JP2009112059A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】LAG設定する複数の回線IF11、12のテーブルに同じエントリ情報を格納する。こうすることで、異なるIFでも同一のLSPへの多重が可能である。また、回線IF11をOAM ACTとし、回線IF12をOAM SBY(スタンバイ)と設定する。OAMフレームの挿入処理はOAM ACTポートのみが行う。こうすることで、対向するMPLS通信装置において、規定数以上のCVフレーム受信を防ぐことが可能である。また、スイッチの転送テーブルを、ネットワーク側からのフレームに対しては、OAM ACTの回線IF11に転送するように設定する。OAM SBYとした回線IF12は、CV受信による障害検出を行わない。こうすることで、OAM未受信による障害誤検出を防止することが可能である。
【選択図】図15
Description
また、MPLS(Multi−Protocol Label Switching)通信装置には、例えばVLANからMPLS LSP(Label Switching Path)コネクションを決定するものがある。MPLS OAM(Operations、Administration and Maintenance)によるメンテナンス機能を備えるMPLS通信装置は、コネクションのエンド トゥ エンド(EtoE)の接続性を導通性確認(CV)フレームを定期的に転送することで監視する。各インタフェースは、CVフレーム未受信となると障害発生と判断し、コネクションを0系から1系へと切り替える。
また、LAGに対応する装置と、MPLS OAM機能を有するMPLS通信装置を接続したシステムは知られていない。これらを接続すると、例えば、以下の点が課題となる。
LAGは、複数の物理ポートをまとめて1つの論理ポートとして利用している。LAGポートからMPLS通信装置に入力されるVLANフローは、物理ポート(回線インタフェース)が違っても同一のMPLS LSPコネクションで転送する必要がある。しかし、従来のMPLS通信装置では、異なるIFに入力するフローを同一のMPLS LSPコネクションで転送できない場合があった。
また、装置Aのスイッチ部は、LSP ID(ラベル)でフレーム転送先を振り分けるため、装置Bから装置Aへのトラヒックは、LAGポートに対応する複数の物理ポートのうちのひとつに偏る。そのため、トラヒックを受信できない物理ポートでは、CVフレームを受信できない。CVフレームを受信できなかった物理ポートは、障害を誤検出することがある。
本発明は、以上の点に鑑み、リンクアグリゲーションによるイーサネット区間の冗長化と、MPLS OAMによるメンテナンス機能によるMPLS区間の冗長化の提供が可能な通信装置を提供することを目的とする。また、本発明は、リンクアグリゲーションに対応する複数のインタフェースで受信されたフレームを同一のパスへ転送することを目的のとする。本発明は、MPLS OAMの障害の誤検出を防ぐことを目的とする。さらに、本発明は、ユーザフレームをリンクアグリゲーションに対応する複数のインタフェースのひとつに偏らないようにすることを目的のひとつとする。
複数ある物理ポートのうちのひとつをOAM ACT(アクト)とし、それ以外のポートをOAM SBY(スタンバイ)と定義する。OAMフレームの送信は、OAM ACTポートのみが行う。こうすることで、対向するMPLS通信装置において、規定数以上のCVフレーム受信を防ぐことが可能である。
OAM ACTと定義したポートのみ、OAMフレームを受信する。それ以外のポートはOAM SBYとし、CV受信による障害検出を行わない。例えば、スイッチの転送テーブルの設定を、MPLSネットワーク側から受信されたフレームに対しては、転送先をOAM ACTに設定した物理ポートとすることで、OAMフレームはOAM ACTポートで終端可能となる。こうすることで、OAM未受信による障害誤検出を防止することが可能である。
また、イーサネットリンクの障害により、OAM ACTポートが閉塞した場合、OAM SBYポートをACTに切り替える。さらに、スイッチによる転送先を切り替え後のOAM ACTポートに変更する。OAM SBYポートが複数ある場合には、優先順位をつけてもよい。
複数の物理ポートを束ねて論理的なひとつのポートとして使用し、受信フレームの出力先が該論理的なポートであるリンクアグリゲーションポートの場合、該フレームをリンクアグリゲーションポートのいずれかの物理ポートへ転送する第1の通信装置と接続され、及び、第1のパス及び第2のパスにより冗長構成をとる通信網を介して第2の通信装置と接続され、前記第1の通信装置から入力したフレームをラベルでカプセル化して前記第2の通信装置に転送し、前記第2の通信装置から入力したフレームからラベルを除去してデカプセル化して前記第1の通信装置へ転送するための通信装置であって、
第1のパスに接続するための第1のインタフェース部と、
第2のパスに接続するための第2のインタフェース部と、
リンクアグリゲーションポートを構成する前記第1の通信装置の第1の物理ポートに接続するための第3のインタフェース部と、
リンクアグリゲーションポートを構成する前記第1の通信装置の第2の物理ポートに接続するための第4のインタフェース部と、
第1のパス及び第2のパスのラベルに対応して、前記第1乃至第4のインタフェース部の識別子が出力先情報として記憶された転送テーブルを有し、ラベルが付与されたフレームの該ラベルに基づき前記転送テーブルを参照して、対応する出力先情報に従いフレームを転送するスイッチ部と
を備え、
前記第3のインタフェース部が障害検出のアクト系か又はスタンバイ系かが設定される第1の記憶部を有し、及び、該第1の記憶部がアクト系に設定され、
前記第4のインタフェース部が障害検出のアクト系か又はスタンバイ系かが設定される第2の記憶部を有し、及び、該第2の記憶部がスタンバイ系に設定され、
前記第3のインタフェース部は、前記第1の通信装置の第1の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを第1のパスのラベルでカプセル化し、前記スイッチ部により第1のパスを介して該ユーザフレームを第2の通信装置に転送し、
前記第4のインタフェース部は、前記第1の通信装置の第2の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを第1のパスのラベルでカプセル化し、前記スイッチ部により第1のパスを介して該ユーザフレームを第2の通信装置に転送し、
前記第3のインタフェース部は、アクト系に設定された前記第1の記憶部に従い、導通確認フレームを前記第2の通信装置に送信し、
前記第4のインタフェース部は、スタンバイ系に設定された前記第2の記憶部に従い、導通確認フレームを前記第2の通信装置に送信せず、
前記転送テーブルは、第1及び第2のパスを介して前記第1及び前記第2のインタフェース部で受信される下り方向のラベルに対応する出力先情報として、アクト系に設定された前記第3のインタフェース部の識別子が少なくとも記憶され、前記スイッチ部は、第1のパス及び第2のパスを介して前記第2の通信装置から受信された導通確認フレームを、前記転送テーブルに従い前記第3のインタフェース部に転送し、
前記第3のインタフェース部は、前記第2の通信装置により予め定められた間隔で送信される導通確認フレームを受信し、アクト系に設定された前記第1の記憶部に従い、該導通確認フレームが受信されないことにより第1又は第2のパスの障害を検出し、
前記第4のインタフェース部は、スタンバイ系に設定された前記第2の記憶部に従い、導通確認フレームが受信されないことによる障害の検出を行わない前記通信装置が提供される。
複数の物理ポートを束ねて論理的なひとつのポートとして使用し、受信フレームの出力先が該論理的なポートであるリンクアグリゲーションポートの場合、該フレームをリンクアグリゲーションポートのいずれかの物理ポートへ転送する第1の通信装置と接続され、及び、第1のパス及び第2のパスにより冗長構成をとる通信網を介して第2の通信装置と接続され、前記第1の通信装置から入力したフレームをラベルでカプセル化して前記第2の通信装置に転送し、前記第2の通信装置から入力したフレームからラベルを除去してデカプセル化して前記第1の通信装置へ転送するための通信装置であって、
第1のパスに接続するための第1のインタフェース部と、
第2のパスに接続するための第2のインタフェース部と、
リンクアグリゲーションポートを構成する前記第1の通信装置の第1の物理ポートに接続するための第3のインタフェース部と、
リンクアグリゲーションポートを構成する前記第1の通信装置の第2の物理ポートに接続するための第4のインタフェース部と、
第1のパス及び第2のパスのラベルに対応して、前記第1乃至第4のインタフェース部の識別子が出力先情報として記憶された転送テーブルを有し、ラベルが付与されたフレームの該ラベルに基づき前記転送テーブルを参照して、対応する出力先情報に従いフレームを転送するスイッチ部と
を備え、
前記第3のインタフェース部が障害検出のアクト系か又はスタンバイ系かが設定される第1の記憶部を有し、及び、該第1の記憶部がアクト系に設定され、
前記第4のインタフェース部が障害検出のアクト系か又はスタンバイ系かが設定される第2の記憶部を有し、及び、該第2の記憶部がスタンバイ系に設定され、
前記第3のインタフェース部は、前記第1の通信装置の第1の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを第1のパスのラベルでカプセル化し、前記スイッチ部により第1のパスを介して該ユーザフレームを第2の通信装置に転送し、
前記第4のインタフェース部は、前記第1の通信装置の第2の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを第1のパスのラベルでカプセル化し、前記スイッチ部により第1のパスを介して該ユーザフレームを第2の通信装置に転送し、
前記第3のインタフェース部は、アクト系に設定された前記第1の記憶部に従い、導通確認フレームを前記第2の通信装置に送信し、
前記第4のインタフェース部は、スタンバイ系に設定された前記第2の記憶部に従い、導通確認フレームを前記第2の通信装置に送信せず、
前記転送テーブルは、第1及び第2のパスを介して前記第1及び前記第2のインタフェースで受信される下り方向のラベルに対応して、ユーザフレームに対する第1の出力先情報としてリンクアグリゲーションを示す識別子と、導通確認フレームに対する第2の出力先情報としてアクト系に設定された前記第3のインタフェース部の識別子とが少なくとも記憶され、
前記スイッチ部は、
前記第2の通信装置から受信されたフレームがユーザフレームか又は導通確認フレームかを識別し、
ユーザフレームの場合には、前記転送テーブルの第1の出力先情報が示すリンクアグリゲーションに属するインタフェース部のひとつを、予め定められた規則に基づき選択して、選択されたインタフェース部を介して前記第1の通信装置にフレームを転送し、
導通確認フレームの場合には、前記転送テーブルの第2の出力先情報に従い前記第3のインタフェースにフレームを転送し、
前記第3のインタフェース部は、前記第2の通信装置により予め定められた間隔で送信される導通確認フレームを受信し、アクト系に設定された前記第1の記憶部に従い、該導通確認フレームが受信されないことにより第1又は第2のパスの障害を検出し、
前記第4のインタフェース部は、スタンバイ系に設定された前記第2の記憶部に従い、導通確認フレームが受信されないことによる障害の検出を行わない前記通信装置が提供される。
複数の物理ポートを束ねて論理的なひとつのポートとして使用し、受信フレームの出力先が該論理的なポートであるリンクアグリゲーションポートの場合、該フレームをリンクアグリゲーションポートのいずれかの物理ポートへ転送する第1の通信装置と、
第1のパス及び第2のパスにより冗長構成をとる通信網を介して接続される第2の通信装置と、
前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置に接続され、前記第1の通信装置から入力したフレームをラベルでカプセル化して前記第2の通信装置に転送し、前記第2の通信装置から入力したフレームからラベルを除去してデカプセル化して前記第1の通信装置へ転送するための第3の通信装置と
を備えた通信システムであって、
前記第3の通信装置は、
第1のパスに接続するための第1のインタフェース部と、
第2のパスに接続するための第2のインタフェース部と、
リンクアグリゲーションポートを構成する前記第1の通信装置の第1の物理ポートに接続するための第3のインタフェース部と、
リンクアグリゲーションポートを構成する前記第1の通信装置の第2の物理ポートに接続するための第4のインタフェース部と、
第1のパス及び第2のパスのラベルに対応して、前記第1乃至第4のインタフェース部の識別子が出力先情報として記憶された転送テーブルを有し、ラベルが付与されたフレームの該ラベルに基づき前記転送テーブルを参照して、対応する出力先情報に従いフレームを転送するスイッチ部と
を備え、
前記第3のインタフェース部が障害検出のアクト系か又はスタンバイ系かが設定される第1の記憶部を有し、及び、該第1の記憶部がアクト系に設定され、
前記第4のインタフェース部が障害検出のアクト系か又はスタンバイ系かが設定される第2の記憶部を有し、及び、該第2の記憶部がスタンバイ系に設定され、
前記第3のインタフェース部は、前記第1の通信装置の第1の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを第1のパスのラベルでカプセル化し、前記スイッチ部により第1のパスを介して該ユーザフレームを第2の通信装置に転送し、
前記第4のインタフェース部は、前記第1の通信装置の第2の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを第1のパスのラベルでカプセル化し、前記スイッチ部により第1のパスを介して該ユーザフレームを第2の通信装置に転送し、
前記第3のインタフェース部は、アクト系に設定された前記第1の記憶部に従い、導通確認フレームを前記第2の通信装置に送信し、
前記第4のインタフェース部は、スタンバイ系に設定された前記第2の記憶部に従い、導通確認フレームを前記第2の通信装置に送信せず、
前記転送テーブルは、第1及び第2のパスを介して前記第1及び前記第2のインタフェース部で受信される下り方向のラベルに対応する出力先情報として、アクト系に設定された前記第3のインタフェース部の識別子が少なくとも記憶され、前記スイッチ部は、第1のパス及び第2のパスを介して前記第2の通信装置から受信された導通確認フレームを、前記転送テーブルに従い前記第3のインタフェース部に転送し、
前記第3のインタフェース部は、前記第2の通信装置により予め定められた間隔で送信される導通確認フレームを受信し、アクト系に設定された前記第1の記憶部に従い、該導通確認フレームが受信されないことにより第1又は第2のパスの障害を検出し、
前記第4のインタフェース部は、スタンバイ系に設定された前記第2の記憶部に従い、導通確認フレームが受信されないことによる障害の検出を行わない前記通信システムが提供される。
本発明の第4の解決手段によると、
複数の物理ポートを束ねて論理的なひとつのポートとして使用し、受信フレームの出力先が該論理的なポートであるリンクアグリゲーションポートの場合、該フレームをリンクアグリゲーションポートのいずれかの物理ポートへ転送する第1の通信装置と、
第1のパス及び第2のパスにより冗長構成をとる通信網を介して接続される第2の通信装置と、
前記第1の通信装置及び前記第2の通信装置に接続され、前記第1の通信装置から入力したフレームをラベルでカプセル化して前記第2の通信装置に転送し、前記第2の通信装置から入力したフレームからラベルを除去してデカプセル化して前記第1の通信装置へ転送するための第3の通信装置と
を備えた通信システムであって、
前記第3の通信装置は、
第1のパスに接続するための第1のインタフェース部と、
第2のパスに接続するための第2のインタフェース部と、
リンクアグリゲーションポートを構成する前記第1の通信装置の第1の物理ポートに接続するための第3のインタフェース部と、
リンクアグリゲーションポートを構成する前記第1の通信装置の第2の物理ポートに接続するための第4のインタフェース部と、
第1のパス及び第2のパスのラベルに対応して、前記第1乃至第4のインタフェース部の識別子が出力先情報として記憶された転送テーブルを有し、ラベルが付与されたフレームの該ラベルに基づき前記転送テーブルを参照して、対応する出力先情報に従いフレームを転送するスイッチ部と
を備え、
前記第3のインタフェース部が障害検出のアクト系か又はスタンバイ系かが設定される第1の記憶部を有し、及び、該第1の記憶部がアクト系に設定され、
前記第4のインタフェース部が障害検出のアクト系か又はスタンバイ系かが設定される第2の記憶部を有し、及び、該第2の記憶部がスタンバイ系に設定され、
前記第3のインタフェース部は、前記第1の通信装置の第1の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを第1のパスのラベルでカプセル化し、前記スイッチ部により第1のパスを介して該ユーザフレームを第2の通信装置に転送し、
前記第4のインタフェース部は、前記第1の通信装置の第2の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを第1のパスのラベルでカプセル化し、前記スイッチ部により第1のパスを介して該ユーザフレームを第2の通信装置に転送し、
前記第3のインタフェース部は、アクト系に設定された前記第1の記憶部に従い、導通確認フレームを前記第2の通信装置に送信し、
前記第4のインタフェース部は、スタンバイ系に設定された前記第2の記憶部に従い、導通確認フレームを前記第2の通信装置に送信せず、
前記転送テーブルは、第1及び第2のパスを介して前記第1及び前記第2のインタフェースで受信される下り方向のラベルに対応して、ユーザフレームに対する第1の出力先情報としてリンクアグリゲーションを示す識別子と、導通確認フレームに対する第2の出力先情報としてアクト系に設定された前記第3のインタフェース部の識別子とが少なくとも記憶され、
前記スイッチ部は、
前記第2の通信装置から受信されたフレームがユーザフレームか又は導通確認フレームかを識別し、
ユーザフレームの場合には、前記転送テーブルの第1の出力先情報が示すリンクアグリゲーションに属するインタフェース部のひとつを、予め定められた規則に基づき選択して、選択されたインタフェース部を介して前記第1の通信装置にフレームを転送し、
導通確認フレームの場合には、前記転送テーブルの第2の出力先情報に従い前記第3のインタフェースにフレームを転送し、
前記第3のインタフェース部は、前記第2の通信装置により予め定められた間隔で送信される導通確認フレームを受信し、アクト系に設定された前記第1の記憶部に従い、該導通確認フレームが受信されないことにより第1又は第2のパスの障害を検出し、
前記第4のインタフェース部は、スタンバイ系に設定された前記第2の記憶部に従い、導通確認フレームが受信されないことによる障害の検出を行わない前記通信システムが提供される。
(リンクアグリゲーション)
図1は、LAGの説明図である。まず、LAGについて説明する。
タグVLANに対応する一般的なL2スイッチ(NW装置)は、VLANタグと出力ポートの関係を転送テーブルに設定する。また、L2スイッチは入力フレームの送信元MACアドレス、VLAN IDと入力物理ポートの学習を行い、学習したMACアドレス、VLAN IDを宛先に持つフレームを受信した場合は、学習テーブルから出力ポート検索を行い、フレームをスイッチングする。
L2スイッチの機能の一つに、複数の物理ポートを束ねて論理的な一つのポートとして使用するリンクアグリゲーション(LAG)という機能がある。ここでは、LAGにより束ねられた論理的なポートをLAGポートと呼ぶ。LAGは、例えば、回線帯域を論理的に大きくする効果や冗長性を高める効果を提供できる。なお、本実施の形態内では、例えば冗長性を高める方へ注目している。LAGポートは複数の物理ポート(例えば、図1(a)の物理ポート1〜3)から構成される論理ポートであるが、スイッチからは一つのポートとして認識される。
LAG設定をした場合、スイッチにある転送テーブルには例えばVLANタグとその出力ポート属性がセットされている。受信フレームの宛先がLAGポート宛ての場合、スイッチはフレームをLAGポートの何れかの物理ポートへ転送する。LAGをしている物理ポートならばどのポートへフレームを出してもLAGの規定上は問題がない。一般的にはスイッチはフレームの送出先がLAGポートの場合、Hashを使用して出力ポートを決定する。この時、Hashっブロックは、例えば宛先MACアドレスとVLAN IDとを用いてHash計算を行いフレームの送信先物理ポートを特定する。Hashの計算結果は一意であり、同一のVLAN ID、宛先MACのフレームは同一物理ポートへ転送される。Hashを用いることで効果的にフレームをLAGポート間で分散することが可能である。
次に、MPLSについて、本実施の形態の構成に即して説明する。
図2は、MPLS OAMをサポートするMPLS通信装置を接続したMPLSネットワーク及びMPLS通信装置の説明図である。図3は、MPLSネットワークフレーム及び転送テーブルの説明図である。
MPLSは、入力したL2フレームもしくはL3フレームをMPLSラベルでカプセル化して転送することを特徴とするプロトコルである。例えば、図3に示すように、入力したオリジナルL2フレームに、MPLSラベル、新たなL2ヘッダを付与して転送する。ここでは、L2フレームをカプセル化するMPLSをもって説明するが、本機能はL3フレームをカプセル化するMPLSでも動作は同じである。また、L2フレームをカプセル化するMPLSでは、一般的に2枚のMPLSラベルでフレームをカプセル化するものが多いがここでは、説明の簡単化のため、付与するラベル数は1枚として説明する。なお、本機能は複数枚のラベルでカプセル化する方式でも動作は同じである。MPLS通信装置は、MPLSラベル内のLSP IDでもってフレームの転送先を決定する。
MPLS通信装置1は、例えば、回線IF#1(第3のインタフェース部)11と、回線IF#2(第4のインタフェース部)12と、Uplink IF#1(第3のインタフェース部)21と、Uplink IF#2(第2のインタフェース部)22と、スイッチ(SW)30と、統括制御CPU(制御部)40とを備える。統括制御CPU40は、例えば、バス等で各部と接続される。また、メモリを適宜備えても良い。スイッチ30は、転送テーブル310を有する。転送テーブル310は、例えば、図3(b)に示すように、LSP IDに対応して出力ポート情報が記憶される。各部の詳細は後述する。
図4は、MPLS通信装置の回線IFの構成図(1)である。各回線IF11、12は、同様の構成とすることができる。
図6、図7は、各テーブルの構成例を示す図である。
Ingressラベル検索IDテーブル150は、VLAN IDに対応して、運用系テーブル160とMPLSラベルテーブル170を検索するためのラベル検索IDを保持するテーブルである。本テーブルの検索キーは、受信フレームのVLAN IDである。取得したラベル検索IDは装置内ヘッダで保持される。
運用系テーブル160は、ラベル検索IDに対応して運用中の系を示す運用系情報を保持するテーブルである。運用中の系は、例えば、0系又は1系を示す識別情報が保持される。本テーブルの検索キーはラベル検索IDである。
MPLSラベルテーブル170は、運用系情報とラベル検索IDに対応して、フレームをカプセル化する際に付与するためのMPLSラベルID(LSP ID、ラベル)を保持するテーブルである。本テーブルの検索キーは、運用系情報とラベル検索IDである。
Egressラベル検索IDテーブル180は、MPLSラベルIDに対応してMPLSラベルテーブル190を検索するためのラベル検索IDと運用系情報を保持するテーブルである。本テーブルの検索キーは、MPLSラベルIDである。MPLSでは上りと下りで別のラベルIDを使用する。ここでは上りラベルを検索するラベル検索IDと下りラベルから取得するラベル検索IDは同じものである。
Validは、エントリの有効/無効を示す。例えば、Validが1のときそのエントリは有効であり、一方、0のときそのエントリは無効である。
図5は、回線IF内のフレームフォーマットである。装置内フレームは、オリジナルL2フレームに装置内ヘッダが付与される。装置内ヘッダは、例えば、運用系情報と、ラベル検索IDを含む。
図8は、MPLS OAMフォーマットである。
MPLS OAMフレームは、例えば、L2ヘッダと、MPLSラベルと、MPLS OAMラベルと、OAMタイプと、OAMペイロードとを有する。MPLSラベルは、LSP IDを含む。MPLS OAMラベルには、例えば10進数で14を示すIDが格納される。OAMタイプは、CV、APS(系切替)に対応する情報が格納される。OAMペイロードには、APSが、APS要求かAPS応答かを示す情報が格納される。
図4に戻り、各ブロックについて説明する。
フレーム受信回路101は、物理ポート(例えば物理ポート#1)からL2フレームを受信し、オリジナルL2フレームに装置内ヘッダを付与する(例えば、図5参照)。ここで、装置内ヘッダは空でも良い。ラベルID検索ブロック102は、受信フレームのL2ヘッダからVLAN IDを抽出してIngressラベル検索IDテーブル150を検索し、対応するラベル検索IDを取得する。また、ラベルID検索ブロック102は、取得したラベル検索IDを受信フレームの装置内ヘッダに格納し、フレームをスケジューラ112に出力する。スケジューラ112は、例えば、フレーム送信のスケジューリングを行う。また、フレーム種別がOAMフレームか、ユーザフレームかに応じて、フレーム識別信号をラベル付与ブロック103に出力する。
ラベル付与ブロック103は、OAMフレームとユーザフレームで処理動作が異なる。スケジューラ112からのフレーム識別信号が例えば「0」の時、ユーザフレームを意味する。ユーザフレーム受信時は、ラベル付与ブロック103は、受信フレームの装置内ヘッダからラベル検索IDを抽出し、ラベル検索IDに対応する運用系情報を運用系テーブル160から取得する。また、ラベル付与ブロック103は、取得された運用系情報とラベル検索IDに基づきMPLSラベルテーブル170を検索し、対応するMPLSラベルIDを取得する。ラベル付与ブロック103は、テーブルから取得したMPLSラベルIDからMPLSラベルを生成し、予めレジスタ設定されている新L2ヘッダ情報からL2ヘッダを生成してオリジナルL2フレームをカプセル化する。
スイッチ受信回路105は、SWからフレームを受信する。MPLSラベル処理部106は、SW側から受信したフレーム内のMPLSラベルを確認し、MPLS OAMラベルがあるフレームはOAM終端部108へ転送する。その他のフレームは新L2ヘッダとMPLSラベルを削除してフレーム送信回路107へ転送する。フレーム送信回路107は、フレームを物理ポート(例えば、物理ポート#1)へ送信する。
OAM挿入部109は、例えば1秒間に1回MPLSラベルテーブル190を全エントリ検索する。OAM挿入部109は、登録されているエントリ又はValidが有効「1」なエントリに対してCVフレームのペイロードを生成し、テーブルから得た運用系情報とラベル検索IDを含む装置内ヘッダを付与してスケジューラ112に出力する(挿入する)。OAM挿入部109から挿入されるフレームのフォーマットは装置内ヘッダ、MPLS OAMラベル、OAMペイロード(OAM Typeを含む)となる。また、検索したエントリの導通確認情報の値を、例えば、1減算する。導通確認情報の値がすでに「0」の場合は減算を行わず、IF制御CPU110へ導通確認情報の値が「0」であるエントリの運用系情報と、ラベル検索IDと、CV未受信を示す情報を通知する。
また、OAM挿入部109は、指示に応じてAPS要求フレーム、APS応答フレームを挿入する。
CVを受信した場合、OAM終端部108は、MPLSラベルIDを検索キーとしてEgressラベル検索IDテーブル180を検索し、対応する運用系情報とラベル検索IDを取得する。OAM終端部108は、Egressラベル検索IDテーブル180から取得した運用系情報とラベル検索IDからMPLSラベルテーブル190を検索し、対応する導通確認情報を例えば「3」に設定する。
APS要求を受信した場合、OAM終端部108は、MPLSラベルIDを検索キーとしてEgressラベル検索IDテーブル180を検索し、対応する運用系情報とラベル検索IDを取得する。OAM終端部108は、Egressラベル検索IDテーブル180から取得した運用系情報とラベル検索IDとAPS要求の受信を示す情報を含むAPS要求受信通知をIF制御CPU110へ通知する。
IF制御CPU110は、各テーブルのエントリ設定と、APS要求/応答フレームの挿入系切替え処理等を行う。なお、CPUインタフェース111は、IF制御CPU110と、統括制御CPU40とのインタフェースである。
APS要求挿入処理では、IF制御CPU110は、OAM挿入部109から導通確認情報「0」のエントリのラベル検索IDと運用系情報を入力する。IF制御CPU110は、APS要求のペイロードとOAMラベルを生成する。また、装置内ヘッダを生成する。装置内ヘッダには取得したラベル検索IDとAPS要求を送信する系の運用系情報を格納する。APS要求を送信する系の運用系情報は、OAM挿入部109から通知された運用系と逆系又は運用系以外の系のひとつとすることができる。すなわち、障害が発生した系とは異なる系を用いてAPS要求を送信する。
APS応答挿入処理では、IF制御CPU110は、OAM終端部108から上述のAPS要求受信通知を入力する。該通知は、運用系情報とラベル検索IDを含む。IF制御CPU110は、APS応答のペイロードとOAMラベルを生成する。また、装置内ヘッダを生成する。装置内ヘッダには取得したラベル検索IDと運用系情報を格納する。IF制御CPU110は、ペイロードにOAMラベルと装置内ヘッダを付加してAPS応答を作成し、スケジューラ112に出力する。APS応答はAPS要求と同じ運用系で転送する。
系切替え処理では、IF制御CPU110は、OAM終端部108から上述のAPS応答受信通知が入力される。該通知は、ラベル検索IDと運用系情報を含む。IF制御CPU110は、取得したラベル検索IDで運用系テーブル160を検索し、テーブルの運用系情報の欄を取得した運用系情報に書換える。
図9及び図10は、0系(運用系)で障害が発生した場合の運用系/予備系の切り替えの説明図である。
例えば、0系(運用系)の下りで障害が発生した場合、MPLS通信装置1の回線IFでは、導通確認フレームが未受信となる。これにより、例えば、MPLSラベルテーブル190の導通確認情報が0になる(例えば、図10(b)参照)。CV未受信となることで終点ノード(例えば、MPLS通信装置1の回線IF#1(11))は途中経路で障害が発生したことを検出し、系切替え(APS)要求フレームを上り予備系コネクション(LSP1000)を利用して送信する。APS要求フレームを受信した始点ノード(例えば、MPLS通信装置2の回線IF#1(11))は、APS応答フレームを下り予備系コネクション(LSP5000)を利用して送信する。APS応答フレームを受信した終点ノードは系を0系から1系へと切替えるために、運用系テーブル160の運用系情報を書換える(図10(a))。
このように、MPLS OAMを用いて系切替を提供するMPLS通信装置1、2では、CV未受信をトリガの一つとして系の切替を行う。
MPLS通信装置2の回線IF#1(11)は、MPLS通信装置1の回線IF#1(11)に対し、例えば周期的に、CVフレームを0系のパスを介して送信する。ここでは一例として、はじめのCVフレームは、MPLS通信装置1の回線IF#1(11)に到達したが、0系のパスに障害が発生し、以後のCVフレームはMPLS通信装置1の回線IF#1(11)で受信されなかったとする。
MPLS通信装置1の回線IF#1(11)(例えばOAM終端部108)は、CVフレームを所定時間受信できないことにより、例えばMPLSラベルテーブル190の導通確認情報が0になると、MPLS通信装置1のIF制御CPU110に、CV未受信を通知する。MPLS通信装置1のIF制御CPU110は、MPLS通信装置1の回線IF#1(11)(例えばOAM挿入部109)に、APS要求挿入を指示する。MPLS通信装置1の回線IF#1(11)(例えばOAM挿入部109)は、MPLS通信装置2の回線IF#1(11)に、APS要求フレームを1系を介して送信する。
MPLS通信装置1の回線IF#1(11)(例えばOAM終端部108)は、APS応答フレームを受信し、MPLS通信装置1のIF制御CPU110に、APS応答受信を通知する。MPLS通信装置1のIF制御CPU110は、運用系テーブル160の運用系情報を0系から1系に書き換える。
図12は、CV未受信検出ノードのIF制御CPU110のフローチャートである。例えば、図11におけるMPLS通信装置1のIF制御CPU110のフローチャートである。
一方、運用系と判断された場合、IF制御CPU110は、予備系にAPS要求フレームを挿入するよう指示する(S103)。また、IF制御CPU110は、予備系からAPS応答フレームを受信するか監視する(S105)。例えばタイムアウトになるまで、APS応答フレームの受信の監視を継続する(S105、No)。
IF制御CPU110は、OAM終端部108によりAPS応答フレームを受信すると(S105、Yes)、APS応答を受信したLSPに対応する運用系テーブル160の運用系情報を変更する(S107)。例えば、運用系情報を0系から1系に書き換える。例えば、LSP5000でAPS応答フレームを受信すると、OAM終端部108からIF制御CPU110へAPS応答を受信した、ラベル検索IDとAPS応答受信運用系が通知される。なお、OAM終端部108は、MPLSラベルIDに基づきEgressラベル検索IDテーブル180を参照して、ラベル検索IDと運用系情報を取得してもよい。IF制御CPU110は、前記ラベル検索IDで運用系テーブル160を検索し、該当するエントリの「運用系」をAPS応答を受信した系へと変更する。APS応答受信時のテーブル変更箇所は、例えばその1箇所のみとすることができる。より具体的には、まず、OAM終端部108からIF制御CPU110へAPSを受信した運用系(例えば1系)とラベル検索ID(例えば1)が通知される。次に、IF制御CPU110が、図6(b)に例示する運用系テーブル160の検索ID「1」の運用系を「0」から「1」に変更する。
図13は、APS要求受信ノードのIF制御CPU110のフローチャートである。例えば、図11におけるMPLS通信装置2のIF制御CPU110のフローチャートである。
IF制御CPU110は、APS要求を受信すると、APS要求フレームを受信したLSPの対向LSPへAPS応答フレームを挿入する(S201)。例えば、図9において、LSP1000からAPS要求フレームを受信した場合、LSP5000にAPS応答フレームを挿入する。
IF制御CPU110は、APS要求を受信したLSPに対応する運用系テーブル160の運用系情報を変更する(S203)。APS要求を受信したときの動作及び変更箇所は、APS応答を受信したときと同様である。なお、図6、10に例示するテーブルは、MPLS通信装置1のテーブルの例であるが、MPLS通信装置2も同様のテーブル構成を有してもよい。例えば、APS要求を受信したラベル検索IDから運用系テーブルが検索され、該当するエントリの「運用系」が、APSを受信した運用系に変更される。また、MPLS通信装置1がMPLS通信装置2からAPS要求を受信した場合も同様である。
また、IF制御CPU110は、統括制御CPU40へ運用系切替えを通知する(S205)。例えば、切り替え後の系情報(例えば1系)を含む。
図14は、LAG及びMPLS OAM機能を備える通信装置における課題の説明図である。
LAGは、複数の物理ポートを束ねて1つの論理ポートとして運用する技術である。そのため、同じMPLSコネクションに属するVLANフローは別の物理ポートから入力するものであっても同一のMPLSラベルパス、同一のパスで転送する必要がある。しかし、従来のMPLS通信装置は、ヘッダ処理テーブルは回線IFで個別に保持しているため、同じ上りコネクションでVLANフレームを送信できない場合があった。また、下りフレームに関しては、スイッチ30がLSP IDで経路を切替えることから、どちらか一方の回線IFにしかフレームを転送することが出来なかった。なお、ここで上りとは、イーサネット区間からMPLS区間方向をいい、下りとは、MPLS区間からイーサネット区間方向をいう。
すなわち、従来のMPLS通信装置では、例えば以下の点が課題となる。
まず、上りフレームを同じLSPで転送することが出来ない場合があった。また、下りフレームを偏って転送させることしか出来ない場合があった。OAMフレームは1つの物理ポートにしか転送出来ないため、他の物理ポートのOAM終端部108では、OAM未到着になり障害を誤検出してしまう可能性があった。
複数の物理ポートから同一のLSPでフレームを転送しようとすると、各回線IFからのCVフレームも同一のLSPで送信されるため、対向するMPLS通信装置では、同一LSPからのCVフレームを1秒間に2個以上受信するなど、規定数以上のCVフレームを受信することになり、ご認識する可能性があった。さらに、下りのユーザフレームの転送先回線IFに偏りが発生することでLAGをすることのメリットのうち帯域拡大が提供できない可能性があった。
図15は、本実施の形態におけるシステムの構成図である。図16は、転送テーブル310とLAG情報データベースの構成例である。
MPLS通信装置1は、例えば、回線IF#1、2(11、12)と、Uplink IF#1、2(21、22)と、スイッチ30と、統括制御CPU40と、LAG情報データベース50とを備える。統括制御CPU40は、例えば、バス等で各部と接続される。また、メモリを適宜備えても良い。スイッチ30は、転送テーブル310を有する。転送テーブル310は、例えば、図3(b)に示すように、LSP IDに対応して出力ポート情報が記憶される。
対向NW装置(第1の通信装置)は、複数の物理ポートを束ねて論理的なひとつのポートとして使用し、受信フレームの出力先が該論理的なポートであるリンクアグリゲーションポートの場合、該フレームをリンクアグリゲーションポートのいずれかの物理ポートへ転送する。
MPLS通信装置1は、0系LSP(第1のパス)及び1系LSP(第2のパス)により冗長構成をとるMPLS網(通信網)を介してMPLS通信装置2(第2の通信装置)と接続される。MPLS通信装置1は、対向NW装置3から入力したフレームをラベルでカプセル化してMPLS通信装置2に転送し、MPLS通信装置2から入力したフレームからラベルを除去してデカプセル化して対向NW装置3へ転送する。
Uplink IF#1(21)は、0系LSPに接続するためインタフェースである。Uplink IF#2(22)は、1系LSPに接続するためのインタフェースである。回線IF#1(11)は、対向NW装置3のリンクアグリゲーションポートを構成する第1の物理ポートに接続するためインタフェースである。回線IF#2(12)は、対向NW装置3のリンクアグリゲーションポートを構成する第2の物理ポートに接続するためのインタフェースである。
回線IF#1(11)は、障害検出のアクト系又はスタンバイ系を示すOAM ACT/SBY切替レジスタ(第1の記憶部)を有し、及び、第1の記憶部がアクト系に設定される。回線IF#2(12)は、障害検出のアクト系又はスタンバイ系を示すOAM ACT/SBY切替レジスタ(第2の記憶部)を有し、及び、第2の記憶部がスタンバイ系に設定される。
回線IF#1(11)は、対向NW装置3の第1の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを0系LSPのラベルでカプセル化し、スイッチ30により0系LSPを介して該ユーザフレームをMPLS通信装置2に転送する。回線IF#2(12)は、対向NW装置3の第2の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを0系LSPのラベルでカプセル化し、スイッチ30により0系LSPを介して該ユーザフレームをMPLS通信装置2に転送する。
回線IF#1(11)は、アクト系に設定された第1の記憶部に従い、導通確認フレームをMPLS通信装置2に送信する。一方、回線IF#2(12)は、スタンバイ系に設定された第2の記憶部に従い、導通確認フレームをMPLS通信装置2に送信しない。
転送テーブル310は、0系及び1系LSPを介して回線IF#1(11)、回線IF#2(12)で受信される下り方向のラベルに対応する出力先情報として、アクト系に設定された回線IF#1(11)の識別子が少なくとも記憶される。スイッチ30は、0系LSP及び1系LSPを介してMPLS通信装置2から受信された導通確認フレームを、転送テーブル310に従い回線IF#1(11)に転送する。
MPLS通信装置1は、LAG情報データベースをさらに有する。LAG情報データベースの構成例を図16(b)に示す。LAG情報データベースは、どの物理ポートでLAG設定をしているかを保持する。LAG情報データベースでは、例えば、物理ポート番号に対応して、LAG設定の有無を示すLAG設定情報と、LAG設定の場合は所属するLAGポート番号(リンクアグリゲーション識別情報)と、OAM ACT/SBY設定情報と、Ethernet(登録商標、以下同じ)のリンク障害の有無を示す障害情報とを保持している。なお、ポート番号以外にも、適宜の識別情報を用いることもできる。この例では、LAGが設定されている物理ポートには、LAG設定情報が「1」に設定される。OAM ACT/SBY設定情報は、例えば「1」のときACT系であり、一方、「0」のときSBY系である。障害情報は、例えば「1」のとき障害あり、「0」のとき障害なしを示す。
本データベース情報でACTとなる物理ポートを、転送先テーブルの出力先の物理ポートとする。例えば、転送テーブル310の下りの出力ポートは、LAG情報データベースのACT系に設定された物理ポートに対応している。ここでは、物理ポート1に対応するACT/SBY設定情報が「1」、すなわちACT系であるので、転送テーブル310の下りのラベル(500、5000)に対応する出力ポート情報には物理ポート1が記憶されている。
回線IF10は、フレーム受信回路101と、ラベルID検索ブロック102と、スケジューラ112と、ラベル付与ブロック103と、スイッチ送信回路104と、スイッチ受信回路105と、MPLSラベル処理部106と、フレーム送信回路107と、OAM終端部108と、OAM挿入部109と、IF制御CPU110と、CPUインタフェース111と、OAM ACT/SBY切替レジスタ200を有する。
OAM ACT/SBY切替レジスタ200には、自回線IFがACT系か又はSBY系が設定される。例えば、物理ポート毎に設定できる。また、OAM ACT/SBY切替レジスタ200は、各回線IF部に備えられることができる。なお、回線IFの外部に回線IFとACT/SBYを示す情報を対応付けて記憶するようにしてもよい。
LAGポートに対応する複数の物理ポートから入力される上りフレームを同一のMPLS LSPで転送するため、Ingressラベル検索IDテーブル150、運用系テーブル160、MPLSラベルテーブル170、Egressラベル検索IDテーブル180、MPLSラベルテーブル190の設定値を、LAGを行う回線IF間で同じものを予め設定する。なお、これらの設定は、例えば、統括制御CPU40が実行することができる。このように設定することで、回線IFが違ってもLAGポートから受信するフレームを同一のMPLS LSPで転送することが可能となる。
下りフレームがスイッチ30の性質上偏りが発生することによる導通確認フレーム未受信に対しては、スイッチ30で下り出力ポートに設定されている回線IF(例えば、回線IF#1(11))をOAM ACTとして、OAMの挿入及び終端処理(導通性確認処理)を行う。一方、スイッチ30で下り出力ポートに設定されていない回線IF(例えば、回線IF#2(12))をOAM SBYとして、OAM挿入処理及び終端処理は行わない。このような処理をするため、回線IFは、LAG情報データベースにOAM ACT/SBYフラグをさらに有する。本フラグは回線毎に持っても良い。
OAM SBYに設定された回線IFは、OAMの挿入処理及びOAMの終端処理を行わない。そのため、OAMの導通フレーム未受信でも障害を誤検出しない。このような設定により、LAGとMPLS OAMを同時に提供することが可能となる。
図18は、イーサネット区間での障害発生した場合の、ACT/SBYの切替動作の説明図である。例えば、LAG設定をしているポート又はそのポートに対応するリンクに障害が発生した場合について説明する。
LAG設定をしておりかつOAM ACTとなっている物理ポート(この例では、物理ポート1)等に障害が発生した場合、LAG情報データベースのACT/SBYフラグの設定を、障害が発生したポートをSBY、障害が発生していないポートをACTと設定する。また、各回線IFのOAM ACT/SBY切替レジスタ200を切り替え、障害が発生したポートをSBY、障害が発生していないポートをACTと設定する。
また、スイッチ30の転送テーブル310の設定を障害が発生していない物理ポートへと書換える。こうすることで、Ethernet区間の障害の影響をMPLS区間の転送コネクションへ波及させることなく運用を継続可能となる。
図19は、イーサネット区間での障害発生による切り替え後のテーブル構成例である。図20、図21は、イーサネット区間での障害発生による切り替えのフローチャートである。以下、イーサネット区間での障害発生による切り替えの処理例を具体的に説明する。なお、障害発生前の転送テーブル310、LAG情報データベースは、例えば、図16のように設定されているとして説明する。
イーサネット区間のリンクで障害が発生すると、回線IFのIF制御CPU110は、物理ポートからリンクロスを検出する(S400)。この例では、例えば回線IF#1(11)のIF制御CPU110が障害の発生を検出し、以下の処理を実行する。
IF制御CPU110は、自回線IFのOAM ACT/SBYレジスタをSBYに設定する(S401)。また、IF制御CPU110は、統括制御CPU40へ回線IFリンクロスを通知する(S403)。該通知には、自回線IFに対応する物理ポート番号(この例では物理ポート1)を含むことができる。
図20は、回線IF障害検出時の統括制御CPU40の処理フローチャートである。
統括制御CPU40は、回線IFからリンクロスの通知を受信すると(S300)、以下の処理を実行する。まず、統括制御CPU40は、LAG情報データベースを参照する(S301)。例えば、リンクロスを受信した回線IFに相当する物理ポート番号のエントリを検索する。この例では、物理ポート1のエントリが該当する。また、該当するエントリの障害情報を、例えば1に設定する。
統括制御CPU40は、リンクロス検出物理ポートはLAGポートか判断する(S303)。例えば、ステップS301で検索されたエントリのLAGポート情報を参照し、「1」であればLAGポートと判断し、「0」であればLAGポートでないと判断する。LAGポートでないと判断された場合(S303、No)、処理を終了する。
一方、LAGポートと判断された場合(S303、Yes)、統括制御CPU40は、リンクロス検出物理ポートがOAM ACTポートか判断する(S305)。例えば、ステップS301で検索されたエントリのACT/SBY設定情報を参照し、「1」であればOAM ACTポートと判断し、「0」であればOAM ACTポートではない(すなわちOAM SBYポート)と判断する。OAM ACTポートではないと判断された場合(S305、No)、処理を終了する。
次に、統括制御CPU40は、転送テーブル310を変更する(S309)。例えば、旧OAM ACTポートのエントリの出力ポートを、新たにOAM ACTに設定した物理ポート情報に変更する。より具体的には、図19(a)に示す転送テーブル310の下りのラベル(例えば、500、5000)に対応する出力ポート情報を、LAG情報データベースのACTが設定された物理ポート情報に書き換える。ここでは、物理ポート2がACT系に設定されたので(図19(b))、物理ポート2に書き換えられる。
回線IF(この例では回線IF#2(12))のIF制御CPU110は、レジスタの変更通知を統括制御CPU40から受信すると、自回線IFのOAM ACT/SBYレジスタをACTに設定する(S451)。
以上の処理により、回線IF#2(12)がACT系となり上り方向とともに、下り方向の通信も継続できる。また、ACT系に設定された回線IF#2(12)により、OAM挿入処理、終端処理が行われ、OAM機能も継続できる。なお、対向NW装置3においても、リンクロスを検出して、MPLS通信装置1の物理ポート1に相当するリンクにはフレームを出力しないようにすることができる。
図22は、MPLS区間で障害が発生したときの現用/予備切り替えの説明図である。
回線IF#1(11)、回線IF#2(12)はそれぞれ、運用系テーブル160にて運用系のパス(ここでは0系)を管理している。例えば、ACT系に設定された回線IF#1(11)が、運用系のパスに対応するOAMフレームを所定時間内に受信できないことにより運用系のパスの障害を検出する。回線IF#1(11)は、自回線IFの運用系テーブル160の運用系情報を、予備系のパス(ここでは1系)に変更する。例えば、上述のステップS101〜S109等の系切り替え動作により、運用系パスを0系から1系に切替える。また、例えば統括制御CPU40経由で他の回線IF(例えば、回線IF#2(12))に通知し、その通知を受けた他の回線IFは、自回線IFの運用系テーブル160の運用系情報を予備系のパスに変更する。こうすることで、MPLS区間の障害の影響をEthernet区間へ波及させることなく運用を継続することが出来る。運用系切替後は物理ポート1、2から入力したフレームも1系LSPを使用して転送されることになる。
まず、図12に示す上述のステップS101〜S109の処理が実行される。これにより、MPLS区間の障害を検出した回線IF(この例では、回線IF#1(11))の運用系テーブル160は、例えば図10(a)に示すように、1系に更新されている。なお、障害発生前のLAG情報データベースは、例えば、図16(b)のように設定されているものとして説明する。また、回線IF#2(12)の運用系テーブル160は、図6(b)のように設定されている。
統括制御CPU40は、障害を検出した回線IFのIF制御CPU110から、運用系切替通知を受信すると(S500)、以下の処理を実行する。なお、運用系切替通知には、ラベル検索ID、切替後の運用系情報(この例では1系)、障害を検出した回線IFに対応する物理ポート番号(この例では物理ポート1)を含むことができる。
統括制御CPU40は、LAG情報データベースを参照する(S501)。例えば、統括制御CPU40は、受信された運用系切替通知に含まれる物理ポート番号のエントリを検索する。
一方、LAGポートであると判断された場合(S503、Yes)、統括制御CPU40は、同一LAGポートに属し且つSBY設定されている物理ポートのIF制御CPU110へ、運用系切替をしたラベル検索IDと切替後の運用系を通知する(S505)。より具体的には、統括制御CPU40は、LAG情報データベースから、ステップS501で検索されたエントリのLAGポート情報と同じLAGポート情報を有するエントリを検索する。図16(b)のLAG情報データベースの例では、LAGポート情報が1の物理ポート2のエントリが該当する。また、統括制御CPU40は、該当するエントリの物理ポートに対応する回線IF(例えば回線IF#2(12))のIF制御CPU110に対して、ラベル検索IDと切替後の運用系情報を含む運用系切替通知を送信する。ラベル検索IDと切替後の運用系情報は、ステップS500で受信された運用系切替通知に含まれるものを用いることができる。
例えば、回線IF#2(12)のIF制御CPU110は、統括制御CPU40から運用系切替を受信すると、運用系テーブル160を指定のラベル検索IDで検索し、運用系を指定の系に書換える(S551)。これにより、回線IF#2(12)の運用系テーブル160も、例えば図10(a)に示すように、1系に更新される。
運用系テーブル160が、0系から1系に更新されると、回線IFではMPLSラベルテーブル170を参照して入力したフレームにMPLSラベルIDを付与する際に、運用系が1のエントリを参照することになる。例えば、図6(c)のようなテーブルの場合、ラベル検索IDが1のとき、運用系情報が0であればMPLSラベルIDは100になり、運用系情報が1であれば、MPLSラベルIDは1000になる。
図24は、第2の実施の形態におけるシステムの構成図である。
本実施の形態は、OAMのACT/SBYの設定は第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、MPLS通信装置1のSW30は、Hashブロック330をさらに有する。また、転送テーブル320は、ラベルに対応して、ユーザフレームの出力ポート情報と、OAM ACTポート情報とを保持する。他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
第1の実施の形態では、LAGポート行き(下り)のフレームは回線IFのいずれかに偏って転送したが、本実施の形態では、ユーザフレームは複数の回線IFに振り分ける。なお、OAMフレームは、第1の実施の形態と同様、ACT系に設定された回線IFに転送する。
転送テーブル320は、例えば、第1及び第2のパスを介してUplink IF#1、2(21、22)で受信される下り方向のラベルに対応して、ユーザフレームに対する第1の出力先情報としてリンクアグリゲーションを示す識別子が記憶され、及び、導通確認フレームに対する第2の出力先情報としてアクト系に設定された回線IF#1(11)の識別子が記憶される。
スイッチ30は、MPLS通信装置2から受信されたフレームがユーザフレームか又は導通確認フレームかを識別する。例えば、フレームのOAMラベルを参照する。OAMラベルが付加されていれば、又は、OAMラベルが予め定められた値(例えば14)であれば、導通確認フレーム等のOAMフレームと識別し、それ以外をユーザフレームと識別できる。スイッチ30は、ユーザフレームの場合には、転送テーブル320の第1の出力先情報が示すリンクアグリゲーションに属するインタフェース部のひとつを、予め定められた規則に基づき選択する。スイッチ30は、選択されたインタフェース部を介して対向NW装置3にフレームを転送する。また、スイッチ30は、導通確認フレームの場合には、転送テーブル320の第2の出力先情報に従い回線IF#1(11)にフレームを転送する。
LAG設定をしておりかつOAM ACTとなっている物理ポート(例えば、回線IF#1(11)のポート)に障害が発生した場合、上述の第1の実施の形態と同様に、ACT/SBYフラグの設定を障害が発生したポートをSBY、障害が発生していないポートをACTと設定する。また、第1の実施の形態では、SWの転送テーブル320の出力ポート情報を障害の発生していない物理ポート番号に書き換えたが、本実施の形態では、転送テーブル320のOAM ACTポート情報を障害の発生していないポートの物理ポート番号に書き換える。例えば、図25に示す転送テーブル320のOAM ACTポート情報を物理ポート2に書き換える。
10、11、12 回線IF
21、22 Uplink IF
30 スイッチ
40 統括制御CPU
50 LAG情報データベース
310 転送テーブルを有する。
101フレーム受信回路
102 ラベルID検索ブロック
103 スケジューラ
103 ラベル付与ブロック
104 スイッチ送信回路
105 スイッチ受信回路
106 MPLSラベル処理部106
107 フレーム送信回路
108 OAM終端部
109 OAM挿入部109
110 IF制御CPU
111 CPUインタフェース
200 OAM ACT/SBY切替レジスタ
330 Hashブロック
Claims (1)
- 複数の物理ポートを束ねて論理的なひとつのポートとして使用し、受信フレームの出力先が該論理的なポートであるリンクアグリゲーションポートの場合、該フレームをリンクアグリゲーションポートのいずれかの物理ポートへ転送する第1の通信装置と接続され、及び、第1のパス及び第2のパスにより冗長構成をとる通信網を介して第2の通信装置と接続され、前記第1の通信装置から入力したフレームをラベルでカプセル化して前記第2の通信装置に転送し、前記第2の通信装置から入力したフレームからラベルを除去してデカプセル化して前記第1の通信装置へ転送するための通信装置であって、
第1のパスに接続するための第1のインタフェース部と、
第2のパスに接続するための第2のインタフェース部と、
リンクアグリゲーションポートを構成する前記第1の通信装置の第1の物理ポートに接続するための第3のインタフェース部と、
リンクアグリゲーションポートを構成する前記第1の通信装置の第2の物理ポートに接続するための第4のインタフェース部と、
第1のパス及び第2のパスのラベルに対応して、前記第1乃至第4のインタフェース部の識別子が出力先情報として記憶された転送テーブルを有し、ラベルが付与されたフレームの該ラベルに基づき前記転送テーブルを参照して、対応する出力先情報に従いフレームを転送するスイッチ部と
を備え、
前記第3のインタフェース部が障害検出のアクト系か又はスタンバイ系かが設定される第1の記憶部を有し、及び、該第1の記憶部がアクト系に設定され、
前記第4のインタフェース部が障害検出のアクト系か又はスタンバイ系かが設定される第2の記憶部を有し、及び、該第2の記憶部がスタンバイ系に設定され、
前記第3のインタフェース部は、前記第1の通信装置の第1の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを第1のパスのラベルでカプセル化し、前記スイッチ部により第1のパスを介して該ユーザフレームを第2の通信装置に転送し、
前記第4のインタフェース部は、前記第1の通信装置の第2の物理ポートから送信されたユーザフレームを受信し、該ユーザフレームを第1のパスのラベルでカプセル化し、前記スイッチ部により第1のパスを介して該ユーザフレームを第2の通信装置に転送し、
前記第3のインタフェース部は、アクト系に設定された前記第1の記憶部に従い、導通確認フレームを前記第2の通信装置に送信し、
前記第4のインタフェース部は、スタンバイ系に設定された前記第2の記憶部に従い、導通確認フレームを前記第2の通信装置に送信せず、
前記転送テーブルは、第1及び第2のパスを介して前記第1及び前記第2のインタフェース部で受信される下り方向のラベルに対応する出力先情報として、アクト系に設定された前記第3のインタフェース部の識別子が少なくとも記憶され、前記スイッチ部は、第1のパス及び第2のパスを介して前記第2の通信装置から受信された導通確認フレームを、前記転送テーブルに従い前記第3のインタフェース部に転送し、
前記第3のインタフェース部は、前記第2の通信装置により予め定められた間隔で送信される導通確認フレームを受信し、アクト系に設定された前記第1の記憶部に従い、該導通確認フレームが受信されないことにより第1又は第2のパスの障害を検出し、
前記第4のインタフェース部は、スタンバイ系に設定された前記第2の記憶部に従い、導通確認フレームが受信されないことによる障害の検出を行わない前記通信装置。
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