JP4814858B2 - レゾルバ - Google Patents

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Description

本発明は、レゾルバに関し、特に、検出用コイルのインダクタンスに含まれる高調波成分に対処するための技術に関するものである。
例えば、特許文献1には、従来のリラクタンス型レゾルバの構造の一例が記載されている。図23に断面図を示すように、この従来のレゾルバ300は、ロータ301の突極数が6に設定されるとともに、ステータ303の極数が8に設定されている。ロータ301は、回転軸302に固定されている。また、ステータ303は、極を構成する8つの極歯304a〜304hに検出用コイル306a〜306がそれぞれに巻着されている。
特許第3877594号の図3
上記のような構成を有するレゾルバにおいては、ロータ301の回転に伴って検出用コイル306a〜306hのインダクタンスが変化することになるが、その際、機械加工精度や材料特性の非線形性等の影響で上記検出用コイル306a〜306hのインダクタンスに高調波成分が含まれることがある。この高調波成分は、コイル306a〜306hのインダクタンスの波形を乱すので、レゾルバの回転位置検出精度を低下させる要因になる。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであって、検出用コイルのインダクタンスに高調波成分が含まれる場合でも、高い回転位置検出精度を得ることができるレゾルバを提供することを目的とする。
本発明に係るレゾルバは、極数が8N(Nは正の整数)に設定され、各極にそれぞれ1個の検出用コイルを巻着したステータと、突極数が(6±1)Nまたは(2±1)Nに設定されたロータと、を備え前記各検出用コイル第1の組〜第4の組に分け、個々の組に属する2N個の検出用コイル相互を直列接続するとともに、前記第1の組に属する前記直列接続された2N個の検出用コイル〜前記第4の組に属する前記直列接続された2N個の検出用コイルをそれらがブリッジ回路を構成するように接続している。
前記個々の組に属する2N個の検出用コイルは、それらのインダクタンス基本波の位相の差が45°であり、それらのインダクタンス基本波を合成したインダクタンスと他の組に属する各検出用コイルのインダクタンス基本波を合成したインダクタンスの位相の差が90°であるように選定される。
一実施形態では、前記ステータの極数が8に設定され、前記ロータの突極数が5に設定される。また、他の実施形態では、前記ステータの極数が8に設定され、前記ロータの突極数が7に設定される。
本発明に係るレゾルバは、特に、相数が2以上に設定されたステータと、磁極数が2×(6±1)Nまたは2×(2±1)N に設定された永久磁石型ロータとを備えるモータと組み合わせることが望ましい。
本発明に係るレゾルバによれば、位置信号を得るために有用な検出用コイルのインダクタンス基本波成分を確保することができることに加えて、例えば、機械加工精度や材料特性の非線形性等でインダクタンスの高調波成分が発生した場合に、各コイルの組内でインダクタンス高調波成分を抑制することができるので、高い回転位置検出精度が得られる。したがって、生産性が良くかつ特性の安定なレゾルバを提供することができる。
また、接続用信号線が4本で良いので、小型化および配線の容易化を図る上で有利である。さらに、相数が2以上に設定されたステータと、磁極数が2×(6±1)Nまたは2×(2±1)N に設定された永久磁石型ロータとを備えるモータと組み合わせることにより、該モータを高精度に制御することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係るレゾルバを用いたモータ駆動システムの一例を示すブロック図である。このモータ駆動システムは、永久磁石型モータ1と共に回転して該モータ1の回転位置に対応する信号を出力するレゾルバ3、該レゾルバ3に励磁信号を供給する励磁電源としての高周波発振回路5、レゾルバ3の出力信号を処理する信号処理回路7、および、該信号処理回路7の出力信号と運転指令とに基づいてモータ1を制御しかつ駆動する制御駆動回路9を備えている。
図2は、レゾルバ3の構造の概略と、検出用コイルの結線形態とを示している。レゾルバ3は、8つの極を有するステータ11と5つの突極を有するロータ13とを備えている。ステータ11は、各極を構成する極歯15にそれぞれ検出用コイル171、172、・・・178が巻かれている。
ロータ13は、上記モータ1と共に回転するように、該モータ1のロータ軸(図示せず)に取り付けられている。そして、このロータ13は、自身の回転による突極の位置変化に伴って上記センサコイル171、172、・・・178のインダクタンスが正弦波状に変化するような外周形状を有している。
上記センサコイル171、172、・・・178は、図3に示す回路が構成されるように結線されている。すなわち、端子TIN1と端子TOUT1との間にコイル171、176が直列接続され、端子TOUT1と端子TIN2との間にコイル172、175が直列接続されている。また、端子TIN1と端子TOUT2との間にコイル173、178が直列接続され、端子TOUT2と端子TIN2との間にコイル174、177が直列接続されている。
上記コイル171〜178は、以下のように分類される。
コイル171、176: 第1組のコイルであるA相コイル17Aを構成
コイル172、175: 第2組のコイルであるB相コイル17Bを構成
コイル173、178: 第3組のコイルであるC相コイル17Cを構成
コイル174、177: 第4組のコイルであるD相コイル17Dを構成
図3から明らかのように、A相コイル17A(171、176)、B相コイル17B(172、175)、C相コイル17C(173、178)およびD相コイル17D(174、177)は、端子TIN1と端子TIN2との間でブリッジ回路を構成している。また、図1に示すように、上記端子TIN1、TIN2は高周波発振器5に、また、上記端子TOUT1、TOUT2は信号処理回路7にそれぞれ接続されている。
このレゾルバ3には、上記高周波発振回路5から出力される例えば100KHz程度の高周波の励磁用交流電圧emが端子TIN1、TIN2を介して印加される。これにより、レゾルバ3は、ロータ13の回転位置に対応する出力信号を端子TOUT1、TOUT2を介して信号処理回路7に出力する。信号処理回路7は、レゾルバ3から出力される高周波の出力信号を該レゾルバ3のロータ13の回転位置(回転角度)に対応する正弦電圧V1および余弦電圧V2に変換し、これらの電圧V1、V2を位置信号として制御駆動回路9に出力する。制御駆動回路9は、上記電圧V1、V2に基づいてレゾルバ3のロータ13の回転位置、すなわちモータ1の回転位置を算出し、その回転位置と運転指令とに基づいてモータを制御する。
ここで、レゾルバ3のロータ13の回転位置を検出するための原理について説明する。なお、以下の説明では、理解を容易にするためにセンサコイル171〜178のインダクタンス高調波を無視する。また、コイル171〜178を励磁する電圧の周波数が大きいので、該コイル171〜178の巻線抵抗も無視する。
各コイル171〜178のインダクタンスの基本波L1〜L8は、次式で与えられる。
1=L0+Lcos(5θ)
2=L0+Lcos(5θ−225°)
3=L0+Lcos(5θ−90°)
4=L0+Lcos(5θ+45°)
5=L0+Lcos(5θ−180°)
6=L0+Lcos(5θ−45°)
7=L0+Lcos(5θ+90°)
8=L0+Lcos(5θ−135°)
ここで、L0はインダクタンスの平均値、Lは基本波の振幅、θはロータの回転位置(角度)である。
したがって、上記A相コイル17A〜D相コイル17DのインダクタンスLA〜LDは、以下のように表される。
A=L1+L6=2L0+2Lcos(22.5°) cos(5θ−α)
B=L2+L5=2L0+2Lcos(22.5°) cos(5θ−180°−α)
C=L3+L8=2L0+2Lcos(22.5°) cos(5θ−90°−α)
D=L4+L7=2L0+2Lcos(22.5°) cos(5θ−270°−α)
ここで、αは位相角(本実施形態では、α=22.5°)である。
図1に示した信号処理回路7から出力される前記ロータ13の位置信号V1(余弦波電圧
)およびV2(正弦波電圧)と、該ロータ13の回転位置θとの関係は、図3の回路構成お
よび上記インダクタンスの関係式に基づいて、以下に示すように理論的に求めることができる。
Figure 0004814858
位置信号V1、V2は、制御駆動回路9に入力される。そこで、制御駆動回路9は、上記
式から導かれる下記の関係に基づいてレゾルバ3のロータ13の回転位置θを演算し、その回転位置θを用いてモータを制御する。
Figure 0004814858
次に、本実施形態に係るレゾルバ3によるインダクタンスの高調波の抑制作用を、比較例に係るレゾルバと対比しながら説明する。
なお、上記比較例に係るレゾルバは、上記ロータ13の突極数を図23に示す従来例と同じ6に設定し、かつ、図4に示すように、A相コイル17A'をコイル171、175で、B相コイル17B'をコイル173、177で、C相コイル17C'をコイル172、177で、D相コイル17D'でコイル174、178でそれぞれ構成している。
図5(a)は、本実施形態に係るレゾルバ3におけるコイル171〜178のインダクタンスL1〜L8およびA相コイル17A〜D相コイル17DのインダクタンスLA〜LDの基本波の各ベクトルを示し、図5(b)は、上記比較例に係るレゾルバにおけるコイル171〜178のインダクタンスL1〜L8およびA相コイル17A'のインダクタンスLA'の基本波の各ベクトルを示している。
また、図6(a)は、本実施形態に係るレゾルバ3におけるコイル171、176のインダクタンスL1、L6およびA相コイル17AのインダクタンスLAの基本波の各波形を示し、図6(b)は、比較例に係るレゾルバにおけるコイル171、175のインダクタンスL1、L6およびA相コイル17A'のインダクタンスLA'の基本波の各波形を示している。なお、図6のグラフにおける横軸に示す0°〜360°は電気角である。
図5(a)に示すように、本実施形態に係るレゾルバ3では、インダクタンスL1、L6の基本波ベクトル相互、インダクタンスL2、L5の基本波ベクトル相互、インダクタンスL3、L8の基本波ベクトル相互およびインダクタンスL4、L7の基本波ベクトル相互がそれぞれ45度の位相差を有し、また、インダクタンスLA、LB、LCおよびLDの基本波ベクトルは、互いに90°の位相差を有する。そして、インダクタンスLAの基本波ベクトルとインダクタンスL1、L6の基本波ベクトルの位相差、インダクタンスLBの基本波ベクトルとインダクタンスL2、L5の基本波ベクトルの位相差、インダクタンスLCの基本波ベクトルとインダクタンスL3、L8の基本波ベクトルの位相差、およびインダクタンスLDの基本波ベクトルとインダクタンスL4、L7の基本波ベクトルの位相差は、それぞれ22.5°である。
図5(a)、(b)の対比および図6(a)、(b)の対比から明らかなように、
本実施形態に係るレゾルバ3におけるインダクタンスLA(LB、LC、LD)の基本波は、比較例に係るレゾルバのインダクタンスLA'の基本波の2cos22.5°/2=92.4%の値を示す。
一方、本実施形態に係るレゾルバ3および比較例に係るレゾルバにおける2次高調波についてのインダクタンスのベクトルは、それぞれ図7(a)および(b)に示すように表され、また、本実施形態に係るレゾルバ3における2次高調波についてのインダクタンスL1、L6およびLAの波形および比較例に係るレゾルバにおける2次高調波についてのインダクタンスL1、L5およびLA'の波形は、それぞれ図8(a)および(b)に示すように表される。
上記各図の対比から明らかなように、本実施形態に係るレゾルバ3におけるインダクタンスLA(LB、LC、LD)の2次高調波は、比較例に係るレゾルバのインダクタンスLA'のそれの√2/2=70.7%の値を示す。
また、本実施形態に係るレゾルバ3および比較例に係るレゾルバにおける3次高調波についてのインダクタンスのベクトルは、それぞれ図9(a)および(b)に示すように表され、また、前者および後者に係るレゾルバにおける3次高調波についての上記インダクタンスの波形は、それぞれ図10(a)および(b)に示すように表される。
各図から明らかなように、本実施形態に係るレゾルバ3におけるインダクタンスLA(LB、LC、LD)の3次高調波は、比較例に係るレゾルバのインダクタンスLA'のそれの2sin(45°/2)/2=38.3%の値を示す。
さらに、本実施形態に係るレゾルバ3および比較例に係るレゾルバにおける4次高調波についてのインダクタンスのベクトルは、それぞれ図11(a)および(b)に示すように表され、また、前者および後者に係るレゾルバにおける4次高調波についての上記インダクタンスの波形は、それぞれ図12(a)および(b)に示すように表される。
各図から明らかなように、本実施形態に係るレゾルバ3におけるインダクタンスLA(LB、LC、LD)の4次高調波は、比較例に係るレゾルバのインダクタンスLA'のそれの0/2=0%の値を示す。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係るレゾルバ3は、比較例に係るレゾルバに比して、2次以上の高調波成分を大幅に抑制することができ、特に、4次高調波成分は完全に相殺することができる。
したがって、本実施形態に係るレゾルバ3によれば、例えば機械加工精度や材料特性の非線形性等の影響によってインダクタンスの高調波成分が発生した場合、A相コイル17A内〜D相コイル17D内での高調波成分相殺作用によって、安定したかつ精度の高い位置検出が可能になる。また、機械加工精度や材料特性の非線形性等の影響を低減できるので、生産性の向上、コストの低減等を図ることが可能になる。
図13は、本発明に係るレゾルバの第2の実施形態を示す。
このレゾルバ30は、コイル171〜178の結線が図2に示したレゾルバ3と相違し、また、ロータ130の突極数が7に設定されている点で該レゾルバ3と相違している。
図14に示すように、このレゾルバ30では、コイル171、178が第1組のコイルであるA相コイル17Aを、コイル174、175が第2組のコイルであるB相コイル17Bを、コイル176、177が第3組のコイルであるC相コイル17Cを、さらに、コイル172、173が第4組のコイルであるD相コイル17Dをそれぞれ構成している。
また、ロータ130は、自身の回転による突極の位置変化に伴ってコイル171〜178のインダクタンスが正弦波状に変化するような外周形状を有している。
図15は、本実施形態に係るレゾルバ30におけるコイル171〜178のインダクタンスL1〜L8およびA相コイル17A〜D相コイル17DのインダクタンスLA〜LDの基本波の各ベクトルを示し、また図16は、コイル171、178のインダクタンスL1、L8およびA相コイル17AのインダクタンスLAの基本波の各波形を示している。
図15に示すように、本実施形態に係るレゾルバ30では、インダクタンスL1、L8の基本波ベクトル相互、インダクタンスL4、L5の基本波ベクトル相互、インダクタンスL6、L7の基本波ベクトル相互およびインダクタンスL2、L3の基本波ベクトル相互がそれぞれ45度の位相差を有する。そして、インダクタンスLA、LB、LCおよびLDの基本波ベクトルは、互いに90°の位相差を有し、また、それらに関連するインダクタンス(L1、L8)、(L4、L5)、(L6、L7)および(L2、L3)の基本波ベクトルに対してそれぞれ22.5°の位相差をもつ。
このような構成を有する本実施形態に係るレゾルバ30では、インダクタンスLA(LB、LC、LD)の基本波が図6(b)に示した前記比較例に係るレゾルバのインダクタンスLA'の基本波の2cos22.5°/2=92.4%の値を示す。
一方、本実施形態に係るレゾルバ30における2次高調波についてのインダクタンスのベクトルは図17に示すように表され、また、インダクタンスL1、L8およびインダクタンスLAの2次高調波の波形は図18に示すように表される。
上記各図から明らかなように、本実施形態に係るレゾルバ30におけるインダクタンスLA(LB、LC、LD)の2次高調波は、前記比較例に係るレゾルバのインダクタンスLA'のそれの√2/2=70.7%の値を示す。
また、本実施形態に係るレゾルバ30における3次高調波についてのインダクタンスのベクトルは図19に示すように表され、また、インダクタンスL1、L8およびインダクタンスLAの3次高調波の波形は図20に示すように表される。
上記各図から明らかなように、本実施形態に係るレゾルバ30におけるインダクタンスLA(LB、LC、LD)の3次高調波は、前記比較例に係るレゾルバのインダクタンスLA'のそれの2sin(45°/2)/2=38.3%の値を示す。
さらに、本実施形態に係るレゾルバ30における4次高調波についてのインダクタンスのベクトルは図21に示すように表され、また、インダクタンスL1、L8およびインダクタンスLAの4次高調波の波形は図22に示すように表される。
すなわち、本実施形態に係るレゾルバ30におけるインダクタンスLA(LB、LC、LD)の4次高調波は、比較例に係るレゾルバのインダクタンスLA'のそれの0/2=0%の値を示す。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係るレゾルバ30は、前記第1の実施形態に係るレゾルバ3と同様のインダクタンス高調波成分の抑制作用を有する。
本発明は、上記各実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形態様を取りうるものである。すなわち、下記要件が満たされるのであれば、ステータの磁極数、ロータの突極数および検出用コイルの組合せは上記第1、第2の実施形態のそれに限定されない。
・ ステータの極数は8N(Nは正の整数)。
・ ロータの突極数は(6±1)Nまたは(2±1)N。
・ 各検出用コイルは、4つの相コイルを形成するために第1の組〜第4の組に分けられる。個々の組に属する2N個の検出用コイルは、それらのインダクタンス基本波の位相の差が45°であり、それらのインダクタンス基本波を合成したインダクタンスと他の組に属する各検出用コイルのインダクタンス基本波を合成したインダクタンスの位相の差が90°であるように選定される。
なお、上記第1、第2の実施形態は、いずれもN=1としたときのものである。上記要件を満たす本発明に係るレゾルバは、特に、相数が2以上に設定されたステータと磁極数が2×(6±1)Nまたは2×(2±1)N に設定された永久磁石型ロータとを備えるモータ、つまり、磁極対数が(6±1)Nまたは2×(2±1)Nの多相永久磁石モータと組み合わせることによって、その出力信号から該モータの磁極位置を正確に検出して、始動時における回転方向を的確に制御することができる。また、その出力信号に基づいて上記モータの位置および速度を精度良く制御することができる。
なお、小型機に適用する場合にはNが1に設定され、また、大型機に適用する場合にはNが2以上に設定される。
本発明に係るレゾルバを用いたモータ駆動システムの一例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るレゾルバの構造を示す概略図である。 図2のレゾルバにおける検出コイルの接続態様を示す回路図である。 比較例に係るレゾルバにおける検出コイルの接続態様を示す回路図である。 (a)は図2のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの基本波のベクトルを示し、(b)は比較例に係るレゾルバにおけるコイルインダクタンスの基本波のベクトルを示している。 (a)は図2のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの基本波の波形を示し、(b)は比較例に係るレゾルバにおけるコイルインダクタンスの基本波の波形を示している。 (a)は図2のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの2次高調波のベクトルを示し、(b)は比較例に係るレゾルバにおけるコイルインダクタンスの2次高調波のベクトルを示している。 (a)は図2のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの2次高調波の波形を示し、(b)は比較例に係るレゾルバにおけるコイルインダクタンスの2次高調波の波形を示している。 (a)は図2のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの3次高調波のベクトルを示し、(b)は比較例に係るレゾルバにおけるコイルインダクタンスの3次高調波のベクトルを示している。 (a)は図2のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの3次高調波の波形を示し、(b)は比較例に係るレゾルバにおけるコイルインダクタンスの3次高調波の波形を示している。 (a)は図2のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの4次高調波のベクトルを示し、(b)は比較例に係るレゾルバにおけるコイルインダクタンスの4次高調波のベクトルを示している。 (a)は図2のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの4次高調波の波形を示し、(b)は比較例に係るレゾルバにおけるコイルインダクタンスの4次高調波の波形を示している。 本発明の他の実施形態に係るレゾルバの構造を示す概略図である。 図13のレゾルバにおける検出コイルの接続態様を示す回路図である。 図13のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの基本波のベクトルを示している。 図13のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの基本波の波形を示している。 図13のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの2次高調波のベクトルを示している。 図13のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの2次高調波の波形を示している。 図13のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの3次高調波のベクトルを示している。 図13のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの3次高調波の波形を示している。 図13のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの4次高調波のベクトルを示している。 図13のレゾルバにおけるコイルインダクタンスの4次高調波の波形を示している。 従来のリラクタンス型レゾルバの構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 モータ
3、30 レゾルバ
5 高周波発振回路
7 信号処理回路
9 制御駆動回路
11 ステータ
13 ロータ
15 極歯
171〜178 検出用コイル

Claims (4)

  1. 極数が8N(Nは正の整数)に設定され、各極にそれぞれ1個の検出用コイルを巻着したステータと、
    突極数が(6±1)Nまたは(2±1)Nに設定されたロータと、を備え、
    前記各検出用コイル第1の組〜第4の組に分け、個々の組に属する2N個の検出用コイル相互を直列接続するとともに、前記第1の組に属する前記直列接続された2N個の検出用コイル〜前記第4の組に属する前記直列接続された2N個の検出用コイルをそれらがブリッジ回路を構成するように接続し、
    前記個々の組に属する2N個の検出用コイルは、それらのインダクタンス基本波の位相の差が45°であり、それらのインダクタンス基本波を合成したインダクタンスと他の組に属する各検出用コイルのインダクタンス基本波を合成したインダクタンスの位相の差が90°であるように選定されることを特徴とするレゾルバ。
  2. 前記ステータの極数が8に設定され、前記ロータの突極数が5に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。
  3. 前記ステータの極数が8に設定され、前記ロータの突極数が7に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のレゾルバ。
  4. 相数が2以上に設定されたステータと、磁極数が2×(6±1)Nまたは2×(2±1)Nに設定された永久磁石型ロータとを備えるモータに組み合わせたことを特徴とするの請求項1に記載のレゾルバ。
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