JP4776624B2 - 手術器具 - Google Patents

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Description

本発明は、操作部と工具部とを含む手術器具であって、前記工具部が少なくとも1つの可動に装着された工具を有し、前記工具が前記操作部から操作可能な力伝達及び/又は作動機構によって作動可能であり、かつ、前記力伝達及び/又は作動機構が流体で動作可能な駆動部を有するような手術器具に関する。
冒頭で説明した種類の手術器具は、例えば、硬骨、軟骨、或いは同様の組織を除去するための骨パンチの態様で知られている。この既知の骨パンチの欠点は、流体で動作可能な駆動部による可動に装着された工具の繊細な作動が、限られた程度でのみ可能であるか、或いは全く不可能ですらある、ということである。これは、駆動部が特定の圧力の流体流れで負荷され又は負荷されないことがあり得るからである。このため、作動機構を作動させると、一般的に、器具が動作不能ないし基本位置から作用位置に或いはその逆に不意に移動する、という不都合がある。これにより、例えば、骨パンチが、所望の組織区域ではなくその近傍にある組織区域を除去する恐れがある。
WO 2004/086988 A1 US 5,339,723 US 3,752,161 US 5,361,583 US 5,163,598 US 4,943,294 WO 02/062240 A1 (US 2004/0122433 A1) EP 1 362 556 A1 US 5,451,227 EP 0 716 578 B1 US 4,590,935 US 3,815,604 US 3,884,238 EP 1 419 741 A2 EP 1 032 316 B1 (US 6,273,898 B1) US 2,625,682 US 4,848,338 WO 02/34144 A (US 6,599,291) US 5,569,258 US 3,913,585
従って、本発明の目的は、冒頭で説明した種類の手術器具を、できるだけ繊細に操作できるように改良することである。
冒頭で説明した種類の手術器具では、この目的が達成されるのは、本発明によれば、駆動部が第1駆動位置にあるときに、可動に装着された工具が第1作動力を受けることができ、少なくとも第2駆動位置にあるときに、少なくとも第2作動力を受けることができるという点においてである。
知られている手術器具の本発明による成果としては、使用中に、外科医が器具をより繊細に制御できるという利点を有する。特に第1作動力と第2作動力とが相違すれば、例えば骨パンチの場合、例えば第1駆動位置にある工具が、組織を切り開くには不十分であるが工具を組織まで動かすには精々十分である力を受けることが可能である。これにより、外科医は所望するやり方で器具を位置決めし、その後はじめて、工具が作業位置を占める、従って例えば組織を切断できる第2駆動位置へと器具を移動させることができる。
駆動部が第3作動位置にあるとき、可動装着工具が第3作動力を受けると有利である。このことにより外科医は、力伝達及び/又は作動機構によって、可動装着工具上で例えば異なる3つの作動力を行使できるので、器具を更に繊細に制御することができる。
好ましくは、第3作動力は第1及び第2作動力の和に一致する。これにより例えば、各々が2つの駆動位置をとることのできる2つの流体ピストンユニットを備えて、駆動部を設計することができる。これにより、特に駆動部の構成が著しく簡素化される。
有利なやり方において、第1作動力と第2作動力との比率は4:1〜9:1の範囲内にある。これにより、駆動部から利用可能な最大力の約10〜20%の力を、第1駆動位置にある可動の工具に伝達することができる。例えば骨パンチの場合、この力は、除去すべき組織を切り離すには不十分である。
器具の構成は、駆動部がリニアドライブを含むと更に簡素化される。リニアドライブは長手方向と平行に配置することができるが、好ましくは長手方向に対して傾斜させて配置される。このようにして、リニアドライブは操作部の取っ手の内部に配置することができる。従って、器具は、特にコンパクトで簡易なやり方で、例えば操作部をピストル形の握りの態様にして構成することができる。
完全に電気エネルギー供給なしで済ませることができるように、リニアドライブが少なくとも1つの流体シリンダを含めば有利である。流体シリンダは特に手入れが簡単であり、一般に寿命が長い。
流体シリンダを基礎としてリニアドライブを完全に構成するために、リニアドライブが、連結された2つの別々に制御可能な流体シリンダを含めば有利である。これにより、一方の流体シリンダを、他方の流体シリンダとは独立して、流体で負荷して駆動力を発生させることができ、一方で同様に、両方の流体シリンダを流体で同時に負荷することもでき、その結果、有効な3つの駆動位置が全て選択可能となる。2つの流体シリンダがいずれも流体で負荷されずこれが駆動力を発生させない場合、器具は動作不能位置を占める。この位置は、以後駆動位置とは表現されない。
3つの異なる作動力を選択できるようにするために、これら2つの流体シリンダが異なる有効断面積を有せば有利である。それらの有効断面積が同じである場合、駆動部から利用可能な駆動力を発生できないか、半分又は全てを発生できるかのいずれかとなる。一方で、有効断面積が異なる場合、第1駆動力を最大力の50%未満とすることができる。その場合、第2駆動力は第1駆動力と最大力との差に相当し、従って最大力の半分より大きい。
具体的には最大力の10〜20%、最大力の80〜90%、及び最大力を有する駆動位置は、有効断面積の比率が4:1〜9:1の範囲内にある場合に選択することができる。
有利なやり方において、少なくとも1つの流体シリンダは空気圧及び/又は液圧シリンダである。例えば、空気圧シリンダは圧縮空気により操作することができ、圧縮空気は例えばふつうあらゆる手術室で利用可能である。これは、密閉が不完全なシステムであっても原則的にはやはり使用できるという追加の利点を有する。更に、システムからは空気のみが逃散し得ることから、このことが患者を危険に晒すことにはならない。ただし、患者を危険に晒すことは、液圧シリンダが物理的に適合できない流体と共に使用され、駆動システムの漏れが生じ得る場合には当てはまるであろう。
本発明の構成の好適な形態によれば、少なくとも1つの流体シリンダが複動式の流体シリンダであるようにすることができる。これにより、少なくとも1つの流体シリンダのピストンを片側から流体で負荷して所望の駆動力を発生させることができる。同様に、ピストンを反対方向に流体で負荷して器具を基本位置に戻し、及び/又は基本位置のままにしておくことができる。器具の基本位置は、例えば可動装着工具が開放位置を占めるように、すなわちこの工具に作動力を与えることにより、基本位置から、工具が機能を実行する(例えば組織を切断又は支持する)作業位置へと移動するように選択することができる。
器具を骨パンチとして操作するためには、硬骨、軟骨、或いは同様の組織を除去するために、器具が、長手方向に延びてその遠位端で切断板を担持する軸部を有するように設計されており、切断板が長手方向に直交して或いはこの長手方向に対して傾斜させて配置されており、可動装着工具が、軸部上で変位可能に装着されてその遠位端で切断刃を担持する切断要素であり、切断刃が切断板の方へと向けられていると共に、組織を切断するために切断板の方に向かって可動であれば有利である。
