JP4767022B2 - 装飾体及び発光表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、文字、記号、模様等が立体的に見えるように表示することが可能となる装飾体及び発光表示装置に関し、特に、自動車の運転室内に取り付けられて、文字、記号、模様等の画像を浮き上がらせるようにして明確に表示するとともに、装飾性が高く、高級感を感じさせることが可能となる装飾体及び発光表示装置に関する。
従来、自動車等の車輌における運転室内にはインストルメントパネル(以下、インパネと略記する)等の様々な内装部材が配設されている。また、このような内装部材には、時計や温度を表示したり、その他文字、記号、模様、図形、バーグラフ等を表示することが可能な表示装置が組み込まれていることが多い。このような表示装置の一例が、例えば特開平5−293845号公報(特許文献1)に記載されている。
一般的に、自動車の運転室内に配設される表示装置は、透明又は半透明の表示窓(透光部)を有する成形パネルと、同成形パネルの表示窓の裏側に配設され、文字や模様等を発光表示する表示体とを備えている。また、前記表示体としては、例えば液晶表示装置(LCD)、発光ダイオード(LED)、プラズマ表示装置(PDP)等が用いられている。従って、自動車に乗っている運転者や同乗者は、表示装置に設けられた表示窓を通して表示体の発光表示を視認し、表示された画像から様々な情報を取得することが可能となる。
前記特許文献1は、このような表示装置等に用いられる成形パネル(射出成形物)の発明に関するものであり、表示窓(透光部)に室内照明器具や運転者等の像が映り込んだり、また、自然光や室内照明器具の光が反射することによって、透光部を通して表示体の発光表示が見え難くなることを防止した成形パネルを開示している。具体的には、特許文献1の成形パネルは、成形パネルが有する透光部の少なくとも一方の面に、同透光部の屈折率よりも小さい屈折率を有する化合物からなる透光薄膜層が形成されていることに特徴を有している。これにより、特許文献1の成形パネルは、透光部表面の反射が抑制されるとともに、透光部の透過光量が増加するため、表示体の表示を観察者に対して見易くすることが可能となる。
また、前記特許文献1に記載されているような表示装置は、自動車の運転室内に設けられて、例えば表示体の点灯と消滅を行うことにより、文字や模様等の画像の表示・非表示を繰り返したり、更に、表示体に表示させる画像の形状を変化させることも可能である。これにより、当該表示装置は、上述のような時計や温度等の表示や、またその他に例えば種々の警告表示を行うことにより、運転者等に対して様々な情報を提供している。
このため、表示装置には、運転者等が情報の認識を確実に行えるように、表示装置によって表示される文字、記号、模様等がはっきりと明確に確認できるような視認性に優れていることが求められている。また、表示装置は、一般に自動車のインパネ等に組み込まれることが多いため、装置自体の形態や表示方法等において、装飾性が高く、高級感を感じさせるものが望まれている。しかし、前記特許文献1に記載されている表示装置は、画像の表示が平面的且つ一般的で、装飾性や意外性に欠けるところがあり、また視認性の更なる向上も望まれていた。従って、表示装置に対するこれらの要望に適切に応えるために、表示装置の斬新的な設計や改良等が現在でも継続的に行われている。
ところで、特許第3505617号公報(特許文献2)には、自動車の運転室内等に用いられる表示装置とは全く関係ないものではあるが、観察者の目の錯覚を利用して透明基板の上方又は下方に虚像を現出させる虚像現出装飾体に関する発明が記載されている。この特許文献2に記載されている虚像現出装飾体は、平凸レンズ状集光素を整列させて形成した平凸レンズ状集光素層と、透明基板層と、画素を整列させて形成した画素層とが積層された装飾体である。
また、平凸レンズ状集光素層における少なくとも1つの平凸レンズ状集光素の位置と、画素層における少なくとも1つの前記画素の位置とが積層方向において重なっている。更に、その重なっている画素から等距離で離間している他の画素(重なっている画素を中心に同一円周上に位置する画素)は、それぞれの画素に対応する平凸レンズ状集光素に対して、前記重なっている画素を中心として放射状に外側又は内側へ向けて同じ幅でずれている。それとともに、前記中心となる画素から位置が離れる画素ほど、平凸レンズ状集光素とのずれる幅が大きくなるように平凸レンズ状集光素と画素とが配置されている。
