JP4800513B2 - ネットワークを介して医療データにアクセスするための方法および装置 - Google Patents

ネットワークを介して医療データにアクセスするための方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に制御システムに関し、詳細には、医療目的で医療データにアクセスし、それを統合するための情報制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
多数の外科手順は多数の器具を用いて実施される。例えば、いくつかの腹腔鏡検査の手順は、内視鏡を保持し、移動させるためにカリフォルニア州GoletaのComputer Motion社が製造したロボット・アーム・システムを利用して実施される。外科医はまた、組織を切断するためにレーザを使用し、組織を焼灼するために電気焼灼器を使用し、外科部位を照明するためにライトを使用することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しばしば、外科医または医師は、外科手順または診療を実施する前に患者情報を読み取り、研究する必要がある。患者情報には、患者の医療履歴、薬物治療に対する反応、X線の観察または他の画像およびビデオなどが含まれる。この場合、外科医は、異なる場所にあることがある患者のファイルを再調査し、ファイルを研究し、手術室にもっていく文書をコピーする必要がある。医師はまた、無菌環境におけるそのような情報へのアクセスが困難であるので、患者情報を記憶しなければならないことがある。あるいは、医師は、手術、医療手順などの際に看護婦を利用して、情報を参照することがある。患者に関して得られた情報は、迅速かつ効率的に正しい決定を行うために正確であることが肝要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、医療手順中に医療データにアクセスし、かつ/またはそれをキャプチャするための方法および装置を含む。一実施態様では、患者に対する医療手順中に使用する手術室制御システムは、入力デバイスと、ディスプレイ・デバイスと、入力デバイスおよびディスプレイ・デバイスに結合されたコントローラとを含む。コントローラは、1つまたは複数のユーザ入力を受信し、ユーザ入力に応答して、患者情報を検索するために手術室の外にあるサーバにコマンドを送信し、患者情報をディスプレイ・デバイスに表示する。
【0005】
他の実施形態を本明細書で説明し請求する。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照すると、図1に、全体的に10で示された手術室制御システムが示されている。手術室制御システムまたは制御システム10は一般にマスタ・コントローラ12を含み、マスタ・コントローラ12は少なくとも1つのスレーブ・コントローラ14に取り付けられることが好ましい。例示的な好ましい実施形態は、マスタ・コントローラ12と、それと電気的に連絡する少なくとも1つのスレーブ・コントローラ14の両方を有するものとして示されているが、制御システム10は、以下で説明するようにマスタ・コントローラ12のみを用いて実現することができる。
【0007】
マスタ・コントローラ12は、複数の通信ポート46を介して複数のデバイス16と電気的に接続され、かつ電気的に連絡する。あるいは、マスタ・コントローラ12は、マスタ12、スレーブ14、およびデバイス16の各々の上のIRやRF信号送信機および受信機などの無線通信システムを介して任意のスレーブ・デバイスまたは特定の医療デバイスに接続することができる。これらのデバイス16のいくつかは少なくとも1つのスレーブ・コントローラ14であり、これの動作については以下で説明する。直接的に、あるいは少なくとも1つのスレーブ・コントローラ14を介してマスタ・コントローラ12に電気的に接続されるように意図された他のデバイスは、手術室環境において普通に見出されるデバイスを含んでいる。
【0008】
非限定的例の目的で、図1においてマスタ・コントローラ12に直接的に接続されるのは、電気焼灼デバイス18である。カリフォルニア州GoletaのComputer Motion社が製造し商標AESOPのもとで市販されているものなど、内視鏡を保持し移動させるためのロボット・アーム20が、少なくとも1つのスレーブ・コントローラ14の1つを介してマスタ・コントローラ12に電気的に接続される。またスレーブ・コントローラを介してマスタ・コントローラ12と電気的に連絡するのは、手術室テーブル22、注入器24、および手術室ライティング・システム26である。手術室環境において利用される任意の電気的に制御されるデバイスを、直接的に、あるいは少なくとも1つのスレーブ・コントローラ14の1つを介してマスタ・コントローラ12に取り付けることができることが想定される。
【0009】
マスタ・コントローラ12は、それに電気的に接続されるデバイスの各々のための主要ユーザ・インタフェースを用いるように構成されている。したがって、医師はより簡単かつより直接的な形で手術室環境を操作することができる。現在、手術室における各デバイスは別個のインタフェースを含んでいる。医師が各インタフェースに近接しているので、医療手順中に医師によって必要とされる変更を実現するために医師または看護婦の側のかなりの移動量が必要となる。
【0010】
例えば、医師がライトをわずかに暗くする必要がある場合、看護婦は現在、手術室のライティング・システムに接近し、ライトを暗くしなければならない。無菌状態を高めるために手術室における移動を最小限に保つために医師がそのような変更を直接的に制御できることは、かなり有利であろうし、また、医師が手術室環境またはその人の使用しているデバイスを直接的に制御するので、安全度が最大となり、手術室にいる人々の間の誤伝達に起因する誤りの量が最小になる。手術室環境における移動の最小化は、特定の無菌器具ならびに手術部位自体の汚染の危険を低減するためにさらに有利である。
【0011】
そのような制御システム10を実現するために、マスタ・コントローラ12は一般に音声制御インタフェース(VCI)32を含む。VCI32は、ユーザからの選択コマンドを受信するための手段28を含んでおり、各選択コマンドは、マスタ・コントローラ12と電気的に連絡する1つの特定のデバイスに関連付けられている。これは、制御システム10の始動時にそれと電気的に連絡するデバイスのリストのマスタ・コントローラ12に提供することによって行われる。そのようなリストをマスタ・コントローラ12に提供するためのプロセスおよびハードウェアについて以下で説明する。
【0012】
図2に示すように、VCI32はさらに、ユーザからの制御コマンドを受信するための手段30を含む。好ましい実施形態では、選択コマンドを受信するための手段28および制御コマンドを受信するための手段30は、ユーザの実際の音声を受信するためのマイクロフォン34、アナログ音声をそれのデジタル表現に変換するためのアナログ・デジタル変換器36、デジタル表現を復号化に適したデジタル表現に変換するための特徴抽出器38、およびマイクロフォン34において受信された音声が選択コマンドであったか、制御コマンドであったか、あるいはマスタ・コントローラ12によって無視される他の何らかの音声であったかどうかを判定するために、音声の変換済みデジタル表現の特徴を事前に保存されたユーザモデル41のセットと比較するためのデコーダ40などがVCI32中に共存することができる。そのような「他の音声」には、外来雑音、手術室にいる医師と別の人々との間の音声、ならびに一般に手術室にいる他の人々の音声が含まれる。
【0013】
本発明において使用されるものなどの特徴抽出器は、音声認識の分野においてよく知られている。特徴ベクトルは、Mel−Cepstrumなどの技法または線形予測を利用して特徴抽出器38によって発生されることが好ましい。そのような技法はよく知られており、またVCI32によって受信された音声を表す特徴ベクトルを展開するために特徴抽出器38中で使用されることを理解されたい。
【0014】
さらに、本出願に記載されているものなどの抽出器およびデコーダを提供する音声ソフトウェアも利用可能である。したがって音声認識のための特定の実施形態を本明細書で提示するが、VOICE BLASTERの商標のもとでCreative labs社などの売り主から購入した事前に製造された音声認識システム、Dragon Systems社が製造したDragon Dictate、またはマサチューセッツのKurzweil AI社が製造したVOICE PADを含めることによって実行することができる。これらの会社の各々はフロントエンド音声認識システムを製造している。
【0015】
デコーダ40は、Hidden Markov Modelingなどのよく知られている方法を利用して、格納されたユーザ・モデル41を特徴抽出器38の出力に一致させることによって特徴抽出器38によって生成された情報を利用する。1つのHidden Markov Model(HMM)は各音素ごとに創り出される。HMMは、特徴抽出器38からのMel−Cepstrum出力を仮定すれば、それらのそれぞれの音素を識別するように訓練される。音声認識のためのHidden Markov Modelの使用はよく知られている。
【0016】
デコーダ40によって使用される格納されたユーザ・モデル41は、VCI自体に関連付けられたメモリ44中に置くことができる。図3に示すように、そのようなメモリ44は、EPROM、PROMまたは他の何らかのプログラム可能メモリ格納デバイスとしてVCIボード46上に組み込むことができる。ただし、モデルは、ディスク、移植可能な格納媒体などの、移植可能なメモリ・デバイス45上に格納することが好ましい。データ転送時間が短縮され、かつシステムの丈夫さが高められるので、移植可能なメモリ・デバイスはPCMCIAフォーマット・カード48とすることがより一層好ましい。PCMCIAフォーマット・カードはフロッピー(登録商標)・ディスクよりもデータをよりよく保持する。さらに、現在製造されているPCMCIAフォーマット・カードの構成では、追加のプログラム・データをPCMCIAフォーマット・カード上に格納することが可能であり、また、システム変更(すなわちシステム・ソフトウェアへのアップグレードなど)を行うときにマスタ・コントローラ12にダウンロードすることが可能である。したがって、本発明の制御システム10においてそのようなPCMCIAフォーマット・カードを使用することが好ましい。
【0017】
図3にVCI32をより詳細に示す。ユーザの音声は、A/D変換器36においてデジタル化された後、特徴抽出器38に供給される。特徴抽出器38は上記のように機能する。より詳細には、特徴抽出器38は、デジタル化された信号を、復号(例えばMel−Cepstrum)に適した表現に変換する。次いでこの表現はデコーダ40に送られ、デコーダ40は、特徴抽出器38において生成された表現を、ユーザ・モデル41を含有するメモリ44上に格納されたモデルと比較する。メモリ44には、移植可能なメモリ・デバイス45からダウンロード・プロセスを介してモデル41を供給することができる。メモリ44中に格納されたモデルは、有効な発音の全セットであるか、あるいはマスタ12が認識すべき有効なワードのすべてである語彙を構成する。語彙は移植可能なデータ格納媒体41上に格納されるので、語彙は、マスタ・コントローラ12に接続すべきデバイスに応じて加えたり、引いたりすることができる。このようにすると、マスタ・コントローラ12の購入の次の日に新しい装置が購入された場合、よく知られているデータ収集技法を介して新しいワードを語彙に加えることができ、ユーザが語彙に加えるべきワードを発声し、それらが移植可能なメモリ45上のユーザ・モデル41を更新するために使用される。
【0018】
本システム10の1つまたは複数の実施形態では、1つのマスタ・コントローラ12および少なくとも1つのスレーブ・コントローラ14が設けられる。以下でより詳細に議論するそのような構成では、マスタ・コントローラまたはマスタ12が選択コマンドを受信した後、新しい選択コマンドではない、マスタ12のVCI32において受信されたすべての音声が、適切に取り付けられるスレーブ14の特徴抽出器に供給される。このようにすると、複数のデバイスをいくつかの異なるコントローラに取り付けることができ、各コントローラ中に格納された語彙をマスタ12中にダウンロードしなくて済む。マスタ12は、システム10に接続できるすべてのデバイスの語彙ならびにマスタ12に取り付けられるスレーブ14に取り付けられるのとは異なり、マスタ12に直接的に取り付けられるデバイスのコマンドの語彙しか含有しない。
【0019】
本明細書での目的では、スレーブ14と呼ばれる他のすべてのコントローラは、それに直接的に接続されているデバイスの語彙を含んでいる。例えば、図1において、1つのスレーブは制御コマンドの語彙およびロボット・アームおよび手術テーブルの選択コマンドを含んでいる。このようにすると、そのコントローラは、ユニット中に含まれるVCI中に差し込まれるマイクロフォンを有することができ、またソロ・ユニットとして働くことができる。あるいは、制御システム10の構成に応じて、そのコントローラは実際にマスタとして働くことができる。システム10全体は始動時に構成可能であり、したがって拡張可能である。あらゆるコントローラはVCIを含んでいることが好ましい。
【0020】
デコーダ40はさらに言語モデルを含有する。この用語は当技術分野においてよく知られており、以下でさらに詳細に説明する。本質的に、いくつかのワードはいくつかの順序で有効に言うことができる。言語モデルは、ワード組合せのすべての有効な可能性を表すネットワークを展開し、抽出されたベクトルをネットワーク中の各パスに沿って復号することによって実現される。どのパスが入来音声に一致する最高の確率を有しようとも、そのパスに関連付けられた情報はデコーダ40によって選択される。さらに、本発明を実行するために、無音パスが利用可能であり、認識されないコマンド・パスも用意されていることを理解されたい。したがって、ユーザが発声しても、有効なコマンドが与えられないならば、システム10は応答しない。
【0021】
図5に、ロボット・アーム20の適切な動作のための1つの例示的な言語モデルを示す。そのような言語モデルは、マスタ・コントローラ12と電気的に連絡する各デバイスごとに開発される。デバイスはマスタ・コントローラ12と無線通信することができる。言語モデルをそれらのそれぞれのコントローラ中の各デバイスごとに格納することが好ましい。例えば、デバイスがスレーブ14に直接的に接続されている場合、デバイスの制御言語モデル(デバイスを制御するために使用される言語を含有する言語モデル)がスレーブVCI中に格納される。デバイスがマスタ12に直接的に接続されている場合、制御言語モデルはマスタ12のVCI中に含まれる。スレーブに接続されるのとは異なり、マスタ12に直接的に接続することができるすべての可能なデバイスについて、選択言語モデルをマスタ12中に格納しなければならないことを理解されたい。したがって、任意の時間にどんなデバイスがシステムに接続されるかに応じて、ユーザは、接続されているデバイスのいずれかから選択することができる。デバイスが接続されていない場合、システムは始動時にこれを認識し、デバイスがそこになければそれへのアクセスを試みない。これについて以下でより詳細に議論する。
【0022】
デバイスがマスタ・コントローラ12に直接的に接続されている場合、デバイスを制御するための言語モデルをVCI自体かあるいは移植可能なメモリ45の中に格納することが好ましい。この構成の利点を、制御システム10の始動に関して以下に示す。
【0023】
マスタ12に直接的に接続されているデバイスの選択コマンドが与えられた場合、情報はマスタ12中のデコーダに送られ、デコーダ40は情報のパケット52を発生する。パケットは、動作すべきデバイスのアドレス、特定の動作を表すコード、およびパケット52が様々なバスを介して転送される際に、データが破損しないことを保証するチェックサムを含んでいる。そのような情報パッケージングはよく知られているが、上記の特定のパッケージは今まで、複数の医療デバイスのうちの1つを制御するために利用されていない。チェックサムを使用したデータ・チェックも当技術分野においてよく知られている。
【0024】
デコーダ40は、有効な選択コマンドを復号する際、デバイスに関係するルックアップ・テーブル中に格納されているデバイスのアドレスを活動化させる。これは次のようにして行われる。始動時あらゆるコントローラは、マスタ12であろうがスレーブ14であろうがその通信ポートのアドレスを知っている。それは、デバイスがそれに接続されているかどうかを確かめるために各通信ポートに問合せを送る。そうすると、デバイスに接続されたアダプタがデバイスの名前およびそれが適切に機能しているという指示を指定する。そのようなアダプタは電気技術分野においてよく知られており、したがって本明細書ではさらに議論しない。あらゆるスレーブ・コントローラは、アドレスおよび関連するデバイス・コードまたは名前のルックアップ・テーブルを確立する。デバイス・コードまたは名前はマスタ12に送信され、マスタ12は、すべてのデバイスおよび関連するスレーブ・コントローラがマスタ12に接続されるポートの対応するアドレスを含んでいる。
【0025】
利用可能なすべてのデバイスのアドレスは最初、特定のアドレスを活動化させるか、あるいはそのアドレスを利用可能にするためにマルチプレクサを使用することができるように、VCIに関連付けられたメモリ中に格納される。このようにすると、それが識別することができるマスタ12は、有効な選択コマンドを受信した後、選択されたデバイスがスレーブ・コントローラに接続されている場合に適切なスレーブ・コントローラのVCIにすべての制御コマンドを送る。選択されたデバイスがマスタ12に直接的に接続されている場合、制御コマンドがマスタ12のデコーダ40中に供給され、制御情報パッケージが生成され、マスタ12の中央プロセッサ44を介してデバイスに送られる。このようにして、スレーブのVCIは制御信号が供給され、スレーブへの入力が送られるA/D変換器から受信されたかのようにそれらの信号を処理する。あらゆるスレーブは1つのマスタに取り付けることができ、そのマスタは別のマスタに取り付けることができ、したがって、マイクロフォンが取り付けられた1つのマスタにすべてのスレーブが接続されているスレーブのデイジーチェーンが得られる。
【0026】
VCI32に加え、マスタ・コントローラ12は、VCI32で受信された選択コマンドによって指定されたデバイスに制御信号を送るための手段42も含む。図4に、1つのスレーブ・コントローラと2つの医療デバイスとを有し、それらと電気的に連絡するマスタ・コントローラ12を示す。マスタ・コントローラは、VCI32ならびに、制御信号を送るための手段42を含む。一旦、音声が抽出され、それが選択コマンドまたは制御コマンドに復号化されると、特有のコマンドがマスタ・コントローラ12の中央プロセッサ44に送信される。
【0027】
好ましい実施形態では、制御信号を送るための手段42は、マスタ・コントローラ12の中央プロセッサ44に組み込まれる。送るための手段42は、基本的にアドレス可能なマルチプレクサであり、各デバイスに対するアドレス、および、デバイスが接続されている複数の通信ポート46のデバイスに関連付けられた1つの通信ポート46のメモリを有する。アドレスがデコーダ40に格納されている場合、中央プロセッサ44は、そのメモリと通信する。
【0028】
送るための手段42は、情報のパケット50または制御信号の情報がスレーブ14に送信されるべき場合は、その情報を複数の通信ポート46のどれに向けるかをチェックし、次いでその情報を複数ポート46の所望の1つに向ける。
【0029】
アドレスとその関連付けられたポートは、システム始動時にマスタ12にアップロードする。この手順はソフトウェアに埋め込まれており、このような手順は当技術分野ではよく知られている。
【0030】
例えば、図4では、電気焼灼デバイス18は、マスタ・コントローラ12にアドレスを送信する。アドレスは、複数の通信ポート46の1つで受信され、そのアドレスは、関連付けられた通信ポート番号と共にメモリに保存される。有効な選択コマンドが、移植可能メモリに格納されていることが理解されよう。マスタに直接に接続されているデバイスに関しては、言語モデルは、マスタ12のメモリまたは移植可能メモリに格納することができる。スレーブ14に直接に接続されているデバイスに関しては、言語モデルは、関連付けられたスレーブに格納される。この方法では、始動時に、スレーブが、各デバイスのアドレスとそのデバイスの名前(すなわち、デバイスを構成するコード化された音素)とをマスタ12に送信するので、マスタ12は、システムに接続されているすべてのデバイスを認識する。デバイスの名前がマスタにアップロードされ、その結果、マスタ12では選択コマンドの有効性を実現することができる。しかし、制御コマンドの有効性に関する言語モデルは、マスタ12への送信に時間が掛かり、制御システム10の速度を低下させるので、マスタ12には送信されない。したがって、マスタ・コントローラ12は、実際には、関連するデバイスを操作するために必須の文法のサブセットを含むが、その言語モデルは、デバイス名だけに限定される。制御コマンドの有効なシーケンスに関する情報(すなわち、それらの制御言語モデル)は、それらが接続されている各スレーブ・コントローラに格納されている。勿論、デバイス14がマスタに直接に接続さている場合、言語モデルは、本明細書で説明したように、マスタ12に格納される。
【0031】
本発明による制御システム10は、非常に簡単な方法で手術室を構成、および再構成する方法を提供する。さらにシステム10は、ユーザが、制御するデバイスを選択することができ、次いで、引き続きそのデバイスを制御することができる直観(intuitve)インタフェースも備えている。システムは、特有のデバイスに対して受信した制御コマンドが確実に有効であるようにチェックする。
【0032】
さらに、システム10は、複数のデバイス16の特有の1つと、スレーブまたはマスタ12との中間に置かれたアダプタ52を含む。アダプタ52は、それぞれのスレーブ14またはマスタ12に、デバイスのアドレスを示す信号を送信し、接続されているコントローラから送信された制御信号を、その送信先の特定デバイスによって理解される信号に変換する。このようなアダプタは、容易に構築され、当技術分野ではよく知られている。さらに、そのようなアダプタは、それぞれのスレーブ14またはマスタ12のどちらかに含まれても、複数のデバイス16の特定の1つ自体に取り付けられてもよい。アダプタ52をデバイス16に取り付けることは、デバイスが任意のポートに接続することができるので非常に有利である。その際、アダプタがコントローラ12、14の内部に接続される場合は、専用に設計された特有のデバイスは、複数の通信ポート46の特有の1つに接続されなければならない。
【0033】
システムに新しいデバイスが追加される場合、またはシステム・ソフトウェアに改良またはアップグレードが行われる場合、そのような変更は、ユーザの音声モデルを格納するカードのような、PCMCIAフォーマット・カードに組み込むことができる。カードは同じインタフェースに挿入することができるが、システム・ソフトウェアは、マスタを分解することを必要とせずにアップグレードを行うようにマスタにアップロードすることができる。これは、PCMCIAフォーマット・カードにシリアル・インタフェースを組み込むことによって達成される。したがって、中央プロセッサ44は、さらに、始動時に、PCMCIAフォーマット・カードによって供給中のデータをチェックすることによって実行されるシステムのアップグレードがあるかどうかもチェックする。シリアル・インタフェースのアクティビティをチェックすることはよく知られているが、シリアル・インタフェースを1つのPCMCIAフォーマット・カードに組み込むことは従来は知られていない。したがって、この組合せは新規のようである。さらに、その様なPCMCIAフォーマット・カードに音声モデルを組み込むことも従来では知られていなかった。
【0034】
1つまたは複数の実施形態では、少なくとも1つのスレーブ14は、事実上、マスタ・コントローラ12に類似している。さらに、複数のスレーブ14のそれぞれに完全なVCIを含めることができ、その結果、各スレーブ14はマスタとして動作することができる。好ましくはないが別法として、スレーブは特徴抽出器を含めることができず、各特有のデバイスの操作に関する言語モデル(すなわち制御コマンド)のサブセットだけを含んでもよい。コマンドが送信されるべき特定アドレスをスレーブがマスタ・コントローラから受信し、それが実際にコマンドであるので、スレーブではこれだけでよい。したがって、スレーブは、それが確実に特定デバイスに対して有効なコマンドであることをチェックするだけでよい。この方法で、デバイスは直接的にマスタに接続されることができ、またはマスタ12と通信しているスレーブと接続することができる。
【0035】
システム10は、ビデオ・モニタ86やスピーカ88が含まれる出力手段を含むことができる。スピーカは、D/Aコンバータ90を介してVCI32に組み込むことができ、したがって、システムは、ユーザが特有のデバイスの操作や選択において犯したあらゆるエラーをユーザに伝達することができる。さらに、出力手段は、システム・エラーや特有デバイスの誤動作を伝達することもできる。そのような情報は、各特有のアダプタに含まれており、そのアダプタに接続されているデバイスに特有のものである。そのような伝達は、聴覚的または視覚的のどちらかで表示されるマスタに送信されることが理解されよう。本発明によるシステムおよびコントローラは、さらに、フット・コントローラ、ハンド・コントローラ、または他のよく知られているコントローラを含むことができる。それらのコントローラはそれぞれに、参照として本明細書に組み込まれた特許出願で説明されているように、マスタまたはスレーブのどちらかに接続されている任意のデバイスを制御するために使用することができる。したがって、VCIは、特定のデバイスを選択するためだけに使用することができ、一旦選択されると、そのデバイスは、よく知られているコントローラの1つによって制御することができる。最終的に、そのようなシステムの融通性は、コストを低減することができ、外科手順の安全性を向上させることができる。
【0036】
システム10は、ネットワーク・ゲートウェイ500を介して病院のコンピュータ・ネットワークへの接続を含めることができる。病院ネットワークは、事実上、すべての病院によって実施されており、患者の記録の電子ストーレッジならびにスケジューリングおよび財務情報を提供する。
【0037】
ネットワーク・ゲートウェイ500は、IBM互換機などのパーソナル・コンピュータ、またはMicrosoft Internet Explorer、Netscape Communicatorなどのウェブ・ブラウジング・ソフトウェアまたは他の知られているウェブ・ブラウジング・ソフトウェアを実行する他の知られているパーソナル・コンピュータであることが好ましい。
【0038】
病院ネットワークに接続することによって、病院のコンピュータ端末で使用可能な患者情報は、手術室でも使用可能になる。したがって、患者データにアクセスするための語彙は、使用されるために、制御システムに提供されなければならない。そのような語彙の例としては、コマンド「get」、「load」、「display」が挙げられる。提供することができるデータには、限定的ではないが、X線、患者の医療履歴、MRI、血管造影、およびCATスキャンが含まれる。
【0039】
ウェブ・ブラウザを使用することによって、患者のデータを、ゲートウェイに接続されているモニタ510または直接にモニタに表示されるフォーマットで、ゲートウェイ500に送信することができる。これは、前記ですでに開示した電気的接続によって達成される。
【0040】
患者データをウェブで閲覧可能なフォーマット、基本的にはHTMLまたは他のよく知られているウェブ・フォーマットで表示することを達成するために、データはしかるべきフォーマットでゲートウェイ500に提供されなければならない。基本的にURLで構成されるアクセス・ポートは、ウェブ・ブラウザが患者情報を得るための位置を提供する。このURLは、病院ネットワークにインタフェースを提供する。
【0041】
図6に、本発明の別の実施形態による制御システム100のブロック図を示す。制御システム100は、手術室、診療室、または手術、治療、診察などが施される他の場所でアクセスされ、使用される。説明のために、制御システム100は、手術室のセッティングに関して説明されており、したがって手術室制御システムと呼ばれる。制御システム100は、オペレータ(外科医、看護婦、技術者など)が、手術室のデバイスを制御し、患者の記録および情報を検索し、閲覧し、操作し、手術や検査などの前後およびその最中に患者に関する情報(ノート、X線、写真など)を格納し、テレビ会議や遠隔手術を行うことなどができる。
【0042】
図6を参照すると、手術室制御システム100には、「N」を正の整数として、それぞれの通信ポート1181〜118Nを介して複数の手術室のデバイス1141〜114Nに結合されたマスタ・コントローラ110を含む。通信ポート1181〜118Nは、シリアル・ポート、パラレル・ポート、高速シリアル・バスなどおよびそれらの組合せのあらゆるタイプの通信ポートを含むことができる。手術室のデバイス1141〜114Nは、ロボット・アーム、電気焼灼デバイス、手術台、手術室のライト、吸入器、カメラなどの、前述のあらゆる手術室のデバイスを含むことができる。
【0043】
マスタ・コントローラ110は、外科医、医師、看護婦などに情報(例えば、手術室のデバイスの状況、内視鏡によって撮影されたビデオなど)を表示するためにディスプレイ・デバイス128に結合される。マスタ・コントローラ110には、上記で説明し、図2に示す選択コマンドおよび制御コマンドを、マイクロフォン/ヘッドセット124などの入力デバイスから受信するためのVCI122も含まれる。一実施形態では、マスタ・コントローラ110には、プロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ)、メモリ(ランダム・アクセスおよび不揮発性)、通信回路などが含まれる。オペレーティング・システムは、可聴コマンドが本明細書で論じたような様々なタスクを実行するために、音声認識プロセッサを実行することができる。
【0044】
マスタ・コントローラ110は、通信ポート118と通信回線130を介してスレーブ・デバイス132にも結合される。一実施形態では、スレーブ・デバイス132はマスタ・コントローラ110によって要求されたアクションとタスクを実行するデバイスであり、プロセッサ(例えばマイクロプロセッサ)、メモリ、ディスプレイ・カード(例えばネットワーク・インタフェース・カード)、および1つも図示されていない当業者に知られている他の構成要素を含む。スレーブ・デバイス132は、以下で説明する患者情報、画像、ファイルなどを表示するためのディスプレイ136に結合される。スレーブ・デバイス132は、マスタ・コントローラ110によって要求される患者情報を検索し、格納し、かつ表示するために、他の「手術室デバイス」としてしか動作できない。マスタ・コントローラ110は、シリアル・ポート、パラレル・ポート、ネットワーク接続、モデム、高速シリアル・バス、無線周波数接続および赤外線接続を介してスレーブ・デバイス132に結合することができる。
【0045】
本明細書で説明するスレーブ・デバイス132の機能は、マスタ・コントローラ110によって部分的にも全体的にも実行することができることに留意することが重要である。その場合、患者情報は、ネットワーク136から直接に検索され、ディスプレイ128に表示される。
【0046】
スレーブ・デバイス132は、マスタ・コントローラ110と通信し、患者情報、画像などを検索し、ディスプレイ136に表示し、格納するために、Windows(商標)またはLinux(商標)などのオペレーティング・システムを実行し、1つまたは複数のアプリケーション・プログラム、モジュール、および/またはドライバを実行する。一実施形態では、スレーブ・デバイスは、ネットワーク(例えばインターネット、イントラネットなど)を介して医療記録にアクセスするために、Internet Explorer(商標)、Netscape Navigator(商標)などのウェブ・ブラウザ・プログラムを実行する。
【0047】
スレーブ・デバイス132は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)など、またはそれらの組合せであることができるネットワーク136に結合される。ネットワークによって使用されるプロトコルは、TCP/IPまたは他の適切なプロトコルを含むことができる。「P」を正の整数として、ネットワーク136には、特にサーバ1401〜140Pが結合される。サーバ1401〜140Pは、1つまたは複数の専用サーバ、所属コンピュータ、およびそれらの組合せであってよい。1つまたは複数のサーバおよび/またはコンピュータは、特にMR、CT、X線、スチルフレーム・ビデオ、ムービング・ビデオ、超音波映像、患者の記録、スケジューリング、財務情報、および在庫(例えば、設備の使用)を含む患者情報を含むデータベースを各々に含むことができる。データは、外科医、医師、看護婦、技術者などによって、放射線診断、病理処理、手術、検査などの最中にキャプチャすることができる。例えば、1つのサーバを患者のX線の格納専用にし、別のサーバを患者の記録などの格納専用にすることができる。サーバ1401〜140Pは、物理的に、病院、医療センタなどの中に置かれるてもよい。さらに、1つまたは複数のサーバ1401〜140Pは、保健機関、付属機関などの異なる場所に置くことができるが、ネットワーク136などの閉鎖ネットワークを介してアクセス可能である。
【0048】
スレーブ・デバイス132をネットワーク136に接続することによって、患者情報は、手術、検査などの最中を含めて、常時、マスタ・コントローラ110による検索のために使用可能になる。
【0049】
マスタ・コントローラ110は、スレーブ・コントローラ132を介して、様々なソースからの患者情報に可聴的にアクセスするための言語モデル(または語彙)をも含む。そのような使用可能な可聴コマンドには、限定または制限はしないが一例として、「get」、「load」、「display」、「rotate」、「store」などが挙げられる。検索し閲覧すべき、患者の記録を識別し、画像を拡大または縮小し、輝度と明度を調整し、次の画像のために次ページを見たり、前の画像のために前ページを見るために、自然言語の音声コマンドを使用することもできる。外科医は、手術や検査の最中を含めて、常時、画像やビデオをキャプチャし格納したり、音声を記録し格納したり、テキストを可聴的に格納することができる。格納された情報は、次いで、患者情報の一部として、1つまたは複数のサーバ1401〜140Pに「アップロード」することができる。マスタ・コントローラ110および/またはスレーブ・デバイス132は、格納された情報のタイプ(例えばX線、患者情報など)を区別し、異なるタイプの情報を異なるサーバにアップロードするためのソフトウェアおよび/またはハードウェアを含むことができる。
【0050】
スレーブ・デバイス132は、インターネットや他のネットワークなどのネットワーク・クラウド148を介して通信するためのゲートウェイ/ファイアウォール144に結合することもできる。ゲートウェイ/ファイアウォール144は、ネットワーク136内のトラフィックを制御し、外部のネットワーク・クラウド148へのアクセスを実現するコントローラ(図示せず)を含む。ゲートウェイ/ファイアウォール144は、また、1つのプロトコルから別のプロトコルへの変換やルーティング機能なども実行する。ネットワーク・クラウド148には、1つまたは複数の遠隔サーバ1521〜152Q(Qを正の整数として)も結合されている。遠隔サーバ1521〜152Qは、1つまたは複数の遠隔の病院、保健機関、および/または専用の場所(例えば中央データベース)に置くことができる。したがって、医師は、患者に心臓弁の緊急手術を施しながら、患者が以前に通院していた病院からの患者情報(例えば、患者の心臓弁の写真)を得ることができる。スレーブ・デバイス132は、マスタ・コントローラ110の命令下で、1つまたは複数の遠隔サーバ1521〜152Qから患者情報を検索し、患者情報をそこに格納することができる。
【0051】
ウェブ・ブラウザを使用することによって、患者情報は、ディスプレイ136またはマスタ・コントローラ110に結合されているディスプレイ128のどちらかによって、ウェブで閲覧可能なフォーマットで表示するフォーマットでスレーブ・デバイス132に送信することができる。
【0052】
ハイパー・テキスト・マークアップ言語(HTML)または他のよく知られているウェブ・フォーマットを使用した、ウェブで閲覧可能なフォーマットによる患者情報の表示を達成するために、データはそのフォーマットでスレーブ・デバイス132に提供される。基本的に1つまたは複数のURLから構成されているアクセス・ポートは、ウェブ・ブラウザが患者情報を得るための位置を提供する。1つまたは複数のURLは、ネットワーク136およびネット・クラウド148にインタフェースを提供する。ウェブ・ブラウザは、より具体的な情報への音声活動化リンクを使用して、医療記録、画像などのインデックスを表示することができる。
【0053】
図7に、マスタ・コントローラ110と、手術室デバイス1141〜114Nと、スレーブ・デバイス132との間の論理接続を示す。図7を参照すると、マスタ・コントローラ110は、それぞれのモジュール1701〜170Nを介して手術室デバイス1141〜114Nに結合されており、モジュール174を介してスレーブ・デバイス132に結合されている。モジュールは、マスタ・コントローラ110と手術室デバイスとの間、およびマスタ・コントローラ110とスレーブ・デバイス132との間で信号および/またはコマンドを変換するソフトウェア・ブロックまたはドライバである。一実施形態では、モジュールは、マスタ・コントローラ110からの信号を、特定の手術室デバイスまたはスレーブ・デバイスの特定フォーマット(例えば、プロトコル、タイミングなど)に、またその逆に変換するドングル(dongle)である。したがって、モジュールは、制御されているデバイスによって異なる場合がある。モジュール1141〜114Nの各々は、デバイスが動作可能なことを確認するために、制御されているデバイスを連続的に「ping」すなわち監視する。これにより、マスタ・コントローラ110は、デバイスが誤動作したかどうかを迅速に判定することができ、手術室環境では重要なことのあるプロンプト通知を提供することができる。別の実施形態では、モジュール1141〜114Nは、ハードウェア・デバイスであっても、ハードウェア・デバイス/ソフトウェア・デバイスの組合せであってもよい。この際、ハードウェア・デバイスは、信号、タイミングなどの変換を実行するための回路を含む。
【0054】
図8に、マスタ・コントローラ110をスレーブ・デバイス132にインタフェースするモジュール174の論理接続を示す。マスタ・コントローラ110は、サービス要求またはサービス・コマンド210を発行する。マスタ・コントローラ110によって受信された音声コマンドがスレーブ・デバイス132に情報を照会するための認識されたコマンドである場合、マスタ・コントローラ110は、サービス要求210(例えば、「血管造影情報を得よ」)をモジュール174に転送する。モジュール174は、コマンドをスレーブ・デバイスによって認識されるフォーマットに変換しかつ/または処理し、スレーブ・デバイス132に、トリガ・コード・コマンド214を転送する。スレーブ・デバイス132は、そのコマンドを受信し、処理する。スレーブ・デバイス132は、次いで、要求や検索された情報などの状況を示す状況コマンド218をモジュール174に返送する。モジュールは、代わりに、状況を示す状況コマンド222をマスタ・コントローラ110に送信する。例えば、患者の血管造影情報が使用可能でない場合、状況はその情報を示す。スレーブ・デバイス132は、血管造影情報が使用可能でないことを示すために、血管造影情報に関するディスプレイ126(図6)の任意の部分を非活動化することもできる。マスタ・コントローラ110は、スレーブ・デバイス132の操作可能状況を得るために、スレーブ・デバイス132に頻繁に(例えば、短い間隔で)コマンドを送信する。
【0055】
図9に、本発明の一実施形態によるスレーブ・デバイス132の論理ブロック図を示す。図9を参照すると、スレーブ・デバイス132は、モジュール174(図8)からトリガ・コードを受信し、そこに状況情報を送信するシリアル・ポート・イベント・ハンドラ240を含んでいる。イベント・ハンドラ240は、受信したトリガ・コードをグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)と制御論理ブロック244に転送する。GUIと制御論理ブロック244は、コマンドをハイパーテキスト・ダイナミック構文解析モジュール248に送信し、そこから、ネットワーク136(例えば、イントラネット)および/またはネットワーク・クラウド148(例えばインターネット)上に置かれる1つまたは複数のサーバに要求を送信する。一実施形態では、サーバからスレーブ・デバイス132に送信された情報はハイパーテキスト・フォーマットである。ハイパーテキスト・ダイナミック構文解析モジュール248は、1つまたは複数のサーバからハイパーテキスト・データを受信し、そのデータを画像、テキスト(例えば、患者記録)、ビデオ・クリップ、ダイナミック・リンクなどに構文解析し、構文解析された情報をGUIと制御論理ブロック244に転送する。GUIと制御論理ブロック244は、その情報をディスプレイ136に表示するためにその情報をブラウザ・ドライビング・モジュール252に駆動する。
【0056】
GUIと制御論理ブロック244には、GUIと制御論理ブロック244に構成情報を提供するドライバ情報構文解析モジュール256も結合されている。モジュール256は、初期化中に一度ロードされる。モジュール256は、構成またはデバイス資源ファイルから情報を検索し、その情報をGUIと制御論理ブロック244に転送する。構成情報は、使用可能な音声コマンド、ディスプレイ136に表示されるべきメニュー構造、タイミング要件などの使用可能な資源を示す。
【0057】
GUIと制御論理ブロック244は、トリガ・コードを受信し、現行の患者に基づくコードを変換し、コマンドをサーバ(例えば、患者#2100、血管造影)に転送する。サーバはコマンドを受信し、患者#2100に関する血管造影情報をデータベースから検索し、もしその情報がある場合はその情報を返送する。構文解析モジュールはその情報を構文解析する。
【0058】
図10に、本発明の別の実施形態によるシステム300のブロック図を示す。図10を参照すると、システム300は、図6のスレーブ・デバイス132を備えるスレーブ・デバイス310を含む。マスタ・コントローラ110、手術室デバイス1141〜114N、ディスプレイ・デバイス128および136、およびマイクロフォン/ヘッドセット124などの他のデバイスは、明瞭化のために示していない。マスタ・コントローラ110がスレーブ・デバイス132の機能を実行する一実施形態では、スレーブ・デバイス310はマスタ・コントローラ110(図6)を備える。システム300は、ネットワーク315全体に分散した医療データにアクセスできるように展開されており、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、直接接続、またはそれらの組合せを表わしている。
【0059】
システム300はネットワーク315に結合されているインデックス・サーバ320を含む。インデックス・サーバ320は、スレーブ・デバイス310からの特定患者に関する医療データに関する照会を受け入れ、その特定患者に関して使用可能な記録の参照リストを提供する。スレーブ・デバイス310とインデックス・サーバ320は、同一の病院内、一群の病院内、又はそれぞれから遠隔に置かれることができる。医療データは、電子的医療記録サーバ3251〜325R(Rを正の整数として)の離散的セットから派生する。サーバ3251〜325Rは、それぞれから遠隔に置くことができる。例えば、サーバ3251〜325Rを、病院、医療センタ、中央医療データのデータベースなどの1つまたは複数に局部的におよび/または全体的に配置することができる。
【0060】
参照される医療データは、写真(スチルまたはムービング)データ、テキストによるデータ、聴覚データ、または他の患者のデータを含めてあらゆる種類である。一実施形態では、インデックス・サーバ320はスレーブ・デバイス310から要求を受信し、置かれている患者データの結果を反映するHTMLプロトコルによって応答する。さらに、インデックス・サーバ320は、そのようなデータのスレーブ・デバイス310による表示を容易にするためにHTMLプロトコルで特定のデータをフォーマットすることができる。
【0061】
本発明は、方法、装置、システムなどとして実施することができる。ソフトウェアで実施される際、本発明のエレメントは、必須のタスクを実行するために、基本的にコード・セグメントである。プログラムまたはコード・セグメントは、プログラム可読媒体に格納したり、伝送媒体または通信リンクを介して搬送波に実施されたコンピュータ・データ信号によって送信されたりする。「プログラム可読媒体」は、情報を格納したり転送したりできる任意の媒体を含むことができる。プログラム可読媒体の一例として、電子回路、半導体メモリ・デバイス、ROM、フラッシュ・メモリ、消去可能ROM(EROM)、フロッピー・ディスク、CD−ROM、光ディスク、ハードディスク、光ファイバ媒体、無線周波数(RF)リンクなどが挙げられる。コンピュータ・データ信号には、電子ネットワーク・チャネル、光ファイバ、大気、磁気、RFリンクなどの伝送媒体を介して伝搬することができる任意の信号が含まれる。
【0062】
特定の例示的実施形態を説明し、添付の図面に示したが、当業者には他の様々な変形形態が実行されるので、このような実施形態は、例示的なものにすぎず、幅広い発明を制限するものではなく、本発明は、図示および説明した特定の構成および配置に限定されるものではないことが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるスレーブ・コントローラと手術室デバイスの両方と電気的に連絡するマスタ・コントローラのブロック図である。
【図2】音声制御インタフェースの例示的なブロック図である。
【図3】音声制御インタフェース・カードの例示的な概略図である。
【図4】マスタ・コントローラの例示的な概略図である。
【図5】デバイスを動作させるための文法の例示的なツリー図である。
【図6】本発明の別の実施形態による、制御システムのブロック図である。
【図7】マスタ・コントローラと、スレーブ・デバイスを含んでいる手術室デバイスとの間の論理接続を示す図である。
【図8】マスタ・コントローラをスレーブ・デバイスにインタフェースするモジュールの論理接続を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態による、スレーブ・デバイスの論理ブロック図である。
【図10】本発明の別の実施形態による、システムのブロック図である。
【符号の説明】
10 手術室制御システム
12 マスタ・コントローラ
14 スレーブ・コントローラ
16 デバイス
32 音声制御インタフェース
34 マイクロフォン
36 アナログ・デジタル変換器
38 特徴抽出器

Claims (9)

  1. 複数の医療デバイスと、
    医療デバイスのうち1つを選択するための音声による選択コマンド、または前記医療デバイスのうち1つを制御するための音声による制御コマンド、または患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドのいずれかに対応する音声入力を受信するように構成された入力デバイスと、
    ディスプレイ・デバイスと、
    前記医療デバイスと、前記入力デバイスと、前記ディスプレイ・デバイスに結合されたコントローラであって、前記コントローラは、受信した音声入力が前記音声による選択コマンドか、医療デバイスのうち1つを制御するための音声による制御コマンドか、或いは患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドかを判定する、コントローラと、を含み
    前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドは患者記録情報を含み、前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドの受信に応答して、前記コントローラは前記患者記録情報に関連した患者情報を取り出すため、サーバにコマンドを送信し、前記コントローラは前記サーバから取り出した患者情報を受信し、前記コントローラは前記取り出した患者情報をディスプレイ上に表示するために出力し、
    前記音声による選択コマンドは、前記医療デバイスのうちの1つの医療デバイスを選択し、前記選択コマンドの受信に応答して、前記コントローラは前記医療デバイスのうちの選択された1つに対し受信した制御コマンドを送信し、
    前記制御コマンドの受信に応答して、前記選択された医療デバイスは患者に処置を施したり、あるいは前記医療処置が行われている室内環境を変更し、
    オペレータが前記選択された医療デバイスを直接制御して医療処置を行っている間に、前記コントローラはディスプレイ・デバイスに表示するための取り出した患者情報を出力することを特徴とする患者に医療処置をする間に使用する制御システム。
  2. アプリケーション・プログラムを含んだメモリと、
    プロセッサと、
    から構成され、前記プロセッサは前記アプリケーション・プログラムを実行してウェブ・ブラウズ可能なフォーマットでディスプレイ・デバイス上に前記患者情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記コントローラは、医療処置中に新しい患者のデータをキャプチャし、
    前記コントローラは、前記新しい患者のデータを医療処置が行われている室外に配置されたサーバへ送信することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  4. 前記新しい患者のデータは、前記入力デバイスを介してキャプチャされた処置に関する音声ノートを有することを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
  5. 言葉により医療デバイスを制御し、医療処置が施されている間に患者情報を取り出すための制御システムによる方法であって、前記方法は、
    患者記録情報を含む音声によるコマンドを前記制御システムのオペレータから受信するステップと、
    患者のデータにアクセスするための前記コマンド受信に応答して、前記患者記録情報に関連する患者情報を取り出すためのコマンドを送信するステップと、
    前記取り出した患者情報を受信するステップと、
    前記取り出した患者情報を前記制御システムの前記オペレータに表示するために出力するステップと、
    前記取り出した患者情報を出力する間、前記医療デバイスのうちの1つを選択するための音声による選択コマンドを前記制御システムの前記オペレータから受信するステップと、
    前記取り出した患者情報を出力する間、前記選択された医療デバイスを制御するための音声による制御コマンドを前記制御システムの前記オペレータから受信するステップと、
    前記選択コマンドの受信に応答して、前記選択された医療デバイスに対し、前記受信した制御コマンドを送信するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  6. 前記医療処置中に新しい患者のデータをキャプチャするステップと、 前記医療処置が施されている室外に配置されたサーバに新しい患者のデータを送信するステップと、
    をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 複数の医療デバイスと、
    医療デバイスのうち1つを選択するための音声による選択コマンド、または前記医療デバイスのうち1つを制御するための音声による制御コマンド、または患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドのいずれかに対応する音声入力を受信するように構成された入力デバイスと、
    ディスプレイ・デバイスと、
    スレーブ・コントローラと、
    前記医療デバイスと、前記入力デバイスと、前記ディスプレイ・デバイスと、前記スレーブ・コントローラに結合されたマスタ・コントローラであって、前記マスタ・コントローラは、受信した音声入力が、前記音声による選択コマンドか、医療デバイスのうち1つを制御するための音声による制御コマンドか、或いは患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドかを判定する、マスタ・コントローラと、
    を含み
    前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドは、患者記録情報を含み、前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドの受信に応答して、前記マスタ・コントローラは受信した前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドを復号化せずに前記スレーブ・コントローラに送信し、前記復号化されていない前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドの受信に応答して、前記スレーブ・コントローラは前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドを復号化し、前記患者記録情報に関連した患者情報を取り出すため、サーバにコマンドを送信し、前記スレーブ・コントローラは前記サーバから前記取り出された患者情報を受信し、前記スレーブ・コントローラは、前記ディスプレイ・デバイス上に表示するため前記取り出された患者情報を出力し、
    前記選択コマンドは医療デバイスのうち特定の1つを選択し、前記選択コマンドの受信に応答して、前記マスタ・コントローラは、前記選択コマンドによって選択された医療デバイスに対し、受信された制御コマンドを送信し、前記選択された医療デバイスは前記制御コマンドの受信に応答して、患者への医療処置を行ったり、または前記治療が行われている室内環境を変更し、
    オペレータが前記選択された医療デバイスを直接制御し、患者への医療処置を行っている間に、前記スレーブ・コントローラは前記ディスプレイ・デバイス上に表示するための前記取り出した患者情報を出力することを特徴とする、患者に医療処置を施している間に使用される制御システム。
  8. ある1つの医療デバイスに関する音声によるコマンド、または患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドのいずれかに対応する音声入力を受信するように構成された入力デバイスと、
    ディスプレイ・デバイスと、
    スレーブ・コントローラと、
    前記入力デバイスと、前記ディスプレイ・デバイスと、前記スレーブ・コントローラに結合されたマスタ・コントローラであって、前記マスタ・コントローラは、受信した音声入力が前記ある1つの医療デバイスに関する音声によるコマンドであるか、前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドであるかを判定する、マスタ・コントローラと、
    を含み
    前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドは、患者記録情報を含み、前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドの受信に応答して、前記マスタ・コントローラは、前記患者記録情報に関連した患者情報を取り出すためにサーバにコマンドを送信し、前記マスタ・コントローラは前記サーバから前記取り出した患者情報を受信し、前記マスタ・コントローラはディスプレイ・デバイス上に表示するために前記取り出した患者情報を出力し、
    前記ある1つの医療デバイスに関する音声によるコマンドは選択コマンドと制御コマンドを含み、前記選択コマンドの受信に応答して、前記マスタ・コントローラは復号化されていない前記受信した制御コマンドを、前記選択コマンドによって選択された医療デバイスに関連したスレーブ・コントローラに送信し、前記スレーブ・コントローラは前記受信した制御コマンドを復号化し、前記選択された医療デバイスに命令して、患者への処置を行ったり、または前記治療が行われている室内環境を変更し、
    オペレータが前記選択された医療デバイスを直接制御し、医療処置を行っている間に、前記コントローラはディスプレイ・デバイスに表示するために取り出した患者情報を出力することを特徴とする患者に医療処置をする間に使用するための制御システム。
  9. ある1つの医療デバイスに関する音声によるコマンドまたは患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドに対応する音声入力を受信するように構成された入力デバイスと、
    ディスプレイ・デバイスと、
    第1のスレーブ・コントローラと、
    第2のスレーブ・コントローラと、
    前記入力デバイスと、前記ディスプレイ・デバイスと、前記第1と第2のスレーブ・コントローラに結合されたマスタ・コントローラであって、前記マスタ・コントローラはある受信した音声入力が前記1つの医療デバイスに関する音声によるコマンドか、あるいは前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドかを判定する、マスタ・コントローラと、
    を含み
    前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドは、患者記録情報を含み、前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドの受信に応答して、前記マスタ・コントローラは、前記第1のスレーブ・コントローラに、受信した前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドを復号化せずに送信し、前記復号化されていない前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドの受信に応答して、前記第1のスレーブ・コントローラは前記患者のデータにアクセスするための音声によるコマンドを復号化し、前記患者記録情報に関連した患者情報を取り出すためにサーバにコマンドを送信し、前記第1のスレーブ・コントローラは前記取り出された患者情報を前記サーバから受信し、前記第1のスレーブ・コントローラは前記取り出された患者情報を前記ディスプレイ・デバイス上に表示するために出力し、
    前記ある1つの医療デバイスに関する音声によるコマンドは選択コマンドと制御コマンドを含み、前記選択コマンドの受信に応答して、前記マスタ・コントローラは、前記選択コマンドによって選択された医療デバイスに関連している前記第2スレーブ・コントローラを識別し、復号化されていない受信した制御コマンドを前記第2のスレーブ・コントローラに送信し、前記第2スレーブ・コントローラは前記受信した制御コマンドを復号化し、前記識別された医療デバイスに命令して患者に治療を施したり、または医療処置が行われている室内環境を変更し、
    オペレータが前記選択された医療デバイスを直接制御し、医療処置を施す間に、前記コントローラはディスプレイ・デバイスに表示するために取り出した患者情報を出力することを特徴とする患者への医療処置中に使用するための制御システム。
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