JP6490609B2 - 通信システム、通信システムの制御方法、制御局および基地局 - Google Patents

通信システム、通信システムの制御方法、制御局および基地局 Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、通信システムの制御方法、制御局および基地局に関する。
スマートフォンやタブレット型端末等の携帯通信端末と、アクセスポイント等の基地局との間で無線通信を行う無線通信システムには、ヘテロジニアス無線ネットワークがある。ヘテロジニアス無線ネットワークでは、無線通信を広い領域で提供する低周波数帯の基地局と、無線通信を狭い領域で提供する高周波数帯の基地局とを密に配置する。これにより、ヘテロジニアス無線ネットワークは、低周波帯域の無線ネットワークと高周波帯域の無線ネットワークとの階層構造を有し、無線通信の広帯域化を図ることができる。
しかしながら、無線通信のトラヒックは時間とともに変動するため、基地局を密に配置した場合、ヘテロジニアス無線ネットワークにおいて、基地局間でのトラヒックの偏りが生じ、トラヒックの負荷が高くなった基地局に接続する携帯通信端末のスループットが低下してしまう。
また、高周波数帯の電波は、低周波帯域の電波と比べて、距離による減衰および人体や建物等の遮蔽物による減衰を受けやすい。このため、高周波帯域の電波で通信している携帯通信端末のスループットは、低周波数帯の電波と比べて、低下しやすく変動も大きい。これにより、高周波帯域の電波で通信している携帯通信端末のユーザのQoE(Quality of Experience)も、低周波数帯の電波と比べても劣化しやすい。
そこで、ヘテロジニアス無線ネットワークにおいて、C−RAN(Centralized Radio Access Network)が全ての基地局を集中的に制御する技術(例えば、非特許文献1)や、SON(Self-Organizing Networks)による基地局を制御する技術(例えば、非特許文献2)が提案されている。
タン ザカン、下平英和、坂口啓、荒木純道: "(MiWEBA)クラウド連携ヘテロジニアスネットワークにおける基地局動的ON/OFF制御の一検討", 信学技法, pp. 93-100 (2015) 小西聡、山本俊明: "LTE/LTE-AdvancedシステムのためのSelf-Organizing Networks(SON)技術による自動最適化の効果", 電子情報通信学会論文誌, Vol. J97-B, 8, pp. 599-610 (2014)
ところで、今後ともスマートフォン等の携帯通信端末の増加に伴い、基地局におけるトラフィックが増大することが推定される。このため、トラフィックが大きい領域に、より小さな領域で無線通信を提供する高周波帯域の基地局を多数配置することにより、トラフィックを分散させることが考えられる。
しかしながら、基地局の増加により、変動する無線通信の環境に追随して各基地局の送信電力やアンテナのビーム方向等の制御にかかるオーバーヘッドや、制御処理の演算量が増大してしまう。そして、通信の品質の劣化を抑制することが困難となる。
本発明は、基地局の制御にかかるオーバーヘッドや制御処理の演算量を抑制しつつ、ユーザのQoEの向上を図ることができる通信システム、通信システムの制御方法、制御局および基地局を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数の領域の各々に配置され、自身が配置された領域内の端末装置と通信を行う複数の基地局と、複数の基地局を制御する制御局とを有する通信システムであって、制御局は、複数の領域内の端末装置の各々から、当該端末装置の位置情報およびトラフィック量を含む、通信の状態を示す端末情報を取得する取得部と、取得した端末情報に基づいて、複数の基地局の各々における通信処理の負荷を示す負荷量を算出する算出部と、複数の基地局の各々に算出した当該基地局における負荷量を送信する送信部とを備え、複数の基地局の各々は、制御局より負荷量を受信する受信部と、自身が配置された領域における通信環境を示す環境情報を収集する収集部と、受信した負荷量と収集した環境情報とに基づいて、自身が配置された領域における通信量を制御する制御部とを備え、制御局の算出部は、基地局の各々における負荷量として、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域とにおける総トラフィック量に対して、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域との総面積に対する当該基地局が配置された領域の面積の比と、当該基地局におけるトラフィックのボトルネックに応じた重み係数とを乗算した値を算出する。
第1の発明において、基地局の収集部は、当該基地局が配置された領域内の端末装置から当該端末装置のトラフィック量を含む環境情報を収集し、基地局の制御部は、収集した環境情報に含まれるトラフィック量の総和に基づいて、当該基地局が配置された領域内の端末装置との通信処理の負荷を示す指標を算出し、算出した指標受信した負荷量との差分が所定の閾値以下となるように、当該基地局が配置された領域の大きさを調整する。
第1の発明において、制御局は、複数の基地局の各々との間の回線の通信速度を測定する測定部をさらに備え、制御局の算出部は、端末情報と測定した通信速度とを用いて、複数の基地局の各々における重み係数を算出する。