工具部が操作部に取り外し可能に結合できれば特に有利である。これが特に簡単に達成されるのは、軸部の近位端に、力伝達及び/又は作動部に確実に結合するための取り外し可能な第1連結要素が配置されて、この力伝達及び/又は作動部が、この連結要素に対応する第2連結要素を有すると共に、第1連結要素が多角形であり、その外面が、軸部の長手方向軸線から半径方向外側に向けられるときである。多角形は製造するのが特に簡単であり、更に、工具部上の、軸部の長手方向軸線の周りの複数の不連続な回転位置に操作部を配置することができる。この場合、考えられる回転位置の数はふつう多角形の外面の数に一致する。
多角形が四角形、六角形、又は八角形であるとき、4つ、6つ、又は8つの明確な回転位置が選択可能である。更には、多角形としての設計は、操作部にとって認められる工具部のみを確実に操作部に結合できるようにするのに適している。従って、連結要素が、特定の種類の工具部を暗号化するための或る種の暗号化要素を同時に形成する。
軸部がその近位端でスリーブのような形状であり、切断要素が軸部のスリーブ様の端部を貫通すれば有利である。これにより、軸部の構成が特に簡素になる。更に加えて、軸部のスリーブ様の端部は、切断要素用に長手方向に案内部を形成する。
切断要素を力伝達及び/又は作動機構に容易に結合できるようにするために、この切断要素がその近位端で、力伝達及び/又は作動機構の駆動要素に取り外し可能に結合できる第3連結要素を担持し、第3連結要素に、軸部の長手方向に作用するストップが隣接していれば有利である。例えば駆動要素は、軸部の長手方向に作用するストップ間で係合することができ、或いは、第3連結要素が突起部の態様に設計されている場合には、連結要素上の側方のストップの周り又は連結要素の周りでも係合することができる。このようにして、力伝達及び/又は作動機構から切断要素への駆動力の信頼できる結合及び伝達を達成することができる。
器具が、力伝達及び/又は作動機構により工具に作動方向で作動力が付与されない動作不能位置にあるとき、作動方向とは反対の保持方向で、力伝達及び/又は作動機構により工具に保持力を与えることができれば有利である。従って、力伝達及び/又は作動機構が作動することなく器具が常に動作不能位置を占めることが確保される。従って、器具は手術に使用する前に常に明確な基本位置に置かれる。更に、付与される保持力のおかげで、可動装着工具が重力方向と平行に配向されるようなやり方で器具が意図せずに取扱いすなわち把持されても、重力の働きの下での器具の動きにはつながらない。
力伝達及び/又は作動機構が、駆動部を作動させるための作動部材を含み、この作動部材が、器具が動作不能位置を占める非作動基本位置から、駆動部が第1駆動位置を占める作動位置へ、及び、少なくとも、駆動部が第2駆動位置を占める第2作動位置へと可動であれば有利である。これにより、外科医は所望のやり方で器具を操作することができる。つまり、作動部材を非作動基本位置から第1作動位置へと移動させ、可動装着工具に例えば低い駆動力を与えることができる。一方で、外科医は、可動装着工具が最大力を受けるように作動部材を作動させることもできる。作動部材は必ずしも必須ではないが、一体の構成とすることができる。具体的には、作動部材を分割して、例えば2つの独立した制御弁によって例えば2つの流体シリンダを別々に制御し、外科医が、トランペット奏者と同様に、これらの制御弁を相互から独立して作動できることが考えられよう。
器具の置かれている位置を外科医に表示するために、作動部材が基本位置でばね付勢を受けて支持されていれば有利である。従って外科医は、作動していない器具を手に取ればそのことが常にわかる。
作動部材が旋回可能に装着されれば、器具の特に単純な構成が達成される。具体的には、器具の長手方向と平行又はこれを横切った旋回軸の周りでの装着を設けることができる。
本発明の構成のさらなる好適な形態によれば、第1作動位置にあるとき作動部材に第1復元力が作用し、第2作動位置にあるとき第2復元力が作用し、第2復元力は第1復元力よりも大きいようにすることができる。このようにして、外科医は、作動部材の作動位置又は作動位置について触知できるフィードバックを受け取る。例えば第1駆動位置にある駆動力が、第2駆動位置にある駆動力よりも低い場合、作動部材によりこのことが外科医に間接的に連絡される。外科医は目盛を見なくても、駆動位置を、従って、可動装着工具に駆動力が付与されていることを感知することができる。
2つの作動位置間を明確に区別できるようにするために、第2復元力の大きさが第1復元力の少なくとも2倍あれば有利である。
第1及び第2復元力を発生させるために、第1弾性復元部材と第2弾性復元部材とを含む復元部を設ければ、復元力は発生させるのが特に簡単になる。従って、所望する復元力は、特定の弾性復元部材を選択することによって各駆動位置に関連させることができる。
第1復元部材及び/又は第2復元部材は有利にはばね要素である。信頼できる復元部材を、例えばコイルばねの態様で設けることができる。
復元部を、駆動部を制御するための制御部材、又は作動部材に、直接的又は間接的に作用するように設計すれば、更に有利とすることができる。これにより器具の構成が更に簡素化され、それによって特にコンパクトな構成が可能になる。
本発明の構成の好適な形態によれば、駆動部を制御するために制御部材を設けることができ、作動部材は制御部材に直接的又は間接的に作用する。このような展開は、作動回路及び作業回路が同じ形態のエネルギーで動作していないとき特に有利である。例えば、一方の回路を電気的に動作させることができ、他方の回路は圧力が加えられる動作手段、例えば流体によって動作させることができる。これにより、例えば電気的又は機械的な制御信号は、駆動部用に特定の流体流れ又は電気信号に変換される。
制御部材が少なくとも1つの制御弁を含めば、器具の構成は特に単純なものとなる。制御弁は、例えば電気的、電子的、又は機械的に作動可能にすることができる。これにより、機械的、電気的、又は電子的作動部材を設けることが可能になる。
3つの異なる駆動位置を実現できるようにするために、少なくとも1つの制御弁が少なくとも3つの異なる切替位置を有せば有利である。これにより、可動装着工具に第1及び第2作動力を与えることのできる第1及び第2駆動位置と同様に、例えば器具の動作不能位置を実現することが可能になる。
制御弁が弁プランジャを含み、弁体に、流体源に結合可能な少なくとも1つの接続口と、各複動式流体シリンダ用の2つの接続口とが設けられ、弁プランジャが第1位置にあるとき、流体シリンダのうちの少なくとも1つを保持方向に流体で負荷することができ、弁プランジャが第2位置にあるとき、流体シリンダのうちの少なくとも1つを異なる流体流れで両側にて負荷することができ、弁プランジャが第3位置にあるとき、流体シリンダのうちの少なくとも1つを保持方向とは反対に流体で負荷することができれば有利である。弁プランジャが第2位置にあるとき、流体シリンダのうちの少なくとも1つを両側にて負荷するおかげで、弁プランジャの第1位置から第2位置、そして第3位置への特に穏やかな移動を実現することができる。具体的には、このような制御弁により、複動式シリンダのうちの1つ以上に保持力を与え、第2位置にあるとき、流体シリンダのうちの1つを保持方向とは反対の流体流れで負荷して低い第1作動力を発生させ、最終的に第3弁位置にあるとき、流体シリンダのうちの幾つか又は全てを流体で負荷して最大駆動力を発生させることが可能である。
