JP4769549B2 - 無線送信装置 - Google Patents
無線送信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4769549B2 JP4769549B2 JP2005323354A JP2005323354A JP4769549B2 JP 4769549 B2 JP4769549 B2 JP 4769549B2 JP 2005323354 A JP2005323354 A JP 2005323354A JP 2005323354 A JP2005323354 A JP 2005323354A JP 4769549 B2 JP4769549 B2 JP 4769549B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- level
- linear
- averaging
- logarithmic
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transmitters (AREA)
Description
図12には、送信信号の利得制御を行う無線送信装置の構成例を示してある。
送信対象となるベースバンド信号を希望帯域に制限するためにデジタルフィルタ処理や周波数変換処理を実行するデジタル信号処理部111により当該ベースバンド信号に対して必要な信号処理が実行され、無線部113へ入力するためにD/A(Digital to Analog)変換器112により当該ベースバンド信号がデジタル信号からアナログ信号へ変換される。
その後、無線部113により当該ベースバンド信号が無線周波数(RF:Radio Frequency)信号へ周波数変換される。また、無線部113内では、無線送信装置全体の利得を一定に保つため、すなわち、ベースバンド信号の電力と無線部113の電力を一定に保つように、可変利得増幅器(可変利得アンプ)131により信号の増幅が行われる。可変利得増幅器131の利得は、D/A変換器122から当該可変利得増幅器131の制御端子に印加される制御電圧が制御されることで、可変に制御される。
無線部113から出力される無線周波数信号は、アンテナ115から無線により送信される。
また、無線部113から出力される無線周波数信号の一部がカプラ114により取得されて対数増幅器(LOG−AMP)118に入力される。
無線部113からの出力電力を検出する対数増幅器118では、入力される電力に対して、対数に比例した電圧の信号が出力される。当該出力される信号の電圧がA/D(Analog to Digital)変換器119によりアナログ信号からデジタル信号へ変換された後に、対数平均化回路120により対数形式の平均化が実行されて、平均電力が求められる。当該平均電力が比較器121に入力される。
なお、パワーメータ116側(ベースバンド部側)で求められる平均電力がリニア形式であり、対数増幅器118側(無線部側)で求められる平均電力が対数形式であるため、いずれか一方の形式を変換して両方の形式を一致させる必要がある。本例では、ベースバンド側の平均電力を対数形式へ変換する構成を示したが、他の構成例として、無線部側の平均電力をリニア形式へ変換して、リニア形式同士で比較する構成とすることもできる。
ここでは、説明の便宜上から、リニア演算された結果のベースバンド電力について、1000[リニア]=40[dBm]、794[リニア]=39[dBm]、10[リニア]=20[dBm]であるとする。
図13(a)には、通常送信時について、無線送信装置における平均電力算出の一例を示してある。
図示されるように、ベースバンド信号のレベル変動が小さい場合には、各時刻t1〜t4におけるベースバンド信号の電力検出結果を加算して平均化した後に対数変換した結果と、対数増幅器118からの出力を対数形式で加算して平均化した結果とは同一となり、正しく利得制御することができる。
図示されるように、ベースバンド信号が時間と共に大きくレベル変動する場合には、上記と同様の演算を実行すると、正しい結果が得られない。図示の例では、平均化の結果として、ベースバンド電力値=37[dBm]、無線部電力値=30[dBm]となり、無線部電力値が低下しているように見え、すなわち装置利得が下がったように見えるため、無線部113における可変利得増幅器131の利得を7dB持ち上げるように制御が実行される。つまり、ベースバンドの平均電力が37[dBm]である場合には、無線部113の平均出力は44(=37+7)[dBm]となるため、ベースバンド信号が規定どおりに無線部113から出力されないこととなり、装置の特性劣化が発生し、場合によっては装置の破壊につながるといった問題があった。
本例の無線送信装置は、例えば、概略的に、後述する本発明に係る実施例で参照される図7に示されるのと同様な構成を有している。
図14には、無線送信装置の一部の構成例として、対数増幅器151と、A/D変換器152と、計算機153を示してある。計算機153は、平均化回路161から構成されている。
計算機153には、対数増幅器151により電圧変換された無線周波数信号の電力レベルが、A/D変換器152からデジタル値として入力される。計算機153では、平均化回路161により、入力された電力レベル(dBm値)をそのまま平均化することが行われる。
しかしながら、実際の電力レベルは、平均化回路161で計算される平均値とは異なる値となり、正確には10×log{(10(L1/10)+10(L2/10))/2}と計算されるべきである。
電力レベルの変動が小さい場合には、dBm値をそのまま平均しても実際の電力レベルと比較して大きな誤差とはならないが、バースト波などの場合には、レベル差が大きいdBm値を平均することとなり実際の電力レベルとの誤差が大きくなる。
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、リニア形式で求められたレベルの平均値と対数形式で求められたレベルの平均値とを比較することを精度よく行うことができる無線送信装置を提供することを目的とする。
すなわち、周波数変換手段が、送信対象となるベースバンド信号を無線周波数信号へ変換する。レベル変化手段が、前記無線周波数信号のレベルを変化させる。無線送信手段が、前記レベル変化手段によりレベルが変化させられた無線周波数信号を無線により送信する。
また、第1の検出手段が、前記ベースバンド信号のレベルをリニア形式で検出する。第1の平均化手段が、前記第1の検出手段により検出されたリニア形式のレベルをリニア形式で平均化する。
また、第2の検出手段が、前記レベル変化手段によりレベルが変化させられた無線周波数信号のレベルを対数形式で検出する。形式変換手段が、前記第2の検出手段により検出された対数形式のレベルをリニア形式のレベルへ変換する。第2の平均化手段が、前記形式変換手段により変換されたリニア形式のレベルをリニア形式で平均化する。
また、タイミング制御手段が、前記第1の平均化手段による平均化のタイミングと前記第2の平均化手段による平均化のタイミングを処理される信号について一致させるように制御する。
また、レベル変化制御手段が、前記第1の平均化手段による平均化の結果と前記第2の平均化手段による平均化の結果とを同一の形式(例えば、リニア形式、又は、対数形式)で比較した結果に基づいて、前記レベル変化手段によるレベル変化を制御する。
また、無線送信装置が設けられる無線通信システムとしては、種々なシステムが用いられてもよい。
また、送信対象となる信号としては、種々な信号が用いられてもよく、例えば、マルチキャリアの信号を用いることもできる。
また、レベルとしては、種々なものが用いられてもよく、例えば、電力のレベルや、電圧のレベルなどを用いることができる。
また、レベル変化手段によるレベル変化を制御する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、2つの平均化結果の大きさの関係が予め設定された所定の条件を満たすように、利得或いは減衰量を調整して、レベルの変化量を制御するような態様を用いることができる。
なお、同一の形式としては、例えば、リニア形式或いは対数形式を用いることができ、対数形式が用いられる場合にはそれぞれの平均化結果をリニア形式から対数形式へ変換する手段が備えられる。
すなわち、前記形式変換手段を、係数記憶手段と、レベル補正手段と、取得手段を用いて構成した。
前記係数記憶手段は、対数形式のレベルについての複数の範囲とそれぞれの範囲における1つ以上の係数との対応を記憶する。前記レベル補正手段は、前記係数記憶手段の記憶内容に基づいて、前記第2の検出手段により検出された対数形式のレベルに対応した係数を用いて、当該対数形式のレベルを補正する。取得手段は、対数形式のレベルとリニア形式のレベルとの対応を記憶し、当該記憶内容に基づいて、前記レベル補正手段により補正された対数形式のレベルに対応したリニア形式のレベルを取得する。
また、それぞれの範囲における係数の数や種類などとしては、種々な態様が用いられてもよい。
また、対数形式のレベルを対応した係数を用いて補正する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、係数を用いた所定の演算式により補正する態様を用いることができる。
なお、このような範囲や係数や演算式としては、例えば、実験或いは理論計算により、予め設定することができる。
また、情報を記憶する手段としては、例えば、メモリを用いて構成することができる。
なお、本実施例で説明する各機能実現手段は、同様な機能を実現する手段であれば、どのような回路又は装置が用いられても構わず、また、機能の一部又は全部をソフトウエアで実現することも可能である。更に、単一の機能実現手段を複数の回路によって実現してもよく、また、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよい。
図1には、本発明の一実施例に係る無線送信装置の構成例を示してある。
本例の無線送信装置は、デジタル信号処理部1と、D/A変換器2と、可変利得増幅器21などを有した無線部3と、カプラ4と、アンテナ5と、ベースバンド電力演算器31及びリニア平均化回路32を有したパワーメータ6と、dBm変換を行うリニア−対数変換部7と、対数増幅器41とA/D変換器42と対数−リニア変換器43とリニア平均化回路44を有したパワーメータ8と、dBm変換を行うリニア−対数変換部9と、比較器10と、D/A変換器11と、平均化タイミング調整部12を備えている。
なお、本例の無線送信装置では、パワーメータ8やリニア−対数変換部9や平均化タイミング調整部12に係る構成部分及び動作部分を除いては、例えば、図12に示される無線送信装置と同様な構成を有して同様な動作を行う。
送信対象となるベースバンド信号がデジタル信号処理部1及びパワーメータ6のベースバンド電力演算器31に入力される。
デジタル信号処理部1は、入力されたベースバンド信号を希望帯域に制限するなどのデジタル信号処理を実行して、処理後の信号をD/A変換器2へ出力する。
D/A変換器2は、入力されたデジタル信号処理部1の演算結果を無線部3へ入力するためにデジタル信号からアナログ信号へ変換して無線部3へ出力する。
無線部3は、入力されたアナログ変換された送信信号を変調或いは変換することにより無線周波数信号とし、可変利得増幅器21の利得を、D/A変換器11から当該可変利得増幅器21の制御端子に入力される制御電圧に応じて、可変に制御する事により装置全体利得を一定とする。
無線部3からの出力信号は、カプラ4を介して、アンテナ5から無線により送信される。
リニア平均化回路32は、入力された電力値をリニア形式で平均化し、当該平均化の結果(平均化電力値)をリニア−対数変換部7へ出力する。
リニア−対数変換部7は、入力された平均化電力値を対数形式の値へ変換して比較器10へ出力する。
対数増幅器41は、入力された無線部3からの信号の電力値を対数により電圧の値へ変換し、当該電圧値の信号をA/D変換器42へ出力する。
A/D変換器42は、入力された電圧値の信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換して対数−リニア変換器43へ出力する。
対数−リニア変換器43は、入力された対数形式のデジタル信号(データ)をリニア形式のデジタル信号(データ)へ変換してリニア平均化回路44へ出力する。
リニア平均化回路44は、入力されたリニア形式の信号(無線部3からの電力値)をリニア形式で平均化し、当該平均化の結果(平均化電力値)をリニア−対数変換部9へ出力する。
リニア−対数変換部9は、入力された平均化電力値をリニア形式から対数形式の値へ変換して比較器10へ出力する。
D/A変換器11は、入力された制御電圧の信号をデジタル信号からアナログ信号へ変換して無線部3の可変利得増幅器21の制御端子へ出力する。これにより、可変利得増幅器21の利得が制御されて、無線送信装置全体の利得を規定値(本例では、一定値)に保つことができる。
なお、タイミング信号としては、種々な信号が用いられてもよく、例えば、クロックの信号や、或いは、他の処理部から出力される信号を用いることができる。
本例では、ベースバンド信号は、周波数が3.84MHzつまりサンプル周期が約260.4nsにて、384000回で演算する区間を平均化周期としており、平均化周期が100ms(=384000サンプル×サンプルCLK周期)となる。
また、無線周波数(RF)信号は、カプラ4により分岐され、パワーメータ8内A/D変換器42にてCLK周波数64kHzつまりサンプル周期が15.625μsで取り込まれた信号を6400回演算する区間を平均化周期とし、平均化周期が100ms(=6400サンプル×サンプルCLK周期)となる。
本例では、無線部3側のパワーメータ8の対数増幅器41の出力時定数がほぼ15.625μsとなるように調整されている。
なお、無線部3側の対数増幅器41からの出力を例えばチップレートである3.84MHzでA/D変換器により取り込むことは実現可能であるが、本例では、サンプル周波数を落とすとデバイスコストが下がることや、周波数が高いと周辺部品が高価になる可能性があることや、ノイズの影響があり得ることを考慮して、低速且つマルチチャネルのA/D変換器42を使用している。
また、出力電力誤差は、例えば、出力電力が低いと入力データ或いは測定器ダイナミックレンジの問題で劣化が許容される傾向があるといったように、出力電力レンジなどに依存し得るが、通常では、+/−0.5dB或いは+/−1.0dBなどが用いられる。この場合、装置としては、制御により送信電力が大きく変動しないようにするために、1/10〜1/100の分解能(例えば、0.05dB或いは0.01dBなどの精度)で制御することが行われる。
しかしながら、無線部3側の平均化電力値をリニア形式で演算するだけでは、ベースバンド部側と無線部3側とで平均化電力値に誤差が発生する。そこで、これを解消するために、本例では、更に、平均化タイミング遅延調整部12を設けてある。
図3(a)、(b)には、レベル変動送信時について、無線送信装置における平均電力算出の例を示してある。
本例では、図3(a)、(b)に示されるような電力を有する信号が無線送信装置に入力されたとして説明する。
図13(a)、(b)の説明においては、説明を簡略化するために、ベースバンド信号が入力されてから無線部3から出力されるまでに全く遅延が無いとして説明したが、実際の装置では、デジタル信号処理部1やD/A変換器2や無線部3において処理遅延が発生する。
このため、本例では、ベースバンド信号の電力値[リニア]が各単位時間に相当する時刻t1、t2、t3、t4、t5、t6でそれぞれ1000、1000、1000、10、10、10となってこれを繰り返す信号が入力された場合を示す。また、本例では、無線部3から出力される電力値をリニア変換した後においても、ベースバンド部側と全く同一の値となると仮定して説明する。
この場合、ベースバンド部側のパワーメータ6と無線部3側のパワーメータ8とで同じ時間軸(例えば、t1〜t4の間)に平均化電力値を求めると、図3(a)に示されるように、誤差が発生する。
すると、本例では、例えば、図12に示されるような構成により無線部側の電力値を対数形式で平均化して図13(a)、(b)に示されるような結果が得られる場合と比べて、誤差が少なくなるという効果が得られるが、図3(a)に示される例では1.8dBの誤差があり、更に誤差量を低減する方が好ましい。
この場合、図3(b)に示されるように、ベースバンド部側においてベースバンド信号の平均化電力値を算出する時間区間と無線部3側において無線周波数信号の平均化電力値を算出する時間区間とが本来の信号タイミングについて一致するため、例えば、何らかの原因で発生した装置内部の利得変動のみが正しく検出され、これにより、装置の利得を適切且つ高精度に保つことが可能となる。
ここで、本例の無線送信装置では、例えば、ベースバンド部と無線部3とで平均化時定数や平均化区間を一致させることや、対数増幅器41のリニアリティを確保することや、A/D変換器42のビット数を所定値としてリニアリティを確保することが行われ、また、装置固体毎の誤差や、温度変化による誤差や、周波数による誤差などを補正する機能が備えられてもよい。
図4には、本発明の一実施例に係る無線送信装置の構成例を示してある。
本例の無線送信装置は、図1に示されるのと同様な処理部として、デジタル信号処理部1と、D/A変換器2と、可変利得増幅器21などを有した無線部3と、カプラ4と、アンテナ5と、ベースバンド電力演算器31及びリニア平均化回路32を有したパワーメータ6と、dBm変換を行うリニア−対数変換部7と、対数増幅器41とA/D変換器42と対数−リニア変換器43とリニア平均化回路44を有したパワーメータ8と、比較器10と、D/A変換器11を備えている。なお、これらの処理部については、図1に示されるのと同一の符号を付してある。
また、本例の無線送信装置は、例えばサーキュレータを用いて構成されたアイソレータ51と、dBm変換を行うリニア−対数変換部52と、対数増幅器61とA/D変換器62と対数−リニア変換器63とリニア平均化回路64を有したパワーメータ53と、dBm変換を行うリニア−対数変換部54と、電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio)演算部55と、平均化タイミング調整部56を備えている。
なお、本例では、図1に示される無線送信装置と同様な動作については、説明を簡略化或いは省略する。
アイソレータ51は、カプラ4とアンテナ5との間に設けられており、無線部3から出力されてカプラ4を経由してアンテナ5へ伝送される信号の反射波をパワーメータ53の対数増幅器61へ出力する。
パワーメータ53は、パワーメータ8と同様な動作を行う。
対数増幅器61は、無線部3の出力端子からの出力の反射波の電力を対数により電圧へ変換してA/D変換器62へ出力する。
A/D変換器62は、対数増幅器61からの出力電圧をアナログ信号からデジタル信号の値へ変換して対数−リニア変換器63へ出力する。
対数−リニア変換器63は、対数形式で入力されるA/D変換結果をリニア形式の信号へ変換してリニア平均化回路64へ出力する。
リニア平均化回路64は、リニア形式に変換された反射波の電力値をリニア形式で平均化し、当該平均化の結果をリニア−対数変換部54へ出力する。
リニア−対数変換部54は、パワーメータ53のリニア平均化回路64から入力される平均化電力値をリニア形式から対数形式へ変換してVSWR演算部55へ出力する。
VSWR演算部55は、リニア−対数変換部52から入力される対数形式の平均化電力値とリニア−対数変換部54から入力される対数形式の平均化電力値に基づいて、装置のVSWRを算出する。
なお、他の構成例として、リニア−対数変換部54を設けずに、パワーメータ8のリニア平均化回路44からの出力とパワーメータ53のリニア平均化回路64からの出力をVSWR演算部に入力して、当該VSWR演算部においてリニア形式の平均化電力値に基づいて装置のVSWRを算出する構成とすることも可能である。
また、平均化タイミング調整部56は、タイミング信号に基づいて、パワーメータ6のリニア平均化回路32やパワーメータ8のリニア平均化回路44やパワーメータ53のリニア平均化回路64を制御して、これらのパワーメータ6、8、53における平均化時定数や平均化対象区間を同一とすることで、ベースバンド部の電力と無線部3の電力と反射波の電力について、平均化電力値(或いは、平均化電圧値)を同一の時間軸で演算することを実現する。
図5には、本発明の一実施例に係る無線送信装置の構成例を示してある。
本例の無線送信装置は、図1に示されるのと同様な処理部として、デジタル信号処理部1と、D/A変換器2と、可変利得増幅器21などを有した無線部3と、カプラ4と、アンテナ5と、ベースバンド電力演算器31及びリニア平均化回路32を有したパワーメータ6と、dBm変換を行うリニア−対数変換部7と、対数増幅器41とA/D変換器42と対数−リニア変換器43とリニア平均化回路44を有したパワーメータ8と、比較器10と、D/A変換器11を備えている。なお、これらの処理部については、図1に示されるのと同一の符号を付してある。
また、本例の無線送信装置は、例えばサーキュレータを用いて構成されたアイソレータ51と、アナログスイッチ71と、dBm変換を行うリニア−対数変換部72と、電圧定在波比(VSWR)演算部73と、平均化タイミング調整部74を備えている。
なお、本例では、図1に示される無線送信装置と同様な動作については、説明を簡略化或いは省略する。
カプラ4は、無線部3からの出力信号の一部をアナログスイッチ71へ出力する。
アイソレータ51は、カプラ4とアンテナ5との間に設けられており、無線部3から出力されてカプラ4を経由してアンテナ5へ伝送される信号の反射波をアナログスイッチ71へ出力する。
アナログスイッチ71は、平均化タイミング調整部74からの制御信号に基づいて、カプラ4からの入力信号をパワーメータ8の対数増幅器41へ出力する状態(第1の状態)と、アイソレータ51からの入力信号をパワーメータ8の対数増幅器41へ出力する状態(第2の状態)を切り替える。
リニア−対数変換部72は、パワーメータ8のリニア平均化回路44から入力される平均化電力値をリニア形式から対数形式へ変換してVSWR演算部73へ出力する。
VSWR演算部73は、リニア−対数変換部72から入力される対数形式の平均化電力値に基づいて、装置のVSWRを算出する。ここで、VSWR演算部73では、無線部3からの出力についての平均化電力値が入力される状態(第1の状態)と、アイソレータ51からの反射波についての平均化電力値が入力される状態(第2の状態)が切り替えられる。
また、平均化タイミング調整部74は、タイミング信号に基づいて、アナログスイッチ71に対してスイッチ状態を切り替えるための制御信号を出力することや、リニア−対数変換部72に対して変換処理や変換結果の出力処理などを制御するための制御信号を出力することを行う。
ここで、本例では、アナログスイッチを用いて処理ブロックの共用化を図ったが、他の構成により処理ブロックの共用化が実現されてもよい。
図6には、本発明の一実施例に係る無線送信装置の構成例を示してある。
本例の無線送信装置は、図4に示されるのと同様な処理部を有しており、デジタル信号処理部1からの出力信号の一部がパワーメータ6のベースバンド電力演算器31に入力される点が異なっている。なお、各処理部については、図4に示されるのと同一の符号を付してある。
なお、本例では、図4に示される無線送信装置と同様な動作については、説明を簡略化或いは省略する。
デジタル信号処理部1は、入力されるベースバンド信号に対してデジタル領域において帯域制限のためのフィルタリング処理などのデジタル信号処理を実行し、当該処理後の信号をD/A変換器2及びパワーメータ6のベースバンド電力演算器31へ出力する。
ベースバンド電力演算器31は、デジタル信号処理部1からの出力信号について電力を演算する。
つまり、本例のように、デジタル信号処理後の電力をパワーメータ6により算出し、ベースバンド部側のパワーメータ6による平均化電力値と無線部3側のパワーメータ8による平均化電力値とを比較演算して装置の利得を一定にする制御を実行することにより、図4に示される無線送信装置と同様な効果を得ることができる。
図7には、本発明の一実施例に係る無線送信装置の構成例を示してある。
本例の無線送信装置は、無線部81と、カプラ82と、アンテナ83と、対数増幅器(ログアンプ)84と、A/D変換器85と、計算機86を備えている。
無線部81は、送信するべき入力ベースバンド信号を無線周波数信号へ変調して電力増幅を行い、カプラ82へ出力する。
カプラ82は、入力された無線周波数信号を2分岐し、一方の分岐信号をアンテナ83へ出力し、他方の分岐信号を対数増幅器84へ出力する。
アンテナ83は、入力された無線周波数信号を電波として無線により送信する。
対数増幅器84は、入力された無線周波数信号を対数により電圧変換して、A/D変換器85へ出力する。
A/D変換器85は、入力された電圧値をアナログ信号からデジタル信号へ変換して計算機86へ出力する。
計算機86は、入力されたデジタル信号に基づいて、出力電力に関する値を計算して出力する。この値は、例えば、出力電力の監視や、装置の利得制御などに使用することが可能である。
また、電力のレベルとしては、例えば、送信電力のレベルや、反射波の電力のレベルや、受信電力のレベルなどを検出することが可能である。
図8には、本例の計算機86の内部の構成例を示してある。
本例の計算機86は、アドレスデコーダ91と、一次線形近似テーブル92と、乗算器93と、加算器94と、dBm(デジタルコード)から真値への変換テーブル95と、平均化回路96を備えている。
ここで、例えばメモリから構成された変換テーブル95には、予め、デジタルコードをアドレスとして、対応するレベルの真値の理想値が格納されている。なお、本例では、変換テーブル95は4096アドレス(adr)を有しており、デジタルコードの0〜4095(Max値)が無線送信装置のダイナミックレンジに対応しており、装置毎のテーブルには同じ値が格納される。
(数1)
(補正後のデジタルコード)
=(A/D変換器85から出力されるデジタルコード)×a+b
・・(式1)
本例の一次線形近似テーブル92には、デジタルコードsの範囲と、アドレス(ADR)と、各補正係数a、bのデータ(Data)とが対応付けられている。本例の一次線形近似テーブル92は、0〜11の12アドレスを有している。
このような一次線形近似テーブル92は、例えば、デジタルコードsの各ポイントで測定した送信電力とデジタル値を、隣接ポイント間で一次線形近似して、各ポイント間の各補正係数a、bを(式1)から計算してテーブルに格納することにより得られる。
A/D変換器85から出力されたデジタルコード(デジタル信号値)が計算機86のアドレスデコーダ91及び乗算器93に入力される。なお、本例では、12ビットのデジタルコードが用いられている。
アドレスデコーダ91は、図9に示されるデジタルコードの範囲に従って、A/D変換器85から入力されたデジタルコードsに対応する範囲の補正係数a、bが格納されている一次線形近似テーブル92のアドレスの値を一次線形近似テーブル92へ出力する。
一次線形近似テーブル92は、アドレスデコーダ91から入力された値をアドレス値として、当該アドレス値に対応する2つの補正係数a、bを読み出して、第1の補正係数(傾き)aを乗算器93へ出力し、第2の補正係数(切片)bを加算器94へ出力する。
加算器94は、乗算器93から入力された乗算結果と、一次線形近似テーブル92から入力された補正係数bとを加算し、当該加算の結果を変換テーブル95へ出力する。
ここで、乗算器93及び加算器94による演算により、(式1)に従って、2つの補正係数a、bを用いて、A/D変換器85から出力されるデジタルコードが補正後のデジタルコードへ変換されて変換テーブル95に入力される。
平均化回路96は、入力された電力値(真値)を例えば所定の期間或いは所定の回数だけ平均化する計算を行い、当該平均化の結果(平均化電力値)を出力する。
具体的には、例えば、図14に示されるような計算機153を有する場合のように、A/D変換により得られた対数形式の値(dBm値)をそのまま平均化する構成では、実際の電力レベルとの誤差が大きく発生し得るのに対して、本例のような計算機86を有する場合には、A/D変換により得られた対数形式の値(dBm値)をリニア形式の真値(電力値)へ変換して、真値で平均化することにより、実際の電力レベルとの誤差を小さくすることができる。
このように、対数増幅器84を用いて電力値を近似的に検出するに際して、高精度な検出結果を得ることができる。
本例の無線送信装置は、図7に示されるのと同様な構成を有しており、計算機86の構成や動作が異なっている。このため、計算機86以外の処理部については、図7に示されるのと同一の符号を用いて説明する。
図10には、本発明の一実施例に係る計算機86aの構成例を示してある。
本例の計算機86aは、一次線形近似テーブル101と、乗算器102と、加算器103と、dBm(デジタルコード)から真値への変換テーブル104と、平均化回路105を備えている。
また、例えばメモリから構成された一次線形近似テーブル101には、対数増幅器84やA/D変換器85のハードウエアのバラツキを補正するために、予め、装置毎に、各ポイントで測定された送信電力とデジタル値(A/D変換器85からの出力)から計算される2つの補正係数が格納されている。この一次近似の補正係数をa(傾き)、b(切片)として、(式1)のように補正する。
本例の一次線形近似テーブル101には、デジタルコードsの範囲と、アドレス(ADR)と、各補正係数a、bのデータ(Data)とが対応付けられている。本例の一次線形近似テーブル101は、0〜255の256アドレスを有している。
このような一次線形近似テーブル101は、例えば、デジタルコードsの各ポイントで測定した送信電力とデジタル値を、隣接ポイント間で一次線形近似して、各ポイント間の各補正係数a、bを(式1)から計算してテーブルに格納することにより得られる。
この場合、4096アドレスを256アドレス/16ステップのテーブルで構成することができる。
図11に示されるように、同一の隣接ポイント間に対応するテーブルアドレスには、同一の補正係数a、bが格納される。
A/D変換器85から出力された12ビットのデジタルコードのうちの上位の8ビットの値が、入力デジタルコードに対応する補正係数a、bが格納されている一次線形近似テーブル101に入力される。また、A/D変換器85から出力された12ビットのデジタルコードが乗算器102に入力される。
一次線形近似テーブル101は、A/D変換器85から入力された8ビットのデジタルコードをアドレス値として、当該アドレス値に対応する2つの補正係数a、bを読み出して第1の補正係数(傾き)aを乗算器102へ出力し、第2の補正係数(切片)bを加算器103へ出力する。
加算器103は、乗算器102から入力された乗算結果と、一次線形近似テーブル101から入力された補正係数bとを加算し、当該加算の結果を変換テーブル104へ出力する。
ここで、乗算器102及び加算器103による演算により、(式1)に従って、2つの補正係数a、bを用いて、A/D変換器85から出力されるデジタルコードが補正後のデジタルコードへ変換されて変換テーブル104に入力される。
平均化回路105は、入力された電力値(真値)を例えば所定の期間或いは所定の回数だけ平均化する計算を行い、当該平均化の結果(平均化電力値)を出力する。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
Claims (1)
- 信号を無線により送信する無線送信装置において、
送信対象となるベースバンド信号を無線周波数信号へ変換する周波数変換手段と、
前記無線周波数信号のレベルを変化させるレベル変化手段と、
前記レベル変化手段によりレベルが変化させられた無線周波数信号を無線により送信する無線送信手段と、
前記ベースバンド信号のレベルをリニア形式で検出する第1の検出手段と、
前記第1の検出手段により検出されたリニア形式のレベルをリニア形式で平均化する第1の平均化手段と、
前記レベル変化手段によりレベルが変化させられた無線周波数信号のレベルを対数形式で検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段により検出された対数形式のレベルをリニア形式のレベルへ変換する形式変換手段と、
前記形式変換手段により変換されたリニア形式のレベルをリニア形式で平均化する第2の平均化手段と、
前記第1の平均化手段による平均化の対象区間及びタイミングと前記第2の平均化手段による平均化の対象区間及びタイミングを処理される信号について一致させるように制御するタイミング制御手段と、
前記第1の平均化手段による平均化の結果と前記第2の平均化手段による平均化の結果とを同一の形式で比較した結果に基づいて前記レベル変化手段によるレベル変化を制御するレベル変化制御手段と、
を備え、
前記形式変換手段は、対数形式のレベルについての複数の範囲とそれぞれの範囲における一次線形近似して求めた補正係数との対応を記憶する係数記憶手段と、
前記係数記憶手段の記憶内容に基づいて前記第2の検出手段により検出された対数形式のレベルに対応した補正係数を用いて当該対数形式のレベルを補正するレベル補正手段と、
対数形式のレベルとリニア形式のレベルとの対応を記憶し、当該記憶内容に基づいて前記レベル補正手段により補正された対数形式のレベルに対応したリニア形式のレベルを取得する取得手段を有する、
ことを特徴とする無線送信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005323354A JP4769549B2 (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | 無線送信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005323354A JP4769549B2 (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | 無線送信装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008067301A Division JP2008193719A (ja) | 2008-03-17 | 2008-03-17 | 無線送信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007134769A JP2007134769A (ja) | 2007-05-31 |
JP4769549B2 true JP4769549B2 (ja) | 2011-09-07 |
Family
ID=38156096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005323354A Active JP4769549B2 (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | 無線送信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4769549B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106130579B (zh) * | 2016-07-01 | 2018-06-15 | 波达通信设备(广州)有限公司 | 毫米波发射机的增益自动控制方法及装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60187115A (ja) * | 1984-03-07 | 1985-09-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | デイジタルagc回路 |
JP3739985B2 (ja) * | 2000-01-31 | 2006-01-25 | 富士通株式会社 | 送信機利得安定化装置 |
JP2005214849A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Nec Engineering Ltd | 自動利得制御回路 |
-
2005
- 2005-11-08 JP JP2005323354A patent/JP4769549B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007134769A (ja) | 2007-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09321559A (ja) | 自動利得制御回路 | |
JP3314723B2 (ja) | ディジタル自動利得制御用リニアライザ及びこれを用いたディジタル自動利得制御回路 | |
JP2013142634A (ja) | Vswr検出回路 | |
EP1628394B1 (en) | Detection circuit and detection circuit adjustment method | |
JP3576410B2 (ja) | 受信装置と送受信装置及び方法 | |
JP4769549B2 (ja) | 無線送信装置 | |
JP2008193719A (ja) | 無線送信装置 | |
US9189005B2 (en) | Transmission power control circuit and transmission device, transmission power control method, program | |
CN102195582A (zh) | 一种自动增益控制方法及装置 | |
JP5069211B2 (ja) | 温度補償回路および温度補償方法 | |
JP4658160B2 (ja) | 信号処理装置および信号処理方法 | |
JP3077427B2 (ja) | データ受信装置 | |
JP4460678B2 (ja) | 周波数分析装置 | |
JP7478172B2 (ja) | 信号発生装置、レベル補正値算出システム、レベル補正値算出方法 | |
WO2004030247A2 (en) | Device and method for determining the level of an input signal intended to be applied to a receiving system | |
JP7478175B2 (ja) | 信号発生装置、レベル補正値算出システム、レベル補正値算出方法 | |
JP7395542B2 (ja) | 信号発生装置とその直線性補正方法 | |
JP7495092B2 (ja) | 高周波出力装置および高周波出力安定化方法 | |
JP3097197B2 (ja) | 無線通信装置 | |
JP2005167861A (ja) | 受信レベルモニタ機能付agc回路 | |
JP2004173001A (ja) | 送信回路、レベル補償方法及びプログラム | |
JP2002181858A (ja) | 受信レベルモニタ回路 | |
JP4447112B2 (ja) | Agc制御回路 | |
US20060029154A1 (en) | Distortion compensation device and distortion compensation method | |
JP3507813B2 (ja) | 無線送信装置、及びその送信電力制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20070928 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071023 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080317 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100601 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101008 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20101008 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101109 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20110509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110607 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4769549 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |