JP4811131B2 - 排気ガスセンサの制御装置 - Google Patents
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Description
前記排気ガスセンサは活性温度に達することで活性状態となるセンサ素子を備え、
前記センサ素子の温度を検出する素子温検出手段と、
前記センサ素子の活性開始を検出する活性開始検出手段と、
前記センサ素子の活性開始が検出された場合に、前記センサ素子の素子温が基準温度以下となっているか否かを判定する素子温判定手段と、
前記素子温が前記基準温度以下であると判定された場合に、前記内燃機関の目標空燃比が、基準空燃比の範囲に設定されているか否かを判定する空燃比判定手段と、
前記目標空燃比が前記基準空燃比の範囲に設定されていると判定された場合に、前記排気ガスセンサの出力の、基準出力に対する出力ずれを検出する出力ずれ検出手段と、
前記出力ずれに基づいて、前記排気ガスセンサの劣化を判定する劣化判定手段と、
を備えることを特徴とする。
前記素子温が活性温度以下か否かを判定する活性温度判定手段と、
前記素子温が前記活性温度以下と判定されている間の、前記出力ずれの積算値を算出する積算値算出手段と、
を備え、
前記劣化判定手段は、前記出力ずれの積算値が、劣化判定値よりも大きい場合に、前記排気ガスセンサが劣化しているものと判定することを特徴とする。
前記素子温が500℃以上、700℃以下か否かを判定する温度判定手段と、
前記素子温が500℃以上700℃以下であると判定されている間の、前記出力ずれの積算値を算出する積算値算出手段を備え、
前記劣化判定手段は、前記出力ずれの積算値が、劣化判定値よりも大きい場合に、前記排気ガスセンサが劣化しているものと判定することを特徴とする。
前回の前記内燃機関の停止から、前記素子温の活性開始までの経過時間を検出する経過時間検出手段と、
前記経過時間に応じて、前記劣化判定値を設定する劣化判定値設定手段と、
を備えることを特徴とする。
前記基準空燃比は、14.5以上、16.0以下であることを特徴とする。
前記内燃機関の冷却水の水温を検出する水温検出手段と、
前記水温が、基準水温以下であるか否かを判定する水温判定手段と、
を備え、
前記出力ずれ検出手段は、前記水温が前記基準水温以下であると判定された場合に、前記出力ずれの検出を行うことを特徴とする。
[実施の形態の空燃比センサの構成]
図1は、この発明の実施の形態における空燃比センサの構成を説明するための図である。図1に示す空燃比センサ10(排気ガスセンサ)は、例えば内燃機関の排気通路に配置され、排気ガスの空燃比を検出するために用いられるセンサである。空燃比センサ10は、カバー12を備えており、カバー12が排気ガスに晒されるように排気通路に組み付けられる。カバー12には、その内部に排気ガスを導くための孔(図示せず)が設けられている。
図2は、空燃比センサ10の制御装置のブロック図である。図2に示すように、センサ素子14は、抵抗成分と起電力成分とを用いて、等価的に表すことができる。また、ヒータ28は抵抗成分を用いて等価的に表すことができる。センサ素子14には、リード等を介して、センサ素子駆動回路30が接続されている。センサ素子駆動回路30には、センサ素子14に対して、所望のバイアス電圧を印加するためのバイアス制御回路と、センサ素子14を流れる電流を検出するためのセンサ電流検出回路とが含まれている。
上記のように内燃機関においては、検出された空燃比A/Fが目標空燃比と一致するように、燃料噴射量を増減補正する空燃比フィードバックが実行される。従って、空燃比センサ10の出力に異常が発生している場合、異常な出力に基づいて空燃比フィードバックが実行されることとなり、エミッション特性に大きな影響を与えることとなる。従って、空燃比センサ10に異常が発した場合には、直ちにその異常を検出することが好ましい。
リッチずれRS=|実センサ出力 − 理論空燃比出力| ・・・・(1)
具体的には、始動時の内燃機関の冷却水の水温(始動時水温TW)が、0〜30℃程度の範囲内であること、及び始動直後のセンサ素子14の素子インピーダンスRstが基準インピーダンスRbase以下であることにより判断される。
実施の形態のシステムは酸素52の吸着量の違いを利用して、センサ暖機時の出力のわずかなリッチずれに基づいて劣化判定を行う。従って、リッチずれが起きていることをより確実に検出するため、出力ずれを確実に確認できる環境である必要がある。従って、リッチずれが顕著となるように、排気ガスの空燃比A/Fは、理論空燃比近傍から若干リーンな空燃比の範囲に制御することが望まれる。従って、条件Bを満たすことを条件とする。
具体的には、劣化判定中の機関回転数及び吸入空気量が基準値以下であり、吸入空気量の積算値が基準値以下であることによりこれを判断する。つまり、ここではリッチずれRSの積算値SUMRSの大小により劣化判定を行うため、リッチずれRSの検出環境は、他の要因がセンサ出力の結果に大きな影響を与えないよう安定した状態であることが望まれる。また、リッチずれの積算値を算出し、劣化判定値との比較により劣化判定を行うため、リッチずれの検出環境は繰り返し再現される環境である必要がある。従って、このような条件を満たすよう、機関回転数、吸入空気量、積算吸入空気量等により判断される運転状態に関する条件Cの成立が条件となる。
具体的に、検出される素子インピーダンスRtが、500〜750℃に対応する素子インピーダンス値R500〜R700の範囲内であることにより、これを判断する。センサ素子14の暖機過程であっても、素子温が始動直後の状態から500℃程度までの間は、成分50の脱離量が比較的少ないため、センサ出力への影響が少ない。また、センサ素子14が750℃程度の活性温度にまで達すると、成分50の脱離は終了し、成分50による出力ずれが起きなくなる。すなわち、センサの劣化による出力のずれは、成分50の脱離が開始した直後から脱離終了までの間に、最も顕著に表れる。そこで、本実施の形態では、出力ずれが大きい範囲のみを選択してセンサ出力を検出することで、より高い精度でリッチずれによる劣化判定を行うこととする。そこで、条件Dの成立が条件となる。
図6は、この発明の実施の形態において、システムが実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。図6に示すルーチンは、内燃機関の始動の際、繰り返し実行されるルーチンである。図6に示すルーチンにおいては、まず、ステップS102において、劣化判定中フラグがONとなっているか否かが判定される。劣化判定中フラグは、後述する工程において、空燃比センサ10の触媒層24の劣化判定が開始される条件Aが成立する場合にONとされるフラグである。ステップS102において劣化判定中フラグ=ONの成立が認められない場合、次に、内燃機関の始動が要求されているか否かが判定される(ステップS104)。内燃機関の始動が認められない場合、一旦この処理を終了する。
12 カバー
14 センサ素子
16 固体電解質層
18 排気側電極
20 大気側電極
22 保護皮膜
24 触媒層
26 大気室
28 ヒータ
30 センサ素子駆動回路
32 マイコン
34 ヒータ制御回路
36 ECU
50 酸素
52 吸着種
Claims (4)
- 内燃機関の排気通路に搭載される排気ガスセンサを制御する制御装置であって、
前記排気ガスセンサは活性温度に達することで活性状態となるセンサ素子を備え、
前記センサ素子の温度を検出する素子温検出手段と、
前記センサ素子の活性開始を検出する活性開始検出手段と、
前回の前記内燃機関の停止から、前記センサ素子の活性開始までの経過時間を検出する経過時間検出手段と、
前記センサ素子の活性開始が検出された場合に、前記センサ素子の素子温が活性温度以下となっているか否かを判定する素子温判定手段と、
前記素子温が前記活性温度以下であると判定された場合に、前記内燃機関の目標空燃比が、基準空燃比の範囲に設定されているか否かを判定する空燃比判定手段と、
前記目標空燃比が前記基準空燃比の範囲に設定されていると判定された場合に、前記排気ガスセンサの出力の、基準出力に対する出力ずれを検出する出力ずれ検出手段と、
前記センサ素子の素子温が活性温度以下となっていると判定されている間の、前記出力ずれの積算値を算出する積算値算出手段と、
前記経過時間に応じて、前記劣化判定値を設定する劣化判定値設定手段と、
前記出力ずれの積算値が、前記劣化判定値よりも大きいか否かに基づいて、前記排気ガスセンサが劣化を判定する劣化判定手段と、
を備えることを特徴とする排気ガスセンサの制御装置。 - 内燃機関の排気通路に搭載される排気ガスセンサを制御する制御装置であって、
前記排気ガスセンサは活性温度に達することで活性状態となるセンサ素子を備え、
前記センサ素子の温度を検出する素子温検出手段と、
前記センサ素子の活性開始を検出する活性開始検出手段と、
前回の前記内燃機関の停止から、前記センサ素子の活性開始までの経過時間を検出する経過時間検出手段と、
前記センサ素子の活性開始が検出された場合に、前記センサ素子の素子温が500℃以上750℃以下となっているか否かを判定する素子温判定手段と、
前記素子温が500℃以上750℃以下であると判定された場合に、前記内燃機関の目標空燃比が、基準空燃比の範囲に設定されているか否かを判定する空燃比判定手段と、
前記目標空燃比が前記基準空燃比の範囲に設定されていると判定された場合に、前記排気ガスセンサの出力の、基準出力に対する出力ずれを検出する出力ずれ検出手段と、
前記センサ素子の素子温が500℃以上750℃以下となっていると判定されている間の、前記出力ずれの積算値を算出する積算値算出手段と、
前記経過時間に応じて、前記劣化判定値を設定する劣化判定値設定手段と、
前記出力ずれの積算値が、前記劣化判定値よりも大きいか否かに基づいて、前記排気ガスセンサが劣化を判定する劣化判定手段と、
を備えることを特徴とする排気ガスセンサの制御装置。 - 前記基準空燃比は、14.5以上、16.0以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気ガスセンサの制御装置。
- 前記内燃機関の冷却水の水温を検出する水温検出手段と、
前記水温が、基準水温以下であるか否かを判定する水温判定手段と、
を備え、
前記出力ずれ検出手段は、前記水温が前記基準水温以下であると判定された場合に、前記出力ずれの検出を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の排気ガスセンサの制御装置。
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