駆動部で3つの異なる駆動力を可能な限り発生させるために、弁プランジャが第2位置にあるとき、流体流れを少なくとも1つの流体シリンダの2つの接続口に不均一に分配させれば有利である。このようにして、少なくとも1つの流体シリンダは特定の力の差により所定方向に明確に動くので、保持力か又は駆動力のいずれかが発生する。
弁プランジャに複数の環状溝が設けられ、この弁プランジャが、弁体内が異なる切替位置にあるとき異なる環状チャンバを画定し、流体圧力に基づくその断面積の比率は互いに、第2切替位置にあるとき少なくとも1つの流体シリンダによって最大作動力のごく一部のみを発生できるようになっていれば有利である。原則的には、1つの制御弁が単一の流体シリンダのみを操作し、制御弁の異なる切替位置において、複動式流体シリンダにそのピストンの両側にて異なる圧力差を加え、これによって異なる駆動力を発生させることが考えられよう。説明した設計の弁プランジャは製造するのが容易である。更に加えて、このことにより、所望する駆動力の比率を容易に選択することができる。
有利なやり方において、少なくとも2つの制御弁が設けられ、各々は少なくとも2つの切替位置を有する。このようにして、動作不能位置を含む合計4つの切替位置を規定することができる。2つの制御弁は、2つのうちのいずれも加圧できないか、1つ又は同時に両方を加圧できるという利点を有する。従って、外科医は、どの駆動位置に器具が置かれているかをすぐにも知ることができる。
有利なやり方において、少なくとも2つの制御弁が手動で別々に作動可能である。従って、外科医はどの作業位置に器具が置かれているかを、感触又は感覚により直接見分けることができる。
工具部に、工具部の性質及び/又は種類を暗号化するための少なくとも1つの暗号化ユニットが設けられ、操作部に、工具部の性質及び/又は種類を復号化するための復号化ユニットが設けられると有利である。工具部の暗号化によって、操作部は、例えば駆動部により発生し得る最大力を限定するように設定することができる。特に繊細な工具部が使用される場合、このことにより工具部の損傷を防止することができる。更に、暗号化により、認められる工具部のみを器具に結合させることができる。
本発明の構成の好適な形態によれば、少なくとも1つの暗号化ユニットが、工具部から突き出る突起部を含まないか又は少なくとも1つ含み、或いは工具部内に配置された少なくとも1つの凹部を含み、復号化ユニットが、少なくとも1つの突起部又は少なくとも1つの凹部に対応する動作モード切替部材を含み、動作モード切替部材が少なくとも第1及び第2動作モード位置を有し、工具部の暗号化に従って、動作モード切替部材が、少なくとも2つの動作モード位置のうちの1つを占めるようにすることができる。例えば動作モード切替部材によって、駆動部の流体流れ又はエネルギー供給を別の場所で限定し、工具部の損傷を防止することができる。
従って、少なくとも2つの動作モード位置が駆動部の最大作動力に関連していれば有利である。例えば、第1動作モード位置にあるとき駆動部の最大駆動力を発生させることができ、他方で、第2動作モード位置にあるとき、低減された駆動力のみ、例えば最大力の約80〜90%に相当する駆動力のみを発生させることができる。
動作モード切替部材が制御部材に連結され、少なくとも1つの動作モード位置にある動作モード切替部材が、制御部材の少なくとも1つの切替位置を直接的又は間接的に作用不能にすれば有利である。例えば、駆動部が可動の工具を作動させるための最大力を発生できる切替位置へと制御部材が動くのを、この動作モード切替部材が機械的又は制御技術によって防止するように動作モード切替部材を構成することができる。
本発明の詳細な説明を、構成の好適な形態の以下の記載により図面と組み合わせて提供する。
図1〜図7は、骨パンチの態様の、本発明による手術器具を示しており、これを全体として参照符号10で提供する。骨パンチ10は、2つの基本サブアセンブリ、つまり、操作部12と、参照符号14で提供される穿孔具とを含む。
穿孔具14は、長手方向16に延びてその遠位端で切断板20を担持する細長い軸部18を含み、この切断板は、長手方向16に対して約45°の角度で傾斜している。軸部の近位端は細長い直方体の形状の連結片22を形成し、この連結片は断面が四角形であり、長手方向縁部が面取りしてある。連結片22には、長手方向軸線16を規定する貫通孔24が設けられる。更に、連結片22上で軸部18の近位端から僅かの距離のところに、周縁方向に延びる溝様の凹み26が形成され、凹みの底面は四角形28を形成する。この四角形は、穿孔具14と操作部12とのねじれ防止結合のための第1連結要素として役立つ。四角形28に近位側で隣接する凹み26の側壁30は、遠位端方向に作用するストップを形成する。凹み26に遠位側で隣接する側壁32は、近位端方向に作用するストップを形成する。
凹み26の遠位側では、連結片22上に4つの同一の固定穴34が形成されており、これらの固定穴は、長手方向軸線16に対して半径方向に、連結片22を通る貫通孔24まで延びている。更に、直方形の連結片22は、直径が遠位側で減少し、その端部では実質的に円形スリーブ様の形状を有する。
穿孔具14は、その遠位端で切断刃38を担持するパンチ36を含み、この切断刃は、長手方向軸線16に対して切断板20と同じ角度で傾斜している。パンチ36は、実質その長さ部分全体に沿って、軸部18の軸部表面40に平らに載っている。近位端で、パンチ36は連結片22の貫通孔24を貫通する。パンチ36は、この領域では円筒形の形状であるが、遠位端では異なっており、断面が実質直方形である。近位端ではパンチ36の円筒形部分に四角形の板形フランジ42が隣接しており、このフランジは、連結正方形44を遠位端で限定し、近位端方向に作用するストップを形成する。連結正方形44に隣接して正方形端板46がパンチ36の端部を形成し、この端板は、遠位端方向に作用するストップを形成する。更に、フランジ42は遠位端方向に働いて、切断刃38がその最遠位端位置を占めると、すなわち切断板20に寄り掛かると、連結片22の近位端に衝突するストップを形成する。
軸部18に対するパンチ36の動きを安定させるために、連結片22により形成された案内部に加えて、軸部表面40から断面が広がっている案内溝48が、軸部の遠位端に配置されている。案内溝48には案内突起部50が案内されており、この案内突起部はパンチ36から突き出て、パンチ36の遠位端から近位端方向に長手方向軸線16と平行に延びている。案内突起部50及び案内溝48は実質対応するように構成されており、例えば鳩尾形を有することができる。
切断刃38から出発して、パンチ36には止まり穴様の凹部が設けられ、この凹部は、長手方向軸線16と平行に延びており、骨パンチ10により除去された組織用の組織貯蔵器52として役立つ。切断刃により穿孔された組織54は、その遠位端開口部56から組織貯蔵器52へ押し込まれ、組織54が更に穿孔されると、近位端方向に、すなわち図1の矢印Aの方向に進む。図面に示す実施形態では、組織貯蔵器52を空にするためにパンチ36に、パンチ36に穴をあけることにより形成された排出開口部58が設けられており、この穴は、長手方向軸線に対して斜めに延びており、組織貯蔵器52と穿孔具14を包囲する区域との間に流体結合を確立する。穿孔され組織貯蔵器52に貯蔵された組織54は、排出開口部58から排出することができる。本発明の構成の、図示しない代替の態様において、パンチ36内に棒の態様の、長手方向軸線16と平行に変位可能な排出器を設けることができ、これによって、組織貯蔵器52の近位端から出発して、中に貯蔵された組織を開口部56から外へ遠位端方向に吐き出すことができる。
