JP4795706B2 - 乗員保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両が横転(ロールオーバー)した際に、乗員保護具を作動させて衝撃から乗員を保護する乗員保護装置に関する発明である。
従来から、車両が横転した際に生じる横転角速度及びこの横転角速度から求められた横転角度が、それぞれあらかじめ定義された閾値条件を満たすか否かによって車両の横転判断を行い、車両が横転したと判断された場合にカーテンエアバッグやシートベルトプリテンショナ、アクティブロールオーバー等の乗員保護具を作動させる乗員保護装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−42846号公報
ところで、上述の乗員保護装置では、車両の横転角速度をこの車両に設けられた角速度センサによって検出すると共に、この角速度センサによって検出された横転角速度を積分演算することによって車両の横転角度を求めている。
しかしながら、角速度センサの初期値を設定する際に、この初期設定値に誤差(ゼロ点ドリフト)が生じていた場合、車両の横転角速度が定常的に検出されてしまい、常に横転角速度が積分演算されて横転角度が積算されてしまうということがあった。
そしてこのとき、定常的に検出される車両の横転角速度が、角速度センサの初期設定値を設定した際に生じた誤差によって検出されたものであるのか、車両の横転によって検出されたものであるのかが判断できなかった。
そのため、積算された横転角度が閾値条件を満たし、角速度センサの初期設定値を設定する際に誤差が生じていたにもかかわらず車両の横転が生じたと判断され、乗員保護具が誤作動するおそれがあった。
そこで、この発明は、車両の横転が生じているか否かの判断精度を高め、乗員保護具の誤作動を防止することができる乗員保護装置を提供することを課題としている。
本願の第1の発明は、車両の横転時における横転角速度を検出する横転角速度センサと、該横転角速度検出センサにより検出された横転角速度及びこの横転角速度から求められた横転角度に基づいて前記車両の横転判断を行う横転判断手段と、該横転判断手段の判断結果に応じて作動して乗員を保護する乗員保護具とを備えた乗員保護装置であって、前記車両の上下方向の加速度を検出する縦Gセンサと、前記車両の左右方向の加速度を検出する横Gセンサとを有すると共に、前記縦Gセンサ、横Gセンサ並びに前記横転角速度センサのうちの二つのセンサの検出信号に基づき前記車両の横転及び前記車両への衝撃が生じていないかを判断し、前記車両の横転及び前記車両への衝撃が生じていないと判断した場合に、前記縦Gセンサ、横Gセンサ並びに横転角速度センサのうちの二つのセンサ以外の別のセンサの検出信号と誤差判定閾値とを比較し、前記別のセンサの検出信号が前記誤差判定閾値よりも大きい場合に前記別のセンサにゼロ点ドリフトが生じていると判断する誤差判断手段を備えたことを特徴とする。
本願の第2の発明は、上記した第1の発明において、前記誤差判断手段が、前記車両の横転及び前記車両への衝撃が生じていると判断した場合に、前記誤差判定閾値の許容範囲を広げることを特徴とする。
本願の第3の発明は、上記した第1の発明又は第2の発明において、前記誤差判断手段により前記別のセンサにゼロ点ドリフトが生じていると判断された場合に、前記別のセンサによって検出信号のゼロ点から変動した変化量をゼロ点ドリフト値として算出し、前記別のセンサの検出信号から前記ゼロ点ドリフト値を減算して前記別のセンサの検出信号を補正するドリフト補正手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、車両の横転が生じているか否かの判断精度を高めると共に、乗員保護具の誤作動の防止を図ることができる乗員保護装置を提供することができる。
次に、本発明に関わる乗員保護装置の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明を適用した乗員保護装置の実施例1の全体構成を図1に示す。
この乗員保護装置1は、カーテンエアバッグ、シートベルトプリテンショナ、アクティブロールバー等の乗員保護具2を有すると共に、車両が横転(ロールオーバー)するか否かを判断し、横転すると判断した場合に上記乗員保護具2を適切に作動させて車両横転時に生じる衝撃から乗員の保護を図るものである。
そして、この乗員保護装置1は、図1に示すように、横転角速度センサ(横転角速度検出手段)10、縦Gセンサ11、横Gセンサ12、EEPROM13、横転判断モジュール14、車両衝撃ロール判断モジュール(横転判断手段)15、角速度センサ誤差判断部(角速度センサ誤差判断手段)16、乗員保護具作動部(保護具制御手段)17等を備えている。
横転角速度センサ10は、車両の重心を通りこの車両の前後方向に延びる軸線(X軸)を中心とした車両の横転(回転)の角速度(横転角速度)を検出するものである。この横転角速度センサ10からの出力信号である角速度信号は、高周波ノイズ除去フィルタ(LPF:Low Pass Filter)18でフィルタリングされた後、角速度センサ誤差判断部16に入力されると共に、A/Dコンバータ19でAD変換されて横転判断モジュール14に入力される。
縦Gセンサ11は、車両の上下方向の加速度(縦G)を検出するものである。この縦Gセンサ11からの出力信号である縦G信号は、高周波ノイズ除去フィルタ(LPF:Low Pass Filter)20でフィルタリングされた後、車両衝撃ロール判断モジュール15及び後述する縦G判断モジュール21にそれぞれ入力される。
横Gセンサ12は、車両の左右方向(車幅方向)の加速度(横G)を検出するものである。この横Gセンサ12からの出力信号である横G信号は、高周波ノイズ除去フィルタ(LPF:Low Pass Filter)22でフィルタリングされた後、車両衝撃ロール判断モジュール15及び後述する横G判断モジュール23にそれぞれ入力される。
EEPROM13は、車両の重心位置、車両の重心高、車輪接地面から重心位置までの距離、トレッド幅、車両重量、重力加速度(9.8m/sec2)等の車両構造パラメータをあらかじめ記憶しておくものである。そして、このEEPROM13に記憶された車両構造パラメータは横転判断モジュール14に入力される。
横転判断モジュール14は、角速度信号に基づいて車両が横転するか否かを判断するものであり、横転角度算出部24、横転角速度算出部25、車両横転判断部26を有している。
横転角度算出部24は、横転角速度センサ10から得られる角速度信号を積分して車両の横転角度を求めるものである。この横転角度算出部24からの出力信号である角度信号は車両横転判断部26に入力される。
横転角速度算出部25は、ノイズを除去するデジタルフィルタ27を介して入力された角速度信号に、あらかじめ設定されている初期設定値を加算して車両の横転角速度を求めるものである。この横転角速度算出部25からの出力信号である判断用角速度信号は車両横転判断部26に入力される。
車両横転判断部26は、車両の横転可能性の有無を判断するものであり、この車両横転判断部26からの出力信号である横転判断信号は後述するAND回路28に入力される。
この車両横転判断部26は、横転角度算出部24から得られる角度信号と、横転角速度算出部25から得られる判断用角速度信号と、EEPROM13に記憶された車両構造パラメータとに基づいて横転閾値ラインTH/Lをあらかじめ設定する。
なお、この横転閾値ラインTH/Lの設定方法は周知であるので、ここでは説明を省略する。
そして、この車両横転判断部26は、横転閾値ラインTH/Lと実際の車両の横転角速度とを比較して、車両の横転可能性の有無を判断する。ここでは、実際の車両の横転角速度が横転閾値ラインTH/Lを超えたときに車両横転の可能性があると判断し(Caseα)、実際の車両の横転角速度が横転閾値ラインTH/Lを超えなかったときに車両横転の可能性がないと判断する(Caseβ、Caseγ)。
車両衝撃ロール判断モジュール15は、縦G信号または横G信号から車両への衝撃、ロール事象(車両の横転)が生じたか否かを判断するものであり、縦G閾値判断部29、横G閾値判断部30、OR回路31を有している。
縦G閾値判断部29は、縦Gセンサ11から得られる縦G信号があらかじめ設定された所定閾値の範囲内であるか否かを判断するものである。この縦G閾値判断部29は、ここでは縦G信号が所定閾値の範囲内である場合にON信号を出力し、縦G信号が所定閾値の範囲外である場合にOFF信号を出力する。
横G閾値判断部30は、横Gセンサ12から得られる横G信号があらかじめ設定された所定閾値の範囲内であるか否かを判断するものである。この横G閾値判断部30は、ここでは横G信号が所定閾値の範囲内である場合にON信号を出力し、横G信号が所定閾値の範囲外である場合にOFF信号を出力する。
OR回路31は、縦G閾値判断部29または横G閾値判断部30の少なくとも一方からON信号が入力されたか否か(縦G閾値判断部29と横G閾値判断部30とのOR条件が成立するか否か)を判断するものである。
このOR回路31は、OR条件が成立した場合に車両の横転及び車両への衝撃は生じていないとする第一横転有無信号を出力し、OR条件が成立しない場合に車両の横転及び車両への衝撃は生じているとする第一横転有無信号を出力する。そして、この第一横転有無信号は角速度センサ誤差判断部16に入力される。
角速度センサ誤差判断部16は、横転角速度センサ10から入力された角速度信号及び車両衝撃ロール判断モジュール15から入力された第一横転有無信号に基づいて、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトが生じているか否かを判断するものである。
そして、角速度センサ誤差判断部16からの出力信号である誤差有無信号は、後述するAND回路32を介して乗員保護具作動部17に入力される。
さらに、縦G判断モジュール21は、縦Gセンサ11から得られる縦G信号があらかじめ設定された所定閾値の範囲内か否かを判断するものであり、縦G閾値判断部33とON/OFF制御部34とを有している。
そして、縦Gセンサ11から得られる縦G信号とあらかじめ設定された所定閾値とを縦G閾値判断部33によって比較し、縦G信号が所定閾値の範囲を超えていればON/OFF制御部34からON信号を出力する。
また、横G判断モジュール23は、横Gセンサ12から得られる横G信号があらかじめ設定された所定閾値の範囲内か否かを判断するものであり、横G閾値判断部35とON/OFF制御部36とを有している。
そして、横G閾値判断部35によって横Gセンサ12から得られる横G信号とあらかじめ設定された所定閾値とを比較し、横G信号が所定閾値の範囲を超えていればON/OFF制御部36からON信号を出力する。
ON/OFF制御部34、36から出力されたON信号は、OR回路37に入力されるようになっている。
OR回路37は、ON/OFF制御部34またはON/OFF制御部36の少なくとも一方からON信号が入力されたか否か(ON/OFF制御部34とON/OFF制御部36とのOR条件が成立するか否か)を判断するものである。
このOR回路37は、OR条件が成立した場合に車両の横転及び車両への衝撃が生じたとする第二横転有無信号を出力し、OR条件が成立しない場合に車両の横転及び車両への衝撃は生じていないとする第二横転有無信号を出力する。そして、この第二横転有無信号はAND回路28に入力される。
AND回路28は、車両横転判断部26から車両の横転可能性有りを示す横転判断信号が入力されると共に、OR回路37から車両の横転・衝撃有りを示す第二横転有無信号が入力されたか否か(車両横転判断部26とOR回路37とのAND条件が成立するか否か)を判断するものである。
このAND回路28は、AND条件が成立した場合に車両の横転及び車両への衝撃が生じたとする第三横転有無信号を出力し、AND条件が成立しない場合に車両の横転及び車両への衝撃は生じていないとする第三横転有無信号を出力する。そして、この第三横転有無信号はAND回路32に入力される。
そして、AND回路32は、AND回路28から車両の横転・衝撃有りを示す第三横転有無信号が入力されると共に、角速度センサ誤差判断部16から横転角速度センサ10のゼロ点ドリフト有りを示す誤差有無信号が入力されたか否か(AND回路28と角速度センサ誤差判断部16とのAND条件が成立するか否か)を判断するものである。
このAND回路32は、AND条件が成立した場合に乗員保護具作動部17に非作動信号を出力し、AND条件が成立しない場合に乗員保護具作動部17に作動信号を出力する。
なお、このAND回路32は、AND回路28から車両の横転・衝撃なしを示す第三横転有無信号が入力された場合には、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフト有りを示す誤差有無信号が入力されたか否かに関わらず、乗員保護具作動部17に非作動信号を出力する。
乗員保護具作動部17は、AND回路32から作動信号が入力されたときに、車両に配設された乗員保護具2のうち、適当な部位に配設されたものを適宜作動させるものである。
次に、この発明の乗員保護装置1の作用について説明する。
この乗員保護装置1において、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトがあるか否かの判断を行うには、まず、横転角速度センサ10により車両の横転の角速度を検出し、縦Gセンサ11により車両の上下方向の加速度(縦G)を検出し、横Gセンサ12により車両の左右方向の加速度(横G)を検出する。
ここで、縦Gセンサ11によって検出された縦G信号及び、横Gセンサ12によって検出された横G信号は、車両衝撃ロール判断モジュール15に入力される。
そして、この車両衝撃ロール判断モジュール15は、入力された縦G信号及び横G信号に基づいて車両の横転が生じたか否かを判断する。
このとき、車両衝撃ロール判断モジュール15は、縦G信号または横G信号の少なくとも一方があらかじめ設定された所定閾値内であれば、車両の横転及び車両への衝撃が生じていないと判断し、車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号を出力する。
一方、縦G信号及び横G信号の双方があらかじめ設定された所定閾値外であるとき、車両衝撃ロール判断モジュール15は、車両の横転及び車両への衝撃が生じていると判断し、車両の横転・衝撃有りを示す第一横転有無信号を出力する。
そして、車両衝撃ロール判断モジュール15から車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号が角速度センサ誤差判断部16に入力されると、この角速度センサ誤差判断部16は、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトが生じているか否かを判断する。
角速度センサ誤差判断部16によって、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトが生じているか否かを判断するには、あらかじめ設定された誤差判断閾値と横転角速度センサ10から入力された角速度信号とを比較する。
そして、角速度センサ誤差判断部16は、あらかじめ設定された誤差判断閾値よりも横転角速度センサ10から入力された角速度信号が大きい場合に、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトが生じていると判断する。
また、この角速度センサ誤差判断部16は、あらかじめ設定された誤差判断閾値よりも横転角速度センサ10から入力された角速度信号が小さい場合に、横転角速度センサ10の初期設定値が正常であると判断する。
なお、この角速度センサ誤差判断部16は、車両衝撃ロール判断モジュール15から車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号が入力された場合、つまり車両の横転が生じていないと判断されたときに誤差判断閾値の許容範囲を十分に狭め、車両衝撃ロール判断モジュール15から車両の横転・衝撃有りを示す第一横転有無信号が入力された場合、つまり車両の横転が生じていると判断されたときに誤差判断閾値の許容範囲を十分に広げてもよい。
このように、車両の横転及び車両への衝撃が発生していない状態で、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトが生じているか否かの判断を行うことができるため、横転角速度センサ10の誤差の有無の判断を精度良く検出することが可能となる。
さらに、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトがあると判断された場合には、AND回路32から乗員保護具作動部17へ非作動信号が出力され、乗員保護具作動部17が制御される。これにより、乗員保護具2の作動を停止させて誤動作の防止を図ることができる。
また、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトがあることを、乗員保護装置1のシステム異常として乗員に知らせてもよい。これにより、乗員保護装置1のシステム異常がすぐに判明し、信頼性の向上を図ることができる。
以上説明したように、この発明の乗員保護装置1は、車両の横転時における横転角速度を検出する横転角速度検出手段である横転角速度センサ10と、この横転角速度センサ10により検出された横転角速度及びこの横転角速度から求められた横転角度に基づいて車両の横転判断を行う横転判断手段である横転判断モジュール14と、この横転判断モジュール14の判断結果に応じて作動して乗員を保護する乗員保護具2とを備えた乗員保護装置1であって、車両の上下方向の加速度を検出する縦Gセンサ11と、車両の左右方向の加速度を検出する横Gセンサ12とを有すると共に、縦Gセンサ11または横Gセンサ12のいずれか一方の検出信号に基づいて、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトが生じているか否かの判断を行う角速度センサ誤差判断手段である角速度センサ誤差判断部16を備えている。
これにより、横転角速度センサ10が車両の横転角速度を検出した場合であっても、縦Gセンサ11または横Gセンサ12のいずれか一方の検出信号から車両の横転が生じていないことを判断することが可能となる。
そのため、車両の横転現象が生じていない状態で横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトが生じているか否かを判断することができ、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトの有無を確実に検出することができる。これにより、車両の横転が生じているか否かの判断精度を高めることが可能となる。
また、横転角速度センサ10のゼロ点ドリフトが生じていることを検出した場合には、乗員保護具2の作動を禁止することによって、乗員保護具2の誤作動の防止を確実に図ることができる。
なお、上述の乗員保護装置1では、車両衝撃ロール判断モジュール15がOR回路31を有しており、縦G閾値判断部29又は横G閾値判断部30のいずれか一方からON信号が入力され場合に車両の横転が生じていないと判断している。しかしながら、このOR回路31をAND回路(図示しない)としてもよい。
この場合、縦G閾値判断部29及び横G閾値判断部30の双方からON信号が入力された場合、つまり縦G信号及び横G信号のいずれも所定閾値の範囲内である場合に、車両の横転が生じていないと判断される。
そのため、車両の横転が生じているかの判断をする際の判断精度をさらに高めることが可能となる。
本発明を適用した乗員保護装置の実施例2の全体構成を図2に示す。
なお、上述の実施例1と同等の部位については同一符号を使用し、詳細な説明を省略する。
この乗員保護装置1Aは、図2に示すように、横転角速度センサ10、縦Gセンサ11、横Gセンサ12、車両衝撃ロール判断モジュール15A、縦Gセンサ誤差判断部(Gセンサ誤差判断手段)40等を備えている。
車両衝撃ロール判断モジュール15Aは角速度信号又は横G信号から車両の横転が生じたか否かを判断するものであり、角速度閾値判断部41、横G閾値判断部30、OR回路31を有している。
角速度閾値判断部41は、横転角速度センサ10から得られる角速度信号があらかじめ設定された所定閾値の範囲内であるか否かを判断するものである。この角速度閾値判断部41は、ここでは角速度信号が所定閾値範囲内である場合にON信号を出力する。
そして、OR回路31によって、角速度閾値判断部41と横G閾値判断部30とのOR条件が成立したと判断された場合に、この車両衝撃ロール判断モジュール15Aから車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号が出力される。
また、縦Gセンサ誤差判断部40は、車両衝撃ロール判断モジュール15Aから車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号が入力されると、縦Gセンサ11から入力された縦G信号に基づいて、縦Gセンサ11のゼロ点ドリフトが生じているか否かを判断するものである。
この縦Gセンサ誤差判断部40によって、縦Gセンサ11のゼロ点ドリフトが生じているか否かを判断するには、あらかじめ設定された誤差判断閾値と縦Gセンサ11から入力された縦G信号とを比較する。
そして、この縦Gセンサ誤差判断部40は、あらかじめ設定された誤差判断閾値よりも縦Gセンサ11から入力された縦G信号が大きい場合に、縦Gセンサ11のゼロ点ドリフトが生じていると判断する。
また、この縦Gセンサ誤差判断部40は、あらかじめ設定された誤差判断閾値よりも縦Gセンサ11から入力された角速度信号が小さい場合に、縦Gセンサ11の初期設定値が正常であると判断する。
このように、この乗員保護装置1Aは、車両の横転現象が生じていない状態で、横転角速度センサ10の検出信号である角速度信号に基づいて、縦Gセンサ11にゼロ点ドリフトが生じているか否かの判断を行う縦Gセンサ誤差判断部40を備えたので、縦Gセンサ11のゼロ点ドリフトを確実に検出することができる。
そのため、縦Gセンサ11を利用して車両の横転判断を行う場合であっても、確実に車両の横転判断を行うことが可能となり、車両の横転が生じているか否かの判断精度を高めると共に、乗員保護具2の誤作動を防止することができる。
なお、この縦Gセンサ誤差判断部40は、車両衝撃ロール判断モジュール15Aから車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号が入力された場合、つまり車両の横転が生じていないと判断されたときに誤差判断閾値の許容範囲を十分に狭めることによって誤差判断を確実に実行させ、車両衝撃ロール判断モジュール15Aから車両の横転・衝撃有りを示す第一横転有無信号が入力された場合、つまり車両の横転が生じていると判断されたときに誤差判断閾値の許容範囲を十分に広げることによって誤差判断を確実に実行させないようにしてもよい。
本発明を適用した乗員保護装置の実施例3の全体構成を図3に示す。
なお、上述の実施例1及び実施例2と同等の部位については同一符号を使用し、詳細な説明を省略する。
この乗員保護装置1Bは、図3に示すように、横転角速度センサ10、縦Gセンサ11、横Gセンサ12、車両衝撃ロール判断モジュール15B、横Gセンサ誤差判断部(Gセンサ誤差判断手段)42等を備えている。
車両衝撃ロール判断モジュール15Bは角速度信号又は縦G信号から車両の横転が生じたか否かを判断するものであり、角速度閾値判断部41、縦G閾値判断部29、OR回路31を有している。
そして、OR回路31によって、角速度閾値判断部41と縦G閾値判断部29とのOR条件が成立したと判断された場合に、この車両衝撃ロール判断モジュール15Bから車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号が出力される。
また、横Gセンサ誤差判断部42は、車両衝撃ロール判断モジュール15Bから車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号が入力されると、横Gセンサ12から入力された横G信号に基づいて、横Gセンサ12のゼロ点ドリフトが生じているか否かを判断するものである。
この横Gセンサ誤差判断部42によって、横Gセンサ12のゼロ点ドリフトが生じているか否かを判断するには、あらかじめ設定された誤差判断閾値と横Gセンサ12から入力された横G信号とを比較する。
そして、この横Gセンサ誤差判断部42は、あらかじめ設定された誤差判断閾値よりも横Gセンサ12から入力された横G信号が大きい場合に、横Gセンサ12のゼロ点ドリフトが生じていると判断する。
また、この横Gセンサ誤差判断部42は、あらかじめ設定された誤差判断閾値よりも横Gセンサ12から入力された角速度信号が小さい場合に、横Gセンサ12の初期設定値が正常であると判断する。
このように、この乗員保護装置1Bは、車両の横転現象が生じていない状態で、横転角速度センサ10の検出信号である角速度信号に基づいて、横Gセンサ12にゼロ点ドリフトが生じているか否かの判断を行う横Gセンサ誤差判断部42を備えたので、横Gセンサ12のゼロ点ドリフトを確実に検出することができる。
そのため、横Gセンサ12を利用して車両の横転判断を行う場合であっても、確実に車両の横転判断を行うことが可能となり、車両の横転が生じているか否かの判断精度を高めると共に、乗員保護具2の誤作動を防止することができる。
なお、この横Gセンサ誤差判断部42は、車両衝撃ロール判断モジュール15Bから車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号が入力された場合、つまり車両の横転が生じていないと判断されたときに誤差判断閾値の許容範囲を十分に狭めることによって誤差判断を確実に実行させ、車両衝撃ロール判断モジュール15Bから車両の横転・衝撃有りを示す第一横転有無信号が入力された場合、つまり車両の横転が生じていると判断されたときに誤差判断閾値の許容範囲を十分に広げることによって誤差判断を確実に実行させないようにしてもよい。
本発明を適用した乗員保護装置の実施例4の全体構成を図4に示す。
なお、上述の実施例1〜実施例3と同等の部位については同一符号を使用し、詳細な説明を省略する。
この乗員保護装置1Cは、図4に示すように、横転角速度センサ(横転角速度検出手段)10、縦Gセンサ11、横Gセンサ12、EEPROM13、横転判断モジュール14、車両衝撃ロール判断モジュール15、乗員保護具作動部(保護具制御手段)17等を備えている。
そして、横転角速度センサ10からの出力信号である角速度信号は、高周波ノイズ除去フィルタ18でフィルタリングされた後、後述するドリフト補正手段50に入力される。
一方、このドリフト補正手段50には、車両衝撃ロール判断モジュール15のOR回路31から出力される第一横転有無信号も入力されるようになっている。
ドリフト補正手段50は、縦Gセンサ11又は横Gセンサ12のいずれか一方から検出された出力信号(検出信号)と、横転角速度センサ10によって検出された横転角速度信号とに基づいて、この横転角速度センサ10に生じた初期設定値の誤差であるゼロ点ドリフトの値(以下ドリフト値という)を算出し、この算出されたドリフト値を用いて横転角速度センサ10が検出した横転角速度を補正するものである。
そして、このドリフト補正手段50は、ドリフト値算出部51と、ドリフト補正部52とを有している。
ドリフト値算出部51は、横転角速度センサ10から入力された角速度信号及び車両衝撃ロール判断モジュール15から入力された第一横転有無信号に基づいて、横転角速度センサ10のドリフト値を算出するものである。
この、ドリフト値算出部51は、車両の衝撃・横転なしを示す第一横転有無信号が入力されると共に、角速度信号があらかじめ設定された所定閾値内である場合に、ドリフト値を算出する。
なお、このドリフト値は、横転角速度センサ10によって検出された横転角速度の値がゼロから変動した変化量の値とする。
そして、ドリフト値算出部51からの出力信号であるドリフト信号は、ドリフト補正部52に入力され、記憶される。
ドリフト補正部52は、横転角速度センサ10から入力された角速度信号があらかじめ設定された所定閾値以上である場合、つまり車両の横転角速度が大きく変動したとき、ドリフト値算出部51によって算出されたドリフト値を用いて、横転角速度センサ10が検出した横転角速度を補正するものである。
このドリフト補正部52は、ここでは、例えば、低周波ノイズ除去フィルタ(HPF:High Pass Filter)である。
そして、このドリフト補正部52は、あらかじめ算出されて記憶していたドリフト信号から求められるドリフト値を、横転角速度センサ10によって検出された角速度信号から求められる横転角速度値から減算することによって横転角速度を補正する。
さらに、横転角速度が補正された補正済み角速度信号は、A/Dコンバータ19によってAD変換されてから横転判断モジュール14に入力される。
これにより、横転判断モジュール14は、補正された補正済み角速度信号に基づいて、車両の横転可能性の有無を判断することとなる。
次に、この発明の乗員保護装置1Cの作用について説明する。
この乗員保護装置1Cにおいて、横転角速度センサ10のドリフト値を算出し、横転角速度を補正するには、まず、横転角速度センサ10により車両の横転の角速度を検出し、縦Gセンサ11により車両の上下方向の加速度(縦G)を検出し、横Gセンサ12により車両の左右方向の加速度(横G)を検出する。
ここで、縦Gセンサ11によって検出された縦G信号及び、横Gセンサ12によって検出された横G信号は、車両衝撃ロール判断モジュール15に入力される。
そして、この車両衝撃ロール判断モジュール15は、入力された縦G信号又は横G信号のいずれか一方に基づいて車両の横転が生じたか否かを判断する。
ここで、車両衝撃ロール判断モジュール15は、縦G信号または横G信号の少なくとも一方があらかじめ設定された所定閾値内であれば、車両の横転及び車両への衝撃が生じていないと判断し、車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号を出力する。
一方、縦G信号及び横G信号の双方があらかじめ設定された所定閾値外であるとき、車両衝撃ロール判断モジュール15は、車両の横転及び車両への衝撃が生じていると判断し、車両の横転・衝撃有りを示す第一横転有無信号を出力する。
そして、車両衝撃ロール判断モジュール15から車両の横転・衝撃なしを示す第一横転有無信号がドリフト補正手段50に入力されると、ドリフト値算出部51は、横転角速度センサ10から入力された角速度信号が所定閾値内であるか否かを判断する。
そして、角速度信号が所定閾値内である場合に、このドリフト値算出部51は、角速度センサ10のドリフト値を算出し、ドリフト信号を出力する。このドリフト信号は、ドリフト補正部52に入力され、記憶される。
一方、角速度信号が所定閾値外である場合には、ドリフト値算出部51からドリフト補正部52へ補正命令信号が出力され、ドリフト補正部52によって横転角速度センサ10によって検出された横転角速度を補正する。
このドリフト補正部52は、あらかじめ算出されて記憶していたドリフト信号から求められるドリフト値を、横転角速度センサ10によって検出された角速度信号から求められる横転角速度値から減算することによって横転角速度を補正する。
そして、ドリフト補正部52から出力された補正済み角速度信号に基づいて横転判断モジュール14は、車両が横転するか否かを判断することとなる。
このように、この乗員保護装置1Cでは、車両の横転及び車両への衝撃が生じていない状態のときに横転角速度センサ10のドリフト値を算出し、実際に車両の横転角速度が大きく変動したときにあらかじめ算出されたドリフト値を用いて横転角速度値の補正を行うことができる。
なお、横転角速度センサ10から出力される角速度信号を、HPFを用いて信号処理しただけの場合では、車両の横転が発生していないときにはゼロ点ドリフトを除去することが可能となるが、実際に車両の横転が生じたときにはゼロ点ドリフトを除去することができない。
そのため、車両横転発生時には横転角速度センサ10で検出された横転角速度にゼロ点ドリフトが上乗せされた状態で検出されてしまい、車両の横転が生じるか否かの判断性能が低下していた。
これに対し、本願発明にかかる乗員保護装置1Cでは、補正された横転角速度に基づいて車両の横転可能性の有無を判断することができ、車両の横転が生じているか否かの判断精度を高めることが可能となる。
さらに、上述の乗員保護装置1Cでは、車両衝撃ロール判断モジュール15がOR回路31を有しており、縦G閾値判断部29又は横G閾値判断部30のいずれか一方からON信号が入力され場合に車両の横転が生じていないと判断している。しかしながら、このOR回路31をAND回路(図示しない)としてもよい。
この場合、縦G閾値判断部29及び横G閾値判断部30の双方からON信号が入力された場合、つまり縦G信号及び横G信号のいずれも所定閾値の範囲内である場合に、横転角速度センサ10によって検出された横転角速度信号と合わせて、横転角速度センサ10に生じたドリフト値を算出するようになる。
そのため、横転角速度センサ10に生じたドリフト値の精度をさらに高めることが可能となる。
この発明の実施例1の乗員保護装置の全体を示すブロック図である。 この発明の実施例2の乗員保護装置の全体を示すブロック図である。 この発明の実施例3の乗員保護装置の全体を示すブロック図である。 この発明の実施例4の乗員保護装置の全体を示すブロック図である。
符号の説明
1 乗員保護装置
2 乗員保護具
10 横転角速度センサ(横転角速度検出手段)
11 縦Gセンサ
12 横Gセンサ
14 横転判断モジュール(横転判断手段)
16 角速度センサ誤差判断部(角速度センサ誤差判断手段)

Claims (3)

  1. 車両の横転時における横転角速度を検出する横転角速度センサと、該横転角速度検出センサにより検出された横転角速度及びこの横転角速度から求められた横転角度に基づいて前記車両の横転判断を行う横転判断手段と、該横転判断手段の判断結果に応じて作動して乗員を保護する乗員保護具とを備えた乗員保護装置であって、
    前記車両の上下方向の加速度を検出する縦Gセンサと、前記車両の左右方向の加速度を検出する横Gセンサとを有すると共に、
    前記縦Gセンサ、横Gセンサ並びに前記横転角速度センサのうちの二つのセンサの検出信号に基づき前記車両の横転及び前記車両への衝撃が生じていないかを判断し、前記車両の横転及び前記車両への衝撃が生じていないと判断した場合に、前記縦Gセンサ、横Gセンサ並びに横転角速度センサのうちの二つのセンサ以外の別のセンサの検出信号と誤差判定閾値とを比較し、前記別のセンサの検出信号が前記誤差判定閾値よりも大きい場合に前記別のセンサにゼロ点ドリフトが生じていると判断する誤差判断手段を備えたことを特徴とする乗員保護装置。
  2. 請求項1に記載の乗員保護装置であって、
    前記誤差判断手段が、前記車両の横転及び前記車両への衝撃が生じていると判断した場合に、前記誤差判定閾値の許容範囲を広げることを特徴とする乗員保護装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗員保護装置であって、
    前記誤差判断手段により前記別のセンサにゼロ点ドリフトが生じていると判断された場合に、前記別のセンサによって検出信号のゼロ点から変動した変化量をゼロ点ドリフト値として算出し、前記別のセンサの検出信号から前記ゼロ点ドリフト値を減算して前記別のセンサの検出信号を補正するドリフト補正手段を備えたことを特徴とする乗員保護装置。
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