JP4808045B2 - 製品保守管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、製品の製造・出荷・販売・保守などのためのシステム、サービス、及び情報処理などの技術に関し、特に、製品に係わる情報の入手及び提供や顧客(ユーザ)への保守サービス提供などの保守管理のための技術に関する。
工場などで製造された電気・電子機器などの製品を出荷して、販社を通じてユーザに対し提供するシステムにおいて、工場から出荷した製品に対し、追加仕様・変更や保守対策などの必要が発生する場合がある。そのような際に、製品提供側(工場や保守会社など)から、ユーザ側に対して迅速かつ確実に連絡対応や保守サービスを行うことが求められる。
特開2003−16208号公報(特許文献1)には、出荷製品の設置場所や稼働状態を管理するシステムが記載されており、この技術では、人工衛星、GPS等の技術を用いている。
特開2003−16208号公報
製品の出荷後、その出荷元である工場などでは、当該製品に関する出荷情報が残されているのみであり、当該製品のユーザなどによって増設、移設、移築、廃棄などがなされた状態の当該製品については、その製品の状態を表す情報やユーザ情報が、前記出荷情報から相違してしまう。そのため、ユーザ側への連絡対応を迅速かつ確実に行うことは困難であった。
また、製品に関する保守契約を結んでいるユーザにおいても、保守会社では製品保守に係わる情報(ユーザ情報など)を登録管理しているが、保守会社と工場との連携は無い。従って、製品提供側は、製品に対する事象が発生してから遅れて該当製品情報(事象の発生による新たな状態を表す情報)を入手・取得して、製品管理に係わる情報データをまとめることになる。そのため、迅速・確実な連絡対応などはできず、例えば緊急対応が必要な際の広範囲にわたる伝達にも苦慮することになる。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製品の保守管理や保守サービス提供などの技術において、製品提供側とユーザ側との間での円滑な連携により、必要時におけるユーザ側への迅速で確実な連絡対応・保守サービスなどを実現する技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明は、製品の保守管理や保守サービス提供のためのシステムの技術であって、以下に示す技術的手段を備えることを特徴とする。本システムにおいて、基本として、工場、保守会社、及び販社などの、製品提供側の要素において、所定の情報処理システムの利用において、製品に係わる情報を管理し、それらの間で少なくとも情報データの授受やオペレータ間の伝達が可能な情報通信手段などを有する。
本発明のシステムでは、工場からの製品の出荷後の、ユーザ環境における製品の設置場所、当該製品使用の担当者となるユーザ、その連絡先など、最新の各種情報(製品情報、ユーザ情報)を、製品提供側の工場や保守会社などへ入手して保守管理のための管理情報に反映する手段を備える。この手段として、製品の振動検知・診断手段と、情報の報告/送付手段とを有する。まず、振動検知・診断手段として、対象の製品へ、振動検知手段となる振動センサ、及び診断手段となる診断プログラム等を具備する。これらの活用によって、製品における振動を伴う事象の発生に応じて、振動の検知に基づき、製品のその時々の状態を表す情報(製品情報)を吸い上げて出力する。そして、この製品情報を、ユーザの動作に基づき、報告/送付手段を通じて、その時の最新のユーザ情報と共に、製品提供側へ報告/送付してもらう。例えば、ユーザ情報として当該製品のID、設置場所、ユーザ連絡先などの情報を、報告用書類に記入してもらい、郵送などにより送付してもらう。報告/送付された情報を、保守会社だけでなく、該当製品を出荷した工場における管理情報(出荷情報など)へも入手・反映して更新し、常になるべく最新の状態のユーザ情報及び製品情報を保持・管理する。この管理情報に基づき、製品提供側からユーザ側へ、迅速に連絡対応・保守サービス提供などを行う。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明によれば、製品の保守管理や保守サービス提供などの技術において、製品提供側とユーザ側との間での円滑な連携により、必要時におけるユーザ側への迅速で確実な連絡対応・保守サービスなどを実現できる。特に、製品に係わる移築などの事象の発生による振動の検知に基づき製品に故障などの問題が無いかどうか等を確認でき、かつ、出荷後の製品についての情報(製品及びユーザ環境に係わる保守管理のために必要となる管理情報)の入手・保持が早目・確実に可能となる。また、入手した最新の情報から、ユーザなどに対して何らかの情報、例えば保守対応のための情報などを迅速かつ確実に伝達することができる。これにより従来よりも保守サービス等でユーザに満足して頂けることになる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。図1〜図5は、本発明の一実施の形態の製品保守管理システムを説明するためのものである。図1では、本システムの概要として、要素間の基本的な動作例を示している。図2では、本システムの基本構成を示している。図3では、製品(P)の構成として、特にハードウェア及び機能的構成を示している。図4では、取り扱う情報データの構成例を示している。図5では、処理シーケンス例を示している。
<概要>
本発明の一実施の形態の製品保守管理システムの概要は以下である。図1において、本システムを構成する要素として、工場、保守会社、第1及び第2環境(ユーザ環境乃至製品使用環境)を有する。これら要素の間での動作の例として、図1では、大別して、出荷ステップ(S1)、第1保守ステップ(S2)、検知・診断ステップ(S3)、情報入手ステップ(S4)、第2保守ステップ(S5)、及び第3保守ステップ(S6)を有する。工場で製品(P)が製造・出荷される。保守会社は、製品(P)の保守サービスを提供する。第1及び第2環境は、ユーザ(U)が製品(P)を使用する環境(ユーザ環境ないし製品使用環境)である。第1及び第2環境は、製品(P)に対する事象の発生の前後で状態が異なることに対応している。例として、P1は、コピー機など、情報処理機能を備えるOA機器とし、その設置場所は、ユーザ(U)が居るオフィス内とする。ユーザ(U)は、環境における製品(P)の管理担当者・責任者を中心とする使用者などである。また、工場における製品(P)に係わる責任者(A)ないし保守対応者や、保守会社における保守対応者(B)等を有する。
大きな特徴は以下である。工場から出荷される製品(P)には振動センサ(50:図3参照)が具備される。ユーザ環境における製品(P)の移築などの事象の発生による振動を振動センサ(50)で検知する。検知した場合に、自動的に診断プログラム(60:図3参照)による製品(P)についての診断処理を行って製品(P)の最新の状態を表す情報(製品情報)を出力する。その製品情報の出力と、最新のユーザ情報(I)とを合わせて、ユーザ環境側から製品提供側へ報告/送付してもらう。報告された情報を、特に工場の出荷情報(S)を含む管理情報データへ反映して更新する。これにより、製品(P)の状態を把握・保守管理するための管理情報データとする。これにより、出荷済みの製品(P)への追加仕様や、保守対策などが必要となった時にも、迅速にユーザ環境側への連絡対応/保守サービスなどの実行が可能となる。
図1において、S1では、製品(P)の出荷・販売を通じてユーザ環境への提供が行われる。工場から、四角で示す例えば第1の製品(P1)を出荷し、販社(破線丸点で示す)などを通じて、例えば第1のユーザ(U1)が居る第1環境へ、提供している。P1は、U1がP1を使用する環境における第1の設置場所に設置される。また、工場の管理コンピュータでは、P1を出荷したことについての出荷情報(S)を含む管理情報を、DB(データベース)内へ記録・保存する。この管理情報には、P1の製品ID(N)や構成情報(K)の他、保守対応に必要なユーザ情報(I)などの情報が含まれる。保守会社でも、同様にDBに必要な管理情報を保存している。
S2では、通常の保守/登録の動作が行われる。第1環境でU1がP1を通常使用すると共に、U1と保守会社の保守対応者(B)等との間で保守/登録の動作が行われている。S2は、標準的な保守動作として随時行われる。保守要求に対応する保守サービスが、P1提供側からU1に対し行われる。登録は、保守サービス提供及び製品情報管理のための、DBへの最初の管理情報の設定・保存に対応する。登録されたユーザ情報(I)などの管理情報に基づき、製品提供側(保守会社及び工場)からユーザ環境に対し保守サービスが提供される。本例では基本的に保守会社を通じて保守サービスを提供する。また、保守会社と工場との間で管理情報の連携や対応者(A,B)間の連絡などが行われ、工場のDB内に保守/登録動作の情報が反映され更新される。
U1側からの保守要求(ないし登録要求)としては、P1の保守に係わるユーザ登録・ソフトウェア登録などや、その登録以後における通常の保守要求や、製品の状態を表す情報(製品情報)の提供などが行われる。ユーザによる保守要求などの際には、その時の製品情報に加えて、その時のユーザ連絡先などのユーザ情報(I)を合わせて報告/送付してもらう。前記ユーザ登録では、ユーザ情報(I)などを登録する。前記ソフトウェア登録のソフトウェアは、製品(P)にインストールされるものである。前記通常の保守要求は、質問・問い合わせや、消耗品や機能追加の要求などである。前記製品情報の提供は、P1からの障害情報などの提供である。
S3では、製品(P)に係わる事象の検知及び診断が行われる。P1に係わる環境の変化として、P1の物理的な振動が伴う事象が発生している。この事象が、P1に内蔵の振動センサ(50)を用いて検知される。P1に対する事象の発生の例として、P1が第1環境から第2環境へと移築されている。P1の移動によりその振動が検知され、所定の振動が検知されるとP1に対して何らかの事象、本例では移動、が発生していると判断される。事象の認識に基づき、P1内の診断プログラム(60)を実行してP1についての自動的な診断処理を行い、その診断結果情報(T)が出力される。この診断結果情報(T)は、例えば、P1の診断時点の稼働の状態情報(C)を含んだ構成情報(K)である。
続くS4では、製品提供側への最新の管理情報の入手が行われる。U2は、P1で出力された診断結果情報(T)を認識する。そして、その診断結果情報(T)と、U2についての最新のユーザ情報(I)とを、報告情報(J)、即ちP1に係わる最新の製品情報として、製品提供側(保守会社または工場)へ報告/送付する。この報告/送付の手段は、各種の形態で実現して構わない。ユーザ情報(I)は、保守サービス提供のために必要となるユーザ(U)の連絡先情報(名前、電話番号、住所など)や、製品(P)の設置場所ないし住所などの情報を含む。
一方、保守会社は、U2側からの報告情報(J)を受け取る。そして、保守会社と工場との間で連携することにより、その報告情報(J)を、工場へも入手して、各々のDB内に反映して該当管理情報を更新する。これにより、該当管理情報は、第2環境におけるP1の状態に対応したものとなる。
また、保守会社または工場では、報告情報(J)に基づき、診断結果情報(T)の解析を行う。解析により、製品提供側でのP1の最新の状態の認識と、P1に障害、性能低下、故障などの問題が無いかどうかを判断する。そして、その解析結果情報(R)を、情報通信手段などを通じて、U2へ報告/回答する。解析結果情報(R)を受けて、U2は、P1の状態が問題無いかどうか(OK/NG)を認識する。
S5では、S4の報告で問題があった場合の直後の保守が行われる。前記報告を受けてP1の状態に問題がある(NG)場合に、U2から保守会社へ保守要求する。または、U2側から保守要求せずとも、製品提供側から積極的に保守サービスを実施する。工場におけるP1の責任者(A1)等による保守対応が必要な場合、A1は、既に前記S4で報告情報(J)の入手により更新済みのDB内のP1に係わる該当管理情報を用いて、第2環境のU2及びP1に対し迅速に連絡対応や保守サービスを実施することができる。
S6では、後日などに保守などが行われる。S5以降において、製品提供側のDBで保存しているP1に係わる管理情報データをもとに、製品(P)やサービスの改善や開発、ユーザ(U)に対するアフターサービス等を更に実施することができる。製品最新情報提供などの他サービスをユーザ側へアナウンスして積極的な利用を促すこと等ができる。
以上のようにして、各種の製品(P)の保守管理を、工場及び保守会社などの連携により、管理情報データとして保存される形で行う。製品(P)内の振動センサに基づき検知する事象については、製品(P)の移築だけでなく、増減設、移設、誤使用、廃棄作業、地震災害などによる揺れや落下損傷といった各種の事象に対応して、通常使用範囲内での振動レベルを超えるレベルに設定することで検知や判断する。
<システム構成>
図2において、本システムは、工場、保守会社、ユーザ環境を有する。販社などは省略する。少なくとも、工場−保守会社間、及び、保守会社−ユーザ間では、情報通信手段を通じて、相互通信及び連絡可能な構成である。同様に、工場−ユーザ環境間で、直接に、連絡対応や保守サービスを実行してもよい。情報通信手段は、例えばインターネット等の情報網、電話回線網、郵便網、運輸網などである。
工場は、各種の製品10であるP{P1〜Pn}(n種類)を製造及び出荷する設備を有し、製品10の管理情報を、管理コンピュータ11(M1)の管理DB12(DB1)内に格納・保持する。また、例えばP1に対応付けられる責任者A1が存在する。出荷前の製品10の状態を第1の状態(a)とする。
また、管理コンピュータ11(M1)は、第1の解析部13、第1の通信部14などの処理部を有する。第1の解析部13では、保守会社を通じてユーザ環境側から入手する報告情報(J)をもとに、その解析処理を行う。解析処理は、責任者A1などを介在して行われるが、コンピュータ自動化処理可能な部分は自動化してもよい。第1の通信部14は、インターネット接続等を利用して、保守会社の管理コンピュータ21(M2)との間での管理情報データの送受信などのための通信処理を行う。
ユーザ環境では、オフィス等において導入された製品10(例としてP1)が設置場所(s1,s2)に設置され、通常使用される。矢印に示すように、同一の製品10(P1)が、第1の設置場所(s1)から第2の設置場所(s2)へ移築され、その管理担当者となるユーザ(U)がU1からU2へと移管される場合を示している。bは移築前の第2の状態を表し、cは移築後の第3の状態を表すとする。
また、ユーザ環境において、製品10に内蔵される形での振動検知・診断手段31と、製品10に関連付けられる形での報告/送付手段32を有する。振動検知・診断手段31は、図3に示すような振動センサ50、診断プログラム60等を含んで構成されるものであり、製品10の振動の検知に基づく事象の発生の検知・判断と、それに基づく自動的な製品10の診断処理による最新の製品情報(本例では診断結果情報(T))の出力とを行うものである。報告/送付手段32は、最新の製品情報とユーザ情報(I)とを含んだ報告情報(J)を製品提供側(本例では保守会社)へ報告や送付等する手段であり、本例では、製品10からの診断結果情報(T)の出力と、ユーザ(U)によるユーザ情報(I)の報告用書類(70)への記入、及びこれらの郵送などの動作により実現される。
また、製品10に関連付けして、図示しないサービス案内手段を有する。この手段により、ユーザ(U)に対して、本システムにおける保守サービスの存在及びその仕組みや手順などをわかるように案内・開示する。即ち、振動センサ50及び診断プログラム60等の構成に基づき、報告情報(J)の報告/送付により、迅速な保守サービスを受けることが可能なこと等を案内する。この手段は、例えば、広告や製品マニュアルでの添付、製品10の表示器などの表示による説明などとしてもよい。
保守会社は、工場と連携した製品10の保守管理サービス提供のための管理情報を、管理コンピュータ21(M2)の管理DB22(DB2)内に格納する。また、例えばP1やユーザ(U)に対応付けられる保守対応者B1が存在し、工場の責任者A1と連携する。また、管理コンピュータ21(M2)は、第2の解析部23、第2の通信部24などの処理部を有する。第2の解析部23では、ユーザ環境側からの報告情報(J)をもとに、その解析処理を行う。解析処理は、保守対応者B1を介在して行われるが、コンピュータ自動化処理可能な部分は自動化してもよい。第2の通信部24は、インターネット接続等を利用して、工場との間での管理情報の送受信などのための通信処理を行う。解析処理は、少なくとも保守会社又は工場のいずれかでは行われるようにする。本例では、保守会社では、工場で保持する管理情報と同様の管理情報を管理DB22に保持して内容を同期する。保守対応者B1は、管理コンピュータ21を利用してユーザ(U)に対する保守対応業務を行う。なお、管理コンピュータ21に、その業務のための保守対応処理部を備えて、保守対応者B1が画面の管理情報の表示を見ながら保守対応するようにしてもよい。M1,M2等は、管理サーバの形態などとしてもよい。
要素間の主な動作として、Aでは、工場から販社へ製品(P1)10を出荷して販社を経由してユーザ環境へ提供しており、また必要時には保守サービスが行われる。Bでは、ユーザ環境から保守会社へ、通常の保守要求、報告情報(J)の報告/送付などを行っている。Cでは、保守会社からユーザ環境へ、保守サービスの提供、解析結果情報(R)の報告などを行っている。Dでは、保守会社と工場の間で、報告情報(J)等の管理情報の送受信や対応者(A,B)間の連絡などが行われる。
<製品構成>
図3の構成例において、製品10は、本体部101、電源部102、プロセッサ(CPU)103、メモリ(作業メモリ)104、不揮発性メモリ105、情報出力部106等を有すると共に、振動センサ50を具備し、それらが内部バスで接続されている。また、製品10には、報告用書類70が添付ないし関連付けされている。前記振動検知・診断手段31は、振動センサ50、診断プログラム60等により構成される。前記報告/送付手段32は、情報出力部106及びユーザによる報告用書類70の記入及びそれらの送付などにより構成される。本構成は、随時検知及び診断を行う例である。、また複数の製品10であるP{P1〜Pn}は、振動センサ50等を具備することが可能であれば、同一仕様の製品である必要はない。
本体部101は、製品10の本来の機能、例えばコピー機であればコピー処理機能などを提供する。電源部102は、製品10内各部へ電源供給する。プロセッサ103は、メモリ104上のプログラムを実行して制御を実現する。本例では、プロセッサ103により、不揮発性メモリ105からメモリ104上にロードした診断プログラム60を実行して、診断処理(テストメンテナンス処理等ともいう)を含む特徴的な制御処理を行う。またメモリ104上には、検知情報(V)や、稼動の状態情報(C)を含んだ構成情報(K)や、診断結果情報(T)など、診断処理を含む制御処理に係わる情報が必要に応じて入出力される。不揮発性メモリ105には、診断プログラム60等の必要な制御プログラムや、構成情報(K)等、製品10の電源オフ状態でも保持すべき情報が格納されている。情報出力部106は、診断結果情報(T)等を、ユーザ(U)が認識可能なように出力する。なお、情報出力部106から製品情報を出力するだけでなく、更に、そのことをユーザ(U)に通知する手段ないし処理部を製品10に備えても構わない。
製品10の内部などには、工場で予め振動センサ50が具備される。製品10の製造時点で内蔵させる形態とする。一旦製造された製品10に対して取り付けする形態としても構わない。但し、振動センサ50は、製品10の通常使用及び保守作業等の範囲の動作で誤って取り外されたりせず、通所使用の邪魔にならない箇所へ、固定的に取り付けるようにする。
また、製品10内には、工場で予め診断プログラム60がインストールされる。もしくは、診断プログラム60と同様機能を持つデバイスが接続されてもよい。また、製品10に更に記録媒体読み取り部(FDドライブ等)などを備え、製品10の電源投入時に、不揮発性メモリ105からではなく記録媒体(FD)から診断プログラム60等を読み込みして実行する形態などとしてもよい。
診断プログラム60による診断は、製品10の特性に応じたものであり、テストメンテナンス/ヘルスチェック/状態確認/動作検証/構成情報吸い上げなどとも言い換えることができる。
振動センサ50では、製品10の電源状態に係わり無く(即ち電源部102からの供給電源がオフの状態においても)、常時、製品10の物理的な振動を検知可能とする。振動センサ50から、所定レベルの振動を検知したことを表す検知情報(V)、もしくはその都度の振動状態を表す情報、を出力する。検知情報(V)は、製品10内の領域、例えばメモリ104へ記憶される。
振動センサ50は、製品10、特に診断プログラム60部分と、電気的に接続されており、相互に連携する。振動センサ50により所定レベルの振動を検知する。検知情報(V)、もしくはそれをもとに閾値比較チェックなどで判断処理した情報(事象の発生を表す情報)は、随時、もしくは製品10の電源オン時などに、診断プログラム60へ出力する。もしくは、振動センサ50乃至その処理部が検知情報(V)を保持する形態の場合は、診断プログラム60が任意時に振動センサ50乃至その処理部から検知情報(V)を読み込んで取得して処理する形態などとしてもよい。
診断プログラム60の処理は、製品10の電源オン状態において稼働させる。診断プログラム60による診断処理実行時には、製品10の稼働の状態情報(C)を含む構成情報(K)を自動的に検索し、製品10の構成や状態に問題が無いかどうか等をテストや確認する処理を行い、その結果として診断結果情報(T)を作成してメモリ104に記憶する。
そして、構成情報(K)、診断プログラム60による診断結果情報(T)、振動センサ50の検知情報(V)などのデータを吸い上げて、その時点の製品情報として情報出力部106から出力する。本例では特に、情報出力部106から、診断結果情報(T)を用紙へ印刷出力する。出力された製品情報を用いて、報告情報(J)が構成される。
なお、報告情報(J)のために製品10から診断結果情報(T)を出力する構成としたが、検知情報(V)や障害情報など、診断処理前の情報を出力するようにして、代わりに製品提供側で同様の診断処理を実行する形態としてもよい。
製品10についての報告情報(J)を報告/送付するために記入/入力してもらう報告用書類70(乃至テキスト様式データ)を、製品10と関連付けて提供する。例えば製品10からの診断結果情報(T)の出力と共に、報告用書類70を印刷出力してもよい。ユーザが、その報告用書類70に、その様式に従って、最新のユーザ情報(I)などを記入する。そして、そのユーザ情報(I)が記入された報告用書類70と、製品10から出力された診断結果情報(T)とを、一緒にして、郵送や電子メールなどにより、保守会社のアドレスへ送付してもらう。報告用書類70を用いた郵送以外にも、ユーザ情報(I)が記録されて送付・伝達可能な媒体や手段であれば構わない。また、ユーザ情報(I)がディジタルデータとして製品10などに入力・保持されているのであれば、それを利用して、診断結果情報(T)のデータと合わせて情報通信手段を通じて送信させる形態としてもよい。
保守会社に報告/送付された報告情報(J)は、一旦、保守会社内の管理コンピュータ21の管理DB22内に、該当製品10(P1)に係わる管理情報として記憶される。そして、この報告情報(J)を、通信部(24,14)を通じて工場へも送信や報告/送付し、工場の管理コンピュータ11の管理DB12内に、該当製品10(P1)に係わる管理情報として記憶される。
診断プログラム60による診断結果情報(T)は、製品提供側での解析が必要なので、ユーザ環境における出力時の状況ではその内容を開示しない。報告情報(J)が製品提供側に報告/送付された後、保守会社又は工場で、第1又は第2解析部(13,23)を用いて、診断結果情報(T)の解析処理を行い、その解析結果情報(R)を、ユーザ側へ報告/回答する。解析結果情報(R)を受け取ったユーザは、製品10の状態に問題が無いかどうかを認識できる。
移築などの事象の発生に基づき、随時、報告情報(J)が管理DB(12,22)内に反映されるので、製品10に係わる管理情報が最新の状態に近いものに保たれる。
<情報データ>
図4において、工場の管理DB12及び保守会社の管理DB22では、製品管理情報400を保持する。本例では工場と保守会社で同じ管理情報を保持して、通信部(14,24)を介した連携により、双方の内容を同期させる。
製品管理情報400は、製品10ごとの管理のためのデータテーブル等である。製品管理情報400は、製品ID(N)401、構成情報(K)402、状態情報(C)403、出荷情報(S)404、責任者情報(A)405、保守対応者情報(B)406、ユーザ情報(I)407、診断結果情報(T)408、解析結果情報(R)409等の管理情報を有する。
製品ID(N)401は、製品10のID(識別情報)、例えば型名、製造番号などである。構成情報(K)402は、製品10の構成、例えば出荷時の仕様や通常使用で変化する構成状態などを表すものである。状態情報(C)403は、時間経過で変化する、製品10の稼働状態や性能や障害状態などを表すものであり、構成情報(K)402の形式内に含まれる形とする。出荷情報(S)404は、製品10の出荷時点での出荷日時や出荷先情報などの記録であり、製品10の提供先となるユーザ環境のユーザ情報(I)とも対応する。責任者情報(A)405は、工場における製品10の製造管理責任者(ないし保守対応者)の情報である。保守対応者情報(B)406は、保守会社における製品10の保守対応者(ないし受付対応者など)の情報である。これらA,Bは、相互連携のための宛先アドレスなどを含む。ユーザ情報(I)407は、ユーザ環境におけるユーザや製品使用環境の情報であり、保守サービス提供のために必要とし、ユーザ環境側からの登録や報告などにより提供される。ユーザ情報(I)407は、ユーザ連絡先(名前、電話番号、住所など)や製品10の設置場所などを含む。
診断結果情報(T)408は、報告情報(J)の一部となる製品情報として、ユーザ環境から製品提供側に提供される。診断結果情報(T)408は、特に、報告情報(J)330に基づき、保守会社から工場へと連携により入手される。解析結果情報(R)409は、製品提供側における診断結果情報(T)408の解析の結果として出力される情報であり、構成情報(K)402や状態情報(C)403とも対応する。
製品内保持情報300は、製品10内に保持される情報であり、製品ID(N)301、構成情報(K)302、状態情報(C)303、検知情報(V)304、診断結果情報(T)305などを有する。301〜303は、製品提供側の管理情報と同様である。検知情報(V)304は、振動センサ50によって所定閾値レベル以上の振動を検知したことを表す情報、もしくは、振動の検知に基づき移築などの所定の事象の発生を検知したことを表す情報である。診断結果情報(T)305は、検知情報(V)に基づき、製品10における診断処理の結果として製品10から出力される情報であり、構成情報(K)402や状態情報(C)403とも対応する。診断結果情報(T)408は、所定の診断の項目に対応した情報の他、検知情報(V)などを含めてもよい。
保守関連情報310は、製品10と関連付けられて、保守サービスを受けるユーザに知らされる情報であり、製品ID301、責任者情報(A)311、保守対応者情報(B)312等を有する。ユーザが保守会社側へ保守要求や報告情報(J)の報告/送付を行う際に、これらの情報が必要となる。これら情報(311,312)は、製品提供側の同様の情報(405,406)と対応している。
書類記入情報320は、報告用書類70にユーザが記入する情報であり、ユーザ情報(I)321を含む。ユーザ情報(I)321は、報告の際の最新のユーザ環境の情報であり、例えば最新のユーザ連絡先、製品10の設置場所、その他連絡事項などを含む。
報告情報(J)は、サービス案内手段に従って、ユーザにより保守会社側に報告/送付を行う際に提供する情報であり、本例では、製品10から出力された診断結果情報(T)305と、ユーザによる書類記入情報320のユーザ情報(I)321とが含まれる。
上記に限らず、管理情報を、工場と保守会社の管理コンピュータ(あるいはその他管理サーバなど)の一方側にのみ保持して必要時に通信手段を通じて取得する形態としてもよい。例えば、保守会社は、製品ID(N)401、責任者情報(A)405、保守対応者情報(B)406、ユーザ情報(I)407、ユーザ側から受信した報告情報(J)330などを保持する。
<処理シーケンス>
次に、図5において、本システムにおける処理例について説明する。図5は、図1を基本としてより詳細な処理例を示している。図5において、構成要素として、工場、販社、保守会社、第1環境、第2環境、及びユーザ(U)を有する。
まず、S101で、工場から販社を通じて第1環境へ製品10(P1)を出荷・販売している。そして、S102で、工場のDB1内に、P1についての管理情報として、P1を出荷したことについての出荷情報(S)を書き込んでいる。ここではそのデータをD1aとして示している。なおD1aにおける「1」はP1についての情報であることを示し、「a」はそれが第1の状態(初期状態)であることを示している。
第1環境では、P1は、第1の設置場所(s1)に設置され、ユーザ(U1)によりP1が通常使用される。S103で、例えば動作不良などの何か問題が発生した場合を示している。P1は、前記第1の状態(a)とは異なる第2の状態(b)となる。何か問題がある場合あるいはユーザ登録などの場合に、S104で、ユーザ(U1)から保守会社へ保守要求を発行する。保守会社は、ユーザ(U1)からの保守要求及び関連情報を保守対応者(B1)及び管理コンピュータ21で受け付ける。更に、S105で、保守サービス提供及び管理情報の同期のために、保守会社の管理コンピュータ21と工場の管理コンピュータ11とで通信している。通信により、例えば障害情報やユーザ情報(I)等を授受する。S106では、保守会社のDB2に、保守要求の情報やユーザ登録情報などを管理情報として格納し更新している。また、S107では、工場のDB1に、保守会社を通じて提供される同様の情報を管理情報として格納し更新している。これにより、前記D1aが更新されてD1bとなる。
S108では、保守会社ないし工場から、ユーザ環境へ、前記保守要求に応じた保守サービスを提供している。例えば、第1環境におけるP1の設置場所(s1)へ保守員を派遣し、P1の動作不良の解消のための点検や調整動作などを行う。保守会社の保守対応者(B1)だけで保守対応が不可能な場合は、工場の責任者(A1)等を通じてユーザ環境へ保守サービスを提供する。D1a又はD1bにおいては、ユーザ情報(I)は、第1環境に対応したもの(I1)とする。
S111では、P1に対する事象発生例として、第1環境の設置場所(s1)から第2環境の設置場所(s2)へとP1が移築され、U1からU2へ移管された場合を示している。これにより、P1は、前記第2の状態(b)とは異なる第3の状態(c)となる。製品提供側の工場などにおける管理情報(前記第2の状態(b)に対応する)は、現状(第3の状態(c))とずれていることになる。P1の物理的な移動により、S112で、内蔵の振動センサ50でその振動が検知される。そして、この振動検知により、S113で、P1内蔵の診断プログラム60を自動実行し、診断処理を実行する。それにより、P1から、その時点の構成情報(K)等を含んだ診断結果情報(T)が出力される。例えばP1から用紙へ診断結果情報(T)を印刷出力する。この診断結果情報(T)は、第3の状態(c)に対応したものとなっている。第2のユーザ情報(I2)は、U2の連絡先、P1の第2の設置場所(s2)などの情報を含む。
ユーザは、診断結果情報(T)の出力を認識すると、S115で、報告用書類70に、その時点の最新のユーザ情報(I)、即ち第2環境に対応したもの(I2)を記入する。そして、S116で、ユーザにより、報告用書類70と診断結果情報(T)の出力とを一緒にして、報告情報(J)として、保守会社のアドレス(保守対応者情報(B)に含まれている)へ例えば郵送により送付する。あるいはその他、報告情報(J)を、情報通信手段を通じてデータ形式などで送信してもらってもよい。特に製品10がインターネット接続等の情報通信機能を備えるものであるなら、それを利用して直接製品提供側に対し報告情報(J)を送信してもよい。
一方、保守会社は、U2側からの報告情報(J)を受け取る。S117では、保守会社から工場へ、報告情報(J)を通信により連携している。これにより、工場でも報告情報(J)を入手する。S118では、保守会社のDB2へ、報告情報(J)を反映して更新する。S119では、工場のDB1へ、報告情報(J)を反映して更新する。これにより、該当データであるD1bが更新されてD1cとなる。
また、S120では、保守会社又は工場で、診断結果情報(T)を解析して、解析結果情報(R)を得る。解析により、製品提供側でのP1の最新の状態(c)の認識と、P1に障害、性能低下、故障などの問題が無いかどうかを判断する。S121で、その解析結果情報(R)を、情報通信手段などを通じて、第2環境へ報告/回答する。またその際、必要であればその時点ですぐに実施可能な保守サービスをU2に対し行う。S122で、解析結果情報(R)を受け取ったユーザ(U2)は、P1に問題がないかどうか(OK/NG)を認識する。
そして、NGの場合に、S123で、ユーザ(U2)から保守会社へ保守要求を発行する。または、U2側から保守要求せずとも、前記解析結果でP1に問題があった場合に、製品提供側(保守会社または工場)から保守サービスを実施する。S124で、ユーザ(U2)からの保守要求を、保守会社を経由して、工場へ連携している。例として、P1の問題(NG)が、工場の責任者(A1)による保守対応を要する場合である。S125で、工場におけるP1と対応付けられた責任者(A1)は、DB1の該当管理情報データであるD1cを参照する。該当データ(D1c)は、前記S117等により、既に最新のP1の状態(c)に合わせて更新されている。そして、これにより、責任者(A1)は、第2環境のユーザ及びP1に対して、迅速に連絡対応や保守サービスを実行することができる。S126で、工場ないし保守会社から、責任者(A1)等を通じて、保守サービスを提供している。なお、前記S4で最新情報を入手していない場合(従来技術)と比較すると、U2から保守要求を受けてからの最新情報の入手が必要であり、その分時間や手間がかかることで、U2に対する保守サービスが遅れることになる。S127で、ユーザ(U2)及びP1は、保守サービスを受けたことにより、P1における問題が解消される(OK)。また、S128で、後日、前記R等の管理情報データに基づき、製品(P)10やサービス等の改善、アフターサービス等を実行する。
以上のように、本実施の形態によれば、移築などの事象による振動で製品10に故障などの問題が無いか等を診断・確認でき、かつ、製品提供側で、出荷後の製品についての情報(製品情報(診断結果情報(T))やユーザ情報(I))の入手が早目及び確実に可能となる。製品提供側で、工場から一旦出荷した製品10の設置場所や稼働状態、ユーザ状況なども把握することができる。また、入手した最新の情報に基づき、製品提供側からユーザなどに対して例えば保守対応のための情報などを迅速かつ確実に伝達することができる。これにより従来よりもユーザに満足して頂けることになる。また、本実施の形態によれば、前記特許文献1記載技術のようなGPS等の高度で高価なシステムは不要であり、費用対効果が高い。製品の出荷後の保守、不具合情報の公開などは、どこの企業でも必要であり、特に、大量、広範囲、不特定な販売ルートの製品では非常に利用価値のあるものである。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、製品の製造、出荷、販売、保守管理、追跡管理などのための情報処理システムなどに利用可能である。
本発明の一実施の形態の製品保守管理システムの概要を示す図である。 本発明の一実施の形態の製品保守管理システムの構成を示す図である。 本発明の一実施の形態の製品保守管理システムにおける、製品の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態の製品保守管理システムにおける、取り扱う情報データの構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態の製品保守管理システムにおける、処理シーケンス例を示す図である。
符号の説明
10…製品、11,21…管理コンピュータ、12,22…管理DB、13…第1解析部、14,24…通信部、23…第2解析部、31…振動検知・診断手段、32…報告/送付手段、50…振動センサ、60…診断プログラム、70…報告用書類、101…本体部、102…電源部、103…プロセッサ、104…メモリ、105…不揮発性メモリ、106…情報出力部、300…製品内保持情報、301…製品ID(N)、302…構成情報(K)、303…状態情報(C)、304…検知情報(V)、305…診断結果情報(T)、310…保守関連情報、311…責任者情報(A)、312…保守対応者情報(B)、320…書類記入情報、321…ユーザ情報(I)、330…報告情報(J)、400…製品管理情報、401…製品ID(N)、402…構成情報(K)、403…状態情報(C)、404…出荷情報(S)、405…責任者情報(A)、406…保守対応者情報(B)、407…ユーザ情報(I)、408…診断結果情報(T)、409…解析結果情報(R)。

Claims (2)

  1. 製品を保守管理する製品保守管理システムであって、
    前記製品を出荷する工場では、前記製品の管理のための管理情報のデータを管理コンピュータのデータベースに保持し、
    前記製品は、当該製品の振動を検知する振動センサを備え、
    前記製品から、前記振動センサによる当該製品の振動の検知に基づき、自動的に、当該製品の状態を表す情報を出力し、
    前記出力された情報、及び/又は、前記製品を使用するユーザ環境の状態を表すユーザ情報を、情報通信手段を通じて、前記製品を提供する側の情報処理システムへ報告/送付し、
    前記製品には、当該製品の診断処理を行う診断プログラムが内蔵され、
    前記製品における前記振動センサによる所定レベルの振動の検知により、自動的に、前記製品の診断プログラムが実行され、当該製品に対する振動を伴う事象の発生により当該製品に問題が発生していないかを含む前記製品の状態を診断して、当該診断結果情報を含んだ前記製品の状態を表す情報を前記製品から外部に出力し、
    前記製品の状態を表す情報の出力に基づき、当該製品のユーザにより、その時点の最新のユーザ環境に対応したユーザ情報が、報告用書類へ記入され、
    前記ユーザにより、前記製品の状態を表す情報の出力と前記ユーザ情報が記入された報告用書類とが一緒に、当該製品を出荷した工場もしくは当該製品の保守サービスを提供する保守会社のアドレスへ情報通信手段を通じて報告/送付され、
    前記報告/送付された情報を、情報通信手段を通じて前記工場の管理コンピュータへ入手して、前記管理コンピュータのデータベースで保持している当該製品の管理情報もしくは出荷情報のデータに反映し、
    前記工場における前記製品の管理のための管理情報は、前記製品のID、構成情報、出荷情報、ユーザ情報を含み、
    前記製品の状態を表す情報は、前記製品のID、構成情報、診断結果情報を含み、
    前記ユーザ情報は、前記ユーザの連絡先、前記製品の設置場所の情報を含む、ことを特徴とする製品保守管理システム。
  2. 請求項1記載の製品保守管理システムにおいて、
    前記製品の保守サービスを提供する保守会社では、前記製品の保守サービス提供のための管理情報のデータを管理コンピュータのデータベースに保持し、
    前記保守会社の管理コンピュータと前記工場の管理コンピュータとが、情報通信手段を通じて相互通信可能に接続され、
    前記製品から前記振動センサによる検知に基づき診断プログラムの実行による診断結果情報を出力し、当該診断結果情報をユーザ情報と合わせて、報告情報として、前記保守会社のアドレスへ、前記製品のユーザにより情報通信手段を通じて報告/送付し、
    前記報告情報を、前記保守会社の管理コンピュータのデータベースに保持している該当管理情報に反映すると共に、前記工場の管理コンピュータのデータベースに保持している該当管理情報へも情報通信手段を通じて入手して反映し、
    前記保守会社もしくは工場の管理コンピュータで、オペレータの動作を通じて、前記診断結果情報を解析し、その解析結果情報を、前記ユーザ環境のユーザへ情報通信手段を通じて報告することを特徴とする製品保守管理システム。
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