JP4789951B2 - 外科用安全メス - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照及び利益の主張
本発明は、2004年10月29日に出願された米国暫定特許出願第60/623,741号の利益を主張するものである。
本発明は、概して外科用メス器具に関し、具体的には、医学用途の外科用安全メスに関する。
医療産業は、米国経済で2番目に急成長を遂げている部門であり、1200万人を超える労働者を擁する。この医療労働力の80%近くは、女性である。医療従事者は、仕事上で、針刺し傷害及び鋭利なものによる傷害、腰痛、ラテックス・アレルギー、暴力及びストレスを含む広範囲の危険に直面している。医療従事者のこれらの危険への暴露を防止または低減することは可能であるが、現実には、医療従事者が経験している労働災害及び職業病の件数はますます増加している。医療従事者に対する労働災害発生率は、この10年間で上昇している。これに対して、最も危険な産業である農業及び建設業の2業種は今日、10年前より安全である。
医療従事者における針刺し及び他の経皮的傷害の年間発生件数の正確な国内データを入手することはできないが、推定では、このような傷害は年間600,000件から800,000件発生するとされている。これらの傷害の約半数は、公表されることがない。EPINet(暴露予防情報ネットワーク)からのデータは、平均的な病院において、労働者は100床につき年間約30件の針刺し傷害を受けていると示唆している。
報告されている大部分の針刺し及び鋭利なものによる傷害は看護職員に関連して発生しているが、研究室職員、医師、家政婦及び他の医療従事者もまた被害者である。これらの傷害の中には、感染症を引き起こす場合もある血液によって運ばれる病原菌に労働者を曝すものがある。中でも、より重大な感染症は、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)及びヒト免疫不全ウイルス(HIV)である。これらの病原菌の各々による感染症は、生命を脅かす可能性のあるものであるが、予防できるものである。
針刺し及び鋭利なものによる傷害が感情面に与える影響は過酷でもあり、重大な感染症に感染していない場合でも長期間続く。この影響は、傷害がHIVへの暴露に関わるものである場合には、特に過酷である。HIVに暴露された20名の医療従事者に関するある調査では、11名が急な激しい苦悩を味わったとされ、7名は持続する中程度の苦悩を味わい、6名は暴露の結果として辞職した。他に、コンサルティングを必要とするストレス反応も報告されている。ソース患者の感染状況を知らないことが、医療従事者のストレスを悪化させる場合もある。暴露された医療従事者に加えて、同僚及び家族が精神的被害を受ける場合もある。
安全衛生問題に対応できる最良の方法は、労働環境をあらゆる側面から考察する、従業員が関与しかつ管理者側も関与する包括的な予防プログラムを設定することである。改善された工学的制御の使用を実装することは、このような包括的プログラムの一要素である。しかしながら、対処されなければならない予防戦略要素としては、他に、危険作業実施の修正、注射針による環境での危害に対する管理上の対応の変更(例えば、鋭利物の入ったゴミ箱の迅速な除去)、安全教育と自覚、安全性向上に関するフィードバック及び恒常的問題点に対して講じられる措置が含まれる。
多くの場合、工学的制御の改善は労働災害を減らす最も効果的なアプローチの1つであり、よって、針刺し予防プログラムの重要な要素である。このような制御には、針の不必要な使用の排除及び安全機能付きデバイスの実装が含まれる。幾つかのソースは、安全デバイスに関する幾つかの望ましい特徴を同定しているが、これには、針を使用しない、安全機能をデバイスの一体部分として組み込んでいる、受動的に動作する(即ち、ユーザが起動させる必要はない)、片手技術で携わることができて、ユーザが起動しなければならない場合でも作業者の両手を露出された鋭利物の背後に置いておけるような安全機能を有する、安全機能が起動されているかどうかをユーザが容易に決定することができる、停止することができず廃棄中も防御されたままの安全機能を有する、高信頼で機能する、使用が容易でありかつ実用的である、患者を介護する上で安全かつ効果的である、といった安全デバイスに対する選好が含まれる。
これらの特徴の各々は望ましいものではあるが、中には、所定の医療状況では実行できず、適用不可であり、もしくは利用不可であるものがある。例えば、針は、皮膚浸透用の代替物を利用できない場合にはどうしても必要になる。また、場合によっては、受動的なデバイスにとって、ユーザによる起動を必要とする安全機能が好ましいこともある。デバイスは、その真価によって、かつ最終的には作業場での傷害を減らすその能力に基づいて個々に検討されなければならない。
具体的に、外科用メスに関して言えば、医療産業において現在使用されている従来の外科用メスは、金属製のグリップと、使用前にグリップに取り付けられて使用後に取り外される使い捨てのブレードとを含む。ブレードを取り付けかつ取外すプロセスは、医師を、露出されたブレードによる傷害の可能性及びブレード上に存在するかもしれない血液による汚染に曝す、困難かつ危険な手順である。さらに、手術の間に外科医が露出したメスを同僚に渡す際には、鋭利なものによる傷害も発生する場合がある。
現時点の外科用安全メスは、メス全体が使い捨てであるものとして、プラスチック製のグリップ上でガードを引っ込める、またはブレードを引っ込めるという概念に基づいて設計されている。メスは、全体が使い捨てであるため、ブレードの取り付け、取外しは不要である。ガードはブレードを使用前、使用中及び使用後も覆い、よってユーザを鋭利なものによる傷害から防護する。
金属製グリップの形状及び重量からくる感触に慣れている外科医は、とりわけ、プラスチック製グリップは軽すぎて感触が「異なる」ことから、現在の使い捨て外科用安全メスを好まない。使用中、メスのプラスチック製グリップによって生じるたわみ性は、金属製グリップのメスに比べて望ましくない。さらに、使い捨ての外科用安全メスは、一般的な使い捨てブレードに比べて格段に高価である。これらの2つの要素は、現時点で医療産業における外科用安全メスの採用を制限している。
必要なものは、現行設計に対する現時点での医師からの異議を克服する一方でメスを取り扱う医療従事者を十分に防護する、安全かつ高信頼性の外科用メスである。本発明は、主として、このようなデバイスに関する。
簡単に言えば、ある好適な形式における本発明は、形状及び感触が大部分の外科医に好まれる従来の金属製グリップに似ているメスの再使用可能な金属製グリップと、ブレードを使用前、使用中及び使用後に覆う、メスの金属製グリップからの取付け及び取外しが容易な使い捨てのブレード・カートリッジとを組み込む外科用安全メスを提供することによって従来の外科用メスを改良する。
本外科用安全メスは、標準的な外科用ブレードに似た刃形状を有するブレードと、上記ブレードに永続的に固定されるブレード・ホルダと、上記ブレードを覆い、上記ブレード・ホルダが内部へ滑動することのできるブレード・ガードと、ブレード・カートリッジ(ブレード、ブレード・ホルダ及びブレード・ガードが一緒に組み立てられているもの)を受け入れるメスのグリップと、ロックと、を備える。メスのグリップは再使用可能であるが、ブレード・カートリッジは使い捨てである。
先行技術設計は、解放可能式に固定されたブレードからブレード・ガードが滑動して外れる使い捨てのブレード・カートリッジを組み込んでいるが、本発明は、解放可能式に固定されたガードからブレードが滑動することを基礎とするものである。
本発明は、好適には再使用可能な金属製または使い捨てのプラスチック製の何れかであるメス・グリップと共に使用されることが可能な使い捨ての安全なブレード・カートリッジを備える。本ブレード・カートリッジはメス・グリップへの固定が容易であり、しかもメス・グリップへ固定的にロックされる。本ブレードは、好適には、少なくとも開位置、閉位置及びロック位置の明確な3位置を介して移動可能である。
ブレード・カートリッジのメス・グリップへの取付け及び取外しは、概してメス・グリップの長手軸に対して垂直な側方接近を利用して行われる。メス・グリップへの固定に際しては、ブレード・ガードの動作は制限され、または長手方向に移動せず、ブレード・カートリッジのブレード及びブレード・ホルダのみ長手方向へ移動することができる。
他の実施形態では、ブレード・カートリッジ自体が独立型の小型メスであって金属製の受動グリップに固定式に取り付けられ、またはブレードは金属製の中空グリップ内を移動することができる。
次に、図面を詳しく参照する。諸図を通じて、類似の参照番号は類似の部分を表す。図1に示す本外科用安全メス10は、メス・グリップ500と、ブレード・カートリッジ400とを備え、ブレード・カートリッジ400はメス・グリップ500へ固定式に取り付けられかつメス・グリップ500から安全に外れるように構成されている。本発明の好適な実施形態では、ブレード・カートリッジ400は使い捨てであるが、メス・グリップ500は使い捨てではない。従って、メス・グリップ500には、例えば医師が使用するために新しいブレード・カートリッジ400を取り付けることができる。医師が外科用安全メス10を使用し終わると、ブレード・カートリッジ400を適切に廃棄できるように、メス・グリップ500からブレード・カートリッジ400を安全に外すことができる。
外科用安全メス10の様々なコンポーネントの方向に関する関連性を記述するために、外科用安全メス10は、外科用安全メス10の長さに沿って伸びる長手軸Xと、外科用安全メス10の幅に沿って長手軸Xに概して垂直な鉛直軸Zと、外科用安全メス10の高さに沿った横軸Yとを含む。従って、本明細書で使用しているように、長手方向動作を長手軸Xに沿った動作と呼び、横方向動作を横軸Yに沿った動作と呼び、鉛直方向動作を鉛直軸Zに沿った動作と呼ぶ。
ブレード・カートリッジ400は、ブレード100と、ブレード100に固定式に係合するように適合化されるブレード・ホルダ200と、ブレード100及びブレード・ホルダ200を滑動可能式に受け入れるように構成されるブレード・ガード300と、を備えてもよい。さらに、ブレード・ホルダ200は、ブレード100またはその一部を閉位置と開位置との間で移動させるように適合化される。閉位置において、ブレード100はブレード・ガード300内に安全かつ完全に包含される。開位置において、ブレード100またはその一部はブレード・ガード300の外側へ伸張する。設計に従って、ブレード100は、外科用安全メス10を使用しない間は閉位置にあり、外科用安全メス10を活用中は開位置にある。従って、本発明による外科用安全メス10は、安全かつ効果的なツールを提供する。
図2及び3に示すように、ブレード100は、ブレード100の遠位端105に位置する刃先110を含む。さらに、ブレード100は、近位端107に開口120を画定する。これは好適には、スロット等の細長い開口120である。おそらくは刃先110の図示されている形状の他に、ブレード100は類似の前面及び背面を有する。
当業者には、ブレード100は炭素鋼及びステンレス鋼を含む、但しこれらに限定されない様々な適切材料で製造され得ることが認識されるであろう。概して、ブレード100の製造に使用される炭素鋼及びステンレス鋼は、英国規格(「BS」)2982:1992年、国際標準化機構(「ISO」)7740:1985年及び欧州規格(「EN」)27740:1992年、を含む幾つかの工業規格に従って製造される。ブレード100はさらに、例えばガンマ線によって消毒されてもよい。
図2に示すように、ブレード・ホルダ200はブレード100に結合するように設計される。ブレード100とは異なり、ブレード・ホルダ200の前面及び背面は似たものではなく、ブレード・ホルダ200の厚さは不均一である。ブレード・ホルダ200の遠位端は、ブレード・ホルダ200の前面から垂直に伸張する、概してブレード100の開口120に一致する輪郭のホルダ突起205を備える。ホルダ突起205は、ブレード100の開口120に固定的に係合するように適合化される。
ブレード・ホルダ200はさらに、ホルダ突起205の近位側に位置する突起ノッチ210を備えてもよく、突起ノッチ210はブレード100をブレード・ホルダ200へロックする。ホルダ突起205がブレードの開口120を介して進むにつれて、ブレード100は突起ノッチ210内にカチッと嵌り、これにより、ブレード100がブレード・ホルダ200から外れることが予防される。
ブレード・カートリッジ400の組立ての間、ブレード100は、ブレード100の開口120の位置をブレード・ホルダ200の対応するホルダ突起205に合わせることによって、ブレード・ホルダ200へ固定される。ホルダ突起205及び突起ノッチ210は、図2及び3に示すように、ブレード100がブレード・ホルダ200上を滑動し、これに差し込まれかつカチッと嵌ることを可能にする。或いは、ブレード100はインサート成形によってブレード・ホルダ200へ連接されてもよく、ブレード・ホルダ200は製造工程の間にブレード100の周囲に形成される。
ブレード・ホルダ200はさらに、近位端に、ブレード・ホルダ200の前面から垂直に延設されるホルダ・ノブ215を備える。ホルダ・ノブ215の表面は、外科用安全メス10の使用中に指に接触すると牽引力を高めるためのリッジ220を含んでもよい。後にさらに詳述するように、ホルダ・ノブ215はブレード100を、ブレード・ガード300と連通すると開閉位置間で移動させるように適合化される。
図4から6までに示すように、ブレード・ガード300は、ブレード100及びブレード・ホルダ200を滑動可能式に受け入れるように設計される。ブレード100が閉位置にあるとき、ブレード・ガード300はブレード100を十分に包囲し、よってブレード100が物質または個々人をうっかりと切る、刺す、または他に損傷することはない。
ブレード・ガード300は、ブレード・ホルダ200のホルダ・ノブ215が開/閉位置間で滑動する行路を供給するための開口315(本明細書では、スロット315とも呼ぶ)、図7参照、を備える。必然的に、ホルダ・ノブ215による開/閉位置間の移動に伴って、ブレード・ホルダ200及びブレード100も開/閉位置間を移動する。より具体的には、ブレード・ホルダ200のホルダ・ノブ215に加えられる方向性のある力により、ホルダ・ノブ215は、ブレード100及びブレード・ホルダ200を開/閉位置間で移動させる際にスロット315に沿って滑動することができる。
また、ブレード・ガード300は少なくとも1つの側部レール305も備え、この少なくとも1つの側部レール305はブレード・ガード300内に空胴を画定する。ブレード100及びブレード・ホルダ200は、好適には2つの側部レール305間に位置づけられ、よってブレード100及びブレード・ホルダ200は、ホルダ・ノブ215がスロット315内を滑動する際に上記空胴内を滑動する。ブレード100が閉位置にあるとき、ホルダ・ノブ215はスロット315の近位端の近くに位置づけられ、ブレード100が開位置にあるとき、ホルダ・ノブ215はスロット315の遠位端の近くに位置づけられる。
図7にさらに示すように、ブレード・ガード300は前方キャッチ350と後方キャッチ355とを備え、前方キャッチ350はスロット315の遠位端の近くに位置づけられ、後方キャッチ355はスロット315の近位端の近くに位置づけられる。前方キャッチ350は、ブレード100が開位置にあるときにホルダ・ノブ215に係合するように適合化される。前方キャッチ350は、ブレード・ホルダ200がブレード100を前方へ開位置を超えて移動させないように防止する。同様に、後方キャッチ355は、ブレード100が閉位置にあるときにホルダ・ノブ215に係合するように適合化される。後方キャッチ355は、ブレード・ホルダ200がブレード100を後方へ閉位置を超えて移動させないように防止する。或いは、後方キャッチ355は、ブレード・ホルダ200がブレード100を後方へ完全なロック位置を超えて移動させないように防止する。
外科用安全メス10が効果的に使用されかつ安全に格納されるために、ブレード100は、開/閉位置に一時的にロックされてもよい。ブレード100の閉位置における一時的なロックを容易にするために、ブレード・ホルダ200はさらに、ホルダ・ノブ215の近くに位置づけられるストッパ・リブ225、図5及び6参照、を備える。概して、ストッパ・リブ225は、ブレード・ホルダ200の前面から横方向へ延設される。
ストッパ・リブ225は、ブレード・ガード300の後部保持スロット325に係合するように適合化される。後部保持スロット325は、ブレード・ガード300の近位端の近くに位置づけられ、よって、ブレード100が閉位置にあるときに、ストッパ・リブ225は後部保持スロット325に係合する。ストッパ・リブ225と後部保持スロット325が係合する間、ブレード100は一時的に閉位置に保持される。
ブレード100の開位置における一時的なロックを容易にするために、ブレード・ガード300はさらに、ブレード・ガード300の遠位端の近くに位置づけられる前部保持スロット330を備える。ブレード100が開位置にあるときに、ブレード・ホルダ200のストッパ・リブ225は前部保持スロット330に係合する。ストッパ・リブ225と前部保持スロット330が係合する間、ブレード100は一時的に開位置に保持される。
或いは、外科用安全メス10の使用中にブレード100が開位置に適切にロックされることをさらに確実にするために、ブレード・ホルダ200は、概してホルダ突起205の頂上に位置づけられるボス230を含んでもよい。図9B及び13Bに示すように、ブレード・ホルダ200のボス230は、ブレード・ガード300の前スロット340に(締まり嵌めによって)係合するように構成される。前スロット340は、ブレード・ガード300の底面でブレード・ガード300の遠位端の近くに位置づけられる。ブレード100が開位置へ移動されると、ブレード・ホルダ200のボス230はブレード・ガード300の前スロット340内へカチッと嵌り、よってブレード100は、使用中に横方向または鉛直方向へ移動しないように予防される。
本発明の別の代替実施形態では、ブレード100は、ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500から外す前に、または外科手術が完了した後に完全なロック位置へロックされてもよい。図15及び16に示すように、ブレード・ホルダ200は、ブレード・ホルダ200の近位端の近くに位置づけられる少なくとも1つのロック用スロット235を含む。この少なくとも1つのロック用スロット235はブレード・ガード300の(ブレード・ガード300の近位端の近くに位置づけられる)少なくとも1つのロック用リブ345内にカチッと嵌ることができ、これにより、ブレード100は完全なロック位置へ移動される。ロック用スロット235がロック用リブ345に係合すると、ブレード・ホルダ200は、ブレード100を開/閉位置間で移動させないように防止される。
さらに、ブレード100がロック位置へ移動されると、ブレード100はもはや、解放されて再使用のために前方の開位置まで伸びることはできない。典型的には、ブレード・ホルダ200のホルダ・ノブ215に後向きの力が加わり、よって、ブレード100は閉位置を超えてロック位置へ移動される。
ある好適な実施形態では、ブレード・ガード300はさらに、前スロット340内に位置づけられる複数のタブ365、図7、9A及び13A参照、を含む。ブレード・ホルダ200のホルダ突起205が開位置へ移動される際に前スロット340内へ滑動すると、複数のタブ365はホルダ突起205へ(締まり嵌めによって)係合し、よってブレード100は横方向または鉛直方向へ移動しないように防止される。
当業者には、ブレード・ホルダ200及びブレード・ガード300をアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)共重合体プラスチック等のプラスチックを含む、但しこれに限定されない様々な材料で製造してもよいことが認識されるであろう。
上述のように、ブレード100及びブレード・ホルダ200はブレード・ガード300内に嵌合する。これらの3エレメントは、合わせてブレード・カートリッジ400を形成する。ブレード・カートリッジ400は、メス・グリップ500の遠位端への取付け/取外しが可能である。
メス・グリップ500の遠位端505は、ブレード・カートリッジ400を収容するように前面510をカットされる。メス・グリップ500は、図8Aから8Cまでに示すように、少なくとも1つの横方向の延設部540と、下壁560と、下側の突起550と、代替的に、少なくとも1つの内側ノッチ530(図9B参照)とを備える。好適には、メス・グリップ500の遠位端505の近くに2つの横方向の延設部540が、第1の横方向延設部540は第2の横方向延設部540とは反対方向に延設されるように位置づけられる。従って、第1の横方向延設部540、第2の横方向延設部540及びメス・グリップ500は、概してT字形を形成する。横方向延設部540は、ブレード・カートリッジ400がメス・グリップ500に取り付けられると、ブレード・カートリッジ400の遠位端に係合するように適合化される。
下壁560は、図9Aに示すように、ブレード・カートリッジ400がメス・グリップ500に取り付けられると、ブレード・カートリッジ400の近位端と連通する。概して、メス・グリップ500の横方向延設部540と下壁560との距離は、ブレード・カートリッジ400の長さにほぼ等しい。横方向延設部540及び下壁560は、共に、メス・グリップ500に取り付けられたときのブレード・カートリッジ400の長手方向への移動を防止する。
下側の突起550は、メス・グリップ500の前面510に位置づけられ、下壁560から長手方向へ延設される。典型的には、ブレード・カートリッジ400は、メス・グリップ500へ取り付けられている間、下側の突起550上に載る。
或いは、図9B及び14に示すように、少なくとも1つの内側ノッチ530は、ブレード・カートリッジ400の少なくとも1つのキャッチ335(例えば、ブレード・ガード300のキャッチ335)に係合するように適合化される。ブレード・カートリッジ400がメス・グリップ500へ取り付けられると、ブレード・カートリッジ400のキャッチ335はノッチ530内にカチッと嵌り、ブレード・カートリッジ400の長手方向への移動が防止される。
別の実施形態では、ブレード・ガード300の側部の縁は、ブレード・カートリッジ400の近位端において傾斜された端を含む。ブレード・ガード300の傾斜された端はメス・グリップ500の下壁560に係合し、外科用安全メス10の使用中にブレード・カートリッジ400の長手方向への移動を防止するように適合化される。
ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500へ正しく取り付けるために、メス・グリップ500はさらに、少なくとも1つのサポート・リブ535を備える。好適には、メス・グリップ500の遠位端505の各側面に2つのサポート・リブ535が位置づけられる。ブレード・カートリッジ400は、メス・グリップ500のサポート・リブ535に係合するように適合化される少なくとも1つのレール305を含む。レール305とサポート・リブ535との係合は、メス・グリップ500の遠位端505へのブレード・カートリッジ400の取付けを一時的に保持する。
図8Aに示すように、メス・グリップ500はさらに、横方向延設部540の近くに位置づけられるテーパ部分545を備える。メス・グリップ500のテーパ部分545は、ブレード・カートリッジ400のメス・グリップ500への取付け及び取外しを支援する。必然的に、メス・グリップ500のテーパ部分545は、メス・グリップ500のサポート・リブ535を僅かに先細にする。メス・グリップ500がテーパ部分545を含むことから、メス・グリップ500への着脱の間は、ブレード・カートリッジ400の側部レール305の一部がメス・グリップ500のサポート・リブ535に打ち勝つだけでよい。
外科用安全メス10の使用中、指に接触するとメス・グリップ500の牽引力を向上させるために、メス・グリップ500は、メス・グリップ500の背面515に位置づけられる複数の溝525を含む。図8に示すように、複数の溝525はメス・グリップ500の遠位端505に位置づけられ、よって複数の溝525は使用中に外科用安全メス10が滑らないように防止する。
図1、9及び10に示すように、メス・グリップ500は表示555を含んでもよい。表示555は、概して、前面510上でメス・グリップ500の近位端507の近くに位置づけられる。当業者には、本発明の表示555が複数のマーキングまたは印字を含んでもよいことが認識されるであろうが、表示555は、好適には、メートル法、ヤードポンド法または他の任意の適切な測定システム等の、但しこれらに限定されない測定単位である。
メス・グリップ500は、ブレード・カートリッジ400を受容しかつ使用に際してユーザに従来のメスの感触を与えるように設計される。従ってこれは、ユーザが心地よく使用するための材料、重量及び設計で提供される。
カートリッジの組立て
ブレード・カートリッジ400は、図1に示すように、ブレード100、ブレード・ホルダ200及びブレード・ガード300が協働する嵌合を含む。好適には、ブレード・カートリッジ400は外科用安全メス10が最終的に使用される場所とは別の場所、例えば工場で組み立てられ、よってユーザには組み立てられたブレード・カートリッジ400のみが納品される。また、先に述べたように、ブレード100はインサート成形によってブレード・ホルダ200へ取り付けられてもよく、ブレード・ホルダ200は実際にはブレード100の周囲に製造されかつ成形される。インサート成形を使用する場合、ブレード100は続いてブレード・ホルダ200へ付着される必要がない。
ブレード・カートリッジ400は、例えばホイル・ラップ等の独自の消毒されたラッピング状態で納品されてもよい。従って、ブレード・カートリッジ400はユーザが組み立てるものではなく、ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500に嵌め合わせるだけのものである。
先に述べたように、ブレード100は、ブレードの開口120の位置をブレード・ホルダ200の対応するホルダ突起205に合わせることによってブレード・ホルダ200へ固定される。突起ノッチ210は、図2及び3に示すように、ブレード100がブレード・ホルダ200上を滑動し、ブレード・ホルダ200に差し込まれてカチッと嵌ることを可能にする。
次に、ブレード・ホルダ200はブレード100と共に、ブレード・ホルダ200をブレード・ガード300の側部レール305上で滑動させかつこれに差し込むことによってブレード・ガード300へ取り付けられる。ブレード・ガード300の側部レール305はブレード・ガード300の全長に渡って伸張せず、よって、ブレード・ガード300の近位端の近くでは、ブレード・ガード300内の空胴は広くなっている。このようなより広い空胴は、ブレード100及びブレード・ホルダ200のブレード・ガード300内への挿入を支援する。ブレード100及びブレード・ホルダ200をブレード・ガード300内へ取り付けるために、ブレード100及びブレード・ホルダ200はブレード・ガード300内へ押し込まれ、ブレード100はブレード・ガード300の側面によって画定される空胴内に位置合わせされ、ホルダ・ノブ215がスロット315内へ嵌合する。図4から6までに示すように、ブレード・ホルダ200は、ブレード・ホルダ200上のストッパ・リブ225がブレード・ガード300の後部保持スロット325に係合するように、ブレード・ガード300上へ差し込まれる。
ブレード・ホルダ200及びブレード100は、ホルダのストッパ・リブ225がブレード・ガード300上の符合する後部保持スロット325に係合してロックされることによって、ブレード・ガード300に一時的にロックされたままにされる。従って、ブレード100は閉位置に保持されてもよい。
組み立てられたブレード・カートリッジ400では、ブレード100は、使用のためにメス・グリップ500へ取り付けられるまで、ブレード・ガード300内に完全に包囲される。図11に示すように、ブレード100を閉位置から外すために、ユーザはホルダ・ノブ215を押し下げ、次にホルダ・ノブ215を前方へ押す必要がある。従って、ブレード100が偶発的に外れることが防止される。
カートリッジの取付け
ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500へ取り付けるためには、ブレード・カートリッジ400がメス・グリップ500の長手軸Xに概して垂直の方向へメス・グリップ500まで接近しなければならない。概して、ブレード・カートリッジ400は、横方向延設部540と下壁560との間でメス・グリップ500へ取り付けられる。
ユーザは、片手でブレード・カートリッジ400を保持しながら、ブレード・カートリッジ400の第1の内端(例えば、ブレード・カートリッジ400の第1のレール305)をメス・グリップ500の第1の外端(例えば、第1のサポート・リブ535)上へ位置づける。次にユーザは、ブレード・カートリッジ400を、ブレード・カートリッジ400の第2の内端(例えば、ブレード・カートリッジ400の第2のレール305)がメス・グリップ500の第2の外端(例えば、第2のサポート・リブ535)へ接近するように、メス・グリップ500の長手軸Xに概して垂直の方向へ回す。ブレード・カートリッジ400の第2の内端305は、メス・グリップ500の第2のサポート・リブ535にカチッと音をたてて嵌り、これに係合する。
或いは、ブレード・カートリッジ400のキャッチ335がメス・グリップ500の内側ノッチ530にカチッと音をたてて嵌り、これに係合する。従って、ブレード・カートリッジ400はメス・グリップ500へぴったりと固定される。
図9Aから9Bに示すように、ブレード・ガード300の長手方向動作は制限され、かつ好適には、メス・グリップ500の横方向延設部540及び下壁560によって防止される。
さらに、図7及び10に示すように、ブレード・カートリッジ400(例えば、ブレード・ガード300)は、ブレード・カートリッジ400の一方の側面の近くに位置づけられる少なくとも1つの溝360を含む。好適には、ブレード・カートリッジ400の反対の両側面に位置づけられる各々2つの溝360が、メス・グリップ500からの取外しの間にブレード・カートリッジ400の自在さを増大させる。ブレード・カートリッジ400の溝360は、ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500から取り外す間にブレード・カートリッジ400の側面を上方へ屈曲させる。
外科用安全メスの用途
最初に組み立てられたとき、ブレード・カートリッジ400内のブレード100は、図10に示すように閉位置にある。ブレード100は、ブレード・ホルダ200のホルダ・ノブ215を押し下げ(例えば、ホルダ・ノブ215を下へ押し込み)、ブレード・ホルダ200上のストッパ・リブ225をブレード・ガード300上の後部保持スロット325から外し、ホルダ・ノブ215をブレード・ガード300のスロット315沿いに、ブレード100が開位置に達してブレード・ホルダ200上のストッパ・リブ225がブレード・ガード300上の前部保持スロット330に係合するように解放されるまで滑動させることによって、ブレード・ガード300から延長される。従って、ブレード100は開位置に一時的にロックされる。
ブレード100及びブレード・ホルダ200は、開位置にあるとき、図7及び9Aに示すように、タブ365とホルダ突起205との締まり嵌めによってスロット340内に固定される。この開位置では、外科用安全メス10は使用準備が整っている。タブ365とホルダ突起205との間の締まり嵌めは、外科用安全メス10の使用中にブレード100が横及び鉛直方向へ移動しないように防止する。
或いは、ブレード100及びブレード・ホルダ200は、図9B及び13Bに示すように、ブレード・ホルダ200上のボス230とブレード・ガード300上の前スロット340との締まり嵌めによってブレード・ガード300へさらに固定される。ボス230と前スロット340との間の締まり嵌めは、外科用安全メス10の使用中にブレード100が横及び鉛直方向へ移動しないように防止する。
ブレード・カートリッジ400(例えば、ブレード・ガード300)はさらに、図4、13及び14に示すように、複数のぎざぎざ310を含む。複数のぎざぎざ310はブレード・ガード300の少なくとも一方の側面に位置づけられ、よって複数のぎざぎざ310は使用中に外科用安全メス10の握りを増大させる。
外科医が外科用安全メス10を同僚に手渡す必要があれば、外科医はまず、ブレード・ホルダ200上のホルダ・ノブ215を押し下げてストッパ・リブ225を前部保持スロット330から外し、ホルダ・ノブ215をブレード・ガード300のスロット315沿いに、ブレード100が閉位置に達してブレード・ホルダ200上のストッパ・リブ225がブレード・ガード300上の後部保持スロット325に再度係合するように解放されるまで逆に滑動させることにより、ブレード100を閉位置へと移動させる。ブレード100は、この時点で閉位置に一時的にロックされる。ブレード100は、手術が完了するまで、開/閉位置間を任意回数移動されてもよい。
カートリッジの取外し
ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500から外すためには、ブレード・カートリッジ400は、メス・グリップ500からメス・グリップ500の長手軸Xに概して垂直な方向に除去されなければならない。従って、ユーザは、横方向延設部540に起因して、ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500から長手方向に押し離すことができない。ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500から長手方向に外すことが可能であれば、ブレード・カートリッジ400は外科用安全メス10によって先に生成された切開部の方向へ、または別の望ましくない方向またはロケーションへと誤って突き出される、または推進される可能性がある。本発明は、この可能性をなくする。
ブレード・カートリッジ400の除去は、ブレード100が閉位置または完全にロックされた位置へ移動された後に行われる。ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500から除去するために、ユーザは、ブレード・カートリッジ400の一方の端(例えば、ブレード・カートリッジ400の第1のレール205をメス・グリップ500の対応する外端(例えば、サポート・リブ535)から僅かに外す。ユーザは次に、ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500の長手軸Xに概して垂直な方向へ回す。このような回転により、ブレード・カートリッジ400の第1の端(例えば、ブレード・カートリッジ400の第1のレール205)はメス・グリップ500の外端(例えば、第1のサポート・リブ535)から完全に外れる。次に、ブレード・カートリッジ400は安全に廃棄される。
ある代替実施形態では、ブレード・カートリッジ400はさらに、図4、8B及び8Cに示すように、ブレード・ガード300の少なくとも一方の側面に位置づけられる少なくとも1つのリッジ370を供給する。ブレード・カートリッジ400の少なくとも1つのリッジ370は、ブレード・カートリッジ400をメス・グリップ500から取り外す間の牽引力及びサポートを増大させる。ユーザは、この少なくとも1つのリッジ370に指を当て、ブレード・カートリッジ400の第1の端とメス・グリップ500の第1の外端との分離を支援することができる。
さらに、図7及び10に示すように、ブレード・カートリッジ400の反対の両側面に位置づけられる2つの溝360は、メス・グリップ500からの取外しの間のブレード・カートリッジ400の柔軟性を増大させる。ブレード・カートリッジ400の溝360は、メス・グリップ500からブレード・カートリッジ400を取り外す間にブレード・カートリッジ400の側面が上方へたわむことを可能にする。
使い捨ての外科用安全メス
本発明のさらに別の代替実施形態では、外科用安全メス10は使い捨てのメス・グリップ500を備え、よって、この使い捨てのメス・グリップ500はブレード・カートリッジ400から分離される受動形である。使い捨てのメス・グリップ500は、ブレード・カートリッジ400へ付着するように適合化される。好適には、ブレード・カートリッジ400及びこの使い捨てのメス・グリップ500は、工場において外科用安全メス10の製造工程の間に互いに永続的に固定される。使用後は、ブレード・カートリッジ400と使い捨てのメス・グリップ500が適切に廃棄される。
当業者には、使い捨てのメス・グリップ500をアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)共重合体プラスチック等のプラスチックを含む、但しこれに限定されない様々な材料で製造してもよいことが認識されるであろう。
本発明のさらに別の代替実施形態では、外科用安全メス10は、内部に受容される滑動可能なブレード100とブレード・ホルダ200とを有する使い捨てのメス・グリップ500を備える。従って、ブレード・ガード300は使い捨てのメス・グリップ500と一体式の部分であり、よって、メス・グリップ500から外れない。さらに、使用後は、外科用安全メス10全体を廃棄することができる。
ブレード100とブレード・ホルダ200とは、上述のように、ブレード100の開口120の位置をブレード・ホルダ200のホルダ突起205に合わせることによって取り付けられてもよい。或いは、ブレード100とブレード・ホルダ200とはインサート成形を介して取り付けられてもよく、よって、ブレード・ホルダ200は製造工程の間にブレード100の周りに形成される。
ブレード・ホルダ200はさらに、近位端にブレード・ホルダ200の前面から垂直に延設されるホルダ・ノブ215を備える。ホルダ・ノブ215の表面は、外科用安全メス10の使用中に指に接触すると牽引力を高めるためのリッジ220を含んでもよい。
ブレード・ガード300は使い捨てのメス・グリップ500と一体式であり、ブレード100及びブレード・ホルダ200を滑動可能式に受け入れる空胴を画定する。閉位置にあるとき、ブレード・ホルダ200はブレード100を完全に包囲するが、開位置にあるときは、ブレード100の一部がブレード・ガード300の外側へ伸びる。
ブレード・ガード300はさらに、開/閉位置間で滑動するホルダ・ノブ215の軌道を供給する開口315(またはスロット315)を備える。先に述べたように、ブレード100が閉位置にあるとき、ホルダ・ノブ215はスロット315の近位端の近くに位置づけられ、ブレード100が開位置にあるとき、ホルダ・ノブ215はスロット315の遠位端の近くに位置づけられる。
ブレード・ガード300は前方キャッチ350と後方キャッチ355とを備え、前方キャッチ350はスロット315の遠位端の近くに位置づけられ、後方キャッチ355はスロット315の近位端の近くに位置づけられる。前方キャッチ350は、ブレード100が開位置にあるときにホルダ・ノブ215に係合するように適合化される。前方キャッチ350は、ブレード・ホルダ200がブレード100を前方へ開位置を超えて移動させないように防止する。同様に、後方キャッチ355は、ブレード100が閉位置にあるときにホルダ・ノブ215に係合するように適合化される。後方キャッチ355は、ブレード・ホルダ200がブレード100を後方へ閉位置を超えて移動させないように防止する。或いは、後方キャッチ355は、ブレード・ホルダ200がブレード100を後方へ完全なロック位置を超えて移動させないように防止する。
外科用安全メス10が効果的に使用されかつ安全に格納されるように、ブレード100は、開/閉位置に一時的にロックされてもよい。ブレード100の閉位置における一時的なロックを容易にするために、ブレード・ホルダ200はさらに、ホルダ・ノブ215の近くに位置づけられるストッパ・リブ225、図5及び6参照、を備える。概して、ストッパ・リブ225はブレード・ホルダ200の前面から横方向へ延設される。
ストッパ・リブ225は、ブレード・ガード300の後部保持スロット325に係合するように適合化される。後部保持スロット325はブレード・ガード300の近位端の近くに位置づけられ、ブレード100が閉位置にあるとき、ストッパ・リブ225は後部保持スロット325に係合する。ストッパ・リブ225と後部保持スロット325とが係合する間、ブレード100は一時的に閉位置に保持される。
ブレード100の開位置における一時的なロックを容易にするために、ブレード・ガード300はさらに、ブレード・ガード300の遠位端の近くに位置づけられる前部保持スロット330を備える。ブレード100が開位置にあるとき、ブレード・ホルダ200のストッパ・リブ225は前部保持スロット330に係合する。ストッパ・リブ225と前部保持スロット330とが係合する間、ブレード100は一時的に開位置に保持される。
或いは、外科用安全メス10の使用中にブレード100が開位置に適切にロックされることをさらに確実にするために、ブレード・ホルダ200は、概してホルダ突起205の頂上に位置づけられるボス230を含んでもよい。図9B及び13Bに示すように、ブレード・ホルダ200のボス230は、ブレード・ガード300の前スロット340に(締まり嵌めによって)係合するように構成される。前スロット340は、ブレード・ガード300の底面でブレード・ガード300の遠位端の近くに位置づけられる。ブレード100が開位置へ移動されると、ブレード・ホルダ200のボス230はブレード・ガード300の前スロット340にカチッと嵌り、ブレード100は使用中に横または鉛直方向へ移動しないように防止される。
或いは、外科手術の完了後、ブレード100は、外科用安全メス10を廃棄する前に完全なロック位置へロックされてもよい。図15及び16に示すように、ブレード・ホルダ200は、ブレード・ホルダ200の近位端の近くに位置づけられる少なくとも1つのロック用スロット235を含む。ロック用スロット235はブレード・ガード300の少なくとも1つのロック用リブ345(ブレード・ガード300の近位端の近くに位置づけられる)内にカチッと嵌り、これにより、ブレード100は完全なロック位置に移動される。ロック用スロット235がロック用リブ345に係合すると、ブレード・ホルダ200は、ブレード100を開/閉位置間で移動させないように防止される。
さらに、ブレード100がそのロック位置へ移動されると、ブレード100はもはや再使用のために解放されかつ前方の開位置へと伸びることができない。典型的には、ブレード・ホルダ200のホルダ・ノブ215へ後進性の力が加わり、ブレード100は閉位置を超えてロック位置へ移動される。
ブレード・ガード300はさらに、前スロット340内に位置づけられる複数のタブ365を備える。ブレード・ホルダ200のホルダ突起205が開位置へ移動されて前スロット340内を滑動すると、複数のタブ365はホルダ突起205に(締まり嵌めによって)係合し、ブレード100は横または鉛直方向へ移動しないように防止される。
外科用安全メス10の使用中に指が接触するとメス・グリップ500の牽引力を高めるために、メス・グリップ500は、メス・グリップ500の背面515に位置づけられる複数の溝525を含む。図8Aから8Cまでに示すように、複数の溝525はメス・グリップ500の遠位端505に位置づけられ、複数の溝525は外科用安全メス10が使用中にスリップしないように防止する。
図1、9A及び10に示すように、メス・グリップ500は表示555を含んでもよい。表示555は、概して前面510上でメス・グリップ500の近位端507の近くに位置づけられる。当業者には、本発明の表示555が複数のマーキングまたは印字を含んでもよいことが認識されるであろうが、表示555は、好適には、メートル法、ヤードポンド法または他の任意の適切な測定システム等の、但しこれらに限定されない測定単位である。
ブレード100は、ブレード・ホルダ200のホルダ・ノブ215を押し下げ(例えば、ホルダ・ノブ215を下へ押し込み)、ブレード・ホルダ200上のストッパ・リブ225をブレード・ガード300上の後部保持スロット325から外し、ホルダ・ノブ215をブレード・ガード300のスロット315沿いに、ブレード100が開位置に達してブレード・ホルダ200上のストッパ・リブ225がブレード・ガード300上の前部保持スロット330に係合するように解放されるまで滑動させることによって、ブレード・ガード300から延長される。従って、ブレード100は開位置に一時的にロックされる。
ブレード100及びブレード・ホルダ200は、開位置にあるとき、図7、9A及び13Aに示すように、タブ365とホルダ突起205との締まり嵌めによってスロット340内に固定される。この開位置では、外科用安全メス10は使用準備が整っている。タブ365とホルダ突起205との間の締まり嵌めは、外科用安全メス10の使用中にブレード100が横及び鉛直方向へ移動しないように防止する。
或いは、ブレード100及びブレード・ホルダ200は、図9B及び13Bに示すように、ブレード・ホルダ200上のボス230とブレード・ガード300上の前スロット340との締まり嵌めによってブレード・ガード300へさらに固定される。ボス230と前スロット340との間の締まり嵌めは、外科用安全メス10の使用中にブレード100が横及び鉛直方向へ移動しないように防止する。
ブレード・ガード300はさらに、図4、13A、B及び14に示すように、複数のぎざぎざ310を含む。複数のぎざぎざ310はブレード・ガード300の少なくとも一方の側面に位置づけられ、よって複数のぎざぎざ310は使用中に外科用安全メス10の握りを増大させる。
外科医が外科用安全メス10を同僚に手渡す必要があれば、外科医はまず、ブレード・ホルダ200上のホルダ・ノブ215を押し下げてストッパ・リブ225を前部保持スロット330から外し、ホルダ・ノブ215をブレード・ガード300のスロット315沿いに、ブレード100が閉位置に達してブレード・ホルダ200上のストッパ・リブ225がブレード・ガード300上の後部保持スロット325に再度係合するように解放されるまで逆に滑動させることにより、ブレード100を閉位置へと移動させる。ブレード100は、この時点で閉位置に一時的にロックされる。ブレード100は、手術が完了するまで、開/閉位置間を任意回数移動されてもよい。
さらに、ブレード・ガード300は、開/閉位置にあるときにブレード・ホルダ200のホルダ・ノブ215に係合するように適合化される複数のノブ・タブを備えてもよい。ホルダ・ノブ215とノブ・タブとの締まり嵌めは、外科用安全メス10を使用中にホルダ・ノブ215の長手方向動作を防止する。
ブレード・ガード300はさらに、前部保持スロット330内に位置づけられる複数の保持スロット・タブを備えてもよく、保持スロット・タブは、ブレード100が開位置にあるときにストッパ・リブ225に係合するように適合化される。保持スロット・タブとストッパ・リブ225との間の締まり嵌めは、外科用安全メス10を使用中にブレード100の長手方向動作を防止する。
当業者には、メス・グリップ500(例えば、外科用安全メス10からブレード100を除いたもの)をアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)共重合体プラスチック等のプラスチックを含む、但しこれに限定されない様々な材料で製造してもよいことが認識されるであろう。
以上、本発明をその好適な形態において開示したが、当業者には、添付の請求の範囲に記載されている本発明の精神及び範囲及びその等価物を逸脱することなく、本発明において多くの修正、追加及び削除を行い得ることが明らかであろう。
本発明の好適な実施形態によるブレード・カートリッジと受動形メス・グリップとを示す斜視図である。 本発明の好適な実施形態による、ブレードがブレード・ホルダから取り外された状態のブレード及びブレード・ホルダを示す斜視図である。 本発明の好適な実施形態による、ブレードがブレード・ホルダへ固定的に取り付けられた状態のブレード及びブレード・ホルダを示す斜視図である。 本発明の好適な実施形態による、ブレードとブレード・ホルダとを係合させるブレード・ガードを示す斜視図である。 本発明の好適な実施形態による、ブレードとブレード・ホルダとを、ブレード・ホルダがブレード・ガード内に滑動可能式に受け入れられるように係合させるブレード・ガードを示す底面図である。 本発明の好適な実施形態による、ブレードとブレード・ホルダとを、ブレード・ホルダの一部が後部保持スロットに受け入れられるように係合させるブレード・ガードを示す底面図である。 本発明の好適な実施形態による、ブレード・ホルダが閉位置にある状態を示す、ブレードとブレード・ホルダとを係合させるブレード・ガードの斜視図である。 図8A−8Cは本発明の好適な実施形態による、メスのグリップの遠位端に受け入れられているブレード・カートリッジを示す底面図であり、総じて図8と呼ぶ。 図9A−9Bは本発明の好適な実施形態による、メス・グリップのサポート・リブがブレード・カートリッジをメス・グリップ上に固定するように、メスのグリップの遠位端に受け入れられているブレード・カートリッジを示す斜視図であり、総じて図9と呼ぶ。 本発明の好適な実施形態による、ブレード・ホルダが閉位置にあるときにブレードがブレード・ガードによって完全に包囲されるように、メス・グリップの遠位端によって受け入れられているブレード・カートリッジを示す平面図である。 本発明の好適な実施形態による、ブレード・カートリッジがホルダ・ノブによる閉位置と開位置との間の滑動を許容するスロットを含んでいる、メス・グリップの遠位端に受け入れられているブレード・カートリッジを示す斜視図である。 本発明の好適な実施形態による、ブレードとブレード・ホルダとが開位置にあるようにメス・グリップの遠位端に受け入れられているブレード・カートリッジを示す斜視図である。 図13A−13Bは本発明の好適な実施形態による、ブレードが側方及び横断方向へ移動しないように開位置にあるブレード・カートリッジのブレード及びブレード・ホルダを示す斜視図であり、総じて図13と呼ぶ。図13Bは、ブレードが側方及び横断方向に移動しないようにブレード・ホルダのボスがブレード・ガードに係合している代替実施形態を示す。 本発明の代替実施形態による、メス・グリップの遠位端に係合しているブレード・カートリッジを示す斜視図である。 本発明の代替実施形態による、閉位置にあるブレード及びブレード・ホルダを示す斜視図である。 本発明の代替実施形態による、完全にロックされた位置にあるブレード及びブレード・ホルダを示す斜視図である。

Claims (15)

  1. 外科用安全メスであって、
    使い捨てのブレード・カートリッジと、
    遠位端を有する使い捨てでないメス・グリップと、を備え、
    ユーザが、上記使い捨てのブレード・カートリッジ上記使い捨てでないメス・グリップの遠位端に、ブレード・カートリッジの第1の内端をメス・グリップの第1の外端の上に位置付け、ブレード・カートリッジの第2の内端がメス・グリップの第2の外端にスナップ嵌合するようにメス・グリップの長手軸に実質的に平行な軸の周りで回すことにより、取り付けるように、構成されている外科用安全メス。
  2. 上記使い捨てのブレード・カートリッジは、
    ブレードと、
    上記ブレードに連通するブレード・ホルダと、
    上記ブレード及び上記ブレード・ホルダを受け入れるように適合化されるブレード・ガードと、を備える請求項1記載の外科用安全メス。
  3. 上記ブレードは上記ブレードの近位端の近くに開口を画定し、上記ブレード・ホルダは上記ブレード・ホルダの遠位端の近くに位置づけられる突起を備え、よって上記ブレード・ホルダの突起は上記ブレードの開口に係合するように適合化され、上記ブレード・ホルダの突起は、上記ブレードを上記ブレード・ホルダ上へ固定的にロックするように適合化されるノッチを備える、請求項2記載の外科用安全メス。
  4. 上記ブレードは上記ブレード・ホルダへ、上記ブレード・ホルダが上記ブレードの周囲に形成されるようにインサート成形を介して取り付けられる、請求項2記載の外科用安全メス。
  5. 上記ブレード・ホルダは、上記ブレードの一部を上記ブレード・ガードの内側の閉位置と上記ブレード・ガードの外側の開位置との間で移動させるように適合化される、請求項3記載の外科用安全メス。
  6. 上記ブレード・ホルダは上記ブレード・ホルダの近位端の近くに位置づけられるホルダ・ノブをさらに備え、上記ホルダ・ノブは上記ブレード・ガードのスロットに沿って移動可能である、請求項5記載の外科用安全メス。
  7. 上記ブレード・ガードは、上記スロットの遠位端で上記ホルダ・ノブに係合するように適合化される前方キャッチと、上記スロットの近位端で上記ホルダ・ノブに係合するように適合化される後方キャッチとをさらに備え、上記前方キャッチは、上記ブレード・ホルダが上記ブレードを前方へ上記開位置を超えて移動させないように防止し、上記後方キャッチは、上記ブレード・ホルダが上記ブレードを後方へ上記閉位置またはロック位置を超えて移動させないように防止する、請求項6記載の外科用安全メス。
  8. 上記ブレード・ホルダは、上記ブレードが上記閉位置にあるときに上記ガードの後部保持スロットに係合するように適合化されかつ上記ブレードが上記開位置にあるときに上記ガードの前部保持スロットに係合するように適合化されるストッパ・リブをさらに備え、
    上記ストッパ・リブと上記後部保持スロットとの係合は上記ブレードを上記閉位置に一時的に保持し、上記ストッパ・リブと上記前部保持スロットとの係合は上記ブレードを上記開位置に一時的に保持する、請求項6記載の外科用安全メス。
  9. 上記ブレード・ガードのスロットは、上記ブレードが上記開位置にあるときに上記突起に係合するように適合化される複数のタブを備え、上記タブと上記突起との係合は、使用中に上記ブレードの横及び鉛直方向への移動を防止する、請求項8記載の外科用安全メス。
  10. 上記ブレード・ホルダは、上記ブレードがロック位置にあるときに上記ガードの少なくとも1つのロック用リブに係合するように適合化される少なくとも1つのロック用スロットをさらに備え、上記ブレード・ホルダは上記ブレードが移動しないように防止する、請求項8記載の外科用安全メス。
  11. 上記使い捨てでないメス・グリップは、
    上記使い捨てのブレード・カートリッジの遠位端に係合するように適合化される少なくとも1つの横方向の延設部と、
    上記使い捨てのブレード・カートリッジの近位端に係合するように適合化される下壁と、を備え、
    上記少なくとも1つの横方向の延設部と下壁とは、上記使い捨てでないメス・グリップに取り付けられると上記使い捨てのブレード・カートリッジの長手方向動作を防止する、請求項2記載の外科用安全メス。
  12. 上記使い捨てでないメス・グリップは、上記使い捨てのブレード・カートリッジの少なくとも1つのレールに係合するように適合化される少なくとも1つのサポート・リブをさらに備え、上記少なくとも1つのサポート・リブと上記少なくとも1つのレールとの係合は、上記使い捨てでないメス・グリップ上への上記使い捨てのブレード・カートリッジの取付けを一時的に保持する、請求項11記載の外科用安全メス。
  13. 上記使い捨てのブレード・カートリッジは、上記使い捨てのブレード・カートリッジの少なくとも一方の側面の近くに位置づけられる少なくとも1つの溝をさらに備え、上記少なくとも1つの溝は、上記使い捨てでないメス・グリップとの間の着脱の間に上記使い捨てのブレード・カートリッジの柔軟性を高める、請求項2記載の外科用安全メス。
  14. 上記ブレード・カートリッジは、上記ブレード・ガードの近位端の近くに位置づけられる少なくとも1つの横方向に延設されるキャッチをさらに備え、よって、上記少なくとも1つの横方向に延設されるキャッチは、上記ブレード・カートリッジが上記ブレード・グリップに取り付けられると上記ブレード・グリップの少なくとも一方の側面に位置づけられる少なくとも1つの内側ノッチに係合し、上記少なくとも1つの横方向に延設されるキャッチと上記少なくとも1つの内側ノッチとの係合は上記ブレード・カートリッジの長手方向動作を防止する、請求項2記載の外科用安全メス。
  15. 上記ブレード・ガードは、上記ブレード・ガードの少なくとも一方の側面に位置づけられる少なくとも1つのリッジをさらに備え、上記少なくとも1つのリッジは、上記ブレード・カートリッジが上記メス・グリップから外される間に牽引力及びサポートを増大させる、請求項2記載の外科用安全メス。
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