JP4816020B2 - 光ファイバ測定装置 - Google Patents
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Description
(1)請求項1記載の発明は、被測定光ファイバに光パルスを入射し、当該光パルスの各通過点で発生する複数の異なる波長の戻り光を検出することにより被測定光ファイバの特性を測定する光ファイバ測定装置であって、被測定対象の光ファイバに入射する所定の光パルスを発生する光源部と、前記光源部からの前記光パルスを受けて前記被測定光ファイバに入射すると共に、連結用光伝送手段を介して相互に接続された複数のフィルタ手段により前記戻り光をそれぞれの波長毎に分波して出力する光結合手段と、前記光結合手段により波長毎に分波されたそれぞれの戻り光を、受光用光伝送手段を介して受けて光電変換を行う複数の受光部と、前記複数の受光部のそれぞれの出力を信号処理する信号処理部と、を備え、前記連結用光伝送手段と前記受光用光伝送手段との合計の光路長が、分波される各波長のそれぞれで等しくなるように構成されたことを特徴とする光ファイバ測定装置である。
(1)請求項1記載の光ファイバ測定装置の発明では、光源部からの光パルスを受けて被測定光ファイバに入射すると共に、連結用光伝送手段を介して相互に接続された複数のフィルタ手段により戻り光をそれぞれの波長毎に分波して出力する光結合手段を用いて、波長毎に分波されたそれぞれの戻り光を受光用光伝送手段を介して受光部で受けて光電変換を行って、それぞれの出力を各信号処理部で信号処理することにより、被測定光ファイバにおいて光パルスの各通過点で発生する複数の異なる波長の戻り光を検出することにより被測定光ファイバの特性を測定する際に、連結用光伝送手段と受光用光伝送手段との合計の光路長が、分波される各波長のそれぞれで等しくなるように構成しておく。
ここでは、光ファイバの伝送損失特性の測定や破断点などの劣化部分の検出を行う測定装置として、被測定光ファイバに光パルスを入射し、当該光パルスの各通過点で発生する複数の異なる波長の戻り光(後方散乱光および反射光)を検出することにより被測定光ファイバの特性を測定する、いわゆるOTDR(Optical Time Domain Reflector)を適用した光ファイバ測定装置100を具体例にして説明を行う。なお、ここで、OTDRとは、ROTDRやBOTDRなどの各種のものを含むものとする。
図1に、被測定光ファイバ200に光パルスを入射し、当該光パルスの各通過点で発生する複数の異なる波長の戻り光を検出することにより被測定光ファイバ200の特性を測定する光ファイバ測定装置100の概略構成を示す。
Lmax−Lmin<Lx,
の条件を満たすようにしておけばよい。
図4に、被測定光ファイバ200に光パルスを入射し、当該光パルスの各通過点で発生する複数の異なる波長の戻り光を検出することにより被測定光ファイバ200の特性を測定する光ファイバ測定装置100の第二の実施形態の概略構成を示す。なお、図1に示したものと同一物には同一番号を付して、重複した説明は省略する。
170bはA−D変換部160bでA−D変換されたディジタルデータを、光源部110からの光パルスの繰り返しタイミングに応じて、繰り返し回数分加算平均する加算処理部、170cはA−D変換部160cでA−D変換されたディジタルデータを、光源部110からの光パルスの繰り返しタイミングに応じて、繰り返し回数分加算平均する加算処理部、である。
方向性光結合器120に含まれる複数のフィルタ部は一般的には多層膜フィルタにより構成されている。ここで、単一の波長を透過あるいは遮断するかわりに、複数の波長を含む程度の帯域を通過させるバンドパスフィルタや、特定の波長以下を透過させるショートウェーブパスフィルタ(ローパスフィルタ)や、特定の波長以上を透過させるロングウェーブパスフィルタ(ハイパスフィルタ)などで構成してもよい。あるいは、これらと、サーキュレータとを組み合わせるようにしてもよい。
以上の実施形態において、光源部110は単一の光源であったが、複数の光源を用いることも可能である。その場合には、複数の各光源から方向性光結合器120までの光伝送手段の光路長も、合計の光路長の計算に入れればよい。
以上の実施形態において、方向性光結合器120として、被測定光ファイバ200からの戻り光を2または3の異なる波長に分離分配する具体例を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、4以上の異なる波長に分離分配する場合であっても、同様に光路長を揃えることで、本発明の良好な効果を得ることが可能である。
以上の実施形態において、複数の光源を用いて、4以上の異なる波長に分離分配する場合であっても、複数の各光源から方向性光結合器120までの光伝送手段の光路長を含めた状態で、同様に光路長を揃えることで、本発明の良好な効果を得ることが可能である。
なお、以上の各実施形態は、多波長OTDR(複数の波長の光パルスを同時または切り替えながらに発光し、各波長の後方散乱光を同時または、切り替えながら測定するOTDR)や、ラマンOTDR(1つの波長の光パルスを発光し、後方散乱光の内、ストークス光/アンチストークス光に分離して測定するOTDR)や、複合OTDR(上記の機能を単独および同時に実施、測定を行うOTDR)などにも適用できる。
101 制御部
103 操作部
105 表示部
107 記憶部
110 光源部
120 方向性光結合器
121〜123フィルタ部
130a〜130b 連結用光伝送手段
140a〜140b 受光用光伝送手段
150a〜150b 受光増幅部
160a〜160b A−D変換部
170a〜170b 加算処理部
Claims (3)
- 被測定光ファイバに光パルスを入射し、当該光パルスの各通過点で発生する複数の異なる波長の戻り光を検出することにより被測定光ファイバの特性を測定する光ファイバ測定装置であって、
被測定対象の光ファイバに入射する所定の光パルスを発生する光源部と、
前記光源部からの前記光パルスを受けて前記被測定光ファイバに入射すると共に、連結用光伝送手段を介して相互に接続された複数のフィルタ手段により前記戻り光をそれぞれの波長毎に分波して出力する光結合手段と、
前記光結合手段により波長毎に分波されたそれぞれの戻り光を、受光用光伝送手段を介して受けて光電変換を行う複数の受光部と、
前記複数の受光部のそれぞれの出力を信号処理する信号処理部と、
を備え、
前記連結用光伝送手段と前記受光用光伝送手段との合計の光路長が、分波される各波長のそれぞれで等しくなるように構成されたことを特徴とする光ファイバ測定装置。 - 前記連結用光伝送手段は連結用光ファイバであり、前記受光用光伝送手段は受光用光ファイバである、
ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ測定装置。 - 前記戻り光の強度変化の検出にLxの応答距離が必要であり、いずれかの波長における前記連結用光伝送手段と前記受光用光伝送手段との合計の光路長の最大値がLmaxであり、いずれかの波長における前記連結用光伝送手段と前記受光用光伝送手段との合計の光路長の最小値がLminである場合、
Lmax−Lmin<Lxの条件を満たす、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ファイバ測定装置。
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JP2005329705A JP4816020B2 (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | 光ファイバ測定装置 |
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