JP4774390B2 - 文字切り出し装置、方法およびプログラム - Google Patents

文字切り出し装置、方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4774390B2
JP4774390B2 JP2007218699A JP2007218699A JP4774390B2 JP 4774390 B2 JP4774390 B2 JP 4774390B2 JP 2007218699 A JP2007218699 A JP 2007218699A JP 2007218699 A JP2007218699 A JP 2007218699A JP 4774390 B2 JP4774390 B2 JP 4774390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
value
image
coordinate position
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007218699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008097588A (ja
Inventor
真達 下平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keyence Corp filed Critical Keyence Corp
Priority to JP2007218699A priority Critical patent/JP4774390B2/ja
Priority to US11/898,627 priority patent/US8139862B2/en
Publication of JP2008097588A publication Critical patent/JP2008097588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4774390B2 publication Critical patent/JP4774390B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • G06V30/14Image acquisition
    • G06V30/148Segmentation of character regions
    • G06V30/158Segmentation of character regions using character size, text spacings or pitch estimation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F18/00Pattern recognition
    • G06F18/40Software arrangements specially adapted for pattern recognition, e.g. user interfaces or toolboxes therefor
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/94Hardware or software architectures specially adapted for image or video understanding
    • G06V10/945User interactive design; Environments; Toolboxes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Bioinformatics & Computational Biology (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Evolutionary Biology (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Character Input (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、撮影画像から文字領域を切り出す技術に関する。
商品や製品に印字された文字を撮像し、画像処理装置において文字認識処理を行うこと
で、印刷内容の確認工程を自動化させることができる。この文字認識処理を精度よく行う
ためには、その前工程としての文字の切り出し工程が重要である。
文字の切り出し工程は、撮像画像の中に含まれる文字の領域を決定する工程である。撮
像画像の中に、複数の文字からなる文字列が含まれている場合、この文字列の中から、各
文字の領域を決定する必要がある。
文字列を切り出す方法としては、画像の投影データを利用する方法がある。つまり、撮
像画像の画素値を切り出し方向について積算した波形データを作成し、この波形データを
分析するのである。そして、背景部分に比べて、文字部分の画素積算値が大きいことを利
用し(文字が黒色の場合は、白黒反転させることで、文字部分の画素積算値が大きくなる
ように扱えばよい。)、画素積算値が所定の閾値を超える領域を文字領域として認識する
のである。
図18は、文字「T6O」が印字された媒体を撮像した画像90と、その画像90から
生成された波形データ91を示す図である。波形データ91は、画像90の文字列方向X
に関する各座標位置において、文字の切り出し方向Yについて画素値を積算したデータで
ある。説明を分かり易くするために、波形データ91と文字「T6O」を含む画像90を
、文字列方向Xに関して位置関係を合わせて表示している。この図から、文字部分の画素
積算値が大きくなっていることが分かる。ここで、たとえば、図に示すような位置に閾値
92を設定することにより、画素値の積算値が閾値92を超える領域を文字領域として判
定することが可能である。
特許第2872768号公報
撮像された画像に含まれる文字のコントラストがはっきりしている場合や、文字以外の
領域に模様や汚れがなくきれいな状態であれば、図18を用いて説明したように、比較的
、文字領域を正確に切り出すことが可能である。
しかし、文字のコントラストが低い場合や、あるいは、背景部分が汚れていたり、ざら
ついていたりして、ランダムノイズが発生している場合には、上記の方法では、文字領域
を正確に切り出すことができない。
図19は、同様に文字「T6O」を含む画像93と、その画像93から生成された波形
データ94を示す図である。この画像93は、文字のコントラストが低く、また、背景部
分には、ランダムノイズが発生している。このような場合、図18で生成された波形デー
タ91と同様な扱いで、図に示すような位置に閾値95を設定すると、文字領域が誤って
認識されることになる。たとえば、「T」という文字の横線のみからなる領域や、「O」
という文字の中央部分においては、画素値の積算値が小さいため、背景部分との差が小さ
くなり、文字領域として認識されない状況が発生する。
上記特許文献1は、画像中に探索始点と探索終点を設定し、この始点と終点を結ぶ経路
上で、通過する各画素の画素値を積算し、その積算値が最小となる経路を見つけるように
している。特許文献1の方法によれば、精度のよい文字領域の抽出が可能としているが、
特許文献1の方法は、探索始点と探索終点およびそれらを結ぶ探索領域を予め設定する必
要がある。つまり、特許文献1の方法は、そもそも、文字境界位置が、ある程度予測でき
ることが条件となっている。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、文字のコントラストが低い場合や、背景部分にラ
ンダムノイズが発生している場合であっても、撮像画像に含まれる文字の領域を精度よく
