JP2005513844A - 高バンド幅マルチバンド・アンテナ - Google Patents

高バンド幅マルチバンド・アンテナ Download PDF

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Abstract

【課題】高バンド幅、簡単な構成かつ低コストな高バンド幅マルチバンド・アンテナを提供すること。
【解決手段】接地パッチ部材20と、前記接地パッチ部材と略平行かつ間隔をあけて配置され、放射素子24によって電気的に接続された付加パッチ部材22と、前記付加パッチ部材と容量結合されたフィードライン28とを備えた。

Description

本発明はマルチバンド・アンテナ、特に、コンパクトで、製造しやすい高バンド幅マルチバンド・アンテナに関する。
コンパクトさ、製造の容易さ及び比較的低コスト故に、マイクロストリップ・アンテナは携帯電話用の車載アンテナとして広く使用されるようになった。
一般に、マイクロストリップ・アンテナは、接地パッチ部材からなっており、パッチ部材は1つ以上の他のパッチ部材と平行かつ間隔をあける関係で延びており、それらの他のパッチ部材の平面に延びる信号フィードラインを有している。
そのような多くのアンテナがデュアルバンド・アンテナとして設計されており、異なった電話システムにそれぞれ使用される分離された周波数帯におけるリターン損失が減少する。
そのようなアンテナは既に比較的簡単な構成のものであるが、それらの設計を簡素化し、かつ製造費を減少させることによって、それらを改良し続ける努力がなされている。
本発明は、高バンド幅、簡単な構成かつ低コストな高バンド幅マルチバンド・アンテナを提供することを目的とする。
本発明の発明者は、次のことを見出した。もしアンテナが次のように構成されるのであれば、一般にマイクロストリップ・アンテナのバンド幅が増加することができる。その構成とは、電気的にアンテナの接地パッチ部材に接続される他のパッチ部材のひとつからのスロットによって分離されるように、信号フィードラインが他のパッチ部材の平面に延びる構成である。
付加パッチ部材が異なった平面で接地パッチ部材から延びている場合に、本発明の1つの形式のケースのように、発明者はさらにそのようなマイクロストリップ・アンテナの構造を簡素化する方法を見つけた。
通常、そのタイプのマイクロストリップ・アンテナは、まず、1個以上のパッチ部材から分離されて接地パッチ部材を別々に形成して、そして、パッチ部材のすべてが一般にマルチプラナー平行間隔関係で維持されるように形成することによって構成される。
アンテナの最終的な組み立てのために、パッチ部材は、適切な方向で多平面が平行かつ間隔をおいた構成に保持されることが必要である。
接地パッチ部材との最終的な接続に先立って、付属集積間隔手段(attached integral spacing means)を持つように、付加パッチ部材に対して、最終的な組み立ての間に、接地パッチ部材に関連してより迅速に位置決めすることができる。
第1の局面において、本発明は、高バンド幅マルチバンド・アンテナであり、接地パッチ部材と、前記接地パッチ部材と略平行かつ間隔をあけて配置され、放射素子によって電気的に接続された付加パッチ部材と、前記付加パッチ部材と容量結合されたフィードラインとを具備する。
第2の局面において、本発明は、接地パッチ部材と、前記接地パッチ部材と略平行かつ間隔をあけて配置され、かつ電気的に接続された付加パッチ部材と、フィードライン信号を伝送するのに適合するフィード手段とを備えている。フィード手段は、前記付加パッチ部材との共面を終端し、前記付加パッチ部材内の空スペース部を占有する。スロットは、前記付加パッチ部材と終端との間で定義される。前記付加パッチ部材と終端とが、前記スロットと容量結合されている。
本発明の第2の局面の第1形態において、前記フィード手段はフィード・パッチ部材でもよく、前記フィード・パッチ部材の寸法と前記スロットの幅が、アンテナのバンド幅が前記スロット幅に応じて変化するような範囲内になるように、選択されている。発明の第2の局面の第2形態において、前記フィード手段と前記付加パッチ部材の間に接続された離散的なコンデンサーを更に具備し、アンテナバンド幅は離散的なコンデンサーの容量の値に従って変化する。本発明の第2の局面の第2のフォームで、前記フィード手段はフィードライン信号を伝送するフィードラインの端部でもよい。