骨パンチ10の操作部12は、実質的にピストル形の握りと同様のハウジングの態様で設計されている。この操作部は、細長い直方形の上部ハウジング部60を含み、上部ハウジング部は、長手方向軸線16と平行に延びており、遠位端方向を向く開口部66を有して、軸部18の連結片22用に実質細長い直方形の受入チャンバ64を形成する。その横で近位端方向に僅かに傾斜して、取っ手62が上部ハウジング部60から突出している。
上部ハウジング部60はスライドカバー70を含み、このスライドカバーは、長手方向軸線16と平行に延びる上部ハウジング部60の側壁72の長手方向溝内の両側にあるリブ様の突起部の態様の2つの案内部によって、長手方向軸線16と平行に案内されている。スライドカバー70は、その最遠位端位置では受入チャンバ64を完全に覆い、その最近位端位置では主に受入チャンバ64を通過し、これによって挿入開口部を形成する。連結片22は、この挿入開口部を通して長手方向軸線16を横切る方向で受入チャンバ64に挿入することができる。
側壁72の内側で、相互を向いて第2連結要素を形成する2つの連結突起部74が相互に向かい合って位置決めされている。これらの連結突起部は、実質的に薄っぺらな直方体の態様で設計されており、この直方体の寸法は、2つの連結突起部74が側壁30、32間で凹み26へと係合して四角形28に実質的に寄り掛かることができるように選択される。このようにして、穿孔具14は軸方向で操作部12上に固定される。
図1において特に良好に見ることができるように、連結突起部74の遠位側では、上部ハウジング部60に、その下面で下方に開口したカップ形の凹み68が設けられており、この凹みは、穴76により受入チャンバ64の方向で結合されている。凹み68には、受入チャンバ64から離れる方向で外側からディスク78が設けられ、このディスクは、半径方向内方に突出するフランジを形成する。凹み68は固定つまみ80を受けるために使用され、固定つまみは、穴76を貫通しており頭部84を担持する円筒形のボルト82を含み、頭部84とボルト82との間の移行領域では、半径方向外方に突出する環状フランジ86が形成されている。穴76の近傍では、凹み内にコイルばね88が支承されており、このコイルばねは、ボルト82を包囲し、その他端が頭部84の下面に抗して支承されている。結果として、図1及び図3に示すような基本又は動作不能位置にあるときの環状フランジ86はディスク78に対して加圧されている。固定つまみ80は、コイルばね88の働きに逆らって受入チャンバ64の方向に動かすことができ、これを図4に矢印Eで示す。更に、連結片22が受入チャンバ64に挿入されると、コイルばね88がディスク78に抗して環状フランジ86を加圧する基本位置にあるとき、固定つまみ80は、この固定つまみ80が実質確実に固定穴34を埋めるように配置されている。一方、連結片22の挿入状態で、貫通孔24を貫通する穿孔具14の円筒形部分を周縁方向で包囲する環状溝90が安全穴34と半径方向で重なり合えば、固定つまみ80は受入チャンバ64の方向にのみ動かすことができる。図1に示すように、これは、穿孔具14が軸部18に対してその最近位端位置にある場合、すなわち、切断刃38と切断板20との間に最大距離が存在する場合である。次に固定つまみ80が押し込まれると、図4に示すように、ボルト82の前部が環状溝90へと係合し、これによって穿孔具14が長手方向軸線16と平行に動くことが防止される。
全体として参照符号92で提供される空気圧駆動部が実質的に取っ手62内及び/又は取っ手62上に配置されている。駆動部92は作動レバー94と、作動レバー94によって作動可能な切替弁96と、第1空気圧シリンダ98及び第2空気圧シリンダ100を含む駆動部とを含み、作動レバーは、取っ手62の遠位端方向を向く側で上部ハウジング部60のすぐ真下に配置され、長手方向軸線16に直交して走るスイベル軸線の周りを旋回可能に装着されている。
2つの空気圧シリンダ98及び100は各々が複動式の設計であり、第1空気圧シリンダ98は円筒形のピストンチャンバ102を含み、2つの密閉 リング104によって密閉されたピストン106が、ピストンチャンバ102の対称軸と平行に変位可能である。ピストンチャンバ102は取っ手62と同様に、長手方向軸線16に対して僅かに傾斜している。ピストン106からピストン棒108が突出して受入チャンバ64の方へと向けられており、ピストンチャンバ102と受入チャンバ64とを結合するピストン穴110内へ案内されている。ピストンチャンバ102にピストンチャンバ112が直接隣接しており、これがつまりピストンチャンバ102より僅かに大きい内径を有する。ピストンチャンバ112内では、変位可能に装着されたピストン114は2つの密閉リング116によって密閉され、ピストン棒118によりピストン106に直接結合されている。従って、2つの空気圧シリンダ98、100は、全体として回転対称なピストン/シリンダユニットを形成する。ピストンチャンバ102、112は、ピストン棒118の貫通している密閉ディスク120によって分離されている。2つの空気圧シリンダ98、100の各々には、2つの接続口X、Yが設けられており、これらの接続口を通してピストン106及び114に圧縮空気が作用することができる。この場合、接続口Xは、いずれの場合も、ピストンチャンバ102又は112それぞれの、受入チャンバ64から離れた一端に配置されており、接続口Xを通る圧縮空気で負荷すると、ピストン106、114は図1の矢印Bの方向に動く。接続口Yは、いずれの場合も2つのピストンチャンバ102、112の他端に配置されており、接続口Yを通る圧縮空気が作用すると、ピストン106、114は矢印Bとは反対方向に動く。
ピストン棒108に隣接して、直方形の拡張部122が受入チャンバ64の方へと向けられており、この拡張部は駆動ピン124を担持し、この駆動ピンは、長手方向軸線16とピストン棒108の長手方向軸線に直交して両側で突出している。支持シャフト126が駆動ピン124と平行に延びて、上部ハウジング部60の、取っ手62への移行領域に配置されており、この支持シャフトはL形角度レバー128を装着するのに使用されている。角度レバー128の第1レバーアーム130は実質受入チャンバ64の方へと向けられており、第2レバーアーム132は受入チャンバ64に対して実質平行に近位端方向に配向されている。
2つのレバーアーム130、132の自由端には、いずれの場合も骨パンチ10の対称面と平行な支持シャフト126の方向へ溝が付けられているので、自由端が各々U形設計となる。2つのディスク形ドライバ134の態様に設計された第1レバーアーム130の溝付き自由端は、フランジ42と端板46との間の連結正方形44の周りの両側で係合するように、ただし横方向でフランジ42及び端板46を超えて突出しないように角度レバー128は配置されている。更に、第1レバーアーム130は、これらのみがフランジ42及び端板46に接触できるようにドライバ134に対して先細になっている。第2レバーアーム132の溝付き端部には、いずれの場合も1つの細長い穴様の隙間136が設けられており、この溝付き端部は拡張部122を包囲し、駆動ピン124が隙間136内へと係合して中で案内されている。
