JP4806016B2 - 2つの機能を有する鼻及び口カニューレ、及び、その製造方法 - Google Patents

2つの機能を有する鼻及び口カニューレ、及び、その製造方法 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
[技術分野]
本発明は、鼻及び口への使用に適した新規のカニューレ、及び、このカニューレを製造する方法に関する。このカニューレ及びカニューレの製造方法は、成形アセンブリを形成するための分離可能なマンドレル部品を用いる。カニューレを形成するために、カニューレ成形プラスチック、または、高分子材料が、成形アセンブリを覆うか、または、成形アセンブリ上に塗布される。
[背景技術]
本発明は、一般的に口と鼻両方の使用に適したカニューレに関するものであり、患者の呼吸のモニター、患者の二酸化炭素血中濃度を特定するための患者の呼気に含まれる呼気終末二酸化炭素のサンプリング、患者への酸素のような処理ガスの供給のために適用される。加えて、本発明は、呼吸のモニタリング、呼気終末二酸化炭素のサンプリング、処理ガスの供給に用いるために、患者の鼻孔と口との両方に連絡するのに適したカニューレの製造方法に関する。また、本発明は、無呼吸(呼吸の停止)を検知するために適している。
鼻カニューレは、一般に呼吸器系の疾患を抱えている人に対する、酸素などのような処理ガスを管理するために用いられる。この目的のために使用された鼻カニューレの説明は、例えば、米国特許第3,802,431号に示されている。また鼻カニューレは、例えば、米国特許第4,745,925号に記載されているような吸入センサーの発達によって可能となった、吸入療法においても用いられてきた。鼻カニューレは呼吸をモニターするために用いられると共に、吸入センサに接続すれば、無呼吸の検知にも用いられうる。
さらに、鼻カニューレは、口呼吸又は鼻閉塞の間に、ガスの管理、または、無呼吸の検知を可能にするために患者の口と連絡をとるのに適していることも知られている。
患者の口または口腔だけでなく、両方の鼻孔と連絡するための能力を有する新規の鼻カニューレ、及び、鼻カニューレを製造する方法に関する。この装置及び方法は、好ましい実施形態において、分離可能なマンドレル部品を提供する。この装置及び方法においては、これらの分離可能なマンドレル部品が、互いに組み立てられたとき、その上にカニューレ成形高分子材料が塗布される成形アセンブリを形成し、他のマンドレル部品から分離することが可能であるというそれぞれのマンドレル部品の機能を通して、形成、または、製造されたカニューレからのマンドレル部品の除去を容易にする。
被覆を形成するためにプラスチゾルに一部を浸漬するという先行技術は、米国特許第3,906,071号、第4,695,241号、第4,800,116号によって具体化され、それらを参照した開示内容は、参照によりここに組み込まれる。
最も近い周知の先行技術は、サルターラブスの「One−No.4001 oral/nasal CO2 sample line」の呼称で取引されたサンプリングカニューレであると考えられている。このカニューレは、それぞれが患者の1つの鼻孔と連絡する一対の突出部またはサンプリングラインと、両方が患者の口腔と連絡する一対の直線状の突出部またはサンプリングラインを備えている。U字形のワイヤが、カニューレ本体の外表面に接着剤にて接着されるか、または、そうでなければ、貼り付けられる。しかし、ワイヤは、口腔と連絡する一対の突出部またはサンプリングラインのそれぞれの長さの約半分、カニューレのフェイスピースに沿って延出するだけである。ワイヤは、鼻孔に沿って延出することはない。全ての鼻孔及び口への突出部またはサンプリングラインは、内部通路と連絡し、それゆえに、カニューレが1つの機能のみを実現可能とするように、互いに連絡する。口腔への突出部またはサンプリングラインの先端の自由端は、必要があれば、患者の歯の前で曲げられることが可能であり、また、突出部またはサンプリングラインの長さが余分な部分は、切り取られることが可能である。サルターラブスのこのカニューレは、一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルと、一対の貫通孔を備えたフェイスピースマンドレルと、により形成される。一対の貫通孔は、フェイスピースの中間部分に、間をあけて配置され、マウスピース/鼻孔部マンドレルのうちの一方のそれぞれの先端が挿入される。それぞれのマウスピース/鼻孔部マンドレルは、直線状の成形マウスピースを形成する第1直線部と、成形鼻孔部を形成する第2直線部と、を備えている。一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、フェイスピースマンドレルがさらにスライド移動をすることを抑制するために、各マウスピース/鼻孔部マンドレルにおいて、第1直線部と、第2直線部との間に曲線部が形成される。
[発明の概要]
本発明の目的は、カニューレ成形プラスチック材料または高分子材料がその上に塗布される分離可能なアセンブリを用いたカニューレの製造方法を提供することである。プラスチック材料または高分子材料のマンドレルアセンブリへの塗布、及び、それに続くプラスチック材料または高分子材料の十分な硬化の後で、マンドレル部品を相互に引き抜くことにより、患者の血中の呼気終末二酸化炭素を検知するための患者の呼気のサンプリング、患者の呼気の検出、及び/または、患者への処理ガスの供給のための連続的な内部流通路を有する製造されたカニューレが得られる。
本発明のさらなる目的は、カニューレを形成する高分子材料の少なくとも部分的な硬化に続く、それぞれのマンドレルアセンブリ部品の引き抜きを円滑にするカニューレを形成するためのマルチ部品マンドレルアセンブリを提供することである。
本発明の他の目的は、本体成形マンドレルを、浸積工程、または、いくつかの他の高分子材料の塗布工程の間、隙間または空間により、互いから間をあけたままに配置される、わずかに間をあけて配置された2つの個別の部品として形成することである。その結果、隙間または空間は、カニューレの内部通路を、2つの個別の部屋または通路に分離または分割する、壁、隔壁、または、間仕切りを形成するためにプラスチック材料または高分子材料に満たされるようになる。2つの個別の部屋または通路の1つが、患者の呼吸の検出、患者の血流中の呼気終末二酸化炭素のモニター、または、患者への処理ガスの供給等の何れかを円滑にする。一方、他方の個別の部屋または通路もまた、患者の呼吸の検出、患者の血流中の呼気終末二酸化炭素のモニター、または、患者への処理ガスの供給等のような、他方の部屋または通路とは別の機能を円滑にする。
本発明の別の目的は、少なくとも1つのカニューレ、及び、あるいはカニューレの本体から患者の口へ延び、並んで配置される一対のマウスピースを有するカニューレを製造することである。このカニューレには、例えば、必要なレギュレータを介した患者へのガスの供給、または、例えば、患者の血流中の呼気終末二酸化炭素のモニターのための少なくとも1つの通路、または代わりに、一対の個別の通路が設けられている。また、少なくとも1つのマウスピース、または代わりに一対のマウスピースは、各マウスピースの開口が、患者の呼気の検知または検出のために患者の口または口腔内または口または口腔内の近傍に配置されるように、所望の曲率または方向性を備える。
本発明のさらなる目的は、呼吸する患者、または、鼻と口との間で交互に呼吸する患者の口へのガスサンプルの供給と排出との両方を連続的にすることが可能であり、さらに、鼻と口との間で交互に呼吸する患者の連続的な呼吸の検知をも可能とする鼻カニューレを提供することである。
しかし、本発明の別の目的は、浸積工程またはいくつかの他の高分子材料の塗布工程により、全体を一体のカニューレとして製造することで、比較的安価な鼻カニューレを提供することである。
また、本発明の別の目的は、カニューレを形成する高分子材料の少なくとも部分的な硬化に続いて、マンドレルアセンブリ部品のそれぞれの引き抜きを円滑にするカニューレを形成するためのマルチ部品マンドレルアセンブリを提供することである。
本発明はまた、フェイスピースマンドレルと、一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルと、を有する分離結合可能な部品を備え、前記フェイスピースマンドレルの中間部には、それぞれが、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルのうちの1つの離れた自由端を受容すると共に、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って前記フェイスピースマンドレルがスライドすることを許容する一対の間をあけて配置された円錐状の貫通孔が設けられており、それぞれの前記マウスピース/鼻孔部マンドレルは、前記フェイスピースマンドレルと、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルとの間に高分子材料が流れ込むことを防止する一方で、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、前記フェイスピースマンドレルがさらにスライド移動することを抑制するより大きな横断面を有する停止部を備えるカニューレマンドレルアセンブリを組み立てるステップと、前記カニューレマンドレルアセンブリを所望の温度に加熱するステップと、流動性を有する状態の硬化されていない高分子材料を供給するステップと、前記カニューレマンドレルアセンブリ上に所望の材料厚さの被覆を設けるために、前記カニューレマンドレルアセンブリに対し、高分子材料の少なくとも1つの被覆材を塗布するステップと、前記カニューレを形成するために、前記カニューレマンドレルアセンブリ上の高分子材料の被覆を少なくとも部分的に硬化するステップと、最初に前記フェイスピースマンドレルと、前記形成されたカニューレと、の両方を、前記フェイスピースマンドレルと、前記部分的に硬化されたカニューレと、が、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルから完全に取り外されるまで、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルの自由な先端に向かってスライドすることにより分解するステップと、前記形成されたカニューレから前記フェイスピースマンドレルを引き抜くステップと、を備えるカニューレの製造方法に関する。
