JP4811577B2 - 無線lanシステム、そのサービスレベルによる制御方法、および無線lanアクセスポイント - Google Patents

無線lanシステム、そのサービスレベルによる制御方法、および無線lanアクセスポイント Download PDF

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Description

本発明は、無線LANシステム、そのサービスレベルによる制御方法、無線LANアクセスポイントに係り、特にRADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)認証を用いた無線LANシステムにおけるサービスレベルによる制御方法と装置構成に関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)システムの通信トラヒックは、データ通信のみならずVoIP(Voice over Internet Protocol)端末による音声通信も混在し、多様化していきている。通信の種別が異なれば、求められる品質も異なる。例えば、VoIP端末での通信では正確性よりもリアルタイム性、ストリーミングデータの通信ではリアルタイム性より正確性が必要になる。これに対して、従来の無線LANシステムでは、無線LANスイッチ等の監視制御機器を用いて適切な制御を実施してきた。
これに関連して、特許文献1では、複数のコンピュータ間の無線通信が中継装置を介して行われる無線LANシステムにおいて、中継手段によるデータ伝送のスループットの低下を防止するため、中継装置に中継可能なコンピュータ数の上限値を予め設定し、中継装置が上限値を超えるコンピュータの無線通信の中継を拒否する構成の無線LANシステムが開示されている。
また、特許文献2では、クライアントに応じた無線LANアクセスポイントの利用に関する設定を容易に行うため、無線LANアクセスポイントが、利用者の個人情報に基づいてアクセス権限レベルを設定し、これに応じて無線LANシステムへのアクセスを許可したり、クライアントに対する通信パラメータを設定し、その内容を無線LANカードに書き込んだりする構成の無線LANシステムが開示されている。
さらに、特許文献3では、ユーザレベルに応じたネットワークサービスを簡単な構成で実現するため、無線ローカルネットワーク上で無線端末の通信アソシエーションを形成する際に、ローカルネットワーク内に存在する認証サーバとの間で無線端末に対するユーザ認証シーケンスのメッセージをモニタしてログインユーザに係わる所定の情報を取得し、ログインユーザレベルを判定する構成のネットワークシステムが開示されている。
特開2002−094523号公報 特開2005−064737号公報 特開2005−268936号公報
無線LANシステム上では、従来のWEBブラウジングやメール等のデータ通信のみならず、動画配信のような大容量のデータ通信やVoIP(Voice over IP)端末での音声通信が混在して多様な通信サービスが提供されており、加入するユーザによって利用するサービスが異なる場合が多い。さらに、同じ音声通信を行うユーザに対しても、常に要求するサービス内容が同一であるとは限らない。
例えば、あるユーザグループには常に高品質なVoIP通信を提供することが必要であるのに対し、あるユーザグループは無線LANアクセスポイントの通信負荷が少ないときのみ高品質なVoIP通信を提供すればよい、というように要求されるサービス内容が異なることが考えられる。
しかしながら、従来の無線LANシステムでは、加入者の利用サービス状況に応じた通信制御を行っておらず、ユーザ毎のサービスレベルを考慮した適切な制御が実施できず、その対策が望まれている。例えば、音声通信を例にあげると、業務用でVoIP端末を使用するユーザや日常のコミュニケーションとしてVoIP端末を使用するユーザとでは求められる品質が異なってくる。このように従来の無線LANシステムでは、ユーザのサービスレベルを考慮した適切な制御には対応できていない。上述した特許文献1〜3は、このような対策を必ずしも意識して成されたものではない。
本発明は、このような従来の事情を考慮してなされたもので、加入しているユーザのサービスレベルに応じた適切な制御を実現することが可能な無線LANシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る無線LANシステムは、無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントと、前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続される第1の情報処理装置と、前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続される第2の情報処理装置とを備える。前記第1の情報処理装置は、前記無線LAN端末のユーザ毎にサービスレベルを保持するサービスレベル保持手段と、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行う認証手段と、認証されたユーザに対応する前記サービスレベルを含む許可通知を前記無線LANアクセスポイントに送る許可通知手段とを有する。前記無線LANアクセスポイントは、前記第1の情報処理装置から送られてくる前記許可通知内のサービスレベルに基づき、前記サービスレベル毎のユーザ数を集計しその集計情報を保持する集計情報保持手段と、前記第2の情報処理装置から送られてくる制御内容に従い前記無線LAN端末との通信を制御する制御手段とを有する。前記第2の情報処理装置は、前記無線LANアクセスポイントに保持された前記集計情報と、予め設定された制御条件とに基づいて、前記無線LAN端末に対する前記無線LANアクセスポイントの通信を制御する制御内容を決定する制御内容決定手段と、決定された前記制御内容を前記無線LANアクセスポイントに通知する制御内容通知手段とを有する。
本発明において、前記制御条件は、特定の1つ又は複数のサービスレベルに対応するユーザ数の制御条件であり、前記制御内容は、前記制御条件に応じて前記無線LANアクセスポイントのQoS機能を制御する制御内容であってもよい。
