JP4806999B2 - GaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、GaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法、及び、GaN系半導体発光素子の製造方法に関する。
近年、結晶欠陥密度の低いGaN系化合物半導体層を形成するために、GaN系化合物半導体層をサファイア基板の上に横方向に結晶成長させる方法[以下、横方向エピタキシャル成長、あるいは、ELOG成長法(Epitaxial Lateral OverGrowh 法)と呼ぶ]が、種々検討されている。一般に、サファイア基板上に、GaN系化合物半導体から成る、離間したシード層を複数形成すると、このシード層からGaN系化合物半導体層が横方向に結晶成長する。そして、GaN系化合物半導体層が横方向に結晶成長する領域において、転位は、GaN系化合物半導体層の結晶成長と共に横方向にのみ進行し、GaN系化合物半導体層の縦方向(厚さ方向)には貫通しないが故に、結晶欠陥密度の低いGaN系化合物半導体層を得ることができる。
このようなELOG法の1つが、例えば、特開2002−100579に開示されている。この特開2002−100579に開示された技術にあっては、窒化物半導体と異なる異種基板の上に、窒化物半導体から成る成長核を、周期的なストライプ状、島状又は格子状に形成する工程と、成長核から、成長核同士の略中央部において互いに接合して基板全面を覆うように、窒化物半導体層を成長させる成長工程とを備えており、この成長工程において、窒化物半導体層の成長を途中まで成長させた後に、成長核の上方に保護膜を形成し、更に、窒化物半導体層を成長させる。
特開2002−100579
通常、サファイア基板上におけるGaN系化合物半導体層の形成においては、サファイア基板のC面が用いられる。そして、サファイア基板のC面上にELOG成長法に基づき形成されたGaN系化合物半導体層は、その頂面がC面となり、側面がA面となる。即ち、GaN系化合物半導体層の頂面は、GaN系化合物半導体結晶の{0001}面と平行となり、GaN系化合物半導体層の側面は、GaN系化合物半導体結晶の
と平行となる。尚、このような結晶面を、便宜上、以下、{11−20}面と表記する。また、六方晶系における例えば以下に例示する結晶面の表記、
を、便宜上、本明細書においては、{hk−il}面、{h−kil}面と表記し、以下に例示する方向の表記、
を、便宜上、本明細書においては、<hk−il>方向、<h−kil>方向と表記する。
例えば、n型GaN層と、InGaNから成る活性層と、p型GaN層とが積層された発光ダイオード(LED)を想定した場合、InGaN結晶の格子定数は、GaN結晶の格子定数よりも少し大きい。そして、それぞれの頂面がC面であるn型GaN層と、InGaNから成る活性層と、p型GaN層とが積層された場合、活性層に圧縮圧力が加わる結果、活性層の厚さ方向にピエゾ自発分極が生じる。その結果、このような発光ダイオードからの発光波長にシフトが生じたり、発光効率の低下、動作電圧の上昇、輝度飽和といった現象が発生する。
上述した特開2002−100579には、このようなGaN系化合物半導体層がピエゾ自発分極を示した場合の問題点やその解決手段について、何ら言及されていない。
従って、本発明の目的は、結晶欠陥密度が低く、しかも、ピエゾ自発分極が生じ難いGaN系化合物半導体層の積層構造を形成するために用いられるGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法、及び、係るGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法を適用したGaN系半導体発光素子の製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法は、
(A)サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体から成り、X方向に延びる帯状のシード層を、複数、離間して形成した後、
(B)GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第1下地層を、各シード層からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、次いで、
(C)シード層の上方に位置する第1下地層の頂面の部分に、マスク層を形成した後、
(D)第1下地層の頂面上及びマスク層上において、GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第2下地層を第1下地層の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させる、
各工程を具備することを特徴とする。尚、このような本発明のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法を、以下、便宜上、本発明の第1の態様に係る下地層の形成方法と呼ぶ。また、本発明のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法を、本発明の下地層の形成方法と略称する場合がある。
上記の目的を達成するための本発明のGaN系半導体発光素子の製造方法は、
(A)サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体から成り、X方向に延びる帯状のシード層を、複数、離間して形成した後、
(B)GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第1下地層を、各シード層からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、次いで、
(C)シード層の上方に位置する第1下地層の頂面の部分に、マスク層を形成した後、
(D)第1下地層の頂面上及びマスク層上において、GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第2下地層を第1下地層の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させる、
各工程を少なくとも具備することを特徴とする。尚、このような本発明のGaN系半導体発光素子の製造方法を、以下、便宜上、本発明の第1の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法と呼ぶ。
本発明のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法あるいは本発明のGaN系半導体発光素子の製造方法にあっては、
前記工程(B)において、第1下地層を、各シード層からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、各第1下地層の対向する側面が相互に接触する前に、横方向エピタキシャル成長を中止し、
前記工程(D)において、第2下地層をY方向に横方向エピタキシャル成長させると共に、第1下地層の対向する側面から、GaN系化合物半導体から成る第3下地層をY方向に横方向エピタキシャル成長させる形態とすることが好ましいが、これに限定するものではない。尚、このような本発明のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法を、以下、便宜上、本発明の第2の態様に係る下地層の形成方法と呼び、このような本発明のGaN系半導体発光素子の製造方法を、以下、便宜上、本発明の第2の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法と呼ぶ。ここで、限定するものではないが、第1下地層の対向する側面の間の距離をL、複数のシード層の形成ピッチをPSとしたとき、
0.5≦L/PS≦0.99
好ましくは、
0.6≦L/PS≦0.8
を満足することが、欠陥を減らすといった観点、あるいは、サファイア基板からの第1下地層等の剥離を防止するといった観点から望ましい。
本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法にあっては、前記工程(D)に引き続き、第2下地層上に、第1導電型を有する第1GaN系化合物半導体層、GaN系化合物半導体から成る活性層、第2導電型を有する第2GaN系化合物半導体層を、順次、形成する工程を更に具備することが好ましい。
そして、この場合、第2GaN系化合物半導体層を形成した後、第2GaN系化合物半導体層上に第2電極を形成することが好ましい。更には、第2電極を、第1下地層の頂面上に形成された第2下地層の部分の上方に形成することが好ましく、更には、第2電極の射影像は、第1下地層の頂面上に形成された第2下地層の部分の射影像に含まれることが一層好ましく、更には、シード層の平面形状を幅WSの帯状とし、マスク層の平面形状を幅WMの帯状とし、複数のシード層の形成ピッチをPS、第2電極の幅をWE2としたとき、
1<WM/WS
好ましくは、
1<WM/WS≦2
を満足し、且つ、
E2/(PS−WM)<1
好ましくは、
E2/(PS−WM)<0.5
を満足することが更に一層好ましい。1<WM/WSを満足させることによって、得られた第2下地層における結晶欠陥密度を確実に低減させることができるし、WE2/(PS−WM)<1を満足させることによって、一層結晶欠陥密度の少ない第2GaN系化合物半導体層上に第2電極を設けることができる。
あるいは又、この場合、第2GaN系化合物半導体層を形成した後、シード層、第1下地層(及び第3下地層)をサファイア基板のR面から剥離することが好ましく、更には、シード層、第1下地層(及び第3下地層)をサファイア基板のR面から剥離した後、シード層、第1下地層、(第3下地層、)第2下地層、及び、マスク層を除去し、第1GaN系化合物半導体層を露出させることが好ましく、更には、露出した第1GaN系化合物半導体層上に第1電極を形成することが一層好ましい。
また、上記の各種の好ましい形態、構成を含む本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係る下地層の形成方法あるいはGaN系半導体発光素子の製造方法にあっては、第1下地層の横方向エピタキシャル成長を、有機ガリウム源ガスと窒素源ガスとを用いた有機金属化学的気相成長法(MOCVD法)によって行うことが好ましい。そして、この場合、窒素源ガスの有機ガリウム源ガスに対する供給モル比であるV/III比を、1×10乃至3×103、望ましくは、1×102乃至1×103とする構成とすることが好ましく、あるいは又、この場合、MOCVD法に基づく第1下地層の横方向エピタキシャル成長において、サファイア基板1cm2当たり、1分当たりの有機ガリウム源ガスの供給モル数を、0.5×10-6モル・cm-2・分-1乃至5×10-6モル・cm-2・分-1、望ましくは、0.5×10-6モル・cm-2・分-1乃至2×10-6モル・cm-2・分-1とすることが好ましく、あるいは又、この場合、MOCVD法に基づく第1下地層の横方向エピタキシャル成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、1×103Pa乃至3×104Pa、望ましくは、1×103Pa乃至1×104Paとすることが好ましい。V/III比、有機ガリウム源ガスの供給モル数、窒素源ガスを含む全体圧力を上述の範囲とすることによって、第1下地層の横方向エピタキシャル成長を、確実に、安定して行うことができる。尚、窒素源ガスを含む全体圧力とは、MOCVD装置内における圧力(窒素ガスのみならず、水素ガス、アンモニアガス等の圧力を含んだ圧力)を指す。以下においても、「窒素源ガスを含む全体圧力」を同様の意味で用いる。
あるいは又、上記の各種の好ましい形態、構成を含む本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係る下地層の形成方法あるいはGaN系半導体発光素子の製造方法にあっては、第2下地層(及び第3下地層)の横方向エピタキシャル成長を、有機ガリウム源ガスと窒素源ガスとを用いたMOCVD法によって行うことが好ましい。そして、この場合、窒素源ガスの有機ガリウム源ガスに対する供給モル比であるV/III比を、1×10乃至3×103、望ましくは、1×102乃至1×103とすることが好ましく、あるいは又、この場合、MOCVD法に基づく第2下地層(及び第3下地層)の横方向エピタキシャル成長において、サファイア基板1cm2当たり、1分当たりの有機ガリウム源ガスの供給モル数を、0.5×10-6モル・cm-2・分-1乃至5×10-6モル・cm-2・分-1、望ましくは、0.5×10-6モル・cm-2・分-1乃至2×10-6モル・cm-2・分-1とすることが好ましく、あるいは又、この場合、MOCVD法に基づく第2下地層(及び第3下地層)の横方向エピタキシャル成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、1×103Pa乃至3×104Pa、望ましくは、1×103Pa乃至1×104Paとすることが好ましい。V/III比、有機ガリウム源ガスの供給モル数、窒素源ガスを含む全体圧力を上述の範囲とすることによって、第2下地層及び第3下地層の横方向エピタキシャル成長を、確実に、安定して行うことができる。
あるいは又、上記の各種の好ましい形態、構成を含む本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係る下地層の形成方法あるいはGaN系半導体発光素子の製造方法にあっては、シード層を形成する前に、サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体から成るバッファ層を形成する工程を備え、バッファ層の形成時、バッファ層に、Siを1×1017cm-3以上ドーピングすることが、その上に形成するシード層等の平坦性向上のために好ましく、更には、この場合、シード層は、厚さ1×10-8m乃至1×10-7mの下層シード層、及び、上層シード層の積層構造を有し、MOCVD法に基づく下層シード層の成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、5×104Pa乃至9×104Paとし、MOCVD法に基づく上層シード層の成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、1×103Pa乃至5×104Paとすることが一層好ましい。また、下層シード層及び上層シード層の積層構造を有するシード層の厚さは、3μm乃至9μm、好ましくは6μm乃至9μmであることが望ましい。尚、積層構造を有するシード層の厚さが9μmを越えると、シード層にクラックが生じ易くなる。一方、積層構造を有するシード層の厚さが3μm未満では、シード層の表面状態が余り良くない場合があり、その上に形成する第1下地層の結晶性向上を図ることができない虞がある。バッファ層へのSiドーピング量の上限として、5×1019cm-3を例示することができる。ここで、Siは、GaN系化合物半導体層が結晶成長する際の成長阻害物質として作用する。従って、GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面であるバッファ層の形成時、バッファ層にSiを1×1017cm-3以上ドーピングすることによって、その上に形成されるGaN系化合物半導体から成るシード層等の結晶性の向上を図ることができる結果、第1下地層を、各シード層から横方向エピタキシャル成長させる際、頂面がA面である第1下地層を、確実に結晶成長させることができるし、得られた第1下地層の結晶性も向上する。
以上に説明した各種の好ましい形態、構成を含む本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係る下地層の形成方法あるいはGaN系半導体発光素子の製造方法にあっては、マスク層の平面形状は帯状であることが望ましい。尚、シード層の射影像とマスク層の射影像とは平行であることが望ましい。更には、シード層の射影像は、マスク層の射影像に含まれることが望ましく、更には、シード層の幅をWS、マスク層の幅をWMとしたとき、
1<WM/WS
好ましくは、
1<M/WS≦2
を満足することが一層望ましい。また、複数のシード層の形成ピッチをPSとしたとき、
0.01≦WS/PS≦0.5
好ましくは、
0.1≦WS/PS≦0.3
を満足することが望ましい。1<WM/WSを満足させることによって、得られた第2下地層における結晶欠陥密度を確実に低減させることができる。帯状のシード層の延びる方向であるX方向を、<1−100>方向と平行とすることが好ましい。
横方向エピタキシャル成長とは、ELOG成長法(Epitaxial Lateral OverGrowh 法)を意味する。また、以下、便宜上、頂面がA面であれば「A面成長」と呼び、頂面がC面であれば「C面成長」と呼ぶ。尚、六方晶系におけるA面及びC面、R面、並びに、S面を、それぞれ、図8の(A)、(B)、(C)に示す。また、本明細書においては、サファイア基板のR面、及び、下地層やGaN系化合物半導体層の頂面であるA面には、オフ角±5(度)以内の面が含まれる。
以上に説明した各種の好ましい形態、構成を含む本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係る下地層の形成方法あるいはGaN系半導体発光素子の製造方法(以下、これらを総称して、単に、本発明と呼ぶ場合がある)において、第1下地層、第2下地層及び第3下地層として、また、以上に説明した各種の好ましい形態、構成を含む本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法における第1GaN系化合物半導体層、活性層、第2GaN系化合物半導体層として、GaN層、AlGaN層、InGaN層、AlInGaN層、これらの化合物半導体層にホウ素(B)原子やタリウム(Tl)原子が含まれたGaN系化合物半導体層を挙げることができる。
GaN系化合物半導体から成る帯状のシード層は、サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体層(例えば、頂面がA面であるGaN層)を形成した後、リソグラフィ技術及びエッチング技術によってこのGaN系化合物半導体層をパターニングすることで、得ることができる。あるいは又、GaN系化合物半導体から成る帯状のシード層は、サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体層(例えば、頂面がA面であるGaN層)を形成し、更に、その上に、非成長層(GaN系化合物半導体層がその上では結晶成長しない層)を形成した後、リソグラフィ技術及びエッチング技術によってこの非成長層をパターニングし、GaN系化合物半導体層を帯状に露出させることで、得ることができる。尚、非成長層を構成する材料は、後述するマスク層を構成する材料から適宜、選択すればよい。また、シード層を構成するGaN系化合物半導体層の形成方法として、MOCVD法や分子線エピタキシー法(MBE法)、ハロゲンが輸送あるいは反応に寄与するハイドライド気相成長法等を例示することができる。
本発明において、マスク層上では第2下地層の結晶成長は生じない。第2下地層は、第1下地層の頂面上で結晶成長し始め、そして、マスク層上を延びていく。マスク層の具体的な構成として、酸化シリコン層(SiOx層)、窒化シリコン層(SiNy層)、Ta25層、ZrO2層、AlN層、Al23層、これらの層の積層構造(例えば、下から、酸化シリコン層、窒化シリコン層の積層構造)、Ni層やタングステン層といった高融点金属材料層を挙げることができ、化学的気相成長法(CVD法)、あるいは、例えば真空蒸着法やスパッタリング法といった物理的気相成長法(PVD法)にて形成することができる。
各種の好ましい形態、構成を含む本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法において、第1GaN系化合物半導体層、活性層、第2GaN系化合物半導体層の形成方法として、MOCVD法やMBE法、ハロゲンが輸送あるいは反応に寄与するハイドライド気相成長法等を挙げることができる。
MOCVD法における有機ガリウム源ガスとして、トリメチルガリウム(TMG)ガスやトリエチルガリウム(TEG)ガスを挙げることができるし、窒素源ガスとして、アンモニアガスやヒドラジンガスを挙げることができる。また、第1導電型と第2導電型の組合せとして、n型とp型の組合せ、若しくは、p型とn型の組合せを挙げることができる。ここで、n型GaN系化合物半導体層の形成においては、例えば、n型不純物としてケイ素(Si)を添加すればよいし、p型GaN系化合物半導体層の形成においては、例えば、p型不純物としてマグネシウム(Mg)を添加すればよい。また、GaN系化合物半導体層の構成原子としてアルミニウム(Al)あるいはインジウム(In)が含まれる場合、Al源としてトリメチルアルミニウム(TMA)ガスを用いればよいし、In源としてトリメチルインジウム(TMI)ガスを用いればよい。更には、Si源としてモノシランガス(SiH4ガス)を用いればよいし、Mg源としてシクロペンタジエニルマグネシウムガスやメチルシクロペンタジエニルマグネシウムを用いればよい。尚、n型不純物として、Si以外に、Ge、Se、Sn、C、Tiを挙げることができるし、p型不純物として、Mg以外に、Zn、Cd、Be、Ca、Ba、Oを挙げることができる。
GaN系化合物半導体から成る活性層は、1層のGaN系化合物半導体層から構成されていてもよいし、単一量子井戸構造(QW構造)あるいは多重量子井戸構造(MQW構造)を有していてもよい。
各種の好ましい形態、構成を含む本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法において、第2導電型をp型とする場合、第2電極は、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、Al(アルミニウム)、Ti(チタン)、金(Au)及び銀(Ag)から成る群から選択された少なくとも1種類の金属を含む、単層構成又は多層構成を有していることが好ましく、あるいは又、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電材料を用いることもできるが、中でも、光を高い効率で反射させることができる銀(Ag)を用いることが好ましい。一方、第1導電型をn型とする場合、第1電極は、金(Au)、銀(Ag)、パラジウム(Pd)、Al(アルミニウム)、Ti(チタン)、タングステン(W)、Cu(銅)、Zn(亜鉛)、錫(Sn)及びインジウム(In)から成る群から選択された少なくとも1種類の金属を含む、単層構成又は多層構成を有することが望ましく、例えば、Ti/Au、Ti/Al、Ti/Pt/Auを例示することができる。第1電極や第2電極は、例えば、真空蒸着法やスパッタリング法等のPVD法にて形成することができる。
各種の好ましい形態、構成を含む本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法において、シード層、第1下地層(及び第3下地層)をサファイア基板のR面から剥離する方法として、サファイア基板を介して、サファイア基板とシード層、第1下地層(及び第3下地層)との界面にレーザ光(例えば、波長248nmのKrFエキシマレーザ光)を照射する方法を挙げることができる。また、シード層、第1下地層、(第3下地層、)第2下地層、及び、マスク層を除去する方法として、シード層、第1下地層、(第3下地層、)第2下地層、及び、及び、マスク層をエッチングする方法、研磨する方法、エッチング法及び研磨を組合せた方法を挙げることができる。
本発明の第1の態様若しくは第2の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法に基づき得られる発光素子として、発光ダイオード(LED)、半導体レーザ(LD)を例示することができる。GaN系化合物半導体層の積層構造が発光ダイオード構造あるいはレーザ構造を有する限り、GaN系化合物半導体の種類、組成に特に制約は無いし、GaN系化合物半導体層の構造、構成にも特に制約は無い。
一般に、GaN系化合物半導体層のA面成長はサファイア基板のR面上で行うことができるが、得られたGaN系化合物半導体層は結晶欠陥を極めて多く含んでおり、表面には凹凸が存在する。それ故、そのまま、このGaN系化合物半導体から成る下地層上にGaN系化合物半導体から成る活性層等を形成すると、凹凸が更に拡大し、得られたGaN系半導体発光素子の発光も極めて弱くなる。
本発明においては、先ず、シード層から、第1下地層をY方向に横方向エピタキシャル成長させるので、基本的には、結晶欠陥密度の極めて低い第1下地層を得ることができる。但し、シード層上に成長した第1下地層の部分における結晶欠陥密度は高い。それ故、本発明においては、シード層上に成長した第1下地層の結晶欠陥密度の高い部分の頂面をマスク層で覆った状態で、第1下地層の頂面上に第2下地層を形成する。その結果、得られた第2下地層における結晶欠陥密度は、全体として、極めて低くなる。
しかも、こうして得られた第2下地層の頂面はA面であり、側面はC面等である。従って、第2下地層の上に順次形成される、第1導電型を有する第1GaN系化合物半導体層、GaN系化合物半導体から成る活性層、第2導電型を有する第2GaN系化合物半導体層にあっても、これらの頂面はA面であり、側面(例えばC面)は界面に垂直な状態となる。従って、活性層にたとえピエゾ自発分極が生じた場合であっても、活性層の厚さ方向とは直角の方向にピエゾ自発分極が生じるので、発光波長にシフトが生じたり、発光効率の低下、動作電圧の上昇、輝度飽和といった現象が発生することを抑制することができる。
GaN系化合物半導体結晶におけるc軸方向の熱膨張係数は、サファイア基板の熱膨張係数よりも極めて小さい。従って、温度の大きな変化に起因して、GaN系化合物半導体層から成る第1下地層やシード層がサファイア基板から剥離する虞がある。それ故、工程(B)において、第1下地層を、各シード層からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、各第1下地層の対向する側面が相互に接触する前に、横方向エピタキシャル成長を中止する形態を採用すれば、例えば、マスク層を形成するためにサファイア基板を降温したときに熱膨張係数の相違によって第1下地層やシード層がサファイア基板から剥離することを、確実に防止することができる。また、サファイア基板のR面とシード層との間にSiが所定量ドーピングされたバッファ層を形成し、しかも、バッファ層上に形成されるシード層の厚さ、シード層の結晶成長条件を規定することによって、頂面がA面であり、非常に平坦なシード層を得ることができ、その結果、シード層上に形成される第1下地層等の結晶性の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明する。
実施例1は、本発明の第1の態様に係る下地層の形成方法、及び、第1の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法に関する。以下、サファイア基板等の模式的な一部端面図である図1の(A)〜(D)を参照して、実施例1の下地層の形成方法、更には、GaN系半導体発光素子の製造方法を説明する。尚、以下の説明においてガス流量(単位:SLM)にて基づき説明を行う場合があるが、このガス流量に係数を乗ずることで、ガスの供給モル数(単位:10-6モル・cm-2・分-1)を得ることができる。ここで、ガス流量1SLMは4.5×10-2モル・分-1であり、係数は、更に、この値を等価面積(下地層の実質的な面積)Sで除することで得ることができる、実施例1において、等価面積Sを60cm2とした。
[工程−100]
先ず、サファイア基板10のR面上に、GaN系化合物半導体(具体的には、GaN)から成り、X方向に延びる離間した帯状のシード層11を複数形成する(図1の(A)参照)。ここで、サファイア基板10のR面とは、{1−102}面である。具体的には、サファイア基板10をMOCVD装置に搬入し、サファイア基板10の表面をサーマルクリーニングした後、有機ガリウム源ガスとしてトリメチルガリウム(TMG)ガスを使用し、窒素源ガスとしてアンモニアガスを使用したMOCVD法に基づき、窒素源ガスの有機ガリウム源ガスに対する供給モル比であるV/III比を適切に選択することでピット等が出来る限り発生しないように鏡面に成長する結晶成長条件で、厚さ約2μmの平坦なGaN系化合物半導体層をサファイア基板10のR面上に結晶成長させる。具体的には、頂面がA面であるGaN層をサファイア基板10のR面上に結晶成長させる。但し、このGaN系化合物半導体層には、積層欠陥等の高密度の欠陥が存在している。そこで、次いで、サファイア基板10をMOCVD装置から搬出し、リソグラフィ技術及びRIE技術に基づき、このGaN系化合物半導体層を、平面形状が帯状となるようにパターニングすることで、X方向に延びる帯状の離間したシード層11を複数形成することができる。ここで、シード層11が延びるX方向を、<1−100>方向と平行とする。また、シード層11の平面形状を幅WSの帯状とし、複数のシード層の形成ピッチをPSとしたとき、
S=10μm
S=40μm
である。
[工程−110]
次いで、GaN系化合物半導体(具体的には、GaN)から成り、頂面12AがA面であり、側面12BがC面である第1下地層12を、各シード層11の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させる(図1の(B)参照)。実施例1にあっては、各第1下地層12の対向する側面12Bが相互に接触した時点で、第1下地層12の横方向エピタキシャル成長を中止する。具体的には、サファイア基板10を、再び、MOCVD装置に搬入し、有機ガリウム源ガスとしてトリメチルガリウム(TMG)ガスを使用し、窒素源ガスとしてアンモニアガスを使用したMOCVD法に基づき、頂面12AがA面であり、側面12BがC面である第1下地層12を、各シード層11からY方向に横方向エピタキシャル成長させる。結晶成長条件を、以下の表1に例示する。
[表1]
V/III比 :約500
有機ガリウム源ガスの供給量:4.5×10-6モル・cm-2・分-1
窒素源ガスの供給量 :1SLM
正味の成長速度 :12μm/hr
窒素源ガスの圧力 :1×104Pa
尚、窒素源ガスの圧力を9×104Paとしたところ、第1下地層12の頂面は、S面,{1−101}面となった。
[工程−120]
次いで、サファイア基板10をMOCVD装置から搬出し、シード層11の上方に位置する第1下地層12の頂面12Aの部分に、マスク層13を形成する(図1の(C)参照)。マスク層13は、下から、酸化シリコン層、窒化シリコン層の積層構造を有し、プラズマCVD法、リソグラフィ技術、及び、ウエットエッチング技術に基づき形成することができる。X方向に延び、平面形状が帯状のマスク層13の幅WMを16μmとする。即ち、シード層11の射影像は、マスク層13の射影像に含まれ、WM/WS=1.6である。
尚、シード層11の射影像とマスク層13の射影像とは平行である。シード層11の中心線の真上にマスク層13の中心線が位置していてもよいし、シード層11の中心線の真上以外の位置にマスク層13の中心線が位置していてもよい。即ち、第1下地層12の結晶成長条件によっては、シード層11の上に位置する第1下地層12の部分における結晶欠陥が、シード層11の中心線よりも第1下地層12の<0001>方向に多く発生する場合があり、あるいは又、<000−1>方向に多く発生する場合があり、このような場合には、シード層11の中心線の真上以外の位置にマスク層13の中心線を位置させて、シード層11の上に位置する第1下地層12の部分における結晶欠陥を出来る限り覆うようにマスク層13の位置を調整して、マスク層13を形成する。
また、シード層11の上に位置する第1下地層12の部分における結晶欠陥を識別し難い場合、以下の表2に例示する結晶成長条件にて、例えば、厚さ1μm程度の第1下地層12を更に結晶成長させると、第1下地層12の結晶欠陥部分にピットが発生し易くなり、結晶欠陥を容易に識別することが可能となる。
[表2]
V/III比 :約8000
窒素源ガスの供給量:6SLM
横方向成長速度 :4μm/hr
窒素源ガスの圧力 :9×104Pa
[工程−130]
その後、第1下地層12の頂面12A上及びマスク層13上において、GaN系化合物半導体(具体的には、GaN)から成り、頂面14AがA面であり、側面14BがC面である第2下地層14を第1下地層12の頂面12AからY方向に横方向エピタキシャル成長させる(図1の(D)参照)。具体的には、サファイア基板10を、再び、MOCVD装置に搬入し、有機ガリウム源ガスとしてトリメチルガリウム(TMG)ガスを使用し、窒素源ガスとしてアンモニアガスを使用したMOCVD法に基づき、頂面14AがA面であり、側面14BがC面である第2下地層14の結晶成長を、第1下地層12の頂面12Aから開始させ、第2下地層14を横方向(Y方向)に結晶成長させる。結晶成長条件は表1と同様とすればよい。
こうして、GaN系化合物半導体から成る下地層を形成することができる。
[工程−140]
次に、同じMOCVD装置内で、サファイア基板10を低い温度に降温することなく、第2下地層14上に、第1導電型(具体的には、n型)を有し、頂面がA面である第1GaN系化合物半導体層(具体的には、例えば、Siをドーピングした厚さ約1μmのGaN層)、GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である活性層(具体的には、例えば、厚さ2〜3nmのInGaN層/厚さ7〜20nmのGaN層が積層された単一量子井戸構造[QW構造]あるいは多重量子井戸構造[MQW構造])、第2導電型(具体的には、p型)を有し、頂面がA面である第2GaN系化合物半導体層(具体的には、例えば、Mgをドーピングした厚さ5〜20nmのAlGaN層と、Mgをドーピングした厚さ100nmのGaN層)を、順次、周知のMOCVD法にて結晶成長させる。尚、第1GaN系化合物半導体層は、結晶欠陥の少なくなる以下の表3に示す結晶成長条件で結晶成長させることが望ましい。
[表3]
V/III比 :1000以上
窒素源ガスの圧力:5×104Pa以上
[工程−150]
その後、第2導電型(具体的には、p型)を有する第2GaN系化合物半導体層上に第2電極を形成する。第2電極は、Ni層/Ag層/Au層の積層構造を有し、真空蒸着法にて形成することができる。尚、第2電極を、第1下地層12の頂面12A上に形成された第2下地層14の部分の上方に形成する。第2電極の射影像は、第1下地層12の頂面12A上に形成された第2下地層14の部分の射影像に含まれる。第2電極の平面形状は、帯状、円形、楕円形等とすることができ、第2電極の幅WE2(マスク層13の幅と同じ方向の幅である)を、14μmとする。尚、第2電極は、マスク層13の上方に位置する第2下地層14の部分に形成しないことが好ましく、更には、第2下地層14と第2下地層14との接合部を跨がないように形成することが一層好ましい。
[工程−160]
次いで、全面に支持層を形成し、あるいは、全面に支持体を接着した後、シード層11、第1下地層12をサファイア基板10のR面から剥離する。具体的には、サファイア基板10を介して、サファイア基板10とシード層11、第1下地層12との界面にレーザ光(例えば、波長248nmのKrFエキシマレーザ光)を照射すればよい。その後、シード層11、第1下地層12、マスク層13、第2下地層14を、エッチング法及び研磨法を組合せた方法によって除去し、第1GaN系化合物半導体層を露出させる。次に、露出した第1GaN系化合物半導体層上に第1電極を形成する。第1電極は、Ti層/Au層の積層構造を有する。更に、第1電極に接続されたITOから成る透明電極を形成する。
[工程−170]
その後、第1GaN系化合物半導体層、GaN系化合物半導体から成る活性層、第2GaN系化合物半導体層から成る積層構造を劈開、切断してLEDチップとし、透明電極が上になるようにマウントし、配線を行い、樹脂モールドを行うことで、砲弾型のLEDデバイスから成るGaN系半導体発光素子を得ることができる。そして、こうして得られたGaN系半導体発光素子の動作電圧は、50A/cm2程度の電流密度にて2.8ボルトと極めて低い値であった。
尚、活性層を構成するInGaN層におけるIn組成を調整することによって、LEDデバイスにおける発光波長を450nmから530nmの範囲で制御することができる。
一方、第1GaN系化合物半導体層をAlGaN層とし、活性層をGaN層あるいはInGaN層あるいはAlInGaN層とし、第2GaN系化合物半導体層をAlGaN層とすることで、LEDデバイスにおける発光波長を360nmから400nmの範囲で制御することができる。
実施例2は、実施例1の変形であり、本発明の第2の態様に係るGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法、及び、第2の態様に係るGaN系半導体発光素子の製造方法に関する。
実施例1にあっては、各第1下地層12の対向する側面12Bが相互に接触した時点で、第1下地層12の横方向エピタキシャル成長を中止する。ところで、GaN系化合物半導体結晶におけるc軸方向の熱膨張係数は、サファイア基板の熱膨張係数よりも極めて小さい。従って、温度の大きな変化に起因して、シード層11や第1下地層12がサファイア基板10から剥離する虞がある。
実施例2にあっては、実施例1の[工程−110]と同様の工程において、第1下地層12を、各シード層11からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、各第1下地層12の対向する側面12Bが相互に接触する前に、横方向エピタキシャル成長を中止する。また、実施例1の[工程−130]と同様の工程において、第2下地層14をY方向に横方向エピタキシャル成長させると共に、第1下地層12の対向する側面12Bから第3下地層15をY方向に横方向エピタキシャル成長させる。これによって、実施例1の[工程−110]と同様の工程において、マスク層13を形成するためにサファイア基板10を降温したときに熱膨張係数の相違によって第1下地層12やシード層11がサファイア基板10から剥離することを、確実に防止することができる。
以下、サファイア基板等の模式的な一部端面図である図2の(A)〜(D)を参照して、実施例2の下地層の形成方法、更には、GaN系半導体発光素子の製造方法を説明する。
[工程−200]
先ず、実施例1の[工程−100]と同様にして、サファイア基板10のR面上に、GaN系化合物半導体から成り、X方向に延びる帯状の離間したシード層11を複数形成する(図2の(A)参照)。
[工程−210]
次いで、頂面12AがA面であり、側面12BがC面である第1下地層12を、各シード層11の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させる(図2の(B)参照)。実施例2にあっては、第1下地層12を、各シード層11からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、各第1下地層12の対向する側面12Bが相互に接触する前に、横方向エピタキシャル成長を中止する。具体的には、実施例1の[工程−110]と同様の工程を実行する。但し、結晶成長時間を、実施例1よりは短くする。
[工程−220]
次いで、実施例1の[工程−120]と同様にして、シード層11の上方に位置する第1下地層12の頂面12Aの部分に、マスク層13を形成する(図2の(C)参照)。
[工程−230]
その後、実施例1の[工程−130]と同様にして、第2下地層14を第1下地層12の頂面12AからY方向に横方向エピタキシャル成長させると共に、第1下地層12の対向する側面12Bから第3下地層15をY方向に横方向エピタキシャル成長させる(図2の(D)参照)。
こうして、GaN系化合物半導体から成る下地層を形成することができる。
[工程−240]
その後、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行することで、GaN系半導体発光素子を得ることができる。
実施例3は実施例2の変形である。実施例3が実施例2と相違する主たる点は、第1下地層12を、各シード層11からY方向に横方向エピタキシャル成長させるときの結晶成長条件、特に、窒素源ガスの供給量を増加させた点にある。
[工程−300]
先ず、実施例1の[工程−100]と同様にして、サファイア基板10のR面上に、GaN系化合物半導体から成り、X方向に延びる帯状の離間したシード層11を複数形成する。尚、実施例3においては、
S= 6μm
S=24μm
とする。
[工程−310]
次いで、頂面12AがA面であり、側面12BがC面である第1下地層12を、実施例2の[工程−210]と同様にして、各シード層11の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させる。実施例3にあっても、第1下地層12を、各シード層11の頂面からY方向に横方向エピタキシャル成長させ、各第1下地層12の対向する側面12Bが相互に接触する前に、横方向エピタキシャル成長を中止する。具体的には、実施例1の[工程−110]と同様の工程を実行する。但し、結晶成長時間を、実施例1よりは短くする。また、表1の結晶成長条件では、場合によっては、得られた第1下地層12に点欠陥が多く存在し、また、有機ガリウム源ガス中の炭素が第1下地層12に多く含まれ、黄色の発光が増えてしまう場合がある。それ故、実施例3にあっては、表1における窒素源ガスの供給量を1SLMから2SLMへと変更した。尚、実施例1に示した第1下地層12の結晶成長条件では、横方向成長速度が速く、窒素源ガス流量が少ないこともあり、第1下地層12が褐色に着色する場合があるが、実施例3の第1下地層12の結晶成長条件では、第1下地層12が着色せず、透明となる。しかも、窒素源ガス流量を2SLMとすることで、横方向成長速度が相対的に遅くなり、各第1下地層12の対向する側面12Bが相互に接触し難くなる傾向にある。
[工程−320]
次いで、実施例1の[工程−120]と同様にして、シード層11の上方に位置する第1下地層12の頂面12Aの部分に、マスク層13を形成する。尚、平面形状が帯状のマスク層13の幅WMを9μmとする。即ち、シード層11の射影像は、マスク層13の射影像に含まれ、WM/WS=1.5である。
[工程−330]
その後、実施例1の[工程−130]と同様にして、第2下地層14を第1下地層12の頂面12AからY方向に横方向エピタキシャル成長させると共に、第1下地層12の対向する側面12Bから第3下地層15をY方向に横方向エピタキシャル成長させる。
こうして、GaN系化合物半導体から成る下地層を形成することができる。
[工程−340]
その後、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行することで、GaN系半導体発光素子を得ることができる。
実施例4は、実施例1、実施例2あるいは実施例3の変形である。実施例4にあっては、シード層11を形成する前に、サファイア基板10のR面上に、GaN系化合物半導体から成るバッファ層を形成する。そして、バッファ層の形成時、バッファ層に、Siを1×1017cm-3以上ドーピングする。更には、シード層は、厚さ1×10-8m乃至1×10-7mの下層シード層(より具体的には、0.1μmの下層シード層)、及び、上層シード層の積層構造を有し、MOCVD法に基づく下層シード層の成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、5×104Pa乃至9×104Pa(より具体的には、90kPa)とし、MOCVD法に基づく上層シード層の成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、1×103Pa乃至5×104Pa(より具体的には、10kPa)とする。以下、実施例4の下地層の形成方法、更には、GaN系半導体発光素子の製造方法を説明する。
[工程−400]
先ず、サファイア基板10のR面上に、GaN系化合物半導体(具体的には、GaN)から成り、頂面がA面であるバッファ層を形成する。具体的には、サファイア基板10をMOCVD装置に搬入し、サファイア基板10の表面をサーマルクリーニングした後、有機ガリウム源ガスとしてトリメチルガリウム(TMG)ガスを使用し、窒素源ガスとしてアンモニアガスを使用したMOCVD法に基づき、窒素源ガスの有機ガリウム源ガスに対する供給モル比であるV/III比を適切に選択することでピット等が出来る限り発生しないように鏡面に成長する結晶成長条件で、平坦なGaN系化合物半導体から成るバッファ層をサファイア基板10のR面上に結晶成長させる。より具体的には、表4の[条件−41]に例示する結晶成長条件にて、頂面がA面であり、厚さ4nmのバッファ層をサファイア基板10のR面上に結晶成長させる。
次いで、表4の[条件−42]に例示する結晶成長条件にて、頂面がA面であり、厚さ0.1μmの下層シード層をバッファ層上に結晶成長させ、更に、その上に、表4の[条件−43]に例示する結晶成長条件にて、頂面がA面であり、厚さ6μmの上層シード層を下層シード層上に結晶成長させる。尚、バッファ層、下層シード層及び上層シード層へのSiのドーピング量を、表4に示す。
その後、サファイア基板10をMOCVD装置から搬出し、リソグラフィ技術及びRIE技術に基づき、このGaN系化合物半導体層を、平面形状が帯状となるようにパターニングすることで、X方向に延びる帯状の離間したシード層11を複数形成することができる。ここで、シード層11が延びるX方向を、<1−100>方向と平行とする。また、シード層11の平面形状を幅WSの帯状とし、複数のシード層の形成ピッチをPSとしたとき、
S=3μm
S=15μm
である。
[表4]
[工程−410]
その後、実施例1の[工程−110]〜[工程−130]と同様の工程を実行することで、GaN系化合物半導体から成る下地層を形成し、更には、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行することで、GaN系半導体発光素子を得ることができる。あるいは又、実施例2の[工程−210]〜[工程−230]と同様の工程を実行することで、GaN系化合物半導体から成る下地層を形成し、更には、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行することで、GaN系半導体発光素子を得ることができる。あるいは又、実施例3の[工程−310]〜[工程−330]と同様の工程を実行することで、GaN系化合物半導体から成る下地層を形成し、更には、実施例1の[工程−140]〜[工程−170]と同様の工程を実行することで、GaN系半導体発光素子を得ることができる。
実施例4のGaN系半導体発光素子の製造方法においては、先ず、バッファ層を形成し、その上にシード層を形成するので、基本的には、表面平坦性のよい第1下地層を得ることができる。しかも、バッファ層にはSiがドーピングされているので、結晶成長したシード層の結晶性を一層向上させることができる。但し、シード層中には欠陥が多くあり、その直上に成長した第1下地層の部分における結晶欠陥密度は高い。それ故、シード層上に成長した第1下地層の結晶欠陥密度の高い部分の頂面をマスク層で覆った状態で、第1下地層の頂面上に第2下地層を形成する。その結果、得られた第2下地層における結晶欠陥密度は、全体として、極めて低くなる。
実施例4によって得られたシード層表面の走査型電子顕微鏡写真を図3に示す。また、バッファ層へのSiのドーピング量を1×1016cm-3以下とし、下層シード層、上層シード層へSiをドーピングしない条件にて得られたシード層(比較例1)の表面の走査型電子顕微鏡写真を図4に示す。更には、バッファ層を形成し、バッファ層上に、下層シード層を形成すること無く、上層シード層を形成した場合に得られたシード層(比較例2)の表面の走査型電子顕微鏡写真を図5に示す。また、バッファ層を形成し、バッファ層上に、下層シード層、上層シード層を形成するが、下層シード層の厚さを0.2μmとした場合に得られたシード層(比較例3)の表面の走査型電子顕微鏡写真を図6に示す。尚、実施例4、比較例1〜比較例3における各種パラメータを以下の表5に纏めた。実施例4にて得られたシード層表面は、比較例1〜比較例3にて得られたシード層表面よりも、格段に平滑性に優れていることが判る。
[表5]
以上、本発明を好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例で説明した基板、各種の下地層、GaN系化合物半導体層の種類、組成、膜厚、構成、構造等は例示であり、適宜変更することができる。また、実施例において説明した条件や各種数値、使用した材料等は例示であり、適宜変更することができる。
実施例1〜実施例4にあっては、GaN系化合物半導体から成るシード層11の形成方法を、サファイア基板10のR面上に、頂面がA面であるGaN系化合物半導体層を形成した後、リソグラフィ技術及びエッチング技術によってこのGaN系化合物半導体層をパターニングする方法としたが、シード層11の形成方法はこのような方法に限定するものではない。図7にサファイア基板10等の模式的な一部端面図を示すように、GaN系化合物半導体から成るシード層111は、サファイア基板10のR面上に、GaN系化合物半導体層111A(例えば、頂面がA面であるGaN層)を形成し、更に、その上に、非成長層(GaN系化合物半導体層がその上では成長しない層)111Bを形成した後、リソグラフィ技術及びエッチング技術によってこの非成長層111Bをパターニングし、X方向(より具体的には、<1−100>方向)に延びる帯状のGaN系化合物半導体層111Aを露出させることで、得ることもできる。
図1の(A)〜(D)は、実施例1のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法、及び、GaN系半導体発光素子の製造方法を説明するためのサファイア基板等の模式的な一部端面図である。 図2の(A)〜(D)は、実施例2のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法、及び、GaN系半導体発光素子の製造方法を説明するためのサファイア基板等の模式的な一部端面図である。 図3は、実施例4のシード層の表面の走査型電子顕微鏡写真である。 図4は、比較例1のシード層の表面の走査型電子顕微鏡写真である。 図5は、比較例2のシード層の表面の走査型電子顕微鏡写真である。 図6は、比較例3のシード層の表面の走査型電子顕微鏡写真である。 図7は、実施例1〜実施例4のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法やGaN系半導体発光素子の製造方法におけるシード層の形成方法の変形を説明するためのサファイア基板等の模式的な一部端面図である。 図8の(A)〜(C)は、六方晶系の結晶におけるA面、C面、R面を説明するための図である。
符号の説明
10・・・サファイア基板、11・・・シード層、12・・・第1下地層、13・・・マスク層、14・・・第2下地層、15・・・第3下地層、111・・・シード層、111A・・・GaN系化合物半導体層、111B・・・非成長層

Claims (15)

  1. (A)サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体から成り、第1の方向に延びる帯状のシード層を、複数、離間して形成した後、
    (B)GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第1下地層を、各シード層から第1の方向と直交する第2の方向に横方向エピタキシャル成長させ、次いで、
    (C)シード層の上方に位置する第1下地層の頂面の部分に、マスク層を形成した後、
    (D)第1下地層の頂面上及びマスク層上において、GaN系化合物半導体から成り、頂面がA面である第2下地層を第1下地層の頂面から第2の方向に横方向エピタキシャル成長させる、
    各工程を具備することを特徴とするGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  2. 前記工程(B)において、第1下地層を、各シード層から第2の方向に横方向エピタキシャル成長させ、各第1下地層の対向する側面が相互に接触する前に、横方向エピタキシャル成長を中止し、
    前記工程(D)において、第2下地層を第2の方向に横方向エピタキシャル成長させると共に、第1下地層の対向する側面から、GaN系化合物半導体から成る第3下地層を第2の方向に横方向エピタキシャル成長させることを特徴とする請求項1に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  3. 第1下地層の横方向エピタキシャル成長を、有機ガリウム源ガスと窒素源ガスとを用いた有機金属化学的気相成長法によって行うことを特徴とする請求項2に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  4. 窒素源ガスの有機ガリウム源ガスに対する供給モル比であるV/III比を、1×10乃至3×103とすることを特徴とする請求項3に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  5. 有機金属化学的気相成長法に基づく第1下地層の横方向エピタキシャル成長において、サファイア基板1cm2当たり、1分当たりの有機ガリウム源ガスの供給モル数を、0.5×10-6モル・cm-2・分-1乃至5×10-6モル・cm-2・分-1とすることを特徴とする請求項3に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  6. 有機金属化学的気相成長法に基づく第1下地層の横方向エピタキシャル成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、1×103Pa乃至3×104Paとすることを特徴とする請求項3に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  7. 第2下地層及び第3下地層の横方向エピタキシャル成長を、有機ガリウム源ガスと窒素源ガスとを用いた有機金属化学的気相成長法によって行うことを特徴とする請求項2に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  8. 窒素源ガスの有機ガリウム源ガスに対する供給モル比であるV/III比を、1×10乃至3×103とすることを特徴とする請求項7に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  9. 有機金属化学的気相成長法に基づく第2下地層及び第3下地層の横方向エピタキシャル成長において、サファイア基板1cm2当たり、1分当たりの有機ガリウム源ガスの供給モル数を、0.5×10-6モル・cm-2・分-1乃至5×10-6モル・cm-2・分-1とすることを特徴とする請求項7に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  10. 有機金属化学的気相成長法に基づく第2下地層及び第3下地層の横方向エピタキシャル成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、1×103Pa乃至3×104Paとすることを特徴とする請求項7に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  11. シード層を形成する前に、サファイア基板のR面上に、GaN系化合物半導体から成るバッファ層を形成する工程を備え、
    バッファ層の形成時、バッファ層に、Siを1×1017cm-3以上ドーピングすることを特徴とする請求項1に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  12. シード層は、厚さ1×10-8m乃至1×10-7mの下層シード層、及び、上層シード層の積層構造を有し、
    有機金属化学的気相成長法に基づく下層シード層の成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、5×104Pa乃至9×104Paとし、
    有機金属化学的気相成長法に基づく上層シード層の成長において、窒素源ガスを含む全体圧力を、1×103Pa乃至5×104Paとすることを特徴とする請求項11に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  13. シード層及びマスク層の平面形状は帯状であることを特徴とする請求項1に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  14. シード層の射影像は、マスク層の射影像に含まれることを特徴とする請求項13に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
  15. シード層の幅をWS、マスク層の幅をWMとしたとき、
    M/WS>1
    を満足することを特徴とする請求項14に記載のGaN系化合物半導体から成る下地層の形成方法。
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