本発明はまた、一対の鼻孔部及び一対のマウスピースを備え、前記一対の鼻孔部及び一対のマウスピースは、前記一対の鼻孔部と前記一対のマウスピースとの間に連続的な流路を備える鼻及び口カニューレであって、フェイスピースマンドレルと、一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルと、を有する分離結合可能な部品を備え、前記フェイスピースマンドレルの中間部には、それぞれが、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルのうちの1つの離れた自由端を受容すると共に、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って前記フェイスピースマンドレルがスライドすることを許容する一対の間をあけて配置された円錐状の貫通孔が設けられており、それぞれの前記マウスピース/鼻孔部マンドレルは、前記フェイスピースマンドレルと、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルとの間に高分子材料が流れ込むことを防止する一方で、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、前記フェイスピースマンドレルがさらにスライド移動することを抑制する停止部を形成する円錐状のテーパ部を備えるカニューレマンドレルアセンブリを組み立てるステップと、前記カニューレマンドレルアセンブリを所望の温度に加熱するステップと、流動性を有する状態の硬化されていない高分子材料を供給するステップと、前記カニューレマンドレルアセンブリ上に所望の材料厚さの被覆を設けるために、前記カニューレマンドレルアセンブリに対し、高分子材料の少なくとも1つの被覆材を塗布するステップと、前記カニューレを形成するために、前記カニューレマンドレルアセンブリ上の高分子材料の被覆を少なくとも部分的に硬化するステップと、最初に前記フェイスピースマンドレルと、前記形成されたカニューレと、の両方を、前記フェイスピースマンドレルと、前記部分的に硬化されたカニューレと、が、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルから完全に取り外されるまで、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルの自由な先端に向かってスライドすることにより分解するステップと、前記形成されたカニューレから前記フェイスピースマンドレルを引き抜くステップと、を備える方法により製造される鼻及び口カニューレに関する。
本発明は、さらに、第1及び第2鼻孔部と、第1及び第2曲線形マウスピースと、を備え、第1及び第2鼻孔部、第1及び第2曲線形マウスピースが、前記第1及び第2鼻孔部と、前記第1及び第2マウスピースと、の間に連続した流路を備える鼻及び口カニューレであり、両端に開口を有し、1つの内部空間を規定する本体を備え、前記第1鼻孔部は、患者の鼻孔に挿入するために、前記本体と結合されると共に前記内部空間と連絡し、その自由端に吸気/呼気口を備え、前記第2鼻孔部は、前記患者の第2の鼻孔に挿入するために、前記第1の鼻孔部と間をあけて配置され、前記本体と結合されると共に前記内部空間と連絡し、その自由端に吸気/呼気口を備え、前記第1マウスピースは、前記本体と結合されると共に前記内部空間と連絡し、その自由端に吸気/呼気口を備え、前記第2曲線形マウスピースは、前記第1マウスピースと間をあけて配置され、前記本体と結合されると共に前記内部空間と連絡し、その自由端に吸気/呼気口を備え、前記第1及び第2マウスピースの余分な長さと、前記第1及び第2マウスピースとを合わせた曲率は、前記マウスピースの余剰長さをもたらし、また、前記第1及び第2マウスピースの両方の開口が、患者の吸気/呼気経路に対して実質的に垂直に配置されることが可能であり、それにより、前記カニューレの感度を増加するように、第1及び第2曲線形マウスピースの自由端の余剰部の切り取りを円滑にする鼻及び口カニューレに関する。
本発明は、一例として、添付の図面を参照して説明される。
[実施形態の詳細な説明]
図1を参照して、ベリリウム銅カニューレマンドレルアセンブリ3の本体成形マンドレル1が示される。本体成形マンドレル1は、間をあけて配置された鼻孔部成形マンドレル5,7と、マウスピースマンドレル9を本体成形マンドレル1と連結させるためのエンドコネクタ11を有する分離されたマウスピース成形マンドレル9と、共に示されている。アセンブリを形成するカニューレ2'が想像線で示されており、このようなカニューレは、一般的に、ポリ塩化ビニル(PVC)にて製造される本体1´、一対の鼻孔部5´,7´、及び、マウスピース9´を備えている。
図2は、カニューレマンドレルアセンブリ3を形成または製造するためのアセンブリ前のマンドレルアセンブリの部品を示したものである。各鼻孔部マンドレル5,7は、それぞれ鼻孔部5´,7´を形成するために縮径部13,15を有し、その上にカニューレ成形プラスチック材料または高分子材料が塗布される。鼻孔部マンドレル5,7の縮径部13,15は、本体成形マンドレル1(図5参照)の各とまり穴17,19にスライドしつつ嵌り込んで受容され、鼻孔部マンドレル5及び7は、各とまり穴17,19内に着脱可能に保持される。本体マンドレル1は、また、マウスピース9のエンドコネクタ11にスライド可能に嵌合及び受容される、中央に設けられた矩形の凹部21を有し、マウスピースマンドレル9は、凹部21にて着脱可能に保持される。
鼻孔部マンドレル5及び7は、成形工程の間に、治具(図示無し)内において、複数の同一のカニューレマンドリルアセンブリ3の支持を円滑にする拡径部23及び25を備える。加えて、この拡大された直径により、拡径部23及び25は、鼻孔部マンドレル5及び7を容易に掴むことを可能とするより大きな接触面を提供することができ、それにより、鼻孔部マンドレルアセンブリ3におけるPVCまたはいくつかの他のプラスチゾルまたはプラスチックの部分的な硬化の後に、本体マンドレル1から鼻孔部マンドレル5及び7を取り外すことを円滑にする。
さらに図2は、エンドコネクタ11を有するマウスピースマンドレル9を示す。エンドコネクタ11は、本体マンドレル1の矩形部21とスライド可能に嵌合する中央に配置されたスロット27(図3参照)を備える。スロット27は、本体マンドレル1の矩形部21とスロット27とが密接、または、係合することを許容する大きさである。その結果、カニューレマンドレルアセンブリ3上における、PVCまたは他のいくつかプラスチゾルまたはプラスチック材料の部分的な硬化に続いて、矩形部21からのマウスピースマンドレル9の取り外しが円滑にされる一方、本体マンドレル1上でマウスピースマンドレル9を着脱可能に保持するように、とまりばめ、または、取り付けが実現される。マウスピースマンドレル9を、カニューレマンドレルアセンブリ3、及び、製造されたカニューレのマウスピース9'から取り外すことを円滑にする一方で、カニューレマンドレルアセンブリ3の外表面に塗布されたPVCまたは他のいくつかのプラスチゾルまたはプラスチック材料を実質的に均一の量で提供するために、エンドコネクタ11の外表面は、本体マンドレル1の外表面または外径がおよそ連続するような大きさにされる。
図3は、マウスピースマンドレル9の一端に配置されたエンドコネクタ11と、このエンドコネクタ11に形成されたスロット27と、を備えると共に、好ましい半径Xを有するマウスピースマンドレル9の一般的な形状を示す。マウスピースマンドレル9のエンドコネクタ11に近接する端部は、一般的に直線状であり、曲線状ではない。
図4は、エンドコネクタ11及びスロット27の形状(例えば、長さ、幅、及び、厚さ)を示す図3の切断線4−4に沿った断面図である。
図5及び6を参照すると、間をあけて配置された一対のとまり穴17及び19は、本体マンドレル1の中央部に形成される。各とまり穴17及び19は、好ましくは、平らな、または、平面的な底面を備え、鼻孔部マンドレル5及び7の縮径部13または15のうちの1つに、滑りばめを介して、嵌合される寸法で形成される。とまり穴17及び19は、カニューレ2'の形成のために、PVC、または、いくつかの他のプラスチゾルまたはプラスチック材料をカニューレマンドレルアセンブリ3へ塗布する間に、適切に方向付けられた成形において、鼻孔部マンドレル5及び7のうちの1つに嵌合し、且つ、取り外し可能な支持及び保持するために、上記のように形成される。矩形部21は、マウスピースマンドレル9のエンドコネクタ11の直径部分が、本体1の直径Yの部分に対してほぼ同一平面をなして嵌合することを許容するように、深さTだけ取り除かれた肩部を有して形成される。
矩形部21は、矩形部21の対向する端部に、逃げ半径R(relieving radii R)が見られることが好ましい。本体マンドレル1が、Rが無いことを許容する方法で機械加工または形成される場合には、逃げ半径Rは、省略されうる。矩形部21の厚さZは、マウスピースマンドレル9のエンドコネクタ11のスロット27が、強固に、しかし、スライド可能に矩形部21に嵌合し、プラスチック材料への浸積または塗布の間、それらの2つの部品間における相互の嵌合を十分に保持することを可能にする。矩形部21の幅Wは、マウスピースマンドレル9のエンドコネクタ11と密接してエンドコネクタ11を収容するために十分な幅にされている。例えば、2つの部品間の取り付けが非常に微小な隙間を介して提供される。
図1及び2は、曲線部12及び14を有する鼻孔部マンドレル5及び7を示す。これらの曲線部12及び14は、カニューレの製造の後に、十分に曲げられるか、または、カニューレ2'の鼻孔部に導かれ、その結果、カニューレの鼻孔部は、適切に配置され、患者の鼻孔に収容される。
ベリリウム銅はカニューレマンドレルアセンブリ3の製造にとって好ましい材料である。しかしながら、適切な使用温度範囲を有し、生産環境において再利用するための寸法安定性を保持し、そして、PVCまたはいくつかの他のプラスチゾルまたはプラスチック材料の部分的な硬化の後で、容易に簡単にカニューレ2'を取り外しうる他の材料が用いられうる。鋼鉄、アルミニウム、青銅、黄銅、銅合金に限定されるものではないが、これらを含む金属は、いくつかのプラスチック材料と同様に使用されうる。ベリリウム銅は、熱を迅速に伝導させ、そして確実に、カニューレマンドレルアセンブリ3上に形成された硬化したPVC、プラスチゾルまたは他のプラスチック材料を確実に外す能力を有しているので好ましい。カニューレマンドレルアセンブリ3を加熱する間、及び、加熱に続いて行われ、迅速な冷却により、プラスチック材料または高分子材料の部分的な硬化が続いておこるカニューレ整形プラスチック材料または高分子材料を塗布する間の両方において、迅速な熱伝達は、マンドレルアセンブリを形成する材料にとって好ましい。
PVCのようなプラスチック溶液または高分子溶液の塗布に先立って、塗布されたプラスチック材料または高分子材料からのマンドレル部品の分離、及び/または、取り外しを円滑にするために、通常、浸積工程または噴霧工程により、シリコーン剥離層または剥離剤にて、カニューレマンドレル3が被覆される。好ましい実施形態において、プラスチック材料または高分子材料の塗布は、シリコーン被覆されたカニューレマンドレル3を浸積することにより行われる。カニューレマンドレル3は、PVCのプラスチゾル溶液への浸積に先立って、華氏約350度から華氏約550度(好ましくは華氏約450度)に設定されたオーブンで、約1分間から約3分間加熱される。所望の最終のカニューレ材料の厚さを達成するために、1回または1回より多くの浸漬工程が実施されてもよく、そしてこれらの各浸漬工程を、例えば、10〜30秒間で行うようにしてもよい。マンドレルを浸漬している間、マンドレルは、鼻孔部マンドレルの外端部が自由にされた拡径部23及び25により支持される。
PVCのようなプラスチゾル溶液の使用により、使用者の怪我、または、刺激を抑制するのに十分な柔軟性を依然として有する一方で、後に起こる様々なコネクタの取り付けに耐えうる十分な強度を有する半透明に仕上げられたカニューレが提供される。あるいは、この方法に適切な材料特性を有し、プラスチゾルを形成しうる他のプラスチック材料または高分子材料が、PVCの代用となりうる。
カニューレの部分的な硬化が、マンドレルアセンブリ3上で生じる。部分的に硬化したPVCをその上に有するカニューレマンドレルアセンブリは、その後、華氏約410度から華氏約450度までの温度でさらに硬化させるために十分な時間、オーブンの中に置かれる。PVCを安定化させ、その後、カニューレが十分に冷却されることに続いて、マンドレル部品は、製造されたカニューレ、及び、カニューレを破損させることなく取り外すことを補助するための剥離層または離型剤から取り外される。結果として製造された鼻カニューレは、十分な物理的強度を備え、その製造時の形状を保持する。
本発明方法を使って、2つの鼻孔部と1つのマウスピースを備えるカニューレは以下のように形成される。つまり、カニューレマンドレルアセンブリ3は次のように形成される。第1に、鼻孔部マンドレル5及び7の縮径部分13,15を、本体マンドレル1の止まり穴17及び19のそれぞれにスライド可能に嵌合する。第2に、図1に示すように適切に配置されるように、鼻孔部マンドレル5及び7を方向付ける。第3に、マウスピースマンドレル9のエンドコネクタ11のスロット27と、本体マンドレル1の矩形部21とを、これについても、図1に示すように適切に配置されるように、鼻孔部マンドレル5及び7に関して所望の方向でスライド可能に嵌合する。第4に、マンドレルアセンブリを治具内にて支持し、十分にマンドレルを包み込むようにシリコーン剥離層またはシリコーン離型剤を供給する。第5に、組み合わされたカニューレマンドレルアセンブリを、華氏約350度から華氏約550度までの温度で、オーブンにて加熱する。第6に、硬化していないプラスチゾル溶液(PVC)を供給する。第7に、マンドレルアセンブリ3の外表面上に所望の材料厚さが形成され、及び/または、達成されるまで、少なくとも一回、カニューレマンドレルアセンブリを、硬化していないプラスチゾル溶液(PVC)の中に浸漬する。第8に、華氏約410度から華氏約450度の温度でプラスチゾル(PVC)を少なくとも部分的に硬化させる。第9に、十分な硬化に続いて、鼻孔部マンドレル5及び7の拡径部を引っぱることにより、本体マンドレル1のとまり穴17及び19及び鼻孔部5´及び7´から、鼻孔部マンドレル5及び7を取り外し、そして、本体マンドレル1の矩形部21からエンドコネクタ11のスロット27を外すと共に、マウスピース9'を通してマウスピースマンドレル9を引っ張ることにより、マウスピース9´からマウスピースマンドレル9を取り外す。最後に、製造されたカニューレ2'の一端から本体マンドレル1を引っぱり、引き抜くことにより、カニューレの本体1´から本体マンドレル1をスライド可能に取り外す。
図7は、硬化したPVCカニューレからカニューレマンドレルアセンブリ3の部品が取り外された後の完成品の、または、製造されたカニューレ2'の断面図を示している。本体1'と、鼻孔部5´及び7´と、マウスピース9´と、を通り内部で接続されるように形成された流路が示されうる。
硬化工程は、2つの段階にて完了されるうることが好ましい。すなわち、加熱されたカニューレマンドレルアセンブリ3によりもたらされ、このアセンブリ3上にPVCを十分に保持するようにPVCを部分的に硬化する第1の段階と、PVC、プラスチゾルまたはいくつかの他のブラスチック材料の部分的な硬化の後で、完全に硬化するように、オーブン中で上述した硬化温度をかける第2の段階である。
製造されたカニューレ2'の本体1'の対向する外端部は、例えば、MEK(メチルエチルケトン)を用いた溶剤結合により、フレキシブルな結合管類または結合導管が外端部に続いて接続されうる個別の空間を設けるために、必要に応じて、または、要求に応じて、切り取られうることがさらに好ましい。マウスピース9'は、使用に先立って、完成品のカニューレの感度、例えば、患者の呼吸の検出、患者の血流内の呼気終末二酸化炭素のモニター、または、患者への処理ガスの供給の感度、を最大限にするように個別の患者に適合した好ましい長さに切り取られうることがさらに好ましい。
明らかな代替方法の工程として、カニューレ成形高分子材料の硬化に続くカニューレマンドレルアセンブリ3の分解が、本体マンドレルの取り外しに先立って、鼻孔部マンドレルの前にマウスピースマンドレルを取り外すことにより進められうることは当然のことである。
当該発明の1つの改良は、例えば、「分割カニューレ」を形成するように、カニューレ2'の内部に内壁または隔壁を設けるために、カニューレ2'の内部通路に内壁または隔壁を追加または形成することに関する。隔壁29は、カニューレ2'の本体1'の内部空間Cを、2つの完全に別個の部屋または通路C1及びC2に分割する。その結果、1つの鼻孔部5'は、患者の鼻孔の1つに酸素補給の供給を円滑にするために、酸素供給源(図示なし)のような処理ガス供給源へ連結されることが可能となる。一方、他の1つの鼻孔部7'及び中央マウスピース9'は、患者の呼吸周期の検出の間、継続的に、または、断続的に患者が酸素の補給供給を受けうる一方で、患者の呼吸のモニターを円滑にするためにトランスデューサのような監視装置(図示なし)に連結されるか、または、必要酸素保存装置(図示なし)に連結されることが可能となる。あるいは、1つの鼻孔部5'は、例えば、患者の呼気をサンプリングして患者の血流内の呼気終末二酸化炭素を監視するか、または、患者の呼吸を検知するためにカプノグラフに接続される。
隔壁29を形成するために、本体成形マンドレル1は、第1及び第2に分離され、わずかに間があけられた構成部品30,31として形成される。カニューレマンドレルアセンブリ3の組み立てに続いて、また、製造工程における高分子材料の塗布または浸積作業の間、構成部品30,31は、小さな隙間または空隙32により互いに間があけられている。その結果、わずかに間があけられた第1及び第2の個別のマンドレル部品30,31の間の空隙32は、PVC、または、いくつかの他のプラスチゾルまたはプラスチック材料により満たされるようになり、隔壁29が形成される。一旦カニューレが適切に硬化されると、隔壁29は、内部空間Cを、完全に個別の2つの部屋または通路C1及びC2に分割するカニューレの本体1'内の内壁または防壁を形成する。
十分な硬化の後、鼻孔部マンドレル5及び7の拡径部を引っ張ることによって、鼻孔部マンドレル5及び7は、本体マンドレル1のとまり穴17及び19と、鼻孔部5´及び7´と、から取り外される。マウスピースマンドレル9は、本体マンドレル1の矩形部21からエンドコネクタ11のスロット27を分離し、そしてマウスピースマンドレル9をマウスピース9´から引き抜くことにより、マウスピース9´から取り外さる。また、本体マンドレル1の間があけられた第1及び第2構成部品30,31は、間があけられた第1及び第2構成部品30,31を、軸方向に互いから、また、カニューレ2'の本体1'から引き抜くことによりカニューレの本体1´から取り外される。上述したように、製造されたカニューレ2'の本体1'の両端に位置する外端部は、必要に応じて、または、要求に応じて、製造されたカニューレの各外端部のそれぞれへの結合管類または結合導管の連結を円滑にするために切り取られうる。
このような製造工程の多様性は、患者が、患者の口で呼吸をしている、または、鼻及び口を通す呼吸の代わりの呼吸をしていることに関わらず、断続的な夜間酸素補給を行うことに適している。
図10A〜10D及び図11に見られうるように、間があけられた一対のマウスピースを有する分離カニューレを形成するための、カニューレマンドレルアセンブリ3の他の実施形態が示される。明瞭にするために、本体成形マンドレル1の第1または第2の部分1A,1Bのそれぞれに取り付けられる鼻孔部マンドレル5及び7は示されていない。第1マウスピースマンドレル49は、製造されたカニューレ60の第1マウスピース内に第1ガス通路77を形成するための第1突出部53を備え、第2マウスピースマンドレル49'は、製造されたカニューレ60の第2マウスピース内に第2ガス流通路79を形成するための第2突出部53'を備える。
本体マンドレル1に第1及び第2マウスピースマンドレル49,49'の両方を取り付けるために、第1及び第2マウスピースマンドレル49,49'のそれぞれは、第1及び第2突出部53,53'のそれぞれの接続端59に取り付けられるエンドコネクタ51(図10C参照)を備える。エンドコネクタ51は、2つの矩形部21A,21B(図10B参照)のうちの1つにスライド可能に嵌合される中央に配置されたスロット57を備える。2つの矩形部21A,21Bは、上述したように、本体マンドレル1を形成する、間をあけて、しかし、互いに近接して配置される本体部1A,1Bのうちの1つにそれぞれ形成される。各スロット57は、各本体部1A,1Bの本体マンドレル1のそれぞれの矩形部21Aまたは21Bに密接に接触し嵌合する大きさにされている。その結果、依然として、PVCまたはいくつかの他のプラスチゾルまたはプラスチック材料の十分な硬化及び冷却の後で、矩形部21A,21Bからマウスピースマンドレル49,49'の取り外し、または、引き抜きを円滑にする一方で、浸積工程の前及び間の両方において、各マウスピースマンドレル49,49'と本体マンドレル1との間のとまりばめ及び保持力が得られる。他の実施形態として、エンドコネクタ51の表面は、マウスピースマンドレル49,49'を製造されたカニューレ60(図11参照)からの引き抜きを円滑にする一方で、塗布されたカニューレ成形高分子材料の均一の直径を提供するために、本体マンドレル1の外径に近い形状、寸法及び/または輪郭を有する。
第1及び第2マウスピースマンドレル49,49'は、一旦本体マンドレル1に連結されると、互いに平行に、しかし、小さな間隔、例えば、1/16インチから1.5インチ程度、より好ましくは、約1/4インチから1インチの間隔をあけて延出する。第1及び第2突出部53,53'は、約0.006から約0.007平方インチの断面積と、約0.5インチから約2.5インチ程度、より好ましくは、約0.75インチから約1.25インチ程度の曲率半径R1とを備える。曲率半径R1は、変更することが可能である。しかし、一般的には、曲率半径R1は、カニューレマウスピースと患者の口の開口との位置調整を円滑にするように選択される。本実施形態による第1及び第2突出部53,53'の間の分離にて、浸積工程の間に十分な隙間が提供されるように、これらの2つの突出部の間に均一の細長い隙間または領域が形成される。浸積工程では、2つのマウスピース69,69'との間で互いにいかなるプラスチゾル相互接続または結合が生じることなく、カニューレマンドレルアセンブリ3及び第1及び第2突出部53,53'のそれぞれにプラスチゾルが塗布される。この結果、2つのマウスピース69,69'は完全に分離され、カニューレ60の形成の後で、互いに個別に移動可能にされる。
