JP4785394B2 - 窒化物半導体レーザ素子 - Google Patents

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Description

本発明は窒化物半導体レーザ素子に関し、特に高出力動作時における信頼性を改善した窒化物半導体レーザ素子に関する。
通常、半導体レーザ素子では、発振波長域において吸収係数が十分に小さい材料を用い、共振器端面の出射側には低反射膜、反射側には高反射膜をそれぞれ形成して共振器端面の反射率を制御することにより、所望のレーザ特性を得ている。これらの共振器端面に形成される低反射膜および高反射膜などの光学薄膜は、共振器端面の反射率を制御するという目的の他に、共振器端面が大気に触れないようにする保護膜としての働きがあることが一般に知られている。たとえば、共振器端面の反射側のみに高反射膜を形成し、出射側には光学薄膜を形成しない状態で半導体レーザを動作させた場合には、半導体レーザの動作時間の経過とともに、発光強度が低下するなどのレーザ特性の悪化が起こり、信頼性の点で極めて深刻な問題を引き起こす。
これに対し、共振器端面の反射側に高反射膜を形成し、出射側に低反射膜を形成した場合には、上述のように出射側に光学薄膜を形成しない場合に比べて、レーザ特性の悪化が起こるまでの半導体レーザ素子の動作時間が長くなって信頼性が改善される。これは、上述したように、光学薄膜が、共振器端面が大気に触れるのを防ぐ保護膜として機能することによるものと考えられる。
しかしながら、半導体レーザ素子を光学式情報記録再生装置の光源に用いる場合には、単に出射側および反射側の両方の共振器端面に光学薄膜を施すだけでは十分ではないと考えられている。
半導体レーザ素子を光学式情報記録再生装置の光源に用いる場合には、少なくとも60℃の環境温度での30mWの光出力による連続発振(CW)を条件とする寿命試験において3000時間以上安定して動作する要件を満たす必要がある。しかしながら、出射側および反射側の両方の共振器端面に光学薄膜を施した上述の半導体レーザ素子では、上述の寿命試験において100時間程度で突然発振停止を起こしてしまい、十分な信頼性が得られないという問題があった。
そこで、特許文献1においては、突然の発振停止の原因が共振器端面と光学薄膜との間の密着力不足にあって、共振器端面と光学薄膜との間に密着性を向上させる密着層を形成することによって信頼性が向上させた窒化物半導体レーザ素子が開示されている。
特開2002−335053号公報
特許文献1においては、密着層に用いるのに好ましい材料としてレーザ特性に悪影響を与えない程度に十分に薄い厚さのAl(アルミニウム)、Ti(チタン)、Zr(ジルコニウム)、Hf(ハフニウム)、Ta(タンタル)、Zn(亜鉛)若しくはSi(シリコン)などの金属またはこれらの金属と酸素などを含む材料を用いることが好ましい旨が記載されている。しかしながら、特許文献1には、これらの材料が共振器端面と光学薄膜との間の密着力を向上させる理由については記載されておらず、他の材料に関しても記載されていない。
また、半導体レーザ素子を光学式情報記録再生装置の光源に用いる場合に記録速度を高めるためにはさらなる高出力化が必要であるが、密着層として上述の材料を用いるのみでは高出力動作時における信頼性が実用レベルに達しないことも判明した。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、高出力動作時における信頼性を改善した窒化物半導体レーザ素子を提供することにある。
本発明の1つの局面によれば、共振器端面と直接接する安定化層を含み、安定化層はLaの酸化物からなる窒化物半導体レーザ素子を提供することができる。ここで、安定化層上に共振器端面の反射率を調節するための材料が形成されていることが好ましい
また、本発明においては、共振器端面の反射率を調節するための材料として、−1700kJ/mol以下の酸化物生成エネルギーを有する酸化物を用いることができ、このような酸化物としてはたとえば酸化アルミニウム(Al23)がある。
本発明によれば、高出力動作時における信頼性を改善した窒化物半導体レーザ素子を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
本発明の第1の局面による窒化物半導体レーザ素子は、共振器端面と直接接する安定化層を含み、安定化層はLa、Mg、Nb、VおよびYからなる群から選択されたいずれか1種の金属からなることを特徴としている。このような構成とすることにより、窒化物半導体レーザ素子の高出力動作時における信頼性を改善することができる。
図1に、本発明の窒化物半導体レーザ素子の活性層の好ましい一例の模式的な断面図を示す。ここで、窒化ガリウムからなる活性層104は共振器となっており、出射側の共振器端面11aおよび反射側の共振器端面11bはそれぞれ劈開面となっている。そして、これらの共振器端面11a、11bにそれぞれ直接接する安定化層20a、20bとしてLa、Mg、Nb、VおよびYからなる群から選択されたいずれか1種の金属層が形成されている。安定化層20a、20bはたとえば従来から公知の電子ビーム蒸着法やスパッタ法などを用いて形成されるが、その形成方法は特に限定されない。安定化層20a、20bは共振器端面11a、11bの主材料である窒化ガリウム(少量のInおよび/またはAlを含んでいてもよい)と強く結合することによって、本発明の窒化物半導体レーザ素子は高出力動作時においても信頼性を損なうことなく動作する。
ここで、安定化層が高出力動作時の信頼性を改善するメカニズムについて詳細に述べる。高出力動作での寿命試験中に突然の発振停止が起こるのは、連続通電中に光学損傷(COD)によってCODレベル(発振可能な最大の光出力)が経時劣化して発振が不可能となるからである。CODレベルの経時劣化の発生は、共振器端面と共振器端面上に形成された材料との間に存在する界面準位に起因する。すなわち、このような界面準位は非発光再結合や光吸収の原因となって、共振器端面における局所的な発熱を引き起こし、界面準位密度の増加に伴って発熱量を増加させ、CODレベルを低下させる。この界面準位は、共振器端面の主材料である窒化ガリウムと共振器端面上に形成された材料との間で起こる、不純物を介した結合が主要因の一つとなって発生する。本発明における安定化層は、このような不純物を介した結合を排除して共振器端面の窒化ガリウムと優先的に、そして安定的に結合するので、界面準位密度の増加を抑制し、CODレベルを維持することで信頼性の改善をもたらすのである。
続いて、窒化ガリウムとの結合の優先度および安定性を決める結合性について述べる。窒化ガリウムと結合するということは、窒化ガリウムの構成元素であるGa(ガリウム)およびN(窒素)のそれぞれに対して結合することを意味する。Gaとの結合性に関しては、Gaとの溶解エンタルピーが負の値をとり、かつ、その溶解エンタルピーの値が小さい元素ほど、Gaと優先的に、そして安定に結合する。その結果、窒化ガリウムとの結合性が高くなる。よって、そのような元素の存在は、窒化ガリウムとの密着性を高めることが期待される。種々の元素のGaとの溶解エンタルピーの値を列記すると、La:−142kJ/mol、Mg:−17kJ/mol、Nb:−34kJ/mol、V:−36kJ/mol、Y:−144kJ/mol、Si:−2kJ/molおよびAl:+4kJ/molである。したがって、SiやAlに比べて、La、Mg、Nb、VおよびYといった元素は、窒化ガリウムとの結合性が高くなることが期待される。
また、Nとの結合性に関しては、窒化物に関する標準生成エンタルピーが、窒化ガリウムの値より小さい元素ほど、窒化ガリウム中のNと優先的に、そして安定に結合する。その結果、窒化ガリウムとの結合性が高くなる。よって、そのような元素の存在は、窒化ガリウムとの密着性を高めることが期待できる。種々の窒化物に関する標準生成エンタルピーの値を列記すると、LaN:−299.4kJ/mol、MgN:−461.8kJ/mol、NbN:−248.6kJ/mol、VN:−264.5kJ/mol、YN:−295.2kJ/mol、GaN:−109.7kJ/molであるので、La、Mg、Nb、VおよびYといった元素は、窒化ガリウムとの結合性が高くなることが期待される。よって、GaとNの両元素との結合性が高いと考えられるLa、Mg、Nb、VおよびYは、著しく窒化ガリウムとの結合性が高く、窒化物半導体レーザ素子の共振器端面上に形成すると安定化層として機能し、高出力動作時における信頼性を改善できると考えられる。なお、安定化層の金属中には、微量の酸素や窒素などの他の元素が含まれていてもよい。
本発明においては、図2の模式的断面図に示すように、安定化層20a、20bの上に、共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21bが形成されてもよい。安定化層20a、20bにおける光の吸収量を小さくするために安定化層20a、20bの厚みをある程度薄く形成する場合があるが、所望のレーザ特性が得られるような共振器端面の反射率に設定できないことがある。この場合、安定化層20a、20bの上に共振器端面の反射率を調節する材料21a、21bを形成して共振器端面の反射率を調節することができる。
共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21bとしては、安定化層20a、20bを構成する金属と同一種類の金属の酸化物を用いることが好ましい。この場合、安定化層20a、20bと共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21bとの間の結合が強固になるので高出力動作時における信頼性がより高まる。この場合、共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21bの形成方法としては、たとえば従来から公知の電子ビーム蒸着法、スパッタ法またはCVD(Chemical Vapor Deposition)法などを用いることができる。さらに、安定化層20a、20bの表面に酸素プラズマを照射する、または高温状態で安定化層20a、20bの表面を酸素雰囲気に曝すなどといった方法で安定化層20a、20bの表面を酸化することによって、共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21bを形成することも可能である。
また、共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21bとしては、たとえば酸化シリコン(SiO2)、酸化アルミニウム(Al23)、酸化チタン(TiO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化タンタル(Ta25)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化シリコン(Si34)、窒化アルミニウム(AlN)、フッ化マグネシウム(MgF2)または硫化亜鉛(ZnS)なども用いることができる。これらの材料のうち、特に、酸化タンタル(Ta25)または酸化アルミニウム(Al23)を用いることが好ましい。これらの材料を共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21bとして用いた場合には、酸化シリコン(SiO2)や酸化チタン(TiO2)を用いた場合に比べて、高出力動作中のCODレベルの劣化を小さくすることができる傾向にあるためである。この理由については、各々の材料の酸化物生成エネルギーの違いが考えられる。すなわち、酸化タンタル(Ta25)と酸化アルミニウム(Al23)の酸化物生成エネルギーはそれぞれ−2054.8kJ/mol、−1701.2kJ/molであるのに対して、酸化シリコン(SiO2)と酸化チタン(TiO2)はそれぞれ−921.3kJ/mol、−951.1kJ/molである。酸化物生成エネルギーが負の値をとり、かつ、その値が小さい物質ほど酸化物として安定に存在できることから、酸化タンタル(Ta25)および酸化アルミニウム(Al23)は安定化層20a、20bとの間で相互拡散を起こさず、高出力動作中でも安定に存在できるため、CODレベルの劣化が小さかったものと推測される。したがって、共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21bとしては、−1700kJ/mol以下の酸化物生成エネルギーを有する材料が好ましいと考えられる。
本発明の第2の局面による窒化物半導体レーザ素子は、共振器端面と直接接する図1に示す安定化層20a、20bは、LaまたはYのいずれか一方の金属の酸化物からなる。窒化ガリウムとの結合性の観点からは、安定化層20a、20b中の酸素は結合力を弱めるのだが、LaおよびYにおいてはGaとの溶解エンタルピーが極めて小さい(La:−142kJ/mol、Y:−144kJ/mol)ため、LaまたはYのいずれか一方の金属の酸化物であっても安定化層20a、20bとして機能する。この場合には、安定化層20a、20bにおける光の吸収量が小さくなるので、安定化層20a、20bの膜厚を調節することで共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21を別途設けることなく、所望のレーザ特性を得ることができるようになる。ここで、LaまたはYのいずれか一方の金属の酸化物の組成については特に限定されない。また、LaまたはYのいずれか一方の金属の酸化物の形成方法としては、たとえば従来から公知の電子ビーム蒸着法、スパッタ法またはCVD法などを用いることができる。
また、本発明の第2の局面による窒化物半導体レーザ素子においても、図2に示すように、安定化層20a、20b上に共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21bを形成してもよいことは言うまでもない。ここで用いられる共振器端面の反射率を調節するための材料21a、21bとしては、たとえば上述した酸化シリコン(SiO2)、酸化アルミニウム(Al23)、酸化チタン(TiO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化タンタル(Ta25)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化シリコン(Si34)、窒化アルミニウム(AlN)、フッ化マグネシウム(MgF2)または硫化亜鉛(ZnS)などを用いることができる。これらの材料のうち、特に、酸化タンタル(Ta25)または酸化アルミニウム(Al23)を用いることが好ましいことは、本発明の第1の局面で述べた理由と同様である。
なお、上述した本発明のいずれの局面においても、安定化層20a、20bは、少なくとも出射側の共振器端面11aに形成されていればよく、反射側の共振器端面11bには形成されていなくてもよい。CODによる共振器端面の経時劣化は光密度の高い出射側の共振器端面11aで主に問題となるためである。
また、本発明においては、一般に知られている共振器端面のプラズマ照射などの各種クリーニングによる信頼性の改善手法を組み合わせることもできる。
(実施例1)
図3に、本発明の実施例1の窒化物半導体レーザ素子の模式的な断面図を示す。この窒化物半導体レーザ素子は、厚さ120μmのn型GaN基板101と、n型GaN基板101上に形成された、n型GaNからなる厚さ1μmの下地層102と、n型Al0.062Ga9.938Nからなる厚さ0.7μmの第1下部クラッド層113と、n型Al0.1Ga0.9Nからなる厚さ0.1μmの第2下部クラッド層123と、n型Al0.062Ga9.938Nからなる厚さ1.3μmの第3下部クラッド層133と、n型GaNからなる厚さ0.02μmの下部光導波層104と、n型In0.005Ga0.995Nからなる厚さ8nmの障壁層とIn0.09Ga0.91Nからなる厚さ4nmの量子井戸層とからなる層を3層積層させた厚さ36nmの多重量子井戸構造の活性層105と、p型Al0.26Ga0.74Nからなる厚さ0.01μmのキャリアブロック層106と、中央部が中央部以外の部分より上方に突出したストライプ状の突出部を有する中央部の厚さが0.03μmであるp型GaNからなる上部光導波層107と、上部光導波層107の突出部上に形成された厚さ0.45μmのp型Al0.1Ga0.9Nからなる上部クラッド層108と、上部クラッド層108上に形成されたp型GaNからなる厚さ0.1μmのコンタクト層109と、上部光導波層107の突出部、上部クラッド層108およびコンタクト層109で構成されるリッジストライプ構造の両側に設けられたSiO2からなる埋め込み層110と、厚さ5nmのTi層上に厚さ150nmのAl層を積層してなる負電極111と、厚さ200nmのNi層上に厚さ1μmのAu層を積層してなる正電極112と、を備えている。
このような構成の本発明の実施例1の窒化物半導体レーザ素子は以下のようにして製造された。
まず、(0001)C面を結晶成長用面とするn型GaN基板101をアセトンとメタノールを用いて洗浄した(洗浄工程)。次に、洗浄したn型GaN基板101をMOCVD装置内に導入し、水素雰囲気中で1100℃の高温でn型GaN基板101のクリーニングを行なった(清浄化工程)。
次いで、n型GaN基板101の温度を1050℃まで降温した後に、MOCVD装置内にTMG(トリメチルガリウム)を100μmol/minおよびSiH4(モノシラン)を10nmol/minの流量で導入して下地層102を成長させた(下地層形成工程)。
下地層102の成長後、SiH4を10nmol/minの流量で導入しながらTMGの流量を50μmol/minに調節し、TMA(トリメチルアルミニウム)を導入した。そして、TMAの流量を調節することによって、第1下部クラッド層113としてのn型Al0.062Ga9.938N層、第2下部クラッド層123としてのn型Al0.1Ga0.9N層および第3下部クラッド層133としてのn型Al0.062Ga9.938N層を順次成長させた(下部クラッド層形成工程)。
下部クラッド層形成工程の完了後、TMAの導入を停止し、かつTMGを100μmol/minの流量に調節して、下部光導波層104としてn型GaN層を成長させた(下部光導波層形成工程)。
下部光導波層形成工程の完了後、TMGの導入を停止して、キャリアガスを水素ガス(H2ガス)から窒素ガス(N2ガス)に代えて、n型GaN基板101の温度を700℃まで降温した後に、インジウム原料であるトリメチルインジウム(TMI)を一定量導入し、さらにTMGを15μmol/min導入することによって、活性層105を構成する障壁層としてn型In0.005Ga0.995N層を成長させた(障壁層形成工程)。
その後、SiH4の導入を停止し、かつTMIの導入をある一定量にまで増加して、活性層105の量子井戸層としてIn0.09Ga0.91N層を成長させた(量子井戸層形成工程)。そして、上記の障壁層形成工程と量子井戸層形成工程とを繰り返して、上記の障壁層と上記の量子井戸層とを3層積層させた多重量子井戸構造の活性層105を成長させた(活性層形成工程)。
活性層形成工程の完了後、TMI、TMGおよびSiH4の導入を停止して、n型GaN基板101の温度を1050℃まで昇温し、キャリアガスをN2ガスからH2ガスに代えて、TMGを50μmol/minの流量で、TMAを適量およびp型不純物の原料であるビスシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)を10nmol/minの流量で導入し、キャリアブロック層106としてp型Al0.26Ga0.74N層を成長させた(キャリアブロック層形成工程)。
キャリアブロック層形成工程の完了後、TMAの導入を停止し、TMGの流量を100μmol/minに調節して、上部光導波層107としてp型GaN層を成長させた(上部光導波層形成工程)。
上部光導波層形成工程の完了後、TMGの流量を50μm/minに調節し、かつTMAを一定量導入して、上部クラッド層108としてp型Al0.1Ga0.9N層を成長させた(上部クラッド層形成工程)。
上部クラッド層形成工程の完了後、TMGの流量を100μmol/minに調節し、かつTMAの導入を停止して、コンタクト層109としてp型GaN層を成長させた(コンタクト層形成工程)。
コンタクト層形成工程の完了後、TMGおよびCp2Mgの導入を停止し、かつMOCVD装置内の温度を室温まで降温して上記の複数の窒化物半導体層が形成されたn型GaN基板101をMOCVD装置から取り出した。
引き続き、フォトリソグラフィ技術および反応性イオンエッチング技術を用いて、個々の窒化物半導体レーザ素子の共振器の中央領域に所定のストライプ形状のリッジストライプ構造を形成するために、その中央領域の両側の側部領域下に積層されているコンタクト層109、上部クラッド層108および上部光導波層107をエッチングした(リッジストライプ形成工程)。
このとき、側部領域下においては、コンタクト層109および上部クラッド層108は完全にエッチングされ、上部光導波層107は適切な厚さまでエッチングされた。
その後、コンタクト層109上にNi層およびAu層を順次積層して正電極112を形成し、n型GaN基板101上にTi層およびAl層を順次積層して負電極111を形成した。
そして、上述のようにして作製された円板状のウエハをバー状に劈開して共振器端面を形成した。このように共振器端面が形成されたレーザバーを、出射側の共振器端面に安定化層を形成できるような向きで治具に取り付けた後、ECRプラズマスパッタ装置内の真空チャンバ内に設置し、真空チャンバ内を1.5×10-5Pa程度になるまで排気した。排気が完了した後、レーザバーを200℃に加熱して10分間その温度で保持した。続いて、真空チャンバ内にアルゴンガス(Arガス)を30sccmの流量で導入し、500Wの出力のArプラズマを発生させた。
Arプラズマが十分安定した後、プラズマ源とレーザバーとの間に設けられたシャッタを開いて、Arプラズマをレーザバーの共振器端面に照射してプラズマクリーニングを行なった。10分程度プラズマクリーニングを行った後、一度シャッタを閉じ、真空チャンバ内のNbからなるターゲットに500Wの出力でRF(高周波)を印加し、Arプラズマをターゲットに向けて加速させた。そして、Arプラズマが十分安定した後、再びシャッタを開いて、共振器端面にNbからなる安定化層を形成した。次いで、Nbからなる安定化層を2.5nmの厚さで形成した後にシャッタを閉じ、RFの印加を停止した。
続いて、Arガスに加えて5sccmの流量の酸素ガス(O2ガス)を導入してプラズマを発生させた。プラズマが安定した後にRFを印加し、再度シャッタを開いて、Nbからなる安定化層上に酸化ニオブ層を形成した。ここで、酸化ニオブ層の厚さは、出射側の共振器端面の反射率が13%になるように設定された。
反射側の共振器端面に関しては、出射側の共振器端面と同様の手順で、プラズマクリーニングとNbからなる安定化層の形成を行った後、反射側の共振器端面の反射率が95%になる厚さの酸化アルミニウム(Al23)層と酸化チタン(TiO2)層の積層構造を形成した。
最後に、レーザバーをペレタイズによりチップ化して実施例1の窒化物半導体レーザ素子を完成させた。
図4に、上述のようにして作製された実施例1の窒化物半導体レーザ素子をレーザパッケージ内に実装して寿命試験を行なった結果を示す。図4において、横軸は窒化物半導体レーザ素子の動作時間を示し、縦軸はそれぞれの動作時間における駆動電流量を示している。ここで、寿命試験は、60℃の環境温度で60mWの光出力による連続発振(CW)を条件として行なわれた。その結果、図4に示すように、実施例1の窒化物半導体レーザ素子については、60mWという高出力動作時において、6個すべての窒化物半導体レーザ素子が途中で発振停止を起こすことなく400時間以上安定して発振できたことが確認された。
また、図5に、上述のようにして作製された実施例1の窒化物半導体レーザ素子をレーザパッケージ内に実装してCODレベルの経時劣化を調査した結果を示す。ここで、CODレベルの経時劣化は、所定の時間(0時間、200時間、500時間)だけ上記の寿命試験と同一の条件で連続発振させた後の実施例1の窒化物半導体レーザ素子のCODレベルを電流−光出力特性(DC駆動)を測定することによって行なった。図5において、横軸は窒化物半導体レーザ素子の連続発振時間を示し、縦軸は測定されたCODレベルを示している。そして、最小2乗近似法により得られた1次近似直線が図5中に示されている。ここで、Xを時間とし、YをCODレベルとすると、この直線はY=−0.056X+202の式で表わされた。
(比較例1)
Nbからなる安定化層および酸化ニオブ層を共振器端面に形成しなかったこと以外は実施例1と同様にして窒化物半導体レーザ素子(比較例1の窒化物半導体レーザ素子)を作製した。
そして、比較例1の窒化物半導体レーザ素子について、実施例1の窒化物半導体レーザ素子と同様にして寿命試験を行なった結果を図6に示す。図6に示すように、比較例1の窒化物半導体レーザ素子については、60mWという高出力動作時において6個中4個が途中で発振を停止した。
さらに、比較例1の窒化物半導体レーザ素子について、実施例1の窒化物半導体レーザ素子と同様にしてCODレベルの経時劣化を調査した結果を図7に示す。図7に示されているように、最小2乗近似法により得られた1次近似直線はY=−0.18X+197の式(Xは時間を示し、YはCODレベルを示す)で表わされ、図5に示す実施例1の場合と比べてCODレベルの経時劣化が大きいことが確認された。
なお、上記において、CODレベルの劣化率は図5および図7にそれぞれ示されている直線の傾きに相当するので、実施例1の窒化物半導体レーザ素子のように安定化層を形成することによって、安定化層を形成しない比較例1の窒化物半導体レーザ素子と比べて、CODレベルの劣化率は69%減少したことになる。
また、図7に示す直線から、比較例1の窒化物半導体レーザ素子のCODレベルは761時間の連続発振後には60mWまで低下すると予想される。したがって、図6では2個の比較例1の窒化物半導体レーザ素子が発振し続けているが、さらに発振し続けると700〜800時間程度で突然の発振停止を起こすものと考えられる。一方、安定化層が形成されている実施例1の窒化物半導体レーザ素子のCODレベルは、2000時間の連続発振後でも90mWと予想され、2000時間以上発振が停止することなく安定に動作するものと考えられる。
(実施例2)
実施例1と同様の手順によってレーザバーを形成し、このレーザバーをECRプラズマスパッタ装置内に設置してスパッタ法により出射側の共振器端面にNbからなる安定化層を2.5nmの厚さで形成した。その後、ECRプラズマスパッタ装置からレーザバーを取り出し、このレーザバーを電子ビーム蒸着装置内に設置して、電子ビーム蒸着法により出射側の共振器端面の反射率が5%になる厚さに酸化アルミニウム層を形成した。
また、反射側の共振器端面については、安定化層を形成することなく電子ビーム蒸着装置内にレーザバーを設置して、電子ビーム蒸着法により反射側の共振器端面の反射率が95%になる厚さに酸化シリコン(SiO2)層と酸化チタン(TiO2)層の積層構造を形成した。その後、このレーザバーをチップ化することによって、実施例2の窒化物半導体レーザ素子を作製した。
図8に、上記のようにして作製された実施例2の窒化物半導体レーザ素子をレーザパッケージ内に実装して寿命試験を行なった結果を示す。図8において、横軸は窒化物半導体レーザ素子の動作時間を示し、縦軸はそれぞれの動作時間における駆動電流量を示している。ここで、寿命試験は、60℃の環境温度で60mWの光出力による連続発振(CW)を条件として行なわれた。その結果、図8に示すように、実施例2の窒化物半導体レーザ素子については、60mWという高出力動作時において、4個すべての窒化物半導体レーザ素子が途中で発振停止を起こすことなく700時間以上安定して発振できたことが確認された。
また、図9に、上記のようにして作製された実施例2の窒化物半導体レーザ素子をレーザパッケージ内に実装してCODレベルの経時劣化を調査した結果を示す。調査法は実施例1と同様である。図9において、横軸は窒化物半導体レーザ素子の連続発振時間を示し、縦軸は測定されたCODレベルを示している。そして、最小2乗近似法により得られた1次近似直線が図9中に示されている。ここで、Xを時間とし、YをCODレベルとすると、この直線はY=−0.076X+220の式で表わされた。
(実施例3)
反射率を調節するための層として、酸化アルミニウム層ではなく酸化シリコン層を用いたこと以外は実施例2と同様にして窒化物半導体レーザ素子(実施例3の窒化物半導体レーザ素子)を作製した。
そして、実施例3の窒化物半導体レーザ素子について、実施例2の窒化物半導体レーザ素子と同様にして寿命試験を行なった結果を図10に示す。図10に示すように、実施例3の窒化物半導体レーザ素子についても、実施例2の窒化物半導体レーザ素子と同様に4個すべての窒化物半導体レーザ素子が途中で発振停止を起こすことなく700時間以上安定して発振できたことが確認された。
続いて、実施例3の窒化物半導体レーザ素子について、実施例2の窒化物半導体レーザ素子と同様にしてCODレベルの経時劣化を調査した結果を図11に示す。図11に示されているように、最小2乗近似法により得られた1次近似直線はY=−0.099X+215の式(Xは時間を示し、YはCODレベルを示す)で表わされ、比較例1の窒化物半導体レーザ素子よりは、CODレベルの経時劣化が小さいものの、図9に示す実施例2の場合と比べてCODレベルの経時劣化が大きいことが確認された。
なお、上記において、CODレベルの劣化率は図9および図11にそれぞれ示されている直線の傾きに相当するので、実施例2および実施例3の窒化物半導体レーザ素子は安定化層を形成することによって、いずれも安定化層を形成しない比較例1の窒化物半導体レーザ素子に比べて、CODレベルの劣化率をそれぞれ58%、45%小さくすることができたが、共振器端面の反射率を調節するための層として酸化アルミニウム層を用いた実施例2の窒化物半導体レーザ素子の方が、酸化シリコン層を用いた実施例3の窒化物半導体レーザ素子よりもCODレベルの劣化率が小さくなった。これは、酸化シリコンに比べて酸化アルミニウムの方が、酸化物生成エネルギーが大きく、寿命試験中における安定化層との相互拡散が少なく、安定に存在できるためと考えられる。
このようにして作製された実施例2の窒化物半導体レーザ素子に関しても、出射側の共振器端面にNbからなる安定化層が形成されているため、安定化層が形成されていない比較例1の窒化物半導体レーザに比べて信頼性が改善され、また、共振器端面の反射率を調節するための層として酸化アルミニウム層が形成されているため、出射側の共振器端面にNbからなる安定化層が形成されているものの、共振器端面の反射率を調節するための層として酸化シリコン層が形成されている実施例3の窒化物半導体レーザ素子に比べて信頼性改善の効果が大きかった。
(実施例4)
実施例1と同様の手順によってレーザバーを形成し、このレーザバーを電子ビーム蒸着装置内に設置して電子ビーム蒸着法により出射側の共振器端面の反射率が10%になる厚さに出射側の共振器端面に酸化ランタン(La23)層を形成した。ここで、酸化ランタン(La23)層は、安定化層としての機能と出射側の共振器端面の反射率を調節する機能の双方を兼ね備えている。
続いて、反射側の共振器端面について電子ビーム蒸着法により酸化ランタン(La23)層を形成した後に反射側の共振器端面の反射率が95%になる厚さに酸化シリコン(SiO2)層と酸化チタン(TiO2)層の積層構造を形成した。ここでも、酸化ランタン(La23)層は、安定化層としての機能と出射側の共振器端面の反射率を調節する機能の双方を兼ね備えている。その後、このレーザバーをチップ化することによって、実施例4の窒化物半導体レーザ素子を作製した。
このようにして作製された実施例4の窒化物半導体レーザ素子に関しても、出射側の共振器端面に酸化ランタン(La23)からなる安定化層が形成されているため、比較例1の窒化物半導体レーザ素子に比べて信頼性が大幅に改善された。
(実施例5)
実施例1と同様の手順によってレーザバーを形成し、このレーザバーを電子ビーム蒸着装置内に設置して電子ビーム蒸着法により出射側の共振器端面の反射率が10%になる厚さに出射側の共振器端面に酸化ランタン(La23)層と酸化アルミニウム(Al23)層の積層構造を形成した。ここで、安定化層としては酸化ランタン(La23)層が機能し、出射側の共振器端面の反射率の調節については酸化ランタン(La23)層と酸化アルミニウム(Al23)層の双方が機能する。
続いて、レーザバーをECRプラズマスパッタ装置内に設置し、反射側の共振器端面についてスパッタ法により反射側の共振器端面の反射率が95%になる厚さに酸化アルミニウム(Al23)層と酸化タンタル(TiO2)層の積層構造を形成した。その後、このレーザバーをチップ化することによって、実施例5の窒化物半導体レーザ素子を作製した。
このようにして作製された実施例5の窒化物半導体レーザ素子に関しても、出射側の共振器端面に酸化ランタン(La23)からなる安定化層が形成されているため、比較例1の窒化物半導体レーザ素子に比べて信頼性が大幅に改善された。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の窒化物半導体レーザ素子の活性層の好ましい一例の模式的な断面図である。 本発明の窒化物半導体レーザ素子の活性層の好ましい他の一例の模式的な断面図である。 本発明の実施例1の窒化物半導体レーザ素子の模式的な断面図である。 本発明の実施例1の窒化物半導体レーザ素子について寿命試験を行なった結果を示す図である。 本発明の実施例1の窒化物半導体レーザ素子についてCODレベルの経時劣化を調査した結果を示す図である。 比較例1の窒化物半導体レーザ素子について寿命試験を行なった結果を示す図である。 比較例1の窒化物半導体レーザ素子についてCODレベルの経時劣化を調査した結果を示す図である。 本発明の実施例2の窒化物半導体レーザ素子について寿命試験を行なった結果を示す図である。 本発明の実施例2の窒化物半導体レーザ素子についてCODレベルの経時劣化を調査した結果を示す図である。 本発明の実施例3の窒化物半導体レーザ素子について寿命試験を行なった結果を示す図である。 本発明の実施例3の窒化物半導体レーザ素子についてCODレベルの経時劣化を調査した結果を示す図である。
符号の説明
11a,11b 共振器端面、20a、20b 安定化層、21a、21b 共振器端面の反射率を調節する材料、101 n型GaN基板、102 下地層、113 第1下部クラッド層、123 第2下部クラッド層、133 第3下部クラッド層、104 下部光導波層、105 活性層、106 キャリアブロック層、107 上部光導波層、108 上部クラッド層、109 コンタクト層、110 埋め込み層、111 負電極、112 正電極。

Claims (3)

  1. 共振器端面と直接接する安定化層を含み、前記安定化層はLaの酸化物からなることを特徴とする、窒化物半導体レーザ素子。
  2. 前記安定化層上に前記共振器端面の反射率を調節するための材料が形成されており、前記共振器端面の反射率を調節するための材料が、−1700kJ/mol以下の酸化物生成エネルギーを有する酸化物であることを特徴とする、請求項1に記載の窒化物半導体レーザ素子。
  3. 前記酸化物が酸化アルミニウムであることを特徴とする、請求項2に記載の窒化物半導体レーザ素子。
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