JP4772591B2 - レンズユニットおよび撮像装置 - Google Patents

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この発明は、小型で光学特性に優れたレンズユニットおよびそれを用いた撮像装置に関する。
従来、例えばズームレンズにおいて、2つ以上のレンズ群を光軸方向に駆動するレンズ駆動ユニットが種々提案されている。図5は、特開2005‐77713号公報(特許文献1)に開示された上記レンズ駆動ユニットの一例としてのズームレンズユニットの斜視図である。尚、図中、Z方向が撮像素子側であり、−Z方向が被写体側である。
図5に示すズームレンズユニットにおいては、第1レンズ群1を保持する第1レンズホルダ3および第2レンズ群2を保持する第2レンズホルダ4を有し、第1レンズホルダ3は、第1枠体5と第2枠体6とからなり、第1レンズホルダ3の第1枠体5と第2レンズホルダ4とは、第1ガイド軸7によって光軸方向(Z方向)に案内される。また、第1レンズホルダ3の第2枠体6と第2レンズホルダ4とは、第2ガイド軸8によって光軸方向に案内される。こうして、第1レンズホルダ3および第2レンズホルダ4は、2本のガイド軸7,8に沿って光軸方向に移動可能になっている。
上記第1レンズホルダ3の第2枠体6と上記第2レンズホルダ4とは、回転方向にカム部(図示せず)が設けてあるカム9の上記カム部に沿って、光軸方向に移動可能になっている。その際に、第1レンズホルダ3と第2レンズホルダ4とは、付勢ばね10によって互いに接近する方向に付勢されて連結されている。そして、第1レンズホルダ3と第2レンズホルダ4とは、付勢ばね10による上記付勢力によって発生する第1ガイド軸7への片寄せ力によって、ガイド軸7に沿って光軸方向に駆動される。
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来のズームレンズユニットにおいては、以下のような問題がある。
すなわち、上記第1レンズホルダ3と第2レンズホルダ4とを第1ガイド軸7に片寄せするように設けられた付勢ばね10は、第1レンズホルダ3および第2レンズホルダ4の側面に取り付けられている。
昨今、ズームレンズユニットは小型の端末機器にも搭載されるようになってきており、レンズおよびレンズホルダは、小さく且つ光軸方向の厚みが薄くなっている。また、形状作製が容易なように樹脂で構成されている。したがって、上記従来のズームレンズユニットのように付勢ばね10をレンズホルダ3,4の側面に取り付けた場合には、付勢ばね10によってレンズホルダ3,4がガイド軸7に押し付けられ、その結果ガイド軸7が拘束部となってレンズホルダ3,4に光軸方向への撓みが生じ、レンズホルダ3,4と共に第1,第2レンズ群1,2が歪み、光学特性に影響を及ぼすという問題がある。
また、上記第1レンズホルダ3および第2レンズホルダ4の形状を、上記撓みが生じることを考慮に入れて形成することは可能ではある。しかしながら、両レンズホルダ3,4は、常に荷重が掛かっている状態で保持されると、両レンズホルダ3,4を構成する樹脂にクリープや塑性変形が生じ、性能低下を引き起こすという問題がある。また、小型機器の軽量化のために、第1,第2レンズ群1,2のレンズが樹脂で形成されている場合には、第1,第2レンズホルダ3,4の撓みに伴って上記レンズがクリープによって歪むという問題もある。
また、小型機器における小さなレンズホルダに上述のような付勢ばねを取り付けることは、組み立て性が悪化するという問題もある。さらに、小型機器においては、2つのレンズホルダに付勢ばねを取り付けるためのスペースを大きくとることが不可能であり、上記付勢ばねの取り付け部を強固にできない。したがって、衝撃が加えられた場合に上記付勢ばねが脱落し易いという問題もある。
特開2005‐77713号公報
そこで、この発明の課題は、省スペースであるため小さく且つ光学的な特性の劣化が少ないため光学特性に優れたレンズユニット、および、それを用いた撮像装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のレンズユニットは、
同軸に配列された複数のレンズからなるレンズ群と、
上記レンズ群の光軸方向に延在して配置された軸体と、
上記軸体の両端を支持する第1壁材および第2壁材と、
上記レンズ群を搭載すると共に、上記軸体が挿通される軸穴を有し、上記軸体に案内されて上記光軸方向に移動可能なレンズホルダと、
上記レンズホルダを上記光軸方向に付勢する付勢手段と、