開口83,87の矩形断面領域D(図11参照)及び、カニューレのマウスピース69,69'内の内部ガス流通路77,79は、一旦、第1及び第2突出部53,53'がマウスピース69,69'から取り外されたとき、所望の処理ガスを患者に供給する、例えば、所望の処理ガスを、要求調整装置を介して口呼吸の患者に供給するのに十分な大きさにされている。あるいは、カニューレのマウスピース69,69'内の内部ガス流通路が、呼吸する患者の口から吐かれたガスの引き込み、検知、サンプリング等を許容するような十分な大きさにされている。処理ガスを患者に供給するためにマウスピース69,69'内に形成された内部ガス流通路の矩形断面領域は、一般的に、患者からの呼気の引き込みまたはサンプリングのためのガス流通路の矩形断面領域よりも大きくされうることが好ましい。必要に応じて、より大きい、または、より小さい矩形断面領域を有し、それゆえに、第1及び第2マウスピース69,69'のいずれか、または、両方において、突出部53,53'に対応してより大きいか、または、より小さい内部ガス流通路77及び/または79を規定する第1及び/または第2突出部53,53'が利用されうる。しかし、製造の単純化、及び、多様性を付加するために、第1及び第2マウスピース69,69'において形成された両方の内部ガス流通路77,79の矩形断面領域は、互いに同一に製造されうる。
上述した第1及び第2マウスピースマンドレル49,49'は、カニューレマンドレルアセンブリ3を形成するために、それぞれ、本体マンドレル1の本体部1Aまたは1Bのうちの1つと、第1及び第2鼻孔部マンドレル5,7のうちの1つと組み立てられる。高分子材料の浸積、または、塗布の前に、カニューレマンドレルアセンブリ3は、剥離膜、剥離層、または、離型剤が、噴霧、または、そうでなければ、塗布され、また、所望の温度で前加熱される。そして、それから、カニューレマンドレル3の外表面上に部分的に硬化したプラスチック材料または高分子材料の所望の厚さまたは層を形成するように、カニューレ形成高分子プラスチゾルに浸積、または、そうでなければ塗布され、それゆえに、製造されたプラスチゾルカニューレを形成する。部分的に硬化した製造されたプラスチゾルカニューレは、それから、上述したように、プラスチック材料または高分子材料をさらに硬化するために、オーブン中で加熱される。プラスチック材料または高分子材料の十分な硬化の後で、第1及び第2鼻孔部成形マンドレル5,7の両方、第1及び第2マウスピース成形マンドレル49,49'、及び、本体成形マンドレル1の第1及び第2の部分は、図11に示すような製造された及び硬化されたカニューレ60において、硬化した高分子材料、及び、残りの硬化された構成物から引き抜かれるか、または、取り外される。要求されるか、または、必要に応じて、カニューレ60の端部は、所望の長さに切り取られうる。
上述した工程により形成された、製造されたカニューレ60、及び、図10A〜10Dに示すカニューレマンドレルアセンブリ3は、鼻孔部マンドレル5及び7を付加した後に、一対の対向する内部空間端開口73,75を有する本体71を備える。一対の内部空間端開口73,75は、例えばMEKのような接着剤により、カニューレ60の各対向する端部を、ガスの供給、圧力検知、または、ガスサンプリングのためのフレキシブルな管類またはいくつかの他の導管74,76(図11に部分的に示す)に連結する。本体成形マンドレル(図10A及び10B参照)の第1及び第2の部分1A及び1Bの隣接した端部の間に形成された隙間または空間は、内部空間Cを、第1の部屋または通路C1、及び、第1の部屋または通路C1とは完全に個別の第2の部屋または通路C2に分割する間仕切り、壁、分離部材、または、隔壁81を形成する。第1の部屋または通路C1は、第1空間端開口73と連絡し、一方、第2の部屋または通路C2は、第2空間端開口75と連絡する。第1中央鼻孔部65に形成された第1流体通路91は、第1の部屋または通路C1と連絡する。一方、第2中央鼻孔部67に形成された第2流体通路95は、第1とは個別の第2の部屋または通路C2と連絡する。第1マウスピース69に形成された第1ガス流通路77は、第1の部屋または通路C1と連絡する。一方、第2マウスピース69'に形成された第2ガス流通路79は、第1とは個別の第2の部屋または通路C2と連絡する。カニューレの中央に、しかし、互いに間隔をあけて設けられた一対の鼻孔部65,67は、患者の鼻孔に挿入するように配置される。一方、カニューレの第1及び第2中央マウスピース69,69'は、患者の口と連絡するために、鼻孔部65,67の間に、実質的に本体71の中央部に近接して配置される。
図11に最適に見られるように、鼻カニューレ60の第1及び第2マウスピース69,69'が、一般的にマウスピースマンドレル49の曲率に対応するように成形された当初の形状または構造にて示される。カニューレ60が形成されるプラスチゾル材料の弾力性といった性質により、第1及び第2マウスピース69,69'は、一般的に、上述した当初の成形曲率が保持されるか、または、当初の成形曲率に戻りうることが好ましいとされる。上述したように、マウスピース69,69'は、カニューレの感度を最大限にするように個別の患者に合うように所望の長さ(図12Bにて破線にて示す)に切り取られうる。カニューレの感度とは、例えば、患者の呼吸の検出、患者の血流内の呼気終末二酸化炭素のモニター、処理ガスの患者への供給、睡眠時無呼吸の検知等の感度である。つまり、ガス流通路開口83及び87は、一般的に、患者の呼気/吸気経路Eに対して、例えば、実質的に直交して延出するように配置される。
鼻カニューレ60は、2つの完全に個別の内部流通路96及び98を含む単一の構成とされることが好ましい。2つの完全に個別の内部流通路96及び98のそれぞれは、患者の呼気の引き込み、または、サンプリング、または、呼吸の特徴のモニタリング、または、圧力の検出等を可能とするだけでなく、患者の鼻孔及び口の両方を介して患者に処理ガスを供給するのに適している。カニューレ60の本体の内部空間Cにおける第1の部屋または通路C1は、第1マウスピース69の第1ガス通路77に常時、連続的に連絡する。また、第1の部屋または通路C1は、第2鼻孔部65における第1ガス通路91に常時連続的に連絡すると共に、第1空間端開口73及び第1の完全に個別の内部流通路96を形成する全ての部屋及び通路に常時連続的に連絡する。カニューレ60の本体の内部空間Cにおける第2の部屋または通路C2は、第2マウスピース69'の第2ガス通路79に常時連続的に連絡する。また、第2の部屋または通路C2は、第2鼻孔部67における第2ガス通路95に常時連続的に連絡すると共に、第2空間端開口75及び第2の完全に個別の内部流通路98を形成する部屋及び通路の全てに、常時連続的に連絡する。これらの完全に個別の流体通路96,98により、完全に個別の流体通路96または98のそれぞれは、以下の機能のうちの1つの実行を円滑にしうる。以下の機能とは、口及び/または鼻を介して患者の呼吸をモニターする機能、患者の血中の二酸化炭素濃度レベルを特定するために患者の口及び/または鼻を介して患者の呼気に含まれる呼気終末二酸化炭素をサンプリングする機能、口及び鼻を介して患者へ処理ガスを供給する機能、口及び/または鼻を介して無呼吸を検知する機能、等である。必要に応じて、第1及び第2内部ガス通路77,79、及び、鼻孔部65及び67内の第1及び第2ガス通路91及び95が、全て常時連続的に互いに連絡するように、隔壁81は取り除かれうる。
鼻孔部65,67の間において正確に中央に配置された2つのマウスピース69,69'を、必ずしも備える必要がないことが好ましい。マウスピースが、本体71を中心で二等分する中心平面Pの一方の側または他方の側に配置されうることが考えられる。隔壁81が、一般的に鼻孔部65,67及び第1及び第2マウスピース69,69'の間に設けられている限りは、必ずしも隔壁81を本体の中央に備える必要がないことがさらに好ましい。また、開示内容が、本願に参照より組み込まれる、カーティ他の米国特許第6,439,234号に記載されたように、追加の開口100(図11に破線にて示される)が、好ましくは、各鼻孔部の離れた自由端に近接して、鼻孔部65,67内に設けられる。また、追加の開口は、鼻孔部65,67の閉鎖を抑制すると共に、モニタリング、監視、サンプリング、供給等を円滑にするためにマウスピースのガス通路69,69'にも設けることが可能である。
例えば、図11Aに示すように、鼻孔部65及び67の第1端部は、一般的に、マウスピース69,69'の結合された端部にて、約180±5度の間の角度に形成される。
図12Aは、カニューレを最初に患者に挿入したときの患者が口を開いた位置に関するマウスピース69,69'の標準的な配置を示している。図12Aに容易に見られるように、ガス通路開口83及び87は、必ずしも最初から患者の呼気/吸気経路Eに正確に位置合わせされなくてもよい。例えば、ガス通路開口83及び87により規定される平面は、患者が正常に呼吸するように患者の呼気/吸気経路Eに対して実質的に垂直に広がらなくてもよい。マウスピース69,69'の離れた自由端は、必要に応じて、切断されるか、または、切り取られうる(マウスピース69,69'の取り除かれた部分、または、切り取られた部分が破線にて示される図12B参照)。その結果、その後、マウスピース69,69'の内部ガス通路77,79の開口により規定される平面は、患者の呼気/吸気経路Eに対して、実質的に垂直に位置しうる。このような、マウスピース69,69'の内部ガス流路77,79に対する開口83及び87の配置は、より良好なガスサンプルの収集、より正確な呼気圧力の検出、より正確なガスの供給、より正確な患者の呼吸のモニタリング等を補助する。上述したカニューレは、使用に先立って、マウスピース69,69'の構成及び/または方向付けの微小な調整を許容する。
図13及び13Aを参照して、カニューレマンドレルアセンブリの他の実施形態が以下に説明される。明瞭にするために、本体成形マンドレル1の第1または第2の部分1A,1Bのそれぞれに取り付けられる鼻孔部マンドレルは、図13においては示されていない。本実施形態は前述の実施形態と類似しているので、同一の要素には同一の参照番号が付されており、本実施形態と、具体的には図10A〜10Dの実施形態との相違点のみを、以下に詳細に説明する。
本実施形態と、図10A〜10Dの実施形態との間の主要な相違点は、その矩形部21A,21Bが、互いにわずかに近接して配置されることである。このため、第1及び第2突出部53,53'は、矩形部21A,21Bに嵌合されたとき、互いにより近接した関係で配置される。つまり、各矩形部21A及び21Bは、本体成形マンドレル1の第1または第2の部分1A,1Bの何れかの端部から約0.0290インチのところに配置される。また、第1の部分または第2の部分の近接する端部は、互いから約0.050インチの間隔をあけて配置される。この結果、第1及び第2突出部53,53'は、各矩形部21A,21Bに嵌合されたときに、互いから、約0.1100インチ程度の間隔をあけるか、または、この間隔で分離されるのみである。
高分子材料への浸積工程または高分子材料の塗布の間に、この変更の最終的な結果が生じる。つまり、高分子材料への浸積工程または高分子材料の塗布の間に、第1及び第2突出部53,53'は、互いに十分に近接して配置される。その結果、プラスチゾルが、第1及び第2突出部53,53'の間に配置された隙間または空間を少なくとも部分的に埋めると共に、相互結合膜89を形成する。また同時に、互いに一緒に移動する、結合された、または、相互連結された一対のマウスピース69,69'(図13A参照)を備える一体のマウスピースを形成するために、プラスチゾルは、第1及び第2の突出部53,53'のそれぞれを包み込み、且つ、取り囲む。他の全ての箇所においては、本実施形態は、図10A〜10D,11及び11Aの実施形態と実質的に一致している。
図14及び14Aを参照して、カニューレマンドレルアセンブリの他の実施形態が以下に説明される。明瞭にするために、本体成形マンドレル1の第1または第2の部分1A,1Bのそれぞれに取り付けられる鼻孔部マンドレルは、図14においては示されていない。本実施形態は前述の実施形態と類似しているので、同一の要素には同一の参照番号が付されており、本実施形態と、具体的には図10A〜10Dの実施形態との相違点のみを、以下に詳細に説明する。
本実施形態と、図10A〜10Dの実施形態との間の主要な相違点は、第1及び第2突出部53,53'のそれぞれが、第1及び第2突出部52,53'のそれぞれの接続端59に近接して形成された、わずかに内側に向かう曲線部または移行部85を備えることである。この互いにわずかに内側に向かう曲線部または移行部85の結果として、第1及び第2突出部53,53'がそれぞれ第1及び第2の部分1A,1Bに嵌合されたとき、第1及び第2の突出部53,53'が、互いに近接して配置される一方、接続端59は、互いに離れて配置される。つまり、第1及び第2の突出部53,53'の離れた自由端は、図13及び13Aと同様に、互いから約0.110インチ程度の間隔をあけて配置される一方、第1及び第2突出部53,53'の接続端59は、互いから約1/16から1/2インチの間隔をあけて配置される。
高分子材料への浸積工程または高分子材料の塗布の間に、この変更の最終的な結果が生じる。つまり、高分子材料への浸積工程または高分子材料の塗布の間に、第1及び第2突出部53,53'の離れた自由端は、互いに十分に近接して配置される。その結果、プラスチゾルが、第1及び第2突出部53,53'の間に膜89を形成するために、第1及び第2突出部53,53'の間に配置された隙間または空間を少なくとも部分的に埋める。また同時に、プラスチゾルは、第1及び第2突出部53,53'のそれぞれを包み込み、且つ、取り囲み、それにより、一旦第1及び第2突出部53,53'が取り除かれると、互いに一緒に移動する、結合された、または、相互連結された一対のマウスピース69,69'を備える一体のマウスピースを形成する。他の全ての箇所においては、本実施形態は、図10A〜10D,11及び11Aの実施形態と実質的に一致している。いかなるプラスチゾルをも含まない貫通孔93がカニューレ60に形成され、膜89と本体71との間に空間が設けられる。
図15及び15Aを参照して、カニューレマンドレルアセンブリのさらなる実施形態が以下に説明される。明瞭にするために、図15に見られるように、本体成形マンドレル1の第1または第2の部分1A,1Bのそれぞれに取り付けられる鼻孔部マンドレルは示されていない。本実施形態は前述の実施形態と類似しているので、同一の要素には同一の参照番号が付されており、本実施形態と、具体的には図10A〜10Dの実施形態との相違点のみを、以下に詳細に説明する。
本実施形態と、図10A〜10Dの実施形態との間の主要な相違点は、第1及び第2突出部53,53'のそれぞれが、第1及び第2突出部53,53'のそれぞれの接続端59に近接した部分から、第1及び第2突出部53,53'の自由端にかけて延びる、互いに向かう非常に緩やかな傾斜部、または、テーパ部85'備えることである。互いに向かう非常に緩やかな傾斜部またはテーパ部の結果として、第1及び第2突出部53,53'がそれぞれ第1及び第2の部分1A,1Bに嵌合されたとき、第1及び第2突出部53,53'の離れた自由端は、非常に近接して配置されるか、または、互いに当接して嵌合されるか、または、接触した状態で配置されうる。つまり、第1及び第2突出部53,53'の離れた自由端は、互いに接触された状態か、互いから0.050インチ程度よりも小さい間隔をあけて配置される。
高分子材料への浸積工程または高分子材料の塗布の間に、この変更の最終的な結果が生じる。つまり、高分子材料への浸積工程または高分子材料の塗布の間に、第1及び第2突出部53,53'の離れた自由端は、互いに十分に近接して配置される。その結果、プラスチゾルが、第1及び第2突出部53,53'の間に膜89を形成するために、第1及び第2突出部53,53'の間に配置された隙間または空間を少なくとも部分的に埋める。また同時に、プラスチゾルは、第1及び第2突出部53,53'のそれぞれを包み込み、且つ、取り囲み、それにより、一旦第1及び第2突出部53,53'が取り除かれると、互いに一緒に移動する、結合された、または、相互連結された一対のマウスピース69,69'を備える一体のマウスピースを形成する。2つの通路77,79の開口は、基本的には、通路77,79の両方と連絡する1つの共通の拡大された開口である。いかなるプラスチゾルをも含まない貫通孔93がカニューレ60に形成され、膜89と本体71との間に空間が設けられる。他の全ての箇所においては、本実施形態は、図10A〜10D,11及び11Aの実施形態と実質的に一致している。
本出願においては、「鼻カニューレフェイスピース」という語句は、概して、(1),(2)を備える。(1)は、内部空間がその中に規定されると共に、第1端及び第2端を備える中空本体であり、(2)は、それぞれが、本体の内部空間と連絡すると共に、それぞれが第1及び第2鼻孔部通路を規定する少なくとも1つ、また、好ましくは第1及び第2の鼻孔部、である。
マウスピースもまた、1つの単一の部品として射出成形されてもよく、または、2つの個別の部品として射出成形されてもよい。つまり、フェイスピースは、その後、さらなる製造工程の間に組み立てられるマウスピースとは別に射出成形されてもよい。あるいは、カニューレフェイスピースは、硬化する高分子材料により射出成形されるか、または、形成されうる。カニューレマウスピースは、硬化する高分子材料による射出成形、または、別部品として押出成形されることにより、形成されうる。フェイスピース及びマウスピースは、製造されたカニューレを形成するために、後に互いに組み立てられる。
本発明により製造されたカニューレは、本来は、完全に個別の流通路のそれぞれが、患者の鼻の孔の1つを介して鼻孔の両方に連絡し、また、患者の口または口腔に連絡する2つの完全に個別のガス流通路を備える分離カニューレである。患者の口または口腔と連絡するためのマウスピースのそれぞれは、十分な曲率及び十分な長さにて成形される。その結果、両方のマウスピースの自由端は、通常は、患者の顔の輪郭によって、患者の上唇または唇の領域に近接されるか、または、直接接触する状態で配置される。マウスピースの曲率は、マウスピースの超過した長さとの組み合わせにより、マウスピースの余剰の長さをもたらすと共に、マウスピースの自由端の余分な部分の切り取りを円滑にする。その結果、両方のマウスピースの開口は、患者の呼気/吸気経路に対して実質的に垂直に配置されることが可能となり、それにより、カニューレの感度が上がる。
マウスピースマンドレルは、一般的に、本体マンドレルの矩形部にスライド可能に嵌合するか、または、矩形部をスライド可能に受容する中央に配置されたスロットにより本体マンドレルに取り付けられるように説明されている。しかしながら、これらの間の取り外し可能な接続の他の形態、例えば、とまり穴または凹部内でピンを受容する形態等、もまた使用されうることが好ましい。重要な側面は、マウスピースマンドレルが、カニューレの硬化の後で、依然として本体マンドレルから容易に取り外される一方、高分子材料の塗布の間、マウスピースマンドレルが、本体マンドレルにより適切に保持されることである。マウスピースマンドレルは、さらに、本体マンドレルに対して垂直に放射状に延出するとよい。
図16A〜16Iを参照して、カニューレマンドレルアセンブリの他の実施形態が以下に説明される。本実施形態は前述の実施形態と多少類似しているので、同一の要素には同一の参照番号が付されており、本実施形態と、具体的には図1〜8の実施形態との相違点のみを、以下に詳細に説明する。
図16Dに示すように、本実施形態は、間隔をあけて配置される一対のマウスピース/鼻孔部マンドレル101を有するカニューレマンドレルアセンブリ3"を備える。一方、本実施形態は、製造されたカニューレ60"(図16F及び16G参照)が分離されないように、一対のスルーホールを除いて連続した途切れのないフェイスピースマンドレル1"(図16B及び16C参照)を備える。つまり、製造された鼻カニューレ60"は、1つの内部空間または部屋C1を備え、その内部空間または部屋C1は、第1及び第2鼻孔部に形成された通路、さらに、第1及び第2マウスピース69,69'の両方に形成された通路とも常時連続して流体連絡する。
カニューレマンドレルアセンブリ3"は、図16Dに示すように、通常は、成形ベースまたは台102上に組み付けられる。一対の実質的に同一のマウスピース/鼻孔部マンドレル101のそれぞれは、成形ベースまたは台102に間をあけて形成された一対の凹部104に挿入される。マウスピース/鼻孔部マンドレル101のそれぞれは、成形ベースまたは台102に対して実質的に垂直に延出する直線状の太ベース部106を備える。太ベース部106は、直線状の細ベース部108に移行し、太ベース部106及び細ベース部108は、両方で、少なくとも1インチ程度の結合長さを有し、好ましくは、約1.5から約2.25インチ程度の結合長さを有する。細ベース部108は、一般的に約0.25インチから約1.5インチ程度、より好ましくは、約0.5インチから約0.75インチ程度、の範囲の曲率半径R1を有する曲線部110に移行する。曲線部110の曲率半径R1は、製造されたカニューレに応じて変更可能である。しかし、曲率半径R1は、一般的に、製造されたカニューレマウスピースの自由端に形成された開口と、患者の口の開口と、の位置調整を円滑にするように選択される。マウスピース/鼻孔部マンドレル101の曲線部110は、製造されたカニューレ60"のマウスピースを形成する。図16Aに示すように、マウスピース/鼻孔部マンドレル101のそれぞれの自由端112は、一般的に平面状の端壁114を備える。鼻孔部/マウスピース/鼻孔部マンドレル101のそれぞれの端壁114は、フェイスピースマンドレル1"に形成された孔に受容され、嵌合することを円滑にするように、面取りされるか、そうでなれば、例えば、テーパ状、円弧状、突起状に輪郭付けられる。このような係合が以下にさらに詳細に説明される。