切り出す技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、画像に含まれる第1の方向に配列された複数の文字からなる文字列から各々の文字を切り出す装置であって、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って全ての画素値を積算するための積算手段と、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って画素値に関連する値の標準偏差値を算出する算出手段と、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記積算手段により積算された画素値と前記算出手段によって算出された標準偏差値とを合成する合成手段と、しきい値を設定する手段と、前記設定手段によって設定されたしきい値より高い、前記合成手段よって合成された値を有する前記画像の前記第1の方向の座標位置に対応する部分を判断するとともに、前記しきい値より高い、合成された値を有する前記第1の方向の座標位置に対応する部分を切り出すべき文字領域として認識する判定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の文字切り出し装置において、画素値を積算するための前記積算手段は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値を積算するための第1の積算手段と、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第1の方向に沿って前記第1の積算手段にて積算された画素値に基づいて移動平均値を得るための移動平均値取得手段と、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記移動平均値取得手段にて取得された移動平均値を前記第1の積算手段にて積算された画素値から減算するための減算手段からなることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の文字切り出し装置において、画素値を積算するための前記積算手段は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値を積算するための第1の積算手段と、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第1の方向に沿って前記第1の積算手段にて積算された画素値に基づいて移動最小値を得るための移動最小値取得手段と、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記移動最小値取得手段にて取得された移動最小値を前記第1の積算手段にて積算された画素値から減算するための減算手段からなることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1に記載の文字切り出し装置において、前記算出手段は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値の標準偏差値を算出することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1に記載の文字切り出し装置において、前記算出手段は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値の微分値の標準偏差値を算出することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1に記載の文字切り出し装置において、前記算出手段は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値の二回微分値の標準偏差値を算出することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1に記載の文字切り出し装置において、前記算出手段は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値の第1の標準偏差値、前記画素値の微分値の第2の標準偏差値ならびに前記画素値の二回微分値の第3の標準偏差値を算出するとともに、前記第1、第2ならびに第3の標準偏差値の中から少なくとも二つの標準偏差値を組み合わせることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項2に記載の文字切り出し装置において、さらに、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記移動平均値を算出するための区間の幅を設定する幅設定手段と、前記区間の幅とともに、前記合成手段にて合成された値に基づく波形を表示する表示手段を有することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項3に記載の文字切り出し装置において、さらに、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記移動最小値を算出するための区間の幅を設定する幅設定手段と、前記区間の幅とともに、前記合成手段にて合成された値に基づく波形を表示する表示手段を有することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8または請求項9に記載の文字切り出し装置において、
前記表示手段は、前記区間の幅と前記波形に対する区間の位置を示すマークとともに、前記波形を表示することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の文字切り出し装置において、さらに、前記画像から複数の文字を有する文字列を切り出すための文字列切り出し手段を有することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項8に記載の文字切り出し装置において、さらに、前記画像から複数の文字を有する文字列を切り出すための文字列切り出し手段を有することを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項12に記載の文字切り出し装置において、さらに、前記文字列切り出し手段によって切り出された文字の高さと文字の高さに対する文字の幅の予め定められた割合に基づいて、自動的に区間の幅を設定するための幅設定手段とを有するとともに、前記区間は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、該区間内の積算された画素値に基づく前記移動平均値を算出するためのものであることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項9に記載の文字切り出し装置において、さらに、前記画像から複数の文字を有する文字列を切り出すための文字列切り出し手段を有することを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項14に記載の文字切り出し装置において、さらに、前記文字列切り出し手段によって切り出された文字の高さと文字の高さに対する文字の幅の予め定められた割合に基づいて、自動的に区間の幅を設定するための幅設定手段とを有するとともに、前記区間は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、該区間内の積算された画素値に基づく前記移動最小値を算出するためのものであることを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項1に記載の文字切り出し装置において、さらに、前記積算手段により積算された画素値と前記算出手段によって算出された標準偏差値との間の合成する割合を調整する合成割合調整手段を有することを特徴とする。
請求項17記載の発明は、請求項16に記載の文字切り出し装置において、さらに、前記合成割合調整手段の調整に対応する前記合成手段によって合成された値に基づく波形を表示するための表示手段を有することを特徴とする。
