JP4774203B2 - 眼鏡レンズ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼鏡レンズの周縁をヤゲン加工する眼鏡レンズ加工装置に関する。
眼鏡レンズの周縁にヤゲンを形成する加工においては、まず、眼鏡枠(眼鏡フレームのレンズ枠)の形状を3次元的に測定し、測定された3次元形状から2次元玉型形状データをある方向への投影形状として得ると共に、眼鏡枠の周長値を眼鏡レンズ加工装置に入力する。加工装置では、レンズチャック軸によりチャックした眼鏡レンズのコバ位置を、2次元玉型形状データを基に測定し、そのコバ位置に基づいてヤゲン軌跡を求める。この際、下記特許文献1に記載されるように、ヤゲン軌跡の周長値を枠周長値に略一致させる補正を施して加工することにより、眼鏡枠へのフィット感が良いレンズ加工が行える。
特開平5−212661号公報
上記のようなヤゲン軌跡を得る際の2次元玉型形状データとしては、眼鏡枠を反り方向への投影図とした形状で得る方法がある。これによれば、枠心チャック加工(眼鏡レンズを2次元玉型形状の幾何学中心位置でレンズチャック軸によりチャックする加工)においては、反りの影響による変形が小さく、ヤゲン軌跡の周長値と枠周長値とを一致させる周長補正により精度の良い加工が可能となる。
しかし、この方法は枠心チャック加工にのみに有効であった。通常行われる光心チャック(レンズの光学中心位置をレンズチャック軸によりチャックする加工)においても、レンズカーブが小さいうちは、その影響はあまり大きくないが、最近増大しているレンズカーブが大きい眼鏡レンズ(反りの大きい眼鏡枠)において、光心チャックで加工する場合には、反りの影響による変形が大きくなるため、そのままヤゲン軌跡の周長補正を施すと、縦方向の縮みが大きくなり、フィット感の悪化が無視できなくなってきている。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、眼鏡枠の反りが大きく、レンズカーブが大きい眼鏡レンズの光心チャックの加工時においても、加工形状の変形を抑えて精度良く加工が行える眼鏡レンズ周縁加工装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 眼鏡レンズの光心位置をレンズチャック軸によりチャックし、眼鏡枠に枠入れするためのヤゲン軌跡を得て眼鏡レンズの周縁をヤゲン加工する眼鏡レンズ加工装置において、眼鏡枠測定装置により測定された眼鏡枠の三次元形状に対して所定の方法で定められた鼻側点と耳側点を結ぶ線分の垂直方向である第1方向への投影形状として得た2次元玉型形状及び2次元玉型形状に対するレンズの光心位置のレイアウトデータを入力するデータ入力手段と、光心位置で前記レンズチャック軸にチャックされたレンズのコバ位置を前記レイアウトデータ及び前記2次元玉型形状に基づいて得るコバ位置測定手段と、前記コバ位置測定手段により得られたコバ位置データに基づいて仮のヤゲン軌跡又はコバ位置軌跡を求めた後、求めた前記仮のヤゲン軌跡又はコバ軌跡のカーブ球面及び該カーブ球面の中心位置を所定の演算により求め、次に、前記仮のヤゲン軌跡又はコバ位置軌跡の三次元形状に対して前記第1方向と同じ方法で定めた鼻側点と耳側点の中点と、前記カーブ球の中心と、が通る第2方向を決定し、前記レンズチャック軸に対する前記第2方向の傾斜角を求め、求めた傾斜角に基づいて前記2次元玉型形状をレンズチャック軸方向から見た形状に補正する玉型形状補正手段と、を備え、補正された玉型形状データを使用してヤゲン加工のためのヤゲン軌跡を得ることを特徴とする。
(2) (1)の眼鏡レンズ加工装置において、前記玉型形状補正手段は、前記ヤゲン軌跡又はレンズコバ軌跡のカーブ球面を求め、前記光心位置のレイアウトデータ及び前記傾斜角に基づいて前記カーブ球面上に前記傾斜角方向から前記2次元玉型形状データを投影し、この投影により前記カーブ球面上に形成される3次元形状を前記レンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正後の玉型形状データを得ることを特徴とする。
(3) (2)の眼鏡レンズ加工装置において、前記玉型形状補正手段は、前記カーブ球面及び前記傾斜角に基づいて、前記光心位置のレイアウトデータをレンズチャック軸方向から見たときのデータに補正し、該補正されたレイアウトデータに基づいて前記カーブ球面上に前記2次元玉型形状を投影するときの基準点を定めることを特徴とする。
(4) (1)の眼鏡レンズ加工装置において、前記玉型形状補正手段は、レンズチャック軸に対して前記2次元玉型形状データを前記傾斜角分だけ傾けた位置に配置し、その配置後の2次元玉型形状をレンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正後の玉型形状データを得ることを特徴とする。
(5) (1)〜(4)の何れかの眼鏡レンズ加工装置は、前記玉型形状補正手段で補正された玉型形状を使用して前記コバ位置測定手段により眼鏡レンズのコバ位置を再測定し、該再測定されたコバ位置データに基づいてヤゲン加工のためのヤゲン軌跡を得る再測定制御手段を、備えることを特徴とする。
