JP4778481B2 - 温度検出器の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばハイブリッドカーを含む電気自動車の高圧の電池パックの電池等の温度を検出する温度検出器の取付構造に関するものである。
図5は、従来の温度検出体の取付構造の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この温度検出体の取付構造は、ハイブリッドカーを含む電気自動車の高圧電池パック51を構成する複数の電池52を直列に接続するバスバーモジュール53において、電池52の電極54に接続する電圧測定用の端子55の中間部に温度検出体としてのPTCサーミスタ56のリード端子56aをハンダ付けで連結させたものである。
バスバーモジュール53は絶縁樹脂製のプレート57に複数の導電金属板のバスバー58を固定したものである。本例のPTCサーミスタ56は温度の上昇に伴って抵抗が増加する過電流防止用抵抗素子である。
図6(a)(b)は、従来の温度検出体の取付構造の他の形態を示すものである(特許文献2参照)。
この温度検出体の取付構造は、ハイブリッドカーの高圧電池パック59を構成する各電池(電池モジュール)60に熱結合部材61を介して温度検出体である温度センサ(サーミスタ)62を固定したものである。温度センサ62のリード線63はプリント基板64にハンダ接続され、プリント基板64は電圧検出回路65にケーブル66で接続されている。電池60の出力端子67はプリント基板64を介して電圧検出回路65に接続されている。
電圧検出回路65は温度センサ62からの信号を制御回路(図示せず)に出力し、制御回路はこの信号から電池60の表面温度を検出し、電池60の温度が設定値よりも高くなると、電池60の充放電電流を制限し、あるいは遮断して電池温度の上昇を防ぐ。電池モジュールの他の例としては例えば特許文献3に記載されたものが挙げられる。
図7(a)(b)は、従来の温度検出器の取付構造の一形態を示すものである。
この温度検出器の取付構造は、温度検出体であるサーミスタ68を電池69の表面に直接接触させるべく、サーミスタ68の外側に合成樹脂製のモールド部と逆V字状の可撓性の一対のアーム70を設けて温度検出器を構成し、各アーム70の先端の爪部71を電池69の両側の樹脂板72の爪部73に係止させるものである。
図7(b)の如く、サーミスタ68のリード線73は端子74に接続され、端子74を収容したコネクタ75を介して、ECU76のPCBコネクタ77に接続される。ECUとは電子制御ユニットのことで、プリント回路基板を有し、PCBとはプリント回路基板のことである。
特開2004−95381号公報(図2) 特開2006−73362号公報(図2,図4) 特開2005−142148号公報(図10)
しかしながら、上記従来の図5の温度検出体の取付構造にあっては、温度検出体56をハンダ付けで端子55に接続固定するのに多くの手間がかかるという問題があった。また、上記従来の図6の温度検出体の取付構造にあっては、温度検出体62を熱結合部材61を介して電池60に接触固定させるために、取付に多くの工数がかかると共に、温度検知精度が低下しかねないという懸念があった。
また、上記従来の図7の温度検出器の取付構造にあっては、温度検出体68を一対のアーム70で電池側にワンタッチで係止させることはできるが、例えば電池69の表面69aの位置等が高さ方向にばらついた場合に、温度検出体68を一対のアーム70で係止させた際に、アーム70による弾性のみでは接触追従性が良くなく、温度検出体68の検知面68aが電池69の表面69aから浮いたり片当たりして、温度検知が上手く行われなかったり、温度検知精度が低下しかねないという懸念があった。また、温度検出体68をリード線73とコネクタ75,77を介してECU76に接続するために、部品点数やコストが増し、またそれらの配置スペースが必要で構造が大型化すると共に、長いリード線73やコネクタ75,77によって温度検出体68からの信号電流に誤差を生じかねないという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、電池(被検出体)の位置がばらついても、温度検出体を電池に確実に接触させることができ、また、温度検知精度を高めることができ、また、部品点数を削減して省スペース化を可能とする温度検出器の取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る温度検出器の取付構造は、温度検出体を覆う包囲部と、該包囲部から突出した可撓性の一対のアームとを備える温度検出器の取付構造であって、被検出体に対向して配置される固定側部材に該一対のアームをスライド自在に取り付け、該固定側部材を所定位置に配置した時に、該一対のアームの弾性により、該温度検出体が該被検出体に押し付けられることを特徴とする。
上記構成により、被検出体の位置がずれている場合、被検出体の位置の位置に応じて、一対のアームが被検出体に向かう方向に撓んで圧縮され、又はその反対方向に撓んで伸長して、被検出体に常時弾性的に接触する。一対のアームの伸縮に伴って各アームの先端部が固定側部材に沿って摺動し、各アームの伸縮すなわち各アームの開閉をスムーズに行わせる。
請求項2に係る温度検出器の取付構造は、請求項1記載の温度検出器の取付構造において、前記一対のアームの先端部側にスライド部が設けられ、該スライド部が前記固定側部材のガイド部にスライド自在に係合したことを特徴とする。
上記構成により、一対のアームの伸縮と同時にアーム先端側のスライド部が固定側部材のガイド部に沿ってスライドすることで、アームのスライド方向が正確に規定される。
請求項3に係る温度検出器の取付構造は、請求項1又は2記載の温度検出器の取付構造において、前記一対のアームの先端部側に係止部が設けられ、該係止部が前記固定側部材のガイド部にスライド自在に係合したことを特徴とする。
上記構成により、一対のアームが係止部で固定側部材のガイド部にアーム開閉方向スライド自在に保持される。これにより、固定側部材からの一対のアームの離脱(外れ)や位置ずれが防止され、アームの伸縮が正確に行われる。温度検出体と包囲部と一対のアームとを備える温度検出器は係止部で固定側部材に組み付けられる。
請求項4に係る温度検出器の取付構造は、請求項1〜3の何れかに記載の温度検出器の取付構造において、前記温度検出体の可撓性のリード線が前記固定側部材であるECU回路基板に接続されたことを特徴とする。
上記構成により、温度検出体を被検出体に接触させた際に一対のアームが撓み、温度検出体のリード線がアーム撓み方向又は撓み反対方向に引っ張られるが、可撓性のリード線がその撓みを吸収してスムーズにアームの撓み動作が行われる。リード線はフレキシブル回路であるFPCが好ましい。リード線はECU回路基板にハンダ接続されることが好ましい。ECU回路基板は制御回路を有するものであり、温度検出体のリード線の信号から温度を検出(換算)する。
請求項5に係る温度検出器の取付構造は、請求項1〜4の何れかに記載の温度検出器の取付構造において、複数の電池を直列に接続するバスバーモジュールに前記固定側部材であるECU回路基板が配設され、前記被検出体である該電池に前記温度検出体が接触したことを特徴とする。
上記構成により、バスバーモジュールにECU回路基板が配置固定されて、バスバーモジュール組立体が構成され、ECU回路基板に温度検出器のアームが固定され、バスバーモジュール組立体が、複数の電池で成る高圧の組電池ないしその組立体である電池パックに組み付けられ、それと同時に、温度検出体が所要の電池にアームの弾性で接触して、電池の温度が計測される。ECU回路基板は制御回路を有するものであり、温度検出体に接続されて、温度検出体の信号から温度を検出(換算)する。
請求項1記載の発明によれば、電池等といった被検出体の位置がずれている場合でも、各アームの弾性で温度検出体が被検出体に常時押し付けられるから、被検出体の温度が常に正確に計測され、温度検出精度が向上する。また、押し付け時の各アームの伸縮に伴って各アームが固定側部材に沿ってスライドすることで、各アームの伸縮がスムーズに行われると共に、各アームの弾性力が過度にならず、被検出体が常に適切な接触圧力で被検出体に接触するから、これによっても温度検出精度が高まる。また、温度検出体の包囲部と一対のアームという簡単な構成により、取付構造が省スペース化・低コスト化される。
請求項2記載の発明によれば、各アームの伸縮時のスライド方向がガイド部で正確に規定されつつ、各アームの伸縮が一層スムーズに行われるから、被検出体の位置ずれ吸収が確実に行われて、温度検出精度が高まる。
