JP4771124B2 - 加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は加熱装置に関するものであり、特に熱交換手段における熱交換によって発生する凝縮水を排出する排出手段を備えたものに関する。
従来より、下記特許文献1に開示されているような加熱装置が提供されている。下記特許文献1に開示されている加熱装置は、いわゆる潜熱回収型と称される形態の加熱装置である。潜熱回収型の加熱装置は、一般的に燃焼ガスが流れる燃焼ガス通路の中途に、主として燃焼ガスの持つ顕熱を回収するための一次熱交換器と、これよりも燃焼ガスの流れ方向下流側に配され、主として燃焼ガスの持つ潜熱を回収するための二次熱交換器とを備えた構成とされている。
上記した潜熱回収型の加熱装置では、燃焼ガスのもつ顕熱だけではなく、潜熱まで回収される構成とされているため、熱交換にともなって凝縮水が発生する。このように凝縮水が発生する可能性のある加熱装置では、凝縮水をタンク等に集め、これを凝縮水排出用の排出流路を介して自然落下させることにより排出可能な構成とされていることが多い。
特開2003−262335号公報
上記したような凝縮水排出用の排出流路を設けた加熱装置の殆どは、凝縮水を自然落下に任せて排出する構成である。そのため、このような構成の加熱装置では、凝縮水の排出流路を上方に向けて設置することができない。そこで、本発明者らは、凝縮水を加熱装置の設置位置よりも高い位置においても排出可能なように、凝縮水の排水系統に非自吸式のポンプを設け、これにより圧送する構成とした加熱装置を試作し、実験を行った。
その結果、加熱装置を設置した直後等、所定の条件下でポンプを作動させると、ポンプがいわゆるエア咬みを起こした状態となり、凝縮水の排出が滞ってしまうことが判明した。
かかる知見に基づき、本発明は、凝縮水排出用の排水系統に設けたポンプが万一エア咬みを起こしてもこれをスムーズに解消でき、凝縮水を的確に排出可能な加熱装置の提供を目的とする。
そこで、上記した課題を解決すべく提供される請求項1に記載の発明は、燃焼バーナと、燃焼バーナにおいて発生した燃焼ガスが流れる燃焼ガス流路とを有し、当該燃焼ガス流路の中途に、燃焼ガスとの熱交換により液体を加熱可能な熱交換手段が設けられており、前記熱交換手段における熱交換によって発生する凝縮水を排出する排出手段を有し、当該排出手段が、凝縮水が流れる排出流路と、当該排出流路を流れる凝縮水を圧送可能な非自吸式のポンプとを有するものであり、当該ポンプを複数回にわたって断続的に作動させることにより凝縮水を排出する断続排出動作を実施可能であることを特徴とする加熱装置である。
本発明の加熱装置では、断続排出動作において非自吸式のポンプが複数回にわたって断続的に作動する構成とされている。そのため、本発明の加熱装置は、仮に断続排出動作の開始直後におけるポンプの作動時にポンプ内に液体が供給され、いわゆるエア咬み状態となっていても、これをスムーズに解消することができる。従って、本発明の加熱装置は、エア咬みによるポンプの作動不良を迅速に解消でき、熱交換によって発生する凝縮水をスムーズに排出することができる。
また、本発明の加熱装置は、凝縮水圧送用にポンプを設けた構成とされている。そのため、排出流路を上方に立ち上げるなどすれば、従来技術のように凝縮水を下方に自然落下させるだけでなく、ポンプよりも上方側の位置等、任意の場所に凝縮水を排出させることができる。
ここで、上記したように断続排出動作においてポンプを複数回にわたって断続的に作動させる構成とするためには、ポンプに電力を供給する電力供給系統にリレー等のスイッチ手段を設け、これを断続的にオン状態、オフ状態とするなどしてポンプへの電力供給を調整する必要がある。
上記したような構成とした場合、スイッチ手段を切り替えてポンプを断続運転させることによって、断続排出動作を実施することができる。しかし、このような構成とした場合、スイッチ手段の作動回数が断続排出動作の回数の複数倍となり、スイッチ手段が頻繁にオン・オフを繰り返すこととなる。そのため、スイッチ手段として機械式のスイッチング素子を採用し、ポンプの断続運転の度にオン・オフする構成とすると、スイッチ手段が寿命に達するまでの期間が短くなってしまう可能性が高い。従って、スイッチ手段として機械式のスイッチング素子を採用する場合は、当該機械式のスイッチング素子の作動回数ができるだけ少なくなるような構成であることが望ましい。
そこで、かかる知見に基づいて提供される請求項2に記載の発明は、外部電源から供給される電力をポンプに供給するための電力供給系統を有し、当該電力供給系統が、第1のスイッチ手段と、第2のスイッチ手段とを有し、当該第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段の双方がオン状態となることを条件としてポンプに電力を供給可能なものであり、前記第1のスイッチ手段が、機械式の接点を持つ機械的スイッチング素子によって構成されており、前記第2のスイッチ手段が、機械式の接点を持たない非機械的スイッチング素子によって構成されており、所定のタイミングで第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段をオン状態とすることによりポンプへの電力供給を開始した後、第1のスイッチ手段をオン状態に維持した状態で第2のスイッチ手段をオン状態あるいはオフ状態としてポンプへの電力供給状態を切り替えることにより断続排出動作を実施可能であることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置である。
本発明の加熱装置は、断続排出動作を行う際に、所定のタイミングで第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段をオン状態とした後、非機械的スイッチング素子によって構成される第2のスイッチ手段をオン・オフすることによりポンプへの電力供給状態を切り替え、ポンプを断続運転可能な構成とされている。そのため、本発明の加熱装置は、断続排出動作の実施時における第1のスイッチ手段の作動回数が最小限で済み、第1のスイッチ手段の故障を防止することができる。
ここで、上記請求項2に記載の発明において第1のスイッチ手段として採用される機械式のスイッチング素子は、接点の摩耗などにより寿命が尽きる可能性があるが、耐圧特性が優れており、高電圧が作用しても壊れにくく、サージ電圧が作用しても壊れにくい等の利点を有する。また、第2のスイッチ手段として採用される機械式の接点を持たない非機械的スイッチング素子は、例えば半導体スイッチのようなものであり、オン・オフを繰り返しても、これに起因する故障が起こりにくいという特性を有する。従って、上記請求項2に記載の加熱装置は、排出手段を作動させるための電力を供給する排出用電源を有し、排出用電源が、外部電源から供給された電力を排出手段の動作に適した状態に変換可能なものであり、電力供給系統が、外部電源から排出用電源に電力を供給する外部電源側回路と、排出用電源から排出手段に電力を供給する排出手段側回路とを有し、第1のスイッチ手段が外部電源側回路に設けられており、第2のスイッチ手段が排出手段側回路に設けられた構成とすることが望ましい(請求項3)。
