JP4765084B2 - メモリシステム、および該メモリシステムに搭載されるリフレッシュ動作が必要なメモリ - Google Patents

メモリシステム、および該メモリシステムに搭載されるリフレッシュ動作が必要なメモリ Download PDF

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Description

この発明は、リフレッシュ動作が必要なメモリデバイスを含むメモリシステム、および該メモリシステムに搭載されるリフレッシュ動作が必要なメモリに関する。
例えば、特許文献1には、コンピュータシステムの状態に応じてメモリモジュールのリフレッシュレートを動的に調整する方法及び装置が開示されている。
特許文献1の装置は、複数のシステム状態を監視する手段と、監視するシステム状態のうちの少なくとも1つにおける変化を検出する手段と、監視するシステム状態のうちの少なくとも1つにおける変化の検出に応じて、コンピュータシステムの現在の状態における最適リフレッシュレートを判定する判定手段と、リフレッシュレートを判定された最適リフレッシュレートに設定する手段とを備えている。
特許文献1の装置によれば、リフレッシュレートを変更することができない場合とは異なり、リフレッシュレートを最適リフレッシュレートに設定することができる。これにより、例えば、コンピュータシステムがリブートすることを考慮して、冷却システムを過剰に設計することを要しない。そのため、コンピュータシステムに関係する環境設備(冷却システム等)の過剰設定に伴う高コスト化を回避することができる。
特開2006−120144号公報
ところで、小型化や高性能化の要請に応えるため、近年のメモリにおいては、複数のメモリを実装したMCP(Multi−Chip−Package)構造やPOP(Package―On―Package)構造が採用されている。
DRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)では、時間の経過とともに該DRAMに書き込まれたメモリセルのデータが消え去ることを防ぐため、所定の周期でデータを保持するためのリフレッシュ動作が必要となる。
ところが、DRAMでは、温度が上昇するにつれてデータ保持時間が短くなるため、温度が上昇するにつれて頻繁にリフレッシュ動作を行うことが求められる。
そこで、DRAMと該DRAMとは異なりリフレッシュ動作が不要なメモリとを実装するMCP構造では、リフレッシュ動作が不要なメモリが放出する熱によってDRAMの温度が上昇すると、DRAMがデータを保持する時間が短くなる。このため、DRAMの温度が上昇するにつれて、データが消え去ることを防ぐことが困難になり、DRAMのリフレッシュ動作の性能が劣ることが考えられる。
また、前記特許文献1に開示される複数のシステム状態を監視する手段(温度検出素子等)は、MCP(マルチチップパッケージ)デバイス内やPOP(パッケージオンパッケージ)デバイス内には付加できない。複数のチップダイが一つに樹脂などで実装される(例えば積層される)デバイス構造では、前記監視手段を組み込むことは構造的に難しく、また前記実装デバイスの温度と消費電力が、前記監視手段自身の消費電力とその熱量により更に付加されるという悪循環となる。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、複数のメモリの内、リフレッシュ動作が不要なメモリが放出する熱の影響を受けて、リフレッシュ動作が必要なメモリのリフレッシュ動作におけるデータ保持特性の悪化を防止することができるメモリシステム、および該メモリシステムに搭載されるリフレッシュ動作が必要なメモリを提供することを目的とする。
本発明に係るメモリシステムは、リフレッシュ動作が必要なメモリとリフレッシュ動作が不要なメモリとを含む複数のメモリを有するメモリシステムにおいて、リフレッシュ動作の不要なメモリに対するアクセスコマンドを認識するコマンド認識部と、コマンド認識部によりアクセス開始指令を認識することに応じて、リフレッシュ動作の周期を、アクセス開始指令の認識以前に設定されていた周期に比して短周期に変更するリフレッシュ周期変更部とを備えて構成されている。
本発明に係るメモリシステムでは、リフレッシュ動作が必要なメモリとリフレッシュ動作が不要なメモリとが含まれている。コマンド認識部では、リフレッシュ動作の不要なメモリに対するアクセスコマンドを認識しており、アクセスコマンドがリフレッシュ動作の不要なメモリにおけるアクセス開始指令であると認識されると、リフレッシュ周期変更部が、リフレッシュ動作が必要なメモリのリフレッシュ動作の周期を、リフレッシュ動作の不要なメモリにおけるアクセス開始指令の認識以前に設定されていた周期に比して短周期に変更する。
これにより、リフレッシュ動作が不要なメモリへのアクセス開始指令に対して、該メモリが動作を開始し発熱量が増加することに対応して、リフレッシュ動作が必要なメモリでのリフレッシュ動作の周期を短周期化することができる。リフレッシュ動作が不要なメモリの動作に伴う発熱によりリフレッシュ動作が必要なメモリの温度が上昇してデータの保持時間が短くなる場合にも、データ保持特性の変化に応じてリフレッシュ動作の周期を変更することができる。リフレッシュ動作が不要なメモリの動作状況に関わらず、リフレッシュ動作が必要なメモリにおいてデータを保持することができる。
