が容易になる。
また、チューブTが巻き付いたチューブ巻回用軸部30は、その位置に固定できるため、チューブ巻回用軸部30が不用意に回転することがなくなる。さらに、軸本体31の断面形状を略三角形にしたため、チューブ巻回用軸部30とチューブTとの間に生じる摩擦が大きくなりチューブTに位置ずれが生じなくなる。また、チューブ巻回用軸部30が、チューブ設置部10における流量調整ローラ20よりも患者に近い部分に設けられているため、さらに流量調整ローラ20やチューブTに位置ずれが生じ難くなって、チューブT内の流量に変化が生じ難くなる。
また、本発明に係るローラクランプは、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜変更して実施することができる。例えば、前述した実施形態では、チューブTにおけるチューブ巻回用軸部30側の端部を患者側に延ばし、チューブTにおける流量調整ローラ20の端部を薬液を収容する容器側に延ばしているが、この向きを逆方向にすることもできる。この場合もチューブTがチューブ巻回用軸部30に巻き付けられることによって、流量調整ローラ20やチューブTに位置ずれが生じ難くなる。
また、係合突起33bと各係合凹部17aとを設けずに、チューブ巻回用軸部30を回転可能にすることもできる。これによると、チューブTが引っ張られたときに、チューブTに大きな力が加わることが防止される。すなわち、チューブTが引っ張られたときにチューブ巻回用軸部30が回転するため、無理な力が掛かってチューブTが大きく伸びることがなくなりチューブTが破損することを防止できる。また、チューブTを引っ張る力がなくなったときには、伸びたチューブTが元の状態に戻るためチューブT内を流れる薬液の流量は設定した流量に戻る。
この場合も、チューブTは、流量調整ローラ20とチューブ巻回用軸部30とに係合した状態になるため、流量調整ローラ20に係合した部分と、チューブ巻回用軸部30に係合した部分との双方に位置ずれが生じない限りチューブT内を流れる液体の流量に変動は生じなくなる。また、前述した実施形態では、チューブ巻回用軸部30を、両側壁部12,13に掛け渡しているが、このチューブ巻回用軸部を、底部11から上方に延びる軸体で構成してもよい。
この場合も、チューブ巻回用軸部は固定してもよいし、回転可能にしてもよい。さらに、前述した実施形態では、軸本体31の断面形状を略三角形に形成しているが、この略三角形は三角形に含まれるものとする。また、軸本体31の断面形状としては、三角形の他、円形や三角以上の多角形としてもよい。さらに、前述した実施形態では、液体を薬液としたが、この液体としては、患者に供給する医療用の液体であれば何でもよく、例えば、栄養剤や血液でもよい。また、このローラクランプは、前述した部分以外の部分の構成についても、本発明の技術的範囲で適宜変更することができる。
本発明の一実施形態に係るローラクランプを示した平面図である。 ローラクランプの正面図である。 ローラクランプの背面図である。 図1の4−4断面図である。 図2の5−5断面図である。
符号の説明
10…チューブ設置部、11…底部、12,13…側壁部、14,15…ガイド溝、20…流量調整ローラ、21…ローラ部、22…中心軸部、30…チューブ巻回用軸部、31…軸本体、RC…ローラクランプ、T…チューブ。

Claims (4)

  1. 一方から他方に延びる底部と、前記底部の長手方向に沿った両縁部から上方に延び、対向する内面に、前記底部との間の高さが一方から他方に向って異なるように設定されたガイド溝がそれぞれ形成された一対の側壁部とで構成されたチューブ設置部と、
    前記一対の側壁部に掛け渡され前記両ガイド溝に両端部が移動可能に支持された中心軸部と、前記中心軸部の軸方向の中心側に設けられ、前記中心軸部を中心として回転しながら前記両ガイド溝に沿って移動することにより前記チューブ設置部に設置され内部に液体が流れるチューブを前記底部に押圧して、前記チューブ内を流れる液体の流量を調整するローラ部とで構成された流量調整ローラとを備えたローラクランプにおいて、
    前記チューブ設置部における前記流量調整ローラの移動範囲から前記底部の長手方向に沿って所定間隔を保った部分の幅および高さを前記チューブ設置部の他の部分の幅および高さよりも長くして、前記所定間隔を保った部分に、前記チューブを巻き付けるためのチューブ巻回用軸部を設け、さらに、
    前記チューブ巻回用軸部の軸方向の中央に周面に沿って延びる突部を形成したことを特徴とするローラクランプ。
  2. 前記チューブ巻回用軸部を軸周り方向に回転可能にした請求項1に記載のローラクランプ。
  3. 前記チューブ巻回用軸部を回転方向における所定位置で固定できるようにした請求項2に記載のローラクランプ。
  4. 前記チューブ巻回用軸部における前記チューブが巻き付けられる部分の断面形状を三角形または円形にした請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載のローラクランプ。
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