JP4799096B2 - 電子マネーシステム、および、取引装置 - Google Patents

電子マネーシステム、および、取引装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子マネーシステム、および、取引装置に関する。詳しくは、電子マネーを扱うのに適した電子マネーシステム、および、取引装置に関する。
従来、電子マネー端末は、携帯電話に電子マネーの減算要求を送信し、携帯電話から減算完了通知を受信したことを条件に取引を行なうようにしていた(たとえば、特許文献1参照)。このようなシステムによれば、減算が完了していないのに、取引が行なわれてしまうことを防止できる。
また、2つの装置間での処理のずれを通番で補正するシステムがあった(たとえば、特許文献2参照)。このようなシステムによれば、2つの装置間でのやり取りにおいてエラーが発生した場合であっても、通番が確認されることによって、2つの装置間での処理の整合性を担保することができる。
特開2005−38209号公報(図12) 特開2000−148683号公報(第0045段落、第0046段落)
しかし、特許文献1に開示されたシステムに特許文献2の通番を導入したシステムを考えると、取引の途中に電子マネー端末と携帯電話との通信が切断され、電子マネー端末が減算完了通知を受信できなかった場合に、携帯電話との通信が復活したときに通番を利用して減算済か否かを確認するようにすると、電子マネー端末が複数設置されるシステムにおいては、通信が切れた後に他の電子マネー端末との取引処理により携帯電話の通番が更新されてしまうと、1回の減算に対して二重に取引処理を行なってしまうといった問題が発生する。
具体的には、一の電子マネー端末からの減算要求を携帯電話が受信する前に通信が切断された場合、電子マネー端末側の通番は更新されているが、携帯電話側の通番は更新されていないことになる。ここで、当該携帯電話を用いて他の電子マネー端末で取引を行なうと、当該取引に伴う電子マネーの減算に応じて携帯電話側の通番が更新される。この状態で、当該携帯電話が前記一の電子マネー端末に受け付けられると、両者の通番が一致するため、電子マネーの減算が行なわれていないにも関わらず、当該一の電子マネー端末において取引処理が実施されてしまう。
この発明はかかる事情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、電子マネー端末が複数設置されるようなシステムにおいて、取引の途中に電子マネー端末と携帯端末との通信が切断された場合に、電子マネーの減算が行なわれていないにも関わらず取引処理が行なわれてしまうことを防止することが可能な電子マネーシステム、および、取引装置を提供することである。
課題を解決するための手段およびその具体例
(1) 電子マネー情報(たとえば、バリューなどの電子マネー)を記憶する電子マネー情報記憶手段(たとえば、記憶部192)を備えた携帯端末(たとえば、携帯電話100)と、店舗(たとえば、遊技場30)内に複数設置され、前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報を用いて取引処理(たとえば、カードユニット600において遊技球を払出す球貸処理、パチンコ遊技を可能とするプリペイドカード371を券売機300において発券する発券処理)を実行する取引装置(カードユニット600、券売機300)とを含む電子マネーシステム(たとえば、電子マネーシステム10)であって、
前記取引装置は、
該取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報(たとえば、装置ID)を記憶する取引装置識別情報記憶手段(たとえば、記憶部620)と、
前記携帯端末を受付ける受付手段(たとえば、ステップS631,S632,S652,S653)と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末に対して、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と、前記取引処理に供される取引額(たとえば、所定額、減算額)分の前記電子マネー情報の減算を要求する減算要求情報(たとえば、減算要求)とを送信する情報送信手段(たとえば、ステップS636)とを備え、
前記携帯端末は、
前記情報送信手段から送信されてきた前記取引装置識別情報を記憶する受信取引装置識別情報記憶手段(たとえば、ステップS922、記憶部192)と、
前記情報送信手段から送信されてきた前記減算要求情報により示される前記取引額分の前記電子マネー情報を、前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報から減算する電子マネー情報減算手段(たとえば、ステップS923)と、
該電子マネー情報減算手段による減算が完了した旨を示す減算完了通知(たとえば、減算終了信号)を前記取引装置に返信する減算完了通知返信手段(たとえば、ステップS925)とを備え、
前記取引装置は、さらに、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから所定時間(たとえば、時間T)以内に前記減算完了通知返信手段から送信されてきた前記減算完了通知を受信したこと(たとえば、ステップS645においてYESとなる前にステップS641においてYESとなったこと)に基づいて、前記取引処理を実行する取引処理実行手段(たとえば、ステップS642)と、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから前記所定時間以内に前記減算完了通知返信手段から前記減算完了通知を受信することなく(たとえば、ステップS641においてYESとなる前にステップS645においてYESとなり)、その後に前記受付手段により前記携帯端末が受付けられたとき(たとえば、ステップS653でYESの場合)に、当該携帯端末の前記受信取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報を取得する携帯端末処理手段(たとえば、ステップS653)と、
該携帯端末処理手段により取得した前記取引装置識別情報が、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と一致するか否かを判定する判定手段(たとえば、ステップS655)とを備え、
前記取引処理実行手段は、該判定手段により一致すると判定されたこと(たとえば、ステップS655でYESの場合)を条件として、前記取引処理を実行する(たとえば、ステップS661)。
このような構成によれば、取引装置によって、携帯端末が受付けられ、受付けられた携帯端末に対して、記憶されているこの取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報と、取引処理に供される取引額分の電子マネー情報の減算を要求する減算要求情報とが送信される。また、携帯端末によって、取引装置から送信されてきた取引装置識別情報が記憶され、取引装置から送信されてきた減算要求情報により示される取引額分の電子マネー情報が、携帯端末に記憶された電子マネー情報から減算され、減算が完了した旨を示す減算完了通知が取引装置に返信される。
また、取引装置によって、減算要求情報が送信されてから所定時間以内に携帯端末から送信されてきた減算完了通知を受信したことに基づいて、取引処理が実行され、減算要求情報が送信されてから所定時間以内に携帯端末から減算完了通知を受信することなく、その後に携帯端末が受付けられたときに、当該携帯端末に記憶された取引装置識別情報が取得され、取得された取引装置識別情報が、取引装置に記憶されている取引装置識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定されたことを条件として、取引処理が実行される。
このため、取引装置が複数設置されるようなシステムにおいて、取引の途中に取引装置と携帯端末との通信が切断された場合に、電子マネー情報の減算が行なわれていないにも関わらず取引処理が行なわれてしまうことを防止できる。
(2) 前記携帯端末は、さらに、
該携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報(たとえば、端末ID)を記憶する携帯端末識別情報記憶手段(たとえば、記憶部192)と、
通番(たとえば、通番)を記憶する通番記憶手段(たとえば、記憶部192)と、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてきたこと(たとえば、ステップS921でYESの場合)に基づいて、前記通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する通番更新手段(たとえば、ステップS924)とを備え、
前記取引装置は、さらに、
前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報を取得して記憶する受付携帯端末識別情報記憶手段(たとえば、ステップS631,S632,S634)と、
前記受付手段により受付けられた前記携帯端末に対応する通番を取得して記憶する受付携帯端末通番記憶手段(たとえば、ステップS631,S632,S634)とを備え、
前記携帯端末処理手段により、前記携帯端末の携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および通番記憶手段に記憶された通番をさらに取得し(たとえば、ステップS653)、
前記判定手段により、該携帯端末処理手段により取得した携帯端末識別情報および通番が、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および受付携帯端末通番記憶手段に記憶された通番と一致するか否かをさらに判定し(たとえば、ステップS656,S657)、
前記判定手段により取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたとき(たとえば、ステップS657でYESの場合)には、前記携帯端末に対して前記情報通信手段により減算要求情報を送信する一方(たとえば、ステップS658)、
前記判定手段により取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたとき(たとえば、ステップS657でNOの場合)には、前記減算要求情報を送信することなく前記取引処理実行手段により取引処理を実行する(たとえば、ステップS661)。
このような構成によれば、携帯端末によって、この携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報が記憶され、通番が記憶され、取引装置から減算要求情報が送信されてきたことに基づいて、記憶されている通番が更新される。また、取引装置によって、受付けられた携帯端末から、この携帯端末に記憶された携帯端末識別情報が取得されて記憶され、受付けられた携帯端末に対応する通番が取得されて記憶される。
また、取引装置によって、減算要求情報が送信されてから所定時間以内に減算完了通知を受信することなく、その後に携帯端末が受付けられたときに、携帯端末に記憶された携帯端末識別情報および通番がさらに取得され、取得された携帯端末識別情報および通番が、取引装置に記憶されている携帯端末識別情報および通番と一致するか否かが判定され、取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたときには、携帯端末に対して減算要求情報が送信される一方、取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたときには、減算要求情報が送信されることなく取引処理が実行される。
このため、途中で通信が途絶えた場合であっても、再度、携帯端末が受付けられたときに、電子マネー情報の減算に応じた取引処理を確実に行なうことができる。
(3) 前記携帯端末は、さらに、
該携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報(たとえば、端末ID)を記憶する携帯端末識別情報記憶手段(たとえば、記憶部192)と、
通番(たとえば、通番)を記憶する通番記憶手段(たとえば、記憶部192)と、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてきたこと(たとえば、ステップS921でYESの場合)に基づいて、前記通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する第1の通番更新手段(たとえば、ステップS924)とを備え、
前記取引装置は、さらに、
前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報を取得して記憶する受付携帯端末識別情報記憶手段(たとえば、ステップS631,S632,S634)と、
前記受付手段により受付けられた前記携帯端末に対応する通番を取得して記憶する受付携帯端末通番記憶手段(たとえば、ステップS631,S632,S634)と、
前記情報送信手段による前記減算要求情報の送信に伴って、前記受付携帯端末通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する第2の通番更新手段(たとえば、ステップS636での減算要求の送信前後に通番を更新するようにする)とを備え、
前記携帯端末処理手段により、前記携帯端末の携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および通番記憶手段に記憶された通番をさらに取得し(たとえば、ステップS653)、
前記判定手段により、前記携帯端末処理手段により取得した携帯端末識別情報および通番が、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および受付携帯端末通番記憶手段に記憶された通番と一致するか否かをさらに判定し(たとえば、ステップS656,S657)、
前記判定手段により取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたときには、前記携帯端末に対して前記情報送信手段により減算要求情報を送信する一方、
前記判定手段により取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたときには、前記減算要求情報を送信することなく前記取引処理実行手段により取引処理を実行する。
このような構成によれば、携帯端末によって、この携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報が記憶され、通番が記憶され、取引装置から減算要求情報が送信されてきたことに基づいて、記憶されている通番が更新される。また、取引装置によって、受付けられた携帯端末から、この携帯端末に記憶された携帯端末識別情報が取得されて記憶され、受付けられた携帯端末に対応する通番が取得されて記憶され、減算要求情報の送信に伴って、取引装置に記憶された通番が更新される。
また、取引装置によって、減算要求情報が送信されてから所定時間以内に減算完了通知を受信することなく、その後に携帯端末が受付けられたときに、携帯端末に記憶された携帯端末識別情報および通番がさらに取得され、取得された携帯端末識別情報および通番が、取引装置に記憶されている携帯端末識別情報および通番と一致するか否かが判定され、取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたときには、携帯端末に対して減算要求情報が送信される一方、取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたときには、減算要求情報が送信されることなく取引処理が実行される。
このため、途中で通信が途絶えた場合であっても、再度、携帯端末が受付けられたときに、電子マネー情報の減算に応じた取引処理を確実に行なうことができる。
(4) 前記受付携帯端末通番記憶手段は、前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記通番記憶手段に記憶された通番を取得する(たとえば、ステップS631,S632)。
このような構成によれば、取引装置によって、受付けられた携帯端末から、この携帯端末に記憶された通番が取得される。このため、他の装置(管理装置等)から取得する場合と比較して、処理が迅速化されるとともに、他の装置の記憶容量を削減することができる。
(5) 前記取引装置は、さらに、
前記取引処理が禁止されている取引禁止携帯端末(たとえば、不正携帯端末)の前記携帯端末識別情報の入力を受付ける取引禁止携帯端末入力受付手段(たとえば、ステップS613,S614)と、
前記受付携帯端末識別情報記憶手段によって取得された前記携帯端末識別情報が、前記取引禁止携帯端末入力受付手段によって入力が受付けられた前記取引禁止携帯端末の前記携帯端末識別情報に一致するか否かを判定する取引禁止携帯端末判定手段(たとえば、ステップS633,S654)とを備え、
該取引禁止携帯端末判定手段により一致すると判定されたこと(たとえば、ステップS633またはステップS654でYESの場合)を条件として、前記情報送信手段により減算要求情報を送信することなく(たとえば、ステップS636,S658の処理に進ませないようにして)、エラー処理を行なう(たとえば、ステップS671でエラー表示をする)。
このような構成によれば、取引装置によって、取引処理が禁止されている取引禁止携帯端末の携帯端末識別情報の入力が受付けられ、携帯端末から取得された携帯端末識別情報が、入力が受付けられた取引禁止携帯端末の携帯端末識別情報に一致するか否かが判定され、一致すると判定されたことを条件として、減算要求情報を送信されることなく、エラー処理が行なわれる。このため、取引が禁止されている携帯端末による取引処理が実行されることを防止できる。
(6) 前記取引装置は、
前記判定手段により前記携帯端末識別情報が一致しないと判定されたとき(たとえば、ステップS656でNOの場合)には、前記取引処理実行手段により取引処理を実行しない一方(たとえば、ステップS661の処理に進ませない)、所定のリセット入力を受付けたこと(たとえば、ステップS672でYESの場合)を条件として、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報の携帯端末以外の携帯端末による取引処理を可能とする(たとえば、ステップS675)。
このような構成によれば、取引装置によって、携帯端末識別情報が一致しないと判定されたときには、取引処理が実行されない一方、所定のリセット入力が受付けられたことを条件として、記憶されている携帯端末識別情報の携帯端末以外の携帯端末による取引処理が可能とされる。このため、ユーザが取引処理の途中で通信の途切れた携帯端末の受付を再度行なうことなく離れてしまって、他の携帯端末を受付けることができなくなることによる売上の低下を防止できる。
(7) 前記取引装置は、
前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報の額(たとえば、バリュー残高)を取得して記憶する受付携帯端末電子マネー額記憶手段(たとえば、ステップS632,S634)と、
前記取引処理実行手段による前記取引処理の実行に伴って(たとえば、ステップS642またはステップS661が実行された後に)、前記受付携帯端末電子マネー額記憶手段に記憶された前記電子マネー情報の額から取引額を減算した電子マネー情報の額を特定可能な情報と前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報とを、当該取引装置外に設けられた管理装置(たとえば、店舗サーバ800)に対して送信する(たとえば、ステップS643,S662)とともに、前記リセット入力が受付けられたこと(たとえば、ステップS672でYESの場合)に基づいて、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報と前記リセット入力を受付けた旨とを、前記管理装置に対して送信する(たとえば、ステップS674)取引情報送信手段とを備える。
このような構成によれば、取引装置によって、受付けられた携帯端末から、この携帯端末に記憶された電子マネー情報の額が取得され記憶され、取引処理の実行に伴って、取引装置に記憶された電子マネー情報の額から取引額を減算した電子マネー情報の額を特定可能な情報と携帯端末識別情報とが、取引装置外に設けられた管理装置に対して送信されるとともに、リセット入力が受付けられたことに基づいて、取引装置に記憶された携帯端末識別情報とリセット入力が受付けられた旨とが、管理装置に対して送信される。このため、ユーザから電子マネー情報の保証の申告があったときに、管理装置で履歴を確認してユーザに保証することが可能となる。
(8) 店舗(たとえば、遊技場30)内に複数設置され、携帯端末(たとえば、携帯電話100)に記憶された電子マネー情報(たとえば、バリューなどの電子マネー)を用いて取引処理(たとえば、カードユニット600において遊技球を払出す球貸処理、パチンコ遊技を可能とするプリペイドカード371を券売機300において発券する発券処理)を実行する取引装置(カードユニット600、券売機300)であって、
該取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報(たとえば、装置ID)を記憶する取引装置識別情報記憶手段(たとえば、記憶部620)と、
前記携帯端末を受付ける受付手段(たとえば、ステップS631,S632,S652,S653)と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末に対して、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と、前記取引処理に供される取引額(たとえば、所定額、減算額)分の前記電子マネー情報の減算を要求する減算要求情報(たとえば、減算要求)とを送信する情報送信手段(たとえば、ステップS636)と、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから所定時間(たとえば、時間T)以内に、前記情報送信手段から送信した前記減算要求情報により示される前記取引額分の前記電子マネー情報の減算が完了した旨を示す減算完了通知(たとえば、減算終了信号)を前記携帯端末から受信したこと(たとえば、ステップS645においてYESとなる前にステップS641においてYESとなったこと)に基づいて、前記取引処理を実行する取引処理実行手段(たとえば、ステップS642)と、
前記情報送信手段から前記減算要求が送信されてから前記所定時間以内に前記携帯端末から前記減算完了通知を受信することなく(たとえば、ステップS641においてYESとなる前にステップS645においてYESとなり)、その後に前記受付手段により前記携帯端末が受付けられたとき(たとえば、ステップS653でYESの場合)に、当該携帯端末に記憶された前記取引装置識別情報を取得する携帯端末処理手段(たとえば、ステップS653)と、
該携帯端末処理手段により取得した前記取引装置識別情報が、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と一致するか否かを判定する判定手段(たとえば、ステップS655)とを備え、
前記取引処理実行手段は、該判定手段により一致すると判定されたこと(たとえば、ステップS655でYESの場合)を条件として、前記取引処理を実行する(たとえば、ステップS661)。
このような構成によれば、取引装置が複数設置されるようなシステムにおいて、取引の途中に取引装置と携帯端末との通信が切断された場合に、電子マネー情報の減算が行なわれていないにも関わらず取引処理が行なわれてしまうことを防止できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の最良の形態においては、遊技機の一例として、パチンコ遊技機を示すが、本発明は、これに限定されず、たとえば、コイン遊技機およびスロットマシン等のその他の遊技機であってもよい。
(電子マネーシステム10の各構成の説明)
図1は、本発明に係る電子マネーシステム10の構成の一例を示すブロック図である。図1を参照して、電子マネーシステム10は、携帯電話100と、電子マネー管理サーバ200と、決済サーバ280と、リモート発行サーバ400と、金融機関サーバ500と、遊技場30に設置される機器とを含む。
遊技場30に設置される機器には、券売機300、カードユニット600、パチンコ遊技機700、および、店舗サーバ800が含まれる。カードユニット600は、パチンコ遊技機700に対応して設けられる。
携帯電話100は、本実施の形態における主要な構成として、電子マネーアプリ111と、非接触型IC(Integrated Circuit)チップ190とを備える。
電子マネー管理サーバ200は、本実施の形態における主要な構成として、初期登録時AP(Application Program)211と、バリュー購入時AP212と、バリュー発行時AP213と、残高管理AP214と、利用者情報DB(DataBase)221と、発行情報DB222とを備える。
電子マネーシステム10は、ユーザの携帯電話100にチャージされた特定の種類の電子マネーであるバリューを用いて、遊技場30に設置されたパチンコ遊技機700でのパチンコ遊技を可能にするための電子マネー遊技使用サービスを提供するシステムである。
携帯電話100は、通話機能、ウェブブラウザによるウェブページ閲覧機能、電子メール機能、アプリケーションソフト実行機能、および、非接触型ICチップ190による短距離通信機能を備える。なお、ウェブページ閲覧機能、電子メール機能、アプリケーションソフト実行機能、および、非接触型ICチップ190による短距離通信機能を備える装置であれば、携帯電話100に替えて、通話機能がない携帯情報端末(Personal Digital Assistance、以下「PDA」という)などの他の携帯端末であってもよい。
本実施の形態においては、携帯電話100に、電子マネー遊技使用サービスを実行するための携帯電話100側の処理手順を示すプログラムである電子マネーアプリ111が導入されることにより、後述するように、電子マネーシステム10で、この携帯電話100を用いることができるようになる。
電子マネーアプリ111は、携帯電話インターネット網910を介して、電子マネー管理サーバ200や金融機関サーバ500と通信することが可能である。
非接触型ICチップ190は、電子マネーアプリ111、および、外部のチップリーダライタと通信することが可能である。非接触型ICチップ190と外部のチップリーダライタとの通信は、非接触型ICチップ190がチップリーダライタから数センチメートルの距離に近接するように、携帯電話100がチップリーダライタにかざされることによって行なわれる。
非接触型ICチップ190と外部のチップリーダライタとの通信は、チップリーダライタからの電磁波である搬送波を、非接触型ICチップ190やチップリーダライタが変調させることによって行なわれる。また、非接触型ICチップ190には、チップリーダライタからの電磁波による電磁誘導によって、外部のチップリーダライタ側から電力が供給される。
このため、携帯電話100側から電力が供給されない場合であっても、非接触型ICチップ190がチップリーダライタに近づけられることによって、非接触型ICチップ190は動作可能となる。
電子マネー管理サーバ200は、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、残高管理AP214、利用者情報DB221、および、発行情報DB222などの機能によって、携帯電話100および遊技場30に対して、後述するような電子マネー遊技使用サービスにおける様々なサービスを提供する。
決済サーバ280は、請求情報DB281を含み、電子マネー遊技使用サービスに対するユーザの決済を管理する。
リモート発行サーバ400は、電子マネー管理サーバ200および携帯電話100からの非接触型ICチップ190への記憶領域の確保および情報の書込みを管理する。
金融機関サーバ500は、電子マネー遊技使用サービスを利用するにあたって電子マネー遊技使用サービスの提供業者に対価を支払うためにユーザが利用する金融機関のサーバである。
電子マネー管理サーバ200、リモート発行サーバ400、および、金融機関サーバ500は、携帯電話インターネット網910を介して、携帯電話100と通信することが可能である。電子マネー管理サーバ200は、専用線を介して、決済サーバ280と通信することが可能である。決済サーバ280は、各種収納機関および金融機関が専用線で閉域接続された金融機関専用ネットワーク920を介して、金融機関サーバ500と通信することが可能である。
券売機300は、ユーザから現金やバリューを受けて、遊技を可能とする所定の遊技価値を有するプリペイドデータを記録したプリペイドカード371を発券する。券売機300は、後述するようにチップリーダライタを含み、前述したように、携帯電話100の非接触型ICチップ190と通信することが可能である。
カードユニット600は、パチンコ遊技機700に対応して設けられる。カードユニット600は、遊技者からプリペイドカード371を受付けて、パチンコ遊技機700に設けられた球貸ボタンの操作に応じて、プリペイドカード371に記録されたプリペイドデータで示される価値のうちから所定額相当(たとえば、500円相当)の価値を減算する。
カードユニット600は、携帯電話100がカードユニット600にかざされると、携帯電話100に記憶されたバリューから、所定額相当のバリューを減算する。
カードユニット600は、減算した価値に見合った遊技球を払出すことを指示する球貸操作信号をパチンコ遊技機700に送信する。カードユニット600は、パチンコ遊技機700に設けられた返却ボタン632の操作に応じて、プリペイドカード371を排出する。
パチンコ遊技機700は、パチンコ遊技をユーザである遊技者に提供する装置である。パチンコ遊技機700は、カードユニット600からの球貸操作信号を受けて、所定額相当の遊技球を払出す。そして、遊技者によるパチンコ遊技機700に設けられた発射ハンドルの操作に応じて、払出された遊技球が遊技領域に発射されることによって、パチンコ遊技が行なわれる。
店舗サーバ800は、遊技場30内のLAN(Local Area Network)を介して、券売機300およびカードユニット600と通信することが可能である。店舗サーバ800は、専用線などを介して、電子マネー管理サーバ200と通信することが可能である。
店舗サーバ800は、券売機300におけるプリペイドカード371の販売に伴なう取引情報、および、カードユニット600におけるプリペイドカード371や携帯電話100の使用に伴なう使用情報などの情報を、券売機300やカードユニット600から受けて、それらの情報を記憶する。
店舗サーバ800は、記憶した情報のうち、後述するバリューの使用に関する情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。店舗サーバ800は、電子マネー管理サーバ200から電子マネー遊技使用サービスにおける不正に関する情報を受信する。
店舗サーバ800は、電子マネー管理サーバ200から受信した情報を、必要に応じて、券売機300やカードユニット600に送信する。
なお、決済サーバ280は、電子マネー管理サーバ200に含まれるように構成されてもよい。また、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、残高管理AP214、利用者情報DB221、および、発行情報DB222の構成は、それぞれ、電子マネー管理サーバ200と異なるコンピュータに含まれるようにしてもよい。
図2は、本発明に係る携帯電話100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、携帯電話100は、データ処理部110と、記憶部120と、データ入力部130と、表示部140と、音声入出力部150と、無線通信部160と、アンテナ161と、前述した非接触型ICチップ190とを含む。
非接触型ICチップ190は、制御部191と、記憶部192と、非接触通信部193と、アンテナ194とを含む。
記憶部120は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部120は、携帯電話100の各種機能をデータ処理部110に実行させるためのプログラムやデータを記憶する。また、記憶部120は、携帯電話100を識別するための端末ID予め記憶する。また、記憶部120は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスにおけるアプリケーションプログラム、本実施の形態においては、電子マネー管理サーバ200から受信した電子マネーアプリ111を記憶する。
データ入力部130は、電話番号や各種データなどの数字やアルファベットやその他の文字などを入力するためのダイヤルキーや十字操作キーやその他のファンクションキーで構成される。データ入力部130は、ユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部110に受渡す。
表示部140は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display、以下「LCD」という)で構成される。なお、表示部140は、EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部140は、データ処理部110から受けた文字データおよび画像データを表示する。
音声入出力部150は、マイクおよびスピーカで構成される。音声入出力部150は、外部から入力された音声を電気信号に変えて、データ処理部110に受渡し、データ処理部110からの電気信号を音声に変換して、外部に出力する。
無線通信部160は、他の携帯電話またはサーバからアンテナ161で受信した信号をデータ処理部110に受渡し、データ処理部110から他の携帯電話またはサーバへ送信する信号をアンテナ161から出力させる。
データ処理部110は、マイクロプロセッサ(Micro Processing Unit、以下「MPU」という)で構成される。データ処理部110は、非接触型ICチップ190の制御部191と通信することが可能である。データ処理部110は、記憶部120に記憶されたプログラムに従って、記憶部120、データ入力部130、無線通信部160、音声入出力部150、または、非接触型ICチップ190の制御部191から入力されたデータを処理して、記憶部120、表示部140、無線通信部160、音声入出力部150、または、非接触型ICチップ190の制御部191に出力する。
非接触型ICチップ190の記憶部192は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスで用いられるバリューなどの電子マネーやサービスポイントなどのデータ、および、アプリケーションプログラムで用いられるデータを記憶する。記憶部192に記憶されるデータについては、後述する図31で説明する。
非接触型ICチップ190の非接触通信部193は、アンテナ194を介して外部のチップリーダライタと通信する。本実施の形態においては、非接触通信部193は、券売機300に備えられたチップリーダライタ390と通信する。また、前述したように、外部のチップリーダライタからの電磁波による電磁誘導によって、非接触通信部193は、アンテナ194から電力を受け、非接触型ICチップ190の各部に電力を供給する。
非接触型ICチップ190の制御部191は、記憶部192、非接触通信部193、または、データ処理部110から入力されたデータを処理して、記憶部192、非接触通信部193、または、データ処理部110に出力する。
なお、本実施の形態においては、携帯電話100は、音声入出力部150を含んでも含まなくてもよい。
図3は、本発明に係る電子マネー管理サーバ200の構成の一例を示すブロック図である。図3を参照して、電子マネー管理サーバ200は、データ処理部210と、記憶部220と、データ入力部230と、表示部240と、通信部260とを含む。
記憶部220は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリ、および、ハードディスクなどの外部記憶装置で構成される。記憶部220には、電子マネー管理サーバ200の各種機能をデータ処理部210に実行させるためのプログラムやデータが記憶される。
本実施の形態においては、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、および、残高管理AP214が記憶部220に記憶される。また、前述した利用者情報DB211および発行情報DB222も、記憶部220に記憶される。
データ入力部230は、キーボードおよびマウスなどの入力装置で構成される。データ入力部230は、電子マネー管理サーバの管理者などのユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部110に受渡す。
表示部240は、LCDで構成される。なお、表示部240は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやEL(ElectroLuminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部240は、データ処理部210から受けた文字データおよび画像データを表示する。
通信部260は、携帯電話100または他のサーバから、携帯電話インターネット網910または他のネットワークを介して受信したデータをデータ処理部210に受渡し、データ処理部210から携帯電話インターネット網910または他のネットワークを介して携帯電話100または他のサーバに送信するデータを出力する。
データ処理部210は、MPUで構成される。データ処理部210は、記憶部220に記憶されたプログラムに従って、記憶部220、データ入力部230、または、通信部260から入力されたデータを処理して、記憶部220、表示部240、または、通信部260に出力する。
なお、決済サーバ280、リモート発行サーバ400、金融機関サーバ500、および、店舗サーバ800の構成は、図3で説明した電子マネー管理サーバ200の構成と同様である。
図4は、本発明に係る券売機300の構成の一例を示すブロック図である。図4を参照して、券売機300は、データ処理部310と、記憶部320と、操作部330と、表示部340と、通信部360と、カードリーダライタ370と、貨幣処理機380と、チップリーダライタ390とを含む。
チップリーダライタ390は、制御部391と、記憶部392と、非接触通信部393と、アンテナ394とを含む。
記憶部320は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリおよびRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部320には、券売機300の各種機能をデータ処理部310に実行させるためのプログラムおよびデータが記憶される。
操作部330は、購入するプリペイドカードの金額を選択するための金額ボタンを含む。また、金額ボタンは、選択されたときに、ランプが点灯するように構成される。操作部330は、ユーザからの操作を受付けて、受付けられた操作を示す信号をデータ処理部310に受渡す。
表示部340は、LCDで構成される。なお、表示部340は、ELディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部340は、データ処理部310から受けた文字データおよび画像データを表示する。
通信部360は、店舗サーバ800から、遊技場30のLANを介して受信したデータを、データ処理部310に受渡し、データ処理部310から遊技場30内のLANを介して店舗サーバ800に送信するデータを出力する。
カードリーダライタ370は、プリペイドカード371からデータを読出して、読出したデータをデータ処理部310へ受渡し、データ処理部310から受けたデータをプリペイドカード371に記録して、プリペイドカード371を発券する。
貨幣処理機380は、コインおよび紙幣の現金を受入れて、受入れられた現金の額を示すデータをデータ処理部310へ受渡す。また、貨幣処理機380は、データ処理部310から受けたデータで示される額の現金を外部へ返却する。
データ処理部310は、MPUで構成される。データ処理部310は、チップリーダライタ390の制御部391と通信することが可能である。データ処理部310は、記憶部320に記憶されたプログラムに従って、記憶部320、操作部330、通信部360、カードリーダライタ370、貨幣処理機380、または、チップリーダライタ390の制御部391から入力されたデータを処理して、記憶部320、表示部340、通信部360、カードリーダライタ370、貨幣処理機380、または、チップリーダライタ390の制御部391に出力する。
チップリーダライタ390の記憶部392は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスにおいて非接触型ICチップ190とやり取りするためのアプリケーションプログラム、および、それらのアプリケーションプログラムで用いられるデータを記憶する。
チップリーダライタ390の非接触通信部393は、アンテナ394を介して携帯電話100の非接触型ICチップ190と通信する。また、前述したように、非接触通信部393からの搬送波である電磁波による電磁誘導によって、非接触通信部393は、アンテナ394を介して、非接触型ICチップ190に電力を供給する。
チップリーダライタ390の制御部391は、記憶部392に記憶されたプログラムに従って、記憶部392、非接触通信部393、または、データ処理部310から入力されたデータを処理して、記憶部392、非接触通信部393、または、データ処理部310に出力する。
図5は、本発明に係るカードユニット600の構成の一例を示すブロック図である。図5を参照して、カードユニット600は、携帯電話100の記憶部192に記憶されたバリューを使用して取引処理である玉貸処理を行なうための装置であり、データ処理部610と、記憶部620と、表示部640と、通信部660と、カードリーダライタ670と、携帯電話100を受付ける受付手段として機能するチップリーダライタ690とを含む。また、カードユニット600に信号を入力する操作部として、パチンコ遊技機700に設けられる球貸ボタン631および返却ボタン632がある。
チップリーダライタ690は、制御部691と、記憶部692と、非接触通信部693と、アンテナ694とを含む。
記憶部620は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリおよびRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部620には、カードユニット600の各種機能をデータ処理部610に実行させるためのプログラムおよびデータが記憶される。
球貸ボタン631は、遊技者により押下操作されることによって、遊技球の貸出を要求する球貸操作信号をデータ処理部610に出力する。返却ボタン632は、遊技者により押下操作されることによって、プリペイドカード371の返却を要求する返却操作信号をデータ処理部610に出力する。
表示部640は、LCDで構成される。なお、表示部640は、ELディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部640は、データ処理部610から受けた文字データおよび画像データを表示する。
通信部660は、店舗サーバ800から、遊技場30のLANを介して受信したデータを、データ処理部610に受渡し、データ処理部610から遊技場30内のLANを介して店舗サーバ800に送信するデータを出力する。
カードリーダライタ670は、プリペイドカード371からデータを読出して、読出したデータをデータ処理部610へ受渡し、データ処理部610から受けたデータをプリペイドカード371に記録する。また、カードリーダライタ670は、返却ボタン632からデータ処理部610を介して受けた返却操作信号に応じて、プリペイドカード371を外部へ排出する。
データ処理部610は、MPUで構成される。データ処理部610は、チップリーダライタ690の制御部691と通信することが可能である。データ処理部610は、記憶部620に記憶されたプログラムに従って、記憶部620、球貸ボタン631、返却ボタン632、通信部660、カードリーダライタ670、または、チップリーダライタ690から入力されたデータを処理して、記憶部620、表示部640、通信部660、カードリーダライタ670、または、チップリーダライタ690に出力する。
チップリーダライタ690の記憶部692は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスにおいて非接触型ICチップ190とやり取りするためのアプリケーションプログラム、および、それらのアプリケーションプログラムで用いられるデータを記憶する。たとえば、カードユニット600を個々に識別するための装置IDを記憶する。
チップリーダライタ690の非接触通信部693は、アンテナ694を介して携帯電話100の非接触型ICチップ190と通信する。また、前述したように、非接触通信部693からの搬送波である電磁波による電磁誘導によって、非接触通信部693は、アンテナ694を介して、非接触型ICチップ190に電力を供給する。
チップリーダライタ690の制御部691は、記憶部692に記憶されたプログラムに従って、記憶部692、非接触通信部693、または、データ処理部610から入力されたデータを処理して、記憶部692、非接触通信部693、または、データ処理部610に出力する。
(電子マネーシステム10への携帯電話100の初期登録の説明)
図14は、本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。図14(a)は、携帯電話100において、ウェブブラウザ機能が実行されるときに、携帯電話100の表示部140に、最初に表示されるウェブページの画面である。
図14(a)の画面は、「メニュー」画面である。図14(a)の画面には、他のウェブページへのリンクとして、「マイメニュー」「週間ガイド」「メニューリスト」「とくするメニュー」「エリア」「かんたん検索」が表示される。ここでは、「メニューリスト」が選択候補として反転表示されている。選択候補は、十字操作キーで切替えることができる。
また、図14(a)以降の画面でも共通する表示として、画面の下部の「戻る」「選択」「メニュー」の表示がある。データ入力部130の左、中、右のファンクションキーを操作することによって、それぞれ「戻る」「選択」「メニュー」の機能を実行することができる。
「戻る」の機能を実行させると、1つ前のウェブページの画面が表示される。「選択」の機能を実行させると、十字操作キーの操作によって反転表示された選択候補のリンク先のウェブページの画面が表示される。「メニュー」の機能を実行させると、図14(a)で説明した「メニュー」画面が表示される。
図14(a)の画面で、「メニューリスト」のリンクが選択されると、図14(b)の画面が表示される。
図14(b)の画面は、「メニューリスト」画面である。図14(b)の画面には、他のウェブページへのリンクとして、「天気/ニュース/情報」「モバイルバンキング」「趣味」その他のリンクが表示される。ここでは、「趣味」のリンクが選択候補として反転表示されている。
図14(b)の画面で、「趣味」のリンクが選択されると、図14(c)の画面が表示される。
図14(c)の画面には、他のウェブページへのリンクとして、「パチンコ/パチスロ」「電子マネー」「→全23サイト」その他のリンクが表示される。ここでは、「電子マネー」のリンクが選択候補として反転表示されている。
図14(c)の画面で、「→全23サイト」のリンクが選択されると、他のサイトへのリンクがさらに表示される。図14(c)の画面で、「電子マネー」のリンクが選択されると、携帯電話100から電子マネー管理サーバ200に、「電子マネー」のリンクにアクセスされた旨が送信される。
図6は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行される初期登録時アプリケーションプログラム211の処理の流れを示すフローチャートである。図6を参照して、まず、ステップS201で、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、図14(c)の画面で、「電子マネー」のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスがあったか否かを判断する。
アクセスがあったと判断した場合(ステップS201でYESの場合)、ステップS202で、データ処理部210は、携帯電話100に、電子マネー遊技使用サービスへの登録のためのトップページの画面を送信する。なお、本実施の形態において、「画面を送信する」とは、画面を表示するためのデータを送信することである。「電子マネー」のURLへのアクセスがないと判断した場合(ステップS201でNOの場合)、および、ステップS202の後、データ処理部210は、ステップS203に処理を進める。
図14に進んで、図14(d)の画面は、電子マネー遊技使用サービスへの携帯電話100の登録のためのトップページの画面である。図14(d)の画面には、電子マネー遊技使用サービスへの登録の案内の文章のほか、他のウェブページへのリンクとして、電子マネー遊技使用サービスの概要のウェブページへのリンクである「電子マネーとは?」、お気に入りのウェブページをユーザ専用のメニューに登録するためのリンクである「マイメニュー登録」、電子マネー遊技使用サービスの更新履歴のウェブページへのリンクである「What’sNew!」、電子マネー遊技使用サービスへの新規会員登録のウェブページへのリンクである「新規会員登録はこちら!」、その他のリンクが表示される。ここでは、「新規会員登録はこちら!」が選択候補として反転表示されている。