請求項18記載の発明は、画像に含まれる第1の方向に配列された複数の文字からなる文字列から各々の文字を切り出す方法であって、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って全ての画素値を積算するための積算ステップと、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って画素値に関連する値の標準偏差値を算出する算出ステップと、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記積算ステップにおいて積算された画素値と前記算出ステップにおいて算出された標準偏差値とを合成する合成ステップと、予め定められたしきい値より高い、前記合成ステップにおいて合成された値を有する前記画像の前記第1の方向の座標位置に対応する部分を判断するとともに、前記しきい値より高い、合成された値を有する前記第1の方向の座標位置に対応する部分を切り出すべき文字領域として認識する判定ステップとを備えることを特徴とする。
請求項19記載の発明は、画像に含まれる第1の方向に配列された複数の文字からなる文字列から各々の文字を切り出すプログラムであって、コンピュータを、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って全ての画素値を積算するための積算手段と、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って画素値に関連する値の標準偏差値を算出する算出手段と、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記積算手段により積算された画素値と前記算出手段によって算出された標準偏差値とを合成する合成手段と、しきい値を設定する手段と、前記設定手段によって設定されたしきい値より高い、前記合成手段よって合成された値を有する前記画像の前記第1の方向の座標位置に対応する部分を判断するとともに、前記しきい値より高い、合成された値を有する前記第1の方向の座標位置に対応する部分を切り出すべき文字領域として認識する判定手段として機能させることを特徴とする。
本発明の文字切り出し装置は、画素値積算評価値と画素値ばらつき評価値を利用し、こ
の2つの評価値を合成した評価値から文字領域を認識する。これにより、文字のコントラ
ストが低い場合や、背景部分にランダムノイズが含まれるような場合であっても、精度の
よい文字の切り出しが行える。
たとえば、文字の中で、横線のみからなるような領域は、縦方向の画素値積算値が小さ
くなる。このため、コントラストが低い場合や、背景部分にノイズがある場合には、背景
部分との積算値の差異が小さくなり、文字領域として認識されない可能性がある。しかし
、画素ばらつき評価値を加味することで、画素の積算値が小さい領域であっても、評価値
を押し上げることが可能であり、精度のより文字切り出しが可能である。
{システムの概要}
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態
に係る画像処理システムの全体図である。この画像処理システムは、画像処理装置1と、
カメラ2と、モニタ3とから構成されている。カメラ2は、CCDやCMOSなどの撮像
センサや光学系ユニットを備えている。モニタ3は、たとえば、液晶表示ディスプレイな
どが用いられる。また、画像処理装置1には、画像処理システムの処理結果に応じて制御
される制御機器4が接続されている。
この画像処理システムは、カメラ2により、媒体80に印字されている文字81の画像
を撮像し、画像処理装置1において、カメラ2が撮像した画像を解析する。解析結果や、
処理内容は、適宜、モニタ3に表示される。画像処理装置1において、撮像画像から最終
的に文字認識が行われると、その認識結果に応じて制御機器4が制御されるのである。
文字81が印字された媒体80は、たとえば、製品に貼付された媒体である場合や、商
品の包装自体である場合がある。画像処理装置1は、これら製品や商品に印字されている
文字81を認識することにより、製品、商品の製造工程、搬送工程などの確認作業を行う
のである。
図2は、画像処理装置1の機能ブロックを示す図である。画像処理装置1は、図に示す
ように、画像入力部11、画像記憶部12、画像処理部13、操作部14、処理結果記憶
部15、出力部16を備えている。
カメラ2で撮像された画像は、画像入力部11より画像処理装置1に入力され、一旦、
画像記憶部12に蓄積される。画像処理部13は、画像記憶部12に蓄積された撮像画像
から、文字の切り出し処理、文字認識処理を実行する。本発明は、この文字の切り出し処
理に特徴があり、文字の切り出し処理の詳細については、後で説明する。文字認識処理に
ついては、公知の方法が利用される。文字認識結果は、処理結果記憶部15に格納される
。そして、出力部16より、処理結果データが外部に出力され、たとえば、制御機器4が
処理結果データに応じて制御されるのである。
また、画像処理装置1は、操作部14を備えている。操作部14は、たとえば、ダイヤ
ルやキーボタンなどから構成される。ユーザは、操作部14を操作することで、画像処理
装置1に対する各種の指示を与えることができる。たとえば、画像処理の処理パラメータ
の設定などを行うことができる。モニタ3には、処理パラメータの設定画面や、処理結果
などが表示される。ユーザは、モニタ3に表示された画面を参照しつつ、パラメータの設
定や、処理結果の確認などを行う。
{文字切り出し方法の内容}
次に、図3を参照しながら、本発明の特徴部である文字の切り出し方法について説明す
る。文字の切り出しとは、撮像画像に含まれる文字認識を行う前工程であって、撮像画像
に含まれる1つ1つの文字の領域を抽出する処理である。文字の切り出し工程として、ま
ず、撮像画像から文字列を含む行の切り出しが行われ、続いて、文字列に含まれる個々の
文字を切り出す処理が行われる。本発明は、文字列から文字を切り出す処理に特徴がある
ので、文字列が切り出された後の処理を中心に説明する。
図3(a)は、行の切り出しが行われた画像61を示す図である。つまり、文字列を含
む画像61である。切り出されるべき文字列の全体を囲むための矩形形状のウインドウのサイズは、以下の状況に基づいて、自動的に決定される。矩形形状のウインドウの幅は、切り出し方向における切り出し開始文字の位置と、切り出し終了文字の位置によって決定される。例えば、切り出し方向が、図3(a)において左側から右側に向いている場合、その切り出し開始文字の位置は、文字列の中で最も左側に位置する文字「T」の最も左に位置する部分であり、切り出し終了文字の位置は、文字列の中で最も右側に位置する文字「0」の最も右に位置する部分である。これらの位置情報に基づき、矩形形状のウインドウの幅が決定される。なお、切り出し開始文字や切り出し終了文字の位置は、後述する画素積算値により、決定することが好ましい。さらに、矩形形状のウインドウの高さは、切り出されるべき文字列に含まれる全ての文字の中で最も高い文字の部分と最も低い文字の部分の位置によって決定される。これにより、文字高さよりも少し大きめの縦方向の長さ(高さ)をもつ画像となる。図に示すように、この画像61には、文字列「T60」が含まれている。
ここで、図に示すように、方向A、Bを定義する。そして、方向Aを文字列方向Aと呼
ぶことにし、方向Bを、文字切り出し方向Bと呼ぶことにする。方向Aは、切り出されるべき文字列の配列する方法を示す行の切り出し方向Aと呼ぶこともできる。図に示すように、方向Aは、方向Bに対して直交している。言い換えれば、文字列が切り出された後、方向Bは、既に決定されている方向Aに対して直交方向に定義される。つまり、画像61は、複数の文字を含む文字列を有するとともに、撮像画像から行の切り出し方向Aについて切り出された画像であり、この後の工程で、文字切り出し方向Bについて切り出しを行うことで、画像61から、個々の文字に対応する文字領域が切り出される。
図3(b)は、画像61の文字切り出し方向Bについて画素値を積算した画素値積算評
価値を示す図である。文字列方向Aの各画素位置(各座標位置)で画素値積算評価値を算
出し、これらを波形データ62として表している。この波形データ62は、文字領域を評
価するためのデータとして用いられる。つまり、背景部分とは異なり、文字が存在する領
域では、画素値積算評価値が大きくなり、文字領域を評価することが可能である。
ただし、文字領域の波形データ62が大きくなるように表現するために、文字が黒色の
場合には、白黒反転させた上で画素値積算評価値を求めている。つまり、画像61の各画
素は、その画素値(濃度)が、たとえば0〜255の値をとる白黒画像である。背景が黒
色で文字色が白色の場合には、文字部分が高輝度となるため、そのまま画素値を積算した
値を画素値積算評価値とすればよい。逆に、背景が白色で文字色が黒色の場合には、文字
部分が低輝度となるため、画素値0〜255を、画素値255〜0となるように変換する
のである。そして、白黒反転させた画素値を積算したものを画素値積算評価値として採用
するのである。これにより、文字色が黒、白どちらの場合であっても、文字部分について
は、画素値積算評価値の値が大きくなるように統一的に扱うことができる。
なお、本実施の形態においては、画素値積算評価値として、上記のように、文字切り出
し方向Bに関して、画素値を積算した結果をそのまま用いるほか、画素積算値から移動最
小値あるいは移動平均値を減算した結果が用いられる。これら移動最小値あるいは移動平
均値を用いる方法については、後で詳しく説明する。
図3(c)は、画像61の文字切り出し方向Bについて画素値のばらつき度合いを示す
画素値ばらつき評価値を示す図である。文字列方向Aの各画素位置(各座標位置)におい
て、文字切り出し方向Bに関する画素値の標準偏差を算出し、これらを波形データ63と
して表している。したがって、波形データ63は、別の観点から文字領域を評価するため
の波形データである。つまり、背景部分とは異なり、文字が存在する領域では、画素値の
ばらつきが大きくなることを利用して、文字領域を評価するのである。
なお、本実施の形態においては、画素値ばらつき評価値として、上記のように、文字切
り出し方向Bに関して、画素値の標準偏差をそのまま用いるほか、微分画像の標準偏差あ
るいは微分画像の画素微分値の標準偏差が用いられる。あるいは、これら3つの方法を合
成したばらつき評価値が用いられる。これらの方法については、後で詳しく説明する。
図3(d)は、図3(b)で示す画素値積算評価値と、図3(c)で示す画素値ばらつ
き評価値を合成した合成波形データ64を示す図である。つまり、合成波形データ64は
、文字列方向Aの各画素位置において、画素値積算評価値と画素値ばらつき評価値を加算
した総合評価値を示すデータである。合成の方法としては、単純に、画素値積算評価値と
画素値ばらつき評価値を加算する方法や、それぞれに重み付けを行った上で合成割合を調
整して加算する方法が用いられる。
{処理の流れ}
次に、図4ないし図16を参照しながら、文字切り出し処理の流れを説明する。図4は
、文字切り出しの全体処理のフローチャートである。図5、図6、図8は、図4のフロー
チャートのうち、画素値積算評価値の算出処理をさらに詳しく説明するフローチャートで
ある。図10、図12、図14、図16は、図4のフローチャートのうち、画素値ばらつ
き評価値の算出処理をさらに詳しく説明するフローチャートである。
図4の全体処理フローを参照する。まず、カメラ2が媒体80に印字された文字81を
撮像し、画像入力部11が、撮像画像を入力し、画像記憶部12に格納する(ステップS
1)。
ステップ2以降の処理は、画像処理部13による処理である。次に、画像処理部13は
、撮像画像を入力し、行の切り出しを行う(ステップS2)。つまり、撮像画像の中で、
文字列が存在する領域を抽出し、行の切り出し方向Aについて画像の切り出しを行う。こ
の切り出された画像は、図3(a)の画像61に対応している。
次に、画像処理部13は、画素値積算評価値を算出する(ステップS3)。つまり、文
字列方向Bの各画素位置において、画素値積算評価値を演算する。このようにして演算さ
れた画素値積算評価値を示すのが、図3(b)の波形データ62である。本実施の形態に
おいては、上述したように、この画素値積算評価値を算出する方法として、図5、図6、
図8のフローチャートで示す3つの方法のいずれかが利用される。
まず、図5を参照しながら、第1の方法について説明する。まず、文字切り出し方向B
について、画素値の総和を計算し、投影データを作成する(ステップS11)。つまり、
文字列方向Aの各画素位置について、文字切り出し方向Bの画素値を積算することで、各
画素位置での画素値積算評価値を求めるのである。そして、算出した投影データを正規化
する(ステップS12)。正規化とは、演算された画素値積算評価値のうち最大の値が、
予め設定されている最大値と一致するように、評価値のレンジを調整する処理である。こ
の第1の方法は、画素値の積算値を、そのまま画素値積算評価値として採用する方法であ
る。
図6は、第2の方法を示すフローチャートである。まず、文字切り出し方向Bについて
、画素値の総和を計算し、投影データを作成する(ステップS21)。つまり、文字列方
向Aの各画素位置について、文字切り出し方向Bの画素値を積算する。このようにして演
算された積算値を示す波形62Aを図7(a)に示す。
次に、移動最小値データを作成する(ステップS22)。図7(a)に示すように、ス
テップS21で作成した波形62Aに対して、文字列方向Aに関して、スキャン区間62
1を移動させ、各移動位置において、スキャン区間621内における画素積算値の最小値
を求める。このようにして求められた最小値を示す波形62Bを図7(b)に示す。
次に、文字列方向Aの各画素位置において、投影データである波形62Aから移動最小
値データである波形62Bを減算する(ステップS23)。そして、投影データから移動
最小値データを減算することにより算出された評価データを正規化する(ステップS24
)。正規化処理は、上記(ステップS12)と同様である。第2の方法では、投影データ
から移動最小値データを減算した評価値を画素値積算評価値として採用するのである。第
2の方法であれば、撮像装置のレンズ特性や照明の影響などに起因して生じるシェーディ
ングの影響や、撮像画像中に生じる明暗ムラを取り除き、文字領域と背景領域で画素値積
算評価値の差異が明確となるように補正することができる。
図8は、第3の方法を示すフローチャートである。まず、文字切り出し方向Bについて
、画素値の総和を計算し、投影データを作成する(ステップS31)。つまり、文字列方
向Aの各画素位置について、文字切り出し方向Bの画素値を積算する。このようにして演
算された積算値を示す波形62Aを図9(a)に示す。
次に、移動平均値データを作成する(ステップS32)。図9(a)に示すように、ス
テップS31で作成した波形62Aに対して、文字列方向Aに関して、スキャン区間62
2を移動させ、各移動位置において、スキャン区間622内における画素積算値の平均値
を求める。このようにして求められた平均値を示す波形62Cを図9(b)に示す。
次に、文字列方向Aの各画素位置において、投影データである波形62Aから移動平均
値データである波形62Cを減算する(ステップS33)。そして、投影データから移動
平均値データを減算することにより算出された評価データを正規化する(ステップS34
)。正規化処理は、上記(ステップS21)と同様である。第3の方法では、投影データ
から移動平均値データを減算した評価値を画素値積算評価値として採用するのである。第
3の方法においても、シェーディングや撮像画像中の明暗ムラの影響を取り除き、文字領
域と背景領域で画素値積算評価値の差異が明確となるように補正することができる。
図4のフローチャートに戻る。次に、画像処理部13は、画素値ばらつき評価値を算出
する(ステップS4)。ステップS4で算出された画素値ばらつき評価値を示すのが、図
3(c)の波形データ63である。本実施の形態においては、上述したように、この画素
値ばらつき評価値を算出する方法として、図10、図12、図14、図16のフローチャ
ートで示す4つの方法のいずれか(またはその合成)が利用される。
まず、図10を参照しながら、第1の方法について説明する。まず、文字切り出し方向
Bについて、画素値の標準偏差を計算し、投影データを作成する(ステップS41)。つ
まり、図11に示すように、文字列方向Aの各画素位置について、文字切り出し方向Bの
画素列の標準偏差を算出することで、各画素位置での画素値ばらつき評価値を求めるので
ある。そして、生成した投影データを正規化する(ステップS42)。正規化とは、演算
された画素値ばらつき評価値のうち最大の値が、予め設定されている最大値と一致するよ
うに、評価値のレンジを調整する処理である。この第1の方法は、文字切り出し方向Bの
画素列の標準偏差を、画素値ばらつき評価値として採用する方法である。
図12は、第2の方法を示すフローチャートである。まず、文字切り出し方向Bについ
て、微分画像を生成する(ステップS51)。つまり、図13に示すように、文字列方向
Aの各画素位置について、文字切り出し方向Bの画素列の微分画像を生成するのである。
言い換えると、文字切り出し方向Bの各画素列についてエッジ画像を生成する。
次に、文字切り出し方向Bに関して、ステップS51で生成した微分画像の標準偏差を
算出し、投影データを作成する(ステップS52)。つまり、文字列方向Aの各画素位置
について、微分画像の画素列の標準偏差を求めるのである。そして、求めた投影データを
正規化する(ステップS53)。正規化は、ステップS42と同様である。第2の方法で
は、微分画像の標準偏差を画素値ばらつき評価値として採用する。つまり、画像の変化の
ある部分や、変化のない平坦な部分が、混在している度合いを、ばらつき評価値として採
用しているのである。
図14は、第3の方法を示すフローチャートである。まず、文字列を含む画像の微分画
像を生成する(ステップS61)。第2の方法のステップS51では、文字の切り出し方
向Bについて微分画像を生成したが、このステップS61では、A方向、B方向の2方向
についてSobelフィルタを用いて微分画像を生成している。つまり、図15に示すよ
うに、文字列を含む画像に対してA,B両方向の微分画像を生成するのである。
次に、文字切り出し方向Bに関して、ステップS61で生成した微分画像をさらに微分
し、2回微分した画像の標準偏差を算出し、投影データを作成する(ステップS62)。
つまり、図15に示すように、文字列方向Aの各画素位置について、2回微分画像を生成
し、2回微分画像の画素列の標準偏差を求めるのである。そして、求めた投影データを正
規化する(ステップS63)。正規化は、ステップS42と同様である。第3の方法では
、2回微分画像の標準偏差を画素値ばらつき評価値として採用する。つまり、画像の変化
のある部分や、変化のない平坦な部分が、混在している度合いを、ばらつき評価値として
採用しているのである。しかも、2回微分に関する標準偏差を利用しているので、画素値
のある1つの局所的変化に対して、複数のばらつき(変化)を生成させることが可能であ
り、画像の変化をより際立たせて評価することができる。
図16は、第4の方法を示すフローチャートである。まず、第1から第3の画素値ばら
つき評価値の演算方法で得られた投影データのうち、2つ以上の投影データを加算する(
ステップS71)。つまり、図10で説明した方法により求めた画素値ばらつき評価値を
第1ばらつき評価値、図12で説明した方法により求めた画素値ばらつき評価値を第2ば
らつき評価値、図14で説明した方法により求めた画素値ばらつき評価値を第3ばらつき
評価値とすると、この第4の方法では、第1〜第3ばらつき評価値のうち、いずれか2つ
、あるいは3つ全ての方法で算出された評価値を加算するのである。あるいは、重み付け
を行って加算してもよい。そして、第1〜第3ばらつき評価値のうち、いずれか2つ、あ
るいは3つを加算することで、合成ばらつき評価値を求め、これを正規化する(ステップ
S72)。第4の方法では、このようにして合成された評価値を、画素値ばらつき評価値
として採用するのである。第4の方法によれば、画像の変化、微分画像の変化、2回微分
画像の変化のそれぞれの特徴を生かして、総合的なばらつき評価を行うことができる。第
1〜第3のどのばらつき評価値を用いて合成するのか、どのような重み付けを行うかを調
整することで、撮像対象に応じた評価値を設定すればよい。
再び、図4の全体フローに戻る。ステップS3において、画素値積算評価値が算出され
、ステップS4において、画素値ばらつき評価値が算出されると、文字列方向Aの各画素
位置において、画素値積算評価値と画素値ばらつき評価値が合成され、総合評価値が算出
される(ステップS5)。文字列方向Aの各画素位置において算出された総合評価値を示
す合成波形データ64を図3(d)に示す。合成方法としては、画素値積算評価値と画素
値ばらつき評価値とを単純に加算してもよいし、重み付けを行うことで合成割合を調整し
て加算するようにしてもよい。
次に、画像処理部13は、閾値65を用いて切り出し位置を決定する(ステップS6)
。なお、閾値65は、予め設定されている値を持ちいればよい。あるいは、後述するよう
に、ユーザが、操作部14を操作して、閾値65の値を設定できるようにすればよい。
そして、画像処理部13は、設定された閾値65に従い、文字切り出し位置を出力する
(ステップS7)。つまり、図3(d)に示すように、総合評価値を示す合成波形データ
64と閾値65とを比較し、閾値65よりも総合評価値が大きい領域を文字領域として切
り出すのである。文字領域が切り出されると、以降、画像処理部13により、文字認識処
理が行われる。
このように、本実施の形態の画像処理システムによれば、画素値積算評価値と画素値ば
らつき評価値の2つの評価値を合成して文字領域を決定する。たとえば、画素値積算評価
値だけで文字領域を判定した場合、図19で示したように、画素値積算値が小さい部分は
、文字領域として認識されない場合があった。しかし、画素値積算評価値に加えて、画素
値ばらつき評価値を文字領域の判定要素に加えることで、画素値積算値が小さい部分につ
いても、総合評価値を押し上げることが可能であり、精度のよい文字切り出しが可能とな
るのである。
図3で示した例であれば、「T」という文字の横線のみの部分は、波形データ62が示
すように、文字領域の中では画素積算値が小さい。しかし、横線のみの部分であっても、
波形データ63が示すように、背景部分と比べて画素ばらつき評価値が大きくなっている
。そして、これらを合成することによって、合成波形データ64が示すように、文字領域
の全域について、評価値を押し上げることができるのである。これは、「O」という文字
についても同様である。本実施の形態の画像処理システムは、このような方法により、コ
ントラストの低い文字や、背景部分にランダムノイズが発生している場合であっても、文
字の切り出し精度を高くすることができるのである。
{ユーザインタフェース}
図17は、上記の文字切り出し処理を実行する際に、モニタ3に表示される設定確認画
面5を示す図である。この設定確認画面5は、画面の右方向に配列された設定部501〜
503と、画面の中央に配置された画像処理領域520と波形表示部530とを備えてい
る。ユーザは、画像処理領域520に表示された画像および波形表示部530に表示され
た波形531を参照しながら、操作部14を操作して、設定部501〜503の各パラメ
ータを変更し、文字の切り出し処理の調整を行うことができるのである。画像処理領域5
20内の矩形521は、行切り出し領域を示している。
画像処理領域520は、処理対象の文字を含む画像を表示する領域である。この図では
、日付(06.10.29)が印字された媒体を撮像した画像が表示されている。そして
、画像処理領域520には、切り出された文字領域が矩形522で囲まれるようにして表
示されている。図では、それぞれの文字「0」や「6」などが、それぞれ個別の矩形52
2で囲まれており、文字領域として切り出されている状態を示している。ユーザは、この
表示を見ることで、文字の切り出し状態を確認することができる。
波形表示部530には、図では、合成波形データ531(図3(d)の合成波形データ
64に対応)が表示されている。つまり、画素値積算評価値と画素値ばらつき評価値を合
成した波形が表示されている。また、合成波形データ531に、重ねるようにして閾値5
32が表示されている。この表示を見ることで、ユーザは、合成された波形と閾値との関
係を知ることができ、閾値との関係で、どのような領域が文字領域として抽出されるかを
感覚的に知ることができる。
また、波形表示部530の下部には、スキャン区間533が表示されている。このスキ
ャン区間533は、図7あるいは図9で説明したスキャン区間621,622に対応して
いる。つまり、図7あるいは図9で説明したように、スキャン区間621,622を移動
させつつ、移動最小値あるいは移動平均値を求めたが、スキャン幅と画像や波形531と
の関係を分かり易くするために、スキャン区間533を波形表示部530に表示させてい
るのである。ここで、ユーザは、設定部501に設定値を入力することで、スキャン区間
533の幅(文字幅上限)を自由に変更することができる。このスキャン区間533が変
更されると、それに応じて、移動最小値あるいは移動平均値などの値が変更され、最終的
な合成波形も変化する。そこで、波形表示部530は、この変更操作に応答して、修正さ
れた合成波形データ531をリアルタイムで表示するのである。これにより、ユーザは、
合成波形の様子も見ながらスキャン区間533を変更させることができる。
また、ユーザは、設定部502に設定値を入力することで、閾値532(切出し閾値)
の値を変更することが可能である。ユーザにより閾値532が変更されると、これにより
、文字の切り出し位置も変更されるので、画像処理領域520に表示されている矩形52
2の位置や大きさが変化する。このように、ユーザは、閾値532を変更しながら、文字
の切り出し位置を確認することが可能である。
なお、スキャン区間533は、設定部501によりユーザが設定可能であると説明した
が、デフォルト状態では、文字の高さから自動的に決定するようにしてもよい。上述した
ように、ステップS2において、撮像画像は、行の方向に切り出されている。この行の高
さを文字の高さとして、それに対して、所定の比率を乗算することで、スキャン区間53
3の幅(移動最小値あるいは移動平均値を求めるためのスキャン区間の幅)を決定するの
である。これにより、撮像により文字が拡大、縮小した場合であっても、適切なスキャン
区間の幅を自動設定させることができる。たとえば、撮像対象である商品や製品によって
文字の縦横比がある程度決まれば、その縦横比に応じて比率を決めるようにすればよい。
この比率については、ユーザが設定可能とすればよい。さらに、スキャン区間の第一の方向Aに沿った各シフト量は、精度の高い値を得るために、ピクセルサイズと同じであることが好ましい。しかしながら、このスキャンの効率と精度のバランスを考慮して、ユーザによって所望のシフト量をマニュアルにて入力することによりこのシフト量を決定することも可能である。
また、ユーザは、設定部503に合成割合を設定することで、画素値積算評価値と画素
値ばらつき評価値の合成割合を調整することが可能である。設定部503には、たとえば
、画素値積算評価値の合成割合が設定される。そして、ユーザにより合成割合が変更され
ると、これにより、合成波形データ531も変化するので、波形表示部530は、リアル
タイムで合成波形データ531の変化の様子を表示する。また、文字の切り出し位置も変
更されるので、画像処理領域520に表示されている矩形522の位置や大きさが変化す
る。このように、ユーザは、合成割合を変更しながら、合成波形の形状や文字の切り出し
位置を確認することが可能である。
本実施の形態に係る画像処理システムの全体図である。 画像処理装置のブロック図である。 文字切り出し工程の処理手順を示す図である。 文字切り出し処理の全体フローチャートである。 画素値積算評価値を算出する第1の方法のフローチャートである。 画素値積算評価値を算出する第2の方法のフローチャートである。 画素値積算評価値を算出する第2の方法を示す図である。 画素値積算評価値を算出する第3の方法のフローチャートである。 画素値積算評価値を算出する第3の方法を示す図である。 画素値ばらつき評価値を算出する第1の方法のフローチャートである。 画素値ばらつき評価値を算出する第1の方法を示す図である。 画素値ばらつき評価値を算出する第2の方法のフローチャートである。 画素値ばらつき評価値を算出する第2の方法を示す図である。 画素値ばらつき評価値を算出する第3の方法のフローチャートである。 画素値ばらつき評価値を算出する第3の方法を示す図である。 画素値ばらつき評価値を算出する第4の方法のフローチャートである。 文字切り出し処理のユーザインタフェースを示す図である。 従来の文字切り出し処理を示す図である。 従来の文字切り出し処理による問題点を示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置
2 カメラ
3 モニタ
13 画像処理部
61 (行切り出しされた)画像
62 波形データ(画素値積算評価値)
63 波形データ(画素値ばらつき評価値)
64 合成波形データ(総合評価値)
65 閾値

Claims (19)

  1. 画像に含まれる第1の方向に配列された複数の文字からなる文字列から各々の文字を切り出す装置であって、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第1の方向と直交する第2
    の方向に沿って全ての画素値を積算するための積算手段と、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って画素値に関連する値の標準偏差値を算出する算出手段と、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記積算手段により積算された画素値と前記算出手段によって算出された標準偏差値とを合成する合成手段と、
    しきい値を設定する手段と、
    前記設定手段によって設定されたしきい値より高い、前記合成手段よって合成された値
    を有する前記画像の前記第1の方向の座標位置に対応する部分を判断するとともに、前記しきい値より高い、合成された値を有する前記第1の方向の座標位置に対応する部分を切り出すべき文字領域として認識する判定手段と
    を備えることを特徴とする文字切り出し装置。
  2. 請求項1に記載の文字切り出し装置において、
    画素値を積算するための前記積算手段は、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値を積算するための第1の積算手段と、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第1の方向に沿って前記第1の積算手段にて積算された画素値に基づいて移動平均値を得るための移動平均値取得手段と、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記移動平均値取得手段にて取得された移動平均値を前記第1の積算手段にて積算された画素値から減算するための減算手段からなることを特徴とする文字切り出し装置。
  3. 請求項1に記載の文字切り出し装置において、
    画素値を積算するための前記積算手段は、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値を積算するための第1の積算手段と、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第1の方向に沿って前記第1の積算手段にて積算された画素値に基づいて移動最小値を得るための移動最小値取得手段と、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記移動最小値取得手段にて取得された移動最小値を前記第1の積算手段にて積算された画素値から減算するための減算手段からなることを特徴とする文字切り出し装置。
  4. 請求項1に記載の文字切り出し装置において、
    前記算出手段は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値の標準偏差値を算出することを特徴とする文字切り出し装置。
  5. 請求項1に記載の文字切り出し装置において、
    前記算出手段は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値の微分値の標準偏差値を算出することを特徴とする文字切り出し装置。
  6. 請求項1に記載の文字切り出し装置において、
    前記算出手段は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値の二回微分値の標準偏差値を算出することを特徴とする文字切り出し装置。
  7. 請求項1に記載の文字切り出し装置において、
    前記算出手段は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って前記画素値の第1の標準偏差値、前記画素値の微分値の第2の標準偏差値ならびに前記画素値の二回微分値の第3の標準偏差値を算出するとともに、前記第1、第2ならびに第3の標準偏差値の中から少なくとも二つの標準偏差値を組み合わせることを特徴とする文字切り出し装置。
  8. 請求項2に記載の文字切り出し装置において、さらに、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記移動平均値を算出するための区間の幅を設定する幅設定手段と、前記区間の幅とともに、前記合成手段にて合成された値に基づく波形を表示する表示手段を有することを特徴とする文字切り出し装置。
  9. 請求項3に記載の文字切り出し装置において、さらに、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記移動最小値を算出するための区間の幅を設定する幅設定手段と、前記区間の幅とともに、前記合成手段にて合成された値に基づく波形を表示する表示手段を有することを特徴とする文字切り出し装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の文字切り出し装置において、
    前記表示手段は、前記区間の幅と前記波形に対する区間の位置を示すマークとともに、前記波形を表示することを特徴とする文字切り出し装置。
  11. 請求項1または請求項2に記載の文字切り出し装置において、さらに、
    前記画像から複数の文字を有する文字列を切り出すための文字列切り出し手段を有することを特徴とする文字切り出し装置。
  12. 請求項8に記載の文字切り出し装置において、さらに、
    前記画像から複数の文字を有する文字列を切り出すための文字列切り出し手段を有することを特徴とする文字切り出し装置。
  13. 請求項12に記載の文字切り出し装置において、さらに、
    前記文字列切り出し手段によって切り出された文字の高さと文字の高さに対する文字の幅の予め定められた割合に基づいて、自動的に区間の幅を設定するための幅設定手段とを有するとともに、前記区間は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、該区間内の積算された画素値に基づく前記移動平均値を算出するためのものであることを特徴とする文字切り出し装置。
  14. 請求項9に記載の文字切り出し装置において、さらに、
    前記画像から複数の文字を有する文字列を切り出すための文字列切り出し手段を有することを特徴とする文字切り出し装置。
  15. 請求項14に記載の文字切り出し装置において、さらに、
    前記文字列切り出し手段によって切り出された文字の高さと文字の高さに対する文字の幅の予め定められた割合に基づいて、自動的に区間の幅を設定するための幅設定手段とを有するとともに、前記区間は、前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、該区間内の積算された画素値に基づく前記移動最小値を算出するためのものであることを特徴とする文字切り出し装置。
  16. 請求項1に記載の文字切り出し装置において、さらに、
    前記積算手段により積算された画素値と前記算出手段によって算出された標準偏差値との間の合成する割合を調整する合成割合調整手段を有することを特徴とする文字切り出し装置。
  17. 請求項16に記載の文字切り出し装置において、さらに、
    前記合成割合調整手段の調整に対応する前記合成手段によって合成された値に基づく波形を表示するための表示手段を有することを特徴とする文字切り出し装置。
  18. 画像に含まれる第1の方向に配列された複数の文字からなる文字列から各々の文字を切り出す方法であって、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第1の方向と直交する第2
    の方向に沿って全ての画素値を積算するための積算ステップと、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って画素値に関連する値の標準偏差値を算出する算出ステップと、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記積算ステップにおいて積算された画素値と前記算出ステップにおいて算出された標準偏差値とを合成する合成ステップと、
    予め定められたしきい値より高い、前記合成ステップにおいて合成された値
    を有する前記画像の前記第1の方向の座標位置に対応する部分を判断するとともに、前記しきい値より高い、合成された値を有する前記第1の方向の座標位置に対応する部分を切り出すべき文字領域として認識する判定ステップと
    を備えることを特徴とする文字切り出し方法。
  19. 画像に含まれる第1の方向に配列された複数の文字からなる文字列から各々の文字を切り出すプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第1の方向と直交する第2
    の方向に沿って全ての画素値を積算するための積算手段と、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記第2の方向に沿って画素値に関連する値の標準偏差値を算出する算出手段と、
    前記画像の前記第1の方向の各座標位置において、前記積算手段により積算された画素値と前記算出手段によって算出された標準偏差値とを合成する合成手段と、
    しきい値を設定する手段と、
    前記設定手段によって設定されたしきい値より高い、前記合成手段よって合成された値
    を有する前記画像の前記第1の方向の座標位置に対応する部分を判断するとともに、前記しきい値より高い、合成された値を有する前記第1の方向の座標位置に対応する部分を切り出すべき文字領域として認識する判定手段
    として機能させることを特徴とする文字切り出しプログラム。

JP2007218699A 2006-09-13 2007-08-24 文字切り出し装置、方法およびプログラム Expired - Fee Related JP4774390B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007218699A JP4774390B2 (ja) 2006-09-13 2007-08-24 文字切り出し装置、方法およびプログラム
US11/898,627 US8139862B2 (en) 2006-09-13 2007-09-13 Character extracting apparatus, method, and program

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006248368 2006-09-13
JP2006248368 2006-09-13
JP2007218699A JP4774390B2 (ja) 2006-09-13 2007-08-24 文字切り出し装置、方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008097588A JP2008097588A (ja) 2008-04-24
JP4774390B2 true JP4774390B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=39169756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007218699A Expired - Fee Related JP4774390B2 (ja) 2006-09-13 2007-08-24 文字切り出し装置、方法およびプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8139862B2 (ja)
JP (1) JP4774390B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4909216B2 (ja) * 2006-09-13 2012-04-04 株式会社キーエンス 文字切り出し装置、方法およびプログラム
CN103460222B (zh) * 2011-03-04 2017-07-07 光荣株式会社 字符串提取方法以及字符串提取装置
KR102208893B1 (ko) 2013-12-30 2021-01-28 삼성전자주식회사 디스플레이 장치 및 디스플레이 장치의 채널 맵 관리 방법
JP6208094B2 (ja) 2014-08-26 2017-10-04 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びそのプログラム
JP6548920B2 (ja) 2015-03-09 2019-07-24 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2017021695A (ja) 2015-07-14 2017-01-26 株式会社東芝 情報処理装置および情報処理方法
JP6903966B2 (ja) * 2017-03-16 2021-07-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム
CN110796139B (zh) * 2019-10-17 2023-06-23 中国测试技术研究院辐射研究所 测试/检测/校准/检定中指示值图案定位和分割方法
CN112287916B (zh) * 2020-12-28 2021-04-30 平安国际智慧城市科技股份有限公司 视频图文课件文本提取方法、装置、设备及介质

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2872768B2 (ja) 1990-07-10 1999-03-24 沖電気工業株式会社 文字切出し装置
US5825920A (en) * 1991-01-28 1998-10-20 Hitachi, Ltd. Method and unit for binary processing in image processing unit and method and unit for recognizing characters
JPH0652355A (ja) 1992-07-31 1994-02-25 Hitachi Eng Co Ltd 文字切り出し方法、並びに、文字認識装置
JPH06215181A (ja) 1993-01-20 1994-08-05 Hitachi Eng Co Ltd 文字・文字列切り出し方法および文字認識装置
JP3639126B2 (ja) * 1998-01-22 2005-04-20 富士通株式会社 住所認識装置及び住所認識方法
JP3995185B2 (ja) * 2000-07-28 2007-10-24 株式会社リコー 枠認識装置及び記録媒体
JP4421134B2 (ja) * 2001-04-18 2010-02-24 富士通株式会社 文書画像検索装置
JP4006239B2 (ja) * 2002-02-21 2007-11-14 株式会社日立製作所 文書の検索方法および検索システム
JP4419426B2 (ja) * 2003-04-24 2010-02-24 コニカミノルタエムジー株式会社 医用画像システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20080063272A1 (en) 2008-03-13
US8139862B2 (en) 2012-03-20
JP2008097588A (ja) 2008-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4774390B2 (ja) 文字切り出し装置、方法およびプログラム
JP4909216B2 (ja) 文字切り出し装置、方法およびプログラム
US20190130169A1 (en) Image processing method and device, readable storage medium and electronic device
KR101417169B1 (ko) 초점 조력 시스템 및 방법
US20100239124A1 (en) Image processing apparatus and method
KR101450782B1 (ko) 화상 처리 장치 및 프로그램
US8774551B2 (en) Image processing apparatus and image processing method for reducing noise
JP4860574B2 (ja) 文字切り出し装置、方法およびプログラム
JP6502511B2 (ja) 計算装置、計算装置の制御方法および計算プログラム
JP4769764B2 (ja) ポイントをシステムに入力する入力方法、設定方法、校正方法
US10013632B2 (en) Object tracking apparatus, control method therefor and storage medium
JP6546353B2 (ja) 評価システム及び評価方法
JP4867709B2 (ja) 表示歪み測定装置及び表示歪み測定方法
JP2017224974A (ja) 撮像装置および撮像システム並びに外観検査装置および製造方法
JP2010136207A (ja) 歩行者検出表示システム
CN115457055A (zh) 照度计数值识别方法、电子设备及存储介质
JP2007219899A (ja) 個人識別装置、個人識別方法および個人識別プログラム
JP4696239B2 (ja) 文字列の傾斜補正方法及び装置
US20230216983A1 (en) Image processing device, image processing method, and storage medium
JP2008035370A (ja) デジタルカメラの偽色評価方法、デジタルカメラの偽色評価装置及びデジタルカメラの偽色評価プログラム
JP4419726B2 (ja) 画像処理装置及びそれに適する抽出色設定方法
JP3882427B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2024014516A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP4712676B2 (ja) 画像解析装置、画像解析方法及びコンピュータプログラム
JP3749712B2 (ja) 射影による移動量検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110621

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110627

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4774390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees