JP4769050B2 - 医用機器の稼動状態表示装置 - Google Patents
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Description
特許文献1、2は、いずれもX線診断装置等の医用機器に関する専門的な知識の表示を改善した技術でなく、かつ医用機器の利用頻度に応じて耐用年数を過ぎているか否かを判断することもできない。
特許文献1に開示されているように警告表示の背景色を、検出された動作状況に基づいて変化させる場合、人によって色に対する感覚の違いがある。特に、国家等の各地域や民族等の文化の違いにより、これら国民や民族には色に対する感覚の違いがある。このため、ある色で警告表示をしたとしても、警告と解釈されず、別の意味に解釈されるおそれがある。
図1は医用機器の稼動状態表示装置の構成図を示す。稼動状態表示処理部1には、例えば病院等に設置されるX線診断装置等の医用機器2が接続されている。なお、この医用機器の稼動状態表示装置は、医用機器2内部に設けられる。この医用機器2は、当該医用機器2自身を構成する複数の部品として例えばX線管球、再構成ディスクドライブ、データディスクドライブ、モニタ、高圧発生器などを有する。この医用機器2は、自己診断部3を備えている。この自己診断部3は、予め組み込まれたテストプログラムの実行により医用機器2を構成する各部品が正常に動作しているか否かを判断し、医用機器2自身に異常が発生しているか否かを確認する。この自己診断部3は、異常の種類を特定するための故障IDが予め定義されており、自己診断の結果、何らかの異常が発生していると確認した場合、当該故障の種類に対応する故障ID「B1、B2、…、Bn」を取得する。この故障ID「B1、B2、…、Bn」は、例えば「B1」が再構成ディスク検出異常、「B2」データディスク検出異常、「B3」がキャリブレーション経過日数超過などである。
稼動実績管理部4が稼動状態表示処理部1に接続されている。この稼動実績管理部4は、医用機器2の稼動実績情報を保持し、管理するもので、稼動実績情報記憶部5と稼動実績情報読出部6とを有する。このうち稼動実績情報記憶部5には、医用機器2の稼動開始時から現時点までの長期間に亘る稼動した実績を示す稼動実績情報D1が保持される。図2は稼動実績情報記憶部5に記憶される稼動実績情報D1の模式図を示す。この稼動実績情報D1は、作業ID、保守作業名、作業開始指標、作業開始レベル、通知レベル、現レベル、年齢レベルフラグ、現年齢レベル、長期的図案、短期的図案、対策図案の各項目を有する。作業IDには、「A1、A2、…、Am」が記憶されている。保守作業名は、医用機器2を構成する複数の部品の部品名情報であって、例えば各作業IDに対応してX線管球交換、再構成ディスクドライブ交換、データディスクドライブ交換、モニタ交換、高圧発生器交換等が記憶されている。
作業開始レベルは、メンテナンス作業が必要となる規準値を示し、例えばX線管球の交換の規準値してスライス数「500000」が記憶されている。現レベルは、現在の稼動状況を示す値であって、例えば現在のスライス数「123678」が記憶されている。
年齢レベルフラグは、例えば高額費用を要するメンテナンス作業のために長期的計画を必要とする旨を操作者に知らせる作業IDに対して指標、例えばフラグ「Yes」が付される。
現年齢レベルは、医用機器2の据え付け時を起点として経過年月により算出されるもので、医用機器2内において高額費用を必要とするメンテナンス作業が必要な経過年数の最大値を例えば100歳と定義している。例えばX線管球の現年齢レベルは、25歳を示す。医用機器2内において高額費用を必要とする各部品等に対するメンテナンス作業は、複数存在する場合があり、このうちの最大経過年月が稼動実績管理部4により管理される。高額費用を必要とするメンテナンス作業が複数存在する場合、各現年齢レベルのうち高いレベルの部品のメンテナンス作業を選択する。メンテナンス作業を必要とする時期を算出するには、経過年月以外に、上記作業開始指標の項目のスライス数、通電時間を用いてもよい。現年齢レベルは、次式により算出される。
現年齢レベル=現レベル/作業開始レベル×100 …(1)
長期的図案の項目は、後述する第1の図案情報保持部としての長期的図案データベース7に保存されている第1の図案情報としての長期的図案情報から読み出す情報の内容の指示を記憶する。例えば、作業IDのX線管球の交換では、長期的図案として現年齢レベルの図案を指示する内容が記憶されている。又、短期的図案の項目には、後述する短期的図案が記憶され、対策図案の項目には、後述する対策図案が記憶されている。
稼動実績管理部4は、医用機器2を構成する各部品に対するメンテナンス作業が行われた後、当該部品に関わる稼動実績情報として現レベル及び現年齢レベルを初期値「0:ゼロ」にクリアする。
稼動実績管理部4は、医用機器2を構成する各部品のうち作業IDに対して例えばフラグ「Yes」が付されていない作業IDの稼動実績情報として現レベルと通知レベルとを比較し、現レベルが通知レベルを越えると、医用機器2に対する検査を含む保守作業時期を判断し、稼動状態表示処理部1に通知する。
短期的図案データベース8には、例えば図4に示すように医用機器2に発生する故障の程度,例えば不調、軽症、重症に応じてそれぞれ異なる各表示形態を有する複数の短期的図案データDS1〜DS3等が記憶されている。これら短期的図案データDS1〜DS3等は、現年齢レベルである初期(0〜10)、準初期(11〜20)、中期(21〜65)、末期(66〜99)にそれぞれ対応して記憶されている。なお、同図では準初期(11〜20)の各短期的図案データDS1〜DS3を示す。これら短期的図案データDS1〜DS3等は、例えば人間の病状に応じた表情、姿により描かれている。これにより、各短期的図案データDS1〜DS3等であれば、如何なる操作者が見ても医用機器2に発生する故障の程度を視覚的に把握可能である。なお、短期的図案データDS1は、医用機器2に発生する異常の程度が不調であることを示し、短期的図案データDS2は、医用機器2に発生する異常の程度が軽症であることを示し、短期的図案データDS3は、医用機器2に発生する異常の程度が重症であることを示す。医用機器2が正常であれば、上記各長期的図案データDL1〜DL4に表わす人間の健康に表情を示す。この短期的図案データベース8に記憶されている各短期的図案データDS1〜DS3も後述する地域識別情報管理部15に記憶されている例えば医用機器2を据え付ける各地域の各識別情報に応じて異なる複数の絵柄を有する。
対策図案データベース9には、医用機器2に対する調整の実施や定期点検の実施などの検査を含む保守作業や、医用機器2に発生する故障の程度に応じた対応策、例えば医用機器2に対する専門の修理を必要とするエンジニアコールとを示す第3の図案情報としての複数の対策図案データが記憶されている。図5は各対策図案データDM1〜DM3の模式図を示す。これら対策図案データDM1〜DM3は、それぞれ医用機器2に対する調整の実施、定期点検の実施、エンジニアコールの実施している様子の各絵柄となっている。これにより、各各対策図案データDM1〜DM3等であれば、如何なる操作者が見ても医用機器2に対する調整の実施、定期点検の実施、エンジニアコールの実施を視覚的に把握可能である。なお、対策図案データDM1は、医用機器2に対する調整の実施を示し、対策図案データDM2は、医用機器2に対する定期点検の実施を示し、対策図案データDM3は、エンジニアコールの実施を示す。この対策図案データベース9に記憶されている各対策図案データDM1〜DM3も後述する地域識別情報管理部15に記憶されている例えば医用機器2を据え付ける各地域の各識別情報に応じて異なる複数の絵柄を有する。
稼動実績情報読出部6は、図2に示す稼動実績情報記憶部5に記憶される稼動実績情報D1から作業開始指標、作業開始レベル、通知レベル、現レベル、年齢レベルフラグ、現年齢レベル、長期的図案などの各項目を読み出す。
長期的図案選択部10は、例えば稼動実績情報読出部6により読み出された長期的図案を受け取り、この長期的図案に該当する1つの長期的図案データDL1〜DL4を長期的図案データベース7から選択する。例えば、稼動実績情報D1における作業ID「A1」のX線管球交換に対応する長期的図案が現年齢レベルであれば、長期的図案選択部10は、現年齢レベル「25」に該当する図3に示す中期(21〜65)の長期的図案データDL3を選択する。
短期的図案選択部14は、装置異常情報読出部13により読み出された短期的図案を受け取り、この短期的図案に該当する1つの短期的図案データDS1〜DS3を短期的図案データベース8から選択する。例えば、異常情報D2における故障ID「B1」の再構成ディスク検出異常に対応する短期的図案が重症であれば、短期図案選択部14は、図4に示す例えば短期的図案データDS3を選択する。
このような実情から医用機器2を据え付けた地域の操作者が長期的図案データDL1〜DL4、短期的図案データDS1〜DS3、対策図案データDM1〜DM3を見たときに別の意味に解釈されることを回避するために、地域識別情報管理部19は、医用機器2の据付地域を示す地域の識別情報を管理する。しかるに、地域識別情報記憶部20には、医用機器2を据え付ける可能性のある複数の地域の各識別情報が記憶されている。地域識別情報読出部21は、医用機器2を据え付けた地域に対応する識別情報を地域識別情報記憶部20から読み出す。
図7は重ね合わせ図案F1〜F4の一例を示す。例えば、医用機器2の現年齢レベルが準初期(11〜20)で、医用機器2に発生した故障の程度が軽症、医用機器2に発生した故障の対応策がエンジニアコールであれば、図案重ね合わせ部22は、長期的図案データDL2と、短期的図案データDS2と、対策図案データDM3とを重ね合わせた重ね合わせ図案F1を作成する。この重ね合わせ図案F1中において対策図案データDM3の表示位置等が表示ルールに記述されている。
稼動状態表示処理部1は、ステップ#1において、電源が投入された時、シャットダウン処理時又は予め設定された時刻になったか否かを判断する。この判断の結果、医用機器2の電源の投入時、シャットダウン処理時又は予め設定された時刻になると、稼動状態表示処理部1は、ステップ#2に移り、稼動実績管理部4から現年齢レベル、長期的図案、短期的図案及び対策図案を取得する。すなわち、稼動実績情報読出部6は、図2に示す稼動実績情報記憶部5に記憶される稼動実績情報D1から現年齢レベル、長期的図案、短期的図案、対策図案の項目を読み出す。
現年齢レベルは、医用機器2の据え付け時を起点として経過年月により算出される。稼動実績管理部4は、医用機器2内において高額費用を必要とするメンテナンス作業が必要な経過年数の最大値を例えば100歳と定義して管理している。医用機器2内において高額費用を必要とする各部品等に対するメンテナンス作業は、複数存在する場合がある。この場合、稼動実績管理部4は、最大経過年月を有するメンテナンス作業を管理する。又、稼動実績管理部4は、高額費用を必要とするメンテナンス作業が複数存在する場合、各現年齢レベルのうち高いレベルの部品のメンテナンス作業を選択する。
メンテナンス作業を必要とする時期の算出は、経過年月以外に、図2に示す稼動実績情報D1における作業開始指標の項目のスライス数や通電時間を用いてもよい。例えば、稼動実績管理部4は、稼動実績情報D1のうち作業ID1におけるX線管球交換の作業開始指標に示すスライス数等を用いてもよい。
しかるに、稼動実績管理部4は、図2に示す稼動実績情報D1のように医用機器2を構成する各部品に対するメンテナンス作業を必要と判断するための指標の種類を作業開始指標の項目に記述し、メンテナンス作業が必要となる規準値を作業開始レベルの項目に記述し、現在の稼動状況を示す値を現レベルの項目に記述し、例えば高額費用を要するメンテナンス作業のために長期的計画を必要とする旨を操作者に知らせる作業IDに対して指標として年齢レベルフラグの項目に例えばフラグ「Yes」を付して管理する。稼動実績管理部4は、現レベル及び作業開始レベルから上記式(1)を演算して現年齢レベルを算出する。
ここで、上記電源が投入された時、シャットダウン処理時又は予め設定された時刻において、X線管球の交換時期と判断されない場合、稼動実績情報読出部6は、現時点における図2に示す稼動実績情報D1から長期的図案の現年齢レベル「25」を読み出し、この現年齢レベル「25」を長期的図案選択部10に送る。この長期的図案選択部10は、稼動実績情報読出部6により読み出された長期的図案の現年齢レベル「25」を受け取り、長期的図案の現年齢レベル「25」に該当する図3に示す中期(21〜65)の長期的図案データDL3を長期的図案データベース7から選択する。
同様に、対策図案選択部18は、対策図案「正常」を受け取り、この対策図案の「正常」に該当する対策図案データを対策図案データベース9から選択する。
次に、図案表示制御部25は、図案重ね合わせ部22からの重ね合わせ図案データF5を表示モニタ26に表示させる電気信号に変換して表示モニタ26に送り、この表示モニタ26に重ね合わせ図案データF5を表示出力する。
次に、図案表示制御部25は、ステップ#13において、図案重ね合わせ部22からの重ね合わせ図案データを表示モニタ26に表示させる電気信号に変換して表示モニタ26に送り、この表示モニタ26に重ね合わせ図案データを表示出力する。
例えば、稼動実績管理部4は、図2に示す稼動実績情報D1においてフラグ「Yes」が付されていない作業ID、例えば再構成ディスクドライブ交換における現レベルと作業開始レベルとを比較し、現レベルが作業開始レベルを越えると、医用機器2における再構成ディスクドライブ交換時期と判断する。
ここで、再構成ディスクドライブ交換時期と判断すると、このとき稼動実績情報読出部6は、上記同様に、図2に示す稼動実績情報D1から長期的図案「現年齢レベル」を読み出し、長期的図案選択部10に送る。この長期的図案選択部10は、稼動実績情報読出部6により読み出された長期的図案の「現年齢レベル」を受け取り、この長期的図案の現年齢レベル「現年齢レベル」に該当する図3に示す準初期(11〜20)の長期的図案データDL2を長期的図案データベース7から選択する。以下、上記同様に、短期的図案選択部14は、短期的図案の「不調」に該当する図4に示す短期的図案データDS1を短期的図案データベース8から選択し、対策図案選択部18は、対策図案「エンジニアコール」に該当する図5に示す対策図案データDM3を対策図案データベース9から選択する。
次に、図案表示制御部25は、図案重ね合わせ部22からの重ね合わせ図案データF6を表示モニタ26に表示させる電気信号に変換して表示モニタ26に送り、この表示モニタ26に重ね合わせ図案データF6を表示出力する。
この後、再構成ディスクドライブ交換の作業が実際に行われた場合、稼動実績管理部4は、図2に示す稼動実績情報D1から再構成ディスクドライブ交換の作業IDにおける現レベル及び現年齢レベルを初期値「0:ゼロ」にクリアする。
次に、稼動実績管理部4は、ステップ#4において、自己診断部3の自己診断の確認の結果を受け、医用機器2に異常が発生しているか否かを判断する。この判断の結果、医用機器2に異常が発生していなければ、稼動実績情報読出部6は、ステップ#5に移り、上記同様に、例えば医用機器2におけるX線管球であれば、図2に示す稼動実績情報D1から長期的図案の現年齢レベル「25」を読み出し、長期的図案選択部10に送る。これにより、長期的図案選択部10は、長期的図案の現年齢レベル「25」に該当する図3に示す中期(21〜65)の長期的図案データDL3を長期的図案データベース7から選択し、これと共に短期的図案選択部14は、短期的図案の「正常」に該当する短期的図案データを短期的図案データベース8から選択し、対策図案選択部18は、対策図案「正常」に該当する対策図案データを対策図案データベース9から選択する。
次に、図案重ね合わせ部22は、ステップ#5において、長期的図案選択部10により選択された図3に示す中期(21〜65)の長期的図案データDL3と、短期的図案選択部14により選択された「正常」の短期的図案データと、対策図案選択部18により選択された「正常」の対策図案データとを受け取り、これら長期的図案データDL3、短期的図案データ、対策図案データを表示ルールに従って統合(重ね合わせ)して重ね合わせ図案データを作成する。
次に、図案表示制御部25は、ステップ#6において、図案重ね合わせ部22からの重ね合わせ図案データを表示モニタ26に表示させる電気信号に変換して表示モニタ26に送り、この表示モニタ26に重ね合わせ図案データを表示出力する。
一方、異常情報管理部11は、上記ステップ#4での自己診断の結果、医用機器2に異常が発生していると、ステップ#7に移り、長期的図案、短期的図案、対策図案を取得する。すなわち、異常情報管理部11は、図10に示す稼動状態表示処理フローチャートのステップ#20において、自己診断の結果に基づいて故障ID、すなわち図6に示す異常情報D2から例えば故障名「再構成ディスク検出異常」の故障ID「B1」を取得する。
次に、異常情報管理部11の装置異常情報読出部13は、ステップ#21において、故障ID「B1」を用いて図6に示す異常情報D2から短期的図案「重症」を読み出し、長期的図案選択部10に送る。これにより、短期的図案選択部14は、短期的図案の「重症」に該当する図4に示す短期的図案データDS3を短期的図案データベース8から選択する。これと共に、対策図案選択部18は、図5に示す対策図案「エンジニアコール」に該当する対策図案データDM3を対策図案データベース9から選択する。なお、長期的図案選択部10は、長期的図案「現年齢レベル」に変化が無ければ、「現年齢レベル」に該当する例えば図3に示す準中期(11〜20)の長期的図案データDL2を長期的図案データベース7から選択している。
次に、図案表示制御部25は、ステップ#6において、図案重ね合わせ部22からの重ね合わせ図案データF2を表示モニタ26に表示させる電気信号に変換して表示モニタ26に送り、この表示モニタ26に重ね合わせ図案データF2を表示出力する。
なお、準中期(11〜20)の長期的図案データDL2と、図4に示す「軽症」の短期的図案データDS2とが選択され、操作者による修復が可能であれば、図7に示す重ね合わせ図案データF3が作成される。又、準中期(11〜20)の長期的図案データDL2と、図4に示す「軽症」の短期的図案データDS2と、図5に示す「エンジニアコール」の対策図案データDM3とが選択されると、図7に示す重ね合わせ図案データF1が作成される。図13は表示モニタ26の表示画面を示し、医用機器2が正常な状態から軽症な故障が発生し、検査続行不可能になったことを報知している。この表示モニタ26の表示画面の例えば右側下方には、図7に示すような「軽症」で「エンジニアコール」を必要とする重ね合わせ図案データF1が表示されている。
例えば、医用機器2は、通信回路を備え、他の機器との間で通信網を介してデータ通信が可能になっている。従って、稼動実績管理部4や異常情報管理部11を医用機器2の遠隔地に設け、医用機器2の通信回路を通して稼動実績管理部4や異常情報管理部11を遠隔操作し、情報のバックアップ、更新、変更等を行ってもよい。又、稼動実績管理部4や異常情報管理部11を遠隔地のサービスセンタ等から情報のバックアップ、更新、変更等を行ってもよい。
医用機器2の故障内容の詳細情報をアップロードしてもよい。
長期的図案データDL1〜DL4、短期的図案データDS1〜DS3及び対策図案データDM1〜DM3の各表示形態は、医用機器2の据付時に設定されるタイムゾーン等の据付地域等に応じて変更可能にしているが、この変更の内容を例えば医用機器2の通信網を介して遠隔地のサービスセンタ等に通知すれば、サービスエンジニアを各地域に配置するときの計画に利用できる。
定期点検等の保守作業は、操作者の都合やサービスエンジニアを各地域に配置するときの計画とその調整を行い、具体的なサービスエンジニアの実施日を決定する必要がある。又、サービス会社と操作者との間で、両者の日程を調整する必要がある。このような日程の調整も医用機器2の通信網を介して行うことができる。
Claims (17)
- 医用機器が現時点までに稼動した実績を示す稼動実績情報を保持し、管理する稼動実績管理部と、
前記医用機器に発生する異常に関する異常情報を保持し、管理する異常情報管理部と、
前記医用機器が稼動した実績に関する情報に応じた第1の図案情報を保持する第1の図案情報保持部と、
前記医用機器に発生する前記異常の程度に応じた第2の図案情報を保持する第2の図案情報保持部と、
前記医用機器の少なくとも稼動状態を表示する表示部と、
前記稼動実績管理部に保持されている前記稼動実績情報と前記異常情報管理部に保持されている前記異常情報とに基づいて前記第1と前記第2の図案情報保持部に保持されている前記第1の図案情報と前記第2の図案情報とを統合して前記表示部に表示する稼動状態表示処理部と、
を具備したことを特徴とする医用機器の稼動状態表示装置。 - 前記医用機器に対する少なくとも検査を含む保守作業と、前記医用機器に発生する前記異常の程度に応じた対応策とを示す第3の図案情報を保持する第3の図案情報保持部を有し、
前記稼動状態表示処理部は、前記第1の図案情報と前記第2の図案情報と前記第3の図案情報とを統合して前記表示部に表示する、
ことを特徴とする請求項1記載の医用機器の稼動状態表示装置。 - 前記第1乃至第3の図案情報保持部は、それぞれ同一図案に対してそれぞれ表示形態の異なる複数の前記第1乃至第3の図案情報を保持し、
前記稼動状態表示処理部は、前記複数の第1乃至第3の図案情報からそれぞれ所望の表示形態の前記第1乃至第3の図案情報を選択する、
ことを特徴とする請求項2記載の医用機器の稼動状態表示装置。 - 前記医用機器を据え付ける地域に応じた表示形態を有する前記第1乃至第3の図案情報を指示するための地域識別情報を管理する地域識別情報管理部を有し、
前記稼動状態表示処理部は、前記医用機器を据え付ける地域に応じて前記第1乃至第3の図案情報を前記地域識別情報管理部から選択する、
ことを特徴とする請求項3記載の医用機器の稼動状態表示装置。 - 前記第1の図案情報保持部は、前記医用機器を稼動した積算時間に対応する初期から末期に分けられ、これら初期から末期に応じてそれぞれ異なる各表示形態を有する複数の前記第1の図案情報を有することを特徴とする請求項1記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記第2の図案情報保持部は、前記医用機器に発生する前記異常の程度に応じてそれぞれ異なる各表示形態を有する複数の前記第2の図案情報を有することを特徴とする請求項1記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記第3の図案情報保持部は、前記医用機器に対する調整の実施と、前記医用機器に対する定期点検の実施と、前記医用機器に対する専門の修理を必要とするエンジニアコールとの複数の前記第3の図案情報を有することを特徴とする請求項2記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記稼動実績管理部は、前記医用機器の稼動開始時を含む前記稼動実績の保持開始時からの長期間に亘る前記稼動実績情報を保持することを特徴とする請求項1記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記稼動実績管理部は、前記稼動実績情報として少なくとも前記医用機器を構成する複数の部品の部品名情報と、前記医用機器の現状の稼動状況を示す稼動状況情報と、前記第1の図案情報保持部に保持されている前記第1の図案情報を指示するための第1の対策図案指示情報とを有することを特徴とする請求項1記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記稼動実績管理部は、前記複数の部品のうちメンテナンスを必要とする特定の前記部品に対して指標を付し、当該指標を付した前記部品の前記稼動実績情報と規準情報とを比較して前記医用機器の前記メンテナンス時期を判断することを特徴とする請求項9記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記稼動実績管理部は、前記医用機器の前記部品に対する前記メンテナンス作業が行われた後、当該部品に関わる前記稼動実績情報をクリアすることを特徴とする請求項10記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記稼動実績管理部は、前記指標の付されていない前記複数の部品の前記稼動実績情報と前記規準情報とを比較して前記医用機器に対する少なくとも検査を含む保守作業時期の通知時期を判断することを特徴とする請求項10記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記異常情報管理部は、少なくとも前記医用機器に発生する異常に対して短期間で対応するための対策情報を保持することを特徴とする請求項1記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記異常情報管理部は、前記対策情報として少なくとも前記医用機器に発生する異常の異常名情報と、前記異常に対する対策内容情報と、前記異常の程度を示す異常程度情報と、前記第2の図案情報保持部に保持されている前記第2の図案情報を指示するための第2の対策図案指示情報とを有することを特徴とする請求項13記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記対策内容情報は、少なくとも前記医用機器に対する調整、定期検査、専門の修理を必要とするエンジニアコールを有することを特徴とする請求項14記載の医用機器の稼動状態表示装置。
- 前記医用機器の自己診断を行う自己診断部を有し、
前記異常情報管理部は、前記自己診断部による自己診断の結果、前記医用機器に異常が発生した場合、前記異常名情報と、前記対策内容情報と、前記異常程度情報と、前記第2の対策図案指示情報とに基づいて前記第3の図案情報保持部から前記第3の図案情報を読み出し、前記稼動状態表示処理部に送る、
ことを特徴とする請求項14記載の医用機器の稼動状態表示装置。 - 前記表示部の表示画面に表示される前記第1、前記第2又は前記第3の図案情報を前記表示画面上で指示すると、当該指示された前記第1、前記第2又は前記第3の図案情報に関する詳細情報を前記表示部に表示する詳細情報表示部、
を有することを特徴とする請求項2記載の医用機器の稼動状態表示装置。
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