JP4783191B2 - ドメイン参加処理方法及びドメイン参加処理プログラム - Google Patents
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Description
Yokota Lab, Inc.著,「ひと目でわかるMicrosoft Active Directory」,日経BPソフトプレス,2005年6月6日,p.2−14
新たにドメインに参加するための方法であって、前記クライアント端末が、前記クライアント端末におけるローカルユーザのログオン処理を実行して、前記ローカルユーザの移行データに対して、移動用ユーザのアクセス権限の付与設定を行ない、前記ローカルユーザのログオフを行なうローカル処理段階と、前記ドメイン管理サーバにおけるドメインユーザのログオン処理を実行して、前記ドメイン管理サーバに前記ドメインユーザのメモリ領域を確保し、このメモリ領域に対して、前記移動用ユーザのアクセス権限の付与設定を行ない、前記ドメインユーザのログオフを行なうドメイン処理段階と、前記移動用ユーザのログオン処理を実行して、前記移動用ユーザの権限により、前記移行データを前記ドメインユーザのメモリ領域に移行する移動処理段階とを実行することを要旨とする。
請求項1又は4に記載の発明によれば、クライアント端末における移動用ユーザが、ローカルユーザの移行データ及びドメインユーザのメモリ領域に対するアクセス権限を持つことにより、ローカルユーザのデータを効率的に移行して、ドメイン参加を行なうことが
できる。更に、移動用ユーザがデータの移行処理を実行するため、ローカルユーザやドメインユーザから権限を分離することによりセキュリティを確保することができる。
本実施形態では、ドメインに参加するための処理を実行するためのプログラム(ドメイン参加処理プログラム)をクライアント端末10に提供する。そして、クライアント端末10においてドメイン参加処理プログラムを実行させることにより、クライアント端末10の制御部が、ローカル処理段階、ドメイン処理段階、移動処理段階、移動用ユーザ設定処理段階、移動用ユーザ設定削除段階、参加管理段階の処理を実行する。この結果、クライアント端末10の制御部は、ローカル処理手段、ドメイン処理手段、移動処理手段、移動用ユーザ設定処理手段、移動用ユーザ設定削除手段、参加管理手段として機能する。
まず、新たにドメインに参加する場合のデータ移行処理の概略を、図2を用いて説明する。
そして、クライアント端末10の制御部は、移行データをドメインユーザのフォルダにコピーする処理を実行する(ステップS1−9)。そして、クライアント端末10の制御部は、移動用ユーザのログオフ処理を実行する(ステップS1−10)。これにより、ローカルユーザのデータを、ドメインユーザのフォルダ内に格納することができる。
トウェアのバージョン、SSIDの有無等)を保持する。この基準値は、この基準値に達しないクライアント端末のドメイン参加を拒否するために用いられる。
先ず、「domain」実行プログラムについて図3〜図12を用いて説明する。この「domain」実行プログラムでは、ドメインへの参加を実施し、再起動後、「tempadmin」実行プログラムの自動起動・自動ログオンの設定を行なう。
て「YES」の場合)、クライアント端末10の制御部は、スクリプト実行ソフトウェアの更新処理を実施し、バージョンアップを行なう(ステップS3−3)。
)の有無の確認処理を実行する(ステップS4−4)。簡易ファイル共有の設定が行なわれている場合(ステップS4−4において「YES」の場合)、クライアント端末10の制御部は、簡易ファイル共有の設定を無効にして処理を継続する希望の有無の確認処理を実行する(ステップS4−5)。ドメイン参加処理の継続希望の入力があった場合(ステップS4−5において「YES」の場合)には、クライアント端末10の制御部は、簡易ファイル共有の無効設定を行なう(ステップS4−6)。そして、簡易ファイル共有が行なわれていない場合(ステップS4−4において「NO」の場合)や、無効設定を行なった場合(ステップS4−6)には、クライアント端末10の制御部は、進捗状況の記録処理(No.6)を実行する(ステップS4−7)。
そして、図7に示すように、クライアント端末10の制御部は、実行ユーザのディスク容量が基準量(ここでは、10GB)以下かどうかの確認処理を実行する(ステップS6−1)。ディスク容量が基準量を超えている場合(ステップS6−1において「NG」の場合)、クライアント端末10の制御部は、ドメイン参加処理の継続の希望の確認処理を実行する(ステップS6−2)。ディスク容量が基準量を超えていない場合(ステップS6−1において「OK」の場合)や、ドメイン参加処理の継続の希望入力があった場合(ステップS6−2において「YES」の場合)、クライアント端末10の制御部は、実行ユーザディスク容量のチェック処理を実行する(ステップS6−3)。そして、クライアント端末10の制御部は、進捗状況の記録処理(No.12)を実行する(ステップS6
−4)。
次に、クライアント端末10の制御部は、DNSサフィックスの追加処理を実行し(ステップS7−2)、完全修飾ドメイン名の確認処理を実行する(ステップS7−3)。そして、クライアント端末10の制御部は、進捗状況の記録処理(No.14)を実行する(ステップS7−4)。
。そして、基準バイト数以上の場合(ステップS9−2において「YES」の場合)には、クライアント端末10の制御部は、進捗状況の記録処理(No.20)を実行する(ステップS9−3)。一方、基準バイト数未満の場合(ステップS9−2において「NO」の場合)には、ドメイン参加処理を終了する。
次に、「tempadmin」実行プログラムについて図13〜図14を用いて説明する。この「tempadmin」実行プログラムは、シングルユーザIDをローカル管理者権限に追加し、「logon」実行プログラムの自動起動・自動ログオンの設定を行なう。
クライアント端末10の制御部は、シングルユーザIDをアドミニストレータズグループへの追加処理を実行し(ステップS13−7)、ローカルアドミンに追加されたかの確認処理を実行する(ステップS13−8)。そして、クライアント端末10の制御部は、進捗状況の記録処理(No.35)を実行する(ステップS13−9)。更に、クライアント端末10の制御部は、ステータスの記録処理を実行する(ステップS13−10)。
次に、「logon」実行プログラムについて図15〜図16を用いて説明する。この「logon」実行プログラムは、「logoff」実行プログラムの自動起動・自動ログオンの設定を行なう。
次に、「logoff」実行プログラムについて図17〜図18を用いて説明する。こ
の「logoff」実行プログラムは、「userdata」実行プログラムの自動起動の設定を行ない、ユーザにブラウザの移行マニュアルを表示する。
次に、「userdata」実行プログラムについて図19〜図20を用いて説明する。この「userdata」実行プログラムは、ローカルユーザのローカルセッティングフォルダをドメインユーザのフォルダに移行する。
ステータスの確認ができた場合(ステップS18−1において「OK」の場合)、クライアント端末10の制御部は、ユーザ情報の確認処理を実行する(ステップS18−2)。
イアント端末10の制御部は、移行元ユーザ情報の確認処理を実行する(ステップS18−3)。
更に、クライアント端末10の制御部は、ユーザ情報の削除処理を実行し(ステップS20−2)、進捗状況の記録処理(No.46)を実行する(ステップS20−3)。
(「init」実行プログラム)
次に、「init」実行プログラムについて図22〜図23を用いて説明する。この「init」実行プログラムは、エラー時の確認処理及びエラー時の初期化処理に移行する。
クライアント端末10の制御部は、自動ログオンの設定解除処理(ステップS22−2)、自動スクリプト起動設定の解除処理を実行する(ステップS22−3)。
次に、「proxy」実行プログラムについて図24〜図25を用いて説明する。この「proxy」実行プログラムは、プロキシーの例外設定の移行を行なう。
する(ステップS23−7)。
次に、「last」実行プログラムについて図26〜図27を用いて説明する。この「last」実行プログラムは、ローカルTEMPユーザIDの削除・ローカルTEMPアドミンのユーザディレクトリの削除を行なう。
そして、所定のステータスに達している場合(ステップS25−1において「OK」の場合)には、クライアント端末10の制御部は、システムディレクトリまでのパスの取得処理を実行する(ステップS25−2)。
次に、図27に示すように、クライアント端末10の制御部は、進捗状況の記録処理(No.48)を実行する(ステップS26−1)。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
理を終了する。これにより、セキュリティの低いクライアント端末10のドメイン参加を排除することができる。
○ 上記実施形態では、「domain」、「tempadmin」、「logon」、「logoff」、「userdata」「last」の各実行プログラムを用いる。実行プログラムの数は限定されるものではなく、細分化したり、一体としたりすることも可能である。
○ 上記実施形態では、ドメイン参加のためにシステム環境の確認処理を実行したが、これらに限定されるものではなく、これらの一部や更に厳格な確認を行なってもよい。
Claims (6)
- ログオン管理が行なわれているクライアント端末と、ドメイン管理が行なわれているドメイン管理サーバとを用いて、新たにドメインに参加するための方法であって、
前記クライアント端末が、
前記クライアント端末におけるローカルユーザのログオン処理を実行して、前記ローカルユーザの移行データに対して、移動用ユーザのアクセス権限の付与設定を行ない、前記ローカルユーザのログオフを行なうローカル処理段階と、
前記ドメイン管理サーバにおけるドメインユーザのログオン処理を実行して、前記ドメイン管理サーバに前記ドメインユーザのメモリ領域を確保し、このメモリ領域に対して、前記移動用ユーザのアクセス権限の付与設定を行ない、前記ドメインユーザのログオフを行なうドメイン処理段階と、
前記移動用ユーザのログオン処理を実行して、前記移動用ユーザの権限により、前記移行データを前記ドメインユーザのメモリ領域に移行する移動処理段階と
を実行することを特徴とするドメイン参加処理方法。 - 前記クライアント端末が、
前記クライアント端末におけるローカルユーザのログオン処理後に、前記移動用ユーザを設定する移動用ユーザ設定処理段階と、
前記移行の処理後に、前記移動用ユーザの設定を削除する移動用ユーザ設定削除段階とを更に実行することを特徴とする請求項1に記載のドメイン参加処理方法。 - 前記クライアント端末が、クライアント端末のシステム環境についてドメイン参加のための基準値を保持し、
前記クライアント端末が保持するシステム環境に関する情報を取得して前記基準値と比較し、前記基準値に達しない場合には、ドメイン参加を拒否する参加管理段階と
を更に実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のドメイン参加処理方法。 - ログオン管理が行なわれているクライアント端末と、ドメイン管理が行なわれているドメイン管理サーバとを用いて、新たにドメインに参加するためのプログラムであって、
前記クライアント端末を、
前記クライアント端末におけるローカルユーザのログオン処理を実行して、前記ローカルユーザの移行データに対して、移動用ユーザのアクセス権限の付与設定を行ない、前記ローカルユーザのログオフを行なうローカル処理手段と、
前記ドメイン管理サーバにおけるドメインユーザのログオン処理を実行して、前記ドメイン管理サーバに前記ドメインユーザのメモリ領域を確保し、このメモリ領域に対して、前記移動用ユーザのアクセス権限の付与設定を行ない、前記ドメインユーザのログオフを行なうドメイン処理手段と、
前記移動用ユーザのログオン処理を実行して、前記移動用ユーザの権限により、前記移行データを前記ドメインユーザのメモリ領域に移行する移動処理手段
として機能させることを特徴とするドメイン参加処理プログラム。 - 前記クライアント端末を、
前記クライアント端末におけるローカルユーザのログオン処理後に、前記移動用ユーザを設定する移動用ユーザ設定処理手段と、
前記移行の処理後に、前記移動用ユーザの設定を削除する移動用ユーザ削除処理手段
として更に機能させることを特徴とする請求項4に記載のドメイン参加処理プログラム。 - クライアント端末のシステム環境についてドメイン参加のための基準値を保持し、
前記クライアント端末を、
前記クライアント端末が保持するシステム環境に関する情報を取得して前記基準値と比較し、前記基準値に達しない場合には、ドメイン参加を拒否する参加管理手段
として更に機能させることを特徴とする請求項4又は5に記載のドメイン参加処理プログラム。
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