JP4808187B2 - 経路切替方法及び装置 - Google Patents

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    • H04L45/74Address processing for routing
    • H04L45/745Address table lookup; Address filtering

Description

本発明は、経路切替方法及び装置に関し、特にリンクアグリゲーションを適用したL2ネットワーク等において用いられる経路切替方法及び装置に関するものである。
図14は、従来より一般的に知られているリンクアグリゲーションを適用したL2ネットワークの構成を示したものである。このL2ネットワークNWにおいては、MACフレームFRの送信側スイッチ装置1−受信側スイッチ装置2間で、一例として2本の物理パスL1及びL2を論理的に統合したリンクアグリゲーションLAが設けられている。ここで、パスL1中には図示の如く中継装置3_1及び3_2が設置されており、パスL1及びL2の経路長PL1及びPL2は互いに異なる(図示の例では、PL1>PL2)。
また、送信側スイッチ装置1は、前段のクライアント端末(図示せず)等から受信したMACフレームFRを、パスL1又はL2にそれぞれ接続された送信ポートPT1又はPT2を介して送出する送信処理部10を備えている。
また、受信側スイッチ装置2は、パスL1又はL2にそれぞれ接続された受信ポートPR1又はPR2から受信したMACフレームFRを、その受信順に後段のクライアント端末(図示せず)等に対して送出する受信処理部20を備えている。
動作においては、パスL1及びL2中のいずれにも伝送障害が発生していない通常時、図15(1)に示すように、送信処理部10を構成するフレーム送出部11が、まず図14に示したMACフレームFR1を受信する。
この時、フレーム送出部11は、MACフレームFR1に格納された送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”をアドレス情報AIとして抽出し、図14に示したリンクアグリゲーションLA(すなわち、MACフレームの転送先となる受信側スイッチ装置2)に対応して予め設定されたトランク情報TI=“トランクTR1”と共にハッシュ振分部12に与える。
ハッシュ振分部12は、LAテーブル管理部13に対してトランク情報TIを与え、以てLAテーブルTBL3からトランクTR1に対応するポート状態情報SIをLAテーブル管理部13により取得させる。LAテーブル管理部13は、取得したポート状態情報SIをハッシュ振分部12に与える。
ここで、上記のポート状態情報SIは、LAテーブルTBL3中に示す如く、送信ポートPT1及びPT2がそれぞれ使用できる状態に在るか否かを示し、使用できる状態に在る時に“使用可IS”が設定され、使用できない状態に在る時には“使用不可OOS”が設定される。
ポート状態情報SIを受けたハッシュ振分部12は、アドレス情報AI中の送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”に対して所定のハッシュ演算を施し、その演算結果に従ってMACフレームFR1の送出先とする送信ポートを決定する。この結果、MACフレームFR1の送出先が送信ポートPT1に決定されたとすると、送信ポートPT1が使用できる状態(“使用可IS”)に在るため、ハッシュ振分部12は、送信ポート=“PT1”を示す送信ポート通知NTをフレーム送出部11に送る。
なお、MACフレームFRは、図16に示すように、上記の送信元MACアドレスSA及び宛先MACアドレスDAの他にVLANタグTG及びデータDT等を含むものであり、ハッシュ振分部12は、VLANタグTGに対してハッシュ演算を施すこと、或いは送信元MACアドレスSA及び宛先MACアドレスDAの一方のみに対してハッシュ演算を施すことによりMACフレームFRの送出先を決定することもできる。
送信ポート=“PT1”を通知されたフレーム送出部11は、MACフレームFR1を送信ポートPT1を介してパスL1中に送出する。
これにより、MACフレームFR1が、図14に示した中継装置3_1及び3_2を経由した後に受信側スイッチ装置2内の受信ポートPR1で受信され、受信処理部20により後段に送出されることとなる。
以降、パスL1中に伝送障害が発生しない限り、送信処理部10は、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”が格納された後続のMACフレームを送信ポートPT1を介して送出する。すなわち、同一のアドレス情報が格納されたMACフレームは、同一の経路を通って転送される。
一方、パスL1中、例えば図14に示す如く送信ポートPT1と中継装置3_1との間で伝送障害FLが発生した時、図15(2)に示すように、送信処理部10を構成する伝送障害検出部14が、送信ポートPT1の送信障害を検出し、その通知NFをLAテーブル管理部13に送る。
LAテーブル管理部13は、LAテーブルTBL3中の送信ポートPT1に関するポート状態情報を“使用不可OOS”に設定(更新)する。
この後に、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”が格納されたMACフレームFR2を受信した時、フレーム送出部11は、同図(1)の場合と同様、MACフレームFR2中から送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”をアドレス情報AIとして抽出し、トランク情報TI=“トランクTR1”と共にハッシュ振分部12に与える。
ハッシュ振分部12は、同図(1)の場合と同様にしてMACテーブルTBL3から送信ポートPT1及びPT2に関するポート状態情報SIを取得するが、MACフレームFR2の送出先とすべき送信ポートPT1が使用できない状態(“使用不可OOS”)に在ることを認識し、送信ポートPT1に代えて送信ポート=“PT2”を示す送信ポート通知NTをフレーム送出部11に送る。
これを受けたフレーム送出部11は、MACフレームFR1と同一の送信元MACアドレスSA及び宛先MACアドレスDAが格納されたMACフレームFR2を受信したにも関わらず、送出先とする送信ポートがPT1からPT2に変更されたため、パスL1中に伝送障害が発生したと判断し、所定の切替待ち時間TWが経過した後にMACフレームFR2を送信ポートPT2を介してパスL2中に送出する。
ここで、上記の切替待ち時間TWには、パスL2中に送出するMACフレームFR2とパスL1中に残留しているMACフレームの受信側スイッチ装置2における受信順序が維持されるように(すなわち、MACフレームFR2がパスL1中の残留MACフレームよりも先に受信されることがないように)、パスL2に対するパスL1の伝送遅延時間よりも十分に大きな時間値が設定される。
これにより、MACフレームFR2が、パスL1中の残留MACフレームよりも後に受信側スイッチ装置2内の受信ポートPR2から正常な順序で受信され、受信処理部20により後段に出力されることとなる。
このようにして、送信側スイッチ装置1及び受信側スイッチ装置2は、クライアント端末同士間のMACフレーム転送順序を保証することが可能となる。
なお、参考例として、MACフレームをカプセル化した状態でOC(Optical Carrier)ライン上を転送させる通信装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004-64574号公報
上記の従来例では、フレームの送信側において伝送障害の発生時点から切替待ち時間が経過した後にフレームの送出先ポートを切り替えているため、受信側ではフレームの受信に空白が生じ、ネットワークに通信断が生じてしまうという課題があった。
従って、本発明は、伝送障害の発生に伴う通信断時間を短縮した経路切替方法及び装置を提供することを目的とする。
[1]上記の目的を達成するため、本発明の一態様に係る経路切替方法(又は装置)は、一の物理ポートから受信したフレームのアドレス情報を、該一の物理ポートと対応付けて記憶する第1ステップ(又は手段)と、該記憶したアドレス情報と同一のアドレス情報が格納されたフレームを他の物理ポートから受信したことを検出した時、該他の物理ポートから受信したフレームを取り込み、該一の物理ポートから受信した後続のフレームを廃棄する第2ステップ(又は手段)とを備えたことを特徴とする。
すなわち、フレームの受信側では、受信したフレームのアドレス情報を受信物理ポートと対応付けて記憶すると共に、この対応関係の変化を監視することにより、伝送障害の発生に伴うフレームの送信側における送出先ポート(パス)切替を自律的に検出する。
そして、該送出先ポート切替により迂回されたフレームを取り込む一方、該送出先ポート切替前に送出された残留フレームを廃棄し、以てフレームの順序逆転を防止する。
これにより、該フレームの送信側では、上記の従来例のような切替待ち時間を待たずにフレームの送出先ポートを切り替えることができ、以て伝送障害の発生に伴う通信断時間を短縮することが可能である。
[2]また、上記[1]において、該第1ステップ(又は手段)が、該アドレス情報と、該フレームが受信された物理ポートとを対応付けたテーブルを作成する第3ステップ(又は手段)を含み、該第2ステップ(又は手段)が、該テーブルにより、各物理ポートからその後に受信した後続のフレームに格納されたアドレス情報に対応する物理ポートを順次参照し、該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出する第4ステップ(又は手段)と、該他の物理ポートから受信したフレームを取り込み、該一の物理ポートから受信した後続のフレームを廃棄する第5ステップ(又は手段)とを含むようにしても良い。
このように、簡易に該アドレス情報と該物理ポートの対応関係の変化を監視するために、該アドレス情報と該フレームが受信された物理ポートとを対応付けたテーブルを用いることができる。
[3]また、上記[2]において、該第4ステップ(又は手段)が、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出した時、該テーブルから参照した物理ポートを該他の物理ポートに更新する第6ステップ(又は手段)をさらに含むようにしても良い。
すなわち、該フレームの送信側において該送出先ポートの切替が行われたことを検出した時には、伝送障害の復旧に備え、該テーブルから参照した物理ポートを該迂回されたフレームの受信物理ポートに更新する。
これにより、伝送障害が復旧し、該フレームの送信側がフレームの送出先ポートを切り戻した場合には、この切戻しを検出することができる。
[4]また、上記[3]において、該第6ステップ(又は手段)が、該テーブルの更新時刻を該アドレス情報と対応付けて該テーブルに記録するステップ(又は手段)を含み、該第4ステップ(又は手段)が、該テーブルを更新した後に該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定し且つ該更新時刻から各物理ポートに接続されたパス同士間の最大伝送遅延時間が経過した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該一の物理ポートから再び受信したことを検出するステップ(又は手段)をさらに含むようにしても良い。
すなわち、該残留フレームにより該フレームの送信側における該送出先ポートの切戻しを誤検出しないようにするため、該テーブルの更新時刻から各物理ポートに接続されたパス同士間の最大伝送遅延時間(すなわち、該残留フレームが廃棄されるのに十分な時間)が経過した場合に限り、該送出先ポートの切戻しを検出する。
[5]また、上記[2]において、該第2ステップ(又は手段)が、該物理ポートから該フレームを受信した最新の時点から所定期間が経過した時、該テーブルから該物理ポート及びこれに対応する該アドレス情報を消去するステップ(又は手段)をさらに含むようにしても良い。
すなわち、該テーブル中にはアドレス情報数分のレコードが作成されることとなるため、所定期間に亘ってフレームが受信されない物理ポート及びこれに対応するアドレス情報を消去する。これにより、テーブルサイズの増大を抑制することができる。
[6]また、上記[2]において、該フレームが、その送信元において該アドレス情報に対するハッシュ演算結果に従って送出されたものである場合、該第3ステップ(又は手段)が、該アドレス情報に対して該送信元と同一のハッシュ演算を施して得た演算結果と、該フレームが受信された物理ポートとを対応付けて該テーブルに記憶するステップ(又は手段)を含み、該第4ステップ(又は手段)が、該テーブルにより、各物理ポートからその後に受信した後続のフレームに格納されたアドレス情報に対して該ハッシュ演算を施して得た演算結果に対応する物理ポートを順次参照するステップ(又は手段)を含むようにしても良い。
すなわち、フレームの送信側が、上記の従来例のように該アドレス情報に対するハッシュ演算結果に従って送出先ポートを決定するような場合には、該フレームの受信側では、受信したフレームのアドレス情報に対して該送信側と同一のハッシュ演算を施して得た演算結果を受信物理ポートと対応付けて該テーブルに記憶し、該ハッシュ演算結果をキーとして該アドレス情報と該物理ポートとの対応関係の変化を監視する。
この場合、アドレス情報自体は異なるが同一のハッシュ演算結果となるアドレス情報が格納されたフレームの受信を該送信側における該送出先ポート切替の検出トリガとすることができ、以て該同一のアドレス情報が格納されたフレームの受信を該送出先ポート切替の検出トリガとする必要が無いため、伝送障害の発生に伴う通信断時間をより短縮できる。また、該テーブルにはハッシュ演算結果数分のレコードのみを作成すれば良いため、上記[2]で作成されるテーブルよりテーブルサイズを小さくできる。
[7]また、上記[6]において、該第4ステップ(又は手段)が、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出した時、該テーブルから参照した物理ポートを該他の物理ポートに更新する第6ステップ(又は手段)をさらに含むようにしても良い。
[8]また、上記[7]において、該第6ステップ(又は手段)が、該テーブルの更新時刻を該演算結果と対応付けて該テーブル中に記録するステップ(又は手段)を含み、該第4ステップ(又は手段)が、該テーブルを更新した後に該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定し且つ該更新時刻から各物理ポートに接続されたパス同士間の最大伝送遅延時間が経過した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該一の物理ポートから再び受信したことを検出するステップ(又は手段)をさらに含むようにしても良い。
[9]また、上記[6]において、該第2ステップ(又は手段)が、該物理ポートから該フレームを受信した最新の時点から所定期間が経過した時、該テーブルから該物理ポート及びこれに対応する該演算結果を消去するステップ(又は手段)をさらに含むようにしても良い。
[10]また、上記[6]において、該第3ステップ(又は手段)が、該ハッシュ演算の演算式を該送信元からの制御フレームにより取得するステップ(又は手段)を含むようにしても良い。
すなわち、この場合、該フレームの送信側と受信側との間で自動的に同一のハッシュ演算の演算式を共有できるため、保守者は個別に該演算式を設定する等のメンテナンス作業を行う必要がない。
[11]また、上記[1]において、各物理ポートに発生する受信障害を検出すると共に、該受信障害を検出した物理ポートからのフレーム受信を停止する第3ステップ(又は手段)をさらに備えても良い。
すなわち、受信障害が発生した物理ポートからのフレーム受信を強制的に停止することにより、該フレームの送信側に対して伝送障害発生の検出を促す。
これにより、該フレームの送信側において該送出先ポート切替が行われることとなるため、該迂回されたフレームを受信障害が発生していない物理ポートから正常に受信することができる。
[12]また、上記[1]から[11]のいずれか一つにおいて、該フレームがMACフレームである場合、該アドレス情報として、該MACフレーム中に含まれる送信元MACアドレス若しくは宛先MACアドレスの少なくとも一方、又はVLANタグを用いることができる。
本発明によれば、上記の従来例のような送出先ポート切替時の切替待ち時間が不要となるため、伝送障害の発生に伴う通信断時間を大幅に短縮することができ、以てクライアント同士間で転送されるフレームに生じる空白期間を極小化することができる。この効果は、音声通信等のようにリアルタイム性が要求されるネットワークに本発明を適用した場合に顕著に表れる。
本発明に係る経路切替方法及びこれを使用する装置の実施例[1]及び[2]を、図1〜図13を参照して以下に説明する。
実施例[1]:図1〜図8
構成例:図1
図1に示す本発明の実施例[1]に係る受信側スイッチ装置(図14参照。)2は、大略、n個の受信ポートPR1〜PRn(以下、符号PRで総称することがある。)からMACフレームFRを受信する受信処理部20と、この受信処理部20により更新及び参照されるMACテーブルTBL1とで構成されている。
また、受信処理部20は、受信ポートPRから受信したMACフレームFRに格納されたアドレス情報AIを抽出し、MACフレームFRが受信された受信ポートの情報(以下、ポート情報)PIと共に出力するフレーム監視部21と、クロック(時刻)tを順次供給するクロック供給部22と、アドレス情報AIとポート情報PI及びクロックtとを対応付けてMACテーブルTBL1に登録(更新)すると共にMACテーブルTBL1を参照することにより同一のアドレス情報が付されたMACフレームの受信ポートの変化を検出した時、これを示す受信ポート変化検出信号SGをフレーム監視部21に与えるMACテーブル管理部23と、受信ポートPRに発生する受信障害を検出した時、その受信ポートに対してフレーム受信停止指示INSを与える受信障害検出部24とを備えている。
動作例:図2〜図8
次に、本実施例の動作を、初期通信状態時の動作例(1)、伝送障害発生時の動作例(2)、受信ポート変化検出時の動作例(3)、及び伝送障害復旧時の動作例(4)の順に図2〜図8を参照して説明する。
(1) 初期通信状態時の動作例:図2及び図3
図14に示したL2ネットワークNWと同様に2本の物理パスL1及びL2によりリンクアグリゲーションLAを構成している場合を例に取ると、図2に示すように、まず送信側スイッチ装置1内の送信処理部10は、前段のクライアント端末(図示せず)等からMACフレームFR1〜FR3を順次受信する。
ここで、各MACフレームFR1〜FR3には同一の送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”が格納されているとすると、送信処理部10は、図15(1)と同様、全てのMACフレームFR1〜FR3を送信ポートPT1から送出する。
受信側スイッチ装置2内の受信処理部20は、受信ポートPR1から最初にMACフレームFR1を受信する。この時、MACテーブルTBL1中には未だレコードが記録されていないため、受信処理部20は、MACテーブルTBL1に対する初期登録処理を実行する。
すなわち、図3に示すように、MACフレームFR1を受信ポートPR1から受信した時、フレーム監視部21は、MACフレームFR1に格納された送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”をアドレス情報AIとして抽出し、MACフレームFR1が受信された受信ポートPR1を設定したポート情報PIと共にMACテーブル管理部23に与える。
MACテーブル管理部23は、MACテーブルTBL1を参照し、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”に対応するレコードが存在するか否かを判定する。今、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”に対応するレコードが存在しないとすると、MACテーブル管理部23は、クロック供給部22から出力されたクロック(時刻)t1と共に、アドレス情報AI及びポート情報PIをMACテーブルTBL1に登録する。
この場合、MACテーブル管理部23からは図1に示した受信ポート変化信号SGが出力されないため、フレーム監視部21は、MACフレームFR1を後段に転送する。
(2) 伝送障害発生時の動作例:図4
図4に示すように、図2に示したMACフレームFR3の送出後に例えば送信ポートPT1と中継装置3_1との間で伝送障害FLが発生したとすると、送信側スイッチ装置1内の送信処理部10は、図14に示した従来例と同様にして伝送障害FLの発生を検出する。
この時、送信処理部10は、従来例とは異なり、MACフレームFR3に次いで受信したMACフレームFR4を、切替待ち時間TWを待機すること無く即座に送信ポートPT2から送出する。
一方、受信側スイッチ装置2においては、伝送障害発生前にパスL2中に送出されたMACフレームFR2を受信ポートPR1から受信する。この時、受信処理部20は、上記の動作例(1)でMACテーブルTBL1に登録したアドレス情報(送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”)に対応するポート情報(受信ポートPR1)を参照する。MACフレームFR2が受信された受信ポートPR1とMACテーブルTBL1から参照したポート情報とが一致するため、受信処理部20は、MACフレームFR2を後段に転送する。
(3) 受信ポート変化検出時の動作例:図5及び図6
図5に示す如くパスL1の経路長PL1がパスL2の経路長PL2より大きいため、パスL1中に送出されたMACフレームFR3より先にMACフレームFR4が受信ポートPR2から受信されたとすると、受信処理部20は、このMACフレームFR4に格納された送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”をアドレス情報としてMACテーブルTBL1を参照することにより、同一のアドレス情報が格納されたMACフレームの受信ポートがPR1からPR2に変化したことを検出する。
すなわち、図6(1)に示すように、フレーム監視部21とMACテーブル管理部23の相互動作により、MACテーブル管理部23が、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”に対応するポート情報PI=“受信ポートPR1”をMACテーブルTBL1から取得する。今、MACフレームFR4が受信された受信ポートPR2とMACテーブルTBL1から取得したポート情報PI=“受信ポートPR1”とが異なるため、MACテーブル管理部23は、受信ポートの変化を検出して受信ポート変化検出信号SGをフレーム監視部21に与える。
これを受けたフレーム監視部21は、MACフレームFR4を後段に転送する。
以降、受信ポート変化検出信号SGが再度入力されるまで、フレーム監視部21は、受信ポートPR2から受信したMACフレームを取り込み、受信ポートPR1から受信したMACフレームを廃棄する。
また、MACテーブル管理部23は、MACテーブルTBL1中の送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”に対応するポート情報PI及びクロックtを、受信ポートPR2及びクロック供給部22から出力されたクロックt2にそれぞれ更新する。
一方、同図(2)に示すように、MACフレームFR4に次いで受信ポートPR1からMACフレームFR3を受信した時、フレーム監視部21とMACテーブル管理部23の相互動作により、MACテーブル管理部23が、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”に対応するポート情報PI=“受信ポートPR2”をMACテーブルTBL1から取得する。
この時、MACフレームFR3が受信された受信ポートPR1とMACテーブルTBL1から取得したポート情報PI=“受信ポートPR2”とが異なるが、MACテーブル管理部23は、同図(1)の場合とは異なり、クロック供給部22から出力されたクロックt3を参照し、同図(1)に示したMACテーブルTBL1の更新時刻t2からの経過時間(t3−t2)がパスL2に対するパスL1の伝送遅延時間値TDを越えているか否かを判定する。
今、経過時間(t3−t2)が伝送遅延時間値TDを越えていないとすると、MACテーブル管理部23は、MACフレームFR3が伝送障害発生時にパスL1中に残留していたフレームであることを認識し、受信ポート変化検出信号SGを出力しない。このため、フレーム監視部21は、MACフレームFR3を廃棄し、後段には転送しない。
一方、経過時間(t3−t2)が伝送遅延時間値TDを越えている場合には、MACテーブル管理部23は、MACフレームFR3が残留フレームでは無い(すなわち、送信側スイッチ装置1により送信ポートの切戻しが行われた)と判断する。この場合、下記の動作例(4)に示す伝送障害復旧時の動作が行われることとなる。
なお、3本以上の物理パスによりリンクアグリゲーションLAを構成する場合、上記の伝送遅延時間値TDには、経路長が最小(又は伝送速度が最小)のパスに対する経路長が最大(又は伝送速度が最大)のパスの伝送遅延時間(すなわち、パス同士間で生じ得る最大伝送遅延時間)を設定すれば良い。
また、この後、図5に示す送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”が格納されたMACフレームFR5及びFR6を受信ポートPR2から受信した時、受信処理部20は、MACフレームFR5及びFR6を後段に転送する。
このようにして、送信側スイッチ装置1による送信ポート切替に伴ってパスL1中に残留したMACフレームFR3のみが廃棄されることとなり、以て受信側スイッチ装置2の後段に送出されるMACフレームには図示の如く順序逆転が発生しない。
(4) 伝送障害復旧時の動作例:図7
図7に示すように、送信ポートPT1と中継装置3_1との間で発生していた伝送障害FLが復旧すると、送信側スイッチ装置1内の送信処理部10は、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”が格納された後続のMACフレームFR7〜FR9を、伝送障害発生前と同様に送信ポートPT1から送出する。
MACフレームFR7を受信ポートPR1から受信した時(但し、上記の動作例(3)で示したMACテーブルTBL1の更新時刻t2から既に伝送遅延時間値TDが経過しているものとする。)、受信処理部20は、上記の動作例(3)と同様にしてMACテーブルTBL1を参照することにより、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”が格納されたMACフレームFR7を受信ポートPR2では無く受信ポートPR1から受信したこと(すなわち、送信側スイッチ装置1により送信ポートの切戻しが行われたこと)を検出し、MACフレームFR7を後段に転送する。また、受信処理部20は、上記の動作例(3)と同様にしてMACテーブルTBL1中の送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”に対応するポート情報及びクロックを、受信ポートPR1及びクロックt4(MACフレームFR7受信時のクロック)にそれぞれ更新する。
この後、MACフレームFR8及びFR9を受信ポートPR1から受信した時、受信処理部20は、これらのMACフレームFR8及びFR9を後段に転送する。
また、MACフレームFR9を受信ポートPR1から受信した後に所定期間に亘って後続のMACフレームが受信されない場合、受信処理部20は、MACテーブルTBL1中からポート情報として受信ポートPR1が設定されている全てのレコードを検索して消去する。
以降、受信ポートPR1から新たにMACフレームが受信されると、上記の動作例(1)で示したMACテーブル初期登録処理が実行されることとなる。
また、上記の動作例(1)〜(4)と並行して、図1に示した受信障害検出部24は、受信ポートPR1及びPR2に発生する受信障害を監視する。
すなわち、図8に示すように、例えば受信ポートPR1に受信障害FPが発生したとすると、これを検出した受信障害検出部24は、受信ポートPR1に対してフレーム受信停止指示INSを与えて強制的にMACフレームFRの受信転送を停止させる。
これに応じて、送信側スイッチ装置1が、中継装置3_1及び3_2を経由して伝送障害の発生を検出することとなる。
なお、送信側スイッチ装置1が、伝送障害復旧時の送信ポート切戻しを行わないような場合(すなわち、システム要求等により送信ポート切替が1回のみ許容されている場合)には、受信処理部20は、上記の動作例(3)に示したMACテーブルTBL1の更新処理及び伝送遅延時間値TDに関する判定処理を実行する必要は無い。
実施例[2]:図9〜図13
構成例:図9
図9に示す本発明の実施例[2]に係る受信側スイッチ装置2は、図1に示したMACテーブルTBL1及びこれを管理するMACテーブル管理部23に代えて、ハッシュテーブルTBL2及びこれを管理するハッシュテーブル管理部25を備えている点が上記の実施例[1]と異なっている。
ハッシュテーブル管理部25は、送信側スイッチ装置1と同一のハッシュ演算式EXPを用いてフレーム監視部21から出力されたアドレス情報AIに対してハッシュ演算を施し、その演算結果CRとポート情報PI及びクロックtとを対応付けてハッシュテーブルTBL2に登録(更新)すると共に、ハッシュテーブルTBL2を参照することによりMACフレームの受信ポート変化を検出する。
ここで、上記のハッシュ演算式EXPは、保守者端末(図示せず)から設定される他、送信側スイッチ装置1からの制御フレーム(図示せず)により取得することができる。
動作例:図10〜図13
次に、本実施例の動作を、上記の実施例[1]と同様、初期通信状態時の動作例(1)、伝送障害発生時の動作例(2)、受信ポート変化検出時の動作例(3)、及び伝送障害復旧時の動作例(4)の順に図10〜図13をそれぞれ参照して説明する。
なお、受信障害検出部24の動作は上記の実施例[1]と同様であるため、説明を省略する。
(1) 初期通信状態時の動作例:図10
図10に示すように、上記の実施例[1]と同様にL2ネットワークNWにおいて2本の物理パスL1及びL2によりリンクアグリゲーションLAを構成している場合を例に取ると、送信側スイッチ装置1内の送信処理部10は、同一の送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”がそれぞれ格納されたMACフレームFR1〜FR3、並びに送信元MACアドレスSA=“r”及び宛先MACアドレスDA=“s”が格納されたMACフレームFR4を順次受信する。
ここで、送信処理部10は、送信元MACアドレスSA及び宛先MACアドレスDAに対するハッシュ演算結果CRが“X”である時、送信ポートPT1を介してMACフレームFRを送出し、ハッシュ演算結果CRが“Y”である時、送信ポートPT2を介してMACフレームFRを送出するものとする。
送信処理部10は、まずMACフレームFR1に格納された送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”に対して演算式EXPを用いてハッシュ演算を施す。この演算結果CRが“X”であるとすると、送信処理部10は、MACフレームFR1を送信ポートPT1から送出する。
MACフレームFR2及びFR3にはMACフレームFR1と同一の送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”が格納されているため、送信処理部10は、ハッシュ演算結果CR=“X”を得てこれらのMACフレームFR2及びFR3を送信ポートPT1から送出する。
また、MACフレームFR4にはMACフレームFR1〜FR3とは異なる送信元MACアドレスSA=“r”及び宛先MACアドレスDA=“s”が格納されているが、同一のハッシュ演算結果CR=“X”が得られたとすると、送信処理部10は、MACフレームFR4を送信ポートPT1から送出する。
これに伴い、受信側スイッチ装置2内の受信処理部20は、受信ポートPR1から最初にMACフレームFR1を受信する。この時、ハッシュテーブルTBL2中には未だレコードが記録されていないため、受信処理部20は、ハッシュテーブルTBL2に対する初期登録処理を実行する。
すなわち、図9に示したハッシュテーブル管理部25が、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”に対してハッシュ演算を施し、ハッシュ演算結果CR=“X”を得る。そして、ハッシュテーブル管理部25は、ハッシュテーブルTBL2を参照し、ハッシュ演算結果CR=“X”に対応するレコードが存在するか否かを判定する。今、ハッシュ演算結果CR=“X”に対応するレコードが存在しないとすると、ハッシュテーブル管理部25は、クロック供給部22から出力されたクロックt1と共に、ハッシュ演算結果CR=“X”及びポート情報PI=“受信ポートPR1”をハッシュテーブルTBL2に図10に示す如く登録する。
この場合、ハッシュテーブル管理部25からは図9に示した受信ポート変化信号SGが出力されないため、フレーム監視部21は、MACフレームFR1を後段に転送する。
(2) 伝送障害発生時の動作例:図11
図11に示すように、図10に示したMACフレームFR4の送出後に例えば送信ポートPT1と中継装置3_1との間で伝送障害FLが発生したとすると、送信側スイッチ装置1内の送信処理部10は、上記の実施例[1]と同様、伝送障害FLの発生を検出し、MACフレームFR4に次いで受信したMACフレームFR5を即座に送信ポートPT2から送出する。
一方、受信側スイッチ装置2においては、伝送障害発生前にパスL2中に送出されたMACフレームFR2を受信ポートPR1から受信する。この時、受信処理部20は、上記の動作例(1)でハッシュテーブルTBL2に登録したハッシュ演算結果(X)に対応するポート情報(受信ポートPR1)を参照する。MACフレームFR2が受信された受信ポートPR1とハッシュテーブルTBL2から参照したポート情報とが一致するため、受信処理部20は、MACフレームFR2を後段に転送する。
(3) 受信ポート変化検出時の動作例:図12
図12に示す如くパスL1の経路長PL1がパスL2の経路長PL2より大きいため、パスL1中に送出されたMACフレームFR3及びFR4より先にMACフレームFR5が受信ポートPR2から受信されたとすると、受信処理部20は、このMACフレームFR5に格納された送信元MACアドレスSA=“r”及び宛先MACアドレスDA=“s”に対してハッシュ演算を施してハッシュ演算結果CR=“X”を得る。
そして、受信処理部20は、ハッシュ演算結果CR=“X”に対応するポート情報=“受信ポートPR1”をハッシュテーブルTBL2から取得する。今、MACフレームFR5が受信された受信ポートPR2とハッシュテーブルTBL2から取得したポート情報=“受信ポートPR1”とが異なるため、受信処理部20は、受信ポート変化を検出し、MACフレームFR5を後段に転送する。
このように、MACフレームFR5に格納された送信元MACアドレスSA=“r”及び宛先MACアドレスDA=“s”と、上記の動作例(1)で示したハッシュテーブルTBL2の登録処理に用いたMACフレームFR1に格納された送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”とが互いに異なるが、ハッシュ演算結果CRが同一の“X”となるため、受信処理部20は、受信ポート変化を検出することができる。
以降、受信ポート変化が再検出されるまで、受信処理部20は、受信ポートPR2から受信したMACフレームを取り込み、受信ポートPR1から受信したMACフレームを廃棄する。
また、受信処理部20は、ハッシュテーブルTBL2中のハッシュ演算結果=“X”に対応するポート情報及びクロックを、受信ポートPR2及びクロックt2(MACフレームFR5受信時のクロック)にそれぞれ更新する。
一方、MACフレームFR5に次いで受信ポートPR1からMACフレームFR3及びFR4を受信した時、受信処理部20は、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”に対してハッシュ演算を施してハッシュ演算結果CR=“X”を得る。
そして、受信処理部20は、ハッシュ演算結果CR=“X”に対応するポート情報=“受信ポートPR2”をハッシュテーブルTBL2から取得する。この時、MACフレームFR3及びFR4が受信された受信ポートPR1とハッシュテーブルTBL2から取得したポート情報=“受信ポートPR2”とが異なるが、受信処理部20は、上記の実施例[1]と同様、ハッシュテーブルTBL2の更新時刻t2からの経過時間がパスL2に対するパスL1の伝送遅延時間値TDを越えているか否かを判定する。
今、経過時間が伝送遅延時間値TDを越えていないとすると、受信処理部20は、MACフレームFR3及びFR4が伝送障害発生時にパスL1中に残留していたフレームであると判断し、受信ポート変化を検出せずにMACフレームFR3及びFR4を廃棄する。
一方、経過時間が伝送遅延時間値TDを越えている場合には、受信処理部20は、下記の動作例(4)に示す伝送障害復旧時の動作を行う。
また、この後、送信元MACアドレスSA=“r”及び宛先MACアドレスDA=“s”が格納されたMACフレームFR6並びに送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”が格納されたMACフレームFR7を受信ポートPR2から受信した時(すなわち、ハッシュ演算結果CR=“X”が成立するMACフレームを受信ポートPR2から受信した時)、受信処理部20は、MACフレームFR6及びFR7を後段に転送する。
(4) 伝送障害復旧時の動作例:図13
図13に示すように、送信ポートPT1と中継装置3_1との間で発生していた伝送障害FLが復旧すると、送信側スイッチ装置1内の送信処理部10は、送信元MACアドレスSA=“x”及び宛先MACアドレスDA=“y”が格納された後続のMACフレームFR8及びFR9、並びに送信元MACアドレスSA=“r”及び宛先MACアドレスDA=“s”が格納された後続のMACフレームFR10を、伝送障害発生前と同様に送信ポートPT1から送出する。
MACフレームFR8を受信ポートPR1から受信した時(但し、上記の動作例(3)で示したハッシュテーブルTBL2の更新時刻t2から既に伝送遅延時間値TDが経過しているものとする。)、受信処理部20は、上記の動作例(3)と同様にしてハッシュテーブルTBL2を参照することにより、ハッシュ演算結果CR=“X”となるMACフレームFR8を受信ポートPR2では無く受信ポートPR1から受信したこと(すなわち、送信側スイッチ装置1により送信ポートの切戻しが行われたこと)を検出し、MACフレームFR8を後段に転送する。また、受信処理部20は、上記の動作例(3)と同様にしてハッシュテーブルTBL2中のハッシュ演算結果=“X”に対応するポート情報及びクロックを、受信ポートPR1及びクロックt3(MACフレームFR8受信時のクロック)にそれぞれ更新する。
この後、MACフレームFR9及びFR10を受信ポートPR1から受信した時、受信処理部20は、これらのMACフレームFR9及びFR10を後段に転送する。
また、MACフレームFR10を受信ポートPR1から受信した後に所定期間に亘って後続のMACフレームが受信されない場合、受信処理部20は、ハッシュテーブルTBL2中からポート情報として受信ポートPR1が設定されている全てのレコードを検索して消去する。
なお、送信側スイッチ装置1が、伝送障害復旧時の送信ポート切戻しを行わないような場合には、受信処理部20は、上記の動作例(3)に示したハッシュテーブルTBL2の更新処理及び伝送遅延時間値TDに関する判定処理を実行する必要は無い。
なお、上記実施例によって本発明は限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づき、当業者によって種々の変更が可能なことは明らかである。
例えば、本発明が3本以上の物理パスによりリンクアグリゲーションを構成するネットワークに適用可能であることは言うまでも無い。これは、同一のアドレス情報(又は同一のハッシュ演算結果が得られるアドレス情報)が格納されたMACフレームを最初に受信していた受信ポートと、伝送障害発生後に受信した受信ポートとを検知できれば良いからである。
また、上記の実施例では、MACフレームFRに格納された送信元MACアドレスSA及び宛先MACアドレスDAをアドレス情報AIとして用いる場合を扱ったが、これを送信側スイッチ装置1が送出先ポートの決定に用いるアドレス情報に合わせて適宜変更(すなわち、送信元MACアドレスSA及び宛先MACアドレスDAの一方、或いは図16に示したVLANタグTGをアドレス情報AIとすること)することができる。この場合も上記の説明は同様に適用される。
(付記1)
一の物理ポートから受信したフレームのアドレス情報を、該一の物理ポートと対応付けて記憶する第1ステップと、
該記憶したアドレス情報と同一のアドレス情報が格納されたフレームを他の物理ポートから受信したことを検出した時、該他の物理ポートから受信したフレームを取り込み、該一の物理ポートから受信した後続のフレームを廃棄する第2ステップと、
を備えたことを特徴とする経路切替方法。
(付記2)付記1において、
該第1ステップが、該アドレス情報と、該フレームが受信された物理ポートとを対応付けたテーブルを作成する第3ステップを含み、
該第2ステップが、該テーブルにより、各物理ポートからその後に受信した後続のフレームに格納されたアドレス情報に対応する物理ポートを順次参照し、該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出する第4ステップと、該他の物理ポートから受信したフレームを取り込み、該一の物理ポートから受信した後続のフレームを廃棄する第5ステップとを含むことを特徴とした経路切替方法。
(付記3)付記2において、
該第4ステップが、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出した時、該テーブルから参照した物理ポートを該他の物理ポートに更新する第6ステップをさらに含むことを特徴とした経路切替方法。
(付記4)付記3において、
該第6ステップが、該テーブルの更新時刻を該アドレス情報と対応付けて該テーブルに記録するステップを含み、
該第4ステップが、該テーブルを更新した後に該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定し且つ該更新時刻から各物理ポートに接続されたパス同士間の最大伝送遅延時間が経過した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該一の物理ポートから再び受信したことを検出するステップをさらに含むことを特徴とした経路切替方法。
(付記5)付記2において、
該第2ステップが、該物理ポートから該フレームを受信した最新の時点から所定期間が経過した時、該テーブルから該物理ポート及びこれに対応する該アドレス情報を消去するステップをさらに含むことを特徴とした経路切替方法。
(付記6)付記2において、
該フレームが、その送信元において該アドレス情報に対するハッシュ演算結果に従って送出されたものであり、
該第3ステップが、該アドレス情報に対して該送信元と同一のハッシュ演算を施して得た演算結果と、該フレームが受信された物理ポートとを対応付けて該テーブルに記憶するステップを含み、
該第4ステップが、該テーブルにより、各物理ポートからその後に受信した後続のフレームに格納されたアドレス情報に対して該ハッシュ演算を施して得た演算結果に対応する物理ポートを順次参照するステップを含むことを特徴とした経路切替方法。
(付記7)付記6において、
該第4ステップが、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出した時、該テーブルから参照した物理ポートを該他の物理ポートに更新する第6ステップをさらに含むことを特徴とした経路切替方法。
(付記8)付記7において、
該第6ステップが、該テーブルの更新時刻を該演算結果と対応付けて該テーブル中に記録するステップを含み、
該第4ステップが、該テーブルを更新した後に該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定し且つ該更新時刻から各物理ポートに接続されたパス同士間の最大伝送遅延時間が経過した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該一の物理ポートから再び受信したことを検出するステップをさらに含むことを特徴とした経路切替方法。
(付記9)付記6において、
該第2ステップが、該物理ポートから該フレームを受信した最新の時点から所定期間が経過した時、該テーブルから該物理ポート及びこれに対応する該演算結果を消去するステップをさらに含むことを特徴とした経路切替方法。
(付記10)付記6において、
該第3ステップが、該ハッシュ演算の演算式を該送信元からの制御フレームにより取得するステップを含むことを特徴とした経路切替方法。
(付記11)付記1において、
各物理ポートに発生する受信障害を検出すると共に、該受信障害を検出した物理ポートからのフレーム受信を停止する第3ステップをさらに備えたことを特徴とする経路切替方法。
(付記12)付記1から11のいずれか一つにおいて、
該フレームがMACフレームである場合、該アドレス情報として、該MACフレーム中に含まれる送信元MACアドレス若しくは宛先MACアドレスの少なくとも一方、又はVLANタグを用いることを特徴とした経路切替方法。
(付記13)
一の物理ポートから受信したフレームのアドレス情報を、該一の物理ポートと対応付けて記憶する第1手段と、
該記憶したアドレス情報と同一のアドレス情報が格納されたフレームを他の物理ポートから受信したことを検出した時、該他の物理ポートから受信したフレームを取り込み、該一の物理ポートから受信した後続のフレームを廃棄する第2手段と、
を備えたことを特徴とする経路切替装置。
(付記14)付記13において、
該第1手段が、該アドレス情報と、該フレームが受信された物理ポートとを対応付けたテーブルを作成する第3手段を含み、
該第2手段が、該テーブルにより、各物理ポートからその後に受信した後続のフレームに格納されたアドレス情報に対応する物理ポートを順次参照し、該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出する第4手段と、該他の物理ポートから受信したフレームを取り込み、該一の物理ポートから受信した後続のフレームを廃棄する第5手段とを含むことを特徴とした経路切替装置。
(付記15)付記14において、
該第4手段が、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出した時、該テーブルから参照した物理ポートを該他の物理ポートに更新する第6手段をさらに含むことを特徴とした経路切替装置。
(付記16)付記15において、
該第6手段が、該テーブルの更新時刻を該アドレス情報と対応付けて該テーブルに記録する手段を含み、
該第4手段が、該テーブルを更新した後に該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定し且つ該更新時刻から各物理ポートに接続されたパス同士間の最大伝送遅延時間が経過した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該一の物理ポートから再び受信したことを検出する手段をさらに含むことを特徴とした経路切替装置。
(付記17)付記14において、
該第2手段が、該物理ポートから該フレームを受信した最新の時点から所定期間が経過した時、該テーブルから該物理ポート及びこれに対応する該アドレス情報を消去する手段をさらに含むことを特徴とした経路切替装置。
(付記18)付記14において、
該フレームが、その送信元において該アドレス情報に対するハッシュ演算結果に従って送出されたものであり、
該第3手段が、該アドレス情報に対して該送信元と同一のハッシュ演算を施して得た演算結果と、該フレームが受信された物理ポートとを対応付けて該テーブルに記憶する手段を含み、
該第4手段が、該テーブルにより、各物理ポートからその後に受信した後続のフレームに格納されたアドレス情報に対して該ハッシュ演算を施して得た演算結果に対応する物理ポートを順次参照する手段を含むことを特徴とした経路切替装置。
(付記19)付記18において、
該第4手段が、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出した時、該テーブルから参照した物理ポートを該他の物理ポートに更新する第6手段をさらに含むことを特徴とした経路切替装置。
(付記20)付記19において、
該第6手段が、該テーブルの更新時刻を該演算結果と対応付けて該テーブル中に記録する手段を含み、
該第4手段が、該テーブルを更新した後に該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定し且つ該更新時刻から各物理ポートに接続されたパス同士間の最大伝送遅延時間が経過した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該一の物理ポートから再び受信したことを検出する手段をさらに含むことを特徴とした経路切替装置。
(付記21)付記18において、
該第2手段が、該物理ポートから該フレームを受信した最新の時点から所定期間が経過した時、該テーブルから該物理ポート及びこれに対応する該演算結果を消去する手段をさらに含むことを特徴とした経路切替装置。
(付記22)付記18において、
該第3手段が、該ハッシュ演算の演算式を該送信元からの制御フレームにより取得する手段を含むことを特徴とした経路切替装置。
(付記23)付記13において、
各物理ポートに発生する受信障害を検出すると共に、該受信障害を検出した物理ポートからのフレーム受信を停止する第3手段をさらに備えたことを特徴とする経路切替装置。
(付記24)付記13から23のいずれか一つにおいて、
該フレームがMACフレームである場合、該アドレス情報として、該MACフレーム中に含まれる送信元MACアドレス若しくは宛先MACアドレスの少なくとも一方、又はVLANタグを用いることを特徴とした経路切替装置。
本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[1]の構成例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[1]の初期通信状態時の動作例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[1]に用いる受信処理部のMACテーブル初期登録処理例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[1]の伝送障害発生時の動作例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[1]の受信ポート変化検出時の動作例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[1]に用いる受信処理部の受信ポート変化検出処理例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[1]の伝送障害復旧時の動作例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[1]に用いる受信障害検出部の動作例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[2]の構成例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[2]の初期通信状態時の動作例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[2]の伝送障害発生時の動作例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[2]の受信ポート変化検出時の動作例を示したブロック図である。 本発明に係る経路切替方法及び装置の実施例[2]の伝送障害復旧時の動作例を示したブロック図である。 リンクアグリゲーションを適用したL2ネットワークの一般的な構成例を示したブロック図である。 従来の送信処理部の構成例及び動作例を示したブロック図である。 MACフレームのフォーマット例を示したブロック図である。
符号の説明
1 送信側スイッチ装置
2 受信側スイッチ装置
10 送信処理部
20 受信処理部
21 フレーム監視部
22 クロック供給部
23 MACテーブル管理部
24 受信障害検出部
25 ハッシュテーブル管理部
TBL1 MACテーブル
TBL2 ハッシュテーブル
NW L2ネットワーク
LA リンクアグリゲーション
L1, L2 パス
PL1, PL2 経路長
PT, PT1, PT2 送信ポート
PR, PR1, PR2 受信ポート
FR, FR1〜FR10 MACフレーム
SA 送信元MACアドレス
DA 宛先MACアドレス
TG VLANタグ
AI アドレス情報
PI ポート情報
t, t1〜t4 クロック(時刻)
TD 伝送遅延時間値
SG 受信ポート変化検出信号
INS フレーム受信停止指示
EXP ハッシュ演算式
CR ハッシュ演算結果
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (6)

  1. 一の物理ポートから受信したフレームのアドレス情報を、該一の物理ポートと対応付けて記憶する第1ステップと、
    該記憶したアドレス情報と同一のアドレス情報が格納されたフレームを他の物理ポートから受信したことを検出した時、該他の物理ポートから受信したフレームを取り込み、該一の物理ポートから受信した後続のフレームを廃棄する第2ステップと、
    を備えたことを特徴とする経路切替方法。
  2. 請求項1において、
    該第1ステップが、該アドレス情報と、該フレームが受信された物理ポートとを対応付けたテーブルを作成する第3ステップを含み、
    該第2ステップが、該テーブルにより、各物理ポートからその後に受信した後続のフレームに格納されたアドレス情報に対応する物理ポートを順次参照し、該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出する第4ステップと、該他の物理ポートから受信したフレームを取り込み、該一の物理ポートから受信した後続のフレームを廃棄する第5ステップとを含むことを特徴とした経路切替方法。
  3. 請求項2において、
    該第4ステップが、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該他の物理ポートから受信したことを検出した時、該テーブルから参照した物理ポートを該他の物理ポートに更新する第6ステップをさらに含むことを特徴とした経路切替方法。
  4. 請求項3において、
    該第6ステップが、該テーブルの更新時刻を該アドレス情報と対応付けて該テーブルに記録するステップを含み、
    該第4ステップが、該テーブルを更新した後に該参照した物理ポートと該後続のフレームを受信した物理ポートとが異なると判定し且つ該更新時刻から各物理ポートに接続されたパス同士間の最大伝送遅延時間が経過した時、該同一のアドレス情報が格納されたフレームを該一の物理ポートから再び受信したことを検出するステップをさらに含むことを特徴とした経路切替方法。
  5. 請求項2において、
    該フレームが、その送信元において該アドレス情報に対するハッシュ演算結果に従って送出されたものであり、
    該第3ステップが、該アドレス情報に対して該送信元と同一のハッシュ演算を施して得た演算結果と、該フレームが受信された物理ポートとを対応付けて該テーブルに記憶するステップを含み、
    該第4ステップが、該テーブルにより、各物理ポートからその後に受信した後続のフレームに格納されたアドレス情報に対して該ハッシュ演算を施して得た演算結果に対応する物理ポートを順次参照するステップを含むことを特徴とした経路切替方法。
  6. 一の物理ポートから受信したフレームのアドレス情報を、該一の物理ポートと対応付けて記憶する第1手段と、
    該記憶したアドレス情報と同一のアドレス情報が格納されたフレームを他の物理ポートから受信したことを検出した時、該他の物理ポートから受信したフレームを取り込み、該一の物理ポートから受信した後続のフレームを廃棄する第2手段と、
    を備えたことを特徴とする経路切替装置。
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