第2の発明は、複数の領域の各々に配置され、自身が配置された領域内の端末装置と通信を行う複数の基地局と、複数の基地局を制御する制御局とを有する通信システムの制御方法であって、制御局が、複数の領域内の端末装置の各々から、当該端末装置の位置情報およびトラフィック量を含む、通信の状態を示す端末情報を取得する取得ステップと、得した端末情報に基づいて、複数の基地局の各々における通信処理の負荷を示す負荷量を算出する算出ステップと、複数の基地局の各々に算出した当該基地局における負荷量を送信する送信ステップとを実行し、複数の基地局の各々が、制御局より負荷量を受信する受信ステップと、自身が配置された領域における通信環境を示す環境情報を収集する収集ステップと、受信した負荷量と収集した環境情報とに基づいて、自身が配置された領域における通信量を制御する制御ステップとを実行し、制御局の算出ステップでは、基地局の各々における負荷量として、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域とにおける総トラフィック量に対して、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域との総面積に対する当該基地局が配置された領域の面積の比と、当該基地局におけるトラフィックのボトルネックに応じた重み係数とを乗算した値を算出する
第2の発明において、基地局の収集ステップでは、当該基地局が配置された領域内の端末装置から、当該端末装置のトラフィック量を含む環境情報を収集し、基地局の制御ステップでは、収集した環境情報に含まれるトラフィック量の総和に基づいて、当該基地局が配置された領域内の端末装置との通信処理の負荷を示す指標を算出し、算出した指標と受信した負荷量との差分が所定の閾値以下となるように、当該基地局が配置された領域の大きさを調整する。
第2の発明において、制御局が、複数の基地局の各々との間の回線の通信速度を測定する測定ステップをさらに実行し、制御局の算出ステップでは、端末情報と測定した通信速度とを用いて、複数の基地局の各々における重み係数を算出する。
第3の発明は、複数の領域の各々に配置され、自身が配置された領域内の端末装置と通信を行う複数の基地局を有する通信システムにおける、複数の基地局を制御する制御局であって、複数の領域内の端末装置の各々から、当該端末装置の位置情報およびトラフィック量を含む、通信の状態を示す端末情報を取得する取得部と、取得した端末情報に基づいて、複数の基地局の各々における通信処理の負荷を示す負荷量を算出する算出部と、複数の基地局の各々に算出した当該基地局における負荷量を送信する送信部とを備え、算出部は、基地局の各々における負荷量として、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域とにおける総トラフィック量に対して、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域との総面積に対する当該基地局が配置された領域の面積の比と、当該基地局におけるトラフィックのボトルネックに応じた重み係数とを乗算した値を算出する。
第3の発明において、複数の基地局の各々との間の回線の通信速度を測定する測定部をさらに備え、算出部は、端末情報と測定した通信速度とを用いて、複数の基地局の各々における重み係数を算出する。
本発明は、基地局の制御にかかるオーバーヘッドや制御処理の演算量を抑制しつつ、ユーザのQoEの向上を図ることができる。
無線通信システムの一実施形態を示す図である。 図1に示したユーザ端末、基地局および制御局の一例を示す図である。 図1に示した無線通信システムにおける制御処理の一例を示す図である。
以下、図面を用いて実施形態について説明する。
図1は、無線通信システムの一実施形態を示す。
図1に示した無線通信システムSYSは、制御局CT、2つの基地局100(100(1)、100(2))、および6個のユーザ端末UT(UT(1)−UT(6))を有する。なお、無線通信システムSYSは、2つ以上の複数の基地局100を有してもよい。また、無線通信システムSYSは、6つ以外の複数のユーザ端末UTを有してもよい。
制御局CTは、有線または無線を介して、基地局100および外部のネットワークNWに接続される。また、基地局100は、無線を介して、ユーザ端末UTに接続される。
制御局CTは、プロセッサ等の演算処理装置およびハードディスク装置等の記憶装置を含むサーバ等のコンピュータ装置である。制御局CTは、ユーザ端末UTとネットワークNWとの間でデータを伝送するために、基地局100の動作を制御する。
基地局100(1)、100(2)は、例えば、アクセスポイントやセルラ基地局等である。基地局100(1)、100(2)の各々は、基地局100に含まれるアンテナを介して、セル領域AR1またはセル領域AR2内のユーザ端末UTとの間で無線通信を行う。なお、無線通信システムSYSが2つ以上の複数の基地局100を有する場合、各基地局100のセル領域は、隣接する基地局100のセル領域と重なることが好ましい。
ユーザ端末UTは、スマートフォンやタブレット型端末等の携帯通信端末であり、ユーザ端末UTの位置に応じて基地局100(1)または基地局100(2)との間で無線通信を行う。なお、図1に示したユーザ端末UT(4)は、セル領域AR1、AR2が互いに重なる位置にいる。このため、ユーザ端末UT(4)は、基地局100(1)、100(2)の両方と無線通信が可能である。ユーザ端末UT(4)がいずれの基地局100と無線通信を行うかは、各基地局100からの電波の受信電力や、各基地局100とのスループット等に基づいて、基地局100により制御される。
図2は、図1に示したユーザ端末UT、基地局100および制御局CTの一例を示す。
図1に示したユーザ端末UT(1)は、アンテナANT1、送受信部10、制御部20、環境測定部30および記憶部40を有する。なお、ユーザ端末UT(2)−UT(6)は、ユーザ端末UT(1)と同様の要素を有する。
送受信部10は、基地局100(1)から送信されたデータを含むデータ信号、および基地局100あるいは制御局CTからの制御指示を含む制御信号を、アンテナANT1を介して受信する。送受信部10は、ユーザ端末UT(1)に設定されている変復調方式や誤り訂正符号化方式等の伝送パラメータに基づいて、受信したデータ信号および制御信号に復調処理を実行する。送受信部10は、復調したデータ信号および制御信号を制御部20に出力する。
また、送受信部10は、例えば、制御部20を介してデータを受信した場合、設定されている伝送パラメータに基づいて変調処理を実行し、データ信号を生成する。また、送受信部10は、環境測定部30により測定された測定結果等を受信した場合、設定されている伝送パラメータに基づいて、受信した測定結果等とともにユーザ端末UT(1)を識別する識別情報に変調処理を実行し、制御信号を生成する。送受信部10は、生成したデータ信号や制御信号を基地局100(1)に送信する。
制御部20は、例えば、ユーザ端末UT(1)に含まれるプロセッサ等が、メモリ等の記憶部40に記憶されたプログラムを実行することにより実現され、ユーザ端末UT(1)の動作を制御する。例えば、制御部20は、送受信部10から受信した信号が制御信号かデータ信号かを判定する。制御部20は、例えば、受信した信号が制御信号の場合、基地局100(1)または制御局CTからの制御指示を取得する。制御指示が伝送パラメータの場合、制御部20は、取得した伝送パラメータを送受信部10に設定する。また、制御部20は、取得した制御指示に基づいて、環境測定部30にユーザ端末UT(1)における通信環境を測定させる。一方、制御部20は、例えば、受信した信号がデータ信号の場合、ユーザ端末UT(1)に含まれる液晶モニタ等の表示部に、受信したデータを表示する。
また、制御部20は、ユーザ端末UT(1)の識別情報や環境測定部30により測定された測定結果等を送受信部10に出力する。また、制御部20は、端末局UT(1)に含まれるタッチパネル等の入力部を介して、ユーザから入力指示を受けた場合、受けた入力指示あるいは入力指示により指定されたデータを送受信部10に出力する。
環境測定部30は、例えば、基地局100(1)からの制御指示に基づいて、ユーザ端末UT(1)における通信環境を測定する。例えば、環境測定部30は、基地局100(1)からの制御指示を含む制御信号を受信した際の受信電力、SNR(Signal to Noise Ratio)およびSINR(Signal to Interference and Noise Ratio)の少なくとも1つを測定する。また、環境測定部30は、基地局100(1)との間の無線通信におけるトラフィック量を測定する。
また、環境測定部30は、アンテナANT1を介して、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信し、ユーザ端末UT(1)の位置を検出する。なお、環境測定部30は、基地局100(1)が送信する制御信号やビーコン波等の受信電力に基づいて、位置を検出してもよい。また、環境測定部30は、加速度センサや磁気センサ等を含み、ユーザ端末UT(1)の移動速度を測定してもよい。
そして、環境測定部30は、測定結果を制御部20に出力する。制御部20は、受信した測定結果とユーザ端末UT(1)の識別情報とを送受信部10に出力し、送受信部10は、アンテナANT1を介して、測定結果と識別情報とを含む制御信号を基地局100(1)に送信する。
なお、制御部20は、環境測定部30から受信した測定結果を、ユーザ端末UT(1)の記憶部40に記憶する。そして、制御部20は、制御局CTからの制御指示に基づいて、記憶部40に記憶された測定結果を、ユーザ端末UT(1)の通信状態を示す端末情報として制御局CTに送信する。この場合、制御部20は、所定の時間幅で測定結果を平均する等の統計処理を実行し、統計処理された測定結果(端末情報)を、制御局CTに送信してもよい。これにより、ユーザ端末UTから制御局CTに送信される測定結果のデータ量を減らすことができ、無線通信システムSYSにおけるトラフィック量を抑制できる。また、制御局CTは、統計処理された端末情報を受信することにより、測定結果を用いた制御処理の演算量を減らすことができる。
記憶部40は、メモリ等であり、ユーザ端末UT(1)のプロセッサ等が実行するプログラム、ユーザ端末UT(1)の識別情報、および環境測定部30により測定された測定結果等を記憶する。
図1に示した基地局100(1)は、アンテナANT2、送受信部50、制御部60、収集部70、記憶部80およびIF(Interface)部90を有する。なお、基地局100(2)は、基地局100(1)と同様の要素を有する。
アンテナANT2は、例えば、図1に示したセル領域AR1を覆う1または複数のビームを有するアンテナである。アンテナANT2は、制御部60による制御指示に基づいて、ビームの幅、方向およびチルト角等の無線パラメータを調整する。なお、無線パラメータには、送受信部50が電波を送信する送信電力等も含まれる。
送受信部50は、ユーザ端末UTから送信されたデータを含むデータ信号、およびユーザ端末UTの識別情報や測定結果等を含む制御信号を受信する。送受信部50は、ユーザ端末UTに設定されている伝送パラメータに基づいて、受信したデータ信号または制御信号に復調処理を実行する。送受信部50は、復調したデータ信号および制御信号を制御部60に出力する。また、送受信部50は、ユーザ端末UT宛のデータを含むデータ信号や、制御部60または収集部70からの制御指示を含む制御信号を、ユーザ端末UTに設定されている伝送パラメータに基づいて変調処理し、変調した制御信号をユーザ端末UTに送信する。
制御部60は、例えば、基地局100(1)に含まれるプロセッサ等が、記憶部80に記憶されたプログラムを実行することで実現され、基地局100(1)の動作を制御する。制御部60は、例えば、送受信部50が端末局UTから受信した信号が制御信号かデータ信号かを判定する。制御部60は、受信した信号が測定結果を含む制御信号の場合、制御信号に含まれる識別情報および測定結果を収集部70に出力する。一方、制御部60は、受信した信号がデータ信号の場合、IF部90を介して、データ信号を制御局CTに出力する。
また、制御部60は、IF部90を介して制御局CTから受信した基地局100(1)の通信処理の負荷を示す負荷量(以下、“制御パラメータ”とも称される)と、収集部70が収集したセル領域AR1における通信環境を示す環境情報とに基づいて、セル領域AR1における無線通信の通信量を制御する。なお、制御部60の動作については、図3で説明する。
収集部70は、セル領域AR1における環境情報を収集する。例えば、収集部70は、基地局100(1)に接続しているユーザ端末UTの各々に、ユーザ端末UTにおける通信環境を測定させる制御指示の送信を制御部60に要求する。制御部60は、収集部70からの要求に基づいて、基地局100(1)に接続しているユーザ端末UTの各々に、通信環境を測定させる制御指示の制御信号を、送受信部50を介して送信する。そして、収集部70は、制御部60を介して、ユーザ端末UTの各々の識別情報および測定結果を収集する。収集部70は、識別情報に基づいて、ユーザ端末UT毎の測定結果を環境情報として記憶部80に記憶する。
なお、収集部70は、ユーザ端末UTの各々に通信環境を測定させるとともに、あるいはユーザ端末UTの各々に通信環境を測定させる代わりに、基地局100(1)に配置されたデジタルカメラ等の撮像装置を用いて、セル領域AR1における環境情報を収集してもよい。例えば、収集部70は、撮像装置により撮影された画像にエッジ抽出等の画像処理を実行し、セル領域AR1におけるユーザの人数(ユーザ端末UTの数)やユーザ(ユーザ端末UT)毎の移動速度を、環境情報として収集してもよい。また、収集部70は、撮像装置により撮影された画像にエッジ抽出等の画像処理を実行し、セル領域AR1において無線通信を遮蔽する建物や車等の遮蔽物を検出してもよい。そして、収集部70は、検出した遮蔽物によるセル領域AR1における遮蔽率を算出し、算出した遮蔽率を環境情報として収集してもよい。
なお、ユーザを感知する赤外線センサ等の検出装置が基地局100(1)に配置され、収集部70は、検出装置の検出結果に基づいて、ユーザの人数、ユーザ毎の移動速度および建物等の遮蔽物による遮蔽率を収集してもよい。
記憶部80は、ハードディスク装置あるいはメモリ等である。記憶部80は、基地局100(1)のプロセッサ等が実行するプログラム、収集部70により収集された環境情報を記憶する。
IF部90は、入出力インタフェース等であり、制御局CTとの間で通信を行う。IF部90は、受信部の一例である。
図1に示した制御局CTは、サーバ等のコンピュータ装置であり、IF部110、ネットワークIF部120、制御部130、回線測定部140および記憶部150を有する。
IF部110は、入出力インタフェース等であり、基地局100との間で通信を行う。なお、IF部110は、ユーザ端末UTの各々との間で通信を行う機能を有してもよい。IF部110は、送信部の一例である。
ネットワークIF部120は、ネットワークインタフェース等であり、ネットワークNWとの間で通信を行う。
制御部130は、例えば、制御局CTに含まれるプロセッサ等が、記憶部150に記憶されたプログラムを実行することにより実現され、制御局CTの動作を制御する。例えば、制御部130は、IF部110を介して、ユーザ端末UTが送信したデータ信号を受信した場合、ネットワークIF部120を介して、受信したデータ信号をネットワークNWに転送する。
また、制御部130は、例えば、ユーザ端末UTの各々における通信の状態を示す端末情報(すなわち、環境測定部30の測定結果)を取得するために、端末情報の送信指示の制御信号を、IF部110を介してユーザ端末UTの各々に送信する。そして、制御部130は、ユーザ端末UTの各々から端末情報を含む制御信号を受信し、受信した制御信号に含まれる識別情報に基づいて、ユーザ端末UT毎に端末情報を記憶部150に記憶する。そして、制御部130は、取得した端末情報を用いて、基地局100の各々における制御パラメータを算出する。制御部130の動作については、図3で説明する。なお、IF部110がユーザ端末UTの各々との間で通信を行う機能を有する場合、制御部130は、ユーザ端末UTの各々から端末情報を直接取得してもよい。制御部130は、取得部および算出部の一例である。
回線測定部140は、制御局CTと基地局100との間のバックホール回線の通信速度(以下、“バックホールリンク速度”とも称される)を測定する。回線測定部140は、測定したバックホールリンク速度を、基地局100毎に記憶部150に記憶する。
記憶部150は、ハードディスク装置あるいはメモリ等である。記憶部150は、制御局CTのプロセッサ等が実行するプログラム、制御部130により取得された端末情報を記憶する。
図3は、図1に示した無線通信システムSYSにおける制御処理の一例を示す。例えば、ステップS100からステップS140の処理は、制御局CTにより実行される。また、ステップS200からステップS270の処理は、基地局100(1)により実行され、ステップS300およびステップS310の処理は、ユーザ端末UT(1)により実行される。すなわち、図3は、通信システムの制御方法の一実施形態を示す。
なお、ステップS100からステップS140の処理と、ステップS200からステップS270の処理と、ステップS300およびステップS310の処理は、並列に実行されるのが好ましい。また、ステップS100からステップS140の処理と、ステップS200からステップS270の処理と、ステップS300およびステップS310の処理は、無線通信システムSYSにおける通信処理と並列に実行されるのが好ましい。
なお、基地局100(2)の動作およびユーザ端末UT(2)−UT(6)の各々の動作は、図3に示した基地局100(1)の動作およびユーザ端末UT(1)の動作と同様であり、説明を省略する。
ステップS100では、制御部130は、ユーザ端末UTの各々の端末情報(すなわち、環境測定部30の測定結果)を取得するために、端末情報を送信させる制御指示の制御信号を、IF部110を介してユーザ端末UTの各々に送信する。
ステップS110では、制御部130は、ユーザ端末UTの各々から端末情報を含む信号を受信する。
ステップS120では、制御部130は、ステップS110で受信した端末情報を用いて、トラフィック量、受信電力、SNRおよびSINR等の分布を示すマップを作成する。例えば、制御部130は、受信したユーザ端末UTの各々における端末情報を参照して、基地局100から送信された制御信号の受信電力、SNRおよびSINRの少なくとも1つを取得する。また、制御部130は、受信したユーザ端末UTの各々における端末情報を参照し、ユーザ端末UTの各々の位置を示す位置情報およびトラフィック量を取得する。制御部130は、取得したユーザ端末UTの各々の位置情報に基づいて、トラフィック量、受信電力、SNRおよびSINR等の2次元分布であるマップを作成する。
ステップS130では、制御部130は、ステップS120で作成したマップを用いて、基地局100の各々における通信量、すなわちトラフィック量を制御するために、基地局100毎に制御パラメータを算出する。例えば、制御部130は、図1に示すように、基地局100(1)と基地局100(1)に隣接する基地局100(2)とのセル領域AR1、AR2における総トラフィック量(すなわち、ユーザ端末UT(1)−UT(6)の総通信量)を算出する。なお、セル領域AR1が2以上のセル領域と隣接する場合、制御部130は、セル領域AR1と隣接する2以上のセル領域とにおける総トラフィック量を算出する。制御部130は、算出した総トラフィック量と式(1)とを用いて、基地局100(1)におけるトラフィックλ(1)を算出する。
λ(1)=TFsum×Sa1/SAsum(1) …(1)
なお、TFsumは、セル領域AR1とセル領域AR1と隣接するセル領域における総トラフィック量を示す。また、Sa1は、セル領域AR1の面積を示し、SAsum(1)は、セル領域AR1とセル領域AR1に隣接するセル領域との総面積を示す。
そして、制御部130は、算出したトラフィックλ(1)と式(2)とを用いて、基地局100(1)の制御パラメータLth(1)を算出する。
Lth(1)=α×λ(1) …(2)
係数αは、重み係数を示す。例えば、制御部130は、ステップS120で作成された受信電力のマップを用いて、基地局100(1)における平均スループットを算出し、算出した基地局100(1)の平均スループットと式(3)とを用いて、重み係数αを算出する。
α=1/TPavg(1) …(3)
なお、TPavg(1)は、基地局100(1)の平均スループットを示す。また、重み係数αは、基地局100(1)の平均スループットの代わりに、受信電力のマップに基づいて求められる基地局100(1)の平均キャパシティ(例えば、基地局100(1)における平均周波数利用率と平均帯域幅との積)等に基づいて算出されてもよい。あるいは、重み係数αは、基地局100(1)に接続されるユーザ端末UTの数に基づいて算出されてもよい。
なお、無線通信システムSYSにおける無線通信では、基地局100(1)と各ユーザ端末UTとの間の通信速度は、制御局CTと基地局100(1)との間のバックホール回線のバックホールリンク速度より遅い。このため、基地局100(1)と各ユーザ端末UTとの間の通信速度(すなわち、基地局100(1)の平均スループット)が、無線通信システムSYSにおけるトラフィックのボトルネックとなりやすい。このため、重み係数αは、式(3)のように、基地局100(1)の平均スループットTPavg(1)を用いて算出される。しかしながら、バックホールリンク速度が、基地局100(1)の平均スループットより遅くなる場合も考えられる。この場合、制御局CTと基地局100(1)との間のバックホール回線が、ボトルネックとなる。
そこで、重み係数αは、式(4)と、回線測定部140により測定される基地局100(1)との間のバックホールリンク速度とを用いて算出されてもよい。
α=1/min(TPavg(1),VBL(1)) …(4)
なお、VBL(1)は、基地局100(1)との間のバックホールリンク速度を示す。
また、制御部130は、基地局100(2)についても、基地局100(1)と同様に、制御パラメータLth(2)を算出する。
ステップS140では、制御部130は、ステップS130で算出した制御パラメータLth(1)、Lth(2)の各々を、基地局100(1)、100(2)にそれぞれ送信する。その後、制御局CTは、制御処理を終了する。
その後、制御局CTは、例えば、所定の時間間隔でステップS100からステップS140の処理を実行する。
一方、ステップS200では、制御部60は、収集部70からの要求に基づいて、基地局100(1)に接続されているユーザ端末UTの各々に、ユーザ端末UTにおける通信環境を測定させる制御指示を含む制御信号を送信する。
ステップS210では、制御部60が、基地局100(1)に接続されているユーザ端末UTの各々の識別情報および測定結果を含む制御信号を受信し、収集部70は、ユーザ端末UTの各々の識別情報および測定結果を収集する。
ステップS220では、制御部60は、制御局CTから制御パラメータLth(1)を受信する。
ステップS230では、制御部60は、ステップS210で収集された測定結果を用いて、基地局100(1)における通信処理の負荷を示す指標Lを算出する。例えば、制御部60は、式(5)と収集された測定結果とを用いて、指標Lを算出する。
L=β×λi …(5)
なお、λiは、基地局100(1)に接続される全ユーザ端末UTのトラフィック量の総和等であり、基地局100(1)が保持するトラフィック負荷情報を示す。係数βは、重み係数を示し、基地局100(1)に接続される全ユーザ端末UTのスループットの総和を用いて、式(6)のように表される。
β=1/TPsum(1) …(6)
なお、TPsum(1)は、基地局100(1)に接続される全ユーザ端末UTのスループットの総和を示す。また、重み係数βは、基地局100(1)に接続される全ユーザ端末UTのスループットの総和の代わりに、全ユーザ端末UTの受信電力の総和を用いて算出されてもよい。あるいは、重み係数βは、基地局100(1)のセル領域AR1における建物等の遮蔽物による遮蔽率、あるいは基地局100(1)に接続されるユーザ端末UTの移動速度等を用いて算出されてもよい。
ステップS240では、制御部60は、ステップS220で受信した制御パラメータLth(1)と、ステップS230で算出した指標Lとの差分が閾値ε以下か否かを判定する。制御パラメータLth(1)と指標Lとの差分が閾値ε以下の場合、制御部60は、基地局100(1)における通信量は適正と判定し、設定されている無線パラメータを維持する。この場合、基地局100(1)は、制御処理を終了する。一方、制御パラメータLth(1)と指標Lとの差分が閾値εより大きい場合、基地局100(1)の処理は、ステップS250に移る。
なお、閾値εは、無線通信システムSYSにおいて要求される通信品質等に基づいて、適宜設定されるのが好ましい。
ステップS250では、制御部60は、指標Lが制御パラメータLth(1)以下か否か、すなわち基地局100(1)における通信処理に余裕があるか否かを判定する。指標Lが制御パラメータLth(1)以下、すなわち基地局100(1)における通信処理に余裕がある場合、基地局100(1)の処理は、ステップS260に移る。一方、指標Lが制御パラメータLth(1)より大きい、すなわち基地局100(1)における通信処理に余裕がない場合、基地局100(1)の処理は、ステップS270に移る。
ステップS260では、制御部60は、基地局100(1)のセル領域AR1を拡大するように、アンテナANT2のビームの幅、方向およびチルト角等の無線パラメータを変更する。例えば、制御部60は、アンテナANT2のビーム幅を広くする、ビームの方向を拡大する、またはビームのチルト角を小さくするように、無線パラメータを変更する。あるいは、制御部60は、基地局100(1)の送信電力を大きくする、またはユーザ端末UTが満たすべき所要受信電力を小さくするように、無線パラメータを変更する。また、制御部60は、ユーザ端末UTとの無線通信の周波数帯域幅を小さくする、または再接続時における通信品質が悪いユーザ端末UTの接続も許可する等のように、無線パラメータを変更する。そして、制御部60は、変更した無線パラメータを設定する。そして、基地局100は、制御処理を終了する。
ステップS270では、制御部60は、基地局100(1)のセル領域AR1を縮小するように、アンテナANT2のビームの幅、方向およびチルト角等の無線パラメータを変更する。例えば、制御部60は、アンテナANT2のビーム幅を狭くする、ビームの方向を限定する、またはビームのチルト角を大きくするように、無線パラメータを変更する。あるいは、制御部60は、基地局100(1)の送信電力を小さくする、またはユーザ端末UTが満たすべき所要受信電力を大きくするように、無線パラメータを変更する。また、制御部60は、ユーザ端末UTとの無線通信の周波数帯域幅を大きくする、または再接続時における通信品質が悪いユーザ端末UTの接続を許可しない等のように、無線パラメータを変更する。そして、制御部60は、変更した無線パラメータを設定する。そして、基地局100は、制御処理を終了する。
その後、基地局100(1)は、例えば、所定の時間間隔でステップS200とステップS210の処理を実行する。そして、基地局100(1)は、ステップS220で制御局CTから制御パラメータLth(1)を受信した場合に、ステップS230からステップS270の処理を実行する。
一方、ステップS300では、環境測定部30は、ステップS200で基地局100(1)から送信された制御指示に基づいて、基地局100(1)からの制御信号の受信電力やユーザ端末UT(1)の位置等のユーザ端末UT(1)における通信環境を測定する。そして、環境測定部30は、測定結果を制御部20に出力する。制御部20は、受信した測定結果とユーザ端末UT(1)の識別情報とを含む制御信号を、基地局100(1)に送信する。また、制御部20は、測定結果を記憶部40に記憶する。
ステップS310では、制御部20は、ステップS100で制御局CTから送信された制御指示に基づいて、ステップS300で記憶部40に記憶された測定結果に統計処理を実行し、統計処理された測定結果を端末情報として制御局CTに送信する。
なお、ユーザ端末UT(1)は、ステップS300とステップS310との処理を並列に実行してもよい。
以上、図1から図3に示した実施形態では、制御局CTは、トラフィック量等のマップを作成するために、ユーザ端末UTの各々から統計処理された端末情報を取得する。すなわち、制御局CTは、ユーザ端末UTの各々から統計処理された端末情報を取得することで、取得する端末情報のデータ量を減らすことができ、制御処理の演算量を抑制できる。
また、基地局100は、制御局CTから受信した制御パラメータLthと、基地局100における指標Lとの比較に基づいて、無線パラメータを変更することにより、無線パラメータを変更するための制御処理の演算量を抑制でき、制御処理の高速化を図ることができる。そして、基地局100は、基地局100の制御にかかるオーバーヘッドを短くできる。さらに、基地局100は、基地局100の平均スループット、制御局CTとの間のバックホール回線のバックホールリンク速度、あるいは遮蔽率等の環境情報に基づいて指数Lを算出する。すなわち、基地局100は、ユーザ端末UTとの通信品質を考慮して無線パラメータを変更できる。
これにより、無線通信システムSYSは、基地局の制御にかかるオーバーヘッドや制御処理の演算量を抑制しつつ、ユーザのQoEの向上を図ることができる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
10,50…送受信部;20,60,130…制御部;30…環境測定部;40,80,150…記憶部;70…収集部;90,110…IF部;120…ネットワークIF部;140…回線測定部;100(1),100(2)…基地局;ANT1,ANT2…アンテナ;SYS…無線通信システム;UT(1)−UT(6)…ユーザ端末

Claims (8)

  1. 複数の領域の各々に配置され、自身が配置された領域内の端末装置と通信を行う複数の基地局と、前記複数の基地局を制御する制御局とを有する通信システムであって、
    前記制御局は、
    前記複数の領域内の端末装置の各々から、当該端末装置の位置情報およびトラフィック量を含む、通信の状態を示す端末情報を取得する取得部と、
    取得した前記端末情報に基づいて、前記複数の基地局の各々における通信処理の負荷を示す負荷量を算出する算出部と、
    記複数の基地局の各々に算出した当該基地局における前記負荷量を送信する送信部とを備え、
    前記複数の基地局の各々は、
    前記制御局より前記負荷量を受信する受信部と、
    自身が配置された領域における通信環境を示す環境情報を収集する収集部と、
    受信した前記負荷量と収集した前記環境情報とに基づいて、自身が配置された領域における通信量を制御する制御部とを備え
    前記制御局の前記算出部は、前記基地局の各々における前記負荷量として、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域とにおける総トラフィック量に対して、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域との総面積に対する当該基地局が配置された領域の面積の比と、当該基地局におけるトラフィックのボトルネックに応じた重み係数とを乗算した値を算出する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記基地局の前記収集部は、当該基地局が配置された領域内の端末装置から当該端末装置のトラフィック量を含む前記環境情報を収集し、
    前記基地局の前記制御部は、収集した前記環境情報に含まれるトラフィック量の総和に基づいて、当該基地局が配置された領域内の端末装置との通信処理の負荷を示す指標を算出し、算出した前記指標受信した前記負荷量との差分が所定の閾値以下となるように、当該基地局が配置された領域の大きさを調整する
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記制御局は、前記複数の基地局の各々との間の回線の通信速度を測定する測定部をさらに備え、
    前記制御局の前記算出部は、前記端末情報と測定した前記通信速度とを用いて、前記複数の基地局の各々における前記重み係数を算出する
    ことを特徴とする通信システム。
  4. 複数の領域の各々に配置され、自身が配置された領域内の端末装置と通信を行う複数の基地局と、前記複数の基地局を制御する制御局とを有する通信システムの制御方法であって、
    前記制御局が、
    前記複数の領域内の端末装置の各々から、当該端末装置の位置情報およびトラフィック量を含む、通信の状態を示す端末情報を取得する取得ステップと、
    得した前記端末情報に基づいて、前記複数の基地局の各々における通信処理の負荷を示す負荷量を算出する算出ステップと、
    前記複数の基地局の各々に算出した当該基地局における前記負荷量を送信する送信ステップとを実行し、
    前記複数の基地局の各々が、
    前記制御局より前記負荷量を受信する受信ステップと、
    自身が配置された領域における通信環境を示す環境情報を収集する収集ステップと、
    受信した前記負荷量と収集した前記環境情報とに基づいて、自身が配置された領域における通信量を制御する制御ステップとを実行し、
    前記制御局の前記算出ステップでは、前記基地局の各々における前記負荷量として、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域とにおける総トラフィック量に対して、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域との総面積に対する当該基地局が配置された領域の面積の比と、当該基地局におけるトラフィックのボトルネックに応じた重み係数とを乗算した値を算出する
    ことを特徴とする通信システムの制御方法。
  5. 請求項4に記載の通信システムの制御方法において、
    前記基地局の前記収集ステップでは、当該基地局が配置された領域内の端末装置から、当該端末装置のトラフィック量を含む前記環境情報を収集し、
    前記基地局の前記制御ステップでは、収集した前記環境情報に含まれるトラフィック量の総和に基づいて、当該基地局が配置された領域内の端末装置との通信処理の負荷を示す指標を算出し、算出した前記指標と受信した前記負荷量との差分が所定の閾値以下となるように、当該基地局が配置された領域の大きさを調整する
    ことを特徴とする通信システムの制御方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の通信システムの制御方法において、
    前記制御局が、前記複数の基地局の各々との間の回線の通信速度を測定する測定ステップをさらに実行し、
    前記制御局の前記算出ステップでは、前記端末情報と測定した前記通信速度とを用いて、前記複数の基地局の各々における前記重み係数を算出する
    ことを特徴とする通信システムの制御方法。
  7. 複数の領域の各々に配置され、自身が配置された領域内の端末装置と通信を行う複数の基地局を有する通信システムにおける、前記複数の基地局を制御する制御局であって、
    前記複数の領域内の端末装置の各々から、当該端末装置の位置情報およびトラフィック量を含む、通信の状態を示す端末情報を取得する取得部と、
    取得した前記端末情報に基づいて、前記複数の基地局の各々における通信処理の負荷を示す負荷量を算出する算出部と、
    記複数の基地局の各々に算出した当該基地局における前記負荷量を送信する送信部と
    を備え
    前記算出部は、前記基地局の各々における前記負荷量として、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域とにおける総トラフィック量に対して、当該基地局が配置された領域と該領域に隣接する領域との総面積に対する当該基地局が配置された領域の面積の比と、当該基地局におけるトラフィックのボトルネックに応じた重み係数とを乗算した値を算出する
    ことを特徴とする制御局。
  8. 請求項7に記載の制御局において、
    前記複数の基地局の各々との間の回線の通信速度を測定する測定部をさらに備え、
    前記算出部は、前記端末情報と測定した前記通信速度とを用いて、前記複数の基地局の各々における前記重み係数を算出する
    ことを特徴とする制御局。
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