JP4790067B2 - Ipネットワークシステム、ゲートウエイ装置及びip機器 - Google Patents

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Description

この発明は、IP(インターネットプロトコル:Internet Protocol)アドレスから通信開始手順に利用する宛先情報(電話番号など)を獲得するIPネットワークシステム、ゲートウエイ装置及びIP機器に関するものである。
現在、国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)で検討が進められている次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)は、主にSIP(Session Initiation Protocol)による通信開始手順を広くIP通信に適用し、サービス品質(QoS:Quality of Service)などの高度なサービスをIP接続ごとに提供することが可能なネットワークである。
しかし、通信開始手順はあくまで特定の宛先情報にのみ対応し、IPアドレスを宛先情報としては許容しない場合がある。例えば、ある事業者(キャリア)が進めている次世代ネットワークの公開仕様によると、通信開始手順はIP電話システムを踏襲するもので、宛先情報は電話番号のみが許容されている。この条件では、接続したいIPアドレスがDNS(Domain Name System)等によって取得できても、通信開始手順を経て接続することによって享受できる、IP接続にQoSを適用するなどのサービスを受けることができない。
したがって、IPアドレスから通信開始手順の宛先となる電話番号を探索する機能が必要になる。実際、自由にIPアドレスを通信開始手順の宛先とすることはセキュリティ上問題があり、通信サービスを提供する事業者としてもそこまで踏み込めないのは事実である。
しかし、これまでこうした条件での適用はほとんど議論がなされていないため、IPアドレスから通信開始手順のための電話番号を探索するという技術の提案はほとんどない。例えば、特許文献1は、典型的なIP電話システムにおけるIPアドレスと電話番号の対応を探索するための提案であるが、IPアドレスから電話番号ではなく、あくまでも、電話番号からIPアドレスを探索する技術である。
また、例えば、特許文献2は、自らのIPアドレスと電話番号の情報を、登録しておいた電子メールアドレスに送信して、その電子メールの宛先であるIP電話装置(ゲートウエイ装置である場合もある)が電話番号と宛先IPアドレスの対応をテーブルとして持つことが可能になり、同IP電話装置でユーザが電話をかけ、その電話番号がテーブルに登録されていると、対応づけられているIPアドレスに直接メディアストリームを送信して、手順やコストを軽くしようとするものである。この特許文献2は、情報を電子メールで送信するという部分において本発明と通じるものがあるが、IP電話に関する技術であり、上記の特許文献1と同様に、あくまでも、電話番号からIPアドレスを探索する技術である。
次世代ネットワークでは、広くIP通信に対して通信開始手順を経ることによって享受することが可能なQoSなどを受けられるようになっているが、IP電話以外に、それらを受けるとサービスとして非常に充実する既存のプロトコルがいくつか存在する。1つはVoD(Video on Demand)などの映像配信に広く利用されるプロトコルであるRTSP(Real Time Streaming Protocol)である。ビデオを高品質で視聴するためにはネットワークの安定が欠かせないが、QoSを適用することで、通信品質の安定が期待できる。サービスとして十分に課金に耐えるものとなることが期待できる。また、WebアクセスやFTP(File Transfer Protocol)などのTCP(Transmission Control Protocol)を基盤とするアプリケーションにおいても、ホームページの表示時間が短縮される、データの転送時間を予測あるいは保証することができるなどのメリットがある。
特開2003−134172号公報 特開2004−282508号公報
既存のIPネットワークシステムでは、DNSなどによってドメイン名からIPアドレスを取得するか、RTSPのサービスのように、サービスから固定のグローバルIPアドレスが指定される場合がある。既存のIPネットワークシステムは、いずれにしてもIPアドレスが先に取得される。
IPアドレスが与えられても、通信開始手順における電話番号がわからないと、次世代ネットワークの特徴を活かした通信サービスを受けることができないという問題点があった。IPアドレスの代わりに電話番号を与えることもできるが、そのためには既存のプロトコルを通信開始手順対応に作り変える必要がある。各種のプロトコル毎に作り変えるのは効率が悪く、手間もかかる。また、現在、正常に動作しているプロトコルに手を加えることは極力避けるのが望ましい。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、IPアドレスから通信開始手順に利用する電話番号などの宛先情報を取得することができ、次世代ネットワークが提供するであろうIP接続単位に与えられるサービスを受けられるようにすることができるIPネットワークシステム、ゲートウエイ装置及びIP機器を得るものである。
この発明に係るIPネットワークシステムは、通信開始手順を受け付ける機能をサポートし、前記通信開始手順を経ることによって、ある特性を持った、あるいは持たないIP接続を確立することが可能であると共に、前記通信開始手順を経ないで、通常のインターネット接続と同様にIPアドレスをIPパケットの宛先に指定することで直接IP接続を確立することが可能である次世代ネットワーク及び第1のユーザネットワークを接続する第1のゲートウエイ装置と、前記次世代ネットワーク及び第2のユーザネットワークを接続する第2のゲートウエイ装置と、前記第1及び第2のゲートウエイ装置間の通信開始手順のための前記次世代ネットワーク上のサーバと、前記第1のユーザネットワーク上の第1のIP機器と、前記第2のユーザネットワーク上の第2のIP機器とを設け、前記第1のIP機器は、前記第1及び第2のIP機器間を接続する場合、前記通信開始手順がSIP(Session Initiation Protocol)であるとき、前記第2のゲートウエイ装置のIPアドレスを宛先とした接続要求を前記第1のユーザネットワークへ送信し、前記第1のゲートウエイ装置は、前記第1のIP機器から送信された前記接続要求を捉え、前記接続要求からSIPに利用される宛先情報が不明である場合には、前記接続要求に含まれる前記第2のゲートウエイ装置のIPアドレスに宛てて、宛先情報獲得プロトコルを識別するための第1の識別情報及び問い合わせメッセージであることを示す第2の識別情報を載せた問い合わせメッセージを送信し、前記第2のゲートウエイ装置は、前記問い合わせメッセージを受信すると、応答メッセージに自己のSIPに利用される宛先情報を載せて前記第1のゲートウエイ装置へ返信し、前記第1のゲートウエイ装置は、前記応答メッセージを受信すると、前記第2のゲートウエイ装置のSIPに利用される宛先情報を宛先として、SIPによるセッション確立を実施し、SIPによるセッションが確立した後、前記接続要求を前記第2のゲートウエイ装置を介して前記第2のIP機器へ送信し、前記第2のゲートウエイ装置は、前記接続要求を受信すると、前記接続要求を前記第2のIP機器へ送信し、前記第2のIP機器は、前記接続要求を受信すると、接続応答を前記第1のIP機器へ返信するものである。
この発明に係るIPネットワークシステムは、IPアドレスから通信開始手順に利用する電話番号などの宛先情報を取得することができ、次世代ネットワークが提供するであろうIP接続単位に与えられるサービスを受けられるようにすることができるという効果を奏する。
この発明の実施例1に係るIPネットワークシステムの構成を示す図である。 この発明の実施例1に係るIPネットワークシステムの通信開始手順及び通信切断手順を示す図である。 この発明の実施例1に係るIPネットワークシステムの別の通信開始手順及び通信切断手順を示す図である。
この発明の実施例1とその応用例について以下説明する。
この発明の実施例1に係るIPネットワークシステムについて図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施例1に係るIPネットワークシステムの構成を示す図である。なお、以降では、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この発明の実施例1に係るIPネットワークシステムは、ネットワークとして、LAN(Local Area Network)などの発呼側のユーザネットワーク(第1のユーザネットワーク)101と、次世代ネットワークなどのキャリアネットワーク201と、LANなどの着呼側のユーザネットワーク(第2のユーザネットワーク)102とで構成されている。
次世代ネットワーク201は、IP電話などに利用されるSIP(Session Initiation Protocol)などの通信開始手順を受け付ける機能をサポートし、その通信開始手順を経ることによって、ある特性(QoSなど)を持った、あるいは持たないIP接続(コネクション)を確立することが可能であると共に、通信開始手順を経ないで、通常のインターネット接続と同様にIPアドレスを指定することで直接IP接続を確立することが可能である。また、次世代ネットワーク201は、通信装置301、302、303から構成されている。これら通信装置301〜303は、QoS制御機能を搭載している。