フェイスピースマンドレル1"の中間部には、離れて配置された一対の貫通孔116が設けられる。この一対の貫通孔116は、適切に互いに間隔をあけて配置され、それぞれが、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の1つの自由な先端部112を受容すると共に、フェイスピースマンドレル1"との嵌め合い係合を円滑にする。フェイスピースマンドレル1"に設けられた一対の孔116は、フェイスピースマンドレル1"の各孔116が、マウスピース/鼻孔部マンドレル101のうちの1つの自由な先端部112を受容することを許容し、さらに、フェイスピースマンドレル1"が、両方のマウスピース/鼻孔部マンドレル101の曲線部110及び細ベース部108に沿って、フェイスピースマンドレル1"が停止部または要素118に当接するまでスライドすることをも許容するために、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の断面積または直径よりも十分に大きくされなければならない。ここで、停止部または要素118は、細ベース部108と、曲線部110との間(図16A及び16D参照)の移行部に近接して、細ベース部108に設けられる。停止部または要素118は、フェイスピースマンドレル1"が、それぞれのマウスピース/鼻孔部マンドレル101に沿って、成形ベースまたは台102に向かってさらにスライドすることを防止するための干渉用拡大部である。マウスピース/鼻孔部マンドレル101の自由端112は、フェイスピースマンドレル1"の一対の貫通孔116の間隔よりもわずかに大きい間隔で互いから間をあけて配置されることが好ましい。つまり、成形ベースまたは台102に形成され、間をあけて配置された凹部104は、フェイスピースマンドレル1"の孔と孔の間隔よりもわずかに離れて配置されうるか、または、マウスピース/鼻孔部マンドレル101は、それぞれの自由な先端部112の近傍で、互いからわずかに離れるように曲げられるか、または、広げられうる。このような配置により、フェイスピースマンドレル1"の貫通孔116の内壁面と、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の外表面との間の滑り摩擦が起こり、さらには、フェイスピースマンドレル1"をその最終組立位置、つまり、停止部または要素118との係合位置、に保持することを補助する。フェイスピースマンドレル1"とマウスピース/鼻孔部マンドレル101との間の摩擦は、カニューレの製造または成形の間、具体的には、浸積工程の間に、フェイスピースマンドレル1"が不注意で、停止部または要素118から抜けてしまわないようにすることを確実にする。
本実施形態によれば、停止部または要素118は、細ベース部108にて太くされた領域であり、しかし、細ベース部108と曲線部110との間の移行部の近傍にある。この太くされた領域は円錐状に形成されることが好ましく、フェイスピースマンドレル1"に設けられた2つの孔116は、太くされた領域と一致する円錐状の孔116であることが好ましい。孔116は、それらの間に確実に密接した係合を提供するような円錐状の表面間の密接した嵌め合い係合を円滑にし、カニューレの製造中に、カニューレマンドレルアセンブリ3"が逆さにされるか、そうでなければ、作業されるときでさえも、フェイスピースマンドレル1"と、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の停止部または要素118との係合が保持されることを円滑にする。
細ベース部108及び曲線部110の両方は、実質的に、それらの長さ方向に沿って、約0.062インチの一定の横断面積の直径または外形寸法を有している。フェイスピースマンドレル1"の孔116は、それぞれ、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の横断面積の直径または外形寸法よりわずかに大きい横断面積の直径または外形寸法を有している。孔116は、例えば、細ベース部108及び曲線部110の横断面積の外形寸法または直径よりも大きく、約0.070インチ程度の横断面積の直径または外形寸法を有する。孔116の直径または外形寸法が大きいことは、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の外表面に沿って、フェイスピースマンドレル1"がスライド移動することを円滑にし、さらに、フェイスピースマンドレル1"が、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の曲線部110回りに相対的に自由にスライドすることを可能とする。フェイスピースマンドレル1"が停止部または要素118に当接したときに、フェイスピースマンドレル1"の孔116の内表面と、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の外表面と、の間に形成される隙間または空間は、大量のプラスチゾルまたはプラスチック材料が、フェイスピースマンドレルと、マウスピース/鼻孔部マンドレルとの間の隙間または空間に流れ込むことを防止するように十分に小さくなければならないことが好ましい。マウスピース/鼻孔部マンドレル101の横断面積の直径または外形寸法は、具体的な適用に応じて、変更、つまり、円形以外となりうる。
図に示すように、停止部または要素118は、細ベース部108と曲線部110との移行部の近傍に配置され、細ベース部108と一体に形成された円錐状のテーパ部(図16E参照)である。円錐テーパ部120は、成形ベースまたは台102に最も近い位置に配置され、約0.078インチ程度の直径を有する円錐テーパ部120の大寸法端124を備える一方、成形ベースまたは台102とは離れた側に配置され、約0.070インチ程度の直径を有する小寸法端122を備える。フェイスピースマンドレル1"の孔116と、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の細ベース部108の円錐テーパ部120と、の間の嵌め合いテーパが、これらの2つの部品が嵌め合わされる円錐表面の間の密接な接触を提供する。密接な接触により、2つの部品間のいかなる隙間または空間の形成を防止、または、最小化し、それゆえに、カニューレを製造する間に、本体とマウスピース/鼻孔部マンドレル101との間に、いかなるプラスチゾルまたはプラスチック材料が流れ込むことを最小化する。
停止部または要素118は、フェイスピースマンドレル1"における円錐テーパ部120と嵌め合わされる円錐状の孔116として説明されたけれども、カニューレの製造中に、フェイスピースマンドレル1"とマウスピース/鼻孔部マンドレル101との間にプラスチゾルまたはプラスチック材料の流れ込みを最小化する一方、フェイスピースマンドレル1"を適切な位置に保持することの両方を円滑にする他の好適な嵌め合いの構成が、この分野の通常の技術を有する者にとって容易となりうることは明らかであり、また、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく考えられる。
マウスピース/鼻孔部マンドレル101が1つのマンドレルであると言う事実により、第1鼻孔部65が、関連する第1マウスピース69と同じ位置に配置され、第2鼻孔部67が、関連する第2マウスピース69'と同じ位置に配置される。
カニューレの成形後に、上述された工程により、フェイスピースマンドレル1"は、製造されたカニューレ60"と共に、自由端112に向かって、フェイスピースマンドレル1"、及び、自由端112から取り外された製造されたカニューレ60が、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の両方から完全に取り外されるまで、両方のマウスピース/鼻孔部マンドレル101に沿ってこれらの部品がスライドされることにより、マウスピース/鼻孔部マンドレル101の一対の停止部または要素118との密接して固定された係合から取り外される。次に、それから、フェイスピースマンドレル1"は、フェイスピースマンドレル1"が、製造されたカニューレ60"から完全に分離されると共に取り外され、それにより、製造されたカニューレ60"が形成されるまで、両端の開口73または75のうちの1つを介して、製造されたカニューレ60"から離れるように、フェイスピースマンドレル1"の一端を引っ張ることにより製造されたカニューレ60"から引き抜かれるか、または、取り外される。
図16F及び16Gを参照して、本実施形態のカニューレマンドレルアセンブリ3"により製造されたカニューレ60"が以下に説明される。上述した工程、及び、図16Dに示す製造されたカニューレ60"は、対向する開口73,75を有する1つの内部空間を有する本体71を備える。対向する開口73,75は、接着剤、例えばMEKのような接着剤、により、ガスの供給、圧力検知、または、ガスのサンプリング用のフレキシブルな管類または導管74,76の一端に結合される。このようなサンプリング用の管類または導管74,76の反対側の端部は、通常、ガス供給装置、圧力検知装置、ガスサンプリング装置等のような所望の装置との接続を円滑にする従来からのコネクタ(単に図式的に示す)に接続される。内部空間C1は、第1開口端73と、第1鼻孔部65に形成された第1流体路91と連絡し、さらに、第1マウスピース69に形成された第1流体路77と連絡する。一方、内部空間C1は、第2開口端75と、第2鼻孔部67に形成された第2流体路95と連絡し、さらに、第2マウスピース69'に形成された第2流体路79と連絡する。第2流体路95が、第2鼻孔部67の端面に形成された第1開口(吸気口/呼気口)99に連絡する一方、第1流体路91は、第1鼻孔部65の端面に形成された第1開口(吸気口/呼気口)97と連絡する。第2流体路79が、第1マウスピース69'の端面に形成された呼気/吸気開口87と連絡する一方、第1流体路77が、第1マウスピース69の端面に形成された吸気/呼気開口83と連絡する。中央に配置された第1及び第2マウスピース69,69'が、患者の口への挿入または連絡のために両方とも中央部に近接して配置される一方、中央に、しかしながら、互いに間をあけて配置された鼻孔部65,67は、患者の鼻の鼻孔への挿入のためにカニューレ60"に配置される。
図16Hに関連して、必要に応じて、図16Fのカニューレ60が、カニューレの使用中に配置される位置における、マウスピースの配置及び保持を円滑にするためのワイヤ128が設けられうる。これを達成するために、ワイヤ128の第1端部が、第1マウスピース69の上面の中間領域に、接着または貼り付けられ、それから、ワイヤ128は、カニューレ60"の本体71に向かってマウスピースに沿って延出する。ワイヤ128は、90度に曲げられ、それから、第2マウスピース69'に向かって本体71の上面に沿って延出し、そして、それから再び90度曲げられる。その後、第2マウスピース69'の上面に沿って延出し、第2マウスピース69'に沿って第2端部の中間位置で止められる。ワイヤ128は、ワイヤ128が、カニューレ60"から分離または取り外されないように、カニューレに、その全体の長さに沿って接着、または、そうでなければ恒久的に固定されることが好ましい。ワイヤ128は、通常0.01〜0.2インチ程度の間の直径を有する。
カニューレ60"の機能に応じて、鼻孔部65,67の第2吸気/呼気口を設けるために、カニューレ60"の製造後に、離れて配置された第1及び第2鼻孔部65,67の少なくとも1つ、及び、可能性としては両方に、第2開口100が、鼻孔部に沿って長さ方向の中間に設けられる。このカニューレ60"は、鼻孔部65,67のそれぞれの第1開口(吸気口/呼気口)97または99が、遮断され、詰まり、閉塞された場合、例えば、粘膜からの分泌物及び/または柔らかい鼻孔組織が第1開口97及び/または99に吸い込まれ、それから、それにより、部分的に、または完全に、閉鎖され、覆われ、または、遮断された等の場合において、第2吸気/呼気口を介した、それぞれの鼻孔への供給ガスの供給、連結された患者の鼻孔からのガスのモニターまたはサンプリング等を円滑にする。鼻孔部65及び/または67に形成された第2開口100は、それぞれの鼻孔部65,67の端部に形成された第1開口(吸気口/呼気口)97及び99よりも小さく、しかし以下の機能を果たすのに十分な大きさに形成されうる。以下の機能とは、患者に処理ガスを供給する、患者からの呼気を引き出す、または、サンプリングする、呼吸の特徴をモニターする、圧力を検知する、等である。つまり、鼻孔部65,67の第2開口(吸気口/呼気口)100は、カニューレの使用中に、いくつかの原因のために第1開口(吸気口/呼気口)97または99が遮断され、詰まり、または、閉塞された場合に、鼻孔部がまだ機能しうるように、鼻孔部が依然として機能することを許容する。第2開口100は、0.05インチから0.07インチの間の直径を有することが好ましい。製造を容易にするために、第2開口100は、2つの対向する同一の開口100を鼻孔部65,67に形成するために、鼻孔部65,67の対向する側壁の両方を通って延出するが、2つの第2開口100は必要とされない。
上述した改善されたカニューレ及び、カニューレの製造方法は、ここに関連する本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、任意の変更を加えうるので、上述の説明あるいは添付の図面において示された全ての事項は、本文の進歩的概念を説明するための単なる例と解釈されるべきであり、本発明を限定するものと見なされるべきではない。
想像線で示したカニューレ成形プラスチックまたは高分子材料と共に、カニューレマンドレルアセンブリを示す斜視図である。 組み立てられる前のカニューレマンドレルの部品の斜視図である。 エンドコネクタを示す図1、2のマウスピースマンドレルの側面図である。 図3の切断線4−4に沿って切断されたエンドコネクタの端部の断面図である。 図2の切断線5−5に沿って切断された図1と図2の本体マンドレルの部分側面図である。 図5の矢印6の方向から見た本体マンドレルの正面図である。 図1の切断線7−7に沿って切断された本発明の方法により形成されたカニューレの断面図である。 本発明の方法のフローチャートである。 想像線で示したカニューレ成形プラスチックまたは高分子材料と共に、マンドレルを形成する本体の空間内の隔壁または防壁を形成するためのカニューレマンドレルアセンブリを示す斜視図である。 部分的に組み立てられたマンドレルアセンブリを示す他の実施形態の正面図であり、マンドレルアセンブリは、本体マンドレルの一対の部分に組み付けられる一対のマウスピースマンドレルを備えている。 本体マンドレルの一対の部分のみを示す正面図である。 マウスピースにおいてガス流通路を形成するための1つの突出部の側面図である。 図10Cの突出部の正面図である。 図10のマンドレルアセンブリから製造されるカニューレの斜視図であり、カニューレは、一対の個別のマウスピース及び2つの個別の流通路を備えている。 図11のカニューレの側面図である。 患者の開いた口に関連するマウスピースの最初の成形状態を示す側面図である。 マウスピースの開口と、患者の口腔吸入/呼気経路とを調整するために、患者の開いた口に関連するマウスピースが切り取られた状態を示す側面図である。 部分的に組み立てられたマンドレルアセンブリを示すさらなる実施形態の正面図であり、マンドレルアセンブリは、本体マンドレルの一対の部分に組み付けられる一対のマウスピースマンドレルを備えている。 本体マンドレルの一対の部分のみを示す正面図である。 図13Aのマンドレルアセンブリから製造される一対のマウスピースを備えるカニューレの線図であり、一対のマウスピースは、2つの個別の流通路が設けられたまま、それらの全体の長さに沿って互いに結合されている。 部分的に組み立てられたマンドレルアセンブリを示すまた他の実施形態の正面図であり、マンドレルアセンブリは、本体マンドレルの一対の部分に組み付けられる一対のマウスピースマンドレルを備えている。 図14のマンドレルアセンブリから製造される一対のマウスピースを備えるカニューレの線図であり、一対のマウスピースは、2つの個別の流通路が設けられたまま、それらの全体の長さに沿って互いに結合されている。 部分的に組み立てられたマンドレルアセンブリを示すさらにもう1つの実施形態の正面図であり、マンドレルアセンブリは、本体マンドレルの一対の部分に組み付けられる一対のマウスピースマンドレルを備えている。 図15のマンドレルアセンブリから製造され、一対のマウスピースと、2つの個別の流通路と、を備えるカニューレの線図である。 連結されたマウスピース/鼻孔部マンドレルの側面図である。 フェイスピースマンドレルの正面図である。 図16Bのフェイスピースマンドレルの上面図である。 カニューレのそれぞれを形成するために2つのカニューレ成形アセンブリを形成するための、フェイスピースマンドレルと、一対の結合されたマウスピース/鼻孔部マンドレルとを組み立て後の斜視図である。 マウスピース/鼻孔部マンドレルの徐々に細くなる円錐状の表面と、フェイスピースマンドレルのはめ合い用の円錐状の孔と、の間の密接な嵌合を示す拡大図である。 図16Dのマンドレルアセンブリから製造されるカニューレの正面図であり、カニューレは、2つの鼻孔部と1つの内部空間または空隙を有する一対の個別のマウスピースを備えている。 図16Fのカニューレの右側面図である。 図16Dのマンドレルアセンブリから製造されるカニューレの背面図であり、カニューレは、2つの鼻孔部、1つの内部空間または空隙、及び、強化ワイヤを有する一対の個別のマウスピースを備えている。 図16Gのカニューレの左側面図である。

Claims (20)

  1. カニューレの製造方法であって、
    それぞれがマウスピース/鼻孔部マンドレルのそれぞれの離れた先端を受容するための、間をあけて配置された一対の貫通孔を有するフェイスピースマンドレルの中間部を設けるステップと、
    一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルのそれぞれの先端から離れた一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルのそれぞれに、より大きな横断面を有する停止部を形成するステップと、
    前記フェイスピースマンドレルと、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルと、を有する分離結合可能な部品を備えるカニューレマンドレルアセンブリを組み立てるステップであって、前記カニューレマンドレルアセンブリは、前記フェイスピースマンドレルの間をあけて配置された一対の貫通孔に、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルのうちの1つの先端を通し、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、前記フェイスピースマンドレルが、前記停止部に当接するまで、前記フェイスピースマンドレルをスライドすることにより組み立てられ、前記停止部は、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、前記フェイスピースマンドレルがさらにスライド移動することを抑制すると共に、硬化されていない高分子材料の少なくとも1つの被覆材を前記カニューレマンドレルアセンブリに供給している際に、前記フェイスピースマンドレルと、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルとの間への高分子材料の流れ込みを許容することを回避する、カニューレマンドレルアセンブリを組み立てるステップと、
    前記カニューレマンドレルアセンブリを所望の温度に加熱するステップと、
    流動性を有する状態の硬化されていない高分子材料を供給するステップと、
    前記カニューレマンドレルアセンブリ上に所望の材料厚さの被覆を設けるために、前記カニューレマンドレルアセンブリに対し、硬化されていない高分子材料の少なくとも1つの被覆材を塗布するステップと、
    前記カニューレを形成するための前記カニューレマンドレルアセンブリ上の高分子材料の被覆を少なくとも部分的に硬化するステップと、
    最初に前記フェイスピースマンドレルと、前記形成されたカニューレと、の両方を、前記フェイスピースマンドレルと、前記部分的に硬化されたカニューレと、が、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルから完全に取り外されるまで、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルの離れた自由端に向かってスライドすることにより分解するステップと、
    前記形成されたカニューレから前記フェイスピースマンドレルを引き抜くステップと、
    を備えるカニューレの製造方法。
  2. 前記マウスピース/鼻孔部マンドレルのそれぞれの上に、太くされた領域として前記停止部を形成するステップと、
