JP4794261B2 - RadioLinkProtocol用のアクティブ・セッション・モビリティ・ソリューション - Google Patents

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Description

本発明はモバイル通信システムに関し、より詳細には、高度に動的なインターネット・プロトコルベースのネットワーキング環境内でマルチメディア・アプリケーションをサポートするシステムにおけるモビリティ管理技術に関する。
コンピュータ・データ・ネットワーク内でのモバイル通信サービスの実施に対して、特に無線インターフェースを介してさまざまな接続ポイントにおいてデータ・ネットワークに日常的に接続するモバイル無線ノードへ通信コンテンツを回送する機能に対して、相当な注目が向けられてきた。これらには、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ・コンピュータ、および他のモバイル無線通信機器が含まれる。
データ・ネットワーク内でのモバイル無線通信サービスを容易にするには、モバイル無線ノードが、新たなネットワーク・アドレスを再び割り当てることなく自分のリンク層のネットワーク接続ポイントを変更できることが(常に可能とは限らないが)望ましい。モバイル機器全般用の現在のデータ・ネットワーク通信規格(たとえば、IETF(Internet Engineering Task Force)によって推奨されている「Mobile IP」規格や、ETSI(European Telecommunication Standards Institute)によって提案されているGPRS(General Packet Radio Service)規格)によれば、望ましいネットワーク・アドレスの透過性を提供する1つの方法は、「モビリティ・エージェント」を採用することである。これは、モバイル・ノードがネットワーク内を移動している際にモバイル・ノードのために通信コンテンツを回送するネットワーク・ルーティング・ノードである。たとえばIETFのMobile IP規格によれば、モバイル・ノードのモビリティ・エージェントは、「ホーム・エージェント」ルーティング・ノードで構成することができ、また「フォーリン・エージェント」ルーティング・ノードを含むこともできる。ホーム・エージェントは、モバイル・ノードのサブネットワーク内のルーティング・ノードであり、モバイル・ノードの「ホーム・アドレス」によって示されるリンク上のネットワーク・インターフェースを維持する。この「ホーム・アドレス」は、モバイル・ノードに割り当てられて長い時間にわたってそのまま維持されることを意図するネットワーク・アドレスである。モバイル・ノードが自分のホーム・サブネットワークを離れている場合、ホーム・エージェントは、そのモバイル・ノードのホーム・アドレス宛ての通信コンテンツを傍受し、そのモバイル・ノードがフォーリン・サブネットワーク上に登録した際にそのモバイル・ノードに割り当てられた「気付」アドレスへ配信するためにその通信コンテンツをトンネルさせる。この気付アドレスは、フォーリン・サブネットワーク内のフォーリン・エージェント・ルーティング・ノードのアドレスとすることができる。
フォーリン・サブネットワークに登録したモバイル・ノードとの通信を希望する通信相手のノードは、その通信コンテンツをモバイル・ノードのホーム・アドレスに宛てることができる。その通信コンテンツは、透過的にモバイル・ノードの気付アドレスへトンネルされ、フォーリン・サブネットワーク上のモバイル・ノードへ配信される。通常のルーティングは、モバイル・ノードからの返信コンテンツを通信相手のノードへ送信するために使用することができる。
モバイル・ノードの通信をサポートするために使用されるいくつかのリンクレベル・プロトコルは、Point−to−Point protocolおよびRadio Link Protocolを含む。IP(Internet Protocol)およびPPP(Point−to−Point protocol)など、非モバイル・アプリケーションで典型的に利用されるプロトコルは、3GPP2(Third Generation Partnership Project 2)によって規定されているRLP(Radio Link Protocol)などのより低位のモバイル・プロトコルの最上層に位置している。より詳細には、モバイル・ノードがインターネット上のゲートウェイに接続する際、通常はモバイル・ノードとゲートウェイ・デバイスの間でPPP(Point−to−Point protocol)セッションが確立される。当技術分野で知られているように、PPPは、シリアル通信リンクを介してネットワーク層のデータグラムをカプセル化するために使用される。PPPに関してより多くの情報を得るには、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request for Comments)、RFC−1661、RFC−1662、およびRFC−1663を参照されたい。これらについては、参照によってその全体を本明細書に組み込む。ゲートウェイ、またはトンネル・イニシエータは通常、トンネル・エンドポイント・サーバへのトンネル接続の確立を開始する。たとえばモバイル・ノードがフォーリン・エージェントに接続される場合、通常はL2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)のトンネルなどのコネクション型のポイントツーポイント通信リンクが、フォーリン・エージェントとホーム・エージェントの間で確立され、モバイル・ノードとの間でデータの転送が可能となる。L2TP(Layer Two Tunneling Protocol)、RFC(Request for Comment)2661、A.Valencia他、1999年6月を参照されたい。これについては、参照によってその全体を本明細書に組み込む。
無線環境では、RLP(Radio Link Protocol)によって、使用されている特定の無線伝送メディア用に高度に最適化された信頼性の高いエンドツーエンドの伝送が一般的に提供される。RLPプロトコルの例は、(CDMA用の)TIA/EIA IS−707および(TDMA用の)IS−135において見受けられる。RLPは、信頼性の高いリンク・プロトコルであり、コントロール・パケットまたは新しいデータ・パケットおよび再送されたデータ・パケットが失われた場合、それらをリンクのソースから宛先へ再送することができる。このスキームによって、送信者は、応答のないパケットまたは否定的に応答されたパケットを、より高層のプロトコルによるエンドツーエンドの再送に依存するのではなく、そのリンク層において機先を制して再送することができる。このスキームは、エンドツーエンドの再送およびトランスポート層のタイムアウトを防止するため、パフォーマンスを効率よく改善することができる。上述のルーティング・メカニズムは、無線インターフェースを介してフォーリン・サブネットワークに接続されたモバイル無線ノード用に使用することもできる。しかしモバイル無線ノードがデータ・ネットワークを介した通信中に活発に移動しており、1つの無線基地局から別の無線基地局への通信のハンドオフが必要となる場合に、問題が生じる可能性がある。この場合、古い基地局は1つのフォーリン・エージェントにリンクされており、新しい基地局は別のフォーリン・エージェントにリンクされていることがある。そして通信のハンドオフは、通信をトンネルさせるエンドポイントが古い気付アドレスから新しい気付アドレスへ移ることを要求する。
このためにギャップが生じ、通信コンテンツのタイムリーな配信が阻害される場合があり、これによって特に音声通話用の通信品質が低下する可能性がある。このようなギャップは、ハンドオフの厳密な時間を確定する上でデータ・ネットワークが無線インターフェースとうまく連携できないために生じる。ハンドオフの時点と、ホーム・エージェントが通信コンテンツを新しい気付アドレスへ回送し始める時点の間で、遅延が生じる可能性がある。
IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request for Comments)、RFC−1661、RFC−1662、およびRFC−1663 L2TP(Layer Two Tunneling Protocol)、RFC(Request for Comment)2661、A.Valencia他、1999年6月 本願の譲受人に譲渡された「A wireless communications system employing a network active set formed from base stations operable as primary and secondary agents」という名称の米国特許出願
したがって、通信コンテンツを失うことなく通信のハンドオフを改善したサービスをモバイル無線ノードに提供するデータ・ネットワーク通信システムに対するニーズがある。ハンドオフ中に通信コンテンツをシームレスに回送することによって、もしあるとしても無線インターフェースによって生じるもの以外に顕著な通信コンテンツの喪失や遅延をモバイル無線ノードが経験することのないシステムおよび方法が必要とされている。
本発明は、Radio Link Protocolなどの信頼性の高いプロトコル用のシームレスなアクティブ・セッション移行ソリューションを提供することによって、従来技術のさまざまな欠陥に対処する。
本発明の一実施形態では、無線IPネットワーク内のソースからターゲットへRadio Link Protocolのアクティブ・セッションをシームレスに移行するための方法は、Radio Link Protocolを少なくともフォワードリンク状態とリバースリンク状態に分離する工程と、移行の第1ステージで少なくともフォワードリンク状態をソースからターゲットへ移行する工程と、移行の第2ステージで少なくともリバースリンク状態をソースからターゲットへ移行する工程とを含む。
本発明の代替実施形態では、分離されたRadio Link Protocolの移行の第1ステージは、Radio Link Protocolのフォワードリンク状態がソースからターゲットへ間もなく移行されることを示す信号をソースへ、およびターゲットへ送信する工程と、その信号がソースによって受信されると、ソースによってセグメント化されたフォワードリンク・データをターゲットへトンネルさせる工程であって、そのセグメント化されたデータがターゲットによってアクセス端末へ伝達される工程と、ターゲットがRadio Link Protocolのフォワードリンク状態の移行をソースから受け取る準備が整ったことを示す肯定応答をターゲットからソースへ送信する工程と、その肯定応答がソースによって受信されると、事前にセグメント化されたフォワードリンク・データをソースからターゲットへトンネルさせて、ターゲットによってセグメント化し、ターゲットによってアクセス端末へ伝達する工程とを含む。
本発明の代替実施形態では、分離されたRadio Link Protocolの移行の第2ステージは、フレーム選択がターゲットによって実行されることを示す信号をソースから少なくともターゲットへ送信する工程と、次に予想されるリバースリンク・オクテットのシーケンス番号をソースからターゲットへ送信する工程と、次に予想されるリバースリンク・オクテットのシーケンス番号よりも小さいシーケンス番号を有するリバースリンク・オクテットをソースへ転送して、ソースによってセグメント化し、ホーム・エージェントへ伝達する工程と、次に予想されるリバースリンク・オクテットのシーケンス番号よりも大きいかまたは等しいシーケンス番号を有するリバースリンク・オクテットをターゲットへ転送して、ターゲットによってセグメント化し、ホーム・エージェントへ伝達する工程とを含む。
本発明の教示は、以降の詳細な説明を添付の図面と併せて考察することによって、容易に理解することができる。
理解を容易にするために、複数の図に共通する同一の要素を指す上では、可能な限り同一の参照番号を使用している。
本発明は、RLP(Radio Link Protocol)などの信頼性の高いプロトコル用のシームレスなアクティブ・セッション・モビリティ・ソリューションを提供できる点が有利である。本明細書では、本願の譲受人に譲渡された「A wireless communications system employing a network active set formed from base stations operable as primary and secondary agents」という名称の特許出願に記載されている基地局ルータ(BSR)に基づくフラットなネットワーク・アーキテクチャ内で使用されているRLPプロトコルとの関連から、本発明のさまざまな実施形態について説明するが、本発明の具体的な実施形態は、本発明の範囲を限定するものとして扱うべきではない。本発明のアクティブ・セッション・モビリティ・ソリューションは、RLPを実装する従来のCDMA階層型ネットワークや、RLC(radio link control)プロトコルを実装するGPRS(General Packet Radio Service)モデルに基づくUMTSネットワークなど、信頼性の高いプロトコルを実装するほぼすべてのネットワークにおいて実施できる点が有利であることを当業者なら理解するであろうし、また本発明の教示からも分かるであろう。
本発明のさまざまな実施形態の実装に関連するさまざまなMobile IPプロトコルの説明を補助するために、本発明者は、本明細書において従来の階層型CDMA無線IPネットワークを示している。図1は、従来のCDMA階層型無線IPネットワークのハイ・レベル・ブロック図を示している。図1の階層型CDMAネットワーク100は、アクセス端末(AT)110、基地局(BTS)115、RANルータ120、無線ネットワーク・コントローラ(RNC)125、PDSN130、IPネットワーク140、およびインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)145を含む。図1のCDMAネットワーク100は、RADIUS AAA(Authentication, Authorization, and Accounting)サーバ135をさらに示しているが、このAAAサーバ135は、CDMAネットワーク100の完全な表示を提供するために示されているにすぎない。AAAサーバ135の機能は、本発明の概念にとって補助的なものであるため、本明細書では、AAAサーバ135については説明しない。
図1の階層型CDMAネットワーク100では、BTS115は、無線インターフェースを介してAT110へインターフェースで接続する機能を実行する。これは、無線インターフェースを実装するのに必要なデジタル信号処理を実行し、バックエンド・サーバおよびルータと通信するためのハードウェアおよびソフトウェアを含む。HCS115はまた、信号を無線で送信し、RF信号をAT110から受信するのに必要なRFコンポーネントを含む。
RANルータ120は、複数のBTSからの帰路インターフェースが終了できるCDMAネットワーク100内の共通のポイントを提供する。この機能は、無線インターフェースから受信した情報をセッション用のコントロール・ポイントへ回送できるために必要であり、このポイントで、フレーム選択を実行することができる。RANルータ120によって、グローバルなインターネットにおいてBTSとISP145の間でデータを回送することもできる。
RNC125は、それぞれのセッションごとに信号伝達およびトラフィック処理の制御を提供する。これらの機能は、セッションの確立および解除、フレーム選択、ならびにRLP(Radio Link Protocol)の処理を含む。前述のように、RLPは、たとえばAT110とRNC125の間の信頼性の高いリンク・プロトコルであり、コントロール・パケットまたは新しいデータ・パケットおよび再送されたデータ・パケットが失われた場合、それらをリンクのソースから宛先へ再送することができる。このスキームによって、送信者は、応答のないパケットまたは否定的に応答されたパケットを、より高層のプロトコルによるエンドツーエンドの再送に依存するのではなく、そのリンク層において機先を制して再送することができる。このスキームは、エンドツーエンドの再送およびトランスポート層のタイムアウトを防止するため、パフォーマンスを効率よく改善することができる。RNC125は、PDSN130への標準的なインターフェース用の処理を提供し、PDSN130へインターフェースで接続するための機能をRNCに与える。RNC125は、無線ネットワークのすべてのモビリティ管理機能を終了し、無線ネットワークと、最終的にISP145と通信するIPネットワーク140の間の分界点である。
PDSN130は、PPP(Point−to−Point protocol)を終了し、および/またはL2TPのインターネット・アクセスが使用されている場合はLNS(Layer 2 Tunnel Protocol Network Server)へのトンネルを作成する。PDSN130はサービング・ネットワーク内に常駐し、AT110がサービス・セッションを開始する際にサービング・ネットワークによって割り当てられる。PDSN130は、常駐しているPPPリンク・プロトコルをAT110と共に終了する。PDSN130は、ネットワーク100内でフォーリン・エージェント(FA)として機能する。PDSN130はリンク層の情報を維持し、外部のパケット・データ・ネットワークへ、またはホーム・エージェント(HA)へトンネルさせる場合はHAへパケットを回送する。PDSN130はまた、バックボーンIPネットワーク140へのインターフェースを維持する。
PDSN130は、PDSN130とのアクティブ・セッションを有するすべてのAT用にサービング・リストおよび一意のリンク層識別子を維持する。PDSN130は、この一意のリンク層識別子を使用して、PDSN130に接続されているそれぞれのATを参照し、ATのIPアドレスと、HAアドレスおよびリンク識別子との関連付けを維持する。AT110が休止状態の場合でさえ、PDSN130においてリンク層の関連付けが維持される。AT110が、別のRNC125によるサービスを受ける場所に移動すると、PDSN130は新しいサービングRNCと対話して、AT110がアクティブ・セッションを有していたRNCからのハンドオフを容易にする。
上記の図1のCDMAネットワーク100の階層型アーキテクチャとは対照的に、本願の譲受人に譲渡された「A wireless communications system employing a network active set formed from base stations operable as primary and secondary agents」という名称の特許出願では、フラットなネットワーク・アーキテクチャが提案されており、これは、RNCおよびPDSNの機能をセル・サイトの装備と共に、インターネットへ直接接続する1つのネットワーク要素に組み込む。したがってこの概念は、従来の階層型ネットワークを展開すること、および既に展開されているネットワークに新しい無線アクセス・ポイント(セル・サイト)を追加することに伴うコストおよび複雑さを軽減できる可能性を有している。こうしたフラットなネットワークでは、集中化されたRNCの機能および集中化されたPDSNの機能がセル・サイトの装備に組み込まれるため、従来のネットワーク・アーキテクチャに比べて展開コストが軽減される。またPDSNおよびRNCにおけるパケット待機の遅延が除去されるため、無線ユーザが経験する遅延を軽減できる可能性もある。こうしたフラットなアーキテクチャは、BSR(Base−Station−Router)タイプのネットワーク・アーキテクチャと呼ばれる。
たとえば図2は、本発明の一実施形態を適用できる新奇なBSR(Base−Station−Router)タイプのネットワーク・アーキテクチャのハイ・レベル・ブロック図を示している。このようなBase−Station−Routerタイプのネットワーク・アーキテクチャは、本願の譲受人に譲渡された「A wireless communications system employing a network active set formed from base stations operable as primary and secondary agents」という名称の米国特許出願に記載されており、これについては、その全体を参照によって本明細書に組み込む。図2のBSRネットワーク200は、具体例としてアクセス端末(AT)210(本明細書ではモバイルとも呼ぶ)、複数の基地局ルータ(BSR)(たとえば3つのBSR)220〜220、コア・ネットワーク230、ホーム・エージェント(HA)240、およびIPインターネット250を含む。図2のBSRネットワーク200では、従来のIPネットワークとは異なり、通信許可の制御、CDMAコード・ツリーの管理、およびページング制御などの無線ネットワーク制御機能は、それぞれの基地局ルータ220〜220内に含まれる。より詳細には、単一の無線ネットワーク・コントローラ(RNC)が、制御対象の基地局のセットのすべてのモバイルに対してリソース管理を行う従来のIPネットワーク・アーキテクチャとは異なり、基地局ルータ220〜220のうちの別々の基地局ルータは、別々のモバイル用の第1エージェント(PA)として機能することができる。図2のBSRネットワーク200では、コア・ネットワーク230は、BSR220〜220の間でデータ・パケットの効率的かつタイムリーな配信を保証するように機能する。コア・ネットワーク230はまた、HA240に向けたBSR220〜220からのリバース・リンク・データをIPインターネット250に伝達するように動作し、IPインターネット250は、そのデータをHA240へ転送する。フォワード・リンク方向では、コア・ネットワーク230は、IPインターネット250を介してHA240から受信したモバイル210に向けたデータをBSR220〜220に伝達するように機能する。
図2のBSRネットワーク200では、モバイル210は、モバイル210のネットワーク・アクティブ・セット(NAS)を含む3つのBSR220〜220と通信状態にある。変わりゆく無線状況に基づいて、モバイル210は、そのNAS内の任意のBSRからデータを受信することを選択することができる。切り替えは、迅速なタイム・スケールで発生する場合がある。NAS内では、BSR220〜220の1つは、第1エージェント(PA)として機能し、その一方で他のBSRは、第2エージェント(SA)として機能することができる。PAは、モビリティおよび無線リソースの管理にとって要として機能し、従来の階層型ネットワーク・アーキテクチャにおけるRNCと同様の機能を果たす。上述の新奇なBSRネットワーク・アーキテクチャによって、IPネットワーク内で必要とされるコンポーネントの数が大幅に削減され、したがってIPネットワークに関連するコストも大幅に削減されるが、このようなBSRネットワーク・アーキテクチャでは、ネットワーク全域にわたってアクセス端末が移動することによって、基地局ルータ間でより多くのハンドオフが存在し、そのようなものとして、効率のよいRLP用のアクティブ・セッション・モビリティ・ソリューションに対するニーズが存在する。すなわちBSRアーキテクチャでは、それぞれのBSRは、基地局、RNC、およびPDSNとして機能する。ATは、BSRノード間を移動すれば、事実上、RNC間を移動することになる。したがってATの通信状態は、アクティブな状態で移動することができる。段階的な状態移動アプローチを選択して、新しいBSRへのシームレスなハンドオフを可能にすることができ、BSR間のインターフェースを使用して、移動中にBSR間で情報をトンネル、制御、およびやり取りする。
従来のCDMAシステムと同様に、図2のBSRネットワーク200では、BSR220〜220のアクティブ・セットの付近で電源を入れるモバイルは、BSR220〜220のそれぞれからパイロット信号を受信し、最も強い信号の発信元である基地局と通信するためのアクセス・チャネルを使用して、セッションを開始する。前述のように、最も強い信号を有する選択されたBSR(まずはたとえばBSR220)は、第1エージェント(PA)、およびそのようなものとしてモバイル210用のアクセス・ポイントとして機能する。図2のBSRネットワーク200では、BSR220はソースBSRとみなされ、通常は従来の階層型ネットワーク・アーキテクチャの基地局内に維持されている無線基地局のMACプロトコル、通常は従来の階層型ネットワーク・アーキテクチャのRNC内に維持されているRLPプロトコル、ならびに通常は従来の階層型ネットワーク・アーキテクチャのデータ・ノード(PDSN)にサービスを提供するパケット内に維持されているPPP(point−to−point)プロトコルを最初に終了する。
図3は、BSR220がモバイル210用のPA(ソースBSR)として機能している初期状態における図2のBSRネットワーク200のハイ・レベル機能図を示している。図3のBSR220は、具体例としてMAC/スケジューラ機能ブロック(MAC/SCH)、RLP機能ブロック(RLP)、PPP機能ブロック(PPP)、およびFA機能ブロック(FA)を含む。同様に、図3のBSR220は、具体例としてMAC/スケジューラ機能ブロック(MAC/SCH)、RLP機能ブロック(RLP)、PPP機能ブロック(PPP)、およびFA機能ブロック(FA)を含む。
本発明のさまざまな実施形態によれば、RLPなどの信頼性の高いプロトコルは、フォワードリンクRLP(F−RLP)コンポーネントとリバースリンクRLP(R−RLP)コンポーネントに分離される。本明細書に記載されている本発明の実施形態では、F−RLPは、HA240からモバイル210へのデータ・フローの方向とみなされ、R−RLPは、モバイル210からHA240へのデータ・フローの方向とみなされる。少なくとも図3のRLP用のシームレスなアクティブ・セッション・モビリティ・ソリューションの実施形態では、BSR移行戦略の構成要素は、BSR(はじめはソースBSR220)にサービスを提供する際にF−RLPとMAC/スケジューラを同じ場所に配置したまま維持して、スケジューリングの効率性を活用し、FA、およびそのようなものとしてPPPエンドポイントの余分な移動を伴う時間のかかるMobile IP登録を回避し、データフローの中断を最小限にとどめ、その間中、トンネリングを介した帰路の利用を低いレベルに抑えることである。
すなわち最初は、フォワードリンク・データおよびリバースリンク・データのすべての処理は、同一のBSR220上に配置される。時間のかかるホーム・エージェントへのMobile IP登録を回避するために、BSRの移動は、RLPの個々のBSRコンポーネント(たとえばF−RLPとR−RLP)を別々のステージで移動することによって実現される。RLPのコンポーネントがターゲットBSRへ移行するにつれて、処理は複数のBSR間で分割され、データのトンネリングを実行しなければならない。モビリティは、当然のこととして期待される条件であるため、トンネリングは、コンポーネントが新しいBSRへ移行する際に実行されていなければならない。余分な帰路の利用を最小限にとどめるために、トンネリングは最小限に抑えなければならない。
R−RLPに関しては、フレーム・セレクタの位置は、帰路の利用に影響を与えない。フレーム・セレクタがどのBSRに常駐していようとも、アクティブ・セット内の他のBSRはすべて、フレーム・セレクタを有するBSR(はじめはソースBSR220)へ自分のリバースリンク・フレームをトンネルさせなければならない。F−RLP方向におけるスケジューリングの効率性を維持するには、RLPをMAC/スケジューラと同じ位置に配置したまま維持すると、最大の利点が得られる。モバイル210は、新しいサービングBSR(すなわちBSR220)を選択すると、その新しいBSRのMAC/スケジューラ(すなわちMAC/SCH)を通じてデータを提供される。フレーム・セレクタとF−RLPが共にBSR220へ移動すると、R−RLPのデータをBSR220のPPPおよびFAへ返信するためのトンネルが必要となる。このデータフローは、(PPPからRLPへトンネルされる)F−RLPのデータフローと(MACからフレーム・セレクタへトンネルされる)R−RLPのデータフローに加えてのものである。そのようなものとして、これは好ましい方法ではない。別々に移動するフォワード・リンクおよびリバースリンクのRLPコンポーネントについては、頻繁な発生が予想されるF−RLPの移動は、モバイル210がサービングMAC/スケジューラと共に新しいBSRへ移動するのに伴って発生する。これは、F−RLPとMAC/スケジューラを同じ位置に配置することによって、スケジューリングの効率性の達成を可能にする。R−RLPがPPPおよびFAと共に移動する頻度は低く、したがって、費用のかさむMobile−IP登録およびPPPの再ネゴシエーションは少なくなる。
たとえば図4は、モバイル210がBSR220からBSR220(ソースBSR)よりも強い信号を受信し始め、BSR220(ターゲットBSR)からのそのデータを受信することを選択したときの状態における図2のBSRネットワーク200のハイ・レベル機能図を示している。すなわち図4は、BSR220からBSR220へのハンドオフ中のBSR220〜220を示している。図4の本発明の実施形態では、F−RLPは、新しいBSR220がサービングBSRになると(すなわちデータ転送速度制御チャネル(DRC)などのハンドオフ通知が、それを指し示すと)、すぐに新しいサービングBSR220へ移動する。これは、モバイル210からの要求に応じてMAC層のデータを拒否しないという目標に沿ったものである。
本発明の一実施形態によるRLPの移行は、F−RLPの移行によって開始する。はじめに移行の前には、F−RLPはソースBSR220上に存在する。ソースBSR220は、PPP(PPP)から着信する新しいデータ・オクテット、データ内の行方不明のオクテット用に処理される否定応答メッセージ(NAK)、およびモバイル210へ無線で送信するためにMAC/スケジューラ(MAC/SCH)へ送信されているRLPフレームなどのフォワードリンク・トラフィックのタスクをすべて処理している。ソースBSR220とターゲットBSR220の間でハンドオフが発生することを示す第1の兆候は、データ・ソース制御チャネル(DSC)やDRCなどの信号を介してハンドオフ要求を示す通知をモバイルから受信することである。DSCを受信すると、ソースBSR220およびターゲットBSR220は、モバイル210がターゲットBSR220によるサービスの提供を望んでいることに気づく。
早期ハンドオフ通知(すなわち、これはDSCインジケータの形態をとることができる)を活用する本発明の一実施形態では、ソースBSR220およびターゲットBSR220は、ソースF−RLP(RLP)へのすべての着信オクテットを複製し、複製したオクテットをターゲットRLP(RLP)へトンネルさせ、この際、トンネル内の第1パケットの開始シーケンス番号を共にトンネルさせて、ターゲットBSR220のバッファ内に保存することによって、F−RLPの移動に備える。ソースF−RLP(RLP)はまた、そのバッファに保存されたオクテットのコピーをターゲットRLP(RLP)へ送信し、これによって、F−RLPがターゲットRLP(RLP)へ移行されると、ターゲットRLP(RLP)は、いかなるオクテットを失うこともなく、また順番の異なるオクテットを送信することもなく、そのデータをモバイル210へ送信することができる。ターゲットRLP(RLP)は、移行のプレサービング・ステージにあるとみなされる。さらに本発明のさまざまな実施形態では、複製されたオクテットのコピー、開始シーケンス番号、およびバッファに保存されたオクテットのコピーをターゲットRLP(RLP)へトンネルさせると共に、ソースF−RLP(RLP)はまた、モバイル210への情報の流れが行き詰るのを防止するために、ターゲットRLP(RLP)にも並行してRLPの状態の移行を伝える。
早期ハンドオフ通知(たとえばDSC)の送信後、ハンドオフ通知(すなわちデータ転送速度制御チャネル(DRC)など)が、アクティブ・セット内のすべてのBSRに伝達される。DRCは、新しいサービングBSRがターゲットBSR220であることを示す。あるいはDRCの表示がすべてのBSRに伝達されるのではなく、新しいサービングBSRがターゲットBSR220であることを示す表示が、早期ハンドオフ通知(たとえばDSC)の終了によって影響を受ける場合もある。そのようなものとして、DRC、あるいは早期通知(たとえばDSC)の終了は、新しいサービングBSRがターゲットBSR220であることを示す。ターゲットBSR220がサービングBSRになると、ソースBSR220は、最終バイトのシーケンス番号V(S)をターゲットBSR220へ送信する。この最終バイトのシーケンス番号V(S)は、ソースBSR220によってセグメント化された最後のオクテットを示す。F−RLPの処理(データのセグメント化)は、最終バイトのシーケンス番号V(S)を有するオクテットの後のオクテットが発生すると、ターゲットBSR220において開始する。あるいはターゲットBSR220はコピーを受信し、ソースBSR220のバッファによって受信されてその中に保持されているオクテットのすべてのステータスを知らされるため、F−RLPの処理は、ハンドオフ通知が受信されるか、または早期ハンドオフ通知が終了すると、すぐにターゲットBSR220内で開始する場合もある。
オクテットのコピーを転送することに加えて、ソースBSRのRLP(RLP)は、バッファに保存されたすべてのNAKをターゲットBSR220のRLP(RLP)へ転送する。そのようなものとして、失われたオクテットを再送するために作成されたすべてのNAKに対して、ターゲットBSR220によってサービスを提供することができる。したがってソースRLP(RLP)は、サービスを提供する立場ではなくなり、モバイル210は、ターゲットRLP(RLP)からフォワードリンク・データを提供される。そのようなものとして、今度はフォワードリンク方向では、HA240はフォワードリンク・データをソースBSR220のFA(FA)へ送信する。次いでソースFA(FA)は、そのフォワードリンク・データをソースBSR220のPPP(PPP)へ送信し、ソースBSR220のPPP(PPP)は、そのフォワードリンク・データをターゲットBSR220のPPP(PPP)へトンネルさせる。そしてターゲットPPP(PPP)は、そのフォワードリンク・データをターゲットBSR220のRLP(F−RLP)へ伝達し、ターゲットBSR220のRLP(F−RLP)は、そのフォワードリンク・データをターゲットBSR220のMACスケジューラ(MAC/SCH)へ送信し、ターゲットBSR220のMACスケジューラ(MAC/SCH)は、最終的にそのフォワードリンク・データをモバイル210へ無線で伝達する。
早期通知のない本発明の一実施形態では、ソースBSR220のRLP(RLP)は、ターゲットへのハンドオーバを示すDRCを受信すると、セグメント化されたデータをターゲットBSR220のRLP(RLP)へトンネルさせることを開始する。さらにソースBSR220は、DRCを受信したときに、セグメント化されているオクテットのシーケンス番号V(S)を記録する。ソースBSR220は将来のシーケンス番号V(S+x)を確定して、両方のシーケンス番号をターゲットBSR220へ送信し、将来のシーケンス番号V(S+x)を有するオクテットを受信する前にF−RLPの移行を完了する意思を表示する。ターゲットBSR220は両方のシーケンス番号を受信し、データが到着するごとにそのシーケンス番号を更新する。将来のシーケンス番号V(S+x)が発生する前に割り当てを受け入れる肯定応答がターゲットBSR220から受信されない場合、データのセグメント化がソースBSRのRLP(RLP)内で継続し、セグメント化されたオクテットが、ソースBSR220のRLP(RLP)からターゲットBSR220のRLP(RLP)へ転送される。次いでソースBSR220は、第2の将来のシーケンス番号V(S+nx)を選択し、この第2の将来のシーケンス番号V(S+nx)をターゲットBSR220へ転送する。このプロセスは、ターゲットBSR220が、ソースBSR220によって確定されたシーケンス番号の前の割り当てを受け入れる肯定応答をソースBSR220へ送信するまで継続する。すなわちターゲットBSR220による肯定応答を受けて、たとえば第1の繰り返しではV(S+x)よりも小さいか、または等しいシーケンス番号を有するオクテットをソースBSR220においてセグメント化し続け、ターゲットBSR220へ転送するが、V(S+x)よりも大きいシーケンス番号(たとえばV(S+x+1))を有するセグメント化されていないオクテット(すなわちPPPオクテット)は、ソースBSR220のPPP(PPP)からターゲットBSR220のPPP(PPP)へトンネルさせて、ターゲットBSR220のRLP(RLP)によってセグメント化する。次いでそのセグメント化されたオクテットは、ターゲットBSR220によってモバイル210へ伝達される。
この実施形態では、ターゲットBSR220のターゲットF−RLP(RLP)は、新しいオクテットを提供しているため、ソースBSR220から伝達されたシーケンス番号V(S+x)よりも大きいシーケンス番号を有するオクテット用のNAKを処理する。モバイル210、したがってR−RLPは、F−RLPの移行の状態に気づいており、行方不明のオクテットがどこに保存されるかに応じて、何らかのNAKをソースF−RLP(RLP)またはターゲットF−RLP(RLP)のいずれかに転送し、これは、行方不明のオクテットのシーケンス番号によって確定することができる。ソースRLP(RLP)は、移行のポストサービング・ステージにあるとみなされ、NAKを受信できるV(S+x)よりも小さいか、または等しいシーケンス番号を有するすべてのオクテットのバッファを維持する。任意選択でソースBSR220のF−RLP(RLP)は、ソースBSR220のF−RLPのインスタンスが削除される前にソースBSR220のF−RLP(RLP)がNAKを待つ時間量を確立するためのタイマを含むことができる。
図5は、本発明の一実施形態によるF−RLP用のアクティブ・セッション・モビリティのための方法のハイ・レベル・ブロック図を示している。方法500は、工程502において開始し、モバイルは、別のソース(すなわちターゲットBSR)からデータを受信したいと決定する。次いで方法500は、工程504へ進む。
工程504では、早期移行通知(すなわちDSC表示)が、アクティブ・セット内のすべてのソース(すなわちBSR)へ送信される。次いで方法500は、工程506へ進む。
工程506では、サービング・ソース(たとえば図4のBSR220)は、RLPをフォワードリンクRLP(F−RLP)とリバースリンクRLP(R−RLP)に分離し、ターゲットへのF−RLPの移行に備える。より具体的には、工程506において、ソースのRLPは、フォワードリンク・データおよびそのバッファの複製コピーをターゲットのRLPへトンネルさせることを開始する。しかし今度は、データはターゲットのRLPによって処理されない。次いで方法500は、工程508へ進む。
工程508では、ハンドオフ通知(たとえばDRC)が、アクティブ・セット内のすべてのソース(すなわちBSR)へ送信される。DRCは、ターゲットを新しいサービング・ソース(たとえば図4のBSR220)として規定する。次いで方法500は、工程510へ進む。
工程510では、ソースのRLPへのデータ・フローは中断されるが、ソースのRLPによって処理された残りのデータは、引き続きターゲットのRLPへトンネルされる。さらに、古いソースは、古いソースによって処理された最終オクテットのシーケンス番号を規定する最終バイトのオクテットのシーケンス番号をターゲットへ送信する。しかしソースは、最終バイトのオクテットのシーケンス番号よりも小さいか、または等しいシーケンス番号を有するバイト用のNAKを処理するための再送バッファを維持する。次いでこの方法は、工程512へ進む。
本発明の代替実施形態では、工程510において、NAKまたはタイムアウトを待つ古いソースの再送バッファのコンテンツがある場合、古いソースのRLPによって処理された残りのデータをトンネルさせることと並行して、そのコンテンツをターゲットへ転送することができる。この場合、古いソースは、受信したNAKを単にターゲットへ転送し、そしてターゲットが再送を開始する。次いで方法500は、工程512へ進む。
工程512では、ターゲットは、最終バイトのオクテットのシーケンス番号を受信し、最終バイトのオクテットのシーケンス番号よりも大きいシーケンス番号を有するオクテットの処理を開始する。そして方法500は終了する。
図6は、F−RLPをソースBSR220からターゲットBSR220へ移した後の(たとえば方法500が完了した後の)図2のBSRネットワーク200のハイ・レベル機能図を示している。図6に示されているように、フォワードリンク方向では、HA240はフォワードリンク・データをソースBSR220のFA(FA)へ送信する。次いでソースFA(FA)は、そのフォワードリンク・データをソースBSR220のPPP(PPP)へ送信し、ソースBSR220のPPP(PPP)は、そのフォワードリンク・データをターゲットBSR220のPPP(PPP)へトンネルさせる。そしてターゲットPPP(PPP)は、そのフォワードリンク・データをターゲットBSR220のRLP(F−RLP)へ伝達し、ターゲットBSR220のRLP(F−RLP)は、そのフォワードリンク・データをターゲットBSR220のMACスケジューラ(MAC/SCH)へ送信し、ターゲットBSR220のMACスケジューラ(MAC/SCH)は、最終的にそのフォワードリンク・データをモバイル210へ無線で伝達する。
リバースリンク方向では、モバイル210は、リバースリンク・データをアクティブ・セット内のすべてのBSR(たとえば図6のBSR220〜220)へ送信する。BSR220〜220のMACスケジューラ(MAC/SCH〜MAC/SCH)のそれぞれは、受信したデータを、フレーム選択を実行するサービングBSR(たとえばソースBSR220)のRLP(たとえばR−RLP)へ伝達する。ターゲットMACスケジューラ(MAC/SCH)はまた、正しいリバースリンクMACフレームをターゲットBSR220のRLP(F−RLP)へ伝達する。このような実施態様では、モバイルによって何らかのNAKが送信される場合、ターゲットF−RLPはNAKがソースから転送されるのを待つ必要がないため、再送時間が節減される。そのようなものとして、フレーム・セレクタは、ターゲットが既に正しいリバースリンク・フレームを受信しているため、迂回されている。ソースBSR220のRLP(R−RLP)は、受信したデータをソースBSR220のPPP(PPP)へ伝達し、ソースBSR220のPPP(PPP)は、そのデータをソースBSR220のFA(FA)へ伝達し、ソースBSR220のFA(FA)は、そのデータをイントラネット230へ、およびそのままHA240まで伝達する。図6に示されているように、ソースBSR220のRLP(R−RLP)と、ターゲットBSR220のRLP(F−RLP)の間に、NAKおよび行方不明のオクテットなどの情報およびデータ、ならびに肯定応答が受信される前のセグメント化されたデータを転送するための通信パスが存在することに留意すべきである。
F−RLPがソースBSR220からターゲットBSR220へ移行した後に、R−RLPをソースBSR220からターゲットBSR220へ移行することもできる。R−RLPがターゲットBSR220へ移行する前は、ソースBSR220でのR−RLPは、サービング・ステージで動作している。すなわちモバイル210からのリバースリンク・オクテットは、アクティブ・セット内のBSR220〜220のそれぞれにおいて受信されるが、フレーム選択は、引き続きソースBSR220において行われる。フレーム選択が完了した後、NAKは、前述のように適切なサービングF−RLPへ転送され、データは、ソースBSR220内のサービング・リバースPPP(PPP)へ送信される。
R−RLPをソースBSR220からターゲットBSR220へ移行することが決定されると、ソースBSR220は、ターゲットBSR220によって受信される予定の次に予想されるリバース・シーケンス番号V(R)をターゲットBSR220に知らせる。ソースBSR220はまた、今ターゲットBSR220内でフレーム選択が行われていることをアクティブ・セット内の他のすべてのBSRに知らせる。すなわち本発明のこの実施形態では、R−RLPが移動すると、フレーム選択もほぼ同時にターゲットBSRへ移動する。
ソースBSR220内のR−RLPが、サービスを提供する立場ではなくなる場合、シーケンス番号V(R)において、ソースBSR220はポストサービング・ステージに入り、その並べ直しバッファを維持し、V(R)の前のシーケンス番号を有するすべてのオクテットを引き続き受信する。より新しいオクテット(V(R)よりも大きいシーケンス番号を有するオクテット)はすべて、自分自身の並べ直しバッファを維持するターゲットBSR220のR−RLPへ向けられる。しかしターゲットBSR220が、そのオクテットのすべてが配信されたか、または受信するのを待つ待機時間が切れたかを示す表示をソースBSR220のR−RLPから受信するまで、ターゲットBSR220からHA240へのオクテットの配信は発生しない点に留意すべきである。
ターゲットBSR220のR−RLPは、ソースBSR220の並べ直しバッファのR−RLP内に維持されている最終シーケンス番号V(R−1)に対する認識を維持し、これによって、「古い」オクテット(V(R)よりも小さいシーケンス番号を有するオクテット)はすべて、ターゲットBSR220のR−RLPによってソースBSR220のR−RLPへ転送することができる。それぞれのR−RLPは、その個々の並べ直しバッファを維持し、次のオクテットをネットワークへ配信することを表すシーケンス番号を更新する。ターゲットBSRのR−RLPも、F−RLPのステータスに対する認識を維持し、前述のF−RLPの要件に従ってNAKを転送する。さらに、シーケンス番号V(R−1)を有するオクテットがソースBSR220のPPP(PPP)へ伝達されると、ソースBSR220はターゲットBSR220に通知を行い、ソースBSR220のPPP(PPP)は、シーケンス番号V(R)以降はアップリンク・データ・ソースがターゲットBSR220になることを予期する。
図7は、本発明の一実施形態によるR−RLP用のアクティブ・セッション・モビリティのための方法のハイ・レベル・ブロック図を示している。方法700は、R−RLPをソースからターゲットへ移行することが決定されたとき、工程702において開始する。次いで方法700は、工程704へ進む。
工程704では、ソースは、今ターゲット内でフレーム選択が行われていることをアクティブ・セット内の他のすべてのソース(すなわちBSR)に知らせ、シーケンスV(R)内で次に予想されるオクテットをターゲットに知らせる。次いで方法700は、工程706へ進む。
工程706では、ソース(すなわちソースBSR220)は、その並べ直しバッファを引き続き維持し、V(R)の前のシーケンス番号を有するすべてのオクテットを引き続き受信する。次いで方法700は、工程708へ進む。
工程708では、ターゲット(すなわちBSR220)は、自分自身の並べ直しバッファを維持し、より新しいオクテット(V(R)よりも大きいシーケンス番号を有するオクテット)はすべて、ターゲットのRLPへ向けられる。次いで方法700は、工程710へ進む。
工程710では、すべてのデータがソースによって配信された場合、またはソースにおける並べ直しによってデータを待つ待機時間が切れた場合、ソースは、ソースのR−RLPが完了し、ソースのR−RLPが削除されていることをターゲットに知らせる。すなわち、たとえばターゲットBSR220が、そのオクテットのすべてが配信されたか、または受信するのを待つ待機時間が切れたかを示す表示をソースBSR220のR−RLPから受信するまで、ターゲットBSR220からネットワークへのオクテットの配信は発生しない。次いで方法700は、工程712へ進む。
工程712では、ターゲットは、ソースがネットワークへのデータの送信を完了したことを示す表示を受信し、自分の並べ直しバッファ内のデータをネットワークへ伝達し始める。そして方法700は終了する。
図8は、F−RLPおよびR−RLPをソースBSR220からターゲットBSR220へ移行した後の図2のBSRネットワーク200のハイ・レベル機能図を示している。図8に示されているように、リバースリンク方向では、モバイル210からのR−RLPデータをアクティブ・セット内のBSR220〜220のすべてへ送信する。BSR220〜220のMacスケジューラ(MAC/SCH〜MAC/SCH)のそれぞれは、受信したデータを、フレーム選択を実行するサービングBSR(たとえばBSR220)のRLP(たとえばRLP)へ伝達する。ターゲットBSR220のRLP(RLP)は、受信したデータをターゲットBSR220のPPP(PPP)へ伝達し、ターゲットBSR220のPPP(PPP)は、そのデータをソースBSR220のPPP(PPP)へトンネルさせる。ソースBSR220のPPP(PPP)は、そのデータをソースBSR220のFA(FA)へ伝達し、ソースBSR220のFA(FA)は、そのデータをイントラネット230へ、およびそのままHA240まで伝達する。
フォワードリンク方向では、データ・フローは実質的に逆になっている。より具体的には、HA240からのデータは、ソースBSR220のFA(FA)へされる。FA(FA)は、そのデータをPPPへ伝達し、PPP1は、そのデータをターゲットBSR220のPPP(PPP)へトンネルさせる。ターゲットBSR220のPPP(PPP)は、そのデータをターゲットBSR220のRLP(RLP)へ伝達し、ターゲットBSR220のRLP(RLP)は、そのデータをターゲットBSR220のMACスケジューラ(MAC/SCH)へ伝達し、ターゲットBSR220のMACスケジューラ(MAC/SCH)は、そのデータをモバイル210へ無線で伝達する。
ここまでは、本発明によるアクティブ・セッションRLPモビリティ・ソリューションのさまざまな実施形態について、2つの規定された状態をソースからターゲットへ移行するための2つのステージのRLP移行プロセスを実施して移行される2つのRLP移行状態を有するものとして説明したが、本発明の代替実施形態は、F−RLPおよびR−RLPという2つのRLP移行状態を、少なくとも前述の移行のための方法を実施する単一のステージで移行する工程を含むことができる点に留意すべきである。
前述のように、本発明によるRLPモビリティ・ソリューションの実施形態を実装するネットワークでは、モバイルは、比較的短時間に複数のハンドオフを要求することができる。そのようなものとして、本発明のRLPモビリティ・ソリューションのさまざまな実施形態は、R−RLPをソースからターゲットへ、たとえばソースBSRからターゲットBSRへいつ移行するかを決定するためのタイマを任意選択で含むことができる。より具体的には、F−RLPをソースBSRからターゲットBSRへ移行した後、ソースBSRはタイマを開始することができ、このタイマが切れてからでないと、ソースBSR内のR−RLPをターゲットBSRへ移行することはできない。すなわちモバイルが(より強い信号をターゲットBSRから受信しているために)ターゲットBSRからデータを受信したいと決定すると、ソースBSR内のF−RLPはターゲットBSRへ移行される。しかしF−RLPをソースBSRからターゲットBSRへ移行した直後に、モバイルは、元のソースBSRからさらに強い信号を受信する状態へ戻ったり、次のBSRと出くわして、そこからさらに強い信号を受信したりする場合がある。そのようなものとして、R−RLPの移行を制御するためのタイマを実装するRLPモビリティ・ソリューションの実施形態では、モバイルがソースBSRからさらに強い信号を再び得るか、または次なる第2のターゲットBSRからさらに強い信号を得るのに十分な時間、R−RLPをソースBSR内に維持することができる。前者の場合、R−RLPはソースBSR内に残り、F−RLPはソースBSRへ戻ることができる。後者の場合、F−RLPはターゲットBSRから次なる第2のターゲットBSRへ移行し、タイマが切れると、R−RLPはソースBSRから直接次なる第2のターゲットBSRへ移行する。したがって、R−RLPが第1のターゲットBSRへ移行する必要はない。そのようなものとして、本発明によるRLPモビリティ・ソリューションのさまざまな実施形態において実装される任意選択のタイマは、R−RLPが移行しなければならない回数を減らすように機能することができる。
同様に、F−RLPをソースからターゲットへ、たとえばソースBSRからターゲットBSRへいつ移行するかを制御するためのタイマを任意選択で実装することができる。より具体的には、前述のように、モバイルは、短時間にアクティブ・セットの複数のデータ・ソース間を移動することができ、さまざまなアクティブ・セット間を行きつ戻りつすることさえできる。そのようなものとして、モバイルは、(ソースからの信号よりも強い信号をターゲットから受信しているために)ターゲットからデータを受信したいと決定することがある。その直後に、モバイルは、元のソースからさらに強い信号を受信する状態へ戻ったり、次のターゲットと出くわして、そこからさらに強い信号を受信したりする場合がある。そのようなものとして、F−RLPの移行を制御するためのタイマを実装するRLPモビリティ・ソリューションの実施形態では、モバイルがソースからさらに強い信号を再び得るか、または次なる第2のターゲットからさらに強い信号を得るのに十分な時間、F−RLPをソースBSR内に維持することができる。前者の場合、F−RLPは、タイマが切れるまでソース内に残り、その間、モバイルは再びソースからデータを受信することを決定することができる。後者の場合、F−RLPは、やはりタイマが切れるまでソース内に残り、タイマが切れてはじめて、F−RLPは、モバイルが最も強い信号を受信しているターゲットへ移行される。そのようなものとして、本発明によるRLPモビリティ・ソリューションのさまざまな実施形態において実装される任意選択のタイマは、F−RLPが移行しなければならない回数を減らすように機能することができる。
上記の開示から示されているように、F−RLPおよびR−RLPは、ソースからターゲットへ、および次なるターゲットへ、同時に、または個々に、およびさまざまな繰り返しの間に移行することができる。より具体的には、F−RLPとR−RLPは、上述のようにソースから第1のターゲットへ、続いて第2のターゲットへと移行することができ、あるいはF−RLPは、第1のターゲットへ、次いで第2のターゲットへと移行し、その後R−RLPが、第1のターゲットを経由して第2のターゲットへ、または直接第2のターゲットへ移行することもできる。すなわち本発明のさまざまな実施形態によれば、本明細書で規定されているRLPのコンポーネント、すなわちF−RLPおよびR−RLPは、ソースとターゲットの間を同時に、個々に、またはそれらの任意の組合せで移行することができる。
BSRネットワーク・アーキテクチャとの関連から、本発明のアクティブ・セッションRLP移行ソリューションのさまざまな実施形態を示したが、本発明のアクティブ・セッションRLP移行ソリューションの概念は、RLP(Radio Link Protocol)などの信頼性の高いプロトコルを実装するほぼすべてのネットワークに適用できることを当業者なら理解するであろうし、また本発明の教示からも分かるであろう。より具体的には、たとえば本発明のアクティブ・セッションRLP移行ソリューションの概念を図1の従来のCDMA階層型無線IPネットワーク100に適用して、たとえばアクセス端末110のモビリティによってさまざまなRNC125間でRLPセッションを活発に移行することができる。
上述の内容は、本発明のさまざまな実施形態を対象としているが、本発明の基本的な範囲から逸脱することなく、本発明の他の実施形態およびさらなる実施形態を考案することができる。そのようなものとして、本発明の適切な範囲は、添付の特許請求の範囲に従って画定される。
従来のCDMA階層型無線IPネットワークを示すハイ・レベル・ブロック図である。 本発明の一実施形態を適用できるBSR(Base−Station−Router)タイプのネットワーク・アーキテクチャを示すハイ・レベル・ブロック図である。 第1のBSRがモバイル用のソースBSRとして機能している初期状態における図1のBSRネットワークを示すハイ・レベル機能図である。 モバイルが第2のBSR(ターゲットBSR)からより強い信号を受信し始め、ターゲットBSRからのそのデータを受信することを選択したときの状態における図1のBSRネットワークを示すハイ・レベル機能図である。 本発明の一実施形態によるF−RLP(forward−link Radio Link Protocol)用のアクティブ・セッション・モビリティのための方法を示すハイ・レベル・ブロック図である。 F−RLPをソースBSRからターゲットBSRへ移行した後の図1のBSRネットワークを示すハイ・レベル機能図である。 本発明の一実施形態によるR−RLP用のアクティブ・セッション・モビリティのための方法を示すハイ・レベル・ブロック図である。 F−RLPおよびR−RLPをソースBSRからターゲットBSRへ移行した後の図1のBSRネットワークを示すハイ・レベル機能図である。

Claims (10)

  1. 無線IPネットワーク内のソースからターゲットへ信頼できるプロトコルのアクティブ・セッションをシームレスに移行するための方法であって、
    前記信頼できるプロトコルを少なくともフォワードリンク状態とリバースリンク状態に分離する工程と、
    少なくとも前記フォワードリンク状態および前記リバースリンク状態を前記ソースから前記ターゲットへ移行する工程とを含む方法。
  2. 少なくとも前記フォワードリンク状態が、移行の第1ステージで前記ソースから前記ターゲットへ移行され、少なくとも前記リバースリンク状態が、移行の第2ステージで前記ソースから前記ターゲットへ移行される、請求項1に記載の方法。
  3. 移行の前記第1ステージが、
    前記信頼できるプロトコルの前記フォワードリンク状態が前記ソースから前記ターゲットへ間もなく移行されることを示す信号を前記ソースへ、および前記ターゲットへ送信する工程と、
    前記信号が前記ソースによって受信されると、前記ソースによってセグメント化されたフォワードリンク・データおよび前記ソースによってセグメント化された前記フォワードリンク・データの状態情報を前記ターゲットへトンネルさせる工程と、
    前記ターゲットが前記信頼できるプロトコルの前記フォワードリンク状態の前記移行を前記ソースから受け取る準備が整ったことを示す肯定応答を前記ターゲットから前記ソースへ送信する工程と、
    前記肯定応答が前記ソースによって受信されると、事前にセグメント化されたフォワードリンク・データを前記ソースから前記ターゲットへトンネルさせる工程とを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ソースによって前記ターゲットへトンネルされた前記事前にセグメント化されたフォワードリンク・データが、前記ターゲットによって第2のターゲットへトンネルされる、請求項3に記載の方法。
  5. 移行の前記第1ステージが、
    前記信頼できるプロトコルの前記フォワードリンク状態が前記ソースから前記ターゲットへ移行される可能性を示す早期表示信号を前記ソースへ、および前記ターゲットへ送信する工程と、
    前記早期表示信号が受信されると、前記ソースによって受信されたデータのコピーを前記ターゲットへトンネルさせる工程と、
    前記信頼できるプロトコルの前記フォワードリンク状態が前記ソースから前記ターゲットへ間もなく移行されることを示す移行信号を前記ソースへ、および前記ターゲットへ送信する工程と、
    前記移行信号が受信されると、事前にセグメント化されたフォワードリンク・データを前記ソースから前記ターゲットへトンネルさせる工程とを含む、請求項2に記載の方法。
  6. 前記ソースが、前記移行信号を受信すると、シーケンス番号を前記ターゲットへ伝達し、前記シーケンス番号が、前記フォワードリンク・データのオクテットのシーケンス内の1つのオクテットを規定し、それによって前記ターゲットにおいてフォワードリンク・データのセグメント化が開始する、請求項5に記載の方法。
  7. 移行の前記第2ステージが、
    フレーム選択が、リバースリンク・データの次に予想されるリバースリンク・オクテットで開始して前記ターゲットにおいて実行されることを示す信号を前記ソースから少なくとも前記ターゲットへ伝達する工程と、
    リバースリンク・データの前記次に予想されるリバースリンク・オクテットのシーケンス番号を前記ソースから前記ターゲットへ伝達する工程と、
    前記次に予想されるリバースリンク・オクテットの前記シーケンス番号よりも小さいシーケンス番号を有する前記リバースリンク・データのリバースリンク・オクテットを前記ソースへ転送して、前記ソースによってセグメント化し、ホーム・エージェントへ伝達する工程と、
    前記次に予想されるリバースリンク・オクテットの前記シーケンス番号よりも大きいかまたは等しいシーケンス番号を有するリバースリンク・オクテットを前記ターゲットへ転送して、前記ターゲットによってバッファに保存する工程とを含む、請求項2に記載の方法。
  8. 前記次に予想されるリバースリンク・オクテットの前記シーケンス番号の1つ前のシーケンス番号を有するリバースリンク・オクテットが、前記ソースによっていつ処理されて、前記ソースによって前記ホーム・エージェントへいつ伝達されたかを前記ソースが前記ターゲットに知らせ、これによって前記ターゲットが、バッファに保存されて新たに受信されたオクテットを処理する工程と、前記バッファに保存されて新たに受信されたオクテットを前記ホーム・エージェントへ伝達する工程とを開始することができる、請求項7に記載の方法。
  9. ソースからターゲットへ信頼できるプロトコル・セッションのアクティブ・セッションをシームレスに移行するための方法であって、
    前記信頼できるプロトコル・セッションを少なくとも第1の状態と第2の状態に分離する工程と、
    前記信頼できるプロトコル・セッションの少なくとも前記第1の状態が前記ソースから前記ターゲットへ間もなく移行されることを示す信号を前記ソースへ、および前記ターゲットへ伝達する工程と、
    前記信号が前記ソースによって受信されると、前記ソースによってセグメント化されたIPデータを前記ターゲットへ転送する工程と、
    前記ターゲットが前記信頼できるプロトコル・セッションの前記第1の状態の前記移行を前記ソースから受け取る準備が整ったことを示す信号を前記ターゲットから前記ソースへ伝達する工程と、
    前記ターゲットからの前記信号が前記ソースによって受信されると、事前にセグメント化されたIPデータを前記ソースから前記ターゲットへ転送する工程とを含む方法。
  10. フレーム選択が、IPデータの次に予想されるオクテットで開始して前記ターゲットにおいて実行されることを示し、前記第2の状態が前記ターゲットへ移行するのをトリガする信号を前記ソースから少なくとも前記ターゲットへ伝達する工程と、
    IPデータの前記次に予想されるオクテットのシーケンス番号を前記ソースから前記ターゲットへ伝達する工程と、
    前記次に予想されるオクテットの前記シーケンス番号よりも小さいシーケンス番号を有する前記IPデータのオクテットを前記ソースへ転送する工程と、
    前記次に予想されるオクテットの前記シーケンス番号よりも大きいかまたは等しいシーケンス番号を有するオクテットを前記ターゲットへ転送して、前記ターゲットによってバッファに保存する工程とをさらに含む、請求項9に記載の方法。
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