JP4802610B2 - 移動体通信端末装置、周波数検索方法および周波数検索プログラム - Google Patents

移動体通信端末装置、周波数検索方法および周波数検索プログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動体通信端末装置、その移動体通信端末装置で行う周波数検索方法および周波数検索プログラムに関し、特に、複数の周波数帯をサポートするマルチバンド対応型の移動体通信端末装置、その移動体通信端末装置で行う周波数検索方法および周波数検索プログラムに関するものである。
図4に示すように、移動体通信端末装置(10)の移動に伴い、基地局(11、12)からの電波の全く届かない圏外状態に移動体通信端末装置(10)が移行した場合には、移動体通信端末装置(10)は、省電力モードに切り替え、消費電力を極力抑えつつ、移動体通信端末装置(10)のサポートしている複数の周波数帯全てを定期的にサーチし、移動体通信端末装置(10)が使用可能な周波数帯の電波の捕捉を試みる必要がある。即ち、移動体通信端末装置(10)が圏外状態に移行した際には、移動体通信端末装置(10)のバッテリ駆動時間を長くするように電力抑制制御を行う一方で、電波の捕捉、即ち、移動体通信端末装置(10)が使用可能なセル(13、14)を効率良く検出する必要がある。
なお、世界中で最も広く採用されているGSM(Global・System・for・Mobile・Communication)規格では、使用できる周波数帯は多く(3GPP TS45.005参照)、このうち、欧州では900MHz帯と1800MHz帯、北米では850MHz帯と1900MHz帯がそれぞれ使用されており、この他にも様々な周波数帯が使用されている。
国際ローミングを可能とするGSM規格では、これらの異なる周波数帯に対応するために、複数の周波数帯に対応させた移動体通信端末装置があり、例えば、850MHz帯、900MHz帯、1800MHz帯、1900MHz帯の4つの周波数帯に対応させた移動体通信端末装置がある。
一方、世界各国において携帯通信サービスのための周波数帯の割り当ては、各国または各地域の周波数事情に依存しているのが現状である。さらに、各国で割り当てられた周波数帯でのセルの設計は事業者に依存しており、複数の周波数帯を使用できる事業者は、サービスを提供しようとする各地域の電波事情に合わせて、独自に周波数帯を決定している。
例えば、ある事業者が900MHz帯と1800MHz帯との両方の周波数帯を使用できる場合、それぞれの周波数帯をどのように割り振ってセルの設計を行うかは、サービスを提供しようとする各地域の電波事情と、他事業者が使用する周波数帯の利用状況と、を考慮して決定することになる。
このような背景から、移動体通信端末装置は、圏外地域に一旦移動すると、次にどの周波数帯の電波を補足するのかを知る由もなく、移動体通信端末装置がサポートする複数の周波数帯全てに対してサーチ処理を実行し、移動体通信端末装置がサポートする周波数帯の電波が存在するかどうかをサーチするより手立てがないのが現状である。
なお、移動体通信端末装置がサポートする周波数帯が多くなればなるほど、様々な周波数帯に対応することが可能となるため、サービス提供率を向上させることが可能となるが、当然ながら単一の周波数帯のみをサーチするのに比べて、1回のサーチに要する消費電力が増大し、結果としてバッテリ駆動時間が短くなってしまうことになる。
このように、従来のマルチバンド対応型の移動体通信端末装置は、圏外地域に位置している際に、移動体通信端末装置がサポートしている複数の周波数帯全てに対して定期的にサーチを実行しなければならないため、単一の周波数帯のみをサーチする移動体通信端末装置に比べて圏外状態時における消費電力が大きく、バッテリ駆動時間が短くなってしまうという問題があった。
このようなことから、従来のマルチバンド対応型の移動体通信端末装置は、サーチの実行間隔を伸ばしたり、予め周波数帯を指定し、該指定した周波数帯のみサーチを実行したりしていた。
しかしながら、サーチの実行間隔を伸ばした場合には、周波数帯の検出が遅くなる問題が生じることになる。また、予め指定した周波数帯のみサーチを実行する場合には、移動体通信端末装置がサポートしている複数の周波数帯の中からサーチを実行する周波数帯を制限してしまうことになり、予め指定した周波数帯以外の周波数帯のセルが存在した場合には、そのセルでのローミングの可能性を失ってしまうことになる。
また、本発明より先に出願された技術文献として、移動通信システムにおいて移動局が通信に使用すべき周波数を検出するための周波数探索方法において、移動通信システムでの移動局の通信に使用される可能性のある全ての周波数を対象にして移動局の通信に使用されるべき周波数を検出するための検索を行う最大周波数検索処理手順と、移動通信システムでの移動局の通信に使用される可能性のある全ての周波数のうち所定の基準で決められた周波数を対象として移動局の通信に使用されるべき周波数を検出するための探索を行う一または複数の周波数探索処理手順とを有し、該一または複数の周波数探索処理手順での探索を所定の順番にて実行した結果、移動局の通信に使用されるべき周波数が検出されない場合に、上記最大周波数探索処理手順での探索を行い、複数の周波数の中から移動局の通信に使用される単一の周波数を効率的に検出できるようにした周波数探索方法が開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−354532号公報
なお、上記特許文献1は、所定の基準で決められた周波数を対象として移動局の通信に使用されるべき周波数を検出するための探索を行う一または複数の周波数探索処理手順での探索を実行した結果、移動局の通信に使用されるべき周波数が検出されない場合に、最大周波数探索処理手順での探索を行い、複数の周波数の中から移動局の通信に使用される単一の周波数を効率的に検出できるようにしたものではあるが、上記特許文献1は、移動局が周波数を検出した際の検出時刻や移動局の位置情報を管理し、その検出時刻や位置情報を基に、探索を実行する際の周波数を特定することについては何ら考慮されたものではない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、移動体通信端末装置が周波数を検出した際の検出時刻や移動体通信端末装置の位置情報を基に、移動体通信端末装置が通信に使用する周波数を効率的に検出する移動体通信端末装置、その移動体通信端末装置で行う周波数検索方法および周波数検索プログラムを提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる移動体通信端末装置は、
移動体通信端末装置が検出した周波数を複数の周波数帯に区分して履歴情報として管理する周波数帯管理手段と、
前記周波数帯管理手段により管理する履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定する周波数帯特定手段と、
前記周波数帯特定手段により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索を行う周波数検索手段と、
前記周波数検索手段により前記周波数帯に属する周波数を検出した場合に、前記周波数帯での通信を行う通信手段と、を有し、
前記周波数帯管理手段は、前記移動体通信端末装置が検出した周波数の周波数帯と、前記周波数を検出した際の検出時刻と、を履歴情報として管理しており、
前記周波数帯特定手段は、前記履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定し、
前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、最新の検出時刻から遡る前記所定時間を順次短くしていき、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定することを特徴とする。
本発明にかかる周波数検索方法は、
移動体通信端末装置において行う周波数検索方法であって、
前記移動体通信端末装置は、前記移動体通信端末装置が検出した周波数を、複数の周波数帯に区分して履歴情報として前記移動体通信端末装置の具備する記憶部に格納して管理しており、
前記記憶部に格納して管理する前記履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定する周波数帯特定工程と、
前記周波数帯特定工程により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索を行う周波数検索工程と、
前記周波数検索工程により前記周波数帯に属する周波数を検出した場合に、前記周波数帯での通信を行う通信工程と、
を、前記移動体通信端末装置が行い、
前記移動体通信端末装置は、前記移動体通信端末装置が検出した周波数の周波数帯と、前記周波数を検出した際の検出時刻と、を履歴情報として前記記憶部に格納して管理しており、
前記周波数帯特定工程は、前記履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定し、
前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、最新の検出時刻から遡る前記所定時間を順次短くしていき、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定することを特徴とする。
本発明にかかる周波数検索プログラムは、
移動体通信端末装置において実行される周波数検索プログラムであって、
前記移動体通信端末装置は、前記移動体通信端末装置が検出した周波数を、複数の周波数帯に区分して履歴情報として前記移動体通信端末装置の具備する記憶部に格納して管理しており、
前記記憶部に格納して管理する前記履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定する周波数帯特定処理と、
前記周波数帯特定処理により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索を行う周波数検索処理と、
前記周波数検索処理により前記周波数帯に属する周波数を検出した場合に、前記周波数帯での通信を行う通信処理と、
を、前記移動体通信端末装置において実行させ、
前記移動体通信端末装置は、前記移動体通信端末装置が検出した周波数の周波数帯と、前記周波数を検出した際の検出時刻と、を履歴情報として前記記憶部に格納して管理しており、
前記周波数帯特定処理は、前記履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定し、
前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、最新の検出時刻から遡る前記所定時間を順次短くしていき、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定することを特徴とする。
本発明によれば、移動体通信端末装置が周波数を検出した際の検出時刻や移動体通信端末装置の位置情報を基に、移動体通信端末装置が通信に使用する周波数を効率的に検出することが可能となる。
まず、図1を参照しながら、本実施形態における移動体通信端末装置の特徴について説明する。
本実施形態における移動体通信端末装置は、移動体通信端末装置自身が検出した周波数を複数の周波数帯に区分して履歴情報として移動体通信端末装置の具備する記憶部(5)に格納して管理する。そして、移動体通信端末装置は、記憶部(5)に格納して管理する履歴情報を基に、移動体通信端末装置自身が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定し、該特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索処理を行う。そして、周波数帯に属する周波数を検出した場合に、その検出した周波数帯での通信を行うことになる。
このように、本実施形態における移動体通信端末装置は、移動体通信端末装置が圏外状態時に実行することになる上記検索処理を、移動体通信端末装置が履歴情報として管理する複数の周波数帯(=マルチバンド)全てに対して毎回実行するのではなく、移動体通信端末装置の具備する記憶部(5)に格納して管理する履歴情報を基に、移動体通信端末装置自身が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定し、該特定した周波数帯のみに絞って検索処理を実行することで、圏外状態時に実行する検索処理の時間を短縮させると共に、その検索処理時の電力消費を低減させ、移動体通信端末装置のバッテリ駆動時間の長さを増加させることが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における移動体通信端末装置について説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照しながら、本実施形態における移動体通信端末装置の構成について説明する。なお、図1は、複数の周波数帯をサポートし、該サポートする何れかの周波数帯で通信処理を実行するマルチバンド対応型の移動体通信端末装置の内部構成を示す図である。
なお、本実施形態における移動体通信端末装置がサポートしている周波数帯は、GSM規格において広く利用されている850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHzの4つの周波数帯である。なお、それぞれの周波数帯、および、帯域幅を、図2に示す。なお、帯域幅は、移動体通信端末装置が基地局に対して発する帯域幅『端末→基地局』と、基地局が移動体通信端末装置に対して発する帯域幅『基地局→端末』と、を示す。また、それぞれの周波数帯を識別するため、各周波数帯を、周波数帯識別子『F1〜F4』で示し、『850MHz』を『F1』とし、『900MHz』を『F2』とし、『1800MHz』を『F3』とし、『1900MHz』を『F4』とする。
本実施形態における移動体通信端末装置は、図1に示すように、CPU(1)と、ベースバンド信号処理部(2)と、RF部(3)と、メモリ(4)と、電力制御部(6)と、バッテリ(7)と、アンテナ(8)と、その他の制御部(9)と、を有して構成される。
RF部(3)は、アンテナ(8)を通じて電波のサーチ処理、捕捉処理、及び、送受信を行うものである。
ベースバンド信号処理部(2)は、RF部(3)を通じて入出力される無線信号をデジタル処理し、CPU(1)に受信データとして送信したり、CPU(1)から送信された送信データを受信したりするものである。
CPU(1)は、各種データの送受信を制御し、移動体通信端末装置全体の通信制御を行うものである。
電力制御部(6)は、バッテリ(7)の電力量を調整し、CPU(1)と連携し、RF部(3)、及び、ベースバンド信号処理部(2)に対し、消費電力の制御を行うものである。
その他制御部(9)は、移動体通信端末装置におけるその他の各種機能を制御するものである。
メモリ(4)は、RF部(3)が捕捉処理を行った電波の周波数帯を履歴情報として記録管理する周波数捕捉履歴情報テーブル(5)を有し、新しい電波の周波数をRF部(3)が捕捉する毎に、その捕捉した電波の周波数の属する周波数帯の情報を周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録することになる。以下、図3を参照しながら、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)の構成について説明する。
周波数捕捉履歴情報テーブル(5)は、図3に示すように、周波数捕捉時刻と、その周波数捕捉時刻に捕捉した電波の周波数帯(F1〜Fn:nは任意の整数)と、を格納管理することになる。なお、周波数捕捉時刻は、RF部(3)が電波を捕捉した時刻を示す。また、周波数帯(F1〜Fn)は、それぞれの周波数帯毎に0/1のチェック値で管理することになる。
例えば、図3に示すように、『2004(年).12(月).14(日) 11(時):10(分):00(秒)』に電波を捕捉し、そのときに捕捉した電波の周波数が940MHzであった場合、940MHzは、900MHz帯(本実施形態での識別子は、F2)に属するので、900MHz帯(F2)の欄にはチェック値1を記録し、それ以外の周波数帯の欄にはチェック値0を記録して管理することになる。
なお、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録する周波数帯は、圏外状態時に実行するサーチ処理で捕捉した周波数のみならず、圏内状態時において報知情報から取得した隣接セルの周波数など、移動体通信端末装置が捕捉した電波の周波数であれば、特に限定するものではなく、移動体通信端末装置が捕捉したあらゆる電波の周波数を基に、その周波数の属する周波数帯を調べ、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録することは可能である。
また、メモリ容量の制限から周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録する周波数帯の履歴情報数には上限値があり、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録する履歴情報数が上限値に達した場合には、最も古い履歴情報から削除し、新しい履歴情報を記録するように設計することが好ましい。これにより、常に最新の履歴情報を周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録することが可能となる。
次に、図4を参照しながら、本実施形態の移動体通信端末装置の処理動作について説明する。
まず、本実施形態における移動体通信端末装置(10)は、基地局(11)が発する電波の届くセル(13)の範囲に位置し、セル(13)の範囲内で基地局(11)を介して通信処理が可能な状態であると仮定する。
上記の場合、移動体通信端末装置(10)は、基地局(11)が発する電波を捕捉した際に、該捕捉した電波の周波数の属する周波数帯を調べ、電波を捕捉した周波数捕捉時刻と、その捕捉した電波の周波数の属する周波数帯と、を周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録することになる。
例えば、移動体通信端末装置(10)が捕捉した電波の周波数が940MHzの場合には、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)の900MHz帯(F2)の欄にはチェック値1を記録し、900MHz帯(F2)以外の周波数帯(F1、F3〜Fn)の欄にはチェック値0を記録することになる。
そして、セル(13、14)の切り替えに伴い、移動体通信端末装置(10)が新しい電波を捕捉した場合には、その捕捉した電波の周波数の属する周波数帯を調べ、上述した処理と同様に、電波を捕捉した周波数捕捉時刻と、その捕捉した電波の周波数の属する周波数帯と、を周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録することになる。
例えば、移動体通信端末装置(10)の移動に伴い、移動体通信端末装置(10)がセル(13)からセル(14)に向けて移動したとする。なお、図4に示す状態では、セル(13)とセル(14)とは隣接していないため、移動体通信端末装置(10)の移動により、移動体通信端末装置(10)は電波の届かない圏外状態に移行することになる。
移動体通信端末装置(10)は、セル(13)での電波品質の劣化と共に圏外状態に移行したことを認識することになるが、このとき、移動体通信端末装置(10)の内部ではCPU(1)が電力制御部(6)に対し、省電力モードに移行するように指示し、電力制御部(6)は、RF部(3)と、ベースバンド信号処理部(2)と、に供給する電力が省電力モード時の値となるように制御する。
次に、CPU(1)は、RF部(3)と、ベースバンド信号処理部(2)と、に対し、サーチ処理を定期的に実行するように指示し、新しい電波が存在するか否かを定期的に調査することになる。
なお、サーチ処理は、CPU(1)が一定の時間間隔でタイマーをかけ、そのタイマーのタイムアウト毎に実行することになる。これにより、CPU(1)は、所定時間が経過したと判断する度に、RF部(3)と、ベースバンド信号処理部(2)と、に対し、サーチ処理を定期的に実行するように指示することが可能となる。
なお、移動体通信端末装置(10)は、サーチ処理により新しい電波を捕捉した場合には、どこかのセルの圏内に移動したと認識し、CPU(1)が電力制御部(6)に対し、省電力モードを解除するように指示し、電力制御部(6)は、RF部(3)と、ベースバンド信号処理部(2)と、に供給する電力が通常制御時の値となるよう制御することになる。
本実施形態における移動体通信端末装置(10)は、圏外状態時に、定期的にサーチ処理を実行することになるが、移動体通信端末装置(10)がサポートしている複数の周波数帯(本実施形態では850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHzの4つの周波数帯)全てを毎回サーチするのではなく、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録されている周波数帯の履歴情報を基に、サーチ対象とする周波数帯を絞り込んでサーチ処理を実行することになる。
例えば、移動体通信端末装置(10)が最近捕捉した周波数帯の殆どが900MHz帯である場合には、その最近捕捉した周波数帯が周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録されることになるため、その周波数捕捉履歴情報テーブル(5)を参照することで、次に捕捉する新しいセルの周波数帯もおそらく900MHz帯であると特定することになるため、移動体通信端末装置(10)は、900MHz帯のみに絞ってサーチ処理を実行することになる。
このように、本実施形態における移動体通信端末装置(10)は、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録されている周波数帯の履歴情報を基に、1つの周波数帯のみに絞ってサーチ処理を実行することで、移動帯通信端末装置(10)がサポートする4つの周波数帯全てに対してサーチ処理を実行するのに比べて、効率良くサーチ処理を実行することになる。このため、サーチ処理に要する消費電力を大幅に抑えることが可能となる。
なお、移動先のセルが必ずしも900MHz帯であるとは限らない。このため、本実施形態における移動体通信端末装置(10)は、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録されている周波数帯の履歴情報を基に絞り込みを行った1つの周波数帯に対するサーチ処理を定期的に実行し、そのサーチ処理を所定回数行っても、上記の絞り込みを行った1つの周波数帯に属する周波数を検出できない場合には、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録されている複数の周波数帯全てに対してサーチ処理を実行するようにすることも可能である。これにより、次に出現するセルが仮に異なる周波数帯を使用していたとしても、そのセルが使用している周波数帯の電波を確実に捕捉することが可能となる。
また、移動体通信端末装置(10)が定期的に実行するサーチ処理のうち、何回かに1回は、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録されている複数の周波数帯全てに対してサーチ処理を実行するようにすることも可能である。これにより、次に出現するセルが仮に異なる周波数帯を使用していたとしても、そのセルが使用している周波数帯の電波を確実に捕捉することが可能となる。
なお、上述した複数の周波数帯全てに対してサーチ処理を実行する頻度は、パラメータNによって決定するものとする。すなわち、N回に1回は、移動体通信端末装置(10)がサポートしている周波数帯全てに対してフルサーチ処理を実行し、移動先のセルの周波数帯が、移動体通信端末装置(10)が絞り込みを行った周波数帯と異なっていたとしても、移動先のセルの周波数帯を確実に捕捉できるようにする。ここで、パラメータNは、例えば、移動体通信端末装置(10)の具備する操作部(ユーザインターフェースなど)を用いて任意に設定するように構築することが可能である。
なお、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)からサーチ処理を実行すべき周波数帯を1つに絞り込めない場合、例えば、900MHzと1800MHzとの2つの周波数帯を同回数捕捉している場合などは、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)にて管理することになる『周波数捕捉時刻』を基に、最新の周波数捕捉時刻から遡って所定時間の間に、移動体通信端末装置が最も多く捕捉している方の周波数帯を選択してサーチ処理を実行するようにする。
また、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)にて管理することになる『周波数捕捉時刻』を基に、最新の周波数捕捉時刻から遡って所定時間の間に、移動体通信端末装置が最も多く捕捉している周波数帯を選択できない場合には、最新の周波数捕捉時刻から遡る所定時間を順次短くしていき、移動体通信端末装置が最も多く捕捉している周波数帯を選択してサーチ処理を実行するようにすることも可能である。
例えば、900MHz帯と1800MHz帯との捕捉回数が、最新の周波数捕捉時刻から所定時間遡った4時間前までは同じであり、移動体通信端末装置が最も多く捕捉している周波数帯を選択できない場合には、最新の周波数捕捉時刻から遡る所定時間を順次短くしていき、最新の周波数捕捉時刻から2時間前までの捕捉回数は、900MHz帯の捕捉回数の方が多いと判断した場合には、900MHzを選択してサーチ処理を実行することになる。
このように、本実施形態における移動体通信端末装置は、移動体通信端末装置が圏外状態時に実行することになるサーチ処理を、移動体通信端末装置が履歴情報として管理している複数の周波数帯(=マルチバンド)全てに対して毎回実行するのではなく、移動体通信端末装置の具備する周波数捕捉履歴情報テーブル(5)にて管理する複数の周波数帯の履歴情報を基に、移動体通信端末装置自身が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定し、該特定した周波数帯のみに絞って検索処理を実行することで、圏外状態時に実行する検索処理の時間を短縮させると共に、その検索処理時の電力消費を低減させ、移動体通信端末装置のバッテリ駆動時間の長さを増加させることが可能となる。
なお、同一事業者の場合には、近接した地域間では同一の周波数帯を用いる場合が圧倒的に多い。これは多くの国において周波数帯の使用がライセンス形式となっており、複数の周波数帯を使用することはライセンス料が高額になるためである。また、仮に、複数の周波数帯を使用する場合でも、それらの複数の周波数帯を地理的に散開して使用してしまうと、周波数帯の使用効率が低下してしまうことになるため、複数の周波数帯を地理的に散開するようなセルの設計は通常行われないのが現状である。このため、本実施形態の移動体通信端末装置を用いて、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)にて管理する複数の周波数帯の履歴情報を基に、移動体通信端末装置自身が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定し、該特定した周波数帯のみに絞って検索処理を実行することで、移動体通信端末装置が使用する周波数帯を効率的に検出することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態における移動体通信端末装置は、図5に示すように、移動体通信端末装置が捕捉した周波数の周波数帯と、周波数を捕捉した際の移動体通信端末装置の位置情報と、を履歴情報として周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録して管理し、移動体通信端末装置は、圏外状態に移行した際に、移動体通信端末装置の位置情報を取得し、該取得した位置情報から所定の領域内に位置する位置情報に関連付けて周波数捕捉履歴情報テーブル(5)にて管理されている周波数帯を抽出し、該抽出した周波数帯を基に、移動体通信端末装置が最も多く捕捉した周波数の周波数帯を特定し、該特定した周波数帯のみに絞って検索処理を実行することを特徴とするものである。これにより、移動体通信端末装置が圏外状態に移行した際に、その圏外状態に移行した位置から所定領域内で移動体通信端末装置が過去に捕捉した周波数の周波数帯を周波数捕捉履歴情報テーブル(5)から抽出し、該抽出した周波数帯を基に、移動体通信端末装置が最も多く捕捉した周波数の周波数帯を特定することが可能となるため、次に出現するセルの周波数帯をより正確に特定することが可能となる。以下、図5を参照しながら、第2の実施形態における移動体通信端末装置について説明する。
第2の実施形態における移動体通信端末装置は、図1に示す構成を基本構成とするが、GPS(Global・Positioning・System:位置測位システム)をCPU(1)と連携して機能できるように設計し、移動体通信端末装置が周波数を捕捉した際に、GPSを用いて移動体通信端末装置の現在の位置情報を取得し、該取得した移動体通信端末装置の位置情報と、移動体通信端末装置が捕捉した周波数の周波数帯と、周波数を捕捉した際の周波数捕捉時刻と、を周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録することになる。これにより、図5に示すような周波数履歴情報テーブル(5)を構成することになる。
そして、移動体通信端末装置(10)は、圏外状態に移行したと判断した場合に、GPSを用いて移動体通信端末装置の現在の位置情報を取得し、該取得した位置情報から所定の領域内に位置する位置情報に関連付けて周波数捕捉履歴情報テーブル(5)にて管理されている周波数帯を抽出し、該抽出した周波数帯を基に、移動体通信端末装置が最も多く捕捉した周波数の周波数帯を特定することになる。これにより、移動体通信端末装置(10)は、圏外状態に移行した後に、次に出現するセルの周波数帯をより正確に特定することが可能となる。
また、第2の実施形態における移動体通信端末装置(10)は、圏外状態に移行したと判断した際に、GPSを用いて移動体通信端末装置の位置情報を取得し、該取得した位置情報から最も近い距離に位置する位置情報に関連付けて周波数捕捉履歴情報テーブル(5)にて管理されている周波数帯を抽出し、該抽出した周波数帯のみに絞って検索処理を実行するように設定することも可能である。これにより、移動体通信端末装置(10)は、圏外状態に移行した後に、次に出現するセルの周波数帯をより正確に特定することが可能となる。
なお、第2の実施形態における移動体通信端末装置は、メモリ容量の許す限り、周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録する情報量を拡張し、様々な情報を周波数捕捉履歴情報テーブル(5)に記録し、移動体通信端末装置が最も多く捕捉した周波数帯を特定する際の精度を高めるように構築することも可能である。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、本実施形態の移動体通信端末装置が具備する周波数捕捉履歴情報テーブル(5)は、図3、図5に示すようなテーブル構成としたが、必ずしも図3、図5に示すようなテーブル構成である必要はなく、移動体通信端末装置(10)が圏外状態に移行する前に捕捉した周波数の周波数帯の履歴情報を記録することが可能なデータ構造となっていれば特に限定するものではなく、あらゆるデータ構造を構築することは可能である。
また、上述した実施形態では、GSM規格で定義される4つの周波数帯のみを前提に説明したが、移動体通信端末装置(10)がサポートする複数の周波数帯の数分だけ周波数捕捉履歴情報テーブル(5)を拡張し、上述した実施形態と同様の周波数帯の絞込みを行うように構築するのであれば、上述した4つの周波数帯である必要はなく、あらゆる周波数帯について適用可能である。
また、上述した移動体通信端末装置における処理動作は、ハード構成ではなく、コンピュータプログラム等のソフトウェアにより実行することも可能であり、また、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録し、その記録媒体からプログラムを移動体通信端末装置に読み込ませることで、上述した処理動作を移動体通信端末装置において実行させることも可能である。また、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からプログラムを移動体通信端末装置に読み込ませることでも、上述した処理動作を移動体通信端末装置において実行させることも可能である。
本発明にかかる移動体通信端末装置、周波数検索方法および周波数検索プログラムは、複数の周波数帯をサポートするマルチバンド対応型の移動体通信端末装置に適用可能である。
本実施形態における移動体通信端末装置の内部構成を示す図である。 GSM規格における4つの周波数帯を示す図である。 周波数捕捉履歴情報テーブル(5)のデータ構造を示す図である。 本実施形態における移動体通信端末装置の処理動作を示す図であり、隣接しないセルの間での移動体通信端末装置の移動動作を示す図である。 第2の実施形態における移動体通信端末装置を構成する周波数捕捉履歴情報テーブル(5)のデータ構造を示す図である。
符号の説明
1 CPU
2 ベースバンド信号処理部
3 RF部
4 メモリ
5 周波数捕捉履歴情報テーブル
6 電力制御部
7 バッテリ
8 アンテナ
9 その他制御部
10 移動体通信端末装置
11、12 基地局
13、14 セル

Claims (12)

  1. 移動体通信端末装置が検出した周波数を複数の周波数帯に区分して履歴情報として管理する周波数帯管理手段と、
    前記周波数帯管理手段により管理する履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定する周波数帯特定手段と、
    前記周波数帯特定手段により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索を行う周波数検索手段と、
    前記周波数検索手段により前記周波数帯に属する周波数を検出した場合に、前記周波数帯での通信を行う通信手段と、を有し、
    前記周波数帯管理手段は、前記移動体通信端末装置が検出した周波数の周波数帯と、前記周波数を検出した際の検出時刻と、を履歴情報として管理しており、
    前記周波数帯特定手段は、前記履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定し、
    前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、最新の検出時刻から遡る前記所定時間を順次短くしていき、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定することを特徴とする移動体通信端末装置。
  2. 前記周波数検索手段は、
    前記周波数帯特定手段により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索を定期的に行い、前記検索を所定回数行っても前記周波数帯に属する周波数を検出できない場合には、前記周波数帯管理手段により管理する複数の周波数帯に属する周波数を検出するための検索を行うことを特徴とする請求項記載の移動体通信端末装置。
  3. 前記周波数検索手段は、
    前記周波数帯特定手段により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索以外にも、前記周波数帯管理手段により管理する複数の周波数帯に属する周波数を検出するための検索を所定の割合で行うことを特徴とする請求項記載の移動体通信端末装置。
  4. 前記周波数帯特定手段により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索と、前記周波数帯管理手段により管理する複数の周波数帯に属する周波数を検出するための検索と、を行う所定の割合を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項記載の移動体通信端末装置。
  5. 移動体通信端末装置において行う周波数検索方法であって、
    前記移動体通信端末装置は、前記移動体通信端末装置が検出した周波数を、複数の周波数帯に区分して履歴情報として前記移動体通信端末装置の具備する記憶部に格納して管理しており、
    前記記憶部に格納して管理する前記履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定する周波数帯特定工程と、
    前記周波数帯特定工程により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索を行う周波数検索工程と、
    前記周波数検索工程により前記周波数帯に属する周波数を検出した場合に、前記周波数帯での通信を行う通信工程と、
    を、前記移動体通信端末装置が行い、
    前記移動体通信端末装置は、前記移動体通信端末装置が検出した周波数の周波数帯と、前記周波数を検出した際の検出時刻と、を履歴情報として前記記憶部に格納して管理しており、
    前記周波数帯特定工程は、前記履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定し、
    前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、最新の検出時刻から遡る前記所定時間を順次短くしていき、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定することを特徴とする周波数検索方法。
  6. 前記周波数検索工程は、前記周波数帯特定工程により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索を定期的に行い、前記検索を所定回数行っても前記周波数帯に属する周波数を検出できない場合には、前記記憶部に格納して管理する前記複数の周波数帯に属する周波数を検出するための検索を行うことを特徴とする請求項記載の周波数検索方法。
  7. 前記周波数検索工程は、前記周波数帯特定工程により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索以外にも、前記記憶部に格納して管理する前記複数の周波数帯に属する周波数を検出するための検索を所定の割合で行うことを特徴とする請求項記載の周波数検索方法。
  8. 前記周波数帯特定工程により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索と、前記記憶部に格納して管理する前記複数の周波数帯に属する周波数を検出するための検索と、を行う所定の割合を設定する設定工程を、前記移動体通信端末装置が行うことを特徴とする請求項記載の周波数検索方法。
  9. 移動体通信端末装置において実行される周波数検索プログラムであって、
    前記移動体通信端末装置は、前記移動体通信端末装置が検出した周波数を、複数の周波数帯に区分して履歴情報として前記移動体通信端末装置の具備する記憶部に格納して管理しており、
    前記記憶部に格納して管理する前記履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定する周波数帯特定処理と、
    前記周波数帯特定処理により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索を行う周波数検索処理と、
    前記周波数検索処理により前記周波数帯に属する周波数を検出した場合に、前記周波数帯での通信を行う通信処理と、
    を、前記移動体通信端末装置において実行させ、
    前記移動体通信端末装置は、前記移動体通信端末装置が検出した周波数の周波数帯と、前記周波数を検出した際の検出時刻と、を履歴情報として前記記憶部に格納して管理しており、
    前記周波数帯特定処理は、前記履歴情報を基に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定し、
    前記検出時刻を基に、最新の検出時刻から遡って所定時間の間に、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定できない場合には、最新の検出時刻から遡る前記所定時間を順次短くしていき、前記移動体通信端末装置が最も多く検出した周波数の周波数帯を特定することを特徴とする周波数検索プログラム。
  10. 前記周波数検索処理は、前記周波数帯特定処理により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索を定期的に行い、前記検索を所定回数行っても前記周波数帯に属する周波数を検出できない場合には、前記記憶部に格納して管理する前記複数の周波数帯に属する周波数を検出するための検索を行うことを特徴とする請求項記載の周波数検索プログラム。
  11. 前記周波数検索処理は、前記周波数帯特定処理により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索以外にも、前記記憶部に格納して管理する前記複数の周波数帯に属する周波数を検出するための検索を所定の割合で行うことを特徴とする請求項記載の周波数検索プログラム。
  12. 前記周波数帯特定処理により特定した周波数帯に属する周波数を検出するための検索と、前記記憶部に格納して管理する前記複数の周波数帯に属する周波数を検出するための検索と、を行う所定の割合を設定する設定処理を、前記移動体通信端末装置において実行させることを特徴とする請求項11記載の周波数検索プログラム。
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