JP4959216B2 - 電子マネーシステム、および、取引装置 - Google Patents

電子マネーシステム、および、取引装置 Download PDF

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本発明は、電子マネーシステム、および、取引装置に関する。詳しくは、電子マネーを扱うのに適した電子マネーシステム、および、取引装置に関する。
従来、電子マネー端末は、携帯電話に電子マネーの減算要求を送信し、携帯電話から減算完了通知を受信したことを条件に取引を行なうようにしていた(たとえば、特許文献1参照)。このようなシステムによれば、減算が完了していないのに、取引が行なわれてしまうことを防止できる。
また、2つの装置間での処理のずれを通番で補正するシステムがあった(たとえば、特許文献2参照)。このようなシステムによれば、2つの装置間でのやり取りにおいてエラーが発生した場合であっても、通番が確認されることによって、2つの装置間での処理の整合性を担保することができる。
特開2005−38209号公報(図12) 特開2000−148683号公報(第0045段落、第0046段落)
しかし、特許文献1に開示されたシステムに特許文献2の通番を導入したシステムを考えると、取引の途中に電子マネー端末と携帯電話との通信が切断され、電子マネー端末が減算完了通知を受信できなかった場合に、携帯電話との通信が復活したときに通番を利用して減算済か否かを確認するようにすると、電子マネー端末が複数設置されるシステムにおいては、通信が切れた後に他の電子マネー端末との取引処理により携帯電話の通番が更新されてしまうと、1回の減算に対して二重に取引処理を行なってしまうといった問題が発生する。
具体的には、一の電子マネー端末からの減算要求を携帯電話が受信する前に通信が切断された場合、電子マネー端末側の通番は更新されているが、携帯電話側の通番は更新されていないことになる。ここで、当該携帯電話を用いて他の電子マネー端末で取引を行なうと、当該取引に伴う電子マネーの減算に応じて携帯電話側の通番が更新される。この状態で、当該携帯電話が前記一の電子マネー端末に受け付けられると、両者の通番が一致するため、電子マネーの減算が行なわれていないにも関わらず、当該一の電子マネー端末において取引処理が実施されてしまう。
この発明はかかる事情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、電子マネー端末が複数設置されるようなシステムにおいて、取引の途中に電子マネー端末と携帯端末との通信が切断された場合に、電子マネーの減算が行なわれていないにも関わらず取引処理が行なわれてしまうことを防止することが可能な電子マネーシステム、および、取引装置を提供することである。
課題を解決するための手段の具体例およびその効果
(1) 電子マネー情報(たとえば、バリューなどの電子マネー)を記憶する電子マネー情報記憶手段(たとえば、記憶部192)を備えた携帯端末(たとえば、携帯電話100)と、店舗(たとえば、遊技場30)内に複数設置され、前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理(たとえば、メダルサンド600Aにおいてメダル611を払出すメダル貸処理、スロットマシン700Aでのゲームやパチンコ遊技を可能とするプリペイドカード371を券売機300において発券する発券処理)を実行する取引装置(メダルサンド600A、券売機300)とを含む電子マネーシステム(たとえば、電子マネーシステム10)であって、
前記取引装置は、
貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段(たとえば、貨幣処理機680、ステップS6821,S6824〜S6826、ステップS6014)と、
該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段(たとえば、ステップS6014で、紙幣処理機680から紙幣識別通知が受信され、ステップS6132またはステップS6133で、識別された貨幣の入金額がプリペイドカード371またはICコイン651に入金され、ステップS6417で入金された価値が用いられてメダル貸制御が行なわれる)と、
該取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報(たとえば、装置ID)を記憶する取引装置識別情報記憶手段(たとえば、記憶部620)と、
前記携帯端末を受付ける受付手段(たとえば、チップリーダライタ690、ステップS631,S6021,S6022,S652,S653)と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末に対して、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と、前記取引処理に供される取引額(たとえば、1050円)分の前記電子マネー情報の減算を要求する減算要求情報(たとえば、減算要求)とを送信する情報送信手段(たとえば、ステップS6444,S658)とを備え、
前記携帯端末は、
前記情報送信手段から送信されてきた前記取引装置識別情報を記憶する受信取引装置識別情報記憶手段(たとえば、ステップS922、記憶部192)と、
前記情報送信手段から送信されてきた前記減算要求情報により示される前記取引額分の前記電子マネー情報を、前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報から減算する電子マネー情報減算手段(たとえば、ステップS923)と、
該電子マネー情報減算手段による減算が完了した旨を示す減算完了通知(たとえば、減算終了信号)を前記取引装置に返信する減算完了通知返信手段(たとえば、ステップS925)とを備え、
前記取引装置は、さらに、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから前記減算完了通知返信手段から送信されてきた前記減算完了通知を受信したこと(たとえば、ステップS645においてYESとなる前にステップS641においてYESとなったこと)に基づいて、前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー取引処理実行手段(たとえば、ステップS642)と、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから前記減算完了通知を受信することなく(たとえば、ステップS641においてYESとなる前にステップS645においてYESとなり)、その後に前記受付手段により携帯端末が受付けられたとき(たとえば、ステップS653でYESの場合)に、当該携帯端末の前記受信取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報を取得する識別情報取得手段(たとえば、ステップS653)と、
該識別情報取得手段により取得した前記取引装置識別情報が、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と一致するか否かを判定する取引装置判定手段(たとえば、ステップS655)とを備え、
前記電子マネー取引処理実行手段は、該取引装置判定手段により一致すると判定されたこと(たとえば、ステップS655でYESの場合)を条件として、前記取引処理を実行し(たとえば、ステップS661)、
前記取引装置は、さらに、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから(たとえば、貨幣処理機680に紙幣681が挿入されてから)少なくとも識別されるまで(たとえば、ステップS6014において貨幣処理機680から紙幣識別通知が受信されるまで、または、ステップS6121において貨幣処理機680の入金額が記憶部620に記憶されるまで)の期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたこと(たとえば、ステップS6021で携帯電話100からの取引要求が受信されたこと)に基づいて、前記情報送信手段により、前記取引装置識別情報と前記減算要求情報とを送信する(たとえば、ステップS6444,S6446,S6453,S658)とともに、前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却する(たとえば、データ処理部610によって、ステップS6431で紙幣挿入不可制御信号が貨幣処理機680に送信される。貨幣処理機680によって、ステップS6813で、紙幣挿入不可制御信号が受信され、ステップS6814で貨幣処理機680の状態が紙幣挿入不可状態に変更され、ステップS6821で、紙幣681が取込まれるとすぐに、ステップS6823で、紙幣681が返却される制御が行なわれる)。
このような構成によれば、取引装置によって、貨幣が受付けられ該貨幣の金額が識別され、識別された識別金額の範囲内で取引処理が実行され、取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報が記憶され、携帯端末が受付けられ、受付けられた携帯端末に対して、記憶されているこの取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報と、取引処理に供される取引額分の電子マネー情報の減算を要求する減算要求情報とが送信される。また、携帯端末によって、取引装置から送信されてきた取引装置識別情報が記憶され、取引装置から送信されてきた減算要求情報により示される取引額分の電子マネー情報が、携帯端末に記憶された電子マネー情報から減算され、減算が完了した旨を示す減算完了通知が取引装置に返信される。
また、取引装置によって、減算要求情報が送信されてから携帯端末から送信されてきた減算完了通知を受信したことに基づいて、取引処理が実行され、減算要求情報が送信されてから減算完了通知を受信することなく、その後に携帯端末が受付けられたときに、当該携帯端末に記憶された取引装置識別情報が取得され、取得された取引装置識別情報が、取引装置に記憶されている取引装置識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定されたことを条件として、取引処理が実行される。
また、取引装置によって、貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、携帯端末が受付けられたことに基づいて、取引装置識別情報と減算要求情報とが送信されるとともに、受付けられた貨幣が返却される。
このため、電子マネーシステムによれば、取引装置が複数設置されるようなシステムにおいて、取引の途中に取引装置と携帯端末との通信が切断された場合に、電子マネー情報の減算が行なわれていないにも関わらず取引処理が行なわれてしまうことを防止できる。
また、電子マネー情報が携帯端末に残存しているにも関わらず、貨幣が受付けられてしまった場合であっても、識別されるまでの期間に携帯端末が受付けられれば、減算要求情報の送信に応じて取引処理が実行されて、受付けられた貨幣は返却される。その結果、電子マネーシステムによれば、使用用途に制約が少ない貨幣よりも優先して、使用用途に制約が多い電子マネー情報が取引処理に用いられ、貨幣がユーザの手元に残るので、ユーザの利便性を向上させることができる。
(2) 前記携帯端末は、さらに、
該携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報(たとえば、端末ID)を記憶する携帯端末識別情報記憶手段(たとえば、記憶部192)と、
通番(たとえば、通番)を記憶する通番記憶手段(たとえば、記憶部192)と、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてきたこと(たとえば、ステップS921でYESの場合)に基づいて、前記通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する通番更新手段(たとえば、ステップS924)とを備え、
前記取引装置は、さらに、
前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報を取得して記憶する受付携帯端末識別情報記憶手段(たとえば、ステップS631,S6021,S6432)と、
前記受付手段により受付けられた前記携帯端末に対応する通番を取得して記憶する受付携帯端末通番記憶手段(たとえば、ステップS631,S6021,S6432)とを備え、
前記識別情報取得手段により、前記携帯端末の携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および通番記憶手段に記憶された通番をさらに取得し(たとえば、ステップS653)、
前記取引装置判定手段により、該識別情報取得手段により取得した携帯端末識別情報および通番が、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および受付携帯端末通番記憶手段に記憶された通番と一致するか否かをさらに判定し(たとえば、ステップS656,S657)、
前記取引装置判定手段により取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたとき(たとえば、ステップS657でYESの場合)には、前記携帯端末に対して前記情報送信手段により減算要求情報を送信する一方(たとえば、ステップS658)、前記取引装置判定手段により取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたとき(たとえば、ステップS657でNOの場合)には、前記減算要求情報を送信することなく前記電子マネー取引処理実行手段により取引処理を実行する(たとえば、ステップS661)。
このような構成によれば、携帯端末によって、この携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報が記憶され、通番が記憶され、取引装置から減算要求情報が送信されてきたことに基づいて、記憶されている通番が更新される。また、取引装置によって、受付けられた携帯端末から、この携帯端末に記憶された携帯端末識別情報が取得されて記憶され、受付けられた携帯端末に対応する通番が取得されて記憶される。
また、取引装置によって、減算要求情報が送信されてから所定時間以内に減算完了通知を受信することなく、その後に携帯端末が受付けられたときに、携帯端末に記憶された携帯端末識別情報および通番がさらに取得され、取得された携帯端末識別情報および通番が、取引装置に記憶されている携帯端末識別情報および通番と一致するか否かが判定され、取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたときには、携帯端末に対して減算要求情報が送信される一方、取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたときには、減算要求情報が送信されることなく取引処理が実行される。
このため、途中で通信が途絶えた場合であっても、再度、携帯端末が受付けられたときに、電子マネー情報の減算に応じた取引処理を確実に行なうことができる。
(3) 前記携帯端末は、さらに、
該携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報(たとえば、端末ID)を記憶する携帯端末識別情報記憶手段(たとえば、記憶部192)と、
通番(たとえば、通番)を記憶する通番記憶手段(たとえば、記憶部192)と、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてきたこと(たとえば、ステップS921でYESの場合)に基づいて、前記通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する第1の通番更新手段(たとえば、ステップS924)とを備え、
前記取引装置は、さらに、
前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報を取得して記憶する受付携帯端末識別情報記憶手段(たとえば、ステップS631,S6021,S6432)と、
前記受付手段により受付けられた前記携帯端末に対応する通番を取得して記憶する受付携帯端末通番記憶手段(たとえば、ステップS631,S6021,S6432)と、
前記情報送信手段による前記減算要求情報の送信に伴って、前記受付携帯端末通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する第2の通番更新手段(たとえば、ステップS6444,S6446,S6453での減算要求の送信前後に通番を更新するようにする)とを備え、
前記識別情報取得手段により、前記携帯端末の携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および通番記憶手段に記憶された通番をさらに取得し(たとえば、ステップS653)、
前記取引装置判定手段により、前記識別情報取得手段により取得した携帯端末識別情報および通番が、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および受付携帯端末通番記憶手段に記憶された通番と一致するか否かをさらに判定し(たとえば、ステップS656,S657)、
前記取引装置判定手段により取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたときには、前記携帯端末に対して前記情報送信手段により減算要求情報を送信する一方、前記取引装置判定手段により取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたときには、前記減算要求情報を送信することなく前記電子マネー取引処理実行手段により取引処理を実行する。
このような構成によれば、携帯端末によって、この携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報が記憶され、通番が記憶され、取引装置から減算要求情報が送信されてきたことに基づいて、記憶されている通番が更新される。また、取引装置によって、受付けられた携帯端末から、この携帯端末に記憶された携帯端末識別情報が取得されて記憶され、受付けられた携帯端末に対応する通番が取得されて記憶され、減算要求情報の送信に伴って、取引装置に記憶された通番が更新される。
また、取引装置によって、減算要求情報が送信されてから所定時間以内に減算完了通知を受信することなく、その後に携帯端末が受付けられたときに、携帯端末に記憶された携帯端末識別情報および通番がさらに取得され、取得された携帯端末識別情報および通番が、取引装置に記憶されている携帯端末識別情報および通番と一致するか否かが判定され、取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたときには、携帯端末に対して減算要求情報が送信される一方、取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたときには、減算要求情報が送信されることなく取引処理が実行される。
このため、途中で通信が途絶えた場合であっても、再度、携帯端末が受付けられたときに、電子マネー情報の減算に応じた取引処理を確実に行なうことができる。
(4) 前記受付携帯端末通番記憶手段は、前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記通番記憶手段に記憶された通番を取得する(たとえば、S631,S6021)。
このような構成によれば、取引装置によって、受付けられた携帯端末から、この携帯端末に記憶された通番が取得される。このため、他の装置(管理装置等)から取得する場合と比較して、処理が迅速化されるとともに、他の装置の記憶容量を削減することができる。
(5) 前記取引装置は、さらに、
前記取引処理が禁止されている携帯端末である取引禁止携帯端末(たとえば、不正携帯端末)の前記携帯端末識別情報の入力を受付ける取引禁止携帯端末入力受付手段(たとえば、ステップS613,S614)と、
前記受付携帯端末識別情報記憶手段によって取得された前記携帯端末識別情報が、前記取引禁止携帯端末入力受付手段によって入力が受付けられた前記取引禁止携帯端末の前記携帯端末識別情報に一致するか否かを判定する取引禁止携帯端末判定手段(たとえば、ステップS6601,S6701)とを備え、
該取引禁止携帯端末判定手段により一致すると判定されたこと(たとえば、ステップS6601,S6701でYESの場合)を条件として、前記情報送信手段により減算要求情報を送信することなく(たとえば、ステップS6444,S6446,S6453の処理に進ませないようにして)エラー処理を行なう(たとえば、ステップS671でエラー表示をする)。
このような構成によれば、取引装置によって、取引処理が禁止されている取引禁止携帯端末の携帯端末識別情報の入力が受付けられ、携帯端末から取得された携帯端末識別情報が、入力が受付けられた取引禁止携帯端末の携帯端末識別情報に一致するか否かが判定され、一致すると判定されたことを条件として、減算要求情報を送信されることなく、エラー処理が行なわれる。このため、取引が禁止されている携帯端末による取引処理が実行されることを防止できる。
(6) 前記取引装置は、
前記取引装置判定手段により前記携帯端末識別情報が一致しないと判定されたとき(たとえば、ステップS656でNOの場合)には、前記電子マネー取引処理実行手段により取引処理を実行しない一方(たとえば、ステップS661の処理に進ませない)、所定のリセット入力を受付けたこと(たとえば、ステップS651でYESの場合)を条件として、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報の携帯端末以外の携帯端末による取引処理を可能とする(たとえば、ステップS680)。
このような構成によれば、取引装置によって、携帯端末識別情報が一致しないと判定されたときには、取引処理が実行されない一方、所定のリセット入力が受付けられたことを条件として、記憶されている携帯端末識別情報の携帯端末以外の携帯端末による取引処理が可能とされる。このため、ユーザが取引処理の途中で通信の途切れた携帯端末の受付を再度行なうことなく離れてしまって、他の携帯端末を受付けることができなくなることによる売上の低下を防止できる。
(7) 前記取引装置は、
前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報の額(たとえば、バリュー残高)を取得して記憶する受付携帯端末電子マネー額記憶手段(たとえば、ステップS6021,S6432)と、
前記電子マネー取引処理実行手段による前記取引処理の実行に伴って(たとえば、ステップS642またはステップS661が実行された後に)、前記受付携帯端末電子マネー額記憶手段に記憶された前記電子マネー情報の額から取引額を減算した電子マネー情報の額を特定可能な情報と前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報とを、当該取引装置外に設けられた管理装置(たとえば、店舗サーバ800)に対して送信する(たとえば、ステップS643,S662)とともに、前記リセット入力が受付けられたこと(たとえば、ステップS651,S672でYESの場合)に基づいて、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報と前記リセット入力を受付けた旨とを、前記管理装置に対して送信する(たとえば、ステップS674)取引情報送信手段とを備える。
このような構成によれば、取引装置によって、受付けられた携帯端末から、この携帯端末に記憶された電子マネー情報の額が取得され記憶され、取引処理の実行に伴って、取引装置に記憶された電子マネー情報の額から取引額を減算した電子マネー情報の額を特定可能な情報と携帯端末識別情報とが、取引装置外に設けられた管理装置に対して送信されるとともに、リセット入力が受付けられたことに基づいて、取引装置に記憶された携帯端末識別情報とリセット入力が受付けられた旨とが、管理装置に対して送信される。このため、ユーザから電子マネー情報の保証の申告があったときに、管理装置で履歴を確認してユーザに保証することが可能となる。
(9) 店舗(たとえば、遊技場30)内に複数設置され、携帯端末(たとえば、携帯電話100)に記憶された電子マネー情報(たとえば、バリューなどの電子マネー)または貨幣を用いて取引処理(たとえば、メダルサンド600Aにおいてメダル611を払出すメダル貸処理、スロットマシン700Aでのゲームやパチンコ遊技を可能とするプリペイドカード371を券売機300において発券する発券処理)を実行する取引装置(メダルサンド600A、券売機300)であって、
貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段(たとえば、貨幣処理機680、ステップS6821,S6824〜S6826、ステップS6014)と、
該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段(たとえば、ステップS6014で、紙幣処理機680から紙幣識別通知が受信され、ステップS6132またはステップS6133で、識別された貨幣の入金額がプリペイドカード371またはICコイン651に入金され、ステップS6417で入金された価値が用いられてメダル貸制御が行なわれる)と、
該取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報(たとえば、装置ID)を記憶する取引装置識別情報記憶手段(たとえば、記憶部620)と、
前記携帯端末を受付ける受付手段(たとえば、チップリーダライタ690、ステップS631,S6021,S6022,S652,S653)と、
該受付手段により受付けられた前記携帯端末に対して、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と、前記取引処理に供される取引額(たとえば、1050円)分の前記電子マネー情報の減算を要求する減算要求情報(たとえば、減算要求)とを送信する情報送信手段(たとえば、ステップS6444,S658)と、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから、前記情報送信手段から送信した前記減算要求情報により示される前記取引額分の前記電子マネー情報の減算が完了した旨を示す減算完了通知(たとえば、減算終了信号)を前記携帯端末から受信したこと(たとえば、ステップS645においてYESとなる前にステップS641においてYESとなったこと)に基づいて、前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー取引処理実行手段(たとえば、ステップS642)と、
前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから前記減算完了通知を受信することなく(たとえば、ステップS641においてYESとなる前にステップS645においてYESとなり)、その後に前記受付手段により携帯端末が受付けられたとき(たとえば、ステップS653でYESの場合)に、当該携帯端末に記憶された前記取引装置識別情報を取得する識別情報取得手段(たとえば、ステップS653)と、
該識別情報取得手段により取得した前記取引装置識別情報が、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と一致するか否かを判定する取引装置判定手段(たとえば、ステップS655)とを備え、
前記電子マネー取引処理実行手段は、該取引装置判定手段により一致すると判定されたこと(たとえば、ステップS655でYESの場合)を条件として、前記取引処理を実行し(たとえば、ステップS661)、
前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから(たとえば、貨幣処理機680に紙幣681が挿入されてから)少なくとも識別されるまで(たとえば、ステップS6014において貨幣処理機680から紙幣識別通知が受信されるまで、または、ステップS6121において貨幣処理機680の入金額が記憶部620に記憶されるまで)の期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたこと(たとえば、ステップS021で携帯電話100からの取引要求が受信されたこと)に基づいて、前記情報送信手段により、前記取引装置識別情報と前記減算要求情報とを送信する(たとえば、ステップS6444,S6446,S6453,S658)とともに、前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却する(たとえば、データ処理部610によって、ステップS6431で紙幣挿入不可制御信号が貨幣処理機680に送信される。貨幣処理機680によって、ステップS6813で、紙幣挿入不可制御信号が受信され、ステップS6814で貨幣処理機680の状態が紙幣挿入不可状態に変更され、ステップS6821で、紙幣681が取込まれるとすぐに、ステップS6823で、紙幣681が返却される制御が行なわれる)。
このような構成によれば、取引装置によれば、取引装置が複数設置されるようなシステムにおいて、取引の途中に取引装置と携帯端末との通信が切断された場合に、電子マネー情報の減算が行なわれていないにも関わらず取引処理が行なわれてしまうことを防止できる。
また、取引装置によれば、使用用途に制約が少ない貨幣よりも優先して、使用用途に制約が多い電子マネー情報が取引処理に用いられ、貨幣がユーザの手元に残るので、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の最良の形態においては、遊技機の一例として、スロットマシンを示すが、本発明は、これに限定されず、たとえば、パチンコ遊技機およびコイン遊技機等のその他の遊技機であってもよい。
(電子マネーシステム10の各構成の説明)
図1は、本発明に係る電子マネーシステム10の構成の一例を示すブロック図である。図1を参照して、電子マネーシステム10は、携帯電話100と、電子マネー管理サーバ200と、決済サーバ280と、リモート発行サーバ400と、金融機関サーバ500と、遊技場30に設置される機器とを含む。
遊技場30に設置される機器には、券売機300、メダルサンド600A、スロットマシン700A、および、店舗サーバ800が含まれる。メダルサンド600Aは、スロットマシン700Aに対応して設けられる。
携帯電話100は、本実施の形態における主要な構成として、電子マネーアプリ111と、非接触型IC(Integrated Circuit)チップ190とを備える。
電子マネー管理サーバ200は、本実施の形態における主要な構成として、初期登録時AP(Application Program)211と、バリュー購入時AP212と、バリュー発行時AP213と、残高管理AP214と、利用者情報DB(DataBase)221と、発行情報DB222とを備える。
電子マネーシステム10は、ユーザの携帯電話100にチャージされた特定の種類の電子マネーであるバリューを用いて、遊技場30に設置されたスロットマシン700Aでのゲームを可能にするための電子マネー遊技使用サービスを提供するシステムである。
携帯電話100は、通話機能、ウェブブラウザによるウェブページ閲覧機能、電子メール機能、アプリケーションソフト実行機能、および、非接触型ICチップ190による短距離通信機能を備える。なお、ウェブページ閲覧機能、電子メール機能、アプリケーションソフト実行機能、および、非接触型ICチップ190による短距離通信機能を備える装置であれば、携帯電話100に替えて、通話機能がない携帯情報端末(Personal Digital Assistance、以下「PDA」という)などの他の携帯端末であってもよい。
本実施の形態においては、携帯電話100に、電子マネー遊技使用サービスを実行するための携帯電話100側の処理手順を示すプログラムである電子マネーアプリ111が導入されることにより、後述するように、電子マネーシステム10で、この携帯電話100を用いることができるようになる。
電子マネーアプリ111は、携帯電話インターネット網910を介して、電子マネー管理サーバ200や金融機関サーバ500と通信することが可能である。また、電子マネーアプリ111は、バリューに関する処理状況を記憶部120に記憶することによって管理する。
非接触型ICチップ190は、電子マネーアプリ111、および、外部のチップリーダライタと通信することが可能である。非接触型ICチップ190と外部のチップリーダライタとの通信は、非接触型ICチップ190がチップリーダライタから数センチメートルの距離に近接するように、携帯電話100がチップリーダライタにかざされることによって行なわれる。
非接触型ICチップ190と外部のチップリーダライタとの通信は、チップリーダライタからの電磁波である搬送波を、非接触型ICチップ190やチップリーダライタが変調させることによって行なわれる。また、非接触型ICチップ190には、チップリーダライタからの電磁波による電磁誘導によって、外部のチップリーダライタ側から電力が供給される。
このため、携帯電話100側から電力が供給されない場合であっても、非接触型ICチップ190がチップリーダライタに近づけられることによって、非接触型ICチップ190は動作可能となる。
電子マネー管理サーバ200は、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、残高管理AP214、利用者情報DB221、および、発行情報DB222などの機能によって、携帯電話100および遊技場30に対して、後述するような電子マネー遊技使用サービスにおける様々なサービスを提供する。
決済サーバ280は、請求情報DB281を含み、電子マネー遊技使用サービスに対するユーザの決済を管理する。
リモート発行サーバ400は、電子マネー管理サーバ200および携帯電話100からの非接触型ICチップ190への記憶領域の確保および情報の書込みを管理する。
金融機関サーバ500は、電子マネー遊技使用サービスを利用するにあたって電子マネー遊技使用サービスの提供業者に対価を支払うためにユーザが利用する金融機関のサーバである。
電子マネー管理サーバ200、リモート発行サーバ400、および、金融機関サーバ500は、携帯電話インターネット網910を介して、携帯電話100と通信することが可能である。電子マネー管理サーバ200は、専用線を介して、決済サーバ280と通信することが可能である。決済サーバ280は、各種収納機関および金融機関が専用線で閉域接続された金融機関専用ネットワーク920を介して、金融機関サーバ500と通信することが可能である。
券売機300は、ユーザから現金やバリューを受けて、スロットマシン700Aでのゲームやパチンコ遊技を可能とする所定の遊技価値を有するプリペイドデータを記録したプリペイドカード371を発券する。券売機300は、後述するようにチップリーダライタを含み、前述したように、携帯電話100の非接触型ICチップ190と通信することが可能である。つまり、券売機300は、携帯電話100に記憶されたバリューを使用してプリペイドカード371を発券する処理を取引処理として行なう。
メダルサンド600Aは、スロットマシン700Aに対応して設けられる。メダルサンド600Aは、遊技者からプリペイドカード371を受付けて、メダルサンド600Aに設けられたメダル貸ボタンの操作に応じて、プリペイドカード371に記録されたプリペイドデータで示される価値、受付けられた現金のうちから所定額相当(たとえば、500円相当)の価値または現金を減算する。
メダルサンド600Aは、携帯電話100がメダルサンド600Aにかざされると、携帯電話100に記憶されたバリューから、所定額相当のバリューを減算する。
メダルサンド600Aは、減算した価値、現金またはバリューに見合ったメダルを払出す。メダルサンド600Aは、メダルサンド600Aに設けられた返却ボタン632の操作に応じて、プリペイドカード371を排出する。
スロットマシン700Aは、前記払出されたメダルを使用してスロットマシンのゲームをユーザである遊技者に提供する装置である。そして、遊技者によるスロットマシン700Aの操作に応じて、ゲームが行なわれる。
店舗サーバ800は、遊技場30内のLAN(Local Area Network)を介して、券売機300およびメダルサンド600Aと通信することが可能である。店舗サーバ800は、専用線などを介して、電子マネー管理サーバ200と通信することが可能である。
店舗サーバ800は、券売機300におけるプリペイドカード371の販売に伴なう取引情報、および、メダルサンド600Aにおけるプリペイドカード371や携帯電話100の使用に伴なう使用情報などの情報を、券売機300やメダルサンド600Aから受けて、それらの情報を記憶する。
店舗サーバ800は、記憶した情報のうち、後述するバリューの使用に関する情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。店舗サーバ800は、電子マネー管理サーバ200から電子マネー遊技使用サービスにおける不正に関する情報を受信する。
店舗サーバ800は、電子マネー管理サーバ200から受信した情報を、必要に応じて、券売機300やメダルサンド600Aに送信する。
なお、決済サーバ280は、電子マネー管理サーバ200に含まれるように構成されてもよい。また、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、残高管理AP214、利用者情報DB221、および、発行情報DB222の構成は、それぞれ、電子マネー管理サーバ200と異なるコンピュータに含まれるようにしてもよい。
また、たとえば、携帯電話100のウェブ処理時に情報をやり取りするサーバと、携帯電話100の電子マネーアプリ111の処理時にやり取りするサーバとが、それぞれ別のコンピュータで構成されるようにしてもよい。
図2は、本発明に係る携帯電話100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照して、携帯電話100は、データ処理部110と、記憶部120と、データ入力部130と、表示部140と、音声入出力部150と、無線通信部160と、アンテナ161と、前述した非接触型ICチップ190とを含む。
非接触型ICチップ190は、制御部191と、記憶部192と、非接触通信部193と、アンテナ194とを含む。
記憶部120は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部120は、携帯電話100の各種機能をデータ処理部110に実行させるためのプログラムやデータを記憶する。また、記憶部120は、携帯電話100を個々に識別するための端末IDを予め記憶する。また、記憶部120は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスにおけるアプリケーションプログラム、本実施の形態においては、電子マネー管理サーバ200から受信した電子マネーアプリ111を記憶する。
データ入力部130は、電話番号や各種データなどの数字やアルファベットやその他の文字などを入力するためのダイヤルキーや十字操作キーやその他のファンクションキーで構成される。データ入力部130は、ユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部110に受渡す。
表示部140は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display、以下「LCD」という)で構成される。なお、表示部140は、EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部140は、データ処理部110から受けた文字データおよび画像データを表示する。
