JP4765227B2 - Ofdm受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を採用するディジタル放送用の受信装置に使用されるOFDM受信装置に関する。
【0002】
地上波放送は、衛星放送とは異なり、ビル等の建造物による反射波の影響を受けやすい。このため、日本と欧州では、地上波ディジタル放送の変調方式として、マルチパスに強いOFDM変調方式を採用するとしている。日本の地上波ディジタル放送の大きな特徴は、1チャンネルの周波数帯域を13個のセグメントに分割し、更に、セグメントを3つの階層に分割して各々の階層で異なるトランスポートストリームを伝送できる階層伝送にある。
【0003】
【従来の技術】
図5は従来提案されている地上波ディジタル放送用のOFDM送信装置の伝送路符号化部の一例を示すブロック回路図である。図5中、1は1パケットを188バイトとするMPEG2方式の3種類のトランスポートストリームTSA、TSB、TSCをヌルバイトが含まれる1パケットを204バイトとする1個のトランスポートストリームに多重化するTS再多重化回路、2はTS再多重化回路1が出力するトランスポートストリームに対してRS(Reed Solomon)符号化処理を行うRS符号化回路である。
【0004】
3はRS符号化回路2が出力するトランスポートストリームを3個の階層に分割する階層分割回路、4A、4B、4Cは各階層のトランスポートストリームについて周波数スぺクトラムを平均化するエネルギー拡散処理を行うエネルギー拡散回路、5A、5B、5Cはエネルギー拡散回路4A、4B、4Cが出力するトランスポートストリームについてバイト単位でインターリーブ処理を行うバイトインターリーブ回路である。
【0005】
6A、6B、6Cはバイトインターリーブ回路5A、5B、5Cが出力するトランスポートストリームについて畳み込み符号化処理を行う畳み込み符号化回路、7A、7B、7Cは畳み込み符号化回路6A、6B、6Cが出力するトランスポートストリームから符号化ビットの一部を消去することによって、より高い符号化率のトランスポートストリームを作出するパンクチュア回路、8A、8B、8Cはパンクチュア回路7A、7B、7Cが出力するトランスポートストリームについてビット単位でインターリーブ処理を行うビットインターリーブ回路である。
【0006】
9A、9B、9Cはビットインターリーブ回路8A、8B、8Cが出力するトランスポートストリームをOFDM変調用の搬送波に変調するためのマッピング処理を行うマッピング回路、10はマッピング回路9A、9B、9Cが出力する3個の階層のトランスポートストリームを階層合成する階層合成回路、11は階層合成回路10が出力するトランスポートストリームについて時間方向のインターリーブ処理を行う時間インターリーブ回路である。
【0007】
12は時間インターリーブ回路11が出力するトランスポートストリームについて周波数方向のインターリーブ処理を行う周波数インターリーブ回路、13は周波数インターリーブ回路12が出力するトランスポートストリームをOFDMフレーム構成のビットストリームに変換するOFDMフレーム構成回路、14はOFDMフレーム構成回路13が出力するOFDMフレーム構成のビットストリームを逆高速フーリエ変換して時間軸上の送信信号にするIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)回路である。
【0008】
表1は伝送パラメタを示しており、OFDMフレームは、伝送帯域を13個のセグメントに分割され、各々のセグメントは、MODE1で108個、MODE2で216個、MODE3で432個のキャリアで構成される。また、13セグメントを1OFDMシンボルとし、204シンボルで1OFDMフレームとされる。
【0009】
【表1】
【0010】
図6は従来提案されている地上波ディジタル放送用のOFDM受信装置の伝送路復号化部の一例を示すブロック回路図である。図6中、15は選局されて周波数変換及びディシタル変換された時間軸上の受信信号を高速フーリエ変換して周波数軸上の信号に復調するFFT(Fast Fourier Transform)回路、16はFFT回路15の出力信号について、DQPSK変調信号については差動復調を行い、QPSK変調信号、16QAM変調信号及び64QAM変調信号については同期復調を行う差動復調・同期復調回路である。
【0011】
17は差動復調・同期復調回路16が出力するビットストリームについて周波数方向のデインターリーブ処理を行う周波数デインターリーブ回路、18は周波数デインターリーブ回路17が出力するビットストリームについて時間方向のデインターリーブ処理を行う時間デインターリーブ回路、19は時間デインターリーブ回路18が出力するビットストリームを3個の階層に分割する階層分割回路、20A、20B、20Cは各階層のビットストリームについてデマッピング処理を行うデマッピング回路である。
【0012】
21A、21B、21Cはデマッピング回路20A、20B、20Cが出力するビットストリームについてビット単位でデインターリーブ処理を行うビットデインターリーブ回路、22A、22B、22Cはビットデインターリーブ回路21A、21B、21Cが出力するビットストリームについてデパンクチュア処理を行うデパンクチュア回路、23A、23B、23Cはデパンクチュア回路22A、22B、22Cが出力するビットストリームのデータを蓄積する階層バッファである。
【0013】
24は階層バッファ23A、23B、23Cに蓄積されたビットストリームのデータを選択して出力するセレクタ、25、26は1トランスポートパケット分のデータを蓄えるためのTSバッファ、27、28はヌルパケットを生成するヌルTSP回路、29はTSバッファ25に蓄積されたトランスポートパケット又はヌルTSP回路27が生成するヌルパケットのいずれかを選択して出力するセレクタ、30はTSバッファ26に蓄積されたトランスポートパケット又はヌルTSP回路28が生成するヌルパケットのいずれかを選択して出力するセレクタ、31はセレクタ29、30の出力のいずれかを選択して出力するセレクタである。
【0014】
ここで、セレクタ24は、階層バッファ23A、23B、23Cのいずれかに1トランスポートパケット分のデータが蓄積されると、そのデータを選択して、TSバッファ25、26のうち、データが蓄積されていないTSバッファに転送する。TSバッファ25、26においては、先行するデータを蓄積しているTSバッファからのデータが読み出される。そこで、セレクタ29は、TSバッファ25からデータが読み出される場合には、TSバッファ25から読み出されるデータを選択して出力し、TSバッファ25内にデータがなくなった場合には、ヌルTSP回路27が出力するヌルパケットを選択して出力し、TSバッファ25から出力したデータにヌルパケットを付加する。
【0015】
また、セレクタ30は、TSバッファ26からデータが読み出される場合には、TSバッファ26から読み出されるデータを選択して出力し、TSバッファ26内にデータがなくなった場合には、ヌルTSP回路28が出力するヌルパケットを選択して出力し、TSバッファ26から出力したデータにヌルパケットを付加する。更に、セレクタ31は、セレクタ29、30の選択を行い、ヌルパケットが付加されたトランスポートパケットを出力する。このようにして、OFDMフレーム構成のビットストリームからトランスポートストリームが再生される。
【0016】
32はセレクタ31が出力するトランスポートストリームを3階層に分割する階層分割回路、33A、33B、33Cは各階層のトランスポートストリームについてビタビ復号処理を行うビタビ復号回路、34A、34B、34Cはビタビ復号回路33A、33B、33Cが出力するトランスポートストリームについてバイト単位でデインターリーブ処理を行うバイトデインターリーブ回路である。
【0017】
35A、35B、35Cはバイトデインターリーブ回路34A、34B、34Cが出力するトランスポートストリームについてエネルギー逆拡散処理を行うエネルギー逆拡散回路、36はエネルギー逆拡散回路35A、35B、35Cが出力するトランスポートストリームを階層合成する階層合成回路、37は階層合成回路が出力する階層合成されてなるトランスポートストリームについてRS復号処理を行い、送信装置で再多重化されてなるトランスポートストリームを再生して出力するRS復号回路である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示す伝送路復号化部を有する従来例の受信装置では、ビタビ復号処理前にOFDMフレーム構成のビットストリームからトランスポートストリームを再生するとしているので、階層バッファ23A、23B、23C及びTSバッファ25、26が必要となるが、ビタビ復号処理以前のデータにはビタビ復号による誤り訂正に必要な冗長な情報が含まれていることから、階層バッファ23A、23B、23C及びTSバッファ25、26としてメモリ容量が大きなバッファを必要とすると共に、3個のビタビ復号回路33A、33B、33Cを設けているので、回路規模が大きくなってしまうという問題点があった。
【0019】
本発明は、かかる点に鑑み、回路規模の縮小化を図ることができるようにしたOFDM受信装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明のOFDM受信装置は、階層に対応させて1個のビタビ復号回路を設けると共に、このビタビ復号回路によるビタビ復号処理後にトランスポートストリーム再生処理を行うことができるようにトランスポートストリーム再生回路を設けるというものである。
【0021】
本発明によれば、ビタビ復号処理後にトランスポートストリーム再生処理が行われるので、ビタビ復号による誤り訂正に必要な冗長な情報が含まれていないOFDM構成のビットストリームからトランスポートストリームを再生することができる。したがって、トランスポートストリーム再生用のバッファとしてメモリ容量の大きなバッファを必要としない。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態が備える伝送路復号化部の構成を示すブロック回路図であり、本発明の一実施形態は、図1に示す伝送路復号化部を備え、その他については、従来周知のように構成される。
【0023】
図1中、38は選局されて周波数変換及びディシタル変換された時間軸上の受信信号を高速フーリエ変換して周波数軸上の信号に復調するFFT回路、39はFFT回路38の出力信号について、DQPSK変調信号については差動復調を行い、QPSK変調信号、16QAM変調信号及び64QAM変調信号については同期復調を行う差動復調・同期復調回路である。
【0024】
40は差動復調・同期復調回路39が出力するビットストリームについて周波数方向のデインターリーブ処理を行う周波数デインターリーブ回路、41は周波数デインターリーブ回路40が出力するビットストリームについて時間方向のデインターリーブ処理を行う時間デインターリーブ回路、42は時間デインターリーブ回路41が出力するビットストリームを3個の階層に分割する階層分割回路である。
【0025】
43A、43B、43Cは各階層のビットストリームについてデマッピング処理を行うデマッピング回路、44A、44B、44Cはデマッピング回路43A、43B、43Cが出力するビットストリームについてビット単位でデインターリーブ処理を行うビットデインターリーブ回路、45A、45B、45Cはビットデインターリーブ回路44A、44B、44Cが出力するビットストリームについてデパンクチュア処理を行うデパンクチュア回路である。
【0026】
46は差動復調・同期復調回路39が出力するビットストリームからTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)情報である変調方式、畳み込み符号化率、使用セグメント数を抽出するTMCC復号回路、47はTMCC復号回路46が抽出した変調方式、畳み込み符号化率、使用セグメント数の各情報を入力して、受信シンボル内で生成される各階層のパケット数を計算するシンボル内パケット数計算回路である。
【0027】
受信シンボル内で生成される各階層のパケット数Tnの演算式は、数1に示す通りである。但し、Sはその階層が使用するセグメント数(0〜13)、Mは変調方式で決定される値(64QAMの場合は「6」、16QAMの場合は「4」、QPSK及びDQPSKの場合は「2」)、Rは畳み込み符号化率(1/2、2/3、3/4、5/6、7/8)、Tn-1は前シンボルでの余りである。
【0028】
【数1】
【0029】
48はデパンクチュア回路45A、45B、45Cが出力する各階層のビットストリームについてビタビ復号処理を行うビタビ復号回路、49A、49B、49Cはビタビ復号回路48が出力する各階層のビットストリームについてバイト単位でデインターリーブ処理を行うバイトデインターリーブ回路、50A、50B、50Cはバイトデインターリーブ回路49A、49B、49Cが出力するビットストリームについてエネルギー逆拡散処理を行うエネルギー逆拡散回路である。
【0030】
51はエネルギー逆拡散回路50A、50B、50Cが出力する3個の階層のビットストリームを階層合成する階層合成回路、52は階層合成回路51が出力するOFDM構成のビットストリームからトランスポートパケットを単位とするトランスポートストリームを再生するTS再生回路、53はTS再生回路52が出力するトランスポートストリームについてRS復号処理を行い、送信装置で再多重化されてなるトランスポートストリームを再生して出力するRS復号回路である。
【0031】
図2はビタビ復号回路48の構成を示すブロック回路図である。図2中、54は制御回路、55は制御回路54に制御されて入力データ(デパンクチュア回路45A、45B、45Cのいずれかが出力するデータ)又はダミーデータのいずれかを選択して出力するセレクタ、56はブランチメトリックを計算するブランチメトリック回路、57は各状態へのブランチメトリックの累積値であるパスメトリックを計算し、生き残りパスを選択するACS(Add Compare Select)回路、58はビタビ復号の候補を必要段数だけ記憶するパスメモリ、59はパスメモリ58の内容に基づいて最丈の生き残りパスを探索するトレースバック回路である。
【0032】
60A、60B、60CはACS回路57に対応して設けられているレジスタ、61は制御回路54に制御されてレジスタ60A、60B、60Cのいずれかの選択を行うセレクタ、62A、62B、62Cはパスメモリ58に対応して設けられているレジスタ、63は制御回路54に制御されてレジスタ62A、62B、62Cのいずれかの選択を行うセレクタ、64A、64B、64Cはトレースバック回路59に対応して設けられているレジスタ、65は制御回路54に制御されてレジスタ64A、64B、64Cのいずれかの選択を行うセレクタである。
【0033】
レジスタ60A、62A、64Aは、デパンクチュア回路45Aが出力するビットストリームについてビタビ復号が終了した時、ACS回路57、パスメモリ58、トレースバック回路59に残存しているデータを退避させるためのものであり、レジスタ60A、62A、64Aに退避させたデータは、再び、デパンクチュア回路45Aが出力するビットストリームについてビタビ復号を行う時に、ACS回路57、パスメモリ58、トレースバック回路59に設定される。
【0034】
レジスタ60B、62B、64Bは、デパンクチュア回路45Bが出力するビットストリームについてビタビ復号が終了した時、ACS回路57、パスメモリ58、トレースバック回路59に残存しているデータを退避させるためのものであり、レジスタ60B、62B、64Bに退避させたデータは、再び、デパンクチュア回路45Bが出力するビットストリームについてビタビ復号を行う時に、ACS回路57、パスメモリ58、トレースバック回路59に設定される。
【0035】
レジスタ60C、62C、64Cは、デパンクチュア回路45Cが出力するビットストリームについてビタビ復号が終了した時、ACS回路57、パスメモリ58、トレースバック回路59に残存しているデータを退避させるためのものであり、レジスタ60C、62C、64Cに退避させたデータは、再び、デパンクチュア回路45Cが出力するビットストリームについてビタビ復号を行う時に、ACS回路57、パスメモリ58、トレースバック回路59に設定される。
【0036】
制御回路54は、シンボル内パケット数計算回路47が計算したパケット数の情報を入力し、ビタビ復号処理中の階層のパケットの入力数をカウントし、ビタビ復号処理中の階層の最後のパケットが入力されるまでは、セレクタ55にビタビ復号処理中の階層のデータを入力させる。
【0037】
そして、制御回路54は、ビタビ復号処理中の階層の最後のパケットが入力された時は、周波数デインターリーブ回路40、時間デインターリーブ回路41、階層分割回路42、デマッピング回路43A、43B、43C、ビットデインターリーブ回路44A、44B、44C及びデパンクチュア回路45A、45B、45Cに対して動作停止指示信号を出力し、ビタビ復号処理以前の復号動作を一時停止させると共に、セレクタ55にダミーデータを選択させる。
【0038】
更に、制御回路54は、その後、ビタビ復号処理中の階層のビタビ復号が終了した時は、ACS回路57、パスメモリ58、トレースバック回路59に残存しているデータを、レジスタ60A〜60C、62A〜62C、64A〜64Cのうちの対応するレジスタに退避させ、再度、同一階層のビットストリームについてビタビ復号処理を行うときに、これらのデータをACS回路57、パスメモリ58、トレースバック回路59に復帰させる。
【0039】
図3はTS再生回路52の構成を示すブロック回路図である。図3中、66はメモリ制御回路、67はTS再生メモリ、68はヌルパケット生成回路、69はTS再生メモリ67から出力されるトランスポートパケット又はヌルパケット生成回路68から出力されるヌルパケットのいずれかを選択して出力するセレクタ、70は書き込みポインタレジスタ、71は読み出しポインタレジスタ、72は階層情報レジスタ、73はモデル受信機である。
【0040】
図4はTS再生メモリ67、書き込みポインタレジスタ70、読み出しポインタレジスタ71及び階層情報レジスタ72の構成を示す図である。TS再生メモリ67はトランスポートストリームを204バイト(1パケット単位)で管理するものであり、パケット単位で複数個のブロックに分割されている。
【0041】
書き込みポインタレジスタ70は、現在、どのブロックに書込み中であるかを示すものである。読み出しポインタレジスタ71は、読み出し可能なブロックを示すものである。階層情報レジスタ72は、読み出しポインタレジスタ71とリンクし、読み出し可能なブロックに蓄積されているトランスポートパケットは、どの階層のものであるかを示すものである。
【0042】
モデル受信機73は、モデル受信機動作を演算回路によりシミュレートするものであり、メモリ制御回路66に、どの階層のトランスポートパケットを出力するか、または、ヌルパケットを出力するかを指示するものである。
【0043】
ここで、TS再生メモリ67にトランスポートパケットのデータを書き込む場合、書き込みポインタレジスタ70のフラグを参照し、書き込み可能なブロックを探索する。書き込み可能なブロックが決まれば、書き込み可能フラグを反転し、TS再生メモリ67に書込みを開始する。1パケット分の書き込みが完了した時は、読み出しポインタレジスタ71の書き込みポインタで示される部分に、1パケット分の書き込みが完了したブロック番号と階層情報を読み出し可能ブロックとその階層情報として書き込み、書き込みポインタをインクリメントする。
【0044】
TS再生メモリ67からトランスポートパケットのデータを読み出す場合、読み出しポインタレジスタ71の読み出しポインタで示されるレジスタに記憶されているブロックから読み出しを開始する。1パケット分の読み出しが完了した時は、そのブロックの書き込み可能フラグを反転し、読み出しポインタをインクリメントする。TS再生メモリ67からの読み出しは、モデル受信機73の動作をシミュレートしながら行い、TS再生メモリ67から読み出すべきトランスポートストリームが存在しない場合には、ヌルパケットの挿入を行う。
【0045】
以上のように、本実施形態によれば、ビタビ復号処理後にTS再生処理が行われるので、TS再生回路52は、ビタビ復号による誤り訂正に必要な冗長な情報が含まれていないOFDM構成のビットストリームからトランスポートストリームを再生することができる。この結果、TS再生メモリ67として容量の大きなメモリを必要としないので、メモリ量の大幅な削減を図ることができる。また、ビタビ復号回路として、全階層に対応させて1個のビタビ復号回路48を設けるとしている。したがって、回路規模の縮小化を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ビタビ復号処理後にトランスポートストリーム再生処理を行うように構成したことにより、ビタビ復号による誤り訂正に必要な冗長な情報が含まれていないOFDM構成のビットストリームからトランスポートストリームを再生することができるので、メモリ量の大幅な削減を図ることができると共に、ビタビ復号回路として、全階層に対応させて1個のビタビ復号回路を設けるとしているので、回路規模の縮小化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が備える伝送路復号化部の構成を示すブロック回路図である。
【図2】本発明の一実施形態が備えるビタビ復号回路の構成を示すブロック回路図である。
【図3】本発明の一実施形態が備えるTS(トランスポートストリーム)再生回路の構成を示すブロック回路図である。
【図4】本発明の一実施形態が備えるTS(トランスポートストリーム)再生メモリ、書き込みポインタレジスタ、読み出しポインタレジスタ及び階層レジスタの構成を示す図である。
【図5】従来提案されている地上波ディジタル放送用のOFDM送信装置の伝送路符号化部の一例を示すブロック回路図である。
【図6】従来提案されている地上波ディジタル放送用のOFDM受信装置の伝送路復号化部の一例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
TSA、TSB、TSC…トランスポートストリーム
Claims (6)
- 複数の階層に対応させて1個のビタビ復号回路を設けると共に、該ビタビ復号回路によるビタビ復号処理後にトランスポートストリーム再生処理を行うことができるようにトランスポートストリーム再生回路を設け、
前記ビタビ復号回路は、ビタビ復号処理中の階層のビタビ復号が終了した時は、前記ビタビ復号回路内に残存する階層のデータを退避させる機能を備えていること
を特徴とするOFDM受信装置。 - 前記データが退避された階層に対して再度ビタビ復号処理が行われるとき、前記退避されたデータをACS回路、パスメモリまたはトレースバック回路に復帰させること
を特徴とする請求項1に記載のOFDM受信装置。 - 前記ビタビ復号回路にビタビ復号処理中の階層の最後のパケットが入力した時は、ビタビ復号処理以前の復号動作を一時停止させると共に、前記ビタビ復号回路にダミーデータを入力する機能を備えていること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のOFDM受信装置。 - 複数の階層に対応させて1個のビタビ復号回路を設けると共に、該ビタビ復号回路によるビタビ復号処理後にトランスポートストリーム再生処理を行うことができるようにトランスポートストリーム再生回路を設け、
前記ビタビ復号回路にビタビ復号処理中の階層の最後のパケットが入力した時は、ビタビ復号処理以前の復号動作を一時停止させると共に、前記ビタビ復号回路にダミーデータを入力する機能を備えていること
を特徴とするOFDM受信装置。 - デパンクチュア回路から出力されるビットストリームと前記ダミーデータとの何れかを選択する第1選択回路を備えること
を特徴とする請求項3又は請求項4に記載のOFDM受信装置。 - 前記トランスポートストリーム再生回路は、
トランスポートパケットとヌルパケットとの何れかを選択する第2選択回路を含むこと
を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のOFDM受信装置。
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