本発明に係るリフレッシュ動作が必要なメモリの第1の態様は、リフレッシュ動作が不要なメモリを含む複数のメモリを有するメモリシステムに搭載されるリフレッシュ動作が必要なメモリであって、リフレッシュ動作の不要なメモリに対するアクセスコマンドを認識するコマンド認識部と、コマンド認識部によりアクセス開始指令を認識することに応じて、リフレッシュ動作の周期を、アクセス開始指令の認識以前に設定されていた周期に比して短周期に変更するリフレッシュ周期変更部とを備えて構成されることが好ましい。これにより、リフレッシュ動作が不要なメモリのアクセス開始状況を、リフレッシュ動作が必要なメモリ自らが把握し、リフレッシュ動作の周期を変更することができる。
本発明に係るリフレッシュ動作が必要なメモリの第2の態様は、リフレッシュ動作が不要なメモリを含む複数のメモリを有するメモリシステムに搭載されるリフレッシュ動作が必要なメモリであって、リフレッシュ動作の不要なメモリから、該リフレッシュ動作の不要なメモリに対してアクセス開始が指令されたことを報知する報知信号を受けて、リフレッシュ動作の周期を、報知信号の受信以前に設定されていた周期に比して短周期に変更するリフレッシュ周期変更部を備えて構成されることが好ましい。これにより、リフレッシュ動作が必要なメモリは、外部より報知信号を受けることにより、リフレッシュ動作の周期を変更することができる。
本発明のメモリシステム、および該メモリシステムに搭載されるリフレッシュ動作が必要なメモリによれば、複数のメモリの内、リフレッシュ動作が不要なメモリが放出する熱の影響を受けて、リフレッシュ動作が必要なメモリにおけるリフレッシュ動作の性能が劣ることを防止することができる。
本発明の第1実施形態を、図1ないし図6を参照しつつ説明する。図1は、第1実施形態のメモリシステム1の回路ブロック図である。メモリシステム1は、シンクロナスDRAMコントローラ10(SDRAMコントローラ10)と、シンクロナスDRAM20(SDRAM20)と、シンクロナスフラッシュメモリ30(SNVM30)とを備えている。
メモリシステム1は、SDRAM20とSNVM30とが積層構造で組み合わされて樹脂などで封止された図2に開示されるMCP(マルチチップパッケージ)デバイスで構成されている。更に、SDRAMコントローラ10が、前記MCPのチップ2(他の機能チップダイ)として組み込まれる。但し、SDRAMコントローラ10は、熱量の設計からMCPの外部に配置してもよい。この場合、チップ2(他の機能チップダイ)は、例えばNANDメモリやSRAMなどを組み込むことができる。一方、樹脂などで封止されたSDRAM20(チップ1)部品P1と、別の樹脂などで封止されたSNVM30(チップ3)およびSDRAMコントローラ10(チップ2)が積層構造で組み合わされて樹脂などで封止された部品P2とが、図3に開示されるPOP(パッケージオンパッケージ)デバイスで構成されている。尚、能動部品としてのSDRAMコントローラ10、受動部品としてのSDRAM20、およびSNVM30の、前記MCP/前記POP内の配置場所(チップ1〜3への割付け)は、任意である。また、SDRAMコントローラ10は、熱量の設計からPOPの外部に配置してもよい。この場合、チップ2(他の機能チップダイ)は、例えばNANDメモリやSRAMなどを組み込むことができる。しかし、動作周波数の高く消費電力が大きなSDRAM20とSNVM30は、他の機能チップダイ(チップ2)を介在して分散配置されることが望ましい。
メモリシステム1では、SDRAM20とSNVM30とがSDRAMコントローラ10に同一の制御線(CLK、CKE、RAS#、CAS#、WE#)、同一のアドレス線(AD)、および同一のデータ線(DQ)で接続されるものの、SDRAMコントローラ10から制御されるコマンド体系(アクティブコマンド、リードやライトコマンド、プリチャージコマンド)は、SDRAM20とSNVM30とで共有される。この場合は、チップセレクト信号CS#1およびCS#2が、SDRAM20およびSNVM30にそれぞれ入力されているので、同一のコマンドであっても、SDRAM20およびSNVM30を個別にアクセスすることができる。一方、SDRAM20が固有に備えるメモリセルのデータ保持機能のためのリフレッシュコマンド等は、SDRAM20固有の体系を有している。SNVM30が固有に備えるメモリセルの消去機能のためのイレースコマンド等は、SNVM30固有の体系を有している。SDRAM20とSNVM30とは、それぞれデータの記憶方式が異なり、異なる制御方法でアクセスが行なわれるからである。更に、SDRAM20とSNVM30は、前述のNANDメモリやSRAMなどとは異なるコマンド体系で制御される。NANDメモリやSRAMは、SDRAMコントローラ10とは異なるメモリコントローラによって制御されるからである。
メモリシステム1では、前記同一の制御線、アドレス線、およびデータ線である複数の信号線によって、SDRAMコントローラ10、SDRAM20、およびSNVM30が低抵抗で高熱伝導率(50〜400W/mK)な金属系の材料で互いに共通に接続されている。前記複数の信号線は、樹脂などで封止された前記MCP/前記POP内に設置される。
SDRAM20およびSNVM30には、クロック信号CLK、イネーブルクロック信号CKE、ロウアドレスセレクト信号RAS#、カラムアドレスセレクト信号CAS#、ライトイネーブル信号WE#、アドレス信号AD及びデータ信号DQが、前記低抵抗で前記高熱伝導率な金属系の材料でそれぞれ共通に入出力される。
チップセレクト信号CS1#は、SDRAM20のみに入力される。チップセレクト信号CS2#は、SNVM30のみに入力される。
低抵抗で高熱伝導率な同一の制御線、アドレス線、およびデータ線(CLK、CKE、RAS#、CAS#、WE#、AD、DQ)で接続されたSDRAM20とSNVM30とは、互いの動作による発熱を短時間で共有する。MCPデバイス(図2)やPOPデバイス(図3)内で共有接続する前記同一線を通じて、熱を共有するからである。SDRAM20のメモリセルのデータ保持特性が熱要素に依存する場合、SDRAM20が動作していなくとも(メモリセルのデータ保持機能である所定時間の周期によるリフレッシュ動作のみ)、SDRAM20は、SNVM30の高速な動作による発熱を短時間に共有しメモリセルのデータ保持特性が劣化する。MCPデバイスやPOPデバイス内の発熱量が最も大きなケースは、SDRAM20とSNVM30とが同時に動作する時であり、例えばSDRAMコントローラ10の指令によりSDRAM20とSNVM30間でデータの転送を行なう動作である。
図1のメモリシステム1では、SDRAMコントローラ10およびSNVM30は、従来と同様の構成のものが使用されている。これに対して、SDRAM20は、SDRAM20に関するコマンドをデコードすることに加えてSNVM30に対するアクセスコマンドをデコードするコマンド判定回路21を備えて構成されている。これは、SDRAM20が、SNVM30の高速な動作による発熱をSNVM30に対するアクセスコマンドによって認識するためである。
図4は、SDRAM20の回路ブロック図である。コマンド判定回路21、モードレジスタ22、リフレッシュ制御回路23、メモリセル24、およびリフレッシュ管理部27を備えている。
コマンド判定回路21は、コマンドデコーダ回路21AおよびNVコマンドデコーダ回路21Bを備えている。コマンドデコーダ回路21AおよびNVコマンドデコーダ回路21Bには、クロック信号CLKおよび各種制御信号SIGNALSが入力される。各種制御信号SIGNALSとは、イネーブルクロック信号CKE、ロウアドレスセレクト信号RAS#、カラムアドレスセレクト信号CAS#、ライトイネーブル信号WE#である。コマンドデコーダ回路21Aは、チップセレクト信号CS1#を入力し、クロック信号CLKおよび各種制御信号SIGNALSに対応して、SDRAMコントローラ10がSDRAM20へ発行するコマンドを認識する。一方、NVコマンドデコーダ回路21Bは、チップセレクト信号CS1#、チップセレクト信号CS2#ともに入力されず、クロック信号CLKおよび各種制御信号SIGNALSのみが入力される。よって、NVコマンドデコーダ回路21Bは、SDRAMコントローラ10がSDRAM20とSNVM30へ発行する両者のコマンドを認識する。後述するモードレジスタ変更信号MRSCは、図示しないコマンドデコーダ回路21AとNVコマンドデコーダ回路21B間の論理合成により生成される。一例として、NVコマンドデコーダ回路21Bがコマンドを認識した場合で、且つコマンドデコーダ回路21Aがコマンドを認識しない場合に、NVコマンドデコーダ回路21Bは、SNVM30が動作することを認識して、モードレジスタ変更信号MRSCを生成する。前述のSDRAM20とSNVM30間でデータの転送を行なう場合の論理合成は、NVコマンドデコーダ回路21Bがコマンドを認識した場合で、且つコマンドデコーダ回路21Aがコマンドを認識する場合に、NVコマンドデコーダ回路21Bは、SNVM30とSDRAM20とが動作することを認識して、モードレジスタ変更信号MRSCを生成する。コマンド判定回路21は、SDRAMコントローラ10が発行するSDRAM20に対するモードレジスタ設定コマンドをコマンドデコーダ回路21Aで認識し、モードレジスタ設定信号MRSSをモードレジスタ22へ出力する。更に、SDRAMコントローラ10が発行するSNVM30に対するアクセスコマンドをNVコマンドデコーダ回路21Bで認識し、モードレジスタ変更信号MRSCをモードレジスタ22へ出力する。
モードレジスタ22は、モードレジスタ設定信号MRSSに従ってリフレッシュ動作周期管理情報を取り込み、リフレッシュ動作周期情報信号をリフレッシュ管理部27へ出力する。ここで、リフレッシュ動作周期情報信号はリフレッシュ動作周期管理情報の一つである。また、リフレッシュ動作周期管理情報は、モードレジスタ変更信号MRSCにより、変更される。
リフレッシュ管理部27は、リフレッシュ動作周期を計測するタイマ25を備えている。リフレッシュ管理部27は、電源投入後から動作し続けるタイマ25の出力を、リフレッシュ動作周期情報信号に対応してリフレッシュ動作周期毎にリフレッシュ制御回路23へリフレッシュ要求信号を出力する。
リフレッシュ制御回路23は、リフレッシュアドレスカウンタ26を備えている。リフレッシュ制御回路23は、リフレッシュ要求信号が入力され、リフレッシュ要求信号に対応してリフレッシュアドレスカウンタ26でリフレッシュアドレスを生成する。また、リフレッシュ制御回路23は、前記リフレッシュアドレスと共にメモリセル24へメモリセル制御信号を出力する。
メモリセル24は、前記リフレッシュアドレスと前記メモリセル制御信号に従ってメモリセルのリフレッシュ(データ保持のための再電荷注入)を行なう。
ここで、NVコマンドデコーダ回路21Bにより認識されるSNVM30に対するアクセスコマンドとは、アクセス開始指令およびアクセス終了指令である。NVコマンドデコーダ回路21Bにより、SDRAM20はSNVM30に対応するアクセス状態を認識することができる。アクセス開始指令が認識されると、モードレジスタ変更信号MRSCを出力する。モードレジスタ22は、モードレジスタ変更信号MRSCによりリフレッシュ動作周期管理情報を変更して、リフレッシュ動作の周期の設定をより短周期に変更する。また、アクセス終了指令が認識されると、モードレジスタ変更信号MRSCを出力する。モードレジスタ22は、このモードレジスタ変更信号MRSCによりリフレッシュ動作周期管理情報を変更して、リフレッシュ動作の周期の設定を元の周期に戻す。ここで、元の周期とは、モードレジスタ設定信号MRSSによりデータ信号DQを介してSDRAMコントローラ10から設定された周期である。尚、短周期に変更するモードレジスタ変更信号MRSCと元の周期に戻すモードレジスタ変更信号MRSCは、異なる信号線であってもよい。
尚、NVコマンドデコーダ回路21Bは、オートプリチャージコマンド(プリチャージ機能付き活性化コマンド)にも対応する。プリチャージ機能付き活性化コマンドとは、「SNVM30を活性化するアクセスのコマンドによりSNVM30を活性化する活性化処理時間の終了に続き自動的にSNVM30の非活性化処理を含む」プリチャージ機能付きアクティブコマンドである。具体的には、プリチャージ機能付き活性化コマンドに対応するSNVM30の内部動作では、リードコマンドやライトコマンドに対応する所定数のバースト長やCPUからのアドレス深さの要求に対応するデータ通信が終了次第、SNVM30が自動的に自分自身を非活性処理する機能が付加された前記アクセスコマンドである。NVコマンドデコーダ回路21Bは、SNVM30のオートプリチャージコマンドを認識した後、自動的なSNVM30の非活性化処理と同一時刻に対応してモードレジスタ変更信号MRSCを出力し、モードレジスタ22は、このモードレジスタ変更信号MRSCによりリフレッシュ動作周期管理情報を変更して、リフレッシュ動作の周期の設定を元の周期に戻す。「アクセス終了指令」は、プリチャージ機能付き活性化コマンドを含む。
これにより、SNVM30に対するアクセス開始指令に伴い発生するMCP/POP内の発熱量増大に対応して、SDRAM20のリフレッシュ周期を、短周期に変更することができる。短周期のリフレッシュ動作により、SDRAM20のメモリセルは、SNVM30のアクセス動作によるパッケージ内の発熱に関わらず、メモリセルデータを高い信頼性で保持する(維持し続ける)ことができる。また、SNVM30に対するアクセス終了指令に伴いMCP/POP内の発熱量が減少することに対応して、SDRAM20のリフレッシュ動作の周期を、元の周期に戻すことができる。パッケージ内が発熱していない状態では、リフレッシュ動作の周期はモードレジスタ設定信号MRSSで設定された周期であれば、メモリセルデータを高い信頼性で保持することができるからである。メモリセルデータ維持のための最適な低消費電流を実現できる。
リフレッシュ動作の周期の変更の様子を示す波形図を図5および図6に示す。
図5において、電源投入後、SDRAMコントローラ10からのモードレジスタ設定コマンドがコマンドデコーダ回路21Aによりデコードされ、モードレジスタ22に対してモードレジスタ設定信号MRSSが出力される。その結果、モードレジスタ22には、リフレッシュ動作周期情報信号として所定のリフレッシュ動作周期(例えば、16μs)が設定される。以後、SDRAM20は、所定のリフレッシュ動作周期(例えば、16μs)でリフレッシュ動作が行なわれる。図5には、この間のSDRAM20に対するコマンドは記載されていないが、通常のアクセスコマンドが随時入力可能であることは言うまでもない。
SNVM30に対してアクティブコマンドが発行されると、このコマンドはSDRAM20にも同時に取り込まれる。SDRAM20に取り込まれたSNVM30に対するアクティブコマンドは、NVコマンドデコーダ回路21Bによりデコードされる。そして、モードレジスタ22に対してモードレジスタ変更信号MRSCが出力される。SNVM30に対するアクティブコマンドはアクセス開始指令であるので、モードレジスタ22には、リフレッシュ動作周期情報信号として短周期のリフレッシュ動作周期(例えば、8μs)が設定される。以後、SDRAM20は、短周期のリフレッシュ動作周期(例えば、8μs)でリフレッシュ動作が行なわれる。図5には、この間のSDRAM20に対するコマンドは記載されていないが、SNVM30に対するアクセス動作と干渉しない範囲で通常のアクセスコマンドが随時入力可能であることは言うまでもない。例えば、SNVM30がプログラム動作や消去動作において不揮発性メモリセルへのバイアス印加状態にある期間はメモリシステム1の共通の制御線、アドレス線、およびデータ線は開放されているので、SDRAM20に対してアクセスを行なうことができる。また、SDRAM20とSNVM30との間で、データの転送動作を行なう際には、SNVM30と同時にSDRAM20もアクセス状態とされる。
更に、SNVM30に対してプリチャージコマンドが発行されると、このコマンドはSDRAM20にも同時に取り込まれる。SDRAM20に取り込まれたSNVM30に対するプリチャージコマンドは、NVコマンドデコーダ回路21Bによりデコードされる。そして、モードレジスタ22に対してモードレジスタ変更信号MRSCが出力される。SNVM30に対するプリチャージコマンドはアクセス終了指令であるので、モードレジスタ22には、リフレッシュ動作周期情報信号として所定のリフレッシュ動作周期(例えば、16μs)が再設定される。以後、SDRAM20は、所定のリフレッシュ動作周期(例えば、16μs)でリフレッシュ動作が行なわれる。図5には、この間のコマンドは記載されていないが、SDRAM20に対する通常のアクセスコマンドが随時入力可能であることは言うまでもない。前述のプリチャージ機能付き活性化コマンドも同様である。
図6は、図5に代えて、SDRAM20がSNVM30に対するアクセスコマンドを認識してからリフレッシュ動作の周期を変更するまでに、所定の時間t1、t2が設定されている場合である。その他の動作については、図5の場合と同様であるので、ここでの説明は省略する。
SNVM30に対してアクティブコマンドが発行されると、SNVM30はアクセス動作を開始し発熱することとなる。しかしながら、その発熱がMCP/POPの温度を上昇させSDRAM20の温度上昇を招来するまでには、時間的な遅れを有する場合がある。MCP/POPはそれぞれマザーボードやエア空間に対して熱容量(熱抵抗値)を有しており、MCP/POPの温度上昇には時間を要する場合があるからである。そこで、SNVM30に対するアクティブコマンド等のアクセス開始指令が発行されてから、所定時間t1の時間遅れを待ってリフレッシュ動作を短周期のリフレッシュ動作周期(例えば、8μs)に変更してやればよい。周期の変更までの間の消費電流の低減を図ることができる。
また、SNVM30に対してプリチャージコマンドが発行されると、SNVM30はアクセス動作を終了し発熱はなくなる。しかしながら、MCP/POPの温度が低下するまでには時間的な遅れがある。MCP/POPはそれぞれ熱容量を有しているからである。そこで、SNVM30に対するプリチャージコマンド等のアクセス終了指令が発行されてから、所定時間t2の時間遅れを待ってリフレッシュ動作を所定のリフレッシュ動作周期(例えば、16μs)に戻す必要がある。SNVM30のアクセス動作が終了した後も、MCP/POPの温度が高い期間には、リフレッシュ動作を短周期のリフレッシュ動作周期(例えば、8μs)として、データ保持を確実にすることができる。
ここで、所定時間t1、t2の計時は、例えば、リフレッシュ管理部27により行われる。リフレッシュ管理部27に備えられるタイマ25により、または不図示の計時回路により、リフレッシュ動作周期情報信号に応じてリフレッシュ動作周期が切り替わるまでの所定時間t1、t2が計時される。また、NVコマンドデコーダ回路21Bで行い、モードレジスタ変更信号MRSCの生成時間を遅延(所定時間t1、t2)させても良い。
次に、本発明の第2実施形態を、図7を参照しつつ説明する。図7は、第2実施形態のメモリシステム2の回路ブロック図である。第1実施形態のメモリシステム1におけるSDRAM20およびSNVM30に代えて、SDRAM40およびSNVM60を備えている。
SDRAM40は、SDRAM20が備えているコマンド判定回路21に代えて、SDRAM40のみに関するコマンドをデコードするコマンドデコーダ回路21Aを備えている。コマンドデコーダ回路21Aは、通常のSDRAMに備えられている回路と同等の回路である。すなわち、SDRAM40自身に向けられるコマンドをデコードする回路であって、SNVM60に向けられたコマンドに対しては動作しない。
また、SDRAM20と同様にモードレジスタ22を備えている。モードレジスタ22は、コマンドデコーダ回路21Aから出力されるモードレジスタ設定信号MRSSが入力される。ここで、モードレジスタ設定信号MRSSは、コマンドデコーダ回路21Aにおいてモードレジスタ設定コマンドが認識されることに応じて出力される。モードレジスタ22には、モードレジスタ設定コマンドにより指令されるモードレジスタ設定信号MRSSに応じてリフレッシュ動作周期管理情報が取り込まれる。
更に、SNVM60から発せられるモードレジスタ変更信号MRSC(後述)が入力される。モードレジスタ22に取り込まれているリフレッシュ動作周期管理情報は、モードレジスタ変更信号MRSCにより、変更される。これにより、リフレッシュ動作周期情報信号が変更される。
SNVM60は、アクセス開始/終了報知回路61が備えられている。アクセス開始/終了報知回路61は、SNVM60に対して指令されるコマンドを検出し、アクセス開始指令が発せられたこと、およびアクセス終了指令が発せられたことを検出して、SDRAM40に報知する回路である。報知する信号がモードレジスタ変更信号MRSCである。
メモリシステム2におけるその他の構成については、第1実施形態のメモリシステム1と同様である。また、メモリシステム2の実装形態も第1実施形態のメモリシステム1の実装形態であるMCP(図2)、POP(図3)と同様である。従って、第1実施形態と同様の構成を有する部分については、ここでの説明は省略する。
ここで、アクセス開始指令とは、具体的には、アクティブコマンド、リードコマンド、プログラムコマンド、消去コマンドの他、サスペンド機能からの復帰を指令するレジュームコマンドや、SNVM60からSDRAM40へのデータ転送コマンドなど、SNVM60のメモリセルへのアクセスが行われるコマンドである。また、アクセス終了指令とは、プリチャージコマンド、サスペンドコマンドの他、リードコマンドやライトコマンドに対応する所定数のバーストデータアクセス機能の終了を指令するターミネートコマンドや、SNVM60からSDRAM40へのデータ転送の終了を指令するコマンドなど、SNVM60のメモリセルへのアクセスが終了するコマンドである。
アクセス開始指令を検出したことに応じて報知されるモードレジスタ変更信号MRSCにより、モードレジスタ設定信号MRSSによりモードレジスタ22に設定されているリフレッシュ動作周期管理情報を、リフレッシュ動作の周期が短周期になるように変更する。また、アクセス終了指令を検出したことに応じて報知されるモードレジスタ変更信号MRSCにより、短周期のリフレッシュ動作周期となるように変更されたモードレジスタ22のリフレッシュ動作周期管理情報を、モードレジスタ設定信号MRSSにより設定された情報に戻す。
メモリシステム2ではメモリシステム1と同様の作用効果を奏する。すなわち、SNVM60がコマンド指令を受けてアクセスが開始されることに応じて、SDRAM40に向けてモードレジスタ変更信号MRSCが発せられる。SDRAM40では、モードレジスタ変更信号MRSCを受け、モードレジスタ22に設定されているリフレッシュ動作周期管理情報が変更される。リフレッシュ動作周期管理情報の変更により、リフレッシュ動作周期は当初の設定に対して短周期化される。SNVM60のアクセス動作に伴う発熱の影響を受けSDRAM40の温度が上昇してデータ保持特性が悪化する場合にも、リフレッシュ動作周期が短周期化されるため、SDRAM40においてメモリセルデータを高い信頼性で保持する(維持し続ける)ことができる。
また、SNVM60がコマンド指令を受けてアクセスが終了されることに応じて、SDRAM40に向けてモードレジスタ変更信号MRSCが発せられる。SDRAM40では、モードレジスタ変更信号MRSCを受け、短周期に変更されていたモードレジスタ22のリフレッシュ動作周期管理情報が元の設定に戻される。ここで、元の設定とは、モードレジスタ設定信号MRSSにより指令された設定である。SNVM60のアクセス動作が終了して発熱がなくなることによりSDRAM40の温度もモードレジスタ設定信号MRSSによる設定時の温度にもどる。モードレジスタ設定信号MRSSにより設定されたリフレッシュ動作周期で動作することにより、SDRAM40においてメモリセルデータを高い信頼性で保持することができる。メモリセルデータ維持のための最適な低消費電流を実現できる。
また、モードレジスタ変更信号MRSCは、SNVM60から出力されSDRAM40に入力される信号である。従って、メモリシステム2がMCP/POP等の実装形態を有する場合、モードレジスタ変更信号MRSCは、MCP/POPの内部配線として形成することができる。例えば、SNVM60が生成するモードレジスタ変更信号MRSCは、SNVM60とSDRAM40のESD保護回路を経由して、MCP/POP内の内部配線として低抵抗で高熱伝導率なボンディングワイヤ、半田ボール、MCP/POP内の基板にメタライズされた金属配線、TABテープに付随する金属配線等により実現される。この内部配線(モードレジスタ変更信号MRSC)と低抵抗で高熱伝導率な同一の制御線、アドレス線、およびデータ線は、同一材質、構造である。しかし、これらが異なるのは、制御線等がSDRAMコントローラ10と接続されるために必要によってMCP/POP外部へ出力されるのに対して、内部配線(モードレジスタ変更信号MRSC)は、SNVM60とSDRAM40間のみの接続であるので、MCP/POP外に出力されることはない。尚、内部配線(モードレジスタ変更信号MRSC)に付随するESD保護回路は、必須ではない。MCP/POP外に出力されないので、制御線等の信頼性を要求されないからである。ESD保護回路を内部配線(モードレジスタ変更信号MRSC)に付加したとしても、MCP/POPのアセンブリ工程で発生するサージ電圧/電流に耐えられる強度があればよいので、制御線等に付加されるESD保護回路よりも小さな面積であればよい。よって、第2実施形態の一つの効果は、内部配線(モードレジスタ変更信号MRSC)によって、第1実施形態のNVコマンドデコーダ回路21Bを省略することができる。
ここで、SDRAM20、40は、リフレッシュ動作が必要なメモリの一例であり、SNVM30、60は、リフレッシュ動作が不要なメモリの一例である。また、コマンド判定回路21およびSNVM30、60に通常備えられSNVM30、60に対するコマンドを判定する回路は、コマンド認識部の一例である。また、モードレジスタ22、リフレッシュ管理部27、およびリフレッシュ制御回路23は、リフレッシュ周期変更部の一例である。また、リフレッシュ管理部27は、時間調整部の一例である。また、アクセス開始/終了報知回路61は、報知部の一例である。尚、リフレッシュ動作が不要なメモリは、シンクロナスフラッシュメモリに限られず、シンクロナスPRAM/RRAM等でもよい。リフレッシュ動作が不要なメモリと第1実施形態のNANDメモリやSRAMとの違いは、リフレッシュ動作が必要なメモリとリフレッシュ動作が不要なメモリが、高い熱伝導率で熱共有接続されているか否かである。故にその手段は、同一の制御線、アドレス線、およびデータ線に限られない。また、その本数は多ければ多いほど熱共有の度合いは高まるが、他のチップダイとの比率で決まるのであり、本数定義は必須ではない。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、リフレッシュ動作が不要なメモリであるSNVM30、60へのアクセス開始指令に対して、SNVM30、60が動作を開始し発熱量が増加することに対応して、リフレッシュ動作が必要なメモリであるSDRAM20、40のリフレッシュ動作の周期を短周期化することができる。SNVM30、60の動作に伴う発熱によりSDRAM20、40の温度が上昇してデータの保持時間が短くなる場合にも、データ保持特性の変化に応じてリフレッシュ動作の周期を変更することができる。SNVM30、60の動作状況に関わらず、SDRAM20、40においてデータを保持する(維持し続ける)ことができる。
この場合、SNVM30とSDRAM20とを含むメモリシステム1が、MCP(図2)またはPOP(図3)に実装され、制御線、アドレス線、データ線を共有していれば、SNVM30に対するアクセスコマンドは、同時にSDRAM20にも入力される。SDRAM20において、SNVM30に対するアクセスコマンドを認識するコマンド判定回路21を備えていれば、SDRAM20は、SNVM30のアクセス開始およびアクセス終了を認識することができる。SDRAM20は、SNVM30のアクセス状態に応じてリフレッシュ動作周期を変更することができる。
また、SNVM60とSDRAM40とを含むメモリシステム2では、SNVM60がアクセスコマンドの指令を受けたことを報知するアクセス開始/終了報知回路61を備えている。これにより、SNVM60のアクセス状況を外部に報知することができる。この報知信号をモードレジスタ変更信号MRSCとしてSDRAM40が受けるので、SNVM60のアクセス状況に応じてSDRAM40のモードレジスタ22の設定内容を変更することができる。
この場合、メモリシステム2が、MCP(図2)またはPOP(図3)に実装され、SNVM60から出力されSDRAM40に入力されるモードレジスタ変更信号MRSCは、MCP(図2)またはPOP(図3)内の同一の制御線、アドレス線、データ線と同じ材質、構造等の内部配線とすることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、モードレジスタ変更信号MRSCによりモードレジスタ22の内容が変更されるとした。変更されたリフレッシュ動作周期管理情報は、SNVM30、60のアクセス終了指令に応じて元の設定に戻されることを考慮すれば、モードレジスタ22に設定されているリフレッシュ動作周期管理情報の変更に当たっては、モードレジスタ設定信号MRSSにより予め設定されているリフレッシュ動作周期管理情報を別途格納しておく構成を有することが好ましい。SNVM30、60のアクセス終了指令に応じて発せられるモードレジスタ変更信号MRSCにより、別途格納したリフレッシュ動作周期管理情報をモードレジスタ22に戻すことができるからである。
また、本実施形態では、モードレジスタ22は、モードレジスタ設定コマンドで設定されるリフレッシュ動作周期管理情報を格納するレジスタであるとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。モードレジスタ22をモードレジスタ設定信号MRSSにより設定されるリフレッシュ動作周期管理情報を格納するレジスタとは別個に備えておき、このレジスタからモードレジスタ22にリフレッシュ動作周期管理情報を読み出す構成とすることもできる。これにより、モードレジスタ設定信号MRSSにより設定されるリフレッシュ動作周期管理情報は保持された状態で、モードレジスタ変更信号MRSCによるリフレッシュ動作周期管理情報の変更を行なうことができる。
更に、NVコマンドデコーダ回路21Bが出力するモードレジスタ変更信号MRSCは、所定時間内のSNVM30へのアクセスコマンドの発行回数に応じて生成することもできる。所定時間内のアクセス回数が少なければ、MCP/POP内の温度上昇は小さく、アクセス回数が多ければ、温度上昇は大きい。この手段によれば、NVコマンドデコーダ回路21Bには、コマンド遷移検出回路(CTD)と積分回路を備え、コマンド遷移検出回路(CTD)の出力を積分回路に入力することで、前記所定時間を計測することができる。更に、クロック信号CLKの周波数計測手段を用いて、周波数ごとに対応するアクセス回数を設定しても良い。
第1実施形態のメモリシステム1を示す回路ブロック図である。 MCPの構成を示す図である。 POPの構成を示す図である。 第1実施形態のSDRAM20の回路ブロック図である。 リフレッシュ動作周期が変更される様子を示す図である。 リフレッシュ動作周期が時間遅れを伴って変更される様子を示す図である。 第2実施形態のメモリシステム2を示す回路ブロック図である。
1、2 メモリシステム
10 シンクロナスDRAM(SDRAM)コントローラ
20、40 シンクロナスDRAM(SDRAM)
21 コマンド判定回路
21A コマンドデコーダ回路
21B NVコマンドデコーダ回路
22 モードレジスタ
23 リフレッシュ制御回路
24 メモリセル
25 タイマ
26 リフレッシュアドレスカウンタ
27 リフレッシュ管理部
30、60 シンクロナスフラッシュメモリ(SNVM)
61 アクセス開始/終了報知回路

Claims (14)

  1. リフレッシュ動作が必要なメモリと前記リフレッシュ動作が不要なメモリとを含む複数のメモリを有するメモリシステムにおいて、
    前記リフレッシュ動作の不要なメモリに対するアクセスコマンドを認識するコマンド認識部と、
    前記コマンド認識部によりアクセス開始指令を認識することに応じて、前記リフレッシュ動作の周期を、前記アクセス開始指令の認識以前に設定されていた周期に比して短周期に変更するリフレッシュ周期変更部とを備えることを特徴とするメモリシステム。
  2. 前記コマンド認識部は、更に、アクセス終了指令を認識し、
    前記リフレッシュ周期変更部は、前記コマンド認識部による前記アクセス終了指令の認識に応じて、前記リフレッシュ動作の周期を、前記アクセス開始指令の認識以前に設定されていた周期に戻すことを特徴とする請求項1に記載のメモリシステム。
  3. 前記アクセス終了指令は、アクセスを中断するターミネートコマンドであり、
    前記アクセス開始指令は、アクセスを再開するレジュームコマンドであることを特徴とする請求項2に記載のメモリシステム。
  4. 前記リフレッシュ変更部は、
    前記コマンド認識部による前記アクセスコマンドの認識に対して前記リフレッシュ動作の周期を変更するまでの時間を調整する時間調整部を備えることを特徴とする請求項1乃至3の少なくとも何れか1項に記載のメモリシステム。
  5. 前記リフレッシュ動作が必要なメモリと前記リフレッシュ動作が不要なメモリが同一パッケージに積層実装されたデバイスで構成されること特徴とする請求項1乃至4の少なくとも何れか1項に記載のメモリシステム。
  6. 前記デバイスが積層実装される複合デバイスで構成されること特徴とする請求項5に記載のメモリシステム。
  7. 前記リフレッシュ動作が必要なメモリと前記リフレッシュ動作が不要なメモリがそれぞれ異なるパッケージに積層実装されたデバイスで構成され、それらのデバイスが積層実装される複合デバイスで構成されること特徴とする請求項1乃至4の少なくとも何れか1項に記載のメモリシステム。
  8. 前記リフレッシュ動作が必要なメモリと前記リフレッシュ動作が不要なメモリとの、コマンド制御端子、アドレス端子、およびデータ端子は共通に接続されること特徴とする請求項1乃至7の少なくとも何れか1項に記載のメモリシステム。
  9. リフレッシュ動作が不要なメモリを含む複数のメモリを有するメモリシステムに搭載される前記リフレッシュ動作が必要なメモリであって、
    前記リフレッシュ動作の不要なメモリに対するアクセスコマンドを認識するコマンド認識部と、
    前記コマンド認識部によりアクセス開始指令を認識することに応じて、前記リフレッシュ動作の周期を、前記アクセス開始指令の認識以前に設定されていた周期に比して短周期に変更するリフレッシュ周期変更部とを備えることを特徴とするリフレッシュ動作が必要なメモリ。
  10. リフレッシュ動作が不要なメモリを含む複数のメモリを有するメモリシステムに搭載される前記リフレッシュ動作が必要なメモリであって、
    前記リフレッシュ動作の不要なメモリから、該リフレッシュ動作の不要なメモリに対してアクセス開始が指令されたことを報知する報知信号を受けて、前記リフレッシュ動作の周期を、前記報知信号の受信以前に設定されていた周期に比して短周期に変更するリフレッシュ周期変更部を備えることを特徴とするリフレッシュ動作が必要なメモリ。
  11. 前記アクセスは、
    前記リフレッシュ動作が不要なメモリと前記リフレッシュ動作が必要なメモリへの同時アクセスを含む、ことを特徴とする請求項9または10に記載のリフレッシュ動作が必要なメモリ。
  12. 前記報知信号は、前記リフレッシュ動作が必要なメモリと前記リフレッシュ動作が不要なメモリが同一パッケージに積層実装されたデバイス内で、前記リフレッシュ動作の不要なメモリと前記リフレッシュ動作が必要なメモリ間を接続する信号線である、こと特徴とする請求項10または11に記載のメモ
  13. 前記報知信号は、前記リフレッシュ動作が必要なメモリと前記リフレッシュ動作が不要なメモリがそれぞれ異なるパッケージに積層実装されたデバイスで構成され、それらのデバイスが積層実装される複合デバイス内で、前記リフレッシュ動作の不要なメモリと前記リフレッシュ動作が必要なメモリ間を接続する信号線である、こと特徴とする請求項10または11に記載のメモ
  14. 前記リフレッシュ周期変更部は、
    前記アクセス開始指令の認識または前記報知信号に対して前記リフレッシュ動作を短周期に変更するまでの時間を調整する時間調整部を備えることを特徴とする請求項9または10に記載のリフレッシュ動作が必要なメモリ。
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