JP4811665B2 - 電空変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、目標値とフィードバック値の偏差を演算するドライバと、このドライバの出力電流値を空気圧値に変換して外部空気圧機器に出力するIPコンバータと、前記外部空気圧機器の出力空気圧値を取得して前記フィードバック値を生成する圧力センサとが同一筐体内に設けられた電空変換器に関するものである。
ノズルフラッパ機構を持つIPコンバータを備える電空変換器については、特許文献1に技術開示がある。図2は、ノズルフラッパ機構を持つIPコンバータを備える従来の電空変換器の構成例を示す機能ブロック図である。
防爆構造の筐体1は、端子部11及び本体部12よりなる。端子部11の入力端子21,22には、2線式信号伝送手段により与えられる4−20mAのスパンを有する電流信号Iiが入力され、本体部12のインタフェース3により電圧信号Viに変換され、ドライバ4に入力される。
ドライバ4は、目標値Viとフィードバック値Vfの偏差を演算した出力電流値InをIPコンバータ5に渡し、空気圧値Pnに変換して防爆隙G1を介して外部空気圧機器6に出力する。
外部空気圧機器6は、IPコンバータ5からの空気圧値Pnを一定倍率増幅するコントロールリレー61と、このコントロールリレーの出力空気圧値Poで作動するコントロールバルブ62を備える。
本体部12に収容されている圧力センサ7は、防爆隙G2を介してコントロールリレーの出力空気圧値Poを取得し、Poに比例した第1のフィードバック値Vf1を生成する。同じく、本体部12に収容されている圧力センサ8は、防爆隙G3を介して大気圧を取得し、第2のフィードバック値Vf2を生成する。
第1のフィードバック値Vf1及び第2のフィードバック値Vf2は、演算部9に入力され、補正演算されたフィードバック値Vfがドライバ4に渡され、目標値Viに対するフィードバックループが形成される。
このように、外部空気圧機器6の出力空気圧値の計測には2つの圧力センサ7及び8を用い、本体部内圧力基準の大気圧及び本体部内圧力基準の出力空気圧値Poを測定し、その差圧から大気圧基準の出力空気圧値を補正して算出している。
その理由は、本体部12に同居しているIPコンバータ5が備えるノズルフラッパ機構からの空気リークLkにより、本体部12内の圧力が大気圧よりも増加し、かつ空気圧値Pnの変化により変動しているので、大気圧基準で外部空気圧機器6の出力空気圧値を計測するための補正を必要とするからである。
図3は、IPコンバータが備えるノズルフラッパ機構の動作説明図である。IPコンバータ5にドライバ4からの出力電流値Inが供給されると、IPコンバータに内蔵されているコイルに電流が流れ、フラッパに力が加わる。
フラッパは薄い金属製であるため、力が加わることによりたわみ、結果としてノズル先端との間隙が変化する。一方、ノズル先端からは絶えず空気が排気されてフラッパに当たっており、フラッパはノズルからの排気を抑制する働きを持っている。フラッパがノズル先端に近づくと、ノズル先端から排気される空気量が減少し、フラッパがノズル先端から遠ざかると、ノズル先端から排気される空気量が増加する。
空気が排気されるノズル先端の前部分には空気の部屋が形成されており、この部屋の圧力Pnはノズル先端からの排気量に影響されて変化する。つまり、フラッパ-ノズル先端の間隙とPnは反比例の関係にあり、間隙を調整することにより任意のPnを得ることができる。
このように、ノズルフラッパ機構は、ノズル先端からは絶えず空気が排気されている。この排気が空気リークLkであり、本体部12が密閉度の高い防爆型容器である場合には、本体部12内の圧力を大気圧より増加、変動させる。
特開2001−99101号公報
ノズルフラッパ機構を持つIPコンバータを備える従来の電空変換器の構成では、次のような問題がある。
(1)本体部内に配置される圧力センサは、大気圧を基準とした正確な圧力計測を行うために大気圧基準の圧力センサを2個使用する必要がある。既存製品の差圧型圧力センサを1個使うことも可能であるが、特殊構造であり高価となるため、コスト的な選択で大気圧基準の圧力センサを2個使用している。何れの圧力センサを用いても、複雑な構造のため他の部品と比較すると故障することが多く、使用数を低減したい要求がある。
(2)圧力センサを2個使用しているために、1個使用の場合と比較すると使用電力が大きくなる。2線式信号伝送手段により与えられる4−20mAの電流信号では、4mAで本体部2に内蔵されている全ての電子回路を駆動する必要から電流配分の余裕が少ない。
そのため、部品に僅かな不具合があると電流不足に陥る可能性がある。また、使用電流に影響を及ぼす部品は多く、寸法公差や性能を厳しく規定できない部品も存在するので、消費電流増加要因となる部品点数を極力減らしたい要求がある。
(3)IPコンバータのノズルフラッパ機構による空気リークLkを、本体部12内に出さないように、密閉構造とする対応も考えられる。しかしながら、IPコンバータは寸法が大きく、かつ構造が複雑なため、IPコンバータのみを圧力的に隔絶すると筐体1の外形寸法が大きくなり、大型化、複雑化し、防爆構造にする場合には、コストアップが避けられない。
(4)また圧力センサを本体部12とは圧力的に隔絶された別部屋に設置する対応も考えられるが、圧力センサはCPU等が搭載されているプリント板に直接半田接続されていたために、プリント基板ごと別部屋に隔絶することは設計上の困難が大である。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、IPコンバータから排気されるリーク空気圧の影響を受けず、1個の圧力センサにより大気圧基準の出力空気圧値を正確に計測することができる電空変換器の実現を目的としている。
このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
(1)目標値とフィードバック値の偏差を演算するドライバと、このドライバの出力電流値を空気圧値に変換して外部空気圧機器に出力するIPコンバータと、前記外部空気圧機器の出力空気圧値を取得して前記フィードバック値を生成する圧力センサとが同一筐体内に設けられた電空変換器において、
前記圧力センサを収容し前記筐体内の圧力から隔絶すると共に、大気に連通する圧力センサ室を備えることを特徴とする電空変換器。
(2)前記外部空気圧機器は、前記IPコンバータからの空気圧値を増幅するコントロールリレーと、このコントロールリレーの出力空気圧値で作動するコントロールバルブを備えることを特徴とする(1)に記載の電空変換器。
(3)前記圧力センサは、前記コントロールリレーの出力空気圧値を取得して前記フィードバック値を生成することを特徴とする(2)に記載の電空変換器。
(4)前記筐体は、大気に対して所定の隙を持って連通する防爆構造を備えることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の電空変換器。
(5)前記目標値は、2線式信号伝送手段により与えられる電流信号に基づいて生成されることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の電空変換器。
本発明によれば、次のような効果を期待することができる。
(1)電子回路が設置された本体部とは圧力的に隔絶された圧力センサ室内に、出力空気圧値を計測する圧力センサを設置することにより、IPコンバータから排気されるリーク空気圧の影響を受けず、大気圧基準の出力空気圧値を正確に計測することができる。
(2)使用する圧力センサ数を削減することが可能であり、その結果として、コストダウン、機器全体としての故障率の低減、構造の簡略化、出力計算の高速化、低電力化を図ることができる。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。図1は、ノズルフラッパ機構を持つIPコンバータを備える、本発明を適用した電空変換器の一実施形態を示す機能ブロック図である。図2で説明した従来の電空変換器と同一要素には、同一符号を付して説明を省略する。
圧力センサ7は、本体部12内に設けた隔壁100で囲まれた圧力センサ室200内に収容配置されている。圧力センサ室200は、本体部12の圧力から隔絶されると共に、隙G3を介して大気に連通しており、室内は大気圧に保持されている。
従来の電空変換器構造においてはCPU等が搭載されているプリント板に直接半田接続されていた圧力センサ7を、リード線等により信号・電源線を確保しつつプリント板から独立分離させる。
分離した圧力センサ7だけを本体部12とは圧力的に隔絶された圧力センサ室200内に設置する。本体部12内の電子回路に配線されるリード線は、圧力センサ室200を形成している隔壁100を貫通する穴から導入され、穴部分は樹脂等により充填し、圧力的な隔絶を保持する。
本発明よれば、本体部12内に圧力センサ室200を内蔵する2重構造となるが、防爆上は端子部11と本体部12の2室構造としての変更はない。従って、新たな防爆構造を作り出す必要はなく、筐体1の基本構造の変更は不要のためにコスト増加は小さい。
実施形態では、筐体1として防爆構造を例示したが、本体部が密閉構造とされる電空変換器一般に本発明を適用することができる。
IPコンバータの出力圧Pnを入力する空気圧機器6として、コントロールリレー61及びコントロールバルブ62を例示したが、IPコンバータの出力圧Pnで直接操作される空気圧機器であってもよい。更に、バルブ開度を調節するポジショナや圧力制御を行う機器一般に本発明を適用することができる。
本発明を適用した、ノズルフラッパ機構を持つIPコンバータを備える電空変換器の一実施形態を示す機能ブロック図である。 ノズルフラッパ機構を持つIPコンバータを備える従来の電空変換器の構成例を示す機能ブロック図である。 ノズルフラッパ機構の動作説明図である。
符号の説明
1 筐体
11 端子部
12 本体部
21,22 入力端子
3 インタフェース
4 ドライバ
5 IPコンバータ
6 外部空気圧機器
61 コントロールリレー
62 コントロールバルブ
7 圧力センサ
100 隔壁
200 圧力センサ室
G1,G2,G3 防爆隙

Claims (5)

  1. 目標値とフィードバック値の偏差を空気圧値に変換して外部空気圧機器に出力するIPコンバータと、前記外部空気圧機器の出力空気圧値を取得して前記フィードバック値を生成する圧力センサとが同一筐体内に設けられた電空変換器において、
    前記圧力センサを収容し前記筐体内の圧力から隔絶すると共に、大気に連通する圧力センサ室を備えることを特徴とする電空変換器。
  2. 前記外部空気圧機器は、前記IPコンバータからの空気圧値を増幅するコントロールリレーと、このコントロールリレーの出力空気圧値で作動するコントロールバルブを備えることを特徴とする請求項1に記載の電空変換器。
  3. 前記圧力センサは、前記コントロールリレーの出力空気圧値を取得して前記フィードバック値を生成することを特徴とする請求項2に記載の電空変換器。
  4. 前記筐体は、大気に対して所定の隙を持って連通する防爆構造を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電空変換器。
  5. 前記目標値は、2線式信号伝送手段により与えられる電流信号に基づいて生成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電空変換器。
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