第2レバーアーム132の長さは第1レバーアーム130の約2倍である。従って一方で、角度レバー128は力偏向ユニットを形成し、空気圧シリンダ98及び100により図1の矢印Bの方向に発生させることのできる駆動力を、図1の矢印Cで表す長手方向軸線16と平行に延びる駆動方向に偏向する。同時に、角度レバー128は機械的利得ユニットも形成し、このユニットによって、ピストン/シリンダユニットにより発生する駆動力は、レバーアーム130、132の長さ比のおかげで倍になる。
空気圧シリンダ98、100は切替弁96によって制御され、この切替弁は、取っ手62の、受入チャンバ64から離れた方を向く端部63の領域に配置され、細長い円筒形の中空チャンバ137内で第2空気圧シリンダ100と平行に延びてプランジャ138を含んでおり、このプランジャは、作動要素94により作動可能、かつピストン106及び114と平行に変位可能である。切替弁96は全体として回転対称な設計であり、プランジャ138は、切替弁96を貫通する細長い円筒形のプランジャ本体139を含む。作動レバー94の方へと向くプランジャ138の端部はプランジャ先端162を形成し、このプランジャ先端は直径が一段階減少し、内側端面164にて中空チャンバ137を貫通する穴166を貫通する。作動レバー94の、端部63を向く作動表面95に直接寄り掛かっている。穴166は直径がプランジャ本体139の外径よりも小さいので、内側環状表面を形成する端面164は、プランジャ本体139用のストップを形成する。
プランジャ本体139の、作動要素94から遠い方の端部には、端部63の方向に開口する止まり穴140が設けられているので、プランジャ本体139のこの端部はスリーブのようになっている。端部63を向く止まり穴140の止まり穴基部141に抗して、コイルばね142が支承されている。
中空チャンバ137には、スリーブ様の弁挿入部168が挿入されてその長さ部分全体を満たし、この弁挿入部をその対称軸に沿ってプランジャ本体139が貫通している。端部63を向くその端部の近傍で、弁挿入部168には外周にねじ切りした短い部分170が設けられ、この部分は、端部63を向く中空チャンバ137の端部近傍の、内周にねじ切りした短い部分172と一致するように設計されている。弁挿入部168は外周にねじ切りした部分170によって中空チャンバ137にねじ込まれ、従って軸方向で固定されている。
弁挿入部168の内径は、プランジャ本体139の最大外径におおよそ一致する。更に、弁挿入部168の内径は、おおよそ外周にねじ切りした部分170の長さ部分に沿って一段階広がり、これによって弁チャンバ148を形成し、その直径が、プランジャ本体139の最大外径よりも僅かに大きくなる。弁チャンバ148は端部63の方向でカバー174により閉鎖され、その内側は、作動レバー94の方へと向く基部151を形成する。
基部151は、穴の態様の入口開口部150により中心で中断されている。弁挿入部168の内部へ一段階広がっていることにより、基部151の方へと向きこれと平行に延びる環状壁147が形成される。この環状壁147は、その外径が弁チャンバ148の内径に一致するディスク144用のストップを形成しており、このディスクは、その直径がプランジャ本体139の最大外径よりも僅かに小さい円形通り穴を有する。前述のコイルばね142は、その他端が基部151に抗して支承されており、弁チャンバの入口開口部150を包囲している。コイルばね142の最大外径は、ばねがディスク144の通り穴を遊びなしで貫通するように選択される。コイルばね142は、プランジャ138を作動レバー94の方向に加圧するので、非作動状態のとき切替弁96はそのプランジャ先端162が作動レバー94の作動表面95に寄り掛かる。さらなるコイルばね146は、一端がディスク144に抗し、他端が基部151に抗して支承されており、これがコイルばね142を包囲している。コイルばね146は、コイルばね142のばね定数よりも何倍も大きいばね定数を有する。
プランジャ138は、図1〜図3に示すような非作動位置から、プランジャ本体139のスリーブ様の端部がディスク144に衝突するまで、コイルばね142の働きに逆らってディスク144の方に向かって動かすことができる。そのとき切替弁96は第1切替位置を占めるが、これを図4及び図5に示す。作動レバー94が更に旋回すれば、プランジャ本体139のスリーブ様の端部は、コイルばね146の働きにも逆らってディスク144を駆動する。この第2切替位置を図6及び図7に示す。従って作動レバー94が作動すると、操作者は、コイルばね142及び146により発生しプランジャ138上で受ける復元力から切替弁96の切替位置を推測することができる。コイルばね146のばね定数がコイルばね142のばね定数よりも何倍も大きいので、操作者は、第1切替位置から第2切替位置への移動が起きたことを触知できるフィードバックを受け取る。
端面164に寄り掛かるその端部から出発して、弁挿入部168には総計で11の同じ環状溝176〜186が設けられ、偶数の環状溝176、178、180、182、184、186の各々には、プランジャ本体139用のシールリップを形成する密閉リング188が挿入される。
プランジャ本体139には環状溝システムが設けられており、これを図3を参照して説明する。図3に示す切替弁96の基本位置において、環状溝176に挿入された密閉リング188は、プランジャ本体139を穴166の方向で封じ込める。環状溝177の段では、プランジャ本体139の外径が一段階減少し、環状溝190を形成する。環状溝178に挿入された密閉リング188に向かい合ったプランジャ本体139の外径はもう一段階減少し、環状溝191を形成する。次に、プランジャ本体139の外径は一段階また増加し、環状溝179に向かい合う環状溝192を形成する。環状溝180に挿入された密閉リング188は、プランジャ本体139の最大外径に再度密封して寄り掛かる。次にこれにプランジャ本体139の環状溝193が隣接しており、この環状溝はその外径が一段階減少するが、同じ環状溝190及び192の外径よりも大きい。環状溝182に挿入された密閉リング188にはさらなる環状溝194が向かい合っており、その外径はおおよそ環状溝190及び192の外径に一致する。次にこれに環状溝195が隣接しており、この環状溝は環状溝193に一致し、環状溝184に向かい合って形成されている。環状溝184に挿入された密閉リング188はプランジャ本体139をもう1度完全に封じ込める。
奇数の環状溝177、179、181、183、185には、図面では図式的に破線で表す空気入口開口部X、Y、Pが設けられ、これらが2つの空気圧シリンダ98及び100と図示しない圧縮空気源とに以下のやり方で結合されている。環状溝181に、符号Pで示す入口開口部が設けられ、この入口開口部は図示しない圧縮空気源に結合されている。環状溝179にて設けられる入口開口部Xは、空気圧シリンダ98及び100の2つの入口開口部に結合されており、これらは図面で同じく符号Xで示す。更に加えて、環状溝183にはYで示す入口開口部が設けられ、この入口開口部は、同じく符号Yで示す空気圧シリンダ98及び100の入口開口部に結合されている。更に、環状溝177及び185に、いずれも符号Rで示す入口開口部が結合されている。これらは換気開口部を形成し、これらの換気開口部を通ってシステムから圧縮空気が逃散することができる。