図7は、本実施の形態における携帯電話100のウェブブラウザ機能により実行されるウェブ処理の流れを示すフローチャートである。図7(a)は、ウェブ処理のうち初期登録時ウェブ処理の流れを示すフローチャートである。図7(a)を参照して、まず、ステップS101で、携帯電話100のデータ処理部110は、図14(d)の画面で、「新規会員登録はこちら!」のリンクが選択されたことによって、登録要求があったか否かを判断する。登録要求があったと判断すると(ステップS101でYESの場合)、ステップS102で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200に、携帯電話100の機種情報を含む情報であって当該電子マネーサービスを享受できるようにするための登録を要求する情報である登録要求情報を送信する。一方、登録要求がなかったと判断した場合(ステップS101でNOの場合)、または、ステップS102の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS103に進める。
図6に戻って、ステップS203では、データ処理部210は、携帯電話100から機種情報を含む登録要求情報が送信されてきたか否かを判断する。登録要求情報が送信されてきていないと判断した場合(ステップS203でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS207に進める。一方、登録要求情報が送信されてきたと判断した場合(ステップS203でYESの場合)、ステップS204で、データ処理部210は、送信されてきた登録要求情報に含まれる機種情報が電子マネーシステム10に対応した機種を示すか否かを判断する。
携帯電話100が電子マネーシステム対応機種であると判断した場合(ステップS204でYESの場合)、ステップS205で、データ処理部210は、メール送信用画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS207に進める。一方、携帯電話100が電子マネーシステム対応機種でないと判断した場合(ステップS204でNOの場合)、ステップS206で、データ処理部210は、非対応機種報知画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
図15は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第2の表示画面図である。図15(a)は、ステップS206で携帯電話100い送信される非対応機種報知画面である。
図15(a)の画面には、携帯電話100が電子マネーシステム10の対応機種でない旨の文章、電子マネー対応機種一覧へのリンクである「電子マネー対応携帯機種」、および、図14(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。
図15(b)は、ステップS205で携帯電話100に送信されるメール送信用画面である。図15(b)の画面には、電子マネー遊技使用サービスへの登録にあたっての注意書き、メール送信画面を表示するためのリンクである「ここをクリック!(空メール送信画面へ)」、および、図14(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。図15(b)の画面で、「ここをクリック!(空メール送信画面へ)」のリンクが選択されると、携帯電話100の電子メール機能が起動され、図15(c)のメール送信画面が表示される。
図15(c)のメール送信画面は、宛先に、電子マネー遊技使用サービスへ登録するための電子メールアドレスが既に入力された状態で表示される。また、メール送信画面の題名および本文には何も入力されていない。
図7(a)に戻って、ステップS103で、データ処理部110は、ユーザによって、図15(c)のメール送信画面のメールの送信操作が行なわれたか否かを判断する。メール送信操作が行なわれたと判断した場合(ステップS103でYESの場合)、ステップS104で、データ処理部110は、図15(c)のメール送信画面のメールを電子マネー管理サーバ200に送信する。つまり、空メールを送信する。一方、メール送信操作が行なわれていないと判断した場合(ステップS103でNOの場合)、または、ステップS104の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS105に進める。
図6に戻って、ステップS207で、データ処理部210は、ユーザの携帯電話100から空メールを受信したか否かを判断する。空メールを受信することによって、データ処理部210は、ユーザの携帯電話100の電子メールアドレスを知ることができる。
空メールを受信したと判断した場合(ステップS207でYESの場合)、ステップS208で、データ処理部210は、登録手続を継続するための登録URLを記載した電子メールを、ユーザの携帯電話100の電子メールアドレス宛に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS210に進める。一方、電子メールアドレスを受信していないと判断した場合(ステップS207でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS210に進める。
図16は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第3の表示画面図である。
図16(a)は、携帯電話100の電子メール機能において、新着メッセージの件数を報知するための画面である。ここでは、「メール 未読001」の表示によって、新着の電子メールのうち、未読のものが1件であることが示されている。
図16(a)の画面で、「メール 未読001」が選択されると、図16(b)のように、ステップS208で、電子マネー管理サーバ200から携帯電話100に送信された新着メールの内容が表示される。
図16(b)の電子メールには、登録手続を継続するためのウェブページへの登録URLを選択して電子マネー遊技使用サービスへの登録手続を継続する旨の文章、および、登録URLが記載されたリンクが表示される。
図7(a)に戻って、ステップS105で、データ処理部110は、図16(b)の画面で、登録URLのリンクが選択されたか否かを判断する。登録URLのリンクが選択されたと判断すると(ステップS105でYESの場合)、ステップS106で、データ処理部110は、登録URLにアクセスするとともに、携帯電話100の機種情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。一方、登録URLのリンクが選択されていないと判断すると(ステップS105でNOの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS107に進める。
図6に戻って、ステップS210で、データ処理部210は、携帯電話100から登録URLにアクセスがあるとともに携帯電話100の機種情報を受信したか否かを判断する。登録URLにアクセスがあり機種情報を受信した場合(ステップS210でYESの場合)、ステップS211で、データ処理部210は、送信されてきた機種情報が電子マネーシステム10に対応した機種を示すか否かを判断する。
携帯電話100が電子マネーシステム対応機種であると判断した場合(ステップS211でYESの場合)、ステップS212で、データ処理部210は、利用同意画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS214に進める。一方、携帯電話100が電子マネーシステム対応機種でないと判断した場合(ステップS211でNOの場合)、ステップS213で、データ処理部210は、非対応機種報知画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。

図16に進んで、図16(c)は、ステップS213で携帯電話100に送信される非対応機種報知画面である。図16(c)の画面は、図15(a)の画面と同様であるので、説明は繰返さない。
図16(d)は、ステップS212で携帯電話100に送信される利用同意画面である。図16(d)の画面には、電子マネー遊技使用サービスへの登録にあたっての注意書き、サービス規約のウェブページへのリンクである「サービス規約を読み(必須)」、および、サービス規約に同意し登録手続を先に進めるためのリンクである「同意して登録する」が表示される。ここでは、「同意して登録する」が選択候補として反転表示されている。
図7(a)に戻って、ステップS107で、データ処理部110は、ユーザによって、図16(d)の画面で、「同意して登録する」のリンクが選択されたか否かを判断する。「同意して登録する」のリンクが選択されたと判断した場合(ステップS107でYESの場合)、ステップS108で、データ処理部110は、携帯電話100を一意に識別するための端末IDを電子マネー管理サーバ200に送信する。一方、「同意して登録する」のリンクが選択されていないと判断した場合(ステップS107でNOの場合)、または、ステップS108の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS109に進める。
図6に戻って、ステップS214で、データ処理部210は、携帯電話100から端末IDが送信されてきたか否かを判断する。端末IDが送信されてきていないと判断した場合(ステップS214でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS221に進める。
一方、端末IDが送信されてきたと判断した場合(ステップS214でYESの場合)、ステップS215で、データ処理部210は、受信した端末IDが利用者情報DB221に登録されたことがあるか否かを判断する。
ステップS215での判断方法について、後述する図29を参照して具体的に説明する。まず、データ処理部210は、利用者情報DB221に、受信した端末IDが登録されているか否かを判断する。そして、登録されていると判断した場合には、データ処理部210は、さらに、当該端末IDと対応付けて記憶されている登録状態が、後述するステップS234において本登録され退会していない状態を示す本登録状態であるか、または、本登録されていたが退会したため削除された状態を示す削除状態であるかを判断する。この判断の結果、受信した端末IDが登録されており、かつ、登録状態が削除状態である場合には、受信した端末IDの登録履歴があると判断する。
受信した端末IDの登録履歴があると判断した場合(ステップS215でYESの場合)、ステップS216で、データ処理部210は、受信した端末IDで示される携帯電話100に対応する未チャージ削除カウンタのカウント値が3以上であるか否かを判断する。
未チャージ削除カウンタは、電子マネー遊技使用サービスに登録された携帯電話100によって一度もバリューがチャージされずに登録が削除された回数を携帯端末100ごとに計数するためのカウンタである。
未チャージ削除カウンタのカウント値が3以上である場合(ステップS216でYESの場合)、ステップS217で、データ処理部210は、登録回数オーバ画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
一方、ステップS215での判断の結果、受信した端末IDの登録履歴がないと判断した場合(ステップS215でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS218に進める。なお、図示していないが、ステップS215での判断の結果、受信した端末IDが登録されており、かつ、登録状態が本登録状態である場合には、データ処理部210は、登録が不要である旨を報知するための情報を携帯電話に送信する処理を行なう。
図17は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第4の表示画面図である。図17(a)は、ステップS217で携帯電話100に送信される登録回数オーバ画面である。
図17(a)の画面には、登録回数が制限を越えている旨の文章、および、図14(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。
図6に戻って、受信した端末IDの登録履歴がないと判断した場合(ステップS215でNOの場合)、ステップS218で、データ処理部210は、送信されてきた端末IDを利用者情報DB221に登録し、実行する処理をステップS219に進める。また、未チャージ削除カウンタのカウント値が3未満である場合(ステップS216でNOの場合)、および、ステップS218の後、ステップS219で、データ処理部210は、金融機関を選択するウェブページの最初の画面である金融機関選択画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221に進める。
図17に進んで、図17(b)の画面は、ステップS219で携帯電話100に送信されるモバイルバンキング登録トップ画面である。図17(b)の画面には、電子マネー遊技使用サービスにおけるバリューの利用の方法を示す文章、モバイルバンキングへの登録を促がす旨の文章、モバイルバンキングの登録へ進むためのリンクである「ここから」、および、モバイルバンキングへの登録をスキップするためのリンクである「モバイルバンキング登録をスキップする方はこちらを選択してください」が表示される。
図7(a)に戻って、ステップS109で、データ処理部110は、図17(b)の画面で、「ここから」の金融機関問合せリンクが選択されたか否か、図17(c)の画面で、いずれかの業態の金融機関問合せリンクが選択されたか否か、または、図17(d)の画面で、いずれかの金融機関問合せリンクが選択されたか否かを判断する。
金融機関問合せリンクが選択されたと判断すると(ステップS109でYESの場合)、ステップS110で、データ処理部110は、それぞれのリンクに対応する金融機関問合せ情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。一方、金融機関問合せリンクが選択されていないと判断した場合(ステップS109でNOの場合)、または、ステップS110の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS111に進める。
図6に戻って、ステップS221で、データ処理部210は、携帯電話100から金融機関問合せ情報を受信したか否かを判断する。金融機関問合せ情報を受信したと判断した場合(ステップS221でYESの場合)、ステップS222で、データ処理部210は、金融機関問合せ情報に対応する画面を携帯電話100に送信する。一方、金融機関問合せ情報を受信していないと判断した場合(ステップS221でNOの場合)、または、ステップS222の後、データ処理部210は、実行する処理をステップS223に進める。
図17に進んで、図17(c)の画面は、図17(b)の画面の「ここから」のリンクの選択によって送信される金融機関問合せ情報に対応する第1の金融機関選択画面である。図17(c)の画面には、モバイルバンキングの業態の選択を促がす旨の文章、都市銀行を選択するためのリンクである「都市銀行」、地方銀行を選択するためのリンクである「地方銀行」、第2地方銀行を選択するためのリンクである「第2地銀」、労働金庫を選択するためのリンクである「労働金庫」、信用金庫を選択するためのリンクである「信用金庫」、信用組合を選択するためのリンクである「信用組合」、および、その他の金融機関を選択するためのリンクである「その他」が表示される。ここでは、図17(c)の画面で「都市銀行」のリンクが選択される場合について説明する。
図17(d)の画面は、図17(c)の画面の「都市銀行」のリンクの選択によって送信される金融機関問合せ情報に対応する第2の金融機関選択画面である。図17(d)の画面には、利用するモバイルバンキングの選択を促がす旨の文章、および、都市銀行のうちのいずれかを選択するためのリンクである「やまと銀行」「三友銀行」「ダイヤモンド銀行」「りえぞん銀行」が表示される。ここでは、図17(d)の画面で「やまと銀行」のリンクが選択される場合について説明する。
図18は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第5の表示画面図である。
図18(a)の画面は、図17(d)の画面の「やまと銀行」のリンクの選択によって送信される金融機関問合せ情報に対応するモバイルバンキングを確認するための画面である。図18(a)の画面には、やまと銀行を利用するモバイルバンキングとして登録することを確認する旨の文章、登録することを確認して継続して手続を進めるためのリンクである「確認」、および、選択したモバイルバンキングを訂正するために前の画面に戻るためのリンクである「訂正する場合はこちらから」が表示される。
図7(a)に戻って、ステップS111で、データ処理部110は、図18(a)の画面で、「確認」のリンクが選択されたか否かを判断する。「確認」のリンクが選択されたと判断すると(ステップS111でYESの場合)、ステップS112で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200に、選択されたモバイルバンキングを示す金融機関指定情報および前述した端末IDを送信する。一方、「確認」のリンクが選択されていないと判断した場合(ステップS111でNOの場合)、または、ステップS112の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS113に進める。
図6に戻って、ステップS223で、データ処理部210は、携帯電話100から金融機関指定情報を受信したか否かを判断する。金融機関指定情報を受信していないと判断した場合(ステップS223でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS226に進める。
一方、金融機関指定情報を受信したと判断した場合(ステップS223でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS224で、金融機関指定情報とともに受信した端末IDと同一であって利用者情報DB221に登録された端末IDに対応させて、受信した金融機関指定情報を利用者情報DB221に登録する。
次いで、ステップS225で、データ処理部210は、プロモーションメール受取可否設定画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS226に進める。
図18に進んで、図18(b)は、ステップS225で携帯電話100に送信されるプロモーションメール受取可否設定画面である。図18(b)の画面には、電子マネーに関する最新情報等のお知らせメールであるプロモーションメールの受取を希望するか否かを確認する旨の文章、「希望する」のラジオボタン、「希望しない」のラジオボタン、ラジオボタンでの選択結果の送信を指示するためのリンクである「送信」、および、図14(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。
図7(a)に戻って、ステップS113で、データ処理部110は、図18(b)の画面で、「希望する」または「希望しない」のラジオボタンが選択され、「送信」のリンクが選択されることによって、プロモーションメールの受取可否が決定されたか否かを判断する。受取可否が決定されたと判断すると(ステップS113でYESの場合)、ステップS114で、データ処理部110は、プロモーションメールの受取可否を示すプロモーション受取可否情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。一方、受取可否が決定されていないと判断した場合(ステップS113でNOの場合)、または、ステップS114の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS115に進める。
図6に戻って、ステップS226で、データ処理部210は、携帯電話100からプロモーション受取可否情報を受信したか否かを判断する。プロモーション受取可否情報を受信していないと判断した場合(ステップS226でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS231に進める。一方、プロモーション受取可否情報を受信したと判断した場合(ステップS226でYESの場合)、ステップS227で、データ処理部210は、会員IDを発行し、その会員ID、ステップS207で受信したメールアドレス、ステップS224で仮登録された金融機関指定情報およびプロモーション受取可否情報を、プロモーション受取可否情報を送信した携帯電話100の端末IDと対応させて仮登録する。
具体的には、後述する図29の利用者情報DB221に携帯電話100の端末IDと対応させて記憶される登録状態を本登録未完了状態を示す仮登録状態に更新する処理を行なう。
なお、ステップS215でYESと判断された場合には、新たな会員IDを発行することなく、既に発行済みの会員IDを仮登録するようにしてもよい。次いで、ステップS228で、データ処理部210は、電子マネーアプリ111のダウンロードを確認する画面を携帯電話100に送信する。
図18に進んで、図18(c)は、ステップS228で携帯電話100に送信されるダウンロードを確認する画面である。図18(c)の画面には、バリューの利用方法の文章、電子マネーアプリ111のダウンロードを促がす旨の文章、ダウンロードの開始を指示するためのリンクである「ダウンロード開始」、および、電子マネーアプリ111のサイズを示す文章が表示される。
図7(a)に戻って、ステップS115で、データ処理部110は、図18(c)の画面で、「ダウンロード開始」が選択されることによって、電子マネーアプリ111のダウンロードが要求されたか否かを判断する。「ダウンロード開始」が選択されたと判断すると(ステップS115でYESの場合)、ステップS116で、データ処理部110は、電子マネーアプリ111のダウンロードを要求する旨の情報であるアプリダウンロード要求情報を電子マネー管理サーバ200に送信し、実行する処理をステップS116aに進める。一方、「ダウンロード開始」が選択されていないと判断した場合(ステップS115でNOの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS101に戻す。
図6に戻って、ステップS231で、データ処理部210は、携帯電話100からアプリダウンロード要求情報を受信したか否かを判断する。アプリダウンロード要求情報を受信したと判断した場合(ステップS231でYESの場合)、ステップS232で、電子マネーアプリ111を携帯電話100に送信する。すなわち、電子マネー管理サーバ200は、ステップS203で登録要求情報を受信したことを条件として、具体的には登録要求情報を受信し、かつ、ステップS204からステップS231までの処理を実行したことを条件として、電子マネーアプリ111を携帯電話100に送信する。
図18に進んで、携帯電話100で電子マネーアプリ111の受信が開始されると、図18(c)の画面は、図18(d)で示される状態になる。つまり、ダウンロード中である旨の表示が、図18(c)の画面上に表示される。
図7(a)に戻って、ステップS116aで、データ処理部110は、電子マネーアプリ111のダウンロードが終了したか否かを判断する。すなわち、電子マネーアプリ111が記憶部120に記憶されたか否かを判断する。ステップS116aでの判断処理は、ダウンロードが終了するまで、繰返し実行される。ダウンロードが終了したと判断すると(ステップS116aでYESの場合)、データ処理部110は、初期登録時ウェブ処理を終了する。
電子マネーアプリ111のダウンロードが終了すると、携帯電話100のデータ処理部110は、記憶部120に記憶された電子マネーアプリ111を起動させる。
図19は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第6の表示画面図である。図19(a)は、電子マネーアプリ111の起動中に表示される画面である。図19(a)の画面には、起動中であるアプリの名称である「電子マネーアプリ」の文字、および、全起動プロセスのうちの経過したプロセスの割合の概略を示すグラフが表示される。
図8は、本実施の形態における携帯電話100で実行される電子マネーアプリ111の処理の流れを示すフローチャートである。図8を参照して、電子マネーアプリ111が起動されると、ステップS120で、データ処理部110は、電子マネーアプリ111がダウンロードされてから初回の起動であるか否かを判断する。初回起動でないと判断した場合(ステップS120でNOの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS191に進める。一方、初回起動であると判断した場合(ステップS120でYESの場合)、ステップS121で、データ処理部110は、端末IDを電子マネー管理サーバ200に送信する。
図6に戻って、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、ステップS233で、携帯電話100から端末IDを受信して、受信した端末IDが仮登録されているか否かを判断する。端末IDが仮登録されていないと判断した場合(ステップS233でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
一方、端末IDが仮登録されていると判断した場合(ステップS233でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS234で、その端末IDと対応させて仮登録された会員ID、メールアドレス、金融機関指定情報およびプロモーション受取可否情報を、その端末IDと対応させて、利用者情報DB221に本登録させる。具体的には、後述する図29の利用者情報DB221に携帯電話100の端末IDと対応させて記憶される登録状態を本登録状態に更新する処理を行なう。
そして、ステップS235で、データ処理部210は、本登録した携帯端末100に対応する未チャージ削除カウンタのカウント値を1加算する。なお、加算された未チャージ削除カウンタは、会員から脱退した場合であっても利用者情報DB221において保持される。
次に、ステップS236で、データ処理部210は、電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域を携帯電話100に確保させるための情報である領域確保情報を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
図8に進んで、データ処理部110は、ステップS122で、電子マネー管理サーバ200から領域確保情報を受信したか否かを判断する。領域確保情報を受信していないと判断した場合(ステップS122でNOの場合)、データ処理部110は、ステップS122を繰返す。一方、領域確保情報を受信したと判断した場合(ステップS122でYESの場合)、ステップS123で、データ処理部110は、電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域を確保するための領域確保処理の開始を要求する領域確保処理開始要求を、リモート発行サーバ400に送信する。
リモート発行サーバ400は、携帯電話100から領域確保処理開始要求を受けると、領域確保処理開始要求を送信してきた携帯電話100の非接触型ICチップ190に電子マネー遊技使用サービスに用いるための記憶部192の記憶領域を確保し、確保した記憶領域に会員IDを記憶させるための領域確保実行情報を、領域確保処理開始要求を送信してきた携帯電話100に送信する。
図8に戻って、携帯電話100のデータ処理部110は、ステップS124で、リモート発行サーバ400から領域確保実行情報を受信したか否かを判断する。領域確保実行情報を受信していないと判断した場合(ステップS124でNOの場合)、データ処理部110は、ステップS124を繰返す。
一方、領域確保実行情報を受信したと判断した場合(ステップS124でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS125で、リモート発行サーバ400からの領域確保実行情報で示される領域確保処理を実行する。領域確保処理は、非接触型ICチップ190の記憶部192に電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域を確保し、会員IDをリモート発行サーバ400に送信し、記憶部192の確保された記憶領域に0円相当のバリューを記憶させる処理である。
次いで、データ処理部110は、ステップS126で、リモート発行サーバ400から領域確保終了情報を受信したことによって、領域確保処理が終了したか否かを判断する。領域確保処理が終了したと判断した場合(ステップS126でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS191に進める。
ステップS191では、データ処理部110は、後述する図11で説明する引継ぎ情報からの起動であるか否かを判断する。後述するように、バリューの購入後に引継ぎ情報が付された電子メールが携帯電話100に送信され、その引継ぎ情報によって、電子マネーアプリ111が起動され、購入されたバリューが携帯電話100にチャージされる。引継ぎ情報からの起動であると判断した場合(ステップS191でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS150に進める。
一方、引継ぎ情報からの起動でないと判断した場合(ステップS191でNOの場合)、ステップS192で、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域からバリュー残高を取得して、電子マネーアプリ111の起動時初期画面を表示部140に表示させる。
図19に進んで、図19(b)は、ステップS192で表示される起動時初期画面である。図19(b)の画面には、非接触型ICチップ190の製造時から与えられているチップIDが00002000012398であること、ステップS192で取得された非接触型ICチップ190に記憶されているバリューの残高が0円であること、バリューを購入するためのリンクである「バリュー購入(モバイルバンキング経由)」、購入済みのバリューを非接触型ICチップ190にチャージするためのリンクである「ICチップへの購入バリューのチャージ」、および、非接触型ICチップ190へのバリューのチャージの履歴を表示させるためのリンクである「履歴表示」が表示される。
(電子マネーシステム10でのバリューの購入の説明)
図20は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100でバリューを購入するときに携帯電話100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。
図20(a)は、携帯電話100において、アプリケーション実行機能が実行されるときに、携帯電話100の表示部140に、最初に表示されるソフト一覧画面である。
図20(a)の画面には、携帯電話100に導入されているアプリケーションプログラムを実行させるためのリンクとして、「電子マネーアプリ」および「旅行ナビゲータ」が表示される。つまり、本実施の形態における携帯電話100には、電子マネーアプリ111、および、旅行ナビゲータという名称のアプリケーションプログラムが導入されていることが示される。
図8に戻って、図20(a)の画面で「電子マネーアプリ」のリンクが選択され、電子マネーアプリ111が起動されると、初回起動でなく(ステップS120でNOの場合)、引継ぎ情報からの起動でない場合(ステップS191でNOの場合)、ステップS192で、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の領域からバリュー残高を取得して、電子マネーアプリ111の起動時初期画面を表示させる。
図20に進んで、図20(b)の画面は、ステップS192で表示される起動時初期画面である。図20(b)の画面は、前述した図19(b)の画面と同様であるので、重複する説明は繰返さない。ただし、非接触型ICチップ190に記憶されているバリューの残高が、図19(b)の画面では、0円であるのに対して、図20(b)の画面では、1000円である。また、図20(b)の画面では、「バリュー購入(モバイルバンキング経由)」のリンクが選択候補として網掛け表示されている。
図8に戻って、ステップS193で、データ処理部110は、バリュー購入が選択されたか否かを判断する。図20(b)の画面で「バリュー購入(モバイルバンキング経由)」のリンクが選択されると、データ処理部110は、バリュー購入が選択されたと判断し(ステップS193でYES)、ステップS130で、バリュー購入時処理を実行する。
図9は、本実施の形態における携帯電話100により実行される電子マネーアプリ111のサブルーチンであるバリュー購入時処理の流れを示すフローチャートである。図9を参照して、まず、ステップS133で、データ処理部110は、会員IDと端末IDとバリュー残高とを含むチャージ要求情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図10は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラム212の処理の流れを示すフローチャートである。
図10を参照して、まず、ステップS241で、データ処理部210は、携帯電話100からチャージ要求情報を受信したか否かを判断する。チャージ要求情報を受信していないと判断した場合(ステップS241でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS257に進める。
一方、チャージ要求情報を受信したと判断した場合(ステップS241でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS242で、チャージ要求情報に含まれる会員IDおよび端末IDが利用者情報DB221に登録されたものであり、携帯電話100が電子マネー遊技使用サービスに利用可能なものであるか否かを判断する。利用可能なものでないと判断した場合(ステップS242でNOの場合)、ステップS243で、データ処理部210は、使用不可画面を携帯電話100に送信し、実行する処理をステップS241に戻す。
図20に進んで、図20(c)は、ステップS243で送信される使用不可画面である。図20(c)の画面には、携帯電話100が電子マネー管理サーバ200に登録されていない旨の文章、および、その旨を確認して電子マネーアプリ111を終了させるためのリンクである「OK」が表示される。
図10に戻って、一方、利用可能なものであると判断した場合(ステップS242でYESの場合)、ステップS244で、データ処理部210は、購入済みであるが携帯電話100にチャージされていない未チャージバリューがあるか否かを判断する。未チャージバリューがあるか否かについては、後述する発行情報DB222における書込済情報として「0」が記憶されているか否かにより判断が行なわれる。本実施の形態においては、書込済情報として「0」が記憶されていると判断した場合には、データ処理部210は、未チャージバリューがあると判断する。
なお、未チャージバリューがあるか否かの判断については、このようなものに限るものではない。たとえば、チャージされ携帯電話100に書込まれた未チャージバリューは、発行情報DB222から消去するものであってもよい。そして、未チャージバリューがあるか否かについては、発行情報DB222に未チャージバリューが記憶されているか否かにより判断が行なわれるものであってもよい。
未チャージバリューがあると判断した場合(ステップS244でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS245で、チャージ誘導画面を携帯電話100に送信し、実行する処理を後述する図13のステップS276に進める。
図20に進んで、図20(d)は、ステップS245で表示されるチャージ誘導画面である。図20(d)の画面には、チャージされていないバリューがあるので、チャージを促がす旨の文章が表示される。この画面が表示された後、後述する図13のバリュー発行時AP213のステップS276からの処理が実行され、チャージされていないバリューが携帯電話100にチャージされる。
一方、未チャージバリューがないと判断した場合(ステップS244でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS246に進める。
次に、ステップS246で、データ処理部210は、ステップS241で受信したチャージ要求情報を送信してきた携帯電話100に対応する金融機関指定情報を利用者情報DB221から検索して読出す。また、ステップS247で、データ処理部210は、電子マネー管理サーバ200の記憶部220に予め記憶された表示金額リスト情報を読出す。
表示金額リスト情報は、ユーザが携帯電話100で選択可能なバリューの金額のリストを示す情報であり、本実施の形態においては、「1000円」「5000円」「10000円」「20000円」「30000円」の5つの金額を示す情報である。選択可能なバリューの金額は、利用者の遊技へののめり込みを防止するために定められた携帯上保持限度額および1日購入限度額に基づいて、電子マネー遊技使用サービスの提供業者によって予め定められる。携帯上保持限度額は、携帯電話100にチャージできるバリューの限度額である。1日購入限度額は、1日に購入できるバリューの限度額である。
次いで、ステップS251で、データ処理部210は、ステップS241で受信したチャージ要求情報に含まれる携帯電話100にチャージされているバリュー残高に、ステップS247で読出した表示金額リスト情報で示される金額のうちの最低購入金額(本実施の形態では通常用の場合1000円、テスト用の場合10000円)を加算した額が、ステップS250で読出した携帯上保持限度額以下であるか否かを判断する。携帯上保持限度額は、電子マネー管理サーバ200の記憶部220に予め記憶される。本実施の形態においては、携帯上保持限度額は、30000円であるが、これに限定されず、他の金額であってもよい。
バリュー残高に最低購入金額を加算した額が携帯上保持限度額以下でない場合(ステップS251でNOの場合)、ステップS252で、データ処理部210は、携帯上保持限度額購入不可画面を携帯電話100に送信する。
図21は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100でバリューを購入するときに携帯電話100の表示部140に表示される第2の表示画面図である。
図21(a)は、ステップS252で携帯電話100に送信される携帯上保持限度額購入不可画面である。図21(a)の画面には、最低購入金額とバリュー残高との合計が携帯上保持限度額を超えるので、バリューを購入できない旨の文章、および、その旨を確認して起動時初期画面に戻るためのリンクである「OK」が表示される。
図10に戻って、一方、バリュー残高に最低購入金額を加算した額が携帯上保持限度額以下である場合(ステップS251でYESの場合)、ステップS253で、データ処理部210は、発行情報DB222に記憶されているその日に携帯電話100によって購入されたバリューの当日積算額に、最低購入金額を加算した額が1日購入限度額以下であるか否かを判断する。1日購入限度額は、電子マネー管理サーバ200の記憶部220に予め記憶される。本実施の形態においては、1日購入限度額は、30000円であるが、これに限定されず、他の金額であってもよい。
当日積算額に最低購入金額を加算した額が1日購入限度額以下でない場合(ステップS253でNOの場合)、ステップS254で、データ処理部210は、1日購入限度額購入不可画面を携帯電話100に送信する。
図21に進んで、図21(b)は、ステップS254で携帯電話100に送信される1日購入限度額購入不可画面である。図21(b)の画面には、最低購入金額と当日積算額との合計が1日購入限度額を超えるので、バリューを購入できない旨の文章、および、その旨を確認して起動時初期画面に戻るためのリンクである「OK」が表示される。
図10に戻って、一方、当日積算額に最低購入金額を加算した額が1日購入限度額以下である場合(ステップS253でYESの場合)、ステップS255で、データ処理部210は、バリュー残高および当日積算額から購入可能金額を算出する。
具体的には、データ処理部210は、携帯上保持限度額からバリュー残高を減算した額、および、1日購入限度額から当日積算額を減算した額のうち、低い方の額を購入可能金額として算出する。
なお、本実施の形態においては、バリュー残高および携帯上保持限度額、ならびに、当日積算額および1日購入限度額に基づいて、バリューを購入可能か否かを判断して、購入可能金額を算出するようにした。しかし、これに限定されず、バリュー残高および携帯上保持限度額、または、当日積算額および1日購入限度額のいずれか一方に基づいて、バリューを購入可能か否かを判断して、購入可能金額を算出するようにしてもよい。
次に、ステップS256で、データ処理部210は、ステップS241で受信したチャージ要求情報に含まれる端末IDに対応して利用者情報DB221に記憶されている電子メールアドレス、ステップS246で読出した金融機関指定情報、ステップS247で読出した表示金額リスト情報、携帯上保持限度額、1日購入限度額、および、ステップS255で算出した購入可能金額情報を、残高情報として携帯電話100に送信する。
図9に戻って、ステップS134で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200から残高情報を受信したか否かを判断する。残高情報を受信したと判断した場合(ステップS134でYESの場合)、ステップS135で、データ処理部110は、受信した残高情報に含まれる電子メールアドレスがバリューの購入に用いる電子メールアドレスとして正しいか否かを確認するためのアドレス確認画面を表示部140に表示させる。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS136に進める。
図21に進んで、図21(c)は、ステップS135で表示されるアドレス確認画面である。図21(c)の画面には、バリューのチャージの方法を説明するための文章、ステップS134で受信した残高情報に含まれる確認の対象である電子メールアドレス、表示されている電子メールアドレスが電子マネー遊技使用サービスで利用する携帯電話100の電子メールアドレスとして正しいと確認したことを入力するためのリンクである「確認」、および、表示されている電子メールアドレスが電子マネー遊技使用サービスで利用する携帯電話100の電子メールアドレスと異なる場合に選択するリンクである「→上記アドレスがご利用携帯のアドレスと異なる場合はこちら」が表示される。
図9に戻って、ステップS136で、データ処理部110は、図21(c)の画面で「確認」のリンクが選択されることによって、ユーザにより電子メールアドレスが確認されたか否かを判断する。アドレスが確認されたと判断した場合(ステップS136でYESの場合)、ステップS137で、データ処理部110は、金融機関確認画面を表示部140に表示させる。
図22は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100でバリューを購入するときに携帯電話100の表示部140に表示される第3の表示画面図である。
図22(a)は、ステップS137で携帯電話100に表示される金融機関確認画面である。図22(a)の画面には、利用するモバイルバンキングを確認する旨の文章、利用するモバイルバンキングの金融機関の名称、利用するモバイルバンキングを確認して継続して手続を進めるためのリンクである「確認」、および、金融機関を変更するためのリンクである「金融機関変更の場合はこちらを選択してください。」が表示される。
図9に戻って、ステップS138で、データ処理部110は、図22(a)の画面で「確認」のリンクが選択されることによって、利用するモバイルバンキングの金融機関がユーザにより確認されたか否かを判断する。金融機関が確認されたと判断した場合(ステップS138でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS139で、残高情報に含まれる表示金額リスト情報、携帯上保持限度額、1日購入限度額および購入可能金額情報でそれぞれ示される表示金額リストおよび購入可能金額に応じて、購入金額選択画面を表示部140に表示させる。
図22に進んで、図22(b)は、ステップS139で通常用の携帯電話100に表示される購入金額選択画面である。図22(b)の画面には、購入してチャージを希望するバリューの金額の選択を促がす旨の文章、1日購入限度額を示す文章、携帯上保持限度額に関する文章、購入希望金額の選択肢と対をなしたラジオボタン、および、選択されたバリューの購入希望金額の送信を指示するためのリンクである「送信」が表示される。図22(b)の購入金額選択画面に表示される購入希望金額の選択肢、1日購入限度額、および、携帯上保持限度額は、それぞれ、電子マネー管理サーバ10によりこの携帯電話100が通常用の携帯電話であると判定されたことに応じて送信されてきた残高情報に含まれる表示金額リスト情報、1日購入限度額、および、携帯上保持限度額でそれぞれ示される「1000円,5000円,10000円,20000円,30000円」「30000円」および「30000円」である。
ここで、ステップS134で受信された残高情報に含まれる購入可能金額情報で示される購入可能金額を超える金額の選択肢と対をなすラジオボタンは、表示されるが、選択できない。また、購入希望金額の選択肢と対をなすラジオボタンのいずれかが選択されない限り、「送信」のリンクを選択することはできない。なお、本実施の形態においては、購入希望金額を超える金額の選択肢と対をなすラジオボタンも表示される例について説明したが、これに限らず、購入可能金額の範囲内の金額の選択肢と対をなすラジオボタンのみを表示させ、購入可能金額を超える金額の選択肢と対をなすラジオボタンを表示させないようにしてもよい。
図9に戻って、図22(b)の画面で、購入希望金額と対をなすラジオボタンのいずれかが選択され、「送信」のリンクが選択されると、ステップS141で、携帯電話100のデータ処理部110は、購入希望金額のラジオボタンが選択されることによって、購入希望金額が選択されたか否かを判断する。購入希望金額が選択されたと判断した場合(ステップS141でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS142で、購入希望金額および会員IDを示す情報を含む第1口座振替依頼情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図10に進んで、ステップS257で、データ処理部210は、携帯電話100から第1口座振替依頼情報を受信したか否かを判断する。第1口座振替依頼情報を受信していないと判断した場合(ステップS257でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS265に進める。
一方、第1口座振替依頼情報を受信したと判断した場合(ステップS257でYESの場合)、ステップS258で、データ処理部210は、バリュー購入回数カウンタで携帯電話100ごとに計数されているバリュー購入回数が0回か否かを判断する。
バリュー購入回数が0回であると判断した場合(ステップS258でYESの場合)、携帯電話100が電子マネー遊技使用サービスに登録されてから最初のバリューの購入であるので、初期登録手数料を徴収する必要がある。そこで、この場合、ステップS259で、データ処理部210は、初期登録手数料およびチャージ手数料を算出する。
一方、バリュー購入回数が0回でないと判断した場合(ステップS258でNOの場合)、すでに、初期登録手数料は徴収されているので、初期登録手数料を徴収しなくてもよい。そこで、この場合、ステップS260で、データ処理部210は、チャージ手数料を算出する。
なお、本実施の形態においては、ステップS259およびステップS260で、初期登録手数料およびチャージ手数料をそれぞれ算出するようにしたが、これに限定されず、初期登録手数料およびチャージ手数料を予め記憶部220に記憶させておき、それぞれ、ステップS259およびステップS260で読出すようにしてもよい。
次に、データ処理部210は、ステップS261で、今回のバリュー購入を他のバリュー購入と識別するための購入番号を発行し、ステップS262で、ステップS257で受信した第1口座振替依頼情報で示される購入希望金額と、ステップS259またはステップS260で算出された手数料との合計金額を算出する。
次いで、データ処理部210は、ステップS263で、ステップS262で算出した合計金額、ステップS261で発行した購入番号、および、現在の時刻であるタイムスタンプを、会員IDに対応させて発行情報DB222に登録する。そして、データ処理部210は、ステップS264で、合計金額をユーザに確認するための合計金額確認画面を表示させるための合計金額確認情報を携帯電話100に送信する。
図9に戻って、ステップS143で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200から合計金額確認情報を受信したか否かを判断する。合計金額確認情報を受信したと判断した場合(ステップS143でYESの場合)、ステップS144で、データ処理部110は、合計金額確認情報に基づいて、合計金額確認画面を表示部140に表示させる。
図22に進んで、図22(c)は、ステップS144で表示される合計金額確認画面である。図22(c)の画面には、合計金額の確認を求める旨の文章、合計金額を確認して第2口座振替依頼情報を送信するためのリンクである「確認」、および、1つ前の図22(b)の購入金額選択画面に戻るためのリンクである「こちら。」とが表示される。
図9に戻って、ステップS145で、データ処理部110は、図22(c)の画面で「確認」のリンクが選択されることによって、ユーザにより合計金額が確認されたか否かを判断する。合計金額が確認されたと判断した場合(ステップS145でYESの場合)、ステップS146で、データ処理部110は、会員IDを示す情報を含む第2口座振替依頼情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。その後、データ処理部110は、実行する処理を、このバリュー購入時処理の呼出元の処理である電子マネーアプリ111に戻す。
図10に進んで、ステップS265で、データ処理部210は、携帯電話100から第2口座振替依頼情報を受信したか否かを判断する。第2口座振替依頼情報を受信していないと判断した場合(ステップS265でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS269に進める。
一方、第2口座振替依頼情報を受信したと判断した場合(ステップS265でYESの場合)、ステップS266で、データ処理部210は、ステップS263で登録したタイムスタンプと現在の時刻とを比較するタイムスタンプチェックを実行し、異常があるか否かを判断する。たとえば、タイムスタンプと現在の時刻との差が規定時間以上である場合に異常があると判断する。
異常があると判断した場合(ステップS266でYESの場合)、ステップS267で、データ処理部210は、タイムスタンプチェックエラー画面を携帯電話100に送信する。
図22に進んで、図22(e)は、ステップS267で携帯電話100に送信されるタイムスタンプチェックエラー画面である。図22(e)の画面には、購入希望金額を選択してから一定時間が経過したので、手続のやり直しを促がす旨の文章、および、図20(b)の起動時初期画面に戻るためのリンクである「手続を中止する(アプリのメニュー画面に戻る)」が表示される。
図10に戻って、一方、異常がないと判断した場合(ステップS266でNOの場合)、データ処理部210は、ステップS268で、モバイルバンキングへの引継をユーザに確認するためのモバイルバンキング遷移確認画面を表示させるための引継画面情報を携帯電話100に送信する。引継画面情報には、少なくとも、端末IDに対応させて利用者情報DB221に登録されている金融機関指定情報から特定される金融機関の金融機関サーバのインターネットバンキングシステムにアクセス可能となる通信先指定情報としてのURLが含まれる。
図7(b)は、ウェブ処理のうち引継時ウェブ処理の流れを示すフローチャートである。引継時ウェブ処理は、ステップS268において送信されてくる引継画面情報の受信に応じて実行される。図7(b)を参照して、ステップS117で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200から引継画面情報を受信したか否かを判断する。ステップS117での判断処理は、引継画面情報を受信するまで、繰返し実行される。引継画面情報を受信したと判断した場合(ステップS117でYESの場合)、ステップS118で、データ処理部110は、引継画面情報に基づいて、モバイルバンキング遷移確認画面を表示部140に表示させる。
図22に進んで、図22(d)は、ステップS118で表示されるモバイルバンキング遷移確認画面である。図22(d)の画面には、手続がモバイルバンキングへ遷移される旨の文章、その旨の確認を入力するためのリンクである「確認」、および、図20(b)の起動時初期画面に戻るためのリンクである「手続を中止する(アプリのメニュー画面に戻る)」が表示される。
図7(b)に戻って、ステップS118で、データ処理部110は、図22(d)の画面で「確認」のリンクが選択されると、ステップS118aで、データ処理部110は、モバイルバンキングでのバリューの購入に対する決済の処理を行なうモバイルバンキング処理を実行する。
モバイルバンキング処理では、操作に応じてバリューの購入に対する決済に関する情報を金融機関サーバ500に送信し、決済が完了すると引継時ウェブ処理を終了する。ここで、このモバイルバンキング処理は、現在、各金融機関が提供しているモバイルバンキングのシステムを利用するものであるから詳細な説明は省略する。
図1に戻って、バリュー購入に対する決済が完了すると、金融機関サーバ500から決済サーバ280に、バリュー購入に対する決済が完了した旨の消込電文が送信される。
決済サーバ280は、受信した消込電文を請求情報DB281に登録する。そして、決済サーバ280は、受信した消込電文に対応する消込速報を電子マネー管理サーバ200の電子マネー管理サーバ200に送信する。
図10に進んで、ステップS269で、データ処理部210は、決済サーバ280から消込速報を受信したか否かを判断する。消込速報を受信したと判断した場合(ステップS269でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS270で、バリュー対価決済後処理を実行する。バリュー対価決済後処理については、図11で説明する。一方、消込速報を受信していないと判断した場合(ステップS269でNOの場合)、または、ステップS270の後、データ処理部210は、実行する処理をステップS241に戻す。
図11は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラム212のサブルーチンであるバリュー対価決済後処理の流れを示すフローチャートである。
図11を参照して、まず、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、ステップS2700で、ステップS269で決済サーバ280から受信した消込速報で示される購入番号が発行情報DB222に登録されているか否かを判断する。購入番号が登録されていないと判断した場合(ステップS2700でNOの場合)、ステップS2701で、データ処理部210は、エラー処理を行なう。たとえば、警報を発生して、電子マネー管理サーバ200の管理者が確認できるようにする。そして、確認操作後、データ処理部210は、実行する処理をこの処理の呼出元の処理であるバリュー購入時AP212に戻す。
一方、購入番号が登録されていると判断した場合(ステップS2700でYESの場合)、ステップS2702で、データ処理部210は、購入番号で示されるバリューの購入が、その購入番号と対応する携帯電話100での初回の購入であるか否かを判断する。具体的には、その携帯電話100に対応するバリュー購入回数カウンタのカウント値が0であるか否かを判断する。
初回の購入であると判断した場合(ステップS2702でYESの場合)、ステップS2703で、データ処理部210は、未チャージ削除カウンタのカウント値を0にする。なお、初回の購入であると判断した場合には、データ処理部210は、未チャージ削除カウンタのカウント値を1減算するものであってもよい。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS2704に進める。一方、初回の購入でないと判断した場合(ステップS2702でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS2704に進める。
次に、ステップS2704で、データ処理部210は、購入番号に対応する会員IDに対応するバリュー購入記録を更新する。バリュー購入記録は、発行情報DB222に記憶され、会員IDごとの未チャージバリューなどの購入に関する情報の記録である。
後述する図30を参照して具体的に説明すると、発行情報DB222に登録されている会員IDに対応するバリュー購入記録に未チャージバリューの額を特定するための情報(たとえば、購入額が1000円である場合は「1000」)と、「0」の書込済情報とを対応付けて記憶する処理が行なわれる。これにより、ステップS241における判断により受信したチャージ要求に対応するバリューであって、当該チャージ要求元の携帯電話100にチャージ可能となった未チャージバリューを特定するためのバリュー購入記録(特定用情報)を登録する手段が構成されている。
そして、データ処理部210は、ステップS2705で、バリュー購入回数カウンタのカウント値を1加算し、ステップS2706で、携帯電話100に対応する当日積算額に購入金額を加算して、当日積算額を更新し、ステップS2707で、携帯電話100に対応するチャージ累計額に購入金額を加算して、チャージ累計額を更新し記憶する。
次いで、ステップS2708で、データ処理部210は、ステップS2700で受信した消込速報を正常に処理した旨の応答情報を決済サーバ280に送信する。そして、ステップS2709で、データ処理部210は、引継ぎ情報を付した電子メールを、消込速報に対応する会員IDの電子メールアドレス宛に送信する。その後、データ処理部210は、バリュー対価決済後処理を終了し、実行する処理をこの処理の呼出元に戻す。引継ぎ情報としては、リンク情報が含まれる。本実施の形態におけるリンク情報には、後述する電子マネーアプリ111を自動的に起動させるための情報が含まれている。電子マネーアプリ111が起動されると、引継ぎ情報からの起動である(ステップS191でYESである)ので、ステップS150で、データ処理部210は、後述する図12で説明するバリュー発行時処理を実行する。
(電子マネーシステム10でのバリューのチャージの説明)
図23は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100にバリューをチャージするときに携帯電話100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。
図23(a)は、携帯電話100の電子メール機能において、新着メッセージの件数を示す画面である。ここでは、「メール 未読001」の表示によって、新着の電子メールのうち、未読のものが1件であることが示されている。
図23(a)の画面で、「メール 未読001」が選択されると、図23(b)のように、ステップS2709で、電子マネー管理サーバ200から携帯電話100に送信された新着メールの内容が表示される。
図23(b)の電子メールには、購入されたバリューが電子マネー管理サーバ200に登録された旨、および、購入されたバリューをチャージするための引継ぎ情報としてのリンクである「ここをクリックしてアプリを起動し、ICチップへのチャージを行ってください。」が表示される。図23(b)の画面で、このリンクが選択されると、電子マネーアプリ111が起動される。
図8に戻って、引継ぎ情報としてのリンクが選択され、電子マネーアプリ111が起動されると、ステップS191で、データ処理部110は、引継ぎ情報からの起動であると判断して、実行する処理をステップS150に進める。
また、ステップS194で、データ処理部110は、図20(b)で説明した起動時初期画面で「ICチップへの購入バリューのチャージ(最新残高更新)」のリンクが選択されることによって、バリュー発行が選択されたか否かを判断する。バリュー発行が選択された場合(ステップS194でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS150に進める。
ステップS150では、データ処理部110は、後述する図12で説明するバリュー発行時処理を実行する。
本実施の形態においては、電子メールに付された引継ぎ情報としてのリンクが選択されると、電子マネーアプリ111が自動的に起動され、ステップS150でバリュー発行時処理が実行されるようにした。これにより、ユーザは、電子メールを受信したことによりバリューの加算が可能になったことを認識することができる。また、バリューを加算するための操作負担を軽減させることができる。しかし、これに限定されず、リンクが選択されると、電子マネーアプリ111が自動的に起動され、図20(b)で説明した起動時初期画面が表示され、ユーザによりバリューのチャージのリンクが選択されることによってバリュー発行時処理が実行されるようにしてもよい。また、リンクが選択されると、図20(a)で説明した画面が表示され、ユーザにより電子マネーアプリ111が起動され、バリューのチャージのリンクが選択されることによってバリュー発行時処理が実行されるようにしてもよい。
図12は、本実施の形態における携帯電話100により実行される電子マネーアプリ111のサブルーチンであるバリュー発行時処理の流れを示すフローチャートである。
図12を参照して、まず、ステップS152で、データ処理部110は、バリューのチャージを要求するための情報であって会員IDおよび端末IDを含むバリュー発行要求情報を、電子マネー管理サーバ200に送信する。
図13は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行されるバリュー発行時アプリケーションプログラム213の処理の流れを示すフローチャートである。
図13を参照して、まず、ステップS271で、データ処理部210は、携帯電話100からバリュー発行要求情報を受信したことによって、バリュー発行要求があったか否かを判断する。バリュー発行要求がないと判断した場合(ステップS271でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS271に戻す。
一方、バリュー発行要求があったと判断した場合(ステップS271でYESの場合)、ステップS272で、データ処理部210は、ステップS271で受信したバリュー発行要求情報に含まれる会員IDおよび端末IDが利用者情報DB211に登録された利用可能なものであるか否かを判断する。利用可能なものでないと判断した場合(ステップS272でNOの場合)、ステップS273で、データ処理部210は、使用不可画面を携帯電話100に送信する。使用不可画面は、図20(c)で説明した画面と同様の画面である。
一方、利用可能なものであると判断した場合(ステップS272でYESの場合)、ステップS274で、データ処理部210は、会員IDおよび端末IDに対応する未チャージバリューが発行情報DB222に記憶されているか否かを判断する。未チャージバリューがないと判断した場合(ステップS274でNOの場合)、ステップS275で、データ処理部210は、未チャージバリュー無画面を携帯電話100に送信する。
図23に進んで、図23(c)は、ステップS275で携帯電話100に送信される未チャージバリュー無画面である。図23(c)の画面には、未受取のバリューが無い旨の文章、および、その旨を確認して電子マネーアプリ111を終了させるためのリンクである「OK」が表示される。
なお、本実施の形態においては、ステップS274で未チャージバリューがないと判断した場合に、ステップS275で未チャージバリュー無画面を送信するようにした。しかし、これに限定されず、ステップS274およびステップS275の処理を実行しないようにしてもよい。
図13に戻って、未チャージバリューがあると判断した場合(ステップS274でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS276で、発行情報DB222に記憶されている未チャージバリューのバリュー購入記録をバリュー書込済に設定し、ステップS277で、携帯電話100にリモート発行サーバ400からステップS276で書込済に設定したバリュー購入記録から特定される額のバリューを書込ませるためのバリュー発行情報を携帯電話100に送信する。バリュー発行情報は、少なくとも書込み可能なバリューと特定するための情報を含む。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS271に戻す。
なお、本実施の形態においては、ステップS277においてバリュー発行情報が送信され、バリュー購入記録がステップS276においてバリュー書込済に設定されることにより、登録状態が送信済状態に更新されるようにした。しかし、これに限らず、当該バリュー購入記録が消去されることにより、登録状態が送信済状態に更新されるようにしてもよい。
図12に戻って、ステップS153で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200からバリュー発行情報を受信したか否かを判断する。バリュー発行情報を受信したと判断した場合(ステップS153でYESの場合)、ステップS154で、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域にバリュー発行情報から特定されるバリューを記憶させる書込処理を開始させるための情報であって、バリュー発行情報から特定されるバリューの額を示すバリュー発行額情報および端末IDを含む情報である書込処理開始要求情報をリモート発行サーバ400へ送信する。
図1に戻って、リモート発行サーバ400は、バリュー書込実行情報を、書込処理開始要求情報に含まれる端末IDで示される携帯電話100に送信する。バリュー書込実行情報は、携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域に、書込み処理開始要求情報に含まれるバリュー発行額情報で示される額のバリューを記憶させるための情報である。
図12に進んで、データ処理部110は、ステップS155で、リモート発行サーバ400からバリュー書込実行情報を受信したか否かを判断する。バリュー書込実行情報を受信していないと判断した場合(ステップS155でNOの場合)、データ処理部110は、ステップS155の処理を繰返す。
一方、バリュー書込実行情報を受信したと判断した場合(ステップS155でYESの場合)、ステップS156で、データ処理部110は、リモート発行サーバ400から受信したバリュー書込実行情報で示される書込処理を実行する。
書込処理は、バリュー書込実行情報で示されるバリューを非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域に書込む処理である。書込処理が開始される際に、非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域にバリューが記憶されている場合には、記憶されているバリューに新たに書込むバリューを加算するための処理が行なわれる。すなわち、書込処理が行なわれると、書込み前に記憶されていたバリューの額と新たに書込むバリューの額との合計額のバリューが記憶部192に書込まれる。
なお、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の制御部191に対して書込要求信号を送信し、制御部191が記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域にバリューを書込むものであってもよい。この場合、データ処理部110から制御部191に書込要求信号を送信する処理が、バリューを加算するための処理に該当する。
次いで、データ処理部110は、ステップS157で、リモート発行サーバ400から書込終了情報を受信したことによって、書込処理が終了したか否かを判断する。書込処理が終了したと判断した場合(ステップS157でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS158で、非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域からバリュー残高を取得して、バリュー発行完了画面を表示部140に表示させる。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの処理の呼出元の処理に戻す。
図23に進んで、図23(d)の画面は、ステップS158で表示されるバリュー発行完了画面である。図23(d)の画面には、図23(b)の画面と同様のチップID、バリューのチャージが完了した旨の文章、今回のチャージ金額が1000円であること、チャージ後のバリュー残高が11000円であること、および、バリュー使用時の注意事項が表示される。
(電子マネーシステム10でのバリューの使用の説明)
図24は、本実施の形態におけるカードユニット600で実行される球貸処理の流れを示すフローチャートである。図24を参照して、まず、ステップS610で、カードユニット600のデータ処理部610は、不正登録処理を実行する。
図25は、本実施の形態におけるカードユニット600で実行される不正登録処理の流れを示すフローチャートである。図25を参照して、データ処理部610は、ステップS611で、電子マネー管理サーバ200から店舗サーバ800を介して、携帯使用禁止情報を受信したか否かを判断する。
携帯使用禁止情報とは、遊技場30においてすべての携帯電話100でのバリューの使用を禁止させることを指示するための情報である。携帯使用禁止情報を送信する処理については、後述する図27および図28で説明する。
携帯使用禁止情報を受信したと判断した場合(ステップS611でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS612で携帯使用禁止情報を記憶部620に記憶させる。一方、携帯使用禁止情報を受信していないと判断した場合(ステップS611でNOの場合)、または、ステップS612の後、データ処理部610は、実行する処理をステップS613に進める。
ステップS613では、データ処理部610は、電子マネー管理サーバ200から店舗サーバ800を介して、不正端末情報を受信した(入力を受付けた)か否かを判断する。
不正端末情報は、端末IDを含み、端末IDで示される携帯電話100でのバリューの使用を禁止させることを指示するための情報である。不正端末情報を送信する処理については、後述する図27および図28で説明する。
不正端末情報を受信したと判断した場合(ステップS613でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS614で、不正端末情報を記憶部620に記憶させる。一方、不正端末情報を受信していないと判断した場合(ステップS613でNOの場合)、または、ステップS614の後、データ処理部610は、実行する処理をこの不正登録処理の呼出元の処理である図24の球貸処理に戻す。
図24に戻って、ステップS621で、データ処理部610は、図25の不正登録処理で携帯使用禁止情報が記憶部620に記憶されたか否かを判断する。つまり、すべての携帯電話100でのバリューの使用が禁止されているか否かを判断する。
すべての携帯電話100でのバリューの使用が禁止されていると判断した場合(ステップS621でYESの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、携帯電話100でのバリューの使用がすべて禁止されているのではないと判断した場合(ステップS621でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS622で、現在のカードユニット600の状態が減算終了待ち状態であるか否かを判断する。減算終了待ち状態とは、カードユニット600が携帯電話100からの後述する減算終了信号の受信を待っている状態である。
カードユニット600の状態は、状態フラグとしてカードユニット600の記憶部620に記憶される。本実施の形態においては、カードユニット600の状態は、取引要求待ち状態、減算終了待ち状態、および、減算失敗状態の3つの状態をとり、それぞれ、状態フラグとして1から3までの数字が割当てられる。
減算終了待ち状態でないと判断した場合(ステップS622でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS623で、現在のカードユニット600の状態が減算失敗状態であるか否かを判断する。減算失敗状態とは、カードユニット600と携帯電話100との間のやり取りによって、バリューを減算して遊技球の球貸を行なう処理の途中で処理が止まってしまっている状態である。
減算失敗状態でないと判断した場合(ステップS623でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS631で、第1ポーリング信号を送信するようチップリーダライタ690を制御する。ポーリング信号は、カードユニット600と通信可能な携帯電話100があるか否かを確認するための信号であって、ポーリング信号に対する応答があった場合は、通信が可能であると判断される。
ポーリング信号は、チップリーダライタ690のアンテナ694から出力される。しかし、チップリーダライタ690と携帯電話100の非接触型ICチップ190との通信可能距離は数センチメートルである。このため、携帯電話100の非接触型ICチップ190が、チップリーダライタ690の数センチメートル以内にかざされることによって、携帯電話100がチップリーダライタ690からポーリング信号を受信することが可能となる。
図26は、本実施の形態における携帯電話100で実行されるバリュー減算処理の流れを示すフローチャートである。図26を参照して、まず、ステップS911で、携帯電話100の非接触型ICチップ190の制御部191は、カードユニット600から第1ポーリング信号を受信したか否かを判断する。
第1ポーリング信号を受信したと判断した場合(ステップS911でYESの場合)、制御部191は、ステップS912で、端末IDと通番とを記憶部192から読出し、バリュー残高を非接触型ICチップ190の記憶部192から読出し、読出した端末IDと、通番と、バリュー残高とを含む取引要求を、第1ポーリング信号の送信元のカードユニット600に送信する。取引要求は、第1ポーリング信号に対する応答として送信される情報であって、バリューを用いた遊技球の球貸を要求するための情報である。通番は、取引要求の送信元の携帯電話100を用いて実行された複数回のバリューを用いた遊技球の球貸のそれぞれを区別するための番号である。その後、制御部191は、実行する処理をステップS911に戻す。
図24に戻って、ステップS632で、カードユニット600のデータ処理部610は、携帯電話100から端末IDと通番とバリュー残高とを含む取引要求を受信したか否かを判断する。取引要求を受信していないと判断した場合(ステップS632でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、取引要求を受信したと判断した場合(ステップS632でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS633で、取引要求に含まれる端末IDが、ステップS610の不正登録処理で記憶部620に記憶された不正端末情報により示される端末IDであるか否かを判断する。つまり、不正な携帯電話であるか否かを判断する。
不正携帯電話である(携帯電話100から取得した端末IDが記憶部120に記憶した端末IDと一致する)と判断した場合(ステップS633でYESの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS671に進める。
ステップS671では、データ処理部610は、不正携帯端末であることを遊技場の店員等に報知するためのエラー表示を表示部640に表示させる。つまり、ステップS633で一致すると判定されると、後述するステップS636で減算要求が送信されることなくエラー処理として表示部640でエラーである旨が報知される。
次に、ステップS672で、データ処理部610は、遊技場30の店員によってカードユニット600のリセット操作が行なわれたか否かを判断する。リセット操作が行なわれていないと判断した場合(ステップS672でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS672の処理を繰返す。
一方、リセット操作が行なわれたと判断した場合(ステップS672でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS673で、カードユニット600の状態が減算失敗状態であるか否かを判断する。減算失敗状態であると判断した場合(ステップS673でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS674で、端末IDとバリュー残高とを含むリセット情報を店舗サーバ800に送信する。リセット情報は、リセット操作が行なわれたときのカードユニット600の記憶部620の記憶状態を通知するための情報である。
一方、減算失敗状態でないと判断した場合(ステップS673でNOの場合)、または、ステップS674の後、ステップS675で、データ処理部610は、カードユニット600の状態を、取引要求待ち状態または減算失敗状態から、取引要求待ち状態に切替える。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、不正携帯電話でないと判断された場合(ステップS633でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS634で、受信した(取得した)取引要求に含まれる端末IDと通番とバリュー残高とを対応させて記憶部620に記憶させる。
次に、ステップS635で、データ処理部610は、バリュー残高が所定額以上であるか否を判断する。所定額は、本実施の形態においては、1回分の球貸で払出される遊技球に相当する額であり、たとえば、1000円である。バリュー残高が所定額未満である場合(ステップS635でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、バリュー残高が所定額以上であると判断した場合(ステップS635でYESの場合)、ステップS636で、データ処理部610は、記憶部692に記憶されたこのカードユニットの装置IDと、ステップS635の所定額と同額である減算額とを記憶部620から読出し、読出した装置IDと減算額と、ステップS632で受信した取引要求に含まれる通番を更新した更新後通番とを含む減算要求を、チップリーダライタ690にかざされている携帯電話100に送信する。
ここで、通番の更新とは、たとえば、通番に1加算することであるが、これに限定されず、たとえば、所定数加算することであってもよいし、所定数減算することであってもよい。減算要求は、取引額(球貸額)分のバリューの減算を携帯電話に要求するための情報である。
なお、本実施の形態においては、ステップS636で、減算要求を送信するときに、減算要求に装置IDを含めて携帯電話100に送信するようにした。しかし、これに限定されず、装置IDは、減算要求を送信するときでなくて、別のタイミングで送信するようにしてもよい。たとえば、ステップS631で第1ポーリング信号を送信するときに、第1ポーリング信号に装置IDを含めて携帯電話100に送信するようにしてもよい。
図26に進んで、第1ポーリング信号を受信していないと判断した場合(ステップS911でNOの場合)、ステップS921で、携帯電話100の制御部191は、カードユニット600から装置IDと減算額と更新後通番とを含む減算要求を受信したか否かを判断する。
減算要求を受信したと判断した場合(ステップS921でYESの場合)、ステップS922で、制御部191は、減算要求に含まれる装置IDを記憶部192に記憶させる。
次に、ステップS923で、制御部191は、非接触型ICチップ190の記憶部192に記憶されたバリューから減算要求に含まれる減算額相当のバリューを減算する減算処理を実行する。
次いで、ステップS924で、制御部191は、通番を更新する。通番の更新については、具体的には、携帯電話100の記憶部192に記憶されている通番が、減算要求に含まれる更新後通番に置換えられる。なお、カードユニット600から更新後の通番を取得することなく、制御部191が、記憶部192に記憶されている通番を加算更新するようにしてもよい。そして、ステップS925で、制御部191は、端末IDを含む減算終了信号を、減算要求の送信元のカードユニット600に送信するよう非接触通信部193を制御する。
図24に戻って、ステップS637で、カードユニット600のデータ処理部610は、カードユニット600の状態を、取引要求待ち状態から減算終了待ち状態に切替える。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、カードユニット600の状態が減算終了待ち状態であると判断した場合(ステップS622でYESの場合)、ステップS641で、データ処理部610は、携帯電話100から端末IDを含む減算終了信号を受信したか否かを判断する。減算終了信号は、減算が終了したことをカードユニット600に通知するための信号である。
減算終了信号を受信したと判断した場合(ステップS641でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS642で、所定額相当の遊技球を払出すことを指示する球貸信号をパチンコ遊技機700に送信する。パチンコ遊技機700は、この球貸信号に応じて、所定額相当の遊技球を払出す。
次に、ステップS643で、データ処理部610は、ステップS634で記憶された端末IDと、ステップS634で記憶されたバリュー残高から減算した所定額を差引いたバリュー残高とを含む取引情報を店舗サーバ800に送信する。なお、減算前の額と取引額とが送信されるようにしてもよい。
そして、ステップS644で、データ処理部610は、カードユニット600の状態を、減算終了待ち状態から取引要求待ち状態に切替える。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、減算終了信号を受信していないと判断した場合(ステップS641でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS645で、ステップS636で減算要求を送信してから時間Tが経過したか否かを判断する。減算要求を送信してからの経過時間は、データ処理部610によって計測される。時間Tが経過していないと判断した場合(ステップS645でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、時間Tが経過したと判断した場合(ステップS645でYESの場合)、ステップS646で、データ処理部610は、チップリーダライタ690に携帯電話100を再度かざす旨を報知するためのエラー表示を表示部640に表示させる。
次に、ステップS647で、データ処理部610は、カードユニット600の状態を、減算終了待ち状態から減算失敗状態に切替える。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
つまり、カードユニット600は、ステップS636で減算要求を送信してから所定時間T以内に、減算終了信号を受信したことに基づいて、玉貸処理(取引処理)を実行する一方、減算要求を送信してから所定時間T以内に減算終了信号を受信しなかったときには、減算失敗中状態に移行し、当該減算失敗した携帯電話、すなわちステップS634で記憶した端末IDの携帯電話100以外の携帯電話は受け付けない(使用できない)状態となる。
一方、カードユニット600の状態が減算失敗状態であると判断した場合(ステップS623でYESの場合)、ステップS651で、データ処理部610は、リセット操作があったか否かを判断する。リセット操作については、ステップS672で前述したので説明は繰返さない。なお、本実施の形態においては、リセット操作は、カードユニット600の電源を一旦オフ状態にした後オフ状態からオン状態に変更する操作によって所定のリセット入力を受付けるものである。しかし、これに限定されず、所定のリセット入力を受付けるものであれば、他の方法であってもよく、たとえば、管理装置800からリセット信号を受信することによって所定のリセット入力を受付けるものであってもよい。
リセット操作があったと判断した場合(ステップS651でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS673に処理を進め、カードユニット600の状態が減算失敗であると判断して、ステップS674に処理を進め、ステップS634で記憶された端末IDとリセット入力がなされた旨とを含むリセット情報を店舗サーバ800に送信する。なお、本実施の形態においては、データ処理部610は、当該リセット情報にステップS634で記憶されたバリュー残額も含めて送信することとされている。そして、データ処理部610は、ステップS675に処理を進め、カードユニット600の状態を減算失敗状態から取引要求待状態に切替えた後、実行する処理をステップS610に戻す。
これにより、カードユニット600の状態がステップS647で減算失敗状態に移行されることで、後述するステップS656で端末IDが一致しないと判定されたときには玉貸処理が実行されない。つまり、ステップS634で記憶された端末ID以外の携帯電話は使用できなくなる。しかし、ステップS651でリセット入力が受付けられることで、カードユニット600の状態が取引要求待状態に移行され、ステップS634で記憶された端末ID以外の携帯電話を使用した玉貸処理が可能となる。
一方、リセット操作がないと判断した場合(ステップS651でNOの場合)、ステップS652で、データ処理部610は、ステップS631とは異なるポーリング信号、具体的には装置ID、端末IDおよび通番の送信を要求する第2ポーリング信号を送信するようチップリーダライタ690を制御する。つまり、カードユニット600は、ステップS636で減算要求を送信してから所定時間T以内に減算終了信号を受信しなかったときには、ステップS652で第2ポーリング信号を送信することにより、受付けられた携帯電話100からステップS922で記憶された装置ID、さらには記憶部192に記憶された通番および端末IDを取得する。
図26に進んで、減算要求を受信していないと判断した場合(ステップS921でNOの場合)、携帯電話100の制御部191は、ステップS931で、装置IDと端末IDと通番とを要求する第2ポーリング信号を受信したか否かを判断する。第2ポーリング信号を受信していないと判断した場合(ステップS931でNOの場合)、制御部191は、実行する処理をステップS911に戻す。
一方、第2ポーリング信号を受信したと判断した場合(ステップS931でYESの場合)、ステップS932で、制御部191は、端末IDと通番とを記憶部192から読出し、バリュー残高を記憶部192から読出し、ステップS922で記憶部192に記憶した装置IDを読出し、読出した端末IDと通番とバリュー残高と装置IDとを含むリカバリ要求を、第2ポーリング信号の送信元のカードユニット600に送信するよう非接触型ICチップ190を制御する。その後、制御部191は、実行する処理をステップS911に戻す。
図24に戻って、ステップS653で、カードユニット600のデータ処理部610は、携帯電話100から端末IDと通番とバリュー残高と装置IDとを含むリカバリ要求を受信したか否かを判断する。リカバリ要求を受信したいないと判断した場合(ステップS653でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
一方、リカバリ要求を受信したと判断した場合(ステップS653でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS654で、リカバリ要求に含まれる端末IDが、ステップS610の不正登録処理で記憶部620に記憶された不正端末情報により示される端末IDであるか否かを判断する。つまり、不正な携帯電話であるか否かを判断する。不正携帯電話であると判断した場合(ステップS654でYESの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS671に進める。ステップS671からステップS674までの処理については前述したので説明は繰返さない。
不正携帯電話でないと判断された場合(ステップS654でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS655で、ステップS653で受信したリカバリ要求に含まれる装置IDが、このカードユニット600の記憶部620に記憶された装置IDと一致するか否かを判断する。
装置IDが一致すると判断した場合(ステップS655でYESの場合)、ステップS656で、データ処理部610は、ステップS653で受信したリカバリ要求に含まれる端末IDが、ステップS634で記憶部620に記憶した端末IDと一致するか否かを判断する。
端末IDが一致すると判断した場合(ステップS656でYESの場合)、ステップS657で、データ処理部610は、ステップS653で受信したリカバリ要求に含まれる通番が、ステップS634で記憶部620に記憶した通番と一致するか否かを判断する。
一方、装置IDが一致しないと判断した場合(ステップS655でNOの場合)、または、端末IDが一致しないと判断した場合(ステップS656でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
通番が一致すると判断した場合(ステップS657でYESの場合)は、携帯電話100で通番が更新されていない状態であるので、バリューが減算されていないこととなる。このため、ステップS658で、データ処理部610は、ステップS636と同様、装置IDと減算額と更新後通番とを含む減算要求を、チップリーダライタ690にかざされている携帯電話100に送信する。
次に、ステップS659で、データ処理部610は、カードユニット600の状態を、減算失敗状態から減算終了待ち状態に切替える。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻すことで、その後、ステップS641で減算終了信号を受信したと判断して、ステップS642で玉貸処理を実行する。
一方、通番が一致しないと判断した場合(ステップS657でNOの場合)は、携帯電話100で通番が更新されているので、バリューが減算されていることとなる。このため、ステップS661で、データ処理部610は、ステップS642と同様、再度、減算要求を送信することなく球貸信号をパチンコ遊技機700に送信し、玉貸処理を実行する。
次に、ステップS662で、データ処理部610は、ステップS643と同様、取引情報を店舗サーバ800に送信する。そして、ステップS663で、データ処理部610は、カードユニット600の状態を、減算失敗状態から取引要求待ち状態に切替える。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS610に戻す。
以上説明したように、カードユニット600は、ステップS653で取得した装置IDと記憶部692に記憶している装置IDとが一致することを条件として玉貸処理を実行する。具体的には、ステップS653で取得した装置IDと記憶部692に記憶している装置IDとが一致し、取得した端末IDおよび通番がそれぞれステップS634で記憶した端末IDおよび通番に一致した場合には、カードユニット600は、ステップS658で再度、減算要求を送信することで玉貸処理を実行する。そして、端末IDは一致するが通番が一致しなかった場合には、カードユニット600は、減算要求を送信することなくステップS661で玉貸処理を実行する。
図27は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行される残額管理アプリケーションプログラム214の処理の流れを示すフローチャートである。
図27を参照して、まず、ステップS291で、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、店舗サーバ800から取引情報を受信したか否かを判断する。取引情報を受信した場合(ステップS291でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS292で、取引情報に含まれる端末IDに対応する会員IDのチャージ累計額から取引情報に含まれる取引額を減算する。
ステップS292の後、または、取引情報を受信していないと判断した場合(ステップS291でNOの場合)、データ処理部210は、ステップS281で、チャージ累計額がマイナスの会員IDがあるか否かを判断する。
チャージ累計額がマイナスの会員IDがあると判断した場合(ステップS281でYESの場合)、ステップS282で、データ処理部210は、その会員IDの不正回数を1回加算する。
ステップS282の後、または、チャージ累計額がマイナスの会員IDがないと判断した場合(ステップS281でNOの場合)、ステップS283で、データ処理部210は、不正回数が1回の会員IDがあるか否かを判断する。
不正回数1回の会員IDがあると判断した場合(ステップS283でYESの場合)、ステップS284で、データ処理部210は、その会員IDに対応する端末IDの携帯電話のバリューを使用して購入されたプリペイドカードのカードIDをユニットに登録する旨および当該端末IDを含む不正媒体情報を遊技場30側に送信する。
ステップS284の後、または、不正回数1回の会員IDがないと判断した場合(ステップS283でNOの場合)、ステップS285で、データ処理部210は、不正回数が2回の会員IDがあるか否かを判断する。
不正回数2回の会員IDがあると判断した場合(ステップS285でYESの場合)、ステップS286で、データ処理部210は、その会員IDに対応する端末IDを券売機300に登録する旨、および、その会員IDに対応する端末IDを含む不正端末情報を不正が発生した遊技場30側に送信する。また、ステップS287で、データ処理部210は、不正端末情報を不正が発生した遊技場30と同じ商圏の他の遊技場側にも送信する。なお、データ処理部210が不正端末情報を送信する遊技場は、不正が発生した遊技場30、または、不正が発生した遊技場30と同じ商圏の他の遊技場に限定されず、全国の遊技場であってもよいし、不正が発生した遊技場30の近隣の遊技場であってもよい。
ステップS287の後、または、不正回数2回の会員IDがないと判断した場合(ステップS285でNOの場合)、ステップS288で、データ処理部210は、全国の遊技場で発生した不正回数が3回以上であるか否かを判断する。
全国の遊技場で発生した不正回数が3回以上であると判断した場合(ステップS288でYESの場合)、ステップS289で、データ処理部210は、携帯使用禁止情報を遊技場30側に送信する。また、ステップS290で、データ処理部210は、携帯使用禁止情報を不正が発生した遊技場30と全国の遊技場側にも送信する。
なお、データ処理部210が携帯使用禁止情報を、不正が発生した遊技場30以外にも、全国の遊技場に送信する場合について説明したが、これに限らず、不正が発生した遊技場30と同じ商圏の他の遊技場や、不正が発生した遊技場30と近隣の遊技場に送信するものであってもよい。この場合、ステップS288においては、携帯使用禁止情報の送信対象となる遊技場で発生した不正回数が3回以上であるか否かを判断するようにしてもよい。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS261に戻す。
図28は、本実施の形態における店舗サーバ800で実行される店舗サーバ処理の流れを示すフローチャートである。図28を参照して、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS811で、カードユニット600から取引情報またはリセット情報を受信したか否かを判断する。
店舗サーバ800は、各端末IDごとに、カードユニット600から受信した取引情報に含まれるバリュー残高を当該取引情報の受信時刻と対応付けて記憶するとともに、カードユニット600からリセット情報を受信したことに基づいて、リセットがあった旨とリセット情報の受信時刻とを対応付けて記憶する。これにより、リセットがあった旨が記憶されている時刻の直前のバリュー残高と直後のバリュー残高とを比較することにより、リセットの行なわれた取引処理において携帯電話側でバリューの減算が行なわれていたか否かを特定し、ユーザに保証を行なうことができる。たとえば、直前のバリュー残高と直後のバリュー残高との差額が、取引処理(玉貸処理)2回分の金額(2000円)であれば、リセットの行なわれた取引処理において携帯電話側で取引処理が行なわれていたにも関わらず、玉貸処理が行なわれていないことが特定でき、ユーザに玉貸処理1回分の金額(1000円)を保証することができる。
取引情報またはリセット情報を受信したと判断した場合(ステップS811でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS812で、取引情報に含まれる端末IDごとに、バリュー残高を特定する情報を対応させて記憶部に記憶させる。
ステップS812の後、または、取引情報またはリセット情報を受信していないと判断した場合(ステップS811でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS813で、電子マネー管理サーバ200の残高管理AP214へ取引情報を前回送信してから所定時間経過したか否かを判断する。本実施の形態では、所定時間は、3時間である。
取引情報の前回送信から所定時間経過したと判断した場合(ステップS814でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS814で、記憶部に記憶された前回送信後の携帯電話100での取引情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
ステップS814の後、または、取引情報の前回送信から所定時間経過していないと判断した場合(ステップS814でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS821で、携帯使用禁止情報を電子マネー管理サーバ200から受信したか否かを判断する。
携帯使用禁止情報を受信したと判断した場合(ステップS821でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS822で、携帯使用禁止情報を遊技場30内のすべてのカードユニット600に送信する。
ステップS822の後、または、携帯使用禁止情報を受信していないと判断した場合(ステップS821でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS823で、不正端末情報を電子マネー管理サーバ200から受信したか否かを判断する。
不正端末情報を受信したと判断した場合(ステップS823でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS824で、不正端末情報を遊技場30内のすべてのカードユニット600に送信する。
ステップS824の後、または、不正端末情報を受信していないと判断した場合(ステップS823でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS825で、不正媒体情報を電子マネー管理サーバ200から受信したか否かを判断する。
不正媒体情報を受信したと判断した場合(ステップS825でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS826で、不正媒体情報に含まれる端末IDに対応して記憶部に記憶しているカードIDを、遊技場30内のすべてのカードユニット600に送信する。
ステップS826の後、または、不正媒体情報を受信していないと判断した場合(ステップS825でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、実行する処理をステップS811に戻す。
図29は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200が電子マネー遊技使用サービスを提供する際に用いる利用者情報データベース221を説明するための図である。
図29を参照して、利用者情報DB221では、ステップS227で発行される会員IDおよびステップS218で登録される端末IDに対応付けて、ステップS207において受信した空メールから認識される携帯電話100の電子メールアドレス、ステップS224において登録される金融機関指定情報、ステップS235において加算される未チャージ削除カウンタのカウント値、および、携帯電話100の登録状態が記憶される。このため、電子マネー管理サーバ200は、会員IDまたは端末IDに基づき、当該会員IDまたは当該端末IDに対応する、電子メールアドレス、金融機関指定情報、未チャージ削除カウンタのカウント値、および、登録状態を容易に検索することができる。
図29では、たとえば、端末IDとして「MN7RE」の携帯電話のユーザに対して、会員IDとして「1101」が発行され、この会員IDおよび端末IDに対応付けて、電子メールアドレスとして「mailto@jp」、金融機関指定情報として所定の銀行の指定口座を特定するための「2409329」、未チャージ削除カウンタのカウント値として「2」、および、登録状態として「本登録」が記録されている。
図30は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200が電子マネー遊技使用サービスを提供する際に用いる発行情報データベース222を説明するための図である。
図30を参照して、発行情報DB222では、前述した会員IDおよび端末IDに対応付けて、ステップS241で受信したチャージ要求情報に含まれる携帯電話100のバリュー残高、バリュー購入の際にステップS261で発行される購入番号、ステップS262における合計金額の算出に用いられる購入金額および手数料、ステップS266でのタイムスタンプチェックに用いられるタイムスタンプ、ステップS2704で更新されたバリュー購入記録(未チャージバリューを含む)、ステップS2705で加算されるバリュー購入回数、ステップS2706で更新される当日積算額、ステップS2707で加算されるチャージ累計額、および、ステップS291で受信した取引情報に含まれる取引額が記憶される。このため、電子マネー管理サーバ200は、会員IDまたは端末IDに基づき、当該会員IDまたは当該端末IDに対応する、バリュー残高、購入番号、購入金額、手数料、タイムスタンプ、バリュー購入記録、バリュー購入回数、当日積算額、チャージ累計額、および、取引額を容易に検索することができる。なお、バリュー購入記録としては、未チャージバリューの額、および、バリュー書込済であるか否かを示す書込済情報を含む。
図30では、たとえば、会員ID「1101」および端末ID「MN7RE」に対応付けて、バリュー残高として「11000」円、バリュー購入回数として「28」回目、当日積算額として「6000」円、チャージ累計額として「24000」円、および、取引額として「22000」円が記憶されている。
また、前述した会員ID「1101」および端末ID「MN7RE」に対応付けて、購入番号として「90010801」と「90005587」とが記憶されている。本実施の形態においては、バリュー購入が行なわれるごとに、会員IDおよび端末IDに対応付けて、購入番号が記憶される。
購入番号として「90010801」,「90005587」のそれぞれに対応して、購入金額として「1000」円,「5000」円、手数料として「0」円,「0」円、タイムスタンプとして「20050428153457」,「20050417071134」、未チャージバリューの額として「1000」円,「5000」円、および、書込済情報として当該未チャージバリューが書込済でない旨の「0」,当該未チャージバリューが書込済である旨の「1」が記憶されている。このように、発行情報DB222には、購入番号に対応する購入履歴が記憶される。
図31は、本実施の形態における携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192に記憶されるデータを説明するための図である。
図31を参照して、携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192では、前述した会員ID、および、端末IDが予め記憶される。また、記憶部192では、バリューの残額が記憶され、ステップS156でバリューの残額が加算され、ステップS923でバリューの残額が減算される。さらに、記憶部192では、バリューが使用されるたびにステップS924で通番が更新されて記憶され、バリューが使用されたカードユニット600または券売機300を識別するための装置IDが、ステップS922で記憶される。
図31では、たとえば、会員IDとして「1101」、端末IDとして「MN7RE」、電子マネー残額として「1000」円、通番として「1234」、および、装置IDとして「LM6QD」が記憶されている。
以上、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200のデータベースとして、利用者情報DB221と発行情報DB222とからなる構成について説明した。しかし、これに限らず、1つのデータベースで構成されるものであってもよい。たとえば、会員IDおよび端末IDに対応付けて、当該会員IDまたは当該端末IDに対応する各種情報を記憶するように構成するものであってもよい。
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1) ステップS631,S632,S652,S653で説明したように、カードユニット600によって、第1ポーリング信号または第2ポーリング信号に応じてそれぞれ取引要求またはリカバリ要求が受信されることにより、携帯電話100が受付けられる。ステップS636で説明したように、カードユニット600によって、受付けられた携帯電話100に対して、記憶部620に記憶された装置IDを含む情報であって、球貸処理に供される減算額分のバリューの減算を要求する情報である減算要求が送信される。
ステップS922で説明したように、携帯電話100によって、カードユニット600から送信されてきた装置IDが記憶部192に記憶される。ステップS923で説明したように、携帯電話100によって、送信されてきた減算要求により示される減算額分のバリューが、記憶部192に記憶されたバリューから減算される。ステップS925で説明したように、携帯電話100によって、減算が完了した旨を示す減算終了信号がカードユニット600に返信される。
ステップS642で説明したように、カードユニット600によって、減算要求が送信されてから時間T以内に携帯電話100から減算終了信号が受信されたこと(ステップS645においてYESとなる前にステップS641においてYESとなったこと)に基づいて、球貸処理が実行される。
ステップS653で説明したように、カードユニット600によって、減算要求が送信されてから時間T以内に携帯電話100から減算終了信号を受信することなく(ステップS641においてYESとなる前にステップS645においてYESとなり)、その後に、リカバリ要求が受信されること(ステップS653でYESの場合)により、携帯電話100が受付けられたときに、携帯電話100の記憶部192に記憶された装置IDが取得される。
ステップS655で説明したように、カードユニット600によって、取得した装置IDが、記憶部620に記憶された装置IDと一致するか否かが判定される。ステップS661で説明したように、カードユニット600によって、ステップS655で一致すると判定されたことを条件として、球貸処理が実行される。
このため、カードユニット600Aとの取引においてバリューの減算が行なわれることなく通信が途絶え、その後、他のカードユニット600Bにおいて球貸処理が行なわれた後に、再び、カードユニット600Aに携帯電話100が受付けられたときに、二重に球貸処理を行なわれてしまうことを防止できる。
(2) 携帯電話100によって、端末IDと、バリューを用いて行なわれた処理を区別するための番号である通番とが記憶部192に予め記憶される。ステップS924で説明したように、携帯電話100によって、カードユニット600から減算要求が送信されてきたこと(ステップS921でYESの場合)に基づいて、記憶部192に記憶された通番が更新される。
ステップS631,S632,S634で説明したように、カードユニット600によって、受付けられた携帯電話100に対応する通番が取得されて記憶部620に記憶される。ステップS653で説明したように、カードユニット600によって、携帯電話100に記憶された端末IDおよび通番がさらに取得される。ステップS656,S657で説明したように、カードユニット600によって、取得された端末IDおよび通番が、記憶部620に記憶された端末IDおよび通番と一致するか否かがさらに判定される。
ステップS658で説明したように、カードユニット600によって、装置ID、端末IDおよび通番のすべてが一致すると判定されたとき(ステップS657でYESの場合)には、携帯電話に対して減算要求が送信される。S661で説明したように、カードユニット600によって、装置IDおよび端末IDが一致し、通番が一致しないと判定されたとき(ステップS657でNOの場合)には、球貸処理が実行される。
このため、途中で通信が途絶えた場合であっても、再度、携帯電話100が受付けられたときに、バリューの減算に応じた球貸処理を確実に行なうことができる。
(3) ステップS631,S632で説明したように、カードユニット600によって、受付けられた携帯電話100から、携帯電話100に記憶された通番が取得される。
このため、電子マネー管理サーバ200などの他の装置から取得される場合と比較して、処理が迅速化されるとともに、通番を記憶させるために他の装置の記憶容量を消費しないようにできる。
(4) ステップS613,S614で説明したように、カードユニット600によって、不正携帯端末の端末IDの入力が店舗サーバ800から受付けられる。ステップS633,S654で説明したように、カードユニット600によって、取得された端末IDが、入力が受付けられた不正携帯端末の端末IDに一致するか否かが判定される。カードユニット600によって、不正携帯端末の端末IDに一致すると判定されたこと(ステップS633またはステップS654でYESの場合)を条件として、ステップS636,S658の処理に進ませないようにすることによって減算要求の送信が禁止されて、ステップS671でエラー表示がされることによって、エラー処理が実行される。このため、不正携帯端末による球貸処理が実行されることを防止できる。
(5) カードユニット600によって、端末IDが一致しないと判定されたとき(ステップS656でNOの場合)には、ステップS661の処理に進ませないようにされることによって、球貸処理が禁止される。ステップS675で説明したように、カードユニット600によって、ステップS672でリセット操作の入力が受付けられたことを条件として、記憶部620に記憶された端末IDの携帯電話以外の携帯電話に対する球貸処理の禁止が解除される。
このため、再度、ユーザが携帯電話をかざすことなく遊技機から離れてしまって、他の携帯電話を受付けることができなくなることによる球貸処理の実行回数の低減を防止できる。
(6) ステップS632,S634で説明したように、カードユニット600によって、受付けられた携帯電話100から、この携帯電話に記憶されたバリューの額が取得され記憶される。ステップS643,S662で説明したように、カードユニット600によって、ステップS642,S661での球貸処理の実行に伴って、記憶部620に記憶されたバリュー残高と端末IDとを含む取引情報が店舗サーバ800に対して送信される。ステップS674で説明したように、カードユニット600によって、リセット操作の入力が受付けられたこと(ステップS672でYESの場合)に基づいて、記憶部620に記憶されたバリュー残高と端末IDとを含みリセット操作の入力を受付けた旨を示すリセット情報が店舗サーバ800に対して送信される。
このため、ユーザからバリューの保証の申告があったときに、店舗サーバ800で履歴を確認してユーザに保証することが可能となる。
次に前述した実施の形態の変形例を挙げる。
(1) 前述した実施の形態においては、図24から図26において、カードユニット600に携帯電話100がかざされることによって球貸処理が行なわれる処理について説明した。しかし、これに限定されず、券売機300に携帯電話100がかざされることによってプリペイドカード371を発券する発券処理に、図24から図26において説明した処理を適用してもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、ステップS924で携帯電話100によって減算処理時に通番が更新されるようにして、カードユニット600では、通番は更新されるようにしなかった。このため、カードユニット600に記憶されている通番が携帯電話100から取得された通番と同じ場合(ステップS657でYESの場合)には、減算処理が行なわれていないこととなるので、ステップS658で減算要求を再度送信するようにした。そして、通番が異なる場合(ステップS657でNO野場合)には、減算処理がすでに行なわれていることとなるので、ステップS661で球貸処理を実行するようにした。
しかし、これに限定されず、ステップS924で携帯電話100によって減算処理時に通番が更新されるようにして、カードユニット600でも、減算要求送信時に、通番が更新されるようにしてもよい。これにより、カードユニット600に記憶されている通番が携帯電話100から取得された通番と同じ場合には、減算処理が行なわれていることとなるので、球貸処理を実行するようにする。そして、通番が異なる場合には、減算処理が未だに行なわれていないこととなるので、減算要求を再度送信するようにする。このようにしても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図32は、本実施の形態におけるカードユニット600で実行される球貸処理の変形例の流れを示すフローチャートである。図32を参照して、ステップS638、ステップS660、ステップS657A以外のステップは、図24の球貸処理で説明したので説明は繰返さない。
前述した実施の形態においては、ステップS636またはステップS658で減算要求が送信されたときに、カードユニット600側においては、ステップS634で記憶部620に記憶した通番を更新することなく次のステップに進んだ。本変形例においては、それぞれ、ステップS638またはステップS660で、データ処理部610は、記憶部620に記憶されている通番を更新する。その後、データ処理部610は、それぞれ、ステップS637またはステップS659の処理を実行する。これにより、減算要求時にカードユニット600でも通番が更新される。
そして、本変形例においては、カードユニット600側で通番が更新される結果、ステップS657A(前述した実施の形態のステップS657に相当)の判定結果に対する処理が前述した実施の形態と異なる。具体的には、通番が一致すると判定されたとき(ステップS657AでYESの場合)には、ステップS661からステップS663までの処理が実行されることによって、再度、減算要求が送信されることなく玉貸処理が実行される。一方、通番が一致しないと判定されたとき(ステップS657AでNOの場合)には、ステップS658からステップS659までの処理が実行されることによって、減算要求が送信され、その後、ステップS642の処理が実行されることによって、玉貸処理が行なわれる。
(3) 前述した実施の形態においては、ステップS269で決済サーバ280から消込速報を受信したことを条件として、電子マネー管理サーバ200は、バリューの購入に対する決済が終了したと判断して、ステップS277でバリュー発行情報を携帯電話100に送信するようにした。
しかし、これに限定されず、クレジットカードによる与信でバリューを購入できるようにして、実際の決済は済んでいなくても、バリュー発行情報を携帯電話100に送信するようにしてもよい。
(4) 前述した実施の形態においては、ステップS235およびステップS2703で、一度もバリューを購入することなく、電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域が削除された回数を未チャージ削除カウンタで計数することによって、初期登録手数料の決済が終了しているか否かを管理するようにした。そして、ステップS216で、未チャージ削除カウンタのカウント値が所定回数に達したと判断したときに、ステップS236で、領域確保情報を送信しないようにした。
これにより、リモート発行サーバ400に電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域の領域確保情報が送信されないので、リモート発行サーバ400によって初期登録手数料の課金が行なわれない。このため、バリューの購入をせずに電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域の確保を繰返すことによって生じる未決済の初期登録手数料を低減させること、つまり電子マネー遊技使用サービスの提供機関に生じる損害を低減させることができる。
しかし、これに限定されず、初期登録手数料の決済が終了しているか否かを示す情報を管理して、その情報によって登録要求情報送信元の携帯電話の初期登録手数料が未決済であることが示されることを条件として、その携帯電話への領域確保情報の送信を禁止するようにしてもよい。
(5) 前述した実施の形態においては、電子マネー管理サーバ200で当日積算額を管理し、最低購入金額との合計が所定額以上となるか否かにより、携帯電話100に格納されたバリュー残高の上限判定を行なうようにした。
しかし、これに限らず、携帯電話100により電子マネーアプリ111が実行されることによって、受付けられたチャージ希望金額の受付額と当日積算額との合計が所定額以上となるか否かの上限判定を行なうようにしてもよい。この場合、携帯電話100により電子マネーアプリケーションが実行されることによって、当日チャージ可能額の上限額に達するまでの当日格納可能余裕額、および、バリュー残高の上限額に達するまでの携帯電話100に格納可能な携帯格納可能余裕額を算出し、チャージ希望金額が表示される際に、当日格納可能余裕額および携帯格納可能余裕額未満の金額が表示されるようにしてもよい。
(6) 携帯電話100の非接触型ICチップ190にバリューがチャージされたとき、および、バリューの減算が完了したときに、非接触型ICチップ190の記憶部192に記憶されたバリュー残高のバックアップが記憶部120にされるようにしてもよい。
また、バリューがチャージされたとき、または、バリューの減算が完了したときのいずれかのときに、バックアップがされるようにしてもよい。
また、携帯電話100によってユーザからバックアップ操作の入力が受付けられたときに、バックアップがされるようにしてもよい。
また、携帯電話100によって前回バックアップがされてから所定期間(たとえば、3時間、1日など)経過するごとに、バックアップがされるようにしてもよい。
(7) 前述した実施の形態においては、当日に購入されたバリューの積算額を当日積算額として積算するようにした。しかし、これに限定されず、所定期間(たとえば、午前6時から翌日の午前6時までの期間)に購入されたバリューの積算額を積算するようにしてもよい。
(8) 前述した実施の形態においては、図27の残額管理AP214によって、それぞれの会員IDごとに不正回数の頻度に応じて、不正に対する処理を行なうようにした。しかし、これに限定されず、すべての携帯電話での不正回数を合計した回数の頻度に応じて、不正に対する処理を行なうようにしてもよい。
(9) ステップS281で説明したように、取引額がチャージ累計額を超えているか否かにより不正取引の発生を判断して、チャージ累計額を超えた不正取引があった場合、ステップS284で説明したように、不正取引を行なった会員IDの端末IDの不正な携帯電話100で購入されたプリペイドカード371の使用を禁止するような電子マネーシステムであってもよい。
また、ステップS281で説明したように、取引額がチャージ累計額を超えているか否かにより不正取引の発生を判断して、チャージ累計額を超えた不正取引があった場合、ステップS286で説明したように、不正取引を行なった会員IDの端末IDの不正な携帯電話100のバリューの使用を禁止するような電子マネーシステムであってもよい。
また、ステップS281で説明したように、取引額がチャージ累計額を超えているか否かにより不正取引の発生を判断して、チャージ累計額を超えた不正取引があった場合、ステップS289で説明したように、不正取引が発生したホール(遊技場)でのすべての携帯電話でのバリューの使用を禁止するような電子マネーシステムであってもよい。
(10) 前述した実施の形態においては、電子マネーシステム10は、遊技場30に設置される装置、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、決済サーバ280、リモート発行サーバ400、および、金融機関サーバ500で構成されるようにした。
しかし、これに限定されず、電子マネー管理サーバ200に、決済サーバ280、リモート発行サーバ400、および、金融機関サーバ500の機能が含まれるようにして、電子マネーシステム10が、遊技場30に設置される装置、携帯電話100、および、電子マネー管理サーバ200で構成されるようにしてもよい。
(11) 前述した実施の形態では、電子マネーシステム10の発明として説明した。しかし、これに限定されず、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、決済サーバ280、券売機300、カードユニット600、および、店舗サーバ800の装置の発明として捉えることができる。
また、電子マネーアプリ111、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、および、残高管理AP214のプログラムの発明として捉えることができる。
さらに、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、決済サーバ280、券売機300、カードユニット600、および、店舗サーバ800の装置でそれぞれ行なわれる処理を処理方法の発明として捉えることができる。また、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、決済サーバ280、券売機300、カードユニット600、および、店舗サーバ800の装置で実行されるプログラムをプログラムの発明として捉えることができる。
(12) 前述した実施の形態では、電子マネー遊技使用サービスの提供業者に対価を支払うためにユーザが利用する金融機関のサーバとして、金融機関ごとにそれぞれ金融機関サーバ500が設けられている例について説明した。しかし、これに限らず、ユーザが利用する金融機関のサーバとしては、複数の金融機関からなるグループ用に設けられた共通の金融機関サーバであってよい。この場合、同じグループに属する金融機関を利用する場合には、異なる金融機関を利用する場合であっても、当該グループ用に設けられた共通の金融機関サーバと通信し対価の支払いが行なわれる。また、対価を支払うために利用するためのサーバとしては、金融機関のサーバに限らず、ユーザが登録した金融機関サーバと通信し対価の支払いを代行する代行業者のサーバであってもよい。つまり、これらの場合にも、金融機関のサーバに含まれる。
(13) 前述した実施の形態においては、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部によって、図10のステップS268で、モバイルバンキングへの引継をユーザに確認するためのモバイルバンキング遷移確認画面を表示させるための引継画面情報が携帯電話100に送信され、携帯電話100のデータ処理部110によって、図7のステップS117で、電子マネー管理サーバ200から引継画面情報が受信されたことに応じて、ステップS118,S118aでモバイルバンキングに遷移され、決済が行なわれるようにした。つまり、携帯電話100と電子マネー管理サーバ200との接続が一旦分断され、決済のために携帯電話100から金融機関サーバ500にアクセスし、その後、再度、電子マネー管理サーバ200にアクセスして電子マネー情報の書込みを行なうようにした。
しかし、これに限定されず、電子マネー管理サーバ200によって、ステップS268で引継画面情報が送信されることに替えて、携帯電話100から電子マネー管理サーバ200を介して、金融機関サーバ500で決済が行なえるようにしてもよい。このようにすることで、携帯電話100と金融機関サーバ500とが決済のやり取りをする場合に分断してしまう携帯電話100と電子マネー管理サーバ200との接続を保ったまま、決済のやり取りを行なうことができるようになり、その後の電子マネー情報の携帯電話100への書込みまでの処理を一連の処理として行なうことができる。
(14) 前述した実施の形態においては、携帯電話100のデータ処理部110によって図7のステップS112で金融機関指定情報が送信されたことに応じて、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210によって、図6のステップS224で、金融機関指定情報が利用者情報DB221に登録されるようにした。
しかし、金融機関指定情報は新規会員登録時に登録されることに限定されず、他のタイミングで登録されるようにしてもよい。たとえば、バリューの初回購入時に登録されるようにしてもよいし、遊技者の携帯電話100からの金融機関指定情報の登録の要求があったときに登録されるようにしてもよい。
(15) 前述した実施の形態においては、プリペイドカード371に残額を示す情報が記録されるようにした。しかし、これに限定されず、プリペイドカード371にはカードIDのみ記録しておき、店舗サーバ800などのサーバで、カードIDに対応させて残額を示す情報を管理しておき、プリペイドカード371を発行したり、プリペイドカード371に入金したり、プリペイドカード371から残額を減算したりする場合に、店舗サーバ800とやり取りするようにしてもよい。
(16) 前述した実施の形態においては、店舗が遊技場であり、取引処理がカードユニット600における玉貸処理である例について説明した。しかし、これに限らず、取引装置が複数設置される店舗であればよい。たとえば、取引装置としてのゲームマシンが複数設置されるゲームセンターであってもよく、この場合には、ゲームマシンにおけるゲーム代金の支払が電子マネーによって行なわれ、取引処理としてゲームマシンをゲーム開始可能な状態にする処理が行なわれる。また、取引装置としてのPOS(Point Of Sales system)端末が複数設置されるレンタルビデオ店(有人、無人)であってもよく、この場合にはPOS端末におけるビデオレンタルの対価の支払が電子マネーによって行なわれ、取引処理としてPOS端末に入力された対価の減算処理が行なわれる。
(17) 前述した実施の形態においては、カードユニット600において、図24のステップS635に示すように、携帯電話のバリュー残高が所定額(1000円)未満の場合には玉貸処理が行なわれないようにした。しかし、これに限らず、バリュー残高が1000円以上なら1000円分の玉貸しを行ない、1000円未満の場合には玉貸処理の最小単位である100円の整数倍分の玉貸しを行なうようにしてもよい。たとえば、バリュー残高が550円であれば、500円分の玉貸しを行なうようにしてもよい。
(18) 前述した実施の形態においては、携帯電話100がカードユニット600にかざされることにより、遊技者の操作を受付けることなく玉貸処理が行なわれるようにした。しかし、携帯電話100がかざされることによりカードユニット600に所定額(たとえば3000円)が入金処理され、その後、遊技者の操作に応じて、貸出単位額(たとえば500円)ずつ玉貸処理が行なわれてもよい。この場合には、入金処理が取引処理に該当する。
(19) 前述した実施の形態においては、図24に示すように、ステップS656で端末IDが一致しない場合には取引処理が行なわれないようにした。しかし、これに限らず、端末IDが一致しない場合にも取引処理を行なうようにしてもよい。この場合には、ステップS634で減算失敗中の携帯電話100の端末IDを記憶している領域とは別の領域に新たに受付けた携帯電話の端末ID等を記憶して処理するようにし、再度、減算失敗中の携帯電話100を受付けたときに、当該携帯電話100についての処理を再開するようにすればよい。
(20) 前述した実施の形態においては、図24に示すように、ステップS655やステップS656において装置IDや端末IDが一致しないと判定された場合には、ステップS610を介してステップS653に戻り、再度、携帯電話がかざされるのを待つこととされた。しかし、装置IDや端末IDが一致しないと判定されたときにエラー報知等の処理を行なうようにしてもよい。
(21) たとえば、携帯電話100において取引処理ごとまたは取引装置ごとに別個の通番を記憶するようにすれば、本実施の形態のように装置IDを用いなくても二重取引を防止することができる。しかし、この場合には携帯電話100の限られた記憶領域を過大に消費してしまうことになる。したがって、本実施の形態のようにすれば、携帯電話100の記憶領域を過大に消費せずに二重取引を防止することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る電子マネーシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る携帯電話の構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る電子マネー管理サーバの構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る券売機の構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係るカードユニットの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行される初期登録時アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話のウェブブラウザ機能により実行されるウェブ処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話で実行される電子マネーアプリの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話により実行される電子マネーアプリのサブルーチンであるバリュー購入時処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラムのサブルーチンであるバリュー対価決済後処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話により実行される電子マネーアプリのサブルーチンであるバリュー発行時処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行されるバリュー発行時アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第1の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第2の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第3の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第4の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第5の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第6の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話でバリューを購入するときに携帯電話の表示部に表示される第1の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話でバリューを購入するときに携帯電話の表示部に表示される第2の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話でバリューを購入するときに携帯電話の表示部に表示される第3の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話にバリューをチャージするときに携帯電話の表示部に表示される第1の表示画面図である。 本実施の形態におけるカードユニットで実行される球貸処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるカードユニットで実行される不正登録処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話で実行されるバリュー減算処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行される残額管理アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における店舗サーバで実行される店舗サーバ処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバが電子マネー遊技使用サービスを提供する際に用いる利用者情報データベースを説明するための図である。 本実施の形態における電子マネー管理サーバが電子マネー遊技使用サービスを提供する際に用いる発行情報データベースを説明するための図である。 本実施の形態における携帯電話の非接触型ICチップの記憶部に記憶されるデータを説明するための図である。 本実施の形態におけるカードユニットで実行される球貸処理の変形例の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 電子マネーシステム、30 遊技場、100 携帯電話、110 データ処理部、111 電子マネーアプリ、120 記憶部、130 データ入力部、140 表示部、150 音声入出力部、160 無線通信部、161 アンテナ、190 非接触型ICチップ、191 制御部、192 記憶部、193 非接触通信部、194 アンテナ、200 電子マネー管理サーバ、210 データ処理部、211 初期登録時AP、212 バリュー購入時AP、213 バリュー発行時AP、214 残高管理AP、215 バリュー預かりAP、216 バリュー返却AP、220 記憶部、221 利用者情報DB、222 発行情報DB、230 データ入力部、240 表示部、260 通信部、280 決済サーバ、300 券売機、310 データ処理部、320 記憶部、330 操作部、340 表示部、360 通信部、370 カードリーダライタ、371 プリペイドカード、380 貨幣処理機、390 チップリーダライタ、391 制御部、392 記憶部、393 非接触通信部、394 アンテナ、400 リモート発行サーバ、500 金融機関サーバ、600 カードユニット、610 データ処理部、620 記憶部、631 球貸ボタン、632 返却ボタン、640 表示部、660 通信部、670 カードリーダライタ、690 チップリーダライタ、691 制御部、692 記憶部、693 非接触通信部、694 アンテナ、700 パチンコ遊技機、800 店舗サーバ。

Claims (8)

  1. 電子マネー情報を記憶する電子マネー情報記憶手段を備えた携帯端末と、店舗内に複数設置され、前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報を用いて取引処理を実行する取引装置とを含む電子マネーシステムであって、
    前記取引装置は、
    該取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報を記憶する取引装置識別情報記憶手段と、
    前記携帯端末を受付ける受付手段と、
    該受付手段により受付けられた前記携帯端末に対して、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と、前記取引処理に供される取引額分の前記電子マネー情報の減算を要求する減算要求情報とを送信する情報送信手段とを備え、
    前記携帯端末は、
    前記情報送信手段から送信されてきた前記取引装置識別情報を記憶する受信取引装置識別情報記憶手段と、
    前記情報送信手段から送信されてきた前記減算要求情報により示される前記取引額分の前記電子マネー情報を、前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報から減算する電子マネー情報減算手段と、
    該電子マネー情報減算手段による減算が完了した旨を示す減算完了通知を前記取引装置に返信する減算完了通知返信手段とを備え、
    前記取引装置は、さらに、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから所定時間以内に前記減算完了通知返信手段から送信されてきた前記減算完了通知を受信したことに基づいて、前記取引処理を実行する取引処理実行手段と、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから前記所定時間以内に前記減算完了通知返信手段から前記減算完了通知を受信することなく、その後に前記受付手段により前記携帯端末が受付けられたときに、当該携帯端末の前記受信取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報を取得する携帯端末処理手段と、
    該携帯端末処理手段により取得した前記取引装置識別情報が、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と一致するか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記取引処理実行手段は、該判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記取引処理を実行することを特徴とする、電子マネーシステム。
  2. 前記携帯端末は、さらに、
    該携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報を記憶する携帯端末識別情報記憶手段と、
    通番を記憶する通番記憶手段と、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてきたことに基づいて、前記通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する通番更新手段とを備え、
    前記取引装置は、さらに、
    前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報を取得して記憶する受付携帯端末識別情報記憶手段と、
    前記受付手段により受付けられた前記携帯端末に対応する通番を取得して記憶する受付携帯端末通番記憶手段とを備え、
    前記携帯端末処理手段により、前記携帯端末の携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および通番記憶手段に記憶された通番をさらに取得し、
    前記判定手段により、該携帯端末処理手段により取得した携帯端末識別情報および通番が、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および受付携帯端末通番記憶手段に記憶された通番と一致するか否かをさらに判定し、
    前記判定手段により取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたときには、前記携帯端末に対して前記情報送信手段により減算要求情報を送信する一方、前記判定手段により取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたときには、前記減算要求情報を送信することなく前記取引処理実行手段により取引処理を実行することを特徴とする、請求項1に記載の電子マネーシステム。
  3. 前記携帯端末は、さらに、
    該携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報を記憶する携帯端末識別情報記憶手段と、
    通番を記憶する通番記憶手段と、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてきたことに基づいて、前記通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する第1の通番更新手段とを備え、
    前記取引装置は、さらに、
    前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報を取得して記憶する受付携帯端末識別情報記憶手段と、
    前記受付手段により受付けられた前記携帯端末に対応する通番を取得して記憶する受付携帯端末通番記憶手段と、
    前記情報送信手段による前記減算要求情報の送信に伴って、前記受付携帯端末通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する第2の通番更新手段とを備え、
    前記携帯端末処理手段により、前記携帯端末の携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および通番記憶手段に記憶された通番をさらに取得し、
    前記判定手段により、前記携帯端末処理手段により取得した携帯端末識別情報および通番が、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および受付携帯端末通番記憶手段に記憶された通番と一致するか否かをさらに判定し、
    前記判定手段により取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたときには、前記携帯端末に対して前記情報送信手段により減算要求情報を送信する一方、前記判定手段により取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたときには、前記減算要求情報を送信することなく前記取引処理実行手段により取引処理を実行することを特徴とする、請求項1に記載の電子マネーシステム。
  4. 前記受付携帯端末通番記憶手段は、前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記通番記憶手段に記憶された通番を取得することを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の電子マネーシステム。
  5. 前記取引装置は、さらに、
    前記取引処理が禁止されている取引禁止携帯端末の前記携帯端末識別情報の入力を受付ける取引禁止携帯端末入力受付手段と、
    前記受付携帯端末識別情報記憶手段によって取得された前記携帯端末識別情報が、前記取引禁止携帯端末入力受付手段によって入力が受付けられた前記取引禁止携帯端末の前記携帯端末識別情報に一致するか否かを判定する取引禁止携帯端末判定手段とを備え、
    該取引禁止携帯端末判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記情報送信手段により減算要求情報を送信することなくエラー処理を行なうことを特徴とする、請求項2から請求項4までのいずれかに記載の電子マネーシステム。
  6. 前記取引装置は、
    前記判定手段により前記携帯端末識別情報が一致しないと判定されたときには、前記取引処理実行手段により取引処理を実行しない一方、所定のリセット入力を受付けたことを条件として、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報の携帯端末以外の携帯端末による取引処理を可能とすることを特徴とする、請求項2から請求項5までのいずれかに記載の電子マネーシステム。
  7. 前記取引装置は、
    前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報の額を取得して記憶する受付携帯端末電子マネー額記憶手段と、
    前記取引処理実行手段による前記取引処理の実行に伴って、前記受付携帯端末電子マネー額記憶手段に記憶された前記電子マネー情報の額から取引額を減算した電子マネー情報の額を特定可能な情報と前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報とを、当該取引装置外に設けられた管理装置に対して送信するとともに、前記リセット入力が受付けられたことに基づいて、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報と前記リセット入力を受付けた旨とを、前記管理装置に対して送信する取引情報送信手段とを備えることを特徴とする、請求項6に記載の電子マネーシステム。
  8. 店舗内に複数設置され、携帯端末に記憶された電子マネー情報を用いて取引処理を実行する取引装置であって、
    該取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報を記憶する取引装置識別情報記憶手段と、
    前記携帯端末を受付ける受付手段と、
    該受付手段により受付けられた前記携帯端末に対して、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と、前記取引処理に供される取引額分の前記電子マネー情報の減算を要求する減算要求情報とを送信する情報送信手段と、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから所定時間以内に、前記情報送信手段から送信した前記減算要求情報により示される前記取引額分の前記電子マネー情報の減算が完了した旨を示す減算完了通知を前記携帯端末から受信したことに基づいて、前記取引処理を実行する取引処理実行手段と、
    前記情報送信手段から前記減算要求が送信されてから前記所定時間以内に前記携帯端末から前記減算完了通知を受信することなく、その後に前記受付手段により前記携帯端末が受付けられたときに、当該携帯端末に記憶された前記取引装置識別情報を取得する携帯端末処理手段と、
    該携帯端末処理手段により取得した前記取引装置識別情報が、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と一致するか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記取引処理実行手段は、該判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記取引処理を実行することを特徴とする、取引装置。
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