JP4769903B1 - 非破壊的高濃度水素溶液の製造器具 - Google Patents

非破壊的高濃度水素溶液の製造器具 Download PDF

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Abstract

【課題】水素発生反応を促進させながらも、原水の成分構成は変えることのない水素溶存液の製造器具を提供する。
【解決手段】原水と反応して水素を発生する水素発生剤と、該水素発生剤より溶出する金属イオンを封鎖する金属イオン封鎖剤と、水酸化物イオンを抑制または除去するpH調整剤とからなる水素発生系を隔離体に収容してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、非破壊的高濃度水素溶液の製造器具に係わる。
水素水を製造する方法として、家庭用電解水素水生成装置を用いる方法や水素発生剤としての金属マグネシウムの金属片を水と接触させる方法が知られている(特開2007−167696)。
特開2007−167696
水素発生剤を用いて水素溶液を得ようとする場合、水素発生剤は、原水(または原液、以下同)に水素分子を溶存させる際に、その原水の特性まで変化させてしまうことが多い。たとえば、水素発生剤が金属マグネシウムである場合、水素発生の際、以下の式(1)、(2)に従い、原水にマグネシウムイオンを溶出させるとともに、そのpHをアルカリ側に傾ける。
[数1]
Mg+2HO→Mg(OH)2++H ・・・式(1)
Mg(OH)2+→Mg2++2OH ・・・式(2)
しかしながら、水素発生反応の前後で、自然的または人口的にすでに組成されている原水の成分構成を変えてしまうことは基本的に望ましいことではない。成分の変化は茶やミネラルウォーターなど飲料の味を変えることに繋がる。
無論、水素発生反応があまり進行していない時点で水素溶存液を使用してしまえば、マグネシウムの溶出や液性のアルカリ性化は最小限度にとどめることができる。だがその場合、低い溶存水素濃度の水素溶存液で満足せざるを得ない。
したがって、水素発生反応を促進させながらも、原水の成分構成はできるだけ変えることのない(つまり、非破壊的な)水素溶存液の製造器具が望まれている。
本発明は、金属マグネシウムなど水素発生剤、該水素発生剤に由来する金属イオンを封鎖するための金属イオン封鎖剤、及びpH調整剤からなる水素発生系を隔離体に収容してなる非破壊的高濃度水素溶液の製造器具を用いる。
こうした器具を用いて、原水で水素発生反応を促進することにより、マグネシウムイオン(あるいは、水素発生の際に水素発生剤より溶出する陽イオンなど副生成物)が増加することなく、かつ、原水のpHも変えることのない、高濃度または過飽和水素溶液を得ることができる。こうした器具を用いれば、家庭、職場、街中、店頭など場所を問わず、任意の飲料の香味を変化させることなく、簡単に高濃度水素飲料を製造することができる。
本発明の一実施の形態に係る製造器具を示す図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明において原水とは、本発明を用いて水素を溶存させられる対象である水または水溶液などの液体である。原水は、飲料水、茶やコーヒーなど飲料を含む。原水に水素を溶存させることで得られる水素溶液は、吸入(噴霧)、飲用、注射などを介して生体に適用されるがこれに限るものではない。水素溶液の作用成分は水素であり、その作用は主として酸化ストレスの抑制であるがこれに限るものではない。
本発明において水素発生剤とは、水素を発生させる物質である。水素よりイオン化傾向の高い金属、水素化金属を含む水素化化合物など、水と接触することで水素を発生させる物質は水素発生剤に含まれる。水との反応性の良さを考慮し、金属カルシウム、水素化カルシウム、金属マグネシウム、水素化マグネシウムなどは好適に用いられる。反応生成物の安全性などを考慮し、金属マグネシウムは特に好適に用いられる。
本発明の金属イオン封鎖剤は、水に全くあるいはほとんど溶解せず、隔離体の内部において金属イオンを吸着する性質を有する不溶性または難溶性の物質、及び、水に溶解することで金属イオンを捕捉するとともに生体にとって安全な物質を生成する物質を含む。原水の成分構成を変えないという観点からは、陽イオン交換樹脂など、不溶性または難溶性の金属イオン封鎖剤が好ましい。なかでも、金属イオンの吸着とともに、水素イオン(H)を放出する、スルホン酸基を交換基とする酸性陽イオン交換樹脂またはカルボン酸基を交換基とする酸性陽イオン交換樹脂を含む、水素イオン型陽イオン交換樹脂は、pH調整剤としての機能も兼ねるため、さらに好ましい。
本発明のpH調整剤は、クエン酸、アジピン酸、リンゴ酸、酢酸、コハク酸、グルコン酸、乳酸、リン酸、塩酸、硫酸など水素イオン(H)を供給することで水酸化物イオン(OH)を抑制(中和または生成防止)する性質を有する物質、及び加水分解を受け不溶性の水酸化物を形成することで水酸化物イオンを除去する物質を含む。原水の成分構成を変えにくいという観点からは、アルミニウムイオンを含む鉱石など、加水分解を受け不溶性の水酸化物を形成するpH調整剤は好ましい。なかでも、硫酸アンモニウムアルミニウムなどのミョウバンは、加水分解を受け不溶性の水酸化アルミニウムを生成する一方、マグネシウムイオンやカルシウムイオンに対する金属イオン封鎖剤(凝集剤)としての機能も兼ねるため、さらに好ましい。
上述のように、水素イオン型陽イオン交換樹脂やミョウバンは、一剤で金属イオン封鎖剤としての機能とpH調整剤としての機能を兼ねる。隔離体に収納する剤数は少ないほど余分な成分の溶出を心配する必要がないため、これは好ましいことである。さらに言えば、水素イオン型陽イオン交換樹脂のような、金属イオン封鎖能とpH調整能を有する不溶性の高分子物質は、ミョウバンのように加水分解を受けることもないため、原水の成分構成を変えないという観点から特に好ましい物質である。
また、水素発生剤の経時劣化を抑制するために、金属イオン封鎖剤やpH調整剤など水素発生系に含まれる物質の水和数や含水率は少ない方が好ましい。すなわち、水和数でいうと、3水和物以下、好ましくは2水和物以下、より好ましくは1水和物以下、特に好ましくは無水和物や無水物であることが望ましい。含水率でいうと、含水率40重量%以下、好ましくは30重量%以下、より好ましくは20重量%以下、特に好ましくは15重量%以下であることが望ましい。
本発明の隔離体は、水素発生剤、金属イオン封鎖剤、及びpH調整剤など水素発生系を収容する容器である。隔離体は原水を透過する一方、水素発生系に含まれる物質や水素発生に伴うその残渣物は透過し難くされていることを特徴とする。隔離体のポアサイズは、1000μm以下、好ましくは500μm以下、より好ましくは150μm以下、特に好ましくは50μm以下であることが望ましい。隔離体は、不織布による袋状容器やプラスティック製の多孔容器などを含む。隔離効果をより期すために、不織布による袋状容器などで隔離した水素発生系を、さらに硬質な多孔容器などで入れ子状に隔離することは望ましいことである。
また、本発明の金属マグネシウムなど水素発生剤の平均粒径は、隔離体の外部へ透過することなく、かつ、微粒子化による活性の増大も期せるような粒径であることが望ましい。すなわち、水素発生剤の平均粒径は、隔離体のポアサイズ以上(隔離体が入れ子になっている場合はそれらのうち最もポアサイズが小さい隔離体のポアサイズ以上、以下同)であり、かつ、平均粒径が3000μm以下、好ましくは、隔離体のポアサイズ以上であり、かつ、平均粒径が1000μm以下、さらに好ましくは、隔離体のポアサイズ以上であり、かつ、平均粒径が500μm以下、特に好ましくは、隔離体のポアサイズ以上であり、かつ、平均粒径が250μm以下であることが望ましい。
本発明において高濃度水素溶液とは、溶液の溶存水素濃度が0.1ppm以上、好ましくは1.0ppm以上である水素溶液を含む。本発明において過飽和水素溶液とは、常温常圧における溶解度以上の溶存水素濃度であることを含み、1.6ppm以上、2.0ppm以上、3.0ppm以上、4.0ppm以上、5.0ppm以上、6.0ppm以上、7.0ppm以上、8.0ppm以上、9.0ppm以上、10.0ppm以上の高濃度水素溶液を含む。
なお、水素溶液の溶存水素濃度を高めることを目的に、本発明の水素発生系を隔離体に収容してなる非破壊的高濃度水素溶液の製造器具を、密閉容器に収容するとともに該密閉容器を適宜振盪することは望ましいことである。図1に本例の製造器具を示す。
この場合、本発明の密閉容器とは、容器の内容物を大気に触れさせないよう工夫が施されている容器を含む。キャップ付きペットボトルやアルミボトルなど蓋付き容器は密閉容器に含まれる。密閉容器は、人が手に持って振盪しやすいように、ポータブルな形態と容量を備えていることが望ましい。2L以下、好ましくは1L以下、特に好ましくは0.5L以下の容量の密閉容器が望ましいがこれに限るものではない。
密閉容器の材質として好ましいのは水素透過性が低い容器である。水素透過性が低いほど発生した水素を容器系外へ逃すことが少ない。
本発明において密閉容器の水素透過性は次のように測定する。すなわち、特願2009−221567に記載される方法などを参考に、安定的にほぼ飽和濃度(20℃・1気圧で1.6ppm)を保つ水素溶存水を測定対象となる密閉容器内容積の20倍の体積で生成するとともに、浄水(藤沢市水道水を活性炭カラムに通して処理した活性炭処理水など)を満水充填した該密閉容器を該水素溶存水に5時間浸漬する。
その後、該浄水の溶存水素濃度を測定し、溶存水素濃度が1000ppb以下、好ましくは500ppb以下、より好ましくは100ppb以下、特に好ましくは10ppb以下である密閉容器が本発明の水素透過性が低い容器に含まれる。
密閉容器は、水素発生による内圧の上昇に耐えうる耐圧性能を有していることが望ましい。絶対圧力で0.11MPa、好ましくは0.4MPa、さらに好ましくは0.5MPa、特に好ましくは0.8MPaの内圧に耐えうる耐圧容器であることが望ましい。炭酸飲料用ペットボトルなどは好適に用いられる。密閉容器は、安全に開栓できるようキャップを開ける途中で圧力を逃がす機構(ベントスロット)を口部に備えていることが望ましい。
本発明において振盪とは、密閉容器に物理的衝撃を与えることにより密閉容器内の溶液と気相の水素を接触させることである。本発明の振盪は、手を用いた自然的振盪のほか機械を用いた人工的振盪が含まれる。振盪器、攪拌機、超音波発生装置などによる振盪はこうした人工的振盪に含まれる。
なお、本発明の模範的な自然的振盪の例は次の通りである。すなわち、平均的体格を有する日本人30代男性が密閉容器中腹部を利手に保持し、手首のみを動かすことでキャップが手首上空に半円の弧を描くように、2往復/秒のペースで120往復振盪する。
また、振盪時間は、消費者への負荷や利便性を考慮し、600秒以内、好ましくは60秒以内、より好ましくは30秒以内、さらに好ましくは10秒以内であることが望ましい。
また、振盪のし易さを考慮し、原水を充填した後も、密閉容器には容器容量の15%以下、好ましくは10%以下、特に好ましくは5%以下の容量でヘッドスペースが設けられることが望ましい。
振盪により、振盪後の溶液の溶存水素濃度は、振盪前の溶存水素濃度の1.1倍以上に増強されることが好ましく、好ましくは2倍以上、より好ましくは3倍以上、さらに好ましくは順に4倍以上、5倍以上、6倍以上、7倍以上、8倍以上、9倍以上であり、特に好ましくは10倍以上に増強されることである。
また、振盪前の密閉容器の内圧が大気圧以上の状態にあることは、1.6ppm以上の過飽和水素溶液など、より高濃度の水素溶液を得るためには好ましいことである。水素分子の水素溶液への溶解度は、発生する水素分子が密閉容器に負荷する内圧の上昇に伴い上昇し、時間の経過とともにやがて、常温・常圧下における溶解度を超える。後述の実施例などで、水素発生系を擁する密閉容器を10分間または15時間など適宜な時間放置する理由は、発生した水素ガスにより密閉容器を内側から加圧するためであり、さらには、密閉容器を加圧下で適宜振盪することにより、水素分子の水素溶液への溶解をさらに促進することができるからである。
ところで、上述の水素イオン型陽イオン交換樹脂など、金属イオン封鎖能とpH調整能を有する不溶性の高分子物質は、金属マグネシウムなど、水素よりイオン化傾向の高い金属や水素化金属を含む水素発生剤と組み合わせられることで、水素発生、金属イオン封鎖、pH調整という三つの機能が密接に連関し合う、無駄のない水素発生系を構成することができる。以下、金属マグネシウムと水素イオン型陽イオン交換樹脂から構成される水素発生系を例に説明する。
通常、金属マグネシウムが原水と接触することで、上述の式(1)に従い、水素分子と水酸化マグネシウムが生成する。その反応機構としては、
金属マグネシウムから電子が放出される、
Mg→Mg2++2e・・・式(3)
と、
金属マグネシウムに由来する電子が、水分子を還元することによって水素分子と水酸化物イオンを生成する、
2HO+2e→2OH+H ・・・式(4)
および、金属マグネシウムに由来する電子が、水素イオンを還元することによって水素分子を生成する、
2H+2e→H・・・式(5)
という素反応が考えられる。
ここで、金属マグネシウムに隣接して水素イオン型陽イオン交換樹脂が存在する場合、式(3)に従い放出されたマグネシウムイオンが、水素イオン型陽イオン交換樹脂に吸着されるとともに、水素イオン型陽イオン交換樹脂から水素イオンが放出される。したがって、式(3)に従い放出された電子は、水分子を還元するよりも優先的に、こうした近傍にある水素イオンを還元する。
このように本発明の水素発生系においては、水酸化物イオンを生成する水素発生反応である式(4)に優先して、水酸化物イオンを生成しない水素発生反応である式(5)に従い水素を発生させるため、原水のpHを変えることが少ない。また系内では、マグネシウムイオンと水酸化イオンが常に減少した状態に維持される傾向があるため、上述の式(1)の正反応である水素発生反応が促進されやすい。
なおここで、水素発生剤、金属イオン封鎖剤、及びpH調整剤は、図1に示すように不織布や多孔容器など隔離体に収容され、剤そのものや反応後の残渣物が原水に移行することがないように設計されている。しかし原水は、隔離体を透過し、隔離体の内容物と接触する。したがって、原水にマグネシウムイオンなどの硬度成分が含まれていれば、隔離体内部の金属イオン封鎖剤は、水素発生剤に由来する金属イオンのみならず、こうした原水に由来する金属イオンをも捕捉することが予想される。
しかしながらその予想に反して、隔離体内の金属イオン封鎖能は、原水にもともと含まれる硬度成分をほとんど捕捉しない。すなわち、本発明の、水素イオン型陽イオン交換樹脂など、金属イオン封鎖能とpH調整能を有する不溶性の高分子物質を水素発生系に用いた非破壊的高濃度水素溶液の製造器具は、原水に溶存するマグネシウムなど水素発生剤に由来する金属イオンを増加させることもなければ、逆にそれを低減させることもないといえる。
発明者等はその理由を充分に解明したわけではないが、こうした水素発生系では、隔離体内部の比較的狭い空間において水素発生剤と金属イオン封鎖剤が蜜に接触し合っている(混合している)ため、水素発生剤に由来する金属イオンは、隔離体外部から到来する金属イオンよりも、かなりの程度優先して捕捉されることが考えられる。
なお、本発明において、原水の硬度成分を維持した、または変えない状態とは、これに限るものではないが、たとえば以下のような状態を指す。
すなわち、水道水を脱塩素処理して得られる、全硬度(Ca硬度+Mg硬度)が約55〜65ppmにある浄水(藤沢市水道水を活性炭カラムに通して処理して得られる浄水など)である原水を、約515cc充填した炭酸飲料用ペットボトル(口部までの満水充填で約530cc容量)の口部空気相に、本発明の非破壊的高濃度水素溶液の製造器具を、それが水中に沈まないように保持しつつキャップを閉め(後述の実施例1を参照)、ボトルを横に倒して10分間放置した後に模範的な自然的振盪(ペットボトル中腹部を利手に保持し、手首のみを左右に動かすことでキャップが手首上空に半円の弧を描くように、2往復/秒のペースで120往復する)を行った溶液の全硬度が、(原水の全硬度−25ppm)〜(原水の全硬度+25ppm)、好ましくは(原水の全硬度−15ppm)〜(原水の全硬度+15ppm)、特に好ましくは(原水の全硬度−10ppm)〜(原水の全硬度+10ppm)の範囲に収まっている状態などである。
なお、本発明において、原水のpHを維持した、または変えない状態とは、これに限るものではないが、たとえば以下のような状態を指す。
すなわち、水道水を脱塩素処理して得られる、pHが約7.0〜7.8にある浄水(藤沢市水道水を活性炭カラムに通して処理して得られる浄水など)である原水を、約515cc充填した炭酸飲料用ペットボトル(口部までの満水充填で約530cc容量)の口部空気相に、本発明の非破壊的高濃度水素溶液の製造器具を、それが水中に沈まないように保持しつつキャップを閉め(後述の実施例1を参照)、ボトルを横に倒して10分間放置した後に模範的な自然的振盪(ペットボトル中腹部を利手に保持し、手首のみを左右に動かすことでキャップが手首上空に半円の弧を描くように、2往復/秒のペースで120往復する)を行った溶液のpHが、(原水のpH−1.5)〜(原水のpH+1.5)、好ましくは(原水のpH−1.0)〜(原水のpH+1.0)、特に好ましくは(原水のpH−0.5ppm)〜(原水のpH+0.5)の範囲に収まっている状態などである。
以下、本発明の実施例を説明する。なお、本願において特に断りがない場合は、各種物性値を計測するのに用いた各種計器類は、pHメーター(温度計含む)が、株式会社堀場製作所製のpHメーター(本体の型式『D−13』、同プローブの型式『9620−10D』)であり、DHメーター(溶存水素計) が、東亜ディーケーケー株式会社製のDHメーター(本体型式『DHDI−1』、同電極(プローブ)型式、『HE−5321』、同中継器型式『DHM−F2』)である。
カルシウム硬度及びマグネシウム硬度は、水質分析計『DR/4000』(HACH社製)を用いてカルマガイト比色法により測定した。
[実施例1〜8,比較例1〜3,参考例1〜2]
市販の強酸性イオン交換樹脂Hタイプ品(DIAION Ion Exchange Resin SK1BH:Mitsubishi Chemical Corporation)を温熱乾燥することで顆粒状の水素イオン型陽イオン交換樹脂(粒径:約425μm〜約1180μm)を得た。得られた水素イオン型陽イオン交換樹脂30mgと金属マグネシウム粉(MG100:株式会社関東金属)300mgを均等に分散し混合することにより得た混合物である水素発生系を、図1に示すように、不織布(プレシゼRegular C5160:旭化成株式会社)に包み込みヒートシールするとともに、筒状の多孔容器(底部:直径約14ミリの円、高さ:約58ミリ)に収容した。炭酸飲料用ペットボトル(口部までの満水充填で約530cc容量)に浄水(藤沢市水道水を活性炭カラムに通して処理した活性炭処理水)を約515cc充填した後、多孔容器をペットボトル口部に挿入しながら、多孔容器天井部を取り囲む縁(へり)を口部に引掛け、多孔容器が水中に沈まないようにしてキャップを閉めた。得られた水素発生剤に含まれる、金属マグネシウムと水素イオン型陽イオン交換樹脂の重量比は1:0.1である。
その後ボトルを横に倒し、多孔容器が原水に完全に接触するようにして10分間放置した後、発明者の一人(平均的体格を有する日本人30代男性)がペットボトル中腹部を利手に保持し、手首のみを左右に動かすことでキャップが手首上空に半円の弧を描くように、2往復/秒のペースで120往復した(合計60秒)。
その後、内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また、水素イオン型陽イオン交換樹脂の含有量を変化させた混合物を複数(実施例2〜8及び比較例1)作成し、実施例1と同じ手順で処理した後、内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また比較例として、水素イオン型陽イオン交換樹脂の代わりにリンゴ酸(DL−リンゴ酸:扶桑化学工業株式会社)を含有させた混合物を複数(比較例2〜3)作成し、実施例1と同じ手順で処理した後、内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また参考例1として、浄水のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また参考例2として、実施例7に記載される水素発生系を、不織布と多孔容器で隔離することなく直接、浄水を約515cc充填した炭酸飲料用ペットボトル(口部までの満水充填で約530cc容量)に投与し、ボトルを横に倒した状態で10分間放置した後、実施例1に記載される方法で振盪した内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
以下、表1としてそれらを記載する。
Figure 0004769903
本発明の非破壊的高濃度水素溶液の製造器具においては、金属マグネシウムの重量が一定であり、水素イオン型陽イオン交換樹脂が金属マグネシウムに対して重量比で0.1〜7の範囲で含有されるとき、原水の溶存水素濃度は、水素イオン型陽イオン交換樹脂の含有量に比例して上昇する。またそのときの原水の硬度(Ca硬度とMg硬度)とpHは変わらない。
また、水素イオン型陽イオン交換樹脂が、重量比で30含有されるときであっても、溶存水素濃度はさらに増えることこそないものの、原水の硬度(Ca硬度とMg硬度)とpHはほとんど変わらない。言い換えれば、本発明の非破壊的高濃度水素溶液の製造器具を用いた水素溶液中では、原水のpHと硬度を一定の範囲に抑えるある種の緩衝作用が働いている。
一方、金属マグネシウムと水素イオン型陽イオン交換樹脂を重量比で1:7の割合で含むが、隔離体には収容されないまま密閉容器内に直接投入された参考例2においては、こうした緩衝作用は一切働いていない。
したがって、本発明においては、水素発生系を隔離体に収容することが重要である。また、その水素発生系は、金属マグネシウムなど、水素よりイオン化傾向の高い金属や水素化金属を含む水素発生剤の含有量を1としたとき、水素イオン型陽イオン交換樹脂など、金属イオン封鎖能とpH調整能を有する不溶性の高分子物質を、重量比で0.1以上、好ましくは0.5以上、さらに好ましくは1以上、特に好ましくは5以上含有していることが望ましい。
[実施例9〜10,比較例4,参考例3]
市販の強酸性イオン交換樹脂Hタイプ品(DIAION Ion Exchange Resin SK1BH:Mitsubishi Chemical Corporation)を温熱乾燥することで顆粒状の水素イオン型陽イオン交換樹脂(粒径:約425μm〜約1180μm)を得た。得られた水素イオン型陽イオン交換樹脂300mgと金属マグネシウム粉(MG100:株式会社関東金属)300mgを均等に分散し混合することにより得た混合物である水素発生系を、図1に示すように、不織布(プレシゼRegular C5160:旭化成株式会社)に包み込みヒートシールするとともに、筒状の多孔容器(底部:直径約14ミリの円、高さ:約58ミリ)に収容した。炭酸飲料用ペットボトル(口部までの満水充填で約530cc容量)に浄水(藤沢市水道水を活性炭カラムに通して処理した活性炭処理水)を約515cc充填した後、多孔容器をペットボトル口部に挿入しながら、多孔容器天井部を取り囲む縁(へり)を口部に引掛け、多孔容器が水中に沈まないようにしてキャップを閉めた。得られた水素発生剤に含まれる、金属マグネシウムと水素イオン型陽イオン交換樹脂の重量比は1:1である。
その後ボトルを横に倒し、多孔容器が原水に完全に接触するようにして15時間放置した後、内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また実施例10として、水素イオン型陽イオン交換樹脂の含有量を2100mgにした混合物(金属マグネシウムと水素イオン型陽イオン交換樹脂の重量比は1:7)を作成し、実施例9と同じ手順で処理した後、内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また比較例4として、水素イオン型陽イオン交換樹脂の含有量を0mgにした混合物(金属マグネシウムと水素イオン型陽イオン交換樹脂の重量比は1:0)を作成し、実施例9と同じ手順で処理した後、内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また参考例3として、浄水のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
以下、表2としてそれらを記載する。
Figure 0004769903
表2に記載されるように、本願の水素発生系を隔離体に収容してなる非破壊的高濃度水素溶液の製造器具を用いることで、原水のpHと硬度を維持したまま、溶存水素濃度を特異的に高めた高濃度水素溶存液が得られる。
[実施例11〜13,参考例3〜4]
ミョウバン(焼みょうばん:富士食糧株式会社)100mgと金属マグネシウム粉(MG100:株式会社関東金属)100mgを均等に分散し混合することにより得た混合物である水素発生系を、図1に示すように、不織布(プレシゼRegular C5160:旭化成株式会社)に包み込みヒートシールするとともに、筒状の多孔容器(底部:直径約14ミリの円、高さ:約58ミリ)に収容した。炭酸飲料用ペットボトル(口部までの満水充填で約530cc容量)に浄水(藤沢市水道水を活性炭カラムに通して処理した活性炭処理水)を約515cc充填した後、多孔容器をペットボトル口部に挿入しながら、多孔容器天井部を取り囲む縁(へり)を口部に引掛け、多孔容器が水中に沈まないようにしてキャップを閉めた。得られた水素発生剤に含まれる、金属マグネシウムとミョウバンの重量比は1:1である。
その後ボトルを横に倒し、多孔容器が原水に完全に接触するようにして10分間放置した後、発明者の一人(平均的体格を有する日本人30代男性)がペットボトル中腹部を利手に保持し、手首のみを左右に動かすことでキャップが手首上空に半円の弧を描くように、2往復/秒のペースで120往復した(合計60秒)。
その後、内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また、ミョウバンの含有量を変化させた混合物を複数(実施例12〜13)作成し、実施例11と同じ手順で処理した後、内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また参考例4として、浄水のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また参考例5として、実施例12に記載される水素発生系を、不織布と多孔容器で隔離することなく直接、浄水を約515cc充填した炭酸飲料用ペットボトル(口部までの満水充填で約530cc容量)に投与し、ボトルを横に倒した状態で10分間放置した後、実施例11に記載される方法で振盪した内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
以下、表3としてそれらを記載する。
Figure 0004769903
[実施例14,参考例6]
市販の弱酸性イオン交換樹脂Hタイプ品(DIAION Ion Exchange Resin WK40L:Mitsubishi Chemical Corporation)を温熱乾燥することで顆粒状の水素イオン型陽イオン交換樹脂を得た。得られた水素イオン型陽イオン交換樹脂4000mgと金属マグネシウム粉(MG100:株式会社関東金属)300mgを均等に分散し混合することにより得た混合物である水素発生系を、図1に示すように、不織布(プレシゼRegular C5160:旭化成株式会社)に包み込みヒートシールするとともに、筒状の多孔容器(底部:直径約14ミリの円、高さ:約58ミリ)に収容した。炭酸飲料用ペットボトル(口部までの満水充填で約530cc容量)に浄水(藤沢市水道水を活性炭カラムに通して処理した活性炭処理水)を約515cc充填した後、多孔容器をペットボトル口部に挿入しながら、多孔容器天井部を取り囲む縁(へり)を口部に引掛け、多孔容器が水中に沈まないようにしてキャップを閉めた。得られた水素発生剤に含まれる、金属マグネシウムと水素イオン型陽イオン交換樹脂の重量比は約1:13.3である。
その後ボトルを横に倒し、多孔容器が原水に完全に接触するようにして10分間放置した後、発明者の一人(平均的体格を有する日本人30代男性)がペットボトル中腹部を利手に保持し、手首のみを左右に動かすことでキャップが手首上空に半円の弧を描くように、2往復/秒のペースで120往復した(合計60秒)。
その後、内容液のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
また参考例6として、浄水のpH、溶存水素濃度、カルシウム(Ca)硬度、マグネシウム(Mg)硬度を測定した。
以下、表4としてそれらを記載する。
Figure 0004769903
なお、先に記した、原水の「水素発生の際に水素発生剤より溶出する陽イオンなど副生成物」を維持した、または変えない状態とは、これに限るものではないが、たとえば以下のような状態を指す。
高濃度水素溶液の該当陽イオン(たとえば、本発明の器具が水素発生剤として鉄を使用している場合は全鉄)が、(原水の該当陽イオン(mg/L)−4.5mg/L)〜(原水の該当陽イオン(mg/L)+4.5mg/L)、好ましくは(原水の該当陽イオン(mg/L)−3mg/L)〜(原水の該当陽イオン(mg/L)+3mg/L)、さらに好ましくは(原水の該当陽イオン(mg/L)−2mg/L)〜(原水の該当陽イオン(mg/L)+2mg/L)、よりさらに好ましくは(原水の該当陽イオン(mg/L)−1mg/L)〜(原水の該当陽イオン(mg/L)+1mg/L)、特に好ましくは(原水の該当陽イオン(mg/L)−0.5mg/L)〜(原水の該当陽イオン(mg/L)+0.5mg/L)の範囲に収まっている状態などである。
[実施例15〜19,比較例5,参考例7]
市販の強酸性イオン交換樹脂Hタイプ品(DIAION Ion Exchange Resin SK1BH:Mitsubishi Chemical Corporation)を温熱乾燥することで顆粒状の水素イオン型陽イオン交換樹脂(粒径:約425μm〜約1180μm)を得た。得られた水素イオン型陽イオン交換樹脂1200mgと還元鉄(和光純薬株式会社製)600mgを均等に分散し混合することにより得た混合物である水素発生系を、図1に示すように、不織布(タイベック1073B:旭・デュポンフラッシュスパンプロダクツ株式会社)に包み込みヒートシールするとともに、筒状の多孔容器(底部:直径約14ミリの円、高さ:約58ミリ)に収容した。炭酸飲料用ペットボトル(口部までの満水充填で約530cc容量)に藤沢市水道水を満水充填した後、多孔容器をペットボトル口部に挿入しながら、多孔容器天井部を取り囲む縁(へり)を口部に引掛け、多孔容器が水中に沈まないようにしてキャップを閉めた。得られた水素発生剤に含まれる、還元鉄と水素イオン型陽イオン交換樹脂の重量比は1:2である。
その後ボトルを横に倒し、多孔容器が原水に完全に接触するようにして8時間放置した後、発明者の一人(平均的体格を有する日本人30代男性)がペットボトル中腹部を利手に保持し、手首のみを左右に動かすことでキャップが手首上空に半円の弧を描くように、2往復/秒のペースで120往復した(合計60秒)。
その後、内容液のpH、溶存水素濃度、全鉄を測定し、味と臭いを確認した。
全鉄は、水質分析計『DR/4000』(HACH社製)を用いてFerroVer法により測定した(以下同)。
また、還元鉄の含有量を変化させた混合物を複数(実施例16〜19)作成し、実施例15と同じ手順で処理した後、内容液のpH、溶存水素濃度、全鉄を測定し、味と臭いを確認した。
また比較例5として、水素イオン型陽イオン交換樹脂の代わりにリンゴ酸(DL−リンゴ酸:扶桑化学工業株式会社)を含有させた混合物を作成し、実施例15と同じ手順で処理した後、内容液のpH、溶存水素濃度、全鉄を測定した。
また参考例7として、藤沢市水道水のpH、全鉄を測定した。
以下、表5としてそれらを記載する。
Figure 0004769903

Claims (1)

  1. 原水と反応して水素を発生する水素発生剤としての金属マグネシウムまたは鉄のうち少なくともいずれか一方と、
    該水素発生剤より溶出する金属イオンを封鎖する金属イオン封鎖能及び水酸化物イオンを抑制または除去するpH調整能を有する水素イオン型陽イオン交換樹脂と、
    接触して含有する水素発生系を隔離体に収容してなる非破壊的高濃度水素溶液の製造器具。
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