JP5139340B2 - エスカレーターの混雑検知システム及び混雑検知方法、並びに既設エスカレーターの改修方法 - Google Patents
エスカレーターの混雑検知システム及び混雑検知方法、並びに既設エスカレーターの改修方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5139340B2 JP5139340B2 JP2009015584A JP2009015584A JP5139340B2 JP 5139340 B2 JP5139340 B2 JP 5139340B2 JP 2009015584 A JP2009015584 A JP 2009015584A JP 2009015584 A JP2009015584 A JP 2009015584A JP 5139340 B2 JP5139340 B2 JP 5139340B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- escalator
- congestion
- pedestrian
- absence
- occupancy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
例えば、従来技術として、カメラによって撮影された画像データからエスカレーター利用者の流れの乱れを検出し、その乱れに基づいて利用者の転倒等を判定するものが提案されている(特許文献1参照)。
また、他の従来技術として、カメラによって撮影された画像データからエスカレーターの降り口付近の混雑状況を検出し、降り口付近が混雑している場合に、エスカレーターを減速させたり停止させたりするものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエスカレーターの混雑検知システムを示す構成図、図2は図1に示す混雑検知システムを備えたエスカレーターを示す側面図である。なお、以下においては、エスカレーターの一例として、下階から上階への移動の際に利用される上りのエスカレーターについて具体的に説明し、他の例についてはその説明を省略する。
撮像手段7は、乗り口2近傍の所定位置を通過する踏段4を上方から撮影できるように、その撮影範囲が適宜設定されている。即ち、エスカレーターを利用する利用者は、乗り口2から踏段4上に移動した後、踏段4が上記所定位置を通過する際に、上記撮像手段7によって上方から撮影される。
また、7aは上記撮像手段7の検知範囲である。即ち、撮像手段7は、乗り口2近傍の所定位置に達した踏段4とこの踏段4上の利用者(止まっている利用者及び歩行している利用者)とを上方から撮影し、その画像データを制御装置10に対して出力する。具体的に、図3に示す例では、検知範囲7aは、その前後幅(踏段4の走行方向の幅)が踏段4の前後幅と同等に設定され、左右幅が踏段4の左右幅よりも僅かに大きく踏段4の両側にはみ出る程度に設定されている。
なお、上記所定の混雑状態を判定するための各種パラメーター(例えば、占有率基準値や、後述の継続時間基準値等)は、記憶手段15に予め記憶されている。
具体的に、上記制御手段16は、制御盤6を制御する機能を有しており、混雑判定手段14から動作指令が入力されることにより、混雑状態に応じた動作(踏段4の速度切り替えや停止等)をエスカレーターに行わせる。
警報手段18は、利用者に対して注意や警告を行う機能を有しており、混雑判定手段14から動作指令が入力されることにより、表示手段8やアナウンス手段9を制御して、混雑状態に応じた注意或いは警告を利用者に対して行う。
占有率基準値は、所定の混雑状態を判定する際の一条件として、占有率演算手段11によって演算された占有率と比較されるものである。記憶手段15には、例えば、第1占有率基準値として50%が、この第1占有率基準値よりも大きい値の第2占有率基準値として83%が記憶されている。また、継続時間基準値は、所定の混雑状態を判定する際の一条件として、下記継続時間と比較されるものである。なお、継続時間とは、占有率演算手段11によって演算された占有率が所定の占有率基準値よりも大きい状態が継続している時間のことを意味する。そして、記憶手段15には、例えば、第1継続時間基準値として5秒が、第2継続時間基準値として10秒が、第3継続時間基準値として300秒が記憶されている。
即ち、上記構成の混雑検知システムは、エスカレーターの乗り口2付近の踏段4を撮像手段7によって撮影し、その画像データから踏段4に対する人物の占有率と歩行者の有無との各情報を得て、混雑状態を判定する。このため、実際の利用者の乗り込み状態に基づく正確な判定が可能となり、例えば、エスカレーターの駆動装置に掛かる負荷が過大になる前に、所定の対処を行うことができるようになる。
このような簡単な改修によって、既設エスカレーターに上記各効果を付与することができるようになる。
5 移動手摺、 6 制御盤、 7 撮像手段、 7a 検知範囲、 8 表示手段、
9 アナウンス手段、 10 制御装置、 11 占有率演算手段、
12 群速度検出手段、 13 歩行者有無判定手段、 14 混雑判定手段、
15 記憶手段、 16 制御手段、 17 通報手段、 18 警報手段、
19 人物検出手段
Claims (8)
- エスカレーターの乗り口近傍の所定位置を通過する踏段を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段からの画像データに基づいて前記踏段上の人物を検出し、前記踏段に占める人物の占有率を演算する占有率演算手段と、
前記撮像手段からの画像データに基づいて、前記踏段上の人物の群速度を検出する群速度検出手段と、
前記群速度検出手段によって検出された群速度、及び、前記踏段の速度情報に基づいて、前記踏段上の歩行者の有無を判定する歩行者有無判定手段と、
前記占有率演算手段によって演算された占有率、及び、前記歩行者有無判定手段によって判定された歩行者の有無の各情報に基づいて、エスカレーターの所定の混雑状態を判定する混雑判定手段と、
を備えたことを特徴とするエスカレーターの混雑検知システム。 - 混雑判定手段は、占有率演算手段によって演算された占有率が所定の第1占有率基準値よりも大きい場合に、前記占有率が前記第1占有率基準値よりも大きい状態が継続する継続時間に基づき、エスカレーターの所定の混雑状態を判定することを特徴とする請求項1に記載のエスカレーターの混雑検知システム。
- 所定の第1継続時間基準値及び前記第1継続時間基準値よりも大きな値を有する第2継続時間基準値が記憶された記憶手段と、
を更に備え、
混雑判定手段は、占有率演算手段によって演算された占有率が第1占有率基準値よりも大きい場合に、歩行者有無判定手段によって歩行者無しが判定された時は継続時間と前記第1継続時間基準値との比較により、また、歩行者有りが判定された時は前記継続時間と前記第2継続時間基準値との比較により、エスカレーターの所定の混雑状態を判定することを特徴とする請求項2に記載のエスカレーターの混雑検知システム。 - 記憶手段に、第2継続時間基準値よりも大きな値を有する第3継続時間基準値が記憶され、
混雑判定手段は、継続時間が前記第3継続時間基準値を超えた場合に、歩行者有無判定手段による判定結果に関わらず、エスカレーターの所定の混雑状態を判定することを特徴とする請求項3に記載のエスカレーターの混雑検知システム。 - 混雑判定手段は、占有率演算手段によって演算された占有率が、第1占有率基準値よりも大きな値を有する第2占有率基準値よりも大きい場合に、継続時間の長短に関わらず、エスカレーターの所定の混雑状態を判定することを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載のエスカレーターの混雑検知システム。
- エスカレーターの乗り口近傍の所定位置を通過する踏段を撮影する撮像手段を備えたエスカレーターの混雑検知方法であって、
前記撮像手段からの画像データに基づいて前記踏段上の人物を検出し、前記踏段に占める人物の占有率を演算するステップと、
前記撮像手段からの画像データに基づいて、前記踏段上の人物の群速度を検出するステップと、
前記検出された群速度及び前記踏段の速度情報に基づいて、前記踏段上の歩行者の有無を判定するステップと、
前記演算された占有率及び前記判定された歩行者の有無の各情報に基づいて、エスカレーターの所定の混雑状態を判定するステップと、
を備えたことを特徴とするエスカレーターの混雑検知方法。 - エスカレーターの乗り口近傍の所定位置を通過する踏段を上方から撮影するように、撮像手段を設置するステップと、
前記撮像手段からの画像データに基づいて前記踏段上の人物を検出し、前記踏段に占める人物の占有率を演算する占有率演算手段、
前記撮像手段からの画像データに基づいて、前記踏段上の人物の群速度を検出する群速度検出手段、
前記群速度検出手段によって検出された群速度、及び、前記踏段の速度情報に基づいて、前記踏段上の歩行者の有無を判定する歩行者有無判定手段、
前記占有率演算手段によって演算された占有率、及び、前記歩行者有無判定手段によって判定された歩行者の有無の各情報に基づいて、エスカレーターの所定の混雑状態を判定する混雑判定手段、
を有する制御装置を新設するステップと、
を備えたことを特徴とする既設エスカレーターの改修方法。 - エスカレーターの踏段及び移動手摺の動作制御を司る制御盤、又は、エスカレーターに関する所定の機能を有する制御装置が備えられた既設エスカレーターの改修方法であって、
エスカレーターの乗り口近傍の所定位置を通過する前記踏段を上方から撮影するように、撮像手段を設置するステップと、
前記撮像手段からの画像データに基づいて前記踏段上の人物を検出し、前記踏段に占める人物の占有率を演算する占有率演算機能、
前記撮像手段からの画像データに基づいて、前記踏段上の人物の群速度を検出する群速度検出機能、
前記群速度検出機能によって検出された群速度、及び、前記踏段の速度情報に基づいて、前記踏段上の歩行者の有無を判定する歩行者有無判定機能、
前記占有率演算機能によって演算された占有率、及び、前記歩行者有無判定機能によって判定された歩行者の有無の各情報に基づいて、エスカレーターの所定の混雑状態を判定する混雑判定機能、
を前記制御盤又は前記制御装置に新たに付加するステップと、
を備えたことを特徴とする既設エスカレーターの改修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009015584A JP5139340B2 (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | エスカレーターの混雑検知システム及び混雑検知方法、並びに既設エスカレーターの改修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009015584A JP5139340B2 (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | エスカレーターの混雑検知システム及び混雑検知方法、並びに既設エスカレーターの改修方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010173747A JP2010173747A (ja) | 2010-08-12 |
JP5139340B2 true JP5139340B2 (ja) | 2013-02-06 |
Family
ID=42705098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009015584A Active JP5139340B2 (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | エスカレーターの混雑検知システム及び混雑検知方法、並びに既設エスカレーターの改修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5139340B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102730534B (zh) * | 2011-03-30 | 2016-02-10 | 富士达株式会社 | 传送装置 |