(6) 眼鏡レンズの光心位置をレンズチャック軸によりチャックし、眼鏡枠に枠入れするためのヤゲン軌跡を得て眼鏡レンズの周縁をヤゲン加工する眼鏡レンズ加工装置において、眼鏡枠測定装置により測定された眼鏡枠の三次元形状に対して所定の方法で定められた第1方向への投影形状として得た2次元玉型形状及び2次元玉型形状に対するレンズの光心位置のレイアウトデータを入力するデータ入力手段と、光心位置で前記レンズチャック軸にチャックされたレンズのコバ位置を前記レイアウトデータ及び前記2次元玉型形状に基づいて得るコバ位置測定手段と、前記コバ位置測定手段により得られたコバ位置データに基づいて仮のヤゲン軌跡又はコバ位置軌跡を求めた後、求めた前記仮のヤゲン軌跡又はコバ軌跡の三次元形状に対して前記二次元玉型形状を得たときに定めた第1方向と同じ方法によって第2方向を決定し、前記レンズチャック軸に対する前記第2方向の傾斜角を求め、求めた傾斜角に基づいて前記2次元玉型形状をレンズチャック軸方向から見た形状に補正する玉型形状補正手段であって、前記ヤゲン軌跡又はレンズコバ軌跡のカーブ球面を求め、前記光心位置のレイアウトデータ及び前記傾斜角に基づいて前記カーブ球面上に前記傾斜角方向から前記2次元玉型形状データを投影し、この投影により前記カーブ球面上に形成される3次元形状を前記レンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正後の玉型形状データを得るか、又は前記レンズチャック軸に対して前記2次元玉型形状を前記傾斜角分だけ傾けた形状を前記レンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正後の玉型形状データを得る玉型形状補正手段と、を備え、補正された玉型形状データを使用してヤゲン加工のためのヤゲン軌跡を得ることを特徴とする。

この玉型形状補正手段は、前記ヤゲン軌跡又はレンズコバ軌跡のカーブ球を求め、前記光心位置のレイアウトデータ及び前記傾斜角とに基づいて前記カーブ球面上に前記傾斜角方向から2次元玉型形状データを投影し、この投影によりカーブ球面上に形成される3次元形状をレンズチャック軸方向を基準とした座標に変換して求め、もとめた3次元形状をレンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正後の玉型形状データを得る。
また、この玉型形状補正手段は、前記コバ位置測定手段により得られた測定データと前記2次元玉型形状データを得たときの投影方向とに基づいて、前記光心位置のレイアウトデータをレンズチャック軸方向から見たときのデータに補正し、該補正されたレイアウトデータに基づいて前記カーブ球面上に前記2次元玉型形状を投影するときの基準点を定めることを特徴とする。
また、玉型形状補正手段は、前記レンズチャック軸に対する前記2次元玉型形状データを得たときの投影方向の傾斜角を求めた後、レンズチャック軸に対して2次元玉型形状データをこの傾斜角分だけ傾けた位置に配置し、配置後の2次元玉型形状をレンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正後の玉型形状データを得る。
さらに、眼鏡レンズ加工装置は、前記玉型形状補正手段で補正された玉型形状を使用して前記コバ位置測定手段により眼鏡レンズのコバ位置を再測定し、該再測定されたコバ位置データに基づいてヤゲン加工のためのヤゲン軌跡を得る。
本発明によれば、眼鏡枠の反りが大きく、レンズカーブが大きい眼鏡レンズの光心チャックの加工時においても、加工形状の変形を抑えて精度良く加工が行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る眼鏡レンズ加工装置の外観構成を示す図である。1は眼鏡レンズ加工装置本体である。装置本体1には眼鏡枠形状測定装置2が接続されている。装置本体1上部には、加工情報等を表示するディスプレイ415、加工条件等の入力や加工のための指示を行う各種のスイッチを持つスイッチパネル部420が配置されている。402は加工室用の開閉窓である。眼鏡枠形状測定装置2としては、例えば、本出願人による特開2000−314617号公報等に記載したものが使用できる。眼鏡枠は、前後に配置された2つのスライダ201、202により保持される機構となっている。
図2は、眼鏡枠形状測定装置2の内部に配置される測定機構220の概略構成図である。測定機構220は、パルスモータ221により水平方向に回転される回転ベース222と、回転ベース222に固定された固定ブロック125と、固定ブロック125により図2上の左右方向に移動可能に支持された水平移動支基227と、水平移動支基227に図2上の上下方向に移動可能に支持された上下移動支基229と、上下移動支基229に回転自在に設けられた測定子軸131と、測定子軸131の上端に取り付けられ,その先端が測定子軸231上の軸心上にある測定子233と、上下移動支基229を上下移動させるモータ235と、上下移動支基229の移動量を検出するエンコーダ236と、水平移動支基227を水平移動させるモータ238と、水平移動支基227の移動量を検出するエンコーダ239とを備える。各モータ及びエンコーダは、演算制御部250に接続されている。
眼鏡枠形状の測定に際しては、眼鏡枠をスライダ201、202により固定した後、測定をスタートさせる。演算制御部250は、モータ235,238を駆動させて測定子233の先端を眼鏡のレンズ枠の内溝に当接させる。続いて、パルスモータ221を予め定めた単位回転パルス数ごとに回転させる。この回転により、測定子233と共に水平移動支基227が眼鏡枠の動径に従って水平移動し、その移動がエンコーダ239により検出される。また、測定子233と共に上下移動支基229が眼鏡枠の反りにしたがって上下し、その移動がエンコーダ236により検出される。パルスモータ221による回転ベース222の回転角(動径角)θ、エンコーダ239により検出される動径長r、及びエンコーダ136により検出される上下量zから、眼鏡枠の内溝の3次元形状が(rn ,θn ,zn )(n =1,2,…,N)として計測される。また、演算制御部150は眼鏡枠の左右を計測することにより、左右のレンズ枠の幾何中心間距離FPDを得る。レンズ枠の3次元形状については、片方のデータをミラー反転したデータを他方のデータとしても良い。
図3は装置本体1の筐体内に配置される加工部の構成を示す斜視図である。ベース10上にはキャリッジ部700が搭載され、キャリッジ701が持つ回転軸(レンズチャック軸702L、702R)に挟持された被加工レンズLEは、砥石回転軸601aに取り付けられた砥石群602により研削加工される。601は砥石回転用モータである。砥石群602はガラス用粗砥石602a、プラスチック用粗砥石602b、ヤゲン及び平加工用の仕上げ砥石602cからなる。キャリッジ701の上方には、レンズ形状測定部500、520が設けられている。以下、各部の構成を説明する。なお、キャリッジ部700の後方には、穴あけ・面取り・溝掘り機構部800が配置されているが、本発明と関係が薄いので、ここではその説明を省略する。
(イ)キャリッジ部
キャリッジ部700の構成を、図3に基づいて説明する。キャリッジ701は、レンズLEを2つのレンズチャック軸702L、702Rにチャッキングして回転させることができる。また、キャリッジ701は、ベース10に固定されて砥石回転軸601aと平行に延びるキャリッジシャフト703、704に対して摺動自在になっている。
<レンズチャック機構及びレンズ回転機構>
キャリッジ701の左腕701Lにチャック軸702Lが、右腕701Rにチャック軸702Rが回転可能に同一軸線上で保持されている。右腕701Rの前面にはチャック用モータ710が固定されており、モータ710の回転軸に付いているプーリ711の回転がベルト712を介してプーリ713に伝わり、右腕701Rの内部で回転可能に保持されている図示なき送りネジ及び送りナットにより、チャック軸702Rが軸方向に移動することができ、レンズLEがチャック軸702L、702Rによって挟持される。
キャリッジ左腕701Lの左側端部にはレンズ回転用のモータ720が固定されている。モータ720の回転は、ギヤ721〜725を介してチャック軸702Lに伝達される。また、モータ720の回転は、キャリッジ701の後方で回転可能に保持されている回転軸728を介してキャリッジ右腕701R側に伝えられる。キャリッジ右腕701R右側端部には、キャリッジ左腕701Lの左側端部と同様なギヤが設けられており、これらのギヤの回転はチャック軸702Rに伝えられる。この構成によりチャック軸702Lとチャック軸702Rは同期して回転する。
<キャリッジの移動機構>
キャリッジシャフト703、704にはその軸方向に摺動可能な左右軸移動支基740が設けられており、移動支基740はキャリッジ701と共に左右方向(シャフト703の軸方向)に移動する。移動アーム740の後部には、シャフト703と平行に延びる図示なきボールネジが取り付けられており、このボールネジはベース10に固定された左右移動用モータ745の回転軸に取り付けられている。これらの構成によりモータ745は移動支基740と共にキャリッジ701を左右方向に移動させることができる。
移動支基740には、上下方向(レンズチャック軸702L、703Rと砥石回転軸601aとの軸間距離を変化させる方向)に延びるシャフト756、757が固定されている。シャフト756、757にはキャリッジ701上下方向に移動可能取り付けられている。また、移動支基740には取付板751によって上下移動用モータ750が取り付けられており、モータ750の回転はプーリ752とベルト753を介して、取付板751に回転可能に保持されたボールネジ755に伝達される。ボールネジ755の回転によりキャリッジ701は上下方向に移動する(すなわち、レンズチャック軸と砥石回転軸601aとの軸間距離を変化させる)。
(ロ)レンズ形状測定部
図4は、レンズのコバ位置を検知するコバ位置測定手段としてのレンズ後面形状測定部500の構成を説明する図である。ベース10上に固設された支基ブロック100に取付支基501が固定され(図2参照)、取付支基501に取付けられたレール502上をスライダー503が摺動可能に取付けられている。スライダー503にはスライドベース510が取付けられ、スライドベース510には測定子アーム504が固定されている。また、取付支基501の側面には、ボールブッシュ508が嵌められ、測定子アーム504のガタどりの役目をしている。測定子アーム504の先端部には、L型の測定子ハンド505が取付けられ、測定子ハンド505の先端部には円板状の測定子506が付けられている。レンズ形状を測定するために、測定子506はレンズLEの後面に接触される。
スライドベース510の下端部にはラック511が設けられている。ラック511は取付支基501側に固定されたエンコーダ513のピニオン512と噛み合っている。また、スライドベース510の移動はモータ516によって行なわれ、モータ516に取付けられたギヤ515、アイドルギヤ514、ピニオン512を介してモータ516の回転力がラック511に伝えられ、スライドベース510が左右に移動される。レンズ形状測定中、モータ516は常に一定の力で測定子506をレンズLEに押し当てている。エンコーダ513はスライドベース510の左右方向(チャック軸方向)の移動量(測定子506の移動位置)を検知する。この移動量とレンズチャック軸702L、702Rの回転角度の情報により、レンズLEの後面形状が測定される。
レンズ前面形状測定部520は、レンズ後面形状測定部500に対して左右対称であるのでその構成の説明は省略する。
次に、図5の制御系ブロック図を使用して、眼鏡枠の反りが大きく、レンズカーブが大きいレンズLEを、その光学中心にチャッキングして加工する場合の動作を説明する。
まず、眼鏡枠形状測定装置2により眼鏡枠の3次元形状を測定する。眼鏡フレームをスライダ201、202により固定し、測定機構220を作動させる。演算制御部250は、前述のように眼鏡枠の内溝の3次元形状データ(rn ,θn ,zn )(n =1,2,…,N)を得る。両眼トレースの場合、このデータの内の2次元玉型形状(rn ,θn )は、眼鏡枠を正面方向(眼鏡枠の装用状態における正面方向)から見た場合の形状データである。2次元玉型形状データは、このままでも良いが、眼鏡枠の反りの影響を排除するために、次のように3次元形状データ(rn ,θn ,zn )を眼鏡枠をその反り方向へ投影した2次元玉型形状に補正する。
図6、図7は、反り方向へ投影した2次元玉型形状の補正方法を説明する図である。図6において、T0はレンズ枠の3次元形状データ(rn ,θn ,zn )である。演算制御部250は、これを直交座標データ(xn、yn、zn)に変換する。Tr1は、xy平面(正面方向から見たときの2次元xy平面)に投影された2次元玉型形状ある。この2次元玉型形状データにおいて、x軸方向の最大値を持つ点A(xa,ya)、x軸方向の最小値を持つ点B(xb,yb)、y軸方向の最大値を持つ点C(xc,yc)、y軸方向の最小値を持つ点D(xd,yd)を選び、その幾何学中心(ボクシング中心)をOF1とする。このOF1を通るx軸方向のラインをデータムラインDLとする。眼鏡枠の反りは、このデータムラインDLを基準とする。3次元形状データT0(xn、yn、zn)について、データムラインDL上に位置するx軸方向の鼻側点(x最小値点)及び耳側点(x最大値点)を、それぞれV1(xv1,yv1,zv1)及びV2(xv2,yv2,zv2)とする。このときの、データムラインDLを基準とする眼鏡枠の反り角度(データムライン傾斜角)α1とする。この角度α1分傾けた方向を新たなX軸方向とし、y軸方向はそのままY軸方向とし(眼鏡枠の上下方向の傾きはほぼ無視できる)、点V1と点V2とを結ぶ線分の垂直2等分線の方向を新たなZ方向とする(図7参照)。そして、3次元形状データ(xn、yn、zn)を新たな座標系XYZの3次元形状データ(Xn、Yn、Zn)に変換する。この3次元形状データ(Xn、Yn、Zn)をXY平面に投影することにより、図8に示すように、反り方向(データムライン傾斜方向)へ投影した2次元玉型形状データ(Xn、Yn)が得られる。このときの2次元玉型形状データにおけるXY座標系の原点は、データムライン上の中心点ODL2である。
また、演算制御部250は、3次元形状データ(Xn、Yn、Zn)又は(xn、yn、zn)の各データ間の距離を算出し、これを足し合わせることにより、眼鏡枠の3次元枠周長値FLを求められる。
眼鏡枠形状測定装置2により眼鏡枠の測定が完了したら、装置本体1側のスイッチパネル部420に配置されたスイッチ423を押すことにより、2次元玉型形状データ(Xn、Yn)、眼鏡枠の枠周長値FL及びデータムライン傾斜角α1が装置本体1側に入力され、メモリ163に記憶される。ディスプレイ415にはレイアウトデータ及び加工条件を設定する画面430が表示される(図5参照)。
図5のディスプレイ415の画面430において、入力欄「FPD」431は左右のレンズ枠の幾何学中心間距離、入力欄「PD」は装用者の瞳孔間距離、入力欄433は眼鏡枠(レンズ枠)の幾何学中心に対するレンズの光学中心(光心)の上寄せ量である。スイッチパネル部420のスイッチによりこれらの眼鏡枠幾何学中心を原点とする光心位置のレイアウトデータを入力する。入力欄434は、光心チャックか枠心チャックかを入力する欄である。ここでは、スイッチパネル部420のスイッチにより光心チャックを指定する。設定画面430の右側には、2次元玉型図形435が表示され、光心チャックの指定と、入力欄431〜433のFPD値、PD値及び上寄せ量のレイアウトデータが入力されることにより、眼鏡枠の幾何学中心位置436と、幾何学中心位置436に対する光心位置のレイアウト位置437が決定される。なお、レンズ形状測定時には、2次元玉型形状データ(Xn、Yn)は、光心位置を基準とした極座標データ(Rn ,θn )(n =1,2,…,N)に変換して使用する。
被加工レンズLEをチャック軸702L、702Rによってチャッキングする。レンズLEのレンズ表面側の光学中心位置に加工治具を取り付け、これをチャック軸702Lが持つホルダに装着することで、レンズLEは光心位置にチャックされる。その後、スタートスイッチ425を押すと、主制御部160はレンズ形状測定部500,520を作動させてレンズ前面及びレンズ後面の形状(コバ位置)を測定する。測定動作としては、レンズ形状測定部520が持つ測定子506をレンズ前面に接触させつつ、2次元玉型形状データ(Rn ,θn )を基にキャリッジ701の上下位置とレンズLEの回転とを制御することにより、レンズ前面に接触した測定子506のチャック軸方向への移動位置をエンコーダ513により検出する。これにより、レンズ前面のコバ位置情報(Rn ,θn ,fZn )が得られる。同様に、レンズ後面に接触させた測定子506の移動位置を検出することにより、レンズ後面のコバ位置情報(Rn ,θn ,rZn )が得られる。
レンズ前面及び後面の形状を得た後は、主制御部160は通常のヤゲン算出手順に従って仮のヤゲン軌跡を求める。例えば、ヤゲン頂点位置をレンズ前面より後面側に一定量シフトした位置、あるいはコバ厚をある比率(3:7の比率等)で分割した位置として演算する。そして、ヤゲン軌跡の3次元形状データの任意の4点を選び、この4点が球面上に位置するときの、そのヤゲンカーブ球の半径vrとその中心座標Ov(xv,yv,zv)を求める。好ましくは、複数の組から半径vrとその中心座標Ovを求める。合わせて、半径vrからヤゲンカーブ値Vcrv(通常、523を球の半径で割った値)を算出する。同様に、レンズ前面のカーブ球の半径frとその中心座標(xf,yf,zf)、及びレンズカーブ値Crvを算出する。
この時点でのヤゲン軌跡と眼鏡枠の3次元周長値FLとが略一致するようにヤゲン軌跡の周長補正を施すと、レンズカーブの大きなレンズを光心チャックで加工する場合、ここでのレンズ形状測定では、2次元玉型形状が光心方向から見た形状に対して横方向(眼福方向)に伸びた形となっているため、実際には縦方向が小さく加工されてしまう。このため、以下の加工時の玉型形状補正を実施する。なお、加工時の玉型形状補正に際しては、計算を間単にするために、ヤゲンカーブ球及びレンズ前面カーブ球の各中心座標がレンズチャック軸上にあると仮定しておいても、実用的にはほぼ正しい補正が可能である。
レンズ形状が測定されると、主制御部160は2次元玉型形状のデータムラインDL上のヤゲンカーブ位置から、まず、加工時の反り角を算出する。図9において、点VaはデータムラインDL上のヤゲンカーブの鼻側位置であり、点VbはデータムラインDL上のヤゲンカーブの耳側位置である。主制御部160は、レンズチャック軸方向に直交するx軸方向に対して、点Va(xVa,zVa)と点Vb(xVb,zVb)を結ぶ線分の成す角度を反り角度α2として算出する。この反り角度α2は、加工時の反り補正を行うか否かの判断に用いる。反り角度α2が所定の基準角度(例えば、5°)以下の場合は、反りの影響が無視できる程度であるので、反り補正不要とする。
加工時の反り補正について説明する。レンズ前面及び後面のコバ位置の測定から求められる仮のヤゲン軌跡又はレンズのコバ軌跡(レンズ前面又は後面のコバ位置情報)を使用して、レンズチャック軸に対するヤゲン軌跡又はコバ軌跡の傾斜角を求める。以下では、図9を基に、ヤゲン軌跡を使用する場合を説明する。図9において、データムラインDL上の点Vaと点Vbとの中点をOFとする。この点OFとヤゲンカーブ球の中心Ovとを通る直線Lyとし、レンズチャック軸と直線Lyとが成す角度α3を、レンズチャック軸に対するヤゲン軌跡のx軸方向の傾斜角とする。これはx軸についてのみであるが、y軸方向についてもレンズチャック軸に対するヤゲン軌跡の傾斜角を求め、両者を合成してレンズチャック軸に対するヤゲン軌跡の傾斜角とすることが好ましい。y軸方向(眼鏡レンズの上下方向)の傾斜角には、無視しても実用上の誤差は少ない。また、近似的には、加工時の反り補正に使用した反り角度α2をヤゲン軌跡の傾斜角α3とみなしても良い。
加工時の反り補正に際しては、レンズ枠幾何学中心間距離FPDと瞳孔間距離PDのデータを補正することがこの好ましいので、この補正を図10、図11により説明する。まず、眼鏡枠の反り角度α1がデータムライン上で求められているので、計算の簡便さから、レンズ枠幾何学中心間距離FPDをデータムラインの中心間距離(以下、データムFPD)に変換して考える。その際、眼鏡枠形状測定装置2から入力された2次元玉型形状データ(Xn、Yn)がデータムライン傾斜角方向への2次元投影形状であり、また、FPDは立体軌跡でのレンズ枠幾何学中心間距離であるため、厳密には正確な補正はできないが、近似的には次の方法で行う。
図10において、眼鏡枠を正面方向から見たときの2次元玉型形状の幾何学中心OF1とデータムライン上の中心ODL1との距離をδFPD1とする。データムライン傾斜角方向α1への2次元投影玉型形状における幾何学中心OF2とデータムライン上の中心ODL2との距離を、δFPD2とする。図10より、δFPD2は、
δFPD2=δ1/cosα1
として求められる。データムライン傾斜角方向への2次元投影玉型形状に変換される片眼データムFPDは、FPD×1/2+δFPD2として求められる。
次に、レイアウトデータの光心位置を決めるための瞳孔間距離PDの位置補正を説明する。PDの補正方法は色々考えられるが、以下では近似的方法を説明する。ここでは、図11に示すように、レンズ形状測定により求められた中心Ov(xv,zv)、半径vrのヤゲンカーブ球を考える。図9と同じく、点VaはデータムラインDL上のヤゲンカーブの鼻側位置であり、点VbはデータムラインDL上のヤゲンカーブの耳側位置である。データムラインは正面方向に対して角度α1で傾斜している。PDの指定により、ヤゲンカーブ球におけるPD位置をOPDとし、このOPD位置のzを、ヤゲンカーブの式から求める。
(x−xv)2+(z−zv)2=Vr2
また、点Vaと点Vbのデータムライン上の中点をOFとし、この中点OFとヤゲンカーブ球中心Ovとを結ぶ線分のヤゲンカーブ球上の点をOFPDとする。点OPDとヤゲンカーブ球中心Ovとを通る直線に対して、点OFPDから垂線を引いたときの距離ΔPDが、光心チャック方向から見たときのx軸方向における光心位置(鼻側への寄せ量)の補正量となる。上下方向の光心位置についても同じような考えで補正することができるが、上下方向の反りは無視できるので、上下方向の光心位置は補正せずに入力された値をそのまま使用しても実質的に影響は少ない。これを新たな光心位置のレイアウトデータとする。
次に、先に求めた傾斜角α3とΔPDを使用して2次元玉型形状をレンズチャック軸方向から見た形に補正する。図12のように、中心Ov、半径Vrのヤゲンカーブ球を考え、このヤゲンカーブ球面上に傾斜角α3方向から、眼鏡枠形状測定装置2から入力された2次元玉型形状を投影する。この場合、ヤゲンカーブ球の中心Ovはレンズチャック軸上にあると仮定しても実用上の誤差は少なく、計算が簡単になる。2次元玉型形状の投影は、光心位置のレイアウトデータを基に、レンズチャック軸からΔPD分耳側にずれた位置に2次元玉型形状のデータム中心OFPDを一致させる。すなわち、レンズチャック軸からレイアウトデータの補正ΔPD分ずらしたヤゲンカーブ球の位置OPを投影基準点とする。また、上下方向の光心位置のレイアウトに関しては、もちろん投影の基準点そのものを上下方向にもずらして投影することが好ましいが、横方向へΔPD分ずらして2次元玉型形状を投影した後に上下方向のレイアウト分ずらしても実用上の誤差は少ない。
次に、ヤゲンカーブ球面上に2次元玉型形状を投影することで形成される3次元形状の座標を求める。そして、レンズチャック軸方向を新たなZ軸とするXY座標に変換することで、レンズチャック軸方向から見た2次元玉型形状、すなわち、レンズチャック軸に垂直な平面に投影された2次元玉型形状(Xcon,Ycon)(n =1,2,…,N)に補正する。この場合、計算を簡単にするために、2次元玉型形状の投影方向を一旦水平になるように座標変換し、投影後に再び傾け直して座標変換することでも良い。以上の演算は、主制御部160により行われる。
なお、図11で説明したPD位置の補正及び図12で説明した2次元玉型形状の補正は、何れもヤゲンカーブ球を考えたが、レンズコバ位置の測定から得られるレンズ前面のコバ軌跡を求め、これからレンズ前面カーブ球を考えて補正することでも良い。この場合、レンズ後面のコバ軌跡及びレンズ後面カーブ球を考えることも可能であるが、ヤゲン軌跡に眼鏡枠を入れるので、レンズ前面カーブを使用することが好ましい。
また、レンズチャック軸方向から見た2次元玉型形状を補正する方法としは、上記のように一旦ヤゲンカーブ球又はレンズカーブ球に2次元玉型形状を投影した上で求めることが好ましいが、簡易的には次のようにしても良い。すなわち、ヤゲン軌跡又はコバ軌跡の傾斜角α3(反り角度α2の場合も含む)を使用し、レンズチャック軸に対して2次元玉型形状データ(Xn、Yn)を角度α3だけ傾けた位置に配置し、この2次元玉型形状データをレンズチャック軸に垂直な平面に投影することで、光心チャック方向から見た2次元玉型形状(Xcon,Ycon)(n =1,2,…,N)に補正する。計算上は、2次元玉型形状データのXnに単純にcosα2を乗じることでXconを計算し、Y座標はそのままYnをYconとすればよい。この方法でも、横方向への変化を少なくした玉型形状データが得られる。
レンズチャック軸方向(光心チャック方向)から見た2次元玉型形状(Xcon,Ycon)が得られれば、これを使用してヤゲン軌跡を求め直すが、好ましくは、補正後の2次元玉型形状(Xcon,Ycon)に基づいて再びレンズ形状を測定する。レンズ形状の再測定は、粗加工後に行っても良い。主制御部160は、2次元玉型形状データ(Xn、Yn)を光心基準とした極座標データ(Rcon ,θn )(n =1,2,…,N)に変換してから、その半径情報に従って前述と同様にレンズ形状測定部500,520を作動させる。これにより、レンズ前面及び後面について、2次元玉型形状(Xcon,Ycon)=(Rcon ,θn )におけるZ軸方向のコバ位置を求め直す。初めのヤゲン軌跡の計算で、レンズ前面のコバ位置に対するヤゲン頂点位置のシフト量がわかっていれば、レンズ前面のコバ位置のみの測定でも十分である。
レンズ形状の再測定を行わない場合、初めのレンズ前面のコバ位置測定をヤゲン先端軌跡付近の動径長を変えて2回行えば、ヤゲン先端付近のレンズ前面の傾斜角が求められるので、再測定をしなくても補正後の2次元玉型形状(Xcon,Ycon)におけるZ方向のコバ位置を演算で求めることができる。
レンズのコバ位置が得られた後は、初めのレンズ形状測定後のヤゲン計算と同じく、再びヤゲン軌跡を(Rcon ,θn,Zcon)(n =1,2,…,N)として求める。また、ヤゲン軌跡の各データ間の距離を算出し、これを足し合わせることにより、ヤゲン周長値VLを求める。そして、このヤゲン周長値VLが眼鏡枠の枠周長値FLに略一致するようにヤゲン軌跡を求める。本装置では、ヤゲン軌跡を動径方向のサイズ補正として考える。すなわち、ヤゲン周長値VLと眼鏡枠の周長値FLとから、動径方向のサイズ補正量Δdlを、
Δdl=(VL−FL)/2π
として求める。
ヤゲン軌跡及びその周長補正の演算が終了したら、レンズ加工が行われる。初めに、主演算部160は、プラスチック用粗砥石602b上にレンズLEがくるようにキャリッジ701を移動させた後、補正後の2次元玉型形状データ(Rcon ,θn )に基づいて、レンズLEを回転させながらモータ750の駆動制御により、レンズチャック軸と砥石回転軸との軸間距離を変化させる。粗加工終了後は、レンズLEを仕上げ砥石602cのヤゲン溝の部分に移動させ、レンズLEを回転させながらレンズチャック軸と砥石回転軸との軸間距離を変化させることで、ヤゲン仕上げ加工を行う。ヤゲン仕上げ加工では、レンズチャック軸と砥石回転軸との軸間距離の制御を、周長補正のサイズ補正量Δdl分だけ加減して行うことにより、眼鏡枠の周長に精度良く一致した周長を持つヤゲンが加工される。このとき、光心チャックの加工であっても、レンズカーブの反りの影響で2次元玉型が傾斜することによる変形を補正してあるので、加工後の形状がレンズ枠形状と精度良く一致し、レンズの枠入れのフィット感が良好なものとなる。
以上の説明においては、レンズ枠の幾何中心間距離FPDをデータムFPDとする変換及び瞳孔間距離PDの補正は、眼鏡枠形状測定装置2により眼鏡枠を両眼測定して得られるものとしたが、片眼測定の場合には眼鏡枠の反り角度(データムライン傾斜角度)α1を別に計測して入力すれば良い。また、図12で説明した2次元玉型形状の変形の演算においては、補正されたΔPDを使用することが好ましいが、片眼測定で瞳孔間距離PDの補正が行えず、光心位置のレイアウトによる鼻側寄せ量をそのまま使用する場合でも、少なくとも従来の方法に比べれば、精度の向上を図ることができる。
また、上記の玉型形状の補正では、眼鏡枠測定装置2より入力される2次元玉型形状データは、変形誤差が少ない眼鏡枠の反り方向に投影した形状としたが、正面方向から見た形(眼鏡枠の正面方向に垂直な平面に投影した形)や他の方向に投影した形で得るようにしても良い。そして、コバ位置測定結果と2次元玉型形状が何れの方向の投影形状として得られたものであるかに応じて、その方向のレンズチャック軸に対する傾斜角を求め、2次元玉型形状をその傾斜角方向に位置させ、これをレンズチャック軸方向から見た形で補正する。
例えば、正面方向に投影された形の2次元玉型形状データを使用する場合、コバ位置測定によるコバ軌跡又は仮のヤゲン軌跡のカーブ球を求めた上で、レンズチャック軸に対する正面の投影方向の傾斜角αnを求める。この傾斜角は、図11を利用すると、点OPDとヤゲンカーブ球中心Ovとを通る直線に対する正面方向の成す角度として求めることができる。そして、先の例と同じく、この傾斜角αn方向からヤゲンカーブ球に2次元玉型形状を投影することで3次元形状を求め直し、レンズチャック軸方向を基準とした座標に変換することにより、レンズチャック軸方向から見た形で補正する。あるいは、単純にレンズチャック軸に対して傾斜角αn分だけ傾けた位置に2次元玉型形状データを配置し、この2次元玉型形状データをレンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正形状を得る。このように、本発明は種々の変容が可能であり、技術思想を同一にする範囲において、本発明に含まれるものである。
眼鏡レンズ加工装置の外観構成を示す図である。 眼鏡枠形状測定装置の内部に配置される測定機構の概略構成図である。 装置本体の加工部の構成を示す斜視図である。 レンズ後面形状測定部の構成を説明する図である。 眼鏡レンズ加工装置の制御系ブロック図である。 反り方向へ投影した2次元玉型形状の補正方法を説明する図である。 反り方向へ投影した2次元玉型形状の補正方法を説明する図である。 反り方向へ投影した2次元玉型形状データを示す図である。 加工時の反り角及びヤゲン軌跡の傾斜角の算出を説明する図である。 レンズ枠幾何学中心間距離FPDをデータムFPDに変換する方法を説明する図である。 瞳孔間距離PDの補正方法を説明する図である。 2次元玉型形状の補正方法を説明する図である。
符号の説明
1 眼鏡レンズ加工装置本体
2 眼鏡枠形状測定装置
160 主制御部
250 演算制御部
415 ディスプレイ
420 スイッチパネル部
500 レンズ後面形状測定部
520 レンズ前面形状測定部
602 砥石群
602c 仕上げ砥石
700 キャリッジ部
702L、702R レンズチャック軸


Claims (6)

  1. 眼鏡レンズの光心位置をレンズチャック軸によりチャックし、眼鏡枠に枠入れするためのヤゲン軌跡を得て眼鏡レンズの周縁をヤゲン加工する眼鏡レンズ加工装置において、眼鏡枠測定装置により測定された眼鏡枠の三次元形状に対して所定の方法で定められた鼻側点と耳側点を結ぶ線分の垂直方向である第1方向への投影形状として得た2次元玉型形状及び2次元玉型形状に対するレンズの光心位置のレイアウトデータを入力するデータ入力手段と、光心位置で前記レンズチャック軸にチャックされたレンズのコバ位置を前記レイアウトデータ及び前記2次元玉型形状に基づいて得るコバ位置測定手段と、前記コバ位置測定手段により得られたコバ位置データに基づいて仮のヤゲン軌跡又はコバ位置軌跡を求めた後、求めた前記仮のヤゲン軌跡又はコバ軌跡のカーブ球面及び該カーブ球面の中心位置を所定の演算により求め、次に、前記仮のヤゲン軌跡又はコバ位置軌跡の三次元形状に対して前記第1方向と同じ方法で定めた鼻側点と耳側点の中点と、前記カーブ球の中心と、が通る第2方向を決定し、前記レンズチャック軸に対する前記第2方向の傾斜角を求め、求めた傾斜角に基づいて前記2次元玉型形状をレンズチャック軸方向から見た形状に補正する玉型形状補正手段と、を備え、補正された玉型形状データを使用してヤゲン加工のためのヤゲン軌跡を得ることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
  2. 請求項1の眼鏡レンズ加工装置において、前記玉型形状補正手段は、前記ヤゲン軌跡又はレンズコバ軌跡のカーブ球面を求め、前記光心位置のレイアウトデータ及び前記傾斜角に基づいて前記カーブ球面上に前記傾斜角方向から前記2次元玉型形状データを投影し、この投影により前記カーブ球面上に形成される3次元形状を前記レンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正後の玉型形状データを得ることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
  3. 請求項2の眼鏡レンズ加工装置において、前記玉型形状補正手段は、前記カーブ球面及び前記傾斜角に基づいて、前記光心位置のレイアウトデータをレンズチャック軸方向から見たときのデータに補正し、該補正されたレイアウトデータに基づいて前記カーブ球面上に前記2次元玉型形状を投影するときの基準点を定めることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
  4. 請求項1の眼鏡レンズ加工装置において、前記玉型形状補正手段は、レンズチャック軸に対して前記2次元玉型形状データを前記傾斜角分だけ傾けた位置に配置し、その配置後の2次元玉型形状をレンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正後の玉型形状データを得ることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
  5. 請求項1〜4の何れかの眼鏡レンズ加工装置は、前記玉型形状補正手段で補正された玉型形状を使用して前記コバ位置測定手段により眼鏡レンズのコバ位置を再測定し、該再測定されたコバ位置データに基づいてヤゲン加工のためのヤゲン軌跡を得る再測定制御手段を、備えることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
  6. 眼鏡レンズの光心位置をレンズチャック軸によりチャックし、眼鏡枠に枠入れするためのヤゲン軌跡を得て眼鏡レンズの周縁をヤゲン加工する眼鏡レンズ加工装置において、眼鏡枠測定装置により測定された眼鏡枠の三次元形状に対して所定の方法で定められた第1方向への投影形状として得た2次元玉型形状及び2次元玉型形状に対するレンズの光心位置のレイアウトデータを入力するデータ入力手段と、光心位置で前記レンズチャック軸にチャックされたレンズのコバ位置を前記レイアウトデータ及び前記2次元玉型形状に基づいて得るコバ位置測定手段と、前記コバ位置測定手段により得られたコバ位置データに基づいて仮のヤゲン軌跡又はコバ位置軌跡を求めた後、求めた前記仮のヤゲン軌跡又はコバ軌跡の三次元形状に対して前記二次元玉型形状を得たときに定めた第1方向と同じ方法によって第2方向を決定し、前記レンズチャック軸に対する前記第2方向の傾斜角を求め、求めた傾斜角に基づいて前記2次元玉型形状をレンズチャック軸方向から見た形状に補正する玉型形状補正手段であって、前記ヤゲン軌跡又はレンズコバ軌跡のカーブ球面を求め、前記光心位置のレイアウトデータ及び前記傾斜角に基づいて前記カーブ球面上に前記傾斜角方向から前記2次元玉型形状データを投影し、この投影により前記カーブ球面上に形成される3次元形状を前記レンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正後の玉型形状データを得るか、又は前記レンズチャック軸に対して前記2次元玉型形状を前記傾斜角分だけ傾けた形状を前記レンズチャック軸に垂直な平面に投影することで補正後の玉型形状データを得る玉型形状補正手段と、を備え、補正された玉型形状データを使用してヤゲン加工のためのヤゲン軌跡を得ることを特徴とする眼鏡レンズ加工装置。
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