また、図1において、この発明の実施例1に係るIPネットワークシステムは、構成要素として、既存IPアプリケーションを搭載した、発呼側のユーザネットワーク101上のIP端末(第1のIP機器)901と、発呼側のユーザネットワーク101及び次世代ネットワーク201を接続する発呼側(入口側)のゲートウエイ装置(第1のゲートウエイ装置)11と、ゲートウエイ装置11、12間の通信開始手順のための次世代ネットワーク201上のSIPサーバ401と、次世代ネットワーク201及び着呼側のユーザネットワーク102を接続する着呼側(出口側)のゲートウエイ装置(第2のゲートウエイ装置)12と、既存IPアプリケーションを搭載した、着呼側のユーザネットワーク102上のTCP(Transmission Control Protocol)サーバ(第2のIP機器)902とが設けられている。
ゲートウエイ装置11、12は、通信開始手順及び「宛先情報獲得プロトコル」をサポートしている。また、ゲートウエイ装置11、12は、通信開始手順に利用する宛先情報(例えば、IP電話における電話番号)と、インターネット接続のためのIPアドレスを内部に保持している。
通信開始手順のためのSIPサーバ401には、各ゲートウエイ装置11、12のIPアドレスと通信開始手順の宛先情報(電話番号)の対応が格納されている。しかし、当然SIPサーバ401には、この対応を元に、IPアドレスによる問い合わせを受けて、電話番号を回答するような機能は存在しない。
つぎに、この発明の実施例1に係るIPネットワークシステムの動作について図面を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施例1に係るIPネットワークシステムの通信開始手順及び通信切断手順を示す図である。
図2は、通信開始手順及び通信切断手順がSIP(Session Initiation Protocol)である場合の例である。
まず、図2に示すように、接続元のIP端末901は、接続要求パケット(TCP−SYNパケット)を接続先のTCPサーバ902へ送信する。IP端末901は、接続要求パケット(TCP−SYNパケット)に、着呼側のゲートウエイ装置12のグローバルIPアドレスを載せる。ゲートウエイ装置12のIPアドレスは、IP端末901がDNS(Domain Name Service)によって取得する。なお、ゲートウエイ装置12のIPアドレスは、IP端末901が予め知っている場合もある。また、IPアドレスは、IPv4(IP Version 4)でも、IPv6(IP Version 6)でも良い。
接続要求パケット(TCP−SYNパケット)がIP端末901により発呼側のユーザネットワーク101へ送信されると、発呼側のゲートウエイ装置11は、その接続要求パケット(TCP−SYNパケット)を捉える。このとき、接続要求パケット(TCP−SYNパケット)に含まれる宛先IPアドレスは、着呼側のゲートウエイ装置12の次世代ネットワーク201側アドレスであるグローバルIPアドレスである。従って、この時点では通信開始手順におけるゲートウエイ装置12の宛先の電話番号が不明である。
ゲートウエイ装置12の電話番号が不明である場合には、発呼側のゲートウエイ装置11は、IPアドレスから通信開始手順の電話番号を獲得する「宛先情報獲得プロトコル」を実施する。
発呼側のゲートウエイ装置11は、接続要求パケット(TCP−SYNパケット)の宛先IPアドレスに対して、つまり、着呼側のゲートウエイ装置12に対して『問い合わせメッセージ』を送信する。ゲートウエイ装置11は、『問い合わせメッセージ』に、この宛先情報獲得プロトコルを識別するための情報(一般に、UDP(User Datagram Protocol)ポート番号などの形で宛先情報に含まれる)と、問い合わせメッセージであることを示す識別情報(例えば、“QUERY”などのテキスト)と、自ら保持する通信開始手順のための電話番号(ゲートウエイ装置11の電話番号)を載せる。なお、自らの電話番号を問い合わせメッセージに載せるのは、必須ではない。自らの電話番号を問い合わせメッセージに載せると、認証に使用できるなどの利点がある。
着呼側のゲートウエイ装置12は、『問い合わせメッセージ』を受信すると、『応答メッセージ』に自ら保持する通信開始手順に利用する電話番号(ゲートウエイ装置12の電話番号)を載せて発呼側のゲートウエイ装置11へ返信する。
その後は、着呼側のゲートウエイ装置12の宛先の電話番号が判明するので、発呼側のゲートウエイ装置11は、SIPによるセッション確立を実施する。
すなわち、発呼側のゲートウエイ装置11は、宛先として着呼側のゲートウエイ装置12の電話番号を含む要求(INVITE)を次世代ネットワーク201へ送信する。ゲートウエイ装置11は、自らが持つQoSテーブルのエントリ(SIP手順を経てから接続すべきコネクション情報と、次世代ネットワーク201に要求するQoS情報の対応を記述したもの:送受信IPアドレス、TCP/UDP、送受ポート番号、QoS情報(優先度、要求帯域)など)と先にゲートウエイ装置11に入力したTCP−SYNパケットのコネクション情報を比較し、ヒットするとそのエントリに記述されたQoS情報を要求(INVITE)に載せる。
SIPサーバ401は、発呼側のゲートウエイ装置11から要求(INVITE)を受信すると、この要求(INVITE)を着呼側のゲートウエイ装置12へ転送する。ゲートウエイ装置12は、要求(INVITE)を受信すると、応答(200 OK)を次世代ネットワーク201へ送信する。
これ以降は、図2に示した基本手順によって、SIPセッションが確立される。
発呼側のゲートウエイ装置11は、SIPによるセッションが確立した後、接続要求パケット(TCP−SYNパケット)を接続先のTCPサーバ902へ送信する。この接続要求パケット(TCP−SYNパケット)は、発呼側のゲートウエイ装置11から次世代ネットワーク201を経由して着呼側のゲートウエイ装置12まで送信される。
着呼側のゲートウエイ装置12は、接続要求パケット(TCP−SYNパケット)を受信すると、この接続要求パケットに含まれる宛先のグローバルIPアドレスを、NAPT(Network Address Port Translation)により、接続先のTCPサーバ902のプライベートIPアドレスへ宛先アドレスを変換する。そして、着呼側のゲートウエイ装置12は、接続要求パケット(TCP−SYNパケット)を接続先のTCPサーバ902のプライベートIPアドレスへ送信する。
接続先のTCPサーバ902は、接続要求パケット(TCP−SYNパケット)を受信すると、接続応答パケット(TCP−SYN−ACKパケット)を接続元のIP端末901へ送信する。この接続応答パケット(TCP−SYN−ACKパケット)は、接続先のTCPサーバ902から接続元のIP端末901まで、接続要求パケット(TCP−SYNパケット)が送られてきた経路を逆方向に辿ってIP端末901に到達する。
以上の通信開始手順により、SIP手順によって確立された次世代ネットワーク201のサービスを享受しながら、TCP(Transmission Control Protocol)接続を確立することが可能になる。
図2において、その後の通信切断手順は一例として示している。切断要求パケット(TCP−FINパケット)を、IP端末901で1個、TCPサーバ902で1個、合計2個検出した時点で、発呼側のゲートウエイ装置11がSIPの通信切断手順である要求(BYE)を次世代ネットワーク201へ送信している。
上記の『問い合わせメッセージ』と『応答メッセージ』の「宛先情報獲得プロトコル」自体は、UDP(User Datagram Protocol)/IPでもTCP(Transmission Control Protocol)/IPでも実現可能であるが、より簡単にはUDPを適用するのが望ましい。なお、TLS(Transport Layer Security)やSSL(Secure Socket Layer)を利用して『問い合わせメッセージ』や『応答メッセージ』を送信すれば、秘匿性を高めることができる。ただし、通信そのものの秘匿性よりも、相手が接続を許可すべき相手かどうかを認証する方がより重要な機能になる。例えば、『問い合わせメッセージ』に予め決めておいた「鍵情報」を載せ、その「鍵情報」を参照することで『問い合わせメッセージ』に対して『応答メッセージ』を返信すべきかどうかを判断する方法がある。『応答メッセージ』を返信する側は、予め決めておいた「鍵情報」を知っている。
上記の実施例1に係るIPネットワークシステムの基本機能に加え、より便利なものとするために以下のような応用例が考えられる。
上記の基本機能の説明では、通信開始手順に利用する宛先情報として、電話番号(TEL−URI(Uniform Resource Identifier))について説明したが、SIP−URIでも良い。
図1に示すユーザネットワーク101あるいは102がプライベートIPアドレスを適用したLANではなく、グローバルIPアドレスを持つネットワークである場合、IP端末901又はTCPサーバ902は、グローバルIPアドレスを持つことが可能であり、次世代ネットワーク201を含めた広域IPネットワークと直接通信をすることが可能である。このような場合、『問い合わせメッセージ』は、TCPサーバ902又はIP端末901宛に送信されるが、通信開始手順をこれらのIP端末901、TCPサーバ902がサポートしているときには、「宛先情報獲得プロトコル」をこれらのIP端末901、TCPサーバ902がサポートするのが妥当である。通信開始手順をこれらのIP端末901、TCPサーバ902がサポートしていないときには、ゲートウエイ装置12又は11がこの『問い合わせメッセージ』を横取り(ピックアップ)して『応答メッセージ』を返信する必要がある。こうした環境では、ゲートウエイ装置11、12は、IP端末901、TCPサーバ902のIPアドレスと通信開始手順のサポート状況を記述したテーブルを用意しておく対策が必要になる。特に、IP端末901、TCPサーバ902が通信開始手順をサポートしているときには、ゲートウエイ装置11、12で「宛先情報獲得プロトコル」を透過させなければならないため、当該テーブルが必須である。
アプリケーションによっては短時間に何度も切ったり貼ったりするものが存在する。例えば、Webアクセスでは、1つのホームページ上にいくつものフレームがあったりすると、そのフレームに表示するページは別のURL(Uniform Resource Locator)になっていて、同じ宛先に対して別のTCP(Transmission Control Protocol)コネクションを確立して取得する動作を実施するのが一般的である。フレーム以外にも、いくつかイメージファイルがあると、それぞれTCPコネクションを確立して情報を取得する場合がある。このような場合、宛先の多くは同じである。従って、一度解決したIPアドレスと通信開始手順に利用する電話番号などの宛先情報との対応関係を記憶しておくことは非常に有効である。こうすることで、発呼側のゲートウエイ装置11は、実際に問い合わせをしなくても通信開始手順を実施することができる。例えば、発呼側のゲートウエイ装置11は、キャッシュ(cache)を有し、IPアドレスから通信開始手順の電話番号を獲得する「宛先情報獲得プロトコル」を実施した後、IPアドレスと通信開始手順に利用する宛先情報との対応関係をキャッシュ(cache)に記憶する。
なお、キャッシュに関してはいくつかの機能がある。1つはエイジングである。現在、IPアドレスは各ゲートウエイ装置11、12に動的に割り当てられることが多いが、電話番号などの通信開始手順の宛先情報は変化しない。従って、頻度はまちまちであるが、IPアドレスと通信開始手順に利用する宛先情報との対応関係は変化するものと考えるのが妥当であり、エイジングは欠かせない機能である。ゲートウエイ装置11は、一定時間、通信開始手順を実施しない場合には、キャッシュからIPアドレスと通信開始手順に利用する宛先情報との対応関係を削除するか、『問い合わせメッセージ』を自動的に定期的に送信して上記の対応関係を更新する。後者のように、ゲートウエイ装置11が、定期的に「宛先情報獲得プロトコル」を実施することによって、キャッシュの記憶内容を更新し、常に最新の対応関係をキャッシュに記憶しておくことで、実際に通信開始手順を実施するときに宛先情報を獲得するための問い合わせをしなくても正しい相手(宛先情報)に対して通信開始手順を実施できる。
キャッシュのエイジングタイムの設定は、あまりに短くすると、ゲートウエイ装置11の負荷を上げ、ネットワークのトラヒックも増大させてしまう。従って、エイジングタイムは、少なくとも数分レベルに設定するのが適当で、数十分以上が妥当である。その場合、通信のないまま相手先のゲートウエイ装置12が再起動してIPアドレスが変化してしまっていることが十分に考えられる。ゲートウエイ装置11が、自ら持つキャッシュに従って通信を確立した場合、正しい相手と接続できず、場合によっては情報漏洩や相手に損害を与えてしまうことも考えられる。誤った相手先との通信を防ぐために、ゲートウエイ装置11は、通信開始手順の中で取得できる相手先のIPアドレスと、キャッシュのIPアドレスを比較して、一致する場合のみ実際のIP接続を確立するようにする。例えば、SIP(Session Initiation Protocol)では、そのボディに掲載されるSDP(Session Description Protocol)に相手先の実際のIPアドレスが記述されているため、記述されたIPアドレスとキャッシュのIPアドレスを比較して、当該機能を実現できる。
また、ゲートウエイ装置11が自らのキャッシュ情報を自ら更新するなどの他に、マルチキャスト(multicast)によって「宛先情報獲得プロトコル」をサポートする装置に通知する方法もある。次世代ネットワーク201がマルチキャスト(multicast)をサポートしている場合、次世代ネットワーク201上の各装置は、自ら起動し、IPアドレスと通信開始手順に利用する宛先情報(電話番号)が確定すると、予め規定しておいたマルチキャストグループにメンバ登録して参加し、IPアドレスと通信開始手順に利用する宛先情報との対応関係を載せたメッセージを当該マルチキャストグループに送信する。例えば、ゲートウエイ装置12は、立ち上がった後、自己のIPアドレスと通信開始手順に利用する宛先情報(電話番号)が確定すると、マルチキャスト手順を実施する。これによって、例えば、立ち上がったゲートウエイ装置12の上記の対応関係が、ゲートウエイ装置11で取得できることになる。ゲートウエイ装置11がキャッシュに上記の対応関係を記憶するための最も効率的な方法である。この場合も、メッセージに寿命時間を示す情報を載せ、受信した側はその寿命時間が経過した対応関係の情報を削除する。また、送信した側はその寿命時間の半分から4分の3くらいの適当な時間間隔で定期的にメッセージを当該マルチキャストグループに送信する。例えば、ゲートウエイ装置12が定期的にメッセージを送信することによって、ゲートウエイ装置11がキャッシュの記憶内容を更新し、常に最新の対応関係をキャッシュに記憶しておくことができる。
なお、『問い合わせメッセージ』/『応答メッセージ』によって通信開始手順に利用する宛先情報(電話番号)を獲得する場合、マルチキャストによって通信開始手順に利用する宛先情報(電話番号)を獲得する場合のどちらにおいても、「宛先情報獲得プロトコル」をサポートするゲートウエイ装置11がソフトウエア的に停止するときには、次の手順を実施する。『問い合わせメッセージ』/『応答メッセージ』の場合、ゲートウエイ装置11は、自らのキャッシュに残るIPアドレスに対して離脱通知を送信する。また、マルチキャストの場合、ゲートウエイ装置11は、当該マルチキャストグループに離脱通知を送信する。そうすると、ゲートウエイ装置12は、効率的にキャッシュを管理することができる。
さらに、『問い合わせメッセージ』に対して、『応答メッセージ』で必ずしも答える必要はない。ゲートウエイ装置11が、『問い合わせメッセージ』に自らの通信開始手順に利用する宛先情報(電話番号)を載せておくことで、この『問い合わせメッセージ』を受け取ったゲートウエイ装置12が、図3に示すように、当該宛先情報(電話番号)に対して通信開始手順を実施することもできる。すなわち、問い合わせメッセージの中に、ゲートウエイ装置11に入力したTCP−SYNパケットの宛先IPアドレスとポート番号が掲載されている。ゲートウエイ装置12が、SIPによるセッション確立を実施する。ゲートウエイ装置12は、宛先としてゲートウエイ装置11の電話番号を含む要求(INVITE)を次世代ネットワーク201へ送信する。その後は、同様に、応答(200 OK)、要求(ACK)について、ゲートウエイ装置11、12は、逆方向の手順を実施する。クライアント/サーバ型のアプリケーションで、どちらが開始するかによってその後の動作に影響がある場合に効果があり、手順完了までの時間を短縮することができる。
さらにまた、IP端末(IP機器)901は、上述したような、ゲートウエイ装置11が保持する機能を内部に取り込むとともに、インターネット接続機能を持っても良い。同様に、TCPサーバ(IP機器)902は、上述したような、ゲートウエイ装置12が保持する機能を内部に取り込むとともに、インターネット接続機能を持っても良い。
本実施例1によって、通信開始手順に利用する電話番号よりも先にIPアドレスを取得できるような環境においても、IPアドレスから通信開始手順に利用する電話番号を取得し、通信開始手順を改めて実施し、それによって提供されるQoSなどのサービスを享受しつつ既存IP通信接続を確立することが可能となる。

Claims (15)

  1. 通信開始手順を受け付ける機能をサポートし、前記通信開始手順を経ることによって、ある特性を持った、あるいは持たないIP接続を確立することが可能であると共に、前記通信開始手順を経ないで、通常のインターネット接続と同様にIPアドレスをIPパケットの宛先に指定することで直接IP接続を確立することが可能である次世代ネットワーク及び第1のユーザネットワークを接続する第1のゲートウエイ装置と、
    前記次世代ネットワーク及び第2のユーザネットワークを接続する第2のゲートウエイ装置と、
    前記第1及び第2のゲートウエイ装置間の通信開始手順のための前記次世代ネットワーク上のサーバと、
    前記第1のユーザネットワーク上の第1のIP機器と、
    前記第2のユーザネットワーク上の第2のIP機器とを備え、
    前記第1のIP機器は、前記第1及び第2のIP機器間を接続する場合、前記通信開始手順がSIP(Session Initiation Protocol)であるとき、前記第2のゲートウエイ装置のIPアドレスを宛先とした接続要求を前記第1のユーザネットワークへ送信し、
    前記第1のゲートウエイ装置は、前記第1のIP機器から送信された前記接続要求を捉え、前記接続要求からSIPに利用される宛先情報が不明である場合には、前記接続要求に含まれる前記第2のゲートウエイ装置のIPアドレスに宛てて、宛先情報獲得プロトコルを識別するための第1の識別情報及び問い合わせメッセージであることを示す第2の識別情報を載せた問い合わせメッセージを送信し、
    前記第2のゲートウエイ装置は、前記問い合わせメッセージを受信すると、応答メッセージに自己のSIPに利用される宛先情報を載せて前記第1のゲートウエイ装置へ返信し、
    前記第1のゲートウエイ装置は、前記応答メッセージを受信すると、前記第2のゲートウエイ装置のSIPに利用される宛先情報を宛先として、SIPによるセッション確立を実施し、SIPによるセッションが確立した後、前記接続要求を前記第2のゲートウエイ装置を介して前記第2のIP機器へ送信し、
    前記第2のゲートウエイ装置は、前記接続要求を受信すると、前記接続要求を前記第2のIP機器へ送信し、
    前記第2のIP機器は、前記接続要求を受信すると、接続応答を前記第1のIP機器へ返信する
    IPネットワークシステム。
  2. 前記第2のゲートウエイ装置は、前記接続要求を受信すると、前記接続要求の宛先を、前記第2のゲートウエイ装置のIPアドレスから、前記第2のユーザネットワークにおける前記第2のIP機器のプライベートアドレスに変換して、前記接続要求を前記第2のIP機器へ送信する
    請求項1記載のIPネットワークシステム
  3. 前記第1のゲートウエイ装置は、前記問い合わせメッセージに予め決めておいた鍵情報を載せ、
    前記第2のゲートウエイ装置は、前記問い合わせメッセージに含まれる鍵情報を参照して前記応答メッセージを返信すべきかどうかを判断する
    請求項1記載のIPネットワークシステム。
  4. 前記第2のユーザネットワークが、グローバルIPアドレスを持つネットワークである場合、
    前記第1及び第2のIP機器間を接続するとき、前記第1のIP機器は、前記第2のIP機器のIPアドレスを宛先とした接続要求を前記第1のユーザネットワークへ送信し、
    前記第1のゲートウエイ装置は、前記第1のIP機器から送信された前記接続要求を捉え、前記接続要求から前記SIPに利用される宛先情報が不明である場合には、前記接続要求に含まれる前記第2のIP機器のIPアドレスに宛てて、問い合わせメッセージを送信し、
    前記第2のゲートウエイ装置は、前記問い合わせメッセージが送信されてきた場合、前記問い合わせメッセージを横取りして応答メッセージに自己のSIPに利用される宛先情報を載せて前記第1のゲートウエイ装置へ返信する
    請求項1記載のIPネットワークシステム。
  5. 前記次世代ネットワークがマルチキャストをサポートしている場合、前記次世代ネットワーク上の各装置は、予め規定したマルチキャストグループにメンバ登録し、自己のIPアドレスとSIPに利用される宛先情報を載せた所定のメッセージを前記マルチキャストグループに送信する
    請求項1記載のIPネットワークシステム。
  6. 前記次世代ネットワーク上の各装置は、立ち上がった後、自己のIPアドレスとSIPに利用される宛先情報が確定すると、前記所定のメッセージを前記マルチキャストグループに送信する
    請求項5記載のIPネットワークシステム。
  7. 前記次世代ネットワーク上の各装置は、定期的に、前記所定のメッセージを前記マルチキャストグループに送信する
    請求項5記載のIPネットワークシステム。
  8. 前記第1のゲートウエイ装置は、前記接続要求から前記通信開始手順に利用する前記SIPに利用される宛先情報が不明である場合には、前記接続要求に含まれる前記第2のゲートウエイ装置のIPアドレスに宛てて、自己のSIPに利用される宛先情報をさらに載せた問い合わせメッセージを送信し、
    前記第2のゲートウエイ装置は、前記問い合わせメッセージを受信すると、応答メッセージに自己のSIPに利用される宛先情報を載せて前記第1のゲートウエイ装置へ返信する代わりに、前記問い合わせメッセージに含まれるSIPに利用される宛先情報を利用して前記第2及び第1のゲートウエイ装置間の通信開始手順を実施する
    請求項1記載のIPネットワークシステム。
  9. 通信開始手順を受け付ける機能をサポートし、前記通信開始手順を経ることによって、ある特性を持った、あるいは持たないIP接続を確立することが可能であると共に、前記通信開始手順を経ないで、通常のインターネット接続と同様にIPアドレスをIPパケットの宛先に指定することで直接IP接続を確立することが可能である次世代ネットワーク及び発呼側のユーザネットワークを接続するゲートウエイ装置であって、
    前記発呼側のユーザネットワーク上の第1のIP機器及び前記次世代ネットワークの先にある着呼側のユーザネットワーク上の第2のIP機器間を接続する場合に、前記通信開始手順がSIP(Session Initiation Protocol)であるとき、前記第1のIP機器から送信されてきた接続要求を捉え、
    前記接続要求からSIPに利用される宛先情報が不明である場合には、前記接続要求に含まれるIPアドレスに宛てて、宛先情報獲得プロトコルを識別するための第1の識別情報及び問い合わせメッセージであることを示す第2の識別情報を載せた問い合わせメッセージを送信し、
    前記問い合わせメッセージを受信した装置から返信されてきた応答メッセージを受信し、前記応答メッセージに含まれる前記SIPに利用される宛先情報を獲得し、このSIPに利用される宛先情報を宛先として、SIPによるセッション確立を実施し、SIPによるセッションが確立した後、前記接続要求を前記第2のIP機器へ送信する
    ゲートウエイ装置。
  10. キャッシュを有し、前記IPアドレスと獲得した前記SIPに利用される宛先情報との対応関係を前記キャッシュに記憶する
    請求項9記載のゲートウエイ装置。
  11. 定期的に問い合わせメッセージを送信し、返信されてきた応答メッセージから獲得したSIPに利用される宛先情報に基づき、前記キャッシュの記憶内容を更新し、常に最新のIPアドレスとSIPに利用される宛先情報との対応関係を前記キャッシュに記憶する
    請求項10記載のゲートウエイ装置。
  12. 通信開始手順の中で取得できる相手先のIPアドレスと、前記キャッシュに記憶されたIPアドレスを比較して、一致する場合のみ実際のIP接続を確立する
    請求項10又は11記載のゲートウエイ装置。
  13. 通信開始手順を受け付ける機能をサポートし、前記通信開始手順を経ることによって、ある特性を持った、あるいは持たないIP接続を確立することが可能であると共に、前記通信開始手順を経ないで、通常のインターネット接続と同様にIPアドレスをIPパケットの宛先に指定することで直接IP接続を確立することが可能である次世代ネットワーク及び着呼側のユーザネットワークを接続するゲートウエイ装置であって、
    前記次世代ネットワークの先にある発呼側のユーザネットワーク上の第1のIP機器及び前記着呼側のユーザネットワーク上の第2のIP機器間を接続する場合に、前記通信開始手順がSIP(Session Initiation Protocol)であるとき、送信されてきた宛先情報獲得プロトコルを識別するための第1の識別情報及び問い合わせメッセージであることを示す第2の識別情報を載せた問い合わせメッセージを受信すると、応答メッセージに自己のSIPに利用される宛先情報を載せて前記問い合わせメッセージの送信元へ返信する
    ゲートウエイ装置。
  14. 通信開始手順を受け付ける機能をサポートし、前記通信開始手順を経ることによって、ある特性を持った、あるいは持たないIP接続を確立することが可能であると共に、前記通信開始手順を経ないで、通常のインターネット接続と同様にIPアドレスをIPパケットの宛先に指定することで直接IP接続を確立することが可能である次世代ネットワークに接続された発呼側のユーザネットワーク上のIP機器であって、
    前記次世代ネットワークの先にある着呼側のユーザネットワーク上の他のIP機器と接続する場合に、前記通信開始手順がSIP(Session Initiation Protocol)であるとき、接続要求からSIPに利用される宛先情報が不明である場合には、前記接続要求に含まれるIPアドレスに宛てて、宛先情報獲得プロトコルを識別するための第1の識別情報及び問い合わせメッセージであることを示す第2の識別情報を載せた問い合わせメッセージを送信し、
    前記問い合わせメッセージを受信した装置から返信されてきた応答メッセージを受信し、前記応答メッセージに含まれるSIPに利用される宛先情報を獲得し、このSIPに利用される宛先情報を宛先として、SIPによるセッション確立を実施し、SIPによるセッションが確立した後、前記接続要求を前記他のIP機器へ送信する
    IP機器。
  15. 通信開始手順を受け付ける機能をサポートし、前記通信開始手順を経ることによって、ある特性を持った、あるいは持たないIP接続を確立することが可能であると共に、前記通信開始手順を経ないで、通常のインターネット接続と同様にIPアドレスをIPパケットの宛先に指定することで直接IP接続を確立することが可能である次世代ネットワークに接続された着呼側のユーザネットワーク上のIP機器であって、
    前記次世代ネットワークの先にある発呼側のユーザネットワーク上の他のIP機器と接続する場合に、前記通信開始手順がSIP(Session Initiation Protocol)であるとき、送信されてきた宛先情報獲得プロトコルを識別するための第1の識別情報及び問い合わせメッセージであることを示す第2の識別情報を載せた問い合わせメッセージを受信すると、応答メッセージに自己のSIPに利用される宛先情報を載せて前記問い合わせメッセージの送信元へ返信する
    IP機器。
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