JP4806999B2 - GaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法 - Google Patents
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と平行となる。尚、このような結晶面を、便宜上、以下、{11−20}面と表記する。また、六方晶系における例えば以下に例示する結晶面の表記、
を、便宜上、本明細書においては、{hk−il}面、{h−kil}面と表記し、以下に例示する方向の表記、
を、便宜上、本明細書においては、<hk−il>方向、<h−kil>方向と表記する。
(A)サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体から成り、X方向に延びる帯状のシード層を、複数、離間して形成した後、
(B)GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第1下地層を、各シード層からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、次いで、
(C)シード層の上方に位置する第1下地層の頂面の部分に、マスク層を形成した後、
(D)第1下地層の頂面上及びマスク層上において、GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第2下地層を第1下地層の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させる、
各工程を具備することを特徴とする。尚、このような本発明のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法を、以下、便宜上、本発明の第1の態様に係る下地層の形成方法と呼ぶ。また、本発明のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法を、本発明の下地層の形成方法と略称する場合がある。
(A)サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体から成り、X方向に延びる帯状のシード層を、複数、離間して形成した後、
(B)GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第1下地層を、各シード層からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、次いで、
(C)シード層の上方に位置する第1下地層の頂面の部分に、マスク層を形成した後、
(D)第1下地層の頂面上及びマスク層上において、GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第2下地層を第1下地層の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させる、
各工程を少なくとも具備することを特徴とする。尚、このような本発明のGaN系半導体発光素子の製造方法を、以下、便宜上、本発明の第1の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法と呼ぶ。
前記工程(B)において、第1下地層を、各シード層からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、各第1下地層の対向する側面が相互に接触する前に、横方向エピタキシャル成長を中止し、
前記工程(D)において、第2下地層をY方向に横方向エピタキシャル成長させると共に、第1下地層の対向する側面から、GaN系化合物半導体から成る第3下地層をY方向に横方向エピタキシャル成長させる形態とすることが好ましいが、これに限定するものではない。尚、このような本発明のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法を、以下、便宜上、本発明の第2の態様に係る下地層の形成方法と呼び、このような本発明のGaN系半導体発光素子の製造方法を、以下、便宜上、本発明の第2の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法と呼ぶ。ここで、限定するものではないが、第1下地層の対向する側面の間の距離をL、複数のシード層の形成ピッチをPSとしたとき、
0.5≦L/PS≦0.99
好ましくは、
0.6≦L/PS≦0.8
を満足することが、欠陥を減らすといった観点、あるいは、サファイア基板からの第1下地層等の剥離を防止するといった観点から望ましい。
1<WM/WS
好ましくは、
1<WM/WS≦2
を満足し、且つ、
WE2/(PS−WM)<1
好ましくは、
WE2/(PS−WM)<0.5
を満足することが更に一層好ましい。1<WM/WSを満足させることによって、得られた第2下地層における結晶欠陥密度を確実に低減させることができるし、WE2/(PS−WM)<1を満足させることによって、一層結晶欠陥密度の少ない第2GaN系化合物半導体層上に第2電極を設けることができる。
1<WM/WS
好ましくは、
1<M/WS≦2
を満足することが一層望ましい。また、複数のシード層の形成ピッチをPSとしたとき、
0.01≦WS/PS≦0.5
好ましくは、
0.1≦WS/PS≦0.3
を満足することが望ましい。1<WM/WSを満足させることによって、得られた第2下地層における結晶欠陥密度を確実に低減させることができる。帯状のシード層の延びる方向であるX方向を、<1−100>方向と平行とすることが好ましい。
先ず、サファイア基板10のR面上に、GaN系化合物半導体(具体的には、GaN)から成り、X方向に延びる離間した帯状のシード層11を複数形成する(図1の(A)参照)。ここで、サファイア基板10のR面とは、{1−102}面である。具体的には、サファイア基板10をMOCVD装置に搬入し、サファイア基板10の表面をサーマルクリーニングした後、有機ガリウム源ガスとしてトリメチルガリウム(TMG)ガスを使用し、窒素源ガスとしてアンモニアガスを使用したMOCVD法に基づき、窒素源ガスの有機ガリウム源ガスに対する供給モル比であるV/III比を適切に選択することでピット等が出来る限り発生しないように鏡面に成長する結晶成長条件で、厚さ約2μmの平坦なGaN系化合物半導体層をサファイア基板10のR面上に結晶成長させる。具体的には、頂面がA面であるGaN層をサファイア基板10のR面上に結晶成長させる。但し、このGaN系化合物半導体層には、積層欠陥等の高密度の欠陥が存在している。そこで、次いで、サファイア基板10をMOCVD装置から搬出し、リソグラフィ技術及びRIE技術に基づき、このGaN系化合物半導体層を、平面形状が帯状となるようにパターニングすることで、X方向に延びる帯状の離間したシード層11を複数形成することができる。ここで、シード層11が延びるX方向を、<1−100>方向と平行とする。また、シード層11の平面形状を幅WSの帯状とし、複数のシード層の形成ピッチをPSとしたとき、
WS=10μm
PS=40μm
である。
次いで、GaN系化合物半導体(具体的には、GaN)から成り、頂面12AがA面であり、側面12BがC面である第1下地層12を、各シード層11の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させる(図1の(B)参照)。実施例1にあっては、各第1下地層12の対向する側面12Bが相互に接触した時点で、第1下地層12の横方向エピタキシャル成長を中止する。具体的には、サファイア基板10を、再び、MOCVD装置に搬入し、有機ガリウム源ガスとしてトリメチルガリウム(TMG)ガスを使用し、窒素源ガスとしてアンモニアガスを使用したMOCVD法に基づき、頂面12AがA面であり、側面12BがC面である第1下地層12を、各シード層11からY方向に横方向エピタキシャル成長させる。結晶成長条件を、以下の表1に例示する。
V/III比 :約500
有機ガリウム源ガスの供給量:4.5×10-6モル・cm-2・分-1
窒素源ガスの供給量 :1SLM
正味の成長速度 :12μm/hr
窒素源ガスの圧力 :1×104Pa
次いで、サファイア基板10をMOCVD装置から搬出し、シード層11の上方に位置する第1下地層12の頂面12Aの部分に、マスク層13を形成する(図1の(C)参照)。マスク層13は、下から、酸化シリコン層、窒化シリコン層の積層構造を有し、プラズマCVD法、リソグラフィ技術、及び、ウエットエッチング技術に基づき形成することができる。X方向に延び、平面形状が帯状のマスク層13の幅WMを16μmとする。即ち、シード層11の射影像は、マスク層13の射影像に含まれ、WM/WS=1.6である。
V/III比 :約8000
窒素源ガスの供給量:6SLM
横方向成長速度 :4μm/hr
窒素源ガスの圧力 :9×104Pa
その後、第1下地層12の頂面12A上及びマスク層13上において、GaN系化合物半導体(具体的には、GaN)から成り、頂面14AがA面であり、側面14BがC面である第2下地層14を第1下地層12の頂面12AからY方向に横方向エピタキシャル成長させる(図1の(D)参照)。具体的には、サファイア基板10を、再び、MOCVD装置に搬入し、有機ガリウム源ガスとしてトリメチルガリウム(TMG)ガスを使用し、窒素源ガスとしてアンモニアガスを使用したMOCVD法に基づき、頂面14AがA面であり、側面14BがC面である第2下地層14の結晶成長を、第1下地層12の頂面12Aから開始させ、第2下地層14を横方向(Y方向)に結晶成長させる。結晶成長条件は表1と同様とすればよい。
次に、同じMOCVD装置内で、サファイア基板10を低い温度に降温することなく、第2下地層14上に、第1導電型(具体的には、n型)を有し、頂面がA面である第1GaN系化合物半導体層(具体的には、例えば、Siをドーピングした厚さ約1μmのGaN層)、GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である活性層(具体的には、例えば、厚さ2〜3nmのInGaN層/厚さ7〜20nmのGaN層が積層された単一量子井戸構造[QW構造]あるいは多重量子井戸構造[MQW構造])、第2導電型(具体的には、p型)を有し、頂面がA面である第2GaN系化合物半導体層(具体的には、例えば、Mgをドーピングした厚さ5〜20nmのAlGaN層と、Mgをドーピングした厚さ100nmのGaN層)を、順次、周知のMOCVD法にて結晶成長させる。尚、第1GaN系化合物半導体層は、結晶欠陥の少なくなる以下の表3に示す結晶成長条件で結晶成長させることが望ましい。
V/III比 :1000以上
窒素源ガスの圧力:5×104Pa以上
その後、第2導電型(具体的には、p型)を有する第2GaN系化合物半導体層上に第2電極を形成する。第2電極は、Ni層/Ag層/Au層の積層構造を有し、真空蒸着法にて形成することができる。尚、第2電極を、第1下地層12の頂面12A上に形成された第2下地層14の部分の上方に形成する。第2電極の射影像は、第1下地層12の頂面12A上に形成された第2下地層14の部分の射影像に含まれる。第2電極の平面形状は、帯状、円形、楕円形等とすることができ、第2電極の幅WE2(マスク層13の幅と同じ方向の幅である)を、14μmとする。尚、第2電極は、マスク層13の上方に位置する第2下地層14の部分に形成しないことが好ましく、更には、第2下地層14と第2下地層14との接合部を跨がないように形成することが一層好ましい。
次いで、全面に支持層を形成し、あるいは、全面に支持体を接着した後、シード層11、第1下地層12をサファイア基板10のR面から剥離する。具体的には、サファイア基板10を介して、サファイア基板10とシード層11、第1下地層12との界面にレーザ光(例えば、波長248nmのKrFエキシマレーザ光)を照射すればよい。その後、シード層11、第1下地層12、マスク層13、第2下地層14を、エッチング法及び研磨法を組合せた方法によって除去し、第1GaN系化合物半導体層を露出させる。次に、露出した第1GaN系化合物半導体層上に第1電極を形成する。第1電極は、Ti層/Au層の積層構造を有する。更に、第1電極に接続されたITOから成る透明電極を形成する。
その後、第1GaN系化合物半導体層、GaN系化合物半導体から成る活性層、第2GaN系化合物半導体層から成る積層構造を劈開、切断してLEDチップとし、透明電極が上になるようにマウントし、配線を行い、樹脂モールドを行うことで、砲弾型のLEDデバイスから成るGaN系半導体発光素子を得ることができる。そして、こうして得られたGaN系半導体発光素子の動作電圧は、50A/cm2程度の電流密度にて2.8ボルトと極めて低い値であった。
先ず、実施例1の[工程−100]と同様にして、サファイア基板10のR面上に、GaN系化合物半導体から成り、X方向に延びる帯状の離間したシード層11を複数形成する(図2の(A)参照)。
次いで、頂面12AがA面であり、側面12BがC面である第1下地層12を、各シード層11の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させる(図2の(B)参照)。実施例2にあっては、第1下地層12を、各シード層11からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、各第1下地層12の対向する側面12Bが相互に接触する前に、横方向エピタキシャル成長を中止する。具体的には、実施例1の[工程−110]と同様の工程を実行する。但し、結晶成長時間を、実施例1よりは短くする。
次いで、実施例1の[工程−120]と同様にして、シード層11の上方に位置する第1下地層12の頂面12Aの部分に、マスク層13を形成する(図2の(C)参照)。
その後、実施例1の[工程−130]と同様にして、第2下地層14を第1下地層12の頂面12AからY方向に横方向エピタキシャル成長させると共に、第1下地層12の対向する側面12Bから第3下地層15をY方向に横方向エピタキシャル成長させる(図2の(D)参照)。
その後、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行することで、GaN系半導体発光素子を得ることができる。
先ず、実施例1の[工程−100]と同様にして、サファイア基板10のR面上に、GaN系化合物半導体から成り、X方向に延びる帯状の離間したシード層11を複数形成する。尚、実施例3においては、
WS= 6μm
PS=24μm
とする。
次いで、頂面12AがA面であり、側面12BがC面である第1下地層12を、実施例2の[工程−210]と同様にして、各シード層11の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させる。実施例3にあっても、第1下地層12を、各シード層11の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、各第1下地層12の対向する側面12Bが相互に接触する前に、横方向エピタキシャル成長を中止する。具体的には、実施例1の[工程−110]と同様の工程を実行する。但し、結晶成長時間を、実施例1よりは短くする。また、表1の結晶成長条件では、場合によっては、得られた第1下地層12に点欠陥が多く存在し、また、有機ガリウム源ガス中の炭素が第1下地層12に多く含まれ、黄色の発光が増えてしまう場合がある。それ故、実施例3にあっては、表1における窒素源ガスの供給量を1SLMから2SLMへと変更した。尚、実施例1に示した第1下地層12の結晶成長条件では、横方向成長速度が速く、窒素源ガス流量が少ないこともあり、第1下地層12が褐色に着色する場合があるが、実施例3の第1下地層12の結晶成長条件では、第1下地層12が着色せず、透明となる。しかも、窒素源ガス流量を2SLMとすることで、横方向成長速度が相対的に遅くなり、各第1下地層12の対向する側面12Bが相互に接触し難くなる傾向にある。
次いで、実施例1の[工程−120]と同様にして、シード層11の上方に位置する第1下地層12の頂面12Aの部分に、マスク層13を形成する。尚、平面形状が帯状のマスク層13の幅WMを9μmとする。即ち、シード層11の射影像は、マスク層13の射影像に含まれ、WM/WS=1.5である。
その後、実施例1の[工程−130]と同様にして、第2下地層14を第1下地層12の頂面12AからY方向に横方向エピタキシャル成長させると共に、第1下地層12の対向する側面12Bから第3下地層15をY方向に横方向エピタキシャル成長させる。
その後、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行することで、GaN系半導体発光素子を得ることができる。
先ず、サファイア基板10のR面上に、GaN系化合物半導体(具体的には、GaN)から成り、頂面がA面であるバッファ層を形成する。具体的には、サファイア基板10をMOCVD装置に搬入し、サファイア基板10の表面をサーマルクリーニングした後、有機ガリウム源ガスとしてトリメチルガリウム(TMG)ガスを使用し、窒素源ガスとしてアンモニアガスを使用したMOCVD法に基づき、窒素源ガスの有機ガリウム源ガスに対する供給モル比であるV/III比を適切に選択することでピット等が出来る限り発生しないように鏡面に成長する結晶成長条件で、平坦なGaN系化合物半導体から成るバッファ層をサファイア基板10のR面上に結晶成長させる。より具体的には、表4の[条件−41]に例示する結晶成長条件にて、頂面がA面であり、厚さ4nmのバッファ層をサファイア基板10のR面上に結晶成長させる。
WS=3μm
PS=15μm
である。
その後、実施例1の[工程−110]〜[工程−130]と同様の工程を実行することで、GaN系化合物半導体から成る下地層を形成し、更には、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行することで、GaN系半導体発光素子を得ることができる。あるいは又、実施例2の[工程−210]〜[工程−230]と同様の工程を実行することで、GaN系化合物半導体から成る下地層を形成し、更には、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行することで、GaN系半導体発光素子を得ることができる。あるいは又、実施例3の[工程−310]〜[工程−330]と同様の工程を実行することで、GaN系化合物半導体から成る下地層を形成し、更には、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行することで、GaN系半導体発光素子を得ることができる。
Claims (15)
- (A)サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体から成り、第1の方向に延びる帯状のシード層を、複数、離間して形成した後、
(B)GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第1下地層を、各シード層から第1の方向と直交する第2の方向に横方向エピタキシャル成長させ、次いで、
(C)シード層の上方に位置する第1下地層の頂面の部分に、マスク層を形成した後、
(D)第1下地層の頂面上及びマスク層上において、GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第2下地層を第1下地層の頂面から第2の方向に横方向エピタキシャル成長させる、
各工程を具備することを特徴とするGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。 - 前記工程(B)において、第1下地層を、各シード層から第2の方向に横方向エピタキシャル成長させ、各第1下地層の対向する側面が相互に接触する前に、横方向エピタキシャル成長を中止し、
前記工程(D)において、第2下地層を第2の方向に横方向エピタキシャル成長させると共に、第1下地層の対向する側面から、GaN系化合物半導体から成る第3下地層を第2の方向に横方向エピタキシャル成長させることを特徴とする請求項1に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。 - 第1下地層の横方向エピタキシャル成長を、有機ガリウム源ガスと窒素源ガスとを用いた有機金属化学的気相成長法によって行うことを特徴とする請求項2に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
- 窒素源ガスの有機ガリウム源ガスに対する供給モル比であるV/III比を、1×10乃至3×103とすることを特徴とする請求項3に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
- 有機金属化学的気相成長法に基づく第1下地層の横方向エピタキシャル成長において、サファイア基板1cm2当たり、1分当たりの有機ガリウム源ガスの供給モル数を、0.5×10-6モル・cm-2・分-1乃至5×10-6モル・cm-2・分-1とすることを特徴とする請求項3に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
- 有機金属化学的気相成長法に基づく第1下地層の横方向エピタキシャル成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、1×103Pa乃至3×104Paとすることを特徴とする請求項3に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
- 第2下地層及び第3下地層の横方向エピタキシャル成長を、有機ガリウム源ガスと窒素源ガスとを用いた有機金属化学的気相成長法によって行うことを特徴とする請求項2に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
- 窒素源ガスの有機ガリウム源ガスに対する供給モル比であるV/III比を、1×10乃至3×103とすることを特徴とする請求項7に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
- 有機金属化学的気相成長法に基づく第2下地層及び第3下地層の横方向エピタキシャル成長において、サファイア基板1cm2当たり、1分当たりの有機ガリウム源ガスの供給モル数を、0.5×10-6モル・cm-2・分-1乃至5×10-6モル・cm-2・分-1とすることを特徴とする請求項7に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
- 有機金属化学的気相成長法に基づく第2下地層及び第3下地層の横方向エピタキシャル成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、1×103Pa乃至3×104Paとすることを特徴とする請求項7に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
- シード層を形成する前に、サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体から成るバッファ層を形成する工程を備え、
バッファ層の形成時、バッファ層に、Siを1×1017cm-3以上ドーピングすることを特徴とする請求項1に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。 - シード層は、厚さ1×10-8m乃至1×10-7mの下層シード層、及び、上層シード層の積層構造を有し、
有機金属化学的気相成長法に基づく下層シード層の成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、5×104Pa乃至9×104Paとし、
有機金属化学的気相成長法に基づく上層シード層の成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、1×103Pa乃至5×104Paとすることを特徴とする請求項11に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。 - シード層及びマスク層の平面形状は帯状であることを特徴とする請求項1に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
- シード層の射影像は、マスク層の射影像に含まれることを特徴とする請求項13に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
- シード層の幅をWS、マスク層の幅をWMとしたとき、
WM/WS>1
を満足することを特徴とする請求項14に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
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