発明の第2の局面の第1と第2形態において、前記付加パッチ部材は、前記接地パッチ部材と前記付加パッチ部材の1つの第1端(one first edge)との間に配置された前記放射素子によって電気的に前記接地パッチ部材に接続されてもよく、前記放射素子の第1端が、前記付加パッチ部材の前記1つの第1端に接続されることが更に好ましい。
前記放射素子の全体の第1端が、前記付加パッチ部材の全体の1つの第1端に接続されてもよい。また、前記放射素子の全体の第1端は前記付加パッチ部材の前記1つの第1端の部分のみに接続されてもよい。この場合において、前記フィード手段は前記付加パッチ部材の前記1つの第1端の無接続の部分から内部に延びていてもよい。
1つの形態において、前記付加パッチ部材と前記放射素子は導電性シートから一体的に形成され、シートの折り目線によって切り離されてもよい。この形態において、前記放射素子は前記付加パッチ部材と垂直に延びていることが好ましい。前記放射素子は平面であることが更に好ましく、前記付加パッチ部材と前記フィード手段から前記接地パッチ部材を分離するスペース内に延びる固体誘電体材料を更に具備することが更に好ましい。他の形態において、前記付加パッチ部材、前記放射素子及び前記接地パッチ部材は、平面導電性シートの一部に一体的に接続されていてもよい。
発明の第2の局面の第1の形態において、前記接地パッチ部材、前記付加パッチ部材及び前記フィード・パッチ部材は、それぞれ誘電体支持部上の導電性表面としてそれぞれ形成されてもよい。この形態において、前記付加パッチ部材と前記フィード・パッチ部材の両者は、同一方向に向けられた長い方の第1端を有する長方形である。前記付加パッチ部材の長さと幅は、前記フィード・パッチ部材の長さと幅のそれぞれ約5倍である。アンテナの共鳴周波数の高い方の1つに対する周波数バンド幅は、前記付加パッチ部材の長さの減少に伴って増加する。アンテナの最も低い共鳴周波数は、前記付加パッチ部材の長さの減少に伴って減少する。
アンテナの共鳴周波数は、前記放射素子の幅の増加に伴って増加してもよい。前記放射素子の幅は、略25mmであってもよい。前記放射素子の高さが減少するのに伴い、アンテナの共鳴周波数が増加してもよい。
前記付加パッチ部材の長さは略45mmであり、幅は略24mmであってもよく、前記フィード・パッチ部材の長さは略9mmであり、幅は略5mmである。より好ましくは、前記付加パッチ部材と前記フィード・パッチ部材との間に形成された前記スロットの幅は、略0.5mmから略1mmである。
前記放射素子は、一連の平行な細片からなり、各細片は前記接地パッチ部材と前記付加パッチ部材の前記1つの第1端との間に延びている。
好ましくは、アンテナは900MHzの範囲の第1の帯域と1800MHzの範囲の第2の帯域で作動する。より好ましくは、アンテナは2100MHzの範囲の第3の帯域で作動する。
本発明の第2の局面の第1形態において、前記接地パッチ部材と、前記放射素子と、前記付加パッチ部材とで一般的に、U字形構成を形成するように、前記付加パッチ部材の端の部分に前記接地パッチ部材の端の部分を接続する前記放射素子を含んでもよい。前記接地パッチ部材、前記付加パッチ部材、前記フィード・パッチ部材及び前記放射素子は同じ平面内にすべて延びている。
好ましくは、また、アンテナは前記フィード・パッチ部材に接続されたフィードライン・パッチ部材を含んでもよい。前記フィードライン・パッチ部材が前記放射素子と平行、かつ前記付加パッチ部材、前記パッチ部材及び前記放射素子の平面内の前記接地パッチ部材に向かって延びている。より好ましくは、前記接地パッチ部材、前記付加パッチ部材及び前記フィード・パッチ部材は、それぞれ誘電体支持部上の導電性表面としてそれぞれ形成される。前記誘電体支持は、FR4、ポリエステル・フィルム及びデュロイド(duroid)の1つで形成される。
用語「放射素子」の単語「放射する」は、伝送状態にのみであるアンテナを意味する意図ではなく、むしろ、アンテナのこの部分(「放射素子」)が、アンテナがアクティブなときはいつでも、すなわち、受信と同様に送信中はアクティブであることを記述するように使用される。
本発明によれば、高バンド幅、簡単な構成かつ低コストな高バンド幅マルチバンド・アンテナを提供することができる。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本発明のアンテナは、2つ又は3つの周波数帯で動作するように設計されている。その1つの使用例としてバンドをカバーするための890〜960MHz、1710〜1880MHz、及び1920〜2175MHzのマルチバンド電話アンテナがあげられる。これらの3つの周波数帯のうち上側の2つの周波数帯を非常に広い単一の周波数帯で結合することができた。製造するのにコンパクトで、安価である本発明に係るアンテナは等しく他のコミュニケーション・アプリケーションの役に立つものである。