本発明において、前記制御条件は、特定の1つ又は複数のサービスレベルに対応するユーザ数の制御条件であり、前記制御内容は、前記制御条件に応じて前記無線LANアクセスポイントのフィルタ機能を制御する制御内容であってもよい。
本発明において、前記制御条件は、特定の1つ又は複数のサービスレベルに対応するユーザ数の制御条件であり、前記制御内容は、前記制御条件に応じて前記無線LANアクセスポイントに帰属可能な前記無線LAN端末の帰属台数を制御する制御内容であってもよい。
本発明において、前記第1の情報処理装置は、RADIUSサーバであり、前記第2の情報処理装置は、監視制御サーバであってもよい。
好適な態様として、本発明に係る無線LANシステムは、無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントと、前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続され、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行うRADIUSサーバと、前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続される監視制御サーバとを備える。
前記RADIUSサーバは、前記無線LAN端末のユーザ毎に予め設定されたサービスレベルを保持するサービスレベル保持手段と、前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時に前記無線LANアクセスポイントから送られてくる認証要求に応答して前記ユーザ認証を行う認証手段と、前記ユーザ認証による認証成功時に認証されたユーザに対応する前記サービスレベルを含む許可通知を前記無線LANアクセスポイントに送る許可通知手段とを有する。
前記無線LANアクセスポイントは、前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時にそのユーザ情報を含む認証要求を前記RADIUSサーバに送る認証要求手段と、前記RADIUSサーバから送られてくる前記許可通知内のサービスレベルに基づき、前記サービスレベル毎のユーザ数を集計しその集計情報を保持する集計情報保持手段と、前記監視制御サーバから送られてくる制御内容に従い前記無線LAN端末との通信を制御する制御手段とを有する。
前記監視制御サーバは、前記無線LANアクセスポイントから前記集計情報を取得する集計情報取得手段と、取得された前記集計情報と、予め設定された前記サービスレベル毎のユーザ数に応じた制御条件とに基づいて、前記無線LAN端末に対する前記無線LANアクセスポイントの通信を制御する制御内容を決定する制御内容決定手段と、決定された前記制御内容を前記無線LANアクセスポイントに通知する制御内容通知手段とを有する。
本発明に係る無線LANシステムのサービスレベルによる制御方法は、無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントと、前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続され、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行うRADIUSサーバと、前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続される監視制御サーバとを備えた無線LANシステムの制御方法であって、前記RADIUSサーバが、前記無線LAN端末のユーザ毎に予め設定されたサービスレベルを保持するステップと、前記無線LANアクセスポイントが、前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時にそのユーザ情報を含む認証要求を前記RADIUSサーバに送るステップと、前記RADIUSサーバが、前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時に前記無線LANアクセスポイントから送られてくる認証要求に応答して前記ユーザ認証を行うステップと、前記RADIUSサーバが、前記ユーザ認証による認証成功時に認証されたユーザに対応する前記サービスレベルを含む許可通知を前記無線LANアクセスポイントに送るステップと、前記無線LANアクセスポイントが、前記RADIUSサーバから送られてくる前記許可通知内のサービスレベルに基づき、前記サービスレベル毎のユーザ数を集計しその集計情報を保持するステップと、前記監視制御サーバが、前記無線LANアクセスポイントから前記集計情報を取得するステップと、前記監視制御サーバが、取得された前記集計情報と、予め設定された前記サービスレベル毎のユーザ数に応じた制御条件とに基づいて、前記無線LAN端末に対する前記無線LANアクセスポイントの通信を制御する制御内容を決定するステップと、前記監視制御サーバが、決定された前記制御内容を前記無線LANアクセスポイントに通知するステップと、前記無線LANアクセスポイントが、前記監視制御サーバから送られてくる制御内容に従い前記無線LAN端末との通信を制御するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、加入しているユーザのサービスレベルに応じた適切な制御を実現することが可能な無線LANシステムを提供することができる。
以下、本発明に係る無線LANシステムそのサービスレベルによる制御方法、および無線LANアクセスポイントを実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係る無線LANシステムは、認証課金を行うRADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)サーバを用いてユーザ毎のサービスレベルを一元管理し、RADIUSサーバによる認証成功後の「Access Accept」パケット内にユーザ毎のサービスレベルを属性として埋め込んで無線LANアクセスポイントに通知する。無線LANアクセスポイントでは、サービスレベルとそれに属するユーザ数を一元管理して保持する。監視制御サーバでは、無線LANアクセスポイントのサービスレベルに関する集計情報を定期的に取得して、その情報を基に無線LANアクセスポイントに適切な制御を行う。