切替弁96の3つの可能な切替位置を以下で詳細に説明する。既に説明したように、図1〜図3に示す作動レバー94の非作動位置、いわゆる動作不能又は基本位置では、環状溝177及び179に結合された中空チャンバ137の入口開口部X及びRは流体結合されている。結果として、2つの空気圧シリンダ89及び100はそれらの入口開口部Xを通して換気される。環状溝181及び183に結合された入口開口部P及びYは、環状溝193、194、195によって画定された環状チャンバにより同じく流体結合されている。従って、切替弁96を介して圧縮空気源が空気圧シリンダ98及び100の入口開口部Yに結合されているので、2つの空気圧シリンダ98及び100は、矢印Bで示す方向とは反対のそれらの端部位置へ一緒に動く。従って器具は、動作不能又は基本位置に相当する保持位置を占める。切断刃38と切断板20との間には最大距離がある。
作動レバー94が取っ手62の方に向かって旋回すると、プランジャ138がディスク144の方向へ動く。そのとき切替弁96は、図4及び図5に示す第1切替位置を占める。一方で、環状溝190〜195の外径が異なるように選択された結果として、環状溝181、179、177が相互に結合されて、圧縮空気が、切替弁96の入口Pと環状溝179での入口Xとを通って2つの空気圧シリンダ98及び100の入口Xへと流れることができるが、これらの入口は、環状溝190、191、192による結合によって環状溝177の換気開口部Rにも結合されている。他方で、環状溝181での入口Pは、環状溝193、194、195により環状溝183での入口Y及び環状溝185での入口Rに流体結合されている。従って、圧縮空気は入口Yを通って空気圧シリンダ98及び100へと流れることができる。環状溝190、191、192、ならびに193、194、195の外径が特別に選択されている結果として、入口X及びYへの流体流れは(この流体流れで2つの空気圧シリンダ98及び100が負荷される)、その結果生じる矢印Bの方向に作用する駆動力が、2つの空気圧シリンダ98及び100により発生し得る最大推進力の約20%に相当するように分配される。図4に破線で描く区域Dに示すように、この力は、除去すべき組織54を切り開くのに十分ではないが、切断刃38を組織54に隣接するように動かすには十分である。
一方で、作動レバー94が取っ手62の方向にストップのところまで更に動くと、プランジャ138は、図6及び図7に示す第2切替位置へと移動する。環状溝178、ならびに182、186に挿入された密閉リング188はプランジャ本体139を完全に封じ込め、これによって、一方で、環状溝179に結合された入口開口部Xと環状溝181に結合された入口開口部Pとの間の流体結合を確立し、他方で、環状溝183に結合された入口開口部Yと環状溝185に結合された入口開口部Rとの間の流体結合を確立する。この切替位置では、両方の空気圧シリンダ98及び100は、それらの入口開口部Xを通して圧縮空気源からの圧縮空気で負荷される。入口開口部Yは環状溝185に結合された換気開口部Rに結合され、従って換気されるので、圧縮空気で反対方向に負荷することは不可能である。従って、両方の空気圧シリンダ98及び100は図1の矢印Bの方向に駆動され、これによって、最大駆動力を発生させてパンチ36に伝達することができる。
骨パンチの操作者用に触知できるフィードバックを更に改良するために、環状溝179に結合された入口開口部Xを弁チャンバ148の入口開口部150に結合することもできる。図6及び図7に示すような第2切替位置にあるとき、空気圧シリンダ98及び100が両方とも最大圧力の圧縮空気で負荷されると、この圧力はコイルばね142、146とも同じ方向に働き、その結果、外科医は、作動レバー94の第2切替位置を維持するために、加える作動力を増加させなければならない。
そこで、器具の駆動部92の構成の態様を若干修正した動作モードの詳細な説明を続ける。
作動レバー94が非作動位置にあるとき、ピストン106が密閉ディスク120に抗して動くように、第1空気圧シリンダ98はその入口Yから圧縮空気で負荷される。すると骨パンチはその開放位置を占める。すなわち、ドライバ134がパンチ36の端板46をその最近位端位置で支持する。切断刃38と切断板20との間には最大距離がある。
作動レバー94がコイルばね142に逆らって動くがプランジャ138がディスク144に衝突しなければ、ピストン106と回転可能なディスク120との間にある入口Xから加わる圧力によって、ピストン106のみが図1の矢印Bの方向に動く。第1空気圧シリンダ98と第2空気圧シリンダ100との有効断面積の比率は約1:4であるので、最大可能な駆動力の約20%になる駆動力のみが最初に発生し、角度レバー128を介してパンチ36へ伝達される。このように低減された、パンチ36に作用する力は通常、除去すべき組織54、例えば硬骨部を切り開くには不十分である。図4の破線で描く区域Dに示す力は、切断刃38を組織まで持ってくるのにだけ十分である。従って、作動レバーがこの第1作動位置にあるとき、骨パンチ10の操作者は、この段階で組織54を実際に切り開くことなく、切断板20を所望するように、除去すべき組織54に対して当てることができる。
いったん切断位置が決まれば、作動レバー94を完全に押圧することができる。するとプランジャ138がコイルばね146にも逆らって動き、作動レバー94を旋回するのに加えられるべき作動力が増加するため、操作者はこれを感知する。そのとき、切替弁96は、第1空気圧シリンダ98と第2空気圧シリンダ100の両方をそれらの入口Xから圧縮空気で負荷される切替位置を占める。すなわち両方のピストン106、114が矢印Bの方向に動く。従って、駆動部92の最大力が角度レバー128を介してパンチ36へと伝達されるので、所望するやり方で組織54を切り開くことができる。この位置において、圧縮空気で負荷されない空気圧シリンダ98及び100の入口Yは、いずれの場合も換気されている。
作動レバー94から負荷が除去されると、コイルばね142及び146はプランジャ138をその基本位置へと押し戻し、その後、空気圧シリンダ98を反対方向で矢印Bへと負荷する圧力により、パンチ36がもう1度負荷されて、その結果、パンチ36は、図6及び図7に示すその切断位置から、図4及び図5に示すその中間位置を介して、図1に示すその基本位置、すなわちその最近位端位置へと元に移動する。
駆動部92の構成の態様を若干修正した動作モードのことはこれだけにしておく。
操作者が作動レバー94を加圧する結果、駆動部92が誤って作動するのを除外するために、上部ハウジング部60の近位端領域には安全弁154が配置されている。安全弁154は弁プランジャ156を含み、この弁プランジャは長手方向軸線16に直交して変位できるように装着されており、カバー70の内側に抗してばね付勢されている。図1に示すように、カバー70が閉鎖されると、弁プランジャ156は、これが圧縮空気の供給線152と切替弁96の入口開口部150との間の流体結合を確立する位置を占める。一方で、カバー70が開放されると、安全弁154から突出している弁プランジャ156の端部がカバー70の内側のストップ斜面158に沿って摺動し、その結果、ばね付勢されている弁プランジャ156は安全弁154の弁体から外へ更に動く。従って、安全弁154はその切替位置を変更し、次に、圧縮空気の供給線152と切替弁96の入口開口部150との間の結合を遮り、従って駆動部92が圧縮空気源から切断されるので、その結果作動レバー94の作動が無効なままとなる。弁プランジャ156が安全弁154の弁体内へと十分に加圧されて、安全弁154が、圧縮空気の供給線152と切替弁96の入口開口部150とが流体結合された切替位置へ戻るのは、スライドカバー70が再度完全に閉鎖されたときだけである。
例えば切断刃38と切断板20との間で組織54が詰まったなどのため使用中に骨パンチ10に掃除が必要となる場合、外科医が骨パンチ10から手を放す必要はない。外科医を補助する者は、操作者が作動レバー94を作動していても、負傷する任意の危険を冒すことなく、切断刃38と切断板20との間の空隙を掃除することができる。作動レバー94が非作動位置にあるとき、環状溝90と固定穴34とは重なり合う。これは図1に示されている。従って、外科医を補助する者は、ボルト82が環状溝90内へ係合するように、図4に示すやり方でコイルばね88の働きに逆らって固定つまみ80を加圧することができる。従って、遠位端方向へのパンチ36の動きは、外科医が作動レバー94を加圧する場合でも防止される。除去すべき組織部分54がいったん切り離され除去されると、外科医を補助する者は固定つまみ80から手を放すことができ、外科医は手術を続行することができる。説明した掃除の操作は、実行するのが特に簡単である。というのも、固定つまみ80は外科医を補助する者にとって常に自由に接近できるように、固定つまみ80が作動レバー94から十分離れて、具体的にはその遠位側に配置されているからである。
連結片22を特別に発展させたおかげで、具体的には、四角形28を設けるおかげで、穿孔具14を4つの異なる位置で操作部12に結合することが可能である。図1〜図5では、穿孔具14は、切断板20と切断刃38との間の空隙が上方を向くように操作部12に結合されている。一方で、骨パンチ10のこれらの2つの部分は、空隙が、下方又は骨パンチ10の2つの側面のうちの1つの方へと向くように相互に結合することもできる。操作部12に対する穿孔具14の位置を変更するには、スライドカバー70を近位端方向に変位して、受入チャンバ63を開放し穿孔具14を取り外しさえすればよく、次に、穿孔具14を90°、180°、又は270°回転させ、受入チャンバ64に戻し入れればよい。カバー70を遠位端方向に変位すれば、受入チャンバ64は閉鎖され、更に、連結片22は、それ故に穿孔具14は、操作部12上に固定される。
非作動位置にある骨パンチを通る長手方向断面図。 図1の器具の操作部の拡大図。 図2に示す切替弁の拡大細部図。 第1作業位置にある器具の、図2と同様の図。 図3と同様の、ただし第1作業位置にある図。 第2作業位置にある、図2と同様の図。 図3と同様の、ただし第2作業位置にある図。

Claims (35)

  1. 操作部(12)と工具部(14)とを含む手術器具(10)であって、
    前記工具部(14)が少なくとも1つの可動に装着された工具(36)を含み、
    前記工具が、前記操作部(12)から操作可能な力伝達及び/又は作動機構(92、128)によって作動可能であり、かつ
    前記力伝達及び/又は作動機構(92、128)が、流体で動作可能な駆動部(92)を含む器具において、
    前記駆動部(92)が第1駆動位置にあるとき、前記可動装着工具(36)が第1作動力を受けることができること
    記駆動部(92)が少なくとも第2駆動位置にあるとき、前記可動装着工具(36)が少なくとも第2作動力を受けることができること、
    前記駆動部(92)がリニアドライブを含むこと、及び
    前記リニアドライブ(92)が、連結された2つの別々に制御可能な流体シリンダ(98、100)を含むこと、
    を特徴とする器具。
  2. 請求項1に記載の器具において、前記駆動部(92)が第3作動位置にあるとき、前記可動装着工具(36)が第3作動力を受けることができることを特徴とする器具
  3. 請求項2に記載の器具において、前記第3作動力が前記第1作動力と前記第2作動力との和に一致することを特徴とする器具
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の器具において、前記第1作動力と前記第2作動力との比率が4:1〜9:1の範囲内にあることを特徴とする器具
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の器具において、前記リニアドライブ(92)が少なくとも1つの流体シリンダ(98、100)を含むことを特徴とする器具
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の器具において、前記2つの流体シリンダ(98、100)が異なる有効断面積を有することを特徴とする器具
  7. 請求項6に記載の器具において、前記有効断面積の比率が4:1〜9:1の範囲内にあることを特徴とする器具
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の器具において、前記少なくとも1つの流体シリンダ(98、100)が空気圧及び/又は液圧シリンダであることを特徴とする器具
  9. 請求項5〜8のいずれかに記載の器具において、前記少なくとも1つの流体シリンダ(98、100)が複動式の流体シリンダであることを特徴とする器具
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の器具において、
    前記器具(10)が、硬骨、軟骨、或いは同様の組織(54)を除去するために、軸部(18)を有するように設計され、
    前記軸部が、長手方向(16)に延伸すると共に、その遠位端で切断板(20)を担持し、
    前記切断板が、前記長手方向(16)に直交して或いは前記長手方向に対して傾斜させて配置され、
    前記可動装着工具が、前記軸部(18)上に変位可能に装着された、その遠位端に切断刃(38)を担持する切断要素(36)であり、かつ、
    前記切断刃が、前記切断板(20)の方へと向けられると共に、組織(54)を切断するために前記切断板(20)の方に向かって可動であること、
    を特徴とする器具
  11. 請求項10に記載の器具において、
    前記軸部(18)の近位端(22)に、前記力伝達及び/又は作動部(92、128)に着脱自在に正接続するための第1連結要素(28)が配置され、かつ、前記力伝達及び/又は作動部が、前記連結要素(28)に対応する第2連結要素(74)を有すること、及び
    前記第1連結要素(28)が多角形であり、かつ、その外面が、前記軸部(18)の長手方向軸線(16)から半径方向外側に向けられることを特徴とする器具
  12. 請求項11に記載の器具において、前記多角形が、四角形(28)、六角形、又は八角形であることを特徴とする器具
  13. 請求項10〜12のいずれかに記載の器具において、前記軸部(18)がその近位端(22)でスリーブのような形状にされており、かつ、前記切断要素(36)が前記軸部(18)の前記スリーブ様の端部(22)を貫通することを特徴とする器具
  14. 請求項10〜13のいずれかに記載の器具において、前記切断要素(36)がその近位端で第3連結要素(44)を担持し、
    前記第3連結要素が前記力伝達及び/又は作動機構(92、128)の駆動要素(128)に着脱自在に接続可能であること、及び
    前記第3連結要素(44)に、前記軸部(18)の長手方向(16)に作用するストップ(42、46)が隣接していることを特徴とする器具
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の器具において、前記器具(10)が、動作不能位置であって、前記力伝達及び/又は作動機構(92、128)により前記工具(36)に対して作動方向に作動力が付与されないような位置にあるとき、前記作動方向とは反対の保持方向において、前記力伝達及び/又は作動機構(92、128)により前記工具(36)に対して保持力が付与され得ることを特徴とする器具
  16. 請求項15に記載の器具において、
    前記力伝達及び/又は作動機構(92、128)が、前記駆動部(92)を作動するための作動部材(94)を含むこと、
    前記作動部材(94)が、非作動基本位置であって前記器具(10)が前記動作不能位置を占めるような位置から、第1作動位置であって前記駆動部(92)が前記第1駆動位置を占めるような位置と、少なくとも第2作動位置であって前記駆動部が前記第2駆動位置を占めるような位置とに移動可能であることを特徴とする器具
  17. 請求項16に記載の器具において、前記作動部材(94)が前記基本位置でばね付勢を受けて支持されていることを特徴とする器具
  18. 請求項16又は17のいずれかに記載の器具において、前記作動部材(94)が旋回可能に装着されていることを特徴とする器具
  19. 請求項16〜18のいずれかに記載の器具において、
    前記第1作動位置にあるとき、前記作動部材(94)に第1復元力が作用し、かつ、前記第2作動位置にあるとき、前記作動部材(94)に第2復元力が作用すること、及び
    前記第2復元力が前記第1復元力よりも大きいこと、
    を特徴とする器具
  20. 請求項19に記載の器具において、前記第2復元力が前記第1復元力の少なくとも2倍の大きさであることを特徴とする器具
  21. 請求項19又は20のいずれかに記載の器具において、前記第1及び第2復元力を生成するために、第1弾性復元部材(142)及び第2弾性復元部材(146)を含む復元部(142、146)が設けられることを特徴とする器具
  22. 請求項21に記載の器具において、前記第1復元部材及び/又は前記第2復元部材がばね要素(142、146)であることを特徴とする器具
  23. 請求項21又は22のいずれかに記載の器具において、前記復元部(142、146)が、前記駆動部(92)を制御するための制御部材(96)又は前記作動部材(94)に直接的又は間接的に作用するよう構成されることを特徴とする器具
  24. 請求項16〜23のいずれかに記載の器具において、前記駆動部(92)を制御するために制御部材(96)が設けられ、前記作動部材(94)が前記制御部材(96)に直接的又は間接的に作用することを特徴とする器具
  25. 請求項24に記載の器具において、前記制御部材(96)が少なくとも1つの制御弁を含むことを特徴とする器具
  26. 請求項25に記載の器具において、前記少なくとも1つの制御弁(96)が少なくとも3つの異なる切替位置を有することを特徴とする器具
  27. 請求項25又は26に記載の器具において、
    前記制御弁(96)が弁プランジャ(138)を含むこと、
    流体源に接続可能な少なくとも1つの接続口と、各複動式流体シリンダ(98、100)用の2つの接続口とが弁体(137)に設けられること、
    前記弁プランジャ(138)が第1位置にあるとき、前記流体シリンダ(98、100)のうちの少なくとも1つを保持方向に流体で負荷することができること、
    前記弁プランジャ(138)が第2位置にあるとき、前記流体シリンダ(98、100)のうちの少なくとも1つを異なる流体流れで両側にて負荷することができること、及び
    前記弁プランジャ(138)が第3位置にあるとき、前記流体シリンダ(98、100)のうちの少なくとも1つを前記保持方向とは反対の向きに流体で負荷することができること、
    を特徴とする器具
  28. 請求項27に記載の器具において、前記弁プランジャ(138)が前記第2位置にあるとき、少なくとも1つの流体シリンダ(98、100)の前記2つの接続口に流体流れが不均一に分配されることを特徴とする器具
  29. 請求項27又は28のいずれかに記載の器具において、
    前記弁プランジャ(138)に複数の環状溝(190、191、192、193、194、195)が設けられ、
    前記弁プランジャが、異なる切替位置にある弁体(137)において、異なる環状チャンバを規定し、かつ
    流体圧力に応じた前記チャンバの断面積の比率が、前記第2切替位置にあるときに前記少なくとも1つの流体シリンダ(98、100)によって最大作動力のごく一部のみを生成することができるよう、互いに適合されること、
    を特徴とする器具
  30. 請求項25〜29のいずれかに記載の器具において、少なくとも2つの制御弁(96)が設けられ、かつ、各々が少なくとも2つの切替位置を有することを特徴とする器具
  31. 請求項30に記載の器具において、前記少なくとも2つの制御弁(96)が手動で別々に作動可能であることを特徴とする器具
  32. 請求項1〜31のいずれかに記載の器具において、
    前記工具部(14)の性質及び/又は種類を暗号化するために、少なくとも1つの暗号化ユニットが前記工具部(14)に設けられること、及び
    前記操作部(12)に、前記工具部(14)の性質及び/又は種類を復号化するための復号化ユニットが設けられることを特徴とする器具
  33. 請求項32に記載の器具において、
    前記少なくとも1つの暗号化ユニットが、前記工具部(14)から突き出る突起部を含まないか又は少なくとも1つ含むか、又は、前記工具部(14)内に配置された少なくとも1つの凹部を含むこと、
    前記復号化ユニットが、前記少なくとも1つの突起部又は前記少なくとも1つの凹部に対応する動作モード切替部材を含むこと、
    前記動作モード切替部材が、少なくとも第1及び第2動作モード位置を有すること、及び
    前記工具部(14)の暗号化に従って、前記動作モード切替部材が、前記少なくとも2つの動作モード位置のうちの1つを占めること、
    を特徴とする器具
  34. 請求項33に記載の器具において、前記少なくとも2つの動作モード位置が、前記駆動部(92)の最大作動力に関連付けられることを特徴とする器具
  35. 請求項33又は34のいずれかに記載の器具において、
    前記動作モード切替部材が前記制御部材(96)に連結されること、
    少なくとも1つの動作モード位置にある前記動作モード切替部材が、前記制御部材(96)の少なくとも1つの切替位置を直接的又は間接的に作用不能にすることを特徴とする器具
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