また、本発明のように外部電源側回路に第1のスイッチ手段を設けた構成とすると、第1のスイッチ手段をオフ状態にすることにより、排出用電源への電力の供給を停止することができる。そのため、本発明によれば、第1のスイッチ手段をオフ状態とすることにより、ポンプの作動停止時に排出用電源で電力が消費されるのを防止でき、加熱装置の消費電力の抑制に資することができる。
ここで、上記したように、請求項1〜3に記載の加熱装置は、熱交換によって発生する凝縮水をスムーズに排出することができる。従って、請求項1〜3に記載の発明は、燃焼ガスの持つ顕熱に加えて潜熱まで回収する、いわゆる潜熱回収型の加熱装置に好適であるものと想定される。
そこで、かかる知見に基づき、上記請求項1〜3のいずれかに記載の加熱装置は、熱交換手段が、燃焼ガスとの熱交換により主として燃焼ガスの持つ顕熱を回収して液体を加熱可能な一次熱交換器と、当該一次熱交換器よりも燃焼ガスの流れ方向下流側に配され、一次熱交換器を通過した燃焼ガスとの熱交換により主として燃焼ガスのもつ潜熱を回収して液体を加熱可能な二次熱交換器とを備えたことを特徴とする構成としてもよい(請求項4)。
かかる構成とした場合、燃焼ガスの潜熱まで回収することによって多くの凝縮水が発生してもこれをスムーズに排出できる。
また、上記請求項1〜4のいずれかに記載の加熱装置は、断続排出動作における動作を制御可能な制御手段と、排出手段を作動させるための電力供給用の排出用電源と、外部電源から排出用電源に電力を供給する外部電源側回路とを有し、当該制御手段が、排出手段を作動させるための電力供給用の外部電源側回路に対して電気的に独立した構成とすることも可能である(請求項5)。
本発明では、制御手段が外部電源側回路から電気的に独立している。すなわち、本発明の加熱装置では、制御手段と外部電源側回路とが電気的に絶縁されている。そのため、本発明の加熱装置は、外部電源の電源電圧と制御手段の作動用の電源電圧との電圧差によらず、高電圧の排出用電源を安全にオン・オフすることができる。
上記請求項2〜5のいずれかに記載の加熱装置は、断続排出動作が、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段をオン状態とするステップと、第1のスイッチ手段をオン状態に維持しつつ、オン状態とされている第2のスイッチ手段を所定のタイミングでオフ状態とするステップと、第1のスイッチ手段をオン状態に維持しつつ、オフ状態とされている第2のスイッチ手段を所定のタイミングでオン状態とするステップと、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段をオフ状態とするステップとを有することを特徴とするものであってもよい(請求項6)。
本発明の加熱装置は、第1のスイッチ手段をオン状態とすると、第2のスイッチ手段をオン状態あるいはオフ状態とすることによりポンプへの通電状態を切り替えることができる。従って、本発明によれば、断続排出動作の際に第1のスイッチ手段が作動する回数を最小限に抑制できる。
ここで、上記した本発明の加熱装置は、断続排出動作によりポンプを断続的に作動させることにより、断続排出動作の初期段階においてポンプに凝縮水を呼び込むことができる。そのため、断続排出動作の初期段階において、何らかの理由でポンプがエア咬みを起こすなどしていてもこれをスムーズに解消できる。しかし、凝縮水の排出を行う場合、初期段階においてポンプに凝縮水が十分溜まっている場合は、前記したようなエア咬みによる凝縮水の圧送不良が起こる可能性が低く、ポンプを断続運転するとその分だけドレンの排出に要する時間が延びたり、第2のスイッチ手段にかかる負荷が大きくなるものと想定される。従って、上記した加熱装置は、ポンプがエア咬み等を起こしているか否かを所定のタイミングで確認し、この結果に基づき必要に応じてポンプを断続運転させることが望ましい。
そこで、かかる知見に基づいて提供される請求項7に記載の発明は、凝縮水を貯留する凝縮水貯留手段を有し、第1のスイッチ手段をオン状態に維持し、第2のスイッチ手段を断続的にオン状態とすることにより凝縮水を排出する断続排出動作と、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段を連続的にオン状態に維持して凝縮水を排出する連続排出動作とから凝縮水の排出方法を選択して凝縮水を排出可能であり、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段がオン状態である間の所定のタイミングで凝縮水貯留手段における凝縮水の貯留量を監視し、当該凝縮水の貯留量に基づいて凝縮水の排出方法が選択されることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の加熱装置である。
本発明では、第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段がオン状態である間の所定のタイミングで凝縮水貯留手段における凝縮水の貯留量を監視し、これに基づいてポンプが十分な圧送能力を発揮しているか否かを判断している。本発明の加熱装置では、ポンプの作動状態に基づいてポンプを連続的に作動させるか、断続的に作動させるかを判断する構成とされているため、ポンプがむやみに断続運転を行うのを防止でき、第2のスイッチ手段にかかる負担を最小限に抑制できる。
ここで、凝縮水の圧送用に非自吸式のポンプを採用した場合は、内部に空気が残存した状態でポンプが起動しても、当該ポンプは十分な圧送能力を発揮できない可能性が高い。上記したように、本発明では、断続排出動作を実施する際にポンプを複数回に分けて断続的に作動させる構成とされているため、断続排出動作の開始時にポンプ内に空気が残存していたとしてもポンプが十分な圧送能力を発揮でき、凝縮水をスムーズに排出できる。そのため、上記請求項1〜7のいずれかに記載の加熱装置は、ポンプが凝縮水を取り込む吸水口を有し、当該吸水口が、熱交換手段側から排出流路を落下する凝縮水の落下方向に対して交差する方向に開いた構造としても、ポンプが十分な圧送能力を発揮でき、凝縮水をスムーズに排出させることができる(請求項8)。
上記した請求項1〜8に記載の加熱装置は、上記したように排出流路を上方に立ち上げるなどすれば任意の位置に凝縮水を排出させることができるが、ポンプを停止した際に排出流路に凝縮水が残存していると、これが加熱装置側に逆流してしまう可能性がある。そのため、上記請求項1〜8のいずれかに記載の加熱装置は、排出流路に凝縮水の逆流を阻止可能な逆止弁を設けた構成とすることが望ましい(請求項9)。
