JP4781941B2 - レーザによる表面微細構造形成方法 - Google Patents

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Description

本発明はレーザによる表面微細構造形成方法に関し、特に材料表面にレーザを照射して微細な畝状周期構造を形成し、その後この畝状周期構造が形成された領域に、先に照射したレーザと同じまたは異なる波長のレーザを、先に形成した畝状周期構造に対して任意の角度になるような畝状周期構造が形成できる条件で照射し、その結果、当該照射領域に例えば微細突起構造を形成する表面微細構造形成方法に関するものである。
材料基板上に直線偏光のフェムト秒レーザを加工閾値近傍のエネルギで集光しスキャン照射することで、偏光方向に依存した方向に微細な周期構造を形成可能であることが知られている(例えば、特許文献1参照)。この周期構造は凹部あるいは凸部が延在するいわゆる畝状構造である。このような畝状微細周期構造は、例えばマイクロマシンなどの極小部品間の付着力低減や、各種機械部品摺動面の潤滑特性の向上に大きな効果があるといわれている。
特表WO2004/035255号公報
前述した材料の表面畝状微細周期構造は所定方向に延在する凹凸構造である。この凹凸構造が延在する方向とそれに直交する方向とでは表面形状が異なるため、表面特性に異方性が現れるという問題がある。
あるいは、表面畝状微細周期構造は凹部と凸部が同じ間隔で単純に繰り返される構造であるので、単一の表面特性しか材料表面に付与することができないという解決すべき課題があった。
そこで、本発明は、材料基板表面に偏光方向の異なるレーザを複数段階で照射することにより、材料表面に複数の畝状微細周期構造を混在させることで、各種材料表面に、多様な、周期的に配列した微細構造形成方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の表面微細構造形成方法は、材料表面に加工閾値近傍の照射強度で直線偏光のレーザを集光照射すると共に当該照射部をオーバラップさせながら所定方向にスキャンして、前記材料表面に自己組織的に畝状微細周期構造を形成する第一工程と、前記畝状微細周期構造が形成された材料表面に対して、先のレーザを当該畝状微細周期構造が形成された材料表面に対する加工閾値近傍の照射強度で前記第一工程の偏光方向と異なる方向の直線偏光で照射すると共に当該照射部をオーバラップさせながら所定方向にスキャンして、前記畝状微細周期構造に前記畝状微細周期構造の方向と異なる方向の畝状微細周期構造を自己組織的に形成する第二工程と、を有することを特徴とするものである。
ここで、レーザは、アルゴンレーザや、YAGレーザ、エキシマレーザなどのピコ秒やナノ秒パルスレーザなどの各種レーザを用いることができるが、例えば、チタンサファイアレーザを使用することができる。チタンサファイアレーザパルスは、例えば、パルス幅120fs、中心波長800nm、繰り返し周波数1kHz、パルスエネルギー0.25〜400μJ/pulseのフェムト秒超短パルスレーザである。
本発明の請求項2に記載の表面微細構造形成方法は、前記第二工程で使用するレーザ波長を、前記第一工程で用いたものよりも短いものを用いることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に記載の表面微細構造形成方法は、前記第二工程で使用するレーザ波長を、前記第一工程で用いたものの1/2のものを用いることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に記載の表面微細構造形成方法は、前記第二工程で使用するレーザ波長を、前記第一工程で用いたものよりも長いものを用いることを特徴とするものである。
本発明の請求項5に記載の表面微細構造形成方法は、前記第二工程で使用するレーザ波長を、前記第一工程で用いたものの二倍のものを用いることを特徴とするものである。
本発明の請求項6に記載の表面微細構造形成方法は、前記第一工程と第二工程のレーザの偏光方向を直交させることを特徴とするものである。
本発明の請求項7に記載の表面微細構造形成方法は、前記第一工程と第二工程のレーザの偏光方向のなす角が0°超〜90°未満の任意の角度になるように第二工程のレーザの偏光方向を回転させて前記第二工程を実施することを特徴とするものである。
本発明の請求項8に記載の表面微細構造形成方法は、前記第一工程の後に前記材料をその面方向に45°回転させるとともに前記第二工程のレーザの偏光方向を前記材料の回転方向と逆方向の45°の向きになるように回転させて前記第二工程を実施することを特徴とするものである。
本発明の請求項9に記載の表面微細構造形成方法は、前記第一工程の後に前記材料をその面方向に任意の角度回転させるとともに前記第二工程のレーザの偏光方向を、前記材料表面の畝状微細周期構造と同じ方向の畝状微細周期構造が形成されないような任意の角度に回転させて前記第二工程を実施することを特徴とするものである。
本発明の請求項10に記載の表面微細構造形成方法は、前記第一工程の後に前記材料をその面方向に90°回転させて前記第二工程を実施することを特徴とするものである。
本発明の請求項10に記載の表面微細構造形成方法は、前記第一工程の後に前記材料をその面方向に任意の角度回転させて前記第二工程を実施することを特徴とするものである。
本発明の請求項12に記載の表面微細構造形成方法は、請求項1の第一工程と第二工程を施した材料表面に、前記第一工程あるいは第二工程のレーザの偏光方向と異なる直線偏光の前期表面微細構造に対する加工閾値近傍のレーザを照射すると共に当該照射部をオーバラップさせながら所定方向にスキャンして前記材料表面に前記畝状微細周期構造の方向と異なる方向の畝状微細周期構造を自己組織的に形成する第三工程と、
を有することを特徴とするものである。
本発明の請求項1に記載の表面微細構造形成方法のように、レーザ照射による第一工程で材料表面に畝状周期構造を形成し、第一工程とは異なる偏光方向で前記畝状周期構造形成領域を照射すると、当該照射領域に二つの異なる方向の畝状周期構造が混在する表面微細構造を形成することができる。
本発明の請求項2に記載の表面微細構造形成方法のように、前記第一工程で使用する波長よりも第二工程で使用する波長を短くすると、畝状周期構造の間隔は照射レーザの波長に依存するので、当該照射領域に二つの異なる方向をもち、それぞれは異なる間隔をもつ畝状周期構造が混在する表面微細構造を形成することができる。
本発明の請求項3に記載の表面微細構造形成方法のように、前記第一工程で使用する波長よりも第二工程で使用する波長を1/2にすると、畝状周期構造の間隔は照射レーザの波長に依存するので、当該照射領域に二つの異なる方向をもち、一方は他方の1/2の間隔をもつ畝状周期構造が混在する表面微細構造を形成することができる。
本発明の請求項4に記載の表面微細構造形成方法のように、前記第一工程で使用する波長よりも第二工程で使用する波長を長くすると、畝状周期構造の間隔は照射レーザの波長に依存するので、当該照射領域に二つの異なる方向をもち、それぞれは異なる間隔をもつ畝状周期構造が混在する表面微細構造を形成することができる。
本発明の請求項5に記載の表面微細構造形成方法のように、前記第一工程で使用する波長よりも第二工程で使用する波長を二倍にすると、畝状周期構造の間隔は照射レーザの波長に依存するので、当該照射領域に二つの異なる方向をもち、一方は他方の二倍の間隔をもつ畝状周期構造が混在する表面微細構造を形成することができる。
本発明の請求項6に記載の表面微細構造形成方法のように、前記第一工程と第二工程のレーザの偏光方向を直交させると、当該照射領域に二つの異なる方向の畝状周期構造が混在する表面微細突起構造を形成することができる。
本発明の請求項7に記載の表面微細構造形成方法のように、前記第一工程と第二工程のレーザの偏光方向のなす角が0°超〜90°未満の任意の角度になるように前記第一工程と第二工程のレーザの偏光方向を回転させて前記工程を実施すると、当該照射領域に二つの異なる方向の畝状周期構造が混在する表面微細構造を形成することができる。
本発明の請求項8に記載の表面微細構造形成方法のように、前記第一工程の後に前記材料をその面方向に45°回転させるとともに前記第二工程のレーザの偏光方向を前記材料の回転方向と逆方向の45°の向きになるように回転させて前記第二工程を実施すると、当該照射領域に二つの異なる方向の畝状周期構造が混在する表面微細突起構造を形成することができる。
本発明の請求項9に記載の表面微細構造形成方法のように、前記第一工程の後に前記材料をその面方向に任意の角度回転させるとともに前記第二工程のレーザの偏光方向を、前記材料表面の畝状微細周期構造と同じ方向の畝状微細周期構造が形成されないような任意の角度に回転させて前記第二工程を実施すると、当該照射領域に二つの異なる方向の畝状周期構造が混在する表面微細構造を形成することができる。
本発明の請求項10に記載の表面微細構造形成方法のように、前記第一工程の後に前記材料をその面方向に90°回転させて前記第二工程を実施すると当該照射領域に二つの異なる方向の畝状周期構造が混在する表面微細突起構造を形成することができる。
本発明の請求項11に記載の表面微細構造形成方法のように、前記第一工程の後に前記材料を90°回転させて前記第二工程を実施すると当該照射領域に二つの異なる方向の畝状周期構造が混在する表面微細突起構造を形成することができる。
本発明の請求項12に記載の表面微細構造形成方法のように、請求項1の第一工程と第二工程を施した材料表面に、前記第一工程および第二工程のレーザの偏光方向と異なる直線偏光の前記表面微細構造に対する加工閾値近傍のレーザを照射すると共に当該照射部をオーバラップさせながら所定方向にスキャンして前記材料表面に前記畝状微細周期構造の方向と異なる方向の微細周期構造を自己組織的に形成する第三工程を実施すると、当該照射領域に三つの異なる方向の畝状周期構造が混在する表面形状を形成することができる。
以上のように、レーザの偏光方向を交差させる方法は一種類に限定されないし、交差させるレーザの数も二つに限定されない。
以下、本発明の表面加工方法について図面に基づき説明する。なお、以下の説明について、具体的数値は理解を助けるためにあくまでも一例として記載したものであり、特に限定するものではないことを予め断っておく。
本発明の表面微細構造形成方法は図1および図2と同じ構成のフェムト秒レーザ表面加工装置を使用する。すなわち図1が波長800nmのフェムト秒レーザ表面加工装置、図2が波長400nmのフェムト秒レーザ表面加工装置である。チタンサファイアフェムト秒レーザ発生器1で発生したレーザ(パルス幅:120fs、中心波長800nm、繰り返し周波数:1kHz、パルスエネルギー:0.25〜400μJ/pulse)は、ミラー2により加工材料8に向けて折り返され、メカニカルシャッタ3に導かれる。レーザ照射時はメカニカルシャッタ3を開放し、レーザ照射強度は1/2波長板4と偏光ビームスプリッタ6によって調整可能とし、1/2波長板5によって偏光方向を調整し、集光レンズ(焦点距離:150mm)7によって、XYθステージ9上の加工材料8表面に集光照射した。また図2において10は第二次高調波すなわち半波長のレーザ光(パルス幅:300fs、中心波長400nm、繰り返し周波数:1kHz、パルスエネルギー:0.05〜120μJ/pulse)を発生させるための波長変換用非線形光学結晶、11は波長800nmを反射し波長400nmを透過する波長選択用光学素子、12は集光レンズ(焦点距離:50mm)である。
加工材料の走査速度は、レーザの集光スポット径とレーザの強度に応じて設定する。なお、レーザのスキャンは、レーザを固定して加工材料8を支持するXYθステージ9を移動させてもよいし、XYθステージ9を固定してレーザを移動させてもよい。あるいは、レーザとXYθステージ9を同時移動させてもよい。
加工材料8としてステンレス基板を用いた。
図3と図4は、波長800nmの直線偏光のフェムト秒レーザパルスをステンレス基板の表面に集光しスキャン照射することによって形成された表面畝状微細周期構造を電子顕微鏡で撮像した図である。図3と図4でレーザの偏光方向を90°変えている。このため表面畝状微細周期構造の方向が図3と図4で90°回転している。レーザ照射回数は、単位面積あたりに所定のパルス数が照射されるように設定する。照射の仕方は、レーザパルスをオーバラップさせながらスキャン照射する。
図5と図6は、波長400nmの直線偏光のフェムト秒レーザパルスをステンレス基板の表面に集光しスキャン照射することによって形成された表面畝状微細周期構造を電子顕微鏡で撮像した図である。図5と図6でレーザの偏光方向を90°変えている。このため畝状微細周期構造の方向が図5と図6で90°回転している。レーザ照射回数と照射の仕方は前述の図3と図4の場合と同様である。
図3、図4と図5、図6を比較すると、レーザの波長が短い図5、図6のほうが畝状周期構造が細かい。これは畝状周期構造の間隔が、レーザ波長に依存するためである。ちなみに波長800nmのレーザ照射で660nm前後の間隔の表面畝状微細周期構造が、波長400nmのレーザ照射では330nm前後の間隔の表面畝状微細周期構造がそれぞれ形成された。
図7は波長800nmの直線偏光のレーザパルスをステンレス基板に対して二段階で照射することによって形成された表面微細構造を電子顕微鏡で撮像した図である。すなわち、第一工程のレーザパルス照射により図3の表面畝状微細周期構造を基板上に形成し、この表面畝状微細周期構造上に、第二工程として図4の表面畝状微細周期構造を形成するレーザパルスを照射したものである。結果として、突起状の構造が周期的に配列する表面微細構造が形成された。ただし、第一工程で形成された表面畝状微細周期構造を完全に破壊しないように第二工程のレーザ照射強度とスキャン速度を調整してある。
図8は波長400nmの直線偏光のレーザパルスをステンレス基板に対して二段階で照射することによって形成された表面微細構造を電子顕微鏡で撮像した図である。すなわち、第一工程のレーザパルス照射により図5の表面畝状微細周期構造を基板上に形成し、この表面畝状微細周期構造上に、第二工程として図6の表面畝状微細周期構造を形成するレーザパルスを照射したものである。結果として、突起状の構造が周期的に配列する表面微細構造が形成された。ただし、第一工程で形成された表面畝状微細周期構造を完全に破壊しないように第二工程のレーザ照射強度とスキャン速度を調整してある。
図9は波長800nmと400nmの直線偏光のレーザパルスをステンレス基板に対して二段階で照射することによって形成された表面微細構造を電子顕微鏡で撮像した図である。すなわち、第一工程のレーザパルス照射により図3の表面畝状微細周期構造を基板上に形成し、この表面畝状微細周期構造上に、第二工程として図6の表面畝状微細周期構造を形成するレーザパルスを照射したものである。結果として、突起状の構造が周期的に配列する表面微細構造が形成された。特にこの場合は、前記および後記の加工形態を含めて、個々の突起形状が最も均一な表面微細突起構造が得られた。短波長レーザパルスは長波長レーザパルスに比べて、表面に形成できる畝状微細周期構造の畝の深さと幅が小さい。このため、第一工程で形成された畝状微細周期構造の原形を、第二工程で大きく破壊することがない。ただし、第一工程で形成された表面畝状微細周期構造を完全に破壊しないように第二工程のレーザ照射強度とスキャン速度を調整してある。
図10は波長400nmと800nmの直線偏光のレーザパルスをステンレス基板に対して二段階で照射することによって形成された表面微細構造を電子顕微鏡で撮像した図である。すなわち、第一工程のレーザパルス照射により図5の表面畝状微細周期構造を基板上に形成し、この表面畝状微細周期構造上に、第二工程として図4の表面畝状微細周期構造を形成するレーザパルスを照射したものである。結果として、突起状の構造が周期的に配列する表面微細構造が形成された。ただし、第一工程で形成された表面畝状微細周期構造を完全に破壊しないように第二工程のレーザ照射強度とスキャン速度を調整してある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく特許請求の範囲に記載の技術的思想に基づき種々の変形が可能である。例えば前記実施形態ではレーザの波長を800nmと400nmの二種類としたが、その他の波長の二種類ないし三種類以上のレーザを使用してもよい。また各工程で同じ波長を使用してもよいし、異なる波長を使用してもよい。異なる波長を使用する場合は長波長から短波長を順次使用してもよいし、短波長から長波長を順次使用してもよい。使用する波長の順序の組み合わせは自由であることは勿論である。
また、図1および図2のレーザの加工材料への入射角は0°であるが、その他の角度を選択してもよいことは勿論である。
さらに、レーザの偏光方向または基板、あるいはその両方を回転させることによって、第一工程と第二工程で形成されるそれぞれの表面畝状微細周期構造の相対的な方向を直交させるほか、任意角度で交差させる場合も本発明に含まれる。
波長800nmフェムト秒レーザによる表面加工装置の側面図。 波長400nmフェムト秒レーザによる表面加工装置の側面図。 波長800nmのフェムト秒レーザによる表面畝状微細周期構造の電子顕微鏡写真。 波長800nmのフェムト秒レーザによる表面畝状微細周期構造の電子顕微鏡写真。 波長400nmのフェムト秒レーザによる表面畝状微細周期構造の電子顕微鏡写真。 波長400nmのフェムト秒レーザによる表面畝状微細周期構造の電子顕微鏡写真。 本発明加工方法による波長800nmのフェムト秒レーザ二段階照射による表面微細周期構造の電子顕微鏡写真。 本発明加工方法による波長400nmのフェムト秒レーザ二段階照射による表面微細周期構造の電子顕微鏡写真。 本発明加工方法による波長800nmと波長400nmのフェムト秒レーザ二段階照射による表面微細周期構造の電子顕微鏡写真。 本発明加工方法による波長400nmと波長800nmのフェムト秒レーザ二段階照射による表面微細周期構造の電子顕微鏡写真。
符号の説明
1 フェムト秒レーザ発生器
2 ミラー
3 メカニカルシャッタ
4、5 1/2波長板
6 偏光ビームスプリッタ
7 集光レンズ(焦点距離:150mm)
8 加工材料
9 XYθステージ
10 波長変換用非線形光学結晶
11 波長選択用光学素子(波長800nm反射/波長400nm透過)
12 集光レンズ(焦点距離:50mm)

Claims (12)

  1. 材料表面に加工閾値近傍の照射強度で直線偏光のレーザを集光照射すると共に当該照射部をオーバラップさせながら所定方向にスキャンして、前記材料表面に自己組織的に畝状微細周期構造を形成する第一工程と、
    前記畝状微細周期構造が形成された材料表面に対して、先のレーザを当該畝状微細周期構造が形成された材料表面に対する加工閾値近傍の照射強度で前記第一工程の偏光方向と異なる方向の直線偏光で照射すると共に当該照射部をオーバラップさせながら所定方向にスキャンして、前記畝状微細周期構造に前記畝状微細周期構造の方向と異なる方向の畝状微細周期構造を自己組織的に形成する第二工程と、
    を有することを特徴とするレーザによる表面微細構造形成方法。
  2. 前記第二工程のレーザ波長を前記第一工程のレーザ波長よりも短波長にすることを特徴とする請求項1に記載のレーザによる表面微細構造形成方法。
  3. 前記第二工程のレーザ波長を前記第一工程のレーザ波長の1/2にすることを特徴とする請求項1に記載のレーザによる表面微細構造形成方法。
  4. 前記第二工程のレーザ波長を前記第一工程のレーザ波長よりも長波長にすることを特徴とする請求項1に記載のレーザによる表面微細構造形成方法。
  5. 前記第二工程のレーザ波長を前記第一工程のレーザ波長の2倍にすることを特徴とする請求項1に記載のレーザによる表面微細構造形成方法。
  6. 前記第一工程のレーザの偏光方向と第二工程のレーザの偏光方向を直交させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレーザによる表面微細構造形成方法。
  7. 前記第一工程と第二工程のレーザの偏光方向のなす角が0°超〜90°未満の任意の角度であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレーザによる表面微細構造形成方法。
  8. 前記第一工程の後に前記材料をその面方向に45°回転させるとともに前記第二工程のレーザの偏光方向を前記材料の回転方向と逆方向の45°の向きになるように回転させて前記第二工程を実施することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレーザによる表面微細構造形成方法。
  9. 前記第一工程の後に前記材料をその面方向に任意の角度回転させるとともに前記第二工程のレーザの偏光方向を、前記材料表面の畝状微細周期構造と同じ方向の畝状微細周期構造が形成されないような任意の角度に回転させて前記第二工程を実施することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレーザによる表面微細構造形成方法。
  10. 前記第一工程の後に前記材料をその面方向に90°回転させて前記第二工程を実施することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレーザによる表面微細構造形成方法。
  11. 前記第一工程の後に前記材料をその面方向に0°超〜90°未満の任意の角度回転させて前記第二工程を実施することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレーザによる表面微細構造形成方法。
  12. 請求項1の第一工程と第二工程を施した材料表面に、前記第一工程あるいは第二工程のレーザの偏光方向と異なる直線偏光の前記表面微細構造に対する加工閾値近傍のレーザを照射すると共に、当該照射部をオーバラップさせながら所定方向にスキャンして前記材料表面に前記畝状微細周期構造の方向と異なる方向の畝状微細周期構造を自己組織的に形成する第三工程と、
    を有することを特徴とするレーザによる表面微細構造形成方法。
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