JP4808188B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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本発明は、モノポールアンテナのデュアルバンド化および広帯域化を実現できるアンテナ装置に関するものである。
従来の車載用に使用される移動電話帯のアンテナとして、低姿勢とされた折り返しモノポールアンテナが知られている。移動電話の周波数帯としては、815MHz〜925MHzの800MHz帯と、1880MHz〜2170MHzの2GHzが割り当てられており、折り返しモノポールアンテナがこれらの周波数帯において動作することが求められる。また、GPS(Global Positioning System)の受信アンテナとして兼用することが求められている。GPSの受信周波数は1575.42MHzとされている。さらに、移動電話帯の周波数再編が予定されており、再編後の周波数帯において折り返しモノポールアンテナが動作することが求められている。
従来の折り返しモノポールアンテナは、折り返し部のエレメント長を調節することにより所望の周波数帯においてインピーダンス調整を行うと共に、複数の周波数帯をカバーするために整合回路を構成するチップ部品を用いるようにしている。
折り返しモノポールアンテナにおいて、800MHz帯と2GHz帯とのデュアルバンドにおいて動作させるために、折り返し部の長さを調節することが考えられる。このように、折り返し部の長さを調節することでデュアルバンドにおける電気特性の調整を行う場合は、エレメント長により得られる周波数が決まることになることから、エレメント長を可変させるとデュアルバンドにおける共振が共に変動するようになり、所望の周波数に対するインピーダンス調整が困難になるという問題点があった。
また、インピーダンス調整にマッチング回路などチップ部品を用いる場合があるが、製造上のコスト及び製造工程が追加されてしまうようになると共に、マッチングロスが発生してしまうようになる。
そこで、本発明は、折り返しモノポールアンテナの折り返し部分を有効に使用することにより、デュアルバンド化することができるアンテナ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、給電部から幅が広がるようにテーパ状に形成されているテーパ状パターンと、該テーパ状パターンから上方へ若干幅が広がるように斜辺に接するよう形成されている上部パターンとを有する第1のアンテナパターンと、この第1のアンテナパターンの上端を折り返した第2のアンテナパターンであって、第2のアンテナパターンは、上部パターンに連接され一部残された上辺から右辺に沿って若干幅が狭くなるよう形成されている上方パターンと、該上方パターンから下方へ若干幅が広くなるよう形成されている下方パターンとを有し、第1のアンテナパターンと第2のアンテナパターンとで囲まれた空間部が形成されていることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、第1のアンテナパターンと第2のアンテナパターンとで囲まれた空間部に第3のアンテナパターンを形成することができることから、折り返しモノポールアンテナの折り返し部分を有効に使用し、折り返し部の構成を変更することでインピーダンス調整を容易に行えるようになる。
本発明の実施例にかかるアンテナ装置を備える車両のルーフに取り付ける車両用アンテナの構成を斜視図で示す分解組立図を図1に示す。
図1に示すように、本発明にかかる車両用アンテナは、アンテナケースとされる電波透過性の合成樹脂からなるレドーム10と、レドーム10の収納空間内に収納されるアンテナ基板11が立設されていると共に、給電基板13を備える金属製の基板固定金具12と、基板固定金具12の下面に取り付けられる合成樹脂製のベース15とから構成されている。レドーム10は、頂部から先端に行くに従い高さが低くなると共に両側に行くに従い高さが低くなる流線型の外形形状とされている。アンテナ基板11には、デュアルバンド化されたアンテナパターンが形成されているが、立設されてレドーム10内に収納されることから、先端に行くほど高さが低くなるようカットされた斜辺を有している。
ベース15には給電用のケーブル16が導入され、ケーブル16の先端は給電基板13に電気的に接続される。このケーブル16にはグロメット14が取り付けられて、グロメット14がベース15に固着されている。ベース15における上面のほぼ4角の4箇所に縦長のほぼ矩形状の収納溝15aが形成されており、収納溝15a内にはマグネットが収納される。そして、ベース15にアンテナ基板11および給電基板13を備える基板固定金具12を上から載置してビスにより取り付ける。次いで、基板固定金具12が取り付けられたベース15にレドーム10を被嵌することにより車両用アンテナを組み立てることができる。この車両用アンテナは、ベース15に複数のマグネットが内蔵されていることから、車両のルーフに載置することにより、マグネットがルーフに吸着して車両用アンテナを車両に取り付けることができる。
図2にアンテナ基板11の構成を示す正面図を示す。図2に示すように、アンテナ基板11は、横方向の長さがL1、高さがW1とされた横長の矩形状の基板を上辺の一部を残すように左辺に行くほど高さが低くなるようにカットされている。このように対角に向かって斜めにカットされたことにより形成された斜辺は途中から角度が若干緩やかになるよう形成されており、残された上辺により平らな頂辺が形成され、頂辺に対して右辺がほぼ直角に形成されている。アンテナ基板11の下辺には中央前よりに第1突起片11aが形成され、第1突起片11aよりやや幅が狭くされた第2突起片11bと第3突起片11cとが両側にそれぞれ形成されている。これらの突起片11a〜11cは、給電基板13の図示しない嵌合孔に嵌入され、第2突起片11bと第3突起片11cに形成されているパターンが給電基板13に電気的に接続される。これにより、アンテナ基板11に形成されたアンテナへ給電されるようになる。アンテナ基板11の下部が、基板固定金具12に挟持されることにより立設されて固着される。
次に、図3にアンテナ基板11のおもて面に形成されたアンテナのアンテナパターンの構成例を示す。
図3に示すように、アンテナ基板11には第1アンテナ部18と第2アンテナ部30が形成されている。第1アンテナ部18は、本発明にかかるアンテナ装置であって、図3に示す第1アンテナ部18の構成は第1構成例とされている。この第1構成例のアンテナ部18は、アンテナ本体部21を構成する拡大表面とされている第1アンテナパターン19と折り返し部22を構成する拡大表面とされている第2アンテナパターン20を備えている。第2アンテナ部30は、無給電素子であるV字状パターン31aを備えている。第1アンテナパターン19は第3突起片11cの部分に給電部21eが形成されており、給電部21eから上方へ向かってテーパ状に幅が広がる拡大表面とされているテーパ状パターン21aが形成されている。テーパ状パターン21aに連接して幅が若干広がるように拡大表面とされている上部パターン21bが形成されている。上部パターン21bの斜めとされた左側辺からほぼ矩形状の第1調整片21cが突出して形成されており、テーパ状パターン21aの上端における斜めとされている右側辺からほぼ矩形状の第2調整片21dが突出して形成されている。上部パターン21bは、アンテナ基板11の斜辺に接すると共に平らな頂辺に接するよう形成されている。
この上部パターン21bに連接して折り返された拡大表面とされている第2アンテナパターン20が形成されている。第2アンテナパターン20は、上部パターン21bに連接して頂片に接すると共に右辺に接して下方へ向かって若干幅が狭くなるよう拡大表面として形成されている上方パターン22aと、上方パターン22aに連接され右辺に接すると共に下方へ向かって若干幅が広くなるよう拡大表面として形成されている下方パターン22bとから構成されている。そして、第1アンテナパターン19と第2アンテナパターン20との間に形成されている空間において、上方パターン22aと下方パターン22bとの境界から横方向へ延伸部23aが形成されており、延伸部23aの先端に連接されて上下方向にトップ部23bが形成されている。トップ部23bは、上部パターン21bの側辺に所定間隔で対向するよう形成されており、延伸部23aとトップ部23bとでほぼ矢印となる形状とされている。
アンテナ基板11に形成されている第1アンテナ部18は、移動電話における815MHz〜925MHzの800MHz帯の周波数帯と、1880MHz〜2170MHzの周波数帯される2GHz帯とにおいて動作するデュアルバンドアンテナとされている。また、GPSの受信周波数である1575.42MHzにおいても動作可能とされている。また、第2アンテナ部30は843MHz〜890MHzの移動電話における受信用の周波数帯において動作可能なアンテナとされている。ここで、800MHz帯の中心周波数(870MHz)の波長をλa、GPSの受信周波数の波長をλb、2GHz帯の中心周波数(2025MHz)の波長をλcとした際のアンテナ基板11および第1アンテナ部18の寸法例について説明する。アンテナ基板11の横方向の長さL1は約0.26λa(約0.47λb、約0.65λc)とされ、高さW1は約0.14λa(約0.26λb、約0.36λc)とされている。
また、第1アンテナパターン19における斜辺との接点から右辺までの長さL11は約0.12λa(約0.22λb、約0.3λc)とされ、第2アンテナパターン20の頂辺から下端までの長さL13は約0.08λa(約0.14λb、約0.19λc)とされ、下方パターン22bの下端の長さL12は約0.03λa(約0.05λb、約0.07λc)とされている。さらに、トップ部23bと上部パターン21bとの間隔D1は約0.002λa(約0.004λb、約0.005λc)とされ、延伸部23aの幅W2とトップ部23bの幅W3は約0.007λa(約0.01λb、約0.02λc)とされている。また、給電部21eから下方パターン22bのまでの第1アンテナ部18の外周とされる周囲長は約0.3λa(約0.6λb、約0.8λc)とされている。
次に、図4にアンテナ基板11の裏面に形成されているアンテナパターンの構成例を示す。
図4に示すように、アンテナ基板11の裏面には第2アンテナ部30に関するパターンのみが形成されている。すなわち、第2突起片11bの右側に形成されたアース部31cと左側に形成された第2給電部31dからアンテナ基板11の縁に沿って上方へ延伸するよう形成され、次いで、下辺にほぼ平行とされると共に斜辺に接するよう所定長で形成されている拡大表面とされた第2エレメントパターン31bのパターンが形成されている。この第2エレメントパターン31bの横方向の長さL14は約0.14λa(約0.25λb、約0.34λc)とされ、第2エレメントパターン部31bの高さW4は約0.04λa(約0.08λb、約0.1λc)とされている。第2エレメントパターン31bの下辺の所定位置に第2給電部31dから給電されると共に、アース部31cにより右端がアースされている。
上記寸法とした際の、第1アンテナ部18の電圧定在波比(VSWR)の周波数特性を図5に示す。図5に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約1.4、925MHzにおけるVSWRが約1.2、1575MHzにおけるVSWRが約2.0、1880MHzにおけるVSWRが約1.1、2170MHzにおけるVSWRが約2.2と良好なVSWR値が得られている。このように、上記寸法とした第1アンテナ部18は、800MHz帯、2GHz帯およびGPS受信周波数においてほぼインピーダンスマッチングされており、インピーダンス調整されていることが分かる。
次に、図3に示す第1構成例の第1アンテナ部18の変形例の構成を図6に示す。図6に示す第1アンテナ部18の構成においては、延伸部23aとトップ部23bの幅W2と幅W3が細くされて約0.007λc(約0.003λa、約0.005λb)とされている。他の寸法は上記したとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図7に示す。図7に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約1.4、925MHzにおけるVSWRが約1.3、1575MHzにおけるVSWRが約1.7、1880MHzにおけるVSWRが約1.7、2170MHzにおけるVSWRが約2.6と高域においてVSWR値が若干劣化しているが、中域においてはVSWR値が改善されている。このように、延伸部23aとトップ部23bの幅W2と幅W3を細くすることで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して中域のインピーダンスマッチングを取ることができる。なお、図6に示す構成の第1アンテナ部18においても、800MHz帯、2GHz帯およびGPS受信周波数においてほぼインピーダンスマッチングされており、この変形例における延伸部23aとトップ部23bの幅W2と幅W3の寸法が下限とされる。
次に、図3に示す第1構成例のアンテナパターンにおける第1アンテナ部18の変形例の構成を図8に示す。図8に示す第1アンテナ部18の構成においては、延伸部23aとトップ部23bの幅W2と幅W3が太くされて約0.04λc(約0.02λa、約0.03λb)とされている。他の寸法は上記したとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図9に示す。図9に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約1.5、925MHzにおけるVSWRが約1.3、1575MHzにおけるVSWRが約2.6、1880MHzにおけるVSWRが約1.3、2170MHzにおけるVSWRが約1.6と中域においてVSWR値が若干劣化しているが、高域においてはVSWR値が改善されている。このように、延伸部23aとトップ部23bの幅W2と幅W3を太くすることで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して高域のインピーダンスマッチングを取ることができる。なお、図8に示す構成の第1アンテナ部18においても、800MHz帯、2GHz帯およびGPS受信周波数においてほぼインピーダンスマッチングされており、この変形例における延伸部23aとトップ部23bの幅W2と幅W3の寸法が上限とされる。
次に、図3に示す第1構成例のアンテナパターンにおける第1アンテナ部18の変形例の構成を図10に示す。図10に示す第1アンテナ部18の構成においては、トップ部23bと上部パターン21bとの間隔D1が狭くされて約0.014λc(約0.026λa、約0.036λb)とされている。他の寸法は上記したとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図11に示す。図11に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約1.5、925MHzにおけるVSWRが約1.4、1575MHzにおけるVSWRが約4.0、1880MHzにおけるVSWRが約2.1、2170MHzにおけるVSWRが約1.3と中域においてVSWR値が劣化しているが、高域においては良好なVSWR値が得られている。このように、トップ部23bと上部パターン21bとの間隔D1を変えることで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して高域のインピーダンスマッチングを取ることができる。なお、図10に示す構成の第1アンテナ部18においては、800MHz帯、2GHz帯においてほぼインピーダンスマッチングされており、GPS受信周波数においてはややミスマッチングとなっているが受信専用とされていることから使用可能な範囲とされていることが分かる。トップ部23bと上部パターン21bとの間隔D1は上記の寸法が下限とされ、上限の寸法は約0.005λc(約0.002λa、約0.004λb)とされる。
本発明にかかるアンテナ装置である第1アンテナ部18は、折り返し部22の形状を変更させることでインピーダンス調整を行うことができる。これにより、折り返し部22を有効に使用することができる。以下に、折り返し部22の変更された形状とそのインピーダンス特性を示すVSWR特性を説明する。
図12に、第2構成例の第1アンテナ部18の構成を示す。図12に示す第2構成例の第1アンテナ部18の構成においては、延伸部23aとトップ部23bとを省略して第1アンテナパターン19と第2アンテナパターン20との間に形成されている空間を空洞部23cとしている。省略した延伸部23aとトップ部23bとを除く他の寸法は図3に示す第1構成例のとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図13に示す。図13に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約1.4、925MHzにおけるVSWRが約1.4、1575MHzにおけるVSWRが約4.9、1880MHzにおけるVSWRが約2.0、2170MHzにおけるVSWRが約1.0と中域においてVSWR値が劣化しているが、高域においては良好なVSWR値が得られている。このように、延伸部23aとトップ部23bとを省略することで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して高域のインピーダンスマッチングを取ることができる。なお、図13に示す構成の第1アンテナ部18においては、800MHz帯、2GHz帯においてほぼインピーダンスマッチングされており、GPS受信周波数においてはややミスマッチングとなっているが受信専用とされていることから使用可能な範囲とされていることが分かる。
次に、図14に第3構成例の第1アンテナ部18の構成を示す。図13に示す第3構成例の第1アンテナ部18の構成においては、折り返し部22における上方パターン22aと下方パターン22bとの境界から横方向へ延伸部23aのみが形成されてトップ部23bは省略されている。省略したトップ部23bを除く他の寸法は図3に示す第1構成例のとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図15に示す。図15に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約1.4、925MHzにおけるVSWRが約1.4、1575MHzにおけるVSWRが約3.3、1880MHzにおけるVSWRが約1.5、2170MHzにおけるVSWRが約1.2と中域においてVSWR値がやや劣化しているが、高域においてはVSWR値が改善されている。このように、トップ部23bを省略することで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して高域のインピーダンスマッチングを改善することができる。なお、図15に示す構成の第1アンテナ部18においては、800MHz帯、2GHz帯においてほぼインピーダンスマッチングされており、GPS受信周波数においても受信専用とされていることから使用可能な範囲とされていることが分かる。
次に、図16に第4構成例の第1アンテナ部18の構成を示す。図16に示す第4構成例の第1アンテナ部18の構成においては、折り返し部22における延伸部23aの先端に形成されるトップ部において、上方向に延伸するトップ部23dのみが形成されて下方向に延伸するトップ部は省略されている。省略したトップ部を除く他の寸法は図3に示す第1構成例のとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図17に示す。図17に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約1.4、925MHzにおけるVSWRが約1.2、1575MHzにおけるVSWRが約2.4、1880MHzにおけるVSWRが約1.1、2170MHzにおけるVSWRが約1.8と中域においてVSWR値が若干改善されているが、高域においてはVSWR値が若干劣化している。このように、上方向に延伸するトップ部23dのみを形成して下方向に延伸するトップ部を省略することで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して中域のインピーダンスマッチングを改善することができる。なお、図16に示す構成の第1アンテナ部18においては、800MHz帯、2GHz帯およびGPS受信周波数においてほぼインピーダンスマッチングされている。
次に、図18に第5構成例の第1アンテナ部18の構成を示す。図18に示す第5構成例の第1アンテナ部18の構成においては、延伸部23aとトップ部23bとを省略すると共に、折り返し部22における下方パターン22b下端を延伸して、テーパ状パターン21aと上部パターン21bとの境界部分に接続している。これにより、第1アンテナパターン19と第2アンテナパターン20との間に閉じた空間部23jが形成されている。省略した延伸部23aとトップ部23bとを除く他の寸法は図3に示す第1構成例のとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図19に示す。図19に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約1.8、925MHzにおけるVSWRが約1.7、1575MHzにおけるVSWRが約1.1、1880MHzにおけるVSWRが約1.3、2170MHzにおけるVSWRが約1.7と中域における広い帯域においてVSWR値が非常に改善されており、低域において良好なVSWR値が得られているものの若干劣化している。このように、延伸部23aとトップ部23bとを省略して閉じた空間部23jを形成することで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して低域から高域までの広帯域のインピーダンスマッチングを取ることができる。このように、図18に示す構成の第1アンテナ部18においては、800MHz帯、2GHz帯およびGPS受信周波数においてほぼインピーダンスマッチングされているが、アンテナゲインは若干劣化するようになる。
次に、図20に第6構成例の第1アンテナ部18の構成を示す。図20に示す第6構成例の第1アンテナ部18の構成においては、延伸部23aとトップ部23bとを省略して第1アンテナパターン19と第2アンテナパターン20との間に形成されている空間内に空間とほぼ相似で若干小さい寸法の無給電パターン23fが形成されている。この場合、無給電パターン23fと第1アンテナパターン19および第2アンテナパターン20との間隔D2は約0.007λc(約0.003λa、約0.005λb)とされている。そして、省略した延伸部23aとトップ部23bとを除く他の寸法は図3に示す第1構成例のとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図21に示す。図21に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約2.0、925MHzにおけるVSWRが約1.6、1575MHzにおけるVSWRが約5.3、1880MHzにおけるVSWRが約1.8、2170MHzにおけるVSWRが約1.2と中域におけるVSWR値がかなり劣化すると共に、低域においては良好なVSWR値が得られているものの若干劣化している。このように、第1アンテナパターン19と第2アンテナパターン20との間に形成されている空間内に無給電パターン23fを形成することで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して低域および高域のインピーダンスマッチングを取ることができる。このように、図20に示す構成の第1アンテナ部18においては、800MHz帯、2GHz帯においてほぼインピーダンスマッチングされており、GPS受信周波数においてはミスマッチングとなっているが受信専用とされていることから使用可能とはされている。
次に、図22に第7構成例の第1アンテナ部18の構成を示す。図22に示す第7構成例の第1アンテナ部18の構成においては、延伸部23aとトップ部23bとを省略して第1アンテナパターン19と第2アンテナパターン20との間の空間内が空間と同形状のパターンで埋め込まれた折り返し部22とされている。省略した延伸部23aとトップ部23bとを除く他の寸法は図3に示す第1構成例のとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図23に示す。図23に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約1.8、925MHzにおけるVSWRが約1.7、1575MHzにおけるVSWRが約1.1、1880MHzにおけるVSWRが約1.5、2170MHzにおけるVSWRが約2.0と中域における広い帯域においてVSWR値が非常に改善されており、低域において良好なVSWR値が得られているものの若干劣化している。このように、空間内が空間と同形状のパターンで埋め込まれた折り返し部22とすることで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して低域から高域までの広帯域のインピーダンスマッチングを取ることができる。このように、図22に示す構成の第1アンテナ部18においては、800MHz帯、2GHz帯およびGPS受信周波数においてほぼインピーダンスマッチングされているが、アンテナゲインは若干劣化するようになる。
次に、図24に第8構成例の第1アンテナ部18の構成を示す。図24に示す第8構成例の第1アンテナ部18の構成においては、第7構成例の第1アンテナ部18において下方パターン23kと上部パターン21bとの境界に所定長のスリット23iを形成している構成とされている。この場合、スリット23iの長さL17は約0.08λc(約0.03λa、約0.06λb)とされている。そして、他の寸法は第7構成例のとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図25に示す。図25に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約1.8、925MHzにおけるVSWRが約1.6、1575MHzにおけるVSWRが約1.6、1880MHzにおけるVSWRが約2.9、2170MHzにおけるVSWRが約2.5と中域における広い帯域においてVSWR値が非常に改善されており、低域において良好なVSWR値が得られているものの若干劣化していると共に、高域におけるVSWR値が若干劣化している。このように、下方パターン23kと上部パターン21bとの境界に所定長のスリット23iを形成することで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して低域から高域までの広帯域のインピーダンスマッチングを取ることができる。このように、図24に示す第8構成例の第1アンテナ部18においては、800MHz帯、2GHz帯およびGPS受信周波数においてほぼインピーダンスマッチングされているが、アンテナゲインは若干劣化するようになる。
次に、図26に第9構成例の第1アンテナ部18の構成を示す。図26に示す第9構成例の第1アンテナ部18の構成においては、第8構成例の第1アンテナ部18においてスリット23iに連接して右斜め上方向に延伸した所定長のスリット23gを形成している構成とされている。この場合、スリット23gの長さL15は約0.08λc(約0.03λa、約0.06λb)とされている。そして、他の寸法は第8構成例のとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図27に示す。図27に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約2.0、925MHzにおけるVSWRが約1.6、1575MHzにおけるVSWRが約4.4、1880MHzにおけるVSWRが約1.6、2170MHzにおけるVSWRが約1.3と中域においてVSWR値がやや劣化しているが、高域におけるVSWR値が改善されている。このように、スリット23iに連接して右斜め上方向に延伸した所定長のスリット23gを形成することで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して低域と高域のインピーダンスマッチングを取ることができる。このように、図26に示す第9構成例の第1アンテナ部18においては、800MHz帯、2GHz帯においてほぼインピーダンスマッチングされており、GPS受信周波数においてはややミスマッチングとなっているが受信専用とされていることから使用可能な範囲とされている。
次に、図28に第10構成例の第1アンテナ部18の構成を示す。図28に示す第10構成例の第1アンテナ部18の構成においては、第9構成例の第1アンテナ部18においてスリット23gに連接して右斜め下方向に延伸した所定長のスリット23hを形成している構成とされている。この場合、スリット23hの長さL16は約0.08λc(約0.03λa、約0.06λb)とされている。そして、他の寸法は第9構成例のとおりであり、この際の第1アンテナ部18のVSWRの周波数特性を図29に示す。図29に示すVSWR特性を参照すると、815MHzにおけるVSWRが約2.0、925MHzにおけるVSWRが約1.8、1575MHzにおけるVSWRが約2.0、1880MHzにおけるVSWRが約1.2、2170MHzにおけるVSWRが約1.5と中域におけるVSWR値が改善されているが、低域において良好なVSWR値が得られているものの若干劣化している。このように、スリット23gに連接して右斜め下方向に延伸した所定長のスリット23hを形成することで、第1アンテナ部18のインピーダンスを調整して低域、中域と高域のインピーダンスマッチングを取ることができる。このように、図26に示す第10構成例の第1アンテナ部18においては、800MHz帯、GPS受信周波数と2GHz帯においてほぼインピーダンスマッチングされている。
以上説明した本発明にかかるアンテナ装置において、アンテナ基板11が取り付けられた基板固定金具12をベース15に取り付け、レドーム10を被嵌すると、アンテナ基板11に近接して配置されるレドーム10が合成樹脂製とされて誘電率を有していることから電気的特性がずれることがある。このような場合に、第1調整片21cおよび第2調整片21dの長さを調整することにより、所望の電気的特性になるよう調節することができる。
次に、第2アンテナ部30について説明する。第2アンテナ部30は、アンテナ基板11のおもて面に形成された無給電素子とされているV字状パターン31aと、裏面に形成された第2エレメントパターン31bとから構成されているアンテナとされ、第2エレメントパターン31bの下辺の所定位置に第2給電部31dから給電されると共に、アース部31cにより第2エレメントパターン31bの右端がアースされている。この第2アンテナ部30は843MHz〜890MHzの移動電話における受信用の周波数帯において動作可能なアンテナとされており、第1アンテナ部18は上記したように843MHz〜890MHzの周波数帯においても動作していることから、第1アンテナ部18と第2アンテナ部30を用いてダイバーシティ受信を行うことができる。この場合、給電部21eと第2給電部31dが給電基板13を介してベース15に導入されている2本の給電用のケーブル16にそれぞれ接続される。給電基板13には、補助的にインピーダンスを調整するマッチング回路やアンプ等を組み込むことができる。
以上説明したように、本発明のアンテナ装置は折り返し部の形状等の構成を上記した第1構成例ないし第10構成例のように種々変更させることで移動電話における800MHz帯、2GHz帯およびGPS受信周波数を含む広帯域の周波数帯においてインピーダンスマッチング行えるようインピーダンス調整を行うことができるようになる。この場合、上記周波数帯が再編されても、折り返し部の形状等の構成を変更することで再編された周波数帯に応じてインピーダンス調整を行うことができる。また、第1構成例ないし第10構成例において上げた寸法は一例であって、本発明はこれに限るものではない。
以上説明した本発明にかかるアンテナ装置は、移動電話における800MHz帯、2GHz帯において動作するようデュアルバンド化していると共にGPS受信周波数においても動作可能とされているが、これらの周波数帯に限るものではなく、寸法を調節することにより他の周波数帯において動作可能とするようにしてもよい。
本発明の実施例にかかるアンテナ装置を備える車両のルーフに取り付ける車両用アンテナの構成を斜視図で示す分解組立図である。 本発明のアンテナ装置にかかるアンテナ基板の構成を示す側面図である。 本発明のアンテナ装置にかかるアンテナ基板のおもて面に形成されたアンテナのアンテナパターンの第1構成例を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる裏面に形成されているアンテナパターンの構成例を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第1構成例のアンテナ部のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第1構成例のアンテナ部の変形例の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第1構成例のアンテナ部における変形例のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第1構成例のアンテナ部の他の変形例の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第1構成例のアンテナ部における他の変形例のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第1構成例のアンテナ部のさらに他の変形例の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第1構成例のアンテナ部におけるさらに他の変形例のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第2構成例のアンテナ部の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第2構成例のアンテナ部のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第3構成例のアンテナ部の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第3構成例のアンテナ部のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第4構成例のアンテナ部の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第4構成例のアンテナ部のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第5構成例のアンテナ部の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第5構成例のアンテナ部のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第6構成例のアンテナ部の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第6構成例のアンテナ部のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第7構成例のアンテナ部の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第7構成例のアンテナ部のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第8構成例のアンテナ部の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第8構成例のアンテナ部のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第9構成例のアンテナ部の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第9構成例のアンテナ部のVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第10構成例のアンテナ部の構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置にかかる第10構成例のアンテナ部のVSWRの周波数特性を示す図である。
符号の説明
10 レドーム、11 アンテナ基板、11a 第1突起片、11b 第2突起片、11c 第3突起片、12 基板固定金具、13 給電基板、14 グロメット、15 ベース、15a 収納溝、16 ケーブル、18 第1アンテナ部、19 第1アンテナパターン、20 第2アンテナパターン、21 アンテナ本体部、21a テーパ状パターン、21b 上部パターン、21c 第1調整片、21d 第2調整片、21e 給電部、22 折り返し部、22a 上方パターン、22b 下方パターン、23a 延伸部、23b トップ部、23c 空洞部、23d トップ部、23f 無給電パターン、23g スリット、23h スリット、23i スリット、23j 空間部、23k 下方パターン、30 第2アンテナ部、31a V字状パターン、31b 第2エレメントパターン、31c アース部、31d 第2給電部

Claims (12)

  1. アンテナ基板上に形成されたアンテナパターンからなるアンテナ装置であって、
    前記アンテナ基板は、横長の矩形状の絶縁基板における上辺を一部残すように上辺から対角に向かって斜めに切り欠いた斜辺を有する形状とされ、
    前記アンテナ基板上には、該アンテナ基板の下辺に形成されている給電部から上方に向かって前記斜辺に接するよう形成された拡大表面を有するアンテナ本体部の第1のアンテナパターンと、該第1のアンテナパターンの上端を前記アンテナ基板の外縁に沿って折り返した拡大表面を有する折り返し部の第2のアンテナパターンが形成されており、
    前記第1のアンテナパターンは、前記給電部から幅が広がるようにテーパ状に形成されているテーパ状パターンと、該テーパ状パターンに連接され上方へ若干幅が広がるように斜辺に接するまで形成されている上部パターンとを有し、
    前記第2のアンテナパターンは、前記上部パターンに連接され前記一部残された上辺から右辺に接すると共に若干幅が狭くなるよう形成されている上方パターンと、該上方パターンに連接され下方へ若干幅が広くなるよう形成されている下方パターンとを有し、
    前記第1のアンテナパターンと前記第2のアンテナパターンとで囲まれた空間部が形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第1のアンテナパターンにおける前記上部パターンの下部に、前記第2のアンテナパターンにおける前記下方パターンの下端が延伸されて接続されていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記空間部に、第3のアンテナパターンが形成されていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 前記第3のアンテナパターンは、前記折り返し部から横方向に延伸される延伸部のパターンからなることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  5. 前記第3のアンテナパターンは、前記折り返し部から横方向に延伸される延伸部のパターンと、該延伸部の先端に形成され前記空間部における前記第1のアンテナパターンの側縁に対向してほぼ上方向にのみ伸びるトップ部のパターンとからなることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  6. 前記第3のアンテナパターンは、前記折り返し部から横方向に延伸される延伸部のパターンと、該延伸部の先端に形成され前記空間部における前記第1のアンテナパターンの側縁に対向してほぼ上下方向に伸びるトップ部のパターンとからなることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  7. 前記第3のアンテナパターンは、前記空間部内に配置された前記空間部の形状を若干小さくした相似形の無給電のパターンからなることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  8. 前記第3のアンテナパターンは前記空間部の形状と同一とされて、前記空間部に前記第3のアンテナパターンが埋め込まれていることを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  9. 前記空間部に埋め込まれている前記第3のアンテナパターンと前記上部パターンとの境界上に、前記テーパ状パターンの上端から上方へ向かうスリットが形成されて、該スリットにより折り返し部が形成されていることを特徴とする請求項8記載のアンテナ装置。
  10. 前記空間部に埋め込まれている前記第3のアンテナパターンと前記上部パターンとの境界上に、前記テーパ状パターンの上端から上方へ向かうスリットであって、該スリットの上半部が前記斜辺にほぼ平行に延伸して形成されて、該スリットにより折り返し部が形成されていることを特徴とする請求項8記載のアンテナ装置。
  11. 前記空間部に埋め込まれている前記第3のアンテナパターンと前記上部パターンとの境界上に、前記テーパ状パターンの上端から上方へ向かうスリットであって、該スリットの上半部が前記斜辺にほぼ平行に延伸して形成されていると共に、その先端から下方へ向かってさらに延伸されており、該スリットにより折り返し部が形成されていることを特徴とする請求項8記載のアンテナ装置。
  12. 前記第1のアンテナパターンにおける前記上部パターンの両側にそれぞれ電気特性を調整するための調整片が突出して形成されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載のアンテナ装置。
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