かかる構成によれば、凝縮水の逆流を防止できる。また、上記したような構成とした場合についても、断続排出動作の際にポンプを断続的に作動させることによりポンプが十分な圧送能力を発揮できるため、逆止弁を設けた分だけ排出流路の流路抵抗が大きくなっても凝縮水をスムーズに排出することができる。
本発明によれば、凝縮水排出用の排水系統に設けたポンプが万一エア咬みを起こしたとしてもこれを迅速に解消でき、凝縮水をスムーズに排出可能な加熱装置を提供できる。
続いて、本発明の一実施形態である加熱装置について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態の加熱装置は、後述するドレン排出流路の構成、および、ドレン排出動作に特徴を有するものであるが、これらの説明に先立って加熱装置の全体構造について説明する。
図1において、1は本実施形態の加熱装置である。加熱装置1は、いわゆる二缶二水路型の加熱装置であり、独立した缶体2,3のそれぞれに、主として燃焼ガスのもつ顕熱を回収する一次熱交換器5,6と、燃焼バーナ7,8および送風手段10,11を設けた構成とされている。また、加熱装置1は、一次熱交換器5,6に対して、燃焼バーナ7,8において発生する燃焼ガスの流れ方向下流側(図1において上方側)に、主として燃焼ガス中から潜熱を回収するための潜熱回収手段15が配置された構成とされている。潜熱回収手段15は、二次熱交換器12,13を備えた構成とされている。
一次熱交換器5,6は、主要部分が銅製のいわゆるフィン・アンド・チューブ型の熱交換器である。一次熱交換器5,6は、燃焼バーナ7,8で発生する高温の燃焼ガスが流れる燃焼ガス流路16,17内に配置されている。一次熱交換器5,6は、主として燃焼ガスが持つ顕熱を回収する顕熱回収手段4として機能するものであり、内部を流れる湯水を加熱するものである。一次熱交換器5,6は、それぞれ燃焼ガス流路16,17の断面領域の全域を占領する。
一次熱交換器5,6は、入水口18,20と、出水口21,22とを備えている。入水口18,20は、二次熱交換器12,13の出水口31,31側に接続されている。一次熱交換器5,6には二次熱交換器12,13において熱交換を行った湯水が流入し、さらに加熱される。
一次熱交換器5は、燃焼能力の比較的大きな燃焼バーナ7が配された缶体2の燃焼ガス流路16内を流れる燃焼ガスと熱交換を行うものである。一次熱交換器5の出水口21には、給湯配管23aが接続されている。また、缶体3内に配置されている一次熱交換器6は、燃焼能力が比較的小さな燃焼バーナ8において発生する燃焼ガスと熱交換を行うものである。一次熱交換器6の出水口22には、暖房端末(図示せず)のような負荷端末に湯水を供給する往き流路24aが接続されている。
二次熱交換器12,13は、図2に示すように、ケース部材26の両端部に平行に配置されたヘッダ27,28間に多数の受熱管25をろう付けにより接続したものである。受熱管25は、金属製の筒体であり、それぞれ燃焼ガスが通過可能な程度の隙間を空けて平行に配置されている。ヘッダ27には、外部から湯水を導入するための入水口30と、各受熱管25から出る湯水を外部に排出する出水口31とが設けられている。二次熱交換器12のヘッダ27に設けられた入水口30には外部から湯水を供給する給水配管23bが接続されている。また、二次熱交換器13側の入水口30には、図示しない暖房端末から湯水を戻す戻り流路24bが接続されている。二次熱交換器12,13の各入水口30,30から流入した湯水は、受熱管25内を流れて加熱され、出水口31,31から排出される。
二次熱交換器12,13は、図1に示すように、それぞれ缶体2,3の燃焼ガス流路16,17内を流れる燃焼ガスの流れ方向に積層されており、受熱管25が燃焼ガス流路16,17の断面領域に跨るように配されている。
また、図示しない暖房端末に供給される湯水を加熱するための二次熱交換器13は、給湯配管23aを介して外部に供給される湯水を加熱するための二次熱交換器12よりも燃焼ガス流路16の上流側(図1の状態において下方側)に配置されている。二次熱交換器12は、燃焼ガス流路16内を流れる燃焼ガスが流入し、二次熱交換器13は、燃焼ガス流路17内を流れる燃焼ガスが流入し、主としてこの燃焼ガスのもつ潜熱を回収する構成となっている。
加熱装置1は、上記した暖房端末等との間で湯水を往来させるための往き流路24aおよび戻り流路24bの中途をバイパスするバイパス流路19を有する。バイパス流路19の中途には、熱交換器19aが設けられている。熱交換器19aは、いわゆる液−液熱交換器であり、風呂往き配管19bと、風呂戻り配管19cとが接続されている。風呂往き配管19bおよび風呂戻り配管19cの末端部分には、それぞれコネクタ19d,19eが接続されている。加熱装置1は、図1に示すように、コネクタ19d,19eが本体ケース1aから露出するように設けられている。加熱装置1は、例えば図6に示すようにコネクタ19d,19eに浴槽45に繋がる配管45a,45bを接続することにより、浴槽45と加熱装置1との間に湯水が循環可能な浴槽循環系統45cを形成することができる。
風呂戻り配管19cの中途には、風呂循環ポンプ19fが設けられている。そのため、熱交換器19aは、風呂戻り配管19cを介して供給された湯水をバイパス流路19を流れる湯水との熱交換により加熱し、風呂往き配管19bを介して浴槽45に戻すことによって、浴槽45内の湯水の加熱を実施できる。
二次熱交換器12,13を積み重ねて構成される潜熱回収手段15の下方には、二次熱交換器12,13における熱交換に伴って発生したドレン(凝縮水)が集まるドレン回収部35を有する。また、ドレン回収部35には、ドレンを外部に排出するためのドレン排出管36(排出流路)が接続されている。ドレン排出管36の末端には、コネクタ36aが設けられている。
コネクタ36aは、図1に示すように加熱装置1の本体ケース1aの外側に突出するように取り付けられている。コネクタ36aは、本体ケース1a内に配されたドレン排出管36と、本体ケース1aの外に配されるドレン排出用の配管とを接続するためのものである。加熱装置1は、例えば図6に示すようにコネクタ36aに配管36bを接続することにより、一連のドレン排出用の排出流路を形成することができる。
コネクタ36aは、バネ式の逆止弁36cを内蔵している。逆止弁36cは、潜熱回収手段15側から加熱装置1の外に向かう方向にドレンの流れを許し、その逆を阻止するものである。すなわち、逆止弁36cは、ドレン排出管36を介して排出されたドレンが、本体ケース1a側に逆流してくるのを阻止可能なものである。
ドレン排出管36の中途には、中和装置37、ドレン貯留手段38およびポンプ40が設けられている。中和装置37は、二次熱交換器12,13において発生し、燃焼ガスにさらされて酸性となったドレンを中和するためのものである。中和装置37は、内部に炭酸カルシウムなどからなる塩基性の中和剤を収容しており、内部を酸性のドレンが通過することによってドレンを中和することができるものである。
ドレン貯留手段38は、ドレン排出管36の中途であって、中和装置37よりもドレンの流れ方向下流側に設けられている。ドレン貯留手段38は、タンク状のものであり、中和装置37と一体化されている。ドレン貯留手段38は、中和装置37において中和されたドレンを一時的に溜めておくことができるものである。ドレン貯留手段38には、内部に溜まるドレンの水位を検知するための水位検知手段41、空気取り入れ口43および水抜き口44が設けられている。水抜き口44には、水抜き管44aが接続されている。そのため、加熱装置1は、水抜き管44aの末端に設けられた水抜き栓44bを開くことにより、ドレン貯留手段38に残存しているドレンを排出することができる。
水位検知手段41は、高レベルセンサ41aおよび低レベルセンサ41bとグランド電極41cとを備えている。水位検知手段41は、高レベルセンサ41aあるいは低レベルセンサ41bと、グランド電極41cとの導通状態を確認することにより、ドレン貯留手段38内の水位を確認することができる。
さらに具体的には、高レベルセンサ41aは、空気取り入れ口43に相当する位置まで水位が上昇した際にグランド電極41cと導通した状態になり、出力がオン状態となるセンサである。また、低レベルセンサ41bは、ドレン貯留手段38内のドレンの水位がほぼ空となった際にグランド電極41cとの間の導通が無くなり、出力がオフ状態となるセンサである。すなわち、低レベルセンサ41bは、先端とドレン貯留手段38の底面との間に僅かな隙間が開くように取り付けられており、ドレン貯留手段38が実質的に空になった際に出力がオフ状態となるセンサである。
ポンプ40は、ドレン貯留手段38に対してドレン排出管36を流れるドレンの流れ方向下流側に配されている。ポンプ40は、いわゆる非自吸式のポンプである。ポンプ40は、ドレン貯留手段38よりも下方に配されている。ポンプ40の吸入口40aは、ドレン排出管36を介して潜熱回収手段15側から落下する凝縮水の落下方向に対して交差する方向に開いている。すなわち、ポンプ40は、吸入口40aが略水平方向に開口するように加熱装置1内に組み込まれている。また、ポンプ40は、吸入口40aが略水平方向に向くように設置した際に、吸入口40aがポンプ40の高さ方向略中央部において開口している。
ポンプ40は、直流電源に接続されることによって作動するものである。ポンプ40は、後述する電力供給系統50に接続されている。
電力供給系統50は、図3に示すように、外部電源側回路部51と、ポンプ側回路部52(排出手段側回路)と、制御回路部53とに大別される。また、電力供給系統50は、スイッチング電源55(排出用電源)と、マイコン56(制御手段)とを備えている。
外部電源側回路部51は、商用電源や自家発電装置等によって構成される外部電源57と、スイッチング電源55とを電気的に繋ぐ回路である。外部電源側回路部51は、中途にリレー58(第1のスイッチ手段)が設けられている。
リレー58は、機械式の接点と、コイルとを内蔵しており、コイルへの通電状態を変化させることによって機械式の接点を開閉可能な、いわゆる機械的スイッチング素子である。リレー58は、機械式の接点に外部電源側回路部51が接続されており、コイルに制御回路部53が接続されている。そのため、制御回路部53により、リレー58のコイルへの通電状態を調整することにより、リレー58の機械式の接点を開閉し、外部電源57からスイッチング電源55への電力の供給をオン・オフすることができる。
スイッチング電源55は、外部電源57から供給された交流の電力を、所定の電圧の直流の電力に変換する装置である。スイッチング電源55は、ポンプ側回路部52を介してポンプ40に対して直流電源を供給可能な構成とされている。
ポンプ側回路部52は、PNP型のトランジスタ60(第2のスイッチ手段)を備えたスイッチング回路である。すなわち、ポンプ側回路部52において、トランジスタ60(以下、必要に応じてトランジスタスイッチ60と称す)は、スイッチ手段として機能するスイッチング素子である。トランジスタスイッチ60のエミッタ電極60Eは、スイッチング電源55側に接続されており、コレクタ電極60Cは、ポンプ40側に接続されている。また、トランジスタスイッチ60のベース電極60Bは、制御回路部53に接続されている。そのため、ポンプ側回路部52は、マイコン56により制御回路部53側からトランジスタスイッチ60のベース電極60Bへの電流の供給状態を調整することにより、スイッチング電源55からポンプ40への通電をオン・オフすることができる。
制御回路部53は、マイコン56を中心にして構成されており、マイコン56によって外部電源側回路部51およびポンプ側回路部52に構成される電気回路の開閉を行う部分である。マイコン56は、上記した外部電源側回路部51やポンプ側回路部52に対して独立した所定電圧(本実施形態では15[V])の直流電源を電源として作動する。
マイコン56は、図示しない電流制限用の抵抗と、NPN型のトランジスタ61とを介して外部電源側回路部51のスイッチング素子として機能するリレー58に接続されている。マイコン56は、トランジスタ61のベース電極61Bに接続されている。
トランジスタ61のコレクタ電極61Cは、リレー58に内蔵されているコイルの一端に接続されており、エミッタ電極61Eは接地されている。リレー58のコイルの他端には、所定電圧(本実施形態では15[V])の直流電源が接続されている。そのため、マイコン56からトランジスタ61のベース電極61Bに対して通電すると、リレー58のコイルに電流が流れてコイルが励磁してリレー58がオン状態となり、マイコン56からトランジスタ61への通電を停止するとリレー58がオフ状態となる。すなわち、制御回路部53は、マイコン56によってリレー58を制御し、外部電源側回路部51に構成される電気回路を開閉できる。
また、マイコン56は、ポンプ側回路部52のスイッチ手段として機能するトランジスタスイッチ60に、図示しない電流制限用の抵抗と、NPN型のトランジスタ62とを介して接続されている。マイコン56は、トランジスタスイッチ62のベース電極62Bに接続されている。
制御回路部53は、マイコン56からの出力をトランジスタ62のベース電極62Bに入力可能とされている。トランジスタ62のコレクタ電極62Cは、上記したポンプ側回路部52に設けられたトランジスタスイッチ60のベース電極60Bに、図示しない電流制限用の抵抗を介して接続されており、エミッタ電極62Eは接地されている。そのため、マイコン56からトランジスタ62のベース電極62Bに対して通電すると、ポンプ側回路部52のトランジスタスイッチ60のエミッタ電極60E側からコレクタ電極60C側に電流が流れる。すなわち、制御回路部53は、マイコン56によってポンプ側回路部52に構成される電気回路を開閉できる。
続いて、本実施形態の加熱装置1における湯水や熱媒体の流れについて図面を参照しながら詳細に説明する。加熱装置1は、上記したように缶体2側の一次熱交換器5や二次熱交換器12に給湯用に使用される湯水が流れ、缶体3側の一次熱交換器6や二次熱交換器13に暖房用に使用される湯水や熱媒体が流れる構成とされている。
さらに具体的には、加熱装置1は、外部の給水源から供給される湯水が給水配管23bを介して二次熱交換器12に供給される。二次熱交換器12に供給された湯水は、内部の受熱管25を流れて熱交換した後、一次熱交換器5に供給される。二次熱交換器12から一次熱交換器5に流れ込んだ湯水は、缶体2の燃焼ガス流路16内を流れる燃焼ガスと熱交換した後、給湯配管23aを介して加熱装置1の外部に排出される。
加熱装置1は、暖房装置等の負荷端末に繋がる配管(図示せず)を往き流路24aや戻り流路24bに接続することにより、負荷端末と加熱装置1との間を湯水や熱媒体が循環する負荷端末用の循環流路を形成することができる。また、加熱装置1は、例えば図6に示すように浴槽45に繋がる配管45a,45bを風呂往き配管19bや風呂戻り配管19cの末端に設けられたコネクタ19d,19eに接続することにより、浴槽45内の湯水が循環する追焚き用の循環流路を形成することができる。
加熱装置1は、上記したようにして負荷端末用の循環流路を形成すると、負荷端末側から加熱装置1側に戻る比較的低温の湯水が戻り流路24bに繋がれた配管(図示せず)を介して二次熱交換器13に流入する。二次熱交換器13に流入した湯水は、燃焼ガスとの熱交換により加熱された後、一次熱交換器6に流入する。一次熱交換器6に流入した湯水の大部分は、一次熱交換器6に接続された往き流路24aを介して負荷端末側に戻される。
また、加熱装置1において、一次熱交換器6において加熱された湯水の残部は、往き流路24aの中途で分岐されたバイパス流路19に流れ込む。そのため、加熱装置1は、上記したようにして追焚き用の循環流路を形成すると、浴槽45側から戻る比較的低温の湯水がバイパス流路19の中途に設けられた熱交換器19aに流れ込み、バイパス流路19内を流れる湯水と熱交換して加熱される。これにより加熱された湯水は、熱交換器19aに繋がれた風呂往き配管19bや、これにコネクタ19dを介して接続された配管45aを介して浴槽45に供給される。
続いて、本実施形態の加熱装置1における燃焼ガスの流れについて図面を参照しながら詳細に説明する。上記したように、加熱装置1は、独立した2つの缶体2,3を有し、それぞれ内部に燃焼バーナ7,8を備えた構成とされている。そのため、燃焼バーナ7,8において燃料が燃焼して発生した高温の燃焼ガスは、それぞれ缶体2,3内に形成された燃焼ガス流路16,17内を流れて一次熱交換器5,6に至る。これにより、一次熱交換器5,6に二次熱交換器12,13側から流れ込んだ湯水と燃焼ガスとの間で熱交換がなされ、燃焼ガスの持つ顕熱の大部分が回収される。
このようにして顕熱の大部分が回収された燃焼ガスは、燃焼ガス流路16,17をさらに下流側(図1において上方側)に向けて流れ、二次熱交換器12,13に流れ込む。二次熱交換器12,13に流れ込んだ燃焼ガスは、外部の給水源から二次熱交換器12に供給された低温の湯水や、負荷端末側から戻り流路24bを介して供給される低温の湯水と熱交換し、残存している顕熱に加えて潜熱まで回収される。その後、燃焼ガスは、図示しない排気口から加熱装置1の外部に排出される。
上記したように、本実施形態の加熱装置1は、二次熱交換器12,13において熱交換を行うと、燃焼ガスの持つ潜熱まで回収されることとなる。そのため、加熱装置1では、二次熱交換器12,13においてドレンが発生する。ここで発生したドレンは、二次熱交換器12,13を通過する燃焼ガスにさらされて強酸性を示し、加熱装置1の本体ケース1a等に対して腐食性を示す。そこで、加熱装置1では、二次熱交換器12,13において発生したドレンをドレン回収部35において回収し、ドレン排出管36の中途に設けられた中和装置37で中和した後、本体ケース1aの外部に排出する構成とされている。
さらに詳細に説明すると、二次熱交換器12,13において発生したドレンは、これらの下方に配されたドレン回収部35において回収される。ドレン回収部35に回収されたドレンは、ドレン排出管36を自由落下し、中和装置37に流入する。ドレンは、中和装置37に収容されている炭酸カルシウムなどの中和剤によって中和された後、ドレン貯留手段38に溜まる。
加熱装置1では、ドレン貯留手段38に溜まったドレンの水位が、高レベルセンサ41aによって検知可能な位置(Hレベル)まで達すると、ポンプ40が作動し、ドレン貯留手段38内のドレンを排出するドレン排出動作が実施される。さらに具体的には、加熱装置1は、図4に示すフローチャートや図5のタイミングチャートに則ってドレン排出動作を実施する。
すなわち、ステップ1−1において、高レベルセンサ41aにより検知可能な位置、すなわちHレベルまでドレンがドレン貯留手段38内に溜まっているか否かが確認される。ここで、ドレンの水位がHレベル以上である場合は、制御フローがステップ1−2に進められ、電力供給系統50のリレー58がオン状態とされる。
すなわち、制御フローがステップ1−2に進むと、制御回路部53のマイコン56からトランジスタ61のベース電極61Bに通電され、リレー58のコイルに電力が供給される。これにより、リレー58が作動してオン状態となり、外部電源57からスイッチング電源55への電力の供給が開始される。
上記したようにしてリレー58がオン状態となると、制御フローがステップ1−3に移行し、ポンプ側回路部52のトランジスタスイッチ60がオン状態とされる。すなわち、制御フローがステップ1−3に移行すると、マイコン56からトランジスタ62のベース電極62Bに通電される。これにより、トランジスタスイッチ60のエミッタ電極60Eからコレクタ電極60Cに向けて通電可能な状態、すなわちトランジスタスイッチ60がオン状態になる。これにより、スイッチング電源55からポンプ40に直流の電力が供給される。
上記したようにしてリレー58およびトランジスタスイッチ60がオン状態となると、外部電源57から供給された交流電源が、直流電源に変換されてポンプ40に供給される。これによりポンプ40が作動し始め、所定期間L1にわたって一次排水動作が実施される(ステップ1−4)。
ここで、例えば加熱装置1の施工後の試運転時や、長期外出等に備えて水抜き栓44bを開いてドレンを排出した後、ドレン貯留手段38内にドレンがHレベルまで溜まった場合などは、ポンプ40内にドレンが溜まっていないことがある。上記したように、ポンプ40は、いわゆる非自吸式のポンプであるため、ポンプ40内にドレンが溜まっていないと、ポンプ40は十分な能力を発揮することができない。そこで、加熱装置1では、図4のフローチャートや図5のタイミングチャートに示すように、ドレン排出動作の初期段階において所定期間L1にわたってポンプ40を作動させる一次排水動作を実施し、ドレン貯留手段38側に溜まっているドレンをポンプ40内に呼び込む。
上記したようにして一次排水動作が開始された後、所定期間L1にわたってポンプ40が作動すると、制御フローがステップ1−5に移行し、トランジスタスイッチ60のみがオフ状態とされ、一次排水動作が終了される。すなわち、制御フローがステップ1−5では、図5のタイミングチャートに示すように、機械式の接点を持つリレー58をオフ状態にするのではなくオン状態に維持しつつ、トランジスタスイッチ60のみをオフ状態とすることによってポンプ40への通電が遮断される。
さらに具体的には、制御フローがステップ1−5に進むと、マイコン56からトランジスタ62のベース電極62Bへの通電が停止される。これにより、トランジスタスイッチ60のエミッタ電極60Eからコレクタ電極60Cへの通電が遮断され、ポンプ40が一旦停止する。その後、所定期間L2の待機時間を経た後、制御フローはステップ1−6に進められる。
制御フローがステップ1−6に移ると、再度トランジスタスイッチ60がオン状態とされてポンプ40が再起動し、二次排水動作が開始される(ステップ1−7)。二次排水動作が開始される時には、上記した一次排水動作によってドレン貯留手段38側からポンプ40内にドレンが呼び込まれている。そのため、二次排水動作が開始されると、ドレン貯留手段38側からスムーズにドレンが排出される。
二次排水動作は、ドレン貯留手段38に設けられた低レベルセンサ41bがドレンを検知不可能な状態、すなわちドレン貯留手段38内のドレンがLレベル未満となり、全てのドレンが実質的に排出された状態になるまで継続される(ステップ1−8)。ステップ1−8において、ドレンがLレベル未満となると、制御フローがステップ1−9に移行し、マイコン56からトランジスタ62のベース電極62Bへの通電が停止され、トランジスタスイッチ60がオフ状態とされる。これに伴って、ポンプ40への通電が停止し、ポンプ40が停止する。
その後、制御フローがステップ1−10に移行され、リレー58がオフ状態とされ、スイッチング電源55への電力供給が停止される。これにより、一連のドレン排出動作が終了する。
上記したように、本実施形態の加熱装置1は、ドレン排出動作においてポンプ40を複数回にわたって断続的に作動させることにより、一次排水動作と二次排水動作とを実施する構成とされている。そのため、加熱装置1は、万が一、施工直後の試運転時や水抜き動作等を行ったためにポンプ40にドレンが溜まっていない状態でドレン排出動作が実施されても、一次排水動作においてポンプ40内にドレンを呼び込むことにより、いわゆるエア咬みを解消することができる。従って、加熱装置1は、少なくとも二次排水動作において、前記したようなエア咬みによるポンプ40の作動不良が起こらず、ドレンを加熱装置1の外部にスムーズに排出することができる。
上記したように、本実施形態の加熱装置1は、ドレン排出用の排出流路を構成するドレン排出管36の中途にポンプ40を設けたものである。そのため、加熱装置1は、従来公知の加熱装置1のようにドレンを落下させて排出するだけでなく、ポンプ40よりも高い位置までドレンを圧送し、当該部位においてドレンを排出させることができる。
すなわち、加熱装置1は、ドレンをそのまま落下させて排出する構成とすると、加熱装置1よりも下方にドレン排出用の排水路等を確保しなければドレンを垂れ流すこととなり、美観を損ねたり、衛生上の問題が発生する可能性がある。しかし、本実施形態の加熱装置1は、ポンプ40によってドレンを圧送できるため、加熱装置1よりも上方にドレンを排出可能な排水路や排水設備がある場合は、当該部位までドレンを圧送して排出する構成とすることができる。
さらに具体的には、例えば浴槽45が加熱装置1よりも上方に配置される場合、加熱装置1と浴槽45とを繋ぐ配管45a,45bは、図6に示すように、加熱装置1に対して上方に立ち上がるように設置される。また、浴槽45を設置する場合は、通常、浴槽45内の湯水を排出するための排水系統(図示せず)が設けられたり、浴槽45の下方に防水用の防水パン46が設けられたりする。従って、図6のように浴槽45を加熱装置1よりも上方に配する場合は、ドレン排出管36の末端に設けられたコネクタ36aに接続される配管36bを、前記した配管45a,45bと同様に立ち上がるように設置し、この配管36aの末端を浴槽45内の湯水を排出するための排出系統に接続したり、浴槽45の下方に配される防水用の浴槽防水パン46にドレンを排出するように設置することにより、上記した美観面や衛生面の問題を解消することができる。
本実施形態の加熱装置1では、ポンプ40の設置上の都合から、ポンプ40の吸入口40aが、ポンプ40の高さ方向略中央部において、ドレン排出管36を介して潜熱回収手段15側から落下するドレンの落下方向に対して交差する方向に開くように設置されている。そのため、加熱装置1は、ポンプ40内にドレンが溜まりにくい構成となっており、これがドレン排出上の阻害要因になっている。さらに、加熱装置1は、ドレンの逆流を阻止するために、コネクタ36a内にバネ式の逆止弁36cを設けた構成とされている。そのため、加熱装置1は、ドレンの排出系統内においてエア咬みが発生するとこれを解消しにくい構成となっており、ドレン排出上の阻害要因になっている。しかし、本実施形態の加熱装置1は、ドレン排出動作の際にポンプ40を断続的に作動させることによりポンプ40が十分な性能を発揮可能であるため、前記したようなドレン排出上の阻害要因がある場合であっても、ドレンをスムーズに排出することができる。
なお、上記実施形態では、ポンプ40の吸入口40aが略水平方向に開いた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、吸入口40aがドレン排出管36を介して潜熱回収手段15側から落下するドレンの落下方向に開いた構成としてもよい。また、加熱装置1は、逆止弁36cを持たない構成としてもよい。かかる構成とすれば、ドレン排出上の阻害要因を排除でき、加熱装置1におけるドレンの排出をより一層スムーズなものとすることができる。
上記したように、加熱装置1の電力供給系統50は、外部電源側回路部51に第1のスイッチ手段として機械式の接点を持つリレー58を設け、ポンプ側回路部52にトランジスタスイッチ60を設けた構成とされている。加熱装置1は、ドレン排出動作の初期段階においてリレー58をオン状態とすると、ドレン排出動作が完了するまでオン状態のまま維持され、一次排水動作の終了時や二次排水動作の開始時における通電状態の切り替えを第2のスイッチ手段たるトランジスタスイッチ60で行う構成とされている。そのため、加熱装置1は、ドレン排出動作時におけるリレー58の作動回数が最小限で済み、リレー58が早々と寿命に達するのを防止できる。
上記したように、リレー58は、機械式のスイッチング素子であり、耐圧特性が優れており、高電圧が作用しても壊れにくく、サージ電圧が作用しても壊れにくい。また、トランジスタスイッチ60は、いわゆる半導体スイッチであり、オン・オフを繰り返しても故障しにくい。かかる特性を考慮し、本実施形態の加熱装置1では、外部電源57に繋がる外部電源側回路部51にリレー58を設け、ポンプ40に繋がるポンプ側回路部52にトランジスタスイッチ60を設けた構成としている。そのため、加熱装置1は、ドレン排出動作においてポンプ40を断続運転させても電力供給系統50の故障が起こりにくい。
上記したように、電力供給系統50は、ポンプ40への電力供給を制御する制御手段として機能するマイコン56の作動用の電源が、外部電源57に接続される外部電源側回路部51から電気的に独立しており、絶縁されている。そのため、加熱装置1は、外部電源57の電源電圧と、マイコン56の作動用の電源電圧との電圧差があっても、外部電源側回路部51を安全にオン・オフすることができる。
また、本実施形態の加熱装置1では、ドレン排出動作が完了するとリレー58がオフ状態とされ、スイッチング電源55への通電が停止される。そのため、上記した構成によればポンプ40の停止中にスイッチング電源55で電力が消費されるのを防止でき、加熱装置1の待機消費電力を最小限に抑制できる。
上記した図4に示す制御フローでは、ドレン排出動作において、必ずポンプ40を断続運転させ、一次排出動作と二次排出動作とを実施する構成であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば必要に応じて断続運転する構成としてもよい。
さらに具体的には、ドレン排出動作は、初期状態においてポンプ40にドレンがある程度溜まっていれば、ポンプ40を断続運転しなくてもドレンをスムーズに排出できるものと想定される。そのため、加熱装置1は、例えば図7のフローチャートに示すように、一次排水動作の開始後、所定のタイミングでドレン貯留手段38におけるドレンの減り具合を確認するステップ(ステップ2−5)を設け、このステップにおける検知結果に基づいてポンプ40を断続運転するか否かを選択する構成としてもよい。以下、この場合における加熱装置1の動作を図7のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図7に示すフローチャートに則って加熱装置1が作動する場合は、先ずステップ2−1においてドレン貯留手段38に溜まっているドレンがHレベル以上であるかが確認される。ここで、ドレンがHレベル以上まで溜まっている場合は、制御フローがステップ2−2に進められ、マイコン56からトランジスタ61のベース電極61Bに向けて通電がなされ、リレー58の機械式の接点が閉じる。これにより、交流電源57とスイッチング電源55とが電気的に繋がる。
その後、制御フローはステップ2−3に移行し、マイコン56からトランジスタ62のベース電極62Bに向けて通電がなされ、トランジスタスイッチ60がオン状態になる。これにより、スイッチング電源55からポンプ40への電力供給が開始され、一次排水動作が開始される(ステップ2−4)。
ステップ2−4において一次排水動作が開始された後、所定時間Tが経過した時点で制御フローがステップ2−5に進められ、ドレン貯留手段38に滞留しているドレンの量がLレベル未満であるか否かが確認される。すなわち、制御フローがステップ2−5に進んだ時点で、低レベルセンサ41bによってドレンが検知されているか否かが確認される。ここで、ドレン貯留手段38に滞留しているドレンの量がLレベル未満である場合は、ドレン排出動作の開始直後からポンプ40によってドレンをスムーズに排出できており、ポンプ40を断続的に運転させる必要がないものと想定される。そこで、ステップ2−5においてドレン貯留手段38においてドレンがLレベル未満まで減っていれば、制御フローがステップ2−10およびステップ2−11に進められ、トランジスタスイッチ60およびリレー58がオフ状態とされる。これにより、ポンプ40が停止し、一連のドレン排出動作が完了する。
一方、ステップ2−5において、ドレン貯留手段38におけるドレンの残量がLレベル以上である場合は、制御フローがステップ2−6に進めれ、トランジスタスイッチ60が一旦オフ状態とされる。この際、リレー58はオン状態のまま維持される。これにより、ポンプ40への通電が一時的に停止され、ポンプ40が一旦停止する。
ステップ2−6においてポンプ40が一旦停止した後、所定の待機時間L2が経過すると、制御フローがステップ2−7に進められ、トランジスタスイッチ60が再度オン状態とされる。これにより、ポンプ40への通電が再開され、ポンプ40が再起動し、二次排水動作が開始される(ステップ2−8)。すなわち、一次排水動作において、ドレン貯留手段38に溜まっているドレンが排出しきれなかった場合、ポンプ40は、所定の待機時間L2を挟んで断続的に作動する。
上記したようにして二次排水動作が開始されると、制御フローがステップ2−9に進み、ドレン貯留手段38内のドレンがLレベル未満になるまでポンプ40が作動し続ける。ステップ2−9においてドレンがLレベル未満になると、制御フローがステップ2−10およびステップ2−11に進められ、トランジスタスイッチ60およびリレー58がオフ状態とされる。これにより、ポンプ40が停止し、一連のドレン排出動作が完了する。
上記したように、一次排水動作の開始後、所定のタイミングでドレン貯留手段38におけるドレンの残量を確認し、ポンプ40を断続運転させるか、連続運転させるかを決定する構成によれば、必要以上にポンプ40が断続運転するのを防止できる。そのため、図7に示す制御フローに則って加熱装置1の動作を制御すれば、リレー58がオン・オフする頻度だけでなく、トランジスタスイッチ60がオン・オフする回数も減少させることができる。
また、図7に示すフローチャートに示すような制御方法によれば、ポンプ40を必要以上に断続運転させる必要がないため、ドレン排出動作に要する期間を最小限に抑制することができる。
加熱装置1は、図4に示す制御フローおよび図7に示す制御フローのいずれを採用した場合であっても、ドレン排出動作において2段階の断続運転(一次排水動作、二次排水動作)を行う構成であったが、本発明はこれに限定されず、さらに多段階に分けてポンプ40が断続運転する構成であってもよい。
上記した加熱装置1は、いわゆる二缶二水型の加熱装置であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば一缶一水型や一缶二水型等、適宜の加熱形態を採用したものとすることができる。また、加熱装置1は、燃焼ガス通路16,17の中途に一次熱交換器5,6と、二次熱交換器12,13とを備えた、いわゆる潜熱回収型の加熱装置であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、一次熱交換器5,6だけを備えたものであってもよい。さらに、加熱装置1は、燃焼バーナ7,8の上方に一次熱交換器5,6や二次熱交換器12,13を備えたものであったが、本発明はこれに限定されず、燃焼バーナ7,8の下方に一次熱交換器5,6や二次熱交換器12,13を備えた、いわゆる逆燃焼方式の燃焼形態を採用した加熱装置であってもよい。
上記実施形態では、一次熱交換器5,6としてフィン・アンド・チューブ型の熱交換器を採用し、二次熱交換器12,13として多管型の熱交換器を採用したものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばいわゆるプレートフィン型の熱交換器のような他のタイプの熱交換器を採用してもよい。
本発明の一実施形態である加熱装置の作動原理図である。 (a)は二次熱交換器の構成を示す分解斜視図であり、(b)は二次熱交換器を示す斜視図である。 電力供給系統の構成を示す回路図である。 図1に示す加熱装置の動作を示すフローチャートである。 図1に示す加熱装置の動作状態を示すタイミングチャートである。 図1に示す加熱装置の設置状態の一例を示す概念図である。 図1に示す加熱装置の動作の変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 加熱装置
5,6 一次熱交換器
12,13 二次熱交換器
40 ポンプ
40a 吸入口
50 電力供給系統
51 外部電源側回路部
52 ポンプ側回路部(排出手段側回路)
55 スイッチング電源(排出用電源)
56 マイコン(制御手段)
57 外部電源
58 リレー(第1のスイッチ手段)
60 トランジスタ(トランジスタスイッチ/第2のスイッチ手段)

Claims (9)

  1. 燃焼バーナと、燃焼バーナにおいて発生した燃焼ガスが流れる燃焼ガス流路とを有し、
    当該燃焼ガス流路の中途に、燃焼ガスとの熱交換により液体を加熱可能な熱交換手段が設けられており、
    前記熱交換手段における熱交換によって発生する凝縮水を排出する排出手段を有し、
    当該排出手段が、凝縮水が流れる排出流路と、当該排出流路を流れる凝縮水を圧送可能な非自吸式のポンプとを有するものであり、
    当該ポンプを複数回にわたって断続的に作動させることにより凝縮水を排出する断続排出動作を実施可能であることを特徴とする加熱装置。
  2. 外部電源から供給される電力をポンプに供給するための電力供給系統を有し、
    当該電力供給系統が、第1のスイッチ手段と、第2のスイッチ手段とを有し、当該第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段の双方がオン状態となることを条件としてポンプに電力を供給可能なものであり、
    前記第1のスイッチ手段が、機械式の接点を持つ機械的スイッチング素子によって構成されており、
    前記第2のスイッチ手段が、機械式の接点を持たない非機械的スイッチング素子によって構成されており、
    所定のタイミングで第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段をオン状態とすることによりポンプへの電力供給を開始した後、第1のスイッチ手段をオン状態に維持した状態で第2のスイッチ手段をオン状態あるいはオフ状態としてポンプへの電力供給状態を切り替えることにより断続排出動作を実施可能であることを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 排出手段を作動させるための電力を供給する排出用電源を有し、
    排出用電源が、外部電源から供給された電力を排出手段の動作に適した状態に変換可能なものであり、
    電力供給系統が、外部電源から排出用電源に電力を供給する外部電源側回路と、排出用電源から排出手段に電力を供給する排出手段側回路とを有し、
    第1のスイッチ手段が外部電源側回路に設けられており、
    第2のスイッチ手段が排出手段側回路に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
  4. 熱交換手段は、燃焼ガスとの熱交換により主として燃焼ガスの持つ顕熱を回収して液体を加熱可能な一次熱交換器と、当該一次熱交換器よりも燃焼ガスの流れ方向下流側に配され、一次熱交換器を通過した燃焼ガスとの熱交換により主として燃焼ガスのもつ潜熱を回収して液体を加熱可能な二次熱交換器とを備えたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱装置。
  5. 断続排出動作における動作を制御可能な制御手段と、排出手段を作動させるための電力供給用の排出用電源と、外部電源から排出用電源に電力を供給する外部電源側回路とを有し、
    当該制御手段が、排出手段を作動させるための電力供給用の外部電源側回路に対して電気的に独立していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の加熱装置。
  6. 断続排出動作が、
    第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段をオン状態とするステップと、
    第1のスイッチ手段をオン状態に維持しつつ、オン状態とされている第2のスイッチ手段を所定のタイミングでオフ状態とするステップと、
    第1のスイッチ手段をオン状態に維持しつつ、オフ状態とされている第2のスイッチ手段を所定のタイミングでオン状態とするステップと、
    第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段をオフ状態とするステップとを有することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の加熱装置。
  7. 凝縮水を貯留する凝縮水貯留手段を有し、
    第1のスイッチ手段をオン状態に維持し、第2のスイッチ手段を断続的にオン状態とすることにより凝縮水を排出する断続排出動作と、
    第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段を連続的にオン状態に維持して凝縮水を排出する連続排出動作とから凝縮水の排出方法を選択して凝縮水を排出可能であり、
    第1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段がオン状態である間の所定のタイミングで凝縮水貯留手段における凝縮水の貯留量を監視し、当該凝縮水の貯留量に基づいて凝縮水の排出方法が選択されることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の加熱装置。
  8. ポンプは、凝縮水を取り込む吸水口を有し、
    当該吸水口が、熱交換手段側から排出流路を落下する凝縮水の落下方向に対して交差する方向に開いていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の加熱装置。
  9. 排出流路には、凝縮水の逆流を阻止可能な逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の加熱装置。
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