JP4782678B2 - 無線受信器における時空等化 - Google Patents

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Description

コンピュータと他の機器が、データ通信のために、ネットワークノード間においての有線接続の必要性を伴なわずに結合できるにつれて、無線ネットワークは、ますます普及するようになった。無線ネットワークの規格の一セットは、IEEE 802.11規格であるが、他の無線規格またはプロトコルも、代わりに使用され得る。反射、干渉、受信器/送信器の移動の存在のような好ましくない状況において、無線ネットワークは、動作するように予測されるため、多大な努力が、無線チャネル上においてのデータの正確な送受信に必要とされる。
無線ネットワークにおける一般的なノード(基本的に「ステーション」として参照される)は、受信チェーンおよび送信チェーンを含む。通常、送信チェーンは、一部のデジタル処理、および無線チャネルへ信号を送信させるアナログ、RF回路要素を含む。一般的に受信チェーンは、1つ以上のアンテナ、RFおよびアナログ回路要素、およびデジタル処理を含む。デジタル処理は、送る送信チェーンがその入力として何を受信したか、および無線ネットワーク内において何を送信したのかを表すデータストリームを出力しようとする。一部のケースにおいて、受信器は、送る送信チェーンからの信号の受信状態を改善するために複数のアンテナを用いる。
予測される状況の故、受信チェーンは、信号が正確に大部分を回復できることを保証するように設計された多様な構成要素を含む。幾つかの手法は、信号を回復するために使用されている。
1つの手法は、最短距離受信器(MDR)の使用である。MDRは、チャネルの応答の推測および全ての送信されうる信号の知識を使う。
MDRは、(チャネル応答がそれらの送信されうる信号に適用された後に)可能な送信されうる信号の各々と受信される信号を比較する。一部のMDRは、送信されうる信号の中の明らかに見込みのない信号を無視する機構を有する場合、可能な送信されうる信号の一つ一つを審査し得ないが、一般的に、検索の計算量は、送信されうる信号の数に関連する。最短距離受信器は、ユークリッド距離のような「距離」が、受信器とチャネル応答によって調節される送信されうる信号との間を計算されるという発想からその名前が付けられた。最短距離になる送信されうる信号(または、複数の信号)は、送信されたものとして判断される。最短距離受信器(「MDR」)が、広く受け入れられているノイズモデルであるガウスモデルの存在においてエラーの最も少ない確率を達成することは明らかにされている。
無線システムの通常動作において、複数のシンボルは、無線チャネルを介して断続的に送信される。チャネルの歪みは、シンボルの時間範囲を広げさせ、そして、1つのシンボルからのエネルギーが他のシンボルのタイムウィンドに及び、それら両方のシンボルをつぶす。この効果は、シンボル間干渉(「ISI」)として参照される。
単独の1つのシンボルが送信される(故に、ISIは発生しない)場合、MDRは、推定される送信される信号として、等式1を満たすシンボルを選択する。等式1において、rは受信された信号、Cはチャネル応答、{s}は送信されうるシンボルのセットである。
Figure 0004782678
勿論、シンボルは、単独で一般的に送信されない。一般的に、複数のシンボルは、断続的に送信され、これより「シーケンス」と参照される。無線システムにおいての典型的なシーケンスは、その無線システムにおいて用いられたプロトコルに従うパケットを作るシンボルの完成したセットであり得るが、シーケンスは、全パケットまたは1つのパケットである必要はない。複数のシンボルの場合、シンボル間干渉が予想される。しかし、シーケンスの境界は、通常、シンボル間干渉が存在せず、MDRがシーケンスに対して動作可能であるとMDRが想定する境界である。
従って、ISIが存在する場所には、他の全てのシンボルを無視して単一のシンボルを扱うのではなく、MDRは、シーケンスに対して動作する。これは、孤立する各々のシンボルを扱うことが十分でないことを意味するのではなく、MDRが、全ての可能性のあるシーケンスの中からどのシーケンスが送信されたかを決定する必要があることを意味する。そうするために、MDRは、単一のシンボルのみが関連する場合のような同様な状況を満たすシンボルのシーケンスを探す。そのような状況の例は、等式2において示される。等式2において、rは受信された信号、hはチャネル応答、{p}は、全ての可能性のあるシーケンスのセットである。
Figure 0004782678
等式2に示されるように、MDRの計算量は、シーケンスの長さと共に飛躍的に多くなることが予測され得る。受信器の時間、計算力および電力消費に対する制限が与えられ得る中、Viterbiアルゴリズムを用いるようなMDRの実行の効率的なアプローチでさえも、実行するには手間がかかることが証明し得る。
多数のモジュレーションスキームにおいて、入力データは複数の信号サンプルを備える信号に変換される。この例は、ブロックコードであり、特に、相補コードキーイング(「CCK」)コードおよびBarkerコードである。例えば、CCKシンボルは、8つの直角位相シフトキーイング(「QPSK」)の符号化された「チップ」を備える。チャネルの歪みは、シンボル内にあるチップ間の境界をつぶし得る。この後者の効果は、チップ間干渉(「ICI」)として参照される。
MDRは、シンボルによっての推定されるチャネル応答を考慮し、受信されるサンプル間(つまり、チップ間)の距離を最短にする送信されうるシンボルの中からシンボルを選択すること以外に、ICIを補正するためにシンボルに対して動作し得る。そのようなMDRは、ここにおいて、Symbol−by−Symbol Minimum Distance Receiver(SbS MDR)と参照される。シンボルの多数のシーケンスにとって、SbS MDRは、全ての可能性のあるシーケンスを比較するMDRよりも、実行することが容易である。しかしながら、SbS MDRは、シンボル内においてのつぶされ行為を補正する一方、シンボル間の干渉(ISI)を無視する。
IS補正の他の手法は、決定フィードバックイコライザー(「DFE」)である。DFEを用いる場合、検出された現シンボルの決定は、以前のシンボルの検出結果を考慮する。実際には、以前のシンボルがどれであるか一度推定されると、現シンボルに対してのシンボル決定以前に、推定される干渉は、それら以前検出されたシンボル用に計算され、現信号を示す受信された信号から引かれる。その干渉の貢献分が引かれると、リマインダが、シンボル毎に、最短距離計算の基底として用いられる。
現信号に対して決定がされる際、まだ決定されていないシンボルの干渉からのエネルギーは、先行する(pre−cursor)ISIエネルギーと参照される(このような決定されていないシンボルは、決定された現信号を「指している(pointing)」カーソルの「うしろ(behind)」にある)。DFEは、以前のシンボルの決定に依存する故、そのような以前のシンボルからのISIを現シンボルから除去するには良いが、まだ知られない先行するシンボルからエネルギーを除去するには適さない。
従って、大半のISIが以前のシンボルからの場合、DFEは、ほとんどのISIを除去する。ISIが、本来以前のシンボルからのものであるか否かは、シンボルの決定をするためにどのサンプルが用いられたかに依存する。有限のチャネルにおいて、所定のシンボルからのほんの少しのISIを含むサンプルはいつも存在する。一般的に、この様なサンプルは、現シンボルからの少しのエネルギーも含み得、その結果、次のシンボルからのISIを最低にする信号サンプルセットが、現シンボル決定の信号雑音比(「SNR」)の観点において信号サンプルの最適なセットであり得ないというトレードオフを提示する。これは、現信号に貢献するエネルギーの量が少量である信号サンプルセットに起因し得る。
DFEは、先行するISIエネルギーが低い場合、一番機能する。ISIを扱う一つのアプローチは、チャネル整合フィルタの出力に適用されるSbS MDRおよびDFEを使用することである。この組み合わせは、シーケンス毎に動作するMDRに比べ、計算量にかなりの減少をもたらす。しかし、これは、現シンボルに対しての最高のSNRおよび最低の先行するISIエネルギー量を提供しない場合がしばしばである。
追加的な改善が、不都合な状況の下において必要とされ得る。
本発明に従う無線受信器の一実施形態において、信号は、複数のアンテナにおいて受信され、組み合わされた信号はチャネルの歪みを補正される。本発明に従う無線受信器の実施形態の他の側面において、無線受信器は、白色化された整合フィルタの出力に適用される最短距離受信器を含む。白色化された整合フィルタは、1つ以上のアンテナを用いてチャネル整合フィルタリングと白色化を組み合わせる。
ここに開示される本発明の利点、および性質のさらなる理解は、残りの明細書および添付の図面の参照と共に理解され得る。
図1は、本発明を利用し得る単純な無線ネットワークを示す。図1に示すように、無線ネットワーク10は、複数のステーション12を備え、各ステーション12は無線ネットワーク10のうちの少なくとも1つの他のステーション12と通信することができる。特定の実施において、無線ネットワーク10は、建物、構内、乗り物または類似の環境において利用され得るローカルエリア無線ネットワークである。特定の実施形態において、無線ネットワーク10はIEEE 802.11規格のうちの1つ以上に従うように設計されている。ただし、802.11の環境において解決されるのと同様の問題を解決するために、その他の規格および規格化されていないネットワークが代用され得るという点が理解されるべきである。
図示したように、一部のステーションはクライアント機器14と結合されており、その他のステーションは、有線のローカルエリアネットワーク(LAN)接続のような配信システムへのインタフェースとなる、アクセスポイント16へ結合されている。たとえば、ステーション12(1)はクライアント機器14(1)へ結合されており、ステーション12(3)はアクセスポイント16へ結合されている。図1は、無線ネットワークを単純化し一般化した図である。干渉信号生成器は図示していないが、存在するものと仮定する。
クライアント機器14の例としては、ラップトップ型、個人情報端末(PDA)、他の機器と通信する必要がある任意のその他の半携帯可能な(semi−portable)または携帯可能な電子機器、あるいは、無線ネットワークや他の機器への無線接続が利用不可能であるか容易には提供されない場合、他の機器と通信する必要がある固定された電子機器が含まれる。アクセスポイント16は、その各ステーションを配信システムへ結合する。このような配信システムの例としては、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、TCP/IPパケットネットワークへの公共または個人的な接続、あるいはその他のパケットネットワークまたはネットワークが含まれる。
一般的な動作において、複数のステーション機器は、回路網、および/またはステーション12の機能性を実行するソフトウェアを装備しており、このようなステーション機器と、無線ネットワークインタフェースが結合されるネットワークとの間にアクセスを提供するために、1つ以上のネットワークアクセスポイントが無線ネットワーク10内に提供される。有線のネットワークインタフェースへ結合されたステーションは、「アクセスポイント」と呼ばれる。このようなシステムの利用のほんの一例は、ネットワークの線を各コンピュータへ伸ばす必要なく建物内のコンピュータをネットワークへ接続することである。その例において、建物にはネットワークへ結合された固定のアクセスポイントが用意されており、このアクセスポイントは、ネットワークへ結合された各ステーション内の無線ネットワークカードの無線通信範囲内に存在する。
図2は、1つの機器と1つのネットワーク接続との間の結合をより詳細に示す。図に示すように、クライアント機器14はクライアントステーションハードウェア20の機器I/Oセクションへ結合されている。クライアントステーションハードウェア20は、それぞれ機器I/Oセクションへ結合された送信セクションと受信セクションとを含む。送信セクションは、無線チャネル21を介して、アクセスポイントハードウェア22の受信セクションへ信号を送信する。その受信セクションは、ネットワークI/Oセクションへ結合され、それによって、ローカルエリアネットワークのような配信システム28からクライアント機器14へのデータ通信経路を提供する。配信システム28からクライアント機器14への経路は、アクセスポイントハードウェア22のネットワークI/Oセクション、アクセスポイントハードウェア22の送信セクション、クライアントステーションハードウェア20の受信セクション、およびクライアントステーションハードウェア20の機器I/Oセクションを介しても提供される。無線チャネル21の特性は、多数の要因に依存する。これら多数の要因とは、クライアントステーションハードウェア20およびアクセスポイントハードウェア22の位置、また、壁、建物、自然の障害物等の介在物、ならびにその他の機器、送信器、受信器および信号反射面による影響といったものである。ステーションは、専用のハードウェア、プロセッサによって作動する多目的のステーションコード、またはそれらの組み合わせによって実施され得る。
一般的に、クライアントステーションハードウェア20は、クライアント機器14内に一体化され得る。たとえば、クライアント機器14がラップトップ型コンピュータである場合、クライアントステーションハードウェア20は、ラップトップのPCMCIAスロットへ挿入される追加型のPCMCIAカードであり得る。一般的に、アクセスポイントハードウェア22は、有線のネットワークを無線ネットワークへ結合するためにのみ用いられる無線ネットワークインタフェース機器の一部として実施される。一般的な使用ではあるが、図2の図の完全な対称性を妨げるものはないという点が理解されるべきである。すなわち、多くの場合、アクセスポイントは固定されており、アクセスポイントでないステーションは、電力の使用、コスト、重量、および/またはサイズが考慮される携帯機器またはモバイル機器であるが、クライアントステーションハードウェア20とアクセスポイントハードウェア22は、ハードウェア機器のほぼ同一の例である。
以下は、受信セクションの詳細な説明である。図3は、受信セクションの構成要素を示す。図3Aは単一の受信アンテナを有する受信器30を示し、図3Bは複数の受信アンテナを有する受信器40を示す。
受信器30はRFセクション32を備えるように図示されている。RFセクション32は、アンテナからの信号を受信し、ベースバンドのデジタル信号36をデジタル信号処理(「DSP」)セクション34へ提供する。デジタル信号処理セクション34は、結果として受信される信号になる、送信されたデータのうち受信器の最良の評価を出力する(データ出力38)。その他の変形において、ベースバンド信号はDSPセクション34の入力部においてデジタル化される。
受信器40は、複数のRFセクション42を備えるように図示されている。複数のRFセクション42は、各アンテナから信号を受信しベースバンド信号を信号アンテナ処理セクション44へ提供する。信号アンテナ処理セクション44は、次いで一般的にデジタル形式でマルチアンテナ処理セクション46へ出力を行う。マルチアンテナ処理セクション46は、データ出力48を発生するために、複数のアンテナを介して情報を組み合わせる。これが、結果として受信される信号になる、送信されたデータのうちの受信器の最良の評価である。セクション46は、相補コードキーイング(「CCK」)および/またはBarker復調処理を実行するためのデジタル信号処理命令を含み得る。デジタル信号処理によって実施された場合、単一のアンテナの処理セクション44およびマルチアンテナ処理セクション46は、1つのプロセッサ上で作動するコードによって実施され得るが、複数の処理ユニットまたはプロセッサが利用可能である場合、いくつかの並行処理が発生し得る。たとえば、1つ以上であって全部よりは少ないセクション44が1つのプロセッサ上で作動し得、その他のプロセッサはその他のセクションを扱う。
本明細書において完全に説明されていない受信器の要素のさらなる詳細は、Kopmeinerらに対する米国特許出願第2002/0094041 A1号および米国特許第―――号(2002年2月5日出願の、「Multi−Antenna Wireless Receiver Chain with Vector Decoding」と題された米国特許出願第10/068,360号)に示されている。これらを、あらゆる目的のために本明細書中に援用する。本発明は本明細書および前述の特許の中に示された特定の受信器の実施に限定されるものではないという点を理解されたい。
本開示を通じて、複数のオブジェクトの例があり例の数が重要でない場合、その例は、「n」という値は使用法ごとに同一である必要はないという理解のもと、「1」〜「n」で表される。たとえば、「n」は様々な場所におけるアンテナの数として用いられるが、その数は例ごとに変化し得る。ここにおいて全ての例示が用いられる必要のあるものはないという点も理解されたい。たとえば、図3Bに示す受信器は、10のアンテナを有するように設計され得るが、7のアンテナが利用されている。このことは、電力の節約という目的のためであり得る。それは、信号が十分にクリアであるときにはアンテナが必要とされないため、あるいは使用されていないアンテナにおける信号レベルは低すぎて検出プロセスに対して貢献を提供しないためである。したがって、「n」は、異なる状況において異なる値になり得る。上の例では、全てのアンテナを数える場合はn=10であり、機能しているアンテナのみを数える場合はn=7である。一般的に、マルチアンテナ受信器に対してn>1であるが、一部の状況下では、たとえ情報におけるロスが付随していても、n=1(すなわちn個のアンテナのうちの1つのみが機能している)であり得る。アンテナの数は、1〜20、または20を超え得る。
本開示全体において、図に示された線は、複素数の時間シークエンスと通信するためのデジタル信号の線であり得るという点が理解されるべきである。加算器のようなオペレータオブジェクトは複素数加算器であり得るという点をさらに理解されたい。他の場合において、通信される信号はアナログ信号、制御信号または1つ以上の値のストリームであり得る。
(時空等化を伴う、受信器の実施の概要)
以下の開示は、無線チャネルの周波数選択性によって生じるひずみを軽減するための複数の受信アンテナの使用について説明するが、説明する内容の局面は、単一の受信アンテナの受信器についても同様に用いられ得る。多数の例において、信号はBarker変調およびCCK変調を利用して変調される。これらの変調は、今日の無線システムにおいて利用されている一般的で普及した変調である。ただし、別段に指示のない限り、本開示の教示はその他の既存の変調スキームおよび今後開発される変調スキームにも適用可能であるという点を理解されたい。
複数の受信アンテナを、適切な信号処理を伴うBarker/CCk受信器に対して用いることは、単一の受信アンテナのシステムに比べて、周波数選択のチャネルのひずみに対してより強い耐性を提供することができる。このことの簡潔な例は、複数のチャネル整合フィルタとその組み合わせられた結果とを用いて受信アンテナが処理された場合に生じる実質的な遅延の広がりを低減することである。組み合わせられたチャネルおよび/またはチャネル整合フィルタの応答は、ピークの相関値をコヒーレントに組み合わせ、また、ピークからはなれて減殺的に組み合わせる。組み合わせるプロセスにおいて、チャネルのサイドローブは減少し、チャネルは実質的により短くなる。この単純なスキームは、受信器の残りの部分に広がった遅延を低減するフロントエンドとして作用することによって単一アンテナの信号処理スキームの性能を向上するために利用され得る。
本発明の実施形態による改良された受信器において、図4に示すように、SbS MDRの前に受信器のチェーンの中に白色化された整合フィルタが提供される。図に示すように、信号は、アンテナ60によって受信され得、図示していないが、場合によってはRF回路網および/またはアナログ−デジタル(A/D)変換器を介して、白色化された整合フィルタ(「WMF」)62へ提供され得る。WMF62の出力は、SbS MDR64へ提供され、SbS MDRは次いで受信したデータを出力する。本明細書に記載するように修正され得るMDRの例は、MDR、およびKopmeinersに示す変形である。
SbS MDR64は、シンボルに対して動作すると、1つのCCKシンボルを含むCCKチップの集合のように、単一のシンボルに対して計算した最短距離を決定する。本明細書において教示するように使用した場合、SbS MDRは、パケットまたは一連のシンボルに対して動作するMDRよりもはるかに実施上効率的である。ISIがない場合、性能はSbS MDRと完全なMDRとの間で同じであるが、一般的にパケットは短時間の連続において複数のシンボルを含む。
WMFを用いることによって、受信されたサンプルはISIが取り除かれた後にシンボル間の基準に対して適用されて結果的に完全なMDRという利益につながるため、先行するISIおよびSbS MDRは補償され、DFEは後続のISIを補償し、SbS MDRはICI(CCKチップ、Barkerチップ等を通じて)を扱う。しかし、複雑性ははるかに少なくなる。このように、WMF/DFEの組み合わせはISIを補償し、SbS MDRへの入力にはISIがないが。ICIを含み得る。シンボル決定をなす際、SbS MDRはICIを考慮する。
用いられるコーディングは、Barkerコーディング、または802.11シグナリングに関するCCKコーディングのいずれか、または使用されているシグナリングプロトコルに応じたその他のコーディングであり得る。しかしながら、一般的な場合において、BarkerコーディングはCCKコーディングに比べて十分強く、十分な性能を達成するために複数のアンテナ、SbS MDRおよびWMFを必要としない。
図5は、複数のアンテナを有する同様の改良された受信器を示す。図に示すように、複数の信号がアンテナ70(1)〜70(n)によって受信され得、白色化された整合フィルタ(「WMF」)72へ提供され得る。白色化された整合フィルタ72は、複数のアンテナからの提供を組み合わせる。WMF72の出力は、SbS MDR74へ提供され、SbS MDR74は次いで受信したデータを出力する。WMF72からの出力は、1つの信号、または機能している各アンテナにつき1つの信号であり得る。単一の信号の出力を伴う、WMF72の実施の例は、図8に示されており、チャネル整合フィルタが適用され、チャネルは組み合わせられ、白色化フィルタが適用されており、白色化フィルタは組み合わせられたチャネル応答を用いて確立されている。
図6は、図5と同様の複数のアンテナを有し、フィードバックをさらに含む、改良された受信器を示す。その受信器において、複数の信号がアンテナ80(1)〜80(n)によって受信され得、白色化された整合フィルタ(「WMF」)81へ提供され得る。白色化された整合フィルタ(「WMF」)81は、複数のアンテナからの提供を組み合わせる。受信器はまた、SbS MDR82とフィードバックフィルタ83とを含む。フィードバックフィルタ83の出力は、加算器84によってWMF81の出力と組み合わせられる。加算器84の出力は、SbS MDR82への入力を生成し、SbS MDR82は、検出されたデータストリームとフィードバックフィルタ83への入力とを生成する1つ以上の出力部において信号を提供する。フィードバックフィルタ83は、SbS MDR82内の、スライサ(図示せず)のような決定ブロックとともに、決定フィードバックイコライザ(「DFE」)に影響する。
加算器84は別個のブロックとして図示されているが、出力を組み合わせるその他の方法が代わりに用いられ得るという点に留意されたい。特定の一実施形態において、加算器84は信号を加算する複素数加算器である。当然ながら、一般的な実施において、多数の機能ブロックがデジタル信号処理コードおよび/またはコンピュータに組み込まれている論理によって実施される。このような実施において、加算器84は単一の「加算」命令によって完全に実施され得る。
図7は、図5に示す白色化された整合フィルタ(「WMF」)72を単一のアンテナの受信器にした一実施のさらに詳細なブロック図である。WMF72は、チャネル整合フィルタ(「CMF」)76と白色化フィルタ(「WF」)78とを組み合わせる。コンピュータに組み込まれた論理またはデジタル信号処理コードに対する命令としてフィルタが実施される実施形態において、CMF76およびWF78の機能は統合され得、その結果両者は別個のオブジェクトではなくなる。CMF76は、H(1/z)として実施され得、ここでH(z)はチャネルのz変換である。WF78は以下の等式4に示すフィルタ機能を実行するように実施され得る。
図8は、図7の対応としてのさらに詳細なブロック図であるが、複数のアンテナが考慮されている。図において、WMF81は複数のチャネル整合フィルタ86を備え、チャネル整合フィルタ86の出力は加算器87によって組み合わせられる。加算器87は、その加算出力を、白色化フィルタ(「WF」)88への入力として提供する。WF88は、WF78と同一であり得るが、異なるものでもあり得る。たとえば、好ましい一実施形態において、WF88は、組み合わせられたチャネル応答の相補的な最大位相スペクトル因数であるように設計されている。コンピュータに組み込まれた論理またはデジタル信号処理コードに対する命令としてフィルタが実施される実施形態において、フィルタ86、加算器87、およびフィルタ88の機能は統合され得、その結果別個のオブジェクトではなくなる。
チャネルの出力の代わりにWMFの出力に対して、フィードバックを適用することによって、検出が改善される。WMFの出力は、「最小位相」の信号であり、これは、SNRを最大化するシンボルを検出するのに用いられているサンプルが以前のシンボルからのみ悪影響を有する、すなわち先行のエネルギーはないか、あってもごくわずかであるということを保証する特性である。
チャネル整合フィルタの出力部に適用されたSbS MDRおよびDFEは、最高のSNRおよび最低量の先行ISIエネルギー(すなわち、検討中のサンプルの後に送信されたサンプルによって提供されたISIのエネルギー)を提供しない。白色化された整合フィルタの出力部に適用された、決定フィードバックイコライザを備えるSbS MDRは、最大化するSNRと最小化する先行のひずみとの間で最適な折り合いを提供する。WMFの出力部の「最小位相」特性は、上記の折り合いを正確に扱う特性である。このことは、以下の等式によって示され得る。
H(z)がチャネルのz変換を表す場合、Paley−Wiener基準のような緩い条件下で、チャネルのスペクトルは等式3に示すように計算され得、コンポーネントG(z)が全ての極およびゼロ点を単位円内に有するように計算され得る。
(z)=A G(z)G(1/z) (等式3)
極およびゼロ点が全て単位円内にある線形システムは「最小位相」である。受信信号にチャネル整合フィルタを適用することによって、組み合わせられたチャネルの応答およびチャネル整合フィルタは、等式3においてS(z)によって与えられるz変換を有する。次いで等式4に示すz変換を伴うフィルタを整合フィルタの出力部に適用することによって、結果としての信号は最小位相になる。
Figure 0004782678
最小位相信号は望ましい特性を有するため、DFEは最小位相信号から利益を得る。たとえば、いくつかのサンプルはシンボルを検出するのに用いられ、SNRを最大化するサンプルの選択は、発生する任意の悪影響は先行シンボルからのみであるということが予測されるサンプルの選択であり、これをDFEはキャンセルしようとする。チップレベル(chip level)の代わりにシンボルレベルにおいて白色化された整合フィルタおよびDFEを適用することが、性能を向上する。
等式4に示すz変換を伴うフィルタは、白色化フィルタと呼ばれる。本明細書において、チャネル整合フィルタおよび白色化フィルタの組み合わせられた応答は、白色化された整合フィルタと呼ばれる。
(実施の変形)
(基本的な実施)
以下に説明するDFEおよびWMFの基本的な実施において、白色化された整合フィルタおよびデータ決定の両方が個々のチップに適用されている。Barker変調された信号とCCK変調された信号とに対し、チップのグループ(すなわちシンボル)上でデータ決定がなされ得、各チップに個々に決定しようとするよりもチップのグループを全体として考えることに利益がある。
たとえばCCK変調を考慮されたい。CCKシンボルは8のチップを備える。受信器がチップレベルにおいて厳しい決定をした場合、CCK変調から生じた処理ゲインは失われる。このゲインを維持するために、一般的に、シンボルからの完全な8のチップは検出前に処理される必要がある。白色化された整合フィルタの出力を考慮されたい。8のサンプルのセットへ収集された出力を用いると、結果的にSbS MDRに対して選択される可能なシンボルの数が多くなる。
SbS MDRは、等式5のような等式に基づく受信サンプルの各収集 に対して距離の値Dを最小化しようとする。この等式において、 は可能な送信シンボルのうちの1つを表し、Gはチャネルの最小位相スペクトル因数のインパルス応答に対応する列を伴うマトリクスを表し、合計は全ての可能な送信シンボルに及ぶ。
Figure 0004782678
白色化された整合フィルタの出力に存在する任意のISIは以前のシンボルからのみであると仮定することによって、計算の労力が低減され得る。等式5は等式6に示すように書くことができる。
Figure 0004782678
DFEを配置すると、以前のシンボルからの干渉G k−1は除去され、単純化された等式7を残す。
Figure 0004782678
等式7は、SbS MDRの1つの数学的な表記である。等式7からDを最小化することは、等式8においてMを最大化するシンボルを見つけることと等しい。等式8において、 はsの変形であり、G はGの変形である。
Figure 0004782678
これは、追加の整合フィルタおよびCCK相関器として実施され得、スライシングの前に相関器の出力に適用された訂正を伴う。SbS MDRのこのような実施の例を図9に示す。
図9は、SbS MDR整合フィルタ(「SMMF」)92と、相関器94、加算器95、訂正ウェイト96、およびスライサ98を備えるコア91とを含む、SbS MDR90の一例(たとえば、図6のSbS MDR82)をさらにかなり詳細に示す。SMMF92は、SbS MDR90を、チャネルおよびWMF(ここでは図示せず。たとえば図6のWMF81)の組み合わせられた応答と整合する。
図6の加算器84のような加算器(図示せず)からSbS MDR90への入力は、SMMF92へ提供され、SMMFの出力は相関器94へ提供される。相関器94の出力は訂正ウェイト96およびスライサ98を伴って加算器95によって加算され、加算器95はその結果をスライサ98へ提供する。このように、スライシングの前に相関器94の出力へ訂正が加えられる。訂正ウェイトは、チャネルから離れた出力でのシンボルにおけるエネルギーに対応し、好ましくは、スライシングの前に相関器の出力から引かれる。以下の説明において適切な訂正ウェイトを決定するための一実施は、等式21および22における例を含む。
相関器94は、CCK相関器またはBarker相関器あるいは使用されるコードに応じたその他の相関器であり得る。SMMF92は、全体的な実施の複雑性を低減するために、WMFおよびフィードバックフィルタと組み合わせられ得る。これの一例を図10に示す。
図10に示すように、フィルタ100はWMFとSMMFとの組み合わせであり、SMMFはまた、フィードバックフィルタと組み合わせられ、組み合わせられたフィルタ104を形成する。一実施において、フィルタ100は図9に示し先に説明したSMMF92と、図7と関連して先に説明したWMF81との組み合わせである。一実施において、フィルタ104は、SMMF92と、図6と関連して先に説明したフィードバックフィルタ83との組み合わせである。
SbS MDR整合フィルタと白色化フィルタとの組み合わせは、実施という点からも概念としても興味深い。マトリクスG は、チャネルの最大位相スペクトル因数の切り捨てられたバージョンを表す。白色フィルタの伝達関数は、最大位相スペクトル因数の逆数である。そのため、白色フィルタの出力に対するG の適用は、組み合わせられた応答におけるキャンセルを起こす。キャンセルは、シンボル内のチップに対して周期的に固定されている。すなわち、シンボル内の第1のチップに対する組み合わせられた応答は、ほぼ同一である。シンボル内の最終のチップに対する組み合わせられた応答は、ほぼ白色フィルタのそれである。このことは、白色化フィルタがISIを除去しICIを除去しないという効果を生み出す。
このアプローチは、より後のチップに対して、より前のチップに対してよりも多くの処理を要求しない。しかしながら、DFEはシンボル内のより前のチップに対してより多くの処理を要求し、より後のチップに対してはより少ない処理を要求するため、全体の処理量は全体的な均等の負荷に対して共有されている。図11はこのことを利用したフィルタ機能の配置を示す。
図11に示すように、CMF110はアンテナから入力を受信し、整合フィルタ(図9のSMMF92等)と白色化フィルタ(図7のWF78等)を組み合わせる組み合わせられたフィルタ112へ結果を提供する。組み合わせられたフィルタ112の結果は、先に説明したように、フィードバックフィルタ104の出力へ加えられる。フィードバックフィルタ104は整合フィルタをも含んでいる。
CMF110がチャネルよりも短いように実施される場合、組み合わせられたフィルタ112の一部であるSMMFはチャネルの最大位相スペクトル因数を含まない。CMF110がそのように実施されない場合、CMF110は依然として動作することができるが、フィルタ係数の計算はより複雑な操作になる。
(実施例)
ここで、様々な図面を参照し、与えられたチャネルについて一実施例を説明する。本例から、最短距離DFE受信器に対するフィードフォワードおよびフィードバックの整合フィルタ(図11の要素112および要素104)のフィルタ係数は、与えられたチャネルの特性から決定される。等式9に示すz変換を伴うチャネルを考慮されたい。チャネル整合フィルタは、そのチャネルが等式10に示すようになるためのものである。
H(z)=1+.5z−1(等式9)
(1/z)=.5z+1=z(.5+z−1)(等式10)
白色化フィルタを計算するために、Levinson反復が用いられ得るが、その他のアプローチも用いられ得る。チャネル応答の自動訂正は、等式11のとおりである。Levinson反復は、フォワード予測エラー係数{a}を求める等式12に示すシステムを解く。
R(k)=1.25,.5,0,0,...(等式11)
Figure 0004782678
フォワード予測エラーフィルタ(図に示すフィルタを構築するのに介在するステップ)は、フィルタの応答に対応する。
Figure 0004782678
フォワード予測エラー係数の共役の時間反転によって与えられる係数を有するフィルタは応答を有する。
Figure 0004782678
Levinson反復をチャネル応答の自動訂正に適用し、係数の共役の時間反転を得ることによって、結果はスケール係数までの白色化フィルタである。スケール係数A は二乗平均の予測エラーに対応し、Levinson反復から得ることができる。Levinson反復は、白色化フィルタはますます良い概算を反復的に生成する。
たとえば、白色化フィルタが6タップのFIRフィルタであると想定されたい。初めの5回のLevinsonアルゴリズムの反復は、
Figure 0004782678
を与える。ここで、A =1である。この場合、w(z)=−.03+.06z−1−.12z−2+.25z−3−.5z−4+z−5が白色化フィルタとして用いられる。
ここで、図11の要素104およびSMMFのフィードバックフィルタ部分を考慮されたい。両フィルタの係数は、チャネル応答の最大位相スペクトル因数から得られる。最小位相スペクトル因数{g}の係数は、等式15に示す関係を介して予測エラーフィルタ係数から得ることができる。
b(z)g(z)=1(等式15)
したがって、
Figure 0004782678
本例において、チャネル自動訂正の最小位相スペクトル因数はチャネル応答である。最大位相スペクトル因数は、最小位相スペクトル因数の係数を共役し時間反転することによって得られる。
等式16に示すマトリクスGおよび等式17に示すマトリクスGは、動作する最小位相スペクトル因数と、現在および以前のシンボルとによって与えられた係数を伴う、繰り込みマトリクスの一部分を表す。
Figure 0004782678
Figure 0004782678
等式18に示すG は、追加の整合フィルタの動作に関連する。
Figure 0004782678
ここで、フィードバック係数Gと追加の整合フィルタとが組み合わせられた一実施を考慮されたい。組み合わせられたフィードバックフィルタは、G によって与えられ、これらの値のセットに対し、G =Gである。
フィードバックフィルタは以下のように動作する。シンボルの第1のチップを処理している場合、以前のシンボルの最終のチップの値から0.5引く。一般的に、フィードバックストラクチャはより複雑である。
ここで、追加の整合フィルタおよび白色化フィルタの組み合わせられた応答を考慮されたい。白色化フィルタの応答によって与えられた行を有する繰り込みマトリクスWを構築すると、結果的に、等式19に示すマトリクス、および等式20によって与えられた、組み合わせられた応答になる。
Figure 0004782678
Figure 0004782678
組み合わせられた追加の整合フィルタおよび白色化フィルタは、以下のように動作する。シンボルの最初の7つのチップに関して、整合フィルタの出力は無変化のまま通過する。シンボルの最終のチップに関しては、白色化された整合フィルタの出力を使用されたい。
DFEの出力はCCK相関器へ与えられる。シンボル決定を行う前に、訂正ウェイトは相関器の出力に適用される。これらのウェイトは、相関器の入力における書くシンボルのエネルギーに対応する。各シンボルsに対し、‖Gを計算する。11Mbps(メガビット/秒)のCCKシンボルを考慮すると、
s={1,1,1,−1,1,1,−1,1}である。
Figure 0004782678
Figure 0004782678
各シンボルに対して同様のウェイトが計算される。スライシングの前に、相関器の出力から対応する値が引かれる。
図12は、複数のチャネル整合フィルタ120と、加算器122と、二次平均エラー(MSE)イコライザ124と、相補コードキーイング(「CCK」)相関器126と、スライサ128とを含む、マルチアンテナ受信セクションのブロック図である。Barkerコードに対して同様のセクションが用いられ得る。
図13は、図12のマルチアンテナ受信セクションの変形のブロック図である。ここで、加算器129は、フィードバックフィルタ130の出力において加えられるために、MSEイコライザ124とCCK相関器126との間に配置される。
図14は、Barker相関器とBarkerスライサとを含む、Barker復調器に対するSbS MDRのブロック図である。Barker相関器に対する訂正ウェイトの数は4またはその他の数であり得る。
図15は、CCK相関器とCCKスライサとを含む、CCK復調器に対するSbS MDRのブロック図である。
本発明の実施形態およびその変形についてここで説明した。一部の実施形態は、単一の受信アンテナまたは複数の受信アンテナと共に用いられ得る。説明したように、周波数を選択するチャネルによるひずみを克服するために複数の受信アンテナを用いることは、広がった実質的な遅延を短縮し、ISIを低減する。
白色化フィルタと追加の整合フィルタとを1つのフィルタに組み合わせる、組み合わせられたフィルタは、フィルタリング操作の効率的な実行と同様に、フィルタ係数の効率的な計算をもたらす。一部の実施形態において、さらなる効率を得るために、追加の整合フィルタは、白色化フィルタの逆数の切り捨てたバージョンである。
これらのフィルタを1つのフィルタに組み合わせることによって、キャンセルが起こり、その結果、組み合わせられたフィルタはシンボル間干渉(「ISI」)を補償し、チップ間干渉(「ICI」)は補償しない。このキャンセルは、要求する操作がより少ない実施をもたらす。白色化フィルタおよび追加の整合フィルタの係数の間には、1つのセットの係数をその他のセットから単純計算することを可能にするような関係(等式15参照)がある。
チャネル整合フィルタ(「CMF」)をフィードフォワードおよびフィードバックの等化と分けることによって、受信器の全体的な複雑性は低減される。複数のアンテナが用いられる場合、CMFは複数の受信チャネルを引き受け、単一の組み合わせられた応答をそれらの受信チャネルのうちの1つの出力において提供する。フィードフォワードイコライザおよびフィードバックイコライザは、組み合わせられたチャネル応答を等化する。この処理の分離は、受信器が各受信チェーンを個々に等化しようとしている場合よりも要求される計算が少ない。また、設計のうち均等化および/または検出の部分は任意の受信チェーンの数に対して同様に作用するため、設計はより融通のきくものである。
以上の説明は例示的であり限定的ではない。本開示を検討すれば、本発明の多数の変形が当業者にとって明白となろう。したがって、本発明の範囲は、以上の説明を参照してではなく、添付の請求項と均等物の全範囲とを参照して判断されるべきである。
本発明を使用し得る簡単な無線ネットワークのブロック図である。 図1に示される無線ネットワークのベーシックサービスステーションと1つのアクセスポイントステーションとの間の結合を示すブロック図である。 本発明の実施形態に従う図2において示されたハードウェア内において使用され得る、改善を伴なったステーションハードウェアの受信セクションの概略ブロック図であり、図3Aは単一アンテナ受信器を示し、図3Bは複数のアンテナ受信器を示す。 白色化された整合フィルタ(WMF)およびシンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)を含む受信セクションのブロック図である。 白色化された整合フィルタ(WMF)および複数のアンテナを有するSbS MDRを含む受信セクションのブロック図である。 白色化された整合フィルタ(WMF)、ならびに、複数のアンテナを有するSbS MDRおよびフィードバックフィルタを含む受信セクションのブロック図である。 チャネル整合フィルタと白色化フィルタとの一組み合わせを示すブロック図である。 合計をする以前のチャネル整合フィルタと合計をした後の白色化フィルタとの他の組み合わせを示すブロック図である。 SbS MDRの一実施のブロック図である。 整合フィルタとWMFが組み合わさった第1の組み合わされたフィルタと、整合フィルタとフィードバックフィルタが組み合わさった第2の組み合わされたフィルタを含む受信セクションのブロック図である。 異なったチャネル整合フィルタ、整合フィルタと白色化フィルタが組み合わさった第1の組み合わされたフィルタと、整合フィルタとフィードバックフィルタが組み合わさった第2の組み合わされたフィルタを含む受信セクションのブロック図である。 二乗平均誤差イコライザ、相補コードキーイング(「CCK」)相関器およびスライサを含むマルチアンテナ受信セクションのブロック図である。 二乗平均誤差イコライザ、CCK相関器、スライサおよびフィードバックフィルタを含むマルチアンテナ受信セクションのブロック図である。 Barker相関器およびBarkerスライサを含むBarker復調器のためのSbS MDRのブロック図である。 CCK相関器およびCCKスライサを含むCCK復調器のためのSbS MDRのブロック図である。

Claims (30)

  1. 無線チャネルを介してデータを受信する無線受信器であって、該無線受信器は、
    複数のアンテナであって、該無線チャネルから受信されたものが該複数のアンテナの各々において同一のものではないような信号ダイバシチを有する複数のアンテナと、
    該複数のアンテナによって受信された複数の信号を処理するデジタル信号処理ロジックであって、該複数の信号は、Barker変調された信号および相補コードキーイング(CCK)信号のうちの1つ以上である、デジタル信号処理ロジックと、
    該デジタル信号処理ロジックによって処理された信号のうちの1つ以上を受信し、フィルタされた複数の信号を出力する、白色化フィルタとチャネル整合フィルタの両方の機能を備えている白色化された整合フィルタと、
    フィルタされた複数の信号を受信し、結果として生じるデータストリームを出力するシンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)であって、該SbS MDRは、前記無線チャネルを介して送信される可能性のあるシンボルのセットの中の複数のシンボル各々と、受信シンボルとの間の距離をそれぞれ決定し、さらに、その距離が最小となる1シンボルを、前記無線チャネルを介して送信される可能性のあるシンボルの前記セットの中から選択する、シンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)と、
    を備えており、該デジタル信号処理ロジックは、少なくとも、
    該複数のアンテナのうちの2つ以上のアンテナによって受信された該複数の信号から一組の信号を復調する復調ロジックと、
    該復調ロジックで復調された一組の信号のチャネル歪みを補償する歪み補償ロジックと
    をさらに備え、該復調ロジックと該歪み補償ロジックとによって、該デジタル信号処理ロジックによって処理された信号を出力する、無線受信器。
  2. 前記復調ロジックは、該複数のアンテナのうちの2つ以上のアンテナによって受信された該複数の信号を受け取り、復調信号を出力する、Barker相関器およびBarkerスライサを備えるBarker復調器を備える、請求項1に記載の無線受信器。
  3. 前記復調ロジックは、該複数のアンテナのうちの2つ以上のアンテナによって受信された該複数の信号を受け取り、復調信号を出力する、CCK相関器およびCCKスライサを備えるCCK復調器を備える、請求項1に記載の無線受信器。
  4. 前記白色化された整合フィルタのノイズと符号間干渉の合計を最小化する二乗平均誤差イコライザをさらに備える、請求項1に記載の無線受信器。
  5. 複数のフィルタされた信号からの減算のための推定される干渉を計算する決定フィードバックイコライザをさらに備える、請求項1に記載の無線受信器。
  6. 前記SbS MDRの入力に加えられるフィルタされた複数のフィードバック信号を供給するフィードバックフィルタ、をさらに備える、請求項1に記載の無線受信器。
  7. 前記SbS MDRは、
    前記無線チャネルおよび前記白色化された整合フィルタの応答に整合した、SbS MDR整合フィルタと、
    該SbS MDR整合フィルタの出力信号が入力される相関器と、
    該相関器の出力信号が入力されるスライサと
    を備える、請求項6に記載の無線受信器。
  8. 前記SbS MDR整合フィルタおよび前記白色化フィルタを実現する1つの組み合わされたフィルタを備える、請求項7に記載の無線受信器。
  9. 前記SbS MDR整合フィルタおよび前記フィードバックフィルタを実現する1つの組み合わされたフィルタを備える、請求項7に記載の無線受信器。
  10. 前記スライサによるスライシングの前に補正を行う、請求項7に記載の無線受信器。
  11. 前記SbS MDR整合フィルタおよび前記白色化フィルタを実現する1つの組み合わされたフィルタを備える、請求項10に記載の無線受信器。
  12. 前記SbS MDR整合フィルタおよび前記フィードバックフィルタを実現する1つの組み合わされたフィルタを備える、請求項10に記載の無線受信器。
  13. 無線チャネルを介して複数のアンテナからデータを受信する無線受信器であって、該無線受信器は、
    該複数のアンテナから受信された2つ以上の入力信号を受信し、フィルタされた複数の信号を出力する白色化された整合フィルタであって、該フィルタされた複数の信号は、該2つ以上の入力信号からの寄与で、白色化され整合されフィルタされた信号を表す少なくとも1つの組み合わされフィルタされた信号を含み、該白色化された整合フィルタは、チャネル整合フィルタおよび白色化フィルタに従って該2つ以上の入力信号に対して動作する、白色化された整合フィルタと、
    該白色化された整合フィルタから該フィルタされた複数の信号を受信し、結果として生じるデータストリームを出力するシンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)であって、該SbS MDRは、前記無線チャネルを介して送信される可能性のあるシンボルのセットの中の複数のシンボル各々と、受信シンボルとの間の距離をそれぞれ決定し、前記受信シンボルとの距離が最小となる1シンボルを、前記無線チャネルを介して送信される可能性のあるシンボルの前記セットの中から選択する、シンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)と
    を備える、無線受信器。
  14. 前記受信された2以上の入力信号は、前記フィルタされ出力された複数の信号とは異なる、請求項13に記載の無線受信備器。
  15. 受信されたBarker変調された信号を復調するためのBarker復調器をさらに備える、請求項13に記載の無線受信器。
  16. 受信された相補コードキーイング(CCK)信号を復調するための相補コードキーイング復調器をさらに備える、請求項13に記載の無線受信器。
  17. 複数のフィルタされた信号からの減算のための推定される干渉を計算する決定フィードバックイコライザをさらにえる、請求項13に記載の無線受信器。
  18. 前記SbS MDRは、
    前記無線チャネルおよび前記白色化された整合フィルタの応答に整合した、SbS MDR整合フィルタと、
    該SbS MDR整合フィルタの出力信号が入力される相関器と、
    該相関器の出力信号が入力されるスライサと
    を備える、請求項13に記載の無線受信器。
  19. 前記SbS MDR整合フィルタおよび前記白色化フィルタを実現する1つの組み合わされたフィルタを備える、請求項18に記載の無線受信器。
  20. 前記SbS MDR整合フィルタおよびフィードバックフィルタを実現する1つの組み合わされたフィルタを備える、請求項18に記載の無線受信器。
  21. 前記スライサによるスライシングの前に補正を行う、請求項18に記載の無線受信器。
  22. 前記SbS MDR整合フィルタおよび前記白色化フィルタを実現する1つの組み合わされたフィルタを備える、請求項21に記載の無線受信器。
  23. 前記SbS MDR整合フィルタおよびフィードバックフィルタを実現する1つの組み合わされたフィルタを備える、請求項21に記載の無線受信器。
  24. 前記チャネル整合フィルタは、前記SbS MDR整合フィルタおよび前記白色化フィルタとは別個の1つのフィルタとして実現される、請求項13に記載の無線受信器。
  25. 無線チャネルを介してデータを受信する無線受信器であって、該無線受信器は、
    チャネル整合フィルタと、
    該チャネル整合フィルタの出力を受信するように結合された入力を有する第1の組み合わされたフィルタであって、該第1の組み合わされたフィルタは、シンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)整合フィルタの伝達関数と白色化フィルタの伝達関数との組み合わせである、第1の組み合わされたフィルタと、
    相関器とスライサとを備えているシンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)であって、該SbS MDRは、前記無線チャネルを介して送信される可能性のあるシンボルのセットの中の複数のシンボル各々と、受信シンボルとの間の距離をそれぞれ決定し、前記受信シンボルとの距離が最小となる1シンボルを、前記無線チャネルを介して送信される可能性のあるシンボルの前記セットの中から選択し、該相関器は、フィードバック信号に加えられた、該第1の組み合わされたフィルタの出力を受信するように結合され、該スライサは、1つ以上のウェイトが加えられた、該相関器の出力を受信するように結合される、シンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)と、
    スライサ出力を受信するように結合された第2の組み合わされたフィルタであって、該第2の組み合わされたフィルタは、該フィードバック信号を出力し、該SbS MDR整合フィルタの伝達関数とフィードバックフィルタの伝達関数との組み合わせである、第2の組み合わされたフィルタと、
    該スライサの出力から結果として生じるデータストリームを出力するデータ出力と
    を備える、無線受信器。
  26. 無線チャネルを介してデータを受信する無線受信器であって、該無線受信器は、
    該無線チャネルから複数の信号を受信する複数のアンテナと、
    シンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)であって、該SbS MDRは、前記無線チャネルを介して送信される可能性のあるシンボルのセットの中の複数のシンボル各々と、受信シンボルとの間の距離を決定し、前記受信シンボルとの距離が最小となる1シンボルを、前記無線チャネルを介して送信される可能性のあるシンボルの前記セットの中から選択する、シンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)と、
    チャネル整合フィルタの伝達関数とSbS MDR整合フィルタの伝達関数との組み合わせである第1の組み合わされたフィルタであって、該チャネル整合フィルタが該無線チャネルのチャネル応答と整合され、該SbS MDR整合フィルタが該SbS MDRと整合され、該第1の組み合わされたフィルタが1つ以上のフィルタされた出力を該SbS MDRに提供するように結合されている、第1の組み合わされたフィルタと、
    該SbS MDR整合フィルタの伝達関数とフィードバックフィルタの伝達関数との組み合わせである第2の組み合わされたフィルタであって、該フィードバックフィルタは、該SbS MDRの出力を受信し、該SbS MDRの入力において該1つ以上のフィルタされた出力と組み合わされるように信号をフィードバックする、第2の組み合わされたフィルタと
    を備える、無線受信器。
  27. 前記SbS MDRは、
    前記アンテナで受信した信号を入力する相関器と、
    スライサによるスライスの前に、前記相関器からの信号にウェイトを加える手段と、 該相関器からのウェイトを加えられた信号をスライスするスライサと
    を備える、請求項26に記載の無線受信器。
  28. 前記第1の組み合わされたフィルタは、白色化フィルタ伝達関数をさらに備える、請求項26に記載の無線受信器。
  29. 無線チャネルを介してデータを受信する無線受信器であって、該無線受信器は、
    該無線チャネルから1つ以上の信号を受信する1つ以上のアンテナと、
    シンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)であって、該SbS MDRは、前記無線チャネルを介して送信される可能性のあるシンボルのセットの中の複数のシンボル各々と、受信シンボルとの間の距離をそれぞれ決定し、前記受信シンボルとの距離が最小となる1シンボルを、前記無線チャネルを介して送信される可能性のあるシンボルの前記セットの中から選択する、シンボル・バイ・シンボル最短距離受信器(SbS MDR)と、
    チャネル整合フィルタの伝達関数と白色化フィルタの伝達関数とSbS MDR整合フィルタの伝達関数との組み合わせである第1の組み合わされたフィルタであって、該チャネル整合フィルタが該無線チャネルのチャネル応答と整合され、該SbS MDR整合フィルタが該SbS MDRと整合され、該第1の組み合わされたフィルタが1つ以上のフィルタされた出力を該SbS MDRに提供するように結合されている、第1の組み合わされたフィルタと、
    該SbS MDR整合フィルタの伝達関数とフィードバックフィルタの伝達関数との組み合わせである第2の組み合わされたフィルタであって、該フィードバックフィルタは、該SbS MDRの出力を受信し、該SbS MDRの入力において該1つ以上のフィルタされた出力と組み合わされるように信号をフィードバックする、第2の組み合わされたフィルタと
    を備える、無線受信器。
  30. 前記SbS MDRは、
    前記アンテナで受信した信号を入力する相関器と、
    スライサによるスライスの前に、前記相関器からの信号にウェイトを加える手段と、 該相関器からのウェイトを加えられた信号をスライスするスライサと
    を備える、請求項29に記載の無線受信器。
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