音声入出力部150は、マイクおよびスピーカで構成される。音声入出力部150は、外部から入力された音声を電気信号に変えて、データ処理部110に受渡し、データ処理部110からの電気信号を音声に変換して、外部に出力する。
無線通信部160は、他の携帯電話またはサーバからアンテナ161で受信した信号をデータ処理部110に受渡し、データ処理部110から他の携帯電話またはサーバへ送信する信号をアンテナ161から出力させる。
データ処理部110は、マイクロプロセッサ(Micro Processing Unit、以下「MPU」という)で構成される。データ処理部110は、非接触型ICチップ190の制御部191と通信することが可能である。データ処理部110は、記憶部120に記憶されたプログラムに従って、記憶部120、データ入力部130、無線通信部160、音声入出力部150、または、非接触型ICチップ190の制御部191から入力されたデータを処理して、記憶部120、表示部140、無線通信部160、音声入出力部150、または、非接触型ICチップ190の制御部191に出力する。
非接触型ICチップ190の記憶部192は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスで用いられるバリューなどの電子マネーやサービスポイントなどのデータ、および、アプリケーションプログラムで用いられるデータを記憶する。記憶部192に記憶されるデータについては、後述する図3で説明する。
非接触型ICチップ190の非接触通信部193は、アンテナ194を介して外部のチップリーダライタと通信する。本実施の形態においては、非接触通信部193は、券売機300に備えられたチップリーダライタ390およびメダルサンド600Aに備えられたチップリーダライタ690と通信する。また、前述したように、外部のチップリーダライタからの電磁波による電磁誘導によって、非接触通信部193は、アンテナ194から電力を受け、非接触型ICチップ190の各部に電力を供給する。
非接触型ICチップ190の制御部191は、記憶部192に記憶されたプログラムに従って、記憶部192、非接触通信部193、または、データ処理部110から入力されたデータを処理して、記憶部192、非接触通信部193、または、データ処理部110に出力する。
なお、本実施の形態においては、携帯電話100は、音声入出力部150を含んでも含まなくてもよい。
図3は、本実施の形態における携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192に記憶されるデータを説明するための図である。
図3を参照して、携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192では、前述した会員ID、および、端末IDが予め記憶される。また、後述するように、記憶部192では、電子マネー情報としてのバリュー残額が記憶され、ステップS156でバリュー残額が加算され、ステップS923でバリュー残額が減算される。さらに、後述するように、記憶部192では、バリューが使用されるたびにステップS924で通番が更新されて記憶され、バリューが使用されたメダルサンド600Aまたは券売機300を識別するための装置IDが、ステップS922で記憶される。
図3では、たとえば、会員IDとして「1101」、端末IDとして「MN7RE」、バリュー残額として「1000」円、通番として「1234」、および、装置IDとして「LM6QD」が記憶されている。
図4は、本発明に係る電子マネー管理サーバ200の構成の一例を示すブロック図である。図4を参照して、電子マネー管理サーバ200は、データ処理部210と、記憶部220と、データ入力部230と、表示部240と、通信部260とを含む。
記憶部220は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリ、および、ハードディスクなどの外部記憶装置で構成される。記憶部220には、電子マネー管理サーバ200の各種機能をデータ処理部210に実行させるためのプログラムやデータが記憶される。
本実施の形態においては、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、および、残高管理AP214が記憶部220に記憶される。また、前述した利用者情報DB211および発行情報DB222も、記憶部220に記憶される。
データ入力部230は、キーボードおよびマウスなどの入力装置で構成される。データ入力部230は、電子マネー管理サーバの管理者などのユーザからデータの入力を受付けて、入力されたデータをデータ処理部110に受渡す。
表示部240は、LCDで構成される。なお、表示部240は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやEL(ElectroLuminescence)ディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部240は、データ処理部210から受けた文字データおよび画像データを表示する。
通信部260は、携帯電話100または他のサーバから、携帯電話インターネット網910または他のネットワークを介して受信したデータをデータ処理部210に受渡し、データ処理部210から携帯電話インターネット網910または他のネットワークを介して携帯電話100または他のサーバに送信するデータを出力する。
データ処理部210は、MPUで構成される。データ処理部210は、記憶部220に記憶されたプログラムに従って、記憶部220、データ入力部230、または、通信部260から入力されたデータを処理して、記憶部220、表示部240、または、通信部260に出力する。
なお、決済サーバ280、リモート発行サーバ400、金融機関サーバ500、および、店舗サーバ800の構成は、図4で説明した電子マネー管理サーバ200の構成と同様である。
図5は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200が電子マネー遊技使用サービスを提供する際に用いる利用者情報データベース221を説明するための図である。
図5を参照して、利用者情報DB221では、後述するように、ステップS227で発行される会員IDおよびステップS218で登録される端末IDに対応付けて、ステップS207において受信した空メールから認識される携帯電話100の電子メールアドレス、ステップS224において登録される金融機関指定情報、ステップS235において加算される未チャージ削除カウンタのカウント値、および、携帯電話100の登録状態が記憶される。
会員IDは、電子マネー遊技使用サービスの会員を一意に識別するためのIDである。携帯IDは、携帯電話100を一意に識別するための情報である。携帯電話100の電子マネーアドレスは、携帯電話100に対して一意に設定される電子メールに用いられるアドレスである。
金融機関指定情報は、金融機関に対して予め一意に付与される番号である。未チャージ削除カウンタは、電子マネー遊技使用サービスに登録され、初期登録手数料の決済が終了していない回数を携帯端末100ごとに計数するためのカウンタである。
このため、電子マネー管理サーバ200は、会員IDまたは端末IDに基づき、当該会員IDまたは当該端末IDに対応する、電子メールアドレス、金融機関指定情報、未チャージ削除カウンタのカウント値、および、登録状態を容易に検索することができる。
図5では、たとえば、端末IDとして「MN7RE」の携帯電話のユーザに対して、会員IDとして「1101」が発行され、この会員IDおよび端末IDに対応付けて、電子メールアドレスとして「mailto@jp」、金融機関指定情報として所定の銀行の指定口座を特定するための「2409329」、未チャージ削除カウンタのカウント値として「2」、および、登録状態として「本登録」が記録されている。
図6は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200が電子マネー遊技使用サービスを提供する際に用いる発行情報データベース222を説明するための図である。
図6を参照して、発行情報DB222では、後述するように、前述した会員IDおよび端末IDに対応付けて、ステップS241で受信したチャージ要求情報に含まれる携帯電話100のバリュー残高、バリュー購入の際にステップS261で発行される購入番号、ステップS262における合計金額の算出に用いられる購入金額および手数料、ステップS266でのタイムスタンプチェックに用いられるタイムスタンプ、ステップS2704で更新されたバリュー購入記録(未チャージバリューを含む)、ステップS2705で加算されるバリュー購入回数、ステップS2706で更新される当日積算額、ステップS2707で加算されるチャージ累計額、および、ステップS291で受信した取引情報に含まれる取引額が記憶される。
バリュー残高は、携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域に記憶されるバリューの残額である。購入番号は、それぞれのバリューの購入を識別するための番号である。購入金額は、購入するバリューの対価である。手数料は、電子マネー遊技使用サービスの会員が電子マネー遊技使用サービスの提供業者に支払うべきバリューの購入の際の手数料である。タイムスタンプは、バリューの購入のための処理が行なわれた時刻を示す情報である。バリュー購入記録は、会員IDごとの未チャージバリューなどの購入に関する情報の記録である。バリュー購入回数は、その会員が会員となってからバリューを購入した回数である。当日積算額は、その当日にその会員によって購入されたバリューの積算額である。チャージ累計額は、その会員が現在までに購入したバリューの累計額である。取引額は、ユーザがバリューを用いて取引をした額である。
このため、電子マネー管理サーバ200は、会員IDまたは端末IDに基づき、当該会員IDまたは当該端末IDに対応する、バリュー残高、購入番号、購入金額、手数料、タイムスタンプ、バリュー購入記録、バリュー購入回数、当日積算額、チャージ累計額、および、取引額を容易に検索することができる。なお、バリュー購入記録としては、未チャージバリューの額、および、バリュー書込済であるか否かを示す書込済情報を含む。
図6では、たとえば、会員ID「1101」および端末ID「MN7RE」に対応付けて、バリュー残高として「11000」円、バリュー購入回数として「28」回目、当日積算額として「6000」円、チャージ累計額として「24000」円、および、取引額として「22000」円が記憶されている。
また、前述した会員ID「1101」および端末ID「MN7RE」に対応付けて、購入番号として「90010801」と「90005587」とが記憶されている。本実施の形態においては、バリュー購入が行なわれるごとに、会員IDおよび端末IDに対応付けて、購入番号が記憶される。
購入番号として「90010801」,「90005587」のそれぞれに対応して、購入金額として「1000」円,「5000」円、手数料として「0」円,「0」円、タイムスタンプとして「20050428153457」,「20050417071134」、未チャージバリューの額として「1000」円,「5000」円、および、書込済情報として当該未チャージバリューが書込済でない旨の「0」,当該未チャージバリューが書込済である旨の「1」が記憶されている。このように、発行情報DB222には、購入番号に対応する購入履歴が記憶される。
以上、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200のデータベースとして、利用者情報DB221と発行情報DB222とからなる構成について説明した。しかし、これに限らず、1つのデータベースで構成されるものであってもよい。たとえば、会員IDおよび端末IDに対応付けて、当該会員IDまたは当該端末IDに対応する各種情報を記憶するように構成するものであってもよい。
図7は、本発明に係る券売機300の構成の一例を示すブロック図である。図7を参照して、券売機300は、データ処理部310と、記憶部320と、操作部330と、表示部340と、通信部360と、カードリーダライタ370と、貨幣処理機380と、チップリーダライタ390とを含む。
チップリーダライタ390は、制御部391と、記憶部392と、非接触通信部393と、アンテナ394とを含む。
記憶部320は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリおよびRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部320には、券売機300の各種機能をデータ処理部310に実行させるためのプログラムおよびデータが記憶される。
操作部330は、購入するプリペイドカードの金額を選択するための金額ボタンを含む。また、金額ボタンは、選択されたときに、ランプが点灯するように構成される。操作部330は、ユーザからの操作を受付けて、受付けられた操作を示す信号をデータ処理部310に受渡す。
表示部340は、LCDで構成される。なお、表示部340は、ELディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部340は、データ処理部310から受けた文字データおよび画像データを表示する。
通信部360は、店舗サーバ800から、遊技場30のLANを介して受信したデータを、データ処理部310に受渡し、データ処理部310から遊技場30内のLANを介して店舗サーバ800に送信するデータを出力する。
カードリーダライタ370は、プリペイドカード371からデータを読出して、読出したデータをデータ処理部310へ受渡し、データ処理部310から受けたデータをプリペイドカード371に記録して、プリペイドカード371を発券する。
貨幣処理機380は、硬貨および紙幣の現金を受入れて、受入れられた現金の額を示すデータをデータ処理部310へ受渡す。また、貨幣処理機380は、データ処理部310から受けたデータで示される額の現金を外部へ返却する。
データ処理部310は、MPUで構成される。データ処理部310は、チップリーダライタ390の制御部391と通信することが可能である。データ処理部310は、記憶部320に記憶されたプログラムに従って、記憶部320、操作部330、通信部360、カードリーダライタ370、貨幣処理機380、または、チップリーダライタ390の制御部391から入力されたデータを処理して、記憶部320、表示部340、通信部360、カードリーダライタ370、貨幣処理機380、または、チップリーダライタ390の制御部391に出力する。
チップリーダライタ390の記憶部392は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスにおいて非接触型ICチップ190とやり取りするためのアプリケーションプログラム、および、それらのアプリケーションプログラムで用いられるデータを記憶する。
チップリーダライタ390の非接触通信部393は、アンテナ394を介して携帯電話100の非接触型ICチップ190と通信する。また、前述したように、非接触通信部393からの搬送波である電磁波による電磁誘導によって、非接触通信部393は、アンテナ394を介して、非接触型ICチップ190に電力を供給する。
チップリーダライタ390の制御部391は、記憶部392に記憶されたプログラムに従って、記憶部392、非接触通信部393、または、データ処理部310から入力されたデータを処理して、記憶部392、非接触通信部393、または、データ処理部310に出力する。
そして、この券売機300において、遊技者が貨幣によりプリペイドカード371を購入する場合には、貨幣処理機380に貨幣を投入すると、当該貨幣額が識別され、当該識別金額の範囲内の金額ボタンが点灯される。遊技者が点灯された金額ボタンのいずれかを操作すると、該選択金額分の残額を有するプリペイドカード371が発行されるとともに、釣銭があれば釣銭が払出される。
一方、携帯電話100に記憶された電子マネー情報を使用してプリペイドカード371を購入する場合には、遊技者が金額選択ボタンのいずれかを選択操作した後に、チップリーダライタ390に携帯電話100を近接させると、チップリーダライタ390から携帯電話100の非接触型ICチップ190に対して、選択された金額ボタンに対応する金額の減算要求が送信され、これに応じて制御部191はバリューの減算を行なった後、減算完了をチップリーダライタ390に送信する。券売機300はこれに応じて選択金額分の価値を有するプリペイドカード371を発行する。
ここで、本実施の形態のプリペイドカード371には、各プリペイドカードを個々に識別するためのカードIDが記憶されており、券売機300から店舗サーバ800に対して、発行されるプリペイドカード371のカードIDと選択金額が送信されることで、当該カードIDに対応付けて選択金額が残額(遊技に使用可能な有価価値)として記憶される。これにより、各プリペイドカード371(のカードID)により残額が特定可能となっている。
図8は、本発明に係るメダルサンド600Aの構成の一例を示すブロック図である。図8を参照して、メダルサンド600Aは、各スロットマシン700Aに対応して遊技場30内に複数設置され、本発明の取引装置および遊技用装置を構成するものであり、携帯電話100の非接触型ICチップ190に記憶された電子マネー情報であるバリューや貨幣、さらにはプリペイドカード371やICコイン651の有する残額を使用して、スロットマシン700Aでの遊技に使用されるメダルを払出す処理を取引処理として実行する。
具体的には、価値媒体としての貨幣を受付けて、該受付貨幣額を残額(遊技に使用可能な有価価値)として記憶するとともに、メダル貸ボタン631の操作に応じて、記憶残額の範囲内で所定額(本実施の形態では500円)に相当するメダルを払出す処理を第1使用処理(貨幣取引処理)として行なうとともに、該第1使用処理に供される第1使用額(500円)と該第1使用額に対応する消費税額(25円)との合算額(525円)を前記記憶残額から減算する処理を第1減算処理として行なう。
また、価値媒体としてのプリペイドカード371またはICコイン651を受付けて、該プリペイドカード371のカードIDまたはICコイン651のICコインIDに対応付けて店舗サーバ800に記憶されている残額を取得して記憶するとともに、メダル貸ボタン631の操作に応じて、記憶残額の範囲内で所定額(本実施の形態では500円)に相当するメダルを払出す処理を第1使用処理として行なうとともに、該第1使用処理に供される第1使用額(500円)と該第1使用額に対応する消費税額(25円)との合算額(525円)を前記記憶残額から減算する処理を第1減算処理として行なう。
さらに、携帯電話100を受付けたことに基づいてメダル貸ボタン631の操作によらず、受付けた携帯電話100の非接触型ICチップ190に記憶されたバリューを使用してメダルを払出す処理を第2使用処理として行なうとともに、該第2使用処理に供される第2使用額(本実施の形態では1000円)と該第2使用額に対応する消費税額(50円)との合算額(1050円)の減算要求を携帯電話100に対して送信する処理を第2減算処理として行なう。
また、本実施の形態においては、前記プリペイドカード371の管理等を行なうカード会社のセンタ管理装置において消費税率が設定され(本実施の形態にいおいては、5%に設定されている)、該設定された消費税率が各遊技場30の店舗サーバ800に配信されて記憶されるとともに、店舗サーバ800から各メダルサンド600Aに送信されて、メダルサンド600Aの記憶部620や記憶部692に記憶されることで、店舗サーバ800やメダルサンド600Aにおいて、使用額に応じた消費税額を算出し、残額から減算できるようにされている。
なお、消費税額の設定については、センタ管理装置に限らず、店舗サーバ800やメダルサンド600Aにおいて実施できるようにしてもよいし、また、消費税率を設定するのではなく、使用額に対する減算額を設定する(たとえば、100円分のメダル貸に対して105円減算し、500円分のメダル貸に対して525円減算するといった設定をする)ようにしてもよい。
メダルサンド600Aは、データ処理部610と、記憶部620と、表示部640と、ICコインリーダライタ650と、通信部660と、カードリーダライタ670と、貨幣処理機680と、携帯電話100を受付ける受付手段として機能するチップリーダライタ690と、メダル払出部601とを含む。また、メダルサンド600Aは、メダルサンド600Aに信号を入力する操作部として、メダル貸ボタン631および返却ボタン632を含む。
チップリーダライタ690は、制御部691と、記憶部692と、非接触通信部693と、アンテナ694とを含む。
記憶部620は、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリおよびRAMなどの揮発性メモリなどの半導体メモリで構成される。記憶部620には、メダルサンド600Aの各種機能をデータ処理部610に実行させるためのプログラムおよびデータが記憶される。
メダル貸ボタン631は、遊技者により押下操作されることによって、メダル611の貸出を要求するメダル貸操作信号をデータ処理部610に出力する。返却ボタン632は、遊技者により押下操作されることによって、プリペイドカード371およびICコイン651の返却を要求する返却操作信号をデータ処理部610に出力する。
表示部640は、LCDで構成される。なお、表示部640は、ELディスプレイなど他の表示装置で構成されてもよい。表示部640は、データ処理部610から受けた文字データおよび画像データを表示する。
ICコインリーダライタ650は、ICコイン651からデータを読出して、読出したデータをデータ処理部610へ受渡し、データ処理部610から受けたデータをデータ処理部610へ受渡し、データ処理部610から受けたデータをICコイン651に記録する。また、ICコインリーダライタ650は、返却ボタン632からデータ処理部610を介して受けた返却操作信号に応じて、ICコイン651をICコイン返却口に返却する。
通信部660は、店舗サーバ800から、遊技場30のLANを介して受信したデータを、データ処理部610に受渡し、データ処理部610から遊技場30内のLANを介して店舗サーバ800に送信するデータを出力する。
カードリーダライタ670は、プリペイドカード371からデータを読出して、読出したデータをデータ処理部610へ受渡し、データ処理部610から受けたデータをプリペイドカード371に記録する。また、カードリーダライタ670は、返却ボタン632からデータ処理部610を介して受けた返却操作信号に応じて、プリペイドカード371を外部へ排出する。
貨幣処理機680は、貨幣として、1000円、2000円、5000円、10000円の4金種の紙幣681を受付けて、受付けた紙幣681の金額を識別する貨幣受付識別手段を構成し、識別金額を示すデータをデータ処理部610へ受渡す。また、貨幣処理機680は、データ処理部610から受けたデータで示される額の現金を外部へ返却する。
メダル払出部601は、データ処理部610からの払出信号に応じてメダル611をメダル払出口から払出す。
データ処理部610は、MPUで構成される。データ処理部610は、チップリーダライタ690の制御部691と通信することが可能である。データ処理部610は、記憶部620に記憶されたプログラムに従って、記憶部620、メダル貸ボタン631、返却ボタン632、ICコインリーダライタ650、通信部660、カードリーダライタ670、貨幣処理機680、または、チップリーダライタ690から入力されたデータを処理して、記憶部620、表示部640、ICコインリーダライタ650、通信部660、カードリーダライタ670、貨幣処理機680、チップリーダライタ690、または、メダル払出部601に出力する。
チップリーダライタ690の記憶部692は、非接触型ICチップ190を利用する各種サービスにおいて非接触型ICチップ190とやり取りするためのアプリケーションプログラム、および、それらのアプリケーションプログラムで用いられるデータを記憶する。たとえば、メダルサンド600Aを個々に識別するための装置ID(取引装置識別情報)を記憶する。
チップリーダライタ690の非接触通信部693は、アンテナ694を介して携帯電話100の非接触型ICチップ190と通信する。また、前述したように、非接触通信部693からの搬送波である電磁波による電磁誘導によって、非接触通信部693は、アンテナ694を介して、非接触型ICチップ190に電力を供給する。
チップリーダライタ690の制御部691は、記憶部692に記憶されたプログラムに従って、記憶部692、非接触通信部693、または、データ処理部610から入力されたデータを処理して、記憶部692、非接触通信部693、または、データ処理部610に出力する。
また、メダルサンド600Aには、ICコイン651が複数枚収納されており、プリペイドカード371またはICコイン651を受付けていない状態で貨幣を受付けたときには、当該収納ICコインがICコインリーダライタ650に供給されて、該ICコイン651に記録された当該ICコイン651を個々に識別するためのICコインIDが読出されて、ICコインIDと識別金額が店舗サーバ800に送信されて対応付けて記憶される。そして、識別金額すべてがメダル貸に使用される前に返却ボタン632が操作されると、該ICコイン651が返却される。
図9は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aの外観を示す斜視図である。図9を参照して、メダルサンド600Aのメダル補給扉603の上部には、メダルサンド600Aの制御ユニット606が設けられる。制御ユニット606の前面の最上部の左側には、表示部640の一部である金額表示部644が備えられる。金額表示部644には、紙幣処理機680に投入された貨幣の額、プリペイドカード371から特定される残額、または、ICコイン651から特定される残額が表示される。
金額表示部644の右側には、返却ボタン632、その右側には、表示部640の一部である紙幣挿入可ランプ641が設けられる。返却ボタンの下側には、貸出可ランプ642、その下側には、メダル貸ボタン631が設けられる。
金額表示部644の下側には、ICコインリーダライタ650のICコイン投入口652が設けられる。ICコイン投入口652の下側には、チップリーダライタ690のアンテナ694が設けられる。アンテナ694の一部に、表示部640の一部であるバリュー使用可ランプ643が設けられる。
アンテナ694の下部には、ICコインリーダライタ650のICコイン返却口653およびカードリーダライタ670のカード挿入口671が設けられる。アンテナ694の右側には、貨幣処理機680が設けられる。貨幣処理機680の前面には、上部に、プリペイドカード371の暗証番号を入力するためのテンキー683、下部に、貨幣処理機680の紙幣挿入口682が設けられる。紙幣挿入口682の奥側には、紙幣681を貯蔵するための金庫が設けられる。
紙幣挿入可ランプ641、貸出可ランプ642、バリュー使用可ランプ643、金額表示部644、メダル貸ボタン631、返却ボタン632、ICコイン投入口652、ICコイン返却口653、カード挿入口671、アンテナ694、および、貨幣処理機680は、制御ユニット606に設けられる。
また、制御ユニット606の前面部の奥側には、データ処理部610、記憶部620、通信部660、および、非接触型ICチップ690のアンテナ694以外の部分が搭載された回路基板が搭載される。
制御ユニット606の下部には、メダル払出部601のメダル補給扉603が設けられる。メダル払出部601から払出されるメダル611は、メダル補給扉603から補給される。メダル補給扉603には、メダル補給扉を施錠するための鍵穴604が設けられる。メダル補給扉603の下部には、メダル払出部601のメダル払出口602が設けられる。メダル払出口602からは、メダル払出部601からのメダル611が外部に払出される。
図10は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aの制御ユニット606の取外しを説明するための第1の図である。図10を参照して、メダル補給扉603の鍵穴604に鍵を挿入して開錠することによって、メダル補給扉603が、開放可能な状態となる。そして、メダル補給扉603が開放されることによって、メダル611の補給が可能となる。
図11は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aの制御ユニット606の取外しを説明するための第2の図である。図11を参照して、メダルサンド600Aの制御ユニット606の下面には、制御ユニット606のロックを解除して前面に引出せるようにするための第1操作ボタン605が設けられる。この第1操作ボタン605は、メダル補給扉603が開放されることによって操作可能となる。
制御ユニット606の上面には、鍵穴607および、さらにその奥に第2操作ボタン608が設けられる。第1操作ボタン605が操作されることによって、第2操作ボタンが操作可能となるまで、制御ユニット606を引出すことが可能となる。
図12は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aの制御ユニット606の取外しを説明するための第3の図である。図12を参照して、鍵穴607に鍵609が挿入されて開錠方向に回転操作されるとともに、第2操作ボタン608が操作されることによって、制御ユニット606を完全に引出すことが可能となる。
つまり、制御ユニット606は、第1段階としてのメダル補給扉603を開放するための鍵穴604と第1操作ボタン605、および、第2段階としての制御ユニット606を完全に引出すことを可能とするための鍵穴607と第2操作ボタン608の2段階の操作によって、メダルサンド600Aの本体から取外し可能となる。このため、制御ユニット606が簡単に取出せないようにすることができ、さらには、金庫の紙幣681の盗難も防止することができるので、制御ユニット606のセキュリティを向上させることができる。
(電子マネーシステム10への携帯電話100の初期登録の説明)
図21は、本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。図21(a)は、携帯電話100において、ウェブブラウザ機能が実行されるときに、携帯電話100の表示部140に、最初に表示されるウェブページの画面である。
図21(a)の画面は、「メニュー」画面である。図21(a)の画面には、他のウェブページへのリンクとして、「マイメニュー」「週間ガイド」「メニューリスト」「とくするメニュー」「エリア」「かんたん検索」が表示される。ここでは、「メニューリスト」が選択候補として反転表示されている。選択候補は、十字操作キーで切替えることができる。
また、図21(a)以降の画面でも共通する表示として、画面の下部の「戻る」「選択」「メニュー」の表示がある。データ入力部130の左、中、右のファンクションキーを操作することによって、それぞれ「戻る」「選択」「メニュー」の機能を実行することができる。
「戻る」の機能を実行させると、1つ前のウェブページの画面が表示される。「選択」の機能を実行させると、十字操作キーの操作によって反転表示された選択候補のリンク先のウェブページの画面が表示される。「メニュー」の機能を実行させると、図21(a)で説明した「メニュー」画面が表示される。
図21(a)の画面で、「メニューリスト」のリンクが選択されると、図21(b)の画面が表示される。
図21(b)の画面は、「メニューリスト」画面である。図21(b)の画面には、他のウェブページへのリンクとして、「天気/ニュース/情報」「モバイルバンキング」「趣味」その他のリンクが表示される。ここでは、「趣味」のリンクが選択候補として反転表示されている。
図21(b)の画面で、「趣味」のリンクが選択されると、図21(c)の画面が表示される。
図21(c)の画面には、他のウェブページへのリンクとして、「パチンコ/パチスロ」「電子マネー」「→全23サイト」その他のリンクが表示される。ここでは、「電子マネー」のリンクが選択候補として反転表示されている。
図21(c)の画面で、「→全23サイト」のリンクが選択されると、他のサイトへのリンクがさらに表示される。図21(c)の画面で、「電子マネー」のリンクが選択されると、携帯電話100から電子マネー管理サーバ200に、「電子マネー」のリンクにアクセスされた旨が送信される。
図13は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行される初期登録時アプリケーションプログラム211の処理の流れを示すフローチャートである。図13を参照して、まず、ステップS201で、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、図21(c)の画面で、「電子マネー」のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスがあったか否かを判断する。
アクセスがあったと判断した場合(ステップS201でYESの場合)、ステップS202で、データ処理部210は、携帯電話100に、電子マネー遊技使用サービスへの登録のためのトップページの画面を送信する。なお、本実施の形態において、「画面を送信する」とは、画面を表示するためのデータを送信することである。「電子マネー」のURLへのアクセスがないと判断した場合(ステップS201でNOの場合)、および、ステップS202の後、データ処理部210は、ステップS203に処理を進める。
図21に進んで、図21(d)の画面は、電子マネー遊技使用サービスへの携帯電話100の登録のためのトップページの画面である。図21(d)の画面には、電子マネー遊技使用サービスへの登録の案内の文章のほか、他のウェブページへのリンクとして、電子マネー遊技使用サービスの概要のウェブページへのリンクである「電子マネーとは?」、お気に入りのウェブページをユーザ専用のメニューに登録するためのリンクである「マイメニュー登録」、電子マネー遊技使用サービスの更新履歴のウェブページへのリンクである「What’sNew!」、電子マネー遊技使用サービスへの新規会員登録のウェブページへのリンクである「新規会員登録はこちら!」、その他のリンクが表示される。ここでは、「新規会員登録はこちら!」が選択候補として反転表示されている。
図14は、本実施の形態における携帯電話100のウェブブラウザ機能により実行されるウェブ処理の流れを示すフローチャートである。図14(a)は、ウェブ処理のうち初期登録時ウェブ処理の流れを示すフローチャートである。図14(a)を参照して、まず、ステップS101で、携帯電話100のデータ処理部110は、図21(d)の画面で、「新規会員登録はこちら!」のリンクが選択されたことによって、登録要求があったか否かを判断する。登録要求があったと判断すると(ステップS101でYESの場合)、ステップS102で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200に、携帯電話100の機種情報を含む情報であって当該電子マネーサービスを享受できるようにするための登録を要求する情報である登録要求情報を送信する。一方、登録要求がなかったと判断した場合(ステップS101でNOの場合)、または、ステップS102の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS103に進める。
図13に戻って、ステップS203では、データ処理部210は、携帯電話100から機種情報を含む登録要求情報が送信されてきたか否かを判断する。登録要求情報が送信されてきていないと判断した場合(ステップS203でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS207に進める。一方、登録要求情報が送信されてきたと判断した場合(ステップS203でYESの場合)、ステップS204で、データ処理部210は、送信されてきた登録要求情報に含まれる機種情報が電子マネーシステム10に対応した機種を示すか否かを判断する。
携帯電話100が電子マネーシステム対応機種であると判断した場合(ステップS204でYESの場合)、ステップS205で、データ処理部210は、メール送信用画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS207に進める。一方、携帯電話100が電子マネーシステム対応機種でないと判断した場合(ステップS204でNOの場合)、ステップS206で、データ処理部210は、非対応機種報知画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
図22は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第2の表示画面図である。図22(a)は、ステップS206で携帯電話100い送信される非対応機種報知画面である。
図22(a)の画面には、携帯電話100が電子マネーシステム10の対応機種でない旨の文章、電子マネー対応機種一覧へのリンクである「電子マネー対応携帯機種」、および、図21(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。
図22(b)は、ステップS205で携帯電話100に送信されるメール送信用画面である。図22(b)の画面には、電子マネー遊技使用サービスへの登録にあたっての注意書き、メール送信画面を表示するためのリンクである「ここをクリック!(空メール送信画面へ)」、および、図21(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。図22(b)の画面で、「ここをクリック!(空メール送信画面へ)」のリンクが選択されると、携帯電話100の電子メール機能が起動され、図22(c)のメール送信画面が表示される。
図22(c)のメール送信画面は、宛先に、電子マネー遊技使用サービスへ登録するための電子メールアドレスが既に入力された状態で表示される。また、メール送信画面の題名および本文には何も入力されていない。
図14(a)に戻って、ステップS103で、データ処理部110は、ユーザによって、図22(c)のメール送信画面のメールの送信操作が行なわれたか否かを判断する。メール送信操作が行なわれたと判断した場合(ステップS103でYESの場合)、ステップS104で、データ処理部110は、図22(c)のメール送信画面のメールを電子マネー管理サーバ200に送信する。つまり、空メールを送信する。一方、メール送信操作が行なわれていないと判断した場合(ステップS103でNOの場合)、または、ステップS104の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS105に進める。
図13に戻って、ステップS207で、データ処理部210は、ユーザの携帯電話100から空メールを受信したか否かを判断する。空メールを受信することによって、データ処理部210は、ユーザの携帯電話100の電子メールアドレスを知ることができる。
空メールを受信したと判断した場合(ステップS207でYESの場合)、ステップS208で、データ処理部210は、登録手続を継続するための登録URLを記載した電子メールを、ユーザの携帯電話100の電子メールアドレス宛に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS210に進める。一方、電子メールアドレスを受信していないと判断した場合(ステップS207でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS210に進める。
図23は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第3の表示画面図である。
図23(a)は、携帯電話100の電子メール機能において、新着メッセージの件数を報知するための画面である。ここでは、「メール 未読001」の表示によって、新着の電子メールのうち、未読のものが1件であることが示されている。
図23(a)の画面で、「メール 未読001」が選択されると、図23(b)のように、ステップS208で、電子マネー管理サーバ200から携帯電話100に送信された新着メールの内容が表示される。
図23(b)の電子メールには、登録手続を継続するためのウェブページへの登録URLを選択して電子マネー遊技使用サービスへの登録手続を継続する旨の文章、および、登録URLが記載されたリンクが表示される。
図14(a)に戻って、ステップS105で、データ処理部110は、図23(b)の画面で、登録URLのリンクが選択されたか否かを判断する。登録URLのリンクが選択されたと判断すると(ステップS105でYESの場合)、ステップS106で、データ処理部110は、登録URLにアクセスするとともに、携帯電話100の機種情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。一方、登録URLのリンクが選択されていないと判断すると(ステップS105でNOの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS107に進める。
図13に戻って、ステップS210で、データ処理部210は、携帯電話100から登録URLにアクセスがあるとともに携帯電話100の機種情報を受信したか否かを判断する。登録URLにアクセスがあり機種情報を受信した場合(ステップS210でYESの場合)、ステップS211で、データ処理部210は、送信されてきた機種情報が電子マネーシステム10に対応した機種を示すか否かを判断する。
携帯電話100が電子マネーシステム対応機種であると判断した場合(ステップS211でYESの場合)、ステップS212で、データ処理部210は、利用同意画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS214に進める。一方、携帯電話100が電子マネーシステム対応機種でないと判断した場合(ステップS211でNOの場合)、ステップS213で、データ処理部210は、非対応機種報知画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
図23に進んで、図23(c)は、ステップS213で携帯電話100に送信される非対応機種報知画面である。図23(c)の画面は、図22(a)の画面と同様であるので、説明は繰返さない。
図23(d)は、ステップS212で携帯電話100に送信される利用同意画面である。図23(d)の画面には、電子マネー遊技使用サービスへの登録にあたっての注意書き、サービス規約のウェブページへのリンクである「サービス規約を読み(必須)」、および、サービス規約に同意し登録手続を先に進めるためのリンクである「同意して登録する」が表示される。ここでは、「同意して登録する」が選択候補として反転表示されている。
図14(a)に戻って、ステップS107で、データ処理部110は、ユーザによって、図23(d)の画面で、「同意して登録する」のリンクが選択されたか否かを判断する。「同意して登録する」のリンクが選択されたと判断した場合(ステップS107でYESの場合)、ステップS108で、データ処理部110は、携帯電話100を一意に識別するための端末IDを電子マネー管理サーバ200に送信する。一方、「同意して登録する」のリンクが選択されていないと判断した場合(ステップS107でNOの場合)、または、ステップS108の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS109に進める。
図13に戻って、ステップS214で、データ処理部210は、携帯電話100から端末IDが送信されてきたか否かを判断する。端末IDが送信されてきていないと判断した場合(ステップS214でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS221に進める。
一方、端末IDが送信されてきたと判断した場合(ステップS214でYESの場合)、ステップS215で、データ処理部210は、受信した端末IDが利用者情報DB221に登録されたことがあるか否かを判断する。
ステップS215での判断方法について、後述する図5を参照して具体的に説明する。まず、データ処理部210は、利用者情報DB221に、受信した端末IDが登録されているか否かを判断する。そして、登録されていると判断した場合には、データ処理部210は、さらに、当該端末IDと対応付けて記憶されている登録状態が、後述するステップS234において本登録され退会していない状態を示す本登録状態であるか、または、本登録されていたが退会したため削除された状態を示す削除状態であるかを判断する。この判断の結果、受信した端末IDが登録されており、かつ、登録状態が削除状態である場合には、受信した端末IDの登録履歴があると判断する。
受信した端末IDの登録履歴があると判断した場合(ステップS215でYESの場合)、ステップS216で、データ処理部210は、受信した端末IDで示される携帯電話100に対応する未チャージ削除カウンタのカウント値が3以上であるか否かを判断する。
未チャージ削除カウンタは、電子マネー遊技使用サービスに登録された携帯電話100によって一度もバリューがチャージされずに登録が削除された回数を携帯端末100ごとに計数するためのカウンタである。
未チャージ削除カウンタのカウント値が3以上である場合(ステップS216でYESの場合)、ステップS217で、データ処理部210は、登録回数オーバ画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
一方、ステップS215での判断の結果、受信した端末IDの登録履歴がないと判断した場合(ステップS215でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS218に進める。なお、図示していないが、ステップS215での判断の結果、受信した端末IDが登録されており、かつ、登録状態が本登録状態である場合には、データ処理部210は、登録が不要である旨を報知するための情報を携帯電話に送信する処理を行なう。
図24は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第4の表示画面図である。図24(a)は、ステップS217で携帯電話100に送信される登録回数オーバ画面である。
図24(a)の画面には、登録回数が制限を越えている旨の文章、および、図21(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。
図13に戻って、受信した端末IDの登録履歴がないと判断した場合(ステップS215でNOの場合)、ステップS218で、データ処理部210は、送信されてきた端末IDを利用者情報DB221に登録し、実行する処理をステップS219に進める。また、未チャージ削除カウンタのカウント値が3未満である場合(ステップS216でNOの場合)、および、ステップS218の後、ステップS219で、データ処理部210は、金融機関を選択するウェブページの最初の画面である金融機関選択画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS221に進める。
図24に進んで、図24(b)の画面は、ステップS219で携帯電話100に送信されるモバイルバンキング登録トップ画面である。図24(b)の画面には、電子マネー遊技使用サービスにおけるバリューの利用の方法を示す文章、モバイルバンキングへの登録を促がす旨の文章、モバイルバンキングの登録へ進むためのリンクである「ここから」、および、モバイルバンキングへの登録をスキップするためのリンクである「モバイルバンキング登録をスキップする方はこちらを選択してください」が表示される。
図14(a)に戻って、ステップS109で、データ処理部110は、図24(b)の画面で、「ここから」の金融機関問合せリンクが選択されたか否か、図24(c)の画面で、いずれかの業態の金融機関問合せリンクが選択されたか否か、または、図24(d)の画面で、いずれかの金融機関問合せリンクが選択されたか否かを判断する。
金融機関問合せリンクが選択されたと判断すると(ステップS109でYESの場合)、ステップS110で、データ処理部110は、それぞれのリンクに対応する金融機関問合せ情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。一方、金融機関問合せリンクが選択されていないと判断した場合(ステップS109でNOの場合)、または、ステップS110の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS111に進める。
図13に戻って、ステップS221で、データ処理部210は、携帯電話100から金融機関問合せ情報を受信したか否かを判断する。金融機関問合せ情報を受信したと判断した場合(ステップS221でYESの場合)、ステップS222で、データ処理部210は、金融機関問合せ情報に対応する画面を携帯電話100に送信する。一方、金融機関問合せ情報を受信していないと判断した場合(ステップS221でNOの場合)、または、ステップS222の後、データ処理部210は、実行する処理をステップS223に進める。
図24に進んで、図24(c)の画面は、図24(b)の画面の「ここから」のリンクの選択によって送信される金融機関問合せ情報に対応する第1の金融機関選択画面である。図24(c)の画面には、モバイルバンキングの業態の選択を促がす旨の文章、都市銀行を選択するためのリンクである「都市銀行」、地方銀行を選択するためのリンクである「地方銀行」、第2地方銀行を選択するためのリンクである「第2地銀」、労働金庫を選択するためのリンクである「労働金庫」、信用金庫を選択するためのリンクである「信用金庫」、信用組合を選択するためのリンクである「信用組合」、および、その他の金融機関を選択するためのリンクである「その他」が表示される。ここでは、図24(c)の画面で「都市銀行」のリンクが選択される場合について説明する。
図24(d)の画面は、図24(c)の画面の「都市銀行」のリンクの選択によって送信される金融機関問合せ情報に対応する第2の金融機関選択画面である。図24(d)の画面には、利用するモバイルバンキングの選択を促がす旨の文章、および、都市銀行のうちのいずれかを選択するためのリンクである「やまと銀行」「三友銀行」「ダイヤモンド銀行」「りえぞん銀行」が表示される。ここでは、図24(d)の画面で「やまと銀行」のリンクが選択される場合について説明する。
図25は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第5の表示画面図である。
図25(a)の画面は、図24(d)の画面の「やまと銀行」のリンクの選択によって送信される金融機関問合せ情報に対応するモバイルバンキングを確認するための画面である。図25(a)の画面には、やまと銀行を利用するモバイルバンキングとして登録することを確認する旨の文章、登録することを確認して継続して手続を進めるためのリンクである「確認」、および、選択したモバイルバンキングを訂正するために前の画面に戻るためのリンクである「訂正する場合はこちらから」が表示される。
図14(a)に戻って、ステップS111で、データ処理部110は、図25(a)の画面で、「確認」のリンクが選択されたか否かを判断する。「確認」のリンクが選択されたと判断すると(ステップS111でYESの場合)、ステップS112で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200に、選択されたモバイルバンキングを示す金融機関指定情報および前述した端末IDを送信する。一方、「確認」のリンクが選択されていないと判断した場合(ステップS111でNOの場合)、または、ステップS112の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS113に進める。
図13に戻って、ステップS223で、データ処理部210は、携帯電話100から金融機関指定情報を受信したか否かを判断する。金融機関指定情報を受信していないと判断した場合(ステップS223でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS226に進める。
一方、金融機関指定情報を受信したと判断した場合(ステップS223でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS224で、金融機関指定情報とともに受信した端末IDと同一であって利用者情報DB221に登録された端末IDに対応させて、受信した金融機関指定情報を利用者情報DB221に登録する。
次いで、ステップS225で、データ処理部210は、プロモーションメール受取可否設定画面を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS226に進める。
図25に進んで、図25(b)は、ステップS225で携帯電話100に送信されるプロモーションメール受取可否設定画面である。図25(b)の画面には、電子マネーに関する最新情報等のお知らせメールであるプロモーションメールの受取を希望するか否かを確認する旨の文章、「希望する」のラジオボタン、「希望しない」のラジオボタン、ラジオボタンでの選択結果の送信を指示するためのリンクである「送信」、および、図21(d)で示したこのサイトのトップページへのリンクである「このサイトのトップへ」が表示される。
図14(a)に戻って、ステップS113で、データ処理部110は、図25(b)の画面で、「希望する」または「希望しない」のラジオボタンが選択され、「送信」のリンクが選択されることによって、プロモーションメールの受取可否が決定されたか否かを判断する。受取可否が決定されたと判断すると(ステップS113でYESの場合)、ステップS114で、データ処理部110は、プロモーションメールの受取可否を示すプロモーション受取可否情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。一方、受取可否が決定されていないと判断した場合(ステップS113でNOの場合)、または、ステップS114の後、データ処理部110は、実行する処理をステップS115に進める。
図13に戻って、ステップS226で、データ処理部210は、携帯電話100からプロモーション受取可否情報を受信したか否かを判断する。プロモーション受取可否情報を受信していないと判断した場合(ステップS226でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS231に進める。一方、プロモーション受取可否情報を受信したと判断した場合(ステップS226でYESの場合)、ステップS227で、データ処理部210は、会員IDを発行し、その会員ID、ステップS207で受信したメールアドレス、ステップS224で仮登録された金融機関指定情報およびプロモーション受取可否情報を、プロモーション受取可否情報を送信した携帯電話100の端末IDと対応させて仮登録する。
具体的には、後述する図5の利用者情報DB221に携帯電話100の端末IDと対応させて記憶される登録状態を本登録未完了状態を示す仮登録状態に更新する処理を行なう。
なお、ステップS215でYESと判断された場合には、新たな会員IDを発行することなく、既に発行済みの会員IDを仮登録するようにしてもよい。次いで、ステップS228で、データ処理部210は、電子マネーアプリ111のダウンロードを確認する画面を携帯電話100に送信する。
図25に進んで、図25(c)は、ステップS228で携帯電話100に送信されるダウンロードを確認する画面である。図25(c)の画面には、バリューの利用方法の文章、電子マネーアプリ111のダウンロードを促がす旨の文章、ダウンロードの開始を指示するためのリンクである「ダウンロード開始」、および、電子マネーアプリ111のサイズを示す文章が表示される。
図14(a)に戻って、ステップS115で、データ処理部110は、図25(c)の画面で、「ダウンロード開始」が選択されることによって、電子マネーアプリ111のダウンロードが要求されたか否かを判断する。「ダウンロード開始」が選択されたと判断すると(ステップS115でYESの場合)、ステップS116で、データ処理部110は、電子マネーアプリ111のダウンロードを要求する旨の情報であるアプリダウンロード要求情報を電子マネー管理サーバ200に送信し、実行する処理をステップS116aに進める。一方、「ダウンロード開始」が選択されていないと判断した場合(ステップS115でNOの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS101に戻す。
図13に戻って、ステップS231で、データ処理部210は、携帯電話100からアプリダウンロード要求情報を受信したか否かを判断する。アプリダウンロード要求情報を受信したと判断した場合(ステップS231でYESの場合)、ステップS232で、電子マネーアプリ111を携帯電話100に送信する。すなわち、電子マネー管理サーバ200は、ステップS203で登録要求情報を受信したことを条件として、具体的には登録要求情報を受信し、かつ、ステップS204からステップS231までの処理を実行したことを条件として、電子マネーアプリ111を携帯電話100に送信する。
図25に進んで、携帯電話100で電子マネーアプリ111の受信が開始されると、図25(c)の画面は、図25(d)で示される状態になる。つまり、ダウンロード中である旨の表示が、図25(c)の画面上に表示される。
図14(a)に戻って、ステップS116aで、データ処理部110は、電子マネーアプリ111のダウンロードが終了したか否かを判断する。すなわち、電子マネーアプリ111が記憶部120に記憶されたか否かを判断する。ステップS116aでの判断処理は、ダウンロードが終了するまで、繰返し実行される。ダウンロードが終了したと判断すると(ステップS116aでYESの場合)、データ処理部110は、初期登録時ウェブ処理を終了する。
電子マネーアプリ111のダウンロードが終了すると、携帯電話100のデータ処理部110は、記憶部120に記憶された電子マネーアプリ111を起動させる。
図26は、本実施の形態における電子マネーシステム10に携帯電話100を初期登録するときに携帯電話100の表示部140に表示される第6の表示画面図である。図26(a)は、電子マネーアプリ111の起動中に表示される画面である。図26(a)の画面には、起動中であるアプリの名称である「電子マネーアプリ」の文字、および、全起動プロセスのうちの経過したプロセスの割合の概略を示すグラフが表示される。
図15は、本実施の形態における携帯電話100で実行される電子マネーアプリ111の処理の流れを示すフローチャートである。図15を参照して、電子マネーアプリ111が起動されると、ステップS120で、データ処理部110は、電子マネーアプリ111がダウンロードされてから初回の起動であるか否かを判断する。初回起動でないと判断した場合(ステップS120でNOの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS191に進める。一方、初回起動であると判断した場合(ステップS120でYESの場合)、ステップS121で、データ処理部110は、端末IDを電子マネー管理サーバ200に送信する。
図13に戻って、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、ステップS233で、携帯電話100から端末IDを受信して、受信した端末IDが仮登録されているか否かを判断する。端末IDが仮登録されていないと判断した場合(ステップS233でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
一方、端末IDが仮登録されていると判断した場合(ステップS233でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS234で、その端末IDと対応させて仮登録された会員ID、メールアドレス、金融機関指定情報およびプロモーション受取可否情報を、その端末IDと対応させて、利用者情報DB221に本登録させる。具体的には、後述する図5の利用者情報DB221に携帯電話100の端末IDと対応させて記憶される登録状態を本登録状態に更新する処理を行なう。
そして、ステップS235で、データ処理部210は、本登録した携帯端末100に対応する未チャージ削除カウンタのカウント値を1加算する。なお、加算された未チャージ削除カウンタは、会員から脱退した場合であっても利用者情報DB221において保持される。
次に、ステップS236で、データ処理部210は、電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域を携帯電話100に確保させるための情報である領域確保情報を携帯電話100に送信する。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS201に戻す。
図15に進んで、データ処理部110は、ステップS122で、電子マネー管理サーバ200から領域確保情報を受信したか否かを判断する。領域確保情報を受信していないと判断した場合(ステップS122でNOの場合)、データ処理部110は、ステップS122を繰返す。一方、領域確保情報を受信したと判断した場合(ステップS122でYESの場合)、ステップS123で、データ処理部110は、電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域を確保するための領域確保処理の開始を要求する領域確保処理開始要求を、リモート発行サーバ400に送信する。
リモート発行サーバ400は、携帯電話100から領域確保処理開始要求を受けると、領域確保処理開始要求を送信してきた携帯電話100の非接触型ICチップ190に電子マネー遊技使用サービスに用いるための記憶部192の記憶領域を確保し、確保した記憶領域に会員IDを記憶させるための領域確保実行情報を、領域確保処理開始要求を送信してきた携帯電話100に送信する。
図15に戻って、携帯電話100のデータ処理部110は、ステップS124で、リモート発行サーバ400から領域確保実行情報を受信したか否かを判断する。領域確保実行情報を受信していないと判断した場合(ステップS124でNOの場合)、データ処理部110は、ステップS124を繰返す。
一方、領域確保実行情報を受信したと判断した場合(ステップS124でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS125で、リモート発行サーバ400からの領域確保実行情報で示される領域確保処理を実行する。領域確保処理は、非接触型ICチップ190の記憶部192に電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域を確保し、会員IDをリモート発行サーバ400に送信し、記憶部192の確保された記憶領域に0円相当のバリューを記憶させる処理である。
次いで、データ処理部110は、ステップS126で、リモート発行サーバ400から領域確保終了情報を受信したことによって、領域確保処理が終了したか否かを判断する。領域確保処理が終了したと判断した場合(ステップS126でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS191に進める。
ステップS191では、データ処理部110は、後述する図18で説明する引継ぎ情報からの起動であるか否かを判断する。後述するように、バリューの購入後に引継ぎ情報が付された電子メールが携帯電話100に送信され、その引継ぎ情報によって、電子マネーアプリ111が起動され、購入されたバリューが携帯電話100にチャージされる。引継ぎ情報からの起動であると判断した場合(ステップS191でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS150に進める。
一方、引継ぎ情報からの起動でないと判断した場合(ステップS191でNOの場合)、ステップS192で、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域からバリュー残高を取得して、電子マネーアプリ111の起動時初期画面を表示部140に表示させる。
図26に進んで、図26(b)は、ステップS192で表示される起動時初期画面である。図26(b)の画面には、非接触型ICチップ190の製造時から与えられているチップIDが00002000012398であること、ステップS192で取得された非接触型ICチップ190に記憶されているバリューの残高が0円であること、バリューを購入するためのリンクである「バリュー購入(モバイルバンキング経由)」、購入済みのバリューを非接触型ICチップ190にチャージするためのリンクである「ICチップへの購入バリューのチャージ」、非接触型ICチップ190へのバリューのチャージの履歴を表示させるためのリンクである「履歴表示」、および、プリペイドカード371またはICコイン651で特定可能な価値を携帯電話100にバリューとして書込むことによって精算するためのリンクである「精算」が表示される。
(電子マネーシステム10でのバリューの購入の説明)
図27は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100でバリューを購入するときに携帯電話100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。
図27(a)は、携帯電話100において、アプリケーション実行機能が実行されるときに、携帯電話100の表示部140に、最初に表示されるソフト一覧画面である。
図27(a)の画面には、携帯電話100に導入されているアプリケーションプログラムを実行させるためのリンクとして、「電子マネーアプリ」および「旅行ナビゲータ」が表示される。つまり、本実施の形態における携帯電話100には、電子マネーアプリ111、および、旅行ナビゲータという名称のアプリケーションプログラムが導入されていることが示される。
図15に戻って、図27(a)の画面で「電子マネーアプリ」のリンクが選択され、電子マネーアプリ111が起動されると、初回起動でなく(ステップS120でNOの場合)、引継ぎ情報からの起動でない場合(ステップS191でNOの場合)、ステップS192で、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の領域からバリュー残高を取得して、電子マネーアプリ111の起動時初期画面を表示させる。
図27に進んで、図27(b)の画面は、ステップS192で表示される起動時初期画面である。図27(b)の画面は、前述した図26(b)の画面と同様であるので、重複する説明は繰返さない。ただし、非接触型ICチップ190に記憶されているバリューの残高が、図26(b)の画面では、0円であるのに対して、図27(b)の画面では、1000円である。また、図27(b)の画面では、「バリュー購入(モバイルバンキング経由)」のリンクが選択候補として網掛け表示されている。
図15に戻って、ステップS193で、データ処理部110は、バリュー購入が選択されたか否かを判断する。図27(b)の画面で「バリュー購入(モバイルバンキング経由)」のリンクが選択されると、データ処理部110は、バリュー購入が選択されたと判断し(ステップS193でYES)、ステップS130で、バリュー購入時処理を実行する。
図16は、本実施の形態における携帯電話100により実行される電子マネーアプリ111のサブルーチンであるバリュー購入時処理の流れを示すフローチャートである。図16を参照して、まず、ステップS133で、データ処理部110は、会員IDと端末IDとバリュー残高とを含むチャージ要求情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図17は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラム212の処理の流れを示すフローチャートである。
図17を参照して、まず、ステップS241で、データ処理部210は、携帯電話100からチャージ要求情報を受信したか否かを判断する。チャージ要求情報を受信していないと判断した場合(ステップS241でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS257に進める。
一方、チャージ要求情報を受信したと判断した場合(ステップS241でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS242で、チャージ要求情報に含まれる会員IDおよび端末IDが利用者情報DB221に登録されたものであり、携帯電話100が電子マネー遊技使用サービスに利用可能なものであるか否かを判断する。利用可能なものでないと判断した場合(ステップS242でNOの場合)、ステップS243で、データ処理部210は、使用不可画面を携帯電話100に送信し、実行する処理をステップS241に戻す。
図27に進んで、図27(c)は、ステップS243で送信される使用不可画面である。図27(c)の画面には、携帯電話100が電子マネー管理サーバ200に登録されていない旨の文章、および、その旨を確認して電子マネーアプリ111を終了させるためのリンクである「OK」が表示される。
図17に戻って、一方、利用可能なものであると判断した場合(ステップS242でYESの場合)、ステップS244で、データ処理部210は、購入済みであるが携帯電話100にチャージされていない未チャージバリューがあるか否かを判断する。未チャージバリューがあるか否かについては、後述する発行情報DB222における書込済情報として「0」が記憶されているか否かにより判断が行なわれる。本実施の形態においては、書込済情報として「0」が記憶されていると判断した場合には、データ処理部210は、未チャージバリューがあると判断する。
なお、未チャージバリューがあるか否かの判断については、このようなものに限るものではない。たとえば、チャージされ携帯電話100に書込まれた未チャージバリューは、発行情報DB222から消去するものであってもよい。そして、未チャージバリューがあるか否かについては、発行情報DB222に未チャージバリューが記憶されているか否かにより判断が行なわれるものであってもよい。
未チャージバリューがあると判断した場合(ステップS244でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS245で、チャージ誘導画面を携帯電話100に送信し、実行する処理を後述する図20のステップS276に進める。
図27に進んで、図27(d)は、ステップS245で表示されるチャージ誘導画面である。図27(d)の画面には、チャージされていないバリューがあるので、チャージを促がす旨の文章が表示される。この画面が表示された後、後述する図20のバリュー発行時AP213のステップS276からの処理が実行され、チャージされていないバリューが携帯電話100にチャージされる。
一方、未チャージバリューがないと判断した場合(ステップS244でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS246に進める。
次に、ステップS246で、データ処理部210は、ステップS241で受信したチャージ要求情報を送信してきた携帯電話100に対応する金融機関指定情報を利用者情報DB221から検索して読出す。また、ステップS247で、データ処理部210は、電子マネー管理サーバ200の記憶部220に予め記憶された表示金額リスト情報を読出す。
表示金額リスト情報は、ユーザが携帯電話100で選択可能なバリューの金額のリストを示す情報であり、本実施の形態においては、「1000円」「5000円」「10000円」「20000円」「30000円」の5つの金額を示す情報である。選択可能なバリューの金額は、利用者のスロットマシン700Aでのゲームやパチンコ遊技へののめり込みを防止するために定められた携帯上保持限度額および1日購入限度額に基づいて、電子マネー遊技使用サービスの提供業者によって予め定められる。携帯上保持限度額は、携帯電話100にチャージできるバリューの限度額である。1日購入限度額は、1日に購入できるバリューの限度額である。
次いで、ステップS251で、データ処理部210は、ステップS241で受信したチャージ要求情報に含まれる携帯電話100にチャージされているバリュー残高に、ステップS247で読出した表示金額リスト情報で示される金額のうちの最低購入金額(本実施の形態では通常用の場合1000円、テスト用の場合10000円)を加算した額が、ステップS250で読出した携帯上保持限度額以下であるか否かを判断する。携帯上保持限度額は、電子マネー管理サーバ200の記憶部220に予め記憶される。本実施の形態においては、携帯上保持限度額は、30000円であるが、これに限定されず、他の金額であってもよい。
バリュー残高に最低購入金額を加算した額が携帯上保持限度額以下でない場合(ステップS251でNOの場合)、ステップS252で、データ処理部210は、携帯上保持限度額購入不可画面を携帯電話100に送信する。
図28は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100でバリューを購入するときに携帯電話100の表示部140に表示される第2の表示画面図である。
図28(a)は、ステップS252で携帯電話100に送信される携帯上保持限度額購入不可画面である。図28(a)の画面には、最低購入金額とバリュー残高との合計が携帯上保持限度額を超えるので、バリューを購入できない旨の文章、および、その旨を確認して起動時初期画面に戻るためのリンクである「OK」が表示される。
図17に戻って、一方、バリュー残高に最低購入金額を加算した額が携帯上保持限度額以下である場合(ステップS251でYESの場合)、ステップS253で、データ処理部210は、発行情報DB222に記憶されているその日に携帯電話100によって購入されたバリューの当日積算額に、最低購入金額を加算した額が1日購入限度額以下であるか否かを判断する。1日購入限度額は、電子マネー管理サーバ200の記憶部220に予め記憶される。本実施の形態においては、1日購入限度額は、30000円であるが、これに限定されず、他の金額であってもよい。
当日積算額に最低購入金額を加算した額が1日購入限度額以下でない場合(ステップS253でNOの場合)、ステップS254で、データ処理部210は、1日購入限度額購入不可画面を携帯電話100に送信する。
図28に進んで、図28(b)は、ステップS254で携帯電話100に送信される1日購入限度額購入不可画面である。図28(b)の画面には、最低購入金額と当日積算額との合計が1日購入限度額を超えるので、バリューを購入できない旨の文章、および、その旨を確認して起動時初期画面に戻るためのリンクである「OK」が表示される。
図17に戻って、一方、当日積算額に最低購入金額を加算した額が1日購入限度額以下である場合(ステップS253でYESの場合)、ステップS255で、データ処理部210は、バリュー残高および当日積算額から購入可能金額を算出する。
具体的には、データ処理部210は、携帯上保持限度額からバリュー残高を減算した額、および、1日購入限度額から当日積算額を減算した額のうち、低い方の額を購入可能金額として算出する。
なお、本実施の形態においては、バリュー残高および携帯上保持限度額、ならびに、当日積算額および1日購入限度額に基づいて、バリューを購入可能か否かを判断して、購入可能金額を算出するようにした。しかし、これに限定されず、バリュー残高および携帯上保持限度額、または、当日積算額および1日購入限度額のいずれか一方に基づいて、バリューを購入可能か否かを判断して、購入可能金額を算出するようにしてもよい。
次に、ステップS256で、データ処理部210は、ステップS241で受信したチャージ要求情報に含まれる端末IDに対応して利用者情報DB221に記憶されている電子メールアドレス、ステップS246で読出した金融機関指定情報、ステップS247で読出した表示金額リスト情報、携帯上保持限度額、1日購入限度額、および、ステップS255で算出した購入可能金額情報を、残高情報として携帯電話100に送信する。
図16に戻って、ステップS134で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200から残高情報を受信したか否かを判断する。残高情報を受信したと判断した場合(ステップS134でYESの場合)、ステップS135で、データ処理部110は、受信した残高情報に含まれる電子メールアドレスがバリューの購入に用いる電子メールアドレスとして正しいか否かを確認するためのアドレス確認画面を表示部140に表示させる。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS136に進める。
図28に進んで、図28(c)は、ステップS135で表示されるアドレス確認画面である。図28(c)の画面には、バリューのチャージの方法を説明するための文章、ステップS134で受信した残高情報に含まれる確認の対象である電子メールアドレス、表示されている電子メールアドレスが電子マネー遊技使用サービスで利用する携帯電話100の電子メールアドレスとして正しいと確認したことを入力するためのリンクである「確認」、および、表示されている電子メールアドレスが電子マネー遊技使用サービスで利用する携帯電話100の電子メールアドレスと異なる場合に選択するリンクである「→上記アドレスがご利用携帯のアドレスと異なる場合はこちら」が表示される。
図16に戻って、ステップS136で、データ処理部110は、図28(c)の画面で「確認」のリンクが選択されることによって、ユーザにより電子メールアドレスが確認されたか否かを判断する。アドレスが確認されたと判断した場合(ステップS136でYESの場合)、ステップS137で、データ処理部110は、金融機関確認画面を表示部140に表示させる。
図29は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100でバリューを購入するときに携帯電話100の表示部140に表示される第3の表示画面図である。
図29(a)は、ステップS137で携帯電話100に表示される金融機関確認画面である。図29(a)の画面には、利用するモバイルバンキングを確認する旨の文章、利用するモバイルバンキングの金融機関の名称、利用するモバイルバンキングを確認して継続して手続を進めるためのリンクである「確認」、および、金融機関を変更するためのリンクである「金融機関変更の場合はこちらを選択してください。」が表示される。
図16に戻って、ステップS138で、データ処理部110は、図29(a)の画面で「確認」のリンクが選択されることによって、利用するモバイルバンキングの金融機関がユーザにより確認されたか否かを判断する。金融機関が確認されたと判断した場合(ステップS138でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS139で、残高情報に含まれる表示金額リスト情報、携帯上保持限度額、1日購入限度額および購入可能金額情報でそれぞれ示される表示金額リストおよび購入可能金額に応じて、購入金額選択画面を表示部140に表示させる。
図29に進んで、図29(b)は、ステップS139で通常用の携帯電話100に表示される購入金額選択画面である。図29(b)の画面には、購入してチャージを希望するバリューの金額の選択を促がす旨の文章、1日購入限度額を示す文章、携帯上保持限度額に関する文章、購入希望金額の選択肢と対をなしたラジオボタン、および、選択されたバリューの購入希望金額の送信を指示するためのリンクである「送信」が表示される。図29(b)の購入金額選択画面に表示される購入希望金額の選択肢、1日購入限度額、および、携帯上保持限度額は、それぞれ、電子マネー管理サーバ10によりこの携帯電話100が通常用の携帯電話であると判定されたことに応じて送信されてきた残高情報に含まれる表示金額リスト情報、1日購入限度額、および、携帯上保持限度額でそれぞれ示される「1000円,5000円,10000円,20000円,30000円」「30000円」および「30000円」である。
ここで、ステップS134で受信された残高情報に含まれる購入可能金額情報で示される購入可能金額を超える金額の選択肢と対をなすラジオボタンは、表示されるが、選択できない。また、購入希望金額の選択肢と対をなすラジオボタンのいずれかが選択されない限り、「送信」のリンクを選択することはできない。なお、本実施の形態においては、購入希望金額を超える金額の選択肢と対をなすラジオボタンも表示される例について説明したが、これに限らず、購入可能金額の範囲内の金額の選択肢と対をなすラジオボタンのみを表示させ、購入可能金額を超える金額の選択肢と対をなすラジオボタンを表示させないようにしてもよい。
図16に戻って、図29(b)の画面で、購入希望金額と対をなすラジオボタンのいずれかが選択され、「送信」のリンクが選択されると、ステップS141で、携帯電話100のデータ処理部110は、購入希望金額のラジオボタンが選択されることによって、購入希望金額が選択されたか否かを判断する。購入希望金額が選択されたと判断した場合(ステップS141でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS142で、購入希望金額および会員IDを示す情報を含む第1口座振替依頼情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
図17に進んで、ステップS257で、データ処理部210は、携帯電話100から第1口座振替依頼情報を受信したか否かを判断する。第1口座振替依頼情報を受信していないと判断した場合(ステップS257でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS265に進める。
一方、第1口座振替依頼情報を受信したと判断した場合(ステップS257でYESの場合)、ステップS258で、データ処理部210は、バリュー購入回数カウンタで携帯電話100ごとに計数されているバリュー購入回数が0回か否かを判断する。
バリュー購入回数が0回であると判断した場合(ステップS258でYESの場合)、携帯電話100が電子マネー遊技使用サービスに登録されてから最初のバリューの購入であるので、初期登録手数料を徴収する必要がある。そこで、この場合、ステップS259で、データ処理部210は、初期登録手数料およびチャージ手数料を算出する。
一方、バリュー購入回数が0回でないと判断した場合(ステップS258でNOの場合)、すでに、初期登録手数料は徴収されているので、初期登録手数料を徴収しなくてもよい。そこで、この場合、ステップS260で、データ処理部210は、チャージ手数料を算出する。
なお、本実施の形態においては、ステップS259およびステップS260で、初期登録手数料およびチャージ手数料をそれぞれ算出するようにしたが、これに限定されず、初期登録手数料およびチャージ手数料を予め記憶部220に記憶させておき、それぞれ、ステップS259およびステップS260で読出すようにしてもよい。
次に、データ処理部210は、ステップS261で、今回のバリュー購入を他のバリュー購入と識別するための購入番号を発行し、ステップS262で、ステップS257で受信した第1口座振替依頼情報で示される購入希望金額と、ステップS259またはステップS260で算出された手数料との合計金額を算出する。
次いで、データ処理部210は、ステップS263で、ステップS262で算出した合計金額、ステップS261で発行した購入番号、および、現在の時刻であるタイムスタンプを、会員IDに対応させて発行情報DB222に登録する。そして、データ処理部210は、ステップS264で、合計金額をユーザに確認するための合計金額確認画面を表示させるための合計金額確認情報を携帯電話100に送信する。
図16に戻って、ステップS143で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200から合計金額確認情報を受信したか否かを判断する。合計金額確認情報を受信したと判断した場合(ステップS143でYESの場合)、ステップS144で、データ処理部110は、合計金額確認情報に基づいて、合計金額確認画面を表示部140に表示させる。
図29に進んで、図29(c)は、ステップS144で表示される合計金額確認画面である。図29(c)の画面には、合計金額の確認を求める旨の文章、合計金額を確認して第2口座振替依頼情報を送信するためのリンクである「確認」、および、1つ前の図29(b)の購入金額選択画面に戻るためのリンクである「こちら。」とが表示される。
図16に戻って、ステップS145で、データ処理部110は、図29(c)の画面で「確認」のリンクが選択されることによって、ユーザにより合計金額が確認されたか否かを判断する。合計金額が確認されたと判断した場合(ステップS145でYESの場合)、ステップS146で、データ処理部110は、会員IDを示す情報を含む第2口座振替依頼情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。その後、データ処理部110は、実行する処理を、このバリュー購入時処理の呼出元の処理である電子マネーアプリ111に戻す。
図17に進んで、ステップS265で、データ処理部210は、携帯電話100から第2口座振替依頼情報を受信したか否かを判断する。第2口座振替依頼情報を受信していないと判断した場合(ステップS265でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS269に進める。
一方、第2口座振替依頼情報を受信したと判断した場合(ステップS265でYESの場合)、ステップS266で、データ処理部210は、ステップS263で登録したタイムスタンプと現在の時刻とを比較するタイムスタンプチェックを実行し、異常があるか否かを判断する。たとえば、タイムスタンプと現在の時刻との差が規定時間以上である場合に異常があると判断する。
異常があると判断した場合(ステップS266でYESの場合)、ステップS267で、データ処理部210は、タイムスタンプチェックエラー画面を携帯電話100に送信する。
図29に進んで、図29(e)は、ステップS267で携帯電話100に送信されるタイムスタンプチェックエラー画面である。図29(e)の画面には、購入希望金額を選択してから一定時間が経過したので、手続のやり直しを促がす旨の文章、および、図27(b)の起動時初期画面に戻るためのリンクである「手続を中止する(アプリのメニュー画面に戻る)」が表示される。
図17に戻って、一方、異常がないと判断した場合(ステップS266でNOの場合)、データ処理部210は、ステップS268で、モバイルバンキングへの引継をユーザに確認するためのモバイルバンキング遷移確認画面を表示させるための引継画面情報を携帯電話100に送信する。引継画面情報には、少なくとも、端末IDに対応させて利用者情報DB221に登録されている金融機関指定情報から特定される金融機関の金融機関サーバのインターネットバンキングシステムにアクセス可能となる通信先指定情報としてのURLが含まれる。
図14(b)は、ウェブ処理のうち引継時ウェブ処理の流れを示すフローチャートである。引継時ウェブ処理は、ステップS268において送信されてくる引継画面情報の受信に応じて実行される。図14(b)を参照して、ステップS117で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200から引継画面情報を受信したか否かを判断する。ステップS117での判断処理は、引継画面情報を受信するまで、繰返し実行される。引継画面情報を受信したと判断した場合(ステップS117でYESの場合)、ステップS118で、データ処理部110は、引継画面情報に基づいて、モバイルバンキング遷移確認画面を表示部140に表示させる。
図29に進んで、図29(d)は、ステップS118で表示されるモバイルバンキング遷移確認画面である。図29(d)の画面には、手続がモバイルバンキングへ遷移される旨の文章、その旨の確認を入力するためのリンクである「確認」、および、図27(b)の起動時初期画面に戻るためのリンクである「手続を中止する(アプリのメニュー画面に戻る)」が表示される。
図14(b)に戻って、ステップS118で、データ処理部110は、図29(d)の画面で「確認」のリンクが選択されると、ステップS118aで、データ処理部110は、モバイルバンキングでのバリューの購入に対する決済の処理を行なうモバイルバンキング処理を実行する。
モバイルバンキング処理では、操作に応じてバリューの購入に対する決済に関する情報を金融機関サーバ500に送信し、決済が完了すると引継時ウェブ処理を終了する。ここで、このモバイルバンキング処理は、現在、各金融機関が提供しているモバイルバンキングのシステムを利用するものであるから詳細な説明は省略する。
図1に戻って、バリュー購入に対する決済が完了すると、金融機関サーバ500から決済サーバ280に、バリュー購入に対する決済が完了した旨の消込電文が送信される。
決済サーバ280は、受信した消込電文を請求情報DB281に登録する。そして、決済サーバ280は、受信した消込電文に対応する消込速報を電子マネー管理サーバ200の電子マネー管理サーバ200に送信する。
図17に進んで、ステップS269で、データ処理部210は、決済サーバ280から消込速報を受信したか否かを判断する。消込速報を受信したと判断した場合(ステップS269でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS270で、バリュー対価決済後処理を実行する。バリュー対価決済後処理については、図18で説明する。一方、消込速報を受信していないと判断した場合(ステップS269でNOの場合)、または、ステップS270の後、データ処理部210は、実行する処理をステップS241に戻す。
図18は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラム212のサブルーチンであるバリュー対価決済後処理の流れを示すフローチャートである。
図18を参照して、まず、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、ステップS2700で、ステップS269で決済サーバ280から受信した消込速報で示される購入番号が発行情報DB222に登録されているか否かを判断する。購入番号が登録されていないと判断した場合(ステップS2700でNOの場合)、ステップS2701で、データ処理部210は、エラー処理を行なう。たとえば、警報を発生して、電子マネー管理サーバ200の管理者が確認できるようにする。そして、確認操作後、データ処理部210は、実行する処理をこの処理の呼出元の処理であるバリュー購入時AP212に戻す。
一方、購入番号が登録されていると判断した場合(ステップS2700でYESの場合)、ステップS2702で、データ処理部210は、購入番号で示されるバリューの購入が、その購入番号と対応する携帯電話100での初回の購入であるか否かを判断する。具体的には、その携帯電話100に対応するバリュー購入回数カウンタのカウント値が0であるか否かを判断する。
初回の購入であると判断した場合(ステップS2702でYESの場合)、ステップS2703で、データ処理部210は、未チャージ削除カウンタのカウント値を0にする。なお、初回の購入であると判断した場合には、データ処理部210は、未チャージ削除カウンタのカウント値を1減算するものであってもよい。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS2704に進める。一方、初回の購入でないと判断した場合(ステップS2702でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS2704に進める。
次に、ステップS2704で、データ処理部210は、購入番号に対応する会員IDに対応するバリュー購入記録を更新する。バリュー購入記録は、発行情報DB222に記憶され、会員IDごとの未チャージバリューなどの購入に関する情報の記録である。
後述する図6を参照して具体的に説明すると、発行情報DB222に登録されている会員IDに対応するバリュー購入記録に未チャージバリューの額を特定するための情報(たとえば、購入額が1000円である場合は「1000」)と、「0」の書込済情報とを対応付けて記憶する処理が行なわれる。これにより、ステップS241における判断により受信したチャージ要求に対応するバリューであって、当該チャージ要求元の携帯電話100にチャージ可能となった未チャージバリューを特定するためのバリュー購入記録(特定用情報)を登録する手段が構成されている。
そして、データ処理部210は、ステップS2705で、バリュー購入回数カウンタのカウント値を1加算し、ステップS2706で、携帯電話100に対応する当日積算額に購入金額を加算して、当日積算額を更新し、ステップS2707で、携帯電話100に対応するチャージ累計額に購入金額を加算して、チャージ累計額を更新し記憶する。
次いで、ステップS2708で、データ処理部210は、ステップS2700で受信した消込速報を正常に処理した旨の応答情報を決済サーバ280に送信する。そして、ステップS2709で、データ処理部210は、引継ぎ情報を付した電子メールを、消込速報に対応する会員IDの電子メールアドレス宛に送信する。その後、データ処理部210は、バリュー対価決済後処理を終了し、実行する処理をこの処理の呼出元に戻す。引継ぎ情報としては、リンク情報が含まれる。本実施の形態におけるリンク情報には、後述する電子マネーアプリ111を自動的に起動させるための情報が含まれている。電子マネーアプリ111が起動されると、引継ぎ情報からの起動である(ステップS191でYESである)ので、ステップS150で、データ処理部210は、後述する図19で説明するバリュー発行時処理を実行する。
(電子マネーシステム10でのバリューのチャージの説明)
図30は、本実施の形態における電子マネーシステム10において携帯電話100にバリューをチャージするときに携帯電話100の表示部140に表示される第1の表示画面図である。
図30(a)は、携帯電話100の電子メール機能において、新着メッセージの件数を示す画面である。ここでは、「メール 未読001」の表示によって、新着の電子メールのうち、未読のものが1件であることが示されている。
図30(a)の画面で、「メール 未読001」が選択されると、図30(b)のように、ステップS2709で、電子マネー管理サーバ200から携帯電話100に送信された新着メールの内容が表示される。
図30(b)の電子メールには、購入されたバリューが電子マネー管理サーバ200に登録された旨、および、購入されたバリューをチャージするための引継ぎ情報としてのリンクである「ここをクリックしてアプリを起動し、ICチップへのチャージを行ってください。」が表示される。図30(b)の画面で、このリンクが選択されると、電子マネーアプリ111が起動される。
図15に戻って、引継ぎ情報としてのリンクが選択され、電子マネーアプリ111が起動されると、ステップS191で、データ処理部110は、引継ぎ情報からの起動であると判断して、実行する処理をステップS150に進める。
また、ステップS194で、データ処理部110は、図27(b)で説明した起動時初期画面で「ICチップへの購入バリューのチャージ(最新残高更新)」のリンクが選択されることによって、バリュー発行が選択されたか否かを判断する。バリュー発行が選択された場合(ステップS194でYESの場合)、データ処理部110は、実行する処理をステップS150に進める。
ステップS150では、データ処理部110は、後述する図19で説明するバリュー発行時処理を実行する。
本実施の形態においては、電子メールに付された引継ぎ情報としてのリンクが選択されると、電子マネーアプリ111が自動的に起動され、ステップS150でバリュー発行時処理が実行されるようにした。これにより、ユーザは、電子メールを受信したことによりバリューの加算が可能になったことを認識することができる。また、バリューを加算するための操作負担を軽減させることができる。しかし、これに限定されず、リンクが選択されると、電子マネーアプリ111が自動的に起動され、図27(b)で説明した起動時初期画面が表示され、ユーザによりバリューのチャージのリンクが選択されることによってバリュー発行時処理が実行されるようにしてもよい。また、リンクが選択されると、図27(a)で説明した画面が表示され、ユーザにより電子マネーアプリ111が起動され、バリューのチャージのリンクが選択されることによってバリュー発行時処理が実行されるようにしてもよい。
図19は、本実施の形態における携帯電話100により実行される電子マネーアプリ111のサブルーチンであるバリュー発行時処理の流れを示すフローチャートである。
図19を参照して、まず、ステップS152で、データ処理部110は、バリューのチャージを要求するための情報であって会員IDおよび端末IDを含むバリュー発行要求情報を、電子マネー管理サーバ200に送信する。
図20は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行されるバリュー発行時アプリケーションプログラム213の処理の流れを示すフローチャートである。
図20を参照して、まず、ステップS271で、データ処理部210は、携帯電話100からバリュー発行要求情報を受信したことによって、バリュー発行要求があったか否かを判断する。バリュー発行要求がないと判断した場合(ステップS271でNOの場合)、データ処理部210は、実行する処理をステップS271に戻す。
一方、バリュー発行要求があったと判断した場合(ステップS271でYESの場合)、ステップS272で、データ処理部210は、ステップS271で受信したバリュー発行要求情報に含まれる会員IDおよび端末IDが利用者情報DB211に登録された利用可能なものであるか否かを判断する。利用可能なものでないと判断した場合(ステップS272でNOの場合)、ステップS273で、データ処理部210は、使用不可画面を携帯電話100に送信する。使用不可画面は、図27(c)で説明した画面と同様の画面である。
一方、利用可能なものであると判断した場合(ステップS272でYESの場合)、ステップS274で、データ処理部210は、会員IDおよび端末IDに対応する未チャージバリューが発行情報DB222に記憶されているか否かを判断する。未チャージバリューがないと判断した場合(ステップS274でNOの場合)、ステップS275で、データ処理部210は、未チャージバリュー無画面を携帯電話100に送信する。
図30に進んで、図30(c)は、ステップS275で携帯電話100に送信される未チャージバリュー無画面である。図30(c)の画面には、未受取のバリューが無い旨の文章、および、その旨を確認して電子マネーアプリ111を終了させるためのリンクである「OK」が表示される。
なお、本実施の形態においては、ステップS274で未チャージバリューがないと判断した場合に、ステップS275で未チャージバリュー無画面を送信するようにした。しかし、これに限定されず、ステップS274およびステップS275の処理を実行しないようにしてもよい。
図20に戻って、未チャージバリューがあると判断した場合(ステップS274でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS276で、発行情報DB222に記憶されている未チャージバリューのバリュー購入記録をバリュー書込済に設定し、ステップS277で、携帯電話100にリモート発行サーバ400からステップS276で書込済に設定したバリュー購入記録から特定される額のバリューを書込ませるためのバリュー発行情報を携帯電話100に送信する。バリュー発行情報は、少なくとも書込み可能なバリューと特定するための情報を含む。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS271に戻す。
なお、本実施の形態においては、ステップS277においてバリュー発行情報が送信され、バリュー購入記録がステップS276においてバリュー書込済に設定されることにより、登録状態が送信済状態に更新されるようにした。しかし、これに限らず、当該バリュー購入記録が消去されることにより、登録状態が送信済状態に更新されるようにしてもよい。
図19に戻って、ステップS153で、データ処理部110は、電子マネー管理サーバ200からバリュー発行情報を受信したか否かを判断する。バリュー発行情報を受信したと判断した場合(ステップS153でYESの場合)、ステップS154で、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域にバリュー発行情報から特定されるバリューを記憶させる書込処理を開始させるための情報であって、バリュー発行情報から特定されるバリューの額を示すバリュー発行額情報および端末IDを含む情報である書込処理開始要求情報をリモート発行サーバ400へ送信する。
図1に戻って、リモート発行サーバ400は、バリュー書込実行情報を、書込処理開始要求情報に含まれる端末IDで示される携帯電話100に送信する。バリュー書込実行情報は、携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域に、書込み処理開始要求情報に含まれるバリュー発行額情報で示される額のバリューを記憶させるための情報である。
図19に進んで、データ処理部110は、ステップS155で、リモート発行サーバ400からバリュー書込実行情報を受信したか否かを判断する。バリュー書込実行情報を受信していないと判断した場合(ステップS155でNOの場合)、データ処理部110は、ステップS155の処理を繰返す。
一方、バリュー書込実行情報を受信したと判断した場合(ステップS155でYESの場合)、ステップS156で、データ処理部110は、リモート発行サーバ400から受信したバリュー書込実行情報で示される書込処理を実行する。
書込処理は、バリュー書込実行情報で示されるバリューを非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域に書込む処理である。書込処理が開始される際に、非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域にバリューが記憶されている場合には、記憶されているバリューに新たに書込むバリューを加算するための処理が行なわれる。すなわち、書込処理が行なわれると、書込み前に記憶されていたバリューの額と新たに書込むバリューの額との合計額のバリューが記憶部192に書込まれる。
なお、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の制御部191に対して書込要求信号を送信し、制御部191が記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域にバリューを書込むものであってもよい。この場合、データ処理部110から制御部191に書込要求信号を送信する処理が、バリューを加算するための処理に該当する。
次いで、データ処理部110は、ステップS157で、リモート発行サーバ400から書込終了情報を受信したことによって、書込処理が終了したか否かを判断する。書込処理が終了したと判断した場合(ステップS157でYESの場合)、データ処理部110は、ステップS158で、非接触型ICチップ190の記憶部192の電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域からバリュー残高を取得して、バリュー発行完了画面を表示部140に表示させる。その後、データ処理部110は、実行する処理をこの処理の呼出元の処理に戻す。
図30に進んで、図30(d)の画面は、ステップS158で表示されるバリュー発行完了画面である。図30(d)の画面には、図30(b)の画面と同様のチップID、バリューのチャージが完了した旨の文章、今回のチャージ金額が1000円であること、チャージ後のバリュー残高が11000円であること、および、バリュー使用時の注意事項が表示される。
(電子マネーシステム10でのメダルサンド600Aでの処理の説明)
図31は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行されるメダルサンドメイン処理の流れを示すフローチャートである。図31を参照して、まず、ステップS6011で、メダルサンド600Aのデータ処理部610は、貨幣処理機680が開放中であるか否かを判断する。貨幣処理機680は、リモコンによる解錠操作に応じて前方に突出し、内部に収納された紙幣681を取出すことが可能なように構成されている。
貨幣処理機680が開放中であると判断した場合(ステップS6011でYESの場合)、ステップS6012で、データ処理部610は、返却ボタン632が操作されたか否かを判断する。返却ボタン632が操作されていないと判断した場合(ステップS6012でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6011の処理に戻す。一方、返却ボタン632が操作されたと判断した場合(ステップS6012でYESの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6500に進め、プリペイドカード371またはICコイン651を返却する処理である返却処理を実行する。返却処理については、後述する図37で説明する。
貨幣処理機680が開放中でないと判断した場合(ステップS6011でNOの場合)、ステップS6013で、データ処理部610は、貨幣処理機680が故障中であるか否かを判断する。貨幣処理機680が故障中であるか否かは、データ処理部610が、貨幣処理機680に故障中であるか否かを問合せる信号を送信し、それに対して、貨幣処理機680から正常である旨の返信が得られれば、正常であると判断し、正常である旨の返信が得られなければ、故障中であると判断する。
図33は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aの貨幣処理機680で実行される貨幣処理機処理の流れを示すフローチャートである。図34を参照して、ステップS6811からステップS6814については、後述する。ステップS6821で、貨幣処理機680の制御部は、紙幣挿入口682から紙幣681を受付けたか否かを判断する。紙幣681を受付けていないと判断した場合(ステップS6821でNOの場合)、貨幣処理機680の制御部は、実行する処理をステップS6811の処理に戻す。
一方、紙幣681を受付けたと判断した場合(ステップS6821でYESの場合)、ステップS6822で、貨幣処理機680の制御部は、貨幣処理機680の状態が紙幣挿入可能状態であるか否かを判断する。貨幣処理機680の状態は、2つの状態があり、紙幣挿入可能状態および紙幣挿入不可状態である。紙幣挿入可能状態は、貨幣処理機680に紙幣681を挿入することが可能な状態である。一方、紙幣挿入不可状態は、貨幣処理機680に紙幣681を挿入することができない状態である。紙幣挿入可能状態でないと判断した場合(ステップS6822でNOの場合)、ステップS6823で、貨幣処理機680の制御部は、紙幣681を返却する制御を行ない、実行する処理をステップS6811の処理に戻す。
一方、紙幣挿入可能状態であると判断した場合(ステップS6822でYESの場合)、貨幣処理機680の制御部は、ステップS6824で、紙幣681を取込む制御を行ない、ステップS6825で、紙幣681を識別する制御を行なう。そして、ステップS6826で、貨幣処理機680の制御部は、ステップS6825で識別された入金額を含む紙幣識別通知をデータ処理部610に送信する。その後、貨幣処理機680の制御部は、実行する処理をステップS6831の処理に進める。
図31に戻って、貨幣処理機680が故障中でないと判断した場合(ステップS6013でNOの場合)、ステップS6014で、データ処理部610は、貨幣処理機680から紙幣識別通知を受信したか否かを判断する。貨幣処理機680が故障中であると判断した場合(ステップS6013でYESの場合)、または、紙幣識別通知を受信していないと判断した場合(ステップS6014でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6156の処理に進める。一方、紙幣識別通知を受信したと判断した場合(ステップS6014でYESの場合)、ステップS6100で、データ処理部610は、紙幣処理を実行する。
図32は、本実施の本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行される紙幣処理の流れを示すフローチャートである。図32を参照して、まず、ステップS6111で、データ処理部610は、ステップS6014で受信した紙幣識別通知で示される貨幣処理機680に挿入された紙幣681の入金額と、記憶残額とを加算したものが11000円以下であるか否かを判断する。ここで、記憶残額とは、プリペイドカード371またはICコイン651の残額あるいは受付けた紙幣681の識別金額が記憶部620に記憶されたものである。具体的には、記憶残額は、プリペイドカード371のカードIDまたはICコイン651のICコインIDと対応付けて店舗サーバ800で管理されている残額や受付けた紙幣681の識別金額がメダルサンド600Aの記憶部620に記憶されメダル貸に使用された額が減算されるものである。
入金額と記憶残額とを加算したものが11000円を超えると判断した場合(ステップS6111でNOの場合)、ステップS6112で、データ処理部610は、紙幣681を返却させるための紙幣返却制御信号を貨幣処理機680に送信する。
図33に進んで、ステップS6831で、貨幣処理機680の制御部は、データ処理部610から紙幣収納指示を受信したか否かを判断する。紙幣収納指示は、ステップS6824で取込んだ紙幣681を貨幣処理機680内部の金庫へ収納する指示である。紙幣収納指示を受信したと判断した場合(ステップS6831でYESの場合)については、後述する。
紙幣収納指示を受信していないと判断した場合(ステップS6831でNOの場合)、ステップS6832で、貨幣処理機680の制御部は、データ処理部610から紙幣返却制御信号を受信したか否かを判断する。紙幣返却制御信号を受信していないと判断した場合(ステップS6832でNOの場合)、ステップS6832aで、貨幣処理機680の制御部は、データ処理部610から紙幣挿入不可制御信号を受信したか否かを判断する。紙幣挿入不可制御信号を受信していないと判断した場合(ステップS6832aでNOの場合)、貨幣処理機680の制御部は、実行する処理をステップS6831の処理に戻す。
一方、紙幣返却制御信号を受信したと判断した場合(ステップS6832でYESの場合)、および、紙幣挿入不可制御信号を受信したと判断した場合(ステップS6832aでYESの場合)、貨幣処理機680の制御部は、ステップS6833で、紙幣681を返却する制御を行ない、ステップS6834で、紙幣681の返却が終了したことを示す返却終了通知をデータ処理部610に送信する。その後、貨幣処理機680の制御部は、実行する処理をステップS6811の処理に戻す。
図32に戻って、ステップS6113で、データ処理部610は、貨幣処理機680から返却完了通知を受信したか否かを判断する。返却完了通知を受信していないと判断した場合(ステップS6113でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS6113の処理を繰返す。一方、返却完了通知を受信したと判断した場合(ステップS6113でYESの場合)、データ処理部610は、この紙幣処理を終了して、実行する処理をこの紙幣処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
入金額と記憶残額とを加算したものが11000円以下であると判断した場合(ステップS6111でYESの場合)、ステップS6121で、データ処理部610は、入金額を記憶部620に記憶させる。次に、ステップS6122で、データ処理部610は、紙幣挿入不可制御、バリュー使用不可制御、および、貸出不可制御を行なう。
紙幣挿入不可制御には、紙幣挿入不可制御信号を貨幣処理機680に送信する制御、および、紙幣挿入可ランプ641を消灯させる制御が含まれる。バリュー使用不可制御には、メダルサンド600Aの状態をバリューの使用ができない状態であるバリュー使用不可状態にする制御、および、バリュー使用可ランプ643を消灯させる制御が含まれる。貸出不可制御には、メダルサンド600Aの状態をメダル611を貸出すことができない状態である貸出不可状態にする制御、および、貸出可ランプ642を消灯させる制御が含まれる。
図33に進んで、ステップS6813で、貨幣処理機680の制御部は、データ処理部610から紙幣挿入不可制御信号を受信したか否かを判断する。紙幣挿入不可制御信号を受信していないと判断した場合(ステップS6813でNOの場合)、貨幣処理機680の制御部は、実行する処理を前述したステップS6821の処理に進める。一方、紙幣挿入不可制御信号を受信したと判断した場合(ステップS6813でYESの場合)、ステップS6814で、貨幣処理機680の制御部は、貨幣処理機680の状態を紙幣挿入不可状態に変更する。
図32に戻って、ステップS6123で、データ処理部610は、ICコイン投入不可制御を行なう。ICコイン投入不可制御には、ICコイン投入口652のシャッターを閉鎖する制御が含まれる。そして、ステップS6124で、データ処理部610は、入金額を金額表示部644に表示させる制御を行なう。
次いで、ステップS6131で、データ処理部610は、カードリーダライタ670にプリペイドカード371が取込まれているか否かを判断する。プリペイドカード371が取込まれていると判断した場合(ステップS6131でYESの場合)、ステップS6132で、データ処理部610は、プリペイドカード371のカードIDおよび入金額を含むカード入金通知を店舗サーバ800に送信する。店舗サーバ800は、カード入金通知で示されるカードIDと対応付けて管理しているプリペイドカード371の残額に、カード入金通知で示される入金額を加算する仮登録を行ない、仮登録完了通知をメダルサンド600Aに送信する。
一方、プリペイドカード371が取込まれていないと判断した場合(ステップS6131でNOの場合)、ステップS6133で、データ処理部は、ICコイン651がICコイン投入口652から投入されている場合は、投入されたICコイン651のICコインIDおよび入金額を含むICコイン入金通知、ICコイン651がICコイン投入口652から投入されていない場合は、ストックされているICコイン651のICコインIDおよび入金額を含むICコイン入金通知を店舗サーバ800に送信する。
店舗サーバ800では、ICコイン入金通知で示されるICコインIDと対応付けて管理しているICコイン651の残額に、ICコイン入金通知で示される入金額を加算する仮登録が行なわれ、仮登録完了通知がメダルサンド600Aに送信される。
次に、ステップS6134で、メダルサンド600Aのデータ処理部610は、店舗サーバ800から仮登録完了通知を受信したか否かを判断する。仮登録完了通知を受信していないと判断した場合(ステップS6134でNOの場合)、ステップS6141で、データ処理部610は、店舗サーバ800との通信が途絶えた、つまり、オフラインとなったか否かを判断する。オフラインとなっていないと判断した場合(ステップS6141でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6134の処理に戻す。
一方、オフラインとなったと判断した場合(ステップS6141でYESの場合)、ステップS6142で、データ処理部610は、オフラインからの復帰時に仮登録された入金額を取消すための入金取消信号を店舗サーバ800に送信する旨を記憶部620に記憶する。そして、ステップS6143で、データ処理部610は、紙幣返却制御信号を貨幣処理機680に送信する。
貨幣処理機680では、前述したように、ステップS6832で紙幣返却制御信号が受信されたと判断され、ステップS6833で紙幣681を返却する制御が行なわれ、ステップS6834で返却終了通知が送信される。
ステップS6144で、データ処理部610は、貨幣処理機680から返却終了通知を受信したか否かを判断する。返却終了通知を受信していないと判断した場合(ステップS6144でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS6144の処理を繰返す。一方、返却終了通知を受信したと判断した倍(ステップS6144でYESの場合)、データ処理部610は、この紙幣処理を終了し、実行する処理をこの紙幣処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
一方、仮登録完了通知を受信したと判断した場合(ステップS6134でYESの場合)、ステップS6151で、データ処理部610は、仮登録完了通知を受信したことを示すカードIDまたはICコインIDを含む受信通知を店舗サーバ800に送信する。
店舗サーバ800では、受信通知で示されるカードIDまたはICコインIDに対応付けて管理している残額に入金額を加算する仮登録が本登録される。
次に、ステップS6152で、メダルサンド600Aのデータ処理部610は、記憶部620に記憶している記憶残額に入金額を加算する。そして、ステップS6153で、データ処理部610は、記憶残額を金額表示部644に表示させる制御を行なう。
ステップS6154では、データ処理部610は、バリュー使用可制御、および、貸出可制御を行なう。バリュー使用可制御には、メダルサンド600Aの状態をバリューの使用ができる状態であるバリュー使用可能状態にする制御、および、バリュー使用可ランプ643を点灯させる制御が含まれる。貸出可制御には、メダルサンド600Aの状態をメダル611を貸出可能な状態である貸出可能状態にする制御、および、貸出可ランプ642を点灯させる制御が含まれる。
次いで、ステップS6155で、データ処理部610は、前述した紙幣収納指示を貨幣処理機680に送信する。その後、データ処理部610は、この紙幣処理を終了し、実行する処理をこの紙幣処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
図33に進んで、貨幣処理機680の制御部は、ステップS6831で、紙幣収納指示を受信したと判断し、ステップS6835で、紙幣681を収納する制御を行ない、ステップS6836で、紙幣681の収納が終了したことを示す収納終了通知をデータ処理部610に送信する。その後、紙幣処理機680の制御部は、実行する処理をステップS6811の処理に戻す。
図31に戻って、ステップS6156では、データ処理部610は、貨幣処理機680から収納終了通知を受信したか否かを判断する。収納終了通知を受信していないと判断した場合(ステップS6156でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6015の処理に進める。一方、収納終了通知を受信したと判断した場合(ステップS6156でYESの場合)、ステップS6157で、データ処理部610は、紙幣挿入可制御を行なう。紙幣挿入可制御には、紙幣挿入可能制御信号を貨幣処理機680に送信する制御、および、紙幣挿入可ランプ641を点灯させる制御が含まれる。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6011の処理に戻す。
図33に進んで、ステップS6811で、貨幣処理機680の制御部は、データ処理部610から紙幣挿入可能制御信号を受信したか否かを判断する。紙幣挿入可能制御信号を受信していないと判断した場合(ステップS6811でNOの場合)、貨幣処理機680の制御部は、実行する処理を前述したステップS6813の処理に進める。一方、紙幣挿入可能制御信号を受信したと判断した場合(ステップS6811でYESの場合)、ステップS6812で、貨幣処理機680の制御部は、貨幣処理機680の状態を紙幣挿入可能状態に変更する。
図31に戻って、ステップS6100で紙幣処理が実行された後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6011の処理に戻す。ステップS6015に処理が進められた場合、ステップS6015で、データ処理部610は、プリペイドカード371を受付けたことを示すカード受付信号をカードリーダライタ670から受信したか否かを判断する。カード受付信号を受信していないと判断した場合(ステップS6015でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6016に進める。
一方、カード受付信号を受信したと判断した場合(ステップS6015でYESの場合)、ステップS6200で、データ処理部610は、カード受付処理を実行する。
図34は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行されるカード受付処理の流れを示すフローチャートである。図34を参照して、まず、ステップS6201で、データ処理部610は、ICコイン651を取込中であるか否かを判断する。ICコイン取込中であると判断した場合(ステップS6201でYESの場合)、ステップS6202で、データ処理部610は、カード返却制御信号をカードリーダライタ670に送信する。
カードリーダライタ670は、カード返却制御信号に応じて、プリペイドカード371をカード挿入口671から返却する。その後、データ処理部610は、このカード受付処理を終了し、実行する処理をこのカード受付処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
一方、ICコイン取込中でないと判断した場合(ステップS6201でNOの場合)、ステップS6211で、データ処理部610は、プリペイドカード371をロックする制御を行なわせるためのカードロック制御信号をカードリーダライタ670に送信する。カードリーダライタ670は、カードロック制御信号を受信すると、プリペイドカード371をロックする。
ステップS6212で、データ処理部610は、ICコイン投入不可制御を行なう。ICコイン投入不可制御については、図32のステップS6123で説明したので説明は繰返さない。そして、ステップS6213で、データ処理部610は、紙幣挿入不可制御、および、バリュー使用不可制御を行なう。紙幣挿入不可制御、および、バリュー使用不可制御は、図32のステップS6122で説明したので説明は繰返さない。
次に、ステップS6214で、データ処理部610は、プリペイドカード371の残額を認識したか否かを判断する。具体的には、データ処理部610は、カードリーダライタ670からプリペイドカード371に記録されたカードIDを読出して、読出したカードIDを店舗サーバ800に送信して、店舗サーバ800からそのカードIDに対応して管理されているプリペイドカード371の残額を受信することができれば、残額を認識したと判断する。
残額を認識できないと判断した場合(ステップS6214でNOの場合)、ステップS6220で、データ処理部610は、プリペイドカード371を返却するために返却処理を実行する。返却処理については、後述する図37で説明する。ステップS6220の後、データ処理部610は、このカード受付処理を終了し、実行する処理をこのカード受付処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
一方、残額を認識できたと判断した場合(ステップS6214でYESの場合)、ステップS6231で、データ処理部610は、認識した残額を記憶残額として記憶部620に記憶させ、記憶残額を金額表示部644に表示させる制御を行なう。そして、ステップS6232で、データ処理部610は、紙幣挿入可制御、および、バリュー使用可制御を行なう。紙幣挿入可制御、および、バリュー使用可制御は、それぞれ、図32のステップS6157、および、ステップS6154で説明したので説明は繰返さない。その後、データ処理部610は、このカード受付処理を終了し、実行する処理をこのカード受付処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
図31に戻って、ステップS6200でカード受付処理が実行された後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6011の処理に戻す。ステップS6016に処理が進められた場合、ステップS6016で、データ処理部610は、ICコイン651を受付けたことを示すICコイン受付信号をICコインリーダライタ650から受信したか否かを判断する。ICコイン受付信号を受信していないと判断した場合(ステップS6016でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6017の処理に進める。
一方、ICコイン受付信号を受信したと判断した場合(ステップS6016でYESの場合)、ステップS6300で、データ処理部610は、ICコイン受付処理を実行する。
図35は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行されるICコイン受付処理の流れを示すフローチャートである。図35を参照して、まず、ステップS6312で、データ処理部610は、ICコイン投入不可制御を行なう。ICコイン投入不可制御については、図32のステップS6123で説明したので説明は繰返さない。そして、ステップS6313で、データ処理部610は、紙幣挿入不可制御、および、バリュー使用不可制御を行なう。紙幣挿入不可制御、および、バリュー使用不可制御は、図32のステップS6122で説明したので説明は繰返さない。
次に、ステップS6314で、データ処理部610は、ICコイン651の残額を認識したか否かを判断する。具体的には、データ処理部610は、ICコインリーダライタ650からICコイン651に記録されたICコインIDを読出して、読出したICコインIDを店舗サーバ800に送信して、店舗サーバ800からそのICコインIDに対応して管理されているICコイン651の残額を受信することができれば、残額を認識したと判断する。
残額を認識できないと判断した場合(ステップS6314でNOの場合)、ステップS6320で、データ処理部610は、ICコイン651を返却するために返却処理を実行する。返却処理については、後述する図37で説明する。ステップS6320の後、データ処理部610は、このICコイン受付処理を終了し、実行する処理をこのICコイン受付処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
一方、残額を認識できたと判断した場合(ステップS6314でYESの場合)、ステップS6331で、データ処理部610は、認識した残額を記憶残額として記憶部620に記憶させ、記憶残額を金額表示部644に表示させる制御を行なう。そして、ステップS6332で、データ処理部610は、紙幣挿入可制御、および、バリュー使用可制御を行なう。紙幣挿入可制御、および、バリュー使用可制御は、それぞれ、図32のステップS6157、および、ステップS6154で説明したので説明は繰返さない。その後、データ処理部610は、このICコイン受付処理を終了し、実行する処理をこのICコイン受付処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
図31に戻って、ステップS6300でICコイン受付処理が実行された後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6011に戻す。ステップS6017に処理が進められた場合、ステップS6017で、データ処理部610は、メダル貸ボタン631が操作されたか否かを判断する。メダル貸ボタン631が操作されていないと判断した場合(ステップS6017でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6018の処理に進める。
一方、メダル貸ボタン631が操作されたと判断した場合(ステップS6017でYESの場合)、ステップS6400で、データ処理部610は、メダル貸処理を実行する。
図36は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行されるメダル貸処理の流れを示すフローチャートである。図36を参照して、まず、ステップS6402で、データ処理部610は、記憶残額が525円相当以上であるか否かを判断する。525円相当以上であると判断した場合(ステップS6402でYESの場合)、ステップS6403で、データ処理部610は、500円を設定額として設定して、実行する処理をステップS6413に進める。
一方、記憶残額が525円相当未満であると判断した場合(ステップS6402でNOの場合)、ステップS6411で、データ処理部610は、記憶残額が貸出単位額である100円に5%の消費税を加算した105円相当以上であるか否かを判断する。105円相当未満であると判断した場合(ステップS6411でNOの場合)、データ処理部610は、このメダル貸処理を終了し、実行する処理をこのメダル貸処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
一方、記憶残額が105円相当以上であると判断した場合(ステップS6411でYESの場合)、ステップS6412で、データ処理部610は、105円×n≦記憶残額となる最大の(100×n)円を設定額として設定する。
ステップS6413では、データ処理部610は、紙幣挿入不可制御、および、バリュー使用不可制御を行なう。紙幣挿入不可制御、および、バリュー使用不可制御は、図32のステップS6122で説明したので説明は繰返さない。
次に、ステップS6414で、データ処理部610は、設定額に5%の消費税額を加算したものを、記憶部620に記憶された記憶残額から減算する。そして、ステップS6417で、設定額相当のメダル611を払出すようメダル払出部601を制御する。次いで、ステップS6418で、データ処理部610は、記憶残額を金額表示部644に表示させる制御を行なう。
最後に、ステップS6419で、データ処理部610は、紙幣挿入可制御、および、バリュー使用可制御を行なう。紙幣挿入可制御、および、バリュー使用可制御は、それぞれ、図32のステップS6157、および、ステップS6154で説明したので説明は繰返さない。その後、データ処理部610は、このメダル貸処理を終了し、実行する処理をこのメダル貸処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
図31に戻って、ステップS6400でメダル貸処理が実行された後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6011に戻す。ステップS6018に処理が進められた場合、ステップS6018で、データ処理部610は、返却ボタン632が操作されたか否かを判断する。返却ボタン632が操作されていないと判断した場合(ステップS6018でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6019の処理に進める。
一方、返却ボタン632が操作されたと判断した場合(ステップS6018でYESの場合)、ステップS6500で、データ処理部610は、返却処理を実行する。
図37は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行される返却処理の流れを示すフローチャートである。図37を参照して、まず、ステップS6511で、データ処理部610は、カードリーダライタ670にプリペイドカード371を取込中か否かを判断する。プリペイドカード371を取込中であると判断した場合(ステップS6511でYESの場合)、ステップS6512で、データ処理部610は、プリペイドカード371のカードIDおよび記憶残額を店舗サーバ800に送信し、記憶残額を0にする。なお、記憶残額が0円相当であっても、記憶残額は送信される。店舗サーバ800は、受信したカードIDに対応付けて管理している残額を、受信した記憶残額に更新する。
次に、ステップS6513で、データ処理部610は、カード返却制御信号をカードリーダライタ670に送信する。カードリーダライタ670は、カード返却制御信号に応じて、プリペイドカード371をカード挿入口671から返却する。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6519の処理に進める。
一方、プリペイドカード371を取込中でないと判断した場合(ステップS6511でNOの場合)、ステップS6514で、記憶残額があるか否かを判断する。記憶残額がないと判断した場合(ステップS6514でNOの場合)、データ処理部610は、この返却処理を終了して、実行する処理をこの返却処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
一方、記憶残額があると判断した場合(ステップS6514でYESの場合)、ステップS6515で、データ処理部610は、受付けられたICコインまたは待機中のICコインのICコインIDおよび記憶残額を店舗サーバ800に送信し、記憶残額を0にする。店舗サーバ800は、受信したICコインIDに対応付けて管理している残額を、受信した記憶残額に更新する。
次に、ステップS6516で、データ処理部610で、ICコイン651を取込中であるか否かを判断する。ICコイン取込中であると判断した場合(ステップS6516でYESの場合)、ステップS6517で、データ処理部610は、受付ICコインの返却を指示する受付ICコイン返却制御信号をICコインリーダライタ650に送信する。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6519の処理に進める。
一方、ICコイン取込中でないと判断した場合(ステップS6516でNOの場合)、ステップS6518で、データ処理部は、内部にストックされていた待機ICコインの返却を指示する待機ICコイン返却制御信号をICコインリーダライタ650に送信する。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6519の処理に進める。
ステップS6519では、データ処理部610は、0円相当である記憶残額を金額表示部644に表示させる制御を行なう。
次に、ステップS6521で、データ処理部610は、ICコインリーダライタ650にICコインのストックがあるか否かを判断する。ICコインのストックがないと判断した場合(ステップS6522でNOの場合)、ステップS6522で、データ処理部610は、紙幣挿入不可制御、および、バリュー使用不可制御を行なう。紙幣挿入不可制御、および、バリュー使用不可制御は、図32のステップS6122で説明したので説明は繰返さない。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6524の処理に進める。つまり、本実施の形態では、プリペイドカード371またはICコイン651が取込中でないと、紙幣681およびバリューの使用が不可とされる。この状態は、プリペイドカード371が受付けられることによって図34のステップS6232で、または、ICコイン651が受付けられることによって図35のステップS6332で解除される。
一方、ICコインのストックがあると判断した場合(ステップS6522でYESの場合)、ステップS6523で、データ処理部610は、紙幣挿入可制御、および、バリュー使用可制御を行なう。紙幣挿入可制御、および、バリュー使用可制御は、それぞれ、図32のステップS6157、および、ステップS6154で説明したので説明は繰返さない。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6524の処理に進める。
ステップS6524では、データ処理部610は、ICコイン投入可制御を行なう。ICコイン投入可制御には、ICコイン投入口652のシャッターを開放する制御が含まれる。その後、データ処理部610は、この返却処理を終了し、実行する処理をこの返却処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
図31に戻って、ステップS6500で返却処理が実行された後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6011の処理に戻す。ステップS6019に処理が進められた場合、ステップS6019で、データ処理部610は、メダルサンド600Aの状態がバリュー使用可状態であるか否かを判断する。バリュー使用可状態でないと判断した場合(ステップS6019でNOの場合)、この場合は、プリペイドカード371またはICコイン651が取込中でなく、ICコイン651のストックがない場合にステップS6522でバリュー使用不可制御が行なわれた場合であるが、この場合、データ処理部610は、実行する処理をステップS6023の処理に進める。
一方、バリュー使用可状態であると判断した場合(ステップS6019でYESの場合)、ステップS610で、データ処理部610は、不正登録処理を実行する。
図38は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行される不正登録処理の流れを示すフローチャートである。図38を参照して、データ処理部610は、ステップS611で、電子マネー管理サーバ200から店舗サーバ800を介して、携帯使用禁止情報を受信したか否かを判断する。
携帯使用禁止情報とは、遊技場30においてすべての携帯電話100でのバリューの使用を禁止させることを指示するための情報である。携帯使用禁止情報を送信する処理については、後述する図48および図49で説明する。
携帯使用禁止情報を受信したと判断した場合(ステップS611でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS612で携帯使用禁止情報を記憶部620に記憶させる。一方、携帯使用禁止情報を受信していないと判断した場合(ステップS611でNOの場合)、または、ステップS612の後、データ処理部610は、実行する処理をステップS613に進める。
ステップS613では、データ処理部610は、電子マネー管理サーバ200から店舗サーバ800を介して、不正端末情報を受信した(入力を受付けた)か否かを判断する。
不正端末情報は、端末IDを含み、端末IDで示される携帯電話100でのバリューの使用を禁止させることを指示するための情報である。不正端末情報を送信する処理については、後述する図48および図49で説明する。
不正端末情報を受信したと判断した場合(ステップS613でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS614で、不正端末情報を記憶部620に記憶させる。一方、不正端末情報を受信していないと判断した場合(ステップS613でNOの場合)、または、ステップS614の後、データ処理部610は、実行する処理をこの不正登録処理の呼出元の処理である図31のメダルサンドメイン処理に戻す。
図31に戻って、ステップS621で、データ処理部610は、図38の不正登録処理で携帯使用禁止情報が記憶部620に記憶されたか否かを判断する。つまり、すべての携帯電話100でのバリューの使用が禁止されているか否かを判断する。
すべての携帯電話100でのバリューの使用が禁止されていると判断した場合(ステップS621でYESの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6023の処理に進める。
一方、携帯電話100でのバリューの使用がすべて禁止されているのではないと判断した場合(ステップS621でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS631で、第1ポーリング信号を送信するようチップリーダライタ690を制御する。ポーリング信号は、メダルサンド600Aと通信可能な携帯電話100があるか否かを確認するための信号であって、ポーリング信号に対する応答があった場合は、通信が可能であると判断される。
ポーリング信号は、チップリーダライタ690のアンテナ694から出力される。しかし、チップリーダライタ690と携帯電話100の非接触型ICチップ190との通信可能距離は数センチメートルである。このため、携帯電話100の非接触型ICチップ190が、チップリーダライタ690の数センチメートル以内にかざされることによって、携帯電話100がチップリーダライタ690からポーリング信号を受信することが可能となる。
図41は、本実施の形態における携帯電話100で実行されるバリュー加減算処理の流れを示すフローチャートである。図41を参照して、まず、ステップS911で、携帯電話100の非接触型ICチップ190の制御部191は、メダルサンド600Aから第1ポーリング信号を受信したか否かを判断する。
第1ポーリング信号を受信したと判断した場合(ステップS911でYESの場合)、ステップS912で、制御部191は、携帯電話100の非接触型ICチップ190の状態が精算状態に設定されているか否かを判断する。
図15に戻って、ステップS196で、携帯電話100のデータ処理部110は、精算が選択されたか否かを判断する。図27(b)の画面で「精算」のリンクが選択されると、データ処理部110は、精算が選択されたと判断し(ステップS196でYES)、ステップS197で、携帯電話100の非接触型ICチップ190の状態を精算状態に設定する。具体的には、データ処理部110は、非接触型ICチップ190の記憶部192に精算状態である旨のフラグを立てる。その後、データ処理部110は、実行する処理をステップS193の処理に戻す。
図41に進んで、非接触型ICチップ190の状態が精算状態に設定されていると判断した場合(ステップS912でYESの場合)、ステップS913で、制御部191は、端末IDと通番とを記憶部192から読出し、バリュー残高を非接触型ICチップ190の記憶部192から読出し、読出した端末IDと通番とバリュー残高と処理種別が精算である旨とを含む精算要求を、第1ポーリング信号の送信元のメダルサンド600Aに送信する。精算要求は、第1ポーリング信号に対する応答として送信される情報であって、プリペイドカード371またはICコイン651の残額(記憶残額)を携帯電話100の非接触型ICチップ190にバリューとして精算することを要求するための情報である。通番は、バリューとしての精算や、後述する取引要求の送信元の携帯電話100を用いて実行された複数回のバリューを用いたメダル貸などの取引のそれぞれを区別するための番号である。その後、制御部191は、実行する処理をステップS911に戻す。
一方、精算状態に設定されていないと判断した場合(ステップS912でNOの場合)、制御部191は、ステップS914で、端末IDと通番とを記憶部192から読出し、バリュー残高を非接触型ICチップ190の記憶部192から読出し、読出した端末IDと通番とバリュー残高と処理種別がメダル貸である旨とを含む取引要求を、第1ポーリング信号の送信元のメダルサンド600Aに送信する。取引要求は、第1ポーリング信号に対する応答として送信される情報であって、バリューを用いたメダル貸を要求するための情報である。その後、制御部191は、実行する処理をステップS911に戻す。
図31に戻って、ステップS6021で、データ処理部610は、携帯電話100から端末IDと通番とバリュー残高と処理種別がメダル貸である旨とを含む取引要求を受信したか否かを判断する。取引要求を受信していないと判断した場合(ステップS6021でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6022に進める。
一方、取引要求を受信したと判断した場合(ステップS6021でYESの場合)、ステップS6600で、データ処理部610は、バリュー処理を実行する。
図42は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行されるバリュー処理の流れを示すフローチャートである。図42を参照して、まず、データ処理部610は、ステップS6601で、携帯電話100からの取引要求に含まれる端末IDが、ステップS610の不正登録処理で記憶部620に記憶された不正端末情報により示される端末IDであるか否かを判断する。つまり、不正な携帯電話であるか否かを判断する。
不正携帯電話でない(携帯電話100から取得した端末IDが記憶部120に記憶した端末IDと一致しない)と判断した場合(ステップS6601でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6430の処理に進める。一方、不正携帯電話である(携帯電話100から取得した端末IDが記憶部120に記憶した端末IDと一致する)と判断した場合(ステップS6601でYESの場合)、ステップS6602で、データ処理部610は、不正携帯処理を実行する。
図39は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行される不正携帯処理の流れを示すフローチャートである。図39を参照して、まず、ステップS671では、データ処理部610は、不正携帯端末であることを遊技場30の店員等に報知するためのエラー表示を表示部640の金額表示部644に表示させる。つまり、ステップS6601で一致すると判定されると、後述するステップS6444、ステップS6446、および、ステップS6453で減算要求が送信されることなくエラー処理として表示部640でエラーである旨が報知される。
次に、ステップS672で、データ処理部610は、遊技場30の店員によってメダルサンド600Aのリセット操作が行なわれたか否かを判断する。リセット操作が行なわれていないと判断した場合(ステップS672でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS672の処理を繰返す。
一方、リセット操作が行なわれたと判断した場合(ステップS672でYESの場合)、データ処理部610は、この不正携帯処理を終了し、実行する処理をこの不正携帯処理の呼出元の処理に戻す。
図42に進んで、ステップS6430では、プリペイドカード371またはICコイン651が取込中であるか否かを判断する。プリペイドカード371またはICコイン651が取込中でないと判断した場合(ステップS6430でNOの場合)、データ処理部610は、このバリュー処理を終了して、実行する処理をこのバリュー処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
一方、プリペイドカード371またはICコイン651が取込中であると判断した場合(ステップS6430でYESの場合)、ステップS6431で、データ処理部610は、紙幣挿入不可制御を実行する。紙幣挿入不可制御については、図32のステップS6122で説明したので説明は繰返さない。
次に、データ処理部610は、ステップS6432で、受信した(取得した)取引要求に含まれる端末IDと通番とバリュー残高とを対応させて記憶部620に記憶させる。
次に、ステップS6441で、データ処理部610は、記憶残額があるか否かを判断する。記憶残額がないと判断した場合(ステップS6441でNOの場合)、ステップS6441aで、データ処理部610は、バリュー残高(Y)が所定額以上であるか否かを判断する。所定額は、本実施の形態においては、バリューを用いて1回分のメダル貸で払出されるメダル611に相当する額に5%の消費税額を加算した額であり、たとえば、1回分のメダル貸で払出される1枚20円のメダル50枚に相当する1000円に5%の消費税額50円を加算した1050円である。Y<1050であると判断した場合(ステップS6441aでNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6454の処理に進める。
一方、Y≧1050であると判断した場合(ステップS6441aでYESの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6444の処理に進める。一方、記憶残額があると判断した場合(ステップS6441でYESの場合)、ステップS6442で、データ処理部610は、記憶残額(=X)が貸出単位額である100円に5%の消費税を加算した105円相当以上であるか否かを判断する。X<105であると判断した場合(ステップS6442でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6451の処理に進める。
X≧105であると判断した場合(ステップS6442でYESの場合)、ステップS6443で、データ処理部610は、バリュー残高(Y)が前述した所定額以上であるか否を判断する。Y<1050であると判断した場合(ステップS6443でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6445の処理に進める。
一方、Y≧1050あると判断した場合(ステップS6443でYESの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6444の処理に進める。
ステップS6444で、データ処理部610は、記憶部692に記憶されたこのメダルサンド600Aの装置IDと、ステップS6443の所定額と同額である減算額とを記憶部620から読出し、読出した装置IDと減算額と、ステップS6021で受信した取引要求に含まれる通番を更新した更新後通番とを含む減算要求を、チップリーダライタ690にかざされている携帯電話100に送信する。
ここで、通番の更新とは、たとえば、通番に1加算することであるが、これに限定されず、たとえば、所定数加算することであってもよいし、所定数減算することであってもよい。減算要求は、取引額(メダル貸額)分のバリューの減算を携帯電話に要求するための情報である。
ステップS6445では、データ処理部610は、X+Y≧1050であるか否かを判断する。X+Y<1050であると判断した場合(ステップS6445でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6454の処理に進める。
一方、X+Y≧1050であると判断した場合(ステップS6445でYESの場合)、ステップS6446で、データ処理部610は、記憶部692に記憶されたこのメダルサンド600Aの装置IDを読出し、読出した装置IDとY円相当の減算額と更新後通番とを含む減算要求を、チップリーダライタ690にかざされている携帯電話100に送信する。
次に、ステップS6447で、データ処理部610は、記憶残額から(1050−Y)円を減算する。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS640に進める。
ステップS6451では、データ処理部610は、X+Y≧1050であるか否かを判断する。X+Y<1050であると判断した場合(ステップS6451でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6454の処理に進める。
一方、X+Y≧1050であると判断した場合(ステップS6451でYESの場合)、ステップS6452で、データ処理部610は、記憶残額からX円を減算する。
次に、ステップS6453で、データ処理部610は、記憶部692に記憶されたこのメダルサンド600Aの装置IDを読出し、読出した装置IDと(105−X)円相当の減算額と更新後通番とを含む減算要求を、チップリーダライタ690にかざされている携帯電話100に送信する。その後、データ処理部610は、実行する処理をステップS640に進める。
なお、本実施の形態においては、ステップS6444、ステップS6446、および、ステップS6453で、減算要求を送信するときに、減算要求に装置IDを含めて携帯電話100に送信するようにした。しかし、これに限定されず、装置IDは、減算要求を送信するときでなくて、別のタイミングで送信するようにしてもよい。たとえば、ステップS631で第1ポーリング信号を送信するときに、第1ポーリング信号に装置IDを含めて携帯電話100に送信するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態のメダルサンド600Aは、携帯電話100から取引要求を受信したときに、記憶残額がなければ(0円相当であれば)、バリューから1050円(1000円+消費税50円)を減算して、メダル50枚(1000円相当)を払出すための処理を行なう。一方、記憶残額が0円相当でないときに、取引要求を受信した場合には、記憶残額とバリューとの両方を使用してメダルを払出すための処理を行なう。
具体的には、記憶残額が105円以上で、かつ、バリュー残高が1050円未満で、かつ、記憶残額とバリュー残高の合計が1050円以上であれば、バリュー残高全額を減算するとともに、1050円からバリュー残高を減算した額を記憶残額から減算して、メダル50枚を払出すための処理を行なう。記憶残額が105円以上で、かつ、バリュー残高が1050円以上のときには、記憶残額が0円相当のときと同様に、バリューから1050円相当を減算して、メダルを払出すための処理を行なう。
また、記憶残額が105円未満で、かつ、記憶残額とバリュー残高の合計が1050円以上であれば、記憶残額全額を減算するとともに、1050円から記憶残額を減算した額をバリューから減算して、メダル50枚を払出す処理を行なう。つまり、記憶残額が0円相当でないときに、精算要求を受付けることなく携帯電話100を受付けたこと、具体的には、取引要求を受信したことを条件として、記憶残額とバリューとを遊技に使用させるための第3使用処理を行なうとともに、記憶残額を減算するとともに、第3使用処理に供される第3使用額と対応する消費税額との合算額である1050円から記憶残額を差引いた差額をバリューから減算するための減算要求を携帯電話100に送信する処理を第3減算処理として行なう。
本実施の形態においては、バリュー残高またはバリュー残高と記憶残額との合計額が1050円未満の場合には、メダル貸制御が行なわれないようになっているが、これに限らず、バリュー残高またはバリュー残高と記憶残額との合計額がメダル貸に関して予め定められた一単位である100円と対応消費税額との合算額である105円以上であれば、その整数倍分(たとえば、バリュー残高またはバリュー残高と記憶残額との合計額が700円であれば、105円×6=630円分のメダル貸制御を行なう)のメダル貸制御を実施するようにしてもよい。
図41に戻って、第1ポーリング信号を受信していないと判断した場合(ステップS911でNOの場合)、ステップS921で、携帯電話100の制御部191は、メダルサンド600Aから装置IDと減算額と更新後通番とを含む減算要求を受信したか否かを判断する。
減算要求を受信したと判断した場合(ステップS921でYESの場合)、ステップS922で、制御部191は、減算要求に含まれる装置IDを記憶部192に記憶させる。
次に、ステップS923で、制御部191は、非接触型ICチップ190の記憶部192に記憶されたバリューから減算要求に含まれる減算額相当のバリューを減算する減算処理を実行する。
次いで、ステップS924で、制御部191は、通番を更新する。通番の更新については、具体的には、携帯電話100の記憶部192に記憶されている通番が、減算要求に含まれる更新後通番に置換えられる。なお、メダルサンド600Aから更新後の通番を取得することなく、制御部191が、記憶部192に記憶されている通番を加算更新するようにしてもよい。
そして、ステップS925で、制御部191は、端末IDを含む減算終了信号(減算完了通知)を、減算要求の送信元のメダルサンド600Aに送信するよう非接触通信部193を制御する。減算終了信号は、減算が終了したことをメダルサンド600Aに通知するための信号である。その後、制御部191は、実行する処理をステップS911の処理に戻す。
図42に進んで、ステップS640で、メダルサンド600Aのデータ処理部610は、バリュー減算待処理を実行する。
図43は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行されるバリュー減算待処理の流れを示すフローチャートである。図43を参照して、ステップS641で、データ処理部610は、携帯電話100から端末IDを含む減算終了信号を受信したか否かを判断する。
減算終了信号を受信したと判断した場合(ステップS641でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS642で、所定額相当のメダル611を払出すようメダル払出部601を制御する。
次に、ステップS643で、データ処理部610は、ステップS6432で記憶された端末IDと、ステップS6432で記憶されたバリュー残高から減算した所定額を差引いたバリュー残高とを含む取引情報を店舗サーバ800に送信する。なお、減算前の額と取引額とが送信されるようにしてもよい。
そして、ステップS644で、データ処理部610は、紙幣挿入可制御を行なう。紙幣挿入可制御については、図32のステップS6157で説明したので説明は繰返さない。その後、データ処理部610は、このバリュー減算待処理を終了し、実行する処理をこのバリュー減算待処理の呼出元のバリュー処理に戻す。
一方、減算終了信号を受信していないと判断した場合(ステップS641でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS645で、ステップS6444、ステップS6446、または、ステップS6453で減算要求を送信してから時間Tが経過したか否かを判断する。減算要求を送信してからの経過時間は、データ処理部610によって計測される。時間Tが経過していないと判断した場合(ステップS645でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS641の処理に戻す。
一方、時間Tが経過したと判断した場合(ステップS645でYESの場合)、ステップS646で、データ処理部610は、チップリーダライタ690に携帯電話100を再度かざす旨を報知するためのエラー表示を表示部640に表示させる。
次に、ステップS647で、データ処理部610は、バリューエラー処理を実行する。
つまり、メダルサンド600Aは、ステップS6444、ステップS6446、または、ステップS6453で減算要求を送信してから所定時間T以内に、減算終了信号を受信したことに基づいて、メダル貸制御(取引処理)を実行する一方、減算要求を送信してから所定時間T以内に減算終了信号を受信しなかったときには、当該携帯電話、すなわちステップS6432で記憶した端末IDの携帯電話100以外の携帯電話は受け付けない(使用できない)状態となる。
図44は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行されるバリューエラー処理の流れを示すフローチャートである。図44を参照して、まず、ステップS651で、データ処理部610は、リセット操作があったか否かを判断する。リセット操作については、ステップS672で前述したので説明は繰返さない。なお、本実施の形態においては、リセット操作は、メダルサンド600Aの電源を一旦オフ状態にした後オフ状態からオン状態に変更する操作によって所定のリセット入力を受付けるものである。しかし、これに限定されず、所定のリセット入力を受付けるものであれば、他の方法であってもよく、たとえば、管理装置800からリセット信号を受信することによって所定のリセット入力を受付けるものであってもよい。
リセット操作があったと判断した場合(ステップS651でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS680で、リセット処理を実行する。
図40は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行されるリセット処理の流れを示すフローチャートである。図40を参照して、まず、データ処理部610は、ステップS674で、端末IDとバリュー残高とを含むリセット情報を店舗サーバ800に送信する。リセット情報は、リセット操作が行なわれたときのメダルサンド600Aの記憶部620の記憶状態を通知するための情報である。
次に、ステップS675で、データ処理部610は、紙幣挿入可制御を行なう。紙幣挿入可制御については、図32のステップS6157で説明したので説明は繰返さない。その後、データ処理部610は、このリセット処理を終了し、実行する処理をこのリセット処理の呼出元の処理に戻す。
このように、リセット処理では、ステップS6432で記憶された端末IDとリセット入力がなされた旨とを含むリセット情報が店舗サーバ800に送信される。なお、本実施の形態においては、データ処理部610は、当該リセット情報にステップS6432で記憶されたバリュー残高も含めて送信することとされている。
図44に進んで、データ処理部610は、リセット処理の実行後、実行する処理を呼出元のバリューエラー処理に戻し、さらに、呼出元のバリュー減算待処理に戻し、さらに、呼出元のバリュー処理に戻す。
これにより、メダルサンド600Aの状態がステップS647でバリューエラー処理が実行されることで、後述するステップS656で端末IDが一致しないと判定されたときにはメダル貸制御が実行されない。つまり、ステップS6432で記憶された端末ID以外の携帯電話は使用できなくなる。しかし、ステップS651でリセット入力が受付けられることで、リセット処理が実行され、ステップS6432で記憶された端末ID以外の携帯電話を使用したメダル貸制御が可能となる。
一方、リセット操作がないと判断した場合(ステップS651でNOの場合)、ステップS652で、データ処理部610は、ステップS631とは異なるポーリング信号、具体的には装置ID、端末IDおよび通番の送信を要求する第2ポーリング信号を送信するようチップリーダライタ690を制御する。つまり、メダルサンド600Aは、ステップS6444、ステップS6446、または、ステップS6453で減算要求を送信してから所定時間T以内に減算終了信号を受信しなかったときには、ステップS652で第2ポーリング信号を送信することにより、受付けられた携帯電話100からステップS922で記憶された装置ID、さらには記憶部192に記憶された通番および端末IDを取得する。
図41に戻って、減算要求を受信していないと判断した場合(ステップS921でNOの場合)、携帯電話100の制御部191は、ステップS941で、加算要求を受信したか否かを判断する。加算要求を受信したと判断した場合(ステップS941でYESの場合)については、後述する。
一方、加算要求を受信していないと判断した場合(ステップS941でNOの場合)、制御部191は、ステップS931で、装置IDと端末IDと通番とを要求する第2ポーリング信号を受信したか否かを判断する。第2ポーリング信号を受信していないと判断した場合(ステップS931でNOの場合)、制御部191は、実行する処理をステップS911に戻す。
一方、第2ポーリング信号を受信したと判断した場合(ステップS931でYESの場合)、ステップS932で、制御部191は、端末IDと通番とを記憶部192から読出し、バリュー残高を記憶部192から読出し、ステップS922で記憶部192に記憶した装置IDを読出し、読出した端末IDと通番とバリュー残高と装置IDとを含むリカバリ要求を、第2ポーリング信号の送信元のメダルサンド600Aに送信するよう非接触型ICチップ190を制御する。その後、制御部191は、実行する処理をステップS911に戻す。
図44に進んで、ステップS653で、メダルサンド600Aのデータ処理部610は、携帯電話100から端末IDと通番とバリュー残高と装置IDとを含むリカバリ要求を受信したか否かを判断する。リカバリ要求を受信していないと判断した場合(ステップS653でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS651の処理に戻す。
一方、リカバリ要求を受信したと判断した場合(ステップS653でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS655で、ステップS653で受信したリカバリ要求に含まれる装置IDが、このメダルサンド600Aの記憶部620に記憶された装置IDと一致するか否かを判断する。
装置IDが一致すると判断した場合(ステップS655でYESの場合)、ステップS656で、データ処理部610は、ステップS653で受信したリカバリ要求に含まれる端末IDが、ステップS6432で記憶部620に記憶した端末IDと一致するか否かを判断する。
端末IDが一致すると判断した場合(ステップS656でYESの場合)、ステップS657で、データ処理部610は、ステップS653で受信したリカバリ要求に含まれる通番が、ステップS6432で記憶部620に記憶した通番と一致するか否かを判断する。
一方、装置IDが一致しないと判断した場合(ステップS655でNOの場合)、または、端末IDが一致しないと判断した場合(ステップS656でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS651に戻す。
通番が一致すると判断した場合(ステップS657でYESの場合)は、携帯電話100で通番が更新されていない状態であるので、バリューが減算されていないこととなる。このため、ステップS658で、データ処理部610は、ステップS636と同様、装置IDと減算額と更新後通番とを含む減算要求を、チップリーダライタ690にかざされている携帯電話100に送信する。
次に、ステップS659で、データ処理部610は、図43で説明したバリュー減算待処理を実行する。その後、データ処理部610は、ステップS641で減算終了信号を受信したと判断して、ステップS642でメダル貸制御を実行する。
一方、通番が一致しないと判断した場合(ステップS657でNOの場合)は、携帯電話100で通番が更新されているので、バリューが減算されていることとなる。このため、ステップS661で、データ処理部610は、ステップS642と同様、再度、減算要求を送信することなくメダル貸制御を実行する。
次に、ステップS662で、データ処理部610は、ステップS643と同様、取引情報を店舗サーバ800に送信する。そして、ステップS663で、データ処理部610は、紙幣挿入可制御を行なう。紙幣挿入可制御については、図32のステップS6157で説明したので説明は繰返さない。その後、データ処理部610は、実行する処理をこのバリューエラー処理の呼出元のバリュー減算待処理に戻し、さらに、バリュー減算待処理の呼出元のバリュー処理に戻す。
図42に戻って、ステップS640でのバリュー減算待処理の終了後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6454の処理に進める。ステップS6454では、データ処理部610は、紙幣挿入可制御を行なう。
以上説明したように、メダルサンド600Aは、ステップS653で取得した装置IDと記憶部692に記憶している装置IDとが一致することを条件としてメダル貸制御を実行する。具体的には、ステップS653で取得した装置IDと記憶部692に記憶している装置IDとが一致し、取得した端末IDおよび通番がそれぞれステップS6432で記憶した端末IDおよび通番に一致した場合には、メダルサンド600Aは、ステップS658で再度、減算要求を送信することでメダル貸制御を実行する。そして、端末IDは一致するが通番が一致しなかった場合には、メダルサンド600Aは、減算要求を送信することなくステップS661でメダル貸制御を実行する。
また、データ処理部610は、貨幣処理機680により紙幣681を受付けてから、少なくとも識別されるまでの期間、本実施の形態においては、貨幣処理機680により紙幣681を受付けてから、紙幣識別通知を受信するまでの期間に、携帯電話100をチップリーダライタ690により受付けた場合には、図31のステップS6021により取引要求の受信が検知され、処理がステップS6600のバリュー処理に移行し、図42のステップS6444,S6446,S6453において減算要求が携帯電話100に対して送信される。
さらに、バリュー処理に移行した場合には、図42のステップS6431において貨幣処理機680に対して紙幣挿入不可制御信号が送信されることにより、既に貨幣処理機680にて紙幣681を受付けていた場合にも、図33に示す貨幣処理機処理のステップS6832aにおいて紙幣挿入不可制御信号の受信が検知されて、紙幣681が返却される。
一方、図31のステップS6014において紙幣識別通知の受信が検知されると、ステップS6100の紙幣処理に移行し、当該紙幣処理が終了するまでメイン処理に戻ってこないため、ステップS6021における取引要求の検知が行なわれないため、紙幣識別通知の受信後は紙幣処理の終了まで、バリューを使用したメダル貸制御は不能動化されることとなる。
なお、この点は、紙幣処理、カード受付処理、ICコイン受付処理、メダル貸処理、返却処理、バリュー処理、および、精算処理に共通であり、いずれかの処理のサブルーチンに移行した場合、当該移行したサブルーチンが終了するまでは、メダルサンドメイン処理に戻らないため、重複して行なわれることがない。
また、紙幣681を受付けてから紙幣識別通知を受信するまでの期間に、カード受付、ICコイン受付、メダル貸ボタン操作、返却ボタン操作、取引要求受信、および、精算要求受信のいずれかが検知された場合には、検知された事象に応じたサブルーチン処理が行なわれ、そのサブルーチンの中で紙幣挿入不可制御信号が貨幣処理機680に送信されることで、紙幣681が返却される。
メダルサンドメイン処理は、本実施の形態のような方式に限定されるものではなく、たとえば、割込み処理により所定時間ごとに繰返し実行されることにより、紙幣処理等のサブルーチンに移行した場合にも、メダルサンドメイン処理が並行して実行されるようにしてもよい。この場合には、各サブルーチン処理において他の処理の実行を不可な状態にする制御が行なわれ、メダルサンドメイン処理において状態を確認し、各サブルーチンの処理に移行するか否かを判定するようにすればよい。
たとえば、ステップS6014にて紙幣識別通知を受信し、紙幣処理に移行し、ステップS6122においてバリュー使用不可状態に設定された後に、メダルサンドメイン処理のステップS6021において取引要求の受信を検知したときには、バリュー使用不可状態であると判定してバリュー処理に移行しない一方、紙幣処理がステップS6122まで進む前に取引要求の受信を検知したときには、バリュー処理に移行する。この場合には、紙幣処理において、他の処理への移行が確認されて紙幣処理が終了され、バリュー処理において紙幣挿入不可制御が行なわれることで、紙幣681が返却される。
さらに、メダルサンド600Aは、価値媒体であるプリペイドカード371、ICコイン651、または、紙幣681を受付けて、該受付けた価値媒体の有する残額でメダル貸制御を行なう場合には、図31のステップS6017においてメダル貸ボタン631の操作が検知されたことに基づいてメダル貸制御を行なうが、受付けた携帯電話100からの取引要求をステップS6021において検知した場合には、その後メダル貸ボタン631の操作を受付けることによらず、メダル貸制御を行なっている。
図31に戻って、ステップS6600でバリュー処理が実行された後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6011に戻す。ステップS6022に処理が進められた場合、ステップS6022で、データ処理部610は、携帯電話100から端末IDと通番とバリュー残高と処理種別が精算である旨とを含む精算要求を受信したか否かを判断する。精算要求を受信していないと判断した場合(ステップS6022でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6023の処理に進める。
一方、精算要求を受信したと判断した場合(ステップS6022でYESの場合)、ステップS6700で、データ処理部610は、精算処理を実行する。
図45は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行される精算処理の流れを示すフローチャートである。図45を参照して、まず、データ処理部610は、ステップS6701で、携帯電話100からの精算要求に含まれる端末IDが、ステップS610の不正登録処理で記憶部620に記憶された不正端末情報により示される端末IDであるか否かを判断する。つまり、不正な携帯電話であるか否かを判断する。
不正携帯電話でない(携帯電話100から取得した端末IDが記憶部120に記憶した端末IDと一致しない)と判断した場合(ステップS6701でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6711の処理に進める。一方、不正携帯電話である(携帯電話100から取得した端末IDが記憶部120に記憶した端末IDと一致する)と判断した場合(ステップS6701でYESの場合)、ステップS6702で、データ処理部610は、図39で説明した不正携帯処理を実行する。
ステップS6711では、データ処理部610は、記憶残額が0円相当より多く105円相当より少ないか否かを判断する。記憶残額が0円であるか、あるいは、105円相当より多いと判断した場合(ステップS6711でNOの場合)、データ処理部610は、この精算処理を終了し、実行する処理をこの精算処理の呼出元のメダルサンドメイン処理に戻す。
一方、記憶残額が0円相当より多く105円相当より少ないと判断した場合(ステップS6711でYESの場合)、ステップS6712で、データ処理部610は、受信した精算要求に含まれる端末IDと通番とバリュー残高とを対応させて記憶部620に記憶させる。
次に、ステップS6713で、データ処理部610は、記憶部692に記憶されたこのメダルサンド600Aの装置IDと記憶残額とを記憶部620から読出し、読出した装置IDと記憶残額と、ステップS6022で受信した精算要求に含まれる通番を更新した更新後通番とを含む加算要求を、チップリーダライタ690にかざされている携帯電話100に送信する。
図41に戻って、前述したステップS941で、加算要求を受信したと判断した場合(ステップS941でYESの場合)、ステップS942で、制御部191は、加算要求に含まれる装置IDを記憶部192に記憶させる。
次に、ステップS943で、制御部191は、非接触型ICチップ190の記憶部192に記憶されたバリューに加算要求に含まれる記憶残額相当のバリューを加算する加算処理を実行する。
次いで、ステップS944で、制御部191は、通番を更新する。通番の更新については、具体的には、携帯電話100の記憶部192に記憶されている通番が、加算要求に含まれる更新後通番に置換えられる。なお、メダルサンド600Aから更新後の通番を取得することなく、制御部191が、記憶部192に記憶されている通番を加算更新するようにしてもよい。
ステップS945では、制御部191は、非接触型ICチップ190の状態である精算状態を解除する。そして、ステップS946で、制御部191は、端末IDを含む加算終了信号を、加算要求の送信元のメダルサンド600Aに送信するように非接触通信部193を制御する。加算終了信号は、加算が終了したことをメダルサンド600Aに通知するための信号である。その後、制御部191は、実行する処理をステップS911の処理に戻す。
図45に進んで、ステップS6720で、メダルサンド600Aのデータ処理部610は、バリュー加算待処理を実行する。
図46は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行されるバリュー加算待処理の流れを示すフローチャートである。図46を参照して、ステップS6721で、データ処理部610は、携帯電話100から端末IDを含む加算終了信号を受信したか否かを判断する。
加算終了信号を受信したと判断した場合(ステップS6721でYESの場合)、ステップS6722で、データ処理部610は、ステップS6712で記憶された端末IDと、ステップS6712で記憶されたバリュー残高に記憶残額を加算したバリュー残高とを含む取引情報を店舗サーバ800に送信する。なお、加算前の額と取引額とが送信されるようにしてもよい。
次に、ステップS6723で、データ処理部610は、記憶残額から記憶残額を減算する、つまり、記憶残額を0に変更する。そして、ステップS6726で、データ処理部610は、記憶残額である0円を金額表示部644に表示させる制御をする。その後、データ処理部610は、このバリュー加算待処理を終了し、実行する処理をこのバリュー加算待処理の呼出元の精算処理に戻す。
以上説明したように、データ処理部610は、記憶残額(受付けた価値媒体から特定される有価価値)が0でないときに、携帯電話100を受付けたことを条件として、さらには、該受付けた携帯電話100から精算要求を受信したことを条件として、さらには記憶残額が、記憶残額をメダル貸制御に供するときの予め定められた一単位である100円と対応する消費税額との合算額である105円未満であることを条件として、記憶残額を受付けた携帯電話100に記憶されたバリューに加算するために加算要求を送信する処理と、記憶残額を減算する処理とを精算処理として行なう。
ここで、「受付けた価値媒体から特定される有価価値」とは、価値媒体を受付けた時点で当該価値媒体が有している有価価値(プリペイドカード371、ICコイン651であれば、カードIDやICコインIDに対応付けて店舗サーバ800にて管理されている残額、紙幣681であれば識別金額)のみを指すのではなく、当該受付時の有価価値がメダル貸制御に応じて減算された後に残存している有価価値(つまり、本実施の形態においては、メダルサンド600Aの記憶部620に記憶されている記憶残額となる)をも含む概念である。
一方、加算終了信号を受信していないと判断した場合(ステップS6721でNOの場合)、データ処理部610は、ステップS6731で、ステップS6713で加算要求を送信してから時間Tが経過したか否かを判断する。加算要求を送信してからの経過時間は、データ処理部610によって計測される。時間Tが経過していないと判断した場合(ステップS6731でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6721の処理に戻す。
一方、時間Tが経過したと判断した場合(ステップS6731でYESの場合)、ステップS6732で、データ処理部610は、チップリーダライタ690に携帯電話100を再度かざす旨を報知するためのエラー表示を表示部640に表示させる。次に、ステップS6733で、データ処理部610は、加算エラー処理を実行する。
図47は、本実施の形態におけるメダルサンド600Aで実行される加算エラー処理の流れを示すフローチャートである。図47を参照して、まず、ステップS6751で、データ処理部610は、リセット操作があったか否かを判断する。リセット操作については、ステップS672で前述したので説明は繰返さない。
リセット操作があったと判断した場合(ステップS6751でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS6780で、図40で説明したリセット処理を実行する。つまり、ステップS674に処理を進め、ステップS6712で記憶された端末IDとリセット入力がなされた旨とを含むリセット情報を店舗サーバ800に送信する。なお、本実施の形態においては、データ処理部610は、当該リセット情報にステップS6712で記憶されたバリュー残高も含めて送信することとされている。そして、データ処理部610は、ステップS675に処理を進め、紙幣挿入可制御を行なった後、実行する処理を呼出元の加算エラー処理に戻し、さらに、呼出元のバリュー加算待処理に戻し、さらに、呼出元の精算処理に戻す。
一方、リセット操作がないと判断した場合(ステップS6751でNOの場合)、ステップS6752で、データ処理部610は、ステップS631とは異なるポーリング信号、具体的には装置ID、端末IDおよび通番の送信を要求する第2ポーリング信号を送信するようチップリーダライタ690を制御する。つまり、メダルサンド600Aは、ステップS6713で加算要求を送信してから所定時間T以内に加算終了信号を受信しなかったときには、ステップS6752で第2ポーリング信号を送信することにより、受付けられた携帯電話100からステップS942で記憶された装置ID、さらには記憶部192に記憶された通番および端末IDを取得する。
次に、ステップS6753で、メダルサンド600Aのデータ処理部610は、携帯電話100から端末IDと通番とバリュー残高と装置IDとを含むリカバリ要求を受信したか否かを判断する。リカバリ要求を受信していないと判断した場合(ステップS6753でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6751の処理に戻す。
一方、リカバリ要求を受信したと判断した場合(ステップS6753でYESの場合)、データ処理部610は、ステップS6755で、ステップS6753で受信したリカバリ要求に含まれる装置IDが、このメダルサンド600Aの記憶部620に記憶された装置IDと一致するか否かを判断する。
装置IDが一致すると判断した場合(ステップS6755でYESの場合)、ステップS6756で、データ処理部610は、ステップS6753で受信したリカバリ要求に含まれる端末IDが、ステップS6712で記憶部620に記憶した端末IDと一致するか否かを判断する。
端末IDが一致すると判断した場合(ステップS6756でYESの場合)、ステップS6757で、データ処理部610は、ステップS6753で受信したリカバリ要求に含まれる通番が、ステップS6712で記憶部620に記憶した通番と一致するか否かを判断する。
一方、装置IDが一致しないと判断した場合(ステップS6755でNOの場合)、または、端末IDが一致しないと判断した場合(ステップS6756でNOの場合)、データ処理部610は、実行する処理をステップS6751に戻す。
通番が一致すると判断した場合(ステップS6757でYESの場合)は、携帯電話100で通番が更新されていない状態であるので、バリューが加算されていないこととなる。このため、ステップS6758で、データ処理部610は、ステップS6713と同様、装置IDと記憶残額と更新後通番とを含む加算要求を、チップリーダライタ690にかざされている携帯電話100に送信する。
次に、ステップS6759で、データ処理部610は、図46で説明したバリュー加算待処理を実行する。その後、データ処理部610は、ステップS6721で加算終了信号を受信したと判断して、ステップS6723で記憶残額を0にする。
一方、通番が一致しないと判断した場合(ステップS6757でNOの場合)は、携帯電話100で通番が更新されているので、バリューが加算されていることとなる。このため、データ処理部610は、ステップS6762で、ステップS6722と同様、取引情報を店舗サーバ800に送信し、ステップS6763で、ステップS6723と同様、再度、加算要求を送信することなく、記憶残額を0に変更する。そして、ステップS6764で、データ処理部610は、ステップS6726と同様、記憶残額である0円を金額表示部644に表示させる制御をする。その後、データ処理部610は、実行する処理をこの加算エラー処理の呼出元のバリュー加算待処理に戻し、さらに、バリュー加算待処理の呼出元の精算処理に戻す。
図31に戻って、ステップS6700で精算処理が実行された後、データ処理部610は、実行する処理をステップS6011に戻す。ステップS6023に処理が進められた場合、ステップS6023で、データ処理部610は、貨幣処理機680が開放させる制御を指示する貨幣処理機開放信号を、外部(たとえば、リモコン)から受信したか否かを判断する。
貨幣処理機開放信号を受信したと判断した場合(ステップS6023でYESの場合)、ステップS6024で、データ処理部610は、メダル払出部601によってメダル貸中であるか否かを判断する。メダル貸中でないと判断した場合(ステップS6024でNOの場合)、ステップS6025で、データ処理部610は、貨幣処理機680の金庫を開放する貨幣処理機開放制御を実行する。
一方、貨幣処理機開放信号を受信していないと判断した場合(ステップS6023でNOの場合)、メダル貸中であると判断した場合(ステップS6024でYESの場合)、および、ステップS6025の後、データ処理部は、実行する処理をステップS6011の処理に戻す。
図48は、本実施の形態における電子マネー管理サーバ200により実行される残高管理アプリケーションプログラム214の処理の流れを示すフローチャートである。
図48を参照して、まず、ステップS291で、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210は、店舗サーバ800から取引情報を受信したか否かを判断する。取引情報を受信した場合(ステップS291でYESの場合)、データ処理部210は、ステップS292で、取引情報に含まれる端末IDに対応する会員IDのチャージ累計額から取引情報に含まれる取引額を減算する。
ステップS292の後、または、取引情報を受信していないと判断した場合(ステップS291でNOの場合)、データ処理部210は、ステップS281で、チャージ累計額がマイナスの会員IDがあるか否かを判断する。
チャージ累計額がマイナスの会員IDがあると判断した場合(ステップS281でYESの場合)、ステップS282で、データ処理部210は、その会員IDの不正回数を1回加算する。
ステップS282の後、または、チャージ累計額がマイナスの会員IDがないと判断した場合(ステップS281でNOの場合)、ステップS283で、データ処理部210は、不正回数が1回の会員IDがあるか否かを判断する。
不正回数1回の会員IDがあると判断した場合(ステップS283でYESの場合)、ステップS284で、データ処理部210は、その会員IDに対応する端末IDの携帯電話のバリューを使用して購入されたプリペイドカードのカードIDをユニットに登録する旨および当該端末IDを含む不正媒体情報を遊技場30側に送信する。
ステップS284の後、または、不正回数1回の会員IDがないと判断した場合(ステップS283でNOの場合)、ステップS285で、データ処理部210は、不正回数が2回の会員IDがあるか否かを判断する。
不正回数2回の会員IDがあると判断した場合(ステップS285でYESの場合)、ステップS286で、データ処理部210は、その会員IDに対応する端末IDを券売機300に登録する旨、および、その会員IDに対応する端末IDを含む不正端末情報を不正が発生した遊技場30側に送信する。また、ステップS287で、データ処理部210は、不正端末情報を不正が発生した遊技場30と同じ商圏の他の遊技場側にも送信する。なお、データ処理部210が不正端末情報を送信する遊技場は、不正が発生した遊技場30、または、不正が発生した遊技場30と同じ商圏の他の遊技場に限定されず、全国の遊技場であってもよいし、不正が発生した遊技場30の近隣の遊技場であってもよい。
ステップS287の後、または、不正回数2回の会員IDがないと判断した場合(ステップS285でNOの場合)、ステップS288で、データ処理部210は、全国の遊技場で発生した不正回数が3回以上であるか否かを判断する。
全国の遊技場で発生した不正回数が3回以上であると判断した場合(ステップS288でYESの場合)、ステップS289で、データ処理部210は、携帯使用禁止情報を遊技場30側に送信する。また、ステップS290で、データ処理部210は、携帯使用禁止情報を不正が発生した遊技場30と全国の遊技場側にも送信する。
なお、データ処理部210が携帯使用禁止情報を、不正が発生した遊技場30以外にも、全国の遊技場に送信する場合について説明したが、これに限らず、不正が発生した遊技場30と同じ商圏の他の遊技場や、不正が発生した遊技場30と近隣の遊技場に送信するものであってもよい。この場合、ステップS288においては、携帯使用禁止情報の送信対象となる遊技場で発生した不正回数が3回以上であるか否かを判断するようにしてもよい。その後、データ処理部210は、実行する処理をステップS261に戻す。
図49は、本実施の形態における店舗サーバ800で実行される店舗サーバ処理の流れを示すフローチャートである。図49を参照して、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS811で、メダルサンド600Aから取引情報またはリセット情報を受信したか否かを判断する。
店舗サーバ800は、各端末IDごとに、メダルサンド600Aから受信した取引情報に含まれるバリュー残高を当該取引情報の受信時刻と対応付けて記憶するとともに、メダルサンド600Aからリセット情報を受信したことに基づいて、リセットがあった旨とリセット情報の受信時刻とを対応付けて記憶する。これにより、リセットがあった旨が記憶されている時刻の直前のバリュー残高と直後のバリュー残高とを比較することにより、リセットの行なわれた取引処理において携帯電話側でバリューの減算が行なわれていたか否かを特定し、ユーザに保証を行なうことができる。たとえば、直前のバリュー残高と直後のバリュー残高との差額が、取引処理(メダル貸制御)2回分の金額(2000円)であれば、リセットの行なわれた取引処理において携帯電話側で取引処理が行なわれていたにも関わらず、メダル貸制御が行なわれていないことが特定でき、ユーザにメダル貸制御1回分の金額(1000円)を保証することができる。
取引情報またはリセット情報を受信したと判断した場合(ステップS811でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS812で、取引情報に含まれる端末IDごとに、バリュー残高を特定する情報を対応させて記憶部に記憶させる。
ステップS812の後、または、取引情報またはリセット情報を受信していないと判断した場合(ステップS811でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS813で、電子マネー管理サーバ200の残高管理AP214へ取引情報を前回送信してから所定時間経過したか否かを判断する。本実施の形態では、所定時間は、3時間である。
取引情報の前回送信から所定時間経過したと判断した場合(ステップS814でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS814で、記憶部に記憶された前回送信後の携帯電話100での取引情報を電子マネー管理サーバ200に送信する。
ステップS814の後、または、取引情報の前回送信から所定時間経過していないと判断した場合(ステップS814でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS821で、携帯使用禁止情報を電子マネー管理サーバ200から受信したか否かを判断する。
携帯使用禁止情報を受信したと判断した場合(ステップS821でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS822で、携帯使用禁止情報を遊技場30内のすべてのメダルサンド600Aに送信する。
ステップS822の後、または、携帯使用禁止情報を受信していないと判断した場合(ステップS821でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS823で、不正端末情報を電子マネー管理サーバ200から受信したか否かを判断する。
不正端末情報を受信したと判断した場合(ステップS823でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS824で、不正端末情報を遊技場30内のすべてのメダルサンド600Aに送信する。
ステップS824の後、または、不正端末情報を受信していないと判断した場合(ステップS823でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS825で、不正媒体情報を電子マネー管理サーバ200から受信したか否かを判断する。
不正媒体情報を受信したと判断した場合(ステップS825でYESの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、ステップS826で、不正媒体情報に含まれる端末IDに対応して記憶部に記憶しているカードIDを、遊技場30内のすべてのメダルサンド600Aに送信する。
ステップS826の後、または、不正媒体情報を受信していないと判断した場合(ステップS825でNOの場合)、店舗サーバ800のデータ処理部は、実行する処理をステップS811に戻す。
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1−1) ステップS6821,S6824〜S6826、および、ステップS6014で説明したように、貨幣処理機680およびデータ処理部610によって、紙幣681が受付けられて、該紙幣681の金額が識別される。
ステップS6014,S6132,S6133,S6417で説明したように、紙幣処理機680から紙幣識別通知が受信され、識別された紙幣681の入金額がプリペイドカード371またはICコイン651の記憶金額として記憶され、記憶された記憶金額の範囲内でメダル貸制御が行なわれる。
記憶部620には、メダルサンド600Aを個々に識別するための装置IDが記憶される。ステップS631,S6021,S6022,S652,S653で説明したように、チップリーダライタ690およびデータ処理部610によって、第1ポーリング信号または第2ポーリング信号に応じてそれぞれ取引要求またはリカバリ要求が受信されることにより、携帯電話100が受付けられる。
ステップS6444,S658で説明したように、データ処理部610によって、受付けられた携帯電話100に対して、記憶部620に記憶された装置IDを含む情報であって、メダル貸制御に供される所定額(本実施の形態においては1050円)分のバリューの減算を要求する情報である減算要求が送信される。
ステップS922で説明したように、非接触型ICチップ190の制御部191によって、メダルサンド600Aから送信されてきた減算要求に含まれる装置IDが記憶部192に記憶される。ステップS923で説明したように、制御部191によって、メダルサンド600Aから送信されてきた減算要求に含まれる減算額分のバリューが、記憶部192に記憶されたバリューから減算される。ステップS925で説明したように、制御部191によって、減算が完了した旨を示す減算終了信号がメダルサンド600Aに返信される。
ステップS642で説明したように、メダルサンド600Aのデータ処理部610によって、減算要求が送信されてから時間T以内に携帯電話100から減算終了信号が受信されたこと(ステップS645においてYESとなる前にステップS641においてYESとなったこと)に基づいて、メダル貸制御が実行される。
ステップS653で説明したように、データ処理部610によって、減算要求が送信されてから時間T以内に携帯電話100から減算終了信号を受信することなく(ステップS641においてYESとなる前にステップS645においてYESとなり)、その後に、リカバリ要求が受信されること(ステップS653でYESの場合)により、携帯電話100が受付けられたときに、携帯電話100の記憶部192に記憶された装置IDが取得される。
ステップS655で説明したように、データ処理部610によって、取得した装置IDが、記憶部620に記憶された装置IDと一致するか否かが判定される。ステップS661で説明したように、データ処理部610によって、ステップS655で一致すると判定されたことを条件として、メダル貸制御が実行される。
ステップS6444,S6446,S6453,S658で説明したように、データ処理部610によって、貨幣処理機680に紙幣681が挿入されてから、少なくとも、ステップS6014において貨幣処理機680から紙幣識別通知が受信されるまで、または、ステップS6121において貨幣処理機680の入金額が記憶部620に記憶されるまでの期間に、ステップS6021で携帯電話100からの取引要求が受信されたことに基づいて、装置IDを含む減算要求が携帯電話100に送信されるとともに、ステップS6431,S6813,S6814,S6821,S6823で説明したように、データ処理部610によって、紙幣挿入不可制御信号が貨幣処理機680に送信され、貨幣処理機680によって、ステップS6813で、紙幣挿入不可制御信号が受信され、ステップS6814で貨幣処理機680の状態が紙幣挿入不可状態に変更され、ステップS6821で、紙幣681が取込まれるとすぐに、ステップS6823で、紙幣681が返却される制御が行なわれる。
また、既に、紙幣681の受付けが行なわれていた場合にも、ステップS6832aで、紙幣挿入不可制御信号が受信されたと判断され、ステップS6833で、紙幣681が返却される制御が行なわれる。
このため、メダルサンド600Aとの取引においてバリューの減算が行なわれることなく通信が途絶え、その後、他のメダルサンド600Bにおいてメダル貸制御が行なわれた後に、再び、メダルサンド600Aに携帯電話100が受付けられたときに、二重にメダル貸制御が行なわれてしまうことを防止できる。
また、バリューが携帯電話100に残存しているにも関わらず、紙幣681が受付けられてしまった場合であっても、識別されるまでの期間に携帯電話100が受付けられれば、減算要求の送信に応じてメダル貸制御が実行されて、受付けられた紙幣681は返却される。その結果、使用用途に制約が少ない貨幣よりも優先して、使用用途に制約の多いバリューがメダル貸制御に用いられ、貨幣が遊技者の手元に残るので、遊技者の利便性を向上させることができる。
(1−2) 携帯電話100によって、該携帯電話100を個々に識別するための端末IDと、バリューを用いて行なわれた処理を区別するための番号である通番とが記憶部192に記憶される。ステップS924で説明したように、携帯電話100によって、メダルサンド600Aから減算要求が送信されてきたこと(ステップS921でYESの場合)に基づいて、記憶部192に記憶された通番が更新される。
ステップS631,S6021,S6432で説明したように、メダルサンド600Aのデータ処理部610によって、受付けられた携帯電話100から、携帯電話100の端末IDが取得されて記憶部620に記憶され、受付けられた携帯電話100に対応する通番が取得されて記憶部620に記憶される。ステップS653で説明したように、データ処理部610によって、携帯電話100に記憶された端末IDおよび通番がさらに取得される。ステップS656,S657で説明したように、データ処理部610によって、取得された端末IDおよび通番が、記憶部620に記憶された端末IDおよび通番と一致するか否かがさらに判定される。
ステップS658で説明したように、データ処理部610によって、装置ID、端末IDおよび通番のすべてが一致すると判定されたとき(ステップS657でYESの場合)には、携帯電話100に対して減算要求が送信される。S661で説明したように、データ処理部610によって、装置IDおよび端末IDが一致し、通番が一致しないと判定されたとき(ステップS657でNOの場合)には、メダル貸制御が実行される。
このため、途中で通信が途絶えた場合であっても、再度、携帯電話100が受付けられたときに、バリューの減算に応じたメダル貸制御を確実に行なうことができる。
(1−3) ステップS631,S6021で説明したように、メダルサンド600Aのデータ処理部610によって、受付けられた携帯電話100から、携帯電話100に記憶された通番が取得される。
このため、電子マネー管理サーバ200などの他の装置から取得される場合と比較して、処理が迅速化されるとともに、通番を記憶させるために他の装置の記憶容量を消費しないようにできる。
(1−4) ステップS613,S614で説明したように、メダルサンド600Aのデータ処理部610によって、不正携帯端末の端末IDの入力が店舗サーバ800から受付けられる。ステップS6601,S6701で説明したように、データ処理部610によって、取得された端末IDが、入力が受付けられた不正携帯端末の端末IDに一致するか否かが判定される。データ処理部610によって、不正携帯端末の端末IDに一致すると判定されたこと(ステップS6601,S6701でYESの場合)を条件として、ステップS6444,S6446,S6453の処理に進ませないようにすることによって減算要求の送信が禁止されて、ステップS671でエラー表示がされることによって、エラー処理が実行される。このため、不正携帯端末によるメダル貸制御が実行されることを防止できる。
(1−5) メダルサンド600Aのデータ処理部610によって、端末IDが一致しないと判定されたとき(ステップS656でNOの場合)には、ステップS661の処理に進ませないようにされることによって、メダル貸制御が禁止される。ステップS680で説明したように、データ処理部610によって、ステップS651でリセット操作の入力が受付けられたことを条件として、記憶部620に記憶された端末IDの携帯電話以外の携帯電話に対するメダル貸制御の禁止が解除される。
このため、再度、遊技者が携帯電話をかざすことなく遊技機から離れてしまって、他の携帯電話を受付けることができなくなることによるメダル貸制御の実行回数の低減を防止できる。
(1−6) ステップS6021,S6432で説明したように、メダルサンド600Aのデータ処理部610によって、受付けられた携帯電話100から、この携帯電話に記憶されたバリュー残高が取得され記憶される。ステップS643,S662で説明したように、データ処理部610によって、ステップS642,S661でのメダル貸制御の実行に伴って、記憶部620に記憶されたバリュー残高と端末IDとを含む取引情報が店舗サーバ800に対して送信される。ステップS674で説明したように、データ処理部610によって、リセット操作の入力が受付けられたこと(ステップS651でYESの場合)に基づいて、記憶部620に記憶されたバリュー残高と端末IDとを含みリセット操作の入力を受付けた旨を示すリセット情報が店舗サーバ800に対して送信される。
このため、遊技者からバリューの保証の申告があったときに、店舗サーバ800で履歴を確認して遊技者に保証することが可能となる。
(2−1) 貨幣処理機680によって、ステップS6821で、紙幣681が受付けられ、ステップS6826で紙幣識別通知が送信され、データ処理部610によって、ステップS6014で、紙幣識別通知が受信される、カードリーダライタ670によってプリペイドカード371が受付けられ、データ処理部610によって、ステップS6015で、プリペイドカード371が受付けられたと判断される、または、ICコインリーダライタ650によってICコイン651が受付けられ、データ処理部610によって、ステップS6016で、ICコイン651が受付けられたと判断されることによって、スロットマシン700Aでのゲームに使用可能な残額を特定可能な紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651が受付けられて、受付けられた紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額の範囲内における設定額(本実施の形態においては、100円,200円,・・・,500円相当)をスロットマシン700AでのゲームのステップS6417でのメダル貸制御に使用させるための第1使用処理が行なわれる。
データ処理部610によって、ステップS6414で、減算通知が送信され、カードリーダライタ670またはICコインリーダライタ650によってプリペイドカード371またはICコイン651から減算通知で示される額が減算されることによって、第1使用処理に供される設定額と設定額に対する消費税額(本実施の形態においては、100円,200円,・・・,500円の5%である5円,10円,・・・,25円相当)との合算額(本実施の携帯においては、105円,210円,・・・,525円相当)を紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額から減算するための第1減算処理が行なわれる。
また、メダルサンド600Aのデータ処理部610によって、ステップS631で、第1ポーリング信号が送信され、携帯電話100の非接触型ICチップ190の制御部191によって、ステップS911で、第1ポーリング信号が受信され、ステップS914で、取引要求が送信され、データ処理部610によって、ステップS6021で、取引要求が受信されることによって、バリューが記憶された携帯電話100が受付けられて、制御部191によって、ステップS923で、減算処理が行なわれ、ステップS925で減算終了信号が送信され、データ処理部610によって、ステップS641で、減算終了信号が受信され、ステップS642で、メダル貸制御が行なわれることによって、受付けられた携帯電話100に記憶されたバリューをスロットマシン700AでのゲームのステップS642でのメダル貸制御に使用させるための第2使用処理が行なわれる。
データ処理部610によって、ステップS6444で、1050円相当の減算要求が送信され、制御部191によって、ステップS921で、減算要求が受信され、ステップS923で、減算処理が行なわれることによって、第2使用処理に供される所定額(本実施の形態においては、1000円相当)と所定額に対応する消費税額(本実施の形態においては、1000円の5%である50円相当)との合算額(本実施の形態においては、1050円相当)を携帯電話100の非接触型ICチップ190の記憶部192に記憶されたバリューから減算するための第2減算処理が行なわれる。
また、メダルサンド600Aによって、受付けられた紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額が0でないとき(ステップS6711でYESのとき)に、携帯電話100が受付けられたこと(ステップS6022でYES)を条件として、データ処理部610によって、ステップS6713で、加算要求が送信され、携帯電話100の非接触型ICチップ190の制御部191によって、ステップS941で、加算要求が受信され、ステップS943で、加算処理が行なわれることによって、受付けた携帯電話100に記憶されたバリューに、紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額を加算するための処理と、データ処理部610によって、ステップS6723で、記憶残額を減算させる減算通知が送信され、カードリーダライタ670またはICコインリーダライタ650によってプリペイドカード371またはICコイン651から減算通知で示される記憶残額の価値が減算されることによって、紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額を減算するための処理とを含む精算処理(バリュー加算待処理を含む)が行なわれる。
このため、紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額が小額である場合であっても、その残額が携帯電話100にバリューとして加算されるので、その残額を小額の貨幣として精算する必要がなくなり、遊技者を煩わせることもなくなる。その結果、小額の貨幣の準備や補充の手間を軽減させるとともに、遊技者の利便性を向上させることができる。
(2−2) ステップS6711で説明したように、メダルサンド600Aのデータ処理部610によって、紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額が、残額を第1使用処理に供するときの予め定められた一単位である単位使用額(本実施の形態においては、100円相当)と単位使用額に対応する消費税額(本実施の形態においては、100円の5%である5円相当)との合算額(本実施の形態においては、105円相当)未満であること(ステップS6711でYES)を条件として、精算処理が行なわれる。
このため、紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額が単位使用額と消費税額との合算額未満になるまでは、第1使用処理が促進される。その結果、スロットマシン700Aでのゲームの提供者の売上向上に資することができる。
(2−3) メダルサンド600Aのデータ処理部610によって、受付けられた紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額が0でないとき(ステップS6711でYESのとき)に、精算処理を要求する精算要求の入力が受付けられ(ステップS6022でYES)、かつ、携帯電話100が受付けられたこと(ステップS6022でYES)を条件として、精算処理が行なわれる一方、精算要求の入力が受付けられることなく(ステップS6022で精算要求が受信されずに、ステップS6021で取引要求が受信される)、携帯電話100が受付けられたこと(ステップS6021でYES)を条件として、ステップS642で、紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額およびバリューを用いてステップS642でのメダル貸制御が行なわれることによって、残額およびバリューをスロットマシン700AのゲームでのステップS642のメダル貸制御に使用させるための第3使用処理が行なわれる。
データ処理部610によって、ステップS6453で、(1050−X)円相当の減算要求が送信され、携帯電話100の非接触型ICチップ190の制御部191によって、ステップS921で、減算要求が受信され、ステップS923で、減算処理が行なわれることによって、残額を減算するとともに第3使用処理に供される所定額(本実施の形態においては、1000円相当)および第3使用額に対応する消費税額(本実施の形態においては、1000円の5%である50円相当)の合算額(本実施の形態においては、1050円相当)と残額(本実施の形態においては、X円)との差額(本実施の形態においては、(1050−X)円相当)をバリューから減算するための第3減算処理が行なわれる。
このため、紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額をバリューとして一旦精算した後に、残額分が加算されたバリューを使用した第2使用処理を行なわなくても、紙幣681、プリペイドカード371またはICコイン651から特定される残額およびバリューが使用されてスロットマシン700Aのゲームでのメダル貸制御が行なわれる。その結果、スロットマシン700Aでのゲームを継続したい遊技者の利便性を向上させることができる。
(2−4) ステップS6022で説明したように、メダルサンド600Aのデータ処理部610によって、受付けられた携帯電話100から送信される精算要求が受付けられる。
このため、精算要求をするための操作部をメダルサンド600Aに設けなくても精算要求を受付けることができる。
(2−5) メダル貸ボタン631が遊技者によって操作されることによって、ステップS6017で、メダル貸ボタン631が操作されたと判断されることに基づいて、第1使用処理が行なわれる一方、ステップS6021で携帯電話100が受付けられたと判断されたときには、メダル貸ボタン631の操作を受付けることなく、第2使用処理が行なわれる。
このため、第2使用処理を行なうための遊技者の手間を軽減させることができる。
(3−1) 従来、電子マネーで遊技に使用する遊技用記録媒体の発行や遊技用記録媒体に追加入金をするものがあった(たとえば、特開2002−224423号公報(たとえば、第0035段落))。この電子マネーは、利用者の取引金融機関からチャージすることができる。そして、ユーザは、チャージされた電子マネーを用いて遊技用記録媒体を購入したり、遊技用記録媒体に追加入金したりする。しかし、このような技術によれば、電子マネーのチャージは、遊技場内の所定の入金機に接続して行なう必要がある。このため、電子マネーのチャージのために、わざわざ、入金機に出向く手間が必要であった。また、入金機の台数が少ない場合は、電子マネーをチャージするためにユーザが並んで待つ状態が発生し、遊技に費やす時間が少なくなる。このため、入金機の台数を増やすことが考えられるが、設備投資費用が発生したり、入金機を設置するスペースにも限界がある。いずれにせよ、遊技者が遊技場にいる時間のうちの遊技に費やす時間をチャージに費やす必要が生じるため、遊技機の稼動に悪影響を与えるといった問題があった。しかし、本実施の形態においては、前述したように構成しているため、バリューチャージ時の手間を低減させることが可能である。
具体的には、図16のバリュー購入時処理に従って、ステップS133においてチャージ要求情報が携帯電話100から電子マネー管理サーバ200に送信されることにより、図17のバリュー購入時APに従って、ステップS268において引継画面情報が電子マネー管理サーバ200から携帯電話100に送信される。引継画面情報を受信した携帯電話100からは、図14のウェブ処理に従って、ステップS118aにおいてバリューの購入に対する決済に関する情報が金融機関サーバ500に送信され、当該金融機関において決済が行なわれ、その後図19のバリュー発行時処理に従って、未チャージバリューが記憶部192に書込まれる。これにより、携帯電話100から、チャージ要求情報を電子マネー管理サーバ200に送信することにより、いつでもどこでも事前にバリューをチャージあるいは遊技中であっても席を離れることなくバリューをチャージすることができるため、遊技場30に設置されているスロットマシン700A等の稼動に与える悪影響を減少させることができる。
(3−2) また、従来の技術においては、携帯電話100から電子マネー管理サーバ200にアクセスしてバリューを購入できるようにし、対価の決済についてはユーザの指定した金融機関サーバにアクセスすることによりモバイルバンキングサービスを利用する場合であっても、バリューを購入しようとするたびに入金に利用する金融機関を指定する必要があり、手間がかかる不都合が生じる。しかし、本実施の形態においては、前述したように構成しているため、バリューチャージ時の手間を低減させることが可能である。
具体的には、図13の初期登録時APに従って、ステップS219〜S224においてユーザに金融機関を選択させ、利用者情報DB221に登録する。そして、電子マネー管理サーバ200は、携帯電話100からのチャージ要求情報を受信することにより、図17のバリュー購入時APに従って、ステップS246において当該携帯電話100に対応付けて登録している金融機関を検索し、ステップS268において検索された金融機関の金融機関サーバのインターネットバンキングシステムにアクセス可能となる通信先指定情報を含む引継画面情報を当該携帯電話100に送信する。そして、携帯電話100は、図14のウェブ処理に従って、ステップS118aにおいて当該引継画面情報に基づき、指定される金融機関のサーバにバリューの購入に対する決済に関する情報を送信し決済を行なうことができる。このため、チャージを要求する度に、決済に利用する金融機関を指定する必要がないため、バリューのチャージ時の手間を低減させることができる。
(3−3) (3−1)で説明した課題を解消するために、たとえば、携帯電話100から電子マネー管理サーバ200にアクセスしてバリューを購入できるようにし、対価の決済についてはユーザの指定した金融機関サーバにアクセスすることによりモバイルバンキングサービスを利用してバリュー購入金額を決済することが考えられる。しかし、実際にバリュー購入の際には、金融機関サーバと接続するため携帯電話100と電子マネー管理サーバ200との接続が分断されるため、電子マネー管理サーバ200との通信を維持して一連の動作によりバリューをチャージすることができない。すなわち、電子マネー管理サーバ200との接続を一旦分断し、金融機関サーバに接続しバリュー購入金額の決済を済ませ、その後再度電子マネー管理サーバ200に接続し直し、バリューを携帯電話100にチャージする作業が必須となる。このため、バリューをチャージするための操作が複雑になり、ユーザの操作負担が増大する不都合が生じる。しかし、本実施の形態においては、前述したように構成しているため、ユーザの操作負担を低減させることが可能である。
具体的には、金融機関サーバ500からの消込速報を電子マネー管理サーバ200が受信すると、図17のバリュー購入時APに従って、ステップS270においてバリュー対価決済後処理が行なわれ、図18のステップS2709において引継ぎ情報を付したメールが携帯電話100に送信される。そして、携帯電話100において、電子マネー管理サーバ200からのメールに付された引継ぎ情報が選択されると、図15のステップS191でYESと判断されて、図19のバリュー発行時処理に従って、未チャージバリューが記憶部192に書込まれる。このため、ユーザは、メールを受信したことによりバリューがチャージ可能になったことを認識することができる。また、バリューをチャージするための操作負担を軽減させることができる。
(3−4) メールに付された引継ぎ情報を操作することにより、図19のバリュー発行時処理が起動し、ステップS152においてバリュー発行要求情報が電子マネー管理サーバ200に送信されるため、バリューをチャージするための操作負担をより一層軽減させることができる。
(3−5) (3−3)で説明した課題に加えて、さらに、バリューが購入されてチャージ可能となっているか否かを確認することができないといった不都合が生じていた。このため、ユーザの過誤等により、未チャージバリューが電子マネー管理サーバに存在するにもかかわらず、重複してチャージを要求しバリューを購入してしまう不都合が生じる。しかし、本実施の形態においては、前述したように構成しているため、ユーザの過誤等により発生する不都合を防止することが可能である。
具体的には、電子マネー管理サーバ200は、携帯電話100からのチャージ要求情報を受信した場合であっても、図17のバリュー購入時APに従って、ステップS244において書込済情報として「1」が記憶されている状態に更新されていないバリュー購入記録が登録されておりYESと判断された場合には、ステップS256における残高情報、ステップS264における合計金額確認情報、およびステップS268における引継画面情報が送信されないため、ステップS118aにおいてバリューの購入に対する決済に関する情報が金融機関サーバ500に送信されることを防止することができる。このため、書込済情報として「0」が記憶されている状態の未チャージバリューがあるにもかかわらず、ユーザの過誤等により、さらに決済の要求が行なわれ重複してバリューが購入される不都合の発生を防止することができる。
(3−6) 電子マネー管理サーバ200は、ステップS244において書込済情報として「1」が記憶されている状態に更新されていないバリュー購入記録が登録されておりYESと判断された場合に、ステップS245においてチャージ誘導画面が携帯電話100に送信された後に、図20のバリュー発行時処理APに従って、ステップ276〜S277において書込済情報として「0」が記憶されている状態のバリュー購入記録から特定される額のバリューを書込ませるためのバリュー発行情報が携帯電話100に送信される。このため、未チャージバリューをチャージするための操作を省略でき、ユーザの利便性を向上させることができる。
(3−7) 電子マネー管理サーバ200が、ステップS269において金融機関サーバ500からの消込速報を受信するまでに、ステップS241において新たなチャージ要求情報を受付けた場合、発行情報DB222において書込済情報として「0」が記憶されている状態のバリュー購入記録が複数記憶されている状態になる。このような状態であるときに、ステップS241においてさらにチャージ要求情報を受付けたとき、およびステップS271においてバリュー発行要求情報を受付けたときに、ステップ276〜S277において発行情報DB222に複数記憶されている書込済情報として「0」が記憶されている状態のバリュー購入記録から特定される額のバリューを書込ませるためのバリュー発行情報が携帯電話100に送信される。すなわち、一括してバリューをチャージすることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
(3−8) ステップS259で説明した初期登録手数料を徴収するタイミングとしては、初期登録手数料の決済が済んでから、領域確保情報を携帯電話100に送信することが考えられる。しかし、このようにした場合、少額の初期登録手数料のためにわざわざ金融機関サーバ500に対して決済をしなければならず、手間が掛かるといった問題が生じる。また、この手間を省くために、初回のチャージ手数料とともに初期登録手数料を決済することが考えられる。しかし、一度もバリューがチャージされることなく、電子マネー遊技使用サービスを退会して、再度、電子マネー遊技使用サービスへ登録するようなことが悪意で繰返された場合、電子マネー遊技使用サービスを提供する提供機関は、サービス提供用領域管理機関に電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域の確保に対する対価を支払うにも関わらず、確保に対する初期登録手数料をユーザから決済できないといった問題が生じる。しかし、本実施の形態においては、前述したように構成しているため、電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域の確保に対する対価の決済のためのユーザの操作負担を軽減できる一方で、未決済の初期登録手数料を低減させることが可能である。
具体的には、電子マネー管理サーバ200は、携帯電話100からチャージ要求情報が送信されてきたのが、領域確保情報がチャージ要求情報の送信元の携帯電話100に送信されてから初回であるときは、チャージ手数料と初期登録手数料との合計額の決済の終了を条件として、バリュー発行情報をチャージ要求情報の送信元の携帯電話100に送信する。つまり、バリューの初回チャージのときに、チャージ手数料に併せて初期登録手数料が決済される。一方、電子マネー管理サーバ200は、携帯電話100からの登録要求に応じた未チャージ削除カウンタのカウント値が所定回数(本実施形態においては3回)に達していることを条件に領域確保情報の送信を禁止する。これにより、サービス用供用領域管理機関のリモート発行サーバ400に電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域の領域確保情報が送信されないので、リモート発行サーバ400によって初期登録手数料の課金が行なわれない。このため、初期登録手数料の決済のためのユーザの操作負担を軽減させることができる一方で、バリューの購入をせずに電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域の確保を繰返すことによって生じる未決済の初期登録手数料を低減させること、つまり電子マネー遊技使用サービスの提供機関に生じる損害を低減させることができる。
(3−9) ステップS2703で説明したように、初期登録手数料が決済されたことを条件に、未チャージ削除カウンタのカウント値を減算する。このため、止むを得なく複数回登録をしなおした場合に、登録後の初回チャージ時に初期登録手数料を決済しているのに、未チャージ削除カウンタのカウント値が所定回数を超えてしまって、電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域の確保ができなくなるといった不都合を防止できる。
(3−10) 前述したように(3−9)の所定回数は1回であってもよい。その場合、未チャージ削除カウンタのカウント値を管理しなくても、初期登録手数料の決済が終了しているか否かを示す情報を管理することによって、バリューの購入をせずに電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域の確保を繰返すことによって生じる未決済の初期登録手数料を低減させることができる。
(3−11) 従来、携帯電話においてチャージ要求額を入力してサーバに送信し、電子マネー管理サーバは要求された額のバリューを携帯電話に送信してチャージするものがあった(たとえば、特開2004−272560号公報の第0125段落から第0129段落、第11図、および、第14図参照)。このようなシステムによれば、容易にバリューをチャージすることができる。この場合、ユーザのバリューの消費には特に制限が掛けられない。また、利便性が向上するが故に、遊技者が遊技にのめり込んでしまうといった問題が発生し得る。さらに、入金機に出向くことなくバリューをチャージすることができるようにした場合、さらに利便性が向上し、遊技者が遊技にのめり込むおそれが高くなる。しかし、本実施の形態においては、前述したように構成しているため、遊技への過度ののめり込みを防止することが可能である。
具体的には、第1に、電子マネー管理サーバ200は、ステップS253で説明したように、チャージ要求情報の送信元の携帯電話100について管理されている所定期間(本実施の形態においては当日)内の積算額である当日積算額と当該当日積算額に関して予め定められた1日購入限度額(本実施の形態においては30000円)とに基づいて、バリューの購入を許容するか否かを判定し、許容すると判定したことを条件として、ステップS277で説明したように、バリュー発行情報をチャージ要求情報の送信元の携帯電話100に送信する。このため、当日積算額と1日購入限度額とに基づいてバリューの購入を許容するか否かが判定されるので、所定期間内のチャージ額を制限することができる。その結果、チャージ要求情報の送信元の携帯電話100を使用する遊技者の遊技への過度ののめり込みを防止することができる。
(3−12) 第2に、電子マネー管理サーバ200は、ステップS251で説明したように、チャージ要求情報の送信元の携帯電話100に記憶されているバリューの残額であるバリュー残高とバリュー残高に関して予め定められた携帯上保持限度額とに基づいて、バリューの購入を許容するか否かを判定し、許容すると判定したことを条件として、ステップS277で説明したように、バリュー発行情報をチャージ要求情報の送信元の携帯電話100に送信する。このため、さらに、携帯電話100に記憶されているバリュー残高と携帯上保持限度額とに基づいてバリューの購入を許容するか否かが判定されるので、携帯電話100に記憶しておけるバリュー残高を制限することができる。その結果、遊技場30に出向かない日に1日購入限度額の範囲内で携帯電話100にバリューを溜め込んでおくことを防止することができるので、チャージ要求情報の送信元の携帯電話100を使用する遊技者の遊技への過度ののめり込みをさらに防止することができる。
(3−13) 従来、バリューをチャージする際、チャージ額を入力するための数値入力欄を携帯電話100に表示させて、ユーザに購入希望金額を入力させるものがあった。しかし、ユーザが自由に金額を入力できるため、入力金額が上限を超える場合にはユーザに再入力を促がす必要が生じ、ユーザに手間を掛けさせてしまうといった問題がある。このため、上限額の範囲内のバリューのチャージ額の選択肢を電子マネーアプリに予め組込んでおき、その選択肢から選択させることが考えられる。この場合、チャージ上限額の変更に伴なってチャージ額の選択肢を変更させるために、わざわざ、電子マネーアプリを導入し直す必要が生じる。しかし、本実施の形態においては、前述したように構成しているため、効率的にユーザに適切なチャージ額を選択させることが可能である。
具体的には、ステップS256で説明したように、ステップS247で読出された表示金額リスト情報を含む残高情報が携帯電話100に送信される。このため、電子マネー管理サーバ200において、携帯上保持限度額や1日購入限度額が変更された場合にも、電子マネーアプリを変更することなく、電子マネー管理サーバ200において表示金額リスト情報を変更することにより、携帯電話100に表示させるチャージ額の選択肢を変更することができる。
(3−14) 図29(b)で説明したように、表示金額リスト情報に含まれる複数種類の金額のうち、1日購入限度額から当日積算額を減算したステップS255で算出される購入可能金額以下であって、携帯上保持限度額からバリュー残高を減算したステップS255で算出される購入可能金額以下の金額の選択肢が指定可能であることをユーザに認識させることができる。すなわち、表示金額リスト情報に含まれる複数種類の金額のうち、1日購入限度額と当日積算額との差額および携帯上保持限度額とバリュー残高との差額の範囲内の金額の選択肢が指定可能であることをユーザに認識させることができる。その結果、ユーザに、購入できない選択肢を選択させてしまうような無駄な操作をさせることを防止することができる。
(3−15) 図42のバリュー処理に従って、ステップS6444,S6446,S6453において特定の種類の電子マネーであるバリューを引落対象として指定する電子マネー識別情報を含む減算要求が、メダルサンド600Aから携帯電話100に送信され、当該電子マネー識別情報により指定されるバリューのみを用いてメダル貸制御を行なうことができるため、異なる種類のバリューを用いてメダル貸制御が行なわれることを防止することができる。
(3−16) ステップS812において、メダル貸制御に用いたバリューの額と当該メダル貸制御に用いた携帯電話100の携帯IDとが各々対応付けて店舗サーバ800に記憶される。そして、ステップS813において所定時間経過したと判断された場合、ステップS814において店舗サーバ800に記憶されていた情報を取引情報として電子マネー管理サーバ200に送信される。一方、ステップS2707においては、チャージ累計額と携帯IDとが各々対応付けて発行情報DB222に記憶される。そして、ステップS292において、取引情報に含まれる携帯IDに対応する会員IDのチャージ累計額から取引情報に含まれる取引額が減算され、ステップS281において、チャージ累計額がマイナスの会員IDがあるか否かを判断することにより不正取引があったか否かが判断される。不正取引があった場合は、ステップS286において不正端末情報が、不正取引が発生した遊技場30に送信される。
不正端末情報を受信した遊技場30においては、S614において、当該不正端末情報が記憶され、バリューがメダル貸制御に用いられる際、携帯電話100の携帯IDが不正端末情報と一致するか否かが判断され、一致する場合、残高をバリュー残額にセットしない処理、すなわち使用停止処理が行なわれる。これにより、残額を超えた不正が行なわれたときの被害を最小限に抑えることができる。
(3−17) ステップS281において不正取引があった場合、ステップS282において不正回数が1加算され、不正取引の頻度が測定されている。そして、不正回数が1回の場合、ステップS284において不正媒体情報を不正取引が発生した遊技場30に送信され、不正取引に用いられたプリペイドカードによるメダル貸制御を禁止する。また、不正回数が2回の場合、ステップS286およびステップS287において不正端末情報を不正取引が発生した遊技場30および当該遊技場30と同じ商圏の他の遊技場に送信され、不正取引に用いられた携帯電話100によるメダル貸制御を禁止する。
さらに、不正回数が3回の場合、ステップS289およびステップS290において携帯使用禁止情報を不正取引が発生した遊技場30および全国の遊技場に送信される。そして、携帯使用禁止情報を受信した遊技場においては、ステップS612において、当該携帯使用禁止情報が記憶され、ステップS621により、すべての携帯電話についてバリューを用いてのメダル貸制御を禁止する処理が行なわれる。このように、不正取引の頻度に応じて禁止する内容が選択され実行されるため、より効果的に不正が行なわれたときの被害を最小限に抑えることができる。
(3−18) バリュー購入時処理として、ステップS139で購入希望金額の選択肢が表示され、ステップS141で購入希望金額の選択が受付けられるので、ユーザが能動的にバリュー購入時処理を実行させて購入希望金額の選択肢を表示させなくてもよい。このため、バリュー購入時処理を実行させ購入希望金額の選択肢を表示させる手間をユーザに掛けさせないようにできる。また、バリュー購入時処理が即座に実行され購入希望金額の選択肢が表示されるので、バリュー購入に要する時間が短縮され、遊技場30におけるスロットマシン700Aやパチンコ遊技機等の遊技機の稼動率を向上させることができる。
次に前述した実施の形態の変形例を挙げる。
(1) 前述した実施の形態においては、図31から図47において、メダルサンド600Aにおけるメダル貸制御について説明した。しかし、これに限定されず、券売機300でプリペイドカード371を発券する発券処理に、図31から図47において説明した処理を適用してもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、ステップS924で携帯電話100によって減算処理時に通番が更新されるようにして、メダルサンド600Aでは、通番は更新されるようにしなかった。このため、メダルサンド600Aに記憶されている通番が携帯電話100から取得された通番と同じ場合(ステップS657でYESの場合)には、減算処理が行なわれていないこととなるので、ステップS658で減算要求を再度送信するようにした。そして、通番が異なる場合(ステップS657でNO野場合)には、減算処理がすでに行なわれていることとなるので、ステップS661でメダル貸制御を実行するようにした。
しかし、これに限定されず、ステップS924で携帯電話100によって減算処理時に通番が更新されるようにして、メダルサンド600Aでも、減算要求送信時に、通番が更新されるようにしてもよい。これによりメダルサンド600Aに記憶されている通番が携帯電話100から取得された通番と同じ場合には、減算処理が行なわれていることとなるので、メダル貸制御を実行するようにする。そして、通番が異なる場合には、減算処理が未だに行なわれていないこととなるので、減算要求を再度送信するようにする。このようにしても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
具体的には、次のとおりである。前述した実施の形態においては、ステップS6444,S6446,S6453,S658で減算要求が送信されたときに、メダルサンド600A側においては、ステップS6432で記憶部620に記憶した通番を更新することなく次のステップに進んだ。本変形例においては、ステップS6444,S6446,S6453,S658で減算要求が送信されるときに、データ処理部610は、記憶部620に記憶されている通番を更新する。これにより、減算要求時にメダルサンド600Aでも通番が更新される。
そして、本変形例においては、メダルサンド600A側で通番が更新される結果、前述した実施の形態の図44に示すバリューエラー処理においてステップS657に相当する処理として、通番が一致すると判定されたときには、ステップS661からステップS663までの処理が実行されることによって、再度、減算要求が送信されることなくメダル貸制御が実行されるようにする。一方、通番が一致しないと判定されたときには、ステップS658からステップS659までの処理が実行されることによって、減算要求が送信され、その後、ステップS642の処理が実行されることによって、メダル貸制御が行なわれるようにする。
以上のように、本変形例においては、図44に示すバリューエラー処理において、リカバリ要求で取得した装置IDおよび端末IDが一致し、通番が一致しないと判定されたときには、携帯電話100に対して減算要求が送信される一方、リカバリ要求で取得した装置ID、端末IDおよび通番のすべてが一致すると判定されたときには、減算要求を送信することなくメダル貸制御(取引処理)が実行される。
(3) 前述した実施の形態においては、ステップS269で決済サーバ280から消込速報を受信したことを条件として、電子マネー管理サーバ200は、バリューの購入に対する決済が終了したと判断して、ステップS277でバリュー発行情報を携帯電話100に送信するようにした。
しかし、これに限定されず、クレジットカードによる与信でバリューを購入できるようにして、実際の決済は済んでいなくても、バリュー発行情報を携帯電話100に送信するようにしてもよい。
(4) 前述した実施の形態においては、ステップS235およびステップS2703で、一度もバリューを購入することなく、電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域が削除された回数を未チャージ削除カウンタで計数することによって、初期登録手数料の決済が終了しているか否かを管理するようにした。そして、ステップS216で、未チャージ削除カウンタのカウント値が所定回数に達したと判断したときに、ステップS236で、領域確保情報を送信しないようにした。
これにより、リモート発行サーバ400に電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域の領域確保情報が送信されないので、リモート発行サーバ400によって初期登録手数料の課金が行なわれない。このため、バリューの購入をせずに電子マネー遊技使用サービス用の記憶領域の確保を繰返すことによって生じる未決済の初期登録手数料を低減させること、つまり電子マネー遊技使用サービスの提供機関に生じる損害を低減させることができる。
しかし、これに限定されず、初期登録手数料の決済が終了しているか否かを示す情報を管理して、その情報によって登録要求情報送信元の携帯電話の初期登録手数料が未決済であることが示されることを条件として、その携帯電話への領域確保情報の送信を禁止するようにしてもよい。
(5) 前述した実施の形態においては、電子マネー管理サーバ200で当日積算額を管理し、最低購入金額との合計が所定額以上となるか否かにより、携帯電話100に格納されたバリュー残高の上限判定を行なうようにした。
しかし、これに限らず、携帯電話100により電子マネーアプリ111が実行されることによって、受付けられたチャージ希望金額の受付額と当日積算額との合計が所定額以上となるか否かの上限判定を行なうようにしてもよい。この場合、携帯電話100により電子マネーアプリケーションが実行されることによって、当日チャージ可能額の上限額に達するまでの当日格納可能余裕額、および、バリュー残高の上限額に達するまでの携帯電話100に格納可能な携帯格納可能余裕額を算出し、チャージ希望金額が表示される際に、当日格納可能余裕額および携帯格納可能余裕額未満の金額が表示されるようにしてもよい。
(6) 携帯電話100の非接触型ICチップ190にバリューがチャージされたとき、および、バリューの減算が完了したときに、非接触型ICチップ190の記憶部192に記憶されたバリュー残高のバックアップが記憶部120にされるようにしてもよい。
また、バリューがチャージされたとき、または、バリューの減算が完了したときのいずれかのときに、バックアップがされるようにしてもよい。
また、携帯電話100によってユーザからバックアップ操作の入力が受付けられたときに、バックアップがされるようにしてもよい。
また、携帯電話100によって前回バックアップがされてから所定期間(たとえば、3時間、1日など)経過するごとに、バックアップがされるようにしてもよい。
(7) 前述した実施の形態においては、当日に購入されたバリューの積算額を当日積算額として積算するようにした。しかし、これに限定されず、所定期間(たとえば、午前6時から翌日の午前6時までの期間)に購入されたバリューの積算額を積算するようにしてもよい。
(8) 前述した実施の形態においては、図48の残高管理AP214によって、それぞれの会員IDごとに不正回数の頻度に応じて、不正に対する処理を行なうようにした。しかし、これに限定されず、すべての携帯電話での不正回数を合計した回数の頻度に応じて、不正に対する処理を行なうようにしてもよい。
(9) ステップS281で説明したように、取引額がチャージ累計額を超えているか否かにより不正取引の発生を判断して、チャージ累計額を超えた不正取引があった場合、ステップS284で説明したように、不正取引を行なった会員IDの端末IDの不正な携帯電話100で購入されたプリペイドカード371の使用を禁止するような電子マネーシステムであってもよい。
また、ステップS281で説明したように、取引額がチャージ累計額を超えているか否かにより不正取引の発生を判断して、チャージ累計額を超えた不正取引があった場合、ステップS286で説明したように、不正取引を行なった会員IDの端末IDの不正な携帯電話100のバリューの使用を禁止するような電子マネーシステムであってもよい。
また、ステップS281で説明したように、取引額がチャージ累計額を超えているか否かにより不正取引の発生を判断して、チャージ累計額を超えた不正取引があった場合、ステップS289で説明したように、不正取引が発生したホール(遊技場30)でのすべての携帯電話でのバリューの使用を禁止するような電子マネーシステムであってもよい。
(10) 前述した実施の形態においては、電子マネーシステム10は、遊技場30に設置される装置、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、決済サーバ280、リモート発行サーバ400、および、金融機関サーバ500で構成されるようにした。
しかし、これに限定されず、電子マネー管理サーバ200に、決済サーバ280、リモート発行サーバ400、および、金融機関サーバ500の機能が含まれるようにして、電子マネーシステム10が、遊技場30に設置される装置、携帯電話100、および、電子マネー管理サーバ200で構成されるようにしてもよい。
(11) 前述した実施の形態では、電子マネーシステム10の発明として説明した。しかし、これに限定されず、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、決済サーバ280、券売機300、メダルサンド600A、および、店舗サーバ800の装置の発明として捉えることができる。
また、電子マネーアプリ111、初期登録時AP211、バリュー購入時AP212、バリュー発行時AP213、および、残高管理AP214のプログラムの発明として捉えることができる。
さらに、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、決済サーバ280、券売機300、メダルサンド600A、および、店舗サーバ800の装置でそれぞれ行なわれる処理を処理方法の発明として捉えることができる。また、携帯電話100、電子マネー管理サーバ200、決済サーバ280、券売機300、メダルサンド600A、および、店舗サーバ800の装置で実行されるプログラムをプログラムの発明として捉えることができる。
(12) 前述した実施の形態では、電子マネー遊技使用サービスの提供業者に対価を支払うためにユーザが利用する金融機関のサーバとして、金融機関ごとにそれぞれ金融機関サーバ500が設けられている例について説明した。しかし、これに限らず、ユーザが利用する金融機関のサーバとしては、複数の金融機関からなるグループ用に設けられた共通の金融機関サーバであってよい。この場合、同じグループに属する金融機関を利用する場合には、異なる金融機関を利用する場合であっても、当該グループ用に設けられた共通の金融機関サーバと通信し対価の支払いが行なわれる。また、対価を支払うために利用するためのサーバとしては、金融機関のサーバに限らず、ユーザが登録した金融機関サーバと通信し対価の支払いを代行する代行業者のサーバであってもよい。つまり、これらの場合にも、金融機関のサーバに含まれる。
(13) 前述した実施の形態においては、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部によって、図17のステップS268で、モバイルバンキングへの引継をユーザに確認するためのモバイルバンキング遷移確認画面を表示させるための引継画面情報が携帯電話100に送信され、携帯電話100のデータ処理部110によって、図14のステップS117で、電子マネー管理サーバ200から引継画面情報が受信されたことに応じて、ステップS118,S118aでモバイルバンキングに遷移され、決済が行なわれるようにした。つまり、携帯電話100と電子マネー管理サーバ200との接続が一旦分断され、決済のために携帯電話100から金融機関サーバ500にアクセスし、その後、再度、電子マネー管理サーバ200にアクセスして電子マネー情報の書込みを行なうようにした。
しかし、これに限定されず、電子マネー管理サーバ200によって、ステップS268で引継画面情報が送信されることに替えて、携帯電話100から電子マネー管理サーバ200を介して、金融機関サーバ500で決済が行なえるようにしてもよい。このようにすることで、携帯電話100と金融機関サーバ500とが決済のやり取りをする場合に分断してしまう携帯電話100と電子マネー管理サーバ200との接続を保ったまま、決済のやり取りを行なうことができるようになり、その後の電子マネー情報の携帯電話100への書込みまでの処理を一連の処理として行なうことができる。
(14) 前述した実施の形態においては、携帯電話100のデータ処理部110によって図14のステップS112で金融機関指定情報が送信されたことに応じて、電子マネー管理サーバ200のデータ処理部210によって、図13のステップS224で、金融機関指定情報が利用者情報DB221に登録されるようにした。
しかし、金融機関指定情報は新規会員登録時に登録されることに限定されず、他のタイミングで登録されるようにしてもよい。たとえば、バリューの初回購入時に登録されるようにしてもよいし、遊技者の携帯電話100からの金融機関指定情報の登録の要求があったときに登録されるようにしてもよい。
(15) 前述した実施の形態においてはプリペイドカード371またはICコイン651にはカードIDまたはICコインIDのみ記録しておき、店舗サーバ800などのサーバで、カードIDまたはICコインIDに対応させて残額を示す情報を管理しておき、プリペイドカード371またはICコイン651を発行したり、プリペイドカード371またはICコイン651に入金したり、プリペイドカード371またはICコイン651から残額を減算したりする場合に、店舗サーバ800とやり取りするようにした。しかし、これに限定されず、プリペイドカード371またはICコイン651に残額を示す情報が直接記録されるようにしてもよい。
(16) 前述した実施の形態においては、店舗が遊技場30であり、取引処理がメダルサンド600Aにおけるメダル貸制御である例について説明した。しかし、これに限らず、取引装置が複数設置される店舗であればよい。たとえば、取引装置としてのゲームマシンが複数設置されるゲームセンターであってもよく、この場合には、ゲームマシンにおけるゲーム代金の支払が電子マネーによって行なわれ、取引処理としてゲームマシンをゲーム開始可能な状態にする処理が行なわれる。また、取引装置としてのPOS(Point Of Sales system)端末が複数設置されるレンタルビデオ店(有人、無人)であってもよく、この場合にはPOS端末におけるビデオレンタルの対価の支払が電子マネーによって行なわれ、取引処理としてPOS端末に入力された対価の減算処理が行なわれる。
(17) 前述した実施の形態においては、メダルサンド600Aにおいて、図42のステップS6445,S6451に示すように、携帯電話のバリュー残高と記憶残額との合計額が所定額(1050円)未満の場合にはメダル貸制御が行なわれないようにした。しかし、これに限らず、バリュー残高が1050円以上なら1000円分のメダル貸しを行ない、1050円未満の場合にはメダル貸制御の最小単位である100円の整数倍分のメダル貸しを行なうようにしてもよい。たとえば、バリュー残高が550円であれば、500円分のメダル貸しを行なうようにしてもよい。
(18) 前述した実施の形態においては、携帯電話100がメダルサンド600Aにかざされることにより、遊技者の操作を受付けることなくメダル貸制御が行なわれるようにした。しかし、携帯電話100がかざされることによりメダルサンド600Aに所定額(たとえば3000円)が入金処理され、その後、遊技者の操作に応じて、貸出単位額(たとえば500円)ずつメダル貸制御が行なわれてもよい。この場合には、入金処理が取引処理に該当する。
一方、プリペイドカード371、ICコイン651、または、紙幣681を受付けて、メダル貸ボタン631の操作なく、メダル貸制御が行なわれるようにしてもよい。
(19) 前述した実施の形態においては、図44に示すように、ステップS656で端末IDが一致しない場合には取引処理が行なわれないようにした。しかし、これに限らず、端末IDが一致しない場合にも取引処理を行なうようにしてもよい。この場合には、ステップS6432で減算失敗中の携帯電話100の端末IDを記憶している領域とは別の領域に新たに受付けた携帯電話の端末ID等を記憶して処理するようにし、再度、減算失敗中の携帯電話100を受付けたときに、当該携帯電話100についての処理を再開するようにすればよい。
(20) 前述した実施の形態においては、図44に示すように、ステップS655やステップS656において装置IDや端末IDが一致しないと判定された場合には、ステップS653に戻り、再度、携帯電話がかざされるのを待つこととされた。しかし、装置IDや端末IDが一致しないと判定されたときにエラー報知等の処理を行なうようにしてもよい。
(21) たとえば、携帯電話100において取引処理ごとまたは取引装置ごとに別個の通番を記憶するようにすれば、本実施の形態のように装置IDを用いなくても二重取引を防止することができる。しかし、この場合には携帯電話100の限られた記憶領域を過大に消費してしまうことになる。したがって、本実施の形態のようにすれば、携帯電話100の記憶領域を過大に消費せずに二重取引を防止することができる。
(22) 前述した実施の形態においては、携帯電話100で電子マネーアプリのステップS196で精算が選択されたと判断され、ステップS197で非接触型ICチップ190の状態が精算状態にされてから、携帯電話100がメダルサンド600Aのチップリーダライタ690にかざされることで、記憶部620に記憶されたプリペイドカード371またはICコイン651の記憶残額がバリューとして精算されるようにした。
しかし、これに限定されず、メダルサンド600A側に精算を指示するための精算ボタンを設け、精算ボタンが操作された後に携帯電話100がメダルサンド600Aのチップリーダライタ690にかざされることで、記憶部620に記憶されたプリペイドカード371またはICコイン651の記憶残額がバリューとして精算されるようにしてもよい。
また、精算ボタンが操作された後に携帯電話100がメダルサンド600Aのチップリーダライタ690にかざされることで、記憶部620に記憶されたプリペイドカード371またはICコイン651の記憶残額がバリューとして精算されるとともに、メダル貸ボタン631が操作された後に携帯電話100がメダルサンド600Aのチップリーダライタ690にかざされることで、携帯電話100に記憶されたバリューでメダル貸が行なわれるようにしてもよい。
(23) 前述した実施の形態においては、記憶部620に記憶されたプリペイドカード371またはICコイン651の記憶残額が貸出単位額である100円に5%の消費税を加算した額未満である場合であっても、電子マネーアプリのステップS196で精算が選択されたと判断され、ステップS197で非接触型ICチップ190の状態が精算状態にされてから、携帯電話100がメダルサンド600Aのチップリーダライタ690にかざされることで、記憶部620に記憶されたプリペイドカード371またはICコイン651の記憶残額がバリューとして精算されるようにした。
しかし、これに限定されず、記憶部620に記憶されたプリペイドカード371またはICコイン651の記憶残額が貸出単位額である100円に5%の消費税を加算した額未満である場合に、携帯電話100がメダルサンド600Aのチップリーダライタ690にかざされることで、記憶部620に記憶されたプリペイドカード371またはICコイン651の記憶残額がバリューとして精算されるようにしてもよい。
(24) 前述した実施の形態においては、スロットマシン700Aに対して設けられるメダルサンド600Aについて説明した。しかし、これに限定されず、パチンコ遊技機に対して設けられるカードユニットやその他の遊技用装置にも適用可能である。
また、メダルサンド600A自身がメダル払出を行なうものに限らず、対応するスロットマシン700Aやパチンコ遊技機にメダルや遊技球などの遊技媒体の払出しの指令をするものであってもよい。
(25) 前述した実施の形態においては、価値媒体として、プリペイドカード371、ICコイン651、および、紙幣681を受付けてメダル貸制御を実施しているが、これに限定されず、プリペイドカード371、ICコイン651、および、紙幣681のうちいずれか1つまたは2つのみを使用可能としてもよい。さらには、硬貨を受付けてメダル貸制御を実施するようにしてもよい。
(25) 前述した実施の形態においては、精算処理を行なうときに、携帯電話100の電子マネーアプリ111において、予め精算を選択しておくことにより、非接触型ICチップ190に精算フラグが立てられ、これに基づいて、第1ポーリング信号に対して精算要求が送信され、電子マネーアプリ111において何ら選択操作が行なわれていないときには、精算フラグが立っていないことから取引要求が送信されることとされていたが、電子マネーアプリ111で精算以外にメダル貸を選択操作するようにするか、あるいは、精算の選択操作がなくメダル貸のみ選択操作できるようになっていてもよく、この場合には、メダル貸が選択されることで取引要求が送信され、メダル貸が選択されない場合には精算要求が送信されることとなる。さらに、記憶残額があるときに携帯電話100を受付けたら、一律に、精算処理を行なうようにしてもよい。また、記憶残額が105円以上である場合であっても、精算処理を行なうようにしてもよい。
(26) 前述した実施の形態においては、貨幣を受付けてからデータ処理部610が紙幣識別通知を受信するまでの期間に、携帯電話から取引要求を受信すると、バリューによるメダル貸制御を優先して行なって、貨幣を返却したが、このバリューによるメダル貸制御を優先する期間は、これに限られず、少なくとも貨幣を受付けてから識別するまでの期間を含んでいればよい。たとえば、識別金額を残額として記憶するまでの期間であってもよいし、図32に示すステップS6134で店舗サーバ800から仮登録完了を受信するまでの期間としてもよい。また、貨幣処理機680から識別金額を含まない識別通知を受信し、その後識別金額を含む識別金額通知を受信するような場合には、識別通知を受信するまでの期間としてもよいし、識別金額通知を受信するまでの期間としてもよい。
(27) 前述した実施の形態においては、電子マネー情報が記憶される携帯端末として携帯電話100を例にして説明しているが、これに限らず、プリペイドカード371やICコイン651等と同様のカード状やコイン状の形状の電子マネー記録媒体であってもよい。
(28) 前述した実施の形態においては、本発明に使用可能な電子マネー情報が記憶された携帯端末がチップリーダライタ690に近接される場合を例にして説明しているため、チップリーダライタ690に近接されて受付けた携帯電話100から必ず取引要求、精算要求またはリカバリ要求が送信されてくる場合のみ説明されているが、実際には、メダルサンド600Aからのポーリングに応じて、携帯電話100は非接触型ICチップ190に記憶されている情報の種別を示す情報をメダルサンド600Aに送信し、メダルサンド600Aは、この情報に基づいてメダル貸制御に使用可能な種類の電子マネー情報を記憶しているか否かを判定し、メダル貸制御に使用可能な種類の電子マネー情報が記憶されいない場合には、それ以降の処理が実施されないこととなる。つまり、本発明において、携帯端末を受付けるとは、メダル貸制御(取引処理)に使用可能な種類の電子マネー情報が記憶された携帯端末を受付けることを意味する。また、前述した実施の形態のように、携帯端末を近接させることにより受付けるものに限られず、チップリーダライタ部に携帯端末の保持部を設け、当該保持部に携帯端末を保持させた状態で取引ボタンが操作されることにより、携帯端末とメダルサンド600A(取引装置)との間でメダル貸(取引処理)のための通信が行なわれるようにしてもよく、この場合には、携帯端末が保持部に保持された状態で、取引ボタンが操作されることが携帯端末の受付に該当する。
(29) なお、貨幣を受付けてから識別されるまでの間に、上記のようなメダル貸制御に使用可能な電子マネー情報が記憶されていない携帯端末を受付けた場合には、貨幣の返却を行なうことなく、貨幣によるメダル貸制御のための処理を行なってもよいし、貨幣の返却を行なってもよい。
(30) 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る電子マネーシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る携帯電話の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態における携帯電話の非接触型ICチップの記憶部に記憶されるデータを説明するための図である。 本発明に係る電子マネー管理サーバの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態における電子マネー管理サーバが電子マネー遊技使用サービスを提供する際に用いる利用者情報データベースを説明するための図である。 本実施の形態における電子マネー管理サーバが電子マネー遊技使用サービスを提供する際に用いる発行情報データベースを説明するための図である。 本発明に係る券売機の構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係るメダルサンドの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態におけるメダルサンドの外観を示す斜視図である。 本実施の形態におけるメダルサンドの制御ユニットの取外しを説明するための第1の図である。 本実施の形態におけるメダルサンドの制御ユニットの取外しを説明するための第2の図である。 本実施の形態におけるメダルサンドの制御ユニットの取外しを説明するための第3の図である。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行される初期登録時アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話のウェブブラウザ機能により実行されるウェブ処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話で実行される電子マネーアプリの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話により実行される電子マネーアプリのサブルーチンであるバリュー購入時処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行されるバリュー購入時アプリケーションプログラムのサブルーチンであるバリュー対価決済後処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話により実行される電子マネーアプリのサブルーチンであるバリュー発行時処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行されるバリュー発行時アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第1の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第2の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第3の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第4の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第5の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムに携帯電話を初期登録するときに携帯電話の表示部に表示される第6の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話でバリューを購入するときに携帯電話の表示部に表示される第1の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話でバリューを購入するときに携帯電話の表示部に表示される第2の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話でバリューを購入するときに携帯電話の表示部に表示される第3の表示画面図である。 本実施の形態における電子マネーシステムにおいて携帯電話にバリューをチャージするときに携帯電話の表示部に表示される第1の表示画面図である。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行されるメダルサンドメイン処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行される紙幣処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドの貨幣処理機で実行される貨幣処理機処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行されるカード受付処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行されるICコイン受付処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行されるメダル貸処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行される返却処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行される不正登録処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行される不正携帯処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行されるリセット処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における携帯電話で実行されるバリュー加減算処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行されるバリュー処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行されるバリュー減算待処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行されるバリューエラー処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行される精算処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行されるバリュー加算待処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態におけるメダルサンドで実行される加算エラー処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における電子マネー管理サーバにより実行される残高管理アプリケーションプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態における店舗サーバで実行される店舗サーバ処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 電子マネーシステム、30 遊技場、100 携帯電話、110 データ処理部、111 電子マネーアプリ、120 記憶部、130 データ入力部、140 表示部、150 音声入出力部、160 無線通信部、161 アンテナ、190 非接触型ICチップ、191 制御部、192 記憶部、193 非接触通信部、194 アンテナ、200 電子マネー管理サーバ、210 データ処理部、211 初期登録時AP、212 バリュー購入時AP、213 バリュー発行時AP、214 残高管理AP、215 バリュー預かりAP、216 バリュー返却AP、220 記憶部、221 利用者情報DB、222 発行情報DB、230 データ入力部、240 表示部、260 通信部、280 決済サーバ、300 券売機、310 データ処理部、320 記憶部、330 操作部、340 表示部、360 通信部、370 カードリーダライタ、371 プリペイドカード、380 貨幣処理機、390 チップリーダライタ、391 制御部、392 記憶部、393 非接触通信部、394 アンテナ、400 リモート発行サーバ、500 金融機関サーバ、600A メダルサンド、601 メダル払出部、602 メダル払出口、603 メダル補給扉、604 鍵穴、605 第1操作ボタン、606 制御ユニット、607 鍵穴、608 第2操作ボタン、609 鍵、610 データ処理部、611 メダル、620 記憶部、631 メダル貸ボタン、632 返却ボタン、640 表示部、641 紙幣挿入可ランプ、642 貸出可ランプ、643 バリュー使用可ランプ、644 金額表示部、650 ICコインリーダライタ、651 ICコイン、652 ICコイン投入口、653 ICコイン返却口、660 通信部、670 カードリーダライタ、671 カード挿入口、680 貨幣処理機、681 紙幣、682 紙幣挿入口、683 テンキー、690 チップリーダライタ、691 制御部、692 記憶部、693 非接触通信部、694 アンテナ、700A スロットマシン、800 店舗サーバ。

Claims (8)

  1. 電子マネー情報を記憶する電子マネー情報記憶手段を備えた携帯端末と、店舗内に複数設置され、前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理を実行する取引装置とを含む電子マネーシステムであって、
    前記取引装置は、
    貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段と、
    該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段と、
    該取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報を記憶する取引装置識別情報記憶手段と、
    前記携帯端末を受付ける受付手段と、
    該受付手段により受付けられた前記携帯端末に対して、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と、前記取引処理に供される取引額分の前記電子マネー情報の減算を要求する減算要求情報とを送信する情報送信手段とを備え、
    前記携帯端末は、
    前記情報送信手段から送信されてきた前記取引装置識別情報を記憶する受信取引装置識別情報記憶手段と、
    前記情報送信手段から送信されてきた前記減算要求情報により示される前記取引額分の前記電子マネー情報を、前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報から減算する電子マネー情報減算手段と、
    該電子マネー情報減算手段による減算が完了した旨を示す減算完了通知を前記取引装置に返信する減算完了通知返信手段とを備え、
    前記取引装置は、さらに、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから前記減算完了通知返信手段から送信されてきた前記減算完了通知を受信したことに基づいて、前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー取引処理実行手段と、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから前記減算完了通知を受信することなく、その後に前記受付手段により携帯端末が受付けられたときに、当該携帯端末の前記受信取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    該識別情報取得手段により取得した前記取引装置識別情報が、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と一致するか否かを判定する取引装置判定手段とを備え、
    前記電子マネー取引処理実行手段は、該取引装置判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記取引処理を実行し、
    前記取引装置は、さらに、
    前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたことに基づいて、前記情報送信手段により、前記取引装置識別情報と前記減算要求情報とを送信するとともに、前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、電子マネーシステム。
  2. 前記携帯端末は、さらに、
    該携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報を記憶する携帯端末識別情報記憶手段と、
    通番を記憶する通番記憶手段と、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてきたことに基づいて、前記通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する通番更新手段とを備え、
    前記取引装置は、さらに、
    前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報を取得して記憶する受付携帯端末識別情報記憶手段と、
    前記受付手段により受付けられた前記携帯端末に対応する通番を取得して記憶する受付携帯端末通番記憶手段とを備え、
    前記識別情報取得手段により、前記携帯端末の携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および通番記憶手段に記憶された通番をさらに取得し、
    前記取引装置判定手段により、該識別情報取得手段により取得した携帯端末識別情報および通番が、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および受付携帯端末通番記憶手段に記憶された通番と一致するか否かをさらに判定し、
    前記取引装置判定手段により取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたときには、前記携帯端末に対して前記情報送信手段により減算要求情報を送信する一方、前記取引装置判定手段により取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたときには、前記減算要求情報を送信することなく前記電子マネー取引処理実行手段により取引処理を実行することを特徴とする、請求項1に記載の電子マネーシステム。
  3. 前記携帯端末は、さらに、
    該携帯端末を個々に識別するための携帯端末識別情報を記憶する携帯端末識別情報記憶手段と、
    通番を記憶する通番記憶手段と、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてきたことに基づいて、前記通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する第1の通番更新手段とを備え、
    前記取引装置は、さらに、
    前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報を取得して記憶する受付携帯端末識別情報記憶手段と、
    前記受付手段により受付けられた前記携帯端末に対応する通番を取得して記憶する受付携帯端末通番記憶手段と、
    前記情報送信手段による前記減算要求情報の送信に伴って、前記受付携帯端末通番記憶手段に記憶された前記通番を更新する第2の通番更新手段とを備え、
    前記識別情報取得手段により、前記携帯端末の携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および通番記憶手段に記憶された通番をさらに取得し、
    前記取引装置判定手段により、前記識別情報取得手段により取得した携帯端末識別情報および通番が、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報および受付携帯端末通番記憶手段に記憶された通番と一致するか否かをさらに判定し、
    前記取引装置判定手段により取引装置識別情報および携帯端末識別情報が一致し、通番が一致しないと判定されたときには、前記携帯端末に対して前記情報送信手段により減算要求情報を送信する一方、前記取引装置判定手段により取引装置識別情報、携帯端末識別情報および通番のすべてが一致すると判定されたときには、前記減算要求情報を送信することなく前記電子マネー取引処理実行手段により取引処理を実行することを特徴とする、請求項1に記載の電子マネーシステム。
  4. 前記受付携帯端末通番記憶手段は、前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記通番記憶手段に記憶された通番を取得することを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の電子マネーシステム。
  5. 前記取引装置は、さらに、
    前記取引処理が禁止されている携帯端末である取引禁止携帯端末の前記携帯端末識別情報の入力を受付ける取引禁止携帯端末入力受付手段と、
    前記受付携帯端末識別情報記憶手段によって取得された前記携帯端末識別情報が、前記取引禁止携帯端末入力受付手段によって入力が受付けられた前記取引禁止携帯端末の前記携帯端末識別情報に一致するか否かを判定する取引禁止携帯端末判定手段とを備え、
    該取引禁止携帯端末判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記情報送信手段により減算要求情報を送信することなくエラー処理を行なうことを特徴とする、請求項2から請求項4までのいずれかに記載の電子マネーシステム。
  6. 前記取引装置は、
    前記取引装置判定手段により前記携帯端末識別情報が一致しないと判定されたときには、前記電子マネー取引処理実行手段により取引処理を実行しない一方、所定のリセット入力を受付けたことを条件として、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された携帯端末識別情報の携帯端末以外の携帯端末による取引処理を可能とすることを特徴とする、請求項2から請求項5までのいずれかに記載の電子マネーシステム。
  7. 前記取引装置は、
    前記受付手段により受付けられた前記携帯端末から、当該携帯端末の前記電子マネー情報記憶手段に記憶された前記電子マネー情報の額を取得して記憶する受付携帯端末電子マネー額記憶手段と、
    前記電子マネー取引処理実行手段による前記取引処理の実行に伴って、前記受付携帯端末電子マネー額記憶手段に記憶された前記電子マネー情報の額から取引額を減算した電子マネー情報の額を特定可能な情報と前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報とを、当該取引装置外に設けられた管理装置に対して送信するとともに、前記リセット入力が受付けられたことに基づいて、前記受付携帯端末識別情報記憶手段に記憶された前記携帯端末識別情報と前記リセット入力を受付けた旨とを、前記管理装置に対して送信する取引情報送信手段とを備えることを特徴とする、請求項6に記載の電子マネーシステム。
  8. 店舗内に複数設置され、携帯端末に記憶された電子マネー情報または貨幣を用いて取引処理を実行する取引装置であって、
    貨幣を受付けて該貨幣の金額を識別する貨幣受付識別手段と、
    該貨幣受付識別手段によって識別された識別金額の範囲内で前記取引処理を実行する貨幣取引処理実行手段と、
    該取引装置を個々に識別するための取引装置識別情報を記憶する取引装置識別情報記憶手段と、
    前記携帯端末を受付ける受付手段と、
    該受付手段により受付けられた前記携帯端末に対して、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と、前記取引処理に供される取引額分の前記電子マネー情報の減算を要求する減算要求情報とを送信する情報送信手段と、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから、前記情報送信手段から送信した前記減算要求情報により示される前記取引額分の前記電子マネー情報の減算が完了した旨を示す減算完了通知を前記携帯端末から受信したことに基づいて、前記電子マネー情報を用いて前記取引処理を実行する電子マネー取引処理実行手段と、
    前記情報送信手段から前記減算要求情報が送信されてから前記減算完了通知を受信することなく、その後に前記受付手段により携帯端末が受付けられたときに、当該携帯端末に記憶された前記取引装置識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    該識別情報取得手段により取得した前記取引装置識別情報が、前記取引装置識別情報記憶手段に記憶された前記取引装置識別情報と一致するか否かを判定する取引装置判定手段とを備え、
    前記電子マネー取引処理実行手段は、該取引装置判定手段により一致すると判定されたことを条件として、前記取引処理を実行し、
    前記貨幣受付識別手段によって前記貨幣が受付けられてから少なくとも識別されるまでの期間に、前記受付手段によって前記携帯端末が受付けられたことに基づいて、前記情報送信手段により、前記取引装置識別情報と前記減算要求情報とを送信するとともに、前記貨幣受付識別手段にて受付けた前記貨幣を返却することを特徴とする、取引装置。
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