このような構成を有する虚像現出装飾体は、人の目の錯覚を利用することにより、画素層の画素によって形成される画像を、虚像として装飾体の手前(上方)に浮いて現出させるか、又は装飾体の奥(下方)に沈んで現出させることができる。従って、前記特許文献2に記載されている虚像現出装飾体を、例えば印刷物、ラベル、玩具等の商品に用いることにより、観察者の目を引き、その商品に興味を抱かせることができるとしている。
しかし、このような虚像現出装飾体は、あくまでも画素層の画素により形成される模様を虚像として実際の位置よりも浮かび上がらせて、又は沈み込ませて現出させるものである。このため、特許文献2の虚像現出装飾体は、模様の表示・非表示を繰り返し行うことはできず、例えば表示させる画像(虚像)の形状を変化させて時計等の表示を行うような表示装置への適用には向いていない。従って、従来では、特許文献2の虚像現出装飾体を自動車の運転室内に設けられる表示装置等に利用することは考えられていなかった。
特開平5−293845号公報 特許第3505617号公報
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その具体的な目的は、自動車の運転室内に配され、時計等の表示や警告の表示を行う際に、文字や模様等をはっきりと明確に表示して高い視認性が得られるとともに、優れた装飾性や高級感を感じさせることが可能な表示装置、及び同表示装置の一部として用いられる装飾体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供される装飾体は、基本的な構成として、同一の形状及び大きさを有する複数の平凸レンズ状集光素が整列して形成された平凸レンズ状集光素層と、同平凸レンズ状集光素層の裏面側に配設された透明又は半透明の光透過シート層と、同光透過シート層の裏面に配設され、同一の形状及び大きさを有する複数の画素が整列して形成された画素層とを備え、少なくとも1つの前記平凸レンズ状集光素の位置と少なくとも1つの前記画素の位置とが、積層方向において重なるとともに、前記画素層のその他の各画素の位置が、同画素に対応する平凸レンズ状集光素の位置に対して、前記重なる位置に配設されている平凸レンズ状集光素及び画素を中心として放射方向の内側又は外側へ向けてずれており、且つ、前記中心となる画素から位置が離れるにつれて画素と平凸レンズ状集光素とのずれる幅が大きくされてなる装飾体であって、文字や模様等の形状で形成された光の透過部と、光の遮断部とを有する光透過・遮断層を前記画素層の裏面に配設し、前記画素層における複数の画素で形成される第1の画像の虚像が、前記光透過・遮断層の透過部を光が透過して形成される第2の画像の位置よりも下方又は上方に見えてなることを最も主要な特徴とするものである。
本発明に係る装飾体においては、前記光透過シート層の膜厚が0.5mm以上3.0mm以下であることが好ましい。
本発明の装飾体は、前記光透過・遮断層の裏面に、透明又は半透明の熱可塑性樹脂からなる樹脂基材層が配設されていることが好ましく、更に、前記平凸レンズ状集光素層と前記光透過シート層との間に保護層が配設されていることが好ましい。
また、本発明にあっては、前記構成を備えた装飾体と、同装飾体の裏面側に配設した光源とを備えている発光表示装置が提供される。
この本発明により提供される発光表示装置は、車輌の運転室内に配設されて、文字や模様等の画像を浮き上がらせるように、又は沈み込ませるようにして発光表示することが好ましい。
本発明に係る装飾体は、平凸レンズ状集光素層と、光透過シート層と、画素層とを備えており、平凸レンズ状集光素層の各平凸レンズ状集光素と、画素層の各画素とが所定の位置関係を有するように配設された装飾体において、前記画素層の裏面に光の透過部及び遮断部を有する光透過・遮断層が形成されており、この光透過・遮断層の透過部を透過した光により形成される画像を利用するものである。即ち、本発明に係る装飾体は、前記特許文献2に記載されている虚像現出装飾体からヒントを得て、その技術的内容を応用し、鋭意実験及び検討を重ねることにより見い出されたものであり、前記特許文献2に記載の装飾体の構成とは明らかに異なる上に、以下のような格別の作用効果を得ることができる。
つまり、本発明に係る装飾体は、上記のような特徴を有することにより、画素層における複数の画素で形成される第1の画像の虚像が、光透過・遮断層の透過部を光が透過して形成される文字や模様等の第2の画像の位置よりも下方又は上方に見えるようになる。その結果、装飾体を平凸レンズ状集光素層側から肉眼で見たときに、前記光の透過部によって形成される文字や模様等の第2の画像を、第1の画像よりも浮かび上がらせたように、又は、沈み込ませたように表示することができる。
このため、本発明に係る装飾体は、例えば光透過・遮断層において形成される文字や模様等の第2の画像を、第1の画像よりも浮かび上がらせるように表示した場合、文字や模様等をはっきりと明確に表示してその視認性を高めるとともに、優れた装飾性や高級感を観察者に感じさせることができる。また、例えば文字や模様等の第2の画像を第1の画像よりも沈み込ませるように表示した場合でも、第2の画像に立体感(奥行き感)を出すことができるため、優れた装飾性や高級感を演出することができる。
本発明に係る装飾体においては、前記光透過シート層の膜厚が0.5mm以上3.0mm以下であることが好ましい。光透過シート層の膜厚が0.5mm以上であれば、第2の画像に立体感を効果的に与えることができるため、見る者に優れた装飾性や高級感を十分に与えることができる。また、光透過シート層の膜厚が3.0mm以下であれば、第1の画像や第2の画像がぼやけて見えることがなく、文字や模様等の画像の視認性を十分に確保することができる。更に、光透過シート層の膜厚が上記範囲にあれば、装飾体の加工が容易となるという利点も得られる。
また、本発明の装飾体は、光透過・遮断層の裏面に、透明又は半透明の熱可塑性樹脂からなる樹脂基材層が配設されている。これにより、装飾体の形状を安定させるとともに強度を高めることができるため、当該装飾体を様々な用途に供することができる。
更に、本発明の装飾体は、前記平凸レンズ状集光素層と前記光透過シート層との間に保護層が配設されている。これにより、光透過シート層、画素層、光透過・遮断層等を外部から確実に保護でき、装飾体における耐薬品性、耐傷性、耐光性等の特性を大幅に向上させることができる。
そして、上述のような構成を備えた装飾体と、同装飾体の裏面側に配設した光源とを備えた本発明の発光表示装置は、光源から発光した光が光透過・遮断層の透過部を透過することにより形成される文字や模様等の第2の画像を、前記第1の画像よりも浮かび上がらせ又は沈み込ませるように表示することができる。このため、文字や模様等をはっきりと明確に表示してその視認性を高めるとともに、観察者に対して優れた装飾性や高級感を感じさせることができる。
また、本発明の発光表示装置によれば、光源の点灯と消灯とを行うことにより、文字や模様等の表示・非表示を適宜行うことができる。更に、例えば前記光透過・遮断層を液晶パネル等で構成した場合、同液晶パネルに加える電界の強さにより光の透過・遮断や透過量を制御することにより前記第2の画像の形状を適宜変更することができるので、時計や温度の表示等を容易に行うことが可能となる。
そして、このような本発明の発光表示装置は、車輌の運転室内のインパネ等に好適に組み込むことができる。これにより、文字や模様等の画像を浮き上がらせるように、又は沈み込ませるようにして発光表示することができる。その結果、運転者等は、発光表示装置の発光表示をはっきりと正確に視認でき、また優れた装飾性や高級感を感じることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明の装飾体及び発光表示装置としては、以下に説明する実施例における装飾体及び発光表示装置の形状や寸法等以外にも、本発明の課題を解決することができる形状や寸法等であれば多様な変更が可能であり、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
ここで、図1は、本発明に係る発光表示装置が自動車のインパネに組み込まれた状態を模式的に示す斜視図である。また、図2は、図1に示したII−II断面図であり、図3は、図2に示した発光表示装置の一部を拡大して示した部分拡大断面図である。なお、各図面において示されている各構成部材の寸法比は、本発明の特徴を解り易くするために、実際の寸法比とは異なる大きさで示されている。
図1に示した発光表示装置1は、自動車の運転室内に設けられたインパネ2の所定箇所に配設されている。また、以下で詳述するように「ABC」等の文字や、記号、模様、図形、バーグラフ等の画像(第2の画像)を、背景となる画像(第1の画像)よりも浮き上がったように表示して、運転者や同乗者に対して様々な情報を提供することができるものである。
この発光表示装置1は、図2に示すように、立体的な画像の表示を行う装飾体3と、同装飾体3の裏面側に配設された光源4とを備えている。この光源4は、光源用配線5により電気が供給される。例えば自動車用の表示装置に用いられる光源には、一般的に12V又は24Vの電圧が用いられ、また、200〜300mmAの電流が必要となる。なお、この光源4は、特に限定されるものではなく、一般的な電球や冷陰極管等を用いることができ、またその他に、表面電界ディスプレイ(SED)、発光ダイオード(LED)、エレクトロ・ルミネッセンス(EL)、プラズマディスプレイ(PDP)、電界放射ディスプレイ(FED)、蛍光表示管(VFD)等を用いることもできる。
前記装飾体3は、装飾体本体部10と樹脂基材層11とから構成されている。樹脂基材層11は、透明又は半透明の熱可塑性樹脂を射出成形することにより所定の形状に形成されており、装飾体3の形状を安定させるとともに強度を高める機能を果たす。この樹脂基材層11の肉厚は、特に限定されないが、例えば光源4からの光を大きく減衰させずに透過できる程度の肉厚で形成されていることが好ましい。
この樹脂基材層11の材質としては、例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)等のアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂(PS)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリアリレート樹脂(PAR)、ポリサルホン樹脂(PSU)、ポリエーテルサルホン樹脂(PES)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(ABS)、アートン樹脂、メチルペンテンポリマー、ポリアミド樹脂6(PA6)、ポリアミド樹脂12(PA12)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)等を用いることができる。特に、製造コスト等を考慮すると、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)又はポリカーボネート樹脂(PC)を用いることが好ましい。なお、樹脂基材層11は、必要に応じてその肉厚を任意に選択でき、又はその形成自体を省略することもできる。
また、前記装飾体本体部10は、図3に示すように、表面を構成する平凸レンズ状集光素層12と、保護層13と、光透過シート層14と、画素層15と、光透過・遮断層16と、接着層17とが積層されて構成されており、全体として約1.0mmの厚さを有している。
前記平凸レンズ状集光素層12は、装飾体3の最表面に位置しており、同一の形状及び大きさを有する複数の平凸レンズ状集光素18が所定の規則正しい間隔で縦横に整列して形成されている。この複数の平凸レンズ状集光素18が整列した平凸レンズ状集光素層12は、例えば透明インク等を用いてスクリーン印刷を行うことにより、保護層13の表面上に50μmの厚さで形成することができる。
前記保護層13は、光透過シート層14等を外部から保護して耐薬品性、耐傷性、耐光性等を向上させるために、スクリーン印刷によって形成されたインキ層である。この保護層13は、求められる性質に応じて、アクリル系インキ、ウレタン系インキ、UV硬化型インキ、又はシリコン系インキ等を用いて、5μm程度の膜厚で形成されている。なお、例えば前記平凸レンズ状集光素層12で光透過シート層14等を保護して、その性能を十分に確保できる場合等では、保護層13の形成を省略することができる。
前記光透過シート層14は、透明又は半透明の合成樹脂で構成されており、透明性を有していれば着色されていても良い。具体的には、例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)等のアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリオレフィン系樹脂等からなる透過シートや透過フィルムを使用することができる。特に、製造コスト等を考慮すると、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)又はポリカーボネート樹脂(PC)からなる透過シート又は透過フィルムを使用することが好ましい。またその他に、光透過シート層14は、透明又は半透明のガラスで構成することもできる。
この光透過シート層14の膜厚は、0.5mm以上3.0mm以下、特に1.0mm以上2.0mm以下であることが好ましい。光透過シート層14の膜厚が0.5mm未満になると、以下で詳述するように、画素層15の画素により形成される画像の虚像位置の下方(又は上方)にずれる大きさが小さくなり、視覚的効果を十分に与えることができない。一方、光透過シート層14の膜厚が3.0mmを超えると、画素層15の画素により形成される第1の画像や、光透過・遮断層16の透過部19を光が透過することにより形成される第2の画像がぼやけて見えてしまう。また、光透過シート層14が厚くなり過ぎると、装飾体3を加工し難くなるという不具合も生じる。
前記画素層15は、同一の形状及び大きさを有する複数の画素9が、前記平凸レンズ状集光素層12における平凸レンズ状集光素18に対応するようにして、所定の規則正しい間隔で縦横に整列して形成されている。この複数の画素9が形成された画素層15は、例えば透過性を有する有色インク及び透明インクを用いてスクリーン印刷を行うことにより、5〜20μm、好ましくは10μm程度の膜厚で形成することができる。また、画素層15に形成される画素9の形状は、特に限定されるものではなく、円形、四角形、星形、ハート形、文字形等任意に選択することができる。
また、本実施例において、平凸レンズ状集光素層12における少なくとも1つの平凸レンズ状集光素18の位置と、画素層15における少なくとも1つの画素9の位置とが、積層方向において重なるように配設されている。それとともに、この重なる位置に配設されている平凸レンズ状集光素18及び画素9を中心として、画素層15におけるその他の各画素9の位置が、当該画素9に対応する平凸レンズ状集光素18の位置に対して放射方向の内側へ向けてずれており、且つ、中心となる画素から位置が離れている画素程、画素9と平凸レンズ状集光素18とのずれる幅が大きくなるように構成されている。
平凸レンズ状集光素層12の平凸レンズ状集光素18の配列と、画素層15の画素の配列とが上記のような関係を有していることにより、平凸レンズ状集光素層12、保護層13、及び光透過シート層14を介して画素層15を肉眼で見たときに、目の錯覚により画素層15の複数の画素9によって形成される第1の画像が、虚像として、実際よりも下方に現出する。
前記光透過・遮断層16は、画素層15の裏面に例えば3〜10μm、好ましくは5μm程度の膜厚で配設されており、光源4の光を透過する透過部19と遮断する遮断部20とが形成されている。また、光透過・遮断層16における光の透過部19は、装飾体3で情報として表示させたい文字や模様等の形状で形成されている。このような光透過・遮断層16は、画素層15の裏面の所定領域に塗料を塗布することによって構成することができるが、その他に、例えば画素層15の裏面に液晶パネルを配設することによって構成することも可能である。
更に、この光透過・遮断層16の裏面には接着層17が3〜10μm、好ましくは5μm程度の膜厚で形成されており、装飾体本体部10と樹脂基材層11との間の接着強度を高めている。この接着層17の材質としては、特に限定されず、例えば接着性を有するエポキシ樹脂等を用いることができる。なお、この接着層17の形成は、必要に応じて省略することができる。
上述のような装飾体3と光源4とにより構成される発光表示装置1によれば、画素層15における複数の画素9で形成される第1の画像が、虚像として、光透過・遮断層16の透過部19を光が透過して形成される文字や模様等の第2の画像の位置よりも下方に現出する。その結果、装飾体3を表面側から肉眼で見たときに、文字や模様等の第2の画像が、あたかも光透過シート層14内で前記第1の画像から浮かび上がったように見えるという視覚的効果が得られる。
これにより、発光表示装置1は、文字や模様等の画像をはっきりと明確に表示してその視認性を高めることができる。特に、その表示画像が立体的に見えて観察者の注目度が高まることから、例えば警告表示として利用した場合に非常に有効となる。更に、その視覚的効果により、優れた装飾性や高級感を観察者に与えることができる。なお、装飾体3は、光透過シート層14の膜厚を変えることによって、第1の画像の虚像を現出させる位置を変化させることができるため、結果として第1の画像に対して文字や模様等の第2の画像が見える位置も変化させることができる。
また、本実施例における発光表示装置1は、光源4の点灯と消灯とを行うことにより、文字や模様等の表示・非表示を適宜行うことができ、昼夜を問わずにその情報を任意に映し出すことができる。更に、例えば光透過・遮断層16を前述のような液晶パネルで構成した場合、透過部19を光が透過して形成される第2の画像の形状を適宜変更することができるので、時計、温度、及びその他リアルタイムな情報の表示等を容易に行うことが可能となる。従って、発光表示装置1は、自動車のインパネに組み込まれる時計表示装置、温度表示装置、またその他に例えばカーオーディオの表示パネル等として非常に好適に使用することができる。
更に、本実施例の発光表示装置1では、前記第2の画像は光源4の光が光透過・遮断層16の透過部19を透過さえすれば形成されることから、光源4における色調、サイズ、位置等は特に限定されず、自由に設計することができる。その上、光源4は、装飾体3の裏面側に配設されるため、高価な光源を隠蔽して保護することができ、結果として、運転者や同乗者を保護することにもつながる。更に、本実施例の発光表示装置1によれば、表面に形成した平凸レンズ状集光素層12のレンズ効果により、文字等が光透過・遮断層16に形成された透過部19の実際の大きさよりも、10%程度大きく表示されるという副次的な効果を得ることもできる。
なお、本実施例においては、上述のように文字や模様等の第2の画像が画素による第1の画像よりも浮かび上がったように見える発光表示装置1について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば文字や模様等の第2の画像が前記第1の画像よりも沈み込ませるように表示することもできる。例えば、実施例では、平凸レンズ状集光素層12における平凸レンズ状集光素18の配列と画素層15における画素9の配列との関係において、重なる位置に配設されている平凸レンズ状集光素18及び画素9を中心として、その他の各画素9の位置が、当該画素9に対応する平凸レンズ状集光素18の位置に対して放射方向の「内側」へ向けてずれている。
しかし、平凸レンズ状集光素18の配列と画素9の配列との関係において、前記中心以外の各画素9の位置が、当該画素9に対応する平凸レンズ状集光素18の位置に対して放射方向の「外側」へ向けてずれている発光表示装置の場合では、画素層15の複数の画素9によって形成される第1の画像が、虚像として、実際よりも上方に現出する。このため、文字や模様等の第2の画像が画素による第1の画像よりも沈み込ませるように表示することができる。このように文字や模様等の第2の画像を前記第1の画像よりも沈み込ませるように表示することにより、第2の画像に立体感(奥行き感)を出すことができるため、優れた装飾性や高級感を演出することが可能となる。
次に、前記装飾体3を製造する方法について説明する。本発明において、装飾体3の製造方法については特に限定されないが、例えば以下のような方法を用いることにより容易に製造することができる。ここで、図4〜図6は、第1の実施形態に係る製造方法を説明する説明図であり、図7は、第2の実施形態に係る製造方法を説明する説明図である。更に、図8〜図10は、第3の実施形態に係る製造方法を説明する説明図である。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態に係る装飾体3の製造方法について説明する。この第1の実施形態では、予め装飾体本体部10を別途に作製しておき、同装飾体本体部10に金型を用いて樹脂基材層11を射出成形により成形一体化することによって、装飾体3の製造を行っている。
具体的には、先ず装飾体本体部10を作製するために、光透過シート層14として透明又は半透明の合成樹脂製の透過シート(又は透過フィルム)を準備し、この透過シートの表面側に、スクリーン印刷により膜厚が5μm程度の保護層13を形成する。続いて、この保護層13の表面上に、透明インクを用いてスクリーン印刷を行うことにより、同一の形状及び大きさを有する複数の平凸レンズ状集光素18を所定の規則正しい間隔で並設して、50μm程度の膜厚を有する平凸レンズ状集光素層12を形成する。
一方、光透過シート層14となる透過シートの裏面側には、透過性を有する有色インク及び透明インクを用いてスクリーン印刷を行うことにより、同一の形状及び大きさを有する複数の画素9を所定の規則正しい間隔で並べて、10μm程度の膜厚を有する画素層15を形成する。続いて、同画素層15の裏面に塗料を所定の領域に塗布して、所定形状の透過部19と遮断部20とを有する光透過・遮断層16を5μm程度の膜厚で形成する。その後、この光透過・遮断層16の裏面にスクリーン印刷によって接着層17を形成する。
このようにして透過シート(光透過シート層14)の表面側及び裏面側にそれぞれの層を形成することにより、平板状の装飾体本体部10を作製することができる。その後、得られた装飾体本体部10を平板状のままで、図4に示したように、固定型21と可動型22との間にセットする。このとき、装飾体本体部10の平凸レンズ状集光素層12が形成されている面を可動型22側に向け、接着層17が形成されている面を固定型21側に向けて装飾体本体部10をセットする。
次に、可動型22を固定型21に向けて移動させて型締めした後、図5に示したように、樹脂基材層11を構成する熱可塑性樹脂27を、固定型21のスプルー部23を介して装飾体本体部10と固定型21との間に形成されたキャビティ内に射出して成形する。
その後、型開きを行って、装飾体本体部10の裏面側(接着層17の形成面側)に樹脂基材層11が成形一体化された装飾体3が得られた後、図6に示したように装飾体本体部10の余剰部24を切り離す。これにより、所定の形状を有する装飾体3を製造することができる。そして、この得られた装飾体3の樹脂基材層11が形成されている面(裏面)に光源4を配設することによって、発光表示装置1を製造することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る装飾体3の製造方法について説明する。この第2の実施形態では、予め別途に作製しておいた装飾体本体部10を所定形状に附形した後に、同装飾体本体部10に樹脂基材層11を射出成形により成形一体化することによって、装飾体3の製造を行っている。
具体的に説明すると、先ず前記第1の実施形態と同様にして平板状の装飾体本体部10を作製する。次に、この平板状の装飾体本体部10に真空成形等を行って所定の形状に附形し、更に余剰部の切除を行う。その後、得られた所定形状の装飾体本体部10を、図7に示したように、固定型21と可動型22との間にセットする。そして、可動型22を固定型21に向けて移動させて型締めし、樹脂基材層11を構成する熱可塑性樹脂を、固定型21のスプルー部23を介して装飾体本体部10と固定型21との間に形成されたキャビティ内に射出して成形する。これにより、装飾体本体部10の裏面側に樹脂基材層11が成形一体化された所定形状の装飾体3を得ることができる。
(第3の実施形態)
最後に、第3の実施形態に係る装飾体3の製造方法について、図8〜図10を参照しながら説明する。この第3の実施形態に係る製造方法は、装飾体本体部10を予め別途に作製する前記第1及び第2の実施形態とは異なる方法である。
即ち、第3の実施形態では、樹脂基材層11に接着層17、光透過・遮断層16、及び画素層15を形成した後、光透過シート層14と平凸レンズ状集光素層12とを1回の射出成形によって同時に形成することにより、装飾体3’の製造を行うものである。なお、この第3の実施形態の方法により得られる装飾体3’では、保護層13の形成が省略されており、光透過シート層14と平凸レンズ状集光素層12とが同一の樹脂材料で構成されている。以下、この第3の実施形態に係る製造方法について具体的に説明する。
先ず、熱可塑性樹脂の射出成形を行うことにより所定形状の樹脂基材層11を成形し、得られた樹脂基材層11にスクリーン印刷等を行うことにより、接着層17、光透過・遮断層16、及び画素層15を順次形成して積層物29を作製する。
次に、固定型となる上型25と可動型となる下型26とを有し、上型25のキャビティ面には平凸レンズ状集光素層12の平凸レンズ状集光素18の形状に対応する凹部28が規則正しく配設されている金型を準備する。そして、この金型における下型26の表面に、画素層15等が印刷された積層物29を載置した後、下型26を上型25に向けて移動させて型締めする(図8を参照)。
型締め後、光透過シート層14及び平凸レンズ状集光素層12を構成する熱可塑性樹脂31を、上型25のスプルー部30を介して上型25と積層物29との間に形成されたキャビティ内に射出して成形する(図9を参照)。これにより、図10に示したように、積層物29の画素層15が形成された表面上に、光透過シート層14と平凸レンズ状集光素層12とが一体で形成された装飾体3’を得ることができ、その後、余剰部分が切除される。
以上のような第1〜第3の実施形態に係る製造方法を用いることにより、本発明に係る装飾体3,3’、及び同装飾体3,3’と光源4とを備えた発光表示装置を容易に、且つ安定して製造することができる。
本発明は、自動車等の車輌の運転室内に配設され、文字や模様等を表示する表示装置に好適に適用することができる。
本発明に係る発光表示装置が自動車のインパネに組み込まれた状態を模式的に示す斜視図である。 図1に示したII−II断面図である。 図2に示した発光表示装置の一部を拡大して示した部分拡大断面図である。 第1の実施形態に係る製造方法において、装飾体本体部を固定型と可動型との間にセットする状態を示す説明図である。 第1の実施形態に係る製造方法において、樹脂基材層の射出成形を示す説明図である。 第1の実施形態に係る製造方法において、樹脂基材層の射出成形後に装飾体本体部の余剰部を切り離した状態を示す説明図である。 第2の実施形態に係る製造方法において、所定形状に作製した装飾体本体部を固定型と可動型との間にセットする状態を示す説明図である。 第3の実施形態に係る製造方法において、下型に積層物を載置して型締めを行った状態を示す説明図である。 第3の実施形態に係る製造方法において、光透過シート層と平凸レンズ状集光素層の射出成形を示す説明図である。 第3の実施形態に係る製造方法において得られた装飾体を示す図である。
符号の説明
1 発光表示装置
2 インパネ
3,3’ 装飾体
4 光源
5 配線
9 画素
10 装飾体本体部
11 樹脂基材層
12 平凸レンズ状集光素層
13 保護層
14 光透過シート層
15 画素層
16 光透過・遮断層
17 接着層
18 平凸レンズ状集光素
19 透過部
20 遮断部
21 固定型
22 可動型
23 スプルー部
24 装飾体本体部の余剰部
25 上型
26 下型
27 熱可塑性樹脂
28 凹部
29 積層物
30 スプルー部
31 熱可塑性樹脂

Claims (6)

  1. 同一の形状及び大きさを有する複数の平凸レンズ状集光素が整列して形成された平凸レンズ状集光素層と、同平凸レンズ状集光素層の裏面側に配設された透明又は半透明の光透過シート層と、同光透過シート層の裏面に配設され、同一の形状及び大きさを有する複数の画素が整列して形成された画素層とを備え、
    少なくとも1つの前記平凸レンズ状集光素の位置と少なくとも1つの前記画素の位置とが、積層方向において重なるとともに、前記画素層のその他の各画素の位置が、同画素に対応する平凸レンズ状集光素の位置に対して、前記重なる位置に配設されている平凸レンズ状集光素及び画素を中心として放射方向の内側又は外側へ向けてずれており、且つ、前記中心となる画素から位置が離れるにつれて画素と平凸レンズ状集光素とのずれる幅が大きくされてなる装飾体であって、
    文字や模様等の形状で形成された光の透過部と、光の遮断部とを有する光透過・遮断層を前記画素層の裏面に配設し、
    前記画素層における複数の画素で形成される第1の画像の虚像が、前記光透過・遮断層の透過部を光が透過して形成される第2の画像の位置よりも下方又は上方に見えてなる
    ことを特徴とする装飾体。
  2. 前記光透過シート層の膜厚が0.5mm以上3.0mm以下であることを特徴とする請求項1記載の装飾体。
  3. 前記光透過・遮断層の裏面に、透明又は半透明の熱可塑性樹脂からなる樹脂基材層が配設されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の装飾体。
  4. 前記平凸レンズ状集光素層と前記光透過シート層との間に保護層が配設されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の装飾体。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載された装飾体と、同装飾体の裏面側に配設した光源とを備えてなることを特徴とする発光表示装置。
  6. 前記発光表示装置は、車輌の運転室内に配設されてなることを特徴とする請求項5記載の発光表示装置。
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