JP4806294B2 - シンボルを送信するための方法及びデバイス、シンボルを復号するための方法及びデバイス、並びにこの方法のためのコンピュータプログラム - Google Patents

シンボルを送信するための方法及びデバイス、シンボルを復号するための方法及びデバイス、並びにこの方法のためのコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4806294B2
JP4806294B2 JP2006145712A JP2006145712A JP4806294B2 JP 4806294 B2 JP4806294 B2 JP 4806294B2 JP 2006145712 A JP2006145712 A JP 2006145712A JP 2006145712 A JP2006145712 A JP 2006145712A JP 4806294 B2 JP4806294 B2 JP 4806294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
matrix
symbols
channel
dimension
decoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006145712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006345510A (ja
Inventor
アルノー・ゲゲン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric R&D Centre Europe BV Netherlands
Original Assignee
Mitsubishi Electric R&D Centre Europe BV Netherlands
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric R&D Centre Europe BV Netherlands filed Critical Mitsubishi Electric R&D Centre Europe BV Netherlands
Publication of JP2006345510A publication Critical patent/JP2006345510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4806294B2 publication Critical patent/JP4806294B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/02Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception
    • H04L1/06Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by diversity reception using space diversity
    • H04L1/0618Space-time coding
    • H04L1/0637Properties of the code
    • H04L1/0643Properties of the code block codes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、少なくとも2つの送信アンテナが設けられた少なくとも1つの送信機と少なくとも1つの受信アンテナが設けられた少なくとも1つの受信機とを含む電気通信システムの少なくとも1つのチャネルを通じてシンボルを送信するための方法に関し、当該方法は、複数のシンボルを含むベクトルに符号化行列が乗算されて、送信機と受信機との間に確立された少なくとも1つの通信チャネルにわたって送信されるシンボルが生成される、符号化ステップを含む。
より正確に言えば、本発明は、送信機が通信チャネルに関する正確な知識を持たない場合、及び、受信機が、通信チャネルに関する非常に良い知識を持つ最小平均2乗誤差(MMSE)受信機である場合に特に適合される。
複数のアンテナが無線リンクの受信機端及び/又は送信機端で使用される電気通信システムは、多入力多出力システムと呼ばれる(以降、MIMOシステムと呼ぶ)。MIMOシステムは、単一アンテナシステムによって提供される伝送容量と比較して、より大きな伝送容量を提供するものとして示されてきた。詳細には、MIMOの容量は、所与の信号対雑音比に対して、好都合な無相関チャネル状態の下では、送信アンテナ数又は受信アンテナ数のいずれか最小のものと共に線形に増加する。このようなMIMO技法は、OFDM(直交周波数分割多重の略語)に基づくマルチキャリア変調技法と組み合わせることができ、今後の無線システムでのその使用も検討されている。
MIMOの可能性を適切に活用するための専用の符号化が、過去何年にもわたって研究されてきた。これらの符号化方式は、一般に、空間次元及び時間次元の双方に及び、したがって、それら符号化方式は、時空間符号(ST符号)という名前を有する。或いは、それら符号化方式は、周波数次元、たとえばOFDMシステムのいくつかのサブキャリアにも及ぶ場合があり、したがって、これら符号化方式は、時空間周波数符号(STF符号)と呼ばれる。
本発明によれば、STF符号は、空間次元及び時間次元並びに/又は周波数次元に及ぶ符号化方式である。STF符号は、空間次元及び時間次元に及ぶ符号化方式とすることもできるし、空間次元及び周波数次元に及ぶ符号化方式とすることもできるし、空間次元及び時間次元並びに周波数次元に及ぶ符号化方式とすることもできる。
これらの符号化方式の目的は、MIMOの空間的な次元を良好な性能をもって使用することである。この空間的な次元は、所与のエラー率性能においてデータ転送速度を増加させるのに使用することができる。これは、Electronics Letters, Vol. 35, No. 1, Jan. 7, 1999, pp. 14-15に発表されたG. D. Golden、G. J. Foschini、R. A. Valenzuela、P. W. Wolniansky著の「Detection Algorithm and Initial Laboratory Results using the V-BLAST Space-Time Communication Architecture」と題する論文に開示されているような空間多重化を通じて達成される。
空間的な次元は、或る一定のデータ転送速度におけるエラー率性能を改善するのに使用することもできる。一例として、符号は、IEEE J. Selected Areas in Communications, vol. 16, pp.1451-1458, Oct. 1998に発表されたS. M. Alamouti著の「A simple transmitter diversity scheme for wireless communications」と題する論文に開示されるような送信アンテナ及び受信アンテナのダイバーシティを活用する。
一般的な視点から、STF符号は、空間多重化及び空間ダイバーシティを通じた性能の改善というこれら2つの可能性を組み合わせたさまざまな場合に対処するのに使用される。
時空間ブロック符号と呼ばれる最もよく知られているタイプのSTF符号は、時空間トレリス符号(trellis codes)とは対照的に、簡潔な行列表記で表され、可能な符号語の個数は行列のサイズに依存する。これらの符号は、理想的には、最尤(ML)復号、又は、事後確率(APP)復号若しくは球内復号やリスト球内復号等の事後確率復号を近似したもののような全探索によって復号される。
特に、符号は、このようなタイプの理想的な受信機を仮定して設計される。主な問題は、復号器の複雑度が、ML復号又はAPP復号の場合には入力サイズの指数関数となって非常に大きく、球内復号又はリスト球内復号の場合には入力サイズの多項式となって非常に大きいということである。これによって、それら符号の移動受信機での実装を実現することが、特に高いスペクトル効率では難しくなる。
これに対して、MMSE復号は、一般に既知のタイプの復号であり、かなり低い複雑度を有する。MMSE復号は、実際の実装にとって非常に良い候補である。
その上、既存のSTFブロック符号は、一般に、完全な送信無相関性を仮定して設計される。これもまた、実際には、一方の側の複数の送信アンテナと他方の側の1つ又は複数の受信アンテナとの間に残差相関(residual correlation)が存在する場合には当てはまらない。残差相関は、アンテナの配置及び伝播状態によるものである。
米国特許出願公開第2005/041751号明細書 HEMANTH SAMPATH:「Linear Precoding and Decoding for Multiple Input Multiple Output (MIMO) Wireless Channels」 DISSERTATION SUBMITTED TO THE DEPARTMENT OF ELECTRICAL ENGINEERING AND THE COMMITTEE ON GRADUATE STUDIES OF STANFORD UNIVERSITY IN PARTIAL FULFILLMENT OF THE REQUIREMENTS FOR THE DEGREE OF DOCTOR OF PHILOSOPHY, April 2001 (2001-04), XP002245817
本発明は、既知の残差送信相関が存在するより現実的な仮定の下において、受信機側でMMSE復号器を使用することを仮定して、STF符号設計又はSTF前置符号化(pre-coding)設計を提案する。
そのために、本発明は、少なくとも2つの送信アンテナが設けられた少なくとも1つの送信機と少なくとも1つの受信アンテナが設けられた少なくとも1つの受信機とを含む電気通信システムの少なくとも1つのチャネルを通じてシンボルを送信するための方法であって、当該方法は、複数のシンボルを含むベクトルに符号化行列が乗算されて、送信機と受信機との間に確立された少なくとも1つの通信チャネルにわたって送信される符号化されたシンボルが生成される、符号化ステップを含み、符号化行列は、サイズNの単位行列と、チャネルの応答の推定された相関行列から得られた行列との少なくともクロネッカ積を計算することにより得られる行列の固有値分解(eigenvalue decomposition)から計算されることを特徴とし、Nは、符号の時間次元及び/又は周波数次元である、方法、に関係する。
さらに別の態様によれば、本発明は、少なくとも2つの送信アンテナが設けられた少なくとも1つの送信機と少なくとも1つの受信アンテナが設けられた少なくとも1つの受信機とを含む電気通信システムの少なくとも1つのチャネルを通じてシンボルを送信するためのデバイスであって、当該デバイスは、複数のシンボルを含むベクトルに符号化行列が乗算されて、送信機と受信機との間に確立された少なくとも1つの通信チャネルにわたって送信される符号化されたシンボルが生成される、符号化手段を備え、当該デバイスは、サイズNの単位行列と、チャネルの応答の推定された相関行列から得られた行列との少なくともクロネッカ積を計算することにより得られる行列の固有値分解から符号化行列を計算するための手段を備えることを特徴とし、Nは、符号の時間次元及び/又は周波数次元である、デバイス、に関係する。
このように、クロネッカ積を通じて、時間次元及び/又は周波数次元がチャネルの記述に含められる。これは、空間次元及び時間次元並びに/又は周波数次元を有し、これによって、これら3つの次元又はこれら次元の一部を共同で考慮した符号を設計することが可能になる。
本発明の第1の態様によれば、符号化行列
Figure 0004806294
は、サイズNの単位行列Iと、チャネルの応答の推定された送信相関行列の実数部
Figure 0004806294
とのクロネッカ積を計算することと、
サイズNの単位行列Iと、チャネルの応答の推定された送信相関行列の虚数部
Figure 0004806294
とのクロネッカ積を計算することと
によって得られる行列
Figure 0004806294
の固有値分解から計算された実行列である。
このように、クロネッカ積を通じて、時間次元及び/又は周波数次元がチャネルの記述に含められ、その結果、符号化の解はSTF符号となる。
特定の特徴によれば、行列
Figure 0004806294
は、
Figure 0004806294
に等しく、ここで、
Figure 0004806294
は、クロネッカ積である。
特定の特徴によれば、行列
Figure 0004806294
の固有値分解は、
Figure 0004806294
に等しく、ここで、
Figure 0004806294
は、行列
Figure 0004806294
の固有ベクトルの行列であり、
Figure 0004806294
は、行列
Figure 0004806294
の転置行列であり、
Figure 0004806294
は、行列
Figure 0004806294
の固有値を含む非負対角行列であり、符号化行列
Figure 0004806294
は、行列
Figure 0004806294
の列の一部によって形成された行列
Figure 0004806294
に、対角行列
Figure 0004806294
の一部によって形成された対角行列
Figure 0004806294
を乗算することにより得られる。
このように、性能が改善される。
特定の特徴によれば、行列
Figure 0004806294
は、行列
Figure 0004806294
の2*Q個の最大の非ゼロの対角値を選択することによって形成され、ここで、Qは、複数のシンボルを含むベクトル内に含まれるシンボルの個数であり、行列
Figure 0004806294
は、行列
Figure 0004806294
について選択された2*Q個の最大の値に同じ順序で関連付けられた行列
Figure 0004806294
の2*Q個の列を含む。
このように、性能が改善される。
特定の特徴によれば、複数のシンボルを含むベクトル内に含まれるシンボルの個数Qは、次元Nで割り切れない。
特定の特徴によれば、符号化行列
Figure 0004806294
は、第3の行列V’から計算され、行列V’は、次元2*Qの正規直交行列V’の転置行列である。
特定の特徴によれば、行列V’は、離散フーリエ変換行列から得られるか、又は、行列V’は、2*Qが2のべき乗である場合に、次元2*Qのアダマール行列である。
ここで、次元Q又は2Qの行列は、次元Q×Q又は次元2*Q×2*Qの正方行列として理解されるべきであることに留意しなければならない。
特定の特徴によれば、符号化行列
Figure 0004806294
は、以下の公式
Figure 0004806294
を使用して計算され、ここで、Pの所定の平均送信電力について
Figure 0004806294
である。
本発明の第2の態様によれば、符号化行列は、
Figure 0004806294
から得られたSTF線形前置符号化行列Cであり、この行列は、チャネルの周波数応答の推定された送信相関行列RTXの共役行列である。
このように、クロネッカ積を通じて、時間次元及び/又は周波数次元が、チャネルの記述に含められる。
特定の特徴によれば、行列
Figure 0004806294
の固有値分解は、UΛUに等しく、ここで、Uは、行列
Figure 0004806294
の固有ベクトルの行列であり、Uは、行列Uの共役転置行列であり、Λは、行列
Figure 0004806294
の固有値を含む非負対角行列であり、STF線形前置符号化行列Cは、行列Uの列の一部によって形成された行列U’に、行列Λの対角要素の一部によって形成された対角行列である行列Λ’を乗算することにより得られる。
このように、クロネッカ積を通じて、時間次元及び/又は周波数次元が、チャネルの記述に含められる。
特定の特徴によれば、行列Λ’は、行列ΛのQ個の最大の非ゼロの対角値を選択することによって形成され、ここで、Qは、複数のシンボルを含むベクトル内に含まれるシンボルの個数であり、行列U’は、行列Λ’について選択されたQ個の最大の値に関連付けられた行列UのQ個の列を含む。
特定の特徴によれば、複数のシンボルを含むベクトル内に含まれるシンボルの個数Qは、次元Nで割り切れない。
特定の特徴によれば、STF線形前置符号化行列Cは、第3の行列Vから計算され、行列Vは、次元Qのユニタリ行列Vの転置共役行列である。
特定の特徴によれば、行列Vは、離散フーリエ変換行列であるか、又は、行列Vは、Qが2のべき乗である場合に、次元Qのアダマール行列である。
特定の特徴によれば、STF線形前置符号化行列Cは、公式
Figure 0004806294
を使用して計算され、ここで、
Figure 0004806294
であり、Pは、所定の平均送信電力の値である。
さらに別の態様によれば、本発明は、少なくとも1つの受信アンテナが設けられた受信機によってシンボルを復号するための方法であって、シンボルは、少なくとも2つの送信アンテナが設けられた送信機により電気通信システムの少なくとも1つのチャネルを通じて送信され、当該方法は、受信された複数のシンボルを含むベクトルに復号行列が乗算されて、復号されたシンボルが生成される、復号ステップを含み、復号行列は、サイズNの単位行列と、チャネルの応答の推定された相関行列から得られた行列との少なくともクロネッカ積を計算することにより得られる行列の固有値分解から計算されることを特徴とし、Nは、符号の時間次元及び/又は周波数次元である、方法に関連する。
さらに別の態様によれば、本発明は、少なくとも2つの送信アンテナが設けられた1つの送信機により電気通信システムの少なくとも1つのチャネルを通じて送信されているシンボルを復号するためのデバイスであって、当該デバイスは、受信された複数のシンボルを含むベクトルに復号行列が乗算されて、復号されたシンボルが生成される、復号手段を備え、当該デバイスは、サイズNの単位行列と、チャネルの応答の推定された相関行列から得られた行列との少なくともクロネッカ積を計算することにより得られる行列の固有値分解から復号行列を計算するための手段を備えることを特徴とし、Nは、符号の時間次元及び/又は周波数次元である、デバイスに関連する。
さらに別の態様によれば、本発明は、プログラマブルデバイスに直接ロード可能にすることができるコンピュータプログラムであって、このコンピュータプログラムがプログラマブルデバイスで実行される際に、本発明による方法のステップを実施するための命令又はコードの一部を含む、コンピュータプログラムに関連する。このコンピュータプログラムに関する特徴及び利点は、本発明による方法及びデバイスに関して上述した特徴及び利点と同じであるので、それら特徴及び利点は、ここでは繰り返さないことにする。
本発明の特徴は、一例の実施の形態の以下の説明を読むことによって、より明確になる。当該説明は、添付図面を参照して作成されている。
図1は、本発明による電気通信システムを表している。
図1は、電気通信ネットワーク150の無線MIMO通信チャネルを通じて情報を交換する2つの通信デバイス10及び20を開示している。
通信デバイス10は、好ましくは、電気通信ネットワーク150のMIMO下りリンク送信チャネルを通じて通信デバイス20へデータを転送する基地局である。通信デバイス20は、好ましくは移動端末である。
簡単にするために、図1には1つの移動端末20しか示されていない。もちろん、より重要な(important)個数の移動端末が、本発明が使用される電気通信ネットワーク150の基地局10からデータを受信し、又は、当該基地局へデータを送信する。
基地局10は、図1ではAntt1、Antt2、…及びAnttNとそれぞれ記された複数のN個のアンテナを有し、移動端末20は、少なくとも1つのアンテナを有する。一例として、移動端末は、Antr1、Antr2〜AntrNとそれぞれ記された複数のN個のアンテナを有し、この場合、N個の送信アンテナ及びN個の受信アンテナによるMIMO下りリンク送信チャネルが作成される。
好ましくは、簡単にするために、データの送信は、N個の変調サブキャリアを有する直交周波数分割多重(OFDM)変調を使用する。OFDMパラメータが、特にチャネル遅延拡散(channel delay spread)の点で適切である場合に、各サブキャリアは、MIMOフラットフェージングチャネルを経験する。本発明で説明する方法は、シンボル間干渉を経験する単一キャリアシステムに拡張することができる。その場合、考慮されるフラットフェージングMIMOチャネルは、遅延領域均一化チャネル(delay domain equalized channel)である。
変調シンボルは、次元N*Ntime*Nfreqの時空間周波数(STF)ブロック符号又は線形STF前置符号化器(pre-coder)を使用して、空間次元、時間次元、及び周波数次元にわたって送信される。ここで、Ntimeは、OFDMシンボルに関する符号の時間次元であり、Nfreqは、サブキャリアに関する符号の周波数次元である。したがって、N=Ntime*Nfreqは、等価的に、時空間(ST)符号又は線形ST前置符号化器についての時間次元、空間周波数(SF)符号又は線形SF前置符号化器についての周波数次元、及び時空間周波数(STF)符号又は線形STF前置符号化器についての時間次元及び周波数次元の双方を混合したものを表す。すでに述べたように、STF符号、ST符号、SF符号は、本発明ではSTF符号とみなされる。
ここで、Nfreq=1である場合、Nは、時空間符号化の特定の場合を指し、Ntime=1の場合、Nは、空間周波数符号化の特定の場合を指定することに留意しなければならない。
本発明によれば、移動局20は、本発明の第1の態様によると、STF符号により符号化された信号を推定する最小平均2乗誤差受信機を実装し、本発明の第2の態様によると、基地局10で線形STF前置符号化器により前置符号化された信号を推定する最小平均2乗誤差受信機を実装する。
移動局20は、MMSE受信機によって使用される瞬時チャネル応答を推定するチャネル推定モジュール122を備える。また、移動局20は、MMSE受信機によって使用される瞬時チャネル応答のいくつかの実現したものから、RTXと表される、チャネルの応答の相関行列を推定する相関行列推定器120も備える。
より正確に言えば、チャネルの応答の相関行列RTXは、電気通信ネットワーク150のMIMOチャネルの送信相関行列を推定したものである。
この電気通信ネットワーク150のMIMOチャネルの送信相関行列RTXは、移動局20により、電気通信ネットワーク150の上りリンクMIMOチャネルを通じて基地局10へ送信される。
また、移動局20は、電気通信ネットワーク150のMIMOチャネルの相関行列RTXに従って、基地局10により使用された符号を決定する符号決定モジュール121も備える。
また、移動局20は、復号を行うために、基地局10により使用されるSTF符号化器の少なくとも一部又は線形STF前置符号化器の少なくとも一部を知っている必要もある。基地局10が、推定された相関行列RTXの知識から、使用される符号化行列を演算するように、移動局20は、使用される復号行列を演算する。
演算された行列は、受信シンボルを推定シンボルに復号するために、移動局20の復号モジュール123へ転送される。
実現の一変形形態では、電気通信ネットワーク150のMIMOチャネルの送信相関行列RTXを基地局10へ転送するのではなく、移動局20が符号化行列の要素を電気通信ネットワーク150の上りリンクMIMOチャネルを通じて基地局10へ転送する。
実現の別の変形形態では、基地局10は、受信された相関行列に従って、基地局10が使用する符号化行列を決定し、その符号化行列を移動局20へ転送する。
基地局10は、少なくとも符号化モジュール100及び計算モジュール110を備える。符号化モジュール100は、本発明の第1の態様によれば、STF符号化モジュールであり、本発明の第2の態様によれば、線形STF前置符号化器である。
STF符号化モジュール100は、送信される複数のシンボルを含むベクトルを形成し、形成した各ベクトルに符号化行列を乗算して、MIMOチャネルにわたって送信される符号化されたシンボルを生成する。
計算モジュール110は、長期的なチャネルの知識を有するか、又は、チャネルの知識を有しない。これは、計算モジュール110が推定された相関行列RTXを移動局20からその時々に受信し、受信した、推定された相関行列RTXから、本発明の第1の態様によれば、STF符号化行列
Figure 0004806294
を決定し、本発明の第2の態様によればSTF線形前置符号化行列Cを決定することを意味する。これは、高速フェージングプロセスに関して、MMSE復号後の受信機側における残差の平均2乗誤差(residual Mean Square Error)の平均値を最小にする。
受信された、推定された相関行列RTXは、基地局の近くの巨視的な環境を表す。受信された、推定された相関行列RTXは、チャネルの変動が高速フェージングプロセスに制限されている場合に一定である。基地局と移動局との間のリンクを考慮すれば、推定された相関行列RTXは、したがって、移動の速度に反比例する期間中、一定であり、したがって、推定された相関行列RTXの更新頻度は、それに応じて設定されるべきである。
実際には、更新周期は、通常の基本送信継続期間と比較して大きく、推定された相関行列RTXの更新が、必要とされるフィードバック帯域幅の点並びに送信側及び受信側の仕事負荷の点で安価であるようにされる。
実現の一変形形態では、計算モジュール110は、推定された相関行列RTXを移動局20からその時々に受信するのではなく、移動局10によって演算された符号化行列又は線形前置符号化行列を、電気通信ネットワーク150の上りリンクチャネルを通じて受信する。
計算モジュール110は、図2を参照して詳細に説明することにする。
STF符号化行列
Figure 0004806294
及びSTF線形前置符号化行列Cを決定する理論的基礎を次に開示する。
以下の方程式は、或るユーザの信号がSTF符号を使用して送信される場合の離散時間下りリンク受信信号を記述する。
Figure 0004806294
ここで、v’は、分散σの独立同一分布の(independently and identically distributed)AWGN複素サンプルのNN*1ベクトルである。
以下では、実数の全体をRと記し、複素数の全体をCと記す。
ここで、R’は、互いの上部にスタックされた
Figure 0004806294
の列ベクトルRから構成されるNN*1複素ベクトルであり、それぞれのサイズはN*1であり、H’のそれぞれは、ブロック対角MIMOチャネル行列である。ここで、N個のブロックのそれぞれは、ST符号の時間インデックス若しくはSF符号の周波数インデックス、又は、STF符号の時間及び周波数を混合したインデックスに対応する。すなわち、
Figure 0004806294
ここで、
Figure 0004806294
は、正規化されたチャネル行列である。すなわち、受信アンテナiと送信アンテナjとの間のチャネル係数Hijは、E(|Hij)=1に等しい分散を有し、集中化されている(centered)。チャネル行列Hは、異なるiについて多少相関する場合があるが、いずれにしても、チャネル行列Hは、同じ相関行列によって特徴付けられる。
ここで、S∈CQ*lは、Q個の変調シンボルを含むベクトルであり、Qは、1つのSTF符号語あたりのシンボル数である。Sは、Sの実数部Re(S)であり、Sは、Sの虚数部Im(S)である。Sの各シンボルは、1に等しい平均エネルギーを有する。
方程式(EQ1)のSTF符号は、2つの複素行列E及びFで記述され、一方はSの実数部を符号化し、他方は虚数部を符号化する。同等に、STF符号は、S及びSをそれぞれ符号化する他の2つの複素行列C及びDで記述することができる。ここで、Sは、行列Sの共役を示すことに留意しなければならない。
ここで、
Figure 0004806294
は、Sの実数部及びSの虚数部をそれぞれ符号化する符号行列である。E及びFは、STF符号を完全に記述し、G. D. Golden、G. J. Foschini、R. A. Valenzuela、P. W. Wolniansky著の「Detection Algorithm and Initial Laboratory Results using the V-BLAST Space-Time Communication Architecture」と題する論文に開示されたような空間多重化から、Alamouti著の「A simple transmitter diversity scheme for wireless communications」の論文に開示されたような真のSTF符号まで、すべてのブロックSTF符号を最も一般的な方法で記述することに留意しなければならない。
これは、EQ1と等価な以下の方程式を与える。
Figure 0004806294
が0にされると、その結果、STF符号は線形STF前置符号化となる。線形STF前置符号化は、STF前置符号化プロセスの出力が、入力された複素ベクトルSに対する線形操作であることを意味する。この場合、方程式(EQ3)は、次のように記述することができる。
Figure 0004806294
真のSTF符号化の場合、符号化行列E及びFに対して制約は課されない。EQ1を次の線形形式で書き換えると都合がよい。
Figure 0004806294
EQ4を実数行列で書き換えると、次の等価な方程式が得られる。
Figure 0004806294
ここで、
Figure 0004806294
である。
電気通信ネットワークのMIMO送信チャネルは、フラットフェージングであると仮定され、これは、送信アンテナ及び受信アンテナの各対の間の離散時間チャネル応答が、複素係数(H)ijとしてモデル化されることを意味する。ここで、iは受信アンテナのインデックスであり、jは送信アンテナのインデックスである。各サブキャリアは確かにフラットフェージングを経験するので、このような仮定は、OFDM変調に良く適している。チャネル係数は、サブキャリアの周波数において、アンテナの対間のチャネルインパルス応答のFFTの対応するサンプルによって与えられるチャネル周波数応答に等しい。
発明者は、送信機側の相関行列をRTXと表記し、その平方根をBと表記し、それによって、BB=RTXとなり、したがって、チャネル行列は次のようにモデル化される。
Figure 0004806294
ここで、G(t,f)は、正規化された独立同一分布の複素集中(complex centered)ガウス行列である。G(t,f)の各要素の分布は、
Figure 0004806294
である。
表記を簡単にするために、H及びGのインデックスt及びfは省略されることに留意しなければならない。
EQ5及びEQ2を結合すると、H’は、次のようになる。
Figure 0004806294
独立同一分布の複素集中ガウス行列Gは、異なるインデックスiについて等しい場合もあるし、多少相関する場合もある。
ここで、受信機20は、電気通信ネットワーク150のチャネルの完全な瞬時知識を有するものと仮定されることに留意しなければならない。これは一般に、一例として、適切なパイロットシンボルを使用することにより実装される。
受信機20が、完全な瞬時チャネル知識を有するMMSE STF検出器を備えることを考慮すると、STF符号化モジュール100又は線形STF前置符号化モジュール100は、検出後に受信機側で、高速フェージングプロセスにわたって平均化された残差の平均2乗誤差を最小にするSTF符号を使用する。これはすなわちEQ6のGである。
次に、本発明の第1の態様に従って、発明者は、STF符号のSTF符号化行列を特徴付ける基本原理に焦点を当てることにする。
すでに開示したように、受信された信号は、実数部及び虚数部の処理が別個に行われる場合に、線形方程式で表すことができる。
Figure 0004806294
STF符号化行列
Figure 0004806294
は、送信電力制約条件
Figure 0004806294
の下で、MMSE検出後の平均残差MSEを最小にするように求められる。高い信号対雑音比では、すなわち、σは小さい。
Figure 0004806294
は、次のように求められる。
Figure 0004806294
ここで、
Figure 0004806294
は、
Figure 0004806294
の2Q個の最も強い固有値から構成される対角行列であり、
Figure 0004806294
は、関連した2Q個の固有ベクトル及びその後に続く任意の2NtN−2Q個の列ベクトルから構成される。
Figure 0004806294
は、
Figure 0004806294
によって与えられる。
ここで、Bは、送信相関行列BB=RTX、B=Re(B)及びB=Im(B)の平方根である。定数βは、送信電力制約条件を満たす働きをする。たとえば、βは、Pの電力制約条件について、
Figure 0004806294
によって与えられる。
同様に、
Figure 0004806294
は、次のように記述することができる。
Figure 0004806294
ここで、
Figure 0004806294
は、
Figure 0004806294
の最初の2Q個の列から構成される2NN*2Q行列である。
ここで、本明細書で関与するすべての行列は実数行列であり、V’は、正規直交2Q*2Q行列であることのみが必要とされることに留意しなければならない。
実現の好ましいモードによれば、行列V’は、MMSE等化後の検出された1つの実次元あたりの最小の平均残差SINRを最大にするように改良を受けることができる行列V’の転置行列である。V’は、2Qが2のべき乗である場合に、次元2Qのアダマール行列(Hadamard matrix)として選ぶことができる。
また、V’は、以下の公式を使用して、離散フーリエ変換行列Fから得ることもできる。
Figure 0004806294
ここで、FRtは、行列Fの実数部の転置行列であり、FItは、行列Fの虚数部の転置行列である。
次に、本発明の第2の態様に従って、発明者は、STF線形前置符号化行列を特徴付ける基本原理に焦点を当てることにする。
Dcが0に設定される方程式(EQ3)から開始して、発明者は、受信機がMMSE STF検出器を実装することを考慮し、完全な瞬時チャネル知識が受信機側で利用可能であるものと仮定する。
符号化行列Cは、送信電力制約条件Tr(C )=Pの下で、MMSE検出後の平均残差MSEを最小にするように求められる。
発明者は、
Figure 0004806294
の固有値分解(EVD):
Figure 0004806294
を使用する。
次に、
Figure 0004806294
のEVDは以下によって与えられる。
Figure 0004806294
高い信号対雑音比では、Cは次のように求められる。
Figure 0004806294
ここで、
Figure 0004806294
は、
Figure 0004806294
のQ個の最大の固有値から構成される直交Q*Q行列であり、U’の最初のQ個の列ベクトルは、
Figure 0004806294
の固有値に関連付けられた
Figure 0004806294
のQ個の列ベクトルから構成される。U’の残りのNN−Q個の列ベクトルは、使用されないので、重要ではない。したがって、それらは0に設定することもできるし、いずれかの任意の値に設定することもできる。
αは、送信電力制約条件を満たすのに使用される正規化係数である。たとえば、送信電力Pの制約条件について、
Figure 0004806294
である。
同様に、Cは、次のように記述することができる。
Figure 0004806294
ここで、U’’は、U’の最小のQ個の列から構成されるNN*Q行列である。
EQ7において、U’、α、及び
Figure 0004806294
は、完全に定義されており、Vは、ユニタリであることのみ必要とされる。しかしながら、どのユニタリ行列Vも、高速フェージングプロセスに関してMSEの同じ平均値を与えるのに対して、Vの選択は、その結果のビットエラー率(BER)に影響を与える。
好ましい実施の形態によれば、Vは、検出された信号の1つの次元あたりの最小平均の信号対雑音+干渉比を最大にするように決定することができる。信号対雑音+干渉比は、SINRと表記される。離散フーリエ行列及びアダマール行列が、この問題の局所的最適解となることが分かる。
このように、Vは、特定の特徴によれば、次元Qのアダマール行列又は離散フーリエ変換として選ぶことができる。
アダマール行列の場合、Qは、2のべき乗である必要がある。
一変形形態によれば、Vは、S. Galliou、J. C. Belfiore著の「Une nouvelle famille de codes espace-temps lineaires, de rendement et de diversite maximaux」, Proc. Propagation Electromagnetique dans l'Atmosphere du Decametrique a l'Angstrom, Rennes 13,14, 15 mars 2002, pp. 117-118又はN. Gresset、J. Boutros、L. Brunel著の「Optimal linear precoding for BICM over MIMO channels」, Proc. of the IEEE International Symposium on Information Theory, Chicago, p. 66, Jun. 2004に記載されるようなユニタリ線形前置符号化行列として選ぶことができる。
図2は、本発明の第1の態様によるSTF符号又は本発明の第2の態様によるSTF線形前置符号化行列を計算する計算モジュールを表している。
この計算モジュール110は、バス201によって互いに接続されたコンポーネント及び図3に開示されたようなプログラムにより制御されるプロセッサ202に基づくアーキテクチャを有する。計算モジュール110は、1つ又は数個の集積回路に統合することができる。
計算モジュール110は、少なくとも1つのランダムアクセスメモリ及び不揮発性メモリによって構成されたメモリ手段203を備える。
バス201は、メモリ手段203、インターフェースANT I/F206、及びインターフェース cod I/F207にプロセッサ202をリンクする。インターフェースANT I/F206は、推定された相関行列RTX又は推定された相関行列の共役
Figure 0004806294
を移動局20から受信する。インターフェースcod I/F207は、得られた相関行列RTXに従って、計算されたSTF線形前置符号化行列C又はSTF符号化行列
Figure 0004806294
のSTF符号化モジュール100への転送を可能にする。
ランダムアクセスメモリは、変数、デジタルデータ、及び中間処理値を収容することを目的としたレジスタを含む。不揮発性メモリは、モジュール、とくにプロセッサ202が動作することを可能にするプログラムを記憶する。プロセッサ202は、計算モジュール110の主なコンポーネントのオペレーションを制御する。
図3は、本発明の第1の態様による計算モジュールによって実行されるアルゴリズムを表している。
このフローチャートのコードは、たとえば、計算モジュール110のメモリ203の不揮発性メモリに記憶される。通常、計算モジュール110は、移動局の最大ドップラ周波数に依存した周波数で、図3に記載されたアルゴリズムに関連した命令を実行する。この周波数は、通常、5GHzの搬送波周波数及び毎秒3メートルの移動局の速度では数百ミリ秒のリフレッシュ周期に対応する。
ステップS300では、計算モジュール110が、推定された相関行列RTXを得る。推定された相関行列RTXは、電気通信ネットワーク150の上りリンクMIMOチャネルを通じて、移動局20の相関行列推定器120から受信される。推定された相関行列は、次に、メモリ203のランダムアクセスメモリに記憶される。
ここで、上りリンクチャネルが、下りリンクチャネルの長期統計に等しい長期統計を有するとみなされる場合に、相関行列RTXは、計算モジュール110によって推定することもできることに留意しなければならない。
次のステップS301では、プロセッサ202が、以下の公式を使用して、行列
Figure 0004806294
を計算する。
Figure 0004806294
ここで、
Figure 0004806294
は、行列RTXの実数部であり、
Figure 0004806294
は、行列RTXの虚数部である。
クロネッカ積(Kronecker product)を通じて、時間次元及び/又は周波数次元がチャネルの記述に含められ、その結果、符号化の解はSTF符号となる。これは、空間次元及び時間次元並びに/又は周波数次元を有する。
次のステップS302では、プロセッサ202は、行列
Figure 0004806294
の、EVDと記される固有値分解を実行する。行列
Figure 0004806294
は、次に、
Figure 0004806294
に分解される。ここで、
Figure 0004806294
は、行列
Figure 0004806294
の固有ベクトルの行列であり、
Figure 0004806294
は、行列
Figure 0004806294
の転置行列であり、
Figure 0004806294
は、行列
Figure 0004806294
の固有値を含む非負対角行列である。
次のステップS303では、プロセッサ203は、所定の判定基準に従って、好ましくは最も高い値から最も低い値へ、行列
Figure 0004806294
の固有値を並べ替える。プロセッサ202は、それに応じて、
Figure 0004806294
の列ベクトルを並べ替え、それに応じて、
Figure 0004806294
の行ベクトルを並べ替える。
次のステップS304では、プロセッサ202は、
Figure 0004806294
の2Q個の最も強い固有値から構成される対角行列である行列
Figure 0004806294
を形成する。
次のステップS305では、プロセッサ202は、最も強い固有値の関連した2Q個の固有ベクトル及びその後の続く任意の2NtN−2Q個の列ベクトルから構成される行列
Figure 0004806294
を形成する。
次のステップS306では、プロセッサ202は、上記で定義したような行列V’を得る。
次のステップS307では、プロセッサ202は、以下の公式を使用して係数βを計算する。
Figure 0004806294
ここで、Pは、所望の平均送信電力である。
次のステップS308では、プロセッサ202は、以下の公式を使用して、STF符号化行列
Figure 0004806294
を計算する。
Figure 0004806294
次のステップS309では、STF符号化行列
Figure 0004806294
が、STF符号化モジュール100へ転送される。
次のステップS310では、2Qの次元のベクトルが形成される。各ベクトルは、互いの上部にスタックされた送信されるシンボルの実数部及び虚数部を含む。形成された各ベクトルには、STF符号化行列
Figure 0004806294
が乗算されて、転送される符号化されたシンボルが生成される。
ここで、特定の特徴によれば、移動局20の符号決定モジュール121は、移動局20の復号モジュール123によって使用されるSTF符号化行列
Figure 0004806294
を計算するために、本明細書で開示したアルゴリズムと同様にして本アルゴリズムを実行することに留意しなければならない。このような場合、受信されたシンボルは、次元2Qのベクトルにグループ化され、それぞれに、サイズNの単位行列の少なくともクロネッカ積を計算することにより得られる行列の固有値分解から計算されたSTF復号行列が乗算されて、推定されたシンボルが生成される。
ここで、一変形形態によれば、STF符号化行列
Figure 0004806294
は、移動局20の符号決定モジュール121へ転送されることに留意しなければならない。
特定の特徴によれば、
Figure 0004806294
は、符号決定モジュール121によって演算されて、移動局20により基地局10へ転送される。
図4は、本発明の第2の態様による計算モジュールにより実行されるアルゴリズムを表している。
このフローチャートのコードは、たとえば、計算モジュール110のメモリ203の不揮発性メモリに記憶される。通常、計算モジュール110は、移動局の最大ドップラ周波数に依存した周波数で、図4に記載されたアルゴリズムに関連した命令を実行する。
ステップS400では、計算モジュール110が、推定された相関行列の共役
Figure 0004806294
を得る。推定された相関行列RTXは、電気通信ネットワーク150の上りリンクMIMOチャネルを通じて、移動局20の相関行列推定器120から受信される。推定された相関行列は、次に、メモリ203のランダムアクセスメモリに記憶される。
ここで、上りリンクチャネルが、下りリンクチャネルの長期統計に等しい長期統計を有するとみなされる場合に、相関行列の共役
Figure 0004806294
は、計算モジュール110によって推定することもできることに留意しなければならない。
次のステップS401では、プロセッサ202は、推定された相関行列の共役
Figure 0004806294
の、EVDと記される固有値分解を計算する。
Figure 0004806294
は、次に、
Figure 0004806294
に分解される。
ここで、Uは、推定された相関行列の共役
Figure 0004806294
の固有ベクトルの行列であり、Uは、行列Uの共役転置行列であり、Λは、推定された相関行列の共役
Figure 0004806294
の固有値の行列である。
次のステップS402では、プロセッサ202は、次元Nの単位行列Iと行列Uとのクロネッカ積を計算する。その結果生成された行列を行列U’と記す。
次のステップS403では、プロセッサ202は、単位行列Iと行列Λとのクロネッカ積を計算する。その結果生成された行列を行列Λ’と呼ぶ。行列Λ’は、固有値を含む対角行列である。
次のステップS404では、プロセッサ202は、単位行列Iと行列Uとのクロネッカ積を計算する。その結果生成された行列を行列U’と呼ぶ。
クロネッカ積を通じて、時間次元及び/又は周波数次元がチャネルの記述に含められ、その結果、符号化の解は真の線形STF前置符号化となる。チャネルの記述は、空間次元及び時間次元並びに/又は周波数次元を有する。
次のステップS405では、プロセッサ202は、所定の判定基準に従って、好ましくは最も高い値から最も低い値へ、行列Λ’の固有値を並べ替える。プロセッサ202は、それに応じて、U’の列ベクトルを並べ替え、それに応じて、U’の行ベクトルを並べ替える。
次のステップS406では、プロセッサ202は、Λ’のQ個の最も強い固有値から構成される対角行列である行列
Figure 0004806294
を形成する。
次のステップS407では、プロセッサ202は、上記で定義したような行列Vを得る。
次のステップS408では、プロセッサ202は、以下の公式を使用してSTF線形前置符号化行列Cを計算する。
Figure 0004806294
ここで、
Figure 0004806294
であり、Pは、所望の電力値である。
次のステップS409では、STF線形前置符号化行列Cが、STF前置符号化モジュール100へ転送される。
送信されるシンボルは、Q個の複素数の要素のベクトルにグループ化される。次元Qの各ベクトルには、ステップS410でSTF符号化行列Cが乗算される。
ここで、移動局20の符号決定モジュール121は、移動局20の復号モジュール123によって使用されるSTF線形前置符号化行列Cを計算するために、本明細書で開示したアルゴリズムと同様にして本アルゴリズムを実行することに留意しなければならない。このような場合、受信されたシンボルは、次元Qのシンボルにグループ化され、それぞれに、サイズNの単位行列の少なくともクロネッカ積を計算することにより得られる行列の固有値分解から計算されたSTF線形復号行列が乗算されて、推定されたシンボルが生成される。
特定の特徴によれば、Cは、符号決定モジュール121によって演算されて、移動局20により基地局10へ転送される。
ここで、一変形形態によれば、STF線形前置符号化行列Cは、移動局20の符号決定モジュール121へ転送されることに留意しなければならない。
もちろん、本発明の範囲から逸脱することなく、上述した本発明の実施の形態に対して、多くの変更を行うことができる。
本発明による電気通信システムを示す図である。 本発明の第1の態様によるSTF符号又は本発明の第2の態様による線形STF前置符号化行列を計算する計算モジュールを示す図である。 本発明の第1の態様による計算モジュールによって実行されるアルゴリズムを示す図である。 本発明の第2の態様による計算モジュールによって実行されるアルゴリズムを示す図である。

Claims (22)

  1. 少なくとも2つの送信アンテナ(Antt1、Antt2)が設けられた少なくとも1つの送信機(10)と少なくとも1つの受信アンテナ(Antr1)が設けられた少なくとも1つの受信機とを含む電気通信システムの少なくとも1つのチャネルを通じてシンボルを送信するための方法であって、
    前記方法は、複数のシンボルを含むベクトルに符号化行列が乗算されて、前記送信機(10)と前記受信機(20)との間に確立された前記少なくとも1つの通信チャネルにわたって送信される符号化されたシンボルが生成される、符号化ステップ(S310、S410)を含み、
    前記符号化行列は、サイズNの単位行列と、前記チャネルの応答の推定された相関行列から得られた行列との少なくともクロネッカ積(S301、S402、S403、S404)を計算することにより得られる行列の固有値分解から計算される(S302、S401)ことを特徴とし、Nは、符号の時間次元及び/又は周波数次元である、シンボルを送信するための方法。
  2. 前記符号化行列
    Figure 0004806294
    は、サイズNの前記単位行列Iと、前記チャネルの前記応答の前記推定された相関行列の実数部
    Figure 0004806294
    との前記クロネッカ積を計算することと、
    サイズNの前記単位行列Iと、前記チャネルの前記応答の前記推定された相関行列の虚数部
    Figure 0004806294
    との前記クロネッカ積を計算することと
    によって得られる行列
    Figure 0004806294
    の固有値分解から計算されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記行列
    Figure 0004806294
    は、
    Figure 0004806294
    に等しいことを特徴とし、ここで、
    Figure 0004806294
    は、前記クロネッカ積である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記行列
    Figure 0004806294
    の前記固有値分解は、
    Figure 0004806294
    に等しく、ここで、
    Figure 0004806294
    は、前記行列
    Figure 0004806294
    の固有ベクトルの行列であり、
    Figure 0004806294
    は、前記行列
    Figure 0004806294
    の転置行列であり、
    Figure 0004806294
    は、前記行列
    Figure 0004806294
    の固有値を含む非負対角行列であり、前記符号化行列
    Figure 0004806294
    は、前記行列
    Figure 0004806294
    の列の一部によって形成された行列
    Figure 0004806294
    に、前記対角行列
    Figure 0004806294
    の一部によって形成された対角行列
    Figure 0004806294
    を乗算することにより得られることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記行列
    Figure 0004806294
    は、前記行列
    Figure 0004806294
    の2*Q個の最大の非ゼロの対角値を選択することによって形成されることを特徴とし、ここで、Qは、複数のシンボルを含む前記ベクトル内に含まれるシンボルの個数であり、前記行列
    Figure 0004806294
    は、前記行列
    Figure 0004806294
    について選択された前記2*Q個の最大の値に同じ順序で関連付けられた前記行列
    Figure 0004806294
    の2*Q個の列を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 複数のシンボルを含む前記ベクトル内のシンボルの前記個数Qは、前記次元Nで割り切れないことを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記符号化行列
    Figure 0004806294
    は、第3の行列V’から計算されることを特徴とし、
    前記行列V’は、次元2*Qの正規直交行列V’の転置行列である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記行列V’は、離散フーリエ変換行列から得られることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記行列V’は、2*Qが2のべき乗である場合に、次元2*Qのアダマール行列であることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  10. 前記符号化行列
    Figure 0004806294
    は、以下の公式
    Figure 0004806294
    を使用して計算される(S308)ことを特徴とし、
    ここで、Pの所定の平均送信電力について
    Figure 0004806294
    である、請求項7〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記符号化行列は、STF線形前置符号化行列Cであり、前記チャネルの前記応答の推定された相関行列から得られた前記行列
    Figure 0004806294
    は、前記チャネルの前記周波数応答の前記推定された相関行列RTXの共役行列であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. 前記行列
    Figure 0004806294
    の前記固有値分解は、UΛUに等しいことを特徴とし、
    ここで、Uは、前記行列
    Figure 0004806294
    の前記固有ベクトルの行列であり、
    は、前記行列Uの共役転置行列であり、
    Λは、前記行列
    Figure 0004806294
    の固有値を含む非負対角行列であり、
    前記STF線形前置符号化行列Cは、前記行列Uの列の一部によって形成された行列U’に、前記行列Λの対角要素の一部によって形成された対角行列である行列Λ’を乗算することにより得られることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 前記行列Λ’は、前記行列ΛのQ個の最大の非ゼロの対角値を選択することによって形成されることを特徴とし、
    ここで、Qは、複数のシンボルを含む前記ベクトル内に含まれるシンボルの個数であり、
    前記行列U’は、前記行列Λ’について選択された前記Q個の最大の値に関連付けられた前記行列UのQ個の列を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 複数のシンボルを含む前記ベクトル内のシンボルの前記個数Qは、前記次元Nで割り切れないことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記STF線形前置符号化行列Cは、第3の行列Vから計算されることを特徴とし、
    前記行列Vは、次元Qのユニタリ行列Vの転置共役行列である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記行列Vは、離散フーリエ変換行列であることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 前記行列Vは、Qが2のべき乗である場合に、次元Qのアダマール行列であることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  18. 前記STF線形前置符号化行列Cは、式
    Figure 0004806294
    を使用して計算される(S408)ことを特徴とし、
    ここで、
    Figure 0004806294
    であり、Pは、所定の平均送信電力の値である、請求項15〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 少なくとも2つの送信アンテナ(Antt1、Antt2)が設けられた少なくとも1つの送信機(10)と少なくとも1つの受信アンテナ(Antr1)が設けられた少なくとも1つの受信機(20)とを含む電気通信システムの少なくとも1つのチャネルを通じてシンボルを送信するためのデバイスであって、
    前記デバイスは、複数のシンボルを含むベクトルに符号化行列が乗算されて、前記送信機と前記受信機との間に確立された前記少なくとも1つの通信チャネルにわたって送信される符号化されたシンボルが生成される、符号化手段(100)を備え、
    前記デバイスは、サイズNの単位行列と、前記チャネルの応答の推定された相関行列から得られた行列との少なくともクロネッカ積を計算することにより得られる行列の固有値分解から前記符号化行列を計算するための手段(202)を備えることを特徴とし、Nは、符号の時間次元及び/又は周波数次元である、シンボルを送信するためのデバイス。
  20. 少なくとも1つの受信アンテナ(Antr1)が設けられた受信機(20)によってシンボルを復号するための方法であって、
    前記シンボルは、少なくとも2つの送信アンテナ(Antt1、Antt2)が設けられた送信機(10)により電気通信システムの少なくとも1つのチャネルを通じて送信され、
    前記方法は、受信された複数のシンボルを含むベクトルに復号行列が乗算されて、復号されたシンボルが生成される、復号ステップを含み、
    前記復号行列は、サイズNの単位行列と、前記チャネルの応答の推定された相関行列から得られた行列との少なくともクロネッカ積を計算することにより得られる行列の固有値分解から計算されることを特徴とし、Nは、符号の時間次元及び/又は周波数次元である、シンボルを復号するための方法。
  21. 少なくとも2つの送信アンテナが設けられた1つの送信機により電気通信システムの少なくとも1つのチャネルを通じて送信されているシンボルを復号するためのデバイス(20)であって、
    前記デバイスは、受信された複数のシンボルを含むベクトルに復号行列が乗算されて、復号されたシンボルが生成される、復号手段(123)を備え、
    前記デバイスは、サイズNの単位行列と、前記チャネルの応答の推定された相関行列から得られた行列との少なくともクロネッカ積を計算することにより得られる行列の固有値分解から復号行列を計算するための手段(121)を備えることを特徴とし、Nは、符号の時間次元及び/又は周波数次元である、シンボルを復号するためのデバイス。
  22. プログラマブルデバイスに直接ロード可能にすることができるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムがプログラマブルデバイスで実行される際に、請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法の前記ステップを実施するための命令又はコードの一部を含む、コンピュータプログラム。
JP2006145712A 2005-05-25 2006-05-25 シンボルを送信するための方法及びデバイス、シンボルを復号するための方法及びデバイス、並びにこの方法のためのコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP4806294B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP05291127.8 2005-05-25
EP05291127A EP1727307B1 (en) 2005-05-25 2005-05-25 Coding matrix in a MIMO system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006345510A JP2006345510A (ja) 2006-12-21
JP4806294B2 true JP4806294B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=34993048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006145712A Expired - Fee Related JP4806294B2 (ja) 2005-05-25 2006-05-25 シンボルを送信するための方法及びデバイス、シンボルを復号するための方法及びデバイス、並びにこの方法のためのコンピュータプログラム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7672389B2 (ja)
EP (1) EP1727307B1 (ja)
JP (1) JP4806294B2 (ja)
CN (1) CN1878159B (ja)
AT (1) ATE508549T1 (ja)
DE (1) DE602005027822D1 (ja)

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7680212B2 (en) * 2004-08-17 2010-03-16 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Linear precoding for multi-input systems based on channel estimate and channel statistics
US9071344B2 (en) 2005-08-22 2015-06-30 Qualcomm Incorporated Reverse link interference cancellation
US8611305B2 (en) 2005-08-22 2013-12-17 Qualcomm Incorporated Interference cancellation for wireless communications
EP3174221B1 (en) * 2007-01-12 2018-09-26 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Method and arrangement in a wireless communications system
US8432993B2 (en) * 2007-12-27 2013-04-30 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Using spatial properties of MIMO channels for enhanced channel estimation in MIMO systems
US9408165B2 (en) 2008-06-09 2016-08-02 Qualcomm Incorporated Increasing capacity in wireless communications
US9237515B2 (en) 2008-08-01 2016-01-12 Qualcomm Incorporated Successive detection and cancellation for cell pilot detection
US9277487B2 (en) 2008-08-01 2016-03-01 Qualcomm Incorporated Cell detection with interference cancellation
CN101645757B (zh) * 2008-08-06 2013-06-05 中兴通讯股份有限公司 一种预编码矩阵选择方法和装置
KR101673497B1 (ko) 2009-01-05 2016-11-07 마벨 월드 트레이드 리미티드 Mimo 통신 시스템을 위한 프리코딩 코드북들
US8385441B2 (en) * 2009-01-06 2013-02-26 Marvell World Trade Ltd. Efficient MIMO transmission schemes
US8238483B2 (en) 2009-02-27 2012-08-07 Marvell World Trade Ltd. Signaling of dedicated reference signal (DRS) precoding granularity
EP3512219B1 (en) * 2009-04-06 2022-05-04 Marvell Asia Pte, Ltd. Improved feedback strategies for multi-user mimo communication systems
JP5607143B2 (ja) * 2009-04-21 2014-10-15 マーベル ワールド トレード リミテッド 通信方法、通信装置、携帯通信端末、チップセット、および、通信システム
US9160577B2 (en) 2009-04-30 2015-10-13 Qualcomm Incorporated Hybrid SAIC receiver
US8675794B1 (en) 2009-10-13 2014-03-18 Marvell International Ltd. Efficient estimation of feedback for modulation and coding scheme (MCS) selection
US8917796B1 (en) 2009-10-19 2014-12-23 Marvell International Ltd. Transmission-mode-aware rate matching in MIMO signal generation
JP5669854B2 (ja) 2009-11-09 2015-02-18 マーベル ワールド トレード リミテッド 調整送信を利用する基地局にフィードバックデータを送信するための方法及び装置、並びに調整送信スキームを利用する基地局及びフィードバックデータを送信する移動通信端末を備えたシステム
CN102668612B (zh) 2009-11-27 2016-03-02 高通股份有限公司 增加无线通信中的容量
JP2013512593A (ja) 2009-11-27 2013-04-11 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線通信における容量の増加
JP5637486B2 (ja) * 2009-12-17 2014-12-10 マーベル ワールド トレード リミテッド 交差偏波アンテナ用のmimoフィードバックスキーム
WO2011083417A2 (en) * 2010-01-07 2011-07-14 Marvell World Trade Ltd Signaling of dedicated reference signal (drs) precoding granularity
JP5258002B2 (ja) * 2010-02-10 2013-08-07 マーベル ワールド トレード リミテッド Mimo通信システムにおける装置、移動通信端末、チップセット、およびその方法
US8687741B1 (en) 2010-03-29 2014-04-01 Marvell International Ltd. Scoring hypotheses in LTE cell search
KR101081317B1 (ko) * 2010-07-12 2011-11-08 전북대학교산학협력단 릴레이 기반의 df 협력 무선 네트워크에서 분산형 μιμο 채널 프리코딩 및 디코딩 방법
JP2012100254A (ja) 2010-10-06 2012-05-24 Marvell World Trade Ltd Pucchフィードバックのためのコードブックサブサンプリング
US8615052B2 (en) 2010-10-06 2013-12-24 Marvell World Trade Ltd. Enhanced channel feedback for multi-user MIMO
US20120269284A1 (en) * 2010-10-12 2012-10-25 Yu-Chih Jen Method of Handling Antipodal Parauitary Precoding for MIMO OFDM and Related Communication Device
US9048970B1 (en) 2011-01-14 2015-06-02 Marvell International Ltd. Feedback for cooperative multipoint transmission systems
US8861391B1 (en) 2011-03-02 2014-10-14 Marvell International Ltd. Channel feedback for TDM scheduling in heterogeneous networks having multiple cell classes
EP2692068B1 (en) 2011-03-31 2019-06-19 Marvell World Trade Ltd. Channel feedback for cooperative multipoint transmission
US8923427B2 (en) 2011-11-07 2014-12-30 Marvell World Trade Ltd. Codebook sub-sampling for frequency-selective precoding feedback
US9020058B2 (en) 2011-11-07 2015-04-28 Marvell World Trade Ltd. Precoding feedback for cross-polarized antennas based on signal-component magnitude difference
WO2013068974A1 (en) 2011-11-10 2013-05-16 Marvell World Trade Ltd. Differential cqi encoding for cooperative multipoint feedback
FR2983666B1 (fr) * 2011-12-01 2014-01-03 Cassidian Sas Procede d'estimation d'un canal radioelectrique
US9220087B1 (en) 2011-12-08 2015-12-22 Marvell International Ltd. Dynamic point selection with combined PUCCH/PUSCH feedback
US8902842B1 (en) 2012-01-11 2014-12-02 Marvell International Ltd Control signaling and resource mapping for coordinated transmission
EP2842361B1 (en) 2012-04-27 2019-03-27 Marvell World Trade Ltd. Coordinated multipoint (comp) communication between base-stations and mobile communication terminals
US9503170B2 (en) 2012-06-04 2016-11-22 Trustees Of Tufts College System, method and apparatus for multi-input multi-output communications over per-transmitter power-constrained channels
JP5653567B2 (ja) * 2012-09-28 2015-01-14 パナソニック株式会社 通信装置および通信方法
CN103795489B (zh) * 2012-10-29 2017-05-24 电信科学技术研究院 传输编码指示信息和确定预编码矩阵的方法、系统及设备
US9112554B1 (en) * 2013-06-12 2015-08-18 Marvell International Ltd. Estimation of correlated MIMO channels
CN105103468B (zh) * 2014-03-06 2018-09-07 华为技术有限公司 确定预编码矩阵的方法及装置
CN104219189B (zh) * 2014-09-03 2017-08-15 东南大学 角度‑时延域导频复用宽带大规模mimo通信方法
US9843417B2 (en) * 2015-02-11 2017-12-12 Wisconsin Alumni Research Foundation Differential MIMO transceiver
EP4137941A1 (en) 2017-03-20 2023-02-22 Intel Corporation Systems, methods, and apparatuses for matrix add, subtract, and multiply
WO2019009870A1 (en) 2017-07-01 2019-01-10 Intel Corporation SAVE BACKGROUND TO VARIABLE BACKUP STATUS SIZE
CN110034843B (zh) 2018-01-12 2022-06-14 华为技术有限公司 信道编码方法和编码装置
EP3608691B1 (en) * 2018-08-08 2020-10-21 Thales Management & Services Deutschland GmbH A method for operating a plurality of gnss receivers for detecting satellite signal deformation

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7139324B1 (en) * 2000-06-02 2006-11-21 Nokia Networks Oy Closed loop feedback system for improved down link performance
US7190734B2 (en) * 2001-05-25 2007-03-13 Regents Of The University Of Minnesota Space-time coded transmissions within a wireless communication network
EP1449275A4 (en) * 2001-11-29 2010-05-05 Interdigital Tech Corp MULTIPLE INPUT MULTIPLE OUTPUT SYSTEM EFFICIENT FOR MULTIFRAJECT CHANNELS SUBJECT TO GETAWAY
JP2004064108A (ja) * 2002-07-24 2004-02-26 Natl Univ Of Singapore 無線通信装置及び方法
FR2848747A1 (fr) 2002-12-16 2004-06-18 France Telecom Procede et dispositif multi-antenne de transmission de signaux
CA2427403C (en) * 2003-04-21 2008-10-28 Regents Of The University Of Minnesota Space-time-frequency coded ofdm over frequency-selective fading channels
US7443925B2 (en) * 2004-07-20 2008-10-28 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Pilot and data signals for MIMO systems using channel statistics
US20060146953A1 (en) * 2004-12-30 2006-07-06 Balaji Raghothaman Method and apparatus for estimating transmit weights for multiple antennas

Also Published As

Publication number Publication date
EP1727307B1 (en) 2011-05-04
CN1878159B (zh) 2012-04-04
EP1727307A1 (en) 2006-11-29
JP2006345510A (ja) 2006-12-21
CN1878159A (zh) 2006-12-13
US20070058746A1 (en) 2007-03-15
DE602005027822D1 (de) 2011-06-16
ATE508549T1 (de) 2011-05-15
US7672389B2 (en) 2010-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4806294B2 (ja) シンボルを送信するための方法及びデバイス、シンボルを復号するための方法及びデバイス、並びにこの方法のためのコンピュータプログラム
US10135574B2 (en) Space-frequency block coding and spatial multiplexing for wireless communications
Bolcskei et al. Impact of the propagation environment on the performance of space-frequency coded MIMO-OFDM
US7773685B2 (en) Transmitting and receiving methods
US9300496B2 (en) System and method for determining modulation control information and a reference signal design to be used by a transmitter node
US7167526B2 (en) Wireless communication apparatus and method
US8780771B2 (en) Cyclic delay diversity and precoding for wireless communication
US7978649B2 (en) Unified MIMO transmission and reception
JP4908500B2 (ja) 通信装置およびレート選択方法
US8699429B2 (en) Wireless communication system and wireless communication method
JP5236753B2 (ja) 開ループ空間多重化モードでの信号送受信方法
US8009754B2 (en) Wireless communication method, radio receiving apparatus, radio transmitting apparatus, and wireless communication system
RU2337483C1 (ru) Устройство и способ частотно-пространственно-временного блочного кодирования для повышения производительности
US20100061438A1 (en) Method for selecting transmission parameters for a data transmission and data transmission controller
KR20080078813A (ko) Mimo 시스템에 사용될 데이터 스트림들의 개수를결정하는 방법
KR20070032541A (ko) 다중 안테나를 사용하는 무선통신시스템에서 안테나 개수를확장하기 위한 장치 및 방법
CN105450278A (zh) 虚拟天线选择方法和装置
TW200803355A (en) Method and arrangement in a telecommunication system
TW201125323A (en) Method of identifying a precoding matrix corresponding to a wireless network channel and method of approximating a capacity of a wireless network channel in a wireless network
WO2011035698A1 (zh) 一种上行数据处理方法及系统
US8599950B2 (en) Method and device for cyclic delay mapping for the signal in the multi-antenna transmitter
KR20080065493A (ko) Mimo 통신 시스템에서 코드워드와 스트림의 조합 표시방법
KR101256186B1 (ko) 다중 안테나 시스템에서 송신 장치 및 방법
KR100731824B1 (ko) 통신 자원들을 제어하기 위한 방법, 제어기 및 컴퓨터 판독가능 매체
KR101100211B1 (ko) 다중안테나를 이용한 신호 전송 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110719

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees