JP4769506B2 - 巻尺 - Google Patents
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また、マグネットがフックの係着面から突出するものは、マグネットの突出分を考慮してフックの進退移動距離を長くして、フックを引っ掛けて行う通常測定とフックを突き当てて行う突当て測定の際の測定誤差をキャンセルしている。
しかしながら、上述のようなマグネットを設けたフックは、測定時の誤差をキャンセルできるようになっているだけで、突当て測定の際には、テープをフック方向に押しながら測定しなければならないのである。
突当て測定を行う距離が極めて短い場合は、目視でテープが巻き取り方向に引っ張られていないかを確認できるが、測定を行う距離が長い場合は、目視ではフック部の状態を確認することは不可能である。また、確認することが不可能であるためにテープは強く押されることになり、このため直線で張られているテープに歪みが生じて、今度はこの歪分の誤差を生じてしまうのである。
従って、本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、マグネット磁着可能な金属部材に対して行う突き当て測定の際、テープ先端を被測定金属部材に突き当て測定位置で固定できるようにすると共に、その固定を必要に応じてできるようにした巻尺を提供することを目的とするものである。
そして、テープの形態は、直立できるように短手方向に湾曲するものや平坦なものがある。
また、テープ先端方向の端部からテープ面と平行に且つテープの巻き取り方向にアームが設けられて、そのアームにテープの長手方向に長円状の通孔が形成されている。その通孔にテープに立設され且つフック部材を脱不能に構成されたピンが遊嵌されている。
そして、テープ先端のフックすなわちフック部材の係着部がケースのテープ出入口に係止されることによってテープのケース内への引き込まれが防止される。テープは、テープ出入口に係止される際、そのテープ出入口にテープの進退方向に動作してフックの衝突エネルギーを緩和(吸収作用も含む)する衝撃緩衝装置が設けられているものもある。その衝撃緩衝装置の形態もケースの形態やテープ巻き取りスピード等によって選定され配設される。
そのマグネット部材が装着された際、マグネット部材のマグネットの端部がフック部材の突き当て測定位置でフック部材の係着部の前面と面一に位置する。すなわち、フック部材が通常測定位置あるいは突き当て測定位置等のどのような位置にあっても、テープに装着されたマグネット部材のマグネットの端部はフック部材が突き当て測定位置にある時のフック部材の係着部の前面と面一に位置するように、マグネット部材が固定的にテープに装着されるようになっている。
フック部材の係着部に対しマグネットの一端が位置する方位も、測定作業の形態を考慮して係着部のテープ短手方向の両側に位置させたり、テープ面方向の少なくとも下方に位置させてもよい。勿論、この方位に限定するものではなく、係着部の周囲の任意の方位または全周を囲を取り囲むように設けてもよい。マグネットの配設数も特に限定するものではなく、1個あるいは複数個としてもよい。さらには、マグネットを1個とし且つ係着部の前面と面一に位置する端部が複数あるようにしてもよい。マグネットの形状も特に限定するものではなく、直線的に形成されている柱状形状であっても、また、U字状に形成されているものでもよく、所望の形状のものも選定して用いればよい。U字状のものは、その自由端を係着部のテープ短手方向の両側に位置させればよい。
その突起と通孔の関係は、通孔に突起を挿入することによって突起が通孔から脱落不能に係着され、そして、マグネット部材あるいは突起にその突起を通孔から抜く方向の力を加えることによって突起が通孔から抜け、マグネット部材がテープ面上から外れるように構成されていることである。例えば、通孔を突起の径より少々狭い径とし、突起をその通孔に強制的に通過させることによって突起を通孔に係着させたり、あるいは、膨状部や鍔状部を突起の先端等に形成し、その膨状部や鍔状部を強制的に通孔に通過させるようにてもよい。突起が柱状の場合は、その柱状部の径を同一としたり、また、テーパー状にしてもよい。
勿論、第三の部材を用いて突起を通孔に着脱自在に係着させてもよい。突起とは、通孔と係着させるために突出状に設けられた任意の形状の部材の全てを指すものである。
例えば、突起がマグネット部材の中央に設けられる場合は、その突起は通孔によって係着されるのがよく、その通孔はテープ部材の表裏に貫通する所定の径の開口となる。また、突起がマグネット部材の両側に設けられる場合は、その突起は切欠きによって係着されるのがよく、その切欠きはテープ部材の両側に形成された所定の形状の切欠きとなる。切り欠きの形状も特に限定するものではなく、例えば、切り欠きの開口幅と同一幅で切り欠きの奥行開口部を形成したり、切り欠きの開口幅より奥広に切り欠きの奥行開口部を形成してもよい。
そして、装着と共にマグネット部材のマグネットの端部がフック部材の突き当て測定位置でフック部材の係着部の前面と面一に位置なるようにテープにマグネット部材の位置決め手段を設けるのがよい。そのマグネット部材の位置決め手段も特に限定するものではなく、マグネット部材のテープへの装着と共に位置決めされるようになっているものがよく、例えば、マグネット部材の任意の部位に設けた突起をテープの表裏面を貫通する通孔またはテープ短手方向側端に設けた切欠きに係着させてもよい。マグネット部材に設ける突起は突状でも突出部でもよく、あるいは、マグネットまたはマグネット保護部材の一部分であってもよい。そして、テープ短手方向側端に設けた切欠きは両側端に設けるのがよい。その切欠きの形状は、突起等が容易に係着できる形状であれば特に限定するものではない。
さらには、フック部材の係着部の前面と面一に端部が位置するマグネットとマグネット部材をテープに磁着させるための第2のマグネットを兼用としてもよい。すなわち、フック部材の係着部の前面と面一に端部が位置するマグネットの任意の部位の磁力を利用して、マグネット部材をテープに磁着させるようにしてもよい。
そして、テープを伸ばしテープ先端に有するフック部材を金属部材に突き当てることによってマグネット部材のマグネットが金属部材に磁着し、その磁着と同時にフック部材の位置が自動修正され、且つそのフック部材が突き当て測定位置で固定される。
そして、現在生産されている巻尺に適用する際も、テープの所定の部位にマグネット部材取付用の通孔を穿設するだけで容易に用いることができる。
さらには、生産されるテープの所定の位置にマグネット部材取付用の通孔を穿設しておくことにより、マグネット部材を別売りのアタッチメントとして単体で販売できる。
1は巻尺のテープ、2は測定の際にテープ1先端を固定するためのフック、2aは部材の角部に引っ掛けるための係着部、2bはアーム部2cの表裏を貫通する通孔、2cはアーム部、2dはテープ1に固定され且つフック2の通孔2bに遊嵌状態で通過されているリベットである。3はマグネットホルダー、3aはマグネットホルダー3に設けられたマグネット、3bはテープ1に設けられた通孔1aに係着される係着突起である。マグネットホルダー3が装着されるとマグネット3aはフック2の両側に配設される。
そして、本図に示すマグネットホルダー3は、その係着突起3bをテープ1に設けられた通孔1aに係着することによってテープ1の下面に装着される。また、通孔1aはマグネットホルダー3の位置決めともなる。
これらの配置は、特にテープを長く伸出する際、また、テープ幅(短手方向)が広いテープを用いる際に有効となる。
これにより、マグネットホルダー3がテープ1の所定の位置に保持され、金属部材への突き当て測定の際、フック2が突き当て測定位置で保持され且つ金属部材表面に固定することができる。
これにより、マグネットホルダー3がテープ1の所定の位置に保持され、金属部材への突き当て測定の際、フック2が突き当て測定位置で保持され且つ金属部材表面に固定することができる。
これにより、マグネットホルダー3がテープ1の所定の位置に保持され、金属部材への突き当て測定の際、フック2が突き当て測定位置で保持され且つ金属部材表面に固定することができる。
マグネットホルダー3の3cはテープ1の表面を挟むための挟着具、3dは挟着具3cの操作部、3eは挟着具3cのアーム部、3gは挟着具3cを支持する支持部、3jはテープ1の通孔1aに嵌合する係着突起である。
これにより、マグネットホルダー3がテープ1の所定の位置に保持され、金属部材への突き当て測定の際、フック2が突き当て測定位置で保持され且つ金属部材表面に固定することができる。
これにより、マグネットホルダー3がテープ1の所定の位置に保持され、金属部材への突き当て測定の際、フック2が突き当て測定位置で保持され且つ金属部材表面に固定することができる。
Claims (9)
- テープ先端のフック部材がテープの進退方向に移動して通常測定と共に突き当て測定ができる巻尺において、テープにマグネット部材が着脱自在に装着できるようになっており、マグネット部材が装着された際、マグネット部材のマグネットの端部がフック部材の突き当て測定位置でフック部材の係着部の前面と面一に位置することを特徴とする巻尺
- マグネットの端部が係着部のテープ短手方向の両側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1の巻尺
- マグネットの端部が係着部のテープ面方向の少なくとも下方に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1の巻尺
- マグネット部材の装着構造は、マグネット部材に形成された任意の形状の突起がテープの表裏に貫通する通孔に着脱自在に係着できるようになっていることを特徴とする請求項1の巻尺
- 通孔が切欠きとされ、その切欠きの一部または全部に任意の形状の突起が着脱自在に係着できるようになっていることを特徴とする請求項4の巻尺
- マグネット部材の装着構造は、マグネット部材に設けられている第2のマグネットによってテープに磁着できるようになっており、且つテープにマグネット部材の位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1の巻尺
- フック部材の係着部の前面と面一に端部が位置するマグネットとマグネット部材をテープに磁着させるための第2のマグネットが兼用になっていることを特徴とする請求項6の巻尺
- マグネット部材の装着構造は、テープを面方向でまたは短手方向で挟着できるようになっており、且つテープにマグネット部材の位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1の巻尺
- マグネット部材の位置決め手段が、マグネット部材に設けられた突起がテープに設けられた通孔または切欠きに係着するものであることを特徴とする請求項8の巻尺
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