請求項3記載の発明によれば、一対のアームが係止部で固定側部材に外れることなく保持されるから、各アームの伸縮が正確に行われ、被検出体の位置ずれが確実に吸収されて、温度検知が正確に行われる。また、係止部で温度検出器を固定側部材に予め固定しておくことで、例えば固定側部材を被検出体側に組み付けると同時に、温度検出体が被検出体に弾性的に接触して、温度検出体の取付作業が容易化・効率化する。
請求項4記載の発明によれば、温度検出体のリード線が一対のアームの撓みストロークを吸収してアームの撓み動作をスムーズに行わせるから、被検出体の位置ずれがスムーズに吸収されて、温度検出が正確に行われる。また、温度検出体がアームを介してECU回路基板に配設され、ECU回路基板で温度検出体の信号から温度検出が行われることで、従来のECUから温度検出体までの距離が短縮され、従来のECUと温度検出体とを接続するリード線(回路)が短縮されて、温度検出精度が高まり、且つ省スペース化される。リード線をECU回路基板にハンダ接続させれば、従来のECUと温度検出体のリード線とを接続するコネクタが不要となり、部品点数やコストが削減され、省スペース化が促進される。
請求項5記載の発明によれば、例えば電気自動車用の電池パックにバスバーモジュールを装着すると同時に、バスバーモジュール側のECU回路基板に一対のアームで固定された温度検出体を所要の電池に弾性的に接触させることができ、温度検出体の取付作業が容易化・効率化されると同時に、電池の温度が電池の位置ずれに関係なく正確に計測される。
図1〜図3は、本発明に係る温度検出器の取付構造の一実施形態を示すものである。
この温度検出器の取付構造は、温度検出体(温感素子)であるサーミスタ1を絶縁樹脂製の矩形ブロック状の包囲部2で覆い、包囲部2の左右両側に、略くの字状に屈曲した一対の可撓性のアーム3を設けて温度検出器10を構成し、一対のアーム3の先端側をECU回路基板(固定側部材である電子制御ユニット回路基板)4にスライド自在に係合させ、サーミスタ1からのFPC(リード線であるフレキシブルプリント回路)5をECU回路基板4にハンダで接続し、一対のアーム3を撓ませた状態でサーミスタ1を電池(被検出体)6の表面6aに常時弾性的に接触させたものである。
包囲部2はサーミスタ1の外側にモールド樹脂成形され、一対のアーム3は包囲部2と一体に樹脂成形されている。一対のアーム3は左右対称に形成され、包囲部2の上部の側壁から横方向に突出された短めの水平部3aと、水平部3aから斜め上向きに屈曲して真直に伸びる長い傾斜部3bと、傾斜部3bから外向きに水平に屈曲した短い先端部(支持部)3cとで構成され、上下方向の可撓性(弾性)を有している。上下の各屈曲部3d,3eは円弧状に滑らかに屈曲している。
図2,図3に示す如く、各アーム3の先端部3cの上面にはロック部材7が突設されている。ロック部材7は、アーム3に一体樹脂成形され、矩形ブロック状のスライド部8と、スライド部8から上向きに突出した前後一対の可撓性の係止部9とで構成されている。各係止部9は、支柱部9aと、支柱部9aの先端側で前又は後方向に突出した爪部9bとで構成されている。
サーミスタ1と樹脂製の包囲部2と一対のアーム3と各ロック部材7とFPC5とで温度検出器10が構成される。温度検出器10は予めECU回路基板4に組み付けておくことが好ましい。
なお、図3の例では、ロック部材7として前後一対の係止部9を設けたが、一本の支柱部(9a)と、支柱部の先端から前後に突出した可撓性の一対の爪部(9b)とで、一つの係止部(9)を構成することも可能である。本明細書で上下前後左右の方向性は図1の電池6の上面6aにサーミスタ1を接触配置する場合のものであり、例えば電池6の側面にサーミスタを配置する場合は、上記上下が左右となり、上記左右が上下となる。
図3の拡大図に示す如く、ECU回路基板4に長方形状の孔部(ガイド部である長孔)11が設けられ、孔部11にスライド部8が孔部長手方向(左右方向)スライド自在に係合し、係止部9の各爪部9bが孔部11の前後上端縁12に若干の隙間を存して引っ掛かるように係合している。孔部11の前後方向の内幅はアーム3の先端部3cの前後方向の幅よりも小さく設定され、アーム3の先端部3cの上面はECU回路基板4の下面にスライド自在に接している。
サーミスタ1が電池6の上面6aに弾性的に接触した状態で(上面6aの位置ずれはないものとする)、アーム3は上下方向に圧縮され、スライド部8は孔部11の中央に位置する。図3では一方のアーム3と一方の孔部11のみを示しているが、他方のアーム3と他方の孔部11も図3と同様なロック構造を左右対称に有することは勿論である。
電池6の位置が上下方向にばらついて基準よりも低い場合は、一対のアーム3が下向きに伸びつつアーム先端部3cが内向きに閉じるようにECU回路基板4の下面に沿ってスライドして電池6の位置ばらつきを吸収し、且つサーミスタ1が一対のアーム3の弾性力で電池6の上面6aに密着する。各アーム先端の係止部9は下側のスライド部8と一体に孔部11に沿ってスライドする。
電池6の位置が上下方向にばらついて基準よりも高い場合は、一対のアーム3が上向きに圧縮されつつアーム先端部3cが外向きに開くようにECU回路基板4の下面をスライドして電池6の位置ばらつきを吸収し、且つサーミスタ1が一対のアーム3の弾性力で電池6の上面6aに密着する。電池6の位置が正常で温度検出器10の取付位置すなわちECU回路基板4の位置が上下にずれている場合も、上記と同様に位置ずれが吸収されて正確な温度検出が可能である。
アーム先端部3cのスライド時にスライド部8が孔部11内を孔部長手方向(左右方向)にスライドする。スライド部8の前後方向の外幅は孔部11の前後方向の内幅よりも若干小さい程度であり、前後方向のスライド部8のガタ付きはない。アーム先端部3cは常時、ECU回路基板4の下面に上向きの弾性力で押し付けられているから、ロック部材7の爪部9bとECU回路基板4の上面との間に隙間があっても実使用上の問題はない。
アーム3が上下に伸縮しても、サーミスタ1とECU回路基板4との接続は可撓性の柔軟に屈曲する回路であるFPC5で行われているので、FPC5がアーム3の伸縮ストロークを吸収して、FPC5とECU回路基板4とのハンダ接続部13に悪影響が及ぶ心配が回避される。FPC5に代えて柔軟な丸型被覆電線(図示せず)を用いることも可能である。但し、電線と較べればFPC5の方がECU回路基板4の下面に沿って省スペースでスムーズに配索される点で好ましい。
サーミスタ1がアーム3を介してECU回路基板4に実装されるから、FPC5の長さが従来の接続回路よりも短縮され、サーミスタ1からの検知信号が誤差なくECU回路基板4に伝えられる。これは、コネクタを介さずにFPC5をハンダ付けでECU回路基板4に接続することもよっても促進される。コネクタ等の部品点数が削減されることは勿論である。コネクタを用いてFPC5をECU回路基板4に接続した場合でも、FPC5の長さが短いから、低コスト化・省スペース化される。
ECU回路基板4はFPC5をハンダ付けするプリント導体部分とそれに続くプリント回路と、回路に接続された電子部品14(図1)とを備える既存のものであり、絶縁樹脂製のカバー15(図1)で覆われて保護されることが好ましい。ECU回路基板4の使用形態の一例については図4で説明する。
図4(a)〜(c)は、ハイブリッドカーを含む電気自動車の高圧の電池パック21における温度検出器の取付構造の一形態を示すものである。
電池6は前後二列で左右方向に複数並列に配置され、これら組電池(符号6で代用)の上側にバスバーモジュール28が配置され、バスバーモジュール28の内側に二列にECU回路基板4が配置され、各ECU回路基板4に各温度検出器10の各一対のアーム3を組み付ける孔部11が設けられている。孔部11の位置は電池6の温度測定箇所に応じて適宜設定される。各ECU回路基板4の前後には導電金属板の複数のバスバー22が等ピッチで配置され、電池6の電極端子23にハンダ付け等で接続されて、各電池6を直列に接続している。各バスバー22は絶縁樹脂製の枠状部24に固定されてバスバーモジュール28を構成している。
図4(c)の如く、組電池6の上に樹脂製等のプレート25が配置され、プレート25に矩形状の孔部26が設けられ、孔部26の左右上側においてECU回路基板4に一対の孔部11が設けられている。プレート25の孔部26にサーミスタ1の包囲部2が上方から挿入され、サーミスタ1が電池6の上面6aに接触し、一対のアーム3の先端側のロック部材7がECU回路基板4の各孔部11に左右方向スライド自在に係合し、その状態で一対のアーム3が上下方向に圧縮されて弾性力を発揮して、サーミスタ1を電池6の上面6aに押し付けている。一対のアーム3やロック部材7の作用効果は図1〜図3で説明した通りであるので省略する。
図4で、符号27は組電池の総入出力用の端子を示している。総入出力用の端子27は、電池パック21の側方に配置された図示しないJB(ジャンクションボックス)に電線等の回路で接続され、電力がJBのヒューズやリレー等を経て図示しない車両のインバータやモータやパワーステアリング等の機器に分岐(分配)される。
バスバーモジュール28には電池の電圧測定用の端子(図示せず)が各電池6の電極端子23に接続して設けられ、各電圧測定用の端子は電線等の回路でECU回路基板4に接続され、端子の電圧信号がECU回路基板4に送られて電圧が検出される。
なお、上記実施形態の温度検出器の取付構造は、自動車の高圧の電池パック21の電池6の温度を検知するものとして説明したが、被検出体(温度検出対象物)として電池6以外に、例えば上記バスバーモジュール28の電圧計測用の端子や、図示しないモータや機器や計器等の温度を検出するために、上記各実施形態の温度検出器の取付構造を適用することも可能である。
また、上記実施形態においては、サーミスタ1を電池6aの上面に接触させたが、例えば電池6の側面に接触させるべく、温度検出器10を図1とは90゜反転した状態でセットすることも可能である。
また、上記実施形態においては、固定側部材としてECU回路基板4を用いたが、ECU回路基板4に代えて制御部のない通常の回路基板を用いたり、回路基板ではなく機器等の壁部等を用いたりすることも可能である。
また、上記実施形態においては、回路基板4の孔部(ガイド部)11にアーム先端側のスライド部8や係止部9をスライド自在に係合させたが、ガイド部として孔部に代えて回路基板に溝部や一対のレール部等(図示せず)を設けることも可能である。また、上記実施形態においては、サーミスタ1の包囲部2やアーム3のスライド部8を矩形状に形成したが、矩形状に代えてこれらを円柱状等に形成することも可能である。
本発明に係る温度検出器の取付構造の一実施形態を示す分解正面図である。 温度検出器の一実施形態を示す斜視図である。 同じく温度検出器の取付構造を示す分解斜視図(円内は拡大斜視図)である。 温度検出器の取付構造を適用したバッテリパックの一形態を示す、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は(b)のA−A断面図である。 従来の温度検出体の取付構造の一形態を示す断面図である。 従来の温度検出体の取付構造の他の形態を示す、(a)は正面図、(b)は側面図である。 従来の温度検出器の取付構造の他の形態を示す、(a)は分解正面図、(b)は取付状態の正面図である。
符号の説明
1 サーミスタ(温度検出体)
2 包囲部
3 アーム
3c 先端部
4 ECU回路基板(固定側部材)
5 FPC(リード線)
6 電池(被検出体)
8 スライド部
9 係止部
10 温度検出器
11 孔部(ガイド部)
28 バスバーモジュール

Claims (5)

  1. 温度検出体を覆う包囲部と、該包囲部から突出した可撓性の一対のアームとを備える温度検出器の取付構造であって、被検出体に対向して配置される固定側部材に該一対のアームをスライド自在に取り付け、該固定側部材を所定位置に配置した時に、該一対のアームの弾性により、該温度検出体が該被検出体に押し付けられることを特徴とする温度検出器の取付構造。
  2. 前記一対のアームの先端部側にスライド部が設けられ、該スライド部が前記固定側部材のガイド部にスライド自在に係合したことを特徴とする請求項1記載の温度検出器の取付構造。
  3. 前記一対のアームの先端部側に係止部が設けられ、該係止部が前記固定側部材のガイド部にスライド自在に係合したことを特徴とする請求項1又は2記載の温度検出器の取付構造。
  4. 前記温度検出体の可撓性のリード線が前記固定側部材であるECU回路基板に接続されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の温度検出器の取付構造。
  5. 複数の電池を直列に接続するバスバーモジュールに前記固定側部材であるECU回路基板が配設され、前記被検出体である該電池に前記温度検出体が接触したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の温度検出器の取付構造。
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