JP4790578B2 - 成分濃度測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人間、動物又は果実等の被測定物の非侵襲な成分濃度測定装置に関する。
高齢化が進み、成人病に対する対応が大きな課題になりつつある。血糖値などの検査においては血液の採取が必要なために患者にとって大きな負担となるので、血液を採取しない非侵襲な成分濃度測定装置が注目されている。現在までに開発された非侵襲な成分濃度測定装置としては、皮膚内に電磁波を照射し、測定対象とする血液成分、例えば、血糖値の場合はグルコース分子に吸収され、局所的に加熱して熱膨張を起こして生体内から発生する音響波を観測する、光音響法が注目されている。
しかし、光音響法による成分濃度測定装置は、グルコースと電磁波との相互作用は小さく、また、生体に安全に照射し得る電磁波の強度には制限があり、生体の血糖値測定においては、十分な効果をあげるに至っていない。
図9は、第1の従来例の成分濃度測定装置の構成例を示す図である(例えば、非特許文献1を参照。)。本例では血液成分として血糖、すなわち、グルコースを測定対象としている。図9において、筐体85は、駆動回路81、音響波検出器82、パルス光源83及び波形観測器84を収容する。開口部86は、筐体85に形成され、被測定物99が挿入される。駆動回路81は、パルス状の励起電流をパルス光源83に供給し、パルス光源83は、サブマイクロ秒の持続時間を有する光パルスを発生し、発生した光パルスは、被測定物99に照射される。光パルスは、被測定物99の内部にパルス状の光音響信号と呼ばれる音波を発生させ、発生した音波は、音響波検出器82により検出され、さらに、音圧に比例した電気信号に変換される。
変換された電気信号の波形は、波形観測器84により観測される。この波形観測器84は、上記励起電流に同期した信号によりトリガされ、変換された電気信号は、波形観測器84の管理画面上の一定位置に表示され、変換された電気信号は積算及び平均して測定することができる。このようにして得られた電気信号の振幅を解析して、被測定物99の内部の血糖値、すなわち、グルコースの量が測定される。図9に示す例の場合はサブマイクロ秒のパルス幅の光パルスを最大1kHzの繰り返しで発生し、1024個の光パルスを平均して、前記電気信号を測定している。
図10は、第2の従来例の成分濃度測定装置の構成例を示す図である(例えば、特許文献1を参照。)。本例も血糖を主な測定対象として、異なる波長の複数の光源を用いて、高精度化を試みている。図10において、励起光源92aは、駆動回路91aにより、発振器95に同期して強度変調されている。また、励起光源92bは、駆動回路91bにより、発振器95に同期して強度変調されている。ここで、駆動回路91bには、発振器95の出力が180°位相器94を経て、給電され、その結果、励起光源92bは、励起光源92aに対して逆相に変調されるように構成されている。2つの励起光源92a,92bの出力光は、合波器96により合波され、1の光束として被測定物99に照射される。
被測定物99で発生した光音響信号は、超音波検出器93により検出され、音圧に比例した電気信号に変換される。電気信号の振幅が、発振器95に同期した位相検波増幅器97によって計測され、光音響信号出力として得られる。本例においては、励起光源92a,92bの出力光の波長は、水の吸収波長とグルコースの吸収波長であり、かつ、水の吸収係数が等しい。2つの光音響信号の差分からグルコースの量を推定することで、被測定物99内での背景雑音となる水から生じる光音響信号を除去している。
オウル大学(University of Oulu、Finland)学位論文「Pulsed photoacoustic techniques and glucose determination in human blood and tissue」(IBS 951−42−6690−0、http://herkules.oulu.fi/isbn9514266900/、2002年) WO/2005/107592号公報
測定装置は、温度、電磁ノイズ、その他の機器部品の不安定要因により測定値の信頼性が変化する可能性を持っている。このため、一般的な測定装置は装置自身の信頼性を確保するため、測定値の信頼性が変化しない何らかの指標を持っている。成分濃度測定装置では、連続測定、かつ、絶対値の測定を想定している。連続測定を行う上では、測定値の相対値の測定は可能である。また、絶対値の測定を行うためには、測定値が変化しないゼロ点を示す指標が必要であり、この指標により測定値の校正を行う必要がある。
第2の従来例の成分濃度測定装置では、水を封入したガラス容器或いは被測定物内における散乱を模擬するラテックス粒子等の散乱体を分散させた水を封入したガラス容器を標準試料として用いている。測定を行う前に超音波検出器に標準試料を接触させ、そのときの測定値を標準値、例えば、グルコース濃度なら0mg/dlに対応させることで成分濃度測定装置の校正を行っている。
成分濃度測定装置の校正のため、標準試料の光音響信号を測定する場合を考える。ここで、校正のたびに、超音波検出器に標準試料を接触させなければならない。また、光音響信号は、測定環境の影響を受けやすい。例えば、超音波検出器と標準試料との位置関係が変化すると、光音響信号の伝達パスの変化が生じる。この変化により、標準試料の内壁での反射及び散乱が変化し、共振周波数が変化してしまう。ある特定の周波数で測定を行う成分濃度測定装置では、共振周波数の変化は、電気信号量の大きな変化を引き起こす。
また、超音波検出器と標準試料との接触状態の変化は、超音波検出器と標準試料との密着性を変化させ、境界面の音響インピーダンスを変化させる。この変化は、音響波の伝搬のしやすさを変化させるため、結果的に電気信号量が変化してしまう。
図11に、超音波検出器から標準試料を3回脱着し、各回の音響周波数特性の再現性について測定した結果である。図11から、各回の信号強度が大幅に変化していることがわかる。また、共振周波数も変化していることがわかる。従来例では、位相検波を用いて単一周波数で測定を行うため、この程度の共振周波数の変化でも校正に対しての影響が大きくなってしまう。
このように、超音波検出器と標準試料との位置関係及び超音波検出器と標準試料との接触状態等の測定環境が変化するため、校正のための測定が不安定であるという問題があった。しかし、従来の成分濃度測定装置では、標準試料の接触による電気信号量の不安定性に対する施策は行われていない。
本発明は、音波検出手段と標準試料との位置関係及び音波検出手段と標準試料との接触状態等の測定環境が変化による校正精度の低下を防止できる成分濃度測定装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る成分濃度測定装置は、標準試料を備えることを特徴とする。
具体的には、本発明に係る成分濃度測定装置は、校正に用い、照射されるレーザ光により発生する超音波の共振周波数を変化させないように、固定されている標準試料と、レーザ光を一定周波数の変調信号により電気的に強度変調した変調レーザ光を被測定物又は前記標準試料のいずれかに照射する光照射手段と、前記標準試料が固定されており、照射された前記変調レーザ光により発生する前記標準試料からの超音波を検出して電気信号として出力する標準試料用音波検出手段と、照射された前記変調レーザ光により発生する前記被測定物からの超音波を検出して電気信号として出力する被測定物用音波検出手段と、を備えることを特徴とする。
上記の成分濃度測定装置は、前記電気信号量の変化及び共振周波数の変化を抑制でき、音波検出手段と標準試料との位置関係及び音波検出手段と標準試料との接触状態等の測定環境の変化による校正精度の低下を防止できる。また、音響特性及び共振周波数が変化しないため、標準試料の共振周波数を求める必要がなくなり、校正手順を短縮することができる。
本発明に係る成分濃度測定装置では、前記光照射手段は、前記被測定物及び前記標準試料に照射される前記変調レーザ光が伝搬する光ファイバをさらに備えることが好ましい。
上記の成分濃度測定装置は、前記光ファイバを前記標準試料の外壁に密着させることにより、前記標準試料の光被照射位置が外部に露出することが無くなり、前記標準試料の汚染を低減することができる。
本発明に係る成分濃度測定装置では、外部からの熱、音波及び電磁波を遮断する筺体が前記音波検出手段及び前記標準試料を収容していることが好ましい。
上記の成分濃度測定装置は、前記音波検出手段に影響を与えやすい熱、音波及び電磁波を遮断でき、信頼性の高い校正が可能となる。
本発明に係る成分濃度測定装置では、前記光照射手段は、前記変調レーザ光を照射する方向を制御する照射方向制御部を備えることが好ましい。
上記の成分濃度測定装置は、前記被測定物又は前記標準試料を移動させることなく、前記被測定物又は前記標準試料のいずれかに前記変調レーザ光を照射することができる。これによって、上記の成分濃度測定装置は、測定環境の変化による校正精度をより低下しにくくできる。
本発明に係る成分濃度測定装置では、前記音波検出手段が出力する前記電気信号から、前記被測定物又は前記標準試料からの前記超音波に対応する前記電気信号を選択して出力する信号選択手段をさらに備えることが好ましい。
上記の成分濃度測定装置は、前記被測定物及び前記標準試料を移動させることなく、前記被測定物又は前記標準試料に対応する前記電気信号を選択して測定することが可能となる。
本発明に係る成分濃度測定装置では、前記変調レーザ光が照射される前記被測定物又は前記標準試料と前記信号選択手段が出力する前記電気信号に対応する前記被測定物又は前記標準試料とが一致するように、前記照射方向制御部及び前記信号選択手段を同期させる同期手段をさらに備えることが好ましい。
上記の成分濃度測定装置は、前記照射方向制御部及び前記信号選択手段を同期させることができるため、校正及び測定の迅速化が可能となる。
本発明に係る成分濃度測定装置では、前記音波検出手段は、前記標準試料が、前記音波検出手段の受音面と前記標準試料との間の音響インピーダンスを有する接着剤を用いて固定されていることが好ましい。
上記の成分濃度測定装置は、前記標準試料と前記音波検出手段の音響インピーダンスが整合し、校正精度がより低下しにくくなる。
本発明に係る成分濃度測定装置では、前記音波検出手段は、全部が略等しい測定感度及び周波数特性を有することが好ましい。
上記の成分濃度測定装置は、前記音波検出手段同士の測定感度及び周波数特性の差がなくなり、信頼性の高い校正が可能となる。
本発明に係る成分濃度測定装置では、前記被測定物からの超音波を検出する1個の前記被測定物用音波検出手段と前記標準試料からの超音波を検出する1個の前記標準試料用音波検出手段とが、前記受音面に対する背面を対向させるように配置されていることが好ましい。
上記の成分濃度測定装置は、コンパクトな構造とし、小型化を図ることができる。
本発明は、音波検出手段と標準試料との位置関係及び音波検出手段と標準試料との接触状態等の測定環境が変化による校正精度の低下を防止できる成分濃度測定装置を提供することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。また、各実施形態に係る成分濃度測定装置の構成を示す図において、電源、あるいは全体の動作を制御する制御部などの通常の技術により実現できる部分は図示していない。
図1に、本実施形態に係る成分濃度測定装置の第1形態の概略図を示した。成分濃度測定装置100は、校正に用いる標準試料98と、レーザ光を一定周波数の変調信号により電気的に強度変調した変調レーザ光を被測定物99又は標準試料98のいずれかに照射する光照射手段と、照射された変調レーザ光により発生する被測定物99又は標準試料98からの超音波を検出して電気信号として出力する2個の音波検出手段104,105と、を備える。さらに、図1には、光照射手段として、駆動回路101、励起光源102及び照射方向制御部
103を示した。さらに、図1には、信号選択手段106を示した。
励起光源102としては、例えば、分布帰還型半導体レーザ(DFB−LD)等の半導体レーザがある。また、励起光源102は、ヒーター又はペルチェ素子で加熱又は冷却することにより出力する光の波長を変化できることが好ましい。
駆動回路101は、例えば、励起光源102に接続され、励起光源102に電力を供給する。また、駆動回路101は、一定周波数、例えば、500kHzの周波数で励起光源102が出力するレーザ光を変調する。駆動回路101で変調された変調レーザ光は、被測定物99又は標準試料98に照射される。
本実施形態に係る成分濃度測定装置では、光照射手段は、変調レーザ光を照射する方向を制御する照射方向制御部103を備えることが好ましい。照射方向制御部103は、被測定物99又は標準試料98に変調レーザ光を切り替える。照射方向制御部103としては、例えば、光スイッチがある。成分濃度測定装置100は、被測定物99又は標準試料98を移動させることなく、被測定物99又は標準試料98のいずれかに変調レーザ光を照射することができる。
被測定物99は、照射された変調レーザ光により変調周波数に応じた光音響信号が発生する。音波検出手段104は、被測定物99で発生する光音響信号を検出する。また、標準試料98は、照射された変調レーザ光により変調周波数に応じた光音響信号が発生する。音波検出手段105は、標準試料98で発生する光音響信号を検出する。音波検出手段104,105としては、例えば、音響センサがある。ここで、本実施形態に係る成分濃度測定装置では、音波検出手段104,105は、略等しい測定感度及び周波数特性を有することが好ましい。成分濃度測定装置100は、音波検出手段104,105同士の測定感度及び周波数特性の差がなくなり、信頼性の高い校正が可能となる。
本実施形態に係る成分濃度測定装置では、音波検出手段104,105が出力する電気信号から、被測定物99又は標準試料98からの超音波に対応する電気信号を選択して出力する信号選択手段106をさらに備えることが好ましい。成分濃度測定装置100は、被測定物99及び標準試料98を移動させることなく、被測定物99又は標準試料98に対応する電気信号を選択して測定することが可能となる。
さらに、本実施形態に係る成分濃度測定装置では、変調レーザ光が照射される被測定物99又は標準試料98と信号選択手段106が出力する電気信号に対応する被測定物99又は標準試料98とが一致するように、照射方向制御部103及び信号選択手段106を同期させる同期手段(不図示)をさらに備えることが好ましい。成分濃度測定装置100は、照射方向制御部103及び信号選択手段106を同期させることができるため、校正及び測定の迅速化が可能となる。
ここで、測定対象の成分が、例えば、グルコース又はコレステロールの場合、光照射手段は、グルコース又はコレステロールの吸収波長となる変調レーザ光を照射することが好ましい。成分濃度測定装置100は、測定対象の成分、ここでは、グルコース又はコレステロールの濃度を精度よく測定することができる。
被測定物99としては、人体又は人体の一部、例えば、指がある。被測定物99が指であれば、成分濃度測定装置100は、血液中のグルコースの濃度を測定できる。また、被測定物99としては、例えば、実験用ラット、みかん等の果実、人体又は実験用ラットから採取した採取物もある。被測定物99が果実であれば、成分濃度測定装置100は、果実の糖度、すなわち、果実の甘さを測定できる。
標準試料98としては、例えば、被測定物と等価な吸光度、電熱特性及び音響特性を示すように調合した生体等価物質を封入したものがある。測定対象の成分が血液中のグルコースであれば、標準試料98としては、例えば、水溶液又は水分を含んだ軟化ゲル状の試料を封入したガラスセル、血液成分量を検査済みの血液又は血清を封入したガラスセルがある。本実施形態に係る成分濃度測定装置では、被測定物の測定対象とする成分に応じた標準試料とすることにより、本実施形態に係る成分濃度測定値の校正を行うことができる。
信号選択手段106が選択した電気信号は、例えば、前置増幅器(不図示)に出力され、駆動回路102の変調周波数に応じて位相検波がされ、電気信号の強度に基づいて測定対象の成分濃度が得られる。成分濃度の情報は、例えば、ディスプレイ、プリンタ等の出力手段に出力される。以上のように、成分濃度測定装置100は、電気信号量の変化及び共振周波数の変化を抑制でき、音波検出手段105と標準試料98との位置関係及び音波検出手段105と標準試料98との接触状態等の測定環境の変化による校正精度の低下を防止できる。また、音響特性及び共振周波数が変化しないため、標準試料98の共振周波数を求める必要がなくなり、校正手順を短縮することができる。
図2に、本実施形態に係る成分濃度測定装置の第2形態の概略図を示した。本実施形態に係る成分濃度測定装置では、光照射手段は、被測定物99及び標準試料98に照射される変調レーザ光が伝搬する光ファイバ107をさらに備えることが好ましい。成分濃度測定装置100は、光ファイバ107を標準試料98の外壁に密着させることにより、標準試料98の光被照射位置が外部に露出することが無くなり、標準試料98の汚染を低減することができる。このため、従来必要とされていた、標準試料98のクリーニングが不要になり、校正の迅速化が可能となる。
図3に、本実施形態に係る成分濃度測定装置の具体例を示した。筺体111の材料としては、例えば、ウレタン、エポキシ等の高分子材料、アルミ、銅、鉄等の金属材料がある。筺体111は、例えば、被測定物99を変調レーザ光の光軸に配置するため、開口部111aが形成される。また、筺体111は、例えば、側面に箱部111bが形成される。なお、図3において、照射方向制御部(不図示)の接続を実線及び信号選択手段(不図示)の接続で示し、以後においても同様である。
図4に、図3の縦断面概略図を示した。なお、図4において、音波検出手段105が標準試料ユニット110に内蔵されているため、音波検出手段105を一点鎖線で示した。本実施形態に係る成分濃度測定装置では、外部からの熱、音波及び電磁波を遮断する筺体111が音波検出手段104及び標準試料を収容していることが好ましい。標準試料ユニット110は、例えば、標準試料(不図示)、コリメータ(不図示)及び標準試料で発生する光音響信号を検出する音波検出手段105を内蔵する。なお、標準試料ユニット110の詳細については、後述する。成分濃度測定装置100は、筺体111が標準試料ユニット110を収容しており、筺体111が標準試料を収容しているのと同じこととなる。成分濃度測定装置100は、音波検出手段104,105に影響を与えやすい熱、音波及び電磁波を遮断することで、信頼性の高い校正が可能となる。
音波検出手段104、コリメータ112a及び標準試料ユニット110が、変調レーザ光の光軸上に位置するように配置されている。箱部111bには、例えば、照射方向制御部103及び信号選択手段106が収容される。照射方向制御部103は、例えば、コリメータ112a及び標準試料ユニット110が内蔵するコリメータに接続され、光照射手段(不図示)が出力する変調レーザ光をコリメータ112a又は標準試料ユニット110が内蔵するコリメータいずれかの側に切り替える。また、信号選択手段106は、例えば、音波検出手段104及び標準試料ユニット110が内蔵する音波検出手段105に接続され、被測定物99又は標準試料ユニット110が内蔵する標準試料で発生する電気信号を選択する。
本発明に係る成分濃度測定装置では、2個の音波検出手段104,105のうち、被測定物からの超音波を検出する1個の音波検出手段104と標準試料からの超音波を検出する1個の音波検出手段105とが、受音面に対する背面104a、105aを対向させるように配置されていることが好ましい。さらに、照射方向制御部103を音波検出手段104の近傍に配置して、変調レーザ光を上下方向からコリメータ112a及び標準試料ユニット110が内蔵するコリメータに導くようにしている。このように光端子と電気端子をまとめることで、成分濃度測定装置100は、コンパクトな構造とすることができる。
成分濃度測定装置100の動作について説明する。まず、被測定物99を測定するにあたり、成分濃度測定装置100の校正を行うために、照射方向制御部103を標準試料の経路に、信号選択手段106を音波検出手段105の経路に設定する。光出射手段からの変調レーザ光は、照射方向制御部103を経て、標準試料に照射される。変調レーザ光により標準試料で光音響信号が発生する。この光音響信号は、音波検出手段105で検出され電気信号として出力され、信号選択手段106を経て出力される。この電気信号を元に成分濃度測定装置100の校正が行われる。次に、被測定物99の測定を行うため、照射方向制御部103を被測定物99の経路に、信号選択手段106を音波検出器104の経路に設定する。光出射手段からの変調レーザ光は、照射方向制御部103を経て、被測定物99に照射される。変調レーザ光により被測定物99で光音響信号が発生する。この光音響信号は、音波検出器104で検出され電気信号として出力され、信号選択手段106経て出力される。この電気信号を元に被測定物99の測定対象とする成分濃度を求めることができる。
図5に、本実施形態における標準試料ユニットの第1形態の外観図を示した。ケース113は、例えば、ふた部(不図示)、第1の胴体部113b及び第2の胴体部113cの3部品から構成される。また、コリメータ112bが第2の胴体部113cの底面に装着される。ケース113としては、例えば、ウレタン又はエポキシ等の高分子材料、アルミ、銅、鉄等の金属材料がある。ケース113にこれらの材料を用いることで、筐体(不図示)とあわせて、熱、音波及び電磁波を2重で遮断でき、校正の信頼性がより高くなる。
図6に、図5の縦断面概略図を示した。標準試料98、音波検出手段105及びコリメータ112bが変調レーザ光の光軸上に位置するように配置されている。ふた部113aの外壁面、及び、ふた部113aの外壁面に接する第1の胴体部113bの内壁面は、例えば、互いに合致するネジ山構造となっており、ふた部113aを回転させることでふた部113aをケース113から取り外すことができる。本実施形態に係る成分濃度測定装置では、標準試料ユニット110が組み込まれた状態で連続して用いられるが、測定対象の成分の変更に伴って標準試料ユニット110を交換することができる。或いは、標準試料ユニット110から標準試料98を取り外して交換することもできる。
図7は、本実施形態における標準試料ユニットの第2形態であり、(a)が外観図であり、(b)が概略図である。本発明に係る成分濃度測定装置では、音波検出手段105は、標準試料98が固定されていることが好ましい。本実施形態に係る成分濃度測定装置は、音波検出手段105と標準試料98との位置関係及び音波検出手段105と標準試料98との接触状態等の測定環境の変化による校正精度がより低下しにくくなる。
ケース113は、例えば、上面に光学窓114が装着される。光学窓114は、変調レーザ光を透過できれば良く、例えば、石英ガラス、サファイア等を素材とする円盤状の窓がある。
さらに、本発明に係る成分濃度測定装置では、音波検出手段105は、標準試料98が、音波検出手段105の受音面105bと標準試料98との間の音響インピーダンスを有する接着剤を用いて固定されていることが好ましい。本実施形態に係る成分濃度測定装置は、標準試料98と音波検出手段105の音響インピーダンスが整合し、校正精度がより低下しにくくなる。
上記の接着剤は、例えば、高分子母材を含むものである。高分子母材としては、例えば、ゴム、天然高分子化合物、合成高分子化合物がある。ここで、高分子とは、分子量が非常に大きい分子である。ゴムとしては、例えば、天然ゴム、合成ゴム等の弾性を有するゴムがある。天然高分子化合物としては、例えば、ゼラチン、ケラチン等のタンパク質、セルロース、デンプン等の多糖物質がある。また、合成高分子化合物としては、例えば、可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂等の合成繊維、合成ゴムがある。ここで、可塑性樹脂は、ガラス転移温度又は融点まで加熱することによって軟化し、目的の形状に成形できることが好ましい。ここで、軟化とは、無定形物質が柔らかくなるものであり、例えば、加熱により粘性度が1〜10Ns/mになるものである。また、高分子母材は、加熱により融解することが好ましい。このような高分子母材としては、例えば、付加重合による鎖式構造のものを用いることができる。
上記の可塑性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂(PMMA)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン(PS)、ポリ酢酸ビニル、フッ素樹脂、テフロン(登録商標)R−ポリテトラフルオロエチレン(PEFE)、ABS樹脂、AS樹脂等の汎用プラスチックがある。また、上記の可塑性樹脂としては、例えば、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリカーボネイト(PC)、変性ポリフェニレンエーテル(m−PPE,変性PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、グラスファイバー強化ポリエチレンテレフタレート(GF−PET)、環状ポリオレフィン(COP)等の汎用エンプラがある。さらに、上記の可塑性樹脂としては、例えば、スーパーエンプラ、ポリエチレンスルフィド(PPS)、ポリスルホン(PSF)、ポリエーテルスルホン(PES)、非晶ポリアリレート(PAR)、液晶ポリエステル(LCP)、ポリエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PI)等の汎用エンプラもある。
上記の熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂(ポリウレタン)、ケイ素樹脂(シリコーン)、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル、アルキド樹脂、尿素樹脂(ユリア樹脂)、メラミン樹脂、イオノマーがある。
上記の光硬化性樹脂としては、例えば、光カチオン重合性化合物及び光カチオン重合開始剤を含有するものがある。光カチオン重合性化合物としては、例えば、分子内に少なくとも1個のエポキシ基、オキセタニル基、水酸基、ビニルエーテル基、エピスルフィド基、エチレンイミン基等の光カチオン重合性官能基を有する化合物がある。また、光カチオン重合度が高く、少ない光量で効率的に光硬化が進行することから、光硬化性樹脂として、分子内に少なくとも1個のエポキシ基を有する化合物を用いることが好ましい。これらの光カチオン重合性化合物の性状(分子量)は、特に制限されず、モノマー、オリゴマー、ポリマーのいずれであっても良い。また、これらの光カチオン重合性化合物は、単独で用いても良く、2種類以上を併用しても良い。さらに、高分子母材として、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、タンパク質、ゴム又はこれらの複合材を用いても良い。
図8は、本実施形態における標準試料ユニットの第3形態であり、(a)が外観図であり、(b)が透視図である。図8では、音波検出手段105と標準試料98とを一体化することによって、音波検出手段105は、標準試料98が固定されている。ケース113の底面自体が音波検出手段105の受音面となっており、境界面をより少なくすることが可能となり、光音響信号が境界面で反射されずに効率よく音波検出手段105まで伝搬し、校正精度がより低下しにくくなる。ここで、図8の標準試料ユニット110では、生体等価物質(不図示)をケース113に充填しても良い。
本発明に係る成分濃度測定装置は、日常の健康管理や美容上のチェックに利用することができる。また、人間ばかりでなく、動物についても健康管理に利用することができる。また、本発明に係る成分濃度測定装置は、人間や動物だけではなく、液体中の成分濃度を測定する分野、例えば果実の糖度測定にも適用することができる。
本実施形態に係る成分濃度測定装置の第1形態の概略図である。 本実施形態に係る成分濃度測定装置の第2形態の概略図である。 本実施形態に係る成分濃度測定装置の具体例を示す図である。 図3の縦断面概略図である。 本実施形態における標準試料ユニットの第1形態の外観図を示した。 図5の縦断面概略図である。 本実施形態における標準試料ユニットの第2形態であり、(a)が外観図であり、(b)が概略図である。 本実施形態における標準試料ユニットの第3形態であり、(a)が外観図であり、(b)が透視図である。 第1の従来例の成分濃度測定装置の構成例を示す図である。 第2の従来例の成分濃度測定装置の構成例を示す図である。 超音波検出器から標準試料を3回脱着し、各回の音響周波数特性の再現性について測定したグラフである。
符号の説明
80 成分濃度測定装置
81 駆動回路
82 音響波検出器
83 パルス光源
84 波形観測器
85 筐体
86 開口部
90 成分濃度測定装置
91a,91b 駆動回路
92a,92b 励起光源
93 超音波検出器
94 180°位相器
95 発振器
96 合波器
97 位相検波増幅器
98 標準試料
99 被測定物
100 成分濃度測定装置
101 駆動回路
102 励起光源
103 照射方向制御部
104,105 音波検出手段
104a,105a 受音面に対する背面
105b 受音面
106 信号選択手段
107 光ファイバ
110 標準試料ユニット
111 筐体
111a 開口部
111b 箱部
112,112a,112b コリメータ
113 ケース
113a ふた部
113b 第1の胴体部
113c 第2の胴体部
114 光学窓

Claims (9)

  1. 校正に用い、照射されるレーザ光により発生する超音波の共振周波数を変化させないように、固定されている標準試料と、
    レーザ光を一定周波数の変調信号により電気的に強度変調した変調レーザ光を被測定物又は前記標準試料のいずれかに照射する光照射手段と、
    前記標準試料が固定されており、照射された前記変調レーザ光により発生する前記標準試料からの超音波を検出して電気信号として出力する標準試料用音波検出手段と、
    照射された前記変調レーザ光により発生する前記被測定物からの超音波を検出して電気信号として出力する被測定物用音波検出手段と、
    を備える成分濃度測定装置。
  2. 前記光照射手段は、前記被測定物及び前記標準試料に照射される前記変調レーザ光が伝搬する光ファイバをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の成分濃度測定装置。
  3. 外部からの熱、音波及び電磁波を遮断する筺体が前記音波検出手段及び前記標準試料を収容していることを特徴とする請求項1又は2に記載の成分濃度測定装置。
  4. 前記光照射手段は、前記変調レーザ光を照射する方向を制御する照射方向制御部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の成分濃度測定装置。
  5. 前記音波検出手段が出力する前記電気信号から、前記被測定物又は前記標準試料からの前記超音波に対応する前記電気信号を選択して出力する信号選択手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の成分濃度測定装置。
  6. 前記変調レーザ光が照射される前記被測定物又は前記標準試料と前記信号選択手段が出力する前記電気信号に対応する前記被測定物又は前記標準試料とが一致するように、前記照射方向制御部及び前記信号選択手段を同期させる同期手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の成分濃度測定装置。
  7. 前記音波検出手段は、前記標準試料が、前記音波検出手段の受音面と前記標準試料との間の音響インピーダンスを有する接着剤を用いて固定されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の成分濃度測定装置。
  8. 前記音波検出手段は、全部が略等しい測定感度及び周波数特性を有することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の成分濃度測定装置。
  9. 記被測定物からの超音波を検出する1個の前記被測定物用音波検出手段と前記標準試料からの超音波を検出する1個の前記標準試料用音波検出手段とが、前記受音面に対する背面を対向させるように配置されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の成分濃度測定装置。
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