JP4787965B2 - 壁面間移動装置 - Google Patents
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Description
日本ロボット学会編「ロボット工学ハンドブック」コロナ社出版(1990年)378〜379頁
図7に示した滑走子1の弾性毛1aには直径約1.25mmのナイロン線を使用した。ナイロン線のヤング率は530kg/mm2で、台板1bから弾性毛1aの先端までの高さは平均16.5mmとしたが、高さについては数mm程度のばらつきがある。また、弾性毛1aの傾斜角度は80°とし、5mm間隔で24本植え付けた。台板1bはメタクリル樹脂材質で、大きさは長さ50mm、幅20mm、厚さ3mmであり、底部を平らにするために厚さ0.5mmの塩化ビニル樹脂板を台板1bと同じ大きさに切って貼り付けた。
図6に示した移動体本体3は、全長385mm、幅220mm、自重943gであり、前後(図1の幅方向)の滑走子1の中心位置間の距離は212mm、左右(図2の幅方向)の滑走子1の中心位置間の距離は158mmであった。使用したモータ4は、直流ギャードモータで、定格電圧24V、回転数137rpm、トルク2.1kgcm、重さ155gである。
壁面は長さ900mm、幅450mm、厚さ15mmのラワン合板を使用した。実験では壁面間隔を128mmに固定して行った。
移動装置の上昇速度は、壁面の上下2点に光源を設け、その光源を移動体本体3が遮る通過時間を測定することによって求めた。具体的には、移動体本体3の先端に遮光板を取り付け、移動体本体3が各光源の光を遮ると、フォトトランジスタを使用した受光回路に信号が入り、さらに波形整形回路からスタートパルスとストップパルスが出力され、ユニバーサルカウンタに入力して時間間隔を測定した。2点間の距離は50mmとし、実験を5回以上行ったときの平均速度は10.9mm/sであった。
移動装置の牽引荷重を荷重検出器を使って測定した。測定方法は移動体本体3の後部にワイヤをつなぎ、その先に荷重検出器を接続した。そして、荷重検出器の検出出力を電源ユニットに入力して電圧出力し、さらにDCアンプに入力して信号を増幅して電磁オシログラフで記録した。移動体の最大の牽引荷重は約2.8kgであった。
図8に示した制御システムを用いて、移動体本体3の上部に取り付けてあるロータリ・エンコーダ14の軸に取り付けた重り15により、移動体本体3の角度を検出し、検出角度をエンコーダ入力回路に入力する。さらにPI01に送られ、CPU(Central Processing Unit)にデータが入力される。CPUでデータの処理が行われ、その結果をCTC(Counter Timer Circuit)に出力する。CTCではモータ4の入力周波数を変えて出力されるが、CTCで単安定マルチバイブレータにより出力パルス幅を広げられ、モータ駆動回路に送られて、モータ4が回転し移動体本体3が移動する。このとき、タイマ回路から4Hzのパルスを出力しCTCに入力する。CTCはここで1Hzのパルスに変換し、割込線を介してCPUに対して割り込みをかける。CTCから割り込みのかかったCPUは、再びエンコーダからのデータをPI01を通して受け取り、CPUで演算してモータ駆動回路に送られる。移動体本体3の上昇をストップさせたいときは、ストップ回路よりストップパルスを出力し、PI02を通してモータ駆動回路にパルスを送り、モータ4が停止するようになっている。本システムにおいて割り込みは、多数の検出データの入力と制御データの出力を扱うことが多く、動作速度の高速性が要求される。そのためハードウエアにより優先度を設け、本システムでは、PI01、PI02、CTCの順に割り込み優先度を設けた。
1a,31,32 弾性毛
1b,33 台板
2 駆動手段
3 移動体本体
3a 左フレーム
3b 右フレーム
3c 上部フレーム
3d 下部フレーム
3e モータ支持フレーム
4 モータ
4a 第1モータ
4b 第2モータ
5 加振機構
6 センサ
11 台座
12 クランク機構
13 リンク機構
14 ロータリ・エンコーダ
15 重り
41 クランク
42 スライダ
43 回転台
44 長孔
45 平行リンク
46 支持リンク
Claims (5)
- 壁面と壁面の間を移動する壁面間移動装置であって、前記壁面に押し付けられる複数の弾性毛が植え込まれた少なくとも一対の滑走子と、前記弾性毛が前記壁面に接触する範囲で前記滑走子を振幅させる駆動手段と、該駆動手段を支持する移動体本体とを備え、前記駆動手段は、前記移動体本体に固定されたモータと、該モータの回転運動を前記壁面に略垂直な方向に変換して前記滑走子に伝達する加振機構とからなり、
前記滑走子は、前記壁面に沿って前記移動体本体の左右に少なくとも一対ずつ配置され、前記モータは、左側の滑走子を加振させる第1モータと、右側の滑走子を同時に加振させる第2モータとからなる、ことを特徴とする壁面間移動装置。 - 前記加振機構は、前記モータの回転運動を前記壁面と略平行な方向の往復直線運動に変換するクランク機構と、該クランク機構の往復直線運動を前記壁面と略垂直な方向の往復直線運動に変換するリンク機構とからなる、請求項1に記載の壁面間移動装置。
- 前記第1モータ及び前記第2モータの回転数を制御して前記移動体本体を直進又は曲進させる制御装置を有する、請求項1又は請求項2に記載の壁面間移動装置。
- 前記移動体本体の姿勢を計測するセンサを有し、該センサの出力に基づいて前記制御装置により前記第1モータ及び前記第2モータの回転数を制御する、請求項3に記載の壁面間移動装置。
- 前記センサは、ロータリ・エンコーダと、該ロータリ・エンコーダの軸に取り付けられた重りとからなる、請求項4に記載の壁面間移動装置。
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