JP4769506B2 - 巻尺 - Google Patents

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本発明は、マグネット磁着可能な金属部材に対して行う突き当て測定の際、必要に応じてテープ先端部を突き当て測定位置で固定できるようにした巻尺に関するものである。
従来、テープの先端に備えるフックにマグネットを設け、マグネットの磁力によってフックを所定の金属に磁着できるようにした巻尺は種々ある。これらのものは、単にマグネットをフックの係着部に設けたもので、その形態としては、フックの係着部に通孔を形成して、その通孔に適当なマグネットを圧入等によって取り付けたものである。
また、マグネットがフックの係着面から突出するものは、マグネットの突出分を考慮してフックの進退移動距離を長くして、フックを引っ掛けて行う通常測定とフックを突き当てて行う突当て測定の際の測定誤差をキャンセルしている。
そして、フックにマグネットを設けたことによる最大のメリットは、マグネットの磁力によってフックを所定の金属に磁着できることであって、これにより、テープ先端をより安定した状態で披測定金属部材に係着できるのである。
しかしながら、上述のようなマグネットを設けたフックは、測定時の誤差をキャンセルできるようになっているだけで、突当て測定の際には、テープをフック方向に押しながら測定しなければならないのである。
すなわち、フックが進退方向に移動できるようになっているので、測定の際にテープが巻き取り方向に引っ張られると、フックの移動分の誤差を生じてしまうからである。
突当て測定を行う距離が極めて短い場合は、目視でテープが巻き取り方向に引っ張られていないかを確認できるが、測定を行う距離が長い場合は、目視ではフック部の状態を確認することは不可能である。また、確認することが不可能であるためにテープは強く押されることになり、このため直線で張られているテープに歪みが生じて、今度はこの歪分の誤差を生じてしまうのである。
また、フックにマグネットが固定的に設けられているために磁着を必要としない測定作業の際もフックが金属に磁着し、測定作業がかえってやり難くなってしまうこともある。
従って、本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、マグネット磁着可能な金属部材に対して行う突き当て測定の際、テープ先端を被測定金属部材に突き当て測定位置で固定できるようにすると共に、その固定を必要に応じてできるようにした巻尺を提供することを目的とするものである。
本発明の要旨とするところは、テープ先端のフック部材がテープの進退方向に移動して通常測定と共に突き当て測定ができる巻尺において、テープにマグネット部材が着脱自在に装着できるようになっており、マグネット部材が装着された際、マグネット部材のマグネットの端部がフック部材の突き当て測定位置でフック部材の係着部の前面と面一に位置することを特徴とする巻尺である。
本発明の巻尺を詳しく説明すると、テープは測定用の任意の目盛が表示されており、テープ先端には測定物の角部に引っ掛けるための係着部が形成されたフック部材が設けられ、その係着部はテープ面と直角下方向に突出している。また、フック部材は係着部の前側(前面)を任意の部材に押し当てて行う突き当て測定の際、テープの0点調節によって係着部の厚みだけ後退できるようになっている。さらには、フック部材にフェライト/希土類/ネオジウム等の任意のマグネットが設けられて、そのマグネットの磁力によってフック部材が所定の金属に磁着できるようになっているものもある。
そして、テープの形態は、直立できるように短手方向に湾曲するものや平坦なものがある。
前述のフック部材は、樹脂や金属等の任意の素材を一体的に成型したものと共に、フック部材に別部材が付加されているものも含む。また、フック部材の形態はかぎ手状(L字状)になっておりそれがテープの表面上に設けられている。そのフック部材のテープ先端方向の端部から披測定物に引っ掛けるためのかぎ手すなわち係着部がテープ面と直角下方向に突出している。
また、テープ先端方向の端部からテープ面と平行に且つテープの巻き取り方向にアームが設けられて、そのアームにテープの長手方向に長円状の通孔が形成されている。その通孔にテープに立設され且つフック部材を脱不能に構成されたピンが遊嵌されている。
テープは巻尺の本体となる樹脂や金属等の任意の素材からなるケースに収納されており、その収納形態は、ケース内に回転可能に支持された回転ドラムの周囲に巻回されている。また、回転ドラムの内部にはバネが設けられており、回転ドラムはそのバネによってテープを常に回転ドラムの周囲に巻き取る方向に付勢されている。そのバネはテープのケース内からの引き出しによる回転ドラムの回転によってバネに付勢力が蓄積される。
そして、テープ先端のフックすなわちフック部材の係着部がケースのテープ出入口に係止されることによってテープのケース内への引き込まれが防止される。テープは、テープ出入口に係止される際、そのテープ出入口にテープの進退方向に動作してフックの衝突エネルギーを緩和(吸収作用も含む)する衝撃緩衝装置が設けられているものもある。その衝撃緩衝装置の形態もケースの形態やテープ巻き取りスピード等によって選定され配設される。
マグネット部材とは、マグネット単体あるいはマグネットに任意の部材が付加されてなるもので、また、任意の部材とは、樹脂また金属等の素材から形成されたマグネットの保持部材等である。勿論、マグネットの保持以外の目的に設けられた部材もあってもよい。マグネットの種類や磁着力の選定も巻尺の使用形態や使用目的等を考慮によって決めればよい。マグネットの種類としては希土類/ネオジウム等のものを用いてもよい。
そのマグネット部材が装着された際、マグネット部材のマグネットの端部がフック部材の突き当て測定位置でフック部材の係着部の前面と面一に位置する。すなわち、フック部材が通常測定位置あるいは突き当て測定位置等のどのような位置にあっても、テープに装着されたマグネット部材のマグネットの端部はフック部材が突き当て測定位置にある時のフック部材の係着部の前面と面一に位置するように、マグネット部材が固定的にテープに装着されるようになっている。
そして、マグネット部材がテープに装着された際、フック部材の係着部の前面と面一に位置するマグネットの端部は、例えば、断面四角形/断面円形の端面形状とすればよい。また、この形状に限定するものではなく、直線部位をフック部材の係着部側に位置させた断面略半円形としてもよい。
フック部材の係着部に対しマグネットの一端が位置する方位も、測定作業の形態を考慮して係着部のテープ短手方向の両側に位置させたり、テープ面方向の少なくとも下方に位置させてもよい。勿論、この方位に限定するものではなく、係着部の周囲の任意の方位または全周を囲を取り囲むように設けてもよい。マグネットの配設数も特に限定するものではなく、1個あるいは複数個としてもよい。さらには、マグネットを1個とし且つ係着部の前面と面一に位置する端部が複数あるようにしてもよい。マグネットの形状も特に限定するものではなく、直線的に形成されている柱状形状であっても、また、U字状に形成されているものでもよく、所望の形状のものも選定して用いればよい。U字状のものは、その自由端を係着部のテープ短手方向の両側に位置させればよい。
そのマグネット部材は、少なくともテープに着脱自在に装着できるように構成されている。マグネット部材を装着するテープの部位も特に限定するものではなく、例えば、テープの表面または裏面、また、テープの側部であり、さらに、テープの表面/裏面/側部の部位が任意に組み合わされ、あるいは、その全部に掛かるようにマグネット部材を係着してもよい。勿論、グネット部材の装着部位はテープの形態によってその装着部位を決定すればよい。
そして、テープにマグネット部材を着脱自在に装着できるようにするための構造も特に限定するものではなく、マグネット部材に形成した任意の形状の突起をテープの表裏に貫通する通孔に着脱自在に係着できるようにしてもよい。また、その通孔はマグネット部材の位置決めともなる。
その突起と通孔の関係は、通孔に突起を挿入することによって突起が通孔から脱落不能に係着され、そして、マグネット部材あるいは突起にその突起を通孔から抜く方向の力を加えることによって突起が通孔から抜け、マグネット部材がテープ面上から外れるように構成されていることである。例えば、通孔を突起の径より少々狭い径とし、突起をその通孔に強制的に通過させることによって突起を通孔に係着させたり、あるいは、膨状部や鍔状部を突起の先端等に形成し、その膨状部や鍔状部を強制的に通孔に通過させるようにてもよい。突起が柱状の場合は、その柱状部の径を同一としたり、また、テーパー状にしてもよい。
勿論、第三の部材を用いて突起を通孔に着脱自在に係着させてもよい。突起とは、通孔と係着させるために突出状に設けられた任意の形状の部材の全てを指すものである。
マグネット部材の突起を形成する部位も特に限定するものではなく、マグネット部材の任意の部位に形成すればよい。また、突起も1つでも複数個でもよく、マグネット部材の大きさ等を考慮して決定すればよい。
例えば、突起がマグネット部材の中央に設けられる場合は、その突起は通孔によって係着されるのがよく、その通孔はテープ部材の表裏に貫通する所定の径の開口となる。また、突起がマグネット部材の両側に設けられる場合は、その突起は切欠きによって係着されるのがよく、その切欠きはテープ部材の両側に形成された所定の形状の切欠きとなる。切り欠きの形状も特に限定するものではなく、例えば、切り欠きの開口幅と同一幅で切り欠きの奥行開口部を形成したり、切り欠きの開口幅より奥広に切り欠きの奥行開口部を形成してもよい。
また、他のマグネット部材をテープに着脱自在に装着する形態としては、マグネット部材自体あるいはマグネット部材に挟着手段を設けて、その挟着手段によってマグネット部材をテープに装着させてもよい。マグネット部材のテープへの挟着部位としては、テープの表裏面あるいは短手方向両側端部を挟着するようにしてもよい。
そして、装着と共にマグネット部材のマグネットの端部がフック部材の突き当て測定位置でフック部材の係着部の前面と面一に位置なるようにテープにマグネット部材の位置決め手段を設けるのがよい。そのマグネット部材の位置決め手段も特に限定するものではなく、マグネット部材のテープへの装着と共に位置決めされるようになっているものがよく、例えば、マグネット部材の任意の部位に設けた突起をテープの表裏面を貫通する通孔またはテープ短手方向側端に設けた切欠きに係着させてもよい。マグネット部材に設ける突起は突状でも突出部でもよく、あるいは、マグネットまたはマグネット保護部材の一部分であってもよい。そして、テープ短手方向側端に設けた切欠きは両側端に設けるのがよい。その切欠きの形状は、突起等が容易に係着できる形状であれば特に限定するものではない。
さらに、マグネット部材をテープに着脱自在に装着する他の形態としては、マグネット部材に第2のマグネットを設け、そのマグネットの磁力によってテープに磁着させてもよく、その際、任意の位置決め手段を設けて、所定のマグネットの端部がフック部材の突き当て測定位置でフック部材の係着部の前面と面一に位置するようにする。その位置決め手段としては、テープに通孔また切り欠きを設けてそれを位置決め手段としてもよい。
さらには、フック部材の係着部の前面と面一に端部が位置するマグネットとマグネット部材をテープに磁着させるための第2のマグネットを兼用としてもよい。すなわち、フック部材の係着部の前面と面一に端部が位置するマグネットの任意の部位の磁力を利用して、マグネット部材をテープに磁着させるようにしてもよい。
従って、本発明の巻尺は以上のように構成されているので、マグネット磁着可能な金属部材に対して行う突き当て測定の際は、マグネット部材に備える突起をテープに設けられている通孔に挿入してマグネット部材をテープ面に装着する。
そして、テープを伸ばしテープ先端に有するフック部材を金属部材に突き当てることによってマグネット部材のマグネットが金属部材に磁着し、その磁着と同時にフック部材の位置が自動修正され、且つそのフック部材が突き当て測定位置で固定される。
本発明の本発明の巻尺は以上のように構成されているので、マグネット磁着可能な金属部材に対して行う突き当て測定の際、マグネット部材をテープに装着して突き当て測定を行うことによってテープ先端すなわちフック部材の係着部の前面を金属部材に固定でき、且つそのフック部材を突き当て測定位置で固定することができる。従って、金属部材を扱う造船業やビル建築現場また鉄工所等で行われる測定作業やマーキング作業を正確に且つ容易に行うことができる。また、テープからマグネット部材を取り外すことにより、いつでも巻尺を通常の測定形態に戻すことができる。
そして、現在生産されている巻尺に適用する際も、テープの所定の部位にマグネット部材取付用の通孔を穿設するだけで容易に用いることができる。
さらには、生産されるテープの所定の位置にマグネット部材取付用の通孔を穿設しておくことにより、マグネット部材を別売りのアタッチメントとして単体で販売できる。
本発明の巻尺を以下図面に従って説明すると、図1は、本発明に係わる巻尺のテープ先端部分の拡大図、図2は、テープ先端部分の下方から見た拡大、図3は、テープ先端部分の一部断面拡大図、図4は、テープ先端部分の一部断面拡大図である。
1は巻尺のテープ、2は測定の際にテープ1先端を固定するためのフック、2aは部材の角部に引っ掛けるための係着部、2bはアーム部2cの表裏を貫通する通孔、2cはアーム部、2dはテープ1に固定され且つフック2の通孔2bに遊嵌状態で通過されているリベットである。3はマグネットホルダー、3aはマグネットホルダー3に設けられたマグネット、3bはテープ1に設けられた通孔1aに係着される係着突起である。マグネットホルダー3が装着されるとマグネット3aはフック2の両側に配設される。
そして、本図に示すマグネットホルダー3は、その係着突起3bをテープ1に設けられた通孔1aに係着することによってテープ1の下面に装着される。また、通孔1aはマグネットホルダー3の位置決めともなる。
図5は、磁着時の状態を示す一部断面拡大図であり、テープ1の先端に備えるフック2の係着部2aが金属部材4に突き当てられると、その突き当てられたフック2はテープ1の0点調節によってフック2の係着部2aの厚みだけ後退し、その後退は、テープ1に装着されたマグネットホルダー3の先端部分に設けられているマグネット3aの先端面が金属部材4に磁着することによってフック2が強制的に後退させられる。
図6および図7は、マグネットホルダーの一例を示す斜視図であり、図6のマグネットホルダー3は、その上面が平坦になっているもので、図7のマグネットホルダー3は、その上面の一部がテープ1の短手方向の湾曲と同一の形状になっているものである。図6/図7のマグネットホルダー3は、テープ1の形態や測定場所に応じて選定される。
図8は、マグネットの配置例を示す図であり、(a)図は、フック2の係着部2aの両側と下方の3方に配置したもので、(b)図は、フック2の係着部2aの両側と上方および下方の4方全てに配置したものである。
これらの配置は、特にテープを長く伸出する際、また、テープ幅(短手方向)が広いテープを用いる際に有効となる。
図9は、テープおよびマグネットホルダーの形態を示す図であり、(a)図は、マグネットホルダー3が装着されるテープ1の形態を示すもので、テープ1にはマグネットホルダー3の位置決め用の通孔1aが1箇所設けられている。(b)図は、(a)図のテープ1に装着するマグネットホルダー3の形態を示すもので、本図のマグネットホルダー3は上面が平坦になっているもので、また、挟着状態で装着するようになっているものである。マグネットホルダー3の3bはテープ1の通孔1aに嵌合する位置決め用の係着突起、3cはテープ1の両側縁を挟むための挟着具、3dは挟着具3cの操作部、3eは挟着具3cのアーム部、3fはテープ1両側縁に挟着する係着部、3gは挟着具3cを支持する支持部である。
図10は、マグネットホルダーの上面図であり、テープ1の裏面すなわちテープ1先端に設けられたフック2の係着部2aの突出方向の面と対向する側の面である。3はマグネットホルダー、3aはマグネット、3bはテープ1の通孔1aに嵌合する係着突起、3cはテープ1両側縁を挟むための挟着具、3dは挟着具3cの操作部、3fはテープ1の両側縁に挟着する係着部である。
図11は、マグネットホルダーの装着形態を示す一部断面図であり、(a)図は、マグネットホルダー3をテープ1に装着するために、挟着具3cの操作部3dを内方すなわちマグネットホルダー3側に押して係着部3fが設けられたアーム部3eを外方に開いた状態を示すものである。(b)図は、マグネットホルダー3がテープ1に装着された状態を示すもので、マグネットホルダー3の係着突起3bがテープ1の通孔1aに嵌合され、さらに、挟着具3cのアーム部3eがテープ1の両側縁を挟み、且つ係着部3fがテープ1の表面上に位置する。
これにより、マグネットホルダー3がテープ1の所定の位置に保持され、金属部材への突き当て測定の際、フック2が突き当て測定位置で保持され且つ金属部材表面に固定することができる。
図12は、テープおよびマグネットホルダーの形態を示す図であり、(a)図は、マグネットホルダー3が装着されるテープ1の形態を示すもので、テープ1にはマグネットホルダー3の位置決め用の切欠き1bがその側縁の4箇所に設けられている。(b)図は、(a)図のテープ1に装着するマグネットホルダー3の形態を示すもので、本図のマグネットホルダー3は上面がテープ1の短手方向の湾曲と同一の形状になっているもので、また、挟着状態で装着するようになっているものである。マグネットホルダー3の3cはテープ1の両側縁を挟むための挟着具、3dは挟着具3cの操作部、3eは挟着具3cのアーム部、3fはテープ1両側縁に挟着する係着部、3gは挟着具3cを支持する支持部、3hはテープ1に設けられた切欠き1bに係着する係着突条である。
図13は、マグネットホルダーの上面図であり、テープ1の裏面すなわちテープ1先端に設けられたフック2の係着部2aの突出方向の面と対向する側の面である。3はマグネットホルダー、3aはマグネット、3cはテープ1両側縁を挟むための挟着具、3dは挟着具3cの操作部、3fはテープ1の両側縁に挟着する係着部、3hはテープ1の切欠き1bに係着する係着突条である。
図14は、マグネットホルダーの装着形態を示す一部断面図であり、(a)図は、マグネットホルダー3をテープ1に装着するために、挟着具3cの操作部3dを内方すなわちマグネットホルダー3側に押して係着部3fと係着突条3hが設けられたアーム部3eを外方に開いた状態を示すものである。(b)図は、マグネットホルダー3がテープ1に装着された状態を示すもので、マグネットホルダー3の係着突条3hがテープ1の切欠き1bに係着され、さらに、挟着具3cのアーム部3eがテープ1の両側縁を挟み、且つ係着部3fがテープ1の表面上に位置する。
これにより、マグネットホルダー3がテープ1の所定の位置に保持され、金属部材への突き当て測定の際、フック2が突き当て測定位置で保持され且つ金属部材表面に固定することができる。
図15は、テープおよびマグネットホルダーの形態を示す図であり、(a)図は、マグネットホルダー3が装着されるテープ1の形態を示すもので、テープ1にはマグネットホルダー3の位置決め用の通孔1aが2箇所設けられている。(b)図は、(a)図のテープ1に装着するマグネットホルダー3の形態を示すもので、本図のマグネットホルダー3は上面がテープ1の短手方向の湾曲と同一の形状になっているもので、また、磁着状態で装着するようになっているものである。マグネットホルダー3の3bはテープ1の通孔1aに嵌合する位置決め用の係着突起、3iはテープ1の裏面に磁着するためのマグネットである。
図16は、マグネットホルダーの上面図であり、テープ1の裏面すなわちテープ1先端に設けられたフック2の係着部2aの突出方向の面と対向する側の面である。3はマグネットホルダー、3aはマグネット、3bはテープ1の通孔1aに嵌合する係着突起、3iはテープ1の裏面に磁着するためのマグネットである。
図17は、マグネットホルダーの装着形態を示す一部断面図であり、(a)図は、マグネットホルダー3を示すものである。(b)図は、マグネットホルダー3がテープ1に装着された状態を示すもので、マグネットホルダー3の係着突起3bがテープ1の通孔1aに嵌合され、さらに、マグネット3iがテープ1の裏面に磁着する。
これにより、マグネットホルダー3がテープ1の所定の位置に保持され、金属部材への突き当て測定の際、フック2が突き当て測定位置で保持され且つ金属部材表面に固定することができる。
図18は、テープおよびマグネットホルダーの形態を示す図であり、(a)図は、マグネットホルダー3が装着されるテープ1の形態を示すもので、テープ1にはマグネットホルダー3の位置決め用の通孔1aが2箇所設けられている。(b)図は、(a)図のテープ1に装着するマグネットホルダー3の形態を示すもので、本図のマグネットホルダー3は上面がテープ1の短手方向の湾曲と同一の形状になっているもので、また、挟着状態で装着するようになっているものである。
マグネットホルダー3の3cはテープ1の表面を挟むための挟着具、3dは挟着具3cの操作部、3eは挟着具3cのアーム部、3gは挟着具3cを支持する支持部、3jはテープ1の通孔1aに嵌合する係着突起である。
図19は、マグネットホルダーの上面図であり、テープ1の裏面すなわちテープ1先端に設けられたフック2の係着部2aの突出方向の面と対向する側の面である。3はマグネットホルダー、3aはマグネット、3cはの表面を挟むための挟着具、3dは挟着具3cの操作部、3eは挟着具3cのアーム部である。
図20は、マグネットホルダーの装着形態を示す一部断面図であり、(a)図は、マグネットホルダー3をテープ1に装着するために、挟着具3cの操作部3dを押して係着突起3jが設けられたアーム部3eを開いた状態を示すもので、また、3kは係着突起3jが収納される凹所である。(b)図は、マグネットホルダー3がテープ1に装着された状態を示すもので、マグネットホルダー3の挟着具3cの係着突起3jがテープ1の通孔1aに嵌合され、さらに、マグネットホルダー3の本体と挟着具3cのアーム部3eの先端とでテープ1の表裏面を挟む。
これにより、マグネットホルダー3がテープ1の所定の位置に保持され、金属部材への突き当て測定の際、フック2が突き当て測定位置で保持され且つ金属部材表面に固定することができる。
図21は、テープおよびマグネットホルダーの形態を示す図であり、(a)図は、マグネットホルダー3が装着されるテープ1の形態を示すもので、テープ1にはマグネットホルダー3の位置決め用の通孔1aが2箇所設けられている。(b)図は、(a)図のテープ1に装着するマグネットホルダー3の形態を示すもので、本図のマグネットホルダー3は下面がテープ1の短手方向の湾曲と同一の形状になっているもので、また、磁着状態で装着するようになっているものである。マグネットホルダー3の3bはテープ1の通孔1aに嵌合する位置決め用の係着突起、3iはテープ1の表面に磁着するためのマグネットである。
図22は、マグネットホルダーの下面図であり、テープ1の表面すなわちテープ1先端に設けられたフック2の係着部2aの突出方向と反対側の面である。3はマグネットホルダー、3aはマグネット、3bはテープ1の通孔1aに嵌合する係着突起、3iはテープ1の表面に磁着するためのマグネットである。
図23は、マグネットホルダーの装着形態を示す一部断面図であり、(a)図は、マグネットホルダー3を示すものである。(b)図は、マグネットホルダー3がテープ1に装着された状態を示すもので、マグネットホルダー3の係着突起3bがテープ1の通孔1aに嵌合され、さらに、マグネット3iがテープ1の表面に磁着する。
これにより、マグネットホルダー3がテープ1の所定の位置に保持され、金属部材への突き当て測定の際、フック2が突き当て測定位置で保持され且つ金属部材表面に固定することができる。
図24は、他の形態の係着突起を示す拡大図であり、テープ1の通孔1aと係着突起3bとの係着状態を確実に維持できるようにする形態の一例である。(a)図は、係着突起3bの頭部に膨状部を設けて膨状頭部3b1としたものである。(b)図は、係着突起3bの頭部に鍔状部を設けて鍔状頭部3b2としたものである。いずれのものも、通孔1aに係着(係合)した係着突起3bの外れを防止するものである。
図25は、巻尺の使用状態の比較を示す図であり、本図は、本発明に係わる巻尺と従来のマグネットを備える巻尺の測定状態を比較した図である。(a)図は、本発明に係わる巻尺5による測定状態で、テープ1は、金属部材4と巻尺5間で直線的に張られる。すなわち、テープ1に装着されたマグネットホルダー3のマグネット3aが金属部材4に磁着し、その磁着状態においてフック2は突き当て測定位置に強制的に移動されるのでテープ1の0点がずれることがないのである。(b)図は、従来のマグネットを備える巻尺による測定状態で、テープ61は、金属部材4と巻尺6間で変形することがある。すなわち、フック62がマグネット63によって磁着した状態であっても、フック62の進退機構によってテープ61を巻尺6方向に引っ張ることができてしまうので、常にテープ61をフック62方向(金属部材4方向)に押していなければならず、従って、押す力が大きくなるとテープ61が撓み(変形)また、撓みをなくすとテープが引っ張られる状態になってしまうからである。
本発明に係わる巻尺のテープ先端部分の拡大図 テープ先端部分の下方から見た拡大図 テープ先端部分の一部断面拡大図 テープ先端部分の一部断面拡大図 磁着時の状態を示す一部断面拡大図 マグネットホルダーの一例を示す斜視図 マグネットホルダーの一例を示す斜視図 マグネットの配置例を示す図 テープおよびマグネットホルダーの形態を示す図 マグネットホルダーの上面図 マグネットホルダーの装着形態を示す一部断面図 テープおよびマグネットホルダーの形態を示す図 マグネットホルダーの上面図 マグネットホルダーの装着形態を示す一部断面図 テープおよびマグネットホルダーの形態を示す図 マグネットホルダーの上面図 マグネットホルダーの装着形態を示す一部断面図 テープおよびマグネットホルダーの形態を示す図 マグネットホルダーの上面図 マグネットホルダーの装着形態を示す一部断面図 テープおよびマグネットホルダーの形態を示す図 マグネットホルダーの下面図 マグネットホルダーの装着形態を示す一部断面図 他の形態の係着突起を示す拡大図 巻尺の使用状態の比較を示す図
符号の説明
1−テープ,1a−通孔,1b−切欠き,2−フック,2a−係着部,2b−通孔,2c−アーム部,2d−リベット,3−マグネットホルダー,3a−マグネット,3b−係着突起,3b1−膨状頭部,3b2−鍔状頭部,3c−挟着具,3d−操作部,3e−アーム部,3f−係着部,3g−支持部,3h−係着突条,3i−マグネット,3j−係着突起,3k−凹所,4−金属部材,5−巻尺,6−巻尺,61−テープ,62−フック,63−マグネット

Claims (9)

  1. テープ先端のフック部材がテープの進退方向に移動して通常測定と共に突き当て測定ができる巻尺において、テープにマグネット部材が着脱自在に装着できるようになっており、マグネット部材が装着された際、マグネット部材のマグネットの端部がフック部材の突き当て測定位置でフック部材の係着部の前面と面一に位置することを特徴とする巻尺
  2. マグネットの端部が係着部のテープ短手方向の両側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1の巻尺
  3. マグネットの端部が係着部のテープ面方向の少なくとも下方に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1の巻尺
  4. マグネット部材の装着構造は、マグネット部材に形成された任意の形状の突起がテープの表裏に貫通する通孔に着脱自在に係着できるようになっていることを特徴とする請求項1の巻尺
  5. 通孔が切欠きとされ、その切欠きの一部または全部に任意の形状の突起が着脱自在に係着できるようになっていることを特徴とする請求項4の巻尺
  6. マグネット部材の装着構造は、マグネット部材に設けられている第2のマグネットによってテープに磁着できるようになっており、且つテープにマグネット部材の位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1の巻尺
  7. フック部材の係着部の前面と面一に端部が位置するマグネットとマグネット部材をテープに磁着させるための第2のマグネットが兼用になっていることを特徴とする請求項6の巻尺
  8. マグネット部材の装着構造は、テープを面方向でまたは短手方向で挟着できるようになっており、且つテープにマグネット部材の位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1の巻尺
  9. マグネット部材の位置決め手段が、マグネット部材に設けられた突起がテープに設けられた通孔または切欠きに係着するものであることを特徴とする請求項8の巻尺
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