好適な構成装置例として、RADIUS認証を用いる無線LANシステムは、無線LANアクセスポイントに加入してくるユーザの認証を実施するRADIUSサーバと、無線LANアクセスポイントから定期的あるいは、必要に応じて運用状態の情報を取得し、その結果に基づいて無線LANアクセスポイントの制御を実施する監視制御サーバとを備える。
RADIUSサーバは、無線LANシステムが提供するサービスを区別する識別子、すなわちサービスレベルをユーザ毎の属性を表す値として管理すると共に、認証成功時にはこのサービスレベルを無線LANアクセスポイントに通知する。通知されたユーザ単位のサービスレベルは、レベル毎に集計されて、無線LANアクセスポイントに保持されることとなる。監視制御サーバは、一定時間間隔で無線LANアクセスポイントの保持するサービスレベルの集計情報を取得し、その状況に応じた適切な制御を無線LANアクセスポイントに実施する。これによって、本実施の形態の無線LANシステムでは、加入しているユーザのサービスレベルに応じた適切な制御を実現することが可能となる。
次に、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1は、本実施例における無線LANシステムの構成図を表している。図1に示す本実施例の無線LANシステムは、複数の無線LAN端末10…10との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイント11と、これにスイッチ(SWITCH)12を介して通信可能に接続されるRADIUSサーバ(第1の情報処理装置)13及び監視制御サーバ(第2の情報処理装置)14とを備える。
無線LAN端末10〜10は、無線LANアクセスポイント11に加入してくるユーザに相当する。なお、無線LAN端末10としては、既知のものが適用でき、その内部構成については、本発明と直接関係がないため、その詳細を省略する。
無線LANアクセスポイント11は、加入してくるユーザの認証をRADIUSサーバ13に対して要求する。そして、ユーザ毎のサービスレベルをレベル毎に集計して保持する。この無線LANアクセスポイント11は、加入してくるユーザの認証要求である「Access Request」パケットをRADIUSサーバ13に送信する。無線LANアクセスポイント11は、認証成功後にRADIUSサーバ13から送信される「Access Accept」パケットを受信し、そのパケット内からユーザ毎のサービスレベルを読み取り、サービスレベル管理部112で保持する。制御部113では、監視制御サーバ14から受信した制御内容を反映する。
図2は、無線LANアクセスポイント11の装置構成図を表している。
図2に示すように、無線LANアクセスポイント11は、機能上、無線LAN端末10〜10と通信を行う際の無線インターフェイスである無線部送受信部111と、サービスレベルとそのサービスレベルに属するユーザ数とを互いに関連付けて一元管理するサービスレベル管理部112と、監視制御サーバ14からの制御内容を受信し、無線LANアクセスポイント11を制御する制御部113と、RADIUSサーバ13と監視制御サーバ14の間の有線インターフェイスである有線部送受信部114とを備える。これら各部の少なくとも一部の機能は、コンピュータ(CPU)が予め設定されたプログラムコードを実行することにより実現されるように構成してもよい。このプログラムコードは、例えばハードディスクやROM等の記録媒体に格納される。
図3は、サービスレベル管理部112のデータ構成例を示す。
図3に示すように、サービスレベル管理部112は、サービスレベルとそのサービスレベルに属するユーザ数とを互いに関連付けてを一元管理している。図3の例は、最もサービスレベルの高いユーザに「GOLD」、二番目に高いユーザに「SILVER」、三番目に高いユーザに「BRONZE」をそれぞれ割り当てるという運用時の例である。
RADIUSサーバ13は、認証成功後に「Access Accept」パケットに属性として埋め込むサービスレベルとユーザ名を一元管理し、無線LAN端末10〜10の認証を行う。すなわち、このRADIUSサーバ13は、無線LANアクセスポイント11からの「Access Request」パケットを受信すると、予め登録されて管理しているユーザ情報(ユーザ名及びパスワード)と照らし合わせ、「Access Request」パケットによって要求されたユーザ情報(ユーザ名及びパスワード)と合致するものがある場合は、認証成功と判定し、無線LANアクセスポイント11に対して「Access Accept」パケットを送信する。このとき、「Access Accept」パケットに、RADIUSサーバ13に登録されていたユーザ情報に基づくサービスレベルを示す属性値を付加する。一方、「Access Request」パケットによって要求されたユーザ情報が、予め登録されて管理しているユーザ情報と合致しない場合は、認証失敗と判定し、無線LANアクセスポイント11に対して「Access Reject」パケットを送信する。
図3は、RADIUSサーバ13の内部構成を示す。
図3に示すRADIUSサーバ13は、機能上、図示しない制御部のほか、RADIUS認証部131と、データベース(DB)132と、通信インターフェイスとして機能する有線部送受信部133とを備える。これら各部の少なくとも一部の機能は、コンピュータ(CPU)が予め設定されたプログラムコードを実行することにより実現されるように構成してもよい。このプログラムコードは、例えばハードディスクやROM等の記録媒体に予め格納されている。
データベース132は、無線LANシステムに加入可能なユーザ情報、すなわちユーザID及びパスワード情報とともに、そのユーザに割り当てられるサービスレベルをそのユーザ情報に対応付けて予め保持する。