上記付勢手段と上記レンズホルダとの間に配置されて、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力を上記レンズホルダに伝達すると共に、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力の一部を上記レンズホルダと上記軸体との接触箇所を中心とした上記軸体を含む水平面内での回転力に変換して、上記レンズホルダにおける上記付勢力の伝達箇所よりも上記レンズ側の箇所に印加して、上記レンズホルダの上記光軸方向に対する傾斜量の変化を抑制する傾斜抑制部材と、
上記レンズホルダを上記付勢手段の付勢力に抗して上記光軸方向に駆動する駆動手段と
を備え
上記傾斜抑制部材は、
金属板を鈍角に折り曲げて形成された第1平面および第2平面の2つの平面を有する板バネで構成されており、
上記第1平面は、その平面が上記レンズホルダにおける上記軸穴の近傍に当接すると共に、上記付勢手段によって上記光軸方向へ付勢されて、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力を上記レンズホルダに伝達し、
上記第2平面は、その平面が上記レンズホルダにおける上記光軸方向への突出部の一部に当接して、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力の一部を上記レンズホルダと上記軸体との接触箇所を中心とした上記軸体を含む水平面内での回転力に変換して、上記レンズホルダにおける上記付勢力の伝達箇所よりも上記レンズ側の箇所に印加する
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記傾斜抑制部材によって、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力を上記レンズホルダに伝達すると共に、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力の一部を上記レンズホルダと上記軸体との接触箇所を中心とした上記軸体を含む水平面内での回転力に変換して、上記レンズホルダにおける上記付勢力の伝達箇所よりも上記レンズ側の箇所に印加して、上記レンズホルダの上記光軸方向に対する傾斜量の変化を抑制するようにしている。したがって、上記レンズ群が上記光軸方向へ移動しても、上記レンズホルダの上記光軸に対する傾き量は変化することなく略一定となる。その結果、上記軸体が拘束部となって上記レンズホルダに上記光軸方向への撓みが生じて上記レンズ群の光学特性に影響を及ぼすことが防止され、安定した光学特性を得ることができる。
また、1実施の形態のレンズユニットでは、
上記付勢手段は弾性体である。
また、1実施の形態のレンズユニットでは、
上記弾性体はつる巻バネである。
この実施の形態によれば、上記付勢手段を、簡単に且つ安価に構成し、確実に動作させることができる。さらに、上記軸体が上記つる巻バネを挿通するように成せば、上記つる巻バネが上記レンズホルダを付勢する箇所を、上記軸体が挿通される上記軸穴の周囲にすることができる。その場合には、上記つる巻バネによって上記レンズホルダが上記軸体に押し付けられることが無く、上記軸体が拘束部となって上記レンズホルダに光軸方向への撓みが生じて上記レンズ群の光学特性に影響を及ぼすことを、さらに防止することができるのである。
また、1実施の形態のレンズユニットでは、
上記板バネにおける上記第1平面には、上記軸体が挿通される貫通穴が設けられている。
この実施の形態によれば、上記傾斜抑制部材を構成する板バネの上記第1平面には軸体が貫通されるので、上記板バネの脱落を防止することができる。さらに、組み立て時には、上記板バネの上記貫通穴に上記軸体に通すので、上記板バネの位置を容易に決めることが可能となる。さらに、上記板バネは、上記レンズホルダにおける上記軸穴近傍において上記レンズホルダに荷重をかけることが可能である。そのために、上記レンズ群に負荷が掛ることを防止して、個々のレンズに歪が発生することを防止できる。すなわち、この発明によれば、光学的に悪影響を及ぼすことなく上記レンズホルダの傾斜を抑制することが可能になる。
また、1実施の形態のレンズユニットでは、
上記レンズホルダにはシャッターが搭載されている。
この実施の形態によれば、上記レンズホルダに上記シャッターが搭載されている。したがって、上記シャッターの一端に接続されてFPC(フレキシブルプリント配線板)によって、上記シャッターを介して上記レンズホルダに上記光軸方向とは異なる方向への力が掛り、上記傾斜抑制部材による力と相俟って、上記レンズホルダにおける上記光軸方向に対する傾斜が抑制される。さらに、上記レンズホルダと上記シャッターとを一体に構成することによって、小型で省スペースなレンズユニットを構成することができる。さらに、上記シャッターの搭載位置の選択幅が多くなり、設計における利便性を増すことができる。
また、この発明の撮像装置は、
上記レンズユニットを備えた
ことを特徴としている。
上記構成によれば、レンズ群が光軸方向へ移動しても、レンズホルダの上記光軸に対する傾き量は変化することなく一定となるレンズユニットを備えている。したがって、安定した光学特性を得ることが可能な撮像装置を提供することができる。
以上より明らかなように、この発明のレンズユニットは、傾斜抑制部材によって、付勢手段からの光軸方向への付勢力をレンズホルダに伝達すると共に、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力の一部を上記レンズホルダと上記軸体との接触箇所を中心とした上記軸体を含む水平面内での回転力に変換して、上記レンズホルダにおける上記付勢力の伝達箇所よりも上記レンズ側の箇所に印加して、上記レンズホルダの上記光軸方向に対する傾斜量の変化を抑制するので、上記レンズ群が上記光軸方向へ移動しても、上記レンズホルダの上記光軸に対する傾き量を変化させず、略一定にすることができる。
したがって、上記光軸方向に延在する軸体が拘束部となって上記レンズホルダに上記光軸方向への撓みが生じて上記レンズ群の光学特性に影響を及ぼすことを防止することができる。すなわち、この発明によれば、安定した光学特性を得ることができる。
また、この発明の撮像装置は、レンズ群が光軸方向へ移動しても、レンズホルダの上記光軸に対する傾き量を変化させずに略一定にするレンズユニットを備えているので、安定した光学特性を得ることが可能な撮像装置を提供することができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態におけるレンズユニットを備えた撮像装置の斜視図である。ここで、Z軸方向を光軸方向とする一方、X軸およびY軸の方向を撮像面に平行な平面の延在方向とする。尚、上記撮像面は、撮像素子12上に設定されている。また、図2は、図1の状態におけるレンズ群15を光軸(Z軸)方向被写体側から見た図である。
上記撮像装置は、レンズユニット11とこのレンズユニット11における被写体側とは反対側に取り付けられる撮像素子12とで概略構成される。そして、レンズユニット11は、略直方体から1つのXZ平面と1つのYZ平面とを除いた外形を有しており、上記除いた平面以外の面は夫々略垂直方向に接続されている。また、レンズユニット11の光軸(Z軸)に垂直なXY平面に平行な2枚の壁材13,14が形成されている。
上記レンズユニット11には、レンズ群15が、個々のレンズのレンズ面がXY平面と平行になるように配置されている。そして、本レンズユニット11における光学系は、レンズ群15が光軸方向に移動することによって、ズーム倍率の変更または焦点合わせを、あるいは、ズーム倍率の変更と焦点合わせとの両方を、行うことが可能になっている。
上記壁材13には2つの貫通穴16,17が設けられる一方、壁材14には2つの貫通穴(図示せず)が設けられており、壁材13の貫通穴16と壁材14の上記貫通穴には軸18の両端が挿入され、壁材13の貫通穴17と壁材14の上記貫通穴には軸19(図3参照)の両端が挿入されており、各軸18,19は光軸方向に延在して互いに略平行になっている。
レンズホルダ20は上記レンズ群15を支持しており、レンズホルダ20の第1突出部材20aにはレンズ群15の光軸方向に貫通する軸穴が設けられている。そして、レンズホルダ20の上記軸穴には軸18が貫通されて、レンズホルダ20は軸18に沿って移動可能になっている。また、軸18は、板バネ21に設けられた貫通穴22に挿通されている。板バネ21は金属板を略L字状に折り曲げて構成されており、レンズホルダ20における第1突出部材20aの被写体側に配置されている。そして、板バネ21における貫通穴22が設けられている面とは異なる面の端部23は、第1突出部材20aにおける上記軸穴の近傍に設けられて光軸(Z軸)方向に突出した第2突出部材20bの側面に当接している。
さらに、上記軸18はつる巻バネ24に挿通されており、つる巻バネ24は第1突出部材20aおよび板バネ21よりも被写体側に配置されている。こうして、つる巻バネ24は、板バネ21を介してレンズホルダ20の第1突出部材20aを、撮像素子側の壁材14に向かって付勢している。
ここで、上記板バネ21は、金属板を鈍角に折り曲げて略L字状に構成されており、2つの平面のうち貫通穴22が設けられている方の平面の端部25は第1突出部材20aにおける上記軸穴の近傍に当接しており、貫通穴22が設けられていない方の平面の端部23は第2突出部材20bの側面に当接している。そして、貫通穴22の直径は軸18の直径よりもやや大きく構成されており、軸18に挿通されているつる巻バネ24は、貫通穴22が設けられている平面を押圧するようになっている。
したがって、上記つる巻バネ24が板バネ21の貫通穴22が設けられた平面を押圧した場合には、この平面の端部25によってつる巻バネ24の押圧力が第1突出部材20aに伝えられ、レンズホルダ20が軸18に沿って上記光軸方向に移動する。さらに、板バネ21が、その弾性によって、上記2つの平面が成す角度がより直角に近づく方向に撓むことによって、つる巻バネ24の押圧力の一部が、端部25を中心とした図1中反時計回りへの回転モーメントに変換される。そして、板バネ21の端部23によって、第2突出部材20bの側面に、軸18との接触箇所を中心とした図1中反時計回りへの回転力が付与される。その結果、レンズホルダ20の上記光軸方向に対する傾斜が抑制されるのである。すなわち、本実施の形態においては、上記傾斜抑制部材を、板バネ21で構成しているのである。
上記Z軸方向に配置された軸19は、レンズホルダ20における第1突出部材20aとは反対側に形成された第3突出部材20cに設けられたガイド溝26を貫通しており、レンズホルダ20がXY平面内で回転するのを防止している。
上記レンズホルダ20の撮像素子側におけるXY平面上には、シャッター27が螺子で取り付けられて固定されており、レンズホルダ20と一体に光軸方向に移動可能になっている。上記シャッター27における被写体側には、シャッター27に給電するためのFPC28の一端が接続されており、FPC28の本体は被写体側に向って延在すると共に、途中で屈曲して撮像素子側に方向転換し、レンズユニット11の側壁29から外部へ出ている。そして、FPC28は、レンズホルダ20と共にシャッター27が光軸方向に移動すると、それに伴って屈曲位置を変えながら光軸方向に移動可能になっている。
図3は、上記レンズユニット11をY軸方向上側から見た図であり、レンズ群15が撮像素子側に移動した状態を示す図である。上記レンズホルダ20における軸18の軸穴が設けられている第1突出部材20aには、光軸に垂直であり且つ撮像素子側を向いている駆動受け面30が形成されている。この駆動受け面30には、光軸方向にレンズホルダ20を移動させる駆動機構(図示せず)の一部が当接して、第1突出部材20aを介してレンズホルダ20を光軸方向に駆動するようになっている。その際に、レンズホルダ20の第1突出部材20aは、つる巻バネ24の弾性力によって、光軸方向撮像素子側に向かって付勢されている。したがって、第1突出部材20aに設けられた駆動受け面30は常に上記駆動機構の一部に当接するようになっている。
上記板バネ21は、上記つる巻バネ24の光軸方向への弾性力によって、端部25が第1突出部材20aにおける上記軸穴の近傍に当接し、端部25を支点としてXZ平面内で図3中反時計回りに回転しようとして端部23が第2突出部材20bを押圧する。その結果、レンズホルダ20は軸18との接触箇所を中心として図3中反時計回りの回転モーメントを受けることになり、第1突出部材20aにおける上記軸穴の方向が上記光軸の方向に対して傾斜することが抑制されることになる。
また、図4は、図3における上記レンズ群15が被写体側に移動した状態を示す図である。この場合には、FPC28における上記屈曲部分が被写体側に移動し、それに伴ってFPC28における光軸に平行な直線部分が図3と比較して短くなる。その結果、FPC28には、シャッター27を光軸に垂直な方向へ押し出す力が発生することになる。したがって、つる巻バネ24,板バネ21およびFPC28によって、レンズホルダ20には軸18との接触箇所を中心として図4中反時計回りへの回転モーメントが掛かることになり、常に、第1突出部材20aにおける上記軸穴の方向が上記光軸の方向に対して傾斜することが抑制されるのである。
したがって、上記レンズ群15の光軸方向への移動に伴って、レンズホルダ20の(つまり、第1突出部材20aにおける上記軸穴の)光軸に対する傾き量は変化することなく一定となる。その結果、軸18が拘束部となってレンズホルダ20に光軸方向への撓みが生じてレンズ群15の光学特性に影響を及ぼすことが防止されて、安定した光学特性を得ることができるのである。
また、その際に、上記つる巻バネ24と第1突出部材20aとの間に、金属製の板バネ21を配置している。したがって、つる巻バネ24が第1突出部材20aに直接接触することがなく、つる巻バネ24の端部によって第1突出部材20aが磨耗するのを防止することができる。
尚、この発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施の形態に夫々開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても、この発明の技術的範囲に含まれる。
この発明のレンズユニットを備えた撮像装置における斜視図である。 図1の状態におけるレンズ群を光軸(Z軸)方向被写体側から見た図である。 図1におけるレンズユニットをY軸方向上側から見た図である。 図3におけるレンズ群が被写体側に移動した状態を示す図である。 従来のズームレンズユニットの斜視図である。
11…レンズユニット、
12…撮像素子、
13,14…壁材、
15…レンズ群、
16,17…壁材の貫通穴、
18,19…軸、
20…レンズホルダ、
20a…第1突出部材、
20b…第2突出部材、
20c…第3突出部材、
21…板バネ、
23,25…板バネの端部、
24…つる巻バネ、
26…ガイド溝、
27…シャッター、
28…FPC、
30…駆動受け面。

Claims (6)

  1. 同軸に配列された複数のレンズからなるレンズ群と、
    上記レンズ群の光軸方向に延在して配置された軸体と、
    上記軸体の両端を支持する第1壁材および第2壁材と、
    上記レンズ群を搭載すると共に、上記軸体が挿通される軸穴を有し、上記軸体に案内されて上記光軸方向に移動可能なレンズホルダと、
    上記レンズホルダを上記光軸方向に付勢する付勢手段と、
    上記付勢手段と上記レンズホルダとの間に配置されて、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力を上記レンズホルダに伝達すると共に、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力の一部を上記レンズホルダと上記軸体との接触箇所を中心とした上記軸体を含む水平面内での回転力に変換して、上記レンズホルダにおける上記付勢力の伝達箇所よりも上記レンズ側の箇所に印加して、上記レンズホルダの上記光軸方向に対する傾斜量の変化を抑制する傾斜抑制部材と、
    上記レンズホルダを上記付勢手段の付勢力に抗して上記光軸方向に駆動する駆動手段と
    を備え
    上記傾斜抑制部材は、
    金属板を鈍角に折り曲げて形成された第1平面および第2平面の2つの平面を有する板バネで構成されており、
    上記第1平面は、その平面が上記レンズホルダにおける上記軸穴の近傍に当接すると共に、上記付勢手段によって上記光軸方向へ付勢されて、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力を上記レンズホルダに伝達し、
    上記第2平面は、その平面が上記レンズホルダにおける上記光軸方向への突出部の一部に当接して、上記付勢手段からの上記光軸方向への付勢力の一部を上記レンズホルダと上記軸体との接触箇所を中心とした上記軸体を含む水平面内での回転力に変換して、上記レンズホルダにおける上記付勢力の伝達箇所よりも上記レンズ側の箇所に印加する
    ことを特徴とするレンズユニット。
  2. 請求項1に記載のレンズユニットにおいて、
    上記付勢手段は弾性体である
    ことを特徴とするレンズユニット。
  3. 請求項2に記載のレンズユニットにおいて、
    上記弾性体はつる巻バネである
    ことを特徴とするレンズユニット。
  4. 請求項1に記載のレンズユニットにおいて、
    上記板バネにおける上記第1平面には、上記軸体が挿通される貫通穴が設けられている
    ことを特徴とするレンズユニット。
    ことを特徴とするレンズユニット。
  5. 請求項1に記載のレンズユニットにおいて、
    上記レンズホルダにはシャッターが搭載されている
    ことを特徴とするレンズユニット。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載のレンズユニットを備えた
    ことを特徴とする撮像装置。
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