JP4803057B2 - 誤り訂正符号復号装置 - Google Patents

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本発明は、符号化された受信データの繰り返し演算復号において、適切な繰り返し演算回数を制御する誤り訂正符号復号装置に関する。
データ伝送における誤り訂正を行う符号として、ターボ符号やLDPC(Low Density Parity Check)符号があり、受信側において繰り返し演算により復号を行う。この復号においては、繰り返し演算の回数が多いほど誤り訂正能力が向上する。
従来、前記復号における繰り返し演算回数の制御方法として、予め定めた回数で繰り返し演算を終了させるか、復号結果のデータに含まれる誤り検出符合に誤りがなくなるまで繰り返し演算する方法があった(特許文献1参照)。
特開2005−295192号公報
先に説明した背景技術において、復号された符号に誤りを無くするには十分な繰り返し演算の回数が必要となり、繰り返し演算回数に応じた復号処理時間が必要になる。所定の時間内に繰り返し演算回数を増加させるには、並列動作により復号処理するための復号器などのリソースが多く必要になり、設備コストが増加する。
携帯電話システムにおいて電波伝播路の伝送特性が悪い場合には、誤り率を向上させるため過大な復号処理時間が必要となり、規定の処理時間内だけでは十分な特性が得られない場合が発生する。
これらの復号においては、1度に復号処理するブロック単位があり、以下FEC(Forward Error Correction)ブロックと称する。FECブロックは伝送データである情報ビット列と誤り検出用のパリティビット列から構成される。
FECブロックに対する符号化と復号においては、同一パラメータ(例えばFECブロックのビット数)による処理が必要であり、符号化と復号は送信側と受信側で別々に行われるので、色々な通信規格に基づき送信されたFECブロックは、受信側において送信と一致したパラメータに逐一合わせて復号される。
例えば、次世代の無線通信規格IEEE802.16では、1つのFECのビット数(以下FECブロック長)が一種類でなく複数種類が許容されており、複数のFECブロックのどれが入力しても一定の時間内で処理する必要がある。また、FECブロックは常に時間的に連続して送られてくるとは限らないので、一定の時間内において、復号1回の演算に多くの時間を必要とするFECブロックもあれば、少ない時間で演算できるものもある。
このような複数の異なるFECブロック長のデータ復号において、従来技術では不都合が発生する具体例を、図1、図2を用いて説明する。
図1はデータ伝送の受信側における復号装置の構成を示し、図2は復号装置内の各部データを示す。
図1において、101は復号装置、102はデータ分配器、103は復号器、104は復号器、105はデータ結合器をそれぞれ示す。
図2において、D201は入力データ、FEC1およびFEC2はFECブロック長の種類、D202は復号器103入力、D203は復号器104入力、D204は復号器103処理時間、D205は復号器104処理時間、tは復号処理時間、D206は復号出力、D01〜D08は復号された情報ビット列の番号をそれぞれ示す。
図1の復号装置101は、復号の処理時間を短縮するため、入力データD201をデータ分配器102により2系列のデータD202とD203に分配し、それぞれ復号器103と復号器104により並列して復号処理を行う。
復号処理結果のデータは、データ結合器105により並列/直列変換され、出力データD206となり、符号装置101から出力される。
図2における出力データD206のD01、D02、・・・、D08は、入力データD201のFECブロックであるFEC2、FEC1、・・・FEC1に対応し、各FECブロックからパリティビット列が除去された情報ビット列である。
復号器103の処理時間D204、復号器104の処理時間D205の開始時刻は、実際は各FECブロックの入力終了時刻であるが、図2においては説明の簡素化のため各FECブロックの入力開始時刻に一致して図示している。
すなわち実際は、復号器103の第1番目のFECブロックであるFEC2の入力終了時刻から復号器104の処理時間2tが始まり、復号器104においても第1番目のFECブロックであるFEC1の入力終了時刻から復号器2の処理時間1tが始まる。
図2の場合、復号器103の処理において、第4番目のFECブロックの処理完了時刻が大きく後へ遅れるため、復号器103に次のFECブロック入力した場合(図示せず)、復号処理が出来なくなる(以下、復号処理破綻と称する)。
これは、復号器103における処理時間2tが長いからであり、復号処理破綻を起こさない為には、FECブロック長に対応した適切な繰り返し演算回数の設定が必要である。