RADIUS認証部131は、加入してくるユーザに対しそのデータベース132のユーザID及びパスワード情報に基づいてRADIUS認証を行い、認証成功の通知である「Access Accept」パケット内にRFC3580で規定されているように認証成功したユーザに対応するサービスレベルを属性として埋め込み、その「Access Accept」パケットを有線部送受信部133を介して無線LANアクセスポイント11に送信する。
図4は、データベース132のデータ構成例を示す。図4の例では、ユーザ名及びパスワードを含むユーザ情報に関連付けてサービスレベルが保持される。サービスレベルは、前述した図3の例に対応するもので、GOLD、SILVER、BRONZEが割り当てられている。
監視制御サーバ14は、無線LANアクセスポイント11から一定時間間隔でサービスレベルの集計情報を取得する。そして、この情報を基に無線LANアクセスポイント11に適切な制御を実行する。RADIUSサーバ13と監視制御サーバ14は、SWITCH12で無線LANアクセスポイント11に接続している。
監視制御サーバ14は、無線LANアクセスポイント11を制御するもので、次のように3つの役割を果たす。1つ目は、あるサービスレベルに加入するユーザ数、あるいはこの複数の組み合わせを条件として実行する制御情報を保存する。2つ目は、無線LANアクセスポイント11から、無線LANアクセスポイント11が保持しているサービスレベルとユーザ数の組み合わせを定期的に取得する。3つ目は、無線LANアクセスポイント11からの定期的取得情報と予め登録している制御情報の制御条件を照らし合わせて、制御条件が合致する制御情報の内容を無線LANアクセスポイント11に対して実行する。また、この監視制御サーバ14に登録しておくサービスレベルとユーザ数の組み合わせで示される制御条件と制御内容から成る制御情報は、管理者が運用したいポリシーに合わせて柔軟に設定するものとする。
図6は、監視制御サーバ14の装置構成図を表している。
図6に示す監視制御サーバ14は、機能上、図示しない制御部のほか、制御内容データベース141、タイマー142、及び有線部送受信部143を有する。これら各部の少なくとも一部の機能は、コンピュータ(CPU)が予め設定されたプログラムコードを実行することにより実現されるように構成してもよい。このプログラムコードは、例えばハードディスクやROM等の記録媒体に格納される。
制御内容データベース141には、無線LANアクセスポイント11から取得するサービスレベルとそのサービスレベルに属するユーザ数を基に、適切な制御内容を登録しておく。タイマー142は、監視制御サーバ14が無線LANアクセスポイント11にサービスレベルの情報を取得する時間間隔を管理する。有線部送受信部143は、監視制御サーバ14と無線LANアクセスポイント11との間の通信インターフェイスの役割を担う。
図7は、制御内容データベース141のデータ構成例を示す。
図7に示すように、制御内容データベース141には、本実施例ではIEEE802.11eのQoS制御の際の具体例として、次のような2つの制御条件と制御内容の組が登録されているものとする。
1つ目は、無線LANアクセスポイント配下のユーザのうちサービスレベルがGOLDのユーザが10人(閾値)未満であるという制御条件と、この制御条件を満たす場合の無線LANアクセスポイント11への制御内容との組が登録されている。この制御内容は、サービスレベルがGOLDとSILVERのユーザはIEEE802.11e準拠のQoS制御に基づいて高品質なVOICEレベルでの通信を行い、サービスレベルがBRONZEのユーザはベストエフォート(BEST EFFORT)で通信を行うというものである。
2つ目の組は、無線LANアクセスポイント配下のユーザのうちサービスレベルがGOLDユーザが10人(閾値)以上であるという制御条件と、この制御条件を満たす場合の無線LANアクセスポイント11への制御内容との組が登録されている。この制御内容は、GOLDユーザの通信品質確保のためにサービスレベルがSILVERのユーザは、高品質なVOICEレベルからベストエフォートへと、そのQoS制御の品質保証レベルを落として通信を行うというものである。
次に、図8のシーケンス図を用いて本実施例の全体動作について説明する。
図8は、無線LAN端末10が無線LANアクセスポイント11に帰属してから、RADIUSサーバ13によるサービスレベルの割り当てと監視制御サーバ14による制御が実行される際の動作例を示す。
まず、RADIUSサーバ13側で、無線LANシステムに加入してくるユーザの認証に用いるユーザIDとパスワード情報をデータベース132に登録し、そのユーザIDに対応付けてサービスレベルをマッピングして一元管理しておく(ステップS1)。その例として、最もサービスレベルの高いユーザにGOLD、二番目に高いユーザにSILVER、三番目に高いユーザにBRONZEを割り当てる。
また、監視制御サーバ14側では、サービスレベルとそのサービスレベルに属するユーザ数に関する制御条件と、それに対応するIEEE802.11eによるQoS機能やフィルタ制御や帰属台数管理機能等の無線LANアクセスポイント11が保有する機能を制御する制御内容との組を制御内容データベース141に登録しておく(ステップS2)。
次に、無線LAN端末10が無線LANアクセスポイント11に帰属し(ステップS3)、そのユーザ情報を含む帰属通知を無線LANアクセスポイント11に送る(ステップS4)。無線LANアクセスポイント11は、その帰属通知を無線部送受信部111を介して受信すると、制御部113により、無線LAN端末10からの帰属通知に含まれるユーザ情報を含む認証要求として、「Access Request」パケットを有線部送受信部114を介してRADIUSサーバ13に送信する(ステップS5)。
これに応答して、RADIUSサーバ13は、無線LANアクセスポイント11からの「Access Request」パケットを有線部送受信部133を介して受信すると、RADIUS認証部131により、受信した無線LAN端末10の認証要求である「Access Request」パケットに基づき認証処理を実施する(ステップS6)。この認証処理は、RADIUS認証部131により、認証要求に含まれるユーザ情報と、データベース132に登録及び管理されているユーザ情報とが一致するか否かを照らし合わせることにより行われる。その結果、両ユーザ情報が一致し、その認証が成功すると、RADIUSサーバ13は、データベース132を参照してそのユーザ情報に対応するユーザレベルを認識し、そのユーザレベルに対応する属性値を「Access Accept」パケット内に埋め込み、そのパケットをサービスレベル通知として、有線部送受信部133を介して無線LANアクセスポイント11に返す(ステップS7)。
