JP4815473B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、ブラシ及びスリップリングを備えた回転電機の構造に関するものである。
従来、例えば界磁巻線式の回転電機において、界磁電流はリヤブラケットに固定されたブラシと回転軸に取り付けられたスリップリングを介して供給される。この場合、固定されているブラシと回転しているスリップリングが接触するために、両者の摩擦により、ブラシとスリップリングが高温となってブラシ寿命が低下していた。また、ブラシ又はスリップリングの磨耗粉が発生し、磨耗粉による短絡、地絡が問題となっていた。
従来の回転電機では、ブラシ又はスリップリングを冷却し、ブラシ磨耗粉を排出するために、界磁鉄心の両側面に取り付けられた冷却用ファンによる冷却風を利用する。このとき、例えば特許文献1では、ブラシとスリップリング周辺に通風路を設け、外部へブラシ磨耗粉を排出する穴の形状として、外部から異物進入を防止するような構造が提案されている。
また、ブラシ及びスリップリングを有し、ロータの回転角を検出する回転角検出器を備えた回転電機において、回転角検出器の本体の外周部に冷却用ファンを設け、冷却風を回転検出器のセンサに送り、これらの温度上昇を抑制するものが示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許3055451号公報 特開2006−180580号公報(段落[0029]〜[0031]、図3、図4)
しかしながら、上記特許文献1では、ブラシとスリップリング周辺に通風路を設けているが、風を流すための動力としては回転子の界磁鉄心の端部に設けられた冷却用ファンを用いている。この冷却用ファンによる冷却風は、一般に回転電機の整流器、固定子、回転子等を冷却するためにも使用されるため、これらの部材を通る風量によって、ブラシ及びスリップリング周りの通風路に十分な風量を確保できない場合がある。
また、上記特許文献2に示すように、回転角検出器の本体の外周部に冷却用ファンを設けた場合は、確かにセンサは冷却することができるが、より発熱するブラシやスリップリングへ効果的に風を送ることができず、ブラシ磨耗粉の排出にも効果が薄い。
この発明は上記のような従来の課題を解消するためになされたものであり、ブラシ及びスリップリングへ効果的に冷却風を送ると共に、ブラシ磨耗粉を効果的に排出することができる回転電機を提供する。
この発明に係る回転電機は、ハウジングに回転自在に支持されている回転軸と、ハウジングに固定されると共に電機子巻線を有する固定子と、回転軸に固定されると共に界磁鉄心及び界磁巻線を有する回転子と、回転軸の回転子よりリヤ側の位置に固定されると共に界磁巻線に界磁電流を供給するスリップリングと、ハウジングのリヤ側に固定されると共にスリップリングを介して界磁巻線に界磁電流を供給するブラシと、回転軸のスリップリングよりリヤ側に配置される回転センサを備え、回転軸の回転センサよりリヤ側の位置、又は回転軸の回転センサよりフロント側であってスリップリングのリヤ側の位置に、回転センサ、ブラシ及びスリップリングに対してリヤ側からフロント側に向けて軸方向に冷却風を流す冷却用ファンを設置し、回転センサの固定子の周囲に軸方向のスリットを構成したことを特徴とする。
この発明によれば、ブラシ及びスリップリングへ効果的に冷却風を送ると共に、ブラシ磨耗粉を効果的に排出することができる。また、回転センサも効果的に冷却することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による回転電機を示す断面図であり、図2は実施の形態1による冷却用ファン装着部を示す拡大斜視図である。なお、本実施の形態で説明する回転電機100は、車両用の交流発電電動機(モータジェネレータ)の例を示している。
本実施の形態の回転電機100は、ハウジングとしてのフロントブラケット6及びリアブラケット7と、上記フロントブラケット6のベアリング11A及びリアブラケット7のベアリング11Bを介して回転自在に支持されている回転軸1と、上記フロントブラケット6及びリアブラケット7に固定されると共に電機子巻線5aを有する固定子5と、回転軸1に固定されると共に界磁鉄心2及び界磁巻線3を有する回転子10と、回転軸1のフロント側の端部に固着されたプーリ9を備えている。そして、この回転電機100は、プーリ9及びプーリ9に掛けられたベルト(図示せず)を介してエンジンの回転軸(図示せず)に連結されている。また、回転電機100の駆動の際の発熱により、回転子10や固定子5の温度が上昇するため、回転子10の軸方向両端面には冷却用ファン12及び13が設けられている。
また、回転電機100は、回転軸1のリヤ側に装着された一対のスリップリング4と、回転軸1のリヤ側外周に位置するようにリヤブラケット7に取り付けられたブラシホルダ80と、上記一対のスリップリング4に摺接するようにブラシホルダ80内に配置された一対のブラシ8を備えている。なお、本明細書では、回転子10を中心として、プーリ9が取り付けられている側をフロント側、スリップリング4が取り付けられている側をリヤ側と呼ぶ。
さらに、回転電機100は、直流電力を交流電力又は交流電力を直流電力に変換するパワー回路部30と、回転子10の界磁巻線3に界磁電流を供給する界磁回路部31と、パワー回路部30及び界磁回路部31を制御する制御回路部32を備え、外部接続用コネクタ35及び電源端子36を介して外部に接続される。
パワー回路部30は、複数のパワー素子(後述するスイッチング素子)30a及び30bと、当該パワー素子30a及び30bに電気的に接続される電極部材を兼ねた内側ヒートシンク30g及び外側ヒートシンク30hを備えている。各パワー素子間の接続は、樹脂にインサート成形された導電性部材(図示せず)と、ヒートシンク30g及び30hとによって行われ、中継配線部材(図示せず)により制御回路部32に電気的に接続される。
制御回路部32は、制御回路基板32aと、制御回路基板32aを収納するための樹脂製のケース33を備えている。ケース33は、防水カバー33a等により制御回路基板32aへの塩泥水の浸入を防ぐような防水構造を有している。界磁回路部31は、制御回路基板32aと同一基板32a上に実装することも可能であり、また、制御回路基板32aと分離して構成してもよい。外部接続用コネクタ35は、制御回路部32の近傍に配設され、制御回路部32と電気的に接続されている。
図3は、本実施の形態の回転電機100の制御回路図である。図において、交流発電電動機である回転電機100は、固定子5の電機子巻線5aと、回転子10の界磁巻線3を備え、固定子5の電機子巻線5aは、3相(U相、V相、W相)のコイルにより構成されている。パワー回路部30では、上アーム30Aを構成するスイッチング素子(パワートランジスタ、MOSFET、IGBT等)30a及び並列ダイオードと、下アーム30Bを構成するスイッチング素子30b及び並列ダイオードとを2組直列に接続したものを1セットとし、当該セットを3個並列に配置することによりインバータを構成している。そして、当該インバータにはコンデンサ102が並列に接続されている。電機子巻線5aの各相の端部は、交流配線を介して上記直列に接続した上アーム30Aのスイッチング素子30aと下アーム30Bのスイッチング素子30bの中間接続点にそれぞれ接続されている。また、バッテリ101の正極端子及び負極端子が、直列配線を介して上記パワー回路部30の正極側及び負極側に接続されている。
界磁回路部31は、ブラシ8とスリップリング4(図1参照)を介して界磁巻線3を挟んで直列接続される2つの半導体素子31a及び31bと、シャント抵抗31cに並列接続されるフライホイールダイオード31dを備える。
制御回路部32は、パワー回路部30の上アーム30Aのスイッチング素子30aと下アーム30Bのスイッチング素子30bのスイッチング動作を制御すると共に、界磁回路部31を制御して回転子の界磁巻線3に流す界磁電流を調整する。
次に、図3に基づいて、本実施の形態の回転電機100の制御動作の概要を説明する。エンジン始動時に、バッテリ101から直流電力が電源端子36を介してパワー回路部30に給電される。制御回路部32は、パワー回路部30の各スイッチング素子30a、30bをON/OFF制御して、上記直流電力を三相交流電力に変換する。そして、この三相交流電力が交流発電電動機である回転電機100の電機子巻線5aに供給される。一方、制御回路部32からの指令に基づき、界磁回路部31は回転子10の界磁巻線3に界磁電流を供給する。界磁巻線3の周囲に発生する磁束と、固定子5の電機子巻線5aに流れる電流とが鎖交することで、駆動トルクが発生する。この駆動トルクにより、回転子10が回転駆動され、プーリ9からベルト(図示せず)を介してエンジンのクランクシャフトへと伝達され、エンジンが始動する。
一方、エンジン運転状態では、エンジンの回転動力がクランクシャフトからベルト(図示せず)を介してプーリ9へ伝達される。この駆動力により、回転軸1に固定された回転子10が回転する。これにより、回転子10の界磁巻線3の発生する磁束が、固定子5の電機子巻線5aと鎖交するため、電機子巻線5aに三相交流電圧が誘起される。そして、制御回路部32がパワー回路部30の各スイッチング素子30a、30bをON/OFF制御し、電機子巻線5aに誘起された三相交流電力を直流電力に変換して、バッテリ101を充電する。
上述のように、界磁巻線式の回転電機100において、界磁回路部31からの界磁電流はリヤブラケット7に固定されたブラシ8と回転軸1に取り付けられたスリップリング4を介して供給される。固定されているブラシ8と回転しているスリップリング4が接触するために、両者の摩擦により、ブラシ8とスリップリング4が高温となってブラシ寿命が低下する。また、ブラシ8又はスリップリング4の磨耗粉が発生し、磨耗粉による短絡、地絡が問題となる。
そこで、本実施の形態では、回転子10の回転軸1において、スリップリング4よりリヤ側の位置にブラシ8及びスリップリング4を冷却するための冷却用ファン20を設置する。この冷却用ファン20は、冷却用ファン20の外周方向または冷却用ファン20よりもリヤ側から冷却風を吸い込み、吸い込んだ冷却風を回転軸1に沿ってフロント側に流し、少なくともブラシ8及びスリップリング4の接触部分及びその周辺位置を通すようにする。
本実施の形態によれば、回転子10が回転すると、回転軸1のブラシ8及びスリップリング4よりリヤ側に設置された冷却用ファン20も回転して冷却風が発生する。この冷却風は、冷却用ファン20の外周方向または冷却用ファン20よりもリヤ側から冷却用ファン20に入り、回転軸1に沿ってフロント側に流れる。これにより冷却用ファン20からの冷却風がブラシ8及びスリップリング4方向に流れ、ブラシ8及びスリップリング4が冷却することができると共に、ブラシ8及びスリップリング4の摩擦により発生するブラシ磨耗粉を排出することができる。また、ブラシ8及びスリップリング4が冷却されることでブラシ磨耗を低減しブラシ寿命を向上させることができる。また、ブラシ8の電気抵抗を低減することで界磁電流を増加させ、回転電機100の特性を向上させることができる。さらに、ブラシ磨耗粉を効率的に排出できるため、ブラシ磨耗粉によるスリップリング4の短絡や地絡を防止することができる。
本実施の形態の冷却用ファン20はプレス加工により製作し、回転軸1のリヤ側端面等にねじ止めで固定してもよい。冷却用ファン20をプレス加工で製作することで、安価に製作することができる。また、冷却用ファン20をスリップリング4と一体に成形してもよい。スリップリング4と一体成型することで回転軸1にスリップリング4と同時に固定することができるので、回転子10の組立工程を簡易化し、コストを低減することができる。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による回転電機を示す主要部断面図であり、図5は実施の形態2による冷却用ファン装着部を示す拡大斜視図である。本実施の形態では、回転子10のリヤ側ベアリング11Bのリヤ側端部付近にブラシ8及びスリップリング4の冷却用ファン21を設置する。つまり、回転軸1のスリップリング4よりフロント側の位置にブラシ8及びスリップリング4を冷却するための冷却用ファン21を設置する。この冷却用ファン21により、リヤ側から回転軸1に沿って冷却風を吸入し、少なくともブラシ8及びスリップリング4の接触部分及びその周辺位置を通すようにし、冷却用ファン21の外周方向に設けられたスリット24から排出されるようにする。また、冷却用ファン21を設置するために、リヤブラケット7のベアリングボックス部7Bに冷却用ファン21が入る空間を設け、冷却用ファン21の外周方向へ排気のためのスリット24を設ける。
本実施の形態によれば、回転子10が回転すると、回転軸1のブラシ8及びスリップリング4よりフロント側に設置された冷却用ファン21も回転する。このとき、冷却風はリヤ側から回転軸1に沿って吸入され、ブラシ8及びスリップリング4の接触部分及びその周辺位置を流れ、冷却用ファン21の外周方向に設けられたスリット24から排出される。これにより、ブラシ8及びスリップリング4が冷却されると共に、ブラシ8及びスリップリング4の摩擦により発生するブラシ磨耗粉を排出することができる。さらに、ブラシ8及びスリップリング4が冷却されることでブラシ磨耗を低減しブラシ寿命を向上させることができる。また、ブラシ8の電気抵抗を低減することで界磁電流を増加させ、回転電機100の特性を向上させることができる。さらに、ブラシ磨耗粉を効率的に排出できるため、ブラシ磨耗粉によるスリップリング4の短絡や地絡を防止することができる。
本実施の形態において、冷却用ファン21はプレス加工で製作され、リヤ側のベアリング11Bと同時に固定される。これにより冷却用ファン21の固定に追加部材を必要とせず、コストを低減できる。また、冷却用ファン21とベアリング11Bを予め固定しておき、一緒に回転子10に組みつけても良い。また、冷却用ファン21とスリップリング4を一体で成形してもよい。冷却用ファン21とスリップリング4を一体成型することで回転軸1に冷却用ファン21をスリップリング4と同時に固定することができる。そのため、回転子10の組立工程を簡易化し、コストを低減することができる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3による回転電機を示す主要部の断面図である。本実施の形態では、回転軸1のスリップリング4よりリヤ側の位置に回転センサ16としてレゾルバを取り付ける。回転センサ16としてのレゾルバは、回転軸1に設置された回転子17と、固定側に設置された固定子18を備えている。そして、レゾルバの回転子17のリヤ側に冷却用ファン22を固定している。回転軸1のリヤ側端部付近に回転センサ16を設置した回転電機においてブラシ8及びスリップリング4を冷却する冷却用ファン22を取り付ける場合、冷却用ファン22と近接した軸方向位置に回転センサ16の回転子17が配置されることになる。このため、冷却用ファン22と回転センサ16の回転子17を同時に固定することにより、回転電機の組立工程を簡素化することができ、コストを低減することができる。
以上のように、本実施の形態は、回転軸1のスリップリング4よりリヤ側の位置に回転センサ16を取り付け、さらに、回転センサ16のリヤ側に冷却用ファン22を固定している。そのため、回転子10が回転すると、回転センサ16のリヤ側に設置された冷却用ファン22も回転して冷却風が発生する。冷却用ファン22の冷却風は、回転軸1に沿ってフロント側に流れ、回転センサ16の固定子18及び回転子17を冷却すると共に、ブラシ8及びスリップリング4方向に流れ、ブラシ8及びスリップリング4を冷却する。まず、回転センサ16を冷却することにより、回転センサ16の検出誤差を低減することができる。また、ブラシ8及びスリップリング4を冷却することでブラシ磨耗を低減しブラシ寿命を向上させることができる。また、ブラシ8の電気抵抗を低減することで界磁電流を増加させ、回転電機100の特性を向上させることができる。さらに、ブラシ8及びスリップリング4の摩擦により発生するブラシ磨耗粉を排出することができる。すなわち、ブラシ磨耗粉を効率的に排出できるため、ブラシ磨耗粉によるスリップリング4の短絡や地絡を防止することができる。
本実施の形態では、回転センサ16としてレゾルバを使用する例を挙げている。レゾルバは対環境性に優れたセンサであり、回転検出の信頼性を確保できる。レゾルバは励磁して回転子10の回転を測定するため、発熱するが、本実施の形態の冷却用ファン22による冷却効果で、回転センサとしての信頼性や寿命の向上が図れる。なお、回転センサ16としてレゾルバだけでなく、ホール素子を用いた磁気式の回転センサ等でも、回転センサの回転子と同時に冷却用ファンを固定することで、同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4による回転電機を示す主要部の断面図である。本実施の形態では、回転軸1のスリップリング4よりリヤ側の位置に回転センサ16としてレゾルバを取り付ける。回転センサ16としてのレゾルバは、回転軸1に設置された回転子17と、固定側に設置された固定子18を備えている。そして、レゾルバの回転子17のフロント側の端面付近に冷却用ファン23を取り付けている。この冷却用ファン23は、冷却風をリヤ側から回転軸1に沿って吸入し、回転センサ16の固定子18及び回転子17を冷却する共に、さらに冷却風をブラシ8及びスリップリング4方向に流して、ブラシ8及びスリップリング4を冷却する。
本実施の形態によれば、冷却用ファン23による冷却風が、回転センサ16の固定子18及び回転子17並びにブラシ8及びスリップリング4を冷却することができる。そして、回転センサ16を冷却することにより、回転センサ16の検出誤差を低減することができる。また、ブラシ8及びスリップリング4を冷却することでブラシ磨耗を低減しブラシ寿命を向上させることができる。また、ブラシ8の電気抵抗を低減することで界磁電流を増加させ、回転電機100の特性を向上させることができる。さらに、ブラシ8及びスリップリング4の摩擦により発生するブラシ磨耗粉を排出することができる。すなわち、ブラシ磨耗粉を効率的に排出できるため、ブラシ磨耗粉によるスリップリング4の短絡や地絡を防止することができる。
実施の形態5.
図8はこの発明の実施の形態5による回転電機の回転センサの固定子を示す斜視図である。本実施の形態は回転センサ16としてレゾルバを使用した例を示す。本実施の形態では、レゾルバの固定子18の周囲に軸方向のスリット25を設ける。一般に、回転センサ16においては、回転子17と固定子18の間隔は回転センサ16の検出精度に関係し、特にレゾルバでは間隔を広げることができず、そのままでは上記実施の形態の冷却用ファン22、23を回転子17付近に配置しても効果が薄くなってしまう。このため、本実施の形態では、回転センサ16の固定子18の周囲に軸方向のスリット25を構成し、冷却風の軸方向通路を設けることで、上記実施の形態で説明した冷却用ファンで発生する冷却風を通り易くする。これにより、冷却風を効率的に回転センサ16の固定子18、並びにブラシ8及びスリップリング4に通すことができ、回転子16の固定子18並びにブラシ8及びスリップリング4の冷却、及びブラシ磨耗粉の排出を効果的に行うことができる。
実施の形態6.
図9はこの発明の実施の形態6による回転電機を示す主要部の断面図である。本実施の形態では、上記実施の形態のブラシ8及びスリップリング4を冷却する冷却用ファン20、21、22、23の少なくとも1個を付けた回転電機において、上記冷却用ファン20、21、22、23付近に、冷却風の外部との入出力口となるスリット26、27を設け、各スリット26、27が外部からの水や異物の混入を防ぐためのラビリンス構造となっている。図9では、軸方向のラビリンス構造の例を示しているが、通風路を径方向にずらしたラビリンス構造を構成してもよい。
一般的に通風路にラビリンス構造を設け、水や異物の混入を防ぐことはよく行われることであるが、ラビリンス構造を採ることで風路の抵抗が大きくなり、効果的に風が流れなくなってしまう。しかし、本発明のように回転電機内部に冷却用ファンを追加すると、風路内部で風を起こすためラビリンス構造を採っても冷却風を多く流すことが可能となり、ブラシ8及びスリップリング4の冷却やブラシ磨耗粉の排出を効果的に行うことができる。
以上の実施の形態では、それぞれ冷却用ファン20、21、22、23を1個取り付けた例を示したが、任意の冷却用ファン20、21、22、23を組み合わせることにより、より効果的にブラシ及びスリップリングの冷却やブラシ磨耗粉の排出を行うことが可能となる。
この発明の実施の形態1による回転電機を示す断面図である。 この発明の実施の形態1による冷却用ファン装着部を示す拡大斜視図である。 この発明の実施の形態1による回転電機の制御回路図である。 この発明の実施の形態2による回転電機を示す主要部の断面図である。 この発明の実施の形態2による冷却用ファン装着部を示す拡大斜視図である。 この発明の実施の形態3による回転電機を示す主要部の断面図である。 この発明の実施の形態4による回転電機を示す主要部の断面図である。 この発明の実施の形態5による回転電機の回転センサの固定子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6による回転電機を示す主要部の断面図である。
符号の説明
100 回転電機、1 回転軸、2 界磁鉄心、3 界磁巻線、4 スリップリング、5 固定子、6,7 ハウジング、8 ブラシ、10 回転子、16 回転センサ、
20,21,22,23 冷却用ファン、24,25,26,27 スリット、
30 パワー回路部、31 界磁回路部、32 制御回路部。

Claims (3)

  1. ハウジングに回転自在に支持されている回転軸と、
    上記ハウジングに固定されると共に電機子巻線を有する固定子と、
    上記回転軸に固定されると共に界磁鉄心及び界磁巻線を有する回転子と、
    上記回転軸の上記回転子よりリヤ側の位置に固定されると共に上記界磁巻線に界磁電流を供給するスリップリングと、
    上記ハウジングのリヤ側に固定されると共に上記スリップリングを介して上記界磁巻線に界磁電流を供給するブラシと、
    上記回転軸の上記スリップリングよりリヤ側に配置される回転センサを備えた回転電機において、
    上記回転軸の上記回転センサよりリヤ側の位置、又は上記回転軸の上記回転センサよりフロント側であって上記スリップリングのリヤ側の位置に、上記回転センサ、上記ブラシ及び上記スリップリングに対してリヤ側からフロント側に向けて軸方向に冷却風を流す冷却用ファンを設置し、
    上記回転センサの固定子の周囲に軸方向のスリットを構成したことを特徴とする回転電機。
  2. 上記回転軸の上記回転センサよりリヤ側の位置、又は上記回転軸の上記回転センサよりフロント側であって上記スリップリングのリヤ側の位置に設置された冷却用ファンは、上記回転センサの回転子と同時に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 上記冷却ファン付近には、上記回転電機の外部とつながるラビリンス構造を有する通路が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の回転電機。
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