JP4775157B2 - 加圧浮上装置 - Google Patents

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本発明は懸濁物質(SS)を含んだ水から該SSを加圧浮上分離処理する装置に係り、特にフィードウェルを備えた加圧浮上装置に関する。
SSを含んだ水の処理法の一種として、原水に加圧水を混合して浮上槽に供給し、槽内で原水中のSSをマイクロエアに吸着させて水面に浮上させ、これをスカムレーキ(スキマー)によって掻き寄せて排出する加圧浮上処理方法がある。この加圧浮上処理方法に用いられる浮上槽には角型と丸型とがあるが、多くの場合、設置面積の低減や浮上スカムの排泥効率の向上等の面から、丸型が採用されている。
丸型加圧浮上装置においては、原水と加圧水との混合水(以下、単に「混合水」ということがある。)は、浮上槽底部から、槽内部に設けられたフィードウェルを通して槽上部に供給される(例えば特開2000−176437号)。
この特開2000−176437号には、フィードウェルの上端と浮上槽水面との間に遮蔽板を設け、フィードウェルから上方に流出した水の流れを水面に沿う方向に導くことにより、水面への噴き上げを防止することが記載されている。同号公報の0019段落には、この遮蔽板を、水平面に対し1/10〜1/50°の勾配をつけた笠状とし、エアが逃げるようにしてもよいことが記載されている。
特開2000−176437号
加圧浮上処理方法により良好な水質の処理水を安定かつ確実に得るためには、加圧水から発生するマイクロエアが原水中のSSに効率的に吸着することが重要な条件となる。
上記特開2000−176437号の加圧浮上装置では、フィードウェル流出水が遮蔽板に対し垂直又はそれに近い角度で当るため、フィードウェル流出水中のフロックが壊れたり、フロックに付着していたマイクロエアが剥離したりすることがあり、浮上分離効率に改善の余地があった。
本発明は、フィードウェルから流出したフロックが壊れたり、フロックに付着していたマイクロエアが剥離したりすることが防止され、これにより効率よく浮上分離処理を行うことができる加圧浮上装置を提供することを目的とする。
本発明の加圧浮上装置は、浮上槽と、該浮上槽内に設けられた、上部が開放したフィードウェルと、該フィードウェルの上側に設置されたトップ部材と、を備えてなり、微細気泡を含む原水は、該フィードウェルの下部に供給され、該フィードウェル内を上昇し、該トップ部材とフィードウェル上端との間の流出部から流出して該浮上槽内に導入される加圧浮上装置において、該トップ部材の下面側は、周縁部(22)が略水平であり、該周縁部(22)で囲まれた中央部が該フィードウェルの中心部に向って凸となる凸部(21)であり、該凸部(21)の勾配角度の平均値が30〜70°であり、該周縁部(22)の幅(W)は、該フィードウェルの直径(D )の2〜20%であり、該トップ部材の直径(D )は該フィードウェルの直径(D )以上であることを特徴とするものである。
この加圧浮上装置では、該凸部の下面側は、下方に向って凸となる略錐形又は略切頭錐形の凸形状であることが好ましい。
この凸部と、略水平な周縁部は、連続していることが好ましい。
本発明の加圧浮上装置では、フィードウェル内を上昇してきた水がトップ部材とフィードウェル上端との間の流出部から浮上槽内に流出する。本発明では、このフィードウェルの上側に設けられたトップ部材の下面の凸部がフィードウェルの中心部に向って凸となる形状であり、この凸部の下面側の勾配角度の平均値が30〜70°であるため、フィードウェル内を上昇してきた水の流れ方向がスムーズに浮上槽内の水面に沿う方向に変更される。このため、既にフロックに付着している気泡の剥離や、凝集フロックの破壊が防止される。
トップ部材下面の凸部が略錐形又は略切頭錐形であると、フィードウェル流出水の流れ方向がスムーズに変更される。
トップ部材の周縁部の下面を略水平とすることにより、フィードウェル流出水を略水平方向に導くことができる。この略水平な周縁部と略錐形又は略切頭錐形の凸部とが連続することにより、フィードウェル流出水の流れ方向がスムーズに略水平方向に変更されるようになる。
以下、図面を参照して参考例及び実施の形態について説明する。第1図(a)は参考例に係る加圧浮上装置の縦断面図、第1図(b)はこの加圧浮上装置の平面図(ただしスカムレーキは図示略)である。第2図はバッフルの配列を説明する断面図である。また、第10図(b)は、この実施の形態におけるバッフルの作用を説明する平面図(ただし、レーキ及びトップ部材は図示略)である。
この加圧浮上装置では、浮上槽の円形の槽体1の内周に沿って内槽2が設けられ、槽体1と内槽2との間を処理水が上昇可能となっている。この槽体1の中心部にフィードウェル10が立設されており、このフィードウェル10の下部に原水流入管3が接線方向に接続され、この原水流入管3に加圧水流入管4が接続されている。
原水と加圧水は流入管3,4よりフィードウェル10内に流入し、該フィードウェル10内を上昇する。この水は、フィードウェル10の上端とトップ部材20との間の流出部F(第2図)を通って浮上槽内に流入して固液分離が行われる。処理水は内槽2の下端を回り込んで内槽2と槽体1との間を上昇し、処理水トラフ5より排出される。一方、浮上スカムはスカムレーキ(スキマー)6により掻き寄せられてスカムボックス8に落とし込まれ、排出口(図示せず。)から排出される。7はスカムレーキ6の駆動用のモータを示す。
フィードウェル10の上側に設置されたトップ部材20は、フィードウェル10の中心(軸心)に向って凸となる円錐形の凸部21を有する。この実施の形態では、凸部21の下端はフィードウェル10内の上部に差し込まれている。
なお、凸部21は円錐形ではなく角錐形であってもよいが、流出部からの流れを等方的とするために円錐形であることが好ましい。
このトップ部材20は、細い支柱を介してフィードウェル10の上端に支持されてもよく、スカムレーキ6に吊支されてもよい。
なお、この参考例では、トップ部材20の上面側は円錐形の凹所となっており、この凹所が上方に向って開放しているが、この凹所は蓋で閉鎖されてもよい。また、凹所内を充填物で埋めてもよい。凸部21の下部に、凹所内から堆積物を取り出すための開閉式の取出口を設けてもよい。
トップ部材20は、その平面視において外周側がフィードウェル10と重なるか、それよりも外方に張り出している。即ち、トップ部材20の直径Dはフィードウェル10の直径Dと等しいかそれよりも大であり、具体的には、DはDの1.0〜1.1倍程度が好ましい。
流出部Fの上下方向の間隔Hは、フィードウェル10の直径Dの10〜50%程度が好適であり、20〜40%程度がより好適である。
錐形の凸部21の水平面に対する勾配角度θの平均値は、30〜70°であり、特に35〜65°とりわけ40〜60°程度が好ましい。なお、後述の第7図(d)〜(f)などのように、凸部21の勾配が一様でない場合には、勾配の平均値がこの範囲に入っていればよい。
この参考例では、フィードウェル10の上端とトップ部材20との間の流出部Fを取り巻くように、円環状のバッフル30が同軸状に複数本設けられている。
このバッフル30は、支持部材を介してフィードウェル10又はスカムレーキ6に支持されている。
この参考例では、バッフル30は、いずれも円環形であり、最も内周側すなわちフィードウェル10側に上下3段に配置された第1列Cのバッフル30と、その外周側に隣接して上下3段に配置された第2列Cのバッフル30と、フィードウェル10から最も離隔した最外周に上下3段に配置された第3列Cのバッフル30とで構成されている。
この参考例では、バッフル30は千鳥配列となっている。即ち、第2列Cのバッフル30のうち上段及び中間段のものは、第1列Cのバッフル30,30の略中間高さに位置し、下段のものは第1列のバッフル30よりも下位に位置している。第3列Cのバッフル30は、第1列Cのバッフル30と同一高さに位置している。
第1列C及び第3列Cの最上位のバッフル30(31)は、トップ部材20の周縁部の下面と同一高さ又はそれよりも上位に設置されている。また、各列C,C,Cの最下位のバッフル30(32)は、フィードウェル10の上端と同一高さ又はそれよりも下位に設置されている。
,C,Cのいずれにおいても、バッフル30同士の上下間隔は略同一である。
各列C,C,Cの相互間隔は20〜300mm特に50〜200mm程度が好適である。バッフル30の上下間隔は20〜300mm特に50〜200mm程度が好適である。
この第2図の千鳥配列の場合、フィードウェル10とトップ部材20との間の流出部Fから放射方向に向って流れる水とバッフル30との接触頻度が高く、フロックに対し微細気泡が効率よく付着する。
従って、この加圧浮上装置によれば、フィードウェル10内を上昇してきた混合水は、トップ部材20によって流れ方向を放射方向にスムーズに変更される。この実施形態では、トップ部材20の下面の下面側の勾配角度の平均値が30〜70°であるため、フロックからの気泡の剥離や、凝集フロックの破壊が防止される。
流出部Fから放射方向に流出した混合水は、バッフル30によって分散され、フロックに微細気泡が十分に付着し、効率よく浮上分離される。また、混合水が短絡的に槽外に流出することも防止され、十分に浮上分離処理を行うことができる。
なお、原水流入管がフィードウェルに対して接線方向に流入する加圧浮上装置では、第10図(a)に示すようにフィードウェル内の流れの影響で、浮上槽内の流れに偏流が生じてしまう。環状バッフルは、第10図(b)のようにフィードウェルから浮上槽への水の流れを一様化させる効果があり、偏流を弱めることができるため、このような加圧浮上装置においては、その効果が顕著である。
この参考例におけるバッフル30の本数は一例であり、これに限定されるものではない。バッフル30の列の数は2〜10特に3〜5程度が好適である。1つの列におけるバッフル30の上下方向の数は2〜10程度が好適である。フィードウェル10に最も近い最内周列におけるバッフル30の数は2〜4程度が好適であり、第2列以降ではそれよりも0〜8本程度多く又は少なくするのが好ましい。
なお、バッフル30は円形断面形状のパイプ又は中実棒状体よりなることが好ましい。バッフル30の太さ(直径)は10〜100mm特に20〜60mm程度が好適である。ただし、バッフル30の断面形状は、第3図(a)〜(f)に示すバッフル30a,30b,30c,30d,30e,30fのように、長方形、正方形、菱形、三角形、多角形(例えば六角形)や、楕円形などであってもよい。
[トップ部材の別の形状例]
本発明で用いるトップ部材は、第4図のトップ部材20Aのように、凸部21の上端から外方へ略水平に張り出す周縁部22を備えてもよい。この場合も、凸部21の勾配は上記トップ部材20と同様である。また、トップ部材20Aの直径Dはフィードウェル10の直径Dの1.0〜1.1倍程度が好ましい。周縁部22の幅Wはフィードウェル10の直径Dの20%以下、特に2〜10%程度が好適である。周縁部22の勾配は水平が好ましいが、外方に向って30°以下の上り勾配であってもよく、30°以下の下り勾配であってもよい。
このトップ部材20Aのように略水平な周縁部22を備えていると、流出部Fからの流出水の流れ方向が水平に近いものとなる。この結果、浮上したスカムを流れに巻き込むことが防止されるという効果が奏される。
なお、この第4図では、第1列C及び第2列Cの各段のバッフル30は互いに同一高さに配置されており、第3列Cの2段のバッフル30は、第2列Cの各段のバッフル30の中間高さに配置されている。第3列Cのバッフル30の数はこれよりも多くてもよい。
ただし、トップ部材の周縁部を略水平とした場合においても、バッフル30の配列を千鳥配列としてもよい。第5図はその一例を示す断面図である。
[バッフル30の別の配置例]
トップ部材の下面の凸部の側面が錐形であると、フィードウェルの上端の水深がやや深い場合などには、流出部から流出した水が斜め上方に向って流れることがある。
このような場合には、第6図に示すように、最外周の列Cのバッフル30をそれよりも内周側の列C,Cのバッフル30よりも上位に配置してもよい。この場合、第3列Cの下側のバッフル30は、第2列のバッフルの上下の中間に位置する。また、第3列Cの上側のバッフル30は第2列の上位のバッフル30よりも上方に位置する。
なお、第2列Cのバッフル30を第3列Cのバッフル30と同様に第1列Cのバッフルよりも上位に配置してもよい。
[バッフル30のさらに別の配置例]
槽体の外周に近づくほど水は沈降する傾向があるので、最外周列、例えば第3列のバッフル30をそれよりも1つだけ内周側の第2列のバッフル30の高さよりも、第2列の各バッフルの間隔Hの1/3倍以下(例えば、Hの1/4倍)の距離だけ低い位置に配置してもよい。
[円環形バッフルの効果]
上記実施の形態ではバッフル30は円環状であり、バッフル30の周方向においてバッフル30とフィードウェル10との距離は一定である。即ち、フィードウェル10から見て等方的である。従って、第10図(b)の通り、フィードウェル10からいずれの方向に向って流出した水も略均等に処理される。
[非円環形バッフル]
本発明では、円環状のバッフルの代りに多角形、例えば六角形(第9図参照)や八角形のバッフルを設置してもよい。この多角形のバッフルは、直棒材を繋ぎ合わせるだけで容易に製造することができる。
なお、第9図は六角形のバッフル26を3列に配置した加圧浮上装置の一例を示す平面図である(スカムレーキ及びトップ部材は図示略)。
この多角形のバッフル26は、バッフル26の各部位とフィードウェル10との距離がフィードウェル10の周方向において分布する。即ち、多角形のバッフル26はフィードウェル10から見て等方的ではない。例えば、多角形の頂点とフィードウェル10との距離が最大であり、多角形の辺の中点とフィードウェル10との距離が最小である。
このように非等方的なバッフルの場合、フィードウェル10から流出した水に対し均等な処理が与えられるようにするために、バッフルをスカムレーキ6に吊支し、スカムレーキ6と一体にバッフルをフィードウェル10周りに回転させるのが好ましい。
[トップ部材の別の形状例]
第7図及び第8図を参照してトップ部材の別の形状について説明する。
第7図(a)のトップ部材40は、下方に向って凸となる円錐形の凸部40aと、該凸部40aの上端に連なる円筒部40bとを有した形状のものである。この凸部40aの水平面に対する勾配角度は30〜70°である。
第7図(b)のトップ部材41は、下方に向って凸となる円錐形の凸部41aと、該凸部41aの上端に連なる円筒部41bと、該円筒部41bの上端に連なる、上方に向って凸となる円錐部41cとを有している。
第7図(c)のトップ部材42は、下方に向って凸となる円錐形の凸部42aと、該凸部42aの上端に連なる、上方に向って凸となる円錐部42bとを有している。これらの凸部40a、41a、42a、42bの水平面に対する勾配角度は30〜70°である。
第7図(d)のトップ部材43は、下方に向って凸となる凸部43aを有している。この凸部43aは、円錐の斜面を凹曲面にて構成したものである。凸部43aの下端43bは尖った形状となっている。この凸部43aの水平面に対する勾配角度の平均値は30〜70°である。
なお、この凸部43aのように円錐形ではない斜面の勾配角度の平均値を求めるには、凸部43aの下端から上端まで一定間隔で多数(好ましくは10個以上)の点を決め、各点で勾配角度を測定し、その平均値を求めればよい。
第7図(e)のトップ部材44は、凸部44aの下端付近が下方に向って凸に湾曲し、上部の側周面44bが凹に湾曲した形状のものである。この凸部44aの水平面に対する勾配角度の平均値は30〜70°である。
第7図(f)のトップ部材45では、凸部45aの下半側45bが下方に向って尖った円錐形となっており、上半側45cは、円錐のテーパの開き角度が下半側45bよりも大きくなっている。上半側45cの上端と下半側45bの下端とは連続している。この凸部45aの水平面に対する勾配角度の平均値は30〜70°である。
第7図(g)のトップ部材46の凸部46aは、下端面46bが平坦となっている切頭円錐形である。下端面46bを含めた凸部46aの水平面に対する勾配角度の平均値は30〜70°である。
第7図(h)のトップ部材47は、略々円錐形であるが、下端47b付近が凸に湾曲している凸部47aを有している。この凸部47aの水平面に対する勾配角度の平均値は30〜70°である。
本発明で用いるトップ部材は、第7図に示したトップ部材に略水平な周縁部を設けたものであってもよい。
第8図(a),(b)は、第7図(a)のトップ部材40にそれぞれフランジ状の周縁部50を設けたものである。第8図(a)では、周縁部50は円筒部40bの上端付近に設けられている。第8図(b)では、周縁部50は凸部40aと円筒部40bとの継目付近に設けられている。図示は省略するが、円筒部40bの上下方向の途中にフランジ状周縁部を設けてもよい。第7図(b)〜(h)のトップ部材にも、フランジ状の周縁部を設けてもよい。なお、第7図(d),(e)では、トップ部材43,44の周縁部がほぼ水平となっているので、フランジ状の周縁部を設けなくてもよい。
[さらに異なる態様]
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態をもとりうる。例えば、浮上槽の内周面に沿うバッフルをさらに配置してもよい。浮上槽は内槽を有しないものであってもよい。
参考例に係る加圧浮上装置の断面図と平面図である。 図1の参考例におけるバッフル配置部及びフィードウェル上部付近の断面図である。 ッフルの断面図である。 施の形態におけるバッフル配置部及びフィードウェル上部付近の断面図である。 なる実施の形態におけるバッフル配置部及びフィードウェル上部付近の断面図である。 さらに別の参考例を示す断面図である。 ップ部材の側面図である。 異なる実施の形態におけるトップ部材の側面図である。 さらに異なる実施の形態を示す平面図である。 (a)図は比較例における浮上槽内の水の流れを説明する平面図であり、(b)図は図1の参考例における浮上槽内の水の流れを説明する平面図である。
符号の説明
1 槽体
2 内槽
3 原水流入管
4 加圧水流入管
5 処理水トラフ
6 スカムレーキ(スキマー)
8 スカムボックス
10 フィードウェル
20,40〜47 トップ部材
21,40a〜47a 凸部
22,50 周縁部
26,30,30a〜30f バッフル

Claims (6)

  1. 浮上槽と、
    該浮上槽内に設けられた、上部が開放したフィードウェルと、
    該フィードウェルの上側に設置されたトップ部材と、
    を備えてなり、
    微細気泡を含む原水は、該フィードウェルの下部に供給され、該フィードウェル内を上昇し、該トップ部材とフィードウェル上端との間の流出部から流出して該浮上槽内に導入される加圧浮上装置において、
    該トップ部材の下面側は、周縁部(22)が略水平であり、該周縁部(22)で囲まれた中央部が該フィードウェルの中心部に向って凸となる凸部(21)であり、
    凸部(21)の勾配角度の平均値が30〜70°であり、
    該周縁部(22)の幅(W)は、該フィードウェルの直径(D )の2〜20%であり、
    該トップ部材の直径(D )は該フィードウェルの直径(D )以上であることを特徴とする加圧浮上装置。
  2. 請求項1において、前記凸部(21)は、下方に向って凸となる略錐形又は略切頭錐形の凸形状であることを特徴とする加圧浮上装置。
  3. 請求項1又は2において、前記凸部(21)の下端は前記フィードウェル内の上部に差し込まれていることを特徴とする加圧浮上装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記凸部(21)と前記周縁部(22)とが連続していることを特徴とする加圧浮上装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記フィードウェルの上端とトップ部材との間の流出部(F)の上下方向の間隔(H)が該フィードウェルの直径(D )の10〜50%であることを特徴とする加圧浮上装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記トップ部材の直径(D )は該フィードウェルの直径(D )の1.0〜1.1倍であることを特徴とする加圧浮上装置。
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