従って本発明の目的の1つは、符号化された受信データの繰り返し演算復号に対し、適切な繰り返し演算回数を制御する誤り訂正符号復号装置を提供することである。
尚、上記目的に限らず後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる結果であって、従来の技術によっては得られない効果も本発明の他の目的の1つとして位置付けることが出来る。
(1)本発明では、符号化された入力データを繰り返し演算により復号する誤り訂正符号復号装置であって、前記入力データを記憶する複数の第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された入力データを順次読み出し復号する復号器と、前記第1の記憶手段が前記入力データで一杯になる前に、前記復号単位の時間長の種類と、前記第1の記憶手段の空き数量とに基づき前記復号が完了する繰り返し演算回数を記憶する第2の記憶手段と、前記繰り返し演算回数を読み出し前記復号器を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする誤り訂正符号復号装置を用いる。
好ましくは、入力データを復号単位で1単位ずつ記憶し、復号器により復号処理が完了した後には記憶内容をクリアする第1の記憶手段を備えた請求項1記載の誤り訂正符号復号装置を用いる。
2)本発明では、符号化された入力データを繰り返し演算により復号する誤り訂正符号復号装置であって、前記入力データを複数の復号器に分配する分配手段と、前記復号器に分配された前記入力データを記憶する複数の第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶した前記入力データをそれぞれ順次読み出し復号する複数の復号器と、前記第1の記憶手段のすべてが入力データで一杯になる前に、前記復号単位の時間長の種類と、前記第1の記憶手段の空き数量と、前記分配手段により現在分配されている復号器から所定の復号器に入力データが分配されるまでの時間長とに基づき前記復号が完了する繰り返し演算回数を記憶する第2の記憶手段と、前記繰り返し演算回数を読み出し前記復号器を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする誤り訂正符号復号装置を用いる。
好ましくは、入力データを復号単位で1単位ずつ記憶し、復号器により復号処理が完了した後には記憶内容をクリアする第1の記憶手段を備えた請求項記載の誤り訂正符号復号装置を用いる
本発明により、誤り訂正符号の復号において、復号処理を破綻させない最大の繰り返し演算が可能となり、誤り訂正率の良好な誤り訂正符号復号装置を提供することができる。
以下、図面を参照することにより本発明の実施の形態について説明する。
(実施例1)
実施例1では、複数の入力バッファを備えた1つの復号器に対し、復号のための繰り返し演算回数が制御される。
実施例1における復号装置構成を図3、復号における繰り返し演算回数のテーブルを図4、復号処理フローを図5、入力データと入力バッファデータ記憶例を図6にそれぞれ示す。
図3において、301は復号装置、302は入力バッファ、302〜302は単体バッファ、303は制御部、304はテーブル部、305は復号器、306は出力バッファをそれぞれ示す。
図4において、FEC種類欄のFEC0〜FEC6はFECブロックの種類(ビット数)、バッファ使用数欄の0〜4は復号器により使用中の単体バッファ数、(空バッファ数)欄の1〜5は使用されていない空の単体バッファ数、N00〜N64は復号処理に対する繰り返し演算回数の規定値をそれぞれ示す。
図5において、S501は復号を開始するステップ、S502はFECブロックの種類を確認するステップ、S503は単体バッファの使用数を確認するステップ、S504は繰り返し演算回数を規定したテーブル部304を検索するステップ、S505は現在の繰り返し演算回数がテーブル部304による規定回数以上かどうかを判断するステップ、S506は繰り返し演算を実行するステップ、S507は繰り返し演算回数に1を加算するテップ、S508は復号を終了するステップをそれぞれ示す。
図6において、5個の単体バッファは図3と同じものであり、それぞれ同一の番号がつけてあり、D601は入力データの例を示す。
図5の復号処理のフローの順に基づき、図3、図4、図6を用いて実施例1における復号動作を説明する。
復号装置301内の各部に対する制御は、制御部303が行う。
ステップS501では、入力データのFECブロックを1個ずつ記憶した入力バッファ302から、復号器305がFECブロックを順次読み出し復号を開始する。復号器305が備えた繰り返し演算回数を数えるカウンタ(図示せず)は、最初は0にセットされる。
ステップS502では制御部303が、復号のため読み出すFECブロックの種類をバッファ302からの情報により確認する。
ステップS503では、制御部303はバッファ302からの情報により、復号のためFETブロックが記憶された使用中の単体バッファ数を確認する。
ステップS504では、制御部303はステップS502とステップS503の確認結果に基づき、テーブル部304から対応する繰り返し演算回数の規定値を検索し読み出す。
ステップS505では、制御部303が復号器305より通知された現在の繰り返し演算回数と、ステップS504で検索された繰り返し演算回数の規定値とを比較する。
ステップS506は、ステップS505にてNoと判断された場合(すなわち現在の繰り返し演算回数が繰り返し演算回数の規定値に達しない場合)、制御部303は復号器305に次の1回の繰り返し演算を指令して実行させる。
ステップS507では、復号器305が繰り返し演算回数に1を加算して繰り返し数をカウントアップする。その後、制御部303は再びステップS503に戻り、単体バッファの使用数を確認する。
ステップS508は、ステップS505にてYesと判断された場合(すなわち現在の繰り返し演算回数が繰り返し演算回数の規定値以上に達した場合)、復号を終了し復号結果を出力バッファ306に格納し順次出力する。
ここで、図4に示す繰り返し演算回数テーブルについて説明する。
説明の都合上、7種類のFECブロックはビット数の少ない順にFEC0、FEC1、・・・、FEC6と並べられているとする。
単体バッファ使用数が増加すると空きの単体バッファ数が少なくなるので、次に入力するFECブロックを記憶するため、繰り返し演算回数を少なくして復号処理時間を短縮し、早く空きの単体バッファを準備する必要がある。
そのため例えば、FEC1について、N10=8、N11=7、N12=5、N13=4、N14=3が登録される。この場合、FEC6はFEC1よりFECブロック長が大きく1回のFECブロックの演算時間時間が長いので、繰り返し演算回数は少なくし、例えばN60=6、N61=5、N62=4、N63=3、N64=2が記憶される。
また、復号器305の性能に基づく1回の演算時間の長短により、最大可能な繰り返し演算回数が影響される。復号器305が1つのFECブロックの復号処理を完了する以前に、バッファ302が一杯になり新しいFECブロックを記憶できなくなる場合が復号処理破綻である。
復号処理に対し復号処理破綻しない繰り返し演算回数の設定例を説明する。
図6に示す入力データD601が復号装置301に入力すると、各FECブロックは単体バッファ302〜302に、それぞれ図6に示す順に記憶される。単体バッファ302は空きの単体バッファであり、次に入力するFECブロックの記憶ができる。
復号器305がFECブロック1個の復号するため1回の演算を行うのに必要な時間をTとし、最も短いFEC0のブロック長をT0min、第1番目のFEC0の入力終了時刻から、第2番目のFEC0が入力するまでの時間をTgminとする。
>(T0min+Tgmin)の場合、第1番目のFEC0ブロックの復号処理完了する前に、第5番目のFECブロック(図示されていない)が入力した場合は、単体バッファ302に記憶されるが、それ以上のFECブロックは空の単体バッファが無いので記憶できない。従ってこの場合、現在復号中の第1番目のFEC0ブロックの繰り返し演算回数=1として、現在の1回の演算で復号を完了し、単体バッファ302をクリアして空けることにより単体バッファ302に第5番目のFECブロックが記憶されても、次に入力するFECブロックを単体バッファ302記憶することが出来る。
この状態は、第2番目以後のFECブロックの復号処理時にもあてはまるので、図4において単体バッファ使用数=4(空きの単体バッファ数=1)の行は、すべて=1とする。
<(T0min+Tgmin)の場合は、Tの長さにより個々に繰り返し演算回数を設定する。
例えば、T=(T0min+Tgmin)/2の場合、(T0min+Tgmin)=2Tであるから、図6の第1番目のFEC0ブロックの時間(T0min+Tgmin)内に2回の繰り返し演算が可能となり、図4における、FEC0の列でバッファ使用数=4(空バッファ数=1)の行の繰り返し演算回数N04=2となる。
また、FEC0の列でバッファ使用数=3(空バッファ数=2)の行は、2(T0min+Tgmin)=4Tであるから、2(T0min+Tgmin)内に4回の繰り返し演算が可能となり、N03=4となる。
他の場合についても、同様にして繰り返し演算回数が設定される。
また、表4に示された繰り返し演算回数は許容される最大限の回数であり、制御部303は、これを選択して復号器305の繰り返し演算回数を制御するので、復号処理破綻を起こさない範囲で最良の復号性能が得られる。
また、制御部303は、色々な長さのFECブロックに対応して作成されたテーブル部304の繰り返し演算回数を用いて復号器305を制御するので、色々な長さのFECブロックが何時入力しても、誤り訂正率の良好な復号処理を確実に行うことが出来る。
(実施例2)
実施例2では、複数の入力バッファを備えた複数の復号器に対し、復号のための繰り返し演算回数が制御される。
実施例2における復号装置の構成を図7、繰り返し演算回数テーブルを図8、復号処理フローを図9にそれぞれ示す。
図7において、701は復号装置、702はデータ分配器、703は主制御部、704〜704は副制御部、705〜705はテーブル部、706〜706は入力バッファ、707〜707は復号器、708〜708は出力バッファ、709はデータ結合部をそれぞれ示す。
なお、入力バッファ706〜706の各々は図3における入力バッファ303と同様に、5個の単体バッファから構成される。
また、実施例2では復号器の数量は6としたが、適当な数量に設定できる。
図8において、FEC種類欄のFEC0〜FEC6はFECブロックの種類(ビット数)、バッファ使用数欄の0〜4は各復号器による使用中の単体バッファ数、(空バッファ数)欄の1〜5は使用されていない空の単体バッファ数、猶予数欄のDs−1〜Ds−5は猶予数、N00〜N69は繰り返し演算回数の規定値をそれぞれ示す。
図9において、S901は復号を開始するステップ、S902はFECブロックの種類を確認するステップ、S903は単体バッファの使用数と猶予数を確認するステップ、S904は繰り返し演算回数を規定したテーブル部705を検索するステップ、S905は現在の繰り返し演算回数がテーブル図8による規定値以上かどうかを判断するステップ、S906は繰り返し演算を実行するステップ、S907は繰り返し演算回数に1を加算するテップ、S908は復号を終了するステップをそれぞれ示す。
図7、図8、図9を用いて実施例2における復号動作を説明する。
なお、図9は復号装置701の各復号器における復号処理のフローであり、本発明の特徴である各復号器における繰り返し演算回数の制御を詳細に示すものである。
入力データは、図2に示すD201のようにFECブロック単位で復号装置701に入力する。
入力したFECブロックは、データ分配器702により、各復号器707〜707に対応した入力バッファ706〜706に対し、到着した時間順に1個ずつ分配され記憶される。
そして、FECブロックが最後の入力バッファ706に記憶されると、次に復号装置701に入力したFECブロックは最初の入力バッファ706に帰って記憶される。
この時、入力したFECブロックは入力バッファ706の5個の単体バッファのうち空の単体バッファに記憶される。従って、各入力バッファは次のFECブロックがデータ分配器702から分配されて来るまでに、少なくも1個の単体バッファを空ける。
そのため各入力バッファ内の単体バッファは、記憶したFECブロクに対し復号器が復号処理を完了するとクリアされ、空きの単体バッファとなる。
復号装置701内の各部に対する制御は主制御部703が行い、各復号器707〜707の復号処理に関する制御は対応した各副制御部704〜704が行う。
図9の復号処理のフローの順に基づき、図7、図8を用いて各復号器707〜707の入力から出力までの復号動作を説明する。
各復号器707〜707の基本動作は同じであるから、復号器707の場合について説明する。
ステップS901では、入力データをFECブロックを1個ずつ記憶した入力バッファ706から、復号器707がFECブロックを順次読み出し復号を開始する。復号器707が備えた繰り返し演算回数を数えるカウンタ(図示せず)は、最初は0にセットされる。
ステップ902では副制御部704が、復号のため読み出すFETブロックの種類を入力バッファ706からの情報により確認する。
ステップS903では副制御部704は、入力バッファ706からの情報により復号のためFETブロックが記憶した単体バッファ数を確認し、主制御部703からの情報により猶予数を確認する。
この場合の猶予数とは、復号器707が復号処理している現在時刻において、データ分配器702から次のFECブロックが分配されてくるまでの時間長を、FECブロック長の個数で表した数値である。
例えば、復号器707が復号処理している現在時刻において、復号器707の入力バッファ706がデータ分配器702からFECブロックのデータを受け取っている場合、4FECブロックの後には、自復号器707の入力バッファ706がFECブロックを受け取ることになるので、猶予数=4となる。
なお猶予数による制御は自入力バッファ706が一杯の場合(単体バッファ使用数=5)であり、これは他の復号器が自入力バッファと等価な役割(復号は他の復号器が行うが、復号装置全体としては復号機能を果たしている)を持っていると解釈できる。
ステップS904では、副制御部704はステップS902とステップS903の確認結果に基づき、テーブル部705から対応する繰り返し演算回数の規定値を検索し読み出す。
ステップS905では、副制御部704が復号器707より通知された現在の繰り返し演算回数と、ステップS904で検索された繰り返し演算回数の規定値とを比較する。
ステップS906は、ステップS905にてNoと判断された場合(すなわち現在の繰り返し演算回数が繰り返し演算回数の規定値に達しない場合)、副制御部704は復号器707に次の1回の繰り返し演算を指令して実行させる。
ステップS907では、復号器707は繰り返し数に1を加算して繰り返し数をカウントアップする。その後、副制御部704は再びステップS903に戻り単体バッファの使用数と、猶予数を確認する。
ステップS908は、ステップS905にてYesと判断された場合(すなわち現在の繰り返し演算回数が繰り返し演算回数の規定値以上に達した場合)、復号を終了し復号結果を出力バッファ708に格納し、データ結合器709からの読み出し指令に従い出力する。
ここで、図8に示す繰り返し演算回数テーブルについて説明する。
図8は、実施例1における図4の繰り返し演算回数テーブルに、5種類の猶予数Ds−1〜Ds−5の欄が追加されたものであり、単体バッファ使用数に対する繰り返し演算回数の割り当ては図4と同様であるから説明は省略し、猶予数による制御を説明する。
図4の説明と同様に、復号器707が1つのFECブロックの復号処理が完了する以前に、自入力バッファ706が一杯になり記憶できなくなる場合が復号処理破綻である。
猶予数を用い、復号処理に対し復号処理破綻しない繰り返し演算回数を設定する例を、復号器707の復号処理の場合について説明する。
入力データが復号装置701に入力すると、入力データの各FECブロックはデータ分配器702により各入力バッファ706〜706に入力時間順に分配され記憶される。
猶予数が用いられるのは、入力バッファ706に空きの単体バッファが無い場合である。次に入力するFECブロックの記憶が、入力バッファ706に行える条件を求める。
復号器707がFECブロック1個を復号する1回の演算を行うために必要な時間をTとし(復号器707の演算性能で決まる)、最も短いFEC0のブロック長をT0min、そのFECブロックの入力終了時刻から、次のFECブロックが入力するまでの時間をTgminとする。
復号処理破綻を起こさないために最も緊急な場合は自入力バッファが一杯で、且つDs−1(1つ前の入力バッファ706がデータ分配器702からFECブロックのデータを受け取っている)場合である。この場合、T<(T0min+Tgmin)が復号処理破綻しない条件としてT、T0min、Tgminがシステム的に設計されているとする。
このシステムにおいて、さらにT>(T0min+Tgmin)/2の場合は、(T0min+Tgmin)<2Tであるから、(T0min+Tgmin)の時間内には、現在の演算を含め2回の演算時間2Tより小さい演算時間しか許容されないので繰り返し演算回数=1となり、図8のFEC0列のDs−1に対する繰り返し演算回数N09=1となる。
次に、FEC0列のDs−2に対しては、前記の条件から2(T0min+Tgmin)<4Tとなるから、現在の演算を含め4回の演算時間4Tより小さい演算時間しか許容されないので繰り返し演算回数N08=3となる。
次に、2番目に短いFECブロックFEC1に対しては、FEC1のブロック長をT1minとし、そのFECブロックの入力終了時刻から、次のFECブロックが入力するまでの時間は前記と同じTgminとする。
そして、FEC1列のDs−1に対しては、(T1min+Tgmin)にTcが何回許容されるかによりN19が設定される。
FEC1列のDs−2に対しては、2(T1min+Tgmin)にTが何回許容されるかによりN18が設定される。
また、表8に示す繰り返し演算回数は、許容される最大限の回数が選択され、復号性能の向上が図られる。
以下同様にして他の繰り返し演算回数が設定される。
なお、ステップS903において自入力バッファの使用数が4以下(空バッファ数が1個以上ある)の場合は、図8のバッファ使用数に対応した欄の繰り返し演算回数が選択される。
このようにして、復号器707に対しては副制御部704により繰り返し演算回数が
制御され、復号処理破綻が起きることはない
また、各復号器707〜707に対しても同様にして、それぞれ副制御部704〜704により図8で規定された繰り返し演算回数が制御される。
また、図8に示された繰り返し演算回数は許容される最大限の回数であり、副制御部704〜704は、これを選択して各復号器707〜707の繰り返し演算回数をそれぞれ制御するので、復号処理破綻を起こさない範囲で最大の復号性能が得られる。
また、副制御部704〜704は、色々な長さのFECブロックに対応して作成されたテーブル部705〜705の繰り返し演算回数を用いて各復号器707〜707を制御するので、色々な長さのFECブロックが何時入力しても、誤り訂正率の良好な復号処理を確実に行うことが出来る。
なお、図7において、テーブル部705〜705は、各副制御部704〜704に対し別々に接続されているが記憶された値は同一であるので、データ値を更新する場合等は一度に変更できる。
復号装置構成(従来例)を示す図である。 復号処理時間の関係(従来例)を示す図である。 復号装置構成(実施例1)を示す図である。 繰り返し演算回数テーブル(実施例1)を示す図である。 復号処理フロー(実施例1)を示す図である。 入力データと入力バッファの記憶例(実施例1)を示す図である。 復号装置構成(実施例2)を示す図である。 繰り返し演算回数テーブル(実施例2)を示す図である。 復号処理フロー(実施例2)を示す図である。
符号の説明
101 復号装置
102 データ分配器
103 復号器
104 復号器
105 データ結合器
301 復号装置
302 入力バッファ
302単体バッファ
302単体バッファ
302単体バッファ
302単体バッファ
302単体バッファ
303 制御部
304 テーブル部
305 復号器
306 出力バッファ
701 復号装置
702 データ分配器
703 主制御部
704 副制御部
704 副制御部
704 副制御部
704 副制御部
704 副制御部
704 副制御部
704 テーブル部
705 テーブル部
705 テーブル部
705 テーブル部
705 テーブル部
705 テーブル部
706 入力バッファ
706 入力バッファ
706 入力バッファ
706 入力バッファ
706 入力バッファ
706 入力バッファ
707 復号器
707 復号器
707 復号器
707 復号器
707 復号器
707 復号器
708 出力バッファ
708 出力バッファ
708 出力バッファ
708 出力バッファ
708 出力バッファ
708 出力バッファ
709 データ結合部

Claims (4)

  1. 符号化された入力データを繰り返し演算により復号する誤り訂正符号復号装置であって、
    前記入力データを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された入力データを順次読み出し復号する復号器と、
    前記第1の記憶手段が前記入力データで一杯になる前に、前記復号単位の時間長の種類と、前記第1の記憶手段の空き数量とに基づき前記復号が完了する繰り返し演算回数を記憶する第2の記憶手段と、
    前記繰り返し演算回数を読み出し前記復号器を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする誤り訂正符号復号装置。
  2. 前記第1の記憶手段は、
    前記入力データを復号単位で1単位ずつ記憶し、前記復号器により復号が完了した後には記憶内容をクリアすることを特徴とする請求項1記載の誤り訂正符号復号装置。
  3. 符号化された入力データを繰り返し演算により復号する誤り訂正符号復号装置であって、
    前記入力データを複数の復号器に分配する分配手段と、
    前記復号器に分配された前記入力データを記憶する複数の第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶した前記入力データをそれぞれ順次読み出し復号する複数の復号器と、
    前記第1の記憶手段のすべてが入力データで一杯になる前に、前記復号単位の時間長の種類と、前記第1の記憶手段の空き数量と、前記分配手段により現在分配されている復号器から所定の復号器に入力データが分配されるまでの時間長とに基づき前記復号が完了する繰り返し演算回数を記憶する第2の記憶手段と、
    前記繰り返し演算回数を読み出し前記復号器を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする誤り訂正符号復号装置。
  4. 前記第1の記憶手段は、
    前記入力データを復号単位で1単位ずつ記憶し、前記復号器により復号が完了した後には記憶内容をクリアすることを特徴とする請求項3記載の誤り訂正符号復号装置。
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