次いで、無線LANアクセスポイント11は、RADIUSサーバ13からの「Access Accept」パケットを有線部送受信部114を介して受信すると、受信した「Access Accept」パケットに埋め込まれている属性値から無線LAN端末10のサービスレベルを把握し、サービスレベル管理部112にそのサービスレベルに対応するユーザ数を集計した集計情報を保持する(ステップS8)。
次に、監視制御サーバ14は、タイマー142から予め設定した一定周期毎に生成される取得命令(割り込み信号)を受けると、サービスレベルを含む情報取得の要求を有線部送受信部143を介して無線LANアクセスポイント11に送信する(ステップS10)。これにより、無線LANアクセスポイント11は、その情報取得の要求を有線部送受信部114を介して受信すると、サービスレベル管理部112に保持されているサービスレベルとこれに対応するユーザ数の集計情報を抽出し、その集計情報を有線部送受信部114を介して監視制御サーバ14に返す(ステップS11)。
次に、監視制御サーバ14は、無線LANアクセスポイント11からのサービスレベルとこれに対応するユーザ数の集計情報を有線部送受信部143を介して受信すると、その集計情報に基づいて、制御内容データベース141の制御条件となる情報を取得する(ステップS12)。
そして、監視制御サーバ14は、無線LANアクセスポイント11から取得したサービスレベルとこれに対応するユーザ数の集計情報と、制御内容データベース141の制御条件とを比較して、制御条件が合致する無線LANアクセスポイント11のQoS機能等の制御内容を決定し(ステップS13)、決定された制御内容を有線部送受信部143を介して無線LANアクセスポイント11に対して送信する(ステップS14)。
これにより、無線LANアクセスポイント11では、監視制御サーバ14から送信されてくる制御内容を有線部送受信部114を介して受信すると、その制御内容を制御部113に設定し、以後、制御部113により、その制御内容に従い無線LAN端末10との間の通信におけるQoS機能等の制御を実行する(ステップS15)。
以上のように、本実施例では、無線LANアクセスポイント11が認証の結果、RADIUSサーバ13から受信したサービスレベルを保持し、監視制御サーバ14で無線LANアクセスポイント11が保持する情報を取得し、適切な制御を行うため、次のような効果が得られる。
まず、無線LANシステムの制御にサービスレベルという概念を導入することにより、無線LANアクセスポイントにどのような通信品質や使用可能なアプリケーション、つまりサービスを要求しているユーザがいるのかを把握可能となる。これにより、従来の無線LANスイッチ等を用いた無線LANシステムの制御に比べて、無線LANシステムに加入しているユーザのサービスレベルに応じた制御が可能となる。
また、サービスレベルという概念を導入する方法に、無線LANシステムで認証課金サーバとして使用されるRADIUSサーバの既存の機能を用いて実現しているので、RADIUSサーバの装置構成を変更する必要がない。そして、ユーザは通常のRADIUS認証の処理を行うだけなので、特別なアプリケーションや装置構成を必要としない。
さらに、監視制御サーバを導入することにより、各無線LANアクセスポイントのユーザ単位のサービスレベルをレベル毎に集計し、その集計情報に応じて動的に制御を行えるのでユーザの要求する品質を満たすことが可能となる。サービスレベルという概念は絶対的な指標ではないので運用者毎に異なる。監視制御サーバでは、制御内容や制御条件を運用したいポリシーに応じて変更可能なので、柔軟な制御が実現できる。
なお、本実施例では、無線LANアクセスポイントが1台の状態で監視しているが、複数台の無線LANアクセスポイントの構成でも運用可能である。
また、本実施例では、ユーザのサービスレベルを考慮し、IEEE802.11eに準拠したQoS機能を制御しているが、無線LANアクセスポイントで既存機能であるフィルタ機能や帰属台数管理の機能を用いて適切な制御を行うことも可能である。
まず、フィルタ機能に関する例を説明する。前提条件として、無線LANシステムの運用で、ストリーミングサーバから無線LANアクセスポイント11を介して、各ユーザにマルチキャストデータ配送を行う。そして、各ユーザが所属するマルチキャストグループは、サービスレベル毎に異なる。つまり、サービスレベルがGOLDのユーザはマルチキャストグループ1、サービスレベルがSILVERのユーザはマルチキャストグループ2、サービスレベルがBRONZEのユーザはマルチキャストグループ3に属している状態とする。
この状態で、監視制御サーバ14の制御内容データベース141に、無線LANアクセスポイント11配下のユーザのうちサービスレベルがGOLDのユーザとSILVERのユーザとの合計が15人(閾値)以上であるという制御条件と、この制御条件を満たす場合の無線LANアクセスポイント11への制御内容とを登録する。この制御内容は、サービスレベルがBRONZEのユーザが所属するマルチキャストグループ3で用いられるポート番号を転送禁止にするというものである。このようにサービスレベルがBRONZEのユーザのマルチキャスト配信を停止することで、サービスレベルの高いGOLDのユーザとSILVERのユーザの帯域を確保することができる。
次に、帰属台数管理機能に関する例を説明する。この例は、無線LANアクセスポイント11の帰属可能な無線LAN端末10の上限数を制御する機能を用いるものである。この場合、監視制御サーバ14の制御内容データベース141に、次の2組を登録する。
1つ目は、無線LANアクセスポイント配下のユーザのうちサービスレベルがGOLDのユーザが10人(閾値)未満であるという制御条件と、この制御条件を満たす場合の無線LANアクセスポイントへの制御内容とを登録する。この制御内容は、無線LANアクセスポイントに新たにユーザが加入することを許可するというものである。
2つ目は、無線LANアクセスポイント配下のユーザのうちサービスレベルがGOLDのユーザが10人(閾値)以上であるという制御条件と、この制御条件を満たす場合の無線LANアクセスポイントへの制御内容とを登録する。この制御内容は、無線LANアクセスポイントから取得した集計情報から加入している全レベルのユーザ数を把握し、これを帰属可能な無線LAN端末数の上限に設定し、新たに加入してくるユーザを許可しないというものである。
このように無線LANアクセスポイント11配下の無線LAN端末のユーザ数を制限することにより、GOLDユーザの帯域を確保できる。従って、この例においても、前述の実施例と同様に、サービスレベルを導入することにより、無線LANシステムで保有する機能をユーザのサービスレベルを監視しながら、適切な制御を行うことができる。
以上、本発明の各実施の形態を詳細に説明したが、本発明は、代表的に例示した上述の各実施の形態に限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更することができる。これらの変形例や変更例も本発明の権利範囲に属するものである。
例えば、前述した実施例に係る無線LANシステムを構成する無線LANアクセスポイント、RADIUSサーバ、及び監視制御サーバの各部の少なくとも一部の機能をプログラムコードを用いて実現する場合、かかるプログラムコード及びこれを記録する記録媒体は、本発明の範疇に含まれる。この場合のプログラムコードは、オペレーティングシステムや他のアプリケーションソフト等と共同して上記機能が実現される場合は、それらのプログラムコードも含まれる。また、記録媒体としては、前述したハードディスクやROMのほか、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
本発明は、無線LANシステム、そのサービスレベルによる制御方法、これで用いる無線LANアクセスポイント、監視制御サーバ、RADIUSサーバ等の各種デバイスの用途に用いることができる。特に、RADIUS認証を用いて実現される無線LANシステムとその制御方法の用途に適用できる。
本発明の実施の形態に係る無線LANシステムの全体構成を示す概略ブロック図である。 図1に示す無線LANアクセスポイントの内部構成を示す概略ブロック図である。 図2に示すサービスレベル管理部のデータ構成を示す図である。 図1に示すRADIUSサーバの内部構成を示す概略ブロック図である。 図4に示すデータベースのデータ構成を示す図である。 図1に示す監視制御サーバの内部構成を示す概略ブロック図である。 図6に示す制御内容データベースのデータ構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る無線LANシステムの制御シーケンスを示す図である。
符号の説明
10 無線LAN端末
11 無線LANアクセスポイント
12 SWITCH
13 RADIUSサーバ
14 監視制御サーバ

Claims (16)

  1. 無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントと、
    前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続される第1の情報処理装置と、
    前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続される第2の情報処理装置とを備え、
    前記第1の情報処理装置は、前記無線LAN端末のユーザ毎にサービスレベルを保持するサービスレベル保持手段と、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行う認証手段と、認証されたユーザに対応する前記サービスレベルを含む許可通知を前記無線LANアクセスポイントに送る許可通知手段とを有し、
    前記無線LANアクセスポイントは、前記第1の情報処理装置から送られてくる前記許可通知内のサービスレベルに基づき、前記サービスレベル毎のユーザ数を集計しその集計情報を保持する集計情報保持手段と、前記第2の情報処理装置から送られてくる制御内容に従い前記無線LAN端末との通信を制御する制御手段とを有し、
    前記第2の情報処理装置は、前記無線LANアクセスポイントに保持された前記集計情報と、予め設定された制御条件とに基づいて、前記無線LAN端末に対する前記無線LANアクセスポイントの通信を制御する制御内容を決定する制御内容決定手段と、決定された前記制御内容を前記無線LANアクセスポイントに通知する制御内容通知手段とを有することを特徴とする無線LANシステム。
  2. 前記制御条件は、特定の1つ又は複数のサービスレベルに対応するユーザ数の制御条件であり、
    前記制御内容は、前記制御条件に応じて前記無線LANアクセスポイントのQoS機能を制御する制御内容であることを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
  3. 前記制御条件は、特定の1つ又は複数のサービスレベルに対応するユーザ数の制御条件であり、
    前記制御内容は、前記制御条件に応じて前記無線LANアクセスポイントのフィルタ機能を制御する制御内容であることを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
  4. 前記制御条件は、特定の1つ又は複数のサービスレベルに対応するユーザ数の制御条件であり、
    前記制御内容は、前記制御条件に応じて前記無線LANアクセスポイントに帰属可能な前記無線LAN端末の帰属台数を制御する制御内容であることを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
  5. 前記第1の情報処理装置は、RADIUSサーバであり、
    前記第2の情報処理装置は、監視制御サーバであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線LANシステム。
  6. 無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントと、
    前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続され、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行うRADIUSサーバと、
    前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続される監視制御サーバとを備え、
    前記RADIUSサーバは、前記無線LAN端末のユーザ毎に予め設定されたサービスレベルを保持するサービスレベル保持手段と、前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時に前記無線LANアクセスポイントから送られてくる認証要求に応答して前記ユーザ認証を行う認証手段と、前記ユーザ認証による認証成功時に認証されたユーザに対応する前記サービスレベルを含む許可通知を前記無線LANアクセスポイントに送る許可通知手段とを有し、
    前記無線LANアクセスポイントは、前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時にそのユーザ情報を含む認証要求を前記RADIUSサーバに送る認証要求手段と、前記RADIUSサーバから送られてくる前記許可通知内のサービスレベルに基づき、前記サービスレベル毎のユーザ数を集計しその集計情報を保持する集計情報保持手段と、前記監視制御サーバから送られてくる制御内容に従い前記無線LAN端末との通信を制御する制御手段とを有し、
    前記監視制御サーバは、前記無線LANアクセスポイントから前記集計情報を取得する集計情報取得手段と、取得された前記集計情報と、予め設定された前記サービスレベル毎のユーザ数に応じた制御条件とに基づいて、前記無線LAN端末に対する前記無線LANアクセスポイントの通信を制御する制御内容を決定する制御内容決定手段と、決定された前記制御内容を前記無線LANアクセスポイントに通知する制御内容通知手段とを有することを特徴とする無線LANシステム。
  7. 無線LAN端末との間で無線通信を行うと共に、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行うRADIUSサーバと、監視制御サーバとにそれぞれ通信可能に接続された無線LANアクセスポイントであって、
    前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時にそのユーザ情報を含む認証要求を前記RADIUSサーバに送る認証要求手段と、
    前記RADIUSサーバから送られてくる許可通知内のサービスレベルに基づき、前記サービスレベル毎のユーザ数を集計しその集計情報を保持する集計情報保持手段と、
    前期監視制御サーバから送られてくる、前記集計情報に基づく制御内容に従い前記無線LAN端末との通信を制御する制御手段とを有することを特徴とする無線LANアクセスポイント。
  8. 無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントに通信可能に接続され、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行うRADIUSサーバであって、
    前記無線LAN端末のユーザ毎に予め設定されたサービスレベルを保持するサービスレベル保持手段と、
    前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時に前記無線LANアクセスポイントから送られてくる認証要求に応答して前記ユーザ認証を行う認証手段と、
    前記ユーザ認証による認証成功時に認証されたユーザに対応する前記サービスレベルを含む許可通知を前記無線LANアクセスポイントに送る許可通知手段とを有することを特徴とするRADIUSサーバ。
  9. 無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントに通信可能に接続された監視制御サーバであって、
    前記無線LANアクセスポイントからサービスレベル毎のユーザ数を集計した集計情報を取得する集計情報取得手段と、
    取得された前記集計情報と、予め設定された前記サービスレベル毎のユーザ数に応じた制御条件とに基づいて、前記無線LAN端末に対する前記無線LANアクセスポイントの通信を制御する制御内容を決定する制御内容決定手段と、
    決定された前記制御内容を前記無線LANアクセスポイントに通知する制御内容通知手段とを有することを特徴とする監視制御サーバ。
  10. 無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントと、
    前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続され、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行うRADIUSサーバと、
    前記無線LANアクセスポイントに通信可能に接続される監視制御サーバとを備えた無線LANシステムの制御方法であって、
    前記RADIUSサーバが、前記無線LAN端末のユーザ毎に予め設定されたサービスレベルを保持するステップと、
    前記無線LANアクセスポイントが、前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時にそのユーザ情報を含む認証要求を前記RADIUSサーバに送るステップと、
    前記RADIUSサーバが、前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時に前記無線LANアクセスポイントから送られてくる認証要求に応答して前記ユーザ認証を行うステップと、
    前記RADIUSサーバが、前記ユーザ認証による認証成功時に認証されたユーザに対応する前記サービスレベルを含む許可通知を前記無線LANアクセスポイントに送るステップと、
    前記無線LANアクセスポイントが、前記RADIUSサーバから送られてくる前記許可通知内のサービスレベルに基づき、前記サービスレベル毎のユーザ数を集計しその集計情報を保持するステップと、
    前記監視制御サーバが、前記無線LANアクセスポイントから前記集計情報を取得するステップと、
    前記監視制御サーバが、取得された前記集計情報と、予め設定された前記サービスレベル毎のユーザ数に応じた制御条件とに基づいて、前記無線LAN端末に対する前記無線LANアクセスポイントの通信を制御する制御内容を決定するステップと、
    前記監視制御サーバが、決定された前記制御内容を前記無線LANアクセスポイントに通知するステップと、
    前記無線LANアクセスポイントが、前記監視制御サーバから送られてくる制御内容に従い前記無線LAN端末との通信を制御するステップとを有することを特徴とする無線LANシステムのサービスレベルによる制御方法。
  11. 無線LAN端末との間で無線通信を行うと共に、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行うRADIUSサーバと、監視制御サーバとにそれぞれ通信可能に接続された無線LANアクセスポイントの動作方法であって、
    前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時にそのユーザ情報を含む認証要求を前記RADIUSサーバに送るステップと、
    前記RADIUSサーバから送られてくる許可通知内のサービスレベルに基づき、前記サービスレベル毎のユーザ数を集計しその集計情報を保持するステップと、
    前期監視制御サーバから送られてくる、前記集計情報に基づく制御内容に従い前記無線LAN端末との通信を制御するステップとを有することを特徴とする無線LANアクセスポイントの動作方法。
  12. 無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントに通信可能に接続され、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行うRADIUSサーバの動作方法であって、
    前記無線LAN端末のユーザ毎に予め設定されたサービスレベルを保持するステップと、
    前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時に前記無線LANアクセスポイントから送られてくる認証要求に応答して前記ユーザ認証を行うステップと、
    前記ユーザ認証による認証成功時に認証されたユーザに対応する前記サービスレベルを含む許可通知を前記無線LANアクセスポイントに送るステップとを有することを特徴とするRADIUSサーバの動作方法。
  13. 無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントに通信可能に接続された監視制御サーバの動作方法であって、
    前記無線LANアクセスポイントからサービスレベル毎のユーザ数を集計した集計情報を取得するステップと、
    取得された前記集計情報と、予め設定された前記サービスレベル毎のユーザ数に応じた制御条件とに基づいて、前記無線LAN端末に対する前記無線LANアクセスポイントの通信を制御する制御内容を決定するステップと、
    決定された前記制御内容を前記無線LANアクセスポイントに通知するステップとを有することを特徴とする監視制御サーバの動作方法。
  14. 無線LAN端末との間で無線通信を行うと共に、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行うRADIUSサーバと、監視制御サーバとにそれぞれ通信可能に接続された無線LANアクセスポイントの動作プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時にそのユーザ情報を含む認証要求を前記RADIUSサーバに送るステップと、
    前記RADIUSサーバから送られてくる許可通知内のサービスレベルに基づき、前記サービスレベル毎のユーザ数を集計しその集計情報を保持するステップと、
    前期監視制御サーバから送られてくる、前記集計情報に基づく制御内容に従い前記無線LAN端末との通信を制御するステップとを実行させることを特徴とする無線LANアクセスポイントの動作プログラム。
  15. 無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントに通信可能に接続され、前記無線LAN端末のユーザに対するユーザ認証を行うRADIUSサーバの動作プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記無線LAN端末のユーザ毎に予め設定されたサービスレベルを保持するステップと、
    前記無線LAN端末のユーザからの帰属要求時に前記無線LANアクセスポイントから送られてくる認証要求に応答して前記ユーザ認証を行うステップと、
    前記ユーザ認証による認証成功時に認証されたユーザに対応する前記サービスレベルを含む許可通知を前記無線LANアクセスポイントに送るステップとを実行させることを特徴とするRADIUSサーバの動作プログラム。
  16. 無線LAN端末との間で無線通信を行う無線LANアクセスポイントに通信可能に接続された監視制御サーバの動作プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記無線LANアクセスポイントからサービスレベル毎のユーザ数を集計した集計情報を取得するステップと、
    取得された前記集計情報と、予め設定された前記サービスレベル毎のユーザ数に応じた制御条件とに基づいて、前記無線LAN端末に対する前記無線LANアクセスポイントの通信を制御する制御内容を決定するステップと、
    決定された前記制御内容を前記無線LANアクセスポイントに通知するステップとを実行させることを特徴とする監視制御サーバの動作プログラム。
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