JP2013056735A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法 |
US20180118522A1 (en) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | Otis Elevator Company | Sensor on escalator landing plate |
JP6786577B2 (ja) * | 2018-12-17 | 2020-11-18 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
EP4164979A4 (en) * | 2020-06-16 | 2024-04-10 | KONE Corporation | PASSENGERS TRANSPORT DEVICE |
CN115884936A (zh) * | 2020-09-25 | 2023-03-31 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备 |
CN116101874B (zh) * | 2023-04-11 | 2023-06-06 | 菱王电梯有限公司 | 自动扶梯的控制方法、装置、自动扶梯及存储介质 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07117965A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-09 | Hitachi Ltd | エスカレータの制御装置 |
JPH11275562A (ja) * | 1998-03-20 | 1999-10-08 | Toshiba Corp | 移動人物監視装置 |
JP2000053361A (ja) * | 1998-08-12 | 2000-02-22 | Hitachi Ltd | マンコンベアの乗客監視装置 |
JP2004043134A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 乗客コンベア |
JP2004123348A (ja) * | 2002-10-04 | 2004-04-22 | Toshiba Elevator Co Ltd | 乗客コンベア |
JP4955227B2 (ja) * | 2005-06-07 | 2012-06-20 | 三菱電機株式会社 | エスカレータ制御装置 |
JP5089304B2 (ja) * | 2007-09-13 | 2012-12-05 | 三菱電機株式会社 | エスカレーターの安全装置 |
-
2009
- 2009-01-27 JP JP2009015584A patent/JP5139340B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010173747A (ja) | 2010-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5139340B2 (ja) | エスカレーターの混雑検知システム及び混雑検知方法、並びに既設エスカレーターの改修方法 | |
JP4753320B2 (ja) | エスカレータ監視システム | |
KR101622825B1 (ko) | 무게감지센서 및 변속수단을 구비한 에스컬레이터의 안전운행시스템 | |
WO2013030898A1 (ja) | エレベーターの車椅子運転装置 | |
US11319191B2 (en) | Passenger conveyor display device, and passenger conveyor | |
KR100916960B1 (ko) | 승강장 모니터링 시스템 | |
JP2011011901A (ja) | エスカレータの安全装置 | |
CN101434363A (zh) | 自动扶梯的控制设备 | |
CN109626171B (zh) | 电梯轿厢的安全控制方法及电梯轿厢的安全控制装置 | |
JP2016056010A (ja) | エレベータシステム及び報知装置 | |
JP6163399B2 (ja) | エレベータ用挙動異常監視装置 | |
JP4813880B2 (ja) | 乗客コンベア制御装置 | |
JP2014016742A (ja) | 転倒検出システム | |
JP2007089105A (ja) | 歩行監視システム | |
KR101537461B1 (ko) | 엘리베이터 시스템 | |
JP6553249B1 (ja) | エレベータの注意喚起システム | |
JP5323542B2 (ja) | エスカレーターの異常検知システム及び異常検知方法 | |
JP5778075B2 (ja) | 乗客コンベアの運転制御システム及び運転制御方法 | |
JP2016210567A (ja) | 乗客コンベアの監視システムおよび乗客コンベアの監視方法 | |
JP5673425B2 (ja) | エレベーターの制御システム | |
JP2004244183A (ja) | エスカレータ装置 | |
JP5665119B2 (ja) | 逆走防止装置 | |
JP2008201509A (ja) | 人物挙動判別システム | |
JPWO2013030898A1 (ja) | エレベーターの車椅子運転装置 | |
KR20160025224A (ko) | 승강기 비정상 운행 감지 장치 및 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121030 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5139340 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |