JP3115155U - 巻尺 - Google Patents
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Abstract
フックにマグネットを備えるものは、突当て測定の際、フックに進退機構があるためにテープをフック方向に押しながら測定しなければ測定誤差が生じる可能性がある。従って、マグネットによってテープ先端を金属部材に磁着させて行う突き当て測定においても、測定誤差の発生を防止できる巻尺を提供することを目的とする。
【解決手段】
フック2のアーム部2bに係着部3aを形成した係着部材3を設けると共に、テープ1にピン4を立設させ、突き当て測定を行う際、フック2をテープ1の巻き取り方向に移動させて、フック2に有する着部3aとテープ1立設するピン4をロック状態で係着(嵌合)できるようにする。これにより、フック2の勝手な動きが防止され、安定且つ正確な測定を行うことができる。
【選択図】 図1
Description
そして、そのフックにマグネットを設けて、マグネットの磁力によってフックを所定の金属に磁着できるようにした巻尺もある。
しかしながら、上述のようなマグネットを設けたフックは、測定時の誤差をキャンセルできるようになっているだけであって、フックを金属に磁着させて行う突き当て測定の際は、テープをフック方向に押しながら測定しなければならないのである。
突き当て測定を行う距離が極めて短い場合は、目視でテープが巻き取り方向に引っ張られていないかを確認できるが、測定を行う距離が長い場合は、目視ではフック部の状態を確認することは不可能である。また、確認することが不可能であるためにテープは強く押されることになり、このため直線で張られているテープに歪みが生じて、今度はこの歪分の誤差を生じてしまうのである。
そして、テープの形態は、直立できるように短手方向に湾曲するものや平坦なものがある。
そして、テープ先端のフックすなわちフックの係着部がケースのテープ出入口に係止されることによってテープのケース内への引き込まれが防止される。テープは、テープ出入口に係止される際、そのテープ出入口にテープの進退方向に動作してフックの衝突エネルギーを緩和(吸収作用も含む)する衝撃緩衝装置が設けられているものもある。その衝撃緩衝装置の形態もケースの形態やテープ巻き取りスピード等によって選定され配設される。
さらには、フック部材が巻尺のケースのテープ出入口に係止された際、係着手段の形態によってそれぞれの係着手段のロックが自動的に解除されるようにしてもよい。
ピンも係着部材の形態に応じて任意の形状にすればよく、例えば、ピンの任意の部位に膨状あるいはピンの遠心方向に突出する鍔状の突出部が形成し、より係着状態を確実に維持できるようにしてもよい。すなわち、ピンの先端に膨状部や鍔状部を形成し、その下方にフック部材に設けられる係着部材の係着部が位置するようにしてもよい。ピンも金属等の好適な素材から形成すればよい。
また、ピンの少なくとも係着部材との係着部位を弾発性を有するようにしてもよい。この弾発性とは、変形してもまた元の状態に復帰できることを指し、任意の素材を用いても、また、部材の復帰可能な変形を用いてもよい。
その具体的な構造としては、係着部を、ピン最小直径より狭い入口とその入口に続くピン最小直径と同等あるいはそれ以上の幅を有する収容空間を有し、且つその収容空間の奥行きは少なくともピンの最小半径以上の長さを有するようにするのがよい。また、係着部の収容空間に続く入口を扇状に開かせてもよい。
また、収容空間とは、ピンを脱不能に収容できるようになっている空間(スペース)であり、その収容空間は、ピン最小直径と同等あるいはそれ以上の幅を有するのがよい。すなわち、ピンの任意の形状(ピンが断面正円あるいは楕円等の正円以外の形状)の際、ピンの全部またはピンの少なくとも最小直径以上を収容
できるようにする。
係着部材のフック部材への設置は、オンサートまたインサートあるいは任意の固定手段、例えば、ネジ/溶着/接着によって設置すればよい。勿論、当初からの一体成型によるものでもよい。また、ピンはテープに立設するが、その立設方法等も特に限定するものではなく好適な方法によって行えばよい。ピンが立設されるテープ面は、勿論、係着部材がフック部材に配設される側の面となる。そして、ピンをフック部材に立設し、係着部材をテープ面に取り付けてもよい。
鍵手状部材とは、部材の任意の部位あるいは端部に折曲形状部が設けられている部材であり、また、その折曲形状部の先端等の一部または全部が係着部材の係着部に係着できるようになっている。その折曲形状部の形状と係着部材の係着部の形状は係着上の対となっており、係着上の対とは、形状や形態に関連性を有するものに加え、形状や形態に関連性がないものの任意の操作によって係着できるものも含むものである。
鍵手状部材も金属や樹脂またゴム系等の好適な素材から形成すればよい。金属/樹脂/ゴム系の素材を適当に組み合わせて形成してもよい。例えば、鍵手部を柔軟性を有する樹脂やゴム系の素材で形成する。
係着部材の具体的な形態としては、突条/溝/凹状/段状としてもよく、鍵手状部材の鍵手部がそれらに係着(引っ掛かる)するようにしてもよい。しかしながらこの場合は、鍵手部が外れないように鍵手状部材の動きを制限する任意の動作制限手段を設ける。また、鍵手状部材を柔軟性を有する例えばゴム系の素材から形成し、弾発状態で係着部材に引っ掛けるようにしてもよい。
また、係着部材を鍵手状部材の鍵手部が係着(嵌まる)可能な通孔としてもよく、その場合、通孔をフック部材またテープ面に配設(形成)してもよい。その通孔は、単にテープ面に開けた孔でもよいが、望ましくは、その孔にハトメ等の補強部材を付加するのがよい。また、ゴム等の柔軟素材からなるグロメットを嵌めてもよい。
また、鍵手状部材の鍵手部と係着部材の係着部とを係着する際に、それらの一方および/または他方を強制的に係着位置に誘導して係着するようにしてもよい。すなわち、フック部材を突き当て測定の位置に移動した場合でも、鍵手状部材の鍵手部が係着部材の係着部すなわち通孔の位置と合致しなく、鍵手部が通孔からずれたテープ面上に位置するものである。これにより、不用意な鍵手部と通孔との接触あるいは係着が防止される。
そして、フック部材にマグネットが設けられ、そのマグネットによってテープ先端すなわちフック部材の前面(テープの引き出し方向に位置する面)を金属部材に磁着させて行う突き当て測定においても、フック部材の勝手な動きが防止される。
そして、フック部材にマグネットが設けられ、そのマグネットによってテープ先端すなわちフック部材の前面(テープの引き出し方向に位置する面)を金属部材に磁着させて行う突き当て測定においても、フック部材の勝手な動きが防止される。
これにより、フックをマグネットによって磁着させて行う突き当て測定の際の測定誤差発生の防止に非常に役立つものである。
また、フックにマグネットを持たないものにおいても、突き当て測定の際の測定誤差発生の防止に非常に役立つものである。
図2は、図1のテープ先端部分の断面拡大図であり、フック2の係着部2aはテープ1の先端より前方に位置する。
図5は、図4のテープ先端部分の断面拡大図であり、フック2の係着部2aはテープ1の先端より前方に位置する。
図8は、図7のテープ先端部分の断面拡大図であり、フック2の係着部2aはテープ1の先端より前方に位置する。
図13は、フックの正面図であり、本図は、フック2の係着部2aに断面円形のマグネット7aを2個配設したものを示している。
図19は、図18のテープ先端部分の断面拡大図であり、フック2の係着部2aはテープ1の先端より前方に位置する。
図21は、図18のフック固定時のテープ先端部分の断面拡大図であり、フック2の係着部2aはテープ1の先端に位置する。
図23は、図22のテープ先端部分の断面拡大図であり、フック2の係着部2aはテープ1の先端より前方に位置する。
図25は、図22のフック固定時のテープ先端部分の断面拡大図であり、フック2の係着部2aはテープ1の先端に位置する。
(a)図は、係着部12aと通孔13が係着する前の状態で、(b)図は、係着部12aと通孔13が係着した状態であり、膨状部12cが通孔13の開口縁より周囲に突出する。
図32は、図31のフック固定時のテープ先端部分の断面拡大図であり、フック2の係着部2aはテープ1の先端より前方に位置する。
図34は、図33のフック固定時のテープ先端部分の断面拡大図であり、フック2の係着部2aはテープ1の先端より前方に位置する。
Claims (18)
- テープ先端のフック部材がテープの進退方向に移動して通常測定と共に突き当て測定ができる巻尺において、フック部材に一対からなる係着手段の一方が設けられ、テープに係着手段の他方が設けられており、それぞれの係着手段を係着することによってフック部材が突き当て測定の位置で固定されるようになっていることを特徴とする巻尺
- フック部材が磁着可能な金属に磁着できるようになっていることを特徴とする請求項1の巻尺
- 係着手段の係着および/または解除が人の力によって強制的に行われるようになっていることを特徴とする請求項1の巻尺
- フック部材が突き当て測定の位置に移動した際、係着手段のそれぞれがロック状態で係着するようになっていることを特徴とする請求項1の巻尺
- 係着手段がピンとそのピンの周面に係着できる係着部材からなっており、その係着部材の係着部は、ピン最小直径より狭い入口とその入口に続くピン最小直径と同等あるいはそれ以上の幅を有する収容空間を有し、且つその収容空間の奥行きは少なくともピンの最小半径以上の長さを有することを特徴とする請求項1の巻尺
- 係着部の収容空間に続く入口が扇状に開いていることを特徴とする請求項5の巻尺
- ピンがテープ面に立設され且つ係着部材がフック部材に取り付けられ、あるいは、ピンがフック部材に立設され且つ係着部材がテープ面に取り付けられ、ピンと係着部材のそれぞれが係着可能な位置でテープ面およびフック部材の任意の位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項5の巻尺
- フック部材に配設される係着部材がフック部材の後端部に設けられ、ピンがその後端部の後方のテープ面に立設されていることを特徴とする請求項7の巻尺
- ピンの任意の部位に膨状あるいはピンの遠心方向に突出する鍔状の突出部が形成されていることを特徴とする請求項5の巻尺
- ピンの少なくとも係着部材との係着部位および/または係着部材の少なくともピンとの係着部位が弾発性を有していることを特徴とする請求項5の巻尺
- フック部材が巻尺のケースのテープ出入口に係止されることにより、ロック状態で係着されているピンと係着部材のロックが自動的に解除されることを特徴とする請求項5の巻尺
- 係着手段が鍵手状部材とその鍵手状部材の少なくとも鍵手部が係着できる係着部材からなっていることを特徴とする請求項1の巻尺
- 鍵手状部材がフック部材に設けられ且つ係着部材がテープ面に設けられ、あるいは、鍵手状部材がテープ面に設けられ且つ係着部材がフック部材に設けられ、鍵手状部材と係着部材がそれぞれが係着可能な位置でテープ面およびフック部材の任意の位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項12の巻尺
- 係着部材がフック部材またはテープ面に形成された通孔であることを特徴とする請求項13の巻尺
- 通孔の一部または全部が弾発性を有していることを特徴とする請求項14の巻尺
- 鍵手部の任意の部位に膨状あるいは鍵手部の遠心方向に突出する鍔状の突出部が形成されていることを特徴とする請求項12の巻尺
- 鍵手状部材の一部または全部が弾発性を有していることを特徴とする請求項12の巻尺
- 鍵手状部材の鍵手部と係着部材の係着部とを係着する際、それらの一方および/または他方を強制的に係着位置に誘導して係着するようになっていることを特徴とする請求項12の巻尺
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005997U JP3115155U (ja) | 2005-07-27 | 2005-07-27 | 巻尺 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005005997U JP3115155U (ja) | 2005-07-27 | 2005-07-27 | 巻尺 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3115155U true JP3115155U (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=43277418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005005997U Expired - Lifetime JP3115155U (ja) | 2005-07-27 | 2005-07-27 | 巻尺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3115155U (ja) |
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2005
- 2005-07-27 JP JP2005005997U patent/JP3115155U/ja not_active Expired - Lifetime
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