JP4813880B2 - 乗客コンベア制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エスカレータ装置などの乗客コンベアにおいて、乗客の歩行状態に応じた踏板の移動速度の制御を行う機能を有する乗客コンベア制御装置に関するものである。
従来のエスカレータには、乗客移動速度検出装置と、演算手段と、乗客が乗る踏板を有する踏段を駆動する駆動機と、制御装置が備えられている。乗客移動速度検出装置はエスカレータ装置の乗降口の近傍に装備されている。そして、エスカレータ装置に乗り込む前の乗客の移動速度が、乗客移動速度検出装置によって検出され、検出された乗客の移動速度に応じた踏段の移動速度が演算手段によって設定される。設定された踏段の移動速度が、制御装置を介して駆動機に指示されて、駆動される踏段の速度が加減速されるようになっている。
演算手段は、測定された乗客の移動速度が、一般健常者の標準的な歩行速度である基準乗客移動速度より低速の場合は定格速度以下で踏段を移動させる低速指令を発している。これによりエスカレータの踏板の移動速度は、歩行能力低下者に対しても転倒事故の防止に寄与できる最適な踏板の移動速度となるように制御がなされていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−99266号公報
しかしながら、従来のエスカレータは、踏板の移動方向における乗客の歩行速度を検出し、検出結果に応じて踏板の移動速度を制御するものである。例えば、踏板の移動方向に対して横揺れしながらも、一般健常者の標準的な歩行速度で歩行している酩酊者がエスカレータに乗る場合は、踏板の移動速度が定格速度で運転されるので、踏板の移動速度に対応しきれず、踏板への乗車が容易に出来ないおそれがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、踏板の移動方向に対して横揺れ方向の動きを含んだ乗客の歩行状態を判断し、乗客の歩行状態が異常であると判断された場合は乗客コンベアの踏板の移動速度を低速に制御し、酩酊した乗客などの歩行能力低下者でも踏板へ容易に乗降することができる乗客コンベア制御装置を得ることを目的とする。
この発明の乗客コンベア制御装置は、踏板の移動速度を踏板速度設定値に基づいて制御する乗客コンベア制御盤を備えた乗客コンベア装置と、上記乗客コンベア装置の乗り口側の上記踏板の上方に配設されて、上記乗り口側の上記踏板に向かって歩行する乗客を撮影するカメラと、上記踏板速度設定値を上記乗客コンベア制御盤に送信する解析制御部と、
を備え、上記解析制御部は、複数の上記踏板速度設定値、上記カメラで撮影される映像の静止画像データの取得間隔時間を決定する第1の画像取得間隔時間および上記乗客の歩行状態を判断するための通常歩行判定値が格納される第1の記憶手段と、上記第1の画像取得間隔時間ごとに取得される上記静止画像データを格納する第2の記憶手段と、上記第2の記憶手段に格納された前後の上記静止画像の重ね合わせ画像を解析して上記乗客の進行方向に対する横方向の揺れ幅を算出し、算出された上記揺れ幅と上記通常歩行判定値とを比較することにより上記乗客の上記歩行状態を判断して、複数の上記踏板速度設定値から上記歩行状態の判断結果に対応する上記踏板速度設定値を選択し、選択された上記踏板速度設定値のデータを乗客コンベア制御盤に送信する演算制御手段と、を備えている。
この発明の乗客コンベア制御装置によれば、カメラによって乗客コンベア装置の踏板に向かって歩行する乗客が撮影され、さらに解析制御部は、撮影された乗客の映像を第1の画像取得間隔時間ごとに静止画像として取得し、取得した前後の静止画像を重ね合わせて解析することにより乗客の進行方向に対する横方向の歩行状態の判断を行い、判断結果に応じた踏板速度設定値を乗客コンベア制御盤に送信し、乗客コンベア制御盤は送信した踏板速度設定値に基づいて踏板の移動速度の制御を行うので、酩酊者などの歩行能力低下者でも容易に踏板への乗降を行うことができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。
実施の形態1.
図1はこの実施の形態1に係る乗客コンベア制御装置の全体構成を模式的に説明するための図、図2は図1を部分的に拡大した上面図、図3はこの実施の形態1に係る乗客コンベア制御装置の解析制御部の構成を説明するためのブロック図、図4はこの実施の形態1に係る乗客コンベア制御装置の解析制御部が乗客の歩行状態を判定する方法を説明するための平面図であり、図4の(a)は、カメラによって撮影された乗客の映像を静止画像にした平面図、図4の(b)は図4の(a)の撮影時間から第1の画像取得間隔時間経過後に撮影された映像を静止画像にした平面図、図4の(c)は図4の(a)および図4の(b)を重ね合わせた平面図であり、図5はこの実施の形態1に係る乗客コンベア制御装置の動作を説明するためのフロー図である。
図1および図2において、乗客コンベア制御装置1は、乗客コンベア装置としてのエスカレータ装置2と、カメラ3と、解析制御部4と、報知手段としてのスピーカ20を備えている。
エスカレータ装置2の主な構成について説明する。
エスカレータ装置2には、上階側スプロケット11aおよび下階側スプロケット11bがエスカレータ本体部6内の上階側および下階側にそれぞれ配設されている。
エスカレータ本体部6は詳細には図示しないが、エスカレータ装置2の骨組みとなるトラスと称されるフレームと、この側面に取り付けられた外側板となどにより中空体状に形成されている。
また、無端状の踏段チェーン5が、上階側スプロケット11aおよび下階側スプロケット11bに掛け渡されて、走行自在に設けられている。
踏段チェーン5には、主に踏板7および階段のけあげに相当するライザー8から構成される踏段9が多数連続して掛止めされて、無端コンベア状に配列されている。エスカレータ本体部6の上階側には、上階側スプロケット11aを介して踏段チェーン5と共に踏段9を回転走行せしめるモータ等の駆動機器10が設けられている。踏段9は例えば30m/分の速度で上階側から下階側に乗客を運ぶ方向に回転走行されている。
また、欄干12が、コンベア状に配設された踏段9の移動方向の両側を挟むようにエスカレータ本体部6の上方に立設されている。また、無端状の移動手摺13が欄干12の上部に配設されて、駆動機器10によって、踏段9と同期した走行がなされる。
また、エスカレータ装置2の走行を制御する乗客コンベア制御盤としてのエスカレータ制御盤14がエスカレータ本体部6の内部に、駆動機器10に近接して配設されている。
カメラ3はエスカレータ装置2の乗り口側の踏板7に対向する天井に配設され、さらに乗り口方向にカメラ3のレンズが向けられて、乗り口の周辺を斜め上方から撮影できるようになっている。
解析制御部4は、図3に示されるように、カメラ3、スピーカ20およびエスカレータ制御盤14にそれぞれ配線15a〜15cによって電気的に接続されている。そして、カメラ3が撮影した映像は、解析制御部4に送られるようになっている。
解析制御部4は、乗客コンベア制御装置1の制御プログラムなどが格納される第1の記憶手段としてのROM16、通信手段17、カメラ3で撮影された映像データを格納するための第2の記憶手段としてのRAM18またはハードディスク(HD)および複数のタイマを内蔵する演算制御手段としてのCPU19などを備えている。
通信手段17は、解析制御部4とカメラ3、スピーカ20およびエスカレータ制御盤14との通信を媒介するインタフェイスである。
解析制御部4は、RAM18に格納される画像データの解析やエスカレータ制御盤14へのデータの送信、さらには通信手段17を介して接続されたスピーカ20を制御して、スピーカ20に任意のアナウンスをさせることができる。
また、エスカレータ制御盤14は、解析制御部4から受信したデータに基づいてエスカレータ装置2の制御を行うことができる。
ROM16にはさらに、第1の画像取得間隔時間、通常歩行判定値、踏板速度設定値、渡し時間および画像縮尺値が格納されている。
第1の画像取得間隔時間は、カメラ3で撮影される映像の静止画像データの取得間隔時間を決定するものである。例えば第1の画像取得間隔時間を0.5秒に設定すれば、0.5秒毎の乗り口付近の静止画像が連続してRAM18に格納される。なお、RAM18に格納された画像のデータサイズがRAM18の容量以上になったら、古いものに順次上書きされる。
通常歩行判定値は、後述するように、乗客の歩行状態が異常かどうかを判定するために使用されるもので、例えば15cmが設定値として格納されている。
また、踏板速度設定値は、通常運転速度と遅運転速度の値が設定される。通常運転速度は、健常者の標準的な歩行速度に合わせて設定されて、例えば30m/分設定にされる。また、遅運転速度は、通常運転速度より低速な速度に設定されて、例えば20m/分に設定される。そして、後述するように、CPU19による乗客の歩行状態の判断結果に応じて通常運転速度または遅運転速度がエスカレータ制御盤14に送られて、エスカレータ制御盤14によって踏段9、即ち踏板7の移動速度が送られた通常運転速度または遅運転速度になるように制御される。
また、乗客コンベア制御装置1は、乗客コンベア制御装置1の管理者によってエスカレータ装置2の運転の開始がなされたときには、解析制御部4から、通常運転速度のデータがエスカレータ制御盤14に送られるように設定されている。
渡し時間は、乗客が解析制御部4に検出されてから踏板7まで、十分に余裕を持って到達できる時間に、エスカレータ装置2の乗り口から降り口までの距離を踏板7が走行移動するのにかかる時間が加えられたものである。従って、エスカレータ装置2を利用する乗客がカメラ3の画像に映し出されてから、その後、乗客が上階で踏板7に乗車して、下階で降車するまでに要する時間以上の値が渡し時間として設定される。
画像縮尺値は、カメラ3で取得される静止画像の縦軸方向および横軸方向の実サイズに対する縮尺値である。CPU19はこの画像縮尺値を参照して、取得した静止画像上の距離から、実サイズを計算するようになっている。
次に、解析制御部4の制御動作および乗客の歩行状態の判定方法について図4を参照しつつ説明する。
カメラ3で撮影された映像データは、解析制御部4に常時送られている。そして、解析制御部4のCPU19は、設定された第1の画像取得間隔時間(0.5秒)ごとに映像データを静止画像としてRAM18に格納する。さらにCPU19は、第1の画像取得間隔時間ごとにRAM18に格納された前後の静止画像の重ね合わせ画像の解析を行う。重ね合わせ画像に変化が有ったときには、CPU19は、カメラ3から送られる映像に乗客が映し出されたと判断する。
そして、CPU19は、乗客がカメラ3に映し出されたと判断すると、さらに、乗客が完全にカメラ3に映りこんだ前後の静止画像の重ね合わせ画像を解析し、乗客の歩行状態の判断を行う。
例えば、図4の(a)は、進行方向に対して横方向に体をゆらしながら踏板7に向かって歩行する酩酊した乗客が映りこんだ静止画像である。図4の(b)は、図4の(a)の静止画像取得後、第1の画像取得間隔時間経過後に取得された静止画像である。
そして、図4の(a)に示される静止画像および図4の(b)に示される静止画像を重ね合わせた図4の(c)に示される重ね合わせ画像を解析することによって乗客の歩行状態が判断される。CPU19の制御による画像解析では、例えば、図4の(c)に示される重ね合わせ画像において、乗客の頭部を解析し、乗客がどれだけ頭を進行方向に対して横方向に揺らして歩行しているのかを静止画像内の移動距離L1として検出するようになっている。さらに、演算制御手段19の制御による画像解析では、L1は画像縮尺値に基づいた実サイズの寸法に補正され、乗客の横方向の揺れ幅を実サイズとして得ることができる。
また、CPU19は、計算した乗客の横方向の揺れ幅をROM16に格納されている通常歩行判定値(15cm)と比較し、横方向の揺れ幅が通常歩行判定値以上の場合には乗客の歩行状態は異常であると判断し、遅運転速度のデータをエスカレータ制御盤14に出力するようになっている。また、遅運転速度のデータをエスカレータ制御盤14に送ると同時にCPU19に内蔵されたタイマのカウントが開始されるようになっている。そして、タイマによるカウントが渡し時間経過するまでエスカレータ装置2の運行状態は維持される。
そして、渡し時間が経過すると同時に、CPU19は、通常運行速度のデータをエスカレータ制御盤14に送るようになっている。
また、CPU19は、横揺れ幅が、通常歩行判定値以下の場合には乗客の歩行状態を異常でないと判断し、踏板7が通常運転速度での移動速度で走行するエスカレータ装置2の運行状態が維持されるようになっている。
また、タイマのカウンタが作動中に、エスカレータ装置2に乗り込もうとしている乗客の歩行状態がCPU19によって異常であると判断された場合は、タイマのカウンタをリセットしたのち再びカウンタを開始させて、タイマのカウントが渡し時間経過するまで、エスカレータ装置2の運行状態を維持するようになっている。
次にエスカレータ制御盤14の動作について説明する。通常運転速度で踏板7の移動速度が制御されているときに、エスカレータ制御盤14が、解析制御部4から遅運転速度のデータを受信した場合、踏板7の移動速度が、通常運転速度から緩やかに遅運転速度へ切り替わるように制御する。既にエスカレータ装置2の踏板7に乗っている乗客がいる場合には、緩やかに踏板7の移動速度の切り替えが行われることによって、突然の速度切り替えによる加速度が乗客にかかることはないため、乗客への快適性を損なうことなく円滑にエスカレータ装置2を運転できる。
さらに、エスカレータ制御盤14は、CPU19のタイマのカウントが渡し時間以上に継続されると、解析制御部4から通常運転速度のデータを受信し、通常運転速度になるまで踏板7の移動速度を加速するようにエスカレータ装置2の制御を行う。これにより、歩行状態が異常でないと判断された乗客がエスカレータ装置2を利用するときは、踏板7の移動速度は通常移動速度で移動されるので、効率よくエスカレータ装置2の運転を行うことができる。
なお、エスカレータ制御盤14が踏板7の通常運転速度から遅運転速度に切り替える時、つまり解析制御部4が遅運転速度のデータをエスカレータ制御盤14に送る時、解析制御部4がスピーカ20に「踏板7の移動速度を減速します。」等のアナウンスをさせるようになっている。これにより、踏板7の移動速度が切り替わることを予め乗客に知らせることができるので、乗客は踏板7の速度切り替えに戸惑うことなく踏板7に乗車できる。
また、エスカレータ制御盤14が、踏板7の移動速度を遅運転速度から通常運転速度に切り替えるときには、解析制御部4が、スピーカ20に「踏板7の移動速度を加速します。」等のアナウンスをさせるようになっている。踏板7の移動速度が切り替わることを予め乗客に知らせることができるので、乗客が踏板7に残されている場合でも、乗客は、踏板7の移動速度の切り替えに戸惑うことなく、さらに踏板7から降車するときには注意を払うことができる。なお、歩行状態が異常であると判断された乗客は、渡し時間が経過する前に踏板7から降車するので、ここで踏板7に残される乗客は、歩行状態が異常でないと判断された乗客である。
次に、上記のように構成および接続された乗客コンベア制御装置1の動作フローについて図5のフロー図に基づいて述べる。なお、図5中、本文中のステップ101〜ステップ111を便宜上S101〜S111と記す。
まず、乗客コンベア制御装置1を作動させると、エスカレータ装置2の踏板7は通常運転速度で走行される。(ステップ101)。
解析制御部4は、乗客がカメラ3で撮影された映像に映し出されたかを判断する(ステップ102)。
CPU19によって乗客が映し出されていないと判断されたらステップ102を繰り返す。
CPU19によって乗客が映し出されたと判断されたら、ステップ103へ進む。
ステップ103では、CPU19は、乗客の歩行状態は異常かどうかを判断する。
ステップ103で乗客の歩行状態は異常でない(正常)と判断された場合は、CPU19は、通常運転速度で踏板7を走行させているエスカレータ装置2の運転を継続し(ステップ104)、ステップ102に戻る。
ステップ103で乗客の歩行状態が異常であると判断された場合は、CPU19は、CPU19に内蔵されたタイマのカウントを開始する(ステップ105)。
次に、CPU19はスピーカ20を制御して、「踏板7の移動速度を減速します。」のアナウンスを行って踏板7の移動速度の減速を予告すると同時にエスカレータ制御盤14に遅運転速度のデータを送り、エスカレータ制御盤14は、遅運転速度になるまで踏板7の移動速度を緩やかに減速する。(ステップ106)。
次に、CPU19は、カメラ3から送られてくる映像に乗客が映し出されたかどうかを判断する(ステップ107)。
ステップ107で乗客が映し出されていないと判断された場合はステップ110へ進む。
ステップ107で、乗客が映し出されたと判断された場合、CPU19は乗客の歩行状態が異常であるかどうかを判断する(ステップ108)。
ステップ108で乗客の歩行状態が異常であると判断された場合、CPU19はタイマのカウントをリセットして再度タイマのカウントを開始し(ステップ109)、ステップ107に戻る。
ステップ108で乗客の歩行状態が異常でないと判断された場合はステップ110に進む。
ステップ110では、CPU19はタイマのカウントが設定した渡し時間以上に経過したかどうかを判断する。
ステップ110で、タイマが設定した渡し時間以上に経過していないと判断された場合、ステップ107に戻る。
ステップ110で、タイマが設定した渡し時間以上に経過したと判断された場合、CPU19は、スピーカ20に「踏板7の移動速度を加速します。」のアナウンスをさせると同時に、通常運転速度のデータをエスカレータ制御盤14に送り、エスカレータ制御盤14は、踏板7の移動速度を通常運転速度になるまで加速する(ステップ111)。
この実施の形態1によれば、カメラ3によって、エスカレータ装置2の乗り口側の踏板7に向かって歩行する乗客が撮影されて、解析制御部4が撮影された乗客の進行方向に対する横方向の動きを解析し、乗客の歩行状態が異常であると判断された場合は、遅運転速度のデータをエスカレータ制御盤14に送り、エスカレータ装置2の踏板7の移動速度が遅運転速度で渡し時間経過するまで運転されるので、酩酊した乗客などの歩行能力低下者でも容易に踏板7への乗降を行うことができる。
さらに、解析制御部4が、渡し時間経過したと判断すると、通常運転速度のデータがエスカレータ制御盤14に送られて、踏板7の移動速度は通常運転速度に切り替わるので、効率よくエスカレータ装置2の運転を行うことができる。
また、解析制御部4は、踏板7の移動速度を切り替える前に、スピーカ20にて踏板7の移動速度の変更を乗客に報知して乗客に注意を促すので、乗客のエスカレータ装置2の踏板7速度切り替えによる戸惑いをなくすことができる。
実施の形態2.
図6はこの実施の形態2に係る乗客コンベア制御装置の演算制御手段が乗客の歩行速度を算出する動作を説明するための平面図、図7はこの実施の形態2に係る乗客コンベア制御装置の動作を説明するためのフロー図である。
なお、図7において、上記実施の形態1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
ROM16には基準歩行速度の値が予め格納されている。基準歩行速度は例えば健常者の標準的な歩行速度より若干遅めの1m/秒などの値が設定される。さらにROM16には、第2の画像取得間隔時間が格納されている。第2の画像取得間隔時間は、第1の画像取得間隔時間と同様に、カメラ3で撮影される映像の静止画像データの取得間隔時間を決定するものである。例えば第2の画像取得間隔時間を1秒に設定すれば、1秒毎の乗り口付近の静止画像が連続してRAMに格納される。
図6は、カメラ3から送られてくる映像データにおいて、踏板7の方向に歩行する乗客が映りこんだ静止画像と、それから第2の画像取得間隔時間(1秒後)経過後に取得された静止画像とがCPU19の制御によって重ね合わせられた重ね合わせ画像である。静止画像は、静止画像と同じサイズで取得されて、静止画像の画像縮尺値は静止画像の画像縮尺値と同じ値となっている。乗客の進行方向の頭部の間隔を移動距離L2として検出し、画像縮尺値を参照して実際の移動距離に補正した値を第2の画像取得間隔時間で割ることによって、乗客の歩行速度を算出することができる。
そして、CPU19は、計算された乗客の歩行速度をROM16に格納された基準歩行速度と比較し、乗客の歩行速度が基準歩行速度以下の場合には乗客の歩行速度を異常と判断し、遅運転速度のデータをエスカレータ制御盤14に出力するようになっている。また、CPU19は、乗客の歩行速度が基準歩行速度以上の場合には歩行速度は正常であると判断し、通常運転速度のデータがエスカレータ制御盤14に出力される。
次に、この実施の形態2に係る乗客コンベア制御装置1の動作フローについて図7を参照しつつ説明する。
図7において、ステップ201、ステップ202、ステップ204乃至ステップ207、ステップ209乃至ステップ211はそれぞれ図5のステップ101、ステップ102、ステップ104乃至ステップ107、ステップ109乃至ステップ111と同様である。
ステップ203において、乗客の歩行状態が異常であるとCPU19に判断された場合、ステップ205に進む。ステップ203において、乗客の歩行状態が異常でないとCPU19に判断された場合は、ステップ212へ進む。
ステップ212において、乗客の歩行速度が異常でないとCPU19に判断された場合は、通常運転速度での踏板7の移動速度でエスカレータ装置2の運転を継続し(ステップ204)、ステップ202へ戻る。
また、ステップ212で乗客の歩行速度が異常であるとCPU19に判断された場合、ステップ205へ進む。
また、ステップ208で乗客の歩行状態が異常でないとCPU19に判断された場合、ステップ213へ進む。また、ステップ208で乗客の歩行状態が異常であるとCPU19に判断された場合、ステップ209へ進む。
ステップ213において、乗客の歩行速度が異常であるとCPU19に判断された場合、ステップ209へ進む。また、ステップ213において、乗客の歩行速度が異常でないとCPU19に判断された場合、ステップ210へ進む。
上記実施の形態2によれば、CPU19は、乗り口側の踏板7に向かって歩行する乗客が完全に映りこんだ静止画像と、それから第2の画像取得間隔時間経過後に取得した静止画像との重ね合わせ画像を解析して、乗客の進行方向の移動距離L2を検出し、画像縮尺値を考慮して実際の移動距離に補正した値を第2の画像取得間隔時間で割ることによって、乗客の歩行速度を計算することができる。そして、CPU19は、乗客の歩行速度を基準歩行速度と比較することによって乗客の歩行速度が異常かどうかを判断して、歩行速度が異常と判断された乗客(歩行能力低下者)に対しては、エスカレータ装置2の踏板7の移動速度を遅運転速度に切り替えるので、歩行能力低下者でも踏板7への乗降を容易に行うことができる。
なお、この実施の形態2では、ROM16には、1つの基準歩行速度が格納されて、1つの基準歩行速度と乗客の歩行速度を比較した判断結果に応じて、2つの踏板速度設定値から1つを選択し、選択した踏板速度設定値に踏板7の移動速度を切り替える場合について説明したが、ROM16に複数段階の基準歩行速度(例えば、時速4km、時速2km〜4km未満、時速2km未満)と、複数の踏板速度設定値(例えば、高速運転速度40m/分、通常運転速度30m/分、中間運転速度25m/分、遅運転速度20m/分)を格納して、それぞれの基準歩行速度と乗客の歩行速度とを比較し、その結果に応じて、複数の踏板速度設定値の中から1つの踏板速度設定値を選択し、選択した踏板速度設定値に踏板7の移動速度を切り替えることもできる。
また、上記各実施の形態では、報知手段としてスピーカ20を用いるものとして説明したが、スピーカ20を用いるものに限定されるものではなく、ディスプレイなどを用いて視覚的に踏板7の速度変化の報知を行うこともできる。
また、速度切り変えが行われる場合があることを知っている乗客が乗客コンベア制御装置1を利用する場合など、特に乗客に踏板7の移動速度の変化を報知する必要のない場合は、スピーカ20を設ける必要はない。
また、エスカレータ装置2の踏段9の移動は、上階側から下階側への下り運転を例にあげて説明したが、エスカレータ装置2の踏段9は上下両方向に移動運転可能な場合、例えば、時間帯によって上り運転と下り運転とで切り替えたりできる。上り運転に切り替えた場合には、下階側の乗り口の周辺を撮影することができるように下階側の乗り口近傍の踏板7と対向する上方の天井にカメラ3を配設すればよい。
また、乗客コンベア制御装置1のエスカレータ装置2は、乗客コンベア制御装置1の管理者によって運転の開始がなされたときには、初期設定として通常走行で運転されるものとして説明したが、初期設定は通常走行に限定されるものではなく任意に設定可能である。
また、第1の記憶手段にはROM16を使用するものとして説明したが、ROM16に限定されるものではなく、RAMなどであってもよい。
また、第1の画像取得時間、通常歩行判定値、通常運転速度および遅運転速度をそれぞれ、0.5秒、15cm、30m/分および20m/分に設定するものとして説明したが、第1の画像取得時間、通常歩行判定値、通常運転速度および遅運転速度は、乗客コンベア制御装置1の利用状況に合わせて適宜設定すればよい。
また、乗客コンベアとしてエスカレータ装置2を例にあげて説明したが、エスカレータ装置2に限定されるものではなく、動く歩道などの乗客コンベアにも本発明を適用できる。
この実施の形態1に係る乗客コンベア制御装置の全体構成を模式的に説明するための図である。 図1を部分的に拡大した上面図である。 この実施の形態1に係る乗客コンベア制御装置の解析制御部の構成を説明するためのブロック図である。 この実施の形態1に係る乗客コンベア制御装置の解析制御部が乗客の歩行状態を判定する方法を説明するための平面図である。 この実施の形態1に係る乗客コンベア制御装置の動作を説明するためのフロー図である。 この実施の形態2に係る乗客コンベア制御装置の演算制御手段が乗客の歩行速度を算出する動作を説明するための平面図である。 この実施の形態2に係る乗客コンベア制御装置の動作を説明するためのフロー図である。
符号の説明
2 エスカレータ装置(乗客コンベア装置)、3 カメラ、4 解析制御部、7 踏板、14 エスカレータ制御盤(乗客コンベア制御盤)、16 ROM(第1の記憶手段)、18 RAM(第2の記憶手段)、19 CPU(演算制御手段)、20 スピーカ(報知手段)。

Claims (5)

  1. 踏板の移動速度を踏板速度設定値に基づいて制御する乗客コンベア制御盤を備えた乗客コンベア装置と、
    上記乗客コンベア装置の乗り口側の上記踏板の上方に配設されて、上記乗り口側の上記踏板に向かって歩行する乗客を撮影するカメラと、
    上記踏板速度設定値を上記乗客コンベア制御盤に送信する解析制御部と、
    を備え、
    上記解析制御部は、複数の上記踏板速度設定値、上記カメラで撮影される映像の静止画像データの取得間隔時間を決定する第1の画像取得間隔時間および上記乗客の歩行状態を判断するための通常歩行判定値が格納される第1の記憶手段と、
    上記第1の画像取得間隔時間ごとに取得される上記静止画像データを格納する第2の記憶手段と、
    上記第2の記憶手段に格納された前後の上記静止画像の重ね合わせ画像を解析して上記乗客の進行方向に対する横方向の揺れ幅を算出し、算出された上記揺れ幅と上記通常歩行判定値とを比較することにより上記乗客の上記歩行状態を判断して、複数の上記踏板速度設定値から上記歩行状態の判断結果に対応する上記踏板速度設定値を選択し、選択された上記踏板速度設定値のデータを乗客コンベア制御盤に送信する演算制御手段と、
    を備えることを特徴とする乗客コンベア制御装置。
  2. 上記複数の踏板速度設定値には、健常者の歩行速度に合わせた通常運転速度および上記通常運転速度より低速な遅運転速度が含まれ、上記演算制御手段は、上記乗客の上記揺れ幅が上記通常歩行判定値より大きければ上記乗客の上記歩行状態が異常であると判断するとともに、上記遅運転速度のデータを乗客コンベア制御盤に送信することによって上記踏板の移動速度の切り替えがなされることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア制御装置。
  3. 上記演算制御手段はタイマを備え、さらに上記第1の記憶手段に上記乗客が上記カメラに映し出されてから上記乗客が上記乗客コンベア装置を降車するまでの所要時間以上の時間に設定された渡し時間が予め格納されており、上記演算制御手段は、上記乗客の上記歩行状態が異常であると判断すると同時にタイマのカウントを開始させ、上記タイマのカウントが上記渡し時間経過したときに上記通常運転速度のデータを上記乗客コンベア制御盤に送信し、上記踏板の移動速度を上記遅運転速度から上記通常運転速度に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベア制御装置。
  4. 上記解析制御部に電気的に接続された報知手段が備えられ、上記演算制御手段は、上記歩行状態が異常であると判断すると、上記踏板の上記移動速度の切り替えの予告を上記報知手段に行わせることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の乗客コンベア制御装置。
  5. 上記第1の記憶手段には、上記カメラで撮影される映像の静止画像データの取得間隔時間を決定する第2の画像取得間隔時間および上記乗客の歩行速度の状態を判断するための基準歩行速度が予め格納されており、上記演算制御手段は、上記第2の画像取得間隔時間ごとに取得される上記静止画像データを上記第2の記憶手段に格納し、さらに上記第2の画像取得間隔時間ごとに取得された前後の上記静止画像の重ね合わせ画像を解析して上記乗客の進行方向の上記歩行速度を算出して、算出された上記歩行速度を上記基準歩行速度と比較して上記乗客の上記歩行速度の状態を判断し、複数の上記踏板速度設定値から上記歩行速度の状態の判断結果に対応する上記踏板速度設定値を選択して、選択された上記踏板速度設定値のデータを上記乗客コンベア制御盤に送信することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の乗客コンベア制御装置。
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