図1に示すように、第1の実施形態のアンテナは、折返し導体に固定された接地パッチ部材(grounded patch member)20を有している。折返し導体は、接地パッチ部材20にほぼ平行に延びている付加パッチ部材(further patch member)22と、放射素子24とを含む。付加パッチ部材22は、フィード・プローブ28に接続されるフィード・パッチ部材26を位置決めするための開口部を有している。
通常、フィード・プローブ28は、接地パッチ部材20への接地線接続を有する同軸ケーブル(図示しない)の中心導体の延長部である。
アンテナは、次のように組み立ててもよい。付加パッチ部材22とフィード・パッチ部材26を単一の材料として残す。一方、折返し導体を接地パッチ部材20とフィード・プローブ28に取り付けておく。また、取り付け後に、付加分離されたパッチ部材とフィード・パッチ部材を定義するためにスロット30をフィード・プローブ28の周りで切りとる。アンテナのバンド幅を増加させるスロットの存在により、容量が生じる。
また、図1には、図11、図12及び図13と共にアンテナに形成された放射パターンを記述するのに使用されるX、Y及びZ軸が記載されている。
付加パッチ部材及びフィード・パッチ部材の典型的な寸法例(ミリメートルによる)を図2に示す。この例では、付加パッチ部材22の長さが45mm、幅が24mmであり、フィード・パッチ部材26の長さが9mm、幅が4mmである。
パッチ部材の長さのディメンジョン(dimension)に平行に延びるスロット30の幅は1mmであるが、パッチ部材の幅のディメンジョンに平行に延びるスロット30の幅は0.5mmである。
付加パッチ部材22の長さと異なる幅を有する放射素子24を有するアンテナの第2の実施形態を図3に示す。この構成において、放射素子24の寸法を調整すると、周波数とバンド幅のアンテナの両方を調整することができる。一般に、第1と第2の実施形態は広帯域特性を示す。2つの共鳴周波数があり、高い方の1つの周波数は、PCNとUMTS周波数帯の両方(1710〜2175MHz)にわたってカバーするのに十分である、
図4は、第3の実施形態に係るアンテナを示す図である。フィード・パッチ部材26の長い方の端の1つが、フィード・パッチ部材26の1つの部分上の付加パッチ部材22の長い方の端の1つと共にインラインで延びるように、フィード・パッチ部材26が位置決めされる。放射素子24は、付加パッチ部材26の別の部分上の接地パッチ部材20と付加パッチ部材26との間に延びている。フィード・ピン28は、フィード・パッチ部材26に接続されている。
図5は、第1の実施形態に係るアンテナの典型的な表面電流の分布を示す図であって、高い方の周波数、すなわち1900MHz及びそれ以上、で実行されるソフトウェア・シミュレーションを使用して作成された。このシミュレーションにおいて、接地パッチ部材の上の付加パッチ部材及びフィード・パッチ部材の高さHは16mmとした。
図5における表面電流分布は、フィード・プローブが非常に励起したのを示すが、プレート構造は非常に低い電流を運んだ。これは、プローブがアンテナからの放射の原因となったのを示している。
図6はアンテナのリターン損失について示しているが、図7は同じ周波数範囲の上のアンテナのシミュレートされたインピーダンスの実数部と虚数部について示している。これらの図から、10dBより良いリターン損失によって定義されているバンド幅が、(2.17GHz−1.61GHZ)=560MHzであることがわかる。これは計算(2.17−1.61)/{(2.17+1.61)/2}に基づく29.5%の「百分率バンド幅(percentage bandwidth)」と等しい。インピーダンスの実数部は、そのバンド幅にわたって50オーム付近であり、アンテナを通信システムに容易に合わせるようにすることができる。
付加パッチ部材の長さのみが異なる4個のアンテナを実験的な測定のために組立てた。
図8は4個のアンテナのための周波数に対するS11リターン損失を示したものである。付加パッチ部材の長さが45mmから30mmまで縮小するに従って、バンド幅はそれに応じて増加する。最大のバンド幅((2105MHz−1375MHz)=730MHz)(すなわち、42%の百分率バンド幅)は長さ30mmの付加パッチ部材と関連づけられた。