    前記カニューレの製造中に、前記フェイスピースマンドレルの前記停止部との係合を保持するために、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルの太くされた領域にて、密接に係合し、前記フェイスピースマンドレルと、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルとの間に前記高分子材料が流れ込むことを防止する嵌合部を、前記フェイスピースマンドレルの貫通孔に設けるステップと、
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  3. それぞれの前記マウスピース/鼻孔部マンドレル上の前記太くされた領域として、円錐状のテーパ部を使用するステップと、
    前記カニューレの製造中に、前記フェイスピースマンドレルの前記停止部との係合を保持するために、互いに密接に係合する嵌合部として、前記フェイスピースマンドレルに円錐状のテーパ孔を設けるステップと、
    をさらに備える請求項2に記載の方法。
  4. 前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルが保持及び支持され、成形ベースに対して実質的に垂直に延出するように、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルのそれぞれの第1端部を、前記成形ベースに形成され、間をあけて配置された凹部にそれぞれ挿入するステップ
    をさらに備える請求項2に記載の方法。
  5. 前記成形ベースに近接して配置される前記円錐状のテーパ部の大寸法端が、約0.078インチの直径を有する一方、前記成形ベースから離れて配置され、約0.070インチの直径を有する小寸法端を有する円錐状のテーパ部を、それぞれのマウスピース/鼻孔部マンドレルに形成するステップ
    をさらに備える請求項高分子材料4に記載の方法。
  6. 前記マウスピース/鼻孔部マンドレルのそれぞれを、曲線部に移行する直線状のベース部として形成するステップ
    をさらに備える請求項3に記載の方法。
  7. それぞれの前記マウスピース/鼻孔部マンドレルの曲線部に、約0.25インチから約1.5インチの範囲の曲率半径を与えるステップ
    をさらに備える請求項6に記載の方法。
  8. それぞれの前記マウスピース/鼻孔部マンドレルの離れた先端を、前記フェイスピースマンドレルの孔にて受容し係合することを円滑にするように輪郭付けるステップ
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  9. ベリリウム銅から前記カニューレマンドレルアセンブリを製造するステップ
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  10. 前記カニューレマンドレルアセンブリへの少なくとも1つの高分子材料の被覆材の塗布に先立って、剥離剤の層を前記カニューレマンドレルアセンブリに形成するステップ
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  11. 前記カニューレマンドレルアセンブリへの高分子材料の塗布に先立って、前記カニューレマンドレルアセンブリを、華氏約350度から華氏約550度に加熱するステップと、
    鼻孔部の少なくとも1つの側壁に、少なくとも1つの第2開口を形成するステップと、
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  12. 浸積工程の間に、少なくとも1回の浸積処理により前記カニューレマンドレルアセンブリに前記高分子材料を塗布するステップ
    を備える請求項1に記載の方法。
  13. 前記高分子材料を、華氏約410度から華氏約450度の温度にて加熱することにより前記高分子材料を硬化するステップ
    を備える請求項1に記載の方法。
  14. 加熱されたカニューレマンドレルアセンブリからの熱を用いて前記高分子材料を部分的に加熱するステップと、
    オーブンにて前記高分子材料をさらに硬化するステップと、
    を備える請求項1に記載の方法。
  15. 前記フェイスピースマンドレルの前記停止部との係合を保持することを補助するために、前記フェイスピースマンドレルの孔の内表面と、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルの外表面との間にすべり摩擦が生じるように、前記フェイスピースマンドレルの一対の孔の間隔よりも広い間隔で、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルの離れた先端を配置するステップ
    を備える請求項1に記載の方法。
  16. 前記フェイスピースマンドレルに、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルの横断面寸法よりも、約0.070インチ大きい横断面を有する孔を形成するステップと、
    前記カニューレの使用中に配置される位置にて、前記マウスピースの保持状態の調整を円滑にするために、少なくとも第1及び第2マウスピースの部分にワイヤを貼り付けるステップと、
    を備える請求項1に記載の方法。
  17. 一対の鼻孔部及び一対のマウスピースを備え、前記一対の鼻孔部及び一対のマウスピースが、前記一対の鼻孔部と前記一対のマウスピースとの間に連続的な流路を備える鼻及び口カニューレであって、
    それぞれがマウスピース/鼻孔部マンドレルのそれぞれの離れた先端を受容するための、間をあけて配置された円錐状の一対の貫通孔を有するフェイスピースマンドレルの中間部を設けるステップと、
    一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルのそれぞれの先端から離れた一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルのそれぞれに、円錐状の嵌め合いテーパ部を形成するステップと、
    前記フェイスピースマンドレルと、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルと、を有する分離結合可能な部品を備えるカニューレマンドレルアセンブリを組み立てるステップであって、前記カニューレマンドレルアセンブリは、前記フェイスピースマンドレルの間をあけて配置された円錐状の一対の貫通孔に、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルのうちの1つの先端を通し、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、前記フェイスピースマンドレルの円錐状の貫通孔が、前記それぞれの円錐状の嵌め合いテーパ部に当接するまで、前記フェイスピースマンドレルをスライドすることにより組み立てられ、前記円錐状の嵌め合いテーパ部は、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、前記フェイスピースマンドレルがさらにスライド移動することを抑制すると共に、硬化されていない高分子材料の少なくとも1つの被覆材を前記カニューレマンドレルアセンブリに供給している際に、前記フェイスピースマンドレルと、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルとの間への高分子材料の流れ込みを許容することを回避する、カニューレマンドレルアセンブリを組み立てるステップと、
    前記カニューレマンドレルアセンブリを所望の温度に加熱するステップと、
    流動性を有する状態の硬化されていない高分子材料を供給するステップと、
    前記カニューレマンドレルアセンブリ上に所望の材料厚さの被覆を設けるために、前記カニューレマンドレルアセンブリに対し、高分子材料の少なくとも1つの被覆材を塗布するステップと、
    前記カニューレを形成するために、前記カニューレマンドレルアセンブリ上の高分子材料の被覆を少なくとも部分的に硬化するステップと、
    最初に前記フェイスピースマンドレルと、前記形成されたカニューレと、の両方を、前記フェイスピースマンドレルと、前記部分的に硬化されたカニューレと、が、前記一対のマウスピース/鼻孔部マンドレルから完全に取り外されるまで、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルに沿って、前記マウスピース/鼻孔部マンドレルの離れた自由端に向かってスライドすることにより分解するステップと、
    前記形成されたカニューレから前記フェイスピースマンドレルを引き抜くステップと、
    を備える方法により製造される鼻及び口カニューレ。
  18. 第1及び第2鼻孔部と、第1及び第2曲線形マウスピースと、を備え、前記第1及び第2鼻孔部と、前記第1及び第2曲線形マウスピースと、の間に連続した流路を備える鼻及び口カニューレであって、
    対向する端部に開口を有し、1つの内部空間を規定する本体を備え、
    前記第1鼻孔部は、患者の鼻孔に挿入するために、前記本体と結合されると共に前記内部空間と連絡し、その自由端に吸気/呼気口を備え、
    前記第2鼻孔部は、前記患者の第2の鼻孔に挿入するために、前記第1の鼻孔部と間をあけて配置され、前記本体と結合されると共に前記内部空間と連絡し、その自由端に吸気/呼気口を備え、
    前記第1曲線形マウスピースは、前記第1鼻孔部に対応する位置にて前記本体と結合されると共に前記内部空間と連絡し、その自由端に吸気/呼気口を備え、
    前記第2曲線形マウスピースは、前記第2鼻孔部に対応する位置に前記第1曲線形マウスピースと間をあけて配置され、前記本体と結合されると共に前記内部空間と連絡し、その自由端に吸気/呼気口を備え、
    前記第1鼻孔部と前記第2鼻孔部との間隔、及び前記第1曲線形マウスピースと前記第2曲線形マウスピースとの間隔は同じであり、
    前記第1及び第2曲線形マウスピースの余分な長さと、前記第1及び第2曲線形マウスピースとを合わせた曲率が、前記第1及び第2マウスピースの余剰長さをもたらし、また、前記第1及び第2曲線形マウスピースの両方の開口が、患者の吸気/呼気経路に対して実質的に垂直に配置されることが可能とされ、それにより、前記カニューレの感度が上がるように、第1及び第2曲線形マウスピースの自由端の余剰部の切り取りを円滑にする
    鼻及び口カニューレ。
  19. 当該鼻及び口カニューレの使用中に、前記第1及び第2曲線形マウスピースの保持状態を円滑に調整するために、ワイヤが、前記第1及び第2曲線形マウスピースの少なくとも1箇所に貼り付けられる請求項18に記載の鼻及び口カニューレ。
  20. 前記鼻孔部の少なくとも1つの側壁に、少なくとも1つの第2開口が形成された請求項18に記載の鼻及び口カニューレ。
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