図9、図10及び図11は第1の実施形態に係るアンテナに対するそれぞれの極方位(polar azimuth)XY平面、極高度(polar elevation)XZ平面、及び極高度YZ平面の測定放射パターンの垂直な分極図である。これらの放射パターンはXY平面において良い全方位の適用範囲を示す。
パラメトリック研究は、図12で示される寸法(ミリメートルによる)の付加パッチ部材及びフィード・パッチ部材を有するアンテナの第2の実施形態を使用して実行された。付加パッチ部材の長さは、初めは45mmであったが、研究の間、変えられた。高さ16mmと幅25mmである放射素子を、当初使用したが、高さと幅の両方を研究の間変えた。プローブの半径を0.6mmとし、長さを放射素子の高さに対応するようにした。付加パッチ部材及びフィード・パッチ部材は0.8mmの厚みを持っているFR4基板の印刷された素子として組み立てられた。
パラメトリック研究では、下記の項目を順番に変化させている。
(i)付加パッチ部材の長さ、
(ii)フィード・ピンと放射素子の高さ、
(iii)放射素子の幅。
ここで、他のパラメタは不変である。
パラメトリック研究における付加パッチ部材の長さに関して、図13と図14は、付加パッチ部材の長さが45mmから35mmと25mmまで減少したときの、周波数に対するインピーダンスの虚数部と実数部のそれぞれの変化を示す図である。パッチの長さを減少させると25mmに対する800MHzから45mmに対する970MHzまで低い方の共鳴周波数をわずかに増加させたが、共鳴周波数は、高い方の周波数帯は、ほとんど一定なままであった。図15は、付加パッチ部材の3つの長さ対する周波数でのS11リターン損失における変化を示す図である。
50オーム整合インピーダンスに対する放射素子の高さとフィード・プローブの長さを変える効果を図16に示す。これらの測定において、放射素子の幅は25mmであって、付加パッチ部材の長さは45mmとした。高さは両方の周波数帯で共鳴にかなりの影響力を持っている。フィード・プローブの長さが減少するに従って共鳴周波数は両方の周波数帯で増加する。プローブの長さが長いほど、周波数は低くなる。
放射素子の幅を変える効果を図17と図18に示す。図17及び図18は、4つの放射素子についての周波数に対するアンテナのインピーダンスの虚数部と実数部を示す図である。これらの測定において、放射素子の高さは16mmであり、付加パッチ部材の長さは45mmであった。それに、放射素子の幅を0mmから10mmまで、次に20mm、及び25mmまで、増加するに従って、低い方の周波数帯の共鳴周波数が増加することがわかった。
高い方の周波数帯の共鳴周波数は比較的変わらないでそのままであった。放射素子の幅が25mmのときに、実数部と虚数部の整合が得られており、実数部と虚数部の整合は、放射素子が広くなると低い方の帯域に対して良くなるが、高い方の帯域に対しては悪くなる。
適切な妥協はおよそ25mmの放射素子幅で得られる。
図19は、放射素子24が単一の材料ではなく、1セットの複数の平行な細片によって形成されることを除き、図4の実施形態と同様のアンテナを示している。前記のようにパラメトリック研究では、平行な細片で形成された放射素子の幅を変えると、図17と図18で示される単一の放射素子に対する結果とほとんど同じ結果が得られた。細片で形成された放射素子において、「幅」は最も外側の細片の外側の端から端までの距離を意味しており、細片の間のギャップの幅を含む。
図20は本発明の第5の実施形態を示す図である。本実施形態において、フィード・パッチ部材26はフィード・プローブ28の端部によって定義される。コンデンサー40はフィード・プローブ28の端部と付加パッチ部材22の間に接続される。本実施形態では、アンテナの周波数帯幅はコンデンサーのサイズによって決定される。
図21は、第5の実施形態に係るアンテナにおいて、コンデンサー40の容量が0.5pFのときの周波数対リターン損失(dBで測定)のグラフである。
図22と図23は、接地パッチ部材、付加パッチ部材及びフィード・パッチ部材を同じ平面で形成した場合の実施形態を示す図である。本発明のこの形態は誘電体支持体上の導電性表面をエッチングする構成に特に適合する。図22と図23に示すように、接地パッチ部材50、放射素子52、付加パッチ部材54、及びフィード・パッチ部材56のすべてが、誘電体支持部58の導電体表面をエッチングすることによって形成されている。フィード信号を搬送するのに適合した同軸ケーブル60の接地部は、接地パッチ部材50にはんだ付けされ、同軸ケーブル60のフィードラインがフィード・パッチ部材56のテールの端部にはんだ付けされる。
また、サンプル寸法は図22と23の上に示されている(ミリメートルで)。
再び図22を参照する。誘電体支持部58は、どんな適当な非導電性の材料で形成してもよく、FR4、ポリエステル・フィルム、ガラス及びデュロイド(duroid)が使用可能である。誘電体支持部に使用される材料によって、放射素子52とフィード・パッチ部材56のテール56aのいくつかのマイナーリターニング(minor retuning)が必要である。「テール」は、図22の放射素子52と平行に延びているフィード・パッチ部材56の細長い部分である。フィード・パッチ部材テール56aと放射素子52の両方が絶縁性の支持部58の表面の導電性材料のエッチングによって、または、その支持部の誘電体の材料に印刷することによって形成されるが、それらは低い方の周波数でのアンテナの主放射素子である。フィード・パッチ部材テール56aは、高い方の周波数における放射素子として機能する。付加パッチ部材54と付加パッチ部材54がその三方を囲んでいるフィード・パッチ部材56のヘッド56bとの間の図22で示されるギャップは重要であって、該ギャップにより、アンテナのインピーダンス整合が50オームになる。このギャップは離散的なコンデンサーに取り替えることができるが、コンデンサーの容量はアプリケーションと設備に依存するだろう。
図22で示される設計は多くのアプリケーションで採用することができる。
典型的な設備では、接地平面を形成する大きい金属プレートに接続されるべき接地パッチ部材50が必要である。接続は直接接続か容量結合の形式でできる。容量結合では、接地板が金属領域の近くに位置決めされることが必要である。最適な性能を得るために、アンテナを垂直に取り付けるように車の屋根に装備することができ、図24に示すような構成では、通常プラスチックのカバーで囲まれる。アンテナは後者へいくらかの悪影響もなくGPSアンテナの最も近くに位置決めしてもよい。図25は車の風防ガラスのガラスに装備されたときの図22のアンテナを示し、例えば、アンテナは前か後部の風防ガラス、またはサイド・ウィンドウでどんな形状のガラスにも取り付けられてもよい。ケーブルは57でフィード・パッチ・テール56aに接続される。最適な性能を得るために、アンテナのどんなケーブルも車の車体のそばを通すべきであって、これによりケーブルからの余分な放射を避けることができる。また、乗り物のバンパーにアンテナを取り付けることも可能である。その場合において、標準のプリント基板材料上にアンテナを生産することができ、接地パッチ部材50を車の金属補強棒に重ね合わすように装備される。しかしながら、そのような低い位置への装備では、アンテナ放射が主に低い方の周波数で指向性を有することに注意されるべきである。
他の可能な装備位置としては、バックミラーの後ろやサイドミラーの後ろ、または、電話受話器の中であってもよい。
図26は、図22のアンテナに対するフリースペース内のリターン損失の測定結果を示す図である。図27は、960MHzの低い方の周波数と1795MHzの高い方の周波数におけるアジマス放射パターン(ともに、dBiで測定)である。
図28のグラフはアンテナのルーフマウント・インストールに対するリターン損失の結果を示す図である。これらの結果を得るために、大きい金属プレートを、車の屋根として使用した。図29と図30はそれぞれルーフマウント・アンテナの低い方と高い方の周波数帯に対する放射パターン測定値を表している。
最適な性能を得るために、アンテナはガラスに数ミリメートル離して配置されるが、これはアンテナよりむしろガラスの特性である。1.8GHzなどの周波数では、ガラスは非常に損失のある材料として機能して、アンテナをガラスからわずかに遠くに置くと、これらの損失を抑えることができる。これはガラスの上に発生する表面波や、材料内でどの波が放射せずに損失するのかということによるものである。図31はそれぞれ乗り物のフロントガラスのガラスからわずかに遠くに置かれたアンテナに対するリターン損失の測定結果を示す図である。図32はそのアンテナに対するdBiで測定される放射パターンを示す図である(890MHzの低い方の周波数、1750MHzの高い方の周波数)。
以上のように、アンテナを、車のバンパー、前部か後部かのどちらか、又は最適には両方の前部に装備することができる。
図33はそのようなアプリケーションのためのリターン損失の測定結果を示しており、図34と図35はそれぞれ925MHzの低い方の周波数と1795MHzの高い方の周波数に対する当該放射パターンの測定値を示す図である。
図22に示すアンテナの信号フィード手段は同軸ケーブル60であるが、結合ラインフィード(coupled-line feed)を代わりに使用してもよい。
図36と図37は本発明のアンテナの第8の実施形態を示す図である。本実施形態は、図4の第3の実施形態及び図19の第4の実施形態と同様であるが、放射素子70、フィード・パッチ部材72、フィード・ピン74の相対的な配置と、付加パッチ部材76に関連した素子の位置とが異なっている。図36と図37において、寸法はミリメートルである。
本発明は、好ましい実施形態で記述してあるが、使用されている単語が制限的なものよりはむしろ記述の単語であることや、追加された請求項によって定義される範囲から逸脱しないような変更がなされてもよい。
本明細書や図面で開示された各特徴は、他の開示或いは図示された特徴についてそれぞれ独立して本発明に取り入れてもよい。また、要約書に記載された内容を本発明の一部として含んでもよい。
高バンド幅マルチバンド・アンテナは、接地平面部材を含んでおり、第1のパッチ部材は、一般的に接地平面部材と平行に間隔をおいて延びていて、かつそれに電気的に接続されていて、第2のパッチ部材は、信号フィード線に接続可能であって、第1のパッチ部材に形成されたスロット内の第1のパッチ部材と一般的に共面(coplanar)に延びている。第2のパッチ部材は垂直な伝導性接続部材と共に折返し伝導するプレートの一部として集積して形成され、この構成により、第2のパッチ部材をすぐに、そして正確に接地平面部材へのアタッチメントの前の接地平面部材に関連して置くことができる。アンテナには、高バンド幅、簡単な構成であり、コストがかからないという製造の利点がある。
本発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
また、例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係るアンテナの斜視図である。 図1のアンテナの平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るアンテナの斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るアンテナの斜視図である。 図1のアンテナに対する典型的な表面電流の分布パターンを示す図である。 図1のアンテナに対するSllリターン損失に対する周波数を示すグラフである。 図1のアンテナに対する入力抵抗とインピーダンスに対する周波数を示すグラフである。 第1のアンテナの第1の実施形態のパッチ部材の長さの変化に対する周波数があるS11リターン損失に対する周波数を示すグラフである。 図1のアンテナの極方位(polar azimuth)XY平面で形成された垂直分極放射パターンを示す図である。 図1のアンテナの極高度(polar elevation)XZ平面で形成された垂直分極放射パターンを示す図である。 図1のアンテナの極高度YZ平面で形成された垂直分極放射パターンを示す図である。 パラメトリック研究で使用された第2の実施形態のアンテナの付加パッチ部材及びフィード・パッチ部材の概要平面図であって、第1と第2のパッチ部材の寸法(ミリメートル単位)を示している。 パラメトリック研究における、付加パッチ部材の長さの変化に対する周波数でのインピーダンスの虚数部の変化を示すグラフである。 パラメトリック研究における、付加パッチ部材の長さの変化に対する周波数でのインピーダンスの実数部の変化を示すグラフである。 パラメトリック研究における、付加パッチ部材の長さの変化に対する周波数でのS11リターン損失の変化を示すグラフである。 接地パッチ部材とパラメトリック研究における付加パッチ部材の間の放射素子の高さと信号フィードラインの長さの変化に対する周波数があるS11リターン損失の変化を示すグラフである。 パラメトリック研究における、放射素子の幅の変化に対する周波数でのインピーダンスの虚数部の変化を示すグラフである。 パラメトリック研究における、放射素子の幅の変化に対する周波数でのインピーダンスの実数部の変化を示すグラフである。 本発明に係るアンテナの第4の実施形態の斜視図であって、一連の細片によって形成される放射素子を除いて第3の実施形態と同じである。 本発明に係るアンテナの第5の実施形態の斜視図であって、離散的なコンデンサーを使用する。 アンテナの第5の実施形態に対する周波数があるリターン損失の変化を示すグラフである。 本発明に係るアンテナの第6の実施形態の平面図であって、接地パッチ部材、付加パッチ部材及びフィード・パッチ部材がすべて同一平面上のアンテナを見せるこの実施形態である。 発明の第7の実施形態の平面図であって、接地パッチ部材と付加パッチ部材の間の放射素子の配置を除いて第6の実施形態と同じである。 ルーフマウント・アンテナとして提案されたアプリケーションで図22のアンテナを示す図である。 フロントガラス・アンテナとして提案されたアプリケーションで図22のアンテナを示す図である。 図22のアンテナのためのフリースペースでのリターン損失の測定結果である。 図22のアンテナのための空きスペースの放射パターン測定値であり、1つの放射パターンは960MHzのより低い周波数に対するものであり、1つの放射パターンは1795MHzの高い方の周波数に対するものである。 屋根に取り付けられる図22のアンテナのためのリターン損失の測定結果である。 屋根に取り付けられる図22のアンテナのための下側のバンド周波数のための放射パターン測定である。 図22屋根に取り付けられるアンテナに対するより高いバンド周波数のための放射パターン測定である。 車の風防ガラスに装備したときの、図22のアンテナのためのリターン損失の測定結果である。 アンテナを風防ガラスに装備したときの図22のアンテナの放射パターンの測定結果であって、低い方の周波数が890MHzであり、高い方の周波数が1750MHzである。 車のバンパーに装備したときの、図22のアンテナのためのリターン損失の測定結果である。 アンテナをバンパーに装備したときの図22のアンテナの放射パターンの測定結果であって、低い方の周波数が925MHzであり、他の測定は参照周波数で行った。 アンテナをバンパーに装備したときの図22のアンテナの放射パターンの測定結果であって、高い方の周波数が1795MHzであり、他の測定は参照周波数で行った。 本発明の第8の実施形態に係るアンテナの斜視図であって、本実施態様は、図4に示す第3の実施形態及び図19で示す第4の実施形態と同様である。 図36のアンテナの平面図である。
符号の説明
20…接地パッチ部材
22…付加パッチ部材
24…放射素子
26…フィード・パッチ部材
26…付加パッチ部材
28…フィード・プローブ
28…フィードライン
30…スロット
40…コンデンサー

Claims (35)

  1. 高バンド幅マルチバンド・アンテナは、
    接地パッチ部材と、
    前記接地パッチ部材と略平行かつ間隔をあけて配置され、放射素子によって電気的に接続された付加パッチ部材と、
    前記付加パッチ部材と容量結合されたフィードラインとを具備する。
  2. 高バンド幅マルチバンド・アンテナは、
    接地パッチ部材と、
    前記接地パッチ部材と略平行かつ間隔をあけて配置され、かつ電気的に接続された付加パッチ部材と、
    前記付加パッチ部材との共面を終端し、前記付加パッチ部材内の空スペース部を占有し、フィードライン信号を伝送するのに適合するフィード手段と、
    前記付加パッチ部材と終端との間で定義されるスロットとを備え、
    前記付加パッチ部材と終端とが、前記スロットと容量結合されている。
  3. 請求項2に記載のアンテナにおいて、
    前記フィード手段はフィード・パッチ部材であり、
    前記フィード・パッチ部材の寸法と前記スロットの幅が、アンテナのバンド幅が前記スロット幅に応じて変化するような範囲内になるように、選択されている。
  4. 請求項2に記載のアンテナにおいて、前記フィード手段と前記付加パッチ部材の間に接続された離散的なコンデンサーを更に具備し、
    アンテナバンド幅は離散的なコンデンサーの容量の値に従って変化する。
  5. 請求項3または請求項4に記載のアンテナにおいて、前記付加パッチ部材は、前記接地パッチ部材と前記付加パッチ部材の1つの第1端(one first edge)との間に配置された前記放射素子によって電気的に前記接地パッチ部材に接続される。
  6. 請求項5に記載のアンテナにおいて、前記放射素子の第1端は前記付加パッチ部材の前記1つの第1端に接続される。
  7. 請求項6に記載のアンテナにおいて、接続端が同一の広がりをもつように、前記放射素子の全体の第1端が、前記付加パッチ部材の全体の1つの第1端に接続される。
  8. 請求項6に記載のアンテナにおいて、前記放射素子の全体の第1端は前記付加パッチ部材の前記1つの第1端の部分のみに接続される。
  9. 請求項8に記載のアンテナにおいて、前記フィード手段は前記付加パッチ部材の前記1つの第1端の無接続の部分から内部に延びている。
  10. 請求項5から請求項9のいずれか1項に記載のアンテナにおいて、前記付加パッチ部材と前記放射素子は導電性シートから一体的に形成され、シートの折り目線によって切り離される。
  11. 請求項10に記載のアンテナにおいて、前記放射素子は前記付加パッチ部材と垂直に延びている。
  12. 請求項5から請求項11のいずれか1項に記載のアンテナにおいて、前記放射素子は平面である。
  13. 請求項5、請求項6、請求項8及び請求項9のいずれか1項に記載のアンテナにおいて、前記付加パッチ部材、前記放射素子及び前記接地パッチ部材は、平面導電性シートの一部に一体的に接続されている。
  14. 請求項3に記載のアンテナにおいて、前記接地パッチ部材、前記付加パッチ部材及び前記フィード・パッチ部材は、それぞれ誘電体支持部上の導電性表面としてそれぞれ形成される。
  15. 請求項10に記載のアンテナにおいて、前記付加パッチ部材と前記フィード手段から前記接地パッチ部材を分離するスペース内に延びる固体誘電体材料を更に具備する。
  16. 請求項3に記載のアンテナにおいて、前記付加パッチ部材と前記フィード・パッチ部材の両者は、同一方向に向けられた長い方の第1端を有する長方形である。
  17. 請求項16に記載のアンテナにおいて、前記付加パッチ部材の長さと幅は、前記フィード・パッチ部材の長さと幅のそれぞれ約5倍である。
  18. 請求項16に記載のアンテナにおいて、アンテナの共鳴周波数の高い方の1つに対する周波数バンド幅は、前記付加パッチ部材の長さの減少に伴って増加する。
  19. 請求項16に記載のアンテナにおいて、アンテナの最も低い共鳴周波数は、前記付加パッチ部材の長さの減少に伴って減少する。
  20. 請求項5に記載のアンテナにおいて、アンテナの共鳴周波数は、前記放射素子の幅の増加に伴って増加する。
  21. 請求項5に記載のアンテナにおいて、前記放射素子の幅は、略25mmである。
  22. 請求項5に記載のアンテナにおいて、前記放射素子の高さが減少すると、アンテナの共鳴周波数が増加する。
  23. 請求項16に記載のアンテナにおいて、前記付加パッチ部材の長さは略45mmであり、幅は略24mmである。
  24. 請求項23に記載のアンテナにおいて、前記フィード・パッチ部材の長さは略9mmであり、幅は略5mmである。
  25. 請求項24に記載のアンテナにおいて、前記付加パッチ部材と前記フィード・パッチ部材との間に形成された前記スロットの幅は、略0.5mmから略1mmである。
  26. 請求項8または請求項9に記載のアンテナにおいて、前記放射素子の幅は略25mmであり、高さは略16mmである。
  27. 請求項5から請求項13、請求項15、請求項20から請求項22、及び請求項26のいずれか1項に記載のアンテナにおいて、前記放射素子は、一連の平行な細片からなり、各細片は前記接地パッチ部材と前記付加パッチ部材の前記1つの第1端との間に延びている。
  28. 請求項4に記載のアンテナにおいて、前記フィード手段はフィードライン信号を伝送するフィードラインの端部である。
  29. 請求項4または請求項28に記載のアンテナにおいて、離散的なコンデンサーの値は、0.5pFである。
  30. 請求項1から請求項29のいずれか1項に記載のアンテナにおいて、アンテナは900MHzの範囲の第1の帯域と1800MHzの範囲の第2の帯域で作動する。
  31. 請求項30に記載のアンテナにおいて、アンテナは2100MHzの範囲の第3の帯域で作動する。
  32. 請求項3に記載のアンテナにおいて、前記接地パッチ部材と、前記放射素子と、前記付加パッチ部材とで一般的に、U字形構成を形成するように、前記付加パッチ部材の端の部分に前記接地パッチ部材の端の部分を接続する前記放射素子を備え、
    前記接地パッチ部材、前記付加パッチ部材、前記フィード・パッチ部材及び前記放射素子は同じ平面内にすべて延びている。
  33. 請求項32に記載のアンテナにおいて、前記フィード・パッチ部材に接続されたフィードライン・パッチ部材を更に具備し、
    前記フィードライン・パッチ部材が前記放射素子と平行、かつ前記付加パッチ部材、前記パッチ部材及び前記放射素子の平面内の前記接地パッチ部材に向かって延びている。
  34. 請求項33に記載のアンテナにおいて、前記接地パッチ部材、前記付加パッチ部材及び前記フィード・パッチ部材は、それぞれ誘電体支持部上の導電性表面としてそれぞれ形成される。
  35. 請求項34に記載のアンテナにおいて、前記誘電体支持は、FR4、ポリエステル・フィルム及びデュロイド(duroid)の1つで形成される。
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